JPH09104341A - 液圧制御装置の故障検出方法 - Google Patents
液圧制御装置の故障検出方法Info
- Publication number
- JPH09104341A JPH09104341A JP26590895A JP26590895A JPH09104341A JP H09104341 A JPH09104341 A JP H09104341A JP 26590895 A JP26590895 A JP 26590895A JP 26590895 A JP26590895 A JP 26590895A JP H09104341 A JPH09104341 A JP H09104341A
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- JP
- Japan
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- pressure
- motor
- detecting
- accumulator
- failure
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- Pending
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- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アキュムレータの圧力検出を安価な手段によ
り行うと共に、安価な手段により圧力検出を行った場
合、故障検出する故障検出方法を提供する。 【解決手段】 圧力検出手段PS、モータMT、モータ
駆動手段MDを備え液圧制御を行う液圧制御装置におい
て、モータ電流検出手段MIと、モータ起動時の過渡的
な電流上昇後モータ電流の変曲点を検出し変曲点があ
り、なお且つ圧力検出手段PSの圧力が高圧状態を示す
場合に圧力検出手段PSが故障していることを検出する
故障検出手段FDとを備えた。
り行うと共に、安価な手段により圧力検出を行った場
合、故障検出する故障検出方法を提供する。 【解決手段】 圧力検出手段PS、モータMT、モータ
駆動手段MDを備え液圧制御を行う液圧制御装置におい
て、モータ電流検出手段MIと、モータ起動時の過渡的
な電流上昇後モータ電流の変曲点を検出し変曲点があ
り、なお且つ圧力検出手段PSの圧力が高圧状態を示す
場合に圧力検出手段PSが故障していることを検出する
故障検出手段FDとを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アキュムレータに
蓄えられた圧力により液圧制御を行う液圧制御装置に関
するものであり、特にアキュムレータの圧力を検出する
圧力検出器の故障検出に係わるものである。
蓄えられた圧力により液圧制御を行う液圧制御装置に関
するものであり、特にアキュムレータの圧力を検出する
圧力検出器の故障検出に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液圧制御装置は、アキュ
ムレータの圧力の検知を行うために圧力センサ及び圧力
スイッチを用いて、液圧制御時の圧力源となるアキュム
レータの圧力検知を行っていた。例えば、トヨタ自動車
株式会社のマジェスタ新型車解説書の3−93頁及び1
01頁(1991年10月発行)に示されるように、ア
キュムレータの圧力を、圧力センサ及び圧力スイッチ等
の圧力検出器を用いて検出を行っており、ここには圧力
検出器の出力特性とその出力特性によるポンプを駆動す
るモータの駆動方法が開示されている。
ムレータの圧力の検知を行うために圧力センサ及び圧力
スイッチを用いて、液圧制御時の圧力源となるアキュム
レータの圧力検知を行っていた。例えば、トヨタ自動車
株式会社のマジェスタ新型車解説書の3−93頁及び1
01頁(1991年10月発行)に示されるように、ア
キュムレータの圧力を、圧力センサ及び圧力スイッチ等
の圧力検出器を用いて検出を行っており、ここには圧力
検出器の出力特性とその出力特性によるポンプを駆動す
るモータの駆動方法が開示されている。
【0003】上記の装置では、アキュムレータの圧力の
高圧と低圧の2つの状態を、ヒステリシスをもって信号
を出力する圧力センサにより検知し、アキュムレータに
圧力を蓄圧するポンプモータの制御を行っている。アキ
ュムレータの圧力検出には、圧力センサの信号を二系統
(PH,PL2)と圧力スイッチの信号を一系統(P
L)を用いており、PHとPLの信号によりポンプを駆
動するモータの制御を行っている。また、PL2とPL
の信号により故障を検出し、モータ制御及び故障検出に
係わる信号をそれぞれ二重系とすることにより安全性を
高めている。
高圧と低圧の2つの状態を、ヒステリシスをもって信号
を出力する圧力センサにより検知し、アキュムレータに
圧力を蓄圧するポンプモータの制御を行っている。アキ
ュムレータの圧力検出には、圧力センサの信号を二系統
(PH,PL2)と圧力スイッチの信号を一系統(P
L)を用いており、PHとPLの信号によりポンプを駆
動するモータの制御を行っている。また、PL2とPL
の信号により故障を検出し、モータ制御及び故障検出に
係わる信号をそれぞれ二重系とすることにより安全性を
高めている。
【0004】モータ制御においては、圧力センサが低圧
になるとモータを駆動してブレーキ液をリザーバからア
キュムレータに圧送し、高圧になるとポンプモータの駆
動を停止する制御を行っており、圧力センサに併用して
用いられる圧力スイッチは、圧力センサの冗長系として
使用され、圧力センサが故障した時には、圧力スイッチ
によりポンプモータの駆動を行っている。
になるとモータを駆動してブレーキ液をリザーバからア
キュムレータに圧送し、高圧になるとポンプモータの駆
動を停止する制御を行っており、圧力センサに併用して
用いられる圧力スイッチは、圧力センサの冗長系として
使用され、圧力センサが故障した時には、圧力スイッチ
によりポンプモータの駆動を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記に示す装置
においては、アキュムレータの圧力を検出するために圧
力センサと圧力スイッチを併用して用いることにより圧
力検出を行っていたが、圧力センサは圧力スイッチに比
べ大変高価なものであり、コストアップの原因になって
いる。
においては、アキュムレータの圧力を検出するために圧
力センサと圧力スイッチを併用して用いることにより圧
力検出を行っていたが、圧力センサは圧力スイッチに比
べ大変高価なものであり、コストアップの原因になって
いる。
【0006】そこで本発明の課題は、圧力センサに代わ
る安価な圧力検出器によりアキュムレータの圧力検出を
行った場合に、従来と同等の故障検出を可能とすること
を課題とする。
る安価な圧力検出器によりアキュムレータの圧力検出を
行った場合に、従来と同等の故障検出を可能とすること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として図1に示すように、アキュムレ
ータACCの圧力を検出する圧力検出手段PSと、圧力
検出手段PSによる出力に基づきアキュムレータACC
にポンプを作動させて蓄圧を行うモータMTと、モータ
MTを駆動するモータ駆動手段MDとを備え、アキュム
レータACCの圧力を用いて液圧制御を行う液圧制御装
置において、モータ駆動手段MDにより駆動されるモー
タMTの駆動電流を検出するモータ電流検出手段MI
と、モータ電流検出手段MIの検出電流の変化状態を検
出し、モータ起動時の過渡的な電流上昇後モータ電流の
変化が減少から増加に変わり、以後のモータ電流の変化
率が所定電流以上のときに変曲点有とするモータ電流変
曲点検出手段MAと、モータ電流変曲点検出手段MAに
より変曲点を検出し、なお且つ圧力検出手段PSの圧力
が高圧状態を示す場合に、圧力検出手段PSが故障して
いることを検出する故障検出手段FDとを備えた。この
ことから、モータ起動時に過渡的な電流が流れた後に電
流が減少から増加に向かうときの電流変化を検出し電流
上昇が所定電流以上のときに、圧力検出手段PSの出力
が高圧状態を示している場合、圧力検出手段PSの故障
検出がモータ電流の変化を検出することにより可能とな
る。このモータ電流が起動電流後に所定値以上に上昇す
る状態は、アキュムレータに液圧がなくなった状態から
モータを起動する場合にのみ表れることから、この現象
をとらえることによりアキュムレータの圧力は低圧状態
にあることがわかるため、この時の圧力検出手段の出力
が高圧状態であれば圧力検出器が故障しているという故
障検出できる。
決するための手段として図1に示すように、アキュムレ
ータACCの圧力を検出する圧力検出手段PSと、圧力
検出手段PSによる出力に基づきアキュムレータACC
にポンプを作動させて蓄圧を行うモータMTと、モータ
MTを駆動するモータ駆動手段MDとを備え、アキュム
レータACCの圧力を用いて液圧制御を行う液圧制御装
置において、モータ駆動手段MDにより駆動されるモー
タMTの駆動電流を検出するモータ電流検出手段MI
と、モータ電流検出手段MIの検出電流の変化状態を検
出し、モータ起動時の過渡的な電流上昇後モータ電流の
変化が減少から増加に変わり、以後のモータ電流の変化
率が所定電流以上のときに変曲点有とするモータ電流変
曲点検出手段MAと、モータ電流変曲点検出手段MAに
より変曲点を検出し、なお且つ圧力検出手段PSの圧力
が高圧状態を示す場合に、圧力検出手段PSが故障して
いることを検出する故障検出手段FDとを備えた。この
ことから、モータ起動時に過渡的な電流が流れた後に電
流が減少から増加に向かうときの電流変化を検出し電流
上昇が所定電流以上のときに、圧力検出手段PSの出力
が高圧状態を示している場合、圧力検出手段PSの故障
検出がモータ電流の変化を検出することにより可能とな
る。このモータ電流が起動電流後に所定値以上に上昇す
る状態は、アキュムレータに液圧がなくなった状態から
モータを起動する場合にのみ表れることから、この現象
をとらえることによりアキュムレータの圧力は低圧状態
にあることがわかるため、この時の圧力検出手段の出力
が高圧状態であれば圧力検出器が故障しているという故
障検出できる。
【0008】請求項2では、電源スイッチがオンされて
からの時間を検出する電源供給後経過時間検出手段PT
を設け、電源供給後経過時間検出手段PTによる時間が
所定経過時間内の場合に故障検出を行うことによりモー
タ起動時からの初期時間での故障判定が行える。
からの時間を検出する電源供給後経過時間検出手段PT
を設け、電源供給後経過時間検出手段PTによる時間が
所定経過時間内の場合に故障検出を行うことによりモー
タ起動時からの初期時間での故障判定が行える。
【0009】請求項3では、アキュムレータACCの圧
力を検出する圧力検出手段PSと、圧力検出手段PSに
よる出力に基づきアキュムレータACCにポンプを作動
させて蓄圧を行うモータMTと、モータMTを駆動する
モータ駆動手段MDとを備え、アキュムレータACCの
圧力を用いて液圧制御を行う液圧制御装置において、モ
ータMTの駆動時間を検出するモータ駆動時間検出手段
MEと、圧力検出手段PSの圧力の変化状態を検出する
圧力変化状態検出手段PCと、モータ駆動時間検出手段
MEによる駆動時間を越え、圧力状態検出手段PSによ
る圧力変化が低圧状態にならなかった場合に、圧力検出
手段PSが故障していることを検出する故障検出手段F
Dとを備えた。このことにより、圧力検出手段PSが正
常な場合にアキュムレータACCの蓄油量Vと圧力Pの
P−V特性図による関係により低圧状態になるはずの所
定時間を設定し、この所定時間以上モータMTを駆動し
ても圧力検出器の状態が低圧状態にならない場合に、圧
力検出手段PSが故障しているという故障検出ができ
る。
力を検出する圧力検出手段PSと、圧力検出手段PSに
よる出力に基づきアキュムレータACCにポンプを作動
させて蓄圧を行うモータMTと、モータMTを駆動する
モータ駆動手段MDとを備え、アキュムレータACCの
圧力を用いて液圧制御を行う液圧制御装置において、モ
ータMTの駆動時間を検出するモータ駆動時間検出手段
MEと、圧力検出手段PSの圧力の変化状態を検出する
圧力変化状態検出手段PCと、モータ駆動時間検出手段
MEによる駆動時間を越え、圧力状態検出手段PSによ
る圧力変化が低圧状態にならなかった場合に、圧力検出
手段PSが故障していることを検出する故障検出手段F
Dとを備えた。このことにより、圧力検出手段PSが正
常な場合にアキュムレータACCの蓄油量Vと圧力Pの
P−V特性図による関係により低圧状態になるはずの所
定時間を設定し、この所定時間以上モータMTを駆動し
ても圧力検出器の状態が低圧状態にならない場合に、圧
力検出手段PSが故障しているという故障検出ができ
る。
【0010】請求項4では、圧力検出手段PSにはアキ
ュムレータACCの高圧側の圧力を検出する第1圧力検
出器PS1と第1圧力検出器PS1より低い圧力を検出
する第2圧力検出器PS2を設けたことにより、例え
ば、圧力検出手段に高圧側の圧力を検出する圧力スイッ
チと低圧側の圧力を検出する圧力スイッチを2つ設ける
ことにより、アキュムレータACCの圧力を、圧力セン
サに比べ安価な圧力スイッチにより検出ができるためコ
