JPH09105589A - 金属溶解炉及び金属溶解方法 - Google Patents
金属溶解炉及び金属溶解方法Info
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- JPH09105589A JPH09105589A JP20687796A JP20687796A JPH09105589A JP H09105589 A JPH09105589 A JP H09105589A JP 20687796 A JP20687796 A JP 20687796A JP 20687796 A JP20687796 A JP 20687796A JP H09105589 A JPH09105589 A JP H09105589A
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Abstract
最適な範囲に制御することができ、酸素バーナーのみで
金属原料を効率よく溶解することができる金属溶解炉及
び金属溶解方法を提供する。 【解決手段】 酸素バーナー21を備えた溶解部22の
上方に、金属原料を予熱する予熱部23を設けるととも
に、溶解部22と予熱部23との間に、溶解部22及び
予熱部23の内径よりも小さな内径の絞り部24を設け
る。
Description
ウム等のスクラップや地金等を、酸素あるいは酸素富化
空気を支燃性ガスとした酸素バーナーのみで溶解する金
属溶解炉及び金属溶解方法に関する。
るいは酸素富化空気を支燃性ガスとする酸素バーナーで
化石燃料を燃焼させ、その燃焼熱で鉄,銅,アルミニウ
ム等のスクラップや地金を溶解させる金属溶解炉が知ら
れている。このような酸素バーナーを利用した溶解炉と
しては、例えば、特表昭56−501810号公報,特
開平1−215919号公報,特開平2−93012号
公報,特開平5−271804号公報,特開平5−27
1807号公報等に記載されている。
で金属原料を溶解する溶解部と金属原料を予熱する予熱
部とを備えているが、特表昭56−501810号公報
や特開平1−215919号公報に記載された金属溶解
炉は、溶解部の上方に開閉可能な鉄格子を介して次チャ
ージ分の金属原料を予熱する予熱部を設けている。しか
し、このように溶解部の上方に鉄格子を設けた金属溶解
炉は、鉄格子が高熱に晒されるために水等で冷却する必
要があり、水冷熱損失が大きいだけでなく、厳しい環境
下にあるために水漏れや鉄格子の開閉に異常を生じるこ
とがあるなどの欠点を有していた。
に記載された溶解炉は、いわゆる反射炉型であり、金属
原料は、炉側壁に設けられた傾斜通路を通って溶解部か
らの排ガスで予熱されながら重力で溶解部内に投入され
る。しかし、この場合は、高温の排ガスが予熱部である
傾斜通路の上部側空間を流れる傾向にあり、傾斜通路の
下部側を落下する金属原料を十分に予熱することが困難
であり、また、自然落下で金属原料を投入するために落
下速度の制御も困難であった。
溶解炉においては、予熱部から溶解部への金属原料の投
入速度が熱効率に大きく影響を与える。すなわち、金属
原料の投入速度は、溶解部での溶解速度と略同等である
ことが好ましく、原料の投入速度が速すぎると溶解部の
下部に溶解金属と未溶解の金属とが混在し、さらには炉
底からの熱損失で溶解金属が再固化する現象が生じるこ
ともある。逆に投入速度が小さいと金属原料の投入に要
する時間が長くなるために必要以上にエネルギーを消費
することになる。
後、溶解部内の溶融金属を取鍋等に出湯する必要がある
が、比較的小型の溶解炉の場合は、炉全体を傾斜させて
溶解部の一側に設けた出湯口から出湯するようにしてい
る。しかし、大型の溶解炉の場合には、炉全体を傾斜さ
せるためのスペースの問題や、駆動装置が大掛かりにな
るなどの問題があるため、溶解部の底部に出湯口を設け
ておき、炉底から出湯するようにしていた。このため、
溶解部の構造が複雑になって製作コストが上昇するだけ
でなく、耐火物の保守等に要するコストも多大なものに
なっていた。
多量の耐火物を使用して形成されているが、損傷による
耐火物の原単位が溶解コストに影響するため、電気炉で
は、溶融金属が接触する炉下部を除いて水冷ジャケット
による水冷化を行っている。これは、電気炉の構造とし
て、炉壁が略垂直に形成されていること、炉の天井部が
炉底部から高い位置にあることなどの理由により、水冷
ジャケットを使用しても熱損失が少ないことから可能と
なっている。また、酸素バーナーを用いて金属を溶解す
る溶解炉、例えば、特表昭56−501810号公報に
記載された金属溶解炉でも一部を水冷化しているが、水
冷化している部分は、垂直な炉壁部分のみである。
は、対象部位が限られていた。特に、酸素バーナーを用
いた金属溶解炉で、溶融金属の浴面から天井部までの距
離が近い金属溶解炉では、溶融金属からの熱放射やバー
ナーからの熱放射が大きく、水冷化すると熱損失が大き
いため、耐火物を利用せざるを得なかった。しかし、耐
火物を使用した場合は、金属原料の溶融段階で大きな熱
衝撃を受けるために耐火物の損傷頻度が高くなり、その
結果、耐火物原単位が大きくなって溶解コストに大きく
影響を与えていた。また、酸素バーナーの挿入口部分等
の製作や修理は、極めて面倒であった。
は、酸素バーナーの取付け位置や火炎の噴出方向も、熱
効率に大きな影響を与える。すなわち、酸素バーナーに
よる金属原料の溶解においては、火炎による直接かつ迅
速な溶解が行われるだけでなく、燃焼ガスによる金属原
料の予熱も行われる。したがって、熱効率を高めるため
には、燃焼ガスによる予熱を十分に行うことと、予熱し
た金属原料を高温の火炎で迅速に溶解することとが必要
であり、溶解速度と予熱速度及び予熱部から溶解部への
金属原料の投入速度をうまくバランスさせることが重要
である。
ある程度炉底部方向に向けることにより、溶解性能を向
上させることができるが、実際の溶解炉においては、燃
焼火炎の方向を炉底部に向けるために酸素バーナーを鉛
直線に近い急角度で炉壁に設けることは実質的に不可能
であり、バーナー挿入口の製作の問題や酸素バーナーの
付属部分と炉外壁との干渉等により、酸素バーナーの取
付け角度は、炉側壁においては水平線に対して10〜2
0度程度となっていた。このため、周辺部にデッドゾー
ンを生じ易く、均一に加熱することが困難であった。
ーの燃焼火炎で金属原料を溶解する場合、溶解部の金属
原料が、初期の固体状態では、被加熱物が比較的低温な
こともあり、伝熱上は有利であるが、溶解中期以降の液
体状態あるいは固体・液体の共存状態では、被加熱物が
高温になることだけでなく、浴の上面という限られた伝
熱面積しか期待できないため、伝熱が極めて不利にな
る。したがって、この溶解中期以降の伝熱特性を改善す
ることが、酸素バーナーのみで金属原料を溶解する際の
効率を向上させる際の重要な課題となる。
