JPH09103860A - 型に対する離型剤の被着方法及びそのための装置 - Google Patents

型に対する離型剤の被着方法及びそのための装置

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JPH09103860A
JPH09103860A JP28682495A JP28682495A JPH09103860A JP H09103860 A JPH09103860 A JP H09103860A JP 28682495 A JP28682495 A JP 28682495A JP 28682495 A JP28682495 A JP 28682495A JP H09103860 A JPH09103860 A JP H09103860A
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mold
liquid
pressurized gas
foam
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JP28682495A
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English (en)
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Masahiko Horie
雅彦 堀江
Ryuji Ishida
竜二 石田
Mitsuhiro Karaki
満尋 唐木
Mikinari Nozaki
美紀也 野崎
Tsutomu Tsuruta
努 鶴田
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RITSUKUSU KK
Noritake Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
RITSUKUSU KK
Noritake Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】霧化した離型剤を型に吹き付けて塗布を行なう
従来技術によると、霧化した離型剤が飛散するので、良
好な作業環境を保つためには被着ブースを設けてその中
で行わなければならないという制約を受ける。また、型
に付着せずに飛散する離型剤のロスを避けることが困難
であり、離型剤の実際の使用率が低く、コストを上昇さ
せている。 【解決手段】液状の離型剤と加圧ガスの合流を泡発生手
段3で混合して泡状の離型剤を得て、前記泡状の離型剤
を型の内部空間に充填して、前記泡状の離型剤を型の内
部空間表面に被着する離型剤の被着方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型に対する離型剤
の被着方法及び被着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液状の離型剤の型への被着ないし
塗布は、前記離型剤を霧化し、霧化した離型剤を吹き付
けることにより行われていた。
【0003】例えば、アルミ等のダイカスト鋳造法にお
いては、スプレーガンを使用して、解体した鋳造金型内
面に霧化した離型剤を吹き付け塗布していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、霧化した離型
剤を型に吹き付けて塗布を行なうと、霧化した離型剤が
飛散するので、良好な作業環境を保つためには被着ブー
スを設けてその中で行わなければならないという制約を
受ける。
【0005】また、型に付着せずに飛散する離型剤のロ
スを避けることが困難であり、離型剤の実際の使用率が
低く、コストを上昇させている。
【0006】本発明の目的は、従来技術とは異なる新規
な離型剤の被着方法及び被着装置を提供することであ
る。
【0007】また、本発明の他の目的は、上記従来技術
の問題点を解決する離型剤の被着方法及び被着装置を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、次の離
型剤の被着方法及び被着装置により少なくとも一つの上
記目的を達成することができる。
【0009】本発明によれば、型の内部空間への離型剤
の被着は、離型剤を泡状にした状態で行うことを基本と
する。これにより、面に対する一様かつ完全な被着と、
