JPH09104890A - 含水作動液 - Google Patents

含水作動液

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JPH09104890A
JPH09104890A JP29041795A JP29041795A JPH09104890A JP H09104890 A JPH09104890 A JP H09104890A JP 29041795 A JP29041795 A JP 29041795A JP 29041795 A JP29041795 A JP 29041795A JP H09104890 A JPH09104890 A JP H09104890A
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JP
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branched
chain
straight
carbon atoms
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Application number
JP29041795A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Okada
美津雄 岡田
Toshio Yoshida
俊男 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑油基油中に比較的多量の水を透明な分散
液として含有させて難燃性とし、かつ、潤滑性、耐金属
摩耗性、耐久性に優れた含水作動液を提供する。 【構成】 作動液全量基準で、(A)特定の構造を有す
るポリエーテル、1〜30質量%、(B)鉱物油、40
〜60質量%、(C)界面活性剤、15〜30質量%、
および(D)水、15〜30質量%を含有することを特
徴とする含水作動液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は含水作動液に関す
る。さらに詳しくは、潤滑油基油中に比較的多量の水を
透明な分散液として含有させて難燃性とし、かつ、潤滑
性、耐金属摩耗性、耐久性に優れた含水作動液に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の鉱物油系作動油は、鉱物油を基油
として油溶性の極圧剤、摩耗防止剤などが添加されてお
り、油圧ポンプの耐摩耗性などは良好であるが、火の元
近くで使用した場合には火災の危険がある。この様な場
所では水・グリコール系などの難燃性の作動液が使用さ
れているが、これらは鉱物油系に比べ価格が高く、また
廃水処理性が悪く環境汚染の原因となる虞があるため、
広く普及するに至っていない。また、難燃性であって、
しかも廃水処理が容易であることから、水を多量に含有
させたW/O系の作動液も商品化されている。しかし、
このものは一般にエマルションの安定性の安定性がよい
ものを得るのが困難であった。一方、水を含有した透明
な含水系潤滑剤(特公昭60−6991号公報)も提案
されているが、これには界面活性剤を多量に使用せねば
ならない。また含水系に適した摩耗防止剤や極圧剤がな
いことから、鉱物油系作動油に使用されている摩耗防止
剤や極圧剤が代用されている関係で、耐摩耗性に劣ると
いう欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、価格の安い
鉱物油などの基油に比較的多量の水を透明に分散させて
難燃性とし、耐摩耗性、耐久性に優れた含水作動液を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、耐摩耗性
などの潤滑性と、耐久性が優れた含水作動液を開発すべ
く鋭意研究した結果本発明に到達した。即ち、本発明
は、作動液全量基準で、(A)下記一般式(1)および
/または(2)で示されるポリエーテル、1〜30質量
%、 R1−X−[(EO)a/(A1O)b]−R2 (1) [(1)式中、R1は炭素数8〜30のアルキル基もし
くはアルケニル基または炭素数8〜24のアルキル基を
有するモノアルキルフェニル基もしくはジアルキルフェ
ニル基を示し、R2は水素原子または炭素数1〜30の
アルキル基もしくはアルケニル基を示し、Xは酸素原
子、硫黄原子または−NR3−で表される基(R3は炭素
数1〜30のアルキル基もしくはアルケニル基を示す)
を示し、Eはエチレン基を示し、A1は炭素数3〜4の
アルキレン基を示し、aは0〜100、bは20〜30
0の整数をそれぞれ示し、また[(EO)a/(A
1O)b]はaモルのオキシエチレン基EOとbモルのオ
キシアルキレン基A1Oがランダム共重合もしくはブロ
ック共重合したポリオキシアルキレン基を示す] [(2)式中、R4は炭素数8〜30のアルキル基もし
くはアルケニル基または炭素数8〜24のアルキル基を
有するモノアルキルフェニル基もしくはジアルキルフェ
ニル基を示し、R5およびR6は別個に水素原子または炭
素数1〜30のアルキル基もしくはアルケニル基を示
し、Eはエチレン基を示し、A2およびA3は別個に炭素
数3〜4のアルキレン基を示し、cは0〜100、dは
1〜299、eは0〜100、fは1〜299であり、
かつc+e=0〜100、d+f=20〜300である
整数をそれぞれ示し、また、[(EO)c/(A2O)d
はcモルのオキシエチレン基EOとdモルのオキシアル
キレン基A2Oがランダム共重合もしくはブロック共重
合したポリオキシアルキレン基を、[(EO)e/(A3
O)f]はeモルのオキシエチレン基EOとfモルのオキ
シアルキレン基A3Oがランダム共重合もしくはブロッ
ク共重合したポリオキシアルキレン基をそれぞれ示す]