ストを低減することができ、従来と同等の故障検出が可
能となる。
ュムレータACCの高圧側の圧力を検出する第1圧力検
出器PS1と第1圧力検出器PS1より低い圧力を検出
する第2圧力検出器PS2を設けたことにより、例え
ば、圧力検出手段に高圧側の圧力を検出する圧力スイッ
チと低圧側の圧力を検出する圧力スイッチを2つ設ける
ことにより、アキュムレータACCの圧力を、圧力セン
サに比べ安価な圧力スイッチにより検出ができるためコ
ストを低減することができ、従来と同等の故障検出が可
能となる。
【0011】請求項5においては、上記の所定時間は、
第2圧力検出器PS2の出力が高圧状態から第1圧力検
出器PS1の出力が高圧状態になるまでの最大時間より
長く、アキュムレータACCに液圧がかかっていない状
態から第1圧力検出器PS1の出力が高圧状態になるま
での最小時間よりも短く設定する。具体的には、第2圧
力検出器PS2の高圧状態の最小圧力から第1圧力検出
器PS1の高圧検出側の圧力スイッチの高圧状態になる
までの時間よりも長くし、アキュムレータACCに液圧
がかかっていない状態から高圧側の圧力スイッチの高圧
状態になるまでの時間より短く設定する。この設定時間
は、ポンプの吐出量Q、アキュムレータACCの蓄油量
V、ポンプを駆動するモータ駆動時間Tとすれば、V=
QTの関係が成立し、ポンプ吐出量Qが一定の場合には
アキュムレータACCの蓄油量Vとモータ駆動時間Tは
比例関係があることから、アキュムレータACCのP−
V特性図により時間Tが求まり、この時間を第2圧力検
出器PS2が低圧状態になるはずの所定時間とすること
ができる。
第2圧力検出器PS2の出力が高圧状態から第1圧力検
出器PS1の出力が高圧状態になるまでの最大時間より
長く、アキュムレータACCに液圧がかかっていない状
態から第1圧力検出器PS1の出力が高圧状態になるま
での最小時間よりも短く設定する。具体的には、第2圧
力検出器PS2の高圧状態の最小圧力から第1圧力検出
器PS1の高圧検出側の圧力スイッチの高圧状態になる
までの時間よりも長くし、アキュムレータACCに液圧
がかかっていない状態から高圧側の圧力スイッチの高圧
状態になるまでの時間より短く設定する。この設定時間
は、ポンプの吐出量Q、アキュムレータACCの蓄油量
V、ポンプを駆動するモータ駆動時間Tとすれば、V=
QTの関係が成立し、ポンプ吐出量Qが一定の場合には
アキュムレータACCの蓄油量Vとモータ駆動時間Tは
比例関係があることから、アキュムレータACCのP−
V特性図により時間Tが求まり、この時間を第2圧力検
出器PS2が低圧状態になるはずの所定時間とすること
ができる。
【0012】請求項6では、故障検出手段FDにより故
障検出された場合には、警報を発する警報発生手段WA
を設けたことにより、故障時には警報を発して故障を知
らせることができると共に、請求項7に示されるよう
に、故障検出手段FDにより故障検出された場合には、
液圧制御を禁止する液圧制御禁止手段CEを設け、制御
時には液圧源となる液圧制御装置の作動を禁止して安全
性の向上を図ることができる。
障検出された場合には、警報を発する警報発生手段WA
を設けたことにより、故障時には警報を発して故障を知
らせることができると共に、請求項7に示されるよう
に、故障検出手段FDにより故障検出された場合には、
液圧制御を禁止する液圧制御禁止手段CEを設け、制御
時には液圧源となる液圧制御装置の作動を禁止して安全
性の向上を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を表す装置を図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0014】図2は本発明の液圧制御装置のシステム構
成図であるが、最初に液圧発生を行う液圧発生装置につ
いて説明する。
成図であるが、最初に液圧発生を行う液圧発生装置につ
いて説明する。
【0015】図3では、マスターシリンダ1のシリンダ
ボデー2内には第1ピストン3が摺動可能に設置され、
第1ピストン3は、プッシュロッド4を介してブレーキ
ペダル5と連結している。第1ピストン3は、リターン
スプリング6からの付勢力を受けスリーブ7に当接し、
更に、スナップリング7aにて位置決めされている。
ボデー2内には第1ピストン3が摺動可能に設置され、
第1ピストン3は、プッシュロッド4を介してブレーキ
ペダル5と連結している。第1ピストン3は、リターン
スプリング6からの付勢力を受けスリーブ7に当接し、
更に、スナップリング7aにて位置決めされている。
【0016】又、スリーブ7の前部にはストッパー7b
が設置され、スリーブ7が前方に移動することを防いで
いる。第1ピストン3の連通孔3a内には、インレット
バルブ8が嵌挿され、インレットバルブ8はバルブスプ
リング8aによって付勢され、第1ピストン3の非作動
時には、シリンダボデー2に固定され、第1ピストン3
に設けられた貫通孔3bに挿通されたピン9に当接して
おり、この状態ではインレットバルブ8のバルブ部8b
とピストン3のバルブ面3cとは当接しておらず、イン
レットバルブ8は開弁している。第1ピストン3は、そ
の前端においてシールカップ3dが装着され、更に、そ
の後端においてシールカップ3eが装着されている。
又、スリーブ7には、各々内径シール7c、および外径
シール7dが装着されている。これらのシール部材によ
って、第1ピストン3の前方には圧力室10が、又、後
方にはスリーブ7との間で、補助圧力室11が形成され
ている。又、12はマスタシリンダ1を外部と遮断して
いるブーツであり、13はブーツ12を支持して、プッ
シュロッド4の径方向への移動を規制するリテーナであ
る。更に、14はリターンスプリング6を第1ピストン
3に係合させ、且つ、シールカップ3dが第1ピストン
3から脱落しないように規制しているカップリテーナで
ある。
が設置され、スリーブ7が前方に移動することを防いで
いる。第1ピストン3の連通孔3a内には、インレット
バルブ8が嵌挿され、インレットバルブ8はバルブスプ
リング8aによって付勢され、第1ピストン3の非作動
時には、シリンダボデー2に固定され、第1ピストン3
に設けられた貫通孔3bに挿通されたピン9に当接して
おり、この状態ではインレットバルブ8のバルブ部8b
とピストン3のバルブ面3cとは当接しておらず、イン
レットバルブ8は開弁している。第1ピストン3は、そ
の前端においてシールカップ3dが装着され、更に、そ
の後端においてシールカップ3eが装着されている。
又、スリーブ7には、各々内径シール7c、および外径
シール7dが装着されている。これらのシール部材によ
って、第1ピストン3の前方には圧力室10が、又、後
方にはスリーブ7との間で、補助圧力室11が形成され
ている。又、12はマスタシリンダ1を外部と遮断して
いるブーツであり、13はブーツ12を支持して、プッ
シュロッド4の径方向への移動を規制するリテーナであ
る。更に、14はリターンスプリング6を第1ピストン
3に係合させ、且つ、シールカップ3dが第1ピストン
3から脱落しないように規制しているカップリテーナで
ある。
【0017】スリーブ部材15は、その右端においてリ
ターンスプリング6からの付勢力を受けて、シリンダボ
デー2の底部に当接している。スリーブ部材15にはシ
ール部材15aが装着され、第1ピストン3との間で圧
力室10を形成している。スリーブ部材15には第2ピ
ストン16が摺動可能に嵌挿され、スナップリング16
aに係止したピストンスプリング15bによってスリー
ブ部材15に対して右方に付勢されており、ストッパー
15cに当接することで位置決めされている。
ターンスプリング6からの付勢力を受けて、シリンダボ
デー2の底部に当接している。スリーブ部材15にはシ
ール部材15aが装着され、第1ピストン3との間で圧
力室10を形成している。スリーブ部材15には第2ピ
ストン16が摺動可能に嵌挿され、スナップリング16
aに係止したピストンスプリング15bによってスリー
ブ部材15に対して右方に付勢されており、ストッパー
15cに当接することで位置決めされている。
【0018】第2ピストン16は、カップシール16b
を備えることによって圧力室10を形成すると共に、圧
力室10に発生する圧力を受けて左方に摺動可能となっ
ている。第2ピストン16には、ピン17によってスプ
ールバルブ18と連結しており、スプールバルブ18は
第2ピストン16と一体的に移動可能となっている。
を備えることによって圧力室10を形成すると共に、圧
力室10に発生する圧力を受けて左方に摺動可能となっ
ている。第2ピストン16には、ピン17によってスプ
ールバルブ18と連結しており、スプールバルブ18は
第2ピストン16と一体的に移動可能となっている。
【0019】更に、スプールバルブ18の左端にはスプ
リング19を介してピストン戻し部材20が設置され、
ピストン戻し部材20には、台形状の係合部材21が装
着されている。係合部材21は、スプリング19の付勢
力によって例えばゴムによって形成された、やはり弾性
部材22と当接している。23はスリーブ部材15の移
動防止部材であり、スリーブ部材15に固定されてい
る。更に、移動防止部材23には、シール部材23aと
連通孔23b,23cが備えられている。ここで、弾性
部材22は移動防止部材23との間で、レギュレータ圧
室24を形成している。
リング19を介してピストン戻し部材20が設置され、
ピストン戻し部材20には、台形状の係合部材21が装
着されている。係合部材21は、スプリング19の付勢
力によって例えばゴムによって形成された、やはり弾性
部材22と当接している。23はスリーブ部材15の移
動防止部材であり、スリーブ部材15に固定されてい
る。更に、移動防止部材23には、シール部材23aと
連通孔23b,23cが備えられている。ここで、弾性
部材22は移動防止部材23との間で、レギュレータ圧
室24を形成している。
【0020】スリーブ部材15は、シール部材15a以
外に、右方からシール部材15d,15e,15fを備
えている。シール部材15dと15eの間には、車両の
後左輪に設置されたホイールシリンダWCRLおよび後
右輪に設置されたホイールシリンダWCRRへとつなが
る主管路31と連結するアウトレットポート15gが、
又、シール部材15eと15fの間には、アキュムレー
タ26に蓄圧されたブレーキ液が導入されるインレット
ポート15hが形成されている。アキュムレータ26へ
は、リザーバ27に貯蔵されたブレーキ液がポンプ28
によって加圧され蓄えられる。スリーブ部材15に設け
られたアウトレットポート15g、インレットポート1
5hは、各々シリンダボデー2に設置されたポート2
a,2bに連結している。又、シリンダボデー2には、
更にポート2cが設置され、前左輪に設置されたホイー
ルシリンダWCFLおよび前右輪に設置されたホイール
シリンダWCFRへとつながる主管路32に連結され
る。又、シリンダボデー2には2つのインレットポート
2d,2eが設置されおりリザーバ27へと連通してい
る。
外に、右方からシール部材15d,15e,15fを備
えている。シール部材15dと15eの間には、車両の
後左輪に設置されたホイールシリンダWCRLおよび後
右輪に設置されたホイールシリンダWCRRへとつなが
る主管路31と連結するアウトレットポート15gが、
又、シール部材15eと15fの間には、アキュムレー
タ26に蓄圧されたブレーキ液が導入されるインレット
ポート15hが形成されている。アキュムレータ26へ
は、リザーバ27に貯蔵されたブレーキ液がポンプ28
によって加圧され蓄えられる。スリーブ部材15に設け
られたアウトレットポート15g、インレットポート1
5hは、各々シリンダボデー2に設置されたポート2
a,2bに連結している。又、シリンダボデー2には、
更にポート2cが設置され、前左輪に設置されたホイー
ルシリンダWCFLおよび前右輪に設置されたホイール
シリンダWCFRへとつながる主管路32に連結され
る。又、シリンダボデー2には2つのインレットポート
2d,2eが設置されおりリザーバ27へと連通してい
る。
【0021】スプールバルブ18にはその外周部に、第
1スリット18aと第2スリット18bとが形成され、
又、スリーブ部材15にもスリット15iが形成されて
いる。又、シリンダボデー2に設置されたポート2a
(レギュレータポート)はレギュレータ圧室24へ連通
するポート2fと連結されており、更には、補助圧力室
11へと連通している連通孔2gとフィードバック管路
38によって連結している。
1スリット18aと第2スリット18bとが形成され、
又、スリーブ部材15にもスリット15iが形成されて
いる。又、シリンダボデー2に設置されたポート2a
(レギュレータポート)はレギュレータ圧室24へ連通
するポート2fと連結されており、更には、補助圧力室
11へと連通している連通孔2gとフィードバック管路
38によって連結している。
【0022】次に、マスタシリンダ1の作動ついて説明
する。運転者が通常時ブレーキペダル5を作動させると
プッシュロッド4を介して第1ピストン3が、左方にス
トロークするため、インレットバルブ8がピン9から離
れ、バルブスプリング8aに付勢されバルブ部8bと、
第1ピストン3のバルブ面3cとが当接することによっ
