JPH09104508A - 搬送装置の制御方法 - Google Patents

搬送装置の制御方法

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JPH09104508A
JPH09104508A JP7286376A JP28637695A JPH09104508A JP H09104508 A JPH09104508 A JP H09104508A JP 7286376 A JP7286376 A JP 7286376A JP 28637695 A JP28637695 A JP 28637695A JP H09104508 A JPH09104508 A JP H09104508A
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Takeshi Matsumiya
毅 松宮
Hiroshi Takabayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直平面上に配列した多数の収納物を収納す
る収納棚に近接対向して移動するキャリヤにより目標の
収納物を出し入れする搬送装置の制御方法において、キ
ャリヤが高速でカートリッジなどの収納物に衝突してキ
ャリヤやカートリッジを傷めるのを防止する。 【解決手段】 キャリヤによる収納物の搬送動作に先行
して、収納物が収納棚から突出していないことを確認
し、この収納物が正常に収納されていなければ警告を出
して搬送動作を停止する。収納物が突出していること
は、キャリヤを低速で移動させ、このキャリヤが収納物
に当たってキャリヤの移動負荷が増大したことから検出
できる。また光ビームを用いて収納物の突出を検知する
ことも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納棚から目標の
収納物を取り出して目標位置へ運び、また逆に収納棚に
収納物を戻す搬送装置に適用される制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】多数のマイクロフィルムカートリッジを
収納棚に収納しておき、目標のカートリッジを選出して
スキャナへ搬送し、このスキャナで目標画像を読出すよ
うにしたマイクロフィルムのカートリッジ交換装置が従
来よりある。
【0003】例えば垂直な平面状の収納棚に前面から出
し入れ可能にカートリッジを収納しておき、この収納棚
の前面で搬送部すなわちカートリッジのキャリヤを移動
させるものがある。このキャリヤを、目標とするカート
リッジの前へ移動させてこのカートリッジをキャリヤ内
に取り込み、他の目標位置例えば画像の検索・読取りを
行うスキャナへ搬送し所定の処理、例えば画像の検索や
読取りを行うものである。また逆に処理済みのカートリ
ッジを、目標の収納位置に運んでこれを収納棚に戻すも
のである。
【0004】
【従来技術の問題点】この場合、収納物であるカートリ
ッジが収納棚に正しく収納されていればよいが、例えば
振動が収納棚に加わったりすると、一部のカートリッジ
が収納棚から突出することがある。この状態でキャリヤ
が移動するとこの突出したカートリッジにキャリヤが接
触する。
【0005】キャリヤは高速検索のために高速移動する
のが望ましいが、キャリヤの移動速度が高速になればキ
ャリヤが突出したカートリッジに当たったときの衝撃は
大きくなる。このためキャリヤやカートリッジを傷める
おそれがあった。
【0006】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、キャリヤが高速でカートリッジなどの収納
物に衝突してキャリヤやカートリッジを傷めるのを防止
することができる搬送装置の制御方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、垂直平面上
に配列した多数の収納物を収納する収納棚に近接対向し
て移動するキャリヤにより目標の収納物を出し入れする
搬送装置の制御方法において、前記キャリヤによる収納
物の搬送動作に先行して、前記収納物が収納棚から突出
していないことを確認し、この収納物が正常に収納され
ていなければ警告を出して搬送動作を停止することを特
徴とする搬送装置の制御方法、により達成される。
【0008】ここに収納物が突出していることを検出す
る方法としては、キャリヤを低速で移動させ、このキャ
リヤが収納物に当たってキャリヤの移動負荷が増大した
ことから検出することができる。例えばキャリヤを移動
させるモータの負荷電流を監視し、この電流が急増した
ことから判別できる。
【0009】また光ビームを用いて収納物の突出を検知