(B)鉱物油、40〜60質量%、(C)界面活性剤、
15〜30質量%、および(D)水、15〜30質量%
を含有することを特徴とする含水作動液を提供するもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のポリエーテル(A)は、
一般式(1)および/または(2)で表される化合物で
ある。本発明の一般式(1)で表されるポリエーテルに
おいて、R1は、炭素数8〜30の直鎖もしくは分枝の
アルキル基もしくはアルケニル基、または炭素数8〜2
4の直鎖もしくは分枝のアルキル基を有するモノアルキ
ルフェニル基もしくはジアルキルフェニル基を示してい
る。炭素数8〜30の直鎖もしくは分枝のアルキル基も
しくはアルケニル基としては、具体的には例えば、直鎖
または分枝のオクチル基、直鎖または分枝のノニル基、
直鎖または分枝のデシル基、直鎖または分枝のウンデシ
ル基、直鎖または分枝のドデシル基、直鎖または分枝の
トリデシル基、直鎖または分枝のテトラデシル基、直鎖
または分枝のペンタデシル基、直鎖または分枝のヘキサ
デシル基、直鎖または分枝のヘプタデシル基、直鎖また
は分枝のオクタデシル基、直鎖または分枝のノナデシル
基、直鎖または分枝のイコシル基、直鎖または分枝のヘ
ンイコシル基、直鎖または分枝のドコシル基、直鎖また
は分枝のトリコシル基、直鎖または分枝のテトラコシル
基、直鎖または分枝のペンタコシル基、直鎖または分枝
のヘキサコシル基、直鎖または分枝のヘプタコシル基、
直鎖または分枝のオクタコシル基、直鎖または分枝のト
リアコンチル基などの直鎖または分枝のアルキル基;直
鎖または分枝のオクテニル基、直鎖または分枝のノネニ
ル基、直鎖または分岐のデセニル基、直鎖または分岐の
ドデセニル基、直鎖または分枝のトリデセニル基、直鎖
または分枝のテトラデセニル基、直鎖または分枝のペン
タデセニル基、直鎖または分枝のヘキサデセニル基、直
鎖または分枝のヘプタデセニル基、直鎖または分枝のオ
クタデセニル基、直鎖または分枝のノナデセニル基、直
鎖または分枝のイコセニル基、直鎖または分枝のヘンイ
コセニル基、直鎖または分枝のドコセニル基、直鎖また
は分枝のトリコセニル基、直鎖または分枝のテトラコセ
ニル基、直鎖または分枝のオクタデカジエニル基などの
直鎖または分枝のアルケニル基;などが挙げられる。炭
素数8〜24の直鎖または分枝のアルキル基を有する、
モノアルキルフェニル基もしくはジアルキルフェニル基
としては、具体的には例えば、直鎖または分枝(モノ、
ジ)オクチルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)
ノニルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)デシル
フェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ウンデシルフ
ェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ドデシルフェニ
ル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)トリデシルフェニル
基、直鎖または分枝(モノ、ジ)テトラデシルフェニル
基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ペンタデシルフェニル
基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ヘキサデシルフェニル
基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ヘプタデシルフェニル
基、直鎖または分枝(モノ、ジ)オクタデシルフェニル
基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ノナデシルフェニル
基、直鎖または分枝(モノ、ジ)イコシルフェニル基、
直鎖または分枝(モノ、ジ)ヘンイコシルフェニル基、
直鎖または分枝(モノ、ジ)ドコシルフェニル基、直鎖
または分枝(モノ、ジ)トリコシルフェニル基、直鎖ま
たは分枝(モノ、ジ)テトラコシルフェニル基などが挙
げられる。これらの内、R1として好ましいのは、炭素
数12〜22の直鎖もしくは分枝のアルキル基もしくは
アルケニル基であり、具体的に例えば、ラウリル基、ミ
リスチル基、セチル基、ステアリル基、イソステアリル
基、n−ドデセニル基、オレイル基、リノール基などが
挙げられる。これらの内、R1として特に好ましいの
は、炭素数16〜18の直鎖もしくは分枝のアルキル基
もしくはアルケニル基であり、具体的に例えば、セチル
基、ステアリル基、イソステアリル基およびオレイル基
などが挙げられる。
【0006】一般式(1)で表されるポリエーテルにお
いて、R2は、水素原子または炭素数1〜30の直鎖も
しくは分枝のアルキル基もしくはアルケニル基を示して
いる。炭素数1〜30の直鎖もしくは分枝のアルキル基
もしくはアルケニル基としては、具体的には例えば、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、te
rt−ブチル基、直鎖または分枝のペンチル基、直鎖ま
たは分枝のヘキシル基、直鎖または分枝のヘプチル基、
直鎖または分枝のオクチル基、直鎖または分枝のノニル
基、直鎖または分枝のデシル基、直鎖または分枝のウン
デシル基、直鎖または分枝のドデシル基、直鎖または分
枝のトリデシル基、直鎖または分枝のテトラデシル基、
直鎖または分枝のペンタデシル基、直鎖または分枝のヘ
キサデシル基、直鎖または分枝のヘプタデシル基、直鎖
または分枝のオクタデシル基、直鎖または分枝のノナデ
シル基、直鎖または分枝のイコシル基、直鎖または分枝
