JPH09100735A - 内燃機関の空燃比センサ劣化検出装置 - Google Patents
内燃機関の空燃比センサ劣化検出装置Info
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- JPH09100735A JPH09100735A JP7284356A JP28435695A JPH09100735A JP H09100735 A JPH09100735 A JP H09100735A JP 7284356 A JP7284356 A JP 7284356A JP 28435695 A JP28435695 A JP 28435695A JP H09100735 A JPH09100735 A JP H09100735A
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- fuel ratio
- sensor
- ratio sensor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/14—Introducing closed-loop corrections
- F02D41/1438—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
- F02D41/1439—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the position of the sensor
- F02D41/1441—Plural sensors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/14—Introducing closed-loop corrections
- F02D41/1438—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
- F02D41/1493—Details
- F02D41/1495—Detection of abnormalities in the air/fuel ratio feedback system
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- Combustion & Propulsion (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 内燃機関の低排気容量時においても下流側空
燃比センサの劣化を正確に判定する劣化検出装置を提供
する。 【解決手段】 時刻t0で機関が始動し、下流側O2セ
ンサの出力SVO2のゾーン間移動がない場合に同セン
サが劣化していると仮判定する所定時間t1をセットす
る。これは、モニタ実施条件成立時のみ計時する。同条
件が成立し、かつ同状態で下流側O2センサの出力電圧
が変動しない累計時間が所定時間に達したか否かをモニ
タする。所定時間が経過した後、t2−T3の間、空燃
比補正係数KO2の平均値を算出する。平均値の算出
後、上流側O2センサによるフィードバック制御切換処
理を実行し、次いで所定時間T3の間モニタ用のO2セ
ンサフィードバック制御処理を実行して制御空燃比に変
化を与える。所定時間T3に亘るモニタ用のO2センサ
フィードバック制御処理の実行中に、下流側O2センサ
の出力電圧が変動すれば、下流側O2センサは正常であ
ると判定し、変動がなければ下流側O2センサは劣化し
ていると判定する。
燃比センサの劣化を正確に判定する劣化検出装置を提供
する。 【解決手段】 時刻t0で機関が始動し、下流側O2セ
ンサの出力SVO2のゾーン間移動がない場合に同セン
サが劣化していると仮判定する所定時間t1をセットす
る。これは、モニタ実施条件成立時のみ計時する。同条
件が成立し、かつ同状態で下流側O2センサの出力電圧
が変動しない累計時間が所定時間に達したか否かをモニ
タする。所定時間が経過した後、t2−T3の間、空燃
比補正係数KO2の平均値を算出する。平均値の算出
後、上流側O2センサによるフィードバック制御切換処
理を実行し、次いで所定時間T3の間モニタ用のO2セ
ンサフィードバック制御処理を実行して制御空燃比に変
化を与える。所定時間T3に亘るモニタ用のO2センサ
フィードバック制御処理の実行中に、下流側O2センサ
の出力電圧が変動すれば、下流側O2センサは正常であ
ると判定し、変動がなければ下流側O2センサは劣化し
ていると判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、内燃機関の空燃
比センサ劣化検出装置に関し、特に内燃機関排気系の触
媒コンバータの下流側に設けられる下流側空燃比センサ
の劣化を検出する空燃比センサ劣化検出装置に関する。
比センサ劣化検出装置に関し、特に内燃機関排気系の触
媒コンバータの下流側に設けられる下流側空燃比センサ
の劣化を検出する空燃比センサ劣化検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関排気系の触媒コンバータの下流
側に設けられた下流側空燃比センサの劣化を検出する手
法として、下流側空燃比センサの出力変動量が小さいと
き下流側空燃比センサの空燃比フィードバック制御にお
けるフィードバックゲインを切り換えて制御空燃比に変
化を与え、この状態において下流側空燃比センサの出力
変動量が小さい状態が所定時間以上継続したとき、下流
側空燃比センサが劣化していると判定するようにした空
燃比センサ劣化検出装置が提案されている(特願平6−
289161号)。
側に設けられた下流側空燃比センサの劣化を検出する手
法として、下流側空燃比センサの出力変動量が小さいと
き下流側空燃比センサの空燃比フィードバック制御にお
けるフィードバックゲインを切り換えて制御空燃比に変
化を与え、この状態において下流側空燃比センサの出力
変動量が小さい状態が所定時間以上継続したとき、下流
側空燃比センサが劣化していると判定するようにした空
燃比センサ劣化検出装置が提案されている(特願平6−
289161号)。
【0003】
【発明が解決使用とする課題】しかしながら、上記した
従来の手法は、下流側空燃比センサの空燃比フィードバ
ック制御におけるフィードバックゲインを切り換えて制
御空燃比を変化させるという手法であるため、当該フィ
ードバックゲインを変えただけでは制御空燃比の変化量
が小さく、かつ内燃エンジンが低回転または低負荷等の
低排気ボリューム時は、触媒コンバータのストレージ能
力の影響が大きいことにより触媒コンバータの上流側に
おける空燃比変化が下流側空燃比センサの出力にはなか
なか現れない。その結果、内燃機関の低排気ボリューム
時に制御空燃比に変化を与えるべく下流側空燃比センサ
の空燃比フィードバック制御におけるフィードバックゲ
インを切り換えても下流側空燃比センサが正常であるに
もかかわらず下流側空燃比センサの出力電圧を変動させ
ることができず、下流側空燃比センサが劣化したと誤判
定するという問題がある。
従来の手法は、下流側空燃比センサの空燃比フィードバ
ック制御におけるフィードバックゲインを切り換えて制
御空燃比を変化させるという手法であるため、当該フィ
ードバックゲインを変えただけでは制御空燃比の変化量
が小さく、かつ内燃エンジンが低回転または低負荷等の
低排気ボリューム時は、触媒コンバータのストレージ能
力の影響が大きいことにより触媒コンバータの上流側に
おける空燃比変化が下流側空燃比センサの出力にはなか
なか現れない。その結果、内燃機関の低排気ボリューム
時に制御空燃比に変化を与えるべく下流側空燃比センサ
の空燃比フィードバック制御におけるフィードバックゲ
インを切り換えても下流側空燃比センサが正常であるに
もかかわらず下流側空燃比センサの出力電圧を変動させ
ることができず、下流側空燃比センサが劣化したと誤判
定するという問題がある。
【0004】本発明の目的は、内燃機関の低排気ボリュ
ーム時においても下流側空燃比センサの劣化を正確に判
定することができる内燃機関の空燃比センサ劣化検出装
置を提供することにある。
ーム時においても下流側空燃比センサの劣化を正確に判
定することができる内燃機関の空燃比センサ劣化検出装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1の内燃機関の空燃比センサ劣化検出装置
は、内燃機関の触媒コンバータの上流側及び下流側にそ
れぞれ設けられた第1及び第2の空燃比センサと、該第
2の空燃比センサの出力に基づいて第1の制御定数を演
算する空燃比制御定数演算手段と、前記第1の空燃比セ
ンサの出力及び前記第1の制御定数に基づいて空燃比補
正量を演算する空燃比補正量演算手段と、該空燃比補正
量に基づいて前記内燃機関に供給する混合気の空燃比を
制御する空燃比制御手段と、前記第2の空燃比センサの
出力に基づいて該第2の空燃比センサの劣化を検出する
劣化判定手段とを有する内燃機関の空燃比センサ劣化検
出装置において、前記劣化判定手段は、前記第2の空燃
比センサの出力変動量が小さいとき、前記第2の空燃比
センサの出力に基づいて前記空燃比補正量を所定量増加
減させ、該増加減させた状態で前記第2の空燃比センサ
の出力変動量が小さいとき、前記第2の空燃比センサが