することも可能である。例えば収納棚の一辺に沿って平
坦な反射鏡を設ける一方、キャリヤに光ビームの射出素
子およびセンサを設け、収納棚の他方の辺に沿ってキャ
リヤを走行させながらキャリヤから射出する光ビームを
反射鏡で反射させてセンサで検出するように構成する。
【0010】
【発明の実施の態様】図1は本発明の一実施態様である
マイクロフィルムカートリッジの収納検索装置の使用状
態を示す図、図2はその全体構成説明図、図3はキャリ
ヤの平面図、図4は同じく正面図、図5は右側面図、図
6は案内ローラの配置説明用の斜視図、図7と図8はキ
ャリヤを移動バーに対して保持するための案内ローラ配
置例を示す正面図である。図9はキャリヤのピックアッ
プ手段を示す右側面図、図10は同じく平面図、図11
は同じく分解斜視図、図12はバッファの切り換え手段
を示す分解斜視図、図13と図14はその動作を示す平
面図、図15は動作の流れ図である。
【0011】
【全体構成】図1、2で符号10はホストコンピュータ
(HOST)であり、パソコン(パーソナルコンピュー
タ)やワークステーションで構成される。12はキーボ
ード、14はプリンタであり、このホストコンピュータ
10に接続されている。16はスキャナであり、マイク
ロフィルムの検索と画像の読取り(スキャン)とを行う
ものである。ホストコンピュータ10には警告装置10
Aが接続されている。この警告装置10Aは後記するよ
うに、収納棚52からカートリッジ54が突出している
のを検知したときに作動して、オペレータに知らせるも
のである。
【0012】このスキャナ16は、SCSI規格に基づ
いたバス(BUS)18(図2)によってホストコンピ
ュータ10に接続されている。すなわちSCSIインタ
ーフェースによって接続されている。スキャナ16はマ
イクロフィルム・コントロール・ユニット(略してMC
Uという)20と、ロールフィルム・リトリーバル・ユ
ニット(略してRRUという)22とを持つ。
【0013】MCU20はマイクロコンピュータを持
ち、RRU22の検索動作をコントロールすると共に、
検索したコマの画像をラインセンサを移動させることに
よって読取り、DRAMなどのメモリ20Aに記憶させ
る。RRU22はロールマイクロフィルムを送り希望の
コマを検索するものである。
【0014】24はマイクロフィルム・インストール・
システム(略してMISという)であり、多数のマイク
ロフィルム・カートリッジを収容すると共に、希望のカ
ートリッジを選出してスキャナ16のRRU22に装填
するものである。このMIS24は、MCU20により
制御される。すなわちMCU20が検索すべきコマを含
むカートリッジを指定する時に、対応するカートリッジ
がRRU22に装填されていない時にMCU20はMI
S24を作動させ、対応するカートリッジに交換するも
のである。
【0015】
【収納棚の構成】ここにMIS24の四角形のケース5
0には、垂直かつ平面状のカートリッジ収納棚52が収
容されている。このカートリッジ収納棚52は多数のカ
ートリッジ54を前面から出し入れ可能に収容する。ま
たこのケース50の4辺に沿ってガイドレール56(5
6a〜d)がそれぞれ固定され、対向する2本のガイド
レール56a、56cに水平な移動バー58が案内され
て上下動する。また他の対向する2本のガイドレール5
6b、56dには垂直な移動バー60が案内されて左右
方向へ移動する。
【0016】これら水平な移動バー58と垂直な移動バ
ー60とは略H型の断面を持ち、互いに直交しながら上
下動および左右動する。その交叉部付近にはカートリッ
ジを搬送するキャリヤ62が両移動バー58、60に対
しスライド可能に取付けられている。水平な移動バー5
8はガイドレール56aの両端付近に位置する一対のプ
ーリに張られたベルト64に固定されている。垂直な移
動バー60はガイドレール56dの両端付近に位置する
一対のプーリに張られたベルト66に固定されている。
ベルト64、66は、一方のプーリに連結されたバー駆
動手段としてのモータ68、70によって走行し位置決
めされる。
【0017】キャリヤ62は図3〜6に示すように9個
の案内ローラによって移動バー58、60の交叉部付近
に保持されている。移動バー58、60を含む平面上
で、キャリヤ62は図4、6により明らかなように、2
つの案内ローラ72(72a、72b)が水平な移動バ
ー58に転接し、また他の2つの案内ローラ74(74
a、74b)が垂直な移動バー60に転接する。
【0018】ここにこれら案内ローラ72、74は図
7、8に示すように同一移動バー58、60の異なる走
行接触面に転接して、キャリヤ62の一方向への回動を
規制する。すなわち図7の実施例では、案内ローラ72