のヘンイコシル基、直鎖または分枝のドコシル基、直鎖
または分枝のトリコシル基、直鎖または分枝のテトラコ
シル基、直鎖または分枝のペンタコシル基、直鎖または
分枝のヘキサコシル基、直鎖または分枝のヘプタコシル
基、直鎖または分枝のオクタコシル基、直鎖または分枝
のノナコシル基、直鎖または分枝のトリアコンチル基な
どの直鎖または分枝のアルキル基;直鎖または分枝のプ
ロペニル基、直鎖または分枝のブテニル基、直鎖または
分枝のペンテニル基、直鎖または分枝のヘキセニル基、
直鎖または分枝のヘプテニル基、直鎖または分枝のオク
テニル基、直鎖または分枝のノネニル基、直鎖または分
枝のデセニル基、直鎖または分枝のドデセニル基、直鎖
または分枝のトリデセニル基、直鎖または分枝のテトラ
デセニル基、直鎖または分枝のペンタデセニル基、直鎖
または分枝のヘキサデセニル基、直鎖または分枝のヘプ
タデセニル基、直鎖または分枝のオクタデセニル基、直
鎖または分枝のノナデセニル基、直鎖または分枝のイコ
セニル基、直鎖または分枝のヘンイコセニル基、直鎖ま
たは分枝のドコセニル基、直鎖または分枝のトリコセニ
ル基、直鎖または分枝のテトラコセニル基、直鎖または
分枝のペンタコセニル基、直鎖または分枝のヘキサコセ
ニル基、直鎖または分枝のヘプタコセニル基、直鎖また
は分枝のオクタコセニル基、直鎖または分枝のノナコセ
ニル基、直鎖または分枝のトリアコンテニル基、直鎖ま
たは分枝のオクタデカジエニル基などの直鎖または分枝
のアルケニル基;などが挙げられる。これらの内、R2
として好ましいのは、水素原子または炭素数1〜18の
直鎖もしくは分枝のアルキル基もしくはアルケニル基で
あり、具体的には例えば、水素原子、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、アリル基、n−
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘ
キシル基、n−ヘプチル基、イソヘプチル基、n−オク
チル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デ
シル基、n−ウンデシル基、ラウリル基、セチル基、ス
テアリル基、イソステアリル基、n−ドデセニル基、オ
レイル基、リノール基などが挙げられる。これらの内、
2として特に好ましいのは、水素原子または炭素数1
〜4の直鎖あるいは分枝のアルキル基であり、具体的に
は例えば、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、
sec−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられ
る。
【0007】一般式(1)で表されるポリエーテルにお
いて、Xは酸素原子(−O−)、硫黄原子(−S−)ま
たは−NR3−で示される基であり、ここでR3は炭素数
1〜30の直鎖もしくは分枝のアルキル基もしくはアル
ケニル基を示している。R3としては、具体的には例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、直鎖または分枝のペンチル
基、直鎖または分枝のヘキシル基、直鎖または分枝のヘ
プチル基、直鎖または分枝のオクチル基、直鎖または分
枝のノニル基、直鎖または分枝のデシル基、直鎖または
分枝のウンデシル基、直鎖または分枝のドデシル基、直
鎖または分枝のトリデシル基、直鎖または分枝のテトラ
デシル基、直鎖または分枝のペンタデシル基、直鎖また
は分枝のヘキサデシル基、直鎖または分枝のヘプタデシ
ル基、直鎖または分枝のオクタデシル基、直鎖または分
枝のノナデシル基、直鎖または分枝のイコシル基、直鎖
または分枝のヘンイコシル基、直鎖または分枝のドコシ
ル基、直鎖または分枝のトリコシル基、直鎖または分枝
のテトラコシル基、直鎖または分枝のペンタコシル基、
直鎖または分枝のヘキサコシル基、直鎖または分枝のヘ
プタコシル基、直鎖または分枝のオクタコシル基、直鎖
または分枝のノナコシル基、直鎖または分枝のトリアコ
ンチル基などの直鎖または分枝のアルキル基;直鎖また
は分枝のプロペニル基、直鎖または分枝のブテニル基、
直鎖または分枝のペンテニル基、直鎖または分枝のヘキ
セニル基、直鎖または分枝のヘプテニル基、直鎖または
分枝のオクテニル基、直鎖または分枝のノネニル基、直
鎖または分枝のデセニル基、直鎖または分枝のドデセニ
ル基、直鎖または分枝のトリデセニル基、直鎖または分
枝のテトラデセニル基、直鎖または分枝のペンタデセニ
ル基、直鎖または分枝のヘキサデセニル基、直鎖または
分枝のヘプタデセニル基、直鎖または分枝のオクタデセ
ニル基、直鎖または分枝のノナデセニル基、直鎖または
分枝のイコセニル基、直鎖または分枝のヘンイコセニル
基、直鎖または分枝のドコセニル基、直鎖または分枝の
トリコセニル基、直鎖または分枝のテトラコセニル基、
直鎖または分枝のペンタコセニル基、直鎖または分枝の
ヘキサコセニル基、直鎖または分枝のヘプタコセニル
基、直鎖または分枝のオクタコセニル基、直鎖または分
枝のノナコセニル基、直鎖または分枝のトリアコンテニ
ル基、直鎖または分枝のオクタデカジエニル基などの直
鎖または分枝のアルケニル基;などが挙げられる。これ
らの内、R3として好ましいのは、炭素数1〜18の直
鎖もしくは分枝のアルキル基もしくはアルケニル基であ
り、具体的には例えば、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、アリル基、n−ブチル基、イ
ソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、
n−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、n