飛散防止とが同時に達成される。過剰な泡は吸引除去で
きる。泡を用いた方法によれば、割型を開くことなく閉
止したままでも、充填により泡を内面に被着でき、かつ
真空吸引により余分な泡を除去できる。
【0010】しかし、必要に応じ、型は開いた状態でも
泡を所定型内面にノズル等で供給し、その後、ノズル等
で吸引することもできる。泡の生成は液状の離型剤と加
圧ガスの合流体を混合することによって可能であるが、
特にこのために適した装置を用いることが好ましい。以
下に具体的な解決手段を示す。
【0011】液状の離型剤と加圧ガスの合流を混合し
て泡状の離型剤を得て、前記泡状の離型剤を型の内部空
間表面に被着する離型剤の被着方法(請求項1)。
【0012】前記被着方法は、好ましくは、泡状の離型
剤を型の内部空間に充填して被着する(請求項2)。
【0013】前記被着方法は、好ましくは、型の内部空
間に充填された過剰な泡状の離型剤を型の内部空間から
除去する工程を含む(請求項3)。
【0014】前記被着方法は、好ましくは、前記泡状の
離型剤を型の内部空間に充填するにあたり、泡状の離型
剤の流量及び充填時間のうちの少なくとも一を鋳造条件
に応じて設定する(請求項4)。
【0015】前記被着方法は、好ましくは、前記液状の
離型剤と前記加圧ガスの混合比を鋳造条件に応じて設定
する(請求項5)。
【0016】前記被着方法は、好ましくは、鋳造条件を
変更するにあたり、前記液状の離型剤と前記加圧ガスの
混合比、泡状の離型剤の流量及び充填時間のうちの少な
くとも一を鋳造条件に応じて変更する(請求項6)。
【0017】請求項4〜6の離型剤の被着方法によれ
ば、より一層良好に泡状の離型剤を被着することができ
る。例えばアルミ等のダイカスト鋳造法を一例にして説
明すると次のとおりである。
【0018】アルミ等のダイカスト鋳造法において、泡
状の離型剤は、その種類等にもよるが、一般的には、型
に良好に付着させることができる付着良好温度範囲(お
よそ200〜250℃程度)を有しており、型の温度が
所定の温度より低温でないと、型に付着させることが困
難である。
【0019】そこで、鋳造時に型の温度が前記付着良好
温度範囲を越える条件Aの場合において、連続的に鋳造
しようとする時は、泡状の離型剤を製造する際に加圧
ガス流量Gと液状の離型剤の流量Lの混合比G/Lを小
さくする、泡状の離型剤の流量を上げる、型への充
填時間を長くする、のうちの1又は2以上の手段を採用
することによって、型の温度が前記付着良好温度範囲内
になるように型を冷却し泡状の離型剤を型に付着させ
る。これにより、泡状の離型剤を型内面に均一に付着さ
せることができる。泡状の離型剤の付着性が悪いと、離
型抵抗が大きくなり型寿命が短くなると共に鋳造装置の
故障の原因となる、という問題が生じるが、上記手段に
よればかかる問題は生じない。ここでGは大気圧に換算
した加圧ガスの容積(流量)であり、Lは液状の離型剤
の容積(流量)である。
【0020】一方、鋳造時の型の温度が前記条件Aにお
ける鋳造時の型の温度よりも所定の温度幅を越えて低く
なる場合において、連続的に鋳造しようとする時は、前
記条件Aの場合と同様の条件で泡状の離型剤を型に充填
すると、型の温度が下がり過ぎてしまい離型剤が乾燥し
にくくなる。泡状の離型剤の乾燥性が悪いと、型内部に
水分が残り製品自体の外観が悪くなり不良品が増加す
る、という問題が生じる。
【0021】そこで、かかる場合には、泡状の離型剤
を製造する際の前記混合比G/Lを条件Aの場合よりも
大きくする、泡状の離型剤の流量を条件Aの場合より
も下げる、型への充填時間を条件Aの場合よりも短く
する、のうちの1又は2以上の手段を採用することによ
って、型の温度が前記付着良好温度範囲の下限より下が
らないようにできるので、型の乾燥性も良好になり上記
問題を解決できる。
【0022】液状離型剤供給手段と、加圧ガス供給手
段と、液状離型剤と加圧ガスの合流を混合して発泡させ
る泡発生手段を有する離型剤の被着装置(請求項7)。
【0023】前記被着装置は、好ましくは、型に充填し
た過剰な泡状の離型剤を型から除去する手段を有する
(請求項8)。
【0024】泡発生手段は、好ましくは、液状離型剤と
加圧ガスを合流させる合流部の下流側に配置され液の表
面積を増大させるプレミキサーと、前記プレミキサーの
下流側に配置されるスタティックミキサーを有する(請
求項9)。