a、72bはキャリヤ62の右方向(矢印A方向)への
回動を規制するように移動バー58に転接し、案内ロー
ラ74a、74bはキャリヤ62の左方向(矢印B方
向)への回動を規制するように移動バー60に転接す
る。
【0019】ここで案内ローラ72a、72bの中心を
通る直線をL1 、案内ローラ74a、74bの中心を通
る直線をL2 とし、これらの交点をPとする。これらの
案内ローラ72、74は共にキャリヤ62に保持され、
相対移動はないと考えられるから、キャリヤ62の右
(A方向)への回動は案内ローラ72によって規制さ
れ、左(B方向)への回動は案内ローラ74によって規
制される。このためキャリヤ62は常に直交関係を保っ
て移動する移動バー58、60に対して遊動することな
く正確に位置決めされる。
【0020】また図8の実施例は各案内レール72、7
4が図7の場合に対してそれぞれ逆方向への回動を規制
するように構成したものである。従って図7の場合と同
様にキャリヤ62を両移動バー58、60の交叉部付近
に遊びを許容することなく正確に位置決めすることがで
きる。
【0021】またキャリヤ62の前後方向の移動すなわ
ち両移動バー58、60を含む平面を横断する方向の移
動は、水平な移動バー58を上下から挟む案内ローラ7
6(76a、76b)と、垂直な移動バー60を前後か
ら挟む3つの案内ローラ78(78a、78b、78
c)とで規制される。
【0022】キャリヤ62を移動バー58、60に保持
するための従来の一般的な方法は、キャリヤ62を各移
動バー58、60に対して移動バー58、60を含む平
面上およびこれに直交する平面上で傾かないようにする
ため、各移動バー58、60に対してそれぞれ最低6個
の案内ローラを必要としていた。すなわち移動バー5
8、60の長さ方向と前記平面に対する垂直方向とにそ
れぞれ3個ずつの案内ローラを必要としていた。このた
め両移動バー58、60に対して合計12個の案内ロー
ラを必要とするものであった。
【0023】これに対してこの実施例では、移動バー5
8、60が常に直交していることを利用して両移動バー
58、60を案内ローラ72、74で挟むようにした。
このため案内ローラの数を大幅に減らし、この実施例で
は9個の案内ローラで済ますことが可能になったもので
ある。
【0024】この結果モータ68、70により水平・垂
直な各移動バー58、60を独立に移動させその移動量
をMCU20で監視することにより、キャリヤ62を適
宜の位置に移動させることができる。カートリッジ収納
棚52およびスキャナ16はこのキャリヤ62の可動範
囲内に位置する。この実施例ではスキャナ16はこの可
動範囲の右下隅に位置する。
【0025】キャリヤ62は、MCU20の指命に基づ
いてカートリッジ54の搬送に先行して後記のようにカ
ートリッジ54が収納棚52から突出しているか否かを
調べる。そしてカートリッジ54が突出していないこと
を確認してからカートリッジ54の搬送動作に入る。
【0026】すなわちカートリッジ収納棚52から所定
のカートリッジ54を取込んでスキャナ16に搬送して
カートリッジ着脱口16aに挿入し、また検索が終った
カートリッジをスキャナ16から取り込んでカートリッ
ジ収納棚52の所定位置に戻す。この搬送動作時にはキ
ャリヤ62は高速で走行する。
【0027】スキャナ16で検索した画像を読取ると、
この画像はメモリ20Aに記憶される。その画像データ
はホストコンピュータ10に送られ、ここで適宜の画像
処理が施された後、プリンタ14に出力される。また他
の光磁気ディスクなどのメモリ(図示せず)に記憶され
たり、他の外部機器に出力される。
【0028】
【キャリヤの構成】次にキャリヤ62の構成を説明す
る。このキャリヤ62は1つのピックアップ手段100
と、バッファ102とを持つ。ピックアップ手段100
は、キャリヤ62の筐体内上部に水平かつ前後方向に固
定されたガイドロッド104と、このガイドロッド10
4にスライド自在に保持された2つのリニヤベアリング
106、106と、これらのリニヤベアリング106、
106に上端が固定され下端が後記するバッファ102
の溝108に係合してスライドする支持板110と、こ
の支持板110に取付けられた爪部材112、114を
持つ。
【0029】ガイドロッド104の下方には一対のプー
リ116、118に巻き掛けた無端ベルト120がガイ
ドロッド104と平行に延在する。一方のプーリ116
は減速歯車を内装したギャドモータ122により両方向
に回動される。支持板110はベルト120の途中に固
定されている。この結果モータ122の回転によりベル
ト120が任意の方向に走行すると、支持板110はベ
ルト120によりガイドロッド104にガイドされて前