劣化していると判定することを特徴とする。
めに、請求項1の内燃機関の空燃比センサ劣化検出装置
は、内燃機関の触媒コンバータの上流側及び下流側にそ
れぞれ設けられた第1及び第2の空燃比センサと、該第
2の空燃比センサの出力に基づいて第1の制御定数を演
算する空燃比制御定数演算手段と、前記第1の空燃比セ
ンサの出力及び前記第1の制御定数に基づいて空燃比補
正量を演算する空燃比補正量演算手段と、該空燃比補正
量に基づいて前記内燃機関に供給する混合気の空燃比を
制御する空燃比制御手段と、前記第2の空燃比センサの
出力に基づいて該第2の空燃比センサの劣化を検出する
劣化判定手段とを有する内燃機関の空燃比センサ劣化検
出装置において、前記劣化判定手段は、前記第2の空燃
比センサの出力変動量が小さいとき、前記第2の空燃比
センサの出力に基づいて前記空燃比補正量を所定量増加
減させ、該増加減させた状態で前記第2の空燃比センサ
の出力変動量が小さいとき、前記第2の空燃比センサが
劣化していると判定することを特徴とする。
【0006】請求項1の内燃機関の空燃比センサ劣化検
出装置によれば、前記劣化判定手段が、前記第2の空燃
比センサの出力変動量が小さいとき、前記第2の空燃比
センサの出力に基づいて前記空燃比補正量を所定量増加
減させ、該増加減させた状態で前記第2の空燃比センサ
の出力変動量が小さいとき、前記第2の空燃比センサが
劣化していると判定するので、内燃機関の低排気ボリュ
ーム時においても前記第2の空燃比センサの劣化を正確
に判定することができる。
出装置によれば、前記劣化判定手段が、前記第2の空燃
比センサの出力変動量が小さいとき、前記第2の空燃比
センサの出力に基づいて前記空燃比補正量を所定量増加
減させ、該増加減させた状態で前記第2の空燃比センサ
の出力変動量が小さいとき、前記第2の空燃比センサが
劣化していると判定するので、内燃機関の低排気ボリュ
ーム時においても前記第2の空燃比センサの劣化を正確
に判定することができる。
【0007】請求項2の内燃機関の空燃比センサ劣化検
出装置は、請求項1の内燃機関の空燃比センサ劣化検出
装置において、前記劣化判定手段は、前記空燃比補正量
の所定量増加減実行前に該空燃比補正量の平均値を算出
し、前記所定量増加減実行後の前記空燃比補正量を前記
平均値に基づいた所定幅内に制限することを特徴とす
る。
出装置は、請求項1の内燃機関の空燃比センサ劣化検出
装置において、前記劣化判定手段は、前記空燃比補正量
の所定量増加減実行前に該空燃比補正量の平均値を算出
し、前記所定量増加減実行後の前記空燃比補正量を前記
平均値に基づいた所定幅内に制限することを特徴とす
る。
【0008】請求項2の内燃機関の空燃比センサ劣化装
置によれば、前記空燃比補正量の所定量増加減実行前に
該空燃比補正量の平均値が算出され、前記所定量増加減
実行後の前記空燃比補正量が前記平均値に基づいた所定
幅内に制限されるので、空燃比補正係数の加減算が排気
ガス特性、運転性に与える影響を小さくできる。
置によれば、前記空燃比補正量の所定量増加減実行前に
該空燃比補正量の平均値が算出され、前記所定量増加減
実行後の前記空燃比補正量が前記平均値に基づいた所定
幅内に制限されるので、空燃比補正係数の加減算が排気
ガス特性、運転性に与える影響を小さくできる。
【0009】請求項3の内燃機関の空燃比センサ劣化検
出装置は、請求項1または2記載の内燃機関の空燃比セ
ンサ劣化検出装置において、前記劣化判定手段による劣
化判定は、少なくとも、前記第2の空燃比センサが正常
である場合に前記空燃比補正量の増加減によって前記第
2の空燃比センサの出力が変化するまでの時間に相当す
る所定時間に亘り行われることを特徴とする。
出装置は、請求項1または2記載の内燃機関の空燃比セ
ンサ劣化検出装置において、前記劣化判定手段による劣
化判定は、少なくとも、前記第2の空燃比センサが正常
である場合に前記空燃比補正量の増加減によって前記第
2の空燃比センサの出力が変化するまでの時間に相当す
る所定時間に亘り行われることを特徴とする。
【0010】請求項3の内燃機関の空燃比センサ劣化装
置によれば、前記劣化判定手段による劣化判定が、正常
な第2の空燃比センサの出力を変化させるのに十分な所
定時間行われ、当該劣化判定の確実性が向上する。
置によれば、前記劣化判定手段による劣化判定が、正常
な第2の空燃比センサの出力を変化させるのに十分な所
定時間行われ、当該劣化判定の確実性が向上する。
【0011】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態に係る空燃比セ
ンサ劣化検出装置を組み込んだ内燃機関(以下「エンジ
ン」という)の空燃比制御装置の全体の構成図であり、
エンジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配さ
れている。スロットル弁3にはスロットル弁開度(θT
H)センサ4が連結されており、当該スロットル弁3の
開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニ
ット(以下「ECU」という)5に供給する。
ンサ劣化検出装置を組み込んだ内燃機関(以下「エンジ
ン」という)の空燃比制御装置の全体の構成図であり、
エンジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配さ
れている。スロットル弁3にはスロットル弁開度(θT
H)センサ4が連結されており、当該スロットル弁3の
開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニ
ット(以下「ECU」という)5に供給する。
【0013】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各燃料噴射弁は図示しな
い燃料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的
に接続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射弁
6の開弁時間が制御される。
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各燃料噴射弁は図示しな
い燃料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的
に接続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射弁
6の開弁時間が制御される。
【0014】一方、スロットル弁3の直ぐ下流には管7
を介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられ
ており、この絶対圧センサ8により電気信号に変換され
た絶対圧信号は前記ECU5に供給される。また、その
下流には吸気温(TA)センサ9が取付けられており、
吸気温TAを検出して対応する電気信号を出力してEC
U5に供給する。
を介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられ
ており、この絶対圧センサ8により電気信号に変換され
た絶対圧信号は前記ECU5に供給される。また、その
下流には吸気温(TA)センサ9が取付けられており、
吸気温TAを検出して対応する電気信号を出力してEC
U5に供給する。
【0015】エンジン1の本体に装着されたエンジン水
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。エンジン回転数(NE)
センサ11及び気筒判別(CYL)センサ12はエンジ
ン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取付
けられている。エンジン回転数センサ11はエンジン1
のクランク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位置
でパルス(以下「TDC信号パルス」という)を出力
し、気筒判別センサ12は特定の気筒の所定のクランク
角度位置で信号パルスを出力するものであり、これらの
各信号パルスはECU5に供給される。
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。エンジン回転数(NE)
センサ11及び気筒判別(CYL)センサ12はエンジ
ン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取付
けられている。エンジン回転数センサ11はエンジン1
のクランク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位置
でパルス(以下「TDC信号パルス」という)を出力
し、気筒判別センサ12は特定の気筒の所定のクランク
角度位置で信号パルスを出力するものであり、これらの
各信号パルスはECU5に供給される。
【0016】三元触媒(触媒コンバータ)14はエンジ
ン1の排気管13に配置されており、排気ガス中のH
C,CO,NOx等の成分の浄化を行う。排気管13の
三元触媒14の上流側及び下流側には、それぞれ空燃比
センサとしての酸素濃度センサ16,17(以下それぞ