では、バーナー燃焼により形成される高温の火炎から被
加熱物に効率的に伝熱させる方法として、酸素バーナー
の燃焼火炎を高速で被加熱物に衝突させることが提案さ
れている。ところが、火炎の被加熱物への衝突条件を最
適化しても、溶解中期以降は、浴面が比較的平滑になる
ことから、伝熱面積の増加には限界があり、被加熱物に
衝突して反射したガスの温度が高いため、熱ロスを生じ
ることになる。
ら溶解部への金属原料の投入速度を最適な範囲に制御す
ることができ、酸素バーナーのみで金属原料を効率よく
溶解することができる金属溶解炉を提供することにあ
る。
効率よく行うことにより、酸素バーナーのみで金属原料
を効率よく溶解することができるとともに、溶融金属の
出湯も容易に行うことができる金属溶解炉を提供するこ
とにある。
で金属原料を効率よく溶解することができるとともに、
熱負荷が高く、かつ、酸素バーナーの挿入口等が設けら
れている部分を水冷化して耐火物の原単位を低減できる
金属溶解炉を提供することにある。
への金属原料の投入速度を最適な範囲に制御するととも
に、酸素バーナーの燃焼火炎を金属原料の溶解と予熱と
にバランスよく使用して金属原料を効率よく溶解するこ
とができる金属溶解炉及び金属溶解方法を提供すること
にある。
ある程度進んだ溶解中期以降においても酸素バーナーの
燃焼火炎の熱を効率よく溶融金属に伝えることができ、
酸素バーナーの火炎のみで金属原料を効率よく溶解する
ことができる金属溶解方法を提供することにある。
め、本発明の金属溶解炉は、金属原料を酸素バーナーの
火炎で溶解する溶解炉であって、酸素バーナーを備えた
溶解部の上方に、金属原料を予熱する予熱部を設けると
ともに、溶解部と予熱部との間に、溶解部及び予熱部の
内径よりも小さな内径の絞り部を設けたことを特徴とす
るとしている。
部を設けることにより、予熱部で予熱されて溶解部に自
然落下する原料の投入速度を制御することができる。特
に、予熱部の断面積と絞り部の断面積との関係を、予熱
部の断面積が絞り部の断面積の1.4〜5倍、好ましく
は1.5〜4倍の範囲になるように設定することによ
り、最適な落下速度(投入速度)で金属原料を溶解部へ
導入することができる。また、予熱部の容積と溶解部の
容積との関係によっても予熱部における金属原料の予熱
状況が変化し、予熱部の実質的な容積を、溶解部の実質
的な容積の0.4〜3倍、好ましくは0.5〜2倍の範
囲になるように設定することにより、金属原料を効率よ
く予熱することができ、熱効率を向上させることができ
る。
と前記予熱部とを分離できるように形成することによ
り、出湯時に、溶解部と予熱部とを分離して溶解部のみ
を傾斜させるだけで出湯することができる。したがっ
て、溶解部の上方に絞り部及び予熱部を設けることによ
り、炉高が高くなっても炉底から出湯することなく、最
小限の傾動操作で容易に出湯することができる。特に、
前記溶解部と前記予熱部との分離部を、炭素系耐火物で
形成するか、あるいは該分離部に、水冷ジャケットを設
けることにより、該分離部の損傷を防止できる。
ケットで形成し、該炉壁の上部から前記絞り部に向かう
水冷ジャケットの内壁面の角度を水平面に対して20〜
60度の範囲に設定するとともに、前記酸素バーナーを
前記水冷ジャケットを貫通して設けることにより、水冷
化による熱損失を最小に抑えることができ、効率よく金
属を溶解できるとともに、この部分の耐火物の損傷問題
から解放されて耐火物原単位を大幅に低減することがで
きるため、全体として溶解コストの低減が図れる。
を、溶解部底面上において、溶解部重心位置からバーナ
ー取付部側に、該重心位置と酸素バーナー取付部側内壁
との距離の0.2倍の距離近付いた点を中心とする円内
に向け、該円の直径を、バーナー取付部側溶解部内壁と
これに対向する溶解部内壁間の距離の0.6倍に設定す
ることにより、酸素バーナーの燃焼火炎及び燃焼排ガス
を金属原料の溶解と予熱とに効率よく使用することがで
き、熱効率の向上が図れる。
該酸素バーナーの火炎吐出口より下方の溶解部の容積
が、溶解部全体の容積の0.35〜0.9倍になる位置
に設定することにより、酸素バーナーの燃焼火炎及び燃
焼排ガスを金属原料の溶解と予熱とに効率よく使用する
ことができ、熱効率の向上が図れる。
ナーを用い、該偏心バーナーをバーナー軸線を中心とし
て回動可能に設けることにより、燃焼火炎の吐出方向を
金属原料の溶解段階に応じて変更でき、金属原料を適切
に加熱することができ、かつ、予熱部における予熱状態
も適宜に変更でき、予熱部から溶解部への金属原料の落
下速度を制御することも可能となる。
ノズルを設けることにより、未燃焼成分を燃焼して熱効
率を高めることができる。さらに、前記溶解部の底部に
溶湯撹拌用ノズルを設けることにより、溶湯の撹拌を促
進して、溶湯を均一に加熱できる。
火炎で溶解する第1の金属溶解方法は、酸素バーナーを
備えた溶解部の上方に、金属原料を予熱する予熱部を設
けるとともに、溶解部と予熱部との間に、溶解部及び予
熱部の内径よりも小さな内径の絞り部を設けた金属溶解
炉を用い、かつ前記酸素バーナーとして偏心バーナーを
用い、該偏心バーナーを、前記金属原料の溶解段階に応
じてバーナー軸線を中心として回動させることを特徴と
している。
当な内径を有する絞り部を設けた金属溶解炉を用いるこ
とにより、予熱部で予熱されて溶解部に落下する原料の
投入速度を制御することができ、最適な落下速度(投入
速度)で金属原料を溶解部へ導入することができる。
ナーを用いることにより、燃焼火炎を炉底部方向に向け
て吐出させることができ、酸素バーナーの燃焼火炎及び
燃焼ガスを金属原料の溶解と予熱とに効率よく使用する
ことができるので、熱効率の向上が図れる。また、偏心
バーナーを回動させて燃焼火炎の吐出方向を変更するこ
とにより、燃焼火炎の吐出方向を金属原料の溶解段階に
応じて変更でき、金属原料を適切に加熱することがで
き、かつ予熱部における予熱状態も適宜に変更でき、予
熱部から溶解部への金属原料の落下速度を制御すること
も可能となる。
素バーナーを備えた溶解部の上方に、金属原料を予熱す
る予熱部を設けるとともに、溶解部と予熱部との間に、
溶解部及び予熱部の内径よりも小さな内径の絞り部を設
けた金属溶解炉を用い、前記金属原料の溶解操作中に浴
面に存在する溶融スラグに炭材を投入し、該溶融スラグ
をフォーミングさせることを特徴としている。
た燃焼火炎は、溶融金属浴面に衝突して溶融金属を直接
昇温した後、溶融スラグ内を物理的に上昇する過程で溶
融スラグを撹拌しながら加熱する。このとき、溶融スラ
グに炭材を投入して、溶融スラグをフォーミング状態に
することにより、溶融スラグの見掛上の体積が増し、高
温のガスと溶融スラグとの熱交換効率が上昇するので、
溶融スラグを介しての金属の間接的な昇温を効率よく行
うことができるとともに熱ロスも低減する。