【0025】前記プレミキサーは、好ましくは、液膜を
生成する充填材を管内に有して成る(請求項10)。
【0026】前記被着装置の前記合流部において、液状
離型剤と加圧ガスが合流する。合流した液状離型剤と加
圧ガスは、前記合流部の下流側にあるプレミキサーとス
タティックミキサーを順次通過する。スタティックミキ
サーの出口では、泡状の離型剤が得られるので、これを
型に塗布する。
【0027】前記プレミキサーを設けているので、液状
の離型剤を泡状にするための条件の許容範囲が極めて広
い。スタティックミキサーを有することにより、きめの
こまかい泡状の離型剤を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(離型剤の被着方法)本発明の離型剤の被着方法は、泡
状の離型剤を型の内部空間表面に被着させる。被着の仕
方は、飛散しない仕方であれば色々選択できる。
【0029】泡状の離型剤は、液状の離型剤を発泡させ
て形成することができる。例えば、液状の離型剤流と加
圧ガス流を合流して合流体を得て、この合流体を混合し
て泡状の離型剤を得ることができる。
【0030】液状の離型剤流と加圧ガス流を合流させる
態様としては、1本の液状の離型剤流に1本の加圧ガス
流を合流させても良く、また、1本の液状の離型剤流に
複数本の加圧ガス流を合流させることもできる。
【0031】合流点は、1カ所でも良く複数カ所でも良
い。例えば上流側から下流側へ順に合流点を設けること
ができる。複数の加圧ガス流を合流させる場合でも、例
えば液状の離型剤の供給管の外周方向に複数の加圧ガス
の供給管を連通して設けることにより1カ所で合流させ
ることができる。なお、1本の液状の離型剤流に複数本
の加圧ガス流を合流させる場合には、より効果的に泡状
の離型剤を得ることができる。
【0032】液状の離型剤は、好ましくは、離型成分と
発砲成分を含有するものにする。離型成分としては、例
えば水、黒鉛がある。発砲成分としては、例えば石鹸等
の発砲性を有する界面活性剤がある。
【0033】液状の離型剤には、粉状の離型剤等の微細
な粒子を分散して含有するものも含まれる。
【0034】良好に発泡させることのできる液状の離型
剤としては、例えば、黒鉛粒子を含有する(より好まし
くは分散して含有する)石鹸水がある。
【0035】型は、成形のための型であり、例えば、ダ
イカスト鋳造法で使用する型、プラスチック成形用型、
セラミック成形用型等を用いることができる。
【0036】本発明の離型剤の被着方法では、泡状の離
型剤を型の内部に充填して塗布することができる。型の
内部に充填した過剰な泡状の離型剤の泡が消泡しにくい
場合は、過剰な泡状の離型剤を型の内部から強制的に除
去することができる。
【0037】過剰な泡状の離型剤を型の内部から除去す
るための手段としては、型の内部の泡状の離型剤を吸引
除去したり、型の内部に気体を送り込んで排出したりす
る手段がある。
【0038】例えば、ノズルから高速で気体を噴射する
ことにより過剰な泡状の離型剤を型の内部から押し出し
て他の容器に回収し、このような操作を繰り返すことに
より液に近い状態で安定した混合比の泡状の離型剤を回
収することができる。この場合において、回収用の容器
として円筒状の容器を用いると共に、型の内部から押し
出された泡状の離型剤が当該円筒状容器の円柱状空孔に
回収されるように前記容器を傾けて泡状の離型剤を回収
し、回収した泡状の離型剤が容器の底部に集まるように
前記容器を旋回させる。このような方法により泡状の離
型剤を液化することができる。
【0039】なお、回収した泡状の離型剤を液化する他
の手段としては、そのまま沈静させておく方法もあり、
この方法によっても液化して液と泡に分離する。このよ
うにして回収された液状の離型剤は、再使用することが
できる。消泡していない泡状の離型剤は、そのまま再使
用することができる。
【0040】型には、泡状の離型剤を吸引除去したり、
気体を送り込むための穴を穿つことができる。
【0041】前記泡状の離型剤を型の内部空間に充填す
るにあたり、好ましくは、泡状の離型剤の流量及び充填
時間のうちの少なくとも一を鋳造条件に応じて設定す
る。
【0042】例えば、図6に示すように、鋳造条件の一
種である金型温度を高く設定するにしたがって、泡状の
離型剤の型への流量(泡流量)を増加させることができ
る。また、図7に示すように、金型温度を高く設定する