れ「上流側O2センサ16」,「下流側O2センサ17」
という)が装着されており、これらのO2センサ16,
17は排気ガス中の酸素濃度を検出し、その検出値に応
じた電気信号を出力しECU5に供給する。
ン1の排気管13に配置されており、排気ガス中のH
C,CO,NOx等の成分の浄化を行う。排気管13の
三元触媒14の上流側及び下流側には、それぞれ空燃比
センサとしての酸素濃度センサ16,17(以下それぞ
れ「上流側O2センサ16」,「下流側O2センサ17」
という)が装着されており、これらのO2センサ16,
17は排気ガス中の酸素濃度を検出し、その検出値に応
じた電気信号を出力しECU5に供給する。
【0017】ECU5は各種センサからの入力信号波形
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路5a、中央演算処理回路(以下「CPU」とい
う)5b、CPU5bで実行される各種演算プログラム
及び演算結果等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射
弁6に駆動信号を供給する出力回路5d等から構成され
る。
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路5a、中央演算処理回路(以下「CPU」とい
う)5b、CPU5bで実行される各種演算プログラム
及び演算結果等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射
弁6に駆動信号を供給する出力回路5d等から構成され
る。
【0018】CPU5bは上述の各種エンジンパラメー
タ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じた空燃
比フィードバック制御運転領域やオープンループ制御運
転領域等の種々のエンジン運転状態を判別するととも
に、判別したエンジン運転状態に応じて、次式(1)に
基づき、前記TDC信号パルスに同期する燃料噴射弁6
の燃料噴射時間Toutを演算する。
タ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じた空燃
比フィードバック制御運転領域やオープンループ制御運
転領域等の種々のエンジン運転状態を判別するととも
に、判別したエンジン運転状態に応じて、次式(1)に
基づき、前記TDC信号パルスに同期する燃料噴射弁6
の燃料噴射時間Toutを演算する。
【0019】 Tout=Ti×KO2×K1+K2 …(1) ここに、Tiは基本燃料量、具体的にはエンジン回転数
NEと吸気管内絶対圧PBAとに応じて決定される基本
燃料噴射時間であり、このTi値を決定するためのTi
マップが記憶手段5cに記憶されている。
NEと吸気管内絶対圧PBAとに応じて決定される基本
燃料噴射時間であり、このTi値を決定するためのTi
マップが記憶手段5cに記憶されている。
【0020】KO2は、O2センサ16,17の出力に
基づいて算出される空燃比補正係数であり、空燃比フィ
ードバック制御中は上流側O2センサ16によって検出
された空燃比(酸素濃度)が目標空燃比に一致するよう
に設定され、オープンループ制御中はエンジン運転状態
に応じた所定値に設定される。
基づいて算出される空燃比補正係数であり、空燃比フィ
ードバック制御中は上流側O2センサ16によって検出
された空燃比(酸素濃度)が目標空燃比に一致するよう
に設定され、オープンループ制御中はエンジン運転状態
に応じた所定値に設定される。
【0021】K1及びK2は夫々各種エンジンパラメータ
信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変数であ
り、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速
特性等の諸特性の最適化が図られるような値に設定され
る。
信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変数であ
り、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速
特性等の諸特性の最適化が図られるような値に設定され
る。
【0022】CPU5bは上述のようにして算出した結
果に基づいて、燃料噴射弁6を駆動する信号を、出力回
路5dを介して出力する。
果に基づいて、燃料噴射弁6を駆動する信号を、出力回
路5dを介して出力する。
【0023】次に、上流側O2センサ16と、下流側O2
センサ17を使用した空燃比フィードバック制御(以
下、2O2センサF/B制御という)について説明す
る。
センサ17を使用した空燃比フィードバック制御(以
下、2O2センサF/B制御という)について説明す
る。
【0024】図2及び図3は、2O2センサF/B制御
における空燃比補正係数KO2の算出処理を示すフロー
チャートである。ここでは、上流側O2センサ16の出
力電圧PVO2と下流側O2センサ17の出力電圧SVO
2とに応じて空燃比補正係数KO2を算出して、エンジン
に供給される混合気の空燃比が理論空燃比(λ=1)に
なるように制御する。本処理は、空燃比フィードバック
制御が実行可能な運転状態において所定時間(例えば5
msec)毎にCPU5bで実行される。
における空燃比補正係数KO2の算出処理を示すフロー
チャートである。ここでは、上流側O2センサ16の出
力電圧PVO2と下流側O2センサ17の出力電圧SVO
2とに応じて空燃比補正係数KO2を算出して、エンジン
に供給される混合気の空燃比が理論空燃比(λ=1)に
なるように制御する。本処理は、空燃比フィードバック
制御が実行可能な運転状態において所定時間(例えば5
msec)毎にCPU5bで実行される。
【0025】まず、ステップS11では、上流側O2セ
ンサ16の出力電圧PVO2のリーン/リッチ状態をそ
れぞれ“0”/“1”で示すフラグPAF1、及び後述
するカウンタ(CDLY1)によるディレイタイム経過
後の出力電圧PVO2のリーン/リッチ状態をそれぞれ
“0”/“1”で示すフラグPAF2を初期化する。続
いてステップS12において、空燃比補正係数KO2の
初期化(例えば、平均値KREFに設定)を行い、ステッ
プS13へ進む。
ンサ16の出力電圧PVO2のリーン/リッチ状態をそ
れぞれ“0”/“1”で示すフラグPAF1、及び後述
するカウンタ(CDLY1)によるディレイタイム経過
後の出力電圧PVO2のリーン/リッチ状態をそれぞれ
“0”/“1”で示すフラグPAF2を初期化する。続
いてステップS12において、空燃比補正係数KO2の
初期化(例えば、平均値KREFに設定)を行い、ステッ
プS13へ進む。
【0026】ステップS13では、今回の空燃比補正係
数KO2が初期化されたか否かを判別し、初期化されて
いないときは、ステップS14へ進み、上流側O2セン
サ16の出力電圧PVO2が基準値PVREF(出力電圧P
VO2のリーン/リッチ判定用閾値)よりも小さいか否
かを判別する。その結果、小さければ、すなわちPVO
2<PVREFの場合は、上流側O2センサ16の出力電圧
PVO2はリーン状態にあるものとして、ステップS1
5でフラグPAF1を“0”にセットすると共に、P項
発生ディレイタイムTDR1又はTDL1を計数するた
めのカウンタ(設定値CDLY1)のカウント数CDL
Yをディクリメントする。すなわち、PVO2<PVREF
が成立するときは、ステップS15において本ステップ
を実行する毎にフラグPAF1を“0”にセットすると
共に、前記カウント数CDLYをディクリメントし、そ
の結果をカウンタの設定値CDLY1とする。
数KO2が初期化されたか否かを判別し、初期化されて
いないときは、ステップS14へ進み、上流側O2セン
サ16の出力電圧PVO2が基準値PVREF(出力電圧P
VO2のリーン/リッチ判定用閾値)よりも小さいか否
かを判別する。その結果、小さければ、すなわちPVO
2<PVREFの場合は、上流側O2センサ16の出力電圧
PVO2はリーン状態にあるものとして、ステップS1
5でフラグPAF1を“0”にセットすると共に、P項
発生ディレイタイムTDR1又はTDL1を計数するた
めのカウンタ(設定値CDLY1)のカウント数CDL
Yをディクリメントする。すなわち、PVO2<PVREF
が成立するときは、ステップS15において本ステップ
を実行する毎にフラグPAF1を“0”にセットすると
共に、前記カウント数CDLYをディクリメントし、そ
の結果をカウンタの設定値CDLY1とする。
【0027】そして、ステップS16において、CDL
Y1値が前記ディレイタイムTDR1よりも小さいか否
かを判別し、CDLY1<TDR1の場合は、ステップ
S17にて、CDLY1値をディレイタイムTDR1に
リセットする。
Y1値が前記ディレイタイムTDR1よりも小さいか否
かを判別し、CDLY1<TDR1の場合は、ステップ
S17にて、CDLY1値をディレイタイムTDR1に
リセットする。
【0028】一方、前記ステップS14で、PVO2≧
PVREFであって上流側O2センサ16の出力電圧PVO
2がリッチ状態にある場合は、ステップS18にて、フ
ラグPAF1を“1”にセットすると共に、前記カウン
ト数CDLY1をインクリメントする。すなわち、PV