後に移動する。ベルト120に代えてワイヤを用いても
よい。
【0030】爪部材112、114は略L字型であり、
その中央がピン124、126によって支持板110に
回動自在に保持され、両者の一端はピン128で連結さ
れて互いに逆方向へ回動するように連動する。爪部材1
12、114の他端はカートリッジ54の端面に形成さ
れた係合凹部54a、54bに係合可能な爪となってい
る。
【0031】また一方の爪部材114には爪と反対側へ
突出するアーム部130が設けられ、このアーム部13
0の回動により爪部材112、114の爪が上下に開閉
する。支持板110には上下動可能にプッシュ板132
が保持され、その下端がアーム130に連結されてい
る。このプッシュ板132はばね(図示せず)により上
方への復帰習性が付与されている。従って爪部材11
2、114は閉方向へ付勢されている。このプッシュ板
132の上端の上方には断面L字型のアングル材134
がガイドロッド104と平行に配設されている。
【0032】アングル材134は、図11に示すように
キャリヤ62の筐体に固定された少なくとも2本のピン
136、136に係合する互いに平行な傾斜溝138、
138を持つ。またアングル材134はばね140によ
り図11で右方向へ付勢されている。すなわちこのアン
グル材134は、溝138、138がピン136に案内
されて斜め上方向へ復帰する方向へ付勢されている。ま
たこのアングル材134は電磁ソレノイド142により
反対方向へ引かれて移動可能であり、この時には傾斜溝
138がピン136に案内されてアングル材134は斜
め下方向へ移動する。
【0033】従ってこのアングル材134は傾斜溝13
8に沿って斜め方向に上下動する。前記プッシュ板13
2の上端にはローラが取付けられ、このローラはこのア
ングル材134の水平な下面に転接する。この結果支持
板110がガイドロッド104の範囲内のどの位置にあ
っても、アングル材134が斜め上に復帰した時には、
プッシュ板132は上昇し、爪部材112、114の爪
が開く。また電磁ソレノイド142が励磁されてアング
ル材134が図11で左側へ引かれると、アングル材1
34が斜め下に下降する。このためプッシュ板132が
押し下げられ、爪部材112、114の爪が閉じる。
【0034】このように爪を開閉することにより、爪を
カートリッジ54の係合凹部54a、54bに係脱する
ことができる。またこの爪の開閉と共に、ピックアップ
手段100全体をガイドロッド104上でスライドさせ
ることにより、カートリッジ54を収納棚52とバッフ
ァ102との間で、またバッファ102とスキャナ16
との間で出し入れすることができる。
【0035】
【バッファの構成】次にバッファ102について説明す
る。バッファ102は図11、12に示すように、ピッ
クアップ手段100のスライド方向と平行に2つのカー
トリッジ54を縦に収容可能である。このバッファ10
2の下面には、キャリヤ62の筐体に固定したガイドレ
ール154、154に転接する3個のガイドローラ15
6が取付けられている。なおガイドレール154、15
4はピックアップ手段100のスライド方向に対し直交
しかつ水平に固定されている。
【0036】またこのバッファ102の下面中央付近に
は、図12に示すピン158が突設されている。この図
12で160はベルクランク型の駆動レバーであり、そ
の中央付近がキャリヤ62の筐体に支持されている。こ
の駆動レバー160の一端には長孔162が設けられ、
この長孔162にピン158が係入している。駆動レバ
ー160の他端は、モータ164により駆動されるクラ
ンクピン166にリンク168によって連結されてい
る。
【0037】この結果モータ164が図12に矢印方向
(時計方向)へ回動することによりリンク168が矢印
方向へ押されると、駆動レバー160は反時計方向へ回
動する。このためバッファ102は図14に示すように
平面視左側へ移動する。反対にモータ164が反時計方
向へ回動すると駆動レバー160が時計方向へ回動し、
バッファ102は図13に示すように平面視右側へ移動
する。このようにバッファ102を移動する時にはピッ
クアップ手段100は、図9に仮想線で示すようにバッ
ファ102より外側(図9上で左側)へ後退している。
またこのピックアップ手段100は、キャリヤ62の移
動時にもこの仮想線位置に後退している。
【0038】なおこの駆動レバー160の支点付近には
円弧状かつ水平な遮光板170が一体に設けられてい
る。この遮光板170に設けた切欠き172を光センサ
174で検出することにより、駆動レバー160の位
置、従ってバッファ102の位置を検出することができ
る。