て圧力室10をリザーバ27から遮断する。その後、第
1ピストン3のストロークが更に増えるに従って、圧力
室10の容積が減少し、圧力室10に圧力PMが発生す
る。この時、第2ピストン16は、圧力室10に発生し
た圧力PM を受けるため、第2ピストン16の断面積を
SA とするとPM ×SA の力が、左方に働き、第2ピス
トン16は左方に移動する。スプールバルブ18は、ピ
ン17にて第2ピストン16に係合しているため、第2
ピストン16と共に左方に移動し、スプリング19を圧
縮してピストン戻し部材20と当接する。スプールバル
ブ18の移動によって、スプールバルブ18に設けられ
た第1スリット18aが、スリーブ部材15に設置され
たインレットポート15hと連通し、インレットポート
15hとスリーブ部材15に設置されたスリット15i
とを連通させる。又、スプールバルブ18に設置された
第2スリット18bはスリット15iと連通して、スリ
ット15iとアウトレットポート15gとを連通させる
ため、結局、スプールバルブ18の左方への移動によっ
て、スリーブ部材15に設置されたインレットポート1
5hはアウトレットポート15gと連通する。従って、
シリンダボデー2に備えられたインレットポート2b
は、インレットポート15h→第1スリット18a→ス
リット15i→第2スリット18b→アウトレットポー
ト15gを経由して、同じくシリンダボデー2に設置さ
れたレギュレータポート2aと連通するため、アキュム
レータ26に蓄えられていた圧力は、切換弁STRを作
動させることによりレギュレータ圧室24へ導入され
る。ここで、レギュレータ圧室24へ導入された圧力
は、弾性部材22を右方に付勢して、係合部材21、ピ
ストン戻し部材20を介して、スプールバルブ18を右
方に押し返し、スプールバルブ18の両端に働く力がつ
りあったところで平衡に達して、レギュレータ圧が決定
される。この時、弾性部材22が係合部材21と当接し
ている部位の面積を、SV とすると、圧力室10に発生
した圧力PM と、アキュムレータ26からスプールバル
ブ18を経てレギュレータ圧となってレギュレータ圧室
24に導入される圧力PR との間には、リタンスプリン
グの荷重等による損失を無視すればPM ×SA =PR ×
SV という関係があるため、レギュレータ圧室24に導
入される圧力であるレギュレータ圧はPR =PM ×SA
/SV となり、圧力室10に発生する圧力PM に対し
て、第2ピストン16の断面積SA の、弾性部材22が
係合部材21に当接している部位の面積に対する比を乗
じたものとなる。
する。運転者が通常時ブレーキペダル5を作動させると
プッシュロッド4を介して第1ピストン3が、左方にス
トロークするため、インレットバルブ8がピン9から離
れ、バルブスプリング8aに付勢されバルブ部8bと、
第1ピストン3のバルブ面3cとが当接することによっ
て圧力室10をリザーバ27から遮断する。その後、第
1ピストン3のストロークが更に増えるに従って、圧力
室10の容積が減少し、圧力室10に圧力PMが発生す
る。この時、第2ピストン16は、圧力室10に発生し
た圧力PM を受けるため、第2ピストン16の断面積を
SA とするとPM ×SA の力が、左方に働き、第2ピス
トン16は左方に移動する。スプールバルブ18は、ピ
ン17にて第2ピストン16に係合しているため、第2
ピストン16と共に左方に移動し、スプリング19を圧
縮してピストン戻し部材20と当接する。スプールバル
ブ18の移動によって、スプールバルブ18に設けられ
た第1スリット18aが、スリーブ部材15に設置され
たインレットポート15hと連通し、インレットポート
15hとスリーブ部材15に設置されたスリット15i
とを連通させる。又、スプールバルブ18に設置された
第2スリット18bはスリット15iと連通して、スリ
ット15iとアウトレットポート15gとを連通させる
ため、結局、スプールバルブ18の左方への移動によっ
て、スリーブ部材15に設置されたインレットポート1
5hはアウトレットポート15gと連通する。従って、
シリンダボデー2に備えられたインレットポート2b
は、インレットポート15h→第1スリット18a→ス
リット15i→第2スリット18b→アウトレットポー
ト15gを経由して、同じくシリンダボデー2に設置さ
れたレギュレータポート2aと連通するため、アキュム
レータ26に蓄えられていた圧力は、切換弁STRを作
動させることによりレギュレータ圧室24へ導入され
る。ここで、レギュレータ圧室24へ導入された圧力
は、弾性部材22を右方に付勢して、係合部材21、ピ
ストン戻し部材20を介して、スプールバルブ18を右
方に押し返し、スプールバルブ18の両端に働く力がつ
りあったところで平衡に達して、レギュレータ圧が決定
される。この時、弾性部材22が係合部材21と当接し
ている部位の面積を、SV とすると、圧力室10に発生
した圧力PM と、アキュムレータ26からスプールバル
ブ18を経てレギュレータ圧となってレギュレータ圧室
24に導入される圧力PR との間には、リタンスプリン
グの荷重等による損失を無視すればPM ×SA =PR ×
SV という関係があるため、レギュレータ圧室24に導
入される圧力であるレギュレータ圧はPR =PM ×SA
/SV となり、圧力室10に発生する圧力PM に対し
て、第2ピストン16の断面積SA の、弾性部材22が
係合部材21に当接している部位の面積に対する比を乗
じたものとなる。
【0023】ここで、レギュレータ圧室24の圧力が比
較的低圧である場合は、弾性部材22が係合部材21に
向けて付勢される力がさほど大きくないため、弾性部材
22が係合部材21と当接している部位の面積SV も小
さく、レギュレータ圧室24の圧力が上昇するにつれて
面積SV も増大し、最大時としてSB まで増大する。
較的低圧である場合は、弾性部材22が係合部材21に
向けて付勢される力がさほど大きくないため、弾性部材
22が係合部材21と当接している部位の面積SV も小
さく、レギュレータ圧室24の圧力が上昇するにつれて
面積SV も増大し、最大時としてSB まで増大する。
【0024】その後、圧力室10に発生する圧力PM の
上昇に伴って、レギュレータ圧PRが上昇し、PR =PM
×SA /SB となり、SA ,SB は不変の値であるた
め、これ以降はレギュレータ圧PR は圧力室10の圧力
PM の上昇に伴って上昇する。つまり、圧力室10に発
生する圧力PM に対する、レギュレータ圧PR の設定
は、第2ピストン16の断面積SA と係合部材21の断
面積SB を変えることによって自由に設定でき、ブレー
キの効きを任意に設定できる。
上昇に伴って、レギュレータ圧PRが上昇し、PR =PM
×SA /SB となり、SA ,SB は不変の値であるた
め、これ以降はレギュレータ圧PR は圧力室10の圧力
PM の上昇に伴って上昇する。つまり、圧力室10に発
生する圧力PM に対する、レギュレータ圧PR の設定
は、第2ピストン16の断面積SA と係合部材21の断
面積SB を変えることによって自由に設定でき、ブレー
キの効きを任意に設定できる。
【0025】スプールバルブ18によってアキュムレー
タ圧が調圧されてレギュレータポート2aに出力された
レギュレータ圧PR は、連通孔2gを経由して補助圧力
室11に伝達され、第1ピストン3に働く入力の助勢力
として供されるのと同時に、切換弁SA3および制御弁
SRLH,SRRHを介して後輪に設置されたホイール
シリンダWCRL,WCRRに供給される。尚、圧力室
10に発生したマスター圧の圧力PM は、切換弁SA
2,SA1を介して前輪に設置されたホイールシリンダ
WCFL,WCFRに供給される。
タ圧が調圧されてレギュレータポート2aに出力された
レギュレータ圧PR は、連通孔2gを経由して補助圧力
室11に伝達され、第1ピストン3に働く入力の助勢力
として供されるのと同時に、切換弁SA3および制御弁
SRLH,SRRHを介して後輪に設置されたホイール
シリンダWCRL,WCRRに供給される。尚、圧力室
10に発生したマスター圧の圧力PM は、切換弁SA
2,SA1を介して前輪に設置されたホイールシリンダ
WCFL,WCFRに供給される。
【0026】次に、図2を参照して液圧制御装置につい
て説明する。
て説明する。
【0027】前輪ホイールシリンダWCFL,WCFR
は各々常開型の3ポート2位置型の切換弁SA2,SA
1を介して各々増圧管路40a,41aによって主管路
32と連結されており、通常はマスタシリンダ1のポー
ト2cとWCFL,WCFRはつながれている。制御管
路40,41は、制御管路32aと各々常閉型の制御弁
SFLH,SFRHを介して接続されており、切換弁S
A1,SA2が夫々通電(オン)されることにより、増
圧管路40a,41aに接続されると共に、マスタシリ
ンダ1のポート2cからの圧力が遮断される。また、制
御管路40,41とリザーバ27は常閉型の制御弁SF
LR,SFRRにより接続されており、この制御弁SF
LR,SFRRが夫々オンされることにより、リリーフ
管路46,47を介しリザーバ27に接続される。更に
制御弁SFLH,SFRHには夫々チェック弁CK2,
CK1が並列に接続され、ホイールシリンダWCFL,
WCFRからマスターシリンダ1方向へのブレーキ液の
流れは許容するが、マスターシリンダ1からホイールシ
リンダWCFL,WCFR方向へのブレーキ液の流れを
遮断している。
は各々常開型の3ポート2位置型の切換弁SA2,SA
1を介して各々増圧管路40a,41aによって主管路
32と連結されており、通常はマスタシリンダ1のポー
ト2cとWCFL,WCFRはつながれている。制御管
路40,41は、制御管路32aと各々常閉型の制御弁
SFLH,SFRHを介して接続されており、切換弁S
A1,SA2が夫々通電(オン)されることにより、増
圧管路40a,41aに接続されると共に、マスタシリ
ンダ1のポート2cからの圧力が遮断される。また、制
御管路40,41とリザーバ27は常閉型の制御弁SF
LR,SFRRにより接続されており、この制御弁SF
LR,SFRRが夫々オンされることにより、リリーフ
管路46,47を介しリザーバ27に接続される。更に
制御弁SFLH,SFRHには夫々チェック弁CK2,
CK1が並列に接続され、ホイールシリンダWCFL,
WCFRからマスターシリンダ1方向へのブレーキ液の
流れは許容するが、マスターシリンダ1からホイールシ
リンダWCFL,WCFR方向へのブレーキ液の流れを
遮断している。
【0028】一方、マスタシリンダ1のレギュレータポ
ート2aからの後輪用の主管路31上には、常開型の切
換弁であるSA3が備えられ、このSA3がオンされる
と後輪の主管路31とレギュレータポート2aは遮断さ
れる。ホイールシリンダWCRL,WCRRは夫々常開
型の制御弁SRLH,SRRHを介して後輪の主管路3
1と接続されている。この主管路31にはプロポーショ
ニングバルブP/Vが介装されている。またホイールシ
リンダWCRL,WCRRは夫々常閉型の制御弁SRL
R,SRRRを介してリザーバ27に接続され、この制
御弁SRLR,SRRRがオンされることにより、ホイ
ールシリンダWCRL,WCRRは、戻し管路57a,
57bを介しリザーバ27に接続される。更に前輪の場
合と同様に、制御弁SRLH,SRRHには夫々チェッ
ク弁CK4,CK3が並列に接続され、ホイールシリン
ダWCRL,WCRRからマスターシリンダ1方向への
ブレーキ液の流れは許容するが、マスターシリンダ1か
らホイールシリンダWCRL,WCRR方向へのブレー
キ液の流れを遮断している。
ート2aからの後輪用の主管路31上には、常開型の切
換弁であるSA3が備えられ、このSA3がオンされる
と後輪の主管路31とレギュレータポート2aは遮断さ
れる。ホイールシリンダWCRL,WCRRは夫々常開
型の制御弁SRLH,SRRHを介して後輪の主管路3
1と接続されている。この主管路31にはプロポーショ
ニングバルブP/Vが介装されている。またホイールシ
リンダWCRL,WCRRは夫々常閉型の制御弁SRL
R,SRRRを介してリザーバ27に接続され、この制
御弁SRLR,SRRRがオンされることにより、ホイ
ールシリンダWCRL,WCRRは、戻し管路57a,
57bを介しリザーバ27に接続される。更に前輪の場
合と同様に、制御弁SRLH,SRRHには夫々チェッ
ク弁CK4,CK3が並列に接続され、ホイールシリン
ダWCRL,WCRRからマスターシリンダ1方向への
ブレーキ液の流れは許容するが、マスターシリンダ1か
らホイールシリンダWCRL,WCRR方向へのブレー
キ液の流れを遮断している。
【0029】アキュムレータ26の圧力は、マスタシリ
ンダ1のインレットポート2bに入力されると共に、切
換弁STRを介して前輪に圧力を供給する制御管路32
aと後輪の主管路31に接続しており、この切換弁ST
Rがオンされることによりアキュムレータ26の圧力が
制御管路32aと後輪の主管路31が接続されるが、通
常では切換弁STRが常閉型のために前輪及び後輪にア
キュムレータ圧がかからないような構成になっている。
ンダ1のインレットポート2bに入力されると共に、切
換弁STRを介して前輪に圧力を供給する制御管路32
aと後輪の主管路31に接続しており、この切換弁ST