O2≧PVREFが成立するときは、ステップS18におい
て本ステップを実行する毎にフラグPAF1を“1”に
セットすると共に、前記カウント数CDLY1をインク
リメントし、その結果をカウンタの設定値CDLY1と
する。
PVREFであって上流側O2センサ16の出力電圧PVO
2がリッチ状態にある場合は、ステップS18にて、フ
ラグPAF1を“1”にセットすると共に、前記カウン
ト数CDLY1をインクリメントする。すなわち、PV
O2≧PVREFが成立するときは、ステップS18におい
て本ステップを実行する毎にフラグPAF1を“1”に
セットすると共に、前記カウント数CDLY1をインク
リメントし、その結果をカウンタの設定値CDLY1と
する。
【0029】そして、ステップS19において、CDL
Y1値が前記ディレイタイムTDL1よりも小さいか否
かを判別し、CDLY1≧TDL1の場合は、CDLY
1値をディレイタイムTDL1にリセットする(ステッ
プS20)。
Y1値が前記ディレイタイムTDL1よりも小さいか否
かを判別し、CDLY1≧TDL1の場合は、CDLY
1値をディレイタイムTDL1にリセットする(ステッ
プS20)。
【0030】そして、前記ステップS16でCDLY1
≧TDR1の場合は、前記ステップS17をスキップし
てステップS21へ進む。同様に、前記ステップS19
でCDLY1<TDL1の場合は、前記ステップS20
をスキップしてステップS21へ進む。
≧TDR1の場合は、前記ステップS17をスキップし
てステップS21へ進む。同様に、前記ステップS19
でCDLY1<TDL1の場合は、前記ステップS20
をスキップしてステップS21へ進む。
【0031】ステップS21では、前記カウンタ値CD
LY1の符号が反転したか否か、即ち上流側O2センサ
16の出力電圧PVO2が反転した後、前記ディレイタ
イムTDR1または前記ディレイタイムTDL1が経過
したか否かを判別する。ステップS21で、前記カウン
タ値CDLY1の符号が反転していない場合、すなわち
未だディレイタイムTDR1またはTDL1が経過して
いない場合は、ステップS22において、フラグPAF
2が“0”にセットされているか否かを判別する。ステ
ップS22で、フラグPAF2が“0”にセットされて
いる場合には、さらに、ステップS23にて、フラグP
AF1が“0”にセットされているか否かを判別し、セ
ットされていればリーン状態が継続されていると判断し
て、ステップS24へ進み、CDLY1値をディレイタ
イムTDR1にリセットして、ステップS25へ進む。
また、前記ステップS23で、フラグPAF1が“0”
にセットされていない場合は、上流側O2センサ16の
出力電圧PVO2がリッチからリーンに反転した後のデ
ィレイタイム経過前と判断して、前記ステップS24を
スキップしてステップS25へ進む。
LY1の符号が反転したか否か、即ち上流側O2センサ
16の出力電圧PVO2が反転した後、前記ディレイタ
イムTDR1または前記ディレイタイムTDL1が経過
したか否かを判別する。ステップS21で、前記カウン
タ値CDLY1の符号が反転していない場合、すなわち
未だディレイタイムTDR1またはTDL1が経過して
いない場合は、ステップS22において、フラグPAF
2が“0”にセットされているか否かを判別する。ステ
ップS22で、フラグPAF2が“0”にセットされて
いる場合には、さらに、ステップS23にて、フラグP
AF1が“0”にセットされているか否かを判別し、セ
ットされていればリーン状態が継続されていると判断し
て、ステップS24へ進み、CDLY1値をディレイタ
イムTDR1にリセットして、ステップS25へ進む。
また、前記ステップS23で、フラグPAF1が“0”
にセットされていない場合は、上流側O2センサ16の
出力電圧PVO2がリッチからリーンに反転した後のデ
ィレイタイム経過前と判断して、前記ステップS24を
スキップしてステップS25へ進む。
【0032】ステップS25においては、次式(2)に
より、前回算出されたKO2値にI項を加算し今回のK
O2値として設定する。
より、前回算出されたKO2値にI項を加算し今回のK
O2値として設定する。
【0033】KO2=KO2+I …(2) ステップS25の処理後は、公知の手法により、KO2
値のリミットチェック(ステップS26)、及びKREF2
値(発進時のKO2の学習値)を算出して(ステップS
27)、そのリミットチェックを行って(ステップS2
8)、本処理を終了する。
値のリミットチェック(ステップS26)、及びKREF2
値(発進時のKO2の学習値)を算出して(ステップS
27)、そのリミットチェックを行って(ステップS2
8)、本処理を終了する。
【0034】一方、前記ステップS22でフラグPAF
2が“1”であった場合は、さらにステップS29にお
いて、フラグPAF1が“1”か否かを判別し、フラグ
PAFが“1”の場合は、リッチ状態が継続していると
判断して、ステップS30にて、再度CDLY1値をデ
ィレイタイムTDL1にリセットしてステップS31へ
進む。また、前記ステップS29でフラグPAFが
“1”でない場合には、上流側O2センサ16の出力電
圧PVO2がリーンからリッチに反転した後のディレイ
タイム経過前と判断して、前記ステップS30をスキッ
プしてステップS31へ進む。
2が“1”であった場合は、さらにステップS29にお
いて、フラグPAF1が“1”か否かを判別し、フラグ
PAFが“1”の場合は、リッチ状態が継続していると
判断して、ステップS30にて、再度CDLY1値をデ
ィレイタイムTDL1にリセットしてステップS31へ
進む。また、前記ステップS29でフラグPAFが
“1”でない場合には、上流側O2センサ16の出力電
圧PVO2がリーンからリッチに反転した後のディレイ
タイム経過前と判断して、前記ステップS30をスキッ
プしてステップS31へ進む。
【0035】ステップS31では、次式(3)により、
前回算出されたKO2値からI項を減算し今回のKO2値
として設定した後、前記ステップS26〜S28の処理
を実行して本ルーチンを終了する。
前回算出されたKO2値からI項を減算し今回のKO2値
として設定した後、前記ステップS26〜S28の処理
を実行して本ルーチンを終了する。
【0036】KO2=KO2−I …(3) このように、前記カウンタCDLY1の符号が反転しな
い時は、フラグPAF1及びフラグPAF2のセット状
態を調べて上流側O2センサ16の出力電圧PVO2が
反転しているか否かを判別し、それに応じて最終的な補
正係数KO2を算出する。
い時は、フラグPAF1及びフラグPAF2のセット状
態を調べて上流側O2センサ16の出力電圧PVO2が
反転しているか否かを判別し、それに応じて最終的な補
正係数KO2を算出する。
【0037】一方、前記ステップS21でCDLY1の
符号が反転した場合、すなわち上流側O2センサ16の
出力電圧PVO2が反転した後、ディレイタイムTDR
1またはTDL1が経過した場合は、ステップS32へ
進み、フラグPAF1が“0”に設定されているか否
か、すなわち上流側O2センサ16の出力PVO2がリー
ンか否かを判別する。本ステップS32でPAF1=0
の時、すなわちPVO2がリーンの場合、ステップS3
2の答が肯定(YES)となりステップS33へ進む。
符号が反転した場合、すなわち上流側O2センサ16の
出力電圧PVO2が反転した後、ディレイタイムTDR
1またはTDL1が経過した場合は、ステップS32へ
進み、フラグPAF1が“0”に設定されているか否
か、すなわち上流側O2センサ16の出力PVO2がリー
ンか否かを判別する。本ステップS32でPAF1=0
の時、すなわちPVO2がリーンの場合、ステップS3
2の答が肯定(YES)となりステップS33へ進む。
【0038】ステップS33では、フラグPAF2を
“0”にセットし、続いてステップS34にて、CDL
Y1値をディレイタイムTDR1にリセットして、ステ
ップS35へ進む。
“0”にセットし、続いてステップS34にて、CDL
Y1値をディレイタイムTDR1にリセットして、ステ
ップS35へ進む。
【0039】ステップS35では、下記式(4)によ
り、前回算出されたKO2値に比例項PRを加算し今回
のKO2値として設定する。ここで、右辺のKO2値
は、KO2の前回値であり、PR項は、上流側O2センサ
16の出力電圧PVO2がリッチからリーンに反転した
後ディレイタイムTDL1が経過したときに、補正係数
KO2をステップ状に増加させて空燃比をリッチ側に移
行させるための補正項であり、下流側O2センサ17の
出力電圧SVO2に応じて変化する(算出手法は後述す
る)。
り、前回算出されたKO2値に比例項PRを加算し今回
のKO2値として設定する。ここで、右辺のKO2値
は、KO2の前回値であり、PR項は、上流側O2センサ
16の出力電圧PVO2がリッチからリーンに反転した
後ディレイタイムTDL1が経過したときに、補正係数
KO2をステップ状に増加させて空燃比をリッチ側に移
行させるための補正項であり、下流側O2センサ17の
出力電圧SVO2に応じて変化する(算出手法は後述す
る)。
【0040】KO2=KO2+PR …(4) 続いて、補正係数KO2のリミットチェック(ステップ