−ヘプチル基、イソヘプチル基、n−オクチル基、2−
エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−
ウンデシル基、ラウリル基、セチル基、ステアリル基、
イソステアリル基、n−ドデセニル基、オレイル基、リ
ノール基などが挙げられる。これらの内、R3として特
に好ましいのは、炭素数1〜4の直鎖あるいは分枝のア
ルキル基であり、具体的には例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基
などが挙げられる。またこれらの内、一般式(1)に示
されるXとして好ましいのは、酸素原子(−O−)また
は−NR3−で示される基(R3は炭素数1〜18の直鎖
もしくは分枝のアルキル基もしくはアルケニル基を示
す)であり、特に好ましいのは、酸素原子(−O−)ま
たは−NR3−で示される基(R3は炭素数1〜4の直鎖
もしくは分枝のアルキル基を示す)である。
【0008】一般式(1)で表されるポリエーテルにお
いて、Eはエチレンを示し、オキシエチレン基EOの付
加モル数aは0〜100の整数であり、好ましくは0〜
10の整数である。一般式(1)で表されるポリエーテ
ルにおいて、A1は炭素数3〜4のアルキレン基を示
す。炭素数3〜4のアルキレン基としては、具体的には
例えば、プロピレン基(メチルエチレン基)、トリメチ
レン基、ブチレン基(エチルエチレン基)、メチルトリ
メチレン基、テトラメチレン基などが挙げられる。これ
らの内、A1として好ましいのは、プロピレン基(メチ
ルエチレン基)およびブチレン基(エチルエチレン基)
であり、特に好ましいのはプロピレン基(メチルエチレ
ン基)である。またオキシアルキレン基A1Oの付加モ
ル数bは20〜300の整数であり、好ましくは30〜
200の整数である。なお一般式(1)で表されるポリ
エーテルにおいて、[(EO)a/(A1O)b]はaモル
のオキシエチレン基EOとbモルのオキシアルキレン基
1Oがランダム共重合もしくはブロック共重合したポ
リオキシアルキレン基を示す。好ましい具体例として
は、プロピレンオキシドの単独重合によるポリオキシプ
ロピレン基、ブチレンオキシドの単独重合によるポリオ
キシブチレン基、プロピレンオキシドとブチレンオキシ
ドのランダム共重合によるポリ(オキシプロピレン−オ
キシブチレン)基、エチレンオキシドとプロピレンオキ
シドのブロック共重合によるポリ(オキシエチレン−オ
キシプロピレン)基、エチレンオキシドとプロピレンオ
キシドとブチレンオキシドの三元ブロック共重合による
ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン−オキシブチ
レン)基などが挙げられる。
【0009】一般式(1)で表されるポリエーテルにお
いて、aおよびbの数は、上記に規定した範囲を満足す
る限りにおいて任意であるが、特に摩擦低減効果および
摩耗防止効果に優れるという点から、b/(a+b)は
0.7〜1.0であるのが好ましく、より好ましくは
0.9〜1.0である。b/(a+b)が0.7未満の
場合、摩擦低減効果および摩耗防止効果が低下する懸念
がある。
【0010】一般式(1)で表されるポリエーテルの数
平均分子量は、aおよびbが上記に規定した範囲を満足
する限りにおいて任意であるが、特に摩擦低減効果およ
び摩耗防止効果に優れるという点から、その数平均分子
量は好ましくは1500〜30000、より好ましくは
2000〜10000、特に好ましくは2000〜50
00である。数平均分子量が1500未満の場合、摩擦
低減効果および摩耗防止効果が低下する懸念がある。
【0011】一方、本発明の一般式(2)で表されるポ
リエーテルにおいて、R4は、炭素数8〜30の直鎖も
しくは分枝のアルキル基もしくはアルケニル基、または
炭素数8〜24の直鎖もしくは分枝のアルキル基を有す
るモノアルキルフェニル基もしくはジアルキルフェニル
基を示している。炭素数8〜30の直鎖もしくは分枝の
アルキル基もしくはアルケニル基としては、具体的には
例えば、直鎖または分枝のオクチル基、直鎖または分枝
のノニル基、直鎖または分枝のデシル基、直鎖または分
枝のウンデシル基、直鎖または分枝のドデシル基、直鎖
または分枝のトリデシル基、直鎖または分枝のテトラデ
シル基、直鎖または分枝のペンタデシル基、直鎖または
分枝のヘキサデシル基、直鎖または分枝のヘプタデシル
基、直鎖または分枝のオクタデシル基、直鎖または分枝
のノナデシル基、直鎖または分枝のイコシル基、直鎖ま
たは分枝のヘンイコシル基、直鎖または分枝のドコシル
基、直鎖または分枝のトリコシル基、直鎖または分枝の
テトラコシル基、直鎖または分枝のペンタコシル基、直
鎖または分枝のヘキサコシル基、直鎖または分枝のヘプ
タコシル基、直鎖または分枝のオクタコシル基、直鎖ま
たは分枝のトリアコンチル基などの直鎖または分枝のア
ルキル基;直鎖または分枝のオクテニル基、直鎖または
分枝のノネニル基、直鎖または分岐のデセニル基、直鎖
または分岐のドデセニル基、直鎖または分枝のトリデセ
ニル基、直鎖または分枝のテトラデセニル基、直鎖また
は分枝のペンタデセニル基、直鎖または分枝のヘキサデ
セニル基、直鎖または分枝のヘプタデセニル基、直鎖ま
たは分枝のオクタデセニル基、直鎖または分枝のノナデ
セニル基、直鎖または分枝のイコセニル基、直鎖または
分枝のヘンイコセニル基、直鎖または分枝のドコセニル
基、直鎖または分枝のトリコセニル基、直鎖または分枝
のテトラコセニル基、直鎖または分枝のオクタデカジエ
ニル基などの直鎖または分枝のアルケニル基;などが挙
げられる。炭素数8〜24の直鎖または分枝のアルキル
基を有する、モノアルキルフェニル基もしくはジアルキ
ルフェニル基としては、具体的には例えば、直鎖または