Rがオンされることによりアキュムレータ26の圧力が
制御管路32aと後輪の主管路31が接続されるが、通
常では切換弁STRが常閉型のために前輪及び後輪にア
キュムレータ圧がかからないような構成になっている。
【0030】上記した各々の制御弁及び切換弁は本発明
の実施の形態においては、液圧制御を行う制御ユニット
(ABS ECU)により制御される。アキュムレータ
26の圧力を検出するものとしてアキュムレータ26の
高圧側を検出する圧力スイッチPHと低圧側を検出する
圧力スイッチPLにより検出し、その圧力信号を油圧源
を制御する制御ユニット(H/B ECU)に入力し、
ポンプを作動させるモータ29を制御してアキュムレー
タ26に圧力を蓄えている。
の実施の形態においては、液圧制御を行う制御ユニット
(ABS ECU)により制御される。アキュムレータ
26の圧力を検出するものとしてアキュムレータ26の
高圧側を検出する圧力スイッチPHと低圧側を検出する
圧力スイッチPLにより検出し、その圧力信号を油圧源
を制御する制御ユニット(H/B ECU)に入力し、
ポンプを作動させるモータ29を制御してアキュムレー
タ26に圧力を蓄えている。
【0031】また、この油圧源の制御を行う制御ユニッ
ト(H/B ECU)とホイールシリンダの液圧制御を
行う制御ユニット(ABS ECU)は、通信線により
情報の送受信を行っており、システムの故障が発生した
場合には両者の制御ユニットから故障発生の信号が発せ
られ、ウォーニングのランプとかブザーを駆動するよう
になっている。
ト(H/B ECU)とホイールシリンダの液圧制御を
行う制御ユニット(ABS ECU)は、通信線により
情報の送受信を行っており、システムの故障が発生した
場合には両者の制御ユニットから故障発生の信号が発せ
られ、ウォーニングのランプとかブザーを駆動するよう
になっている。
【0032】尚、本発明の実施の形態ではマスタシリン
ダ1と切換弁、制御弁、チェック弁を含む弁機構、アキ
ュムレータ26と圧力を検知する圧力スイッチPH,P
L、この圧力スイッチによりアキュムレータ26に圧力
を蓄圧するポンプ28及びポンプ28を駆動するモータ
29、更にはモータ29を制御する制御ユニットである
パワーサプライECU(H/B ECU)を一体型の構
成にしている。
ダ1と切換弁、制御弁、チェック弁を含む弁機構、アキ
ュムレータ26と圧力を検知する圧力スイッチPH,P
L、この圧力スイッチによりアキュムレータ26に圧力
を蓄圧するポンプ28及びポンプ28を駆動するモータ
29、更にはモータ29を制御する制御ユニットである
パワーサプライECU(H/B ECU)を一体型の構
成にしている。
【0033】次に、液圧制御を行う電磁弁の作動につい
て説明すると、車両が低摩擦係数(低μ)の路面、例え
ば雪道或いは凍結路を走行中に運転者がブレーキペダル
を操作して車輪にブレーキ力を発生させた時に、車輪に
取付けられた車輪速度センサSP1〜SP4によって検
出された車輪速度に基づいて、制御ユニット(ABSE
CU)が前輪のロックを検知すると、切換弁SA2,S
A1がONされてマスターシリンダ1の圧力室10に連
通するポート2cとホイールシリンダWCFL,WCF
Rとの連通を遮断し、マスターシリンダ1のレギュレー
タポート2aとホイールシリンダWCFL,WCFRと
を連通させることによって、前輪用ホイールシリンダW
CFL,WCFRに圧力室10内の圧力PM (マスター
圧)に代わり、スプールバルブ18によって調圧された
レギュレータ圧PR が導入される。例えば、前左輪のロ
ックが検知された場合は、切換弁SA2をオンして前左
輪に取付けられたホイールシリンダWCFLをマスター
シリンダ1から遮断すると共に、制御弁SFLHはオフ
した状態で制御弁SFLRをオンしてホイールシリンダ
WCFLをリリーフ管路46を介してリザーバ27に連
通し、ホイールシリンダWCFLのブレーキ液をリザー
バ27に放出することによってホイールシリンダWCF
Lのブレーキ圧力を減少させることができる(ABS制
御)。
て説明すると、車両が低摩擦係数(低μ)の路面、例え
ば雪道或いは凍結路を走行中に運転者がブレーキペダル
を操作して車輪にブレーキ力を発生させた時に、車輪に
取付けられた車輪速度センサSP1〜SP4によって検
出された車輪速度に基づいて、制御ユニット(ABSE
CU)が前輪のロックを検知すると、切換弁SA2,S
A1がONされてマスターシリンダ1の圧力室10に連
通するポート2cとホイールシリンダWCFL,WCF
Rとの連通を遮断し、マスターシリンダ1のレギュレー
タポート2aとホイールシリンダWCFL,WCFRと
を連通させることによって、前輪用ホイールシリンダW
CFL,WCFRに圧力室10内の圧力PM (マスター
圧)に代わり、スプールバルブ18によって調圧された
レギュレータ圧PR が導入される。例えば、前左輪のロ
ックが検知された場合は、切換弁SA2をオンして前左
輪に取付けられたホイールシリンダWCFLをマスター
シリンダ1から遮断すると共に、制御弁SFLHはオフ
した状態で制御弁SFLRをオンしてホイールシリンダ
WCFLをリリーフ管路46を介してリザーバ27に連
通し、ホイールシリンダWCFLのブレーキ液をリザー
バ27に放出することによってホイールシリンダWCF
Lのブレーキ圧力を減少させることができる(ABS制
御)。
【0034】ホイールシリンダWCFLの圧力を減少さ
せることによって車輪のロックが解除されたことが制御
ユニット(ABS ECU)によって検知されると、制
御弁SFLHがオンされると共に、SFLRがオフにな
り、マスターシリンダ1のレギュレータポート2aから
レギュレータ圧PR が切換弁SA2および制御弁SFL
Hを介してホイールシリンダWCFLに導入される。前
右輪のロックが制御ユニット(ABS ECU)によっ
て検出された時は、上記と同様に、制御弁SFRHをオ
フした状態で切換弁SA1および制御弁SFRRがオン
され、ホイールシリンダWCFRの圧力が調整される。
また、後輪のロックが検出された時も制御弁SRLH,
SRRHおよびSRLR,SRRRがそれぞれオンされ
て、ホイールシリンダWCRL,WCRRのブレーキ圧
力が調整される。
せることによって車輪のロックが解除されたことが制御
ユニット(ABS ECU)によって検知されると、制
御弁SFLHがオンされると共に、SFLRがオフにな
り、マスターシリンダ1のレギュレータポート2aから
レギュレータ圧PR が切換弁SA2および制御弁SFL
Hを介してホイールシリンダWCFLに導入される。前
右輪のロックが制御ユニット(ABS ECU)によっ
て検出された時は、上記と同様に、制御弁SFRHをオ
フした状態で切換弁SA1および制御弁SFRRがオン
され、ホイールシリンダWCFRの圧力が調整される。
また、後輪のロックが検出された時も制御弁SRLH,
SRRHおよびSRLR,SRRRがそれぞれオンされ
て、ホイールシリンダWCRL,WCRRのブレーキ圧
力が調整される。
【0035】前輪用戻し管路51,52および後輪用戻
し管路59a,59bに各々設置されたチェック弁CK
2,CK1およびCK4,CK3は、液圧制御中に車両
の運転者によってブレーキペダル5が戻された時に開弁
することによって、ホイールシリンダWCFR,WCF
L,WCRRおよびWCRLからブレーキ液がマスター
シリンダ1に速やかに戻されるのに使用される。
し管路59a,59bに各々設置されたチェック弁CK
2,CK1およびCK4,CK3は、液圧制御中に車両
の運転者によってブレーキペダル5が戻された時に開弁
することによって、ホイールシリンダWCFR,WCF
L,WCRRおよびWCRLからブレーキ液がマスター
シリンダ1に速やかに戻されるのに使用される。
【0036】次に、図4のホイールシリンダの液圧制御
を行う制御ユニット(ABS ECU)の構成について
説明を行う。この制御ユニットは、車両のバッテリーB
ATからイグニッションスイッチ(IG SW)を介し
て電源が入力され、電源回路SCを通って制御ユニット
内のマイクロコンピュータMCに一定の電源が入力され
る。このマイクロコンピュータMCは、クロックCKに
より信号を処理するときのサイクルパルスが生成され
る。また、マイクロコンピュータMCの内部は、バスを
介して相互に接続されたCPU、ROM、RAM、タイ
マ、入力ポートIP及び出力ポートOPから成り立って
おり、その中でROMは、液圧制御を行うプログラムを
記憶し、CPUはイグニションスイッチがオンされてい
る間、ROMに記憶されているプログラムを実行し、R
AMはプログラムの実行に必要な変数データの記憶に使
用される。また、入力ポートIPには、車輪の速度情報
を出力する車輪速度センサSP1〜SP4が車輪速度入
力回路WCを介して入力されると共に、運転者によりブ
レーキの操作が行われたかどうかを検知するストップス
イッチ(ストップSW)信号がSW入力SIを介して入
力され、更にはモニタ信号(電磁弁モニタ、リレーモニ
タ等)がインターフェース(I/F)回路IFを介して
入力されている。
を行う制御ユニット(ABS ECU)の構成について
説明を行う。この制御ユニットは、車両のバッテリーB
ATからイグニッションスイッチ(IG SW)を介し
て電源が入力され、電源回路SCを通って制御ユニット
内のマイクロコンピュータMCに一定の電源が入力され
る。このマイクロコンピュータMCは、クロックCKに
より信号を処理するときのサイクルパルスが生成され
る。また、マイクロコンピュータMCの内部は、バスを
介して相互に接続されたCPU、ROM、RAM、タイ
マ、入力ポートIP及び出力ポートOPから成り立って
おり、その中でROMは、液圧制御を行うプログラムを
記憶し、CPUはイグニションスイッチがオンされてい
る間、ROMに記憶されているプログラムを実行し、R
AMはプログラムの実行に必要な変数データの記憶に使
用される。また、入力ポートIPには、車輪の速度情報
を出力する車輪速度センサSP1〜SP4が車輪速度入
力回路WCを介して入力されると共に、運転者によりブ
レーキの操作が行われたかどうかを検知するストップス
イッチ(ストップSW)信号がSW入力SIを介して入
力され、更にはモニタ信号(電磁弁モニタ、リレーモニ
タ等)がインターフェース(I/F)回路IFを介して
入力されている。
【0037】またマイクロコンピュータMCの出力ポー
トOPには、液圧制御を行うための電磁弁に電源を供給
するリレーRYにリレー駆動信号をリレー駆動回路RC
を介して出力し、リレーRYのスイッチがオンされ電磁
弁に電源が供給される。この電磁弁を駆動する駆動信号
は電磁弁駆動回路SDによりオンされ、必要な電磁弁を
作動させることができる。この出力ポートOPには、マ
イクロコンピュータMCによりシステムで故障が発生し
た場合には故障信号を出力して、警報回路WIを介して
故障信号が発せられ、ランプLPまたはブザーBZによ
り運転者に故障を知らせる構成となっている。
トOPには、液圧制御を行うための電磁弁に電源を供給
するリレーRYにリレー駆動信号をリレー駆動回路RC
を介して出力し、リレーRYのスイッチがオンされ電磁
弁に電源が供給される。この電磁弁を駆動する駆動信号
は電磁弁駆動回路SDによりオンされ、必要な電磁弁を
作動させることができる。この出力ポートOPには、マ
イクロコンピュータMCによりシステムで故障が発生し
た場合には故障信号を出力して、警報回路WIを介して
故障信号が発せられ、ランプLPまたはブザーBZによ
り運転者に故障を知らせる構成となっている。
【0038】液圧制御を行う制御ユニット(ABS E
CU)と油圧源の制御を行う制御ユニット(H/B E
CU)とは、通信回路TCを通して通信を行っている。
CU)と油圧源の制御を行う制御ユニット(H/B E
CU)とは、通信回路TCを通して通信を行っている。
【0039】次に、図5の油圧源の制御を行う制御ユニ
ットであるパワーサプライECU(H/B ECU)に
ついて説明する。
ットであるパワーサプライECU(H/B ECU)に
ついて説明する。
【0040】この制御ユニットは、車両のバッテリーB
ATからイグニッションスイッチ(IG SW)を介し
て冗長系の電源IG1,IG2が入力され、電源回路S
C1を通ってCPUに一定の電源が入力される。このC
PUは、クロックCK1により信号を処理するときのサ
イクルパルスが生成される。
ATからイグニッションスイッチ(IG SW)を介し
て冗長系の電源IG1,IG2が入力され、電源回路S
C1を通ってCPUに一定の電源が入力される。このC
PUは、クロックCK1により信号を処理するときのサ
イクルパルスが生成される。
【0041】アキュムレータ26の圧力を検出するため
に、高圧側を検出する圧力スイッチPHと低圧側を検出
する圧力スイッチPLが設けられており、図11に示さ
れるように、PHの信号出力は圧力が上昇していく場合
に圧力PE 以上になったときに低電位から高電位に切り
換わり、圧力が下降していく場合には圧力PS 以下にな
ったときに高電位から低電位に切り換わる。これ同様に
圧力スイッチPLはPHの検出圧力よりも低い圧力でヒ
ステリシスをもって切り換わる。このようにヒステリシ
スを設けることにより圧力の上昇と下降でポンプ28を
作動させるモータ29のモータ制御のハンチングを防止