S36)、KREF0値(アイドル時のKO2の平均値)及
びKREF1値(アイドル時以外のKO2の平均値)を算出
し(ステップS37)、前記ステップS28を経て、本
処理を終了する。
S36)、KREF0値(アイドル時のKO2の平均値)及
びKREF1値(アイドル時以外のKO2の平均値)を算出
し(ステップS37)、前記ステップS28を経て、本
処理を終了する。
【0041】また、前記ステップS32でPAF1=1
の時、すなわち上流側O2センサ16の出力電圧PVO2
がリッチの時、否定(NO)となりステップS38へ進
む。ステップS38ではフラグPAF2を“1”にセッ
トし、続いてステップS39でCDLY1値をディレイ
タイムTDL1にリセットして、ステップS40へ進
む。
の時、すなわち上流側O2センサ16の出力電圧PVO2
がリッチの時、否定(NO)となりステップS38へ進
む。ステップS38ではフラグPAF2を“1”にセッ
トし、続いてステップS39でCDLY1値をディレイ
タイムTDL1にリセットして、ステップS40へ進
む。
【0042】ステップS40では、下記式(5)によ
り、前回算出されたKO2値から比例項PLを減算し今
回のKO2値として設定する。ここで、右辺のKO2値
は、KO2の前回値であり、PL項は、上流側O2センサ
16の出力電圧PVO2が理論空燃比に対してリーンか
らリッチに反転した後ディレイタイムTDR1が経過し
たときに、補正係数KO2をステップ状に減少させて空
燃比をリーン側に移行させるための補正項であり、下流
側O2センサ17の出力電圧SVO2に応じて変化する
(算出手法は後述する)。
り、前回算出されたKO2値から比例項PLを減算し今
回のKO2値として設定する。ここで、右辺のKO2値
は、KO2の前回値であり、PL項は、上流側O2センサ
16の出力電圧PVO2が理論空燃比に対してリーンか
らリッチに反転した後ディレイタイムTDR1が経過し
たときに、補正係数KO2をステップ状に減少させて空
燃比をリーン側に移行させるための補正項であり、下流
側O2センサ17の出力電圧SVO2に応じて変化する
(算出手法は後述する)。
【0043】KO2=KO2−PL …(5) そして、前記ステップS36,S37,S28を順次実
行して本処理を終了する。このようにして、上流側O2
センサ16の出力電圧PVO2によりKO2の積分項I及
び比例項Pの発生タイミングが算出される。
行して本処理を終了する。このようにして、上流側O2
センサ16の出力電圧PVO2によりKO2の積分項I及
び比例項Pの発生タイミングが算出される。
【0044】図4は、下流側O2センサ17の出力電圧
SVO2に応じて、図3のステップS35またはS40
で使用するPL項,PR項を算出する処理のフローチャ
ートであり、本処理は、下流側O2センサ出力SVO2に
基づくフィードバック制御実行可能な運転状態におい
て、所定時間(例えば5msec)毎にCPU5bで実
行される。
SVO2に応じて、図3のステップS35またはS40
で使用するPL項,PR項を算出する処理のフローチャ
ートであり、本処理は、下流側O2センサ出力SVO2に
基づくフィードバック制御実行可能な運転状態におい
て、所定時間(例えば5msec)毎にCPU5bで実
行される。
【0045】PR値およびPL値は、基本的には下流側
O2センサ17の出力電圧SVO2に基づいて算出する
(下流側O2センサによるフィードバック制御)が、こ
の第2のフィードバック制御が実行可能でないとき(例
えば、エンジンのアイドル時、下流側O2センサ17の
不活性時等)には、所定値またはフィードバック制御中
に算出される学習値が使用される。
O2センサ17の出力電圧SVO2に基づいて算出する
(下流側O2センサによるフィードバック制御)が、こ
の第2のフィードバック制御が実行可能でないとき(例
えば、エンジンのアイドル時、下流側O2センサ17の
不活性時等)には、所定値またはフィードバック制御中
に算出される学習値が使用される。
【0046】ステップS61では下流側O2センサ17
の出力電圧SVO2が基準値SVREF(例えば0.45
V)より低いか否かを判別し、SVO2<SVREFが成立
するときには、ステップS62に進み、PR値にリーン
判定時用加減算項DPLを加算する。次いでPR値が上
限値PRMAXより大きくなったときには、PR値を上限
値PRMAXとする(ステップS63,S64)。続くス
テップS65では、PL値からリーン判定時用加減算項
DPLを減算し、PL値が下限値より小さくなったとき
には、PL値を下限値PLMINとする(ステップS6
6,S67)。
の出力電圧SVO2が基準値SVREF(例えば0.45
V)より低いか否かを判別し、SVO2<SVREFが成立
するときには、ステップS62に進み、PR値にリーン
判定時用加減算項DPLを加算する。次いでPR値が上
限値PRMAXより大きくなったときには、PR値を上限
値PRMAXとする(ステップS63,S64)。続くス
テップS65では、PL値からリーン判定時用加減算項
DPLを減算し、PL値が下限値より小さくなったとき
には、PL値を下限値PLMINとする(ステップS6
6,S67)。
【0047】一方、前記ステップS61でSVO2≧S
VREFが成立するときには、ステップS68に進み、P
R値からリッチ判定時用加減算項DPRを減算し、PR
値が下限値PRMINより小さくなったときには、PR値
を下限値PRMINとする(ステップS69,S70)。
続くステップS71では、PL値にリッチ判定用加減算
項DPRを加算し、PL値が上限値PLMAXより大きく
なったときには、PL値を上限値PLMAXとする(ステ
ップS72,S73)。
VREFが成立するときには、ステップS68に進み、P
R値からリッチ判定時用加減算項DPRを減算し、PR
値が下限値PRMINより小さくなったときには、PR値
を下限値PRMINとする(ステップS69,S70)。
続くステップS71では、PL値にリッチ判定用加減算
項DPRを加算し、PL値が上限値PLMAXより大きく
なったときには、PL値を上限値PLMAXとする(ステ
ップS72,S73)。
【0048】このような処理により、SVO2<SVREF
が成立する期間中はPR値は増加しPL値は減少する一
方、SVO2≧SVREFが成立する期間中はPR値は減少
し、PL値は増加するように制御される。
が成立する期間中はPR値は増加しPL値は減少する一
方、SVO2≧SVREFが成立する期間中はPR値は減少
し、PL値は増加するように制御される。
【0049】図5は、下流側O2センサ17の劣化検知
を行う処理のフローチャートであり、本処理は例えば図
2および図3の処理と同期してCPU5bで実行され
る。
を行う処理のフローチャートであり、本処理は例えば図
2および図3の処理と同期してCPU5bで実行され
る。
【0050】先ずステップS100では、下流側O2セ
ンサ出力SVO2が第1のゾーン判定値SZONE1
(例えば0.4V)より小さいか否かを判別し、SVO
2≧SZONE1が成立するときは、さらに下流側O2
センサ出力SVO2が第2のゾーン判定値SZONE2
(例えば0.6V)より小さいか否かを判別する(ステ
ップS102)。その結果、SVO2<SZONE1の
ときは、SVO2値がどの範囲にあるかを示すゾーンパ
ラメータZONEを「1」とし(ステップS104)、
SZONE1≦SVO2<SZONE2のときは、ZO
NE=2とし(ステップS106)、SVO2≧SZO
NE2のときは、ZONE=3とする(ステップS10
8)。
ンサ出力SVO2が第1のゾーン判定値SZONE1
(例えば0.4V)より小さいか否かを判別し、SVO
2≧SZONE1が成立するときは、さらに下流側O2
センサ出力SVO2が第2のゾーン判定値SZONE2
(例えば0.6V)より小さいか否かを判別する(ステ
ップS102)。その結果、SVO2<SZONE1の
ときは、SVO2値がどの範囲にあるかを示すゾーンパ
ラメータZONEを「1」とし(ステップS104)、
SZONE1≦SVO2<SZONE2のときは、ZO
NE=2とし(ステップS106)、SVO2≧SZO
NE2のときは、ZONE=3とする(ステップS10
8)。
【0051】続くステップS110で、ゾーンパラメー
タZONEの値が変化したか否かを判別し、変化したと
き、すなわち、下流側O2センサ17の出力電圧SVO
2が三つに分けられたゾーンNONE1〜ZONE3間
を移動したときは、ステップS111に進み、下流側O
2センサ17は正常であると判定して、本処理を終了す
る。
タZONEの値が変化したか否かを判別し、変化したと
き、すなわち、下流側O2センサ17の出力電圧SVO
2が三つに分けられたゾーンNONE1〜ZONE3間
を移動したときは、ステップS111に進み、下流側O
2センサ17は正常であると判定して、本処理を終了す
る。
【0052】一方、前述の下流側O2センサ17の出力
電圧SVO2の移動がないときには(ステップS110
の判別の結果が否定(NO))、基本的には、下流側O
2センサ17が劣化していると判定するが、通常は、下
流側O2センサ17の出力電圧SVO2は、センサが正
常であっても一定値に停滞することがあり、かかる場合
には、正常なセンサを劣化していると誤判定することに
なるので、次のような処理を実行してから劣化を判定す