分枝(モノ、ジ)オクチルフェニル基、直鎖または分枝
(モノ、ジ)ノニルフェニル基、直鎖または分枝(モ
ノ、ジ)デシルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、
ジ)ウンデシルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、
ジ)ドデシルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)
トリデシルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)テ
トラデシルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ペ
ンタデシルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ヘ
キサデシルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ヘ
プタデシルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)オ
クタデシルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ノ
ナデシルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)イコ
シルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ヘンイコ
シルフェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)ドコシル
フェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)トリコシルフ
ェニル基、直鎖または分枝(モノ、ジ)テトラコシルフ
ェニル基などが挙げられる。これらの内、R4として好
ましいのは、炭素数12〜22の直鎖もしくは分枝のア
ルキル基もしくはアルケニル基であり、具体的に例え
ば、ラウリル基、ミリスチル基、セチル基、ステアリル
基、イソステアリル基、n−ドデセニル基、オレイル
基、リノール基などが挙げられる。これらの内、R4
して特に好ましいのは、炭素数16〜18の直鎖もしく
は分枝のアルキル基もしくはアルケニル基であり、具体
的に例えば、セチル基、ステアリル基、イソステアリル
基およびオレイル基などが挙げられる。
【0012】一般式(2)で表されるポリエーテルにお
いて、R5およびR6は、別個に、水素原子または炭素数
1〜30の直鎖もしくは分枝のアルキル基もしくはアル
ケニル基を示している。炭素数1〜30の直鎖もしくは
分枝のアルキル基もしくはアルケニル基としては、具体
的には例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、直鎖または分枝のペ
ンチル基、直鎖または分枝のヘキシル基、直鎖または分
枝のヘプチル基、直鎖または分枝のオクチル基、直鎖ま
たは分枝のノニル基、直鎖または分枝のデシル基、直鎖
または分枝のウンデシル基、直鎖または分枝のドデシル
基、直鎖または分枝のトリデシル基、直鎖または分枝の
テトラデシル基、直鎖または分枝のペンタデシル基、直
鎖または分枝のヘキサデシル基、直鎖または分枝のヘプ
タデシル基、直鎖または分枝のオクタデシル基、直鎖ま
たは分枝のノナデシル基、直鎖または分枝のイコシル
基、直鎖または分枝のヘンイコシル基、直鎖または分枝
のドコシル基、直鎖または分枝のトリコシル基、直鎖ま
たは分枝のテトラコシル基、直鎖または分枝のペンタコ
シル基、直鎖または分枝のヘキサコシル基、直鎖または
分枝のヘプタコシル基、直鎖または分枝のオクタコシル
基、直鎖または分枝のノナコシル基、直鎖または分枝の
トリアコンチル基などの直鎖または分枝のアルキル基;
直鎖または分枝のプロペニル基、直鎖または分枝のブテ
ニル基、直鎖または分枝のペンテニル基、直鎖または分
枝のヘキセニル基、直鎖または分枝のヘプテニル基、直
鎖または分枝のオクテニル基、直鎖または分枝のノネニ
ル基、直鎖または分枝のデセニル基、直鎖または分枝の
ドデセニル基、直鎖または分枝のトリデセニル基、直鎖
または分枝のテトラデセニル基、直鎖または分枝のペン
タデセニル基、直鎖または分枝のヘキサデセニル基、直
鎖または分枝のヘプタデセニル基、直鎖または分枝のオ
クタデセニル基、直鎖または分枝のノナデセニル基、直
鎖または分枝のイコセニル基、直鎖または分枝のヘンイ
コセニル基、直鎖または分枝のドコセニル基、直鎖また
は分枝のトリコセニル基、直鎖または分枝のテトラコセ
ニル基、直鎖または分枝のペンタコセニル基、直鎖また
は分枝のヘキサコセニル基、直鎖または分枝のヘプタコ
セニル基、直鎖または分枝のオクタコセニル基、直鎖ま
たは分枝のノナコセニル基、直鎖または分枝のトリアコ
ンテニル基、直鎖または分枝のオクタデカジエニル基な
どの直鎖または分枝のアルケニル基;などが挙げられ
る。これらの内、R5およびR6として好ましいのは、別
個に、水素原子または炭素数1〜18の直鎖もしくは分
枝のアルキル基もしくはアルケニル基であり、具体的に
は例えば、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、アリル基、n−ブチル基、イ
ソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、
n−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、n
−ヘプチル基、イソヘプチル基、n−オクチル基、2−
エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−