にしたがって、泡状の離型剤の型への充填時間(泡充填
時間)を長くすることができる。なお、鋳造時の金型温
度は、例えば100〜450℃である。
【0043】 また、好ましくは、前記液状の離型剤と
前記加圧ガスの混合比を鋳造条件に応じて設定する。
【0044】例えば、図8に示すように、金型温度を高
く設定するにつれて、加圧ガス流量Gと液状の離型剤の
流量Lの混合比G/L(気液比)を小さくすることがで
きる。
【0045】前記混合比を変化させるには、液状の離型
剤と加圧ガスの合流を得る際に液状の離型剤の流量及び
加圧ガスの流量のうちのいずれか一方又は双方を変更さ
せることにより可能である。
【0046】具体的には、液状の離型剤をポンプで供給
している場合には、当該ポンプの回転数を調節すること
により、供給量を変更することができる。また、加圧ガ
スの供給弁を操作することにより、加圧ガスの供給量を
変更することができる。
【0047】金型温度に対応する前記液状の離型剤と前
記加圧ガスの最適な混合比は、当該最適な混合比を得る
ためのそれぞれの流量データを予めコンピュータに入力
しておき、当該コンピュータで前記液状の離型剤と前記
加圧ガスのそれぞれの流量を設定することによって制御
することができる。
【0048】鋳造条件を変更するにあたり、好ましく
は、前記液状の離型剤と前記加圧ガスの混合比、泡状の
離型剤の流量及び充填時間のうちの少なくとも一を、鋳
造条件である金型温度に応じて変更する。
【0049】例えばアルミ等のダイカスト鋳造法におい
ては、泡状の離型剤を製造する際の加圧ガス流量Gと液
状の離型剤の流量Lの混合比G/Lは25〜50、泡状
の離型剤の流量は150〜600リットル/分、充填時
間は1〜3秒の各範囲内で金型温度(例えば100〜4
50℃)に応じて設定できるので、好ましくは前記各範
囲内で金型温度に応じて変化させる。ここでGは大気圧
に換算した加圧ガスの容積(流量)であり、Lは液状の
離型剤の容積(流量)である。なお、液状の離型剤とし
ては黒鉛粒子を分散して含有する石鹸水を用い、泡状の
離型剤としてはかかる液状の離型剤と加圧ガスの合流を
混合して得られたものを用いている。
【0050】(離型剤の被着装置)本発明の離型剤の被
着装置は、液状離型剤供給手段と、加圧ガス供給手段
と、泡発生手段を有し、さらに、型に充填した過剰な泡
状の離型剤を型から除去する手段を有することができ
る。
【0051】液状離型剤供給手段は、液状離型剤を供給
する管にすることができる。この管は、液状離型剤供給
源に連通させ、ポンプを設けて液状の離型剤を連続して
供給することができる。
【0052】前記ポンプのモーターをサーボモーター等
とすることにより、装置の応答性を向上させることがで
きる。
【0053】また、前記管には、流量計や圧力計を設け
て、液状離型剤の供給量を測定することができる。さら
に、流量制御弁を設けて所望の供給量に制御することが
でき、逆止弁を設けて液状の離型剤の逆流を防止するこ
とができる。
【0054】加圧ガス供給手段は、加圧ガスを供給する
管にすることができる。この管は、高圧ガスボンベ等の
加圧ガス供給源に連通し、加圧ガスを連続して供給する
ことができる。
【0055】また、加圧ガス供給源ないしその下流側の
加圧ガス供給管に電磁弁を設けた場合には、当該電磁弁
を開閉することにより必要な時だけ加圧ガスを供給する
ことができる。加圧ガスは、例えば、圧縮空気等にする
ことができる。
【0056】前記管には、流量計や圧力計を設けて加圧
ガスの供給量を測定することができる。さらに、流量制
御弁を設けて所望の供給量に制御することができ、逆止
弁を設けて加圧ガスの逆流を防止することができる。
【0057】泡発生手段は、液状の離型剤と加圧ガスの
合流を混合して発泡させるものであれば良く、好ましく
は、プレミキサーとその下流に配置されるスタティック
ミキサーを有するものにする。
【0058】プレミキサーは、液状離型剤と加圧ガスを
合流させる合流部の下流側に配置され液の表面積を増大
させるものである。
【0059】スタティックミキサーは、前記プレミキサ
ーの下流側に配置される。
【0060】液状離型剤と加圧ガスとの合流部は、上述
の液状離型剤供給管及び加圧ガス供給管に連通させて、
液状離型剤と加圧ガスを合流されることができる。液状
離型剤と加圧ガスの合流比G/Lは、例えば10〜20
にすることができるが、より小さい値(例えば1〜1.