る。
電圧SVO2の移動がないときには(ステップS110
の判別の結果が否定(NO))、基本的には、下流側O
2センサ17が劣化していると判定するが、通常は、下
流側O2センサ17の出力電圧SVO2は、センサが正
常であっても一定値に停滞することがあり、かかる場合
には、正常なセンサを劣化していると誤判定することに
なるので、次のような処理を実行してから劣化を判定す
る。
【0053】ステップS110でゾーンパラメータZO
NEの値が変化しないときは、ステップS112に進
み、下流側O2センサ17のモニタ実施条件が成立して
いるか否かを判別する。具体的には、エンジン1の運転
パラメータ、例えば、エンジン1の回転数、負荷、冷却
水温、吸気温度等が夫々所定の範囲内にあり、エンジン
1の運転状態が安定しているか否かを判別する。ステッ
プS112で、下流側O2センサ17のモニタ実施条件
が成立している場合は、ステップS113に進み、所定
時間t1が経過したか否かを判定する。ここに、所定時
間t1は、この所定時間に亘って前述の下流側O2セン
サ17の出力SVO2のゾーンNONE1〜ZONE3
間の移動がない場合に下流側O2センサ17が劣化して
いると仮判定する時間である。この所定時間t1は、エ
ンジン1の始動時にセットされ、モニタ実施条件成立時
(ステップS112の判別結果が肯定(YES))のみ
計時される。
NEの値が変化しないときは、ステップS112に進
み、下流側O2センサ17のモニタ実施条件が成立して
いるか否かを判別する。具体的には、エンジン1の運転
パラメータ、例えば、エンジン1の回転数、負荷、冷却
水温、吸気温度等が夫々所定の範囲内にあり、エンジン
1の運転状態が安定しているか否かを判別する。ステッ
プS112で、下流側O2センサ17のモニタ実施条件
が成立している場合は、ステップS113に進み、所定
時間t1が経過したか否かを判定する。ここに、所定時
間t1は、この所定時間に亘って前述の下流側O2セン
サ17の出力SVO2のゾーンNONE1〜ZONE3
間の移動がない場合に下流側O2センサ17が劣化して
いると仮判定する時間である。この所定時間t1は、エ
ンジン1の始動時にセットされ、モニタ実施条件成立時
(ステップS112の判別結果が肯定(YES))のみ
計時される。
【0054】一方、ステップS112で、下流側O2セ
ンサ17のモニタ実施条件が成立していない場合は、ス
テップS117で時間t1をホールドし、ステップS1
18で後述の所定時間t2をセットすると共に、上流側
O2センサ16によるフィードバック制御への切換要求
条件の成立を“1”で示す上流側O2フィードバック制
御切換要求フラグFLを“0”に設定し、本処理を終了
する。
ンサ17のモニタ実施条件が成立していない場合は、ス
テップS117で時間t1をホールドし、ステップS1
18で後述の所定時間t2をセットすると共に、上流側
O2センサ16によるフィードバック制御への切換要求
条件の成立を“1”で示す上流側O2フィードバック制
御切換要求フラグFLを“0”に設定し、本処理を終了
する。
【0055】また、ステップS113で、所定時間t1
が経過していないとき、前述のステップS118を実行
して本処理を終了する。
が経過していないとき、前述のステップS118を実行
して本処理を終了する。
【0056】ステップS113で、所定時間t1が経過
したときは、ステップS114に進み、所定時間t2が
経過しているか否かを判別し、所定時間t2が経過して
いれば、ステップS115に進んで下流側O2センサ1
7が劣化していると判定する。
したときは、ステップS114に進み、所定時間t2が
経過しているか否かを判別し、所定時間t2が経過して
いれば、ステップS115に進んで下流側O2センサ1
7が劣化していると判定する。
【0057】一方、ステップS114で所定時間t2が
経過していなければ、ステップS116に進んで上流側
O2センサ16によるフィードバック制御切換処理を実
行する。
経過していなければ、ステップS116に進んで上流側
O2センサ16によるフィードバック制御切換処理を実
行する。
【0058】上流側O2センサ16によるフィードバッ
ク制御切換処理について、図6を参照しながら説明す
る。図6は、上流側O2センサ16によるフィードバッ
ク制御切換処理のフローチャートである。
ク制御切換処理について、図6を参照しながら説明す
る。図6は、上流側O2センサ16によるフィードバッ
ク制御切換処理のフローチャートである。
【0059】まず、ステップS200で所定時間t2を
ダウンカウントするタイマの計時時間残量が所定時間T
3より大きいか否かを判別し、t2>T3の場合は、ス
テップS201に進み、空燃比補正係数KO2の平均値
KAVを算出して、本処理を終了する。従って、t2>
T3が成立する間、すなわち時間(t2−T3)の間
(例えば、5sec)平均値KAVの算出が行われる。
所定時間T3は、後述するモニタ用のO2センサフィー
ドバック処理の時間である。この所定時間T3は、エン
ジン1に供給される混合気の空燃比の変化が三元触媒1
4の下流まで影響して下流側O2センサ17の出力電圧
SVO2が変化するまでの時間として、排気管13の下
流側O2センサ17の劣化検知領域での排気ボリューム
や三元触媒14の容量等により決定される。上述の所定
時間t2と所定時間T3とは、一つのタイマで計時して
もよい。こうすることにより、RAMを減らすことがで
きる。
ダウンカウントするタイマの計時時間残量が所定時間T
3より大きいか否かを判別し、t2>T3の場合は、ス
テップS201に進み、空燃比補正係数KO2の平均値
KAVを算出して、本処理を終了する。従って、t2>
T3が成立する間、すなわち時間(t2−T3)の間
(例えば、5sec)平均値KAVの算出が行われる。
所定時間T3は、後述するモニタ用のO2センサフィー
ドバック処理の時間である。この所定時間T3は、エン
ジン1に供給される混合気の空燃比の変化が三元触媒1
4の下流まで影響して下流側O2センサ17の出力電圧
SVO2が変化するまでの時間として、排気管13の下
流側O2センサ17の劣化検知領域での排気ボリューム
や三元触媒14の容量等により決定される。上述の所定
時間t2と所定時間T3とは、一つのタイマで計時して
もよい。こうすることにより、RAMを減らすことがで
きる。
【0060】ステップS201において空燃比補正係数
KO2の平均値を計算する理由は後述する。
KO2の平均値を計算する理由は後述する。
【0061】一方、ステップS200でt2>T3が成
立しない場合、上流側O2センサ16による制御フィー
ドバック切換要求条件の成立を“1”で示す上流側O2
フィードバック制御切換要求フラグFLを“1”と設定
して本処理を終了する。
立しない場合、上流側O2センサ16による制御フィー
ドバック切換要求条件の成立を“1”で示す上流側O2
フィードバック制御切換要求フラグFLを“1”と設定
して本処理を終了する。
【0062】次に、上流側O2センサ16によるフィー
ドバック制御切換処理について図7を参照しながら説明
する。図7は、上流側O2センサ16によるフィードバ
ック制御処理のフローチャートである。本処理は、例え
ば図6の処理と同期してCPU5bで実行される。
ドバック制御切換処理について図7を参照しながら説明
する。図7は、上流側O2センサ16によるフィードバ
ック制御処理のフローチャートである。本処理は、例え
ば図6の処理と同期してCPU5bで実行される。
【0063】まず、ステップS300で、前記フラグF
Lが1か否かを判別し、フラグFLが“1”の場合、す
なわち上流側O2センサ16によるフィードバック制御
切換要求条件が成立した場合、ステップS301に進
み、後述するモニタ用のO2センサフィードバック制御
処理を実行して、本処理を終了する。
Lが1か否かを判別し、フラグFLが“1”の場合、す
なわち上流側O2センサ16によるフィードバック制御
切換要求条件が成立した場合、ステップS301に進
み、後述するモニタ用のO2センサフィードバック制御
処理を実行して、本処理を終了する。
【0064】一方、ステップS300で、前記フラグF
Lが1でない場合、ステップS302に進み、今回の処
理が、フラグFLが“1”から“0”に切換って最初の
実行か否かを判別する。ステップS302で、判別の結
果が肯定(YES)の場合、ステップS303で空燃比
補正係数KO2を前記図6におけるステップS201で
算出されたKO2平均値に設定する。続いて、ステップ
S304に進み、図2および図3で説明した通常のO2
センサフィードバック制御処理を実行した後、本処理を
終了する。一方、ステップS302において、フラグF
Lが“1”から“0”に切換って最初の実行でなければ
ステップS303をスキップして、ステップS304を
実行し、本処理を終了する。
Lが1でない場合、ステップS302に進み、今回の処
理が、フラグFLが“1”から“0”に切換って最初の
実行か否かを判別する。ステップS302で、判別の結
果が肯定(YES)の場合、ステップS303で空燃比
補正係数KO2を前記図6におけるステップS201で
算出されたKO2平均値に設定する。続いて、ステップ
S304に進み、図2および図3で説明した通常のO2
センサフィードバック制御処理を実行した後、本処理を