ウンデシル基、ラウリル基、セチル基、ステアリル基、
イソステアリル基、n−ドデセニル基、オレイル基、リ
ノール基などが挙げられる。これらの内、R5およびR6
として特に好ましいのは、別個に、水素原子または炭素
数1〜4の直鎖あるいは分枝のアルキル基であり、具体
的には例えば、水素原子、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げ
られる。
【0013】一般式(2)で表されるポリエーテルにお
いて、Eはエチレンを示している。またオキシエチレン
基EOの付加モル数cおよびeは、別個に0〜100の
整数であり、好ましくは別個に0〜10の整数である。
さらにc+eは0〜100の整数であり、好ましくは0
〜10の整数である。一般式(2)で表されるポリエー
テルにおいて、A2およびA3は、別個に、炭素数3〜4
のアルキレン基を示す。炭素数3〜4のアルキレン基と
しては、具体的には例えば、プロピレン基(メチルエチ
レン基)、トリメチレン基、ブチレン基(エチルエチレ
ン基)、メチルトリメチレン基、テトラメチレン基など
が挙げられる。これらの内、A2およびA3として好まし
いのは、別個に、プロピレン基(メチルエチレン基)お
よびブチレン基(エチルエチレン基)であり、特に好ま
しいのはプロピレン基(メチルエチレン基)である。ま
たオキシアルキレン基A2Oの付加モル数dおよびオキ
シアルキレン基A3Oの付加モル数fは、別個に、1〜
299の整数であり、好ましくは、別個に、1〜199
の整数である。さらにd+fは20〜300の整数であ
り、好ましくは30〜200の整数である。なお、一般
式(2)で表されるポリエーテルにおいて、[(EO)c
/(A2O)d]はcモルのオキシエチレン基EOとdモ
ルのオキシアルキレン基A2Oがランダム共重合もしく
はブロック共重合したポリオキシアルキレン基を示し、
また[(EO)e/(A3O)f]はeモルのオキシエチレ
ン基EOとfモルのオキシアルキレン基A3Oがランダ
ム共重合もしくはブロック共重合したポリオキシアルキ
レン基を示しす。好ましい具体例としては、別個に、プ
ロピレンオキシドの単独重合によるポリオキシプロピレ
ン基、ブチレンオキシドの単独重合によるポリオキシブ
チレン基、プロピレンオキシドとブチレンオキシドのラ
ンダム共重合によるポリ(オキシプロピレン−オキシブ
チレン)基、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの
ブロック共重合によるポリ(オキシエチレン−オキシプ
ロピレン)基、エチレンオキシドとプロピレンオキシド
とブチレンオキシドの三元ブロック共重合によるポリ
(オキシエチレン−オキシプロピレン−オキシブチレ
ン)基などが挙げられる。
【0014】一般式(2)で表されるポリエーテルにお
いて、c、d、eおよびfの数は、上記に規定した範囲
を満足する限りにおいて任意であるが、特に摩擦低減効
果および摩耗防止効果に優れるという点から、(d+
f)/(c+d+e+f)は0.7〜1.0であるのが
好ましく、より好ましくは0.9〜1.0である。(d
+f)/(c+d+e+f)が0.7未満の場合、摩擦
低減効果および摩耗防止効果が低下する懸念がある。
【0015】一般式(2)で表されるポリエーテルの数
平均分子量は、c、d、eおよびfが上記に規定した範
囲を満足する限りにおいて任意であるが、特に摩擦低減
効果および摩耗防止効果に優れるという点から、その数
平均分子量は好ましくは1500〜30000、より好
ましくは2000〜10000、特に好ましくは200
0〜5000である。数平均分子量が1500未満の場
合、摩擦低減効果および摩耗防止効果が低下する懸念が
ある。
【0016】本発明のポリエーテル(A)としては、上
述した一般式(1)または一般式(2)で表されるポリ
エーテルから選ばれる単一の化合物だけでなく、これら
の中から選ばれる2種以上の化合物の任意の混合割合で
の混合物も好ましく用いることができる。
【0017】本発明において鉱物油(B)としては、例
えば、原油を常圧蒸留および減圧蒸留して得られた潤滑
油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱
蝋、接触脱蝋、水素化精製、硫酸洗浄、白土処理等の精
製処理などを適宜組み合わせて精製した、パラフィン系
鉱油、ナフテン系鉱油、芳香族系鉱油およびこれらの混
合油などが挙げられる。また、鉱物油(B)の動粘度は
任意であるが、通常、含水系の安定性および潤滑性に優
れる点から、40℃における動粘度が5〜500mm2/s
のものが好ましく用いられ、5〜150mm2/sのものが
より好ましく用いられる。
【0018】本発明において界面活性剤(C)として
は、具体的には例えば非イオン界面活性剤やアニオン界
面活性剤などが挙げられる。非イオン界面活性剤として
は、より具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエー
テル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル等に代表される高級アル
コールエチレンオキシド付加物、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフ
ェニルエーテル等に代表されるアルキルフェノールエチ
レンオキシド付加物などのポリオキシエチレン型エーテ
ル;ラウリルアミンエチレンオキシド付加物、ステアリ
ルアミンエチレンオキシド付加物等に代表されるアルキ
ルアミンエチレンオキシド付加物などのポリオキシエチ
レン型アミン;ラウリン酸エチレンオキシド付加物、オ
レイン酸エチレンオキシド付加物等に代表される脂肪酸