5のように2以下の値)や、より大きな値(例えば20
〜50あるいは25〜50)にすることもできる。ここ
でGは大気圧に換算した加圧ガスの容積(流量)であ
り、Lは液状の離型剤の容積(流量)である。
【0061】前記合流比G/Lを変更することにより気
泡径を調整できるので、目的に応じた泡状の離型剤を得
ることができる。気泡径は、例えば、1〜3倍程度の範
囲で調整することができる。
【0062】前記合流部の下流側には、液の表面積を増
大させるプレミキサーと、前記プレミキサーの下流側に
配されるスタティックミキサーが存在するので、液状の
離型剤を非常に簡単に泡状の離型剤にすることができ
る。特に、前記プレミキサーを設けているので、液状の
離型剤を泡状にするための条件の許容範囲が極めて広
い。例えば、スタティックミキサーの上流側に前記プレ
ミキサーがなく離型剤が液状のままスタティックミキサ
ーを吹き抜けてしまうような場合でも、前記プレミキサ
ーを設けることにより液状の離型剤を泡状にすることが
できる。
【0063】前記プレミキサーは、液の表面積を増大さ
せるもので良いが、好ましくは、液膜を生成する充填材
を管内に有して成るものにする。前記管の長さ及び径の
少なくとも一を変更することにより、一定体積当たりの
泡状離型剤における離型剤の含有率を任意に変更するこ
とができる。
【0064】前記充填材としては、例えば、網状のも
の、不織布、金たわし、ラシヒリング等にすることがで
きる。
【0065】スタティックミキサーは、一般的には、流
体の流路の中に邪魔板を設けて流れを分割し、流線を変
更することにより流体を混合する装置である。好ましく
は、1以上のねじり羽根エレメントを管内に配設したも
のにする。前記管の長さ及び径の少なくとも一を変更す
ることにより、一定体積当たりの泡状離型剤における離
型剤の含有率を任意に変更することができる。
【0066】ねじり羽根エレメントの形状は、例えば、
長方形の板をその長手方向の中心軸を中心として所定の
ねじり角度でねじった形状にすることができる。前記ね
じり角度は、例えば30゜〜270゜にすることがで
き、270゜を越えても良い。好ましくは、180゜±
30゜程度にする。
【0067】型に充填した過剰な泡状の離型剤を型から
除去する手段としては、吸引管や加圧ガス供給管があ
る。即ち、吸引管により過剰な泡状の離型剤を吸引除去
することができ、加圧ガス供給管により型に加圧ガスを
供給して過剰な泡状の離型剤を型から除去することがで
きる。例えば、型の加圧ガスを供給するための穴から加
圧ガスを供給し、他の穴から離型剤を排出することがで
きる。また、吸引管と加圧ガス供給管を組合せて離型剤
を除去しても良い。
【0068】吸引管は、例えば真空ポンプ等の負圧源に
連通させたものにすることができる。
【0069】
【実施例】本発明の離型剤の被着装置の一実施例を図1
に基づいて説明する。
【0070】図1の被着装置は、液状の離型剤流を供給
する液状離型剤供給管1と、加圧ガス流を供給する加圧
ガス(圧縮空気)供給管2と、液状の離型剤流と加圧ガ
ス流を合流し混合して発泡させる泡発生手段3を有す
る。泡発生手段3は、プレミキサー4とその下流側のス
タティックミキサー5を有して成る。
【0071】液状離型剤供給管1は、液状離型剤供給源
であるタンク6に連通し、上流側から順にポンプ7、流
量計8、圧力計9、弁10及び逆止弁11を有する。
【0072】加圧ガス供給管2は、上流側から順に圧力
計12、流量計13、圧力計14、弁15及び逆止弁1
6を有し、下流側に圧縮空気を供給する。
【0073】液状離型剤供給管1の液状離型剤流と、加
圧ガス供給管2の圧縮空気流は、液状離型剤供給管1と
加圧ガス供給管2の合流部17で合流する。合流した液
状離型剤流と圧縮空気流は、プレミキサー4とスタティ
ックミキサー5を通過する。
【0074】図3は、プレミキサー4の流路方向の断面
図であり、両端にフランジ部31、32を有する略円筒
状の網状体であり、径方向の断面にも網目を有する。前
記フランジ部は、流体の流路となる管や下流側に設ける
スタティックミキサーと接合しやすくするために設けら
れている。
【0075】図2は、スタティックミキサー5の流路方
向の断面図であり、複数のねじり羽根エレメント21を
管22の内部に配して成る。ねじり羽根エレメント21
の形状は、長方形の板をその長手方向の中心軸を中心と
しておよそ180度のねじり角度でねじった形状であ
る。管22は、両端にフランジ部23、24を有する略
円筒状であり、前記フランジ部23、24は、流体の流
路となる管や上流側に設けるプレミキサーと接合しやす
くするために設けられている。