γ=(CaO)/(SiO2 )を、溶湯処理温度T
[℃]に対して、「0.001T−0.6≦γ≦0.0
025T−1」で示される範囲内に制御することによ
り、溶融スラグをフォーミングさせるにあたり、反応ガ
スの発生形態と溶融スラグの物性とを制御して、安定し
たフォーミング状態を得ることができる。
最も高温となる部位であること及び高温の燃焼ガスとの
接触が避けられないこと等の理由により、高温での耐用
性、耐酸化性及び耐浸蝕性に優れている必要があり、マ
グネシアを含む成分系の材質の炉材を用いる。具体的に
は、マグネシア、マグネシア−炭素系、マグネシア−ク
ロミア系等である。
及び金属原料の落下による衝撃等の理由により、高温で
の耐用性、機械的強度、耐摩耗性に優れている必要があ
り、マグネシア−クロミア系の材質の炉材を用いる。
べ、耐熱性が低くてもよいから、アルミナ系の材質の炉
材を用いる。
酸素あるいは酸素富化空気を支燃性ガスとし、重油、灯
油、微粉炭、プロパンガス、天然ガス等の化石燃料を燃
焼させて高温の火炎を形成するものである。そして、酸
素バーナーとしては、例えば、特公平3−3122号公
報や特公平7−43096号公報に開示されている酸素
バーナーを使用することができるが、本発明はこれらに
限定されるものではなく、燃料の種類等に応じて、各種
構造のものが使用可能である。酸素バーナーは、空気を
支燃性ガスとするバーナーに比べて、排ガス熱損失が小
さく、炉内への着熱量が高い等の利点を有する。
れる偏心バーナーは、バーナー本体先端部の燃焼ノズル
からの燃焼火炎の吐出方向がバーナー軸線に対して傾斜
角度を有するものである。そして、偏心バーナーとして
は、例えば、実開昭59−103025号公報に開示さ
れたバーナーのように、直管状のバーナー本体の先端部
に装着されるノズルの流路を、バーナーの軸線に対して
所定角度傾斜させたものを用いることができるが、本発
明はこれに限定されるものではなく、燃料の種類等に応
じて、各種構造のものが使用可能である。
ば、実開昭59−103025号公報に開示されている
構造のものを用いることができるが、本発明はこれに限
定されるものではなく、各種構造のものが使用可能であ
る。
さらに詳細に説明する。図1は、本発明を適用した金属
溶解炉の第1実施形態例を示す縦断面図である。
燃性ガスとした酸素バーナー21の燃焼熱のみで、鉄,
銅,アルミニウム等のスクラップや地金等を溶解再生す
るためのものである。そして、該溶解炉は、下部に溶解
部22を、上部に予熱部23を一体的に設けるととも
に、溶解部22と予熱部23との間に絞り部24を設け
たものである。
えば電気炉等と略同様の内部形状を有しており、カーボ
ン5〜20重量%を含むマグネシア−カーボン系の炉材
で作られている。また、溶解部22の一側には、溶解処
理された溶湯25の出湯口26が設けられている。
おり、アルミナ−シリカ系の炉材で作られている。ま
た、予熱部23の上部開口には、排気口27を有する蓋
体28が着脱可能に装着されている。
22に落下する金属原料29の落下速度を制御するため
に設けられるもので、溶解部22及び予熱部23の各内
径よりも小さな内径で形成されている。該絞り部24
は、クロミア10〜30重量%を含むマグネシア−クロ
ミア系の炉材で作られている。この絞り部24と大径の
溶解部22あるいは予熱部23との間は、図に示すよう
に斜辺30,31で接続してコーン状に形成することが
好ましい。この部分を曲面で接続することも可能である
が、耐火物を内張りして形成する炉の場合は、耐火物の
内張り作業が面倒になる。この斜辺30,31が垂直に
近くなると炉の高さが高くなり、水平に近くなるとデッ
ドスペースを生じて熱効率等が低下することがあるた
め、通常は、水平線に対して溶解部22の天井部(斜辺
30)は20〜60度程度、予熱部23の底部(斜辺3
1)は20〜70度程度に設定することが好ましい。
に応じて1本乃至複数本が溶解部22の周壁に設けられ
た挿入孔32に挿入されて設置されるもので、その取付
け位置は、溶解部22の大きさなどに応じて炉壁の垂直
部あるいは前記天井部の適当な位置に設定することがで
きる。また、酸素バーナー21は、溶解部22内に落下
した金属原料29を溶解部22の底部側から溶解させる
ことができるように、火炎噴出方向が溶解部22の底部
に向くように設けられている。前記酸素バーナー21に
は、図示しない経路から重油や微粉炭等の燃料と支燃性
ガスとがそれぞれ導入される。
たときの典型的な溶解パターンを図2に示す。図2にお
いて、ステップ1は、炉内に充填したスクラップをバー
ナーからの燃焼ガスで予熱している段階であって、排ガ
ス温度は低く、金属の表面積が大きいため酸化速度は最
も大きい。ステップ2は、スクラップのほとんどが溶解
し、炉下部に未溶解部が少量残っている段階であって、
燃焼ガスの熱量は、未溶解部分の溶解に消費されてお
り、溶湯温度は略融点付近である。また、炉の上部に
は、スクラップが存在しないため排ガス温度は上昇し、
金属の表面積が小さくなり酸化速度は低下する。ステッ
プ3は、スクラップが完全に溶解した後、溶湯を融点よ
り100℃昇温する段階である。
29が溶解される金属溶解炉において、溶解部22の上
方に適当な大きさの絞り部24を設けることにより、鉄
格子等を設けることなく予熱部23から溶解部22に落
下する金属原料29の落下速度を絞り部24を介して最
適な状態に制御することができ、また、溶解部22の直
上に予熱部23を設けることができるので、ステップ1
における金属原料29の予熱を効率よく行うことができ
る。
を介して予熱部23を連設することにより、予熱部23
から溶解部22に落下する原料量を最適な速度に制御す
ることができるので、従来の鉄格子のような原料投入量
を制御する機器を設ける必要がなく、簡単な構造の溶解
炉で鉄,銅,アルミニウム等のスクラップや地金等を効
率よく溶解処理することができ、炉の構造の簡略化によ
り製造コストや保守コストの低減が図れるとともに、熱
効率の向上や溶解時間の短縮も図れる。
4の大きさは、炉の処理能力や酸素バーナーの能力、金
属原料の種類、溶解部22及び予熱部23の大きさなど
によって適当に設定することが可能であるが、通常は、
予熱部23の断面積を絞り部24の断面積の1.4〜5
倍、好ましくは1.5〜4倍の範囲になるように設定す
ることが望ましい。例えば、予熱部23の断面積を絞り
部24の断面積の1.4倍未満にすると金属原料の落下
速度が速くなり過ぎて絞り部24を設けた効果が得られ
にくくなり、逆に予熱部23の断面積が絞り部24の断
面積の5倍を超える場合には、金属原料が落下しにくく
なって絞り過ぎの傾向となる。
22の実質的な容積との関係も、溶解能力に影響を与え
るため、予熱部23の実質的な容積を、溶解部22の実
質的な容積の0.4〜3倍、好ましくは0.5〜2倍の
