JPH09105575A - 保冷装置用蒸発器の除霜装置 - Google Patents

保冷装置用蒸発器の除霜装置

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JPH09105575A
JPH09105575A JP25863895A JP25863895A JPH09105575A JP H09105575 A JPH09105575 A JP H09105575A JP 25863895 A JP25863895 A JP 25863895A JP 25863895 A JP25863895 A JP 25863895A JP H09105575 A JPH09105575 A JP H09105575A
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JP
Japan
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defrosting
lamp heater
evaporator
protection cover
heater
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JP25863895A
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Ryosuke Yamanaka
良亮 山中
Masafumi Satomura
雅史 里村
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保冷装置用蒸発器に付着成長した霜を融解除
去する保冷装置用蒸発器の除霜方法について、短時間で
効率良く霜を融解除去することを目的とする。 【解決手段】 保冷装置用蒸発器の下面に除霜用ランプ
ヒータを設置し、その保冷装置用蒸発器と除霜用ランプ
ヒータの間に除霜用ランプヒータの光放射エネルギーを
吸収し発熱する表面処理を行った除霜用ランプヒータ保
護カバーを設置し、除霜用ランプヒータの自然対流熱と
光放射エネルギーを使用して除霜を行うことにより、従
来のものより効率的に除霜を行うことができる。また、
除霜用ランプヒータ保護カバーの形状を変えること、除
霜用ランプヒータの傾斜を変えること、さらに、除霜用
ランプヒータ保護カバーに疎水性の表面処理を行うこと
により、蒸発器からのドレン水を除霜用ランプヒータ保
護カバー上に残留させることなくドレンパンに滴下させ
て、除霜用ランプヒータのエネルギーを有効に活用し、
短時間で効率的な除霜が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫、冷蔵室、
冷凍庫、冷凍室等の保冷装置に使用されている蒸発器に
付着した霜を除去するための保冷装置用蒸発器の除霜装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に冷凍冷蔵庫等の保冷装置に用いら
れている蒸発器には、その表面に周囲の水分が冷却され
て霜として付着し成長するという現象が見られる。蒸発
器の表面に霜が成長すると蒸発器の性能が低下するた
め、蒸発器の近傍に付着成長した霜を融解除去するため
の除霜装置が設けられている。
【0003】保冷装置用蒸発器の除霜方法としては、図
11に示すような除霜装置がある。図11には家庭用冷
凍冷蔵庫の蒸発器が冷凍室背部の蒸発器室に設置された
場合の冷凍室部分のみを示す正面図(図a)および側断
面図(図b)を示している。図11において、101は
冷凍室、102は蒸発器、103は除霜用赤外線ヒータ
保護カバー、104は除霜用赤外線ヒータ、105は庫
内循環用ファン、106はドレンパン、107はドレン
パイプ、108はダクト、109は温度センサ、110
は除霜用ランプヒータおよび除霜用ランプヒータ保護カ
バーの保持板を示している。
【0004】冷凍冷蔵庫の運転時は、蒸発器102によ
り冷却された空気は庫内循環用ファン105を介して一
部は冷凍室101内に、また、図示していないが一部は
他の貯蔵室に送り込まれて各貯蔵室を冷却し、その後ダ
クト108を通り蒸発器102に戻り、再度冷却され
る。この過程の中で、ドアからの流入空気や食品等から