【0076】このようなスタティックミキサー5の下流
側の出口からは、泡状の離型剤が得られる。
【0077】液状離型剤供給管と加圧ガス供給管からそ
れぞれ液状離型剤流と加圧ガス流を連続的に供給して泡
状の離型剤を連続して形成すると、泡状の離型剤は、泡
状離型剤供給管18を通って型に送られ型の内部空間に
充填されて前記内部空間表面に被着する。
【0078】図4は、本発明の離型剤の被着方法に使用
することができる型の一例の断面図である。
【0079】この型は、上型41と下型42から成り、
内部空間43を有している。そして、前記型は、泡状の
離型剤の充填口44を有している。前記充填口44は、
前記内部空間43に連通しているので、前記内部空間に
泡状の離型剤を充填して、前記内部空間の表面に泡状の
離型剤を被着することができる。
【0080】泡状の離型剤を強制的に除去したい場合
は、泡状の離型剤を吸引除去するための吸引口45を穿
つことができる。
【0081】図1の被着装置は、液状の離型剤流を供給
する液状離型剤供給管1と、加圧ガス流を供給する加圧
ガス(圧縮空気)供給管2とが1カ所で合流している
が、図9〜11に示すように、外周方向に複数の加圧ガ
スの供給口92、93を設けることによって複数の加圧
ガスの供給管(図示せず)と液状の離型剤の供給管90
とを合流させる合流管91によっても、液状の離型剤流
と加圧ガス流を合流させることができる。
【0082】即ち、前記合流管91のA−A線断面にお
いて当該合流管91の外周方向に6つの加圧ガス供給口
92をほぼ均等の間隔をおいて設けている。そのため、
隣接して設けた加圧ガス供給口の中心軸のなす角はそれ
ぞれおよそ60度である。さらに前記A−A線断面の上
流側のB−B線断面にも当該合流管91の外周方向に6
つの加圧ガス供給口93をほぼ均等の間隔をおいて設け
ている。そのため、隣接して設けた加圧ガス供給口の中
心軸のなす角はそれぞれおよそ60度である。なお、前
記各々の加圧ガス供給口92及び93は、それぞれ加圧
ガス供給管と連通している。
【0083】従って、図9において、液状の離型剤は、
液状の離型剤の供給管90の入口90aから当該供給管
90の出口90bに流れ、複数の加圧ガス流と合流し合
流管91の出口91cからプレミキサー側に流れる。
【0084】このように1本の液状の離型剤流に複数の
加圧ガス流を分散して合流させる場合には、より効果的
に泡状の離型剤を得ることができる。
【0085】
【発明の効果】請求項1〜6の離型剤の被着方法は、液
状の離型剤と加圧ガスの合流を混合して泡状の離型剤を
得て、前記泡状の離型剤を型の内部空間表面に被着する
ので、霧化した離型剤が飛散することにより生じる問題
を発生させることなく、離型剤を型に塗布することがで
きる。
【0086】即ち、霧化した塗液の飛散による作業環境
の悪化は解消する。また、霧化による塗液の飛散が生じ
ないので、余分な泡状の塗液は容易に回収して再使用す
ることができる。よって、塗液の使用率を上昇させコス
トを削減することができる。
【0087】また、液状の離型剤と加圧ガスの合流を混
合して泡状の離型剤を得るので、即ち、液状の離型剤か
ら泡状の離型剤を形成するので、塗布に必要な量だけ必
要な時に泡状の離型剤を形成して塗布できる。従って、
離型剤を泡状のまま貯蔵しておく必要がない。
【0088】請求項2〜3の被着方法は、泡状の離型剤
を型の内部空間に充填して被着するので、被着に要する
作業時間を短縮することができると共に、離型剤のロス
をより一層少くして離型剤を型に塗布することができ
る。
【0089】請求項3の被着方法は、型の内部空間に充
填された過剰な泡状の離型剤を型の内部空間から除去す
る工程を含むので、除去された離型剤を回収し離型剤を
より一層効率良く使用することができる。
【0090】請求項4〜6の離型剤の被着方法によれ
ば、より一層良好に泡状の離型剤を被着することができ
る。
【0091】請求項7〜10の離型剤の被着装置は、液
状離型剤供給手段と、加圧ガス供給手段と、液状離型剤
と加圧ガスの合流を混合して発泡させる泡発生手段を有
するので、液状の離型剤を泡状の離型剤にして型に被着
することができる。従って、請求項1〜6の被着方法に
好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の離型剤の被着装置の一実施例の概略を
示す図である。
【図2】本発明の離型剤の被着装置の一実施例における
スタティックミキサーの一例を示す図である。
【図3】本発明の離型剤の被着装置の一実施例における
プレミキサーの一例を示す図である。
【図4】本発明の離型剤の被着方法に使用することので