範囲になるように設定することが望ましい。例えば、予
熱部23の容積が溶解部22の容積に比べて小さすぎる
場合は、金属原料の大部分を予熱を経ずに直接溶解させ
ることになり、逆に予熱部23の容積が大きすぎる場合
は、投入した熱エネルギーの大部分が予熱に消費される
ことになるため、いずれの場合も熱効率が低下する傾向
となる。
開始する前にスクラップ等を予熱部23の上部開口から
投入したときに、該スクラップが溶解部22内及び予熱
部23内に存在する体積に相当するものであり、寸法か
ら算出した容積とは異なっている。
2実施形態例を示す縦断面図である。尚、第1実施形態
例の金属溶解炉における構成要素と同一の構成要素には
同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
形態例の金属溶解炉において、前記溶解部22の上部に
二次燃焼用酸素ノズル33を設けるとともに、前記溶解
部22の底部に溶湯撹拌用ノズル34を設けている。
部22の大きさなどに応じて炉壁の垂直部あるいは前記
天井部の適当な位置に設けることができる。この二次燃
焼用酸素ノズル33は、溶解部22内に酸素を吹き込ん
で、溶解時に金属原料や副原料等から発生した可燃成分
を燃焼させて熱効率を向上させるものである。二次燃焼
用酸素ノズル33から吹き込む酸素量は、排ガス成分等
をオンラインで検知することにより、制御することがで
きる。
5及び受けスリーブ36を介して溶解部22の底部の炉
壁に設けられる。この溶湯撹拌用ノズル34は、溶湯内
にガスを吹き込んで、溶湯を撹拌することにより、溶湯
を均一に加熱するものである。本実施形態例では、単管
型プラグを用いているが、細管複合型プラグやポーラス
耐火物型プラグを用いることもできる。
解炉の第3実施形態例を示す縦断面図である。尚、第1
実施形態例の金属溶解炉における構成要素と同一の構成
要素には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
形態例の金属溶解炉において、絞り部24の中間部に、
溶解部22と予熱部23とを分離するための分離部37
を設けている。
とにより溶解部22と予熱部23とを分離可能としてい
るので、溶解部22内の溶融金属を出湯する際には、図
5に示すように、溶解部22を予熱部23から分離して
溶解部22のみを傾斜させることにより出湯操作を行う
ことができる。したがって、溶解部22の上方に絞り部
24を介して予熱部23を設けることによって炉高が高
くなった場合でも、炉全体を傾斜させる必要がないた
め、炉底部から出湯を行うことなく、僅かなスペースで
出湯操作を行うことができる。
さい絞り部24又はその近傍、特に、内径が最小の絞り
部24部分に設けることにより、両者を分離した際の溶
解部22からの放散熱量を少なくすることができる。
置は、通常、重量物である溶解部22を、その重心位置
の近傍で支持することが好ましいため、この場合は、単
に溶解部22を傾斜させることはできない。したがっ
て、上記出湯操作を行う際には、まず、予熱部23及び
絞り部24の分離部37より上方部分を上昇させること
により溶解部22と分離した後、傾斜装置を作動させて
溶解部22を傾斜させるようにする。尚、溶解部22及
び絞り部24の分離部37より下方部分を下降させてか
ら傾斜させるようにしてもよい。また、溶解部22の回
動中心を適当な位置に設定すれば、溶解部22を傾ける
だけで出湯を行うことが可能であり、さらに、溶解部2
2や予熱部23を水平方向に移動させるようにしてもよ
い。
り、限られたスペース内で出湯操作を容易に行うことが
できるが、分離部37を設けた絞り部24の近傍は、溶
解中に発生する溶融金属のスプラシュやスラグが付着し
易い場所に設けられているため、溶解部22と予熱部2
3とを分離する際に、付着物が引き離されるのと一緒に
炉内面の耐火物も損傷することがある。
プラシュやスラグが付着し難く、また、損傷を生じ難い
構造を採用することが好ましい。このため、図4及び図
5に示す金属溶解炉では、分離部37の部分を、スプラ
シュやスラグが付着し難く、かつ、損傷し難い耐火物で
ある炭素系耐火物(例えばMgO−C)38で形成して
いる。また、図6に示す金属溶解炉では、分離部37の
部分に水冷ジャケット39を設けている。このように炭
素系耐火物38や水冷ジャケット39を用いることによ
り、分離部37における耐火物の損傷を防止することが
できる。なお、水冷ジャケットの代りに水冷チューブを
設けることも可能である。
4実施形態例を示す縦断面図である。尚、第1実施形態
例の金属溶解炉における構成要素と同一の構成要素には
同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
形態例の金属溶解炉において、溶解部22の炉壁の上部
を水冷ジャケット40で形成し、該炉壁の上部から絞り
部24に向かう水冷ジャケットの内壁面(斜辺30)の
角度を水平面に対して20〜60度の範囲に設定すると
ともに、酸素バーナー21を前記水冷ジャケット40を
貫通して設けている。
4及び予熱部23の炉壁は、水冷ジャケット40により
形成されており、溶融金属が接触する溶解部22の下部
の炉壁は、耐火物により形成されている。この水冷ジャ
ケット40における溶解部22の天井部(斜辺30)
は、溶解部22の周壁から絞り部24の内周に向かって
20〜60度の範囲の上昇角で収斂するコーン状に形成
されており、予熱部23の底部(斜辺31)は、絞り部
24の内周に向かって下向きに収斂するコーン状に形成
されている。
22における溶融性能や熱効率,熱損失に大きな影響を
与えるものであって、上昇角が20度から60度の範囲
のときに、水冷熱損失と熱効率とがバランスし、効率の
よい溶解操作を行うことができる。
は、酸素バーナー21の火炎や金属溶融面から水冷ジャ
ケット40への熱移動が大きくなって水冷熱損失が大き
くなり、上昇角を60度より大きくすると、水冷熱損失
は小さくなるものの酸素バーナー21からの金属への熱
移動が少なくなり、結果的に熱効率が低下する。
60度の範囲に設定することにより、溶解能力や熱効率
の低下を最小に抑えて水冷化することが可能となり、耐
火物にかかるコストを大幅に削減することができるの
で、熱効率の低下を差し引いても、全体としての金属溶
解コストを低減することができる。また、損傷した耐火
物の修理や交換には相当の日数を必要としていたが、水
冷ジャケット40は、修理の必要がほとんどないため、
炉の稼働率も向上する。
解炉の第5実施形態例を示す図である。図8はその金属
溶解炉の縦断面図である。図9は酸素バーナーの火炎噴
出方向及び取付け高さを説明するための図である。尚、
第1実施形態例の金属溶解炉における構成要素と同一の
