JPH09101935A - 利用者の操作行動に適応する応答制御方法およびシステム - Google Patents

利用者の操作行動に適応する応答制御方法およびシステム

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JPH09101935A
JPH09101935A JP7259915A JP25991595A JPH09101935A JP H09101935 A JPH09101935 A JP H09101935A JP 7259915 A JP7259915 A JP 7259915A JP 25991595 A JP25991595 A JP 25991595A JP H09101935 A JPH09101935 A JP H09101935A
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Masataka Tatewaki
正敬 立脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レベルの異なる個々の利用者に対して、適切
なシステム応答やシステム資源利用方法を提供するこ
と。 【解決手段】 利用者による操作行動は入力装置11を
通して計測され、入力制御部12を介して操作行動記録
部13に与えられ操作履歴データベース14に記録、蓄
積される。特徴抽出部15は蓄えられたデータから各特
徴量毎に利用者の行動特徴を抽出する。レベル推定部1
6は抽出された特徴量を基に、熟練度知識ベース17の
知識を利用して利用者のレベルを判定する。応答推論部
18はドメイン知識ベース19にあるドメイン知識を利
用して適切な応答方法を決定する。応答内容生成部1a
は決定された応答方法にしたがって実際の応答を生成
し、出力制御部1bを通し表示装置1c上に呈示する。
機能制御部1dは決定された応答方法にしたがって、利
用者のレベルに合ったシステム機能を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】現在の産業機械や計算機など
のシステムでは、システム単独での効率性や高性能化が
追求されている。しかし、最終的にシステムを動かすの
は人間であり、人間不在のシステムはありえない。真の
効率化や高性能化を図るためには、個々の人間の特性を
考慮したシステムにする必要がある。
【0002】本発明は、利用者のレベルにシステム側が
自動的に適応することによって、システムとの間にある
利用者の身体的および認知的負荷を軽減させ、またシス
テム側にとっても利用者に応じた資源を有効に利用する
ことにより、人間を含めたマン・マシン全体としての効
率化を行うための利用者の操作行動に適応する応答制御
方法およびシステムに関する。
【0003】
【従来の技術】従来、産業機械や計算機などのシステム
を操作するには、利用者側が機械の操作方法を覚えるこ
とにより、システム側に適応する必要があった。しか
し、この形態はシステム側が主導であり、利用者は常に
身体的および精神的負荷をかけられてきた。このような
システム利用者の疲労を軽減させる方法として、対話メ
タファの使用やモデル世界メタファによるダイレクト・
マニピュレーションなどのメタファ環境を利用して利用
者ーシステム間のインターフェースをより利用者側に近
づける手法がある。
【0004】これらは利用者がコマンド言語によってシ
ステムと対話したり、空間メタファ上のアイコンにマウ
スを使って直接的にシステムを操作することによって、
システムとより自然に対話することができるため、利用
者の負荷を或る程度軽減させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの手法
は、利用者の個々の技術的、思考的能力レベルを考慮し
ていないため、画一的なインターフェースしか提供でき
ず、利用者にとって必ずしも適切な操作性や情報を提供
しているとは限らない。そこで、操作者の操作正誤履歴
や操作者が入力したコマンドから操作者のレベルあるい
は特徴を抽出し、操作者に対する操作指示手順を変更し
たり、あるいはメッセージ等を出力する等のシステムも
提案されている(例えば、特開平7−129348号公
報、特開平1−310465号公報参照)。しかしなが
ら、操作者の操作正誤履歴や入力したコマンドだけでは
操作者のレベル、特徴を適切に抽出することは困難であ
り、利用者の個々の技術的、思考的能力レベルに応じた
適切な操作性や情報を提供することはできなかった。
【0006】すなわち、利用者のレベルによって操作す
るコマンドのレベル等が相違するため、レベルの比較的
高い利用者とレベルの低い操作者の間で、操作正誤率に
あまり差が生じない場合があり、また、同じ利用者で
も、操作内容、使用するアプリケーション・プログラム