きる型の一例の断面図である。
【図5】本発明の離型剤の被着方法の一実施例を示す工
程図である。
【図6】金型温度と、泡状の離型剤の型への流量(泡流
量)の関係を示す図である。
【図7】金型温度と、泡状の離型剤の型への充填時間
(泡充填時間)の関係を示す図である。
【図8】金型温度と、加圧ガス流量Gと液状の離型剤の
流量Lの混合比G/L(気液比)の関係を示す図であ
る。
【図9】本発明の離型剤の被着装置の一実施例における
合流管と液状の離型剤の供給管の流路方向の断面図であ
る。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【図11】図9のB−B線断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 33/58 9543−4F B29C 33/58 (72)発明者 堀江 雅彦 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 石田 竜二 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 唐木 満尋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 野崎 美紀也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鶴田 努 愛知県豊田市曙町3−16 リックス株式会 社豊田営業所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状の離型剤と加圧ガスの合流を混合して
    泡状の離型剤を得て、前記泡状の離型剤を型の内部空間
    表面に被着することを特徴とする離型剤の被着方法。
  2. 【請求項2】前記泡状の離型剤を型の内部空間に充填し
    て被着することを特徴とする請求項1に記載の離型剤の
    被着方法。
  3. 【請求項3】型の内部空間に充填された過剰な泡状の離
    型剤を型の内部空間から除去する工程を含むことを特徴
    とする請求項2に記載の離型剤の被着方法。
  4. 【請求項4】前記泡状の離型剤を型の内部空間に充填す
    るにあたり、泡状の離型剤の流量及び充填時間のうちの
    少なくとも一を鋳造条件に応じて設定することを特徴と
    する請求項2〜3の一に記載の離型剤の被着方法。
  5. 【請求項5】前記液状の離型剤と前記加圧ガスの混合比
    を鋳造条件に応じて設定することを特徴とする請求項1
    〜4の一に記載の離型剤の被着方法。
  6. 【請求項6】鋳造条件を変更するにあたり、前記液状の
    離型剤と前記加圧ガスの混合比、泡状の離型剤の流量及
    び充填時間のうちの少なくとも一を鋳造条件に応じて変
    更することを特徴とする請求項1〜5の一に記載の離型
    剤の被着方法。
  7. 【請求項7】液状離型剤供給手段と、加圧ガス供給手段
    と、液状離型剤と加圧ガスの合流を混合して発泡させる
    泡発生手段を有することを特徴とする離型剤の被着装
    置。
  8. 【請求項8】型に充填した過剰な泡状の離型剤を型から
    除去する手段を有することを特徴とする請求項7に記載
    の離型剤の被着装置。
  9. 【請求項9】前記泡発生手段は、液状離型剤と加圧ガス
    を合流させる合流部の下流側に配置され液の表面積を増
    大させるプレミキサーと、 前記プレミキサーの下流側に配置されるスタティックミ
    キサーを有することを特徴とする請求項7〜8に記載の
    離型剤の被着装置。
  10. 【請求項10】前記プレミキサーは、液膜を生成する充
    填材を管内に有して成ることを特徴とする請求項9に記
    載の離型剤の被着装置。
JP28682495A 1995-10-06 1995-10-06 型に対する離型剤の被着方法及びそのための装置 Pending JPH09103860A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260156A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Akebono Brake Ind Co Ltd 摩擦材の製造装置
CN108722714A (zh) * 2018-08-22 2018-11-02 马鞍山齐力机电设备有限公司 一种液压机自动喷脱模剂系统及其工艺

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