エチレンオキシド付加物などのポリオキシエチレン型エ
ステル;およびこれらの混合物などを挙げることができ
る。これらの内、非イオン界面活性剤としては高級アル
コールエチレンオキシド付加物、アルキルフェノールエ
チレンオキシド付加物、およびこれらの混合物などのポ
リオキシエチレン型エーテルが好ましく、ポリオキシエ
チレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル、およびこれらの混合物が特に好ましく
用いられる。なお、これら非イオン界面活性剤のHLB
値は任意であるが、HLB値の高いものを用いると含水
作動液の粘度が上昇するため、そのHLB値は1〜10
であるのが好ましく、4〜10であるのがより好まし
い。なお、ここでいう非イオン界面活性剤のHLB値は
グリフィン(Griffin)法で表したものを意味す
る。また、該非イオン界面活性剤のエチレンオキシド付
加物には、エチレンオキシド単独以外にも、プロピレン
オキシドやブチレンオキシドなど、炭素数3〜4の他の
アルキレンオキシドがエチレンオキシド10モルに対し
て2モル未満、好ましくは1モル未満の割合でランダム
付加またはブロック付加したものも含まれる。また、ア
ニオン界面活性剤としては、具体的には例えば、炭素数
12〜30の脂肪酸、炭素数36〜100の重合脂肪
酸、炭素数18〜24のアルキルベンゼンスルホン酸、
炭素数10〜100の石油スルホン酸、炭素数12〜2
4のアルキルスルホン酸などの有機酸の塩、およびこれ
らの塩の混合物などが挙げられる。なお、塩としては、
より具体的には、リチウム塩、ナトリウム塩などのアル
カリ金属塩;アンモニウム塩;モノエタノールアミン
塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、
モルホリン塩、ジメチルアミノエタノール塩、シクロヘ
キシルアミン塩などの有機アミン塩;などが挙げられ
る。これらの内、アニオン界面活性剤としては、炭素数
36〜100の重合脂肪酸の有機アミン塩、炭素数10
〜100の石油スルホン酸のナトリウム塩、炭素数10
〜100の石油スルホン酸の有機アミン塩、またはこれ
らの混合物が好ましく用いられ、炭素数36〜60の重
合脂肪酸の有機アミン塩、炭素数20〜80の石油スル
ホン酸のナトリウム塩、炭素数20〜80の石油スルホ
ン酸の有機アミン塩、およびこれらの混合物が特に好ま
しく用いられる。本発明における界面活性剤(C)とし
ては、上述したような非イオン界面活性剤、アニオン界
面活性剤、およびこれらの混合物を好ましく用いること
ができるが、特に、含水作動液の増粘やゲル化が生じ
ず、低温から高温まで安定な可溶化物が得られる点か
ら、非イオン界面活性剤とアニオン界面活性剤を併用す
るのがより好ましい。また、非イオン界面活性剤とアニ
オン界面活性剤を併用する比率は任意であるが、通常、
非イオン界面活性剤100重量部に対してアニオン界面
活性剤を好ましくは5〜100重量部、より好ましくは
5〜50重量部併用するのが望ましい。
【0019】本発明において、水(D)は、硬水であっ
ても軟水であってもよく、従って、これには水道水、工
業用水、イオン交換水、蒸留水などを任意に使用するこ
とができる。
【0020】本発明におけるポリエーテル(A)の含有
量の上限値は、作動液全量基準で30質量%、好ましく
は10質量%であり、一方、その下限値は、作動液全量
基準で1質量%、好ましくは4質量%である。ポリエー
テル(A)の含有量が30質量%を超える場合は含水作
動液の安定性が悪くなり、一方、その含有量が1質量%
未満の場合には摩擦低減効果および摩耗防止効果が悪く
なり、それぞれ好ましくない。また、本発明における鉱
物油(B)の含有量の上限値は、作動液全量基準で60
質量%であり、一方、その下限値は、作動液全量基準で
40質量%、好ましくは45質量%である。鉱物油
(B)の含有量が60質量%を超える場合には難燃性化
の効果が悪くなり、一方、その含有量が40質量%未満
の場合には摩擦低減効果および摩耗防止効果が乏しくな
り、それぞれ好ましくない。また、本発明における界面
活性剤(C)の含有量の上限値は、作動液全量基準で3
0質量%、好ましくは25質量%であり、一方、下限値
は15質量%である。界面活性剤(C)の含有量が30
質量%を超える場合には、摩擦低減効果および摩耗防止
効果に悪影響を与え、一方、その含有量が15%未満の
場合には、含水作動液の安定性が悪くなるため、それぞ
れ好ましくない。また、本発明における水(D)の含有
量の上限値は、作動液全量基準で30質量%、好ましく
は25質量%であり、一方、その下限値は作動液全量基
準で15質量%、好ましくは20質量%である。水
(D)の含有量の上限値が30質量%を超える場合に
は、摩擦低減効果および摩耗防止効果が低下し、一方、
その含有量が15質量%未満の場合は難燃性化の効果が
劣るため、それぞれ好ましくない。
【0021】本発明の含水作動液には必要に応じて、消
泡剤(例えばシリコン系)、防錆剤(例えばベンゾトリ
アゾール系)、酸化防止剤(例えばヒンダードフェノー
ル系、芳香族アミン系)、油性向上剤、固体潤滑剤、p
H調整剤(例えばモルホリン、シクロヘキシルアミン)
等の任意成分を添加することができる。また、低温での
外観や流動性を改善するため、必要に応じてプロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレン
グリコールなどのアルキレングリコールを添加すること
もできる。本発明の含水作動液におけるこれらの任意成
分やアルキレングリコールの含有量は任意であるが、通
常、作動液全量基準で、任意成分とアルキレングリコー
ルの合計含有量は10質量%以下、好ましくは5質量%
以下となるような割合で配合するのが好ましい。