の水分により蒸発器102表面に霜が付着し成長してい
く。
【0005】一般の冷凍冷蔵庫では圧縮機運転積算時間
が、あらかじめ設定された一定時間経過後、もしくは除
霜スイッチを押した場合、庫内循環用ファン105と図
示していない冷凍サイクル用圧縮機が停止するととも
に、蒸発器102の下部に設けられた除霜用赤外線ヒー
タ104に通電され、除霜が開始される。除霜用赤外線
ヒータ104はその外周がガラス管によって被覆保護さ
れており、このガラス管の高温時に水滴が接触して破損
しないように、除霜用赤外線ヒータ上部に金属製の保護
カバー103が設けられている。除霜用赤外線ヒータ1
04が通電加熱されると、蒸発器102の周囲の空気が
加熱され自然対流によって上昇し、蒸発器102の表面
に付着成長した霜を融解する。融解した水滴は一部は直
接、また一部はヒータ保護カバー103上に滴下してか
らドレンパン106内に流れ落ち、ドレンパイプ107
を介して冷凍冷蔵庫外に排出される。
【0006】そして、温度センサ109の温度が所定の
温度(蒸発器102上に温度センサを設置できないた
め、蒸発器カバー付近に温度センサ109を設置し、実
験的に除霜終了時の温度を測定しておく)に到達する
と、除霜用赤外線ヒータ104の通電が止まり、冷却モ
ードとなる。
【0007】また、放射熱ヒータを使用した冷凍装置用
蒸発器の除霜装置としては、特開平3−113260公
報において知られるような装置がある。構成としては、
図12に示すように冷凍装置用蒸発器111の下部に耐
熱性を有する網状の遠赤外線放射体のヒータ保護カバー
112と、その下部に放射熱ヒータ113を設置してい
る。この放射熱ヒータ113により放射熱と対流伝熱が
発生し、耐熱性を有する網状の遠赤外線放射体(例え
ば、遠赤外線放射体セラミックや遠赤外線塗料)とした
ヒータ保護カバー113の網目を通過し、さらに上記の
放射熱と対流伝熱で熱せられた上記網状の遠赤外線放射
体としたヒータ保護カバー112より放射熱を放射し、
上方に設置している冷凍装置用蒸発器111の除霜を行
うようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような蒸発器1
02の下部に設置した除霜用赤外線ヒータ104を用い
て、空気の自然対流熱のみで保冷装置の蒸発器の除霜を
行う装置では、蒸発器102の除霜過程は、蒸発器10
2の下部から円弧を描くように融解するものであり、除
霜の終了近くでは、蒸発器102の上部の左右両端の霜
が融解し残り、蒸発器102の下部に設置されている除
霜用赤外線ヒータ104の投入したエネルギーが有効に
使用されていない状態である。一方、このことより、表
面の霜がすでに融解した部分の蒸発器のフィンや冷媒パ
イプが過熱するとともに、加熱され過ぎた空気が低温の
冷凍冷蔵庫内に流れ込み、除霜時における庫内空気の上
昇をもたらしエネルギー損失が大きい状態であった。ま
た、除霜用赤外線ヒータ保護カバー103上に、蒸発器
102より滴下してきたドレン水が滞留し、除霜用赤外
線ヒータのエネルギーの一部がドレン水の加熱、蒸発に
費やされて除霜用赤外線ヒータのエネルギーを有効に使
用できない状態でもあった。
【0009】上記の特開平3−113260では、ヒー
タ保護カバー112は冷凍装置用蒸発器111から落下
する霜やドレン水が放射熱ヒータ113に直撃し破損し
ないように保護するものであり、落下するドレン水は網
状の遠赤外線放射体としたヒータ保護カバー112へ落
下した衝撃で飛び散り放射熱ヒータ113を直撃せず蒸
発音を防止すると記載されているが、実際落下してきた
ドレン水が網状のヒータ保護カバー112を通り抜ける
恐れがある。また、落下してきたドレン水の一部は必ず
網状のヒータ保護カバー112に付着する。この時付着
したドレン水は放射熱ヒータ113により加熱され蒸発
するため、放射熱ヒータ113からのエネルギーの一部
がドレン水の温度上昇に要する顕熱や蒸発潜熱分のエネ
ルギーに使われるため、放射熱ヒータ113からのエネ
ルギーが除霜に対して有効に使用されていない。また、
蒸発器111に付着成長した霜がそのまま網状のヒータ
保護カバー112上に落下してくれば、ヒータ保護カバ
ーが網状であるため必ず霜は引っ掛かり、融解したあと