によって習熟しているコマンドを頻繁に使用する場合
と、習熟していないコマンドを頻繁に使用する場合があ
り、そのときに入力されるコマンドの種類のみを見てい
ても操作者のレベルを適切に判定することはできない。
【0007】本発明は上記した従来技術の問題点を考慮
してなされたものであり、本発明の目的は、レベルの異
なる個々の利用者に対して、適切なシステム応答やシス
テム資源利用方法を提供することができる利用者の操作
行動に適応する応答制御方法およびシステムを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。同図において、入力装置11は利用者がシステム
に入力できる、キーボードやマウス、タブレットデジタ
イザなどの入力装置一般を指すものである。システムと
利用者との対話過程での利用者による操作行動は、入力
装置11を通して計測される。
【0009】計測された信号は、入力制御部12でシス
テムで使用可能な形式に変換され、操作行動記録部13
により操作履歴データベース14に記録、蓄積される。
蓄えられたデータは特徴抽出部15に取り込まれ、打鍵
特徴、コマンド特徴、グラフィカル・ユーザインタフェ
ース(GUI)操作特徴等の各特徴量毎に利用者の行動
特徴の抽出が行われる。
【0010】抽出された特徴データを基に、各特徴量と
利用者の技能や知識のレベルとの関係を表す知識の集ま
りである熟練度知識ベース17の知識を利用して、レベ
ル推定部16において利用者の各ドメイン・レベルを判
定する。ついで、推定レベルの利用者にとって有効なシ
ステム応答を呈示するために、応答ドメイン知識ベース
19にあるドメイン知識を利用して、応答推論部18で
適切な応答方法を決定する。
【0011】決定された応答方法にしたがって、応答内
容生成部1aで実際の応答を生成し、出力制御部1bを
通し表示装置1c上に呈示したり、アプリケーション・
プログラムに適切なシステム応答を実現させる。また、
決定された応答方法にしたがって、機能制御部1dで利
用者のレベルに合ったシステム機能を提供する。本発明
の請求項1〜6の発明は、上記のように、利用者との対
話過程における利用者のコマンド操作および/またはグ
ラフィカル・ユーザインタフェース操作を記録、蓄積
し、上記蓄積情報から利用者の操作行動の特徴を抽出
し、利用者の操作行動の特徴から、適切な応答を生成し
ているので、レベルの異なる個々の利用者に対して、適
切なシステム応答やシステム資源利用方法を提供するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施形態】図2、図3は本発明の実施例のシス
テム構成を示す図である。図2、図3において、20は
計算機本体、21はキーボード、22はマウス、23は
ディスプレイであり、利用者はキーボード21、マウス
22、ディスプレイ23を介して計算機本体20と対話
する。
【0013】計算機本体20において、24はキーボー
ド21やマウス22の操作命令をコード化するデバイス
ドライバ、25は利用者の操作入力を受信するグラフィ
カル・ユーザインタフェース(GUI)、26はキーボ
ード21やマウス22から入力された操作命令が送信さ
れる送信対象クライアントである。また、27はキーボ
ード21やマウス22による操作イベントを記録する操
作イベント記録部、28は操作履歴を記録する操作履歴
データベース、29はグラフィカル・ユーザインタフェ
ース25を介して入力されるマウスイベントをコマンド
に変換するコマンド解析クライアントである。
【0014】30は特徴抽出部であり、操作履歴データ
ベース28に記録された操作イベントから、打鍵特徴抽
出部2aにおいて利用者の打鍵特徴を抽出するととも
に、コマンド特徴抽出部2bにおいて利用者が使用する
コマンドの特徴を抽出し、さらに、GUI特徴抽出部2
cにおいてウインドウ画面の操作等、利用者が行う画面
操作の特徴を抽出する。
【0015】2dはレベル判定部、2eは熟練度知識ベ
ースであり、レベル判定部2dは特徴抽出部30により
抽出された利用者固有の特徴量と熟練度知識ベースに格
納された知識ベースに基づき利用者のレベルを推定す
る。2fは応答推定部、2gは応答ドメイン知識ベース
であり、応答推定部2fは応答ドメイン知識ベース2g
の格納情報を基に、利用者が利用するコマンドの特徴、
GUI操作の特徴、利用者の熟練度レベルから応答を推
論する。
【0016】2hは応答推論部2fによる推論結果から
応答内容を生成しアプリケーション・プログラム2jへ
与えるとともに、出力制御部2mを介して表示装置23
に表示させる応答内容生成部、2iは応答推論部2fに
よる推論結果からシステム制御部2kの機能を制御する
機能制御部である。次に本実施例の動作を説明する。