【0039】このバッファ102は上方が開放してい
て、前記ピックアップ手段100の下部が収容室15
0、152に進入可能である。すなわちバッファ102
が左側(図14の位置)にある時には、右側の収容室1
50にピックアップ手段100は進入可能であり、バッ
ファ102が右側(図13の位置)にある時には左側の
収容室152に進入可能である。
【0040】なおピックアップ手段100が各収容室1
50、152に進入する時には、各収容室150、15
2の底に設けた溝108、108に支持板110の下端
が係合して滑動することは前記した通りである。このよ
うに支持板110を溝108に係合させることにより、
ピックアップ手段100の横揺れを防止し、カートリッ
ジ54の係合凹部54a、54bへの爪部材112、1
24の係脱を正確に行わせることが可能になる。
【0041】
【カートリッジの突出検知動作】次にカートリッジの突
出を検出する動作を説明する。MCU20は収納棚52
から目標とするカートリッジ54をスキャナ16に搬送
する前に、電源スイッチのオン操作などに基づいて、全
てのカートリッジ54が収納棚52に正しく収納されて
いるか否かを調べる。
【0042】このためにMCU20は、キャリヤ62を
収納棚52の前で収納領域全域をカバーするように低速
で走行させる(図15のステップ200)。ここに低速
とはキャリヤ62がカートリッジ54に当たっても損傷
が生じない程度の速度であり、例えば通常の搬送時にお
ける高速走行時の速度(約600mm/分)に比べて約
1/10の速度(約50mm/分)とすることができ
る。
【0043】キャリヤ62は例えば図1に矢印Aで示す
ように収納棚52の左下隅のカートリッジ54に対向す
る位置から上昇して上端に来ると、1個のカートリッジ
54の厚さ分だけ右へ移動しながら上下動を繰り返す。
もし突出したカートリッジ54があれば、キャリヤ62
が当たり停止する(図15のステップ202)。このた
めキャリヤ62を移動させるモータ68または70の負
荷が急増する。この負荷の急増はモータ電流の増加から
検出できる。またモータ68、70の回転を検出するエ
ンコーダを有する場合には、このエンコーダの出力が変
化しなくなることから同様に負荷増大を検出してもよ
い。
【0044】このようにしてカートリッジ54が突出し
ていることを検知すると、MCU20はホストコンピュ
ータ10に警告信号を送る。ホストコンピュータ10は
この警告信号に基づいて、警告装置10A(図2)を作
動させ、オペレータに知らせる(図15のステップ20
4)。
【0045】以上のようにキャリヤ62を収納領域の全
域に低速で移動させて、カートリッジ54が1つも突出
していないことを確認すると(図15のステップ20
6)、次に本来の搬送動作に入る(ステップ208)。
すなわちキャリヤ62は高速で走行して目標のカートリ
ッジ54をスキャナ16へ運び、またスキャナ16で画
像検索が済んだカートリッジ54を収納棚52の元の位
置へ戻す。
【0046】
【キャリヤの搬送動作】次のこの搬送動作について説明
する。MCU20はまず最初に収納棚52の中で選出す
るカートリッジ54の前にキャリヤ62を高速で移動さ
せる。この時バッファ102は左右いずれにあってもよ
く、またピックアップ手段100はバッファ102から
退出している。
【0047】キャリヤ62が目標のカートリッジ54の
位置に来ると、MCU20はピックアップ手段100を
前進させ、一方の収容室例えば150の中を通ってその
爪部材112、114を収納棚52内のカートリッジ5
4に係合させる。この時電磁ソレノイド142を非励磁
として爪を一時開いてもよいが、爪をカートリッジ54
に押し当てて爪を開かせるようにしてもよい。
【0048】電磁ソレノイド142を励磁して爪を閉
じ、ピックアップ手段100を後退させれば、カートリ
ッジ54は一方の収容室150に引き込まれる。MCU
20はキャリヤ62をスキャナ16のカートリッジ着脱
口16aの前に高速で移動させる。そしてピックアップ
手段100を前進させて収容室150内のカートリッジ
54をカートリッジ着脱口16aに押し出す。その後電
磁ソレノイド142を非励磁として爪を開き、ピックア
ップ手段100を後退させる。
【0049】スキャナ16はこの送り込まれたカートリ
ッジ54の検索、画像の読み取り等の所定の処理を行
う。この処理中にキャリヤ62は収納棚52の次のカー
トリッジ54の位置へ行き、いずれかの収容室例えば1
50にこのカートリッジ54を取込む。この時ピックア
ップ手段100はこの収容室150にカートリッジ54
が入ると爪を開いてカートリッジ54を爪から解放し、
その後ピックアップ手段100だけがさらに後退してバ
ッファ102から完全に退出する。