上記と同様の顕熱、蒸発潜熱分のエネルギーが消費さ
れ、除霜に対する放射熱ヒータ112の効率は低下す
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、従来の除霜装置では除霜用赤外線ヒータ1
04からの熱による自然対流のみで除霜を行っているこ
とに注目し、除霜用赤外線ヒータ104のかわりに除霜
用ランプヒータを使用し、この除霜用ランプヒータに対
面する面にヒータの放射する光放射エネルギーを吸収し
やすい処理をおこない、蒸発器側の面には吸収した熱を
放射しやすい処理をおこなった除霜用ランプヒータ保護
カバーを従来の除霜装置と同様に蒸発器と除霜用ランプ
ヒータの間に設置した保冷装置用蒸発器の除霜装置であ
る。更には、除霜用ランプヒータには、その放射光ピー
ク波長が5.5μm程度である遠赤外線ランプヒータを
使用することを特徴とする。
【0011】また、本発明の除霜装置では、蒸発器に対
向している除霜用ランプヒータ保護カバーの面形状が、
傾斜部分または湾曲部分を含む構成を有しているもので
あることを特徴とする。また、本発明の除霜装置は、疎
水性処理を表面に行った除霜用ランプヒータ保護カバー
を設置することを特徴とする。
【0012】
【作用】上記のように蒸発器の下部の従来の除霜用赤外
線ヒータの位置に除霜用ランプヒータを設置した除霜装
置を構成することにより、従来のような除霜ヒータから
の自然対流熱のほかに、従来では使用できなかった除霜
用ランプヒータからの光放射エネルギーを使用すること
により短時間で除霜を行うことができる。
【0013】また、蒸発器と除霜用ランプヒータの間に
設置している除霜用ランプヒータ保護カバーに除霜用ラ
ンプヒータの光放射エネルギーを吸収しやすい処理を行
うことにより集熱効果を向上させ、また集熱した熱を放
射しやすい処理を施すことによって、より多くの輻射熱
と従来の自然対流熱とを併用して利用することができ、
効率良く除霜を行うことができる。
【0014】除霜用ランプヒータの仕様を霜による吸収
が最もよい放射光波長ピークが5.5μmである遠赤外
線ランプヒータとすることにより、周辺部からの跳ね返
りや除霜用ランプヒータ保護カバーからもれた光放射エ
ネルギーを有効に利用でき、効率良く除霜を行うことが
できる。
【0015】また、除霜用ランプヒータ保護カバーの形
状を傾斜部分または湾曲部分を含む構成にすることによ
り、除霜用ランプヒータ保護カバー上に滴下したドレン
水をドレンパンに早急に落下させることができ、このこ
とにより除霜用ランプヒータからのエネルギーを除霜用
ランプヒータ保護カバー上でドレン水の加熱、蒸発に費
やすことがなく有効に利用出来、効率良く除霜を行うこ
とができる。
【0016】さらに、除霜用ランプヒータ保護カバーに
疎水性表面処理を行うことにより、保護カバー上に滴下
したドレン水が落下しやすく、上記と同様な作用によ
り、効率良く除霜を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。 〔実施形態1〕図1は本発明を家庭用冷凍冷蔵庫の蒸発
器室内に適用した一実施形態を示す構成図である。図1
において、(a)は正面図、(b)は側面断面図であ
り、1は冷凍室内、2は蒸発器、3は除霜用ランプヒー
タ保護カバー、4は除霜用ランプヒータ、5は庫内循環
用ファン、6はドレンパン、7はドレンパイプ、8はダ
クト、9は温度センサ、10は除霜用ランプヒータおよ
び除霜用ランプヒータ保護カバーの保持用板を示してい
る。
【0018】以下に400リットルクラスの一般的な冷
凍冷蔵庫の冷凍室仕様を示す。冷凍室1は外側は鋼板、
内側は合成樹脂で形成されており、その間に発泡ウレタ
ン等の断熱材を充填し断熱を行っている。寸法は600
mm(幅)×450mm(高さ)×500mm(奥行
き)程度の容量を有している。蒸発器2についてはアル
ミ製のプレートフィン状の熱交換器であり、寸法は40
0mm(幅)×250mm(高さ)×40mm(奥行
き)程度のものである。設置位置については各壁面より
30〜40mm程度の空間を有するものである。この蒸
発器2の10mm〜20mm程度下に380mm(幅)
×20mm(高さ)×30mm(奥行き)程度のアルミ
製の除霜用ランプヒータ保護カバー3(蒸発器2に対抗