することができる。
に、高圧側を検出する圧力スイッチPHと低圧側を検出
する圧力スイッチPLが設けられており、図11に示さ
れるように、PHの信号出力は圧力が上昇していく場合
に圧力PE 以上になったときに低電位から高電位に切り
換わり、圧力が下降していく場合には圧力PS 以下にな
ったときに高電位から低電位に切り換わる。これ同様に
圧力スイッチPLはPHの検出圧力よりも低い圧力でヒ
ステリシスをもって切り換わる。このようにヒステリシ
スを設けることにより圧力の上昇と下降でポンプ28を
作動させるモータ29のモータ制御のハンチングを防止
することができる。
【0042】この圧力スイッチによる出力信号、STR
のモニタ信号及びストップSW信号がハイブリッド回路
HICに入力される。
のモニタ信号及びストップSW信号がハイブリッド回路
HICに入力される。
【0043】ハイブリッド回路HICは、イグニション
スイッチ後の電圧VIG1,VIG2により冗長駆動さ
れ、この回路内部には図示してないスイッチ入力のイン
ターフェース部、CPUから高周波パルスが入力された
時にPH制御回路からのリレー駆動信号を許可するパル
ス検知部、モータMTの電流及び電圧を抵抗RIにより
検出し、モータMTの動きが正常か否かを検出するモー
タ電流・電圧検出部、および故障が発生した場合にラン
プLPとかブザーBZを駆動するランプブザー駆動部を
備えており、ハイブリッド回路HICと圧力源の制御を
行うCPUとは圧力スイッチの情報とか故障の情報等の
受け渡しを行っている。
スイッチ後の電圧VIG1,VIG2により冗長駆動さ
れ、この回路内部には図示してないスイッチ入力のイン
ターフェース部、CPUから高周波パルスが入力された
時にPH制御回路からのリレー駆動信号を許可するパル
ス検知部、モータMTの電流及び電圧を抵抗RIにより
検出し、モータMTの動きが正常か否かを検出するモー
タ電流・電圧検出部、および故障が発生した場合にラン
プLPとかブザーBZを駆動するランプブザー駆動部を
備えており、ハイブリッド回路HICと圧力源の制御を
行うCPUとは圧力スイッチの情報とか故障の情報等の
受け渡しを行っている。
【0044】パルス駆動回路PNCは電源VIG2によ
り駆動されるが、この回路はPLの出力に基づいてリレ
ー駆動信号の出力を行う。つまり、図11に示したよう
にPLの圧力が低圧になった場合にリレーMRを駆動
し、PLの圧力が高圧になった場合にはリレーMRの駆
動を停止する信号を出力する。また、PHの圧力が低圧
(PS )から高圧(PE )以上になって所定時間経過す
るまでリレーMRを駆動する。
り駆動されるが、この回路はPLの出力に基づいてリレ
ー駆動信号の出力を行う。つまり、図11に示したよう
にPLの圧力が低圧になった場合にリレーMRを駆動
し、PLの圧力が高圧になった場合にはリレーMRの駆
動を停止する信号を出力する。また、PHの圧力が低圧
(PS )から高圧(PE )以上になって所定時間経過す
るまでリレーMRを駆動する。
【0045】パルス駆動回路PFCは電源VIG1によ
り駆動される。このように各々のパルス駆動回路PN
C,PFCに異なった電源VIG1,VIG2を供給す
ることにより、何方か一方が故障しても他方でリレーM
Rの駆動ができるために安全性が向上する。このパルス
駆動回路PFCは、通常はリレー出力を許可側の信号を
出力しているが、CPUから不許可信号が発せられたと
きにリレー出力を禁止する信号を出力する。
り駆動される。このように各々のパルス駆動回路PN
C,PFCに異なった電源VIG1,VIG2を供給す
ることにより、何方か一方が故障しても他方でリレーM
Rの駆動ができるために安全性が向上する。このパルス
駆動回路PFCは、通常はリレー出力を許可側の信号を
出力しているが、CPUから不許可信号が発せられたと
きにリレー出力を禁止する信号を出力する。
【0046】PH制御回路DTは、圧力スイッチPHの
出力に基づき通常のリレー駆動信号の出力を行い、PH
の圧力が低圧(PS 以下)になった場合にリレーMRを
駆動し、PHの圧力が高圧(PE 以上)になった場合に
はリレーMRの駆動を停止する信号を出力すると共に、
スイッチのチャタリングの除去を行う回路である。
出力に基づき通常のリレー駆動信号の出力を行い、PH
の圧力が低圧(PS 以下)になった場合にリレーMRを
駆動し、PHの圧力が高圧(PE 以上)になった場合に
はリレーMRの駆動を停止する信号を出力すると共に、
スイッチのチャタリングの除去を行う回路である。
【0047】上記に示すことからPH制御回路DT、ハ
イブリッド回路、パルス駆動回路PNC,PFCによる
出力から論理出力が生成され、リレー駆動回路RC1を
介してポンプを作動させるモータMTを制御するリレー
MRに出力がなされる。
イブリッド回路、パルス駆動回路PNC,PFCによる
出力から論理出力が生成され、リレー駆動回路RC1を
介してポンプを作動させるモータMTを制御するリレー
MRに出力がなされる。
【0048】またCPUは、通信回路TC1を介してホ
イールシリンダの液圧制御を行う制御ユニット(ABS
ECU)と双方向に通信を行っている。
イールシリンダの液圧制御を行う制御ユニット(ABS
ECU)と双方向に通信を行っている。
【0049】図6は、ホイールシリンダの液圧制御を行
う制御ユニット(ABS ECU)の制御を示したフロ
ーチャートであり、イグニションスイッチ(IG S
W)がオンされ、マイクロコンピュータMCに電源が供
給されるとROM内に記憶されたプログラムが開始され
る。
う制御ユニット(ABS ECU)の制御を示したフロ
ーチャートであり、イグニションスイッチ(IG S
W)がオンされ、マイクロコンピュータMCに電源が供
給されるとROM内に記憶されたプログラムが開始され
る。
【0050】最初にステップ101ではイニシャルが行
われ、ROMのチェック、RAMのチェックがなされ、
RAMの値がクリアされて、初期値をもつRAMに所定
の初期値がセットされる。一方、このイニシャル内で、
電磁弁のイニシャルチェックがなされ、SFRH→SF
RR→SFLH→・・・→SRLR→SA1→SA2→
SA3→STRの順番に一定時間の間(10ms)各々
の電磁弁がオンされ、電磁弁を作動させる信号状態を検
知することにより、電磁弁が正常に動作するか否かがチ
ェックされる。次のステップ102では油圧源を制御す
る制御ユニット(H/B ECU)との通信処理がなさ
れ、ABS ECUからH/B ECUに対しては異常
が発生した場合には通信異常、ECU異常信号等が送ら
れ、またH/B ECUからABS ECUに対して
は、同じように通信異常、ECU異常信号とか油圧系の
異常信号が送られてくる。ここでの通信周期はABS
ECUにより決まり、H/B ECUはアクノーリッジ
信号を返すようになっている。ステップ103ではスイ
ッチ入力信号をアナログで読み込み、デジタル出力に変
換する処理を行う。
われ、ROMのチェック、RAMのチェックがなされ、
RAMの値がクリアされて、初期値をもつRAMに所定
の初期値がセットされる。一方、このイニシャル内で、
電磁弁のイニシャルチェックがなされ、SFRH→SF
RR→SFLH→・・・→SRLR→SA1→SA2→
SA3→STRの順番に一定時間の間(10ms)各々
の電磁弁がオンされ、電磁弁を作動させる信号状態を検
知することにより、電磁弁が正常に動作するか否かがチ
ェックされる。次のステップ102では油圧源を制御す
る制御ユニット(H/B ECU)との通信処理がなさ
れ、ABS ECUからH/B ECUに対しては異常
が発生した場合には通信異常、ECU異常信号等が送ら
れ、またH/B ECUからABS ECUに対して
は、同じように通信異常、ECU異常信号とか油圧系の
異常信号が送られてくる。ここでの通信周期はABS
ECUにより決まり、H/B ECUはアクノーリッジ
信号を返すようになっている。ステップ103ではスイ
ッチ入力信号をアナログで読み込み、デジタル出力に変
換する処理を行う。
【0051】次に、ステップ105において車輪速度セ
ンサSP1〜SP4の出力信号により各車輪の車輪速度
VW が演算され、ステップ106で車輪速度演算による
演算値から車輪加速度DVW が演算される。ステップ1
07では車輪速度VW と車輪加速度DVW より推定車体
速度VS0を求める推定車体速度演算が行われ、次のステ
ップ108では路面摩擦係数推定の処理が行われ、走行
路面の摩擦係数が高μ、中μ、低μのいずれかに設定さ
れる。
ンサSP1〜SP4の出力信号により各車輪の車輪速度
VW が演算され、ステップ106で車輪速度演算による
演算値から車輪加速度DVW が演算される。ステップ1
07では車輪速度VW と車輪加速度DVW より推定車体
速度VS0を求める推定車体速度演算が行われ、次のステ
ップ108では路面摩擦係数推定の処理が行われ、走行
路面の摩擦係数が高μ、中μ、低μのいずれかに設定さ
れる。
【0052】ステップ109では各種の条件よりABS
制御を許可するか禁止するかの判定を行い、ステップ1
10では制御モードの設定がなされる。この制御モード
は各車輪のスリップ率と車体減速度により減圧モード、
保持モード、増圧モードのいずれかに設定され、ステッ
プ111で設定されたモードの出力を行い、ステップ1
02に戻り同じ処理を一定周期(5ms)で繰り返す。
制御を許可するか禁止するかの判定を行い、ステップ1
10では制御モードの設定がなされる。この制御モード
は各車輪のスリップ率と車体減速度により減圧モード、
保持モード、増圧モードのいずれかに設定され、ステッ
プ111で設定されたモードの出力を行い、ステップ1
02に戻り同じ処理を一定周期(5ms)で繰り返す。
【0053】図7は、油圧源を制御する制御ユニット
(H/B ECU)の制御を示すフローチャートであ
り、ステップ201では最初にイニシャルが行われ、R
OMのチェック、RAMのチェックがなされ、RAMの
値がクリアされて、初期値をもつRAMには所定の初期
値がセットされる。ステップ202では、液圧制御を行
う制御ユニット(ABS ECU)との通信処理がなさ
れ、H/B ECUからABS ECUに対しては、異
常が発生した場合に通信異常信号、H/B ECUの異
常信号とか油圧系の異常信号を送信する。ここでは、A
BS ECUからの通信周期に対して、H/B ECU
はアクノーリッジ信号を送信するが、この通信周期が短
すぎても長すぎても通信異常としている。
(H/B ECU)の制御を示すフローチャートであ
り、ステップ201では最初にイニシャルが行われ、R
OMのチェック、RAMのチェックがなされ、RAMの
値がクリアされて、初期値をもつRAMには所定の初期
値がセットされる。ステップ202では、液圧制御を行
う制御ユニット(ABS ECU)との通信処理がなさ
れ、H/B ECUからABS ECUに対しては、異
常が発生した場合に通信異常信号、H/B ECUの異
常信号とか油圧系の異常信号を送信する。ここでは、A
BS ECUからの通信周期に対して、H/B ECU
はアクノーリッジ信号を送信するが、この通信周期が短
すぎても長すぎても通信異常としている。
【0054】ステップ204では後述する圧力スイッチ
の故障判定を行い、次のステップ205では、圧力スイ
ッチPHの信号出力によるモータMTの駆動制御を行
う。つまり、PHの圧力が低圧(PS 以下)から高圧
(PE 以上)になって所定時間経過するまでリレーMR
を駆動するフラグをセットする。ステップ206ではP
Lによる制御を行うがモータMRを駆動するリレーMR
は基本的にPHにより制御されるが、圧力が低下した場
合にPLによる制御を行い、PLが低圧(PL 以下)に
なった場合にリレーMRの駆動信号を行うフラグをセッ
トする。ステップ207ではモータを駆動するリレーM
Rに長期通電されてオンの状態が続いた場合に、モータ
29の異常加熱を防止するために、圧力スイッチによる
モータ制御は禁止し、タイマーによるモータを駆動する
リレーMRのオン、オフ駆動(間欠駆動)を行う。更に
はブレーキ作動時にリレーMRをオンして制動に必要な
油圧を確保し、またモータ電流が所定値以上のときには
リレーMRをオフして圧力が高くなったときの常時リリ
ーフを防止する。ステップ208ではPH制御、PL制
御によりセットされたリレーMRを駆動する信号とか故
障が発生した場合にウォーニングランプとかブザーを駆
動する信号を出力し、ステップ202に戻り、ステップ
202からステップ208までの処理を一定周期(10
ms)毎に繰り返す。
の故障判定を行い、次のステップ205では、圧力スイ
ッチPHの信号出力によるモータMTの駆動制御を行
う。つまり、PHの圧力が低圧(PS 以下)から高圧
(PE 以上)になって所定時間経過するまでリレーMR
を駆動するフラグをセットする。ステップ206ではP
Lによる制御を行うがモータMRを駆動するリレーMR
は基本的にPHにより制御されるが、圧力が低下した場
合にPLによる制御を行い、PLが低圧(PL 以下)に
なった場合にリレーMRの駆動信号を行うフラグをセッ
トする。ステップ207ではモータを駆動するリレーM
Rに長期通電されてオンの状態が続いた場合に、モータ
29の異常加熱を防止するために、圧力スイッチによる
モータ制御は禁止し、タイマーによるモータを駆動する
リレーMRのオン、オフ駆動(間欠駆動)を行う。更に