【0017】利用者から計算機本体20への操作命令は
キーボード21とマウスを使って行われ、デバイスドラ
イバ24によってコード化されグラフィカル・ユーザ・
インタフェース(GUI)25を介して送信対象クライ
アント26に送信される。キーボード操作の場合には、
グラフィカル・ユーザ・インタフェース25から出力さ
れるキーボード・イベントは、OS内部の通信機構を経
由して本来の送信対象クライアントへ送られると同時
に、操作イベント記録部27にも送信され操作記録デー
タベース28に記録される。
【0018】マウス操作の場合には、マウス22を使っ
て選択されたグラフィカル・ユーザ・インタフェース2
5からのマウス・イベントがコマンド解析クライアント
29によってコマンドに変換されたのち、キーボードと
同様に、操作イベント記録部27を介して操作履歴デー
タベース28に記録される。さらに、利用者が行うウイ
ンドウ画面の操作等のGUI操作の内容も同様に操作イ
ベント記録部27を介して操作履歴データベース28に
記録される。上記操作履歴はシステム操作、利用者が使
用するアプリケーション・プログラムに対する操作毎に
それぞれ記録される。
【0019】特徴抽出部30の打鍵特徴抽出部2aは上
記操作履歴データベース28に記録された利用者のキー
ボード操作情報から、打鍵の速さ、打鍵の正誤率等の利
用者の打鍵特徴を抽出する。また、コマンド特徴抽出部
2bは、上記操作履歴データベース28に記録されたコ
マンド情報から使用するコマンドの種類、コマンド間の
関係(どのようなコマンドがどの様な順序で実行される
か)等のコマンド特徴を、システム操作、利用者が使用
するアプリケーション・プログラムに対する操作毎に抽
出する。
【0020】さらに、GUI特徴抽出部2cは、上記操
作履歴データベース28に記録された、画面上の操作
(例えば、ウィンドウ、アイコンの配置等)等のGUI
操作内容から、GUI操作特徴を、システム操作、利用
者が使用するアプリケーション・プログラムに対する操
作毎に抽出する。コマンド特徴抽出部2bにおいて抽出
された打鍵特徴、コマンド特徴、GUI操作特徴はレベ
ル推定部2dに送られ、利用者の熟練度がシステム操
作、アプリケーション・プログラムに対する操作毎に推
定される。
【0021】すなわち、熟練度知識ベース2eには打鍵
特徴、コマンド特徴、GUI操作特徴等の特徴量と利用
者の技能や知識レベルとの関係を表すルール知識が格納
されており、レベル推定部2dは、このルール知識を参
照して、利用者の打鍵速さ、正誤率等から計算機操作に
対する熟練度を判定するとともに、打鍵特徴、コマンド
特徴、GUI操作特徴から、システム、各アプリケーシ
ョン・プログラムに対するコマンド知識のレベル等の利
用者の知識レベルを推定する。
【0022】上記レベル推定部2dにおいて推定された
推定結果および特徴抽出部30で抽出されたコマンド特
徴、GUI操作特徴は応答推論部2fに送られる。応答
推論部2fは応答ドメイン知識ベース2gを参照して利
用者に対してどのような応答が適切であるかを推論す
る。応答ドメイン知識ベース2gには、各ドメインレベ
ルにおける打鍵特徴、コマンド特徴、GUI操作特徴に
対する応答内容がシステム操作、アプリケーション・プ
ログラムに対する操作毎に記録されており、応答推論部
2fはこの応答内容を参照して応答を推論する。
【0023】この推論結果は、機能制御部2i、応答内
容生成部2hを介してアプリケーション・プログラム2
j、システム制御部2kに送られ、適切なシステム応答
を実行させる。また、応答内容生成部2h、出力制御部
2mを介してディスプレイ23上に表示される。上記応
答としては例えば次のようなものがあげられる。 (1) 利用者の打鍵特徴に基づき、打鍵の正誤率、頻繁に
間違える打鍵操作等をディスプレイ上に表示し利用者に
通知する。 (2) 操作誤りが頻繁に発生する場合には、利用者の了解
の基に、操作誤りを自動的に訂正する。 (3) 利用者のコマンド特徴に基づき、システム、各アプ
リケーション・プログラムに対して、コマンドの操作性
を向上させるシステム応答を実現させる。
【0024】例えば、コマンドの利用頻度、コマンド間
の関係から、利用者のレベルに応じてマクロ化する一連
のコマンド群を生成してマクロ候補をディスプレイ23
上に表示し、利用者の了解を基にマクロを生成する。あ
るいは、利用頻度の多いコマンドについては、画面上に
スイッチボタンを表示し、該スイッチボタンをマウスで
クリックすることにより上記コマンドを実行可能とす
る。 (4) GUI操作特徴から、例えば利用者のウィンドウの
配置等の特徴を把握し、システム、各アプリケーション
・プログラムに対して、利用者が頻繁に利用するウィン
ドウ配置等を自動的に実現させる。 (5) 利用頻度の多いアプリケーション・プログラム等が