構成要素には同一符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
形態例の金属溶解炉における酸素バーナー21を最適な
位置に取付けた実施形態例に関するものである。即ち、
本実施形態例では、前記酸素バーナー21の火炎噴出方
向を、溶解部底面上において、溶解部重心位置からバー
ナー取付部側に、該重心位置と酸素バーナー取付部側内
壁との距離の0.2倍の距離近付いた点を中心とする円
内に向け、該円を、バーナー取付部側溶解部内壁とこれ
に対向する溶解部内壁間の距離の0.6倍の直径とした
ことにある。また、酸素バーナー21の取付け高さを、
該酸素バーナー21の火炎吐出口より下方の溶解部の容
積が、溶解部22全体の容積の0.35〜0.9倍にな
る位置に設定している。
れる火炎の被加熱物(金属原料や溶湯)への衝突条件
は、加熱溶解の効率に大きく影響するため、被加熱物に
衝突する前に十分な燃焼を行わせることと、火炎の運動
エネルギーを高めることとが重要になる。例えば、火炎
が被加熱物に当たるまでの燃焼率は、バーナーの吐出口
の位置を下げ過ぎると低下するが、燃焼率を高めるため
に吐出口の位置を上げ過ぎると、被加熱物に当たる際の
火炎の運動エネルギー(衝突速度)が低下してしまう。
また、運動エネルギーを高めるためには、燃焼ガス自体
の量や、火炎と被加熱物との相対位置の他に、バーナー
の設置角度(火炎の噴出角度)も重要であり、傾斜角度
が小さ過ぎると運動エネルギーを十分に高めることがで
きない。一方、傾斜角度を大きくする程、火炎の運動エ
ネルギーが被加熱物に伝わり易くなり、撹拌作用等で溶
解促進に効果が期待できるが、溶解部22の上方に予熱
部23を設けた炉形状の場合は、溶湯との接触によるバ
ーナー溶損の懸念や、炉体との干渉を避けて酸素バーナ
ー21を設置する必要があることから、溶解部22の溶
湯の上方空間で酸素バーナー21を設置することができ
る部位は自ずと限界がある。
方向と取付け位置は、溶解部22の形状や大きさなどに
応じて設定されるものであるが、図9に示すように、溶
解部22の底面上において、溶解部重心Oと酸素バーナ
ー取付部A側の内壁との距離をRo、バーナー取付部A
側の内壁とこれに対向する内壁との距離をDoとした場
合、酸素バーナー21の火炎噴出方向は、溶解部重心O
から酸素バーナー取付部A側に、前記距離Roの0.2
倍の距離Rだけ近付いた点を中心とし、前記距離Doの
0.6倍の直径Dを有する円Cの中に向くように設定す
る。これにより、金属への燃焼火炎の衝突条件を最適化
できる。
該酸素バーナー21の吐出口より下方の溶解部の容積
が、溶解部22全体の容積の0.35〜0.9倍、好ま
しくは0.45〜0.80倍になるように設定すること
により、さらに効率よく金属原料を溶解することができ
る。
の直径がDo、半径がRoとした場合、酸素バーナー2
1の火炎噴出方向となる円Cの中心位置は、溶解部中心
(重心と同一)からバーナー取付部側に0.2Ro近付
いた点であり、円Cの直径は0.6Doである。
合、酸素バーナー21の吐出口(ノズル先端部)の高さ
Hは、溶解部の高さHoに対して0.35Ho〜0.9
Ho、好ましくは0.45Ho〜0.80Hoとなる。
但し、実際には、溶解部22の底面や天井面の形状によ
り多少異なってくる。
第6実施形態例を示す縦断面図である。尚、第1実施形
態例の金属溶解炉における構成要素と同一の構成要素に
は同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
形態例の金属溶解炉において、酸素バーナーとして偏心
バーナー41を用い、該偏心バーナー41を回動機構4
2によってバーナー軸線を中心として回動可能に設けて
いる。尚、偏心バーナー41及び回動機構42は、前述
の如く、例えば、実開昭59−103025号公報に開
示されたバーナー及び回動機構を使用することができ
る。
とにより、酸素バーナー1の取付け角度に制約があり、
取付け角度が小さい場合でも、燃焼火炎の吐出方向を溶
解部22の底部に対して大きな角度で向けることができ
るから、溶解部22の周辺部にデッドゾーンを生じるこ
となく均一に加熱することができる。
しては、バーナー燃焼により形成される火炎の被加熱物
への衝突条件が加熱溶解の効率等に大きく影響し、火炎
が被加熱物に衝突する前に十分な燃焼を行わせること
と、火炎の運動エネルギーを高めることとが重要であ
る。火炎が被加熱物に衝突するまでの燃焼率は、距離が
近すぎると低下するが、燃焼率を高めるために距離を離
すと衝突速度が小さくなって運動エネルギーが低下す
る。また、運動エネルギーを高めるためには、燃焼ガス
自体の量を増加させることの他、衝突角度を大きくして
垂直方向に近付けることが、被加熱物への伝熱効率を高
めるには有利である。
て燃焼火炎の吐出方向を鉛直方向に向けることにより、
溶解初期においては、溶解部22から予熱部23まで塔
状に直結した金属原料29の基盤部分の軟化溶融を遅ら
せることができ、金属原料29の落下をある程度遅らせ
ることにより十分な予熱を行うことができるとともに、
溶解後期には、衝突時の燃焼火炎の運動エネルギーが溶
湯に伝わり易くなり、溶湯の撹拌作用等で溶解促進効果
が向上する。
く、溶解段階に応じてバーナー軸線を中心として偏心バ
ーナー41を回動させ、燃焼火炎の吐出方向を変更する
ことにより、均一加熱の効果を向上させたり、予熱部2
3からの金属原料29の落下速度を制御したりすること
が可能となる。
説明するための金属溶解炉の実施形態例を示す縦断面図
である。尚、第1実施形態例の金属溶解炉における構成
要素と同一の構成要素には同一符号を付してその詳細な
説明は省略する。
示す金属溶解炉を用いて、金属原料の溶解操作中に浴面
に存在する溶融スラグに炭材を投入し、該溶融スラグを
フォーミングさせてフォーミング状態のスラグ(フォー
ミングスラグ)43にすることによって加熱効率を向上
させる。また、前記溶融スラグの塩基度γを、溶湯処理
温度T[℃]に対して、0.001T−0.6≦γ≦
0.0025T−1で示される範囲内に制御することに
より、安定したフォーミング状態を得ることができる。
酸素バーナー21の燃焼火炎により金属原料を溶解する
にあたり、溶解中期以降に溶解部22の浴面上に存在す
る溶融スラグに炭材を投入し、フォーミングスラグ43
とする。
ミングスラグ状態を利用した伝熱促進法として、鉄鉱石
の溶融還元法での二次着熱技術等で検討されている。こ
の伝熱促進法は、鉄鉱石と炭材との一次反応で生成する
一酸化炭素ガスを、スラグ中あるいはスラグ上方で添加
した酸素ガスと反応させ、二酸化炭素まで二次燃焼させ
る方法であって、スラグ中で二次燃焼した場合は、生成
反応で高温になった二酸化炭素ガスが、フォーミングス
ラグ中を上昇中にスラグと熱交換を行ってスラグを昇温
させるものである。
効率をさらに効果的にしたものであって、酸素バーナー