はブレーキ作動時にリレーMRをオンして制動に必要な
油圧を確保し、またモータ電流が所定値以上のときには
リレーMRをオフして圧力が高くなったときの常時リリ
ーフを防止する。ステップ208ではPH制御、PL制
御によりセットされたリレーMRを駆動する信号とか故
障が発生した場合にウォーニングランプとかブザーを駆
動する信号を出力し、ステップ202に戻り、ステップ
202からステップ208までの処理を一定周期(10
ms)毎に繰り返す。
【0055】図8及び図9の圧力スイッチ故障判定につ
いて説明する。
いて説明する。
【0056】ステップ301では、車両に電源を供給す
るイグニッションスイッチ(IGSW)がオン(ON)
された後の経過時間のカウントを行いIG SWがオン
になってからの経過時間が図られる。ステップ302で
はIG SWオン後の経過時間が所定経過時間TK (1
0sec)以内か否かが判定され、所定経過時間TK 以
内であればステップ303を行い、所定経過時間TK を
経過していれば、ステップ314において故障判定許可
フラグをクリヤしてステップ315にジャンプする。
るイグニッションスイッチ(IGSW)がオン(ON)
された後の経過時間のカウントを行いIG SWがオン
になってからの経過時間が図られる。ステップ302で
はIG SWオン後の経過時間が所定経過時間TK (1
0sec)以内か否かが判定され、所定経過時間TK 以
内であればステップ303を行い、所定経過時間TK を
経過していれば、ステップ314において故障判定許可
フラグをクリヤしてステップ315にジャンプする。
【0057】ステップ303では電流の減少を検出し、
前回のモータの電流値I(n−1)と今回のモータの電
流値I(n)との差が所定電流IT1(20A/sec相
当値)と比較され、電流値の差が所定電流IT1をこえて
いればステップ304を行い、こえていなかったらステ
ップ305を行う。ステップ304ではIG SWオン
後の所定経過時間TK 内に過渡的に電流が流れ、電流が
急激に上昇したことを示す起動電流有のフラグをセット
する。ステップ305では起動電流有フラグがセットさ
れているか否かが判定され、このフラグがセットされて
いればステップ306を行い、セットされていなかった
らステップ309を行う。ステップ306と307では
起動電流後における今回のモータの電流I(n)と前回
のモータの電流I(n−1)の差が負から正へと変わっ
たか、つまりモータ電流が負から正へと変わったことを
示すモータ電流の変曲点であるか否かが判定され、変曲
点である場合にはステップ308を行い、ここで故障判
定許可フラグのセットを行い、この時点からの電流上昇
を検知することにより故障検出を行う。一方、起動電流
有フラグがセットされていない場合にはステップ309
にジャンプする。
前回のモータの電流値I(n−1)と今回のモータの電
流値I(n)との差が所定電流IT1(20A/sec相
当値)と比較され、電流値の差が所定電流IT1をこえて
いればステップ304を行い、こえていなかったらステ
ップ305を行う。ステップ304ではIG SWオン
後の所定経過時間TK 内に過渡的に電流が流れ、電流が
急激に上昇したことを示す起動電流有のフラグをセット
する。ステップ305では起動電流有フラグがセットさ
れているか否かが判定され、このフラグがセットされて
いればステップ306を行い、セットされていなかった
らステップ309を行う。ステップ306と307では
起動電流後における今回のモータの電流I(n)と前回
のモータの電流I(n−1)の差が負から正へと変わっ
たか、つまりモータ電流が負から正へと変わったことを
示すモータ電流の変曲点であるか否かが判定され、変曲
点である場合にはステップ308を行い、ここで故障判
定許可フラグのセットを行い、この時点からの電流上昇
を検知することにより故障検出を行う。一方、起動電流
有フラグがセットされていない場合にはステップ309
にジャンプする。
【0058】ステップ309では故障判定許可フラグが
セットされているか、つまり、モータ電流の起動時の過
渡的な電流変化後の変曲点をこえたか否かを判定してい
る。
セットされているか、つまり、モータ電流の起動時の過
渡的な電流変化後の変曲点をこえたか否かを判定してい
る。
【0059】ここで、故障判定許可フラグがセットされ
ていればステップ310を行い、このフラグがセットさ
れていない場合にはステップ315へジャンプする。ス
テップ310では起動電流の変曲点後のモータ電流の増
加を検出し、今回の電流I(n)と前回の電流I(n−
1)の差が所定電流IT2(15A/sec相当値)をこ
えているか否かが判定され、こえていればステップ31
1を行い、こえていない場合にはステップ315を行
う。ステップ311では圧力スイッチPLの出力が高圧
状態であるか否かが判定され、高圧状態である場合には
ステップ312を行い、高圧状態でない場合にはステッ
プ315にジャンプする。
ていればステップ310を行い、このフラグがセットさ
れていない場合にはステップ315へジャンプする。ス
テップ310では起動電流の変曲点後のモータ電流の増
加を検出し、今回の電流I(n)と前回の電流I(n−
1)の差が所定電流IT2(15A/sec相当値)をこ
えているか否かが判定され、こえていればステップ31
1を行い、こえていない場合にはステップ315を行
う。ステップ311では圧力スイッチPLの出力が高圧
状態であるか否かが判定され、高圧状態である場合には
ステップ312を行い、高圧状態でない場合にはステッ
プ315にジャンプする。
【0060】ステップ312では圧力スイッチPLの高
圧故障フラグをセットし、次のステップ313では圧力
スイッチPLが高圧から低圧に変わったことを検出した
ことを示すエッジ有フラグをクリヤする。このエッジ有
フラグは圧力スイッチPLの高圧故障フラグをクリヤす
るときに用いるものである。
圧故障フラグをセットし、次のステップ313では圧力
スイッチPLが高圧から低圧に変わったことを検出した
ことを示すエッジ有フラグをクリヤする。このエッジ有
フラグは圧力スイッチPLの高圧故障フラグをクリヤす
るときに用いるものである。
【0061】次に、図9に示す圧力スイッチPLの高圧
故障フラグをクリヤする処理について説明する。
故障フラグをクリヤする処理について説明する。
【0062】ステップ315では圧力スイッチPLが高
圧状態から低圧状態への変化があったかどうかが判定さ
れる。圧力スイッチPLが高圧状態から低圧状態へ移り
変わった場合には、ステップ316で圧力スイッチPL
の高圧状態から低圧状態へ変わったことを示すエッジ有
フラグのセットを行う。一方、エッジ有フラグがセット
されていない場合にはステップ317に移る。ステップ
317では圧力スイッチPHが低圧状態であるか否かが
判定され、低圧状態である場合にはステップ318を行
い、低圧状態でない場合にはステップ322を行う。ス
テップ318では圧力スイッチPLが高圧状態から低圧
状態に切り換わったエッジ有フラグがセットされていれ
ばステップ319を行い、エッジ有フラグがセットされ
ていない場合にはステップ322を行い、このステップ
322では高圧故障フラグがノイズにより誤解除される
のを防止するための解除タイマのクリヤを行う。ステッ
プ319では解除タイマが所定の時間TCL(0.1se
c)を経過しているか否かが判定され、この時間TCLを
経過していればステップ320で圧力スイッチPLの高
圧故障フラグをクリヤする。また時間TCLを経過してい
ない場合にはステップ321で解除タイマをカウントし
てこの処理を終了する。
圧状態から低圧状態への変化があったかどうかが判定さ
れる。圧力スイッチPLが高圧状態から低圧状態へ移り
変わった場合には、ステップ316で圧力スイッチPL
の高圧状態から低圧状態へ変わったことを示すエッジ有
フラグのセットを行う。一方、エッジ有フラグがセット
されていない場合にはステップ317に移る。ステップ
317では圧力スイッチPHが低圧状態であるか否かが
判定され、低圧状態である場合にはステップ318を行
い、低圧状態でない場合にはステップ322を行う。ス
テップ318では圧力スイッチPLが高圧状態から低圧
状態に切り換わったエッジ有フラグがセットされていれ
ばステップ319を行い、エッジ有フラグがセットされ
ていない場合にはステップ322を行い、このステップ
322では高圧故障フラグがノイズにより誤解除される
のを防止するための解除タイマのクリヤを行う。ステッ
プ319では解除タイマが所定の時間TCL(0.1se
c)を経過しているか否かが判定され、この時間TCLを
経過していればステップ320で圧力スイッチPLの高
圧故障フラグをクリヤする。また時間TCLを経過してい
ない場合にはステップ321で解除タイマをカウントし
てこの処理を終了する。
【0063】図10は、モータ起動時のモータ電流とア
キュムレータ圧の関係を示すタイムチャートであり、ア
キュムレータ26の液圧がかかっていない状態からモー
タ29を起動するとモータ電流は最初に過渡的な上昇を
行い、その後モータ電流が減少から増加に向かう変曲点
からアキュムレータ圧が上昇し始める。この変曲点から
の電流の増加は、液圧路の圧力がアキュムレータ26の
封入圧になるまでの時間の間上昇変化が大きく、その後
はゆっくり上昇を行うことを示している。
キュムレータ圧の関係を示すタイムチャートであり、ア
キュムレータ26の液圧がかかっていない状態からモー
タ29を起動するとモータ電流は最初に過渡的な上昇を
行い、その後モータ電流が減少から増加に向かう変曲点
からアキュムレータ圧が上昇し始める。この変曲点から
の電流の増加は、液圧路の圧力がアキュムレータ26の
封入圧になるまでの時間の間上昇変化が大きく、その後
はゆっくり上昇を行うことを示している。
【0064】また、第2の圧力スイッチ故障判定を図1
4のフローチャートを参照して示して説明する。
4のフローチャートを参照して示して説明する。
【0065】ステップ501ではモータ29がオンされ
ているか否かが判定され、オンされていればステップ5
02を行い、オンされていなかった場合にはステップ5
09を行う。このステップ509では、圧力スイッチP
Lが低圧状態を示したことが有るときにセットされる低
圧状態有フラグのクリヤを行い、次のステップ510で
はモータ29のON時間をカウントしているモータON
時間タイマをクリヤしてステップ511にジャンプす
る。
ているか否かが判定され、オンされていればステップ5
02を行い、オンされていなかった場合にはステップ5
09を行う。このステップ509では、圧力スイッチP
Lが低圧状態を示したことが有るときにセットされる低
圧状態有フラグのクリヤを行い、次のステップ510で
はモータ29のON時間をカウントしているモータON
時間タイマをクリヤしてステップ511にジャンプす
る。
【0066】ステップ502では、圧力スイッチPLの
状態が低圧状態であるか否かが判定され、低圧状態の場
合にはステップ503を行い、ここで圧力スイッチPL
が低圧状態有フラグのセットを行う。一方、低圧状態で
ない場合にはステップ504を行う。
状態が低圧状態であるか否かが判定され、低圧状態の場
合にはステップ503を行い、ここで圧力スイッチPL
が低圧状態有フラグのセットを行う。一方、低圧状態で
ない場合にはステップ504を行う。
【0067】ステップ504では、モータ29のON時
間が所定時間TM0を経過しているか否かが判定される。
この所定時間の設定は、図15に示すアキュムレータ2
6のP−V特性図において求めることができる。例え
ば、アキュムレータ26の蓄油量V、ポンプ吐出量Q、
モータ駆動時間Tとすると、V=QTの関係からポンプ
吐出量Qを一定とすると、アキュムレータ蓄油量Vはモ
ータ駆動時間Tに比例することから、この図においてア
キュムレータ蓄油量Vをモータ駆動時間Tに置き換えて
みると、圧力スイッチPLが低圧状態になるはずの所定
時間は、圧力スイッチPLの出力が高圧状態の最小圧力
から圧力スイッチPHの出力が高圧状態になるまでの時
間より長く、またアキュムレータ26に液圧がかかって
いない状態から圧力スイッチPHの出力が高圧状態にな
るまでの時間よりも短く設定することにより求めること
ができる。
間が所定時間TM0を経過しているか否かが判定される。
この所定時間の設定は、図15に示すアキュムレータ2
6のP−V特性図において求めることができる。例え
ば、アキュムレータ26の蓄油量V、ポンプ吐出量Q、
モータ駆動時間Tとすると、V=QTの関係からポンプ
吐出量Qを一定とすると、アキュムレータ蓄油量Vはモ
ータ駆動時間Tに比例することから、この図においてア
キュムレータ蓄油量Vをモータ駆動時間Tに置き換えて
みると、圧力スイッチPLが低圧状態になるはずの所定
時間は、圧力スイッチPLの出力が高圧状態の最小圧力
から圧力スイッチPHの出力が高圧状態になるまでの時
間より長く、またアキュムレータ26に液圧がかかって
いない状態から圧力スイッチPHの出力が高圧状態にな
るまでの時間よりも短く設定することにより求めること
ができる。
【0068】そこで、モータ29のON時間がこの所定
時間TM0を経過していればステップ505を行い、時間
TM0を経過していなければステップ508でモータON