する面の形状をフラットにしたもの)が設置されてお
り、その10mm〜20mm程度下に直径10mm×3
80mm(長さ)の除霜用ランプヒータ4(外周をガラ
ス管等によって被覆保護されているもので、表面コーテ
ィングをされていないもの)が設置されている。この除
霜用ランプヒータ保護カバー3と除霜用ランプヒータ4
は、保持板10により両端が固定されている。この設置
状態を図2に示す。図2は図1の除霜用ランプヒータ保
護カバー3と除霜用ランプヒータ4の固定位置の拡大図
である。アルミ製の保持板10はアルミ製のドレンパン
6と一体化しており、除霜用ランプヒータ4の両端は一
般に絶縁性のゴムやセラミック等で保護されており、そ
の保護部分で固定されている。また、保持板10の先端
部が5mm幅の段落としになっており、その先端を除霜
用ランプヒータ保護カバー3の両端の穴(5mm程度)
に差し込み、保持板10の段落としの部分で安定固定さ
せ、保持板10の先端部を折り曲げることにより固定し
ている。
【0019】また、除霜用ランプヒータ4について、ピ
ーク波長λ=5.5μmの遠赤外線ランプを使用した場
合、効率の良い状態で霜層を融解することは文献(日本
冷凍協会論文集Vol9、No3(1992)pp.2
57〜268)により明らかであり、本発明ではピーク
波長がλ=5.5μm付近の遠赤外線ランプヒータを使
用する。しかし、除霜用ランプヒータ4のピーク波長に
対応した形で、放射エネルギーを良く吸収する表面処理
を行うことにより輻射熱の有効利用を行えば、除霜用ラ
ンプヒータ4のピーク波長はいかなる波長においても効
果的である。一方、除霜用ランプヒータ保護カバー3に
ついては、裏面に除霜用ランプヒータ4が放射するエネ
ルギーを良く吸収して発熱する選択吸収性表面処理を二
次電解着色法やメッキ法、化成処理法、塗装法などによ
り行ったものを使用する。この場合の選択吸収性表面処
理は除霜用ランプヒータ保護カバー3がアルミ製である
ため、二次電解着色法による酸化アルミ膜の表面処理な
どが適している。また、除霜用ランプヒータ保護カバー
3の表の面についても、アルミのままでは熱放射があま
り良くないため、熱放射塗料を塗るなどの表面処理を行
う。熱放射塗料については、特に特定しなくてもかまわ
ず、アルミの表面光沢を失わせるものであればよく、一
般の耐水性ペンキ塗料でかまわない。また、色に関して
も、制限はないが、黒色が良好である。
【0020】次に本発明を一般的な家庭用冷凍冷蔵庫に
適応した場合の動作について説明する。冷凍冷蔵庫の運
転時は、蒸発器2により冷却された空気の一部は庫内空
気循環用ファン5を介して冷凍室1内に、また、図示し
ていないが一部は他の貯蔵室に送り込まれて各貯蔵室を
冷却し、その後ダクト8を通り蒸発器2に戻り、再度冷
却される。この過程の中で、ドアからの流入空気や食品
からの水分により蒸発器2表面に霜が付着し成長してい
く。
【0021】一般の家庭用冷凍冷蔵庫において除霜モー
ドに入るのは圧縮機の運転積算時間があらかじめ設定さ
れた一定時間を経過した時、もしくは除霜スイッチが押
された場合である。この時、除霜用ランプヒータ4に通
電され除霜が開始される。この除霜用ランプヒータ4の
発熱により蒸発器2回りの空気が加熱され自然対流によ
り上昇し、蒸発器2の表面に付着成長した霜を融解し始
める。これと同時に除霜用ランプヒータ4からの光放射
エネルギーは放射されて除霜用ランプヒータ保護カバー
3に届き、ここで、効率良く吸収されて発熱しその輻射
熱により蒸発器2の表面に付着成長した霜を上記の自然
対流熱とともに融解する。
【0022】また、除霜用ランプヒータ4の下部に設置
しているドレンパン6を反射率95%程度のアルミなど
で形成することにより、除霜用ランプヒータ4から下部
方向に放射された光放射エネルギーはドレンパン6によ
り反射され、吸収、透過される量が非常に少く蒸発器2
に跳ね返りの放射エネルギーが大部分届くため、上記の
除霜過程の補助的な作用が働き、より効率の良い除霜を
行うことができる。また、蒸発器2の周囲の壁面を上記
の材質等の膜や箔により被覆するか薄板により壁面を構
成すれば、上記と同様な作用があり除霜用ランプヒータ
3から放射された光放射エネルギーの大部分は、蒸発器