21の高温の火炎は、フォーミングスラグ43中に侵入
して浴近傍まで到達し、スラグから抜け出るまでの全滞
留時間にわたって伝熱を行うことになり、スラグへの伝
熱量を上記二次燃焼による方法よりさらに大きくするこ
とができる。
を溶解する場合、酸素バーナーの火炎は、溶融金属の浴
面に衝突して直接金属を昇温した後、浴面上に存在する
液体状態のスラグ中を上昇しながらスラグと熱交換を行
ってスラグを昇温するとともに循環流動させ、スラグを
介して間接的に金属を昇温する。
スが通過する状態が大きく影響し、スラグ高さが高いほ
ど有利となるが、熱的な問題や耐火物溶損の面で操業上
不利となるスラグの増量は避けるべきである。そこで、
溶融スラグに炭材を投入してスラグ中の鉄酸化物等の還
元成分と炭材とを連続的に反応させ、発生ガスによりス
ラグをフォーミング状態にすることにより、スラグの見
掛上の体積が増すため、燃焼ガスとフォーミングスラグ
43との熱交換効率を上昇させることができ、フォーミ
ングスラグ43を介しての間接的な金属の昇温を効率よ
く行うことができる。
は、フォーミングスラグ43中を通って浴と衝突するこ
とにより浴を直接的に昇温した後、フォーミングスラグ
43中を物理的に上昇しながらスラグを昇温するが、フ
ォーミングによりスラグの見掛上の体積が増加している
ため、スラグ中を通過する燃焼ガスの滞留時間が長くな
り、スラグへの伝熱量を増加できるとともに、燃焼ガス
によるスラグの撹拌、循環流動も効果的に行うことがで
きる。したがって、スラグから浴への伝熱も効率よく行
うことができ、溶解時間の短縮や熱効率の大幅な向上を
図ることができる。さらに、炭材により酸化鉄が還元さ
れるため、鉄の歩留も向上する。
用することができ、その添加量は、スラグの発生量,層
厚等により異なるが、一般的には、金属原料トン当たり
1〜10kgの範囲が適当であり、添加量が少ないと十
分なフォーミング状態が得られず、逆に添加量が多すぎ
ると、炭材のコストが上昇することになる。
ためには、反応ガスの発生形態やスラグの物性、すなわ
ち、ガス発生速度や気泡径、スラグの粘性や表面張力を
適正に制御することが重要である。例えば、溶融スラグ
中の還元可能な酸化物を還元して一酸化炭素の気泡を発
生させるに際し、微細な気泡を得るためには微細な炭材
を使用することが効果的であり、気泡を連続的に得るた
めには、炭材を連続的に適量ずつ添加することが有効で
ある。
状態から固体液体の共存状態を経て液体状態になるまで
の加熱を効率よく行うことが必要である。そして、前記
フォーミングスラグ43を介して溶湯25を加熱する際
の浴温度は、例えば鉄の場合、炭素濃度等により変動す
るが、鉄原料の一部が溶解し始めて平滑になる約100
0℃から出湯可能な1300〜1600℃以上までの温
度範囲となる。この温度範囲内でスラグのフォーミング
状態を安定して保持させるために種々検討した結果、ス
ラグの塩基度を、その温度に応じて制御することが有効
であることが判明した。すなわち、溶融スラグの塩基度
γ=(CaO)/(SiO2 )を、溶湯処理温度T
[℃]に対して、0.001T−0.6≦γ≦0.00
25T−1で示される範囲内に制御することにより、安
定したフォーミング状態を得ることができ、酸素バーナ
ー21の燃焼火炎が有する熱エネルギーを効率よく溶湯
に伝達することができる。
されるものではなく、例えば、各実施形態例を組み合わ
せても良いことは勿論である。
1トンを溶解し、絞り部の効果を確認する実験を行っ
た。溶解部はマグネシア−カーボン(10%)、絞り部
はマグネシア−クロミア(20%)、予熱部はアルミナ
−シリカ(12%)でそれぞれ形成した。溶解部の大き
さは、全高80cm、内径90cmの一定とした。この
溶解部で鉄1トンを溶解すると、浴面高さは約22cm
となる。また、溶解部の大きさが一定であることから、
スクラップ投入時にスクラップが占める予熱部及び溶解
部の容積、即ち予熱部の実質的な容積と溶解部の実質的
な容積との比は略一定となり、この場合は、約1:1と
なる。したがって、鉄スクラップを予熱部の上部開口か
ら炉内に投入したとき、予熱部と溶解部の内部には、そ
れぞれ約500kgのスクラップが存在することにな
る。
に、水平面に対して約60度傾斜させた状態で炉底中心
方向に向けて3本設置した。各酸素バーナーには、燃料
として微粉炭を35kg/h供給し、支燃性ガスとして
約600℃の高温酸素を酸素比1.0で供給した。微粉
炭は空気で搬送した。この酸素バーナーの火炎温度は最
高温部で約2800℃で、火炎長さは70cmであっ
た。
熱部の径(断面積)の比率を種々変化させて鉄スクラッ
プ(ヘビー屑)1トンの溶解処理を行い、出湯温度を1
630℃の一定として、スクラップの落下速度、溶解に
要する時間及び熱効率をそれぞれ測定した。なお、絞り
部内周面の高さ方向の寸法は約20cmとした。また、
溶解部の天井面には約30度の傾斜を付けて絞り部に接
続し、予熱部の底面は、スクラップが滞留しない程度の
傾斜を付けて絞り部に接続した。結果を表1及び図12
に示す。尚、表1の実験番号8は、絞り部を設けていな
い金属溶解炉を使用した場合の比較例である。
燃焼熱量
下するまでの燃焼開始からの時間 T:予熱部の断面積が絞り部の断面積の1.5倍のとき
のt
部の実質的な容積と溶解部の実質的な容積との比を約
1:1と一定にした場合において、予熱部の断面積と絞
り部の断面積との比率によって溶解性能が変化すること
がわかる。これから、スクラップの落下制御係数、即ち
スクラップの落下速度が溶解性能に大きく影響を与えて
いることがわかり、予熱部の断面積を絞り部の断面積の
6倍にするとスクラップの落下速度が遅くなって絞り過
ぎの傾向となり、逆に1.2倍にするとスクラップの落
下速度が速すぎて溶解が追い付かず絞りが足りない傾向
となる。これらの結果から、予熱部の断面積が絞り部の
断面積に対して1.4倍から5倍の範囲のとき、特に
1.5〜4倍の範囲のときに溶解時間の短縮と熱効率の
向上が図れること、即ち溶解能力が向上することがわか
る。
定とし、溶解部の実質的な容積に対する予熱部の実質的
な容積の比率、即ちそれぞれにおける鉄スクラップ量の
割合を変化させて同様の実験を行った。その結果を表2
に示す。なお、絞り部は、予熱部の一部とみなして計算
している。
1トンを溶解し、二次燃焼用酸素ノズルから二次燃焼用
酸素を吹き込んで、その効果を確認する実験を行った。
尚、予熱部の断面積を絞り部の断面積の1.4倍とした
以外は、実施例1と同様にした。
hを吹き込んだところ、熱効率は47%から52%に向
上した。また、排ガス熱損失は53%から33%に低減
し、炉内着熱量は47%から67%に向上した。
1トンを溶解し、水冷ジャッケトを用いた場合の熱効率
を測定した。尚、酸素バーナーの取付け角度を40度と
した以外は、実施例2と略同様にした。