終了する。一方、ステップS302において、フラグF
Lが“1”から“0”に切換って最初の実行でなければ
ステップS303をスキップして、ステップS304を
実行し、本処理を終了する。
【0065】以下、図7におけるステップS301のモ
ニタ用のO2センサフィードバック制御処理について図
8を参照しながら説明する。図8は、モニタ用のO2セ
ンサフィードバック制御処理のプログラムである。本処
理の実行時間はフラグFL=1が成立する時間、すなわ
ち前記所定時間T3であり、例えば、7secである。
ニタ用のO2センサフィードバック制御処理について図
8を参照しながら説明する。図8は、モニタ用のO2セ
ンサフィードバック制御処理のプログラムである。本処
理の実行時間はフラグFL=1が成立する時間、すなわ
ち前記所定時間T3であり、例えば、7secである。
【0066】まず、ステップS400で、下流側O2セ
ンサ17の電圧出力SVO2がリーン状態を示す値であ
るか否かを判別する。下流側O2センサ17の電圧出力
SVO2がリーン状態を示す値である場合は、ステップ
S401に進んで前回算出されたKO2値にI項を加算
して今回のKO2値として設定する。下流側O2センサ
17の電圧出力SVO2がリッチ状態を示す値である場
合は、ステップS402に進んで前回算出されたKO2
値からI項を減算して今回のKO2値として設定する。
このI項の加減算により制御空燃比に変化を与える。ス
テップS401およびSステップS402の実行後は、
KO2値に対しリミットチェックを行う。すなわち、K
AV+D>KO2>KAV−Dが成立しないときは、K
O2をKAV+DまたはKAV−Dに設定して(ステッ
プS403、S404)、本処理を終了する。ここに、
Dは、下流側O2センサの劣化検知に必要な空燃比の変
動幅を表し、当該劣化検知領域での排気ボリュームや三
元触媒14の容量等により決定される。
ンサ17の電圧出力SVO2がリーン状態を示す値であ
るか否かを判別する。下流側O2センサ17の電圧出力
SVO2がリーン状態を示す値である場合は、ステップ
S401に進んで前回算出されたKO2値にI項を加算
して今回のKO2値として設定する。下流側O2センサ
17の電圧出力SVO2がリッチ状態を示す値である場
合は、ステップS402に進んで前回算出されたKO2
値からI項を減算して今回のKO2値として設定する。
このI項の加減算により制御空燃比に変化を与える。ス
テップS401およびSステップS402の実行後は、
KO2値に対しリミットチェックを行う。すなわち、K
AV+D>KO2>KAV−Dが成立しないときは、K
O2をKAV+DまたはKAV−Dに設定して(ステッ
プS403、S404)、本処理を終了する。ここに、
Dは、下流側O2センサの劣化検知に必要な空燃比の変
動幅を表し、当該劣化検知領域での排気ボリュームや三
元触媒14の容量等により決定される。
【0067】次に、図9を参照して、上述した図5から
図8までの処理の内容を具体的に説明する。
図8までの処理の内容を具体的に説明する。
【0068】まず、時刻t0で、エンジン1が始動し、
下流側O2センサ17の出力SVO2のゾーンZONE
1〜ZONE3間の移動がない場合に下流側O2センサ
17が劣化していると仮判定する所定時間t1をセット
する。この所定時間t1は、モニタ実施条件成立時のみ
計時される。通常状態でモニタ実施条件が成立し(ステ
ップS112)、かつそのモニタ実施条件成立状態で下
流側O2センサ17の出力電圧が変動しない時間の累計
が所定時間t1に達したか否かをモニタする(ステップ
S113)。時刻t0から所定時間t1が経過した後、
所定時間(t2−T3)の間、空燃比補正係数KO2の
平均値KAVを算出する(ステップS200−S20
1)。平均値KAVの算出が終了した後、上流側O2セ
ンサ16によるフィードバック制御切換処理を実行し
(ステップS200→S202、およびステップS30
0→S301)、次いで所定時間T3の間モニタ用のO
2センサフィードバック制御処理を実行して制御空燃比
に変化を与える(ステップS400→S401、S40
2→S403→S404)。
下流側O2センサ17の出力SVO2のゾーンZONE
1〜ZONE3間の移動がない場合に下流側O2センサ
17が劣化していると仮判定する所定時間t1をセット
する。この所定時間t1は、モニタ実施条件成立時のみ
計時される。通常状態でモニタ実施条件が成立し(ステ
ップS112)、かつそのモニタ実施条件成立状態で下
流側O2センサ17の出力電圧が変動しない時間の累計
が所定時間t1に達したか否かをモニタする(ステップ
S113)。時刻t0から所定時間t1が経過した後、
所定時間(t2−T3)の間、空燃比補正係数KO2の
平均値KAVを算出する(ステップS200−S20
1)。平均値KAVの算出が終了した後、上流側O2セ
ンサ16によるフィードバック制御切換処理を実行し
(ステップS200→S202、およびステップS30
0→S301)、次いで所定時間T3の間モニタ用のO
2センサフィードバック制御処理を実行して制御空燃比
に変化を与える(ステップS400→S401、S40
2→S403→S404)。
【0069】この所定時間T3に亘るモニタ用のO2セ
ンサフィードバック制御処理の実行中に、下流側O2セ
ンサ17の出力電圧SVO2が変動すれば、下流側O2
センサは正常であると判定し(ステップS110→S1
11)、変動がなければ下流側O2センサは劣化してい
ると判定する(ステップS110→S112→S113
→S114→S115)。
ンサフィードバック制御処理の実行中に、下流側O2セ
ンサ17の出力電圧SVO2が変動すれば、下流側O2
センサは正常であると判定し(ステップS110→S1
11)、変動がなければ下流側O2センサは劣化してい
ると判定する(ステップS110→S112→S113
→S114→S115)。
【0070】ステップS201で、空燃比補正係数KO
2の平均値KAVを算出するのは、所定時間T3の間に
変化させる空燃比補正係数KO2の範囲を平均値KAV
±Dに制限し、ステップS400〜S402での空燃比
補正係数KO2の加減算が排気ガス特性、運転性に与え
る影響を小さくするためである。
2の平均値KAVを算出するのは、所定時間T3の間に
変化させる空燃比補正係数KO2の範囲を平均値KAV
±Dに制限し、ステップS400〜S402での空燃比
補正係数KO2の加減算が排気ガス特性、運転性に与え
る影響を小さくするためである。
【0071】また、モニタ用のO2センサフィードバッ
ク制御処理が終了した時に、空燃比補正係数KO2を初
期化し、比較的大きい値Dによる空燃比の変化幅を元に
戻して空燃比補正係数KO2の加減算が排気ガス特性、
運転性に与える影響を小さくする。
ク制御処理が終了した時に、空燃比補正係数KO2を初
期化し、比較的大きい値Dによる空燃比の変化幅を元に
戻して空燃比補正係数KO2の加減算が排気ガス特性、
運転性に与える影響を小さくする。
【0072】上述したように、本実施例によれば、上記
モニタ用のO2センサフィードバック制御処理において
空燃比補正係数KO2を所定量Dにより増加減すること
により、正常な下流側O2センサ出力を変動させるのに
十分な空燃比の変化が得られるので、下流側O2センサ
が劣化しているか否かを正確に判定することができる。
モニタ用のO2センサフィードバック制御処理において
空燃比補正係数KO2を所定量Dにより増加減すること
により、正常な下流側O2センサ出力を変動させるのに
十分な空燃比の変化が得られるので、下流側O2センサ
が劣化しているか否かを正確に判定することができる。
【0073】
【発明の効果】請求項1の内燃機関の空燃比センサ劣化
検出装置によれば、前記劣化判定手段により、前記第2
の空燃比センサの出力変動量が小さいとき、前記第2の
空燃比センサの出力に基づいて前記空燃比補正量を所定
量増加減させ、該増加減させた状態で前記第2の空燃比
センサの出力変動量が小さいとき、前記第2の空燃比セ
ンサが劣化していると判定するので、内燃機関の低排気
ボリューム時においても前記第2の空燃比センサの劣化
を正確に判定することができる。
検出装置によれば、前記劣化判定手段により、前記第2
の空燃比センサの出力変動量が小さいとき、前記第2の
空燃比センサの出力に基づいて前記空燃比補正量を所定
量増加減させ、該増加減させた状態で前記第2の空燃比
センサの出力変動量が小さいとき、前記第2の空燃比セ
ンサが劣化していると判定するので、内燃機関の低排気
ボリューム時においても前記第2の空燃比センサの劣化
を正確に判定することができる。
【0074】請求項2の内燃機関の空燃比センサ劣化装
置によれば、前記空燃比補正量の所定量増加減実行前に
該空燃比補正量の平均値が算出され、前記所定量増加減
実行後の前記空燃比補正量が前記平均値に基づいた所定
幅内に制限されるので、空燃比補正係数の加減算が排気
ガス特性、運転性に与える影響を小さくできる。
置によれば、前記空燃比補正量の所定量増加減実行前に
該空燃比補正量の平均値が算出され、前記所定量増加減
実行後の前記空燃比補正量が前記平均値に基づいた所定
幅内に制限されるので、空燃比補正係数の加減算が排気
ガス特性、運転性に与える影響を小さくできる。
【0075】請求項3の内燃機関の空燃比センサ劣化装