2全体に届くことになり、効率の良い除霜を行うことが
でき除霜時間の短縮化とともに除霜装置の省エネルギー
化がはかれる。
【0023】また、以上のように除霜用ランプヒータ4
の光放射エネルギーにより蒸発器2に付着成長した霜の
融解が進行して行くと蒸発器2の表面が露出してくる。
蒸発器2は熱伝導などの関係によりアルミにより形成さ
れており、このアルミを反射率95%程度のもので構成
することにより、上記のドレンパン6や蒸発器2回りの
壁により反射された光放射エネルギーは蒸発器2全体お
よび内部まで乱反射して効率的に除霜が行われる。
【0024】この除霜用ランプヒータの光放射エネルギ
ーと自然対流熱により融解されたドレン水はドレンパン
6内に流れ落ち収集され、ドレンパイプ7を経由して冷
凍冷蔵庫外に排出される。そして、温度センサ9の温度
が所定の温度に到達すると共に、除霜用ランプヒータ4
の通電が止まり除霜モードを終了し、冷却モードとなり
庫内冷却のための圧縮機が運転される。
【0025】〔実施形態2〕本発明の他の実施形態を説
明する。除霜装置の構成は除霜用ランプヒータ保護カバ
ーの形状を除いて前記実施形態1と同様の装置で構成し
たものであるため、除霜用ランプヒータ保護カバーの形
状について説明する。図3に除霜用ランプヒータ保護カ
バー3の形状を示す。図3において、(a)は概略図、
(b)は側面図であり、21は除霜用ランプヒータ保護
カバー、22はドレン排出路を示している。
【0026】ここで、除霜用ランプヒータ保護カバー2
1上にドレン水が水滴として滞留し、除霜用ランプヒー
タ4により加熱された除霜用ランプヒータ保護カバー2
1により、ドレン水が加熱、蒸発され、除霜用ランプヒ
ータの投入エネルギーが除霜以外の目的のために消費さ
れているという問題点が挙げられるが、22のようなド
レン排出路を設けることにより容易にドレンパン6に落
下させることが可能であり、上記の問題は解決できる。
【0027】以下に本発明の動作について説明する。た
だし、除霜装置は前記実施の形態1と同様な装置である
ため、除霜用ランプヒータ保護カバー21上に蒸発器2
からの除霜されたドレン水が滴下しドレンパン6に落下
する部分について説明する。除霜開始時において、除霜
用ランプヒータ4により除霜されたドレン水の一部は除
霜用ランプヒータ保護カバー21上に滴下されるが、ド
レン排出路22を通ってドレンパン6に落下していく。
このように除霜用ランプヒータ保護カバー上にドレン水
が滞留することがないため、除霜用ランプヒータ4の投
入エネルギーがドレン水の加熱、蒸発に費やされること
なく、効率良く短時間で除霜を行うことができる。
【0028】ここで、図3に示した除霜ランプヒータ保
護カバー21の形状以外で、図3から図10に示すよう
な形状や傾斜、角度が考えられる。各図において(a)
は概略図、(b)は側面図を示している。また、図8か
ら図10については角度を変更している例であるが、傾
斜については前後左右いずれの方向でも良いが、好まし
くは水滴状のドレン水が除霜用ランプヒータ保護カバー
上の移動距離が短いヒータ長手方向に直角方向が望まし
く、除霜されたドレン水が除霜用ランプヒータ保護カバ
ー上に残留しない角度であれば問題はない。また、形状
においてもドレン水が除霜用ランプヒータ保護カバー上
に滞留しないものであれば問題はないものである。
【0029】〔実施形態3〕更に本発明による他の実施
形態を説明する。除霜用ランプヒータ保護カバーの表面
処理以外は実施形態1および実施形態2と同様な装置で
あるため、説明を省略する。除霜用ランプヒータ保護カ
バーにフッ素又はシリコン等により疎水性の表面処理を
行うことにより、より早急に除霜用ランプヒータ保護カ
バーからドレンパン6にドレン水を滴下させることがで
き、ドレン水の顕熱変化や蒸発潜熱のため除霜用ランプ
ヒータ3のエネルギーを消費させることなく、除霜用ラ
ンプヒータ3のエネルギーの除霜に対して有効に活用す
ることが可能である。ここで、除霜用ランプヒータ保護
カバーの形状については実施形態1および実施形態2に
記載したものすべてに適応できるものである。また、本
発明以外の除霜用ヒータを使用した保冷装置用蒸発器の
除霜装置についても効果的であると考えられる。
【0030】
【実施例】本発明の場合と従来の除霜用赤外線ヒータ1