角)を種々変化させて、その時の水冷熱損失係数,溶解
時間及び熱効率をそれぞれ測定した。また、溶解部全体
を耐火物で形成した場合も同様に測定した。その結果を
表3に示す。なお、水冷熱損失係数は、上昇角が30度
のときを100とした相対値である。
で形成し、上昇角が25度,30度の場合、すなわち、
この部位の水冷熱損失が無い場合には、投入熱量が有効
に溶融金属に伝達された割合、即ち熱効率は50〜51
%であった。これに対し、水冷ジャケットにより水冷化
した場合、上昇角によって水冷熱損失や溶解時間、熱効
率に差を生じた。例えば、上昇角が小さいと溶融金属か
らの熱を多く受けるために水冷熱損失が大きくなる妥当
な傾向が見られた。しかし、この水冷熱損失の大小と溶
解能力には相関はなく、上昇角が15度と20度との
間、60度と70度との間で、溶解能力に大きな差が見
られた。
の間で水冷熱損失の影響が大きくなると判断され、60
度と70度との間では溶解部内の燃焼廃ガスの挙動によ
る影響が大きくなると判断される。したがって、水冷ジ
ャケットを使用して溶解部の水冷化を図る場合には、天
井部の上昇角を20〜60度の範囲にすることが適当と
判断される。また、このときの熱効率は、耐火物のとき
と比べて4〜8%低い値ではあるが、43〜46%と比
較的良好な性能が得られる。すなわち、熱効率は低下す
るものの、耐火物の損傷を考慮すると、全体としての金
属溶解コストは低減できる。
し、純酸素を支燃性ガスとする酸素バーナーを3本設置
し、該酸素バーナーの設置位置及び火炎の噴出方向を変
更して、鉄スクラップ(ヘビー屑)1トン、銅(地金)
1トン、アルミニウムスクラップ(サッシ屑)400k
gをそれぞれ溶解したときの熱効率を測定した。溶解部
は、全高70cm、内径90cmで、天井面の上昇角度
は30度である。また、重油の流量は、酸素バーナー3
本合計して毎時90リットルとした。その他は実施例2
と略同様にした。
出方向を、図9のa,b,c,d,e,f,g,h,i
に向けたときの各熱効率を表4に示す。a〜eは本発明
の実施例、f〜iは比較例である。但し、表中「−」表
示部分は測定しなかった。
天井面を有する溶解部に、実施例5と同様の酸素バーナ
ーを6本設置し、鉄スクラップ(ヘビー屑)5トンを溶
解して実施例5と同様に熱効率を測定した。その結果を
表5に示す。なお、重油の流量は、酸素バーナー6本合
計して毎時400リットルとした。
炭を燃料とするものに変更し、1トンの炉では微粉炭供
給量を毎時90kg、5トンの炉では毎時400kgと
した以外は同様にして鉄スクラップ(ヘビー屑)を溶解
したときの熱効率を測定した。その結果を表6に示す。
高さを変えて鉄スクラップ(ヘビー屑)を溶解したとき
の熱効率を測定した。その結果を表7に示す。表中の比
率は、溶解部全体の容積を1としたときの酸素バーナー
吐出口より下方の溶解部の容積割合を示している。
ーの火炎の噴出方向の違いによる差を明らかにするた
め、3本あるいは6本の酸素バーナーの火炎の噴出方向
を、それぞれの酸素バーナーにおいて同じ基準(a〜
i)で設定したが、複数本の酸素バーナーを用いる場合
は、各バーナーにおける火炎の噴出方向を任意に設定す
ることが可能である。例えば、3本の酸素バーナーを用
いる場合、各バーナーを、それぞれ図9におけるa,
b,cのように別々の方向に火炎を噴出させるようにし
てもよく、適当な組合わせで実施することが可能であ
る。この場合、全ての酸素バーナーの火炎噴出方向を同
一方向としたときに比べて、溶解後の撹拌作用(溶湯の
乱れ)が大きくなることもあり、原料が難溶性であった
り、溶湯の不均一性が大きかったりする場合には、溶解
時間の短縮を図れることもある。
プ(ヘビー屑)1トン、銅スクラップ(純銅の電線屑)
1トン、アルミニウムスクラップ(サッシ屑)400k
gをそれぞれ溶解したときの熱効率を測定した。
との干渉による制約のため、水平線に対して15度の角
度で溶解部に取付けた。そして、燃焼火炎の吐出方向が
バーナー軸線方向(0度)である一般のバーナーと、吐
出方向がバーナー軸線方向に対して25度偏心したバー
ナー、及び40度偏心したバーナーとについてそれぞれ
熱効率を測定した。また、火炎吐出方向が40度偏心し
たバーナーにおいて、昇温開始から金属原料が全量溶解
部内に落下するまでの時期に、3分毎にバーナーを軸線
を中心として右旋回20度、0度、左旋回20度の順に
繰り返し回動させた場合についても同様に熱効率を測定
した。その結果を表8に示す。なお、その他は実施例5
と略同様にした。
い、その取付け角度を20度とし、バーナーからの燃焼
火炎の吐出方向を0度、20度、40度とした場合の熱
効率を、実施例9と同様にそれぞれ測定した。その結果
を表9に示す。
とし、純酸素を支燃性ガスとする酸素バーナーを水平面
に対して40度の傾斜角度で3本設置し、鉄スクラップ
(ヘビー屑)1トンを溶解したときの熱効率を測定し
た。溶解部は、全高70cm、内径90cmで、天井面
の上昇角度は30度である。また、重油の流量は、酸素
バーナー3本合計して毎時90リットルとした。酸素は
毎時180Nm3 を供給した。その他は実施例2と略同
様にした。
グが形成されてから炭材を添加し、1630℃で出湯す
るまでに要した時間(原料が溶解部内に落下してからの
時間及び全溶解時間)、鉄歩留、熱効率をそれぞれ測定
した。使用した炭材は、炭素含有量90%以上のコーク
ス粉あるいは粒であり、コークス粉は、粒度が3mmア
ンダーのものを用い、毎分100g、200g、300
gでそれぞれ連続的に添加した。コークス粒は、10〜
30mmの粒度のものを用い、5分毎に1kgを投入し
た。その結果を、炭材を添加しなかった場合を含めて表
10に示す。なお、出湯時の溶湯は、炭素含有量0.0
3〜0.07%の低炭素溶鋼の成分であった。
えて溶解操作を行った。金属原料には、鋼屑と銑鉄地金
を配合して1トンとしたものを用いた。この場合、溶湯
中の炭素濃度が多いほど比較的低温から溶解し、出湯も
低温で可能となる。スラグの塩基度調整は、焼成した石
灰と硅砂とを配合したフラックスを用いて行った。炭材
は、実施例11と同じコークス粉を用いて毎分200g
の割合で連続添加した。そして、各塩基度におけるフォ
ーミングの状況を観察するとともに、総溶解時間及び熱
効率を測定した。なお、フォーミングの良否の判定は、
原料落下後の処理中に50%以上の時間フォーミング状
態を保っていたときを安定とした。結果を表11に示
す。
炉は、溶解部の上方に絞り部を介して予熱部を設けたの
で、予熱部で予熱されて溶解部に落下する原料の投入速
度を制御することができ、各種金属のスクラップや地金
等を酸素バーナーのみで効率よく溶解処理することがで
き、各種スクラップを低コストで再利用することができ
る。特に、予熱部の断面積を絞り部の断面積の1.4〜