置によれば、前記劣化判定手段による劣化判定が、正常
な第2の空燃比センサの出力を変化させるのに十分な所
定時間行われ、当該劣化判定の確実性が向上する。
置によれば、前記劣化判定手段による劣化判定が、正常
な第2の空燃比センサの出力を変化させるのに十分な所
定時間行われ、当該劣化判定の確実性が向上する。
【図1】本発明の実施の形態に係る空燃比センサ劣化検
出装置を組み込んだ内燃機関の空燃比制御装置の全体の
構成図である。
出装置を組み込んだ内燃機関の空燃比制御装置の全体の
構成図である。
【図2】空燃比フィードバック制御における空燃比補正
係数(KO2)を算出する処理のフローチャートであ
る。
係数(KO2)を算出する処理のフローチャートであ
る。
【図3】空燃比フィードバック制御における空燃比補正
係数(KO2)を算出する処理のフローチャートであ
る。
係数(KO2)を算出する処理のフローチャートであ
る。
【図4】図3のステップS35またはステップS40で
使用するPL項、PR項を算出する処理のフローチャー
トである。
使用するPL項、PR項を算出する処理のフローチャー
トである。
【図5】下流側O2センサの劣化検知を行う処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】上流側O2センサによるフィードバック制御切
換処理のフローチャートである。
換処理のフローチャートである。
【図7】上流O2センサによるフィードバック制御処理
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図8】モニタ用O2センサによるフィードバック制御
処理のフローチャートである。
処理のフローチャートである。
【図9】図4から図8までの処理の具体的内容を説明す
るための説明図である。
るための説明図である。
1 内燃機関 5 電子コントロールユニット(空燃比制御定数演算手
段、空燃比補正量演算手段、空燃比制御手段、劣化判定
手段) 6 燃料噴射弁 13 排気管 14 三元触媒(触媒コンバータ) 17 下流側O2センサ(第2の空燃比センサ)
段、空燃比補正量演算手段、空燃比制御手段、劣化判定
手段) 6 燃料噴射弁 13 排気管 14 三元触媒(触媒コンバータ) 17 下流側O2センサ(第2の空燃比センサ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏原 重人 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 原 文雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 藤本 幸人 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関の触媒コンバータの上流側及び
下流側にそれぞれ設けられた第1及び第2の空燃比セン
サと、該第2の空燃比センサの出力に基づいて第1の制
御定数を演算する空燃比制御定数演算手段と、前記第1
の空燃比センサの出力及び前記第1の制御定数に基づい
て空燃比補正量を演算する空燃比補正量演算手段と、該
空燃比補正量に基づいて前記内燃機関に供給する混合気
の空燃比を制御する空燃比制御手段と、前記第2の空燃
比センサの出力に基づいて該第2の空燃比センサの劣化
を検出する劣化判定手段とを有する内燃機関の空燃比セ
ンサ劣化検出装置において、 前記劣化判定手段は、前記第2の空燃比センサの出力変
動量が小さいとき、前記第2の空燃比センサの出力に基
づいて前記空燃比補正量を所定量増加減させ、該増加減
させた状態で前記第2の空燃比センサの出力変動量が小
さいとき、前記第2の空燃比センサが劣化していると判
定することを特徴とする内燃機関の空燃比センサ劣化検
出装置。 - 【請求項2】 前記劣化判定手段は、前記空燃比補正量
の所定量増加減実行前に該空燃比補正量の平均値を算出
し、前記所定量増加減実行後の前記空燃比補正量を前記
平均値に基づいた所定幅内に制限することを特徴とする
請求項1記載の内燃機関の空燃比センサ劣化検出装置。 - 【請求項3】 前記劣化判定手段による劣化判定は、少
なくとも、前記第2の空燃比センサが正常である場合に
前記空燃比補正量の増加減によって前記第2の空燃比セ
ンサの出力が変化するまでの時間に相当する所定時間に
亘り行われることを特徴とする請求項1または2記載の
内燃機関の空燃比センサ劣化検出装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7284356A JPH09100735A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 内燃機関の空燃比センサ劣化検出装置 |
| US08/726,169 US5692486A (en) | 1995-10-06 | 1996-10-04 | Air-fuel ratio sensor deterioration-detecting system for internal combustion engines |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7284356A JPH09100735A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 内燃機関の空燃比センサ劣化検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09100735A true JPH09100735A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17677538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7284356A Pending JPH09100735A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 内燃機関の空燃比センサ劣化検出装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5692486A (ja) |
| JP (1) | JPH09100735A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5964208A (en) * | 1995-03-31 | 1999-10-12 | Denso Corporation | Abnormality diagnosing system for air/fuel ratio feedback control system |
| JPH1073040A (ja) * | 1996-08-29 | 1998-03-17 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の空燃比制御装置 |
| US7266440B2 (en) * | 2004-12-27 | 2007-09-04 | Denso Corporation | Air/fuel ratio control system for automotive vehicle using feedback control |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2978960B2 (ja) * | 1992-07-31 | 1999-11-15 | 本田技研工業株式会社 | 内燃エンジンの酸素センサ劣化検出装置 |
| DE59304054D1 (de) * | 1993-05-14 | 1996-11-07 | Siemens Ag | Verfahren zur Unterscheidung der Fehlerursachen im Gemischbildungs- bzw. Gemischregelungssystem einer Brennkraftmaschine |
| JPH07259614A (ja) * | 1994-03-18 | 1995-10-09 | Honda Motor Co Ltd | 内燃エンジンの空燃比制御装置 |
| JP3416303B2 (ja) * | 1994-10-28 | 2003-06-16 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の空燃比センサ劣化検出装置 |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP7284356A patent/JPH09100735A/ja active Pending
-
1996
- 1996-10-04 US US08/726,169 patent/US5692486A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5692486A (en) | 1997-12-02 |
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Legal Events
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