時間タイマのカウントを行い、ステップ511へジャン
プする。ステップ505では圧力スイッチPLが低圧状
態になったことが有るか否かが判定され、低圧状態にな
ったことがある場合にはステップ511を行い、低圧状
態になったことがない場合にはステップ506を行う。
ステップ506では圧力スイッチPL高圧故障フラグの
セットを行い、次のステップ507では圧力スイッチP
Lが高圧から低圧に変わったことを示すエッジ有フラグ
のクリヤを行う。
時間TM0を経過していればステップ505を行い、時間
TM0を経過していなければステップ508でモータON
時間タイマのカウントを行い、ステップ511へジャン
プする。ステップ505では圧力スイッチPLが低圧状
態になったことが有るか否かが判定され、低圧状態にな
ったことがある場合にはステップ511を行い、低圧状
態になったことがない場合にはステップ506を行う。
ステップ506では圧力スイッチPL高圧故障フラグの
セットを行い、次のステップ507では圧力スイッチP
Lが高圧から低圧に変わったことを示すエッジ有フラグ
のクリヤを行う。
【0069】次のステップ511からステップ518ま
での圧力スイッチの高圧故障フラグをクリヤする処理
は、図9のフローチャートに示す処理形態と同じである
ために説明を省略する。
での圧力スイッチの高圧故障フラグをクリヤする処理
は、図9のフローチャートに示す処理形態と同じである
ために説明を省略する。
【0070】以上のように圧力スイッチPLの故障判定
においては、図8に示すようにアキュムレータ26に液
圧がなくなった状態からモータ29を起動してモータ起
動時の電流特性を用いた方法により圧力スイッチPLの
故障検出が可能となる。また、図14に示す方法では、
圧力スイッチPLが低圧状態になるはずの所定の時間を
決めてモータ29を駆動し、この所定時間内に圧力スイ
ッチPLが低圧状態にならなかった場合には、圧力スイ
ッチPLが高圧故障していると判定することにより故障
判定ができ、高価な圧力センサを用いずに故障検出がで
きるために、圧力センサのPL2の信号に代わることが
可能である。また、故障検出された場合には図4に示す
ブザーBZとかウォーニングのランプLPにより運転者
に知らせ、液圧制御を禁止するようにすれば安全性を向
上させることができる。
においては、図8に示すようにアキュムレータ26に液
圧がなくなった状態からモータ29を起動してモータ起
動時の電流特性を用いた方法により圧力スイッチPLの
故障検出が可能となる。また、図14に示す方法では、
圧力スイッチPLが低圧状態になるはずの所定の時間を
決めてモータ29を駆動し、この所定時間内に圧力スイ
ッチPLが低圧状態にならなかった場合には、圧力スイ
ッチPLが高圧故障していると判定することにより故障
判定ができ、高価な圧力センサを用いずに故障検出がで
きるために、圧力センサのPL2の信号に代わることが
可能である。また、故障検出された場合には図4に示す
ブザーBZとかウォーニングのランプLPにより運転者
に知らせ、液圧制御を禁止するようにすれば安全性を向
上させることができる。
【0071】次に、図13の間欠駆動制御について説明
する。ステップ401では間欠駆動制御中か否かが判定
され、間欠駆動制御中の場合にはステップ402を行
い、間欠駆動制御を行っていない場合にはステップ41
1を行う。ステップ402ではリレーMRがオンされて
いるか否かが判定され、リレーMRがオンされていれば
ステップ403を行い、オンされていなければステップ
408に移る。ステップ403ではリレーMRがオンさ
れている時間をカウントし、次のステップ404ではモ
ータ29が駆動される時のモータ電流を検出し、この検
出電流値が電流制限値ILMT 以上であるか否かが判定さ
れる。検出電流値が電流制限値ILMT 以上であればステ
ップ406を行い、電流制限値ILMT よりも小さい場合
にはステップ405を行う。ステップ405ではリレー
MRをオンしている時間TONが所定時間T0(5se
c)以上であるか否かが判定され、所定時間T0以上で
あればステップ406を、また所定時間T0よりも小さ
い場合にはこの処理を終了してメインルーチンに戻る。
ステップ406ではリレーMRをオフしている時間のタ
イマーをクリアし、次のステップ407ではリレーMR
をオフする。つまり、モータ電流は図12に示すように
アキュムレータ圧力と比例状態にあることから、リリー
フ圧に達する時のモータ電流値がわかるために、このリ
リーフ圧に達する時のモータ電流値を電流制限値ILMT
とすることにより、アキュムレータ圧力を一定圧力以上
に上げないようにすることができる。
する。ステップ401では間欠駆動制御中か否かが判定
され、間欠駆動制御中の場合にはステップ402を行
い、間欠駆動制御を行っていない場合にはステップ41
1を行う。ステップ402ではリレーMRがオンされて
いるか否かが判定され、リレーMRがオンされていれば
ステップ403を行い、オンされていなければステップ
408に移る。ステップ403ではリレーMRがオンさ
れている時間をカウントし、次のステップ404ではモ
ータ29が駆動される時のモータ電流を検出し、この検
出電流値が電流制限値ILMT 以上であるか否かが判定さ
れる。検出電流値が電流制限値ILMT 以上であればステ
ップ406を行い、電流制限値ILMT よりも小さい場合
にはステップ405を行う。ステップ405ではリレー
MRをオンしている時間TONが所定時間T0(5se
c)以上であるか否かが判定され、所定時間T0以上で
あればステップ406を、また所定時間T0よりも小さ
い場合にはこの処理を終了してメインルーチンに戻る。
ステップ406ではリレーMRをオフしている時間のタ
イマーをクリアし、次のステップ407ではリレーMR
をオフする。つまり、モータ電流は図12に示すように
アキュムレータ圧力と比例状態にあることから、リリー
フ圧に達する時のモータ電流値がわかるために、このリ
リーフ圧に達する時のモータ電流値を電流制限値ILMT
とすることにより、アキュムレータ圧力を一定圧力以上
に上げないようにすることができる。
【0072】一方、ステップ402でリレーMRがオン
されていない場合、ステップ408でリレーMRがオフ
している時間をカウントし、ステップ409ではストッ
プスイッチ(STP SW)が踏まれたか否かが判定さ
れる。ストップスイッチが踏まれた場合にはステップ4
14を行い、ストップスイッチが踏まれない場合にはス
テップ410を行う。ステップ410ではリレーMRが
オフしている時間が所定時間T1(5sec)以上であ
るか否かが判定され、T1以上であればステップ414
を行い、T1よりも短い場合にはこの処理を終了する。
一方、間欠駆動制御を行ってない場合には、ステップ4
11でモータ29の端子電圧が所定電圧EF (12V)
以上で所定時間TF (5min)継続しているか否かが
判定され、TF 時間継続している場合にはステップ41
2を行い、そうでなければこの処理を終了する。ステッ
プ412では、モータが所定時間の間回りっぱなしの状
態が続いていることによりモータ29の発熱を防止する
ために間欠駆動を行う間欠駆動制御中フラグをセット
し、次のステップ413で圧力スイッチ(圧力SW)に
よる制御を禁止にする。ステップ414ではリレーMR
がオンされている時のタイマーをクリアし、ステップ4
15でリレーMRを駆動するフラグをセットする。
されていない場合、ステップ408でリレーMRがオフ
している時間をカウントし、ステップ409ではストッ
プスイッチ(STP SW)が踏まれたか否かが判定さ
れる。ストップスイッチが踏まれた場合にはステップ4
14を行い、ストップスイッチが踏まれない場合にはス
テップ410を行う。ステップ410ではリレーMRが
オフしている時間が所定時間T1(5sec)以上であ
るか否かが判定され、T1以上であればステップ414
を行い、T1よりも短い場合にはこの処理を終了する。
一方、間欠駆動制御を行ってない場合には、ステップ4
11でモータ29の端子電圧が所定電圧EF (12V)
以上で所定時間TF (5min)継続しているか否かが
判定され、TF 時間継続している場合にはステップ41
2を行い、そうでなければこの処理を終了する。ステッ
プ412では、モータが所定時間の間回りっぱなしの状
態が続いていることによりモータ29の発熱を防止する
ために間欠駆動を行う間欠駆動制御中フラグをセット
し、次のステップ413で圧力スイッチ(圧力SW)に
よる制御を禁止にする。ステップ414ではリレーMR
がオンされている時のタイマーをクリアし、ステップ4
15でリレーMRを駆動するフラグをセットする。
【0073】以上のことから、アキュムレータ26の高
圧側と低圧側の圧力を検出する安価な圧力スイッチP
H,PLを2つ設け、モータ起動時に過渡的な電流上昇
後に、電流が減少から増加に向かうときの電流変化を検
出し、その時の電流上昇が所定電流以上のときに、アキ
ュムレータ26の低圧側を検出する圧力スイッチPLが
高圧状態を示している場合に、圧力スイッチPLの故障
検出がモータ電流の変化を検出することにより可能とな
る。つまり、このモータ電流が起動電流後に所定電流以
上に上昇する状態は、アキュムレータ26に液圧がなく
なった状態からモータ29を起動する場合にのみ表れる
ことから、この現象をとらえることにより、この時のア
キュムレータ26の圧力は低圧状態にあることがわかる
ため、アキュムレータ26の圧力の低圧側を検出する圧
力スイッチPLの出力が高圧状態であれば故障している
という故障検出できる。
圧側と低圧側の圧力を検出する安価な圧力スイッチP
H,PLを2つ設け、モータ起動時に過渡的な電流上昇
後に、電流が減少から増加に向かうときの電流変化を検
出し、その時の電流上昇が所定電流以上のときに、アキ
ュムレータ26の低圧側を検出する圧力スイッチPLが
高圧状態を示している場合に、圧力スイッチPLの故障
検出がモータ電流の変化を検出することにより可能とな
る。つまり、このモータ電流が起動電流後に所定電流以
上に上昇する状態は、アキュムレータ26に液圧がなく
なった状態からモータ29を起動する場合にのみ表れる
ことから、この現象をとらえることにより、この時のア
キュムレータ26の圧力は低圧状態にあることがわかる
ため、アキュムレータ26の圧力の低圧側を検出する圧
力スイッチPLの出力が高圧状態であれば故障している
という故障検出できる。
【0074】圧力スイッチPLが正常な場合にはアキュ
ムレータ26の圧力Pと蓄油量VのP−V特性図による
関係により、アキュムレータ26の圧力の低圧側を検出
する圧力スイッチPLが低圧状態になるはずの所定時間
を設定し、この所定時間以上モータ29を駆動しても圧
力スイッチPLの状態が低圧状態にならない場合に、圧
力スイッチPLが故障しているという故障検出ができ
る。この所定時間は、圧力スイッチPLの出力が高圧状
態の最小圧力から圧力スイッチPHの出力が高圧状態に
なるまでの時間より長く、アキュムレータ26に液圧が
かかっていない状態から圧力スイッチPHの出力が高圧
状態になるまでの時間よりも短く設定することができ
る。
ムレータ26の圧力Pと蓄油量VのP−V特性図による
関係により、アキュムレータ26の圧力の低圧側を検出
する圧力スイッチPLが低圧状態になるはずの所定時間
を設定し、この所定時間以上モータ29を駆動しても圧
力スイッチPLの状態が低圧状態にならない場合に、圧
力スイッチPLが故障しているという故障検出ができ
る。この所定時間は、圧力スイッチPLの出力が高圧状
態の最小圧力から圧力スイッチPHの出力が高圧状態に
なるまでの時間より長く、アキュムレータ26に液圧が
かかっていない状態から圧力スイッチPHの出力が高圧
状態になるまでの時間よりも短く設定することができ
る。
【0075】更には、上記に示す方法により故障検出さ
れた場合には、ウォーニングのランプとかブザーにより
運転者に知らせ、液圧制御を禁止することにより安全性
の向上を図ることができる。
れた場合には、ウォーニングのランプとかブザーにより
運転者に知らせ、液圧制御を禁止することにより安全性
の向上を図ることができる。
【0076】よって、アキュムレータ26の圧力検出を
安価な手段により行うことが可能となり、安価な手段で
圧力検出を行った場合に故障に対しても検出することが
できる故障検出方法を提供することができる。
安価な手段により行うことが可能となり、安価な手段で
圧力検出を行った場合に故障に対しても検出することが
できる故障検出方法を提供することができる。
【0077】尚、切換弁、制御弁の構成は本発明の実施
形態に限定されるものではなく、切換弁66,68を使
用する代わりに、3ポート2位置型の電磁弁1つに置き
換えることもでき、また液圧制御を行う制御ユニットと
油圧源の制御を行う制御ユニットを分けているが、一体
化することも可能である。更には、上記に示した液圧制
御を行う制御ユニットは、電磁弁を作動させて液圧制御
ができればよいために制動時のABS制御を行うものに
限ったものではなく、発進時とか加速時にスリップ制御
を行うトラクション制御(TRC制御)、または横加速
度またはヨーレートが大きいときに車両のオーバーステ
ア、アンダーステアを防止するスタビリティ制御を行う
制御ユニットに変わることも可能である。
形態に限定されるものではなく、切換弁66,68を使