【0050】この状態でキャリヤ62はスキャナ16の
カートリッジ着脱口16aに戻るが、この間にバッファ
102はモータ164により反対側へスライドする。今
の場合バッファ102は右側へ移動し、収容室152が
ピックアップ手段100の前に来る。そしてスキャナ1
6で処理していたカートリッジ54の処理が終ると、ピ
ックアップ手段100がこの収容室152を通って前進
し、カートリッジ着脱口16aから処理済みのカートリ
ッジ54を抜き出してこの収容室152に入れ、これを
爪から解放した後、さらに後退してバッファ102から
退出する。
【0051】ピックアップ手段100がバッファ102
から退出すると、バッファ102は再び反対側へスライ
ドし、次のカートリッジ54を収容する収容室150を
ピックアップ手段100の前に置く。するとピックアッ
プ手段100が前進し、ここに収容された次に処理する
予定のカートリッジ54を爪で把みつつ押し、カートリ
ッジ着脱口16aに送り出す。そしてピックアップ手段
100を後退させ、バッファ102を切換えつつ、この
処理済みカートリッジ54を収納棚52内の戻すべき位
置へキャリヤ62を高速で移動させ、これを収納棚52
に戻す。
【0052】以上のように、1つのカートリッジ54を
スキャナ16で処理している間に次のカートリッジ54
をキャリヤ62に取り込んでスキャナ16の近くで待機
し、処理が済んだカートリッジ54をこのキャリヤ62
内の空いた収容室150または152に取り込んでから
バッファ102を切り換えて次のカートリッジ54を直
ちにスキャナ16へ供給する。従ってスキャナ16に対
してこのカートリッジ54の交換が速やかにできる。
【0053】またピックアップ手段の100の進退動駆
動手段(無端ベルト120、プーリ116、118、モ
ータ122などで形成される)や、爪開閉駆動手段(電
磁ソレノイド142などで形成される)は、キャリヤ2
6の筐体側に保持されている。このため支持板110や
爪部材112、114などと共に進退動する可動部分を
軽量化することができる。またこの可動部分に電気配線
コードを接続する必要が無くなる。
【0054】なお爪部材112、114付近にカートリ
ッジ54の着脱を検出するセンサを設けることも考えら
れるが、この場合には可動部分に接続する配線コードが
必要になる。しかしそのコードはモータやプランジャを
駆動する場合と異なり十分に細くかつ軽くすることがで
きる。
【0055】従って支持板110の移動速度を上げるこ
とが可能である。また支持板110に対する配線コード
を不要にしたりあるいは配線コードを細く軽量化するこ
とにより、配線コードの断線のおそれをなくすことがで
きる。
【0056】
【他の実施態様】以上の実施例におけるマイクロフィル
ムカートリッジ54の収納棚52では、収納したカート
リッジ54とキャリヤ62との間隙は小さく、通常5m
m程度で非常に小さい。そこでカートリッジ54の突出
量が僅かな時にはキャリヤ62の移動によりカートリッ
ジ54を元の正常な位置へ押し戻すようにすれば都合が
良い。
【0057】図16はこのようにカートリッジ54を押
し戻すための押し板300を示す斜視図である。この押
し板300はキャリヤ62の前面(カートリッジ54に
対向する面)に取付けられ、その周縁が斜めに傾斜して
ほぼ四角い皿状に作られている。なおこの押し板300
には、カートリッジ54および爪部材112、114が
通る窓302が形成されているのは勿論である。この押
し板300の取付け状態は図3、5にも仮想線で示され
ている。
【0058】従ってカートリッジ54の突出量が僅かで
あれば、この押し板300を取り付けたキャリヤ62を
移動させることにより、この押し板300の周縁の斜面
にカートリッジ54を当てて押し込むことができる。こ
のためカートリッジ54の突出量が少なければ警告を出
したり停止させたりすることなく搬送動作に移ることが
可能になり、処理が迅速に行えるようになる。
【0059】
【他の実施態様】図17は本発明の他の実施態様を示す
収納棚の正面図である。この収納棚52Aの上部には、
カートリッジ54よりも前面(キャリヤ62A側)へ僅
かに突出するように反射鏡304が水平に取付けられて
いる。一方キャリヤ62Aには、略垂直に上方へ光ビー
ム206を射出する射出素子308と、この光ビーム2
06の反射鏡304による反射光306Aを検出するセ
ンサ310とが取付けられている。
【0060】このキャリヤ62Aは、電源スイッチのオ
ン操作などに連動して、収納棚52Aの最下部を水平に
移動する。この時射出素子308が光ビーム306を上
方へ射出し、反射鏡304で反射された光ビーム306
Aはセンサ310により検知される。カートリッジ54