04を使用して除霜実験を行った場合、下記の表1に示
す結果を得た。ただし、下記の実験結果は模擬的な冷凍
室の実験装置(400リットルクラスの冷凍庫の形状)
で行った結果であり、実験条件は国民生活センターの冷
蔵庫の冷力試験の高湿温度条件を使用した。ここで除霜
終了とは目視により完全に蒸発器に付着成長した霜が融
解した時点である。
【0031】
【表1】
【0032】ここで、今回の実験では近赤外線域に波長
−放射エネルギー特性のピーク値を有するランプヒータ
を使用して実験を行った場合の値である。実験結果より
本発明の除霜装置を使用した場合、従来のものより約1
5%の除霜効率の向上をはかれるものであった。除霜効
率は実験により得られたドレン量相当の融解潜熱をヒー
タ消費電力量で除したもので、水の潜熱変化のみを考慮
し顕熱変化については考慮してないものである。ドレン
量が微妙に異なっているため、ヒータ入力量、入力時間
には影響がでるが、除霜効率に関しては同レベルで判断
できるものである。
【0033】また、この除霜効率の向上は、除霜用ラン
プヒータ4の光放射エネルギーを除霜用ランプヒータ保
護カバー3により効率良く吸収、放熱が行え、輻射熱を
有効に利用できたことによる。ということは、本発明で
は除霜用ランプヒータ保護カバー3の表面温度は、従来
の除霜用赤外線ヒータ104を使用した場合に比べ高い
温度を示しているはずである。これを確認するため、除
霜用ヒータ保護カバーの温度についての実験を行った。
実験方法としては実験装置および周囲温度を30℃とし
除霜用ヒータを30分間入力し、その経過温度を計測し
たものである。その結果を表2に示す。(下記の値は、
30分後の到達温度である。)
【0034】
【表2】
【0035】この実験結果より、本発明の場合従来の除
霜用赤外線ヒータ104を使用したものよりも除霜用ヒ
ータ保護カバーの表面温度が高いことが確認でき、輻射
熱の利用を増大させていることの確認がされた。実際に
除霜を行う場合、除霜用ランプヒータ保護カバー3上に
ドレン水が水滴としてたまり、除霜用ランプヒータ4に
より加熱された除霜用ランプヒータ保護カバー3によ
り、それが加熱、蒸発され、除霜用ランプヒータの投入
エネルギーが除霜以外の目的のために消費されていると
いう問題点があげられるが、これらのマイナス要素があ
るにもかかわらず、上記除霜実験で明らかなように本発
明は従来の除霜装置よりも約15%の除霜効率の向上を
示している。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、 保冷装置用蒸発器の近傍に除霜用ランプヒータ(好
ましくは、波長−放射エネルギー特性のピーク値が遠赤
外線域にあるもの)を設置し、保冷装置用蒸発器と除霜
用ランプヒータの間に選択吸収性塗料などにより選択吸
収性表面処理など光放射エネルギーをよく吸収し発熱す
る処理を行った除霜用ランプヒータ保護カバーを使用
し、また、ドレンパン6を反射率95%程度のアルミ等
の材料で形成し、同等の反射率をもつ膜や箔、薄板によ
り蒸発器の周囲壁面を被覆することにより、除霜用ラン
プヒータの光放射エネルギーによる輻射熱利用と跳ね返
りによる霜への直接吸収により光放射エネルギーの有効
活用ができ、自然対流熱と併用して効率良く蒸発器上に
付着成長した霜を融解し、短時間で除霜を完了すること
ができる。
【0037】 除霜用ランプヒータ保護カバーの形状
を傾斜部分または湾曲部分が含まれる構成にすることに
より、蒸発器2より除霜されたドレン水が除霜用ランプ
ヒータ保護カバー上に残留することがなく、残留するド
レン水の蒸発潜熱量や顕熱変化量が消費されることがな
いため、除霜用ランプヒータのエネルギーを有効に活用
することができ、短時間で除霜を完了させることにより
除霜用ランプヒータの消費電力の低減が行われ、また、
保冷装置の冷却停止による熱負荷や除霜用ランプヒータ
の熱漏洩による熱負荷も軽減され、再冷却に要するエネ
ルギーがその分軽減されることにより省エネルギーシス
テムとなり、除霜時間の短縮による保冷装置内の温度変
動が小さくなり保冷品の品質劣化の進行を遅延できる効
果が得られる。
【0038】 除霜用ランプヒータ保護カバーに疎水
性表面処理を行うことにより、上記の効果をよりいっ