用する代わりに、3ポート2位置型の電磁弁1つに置き
換えることもでき、また液圧制御を行う制御ユニットと
油圧源の制御を行う制御ユニットを分けているが、一体
化することも可能である。更には、上記に示した液圧制
御を行う制御ユニットは、電磁弁を作動させて液圧制御
ができればよいために制動時のABS制御を行うものに
限ったものではなく、発進時とか加速時にスリップ制御
を行うトラクション制御(TRC制御)、または横加速
度またはヨーレートが大きいときに車両のオーバーステ
ア、アンダーステアを防止するスタビリティ制御を行う
制御ユニットに変わることも可能である。
【0078】また、圧力スイッチの故障検出には上記の
図8と図14に示す方法を共に用いれば故障検出に関し
ての検出精度の向上を図ることも可能である。
図8と図14に示す方法を共に用いれば故障検出に関し
ての検出精度の向上を図ることも可能である。
【0079】
【発明の効果】上記のように、アキュムレータの圧力検
出にはアキュムレータの圧力の高圧側と低圧側を検出す
る安価な圧力スイッチを2つ設けることによりアキュム
レータの圧力検知を行い、モータ起動時に過渡的な電流
上昇後に、電流が減少から増加に向かうときの電流変化
を検出し、その時の電流上昇が所定電流以上のときに、
アキュムレータの圧力の低圧側を検出する圧力スイッチ
の出力が高圧状態を示している場合に、圧力スイッチの
故障検出がモータ電流の変化を検出することにより可能
となる。つまり、このモータ電流が起動電流後に所定値
以上に上昇する状態は、アキュムレータに液圧がなくな
った状態からモータを起動する場合にのみ表れることか
ら、この現象をとらえることにより、この時のアキュム
レータの圧力は低圧状態にあることがわかり、この時の
圧力スイッチの出力が高圧状態であれば圧力スイッチが
故障しているという故障検出できる。
出にはアキュムレータの圧力の高圧側と低圧側を検出す
る安価な圧力スイッチを2つ設けることによりアキュム
レータの圧力検知を行い、モータ起動時に過渡的な電流
上昇後に、電流が減少から増加に向かうときの電流変化
を検出し、その時の電流上昇が所定電流以上のときに、
アキュムレータの圧力の低圧側を検出する圧力スイッチ
の出力が高圧状態を示している場合に、圧力スイッチの
故障検出がモータ電流の変化を検出することにより可能
となる。つまり、このモータ電流が起動電流後に所定値
以上に上昇する状態は、アキュムレータに液圧がなくな
った状態からモータを起動する場合にのみ表れることか
ら、この現象をとらえることにより、この時のアキュム
レータの圧力は低圧状態にあることがわかり、この時の
圧力スイッチの出力が高圧状態であれば圧力スイッチが
故障しているという故障検出できる。
【0080】また同じく、圧力スイッチが正常な場合に
はアキュムレータの圧力Pと蓄油量VのP−V特性図に
よる関係により、低圧側を検出する圧力スイッチが低圧
状態になるはずの所定時間を設定し、この所定時間以上
モータを駆動しても圧力スイッチの状態が低圧状態にな
らない場合に、圧力スイッチが故障しているという故障
検出ができる。この所定時間は、圧力スイッチPLの出
力が高圧状態の最小圧力から圧力スイッチPHの出力が
高圧状態になるまでの時間より長く、アキュムレータに
液圧がかかっていない状態から圧力スイッチPHの出力
が高圧状態になるまでの時間よりも短く設定することが
できる。
はアキュムレータの圧力Pと蓄油量VのP−V特性図に
よる関係により、低圧側を検出する圧力スイッチが低圧
状態になるはずの所定時間を設定し、この所定時間以上
モータを駆動しても圧力スイッチの状態が低圧状態にな
らない場合に、圧力スイッチが故障しているという故障
検出ができる。この所定時間は、圧力スイッチPLの出
力が高圧状態の最小圧力から圧力スイッチPHの出力が
高圧状態になるまでの時間より長く、アキュムレータに
液圧がかかっていない状態から圧力スイッチPHの出力
が高圧状態になるまでの時間よりも短く設定することが
できる。
【0081】更には、上記に示す方法により故障検出さ
れた場合には、ウォーニングのランプとかブザーにより
運転者に知らせ、液圧制御を禁止することにより安全性
の向上を図ることができる。
れた場合には、ウォーニングのランプとかブザーにより
運転者に知らせ、液圧制御を禁止することにより安全性
の向上を図ることができる。
【0082】よって、アキュムレータの圧力検出を安価
な手段により行うことが可能となり、安価な手段で圧力
検出を行った場合に故障に対しても検出することができ
る故障検出方法を提供することができる。
な手段により行うことが可能となり、安価な手段で圧力
検出を行った場合に故障に対しても検出することができ
る故障検出方法を提供することができる。
【図1】 本発明の実施の形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】 本発明の実施の形態おける車両の液圧制御装
置のシステム構成図である。
置のシステム構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態おける液圧発生装置の断
面図である。
面図である。
【図4】 本発明の実施形態おける液圧制御を行う制御
ユニット(ABSECU)のブロック図である。
ユニット(ABSECU)のブロック図である。
【図5】 本発明の実施形態おける油圧源の制御を行う
制御ユニット(H/B ECU)のブロック図である。
制御ユニット(H/B ECU)のブロック図である。
【図6】 本発明の実施形態おける液圧制御を行う制御
ユニットの制御概要を示すフローチャートである。
ユニットの制御概要を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施形態おける油圧源を制御する制
御ユニットの制御概要を示すフローチャートである。
御ユニットの制御概要を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施形態おける圧力スイッチ故障判
定を示すフローチャートである。
定を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の実施形態おける圧力スイッチ故障判
定を示す図8に続くフローチャートである。
定を示す図8に続くフローチャートである。
【図10】 本発明の実施形態おけるモータ起動時にお
けるモータ電流とアキュムレータ圧力の状態を示すタイ
ムチャートである。
けるモータ電流とアキュムレータ圧力の状態を示すタイ
ムチャートである。
【図11】 本発明の実施形態おける圧力スイッチの出
力変化を示す状態遷移図である。
力変化を示す状態遷移図である。
【図12】 本発明の実施形態おけるアキュムレータ圧
力とモータ電流の関係を示すグラフである。
力とモータ電流の関係を示すグラフである。
【図13】 本発明の実施形態おける間欠駆動制御を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図14】 本発明の実施形態おける第2の圧力スイッ
チ故障判定を示すフローチャートである。
チ故障判定を示すフローチャートである。
【図15】 本発明の実施形態おけるアキュムレータの
圧力Pと蓄油量Vを示すP−V特性図である。
圧力Pと蓄油量Vを示すP−V特性図である。
ACC アキュムレータ EC 制御ユニット PS 圧力スイッチ PM ポンプモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂 根 伸 介 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 久 野 哲 也 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 アキュムレータの圧力を検出する圧力検
出手段と、該圧力検出手段による出力に基づき前記アキ
ュムレータにポンプを作動させて蓄圧を行うモータと、
前記モータを駆動するモータ駆動手段とを備え、前記ア
キュムレータの圧力を用いて液圧制御を行う液圧制御装
置において、前記モータ駆動手段により駆動されるモー
タの駆動電流を検出するモータ電流検出手段と、該モー
タ電流検出手段の検出電流の変化状態を検出し、前記モ
ータ起動時の過渡的な電流上昇後のモータ電流の変化が
減少から増加に変わり、以後のモータ電流の変化率が所
定電流以上のときに変曲点有とするモータ電流変曲点検
出手段と、前記変曲点検出手段により変曲点を検出し、
なお且つ前記圧力検出手段の圧力が高圧状態を示す場合
に、前記圧力検出手段が故障していることを検出する故
障検出手段とを備えた液圧制御装置の故障検出方法。 - 【請求項2】 電源スイッチがオンされてからの時間を
検出する電源供給後経過時間検出手段を設け、前記電源
供給後経過時間検出手段による時間が所定経過時間内の
場合に故障検出を行うことを特徴とする請求項1に記載
の液圧制御装置の故障検出方法。 - 【請求項3】 アキュムレータの圧力を検出する圧力検
出手段と、該圧力検出手段による出力に基づき前記アキ
ュムレータにポンプを作動させて蓄圧を行うモータと、
前記モータを駆動するモータ駆動手段とを備え、前記ア
キュムレータの圧力を用いて液圧制御を行う液圧制御装
置において、前記モータの駆動時間を検出するモータ駆
動時間検出手段と、前記圧力検出手段の圧力の変化状態
を検出する圧力変化状態検出手段と、前記モータ駆動時
間検出手段による駆動時間を越え前記圧力状態検出手段
による圧力変化が低圧状態にならなかった場合に前記圧
力検出手段が故障していることを検出する故障検出手段
とを備えたことを特徴とする液圧制御装置の故障検出方
法。 - 【請求項4】 前記圧力検出手段には、前記アキュムレ
ータの高圧側の圧力を検出する第1の圧力検出器と低圧
側の圧力を検出する第2の圧力検出器を設けたことを特
徴とする請求項1または3に記載の液圧制御装置の故障
検出方法。 - 【請求項5】 前記所定時間は、前記第2の圧力検出器
の出力が高圧状態から前記第1の圧力検出器の出力が高
圧状態になるまでの最大時間より長く、前記アキュムレ
ータに液圧がかかっていない状態から前記第1の圧力検
出器の出力が高圧状態になるまでの最小時間よりも短く
設定することを特徴とする請求項3に記載の液圧制御装
置の故障検出方法。 - 【請求項6】 前記故障検出手段により故障検出された
場合には、警報を発する警報発生手段を設けたことを特
徴とする請求項1または3に記載の液圧制御装置の故障
検出方法。 - 【請求項7】 前記故障検出手段により故障検出された
場合には、液圧制御を禁止する液圧制御禁止手段を設け
たことを特徴とする請求項1または3に記載の液圧制御
装置の故障検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26590895A JPH09104341A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 液圧制御装置の故障検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26590895A JPH09104341A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 液圧制御装置の故障検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09104341A true JPH09104341A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17423779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26590895A Pending JPH09104341A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 液圧制御装置の故障検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09104341A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190106206A (ko) * | 2018-03-08 | 2019-09-18 | 주식회사 만도 | 전자식 브레이크 시스템 및 그 제어방법 |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP26590895A patent/JPH09104341A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190106206A (ko) * | 2018-03-08 | 2019-09-18 | 주식회사 만도 | 전자식 브레이크 시스템 및 그 제어방법 |
| US11084480B2 (en) | 2018-03-08 | 2021-08-10 | Mando Corporation | Electric brake system and controlling method thereof |
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