ある場合には、システムに対してスケジューリングを変
更させ、利用頻度の多いアプリケーション・プログラム
の処理上のウエイトを高める。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、利用者との対話過程における利用者のコマンド操作
および/またはグラフィカル・ユーザインタフェース操
作を記録、蓄積し、上記蓄積情報から利用者の操作行動
の特徴を抽出し、利用者の操作行動の特徴から、適切な
応答を生成しているので、操作技能や知識レベルの異な
る利用者に対して、適切なシステム応答や制御応答を実
現することができる。
【0026】このため、システム利用者の身体的、精神
的負荷を軽減することができ、かつ、システム資源を有
効に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例のシステム構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施例のシステム構成を示す図(続
き)である。
【符号の説明】
11 入力装置 12 入力制御部 13 操作行動記録部 14 操作履歴データベース 15 特徴抽出部 16 レベル推定部 17 熟練度知識ベース 18 レベル推定部 19 応答ドメイン知識ベース 1a 応答内容生成部 1b 出力制御部 1c 表示装置 1d 機能制御部 20 計算機本体 21 キーボード 22 マウス 23 表示装置 24 デバイスドライバ 25 グラフィカル・ユーザインタフェース 26 送信対象クライアント 27 操作イベント記録部 28 操作履歴データベース 29 コマンド解析クライアント 30 特徴抽出部 2a 打鍵特徴抽出部 2b コマンド特徴抽出部 2c GUI特徴抽出部 2d レベル推定部 2e 熟練度知識ベース 2f 応答推論部 2g 応答ドメイン知識ベース 2h 応答内容生成部 2i 機能制御部 2j アプリケーション・プログラム 2k システム制御部 2m 出力制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置を介して利用者が入力する操作
    行動に応答して対話形式で処理を行うシステムにおける
    応答制御方法において、 利用者との対話過程における利用者のコマンド操作およ
    び/またはグラフィカル・ユーザインタフェース操作を
    記録、蓄積し、 上記蓄積情報から利用者の操作行動の特徴を抽出し、 利用者の操作行動の特徴から対応する応答を生成し、応
    答内容を利用者に通知、もしくは、システムおよび/ま
    たはアプリケーション・プログラムに適切な応答を実現
    させることを特徴とする利用者の操作行動に適応する応
    答制御方法。
  2. 【請求項2】 入力装置を介して利用者が入力する操作
    行動に応答して対話形式で処理を行うシステムにおい
    て、 利用者との対話過程における利用者の打鍵特徴と、コマ
    ンド操作および/またはグラフィカル・ユーザインタフ
    ェース操作を記録し蓄積する手段と、 上記蓄積情報から利用者の操作行動の特徴を抽出する手
    段とを設け、 利用者の操作行動の特徴から対応する応答を生成し、シ
    ステムおよび/またはアプリケーション・プログラムに
    適切な応答を実現させ、応答内容を利用者に通知するこ
    とを特徴とする利用者の操作行動に適応する応答制御シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 利用者の操作行動の特徴から利用者のレ
    ベルを推定するレベル推定手段を設け、レベル推定手段
    により推定されたレベルに応じた応答を生成することを
    特徴とする請求項2の利用者の操作行動に適応する応答
    制御システム。
  4. 【請求項4】 利用者のレベルに応じてシステムからの
    適切な応答を推論する推論手段を設けたことを特徴とす
    る請求項3の利用者の操作行動に適応する応答制御シス
    テム。
  5. 【請求項5】 推論手段の推論結果に基づき、応答内容
    を生成する手段を設けたことを特徴とする請求項4の利
    用者の操作行動に適応する応答制御システム。
  6. 【請求項6】 推論手段の推論結果にしたがってシステ
    ムの機能を制御する手段を設けたことを特徴とする請求
    項5の利用者の操作行動に適応する応答制御システム。
JP7259915A 1995-10-06 1995-10-06 利用者の操作行動に適応する応答制御方法およびシステム Withdrawn JPH09101935A (ja)

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