が突出してこの光ビーム306の経路内に入れば、セン
サ310の入射ビームが消える。このことから、カート
リッジ54の突出を検知することが可能である。
【0061】以上の実施態様はマイクロフィルムのカー
トリッジ54を搬送するものであるが、この発明はこれ
に限定されるものではなく、ビデオテープカセット、ビ
デオディスク、コンパクトディスク等の収納棚に適用す
ることもできる。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、収納物
の搬送動作に先行して収納物が収納棚から突出していな
いことを確認し、もし収納物が突出していれば警告を出
してオペレータに知らせ、その後の搬送動作を停止させ
てこの突出した収納物を正しい収納位置に戻させる。従
って搬送中にキャリヤが突出した収納物に高速で衝突し
てキャリヤや収納物などを傷めるおそれがなくなる。
【0063】ここに収納物の突出を検出するためには、
例えばキャリヤを低速で移動させ、このキャリヤが突出
した収納物に当たったことから検出するように構成する
ことができる(請求項2)。この場合には特別な部品を
追加することなくコンピュータによるソフトウェアだけ
で構成することができ、機械的な構成が簡単である。
【0064】また光ビームを収納棚の前面で上下あるい
は左右に横断させ、この光ビームの経路内に収納物が入
ったことから収納物の突出を検知するようにすることも
できる(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の使用状態を示す図
【図2】同じく全体構成を示すブロック図
【図3】搬送部の平面図
【図4】搬送部の正面図
【図5】搬送部の右側面図
【図6】案内ローラの配置を説明するための斜視図
【図7】案内ローラの配置例説明用の正面図
【図8】案内ローラの配置例説明用の正面図
【図9】キャリヤとピックアップ手段を示す右側面図
【図10】同じく平面図
【図11】同じく分解斜視図
【図12】バッファの切換え手段を示す分解斜視図
【図13】バッファの切換え動作を示す図
【図14】バッファの切換え動作を示す図
【図15】本発明の動作の流れ図
【図16】押し板を示す斜視図
【図17】他の実施態様を示す図
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ 10A 警告装置 16 スキャナ 16a カートリッジ着脱口 20 搬送コントローラとしてのMCU(マイクロフィ
ルム・コントロール・インストール・システム) 24 本発明の搬送装置を有するMIS(マイクロフィ
ルム・インストール・システム) 52、52A カートリッジ収納棚 54 収納物であるマイクロフィルムカートリッジ 62、62A キャリヤ 68、70 キャリヤ移動用のモータ 100 ピックアップ手段 102 バッファ 300 押し板 304 反射鏡 306、306A 光ビーム 308 光ビームの射出素子 310 光ビームのセンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また図8の実施例は各案内ローラ72、7
4が図7の場合に対してそれぞれ逆方向への回動を規制
するように構成したものである。従って図7の場合と同
様にキャリヤ62を両移動バー58、60の交叉部付近
に遊びを許容することなく正確に位置決めすることがで
きる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】またキャリヤ62の前後方向の移動すなわ
ち両移動バー58、60を含む平面を横断する方向の移
動は、水平な移動バー58を前後から挟む案内ローラ7
6(76a、76b)と、垂直な移動バー60を前後か
ら挟む3つの案内ローラ78(78a、78b、78
c)とで規制される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また一方の爪部材114には爪と反対側へ
突出するアーム部130が設けられ、このアーム部13
0の回動により爪部材112、114の爪が上下に開閉
する。支持板110には上下動可能にプッシュ板132
が保持され、その下端がアーム130に連結されてい
る。このプッシュ板132はばね(図示せず)により上
方への復帰習性が付与されている。従って爪部材11
2、114は開方向へ付勢されている。このプッシュ板
132の上端の上方には断面L字型のアングル材134
がガイドロッド104と平行に配設されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】なおピックアップ手段100が各収容室1