そう図れることになり、効果的に除霜を完了することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による除霜装置の一実施形態を示す構成
図である。((a)正面図、(b)側面断面図)
【図2】本発明による除霜装置の除霜用ランプヒータと
除霜用ランプヒータ保護カバーの設置状態を示した図で
ある。
【図3】本発明による除霜装置の一実施形態の除霜用ラ
ンプヒータ保護カバーの形状図である。((a)概略
図、(b)側面図)
【図4】本発明による除霜装置の一実施形態の除霜用ラ
ンプヒータ保護カバーの形状図である。((a)概略
図、(b)側面図)
【図5】本発明による除霜装置の一実施形態の除霜用ラ
ンプヒータ保護カバーの形状図である。((a)概略
図、(b)側面図)
【図6】本発明による除霜装置の一実施形態の除霜用ラ
ンプヒータ保護カバーの形状図である。((a)概略
図、(b)側面図)
【図7】本発明による除霜装置の一実施形態の除霜用ラ
ンプヒータ保護カバーの形状図である。((a)概略
図、(b)側面図)
【図8】本発明による除霜装置の一実施形態の除霜用ラ
ンプヒータ保護カバーの設置方法図である。((a)概
略図、(b)側面図)
【図9】本発明による除霜装置の一実施形態の除霜用ラ
ンプヒータ保護カバーの形状図である。((a)概略
図、(b)側面図)
【図10】本発明による除霜装置の一実施形態の除霜用
ランプヒータ保護カバーの形状図である。((a)概略
図、(b)側面図)
【図11】従来の除霜装置を示す図である。((a)正
面図、(b)側面断面図)
【図12】従来の除霜装置を示す図である。
【図13】従来の除霜装置の放射熱ヒータとヒータ保護
カバーに関する図である。
【符号の説明】
1 冷凍室 2 蒸発器 3 除霜用ランプヒータ保護カバー 4 除霜用ランプヒータ 5 庫内循環用ファン 6 ドレンパン 7 ドレンパイプ 8 ダクト 9 温度センサ 10 保持板 21 除霜用ランプヒータ保護カバー 22 ドレン排出路 23 除霜用ランプヒータ保護カバー 24 除霜用ランプヒータ保護カバー 25 除霜用ランプヒータ保護カバー 26 除霜用ランプヒータ保護カバー 27 除霜用ランプヒータ保護カバー 28 除霜用ランプヒータ保護カバー 29 除霜用ランプヒータ保護カバー 101 冷凍室 102 蒸発器 103 除霜用赤外線ヒータ保護カバー 104 除霜用赤外線ヒータ 105 庫内循環用ファン 106 ドレンパン 107 ドレンパイプ 108 ダクト 109 温度センサ 110 保持板 111 蒸発器 112 ヒータ保護カバー 113 放射熱ヒータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器の下面に除霜用ランプヒータを設
    置し、蒸発器とランプヒータの間に除霜用ランプヒータ
    保護カバーを設置した除霜装置において、除霜用ランプ
    ヒータ保護カバー裏面にランプヒータが放射する光エネ
    ルギーを吸収する処理を行い、除霜用ランプヒータ保護
    カバーの表の面に集熱された熱を放射する処理を行った
    ことを特徴とする保冷装置用蒸発器の除霜装置
  2. 【請求項2】 前記ランプヒータに放射光波長ピークが
    5.5μmの遠赤外線ランプヒータを使用することを特
    徴とする請求項1記載の保冷装置用蒸発器の除霜装置。
  3. 【請求項3】 蒸発器の下面に除霜用ランプヒータを設
    置し、蒸発器とランプヒータの間に除霜用ランプヒータ
    保護カバーを設置した除霜装置において、除霜用ランプ
    ヒータ保護カバーの形状が傾斜部分または湾曲部分を含
    む構成を有していることを特徴とする保冷装置用蒸発器
    の除霜装置。
  4. 【請求項4】 前記除霜用ランプヒータ保護カバーに疎
    水性処理を行ったことを特徴とする請求項3記載の保冷
    装置用蒸発器の除霜装置。
  5. 【請求項5】 前記疎水性処理において、フッ素または
    シリコン加工により処理を行ったことを特徴とする請求
    項4記載の保冷装置用蒸発器の除霜装置。
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