【0022】本発明の含水作動液を作成するにあたっ
て、ポリエーテル(A)、鉱物油(B)、界面活性剤
(C)および水(D)を配合する順番は特に限定されな
が、好ましくはポリエーテル(A)、鉱物油(B)およ
び界面活性剤(C)を配合して均一に溶解した後、水
(D)を配合することにより、かすみや濁りのない透明
な含水作動液が作成できる。
【0023】以下の実施例により本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0024】
【実施例】実施例1〜8および比較例1 下記に示す成分を用いて、表1に示す組成の含水作動液
を作成した。この含水作動液について、外観、可溶化
性、シェル4球摩耗の評価を行い、その結果も表1に併
記した。 [ポリエーテル(A)] A;オレイルアルコールプロピレンオキシド30モル付
加物(水酸基価からの数平均分子量1750) B;オレイルアルコールプロピレンオキシド48モル付
加物(水酸基価からの数平均分子量2800) C;オレイルアルコールプロピレンオキシド40モル、
エチレンオキシド6モル付加物(水酸基価からの数平均
分子量2200) D;ノニルフェノールプロピレンオキシド30モル付加
物(水酸基価からの数平均分子量1800) E;オレイルアルコールプロピレンオキシド48モル付
加物の末端オレイルエーテル化物 F;ステアリルアミンプロピレンオキシド45モル付加
物(水酸基価からの数平均分子量2800) [鉱物油(B)] G;パラフィン系精製鉱油 動粘度 5.0mm2/s(@
40℃) [界面活性剤(C)] H;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(エチ
レンオキシド付加モル数=2、HLB=5.7) I;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(エチ
レンオキシド付加モル数=4、HLB=8.9) J;ポリオキシエチレンアルキルエーテル アルキル基=炭素数12〜14のセカンダリーアルキル
基(エチレンオキシド付加モル数=3、HLB=7.
9) K;ポリオキシエチレンオレイルエーテル(エチレンオ
キシド付加モル数=5、HLB=9.0) L;炭素数12〜50の石油スルホン酸のナトリウム塩 M;炭素数18〜54の重合脂肪酸のモルホリン塩 [水(D)] 上水道水
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明の含水作動液は難燃性、耐金属摩
耗性ならびに潤滑性ならびに耐久性を兼備しており、作
動液として極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 129:16) C10N 40:08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動液全量基準で、(A)下記一般式
    (1)および/または(2)で示されるポリエーテル、
    1〜30質量%、 R1−X−[(EO)a/(A1O)b]−R2 (1) [(1)式中、R1は炭素数8〜30のアルキル基もし
    くはアルケニル基または炭素数8〜24のアルキル基を
    有するモノアルキルフェニル基もしくはジアルキルフェ
    ニル基を示し、R2は水素原子または炭素数1〜30の
    アルキル基もしくはアルケニル基を示し、Xは酸素原
    子、硫黄原子または−NR3−で表される基(R3は炭素
    数1〜30のアルキル基もしくはアルケニル基を示す)
    を示し、Eはエチレン基を示し、A1は炭素数3〜4の
    アルキレン基を示し、aは0〜100、bは20〜30
    0の整数をそれぞれ示し、また[(EOa/(A1O)b
    はaモルのオキシエチレン基EOとbモルのオキシアル
    キレン基A1Oがランダム共重合もしくはブロック共重
    合したポリオキシアルキレン基を示す] [(2)式中、R4は炭素数8〜30のアルキル基もし
    くはアルケニル基または炭素数8〜24のアルキル基を
    有するモノアルキルフェニル基もしくはジアルキルフェ
    ニル基を示し、R5およびR6は別個に水素原子または炭
    素数1〜30のアルキル基もしくはアルケニル基を示
    し、Eはエチレン基を示し、A2およびA3は別個に炭素
    数3〜4のアルキレン基を示し、cは0〜100、dは
    1〜299、eは0〜100、fは1〜299であり、
    かつc+e=0〜100、d+f=20〜300である
    整数をそれぞれ示し、また、[(EO)c/(A2O)d
    はcモルのオキシエチレン基EOとdモルのオキシアル
    キレン基A2Oがランダム共重合もしくはブロック共重
    合したポリオキシアルキレン基を、[(EO)e/(A3
    O)f]はeモルのオキシエチレン基EOとfモルのオ
    キシアルキレン基A3Oがランダム共重合もしくはブロ
    ック共重合したポリオキシアルキレン基をそれぞれ示
    す](B)鉱物油、40〜60質量%、(C)界面活性
    剤、15〜30質量%、および(D)水、15〜30質
    量%を含有することを特徴とする含水作動液。
  2. 【請求項2】 一般式(1)におけるb/(a+b)が
    0.7〜1.0であり、一般式(2)における(d+
    f)/(c+d+e+f)が0.7〜1.0である請求
    項1記載の含水作動液。
  3. 【請求項3】 界面活性剤(C)がHLB1〜10の非
    イオン界面活性剤と、アニオン界面活性剤の混合物から
    なる請求項1または2記載の含水作動液。
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