50、152に進入する時には、各収容室150、15
2の底に設けた溝108、108に支持板110の下端
が係合して滑動することは前記した通りである。このよ
うに支持板110を溝108に係合させることにより、
ピックアップ手段100の横揺れを防止し、カートリッ
ジ54の係合凹部54a、54bへの爪部材112、1
14の係脱を正確に行わせることが可能になる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】このためにMCU20は、キャリヤ62を
収納棚52の前で収納領域全域をカバーするように低速
で走行させる(図15のステップ200)。ここに低速
とはキャリヤ62がカートリッジ54に当たっても損傷
が生じない程度の速度であり、例えば通常の搬送時にお
ける高速走行時の速度(約600mm/秒)に比べて約
1/10の速度(約50mm/秒)とすることができ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】以上のようにキャリヤ62を収納領域の全
域に低速で移動させて、カートリッジ54が1つも突出
していないことを確認すると(図15のステップ20
6)、次に本来の搬送動作に入る(ステップ208)。
すなわちキャリヤ62は高速で走行して目標のカートリ
ッジ54をスキャナ16へ運び、またスキャナ16で画
像検索が済んだカートリッジ54を収納棚52の元の位
置へ戻す(ステップ210)
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】またピックアップ手段の100の進退動駆
動手段(無端ベルト120、プーリ116、118、モ
ータ122などで形成される)や、爪開閉駆動手段(電
磁ソレノイド142などで形成される)は、キャリヤ6
の筐体側に保持されている。このため支持板110や
爪部材112、114などと共に進退動する可動部分を
軽量化することができる。またこの可動部分に電気配線
コードを接続する必要が無くなる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】
【他の実施態様】図17は本発明の他の実施態様を示す
収納棚の正面図である。この収納棚52Aの上部には、
カートリッジ54よりも前面(キャリヤ62A側)へ僅
かに突出するように反射鏡304が水平に取付けられて
いる。一方キャリヤ62Aには、略垂直に上方へ光ビー
ム206を射出する射出素子308と、この光ビーム3
06の反射鏡304による反射光306Aを検出するセ
ンサ310とが取付けられている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10 ホストコンピュータ 10A 警告装置 16 スキャナ 16a カートリッジ着脱口 20 搬送コントローラとしてのMCU(マイクロフィ
ルム・コントロール・ユニット) 24 本発明の搬送装置を有するMIS(マイクロフィ
ルム・インストール・システム) 52、52A カートリッジ収納棚 54 収納物であるマイクロフィルムカートリッジ 62、62A キャリヤ 68、70 キャリヤ移動用のモータ 100 ピックアップ手段 102 バッファ 300 押し板 304 反射鏡 306、306A 光ビーム 308 光ビームの射出素子 310 光ビームのセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直平面上に配列した多数の収納物を収
    納する収納棚に近接対向して移動するキャリヤにより目
    標の収納物を出し入れする搬送装置の制御方法におい
    て、前記キャリヤによる収納物の搬送動作に先行して、
    前記収納物が収納棚から突出していないことを確認し、
    この収納物が正常に収納されていなければ警告を出して
    搬送動作を停止することを特徴とする搬送装置の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 キャリヤを搬送動作時よりも低速で収納
    棚の収納領域全域を移動させ、前記キャリヤが収納物に
    当接することから収納物の突出を検知する請求項1の搬
    送装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 収納棚の収納領域の前を通る光ビームの
    経路内に収納物が介在することから収納物の突出を検知
    する請求項1の搬送装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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