5倍の範囲に、及び/又は、予熱部の実質的な容積を溶
解部の実質的な容積の0.4〜3倍の範囲にすることに
より、小規模な溶解炉でも50%以上の高い熱効率を達
成でき、優れた溶解性能を得ることが可能になる。
部とを分離可能とすることにより、炉全体を傾斜させる
ことなく、限られたスペース内で容易に出湯操作を行う
ことができる。
形成することにより、耐火物原単位を大幅に削減するこ
とができ、全体としての金属溶解コストを大幅に低減す
ることができる。
噴出方向を特定の円内に向けることにより、金属原料の
溶解と予熱とを最適に制御でき、各種金属原料を効率的
に溶解することができる。さらに、バーナー取付け高さ
を特定の範囲に設定することにより、熱効率のさらなる
向上が図れ、殊に融点の高い鉄等の金属原料の溶解に高
い効果を得ることができる。また、複数本の酸素バーナ
ーを用いる場合は、各酸素バーナーの火炎噴出方向を適
当に組合わせることにより、溶解時間の短縮等を図るこ
とも可能である。
からの燃焼火炎の吐出方向がバーナー軸線に対して実質
的に角度を有する偏心バーナーを用いて、該偏心バーナ
ーを回動させることにより、溶解部内の金属を均一に加
熱することができるとともに、金属原料の溶解と予熱と
を最適に制御できる。
ノズルを設けることにより、未燃焼成分を燃焼して熱効
率を高めることができる。さらに、前記溶解部の底部に
溶湯撹拌用ノズルを設けることにより、溶湯の撹拌を促
進して、溶湯を均一に加熱できる。
スラグをフォーミング状態にして酸素バーナーによる溶
解操作を行うことにより、燃焼火炎の熱エネルギーを有
効にスラグに伝熱することができ、該スラグを介して溶
湯を効率よく昇温させることができる。これにより、溶
解時間の短縮、熱効率の向上等が図れ、生産性の向上や
操業コストの大幅な低減が図れる。
例を示す縦断面図である。
ときの典型的な溶解パターンを示す図である。
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
縦断面図である。
を示す要部の縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
の火炎噴出方向及び取付け高さを説明するための図であ
る。
態例を示す縦断面図である。
めの金属溶解炉の実施形態例を示す縦断面図である。
4…絞り部、25…溶湯、26…出湯口、27…排気
口、28…蓋体、29…金属原料、30,31…斜辺、
32…挿入孔、33…二次燃焼用酸素ノズル、34…溶
湯撹拌用ノズル、37…分離部、40…水冷ジャケッ
ト、41…偏心バーナー、42…回動機構、43…フォ
ーミングスラグ
Claims (15)
- 【請求項1】 金属原料を酸素バーナーの火炎で溶解す
る溶解炉であって、酸素バーナーを備えた溶解部の上方
に、金属原料を予熱する予熱部を設けるとともに、溶解
部と予熱部との間に、溶解部及び予熱部の内径よりも小
さな内径の絞り部を設けたことを特徴とする金属溶解
炉。 - 【請求項2】 前記予熱部の断面積は、前記絞り部の断
面積の1.4〜5倍の範囲であることを特徴とする請求
項1記載の金属溶解炉。 - 【請求項3】 前記予熱部の実質的な容積は、前記溶解
部の実質的な容積の0.4〜3倍の範囲であることを特
徴とする請求項1記載の金属溶解炉。 - 【請求項4】 前記絞り部又はその近傍で前記溶解部と
前記予熱部とを分離可能としたことを特徴とする請求項
1記載の金属溶解炉。 - 【請求項5】 前記溶解部と前記予熱部との分離部は、
炭素系耐火物で形成したことを特徴とする請求項4記載
の金属溶解炉。 - 【請求項6】 前記溶解部と予熱部との分離部には、水
冷ジャケットが設けられていることを特徴とする請求項
4記載の金属溶解炉。 - 【請求項7】 前記溶解部の炉壁の上部を水冷ジャケッ
トで形成し、該炉壁の上部から前記絞り部に向かう水冷
ジャケットの内壁面の角度を水平面に対して20〜60
度の範囲に設定するとともに、前記酸素バーナーが前記
水冷ジャケットを貫通して設けられていることを特徴と
する請求項1記載の金属溶解炉。 - 【請求項8】 前記酸素バーナーの火炎噴出方向は、溶
解部底面上において、溶解部重心位置からバーナー取付
部側に、該重心位置と酸素バーナー取付部側内壁との距
離の0.2倍の距離近付いた点を中心とする円内に向け
られ、該円は、バーナー取付部側溶解部内壁とこれに対
向する溶解部内壁間の距離の0.6倍の直径であること
を特徴とする請求項1記載の金属溶解炉。 - 【請求項9】 前記酸素バーナーの取付け高さは、該酸
素バーナーの火炎吐出口より下方の溶解部の容積が、溶
解部全体の容積の0.35〜0.9倍になる位置である
ことを特徴とする請求項1記載の金属溶解炉。 - 【請求項10】 前記酸素バーナーとして偏心バーナー
を用い、該偏心バーナーをバーナー軸線を中心として回
動可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の金属溶
解炉。 - 【請求項11】 前記溶解部の上部に二次燃焼用酸素ノ
ズルを設けたことを特徴とする請求項1記載の金属溶解
炉。 - 【請求項12】 前記溶解部の底部に溶湯撹拌用ノズル
を設けたことを特徴とする請求項1記載の金属溶解炉。 - 【請求項13】 金属原料を酸素バーナーの火炎で溶解
する金属溶解方法であって、酸素バーナーを備えた溶解
部の上方に、金属原料を予熱する予熱部を設けるととも
に、溶解部と予熱部との間に、溶解部及び予熱部の内径
よりも小さな内径の絞り部を設けた金属溶解炉を用い、
かつ前記酸素バーナーとして偏心バーナーを用い、該偏
心バーナーを、前記金属原料の溶解段階に応じてバーナ
ー軸線を中心として回動させることを特徴とする金属溶
解方法。 - 【請求項14】 金属原料を酸素バーナーの火炎で溶解
する金属溶解方法であって、酸素バーナーを備えた溶解
部の上方に、金属原料を予熱する予熱部を設けるととも
に、溶解部と予熱部との間に、溶解部及び予熱部の内径
よりも小さな内径の絞り部を設けた金属溶解炉を用い、
前記金属原料の溶解操作中に浴面に存在する溶融スラグ
に炭材を投入し、該溶融スラグをフォーミングさせるこ
とを特徴とする金属溶解方法。 - 【請求項15】 前記溶融スラグの塩基度γを、溶湯処
理温度T[℃]に対して、0.001T−0.6≦γ≦
0.0025T−1で示される範囲内に制御することを
特徴とする請求項14記載の金属溶解方法。
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1996
- 1996-08-06 JP JP20687796A patent/JP4041548B2/ja not_active Expired - Lifetime
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