JPH09105802A - 回折光学要素 - Google Patents
回折光学要素Info
- Publication number
- JPH09105802A JPH09105802A JP24679096A JP24679096A JPH09105802A JP H09105802 A JPH09105802 A JP H09105802A JP 24679096 A JP24679096 A JP 24679096A JP 24679096 A JP24679096 A JP 24679096A JP H09105802 A JPH09105802 A JP H09105802A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- doe
- zone
- spacing
- lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 32
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims abstract description 33
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims abstract description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims 1
- 238000013461 design Methods 0.000 abstract description 14
- 230000008602 contraction Effects 0.000 abstract description 7
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 20
- 230000008859 change Effects 0.000 description 6
- 201000009310 astigmatism Diseases 0.000 description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 3
- 230000005499 meniscus Effects 0.000 description 3
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 2
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- YBJHBAHKTGYVGT-ZKWXMUAHSA-N (+)-Biotin Chemical compound N1C(=O)N[C@@H]2[C@H](CCCCC(=O)O)SC[C@@H]21 YBJHBAHKTGYVGT-ZKWXMUAHSA-N 0.000 description 1
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 206010010071 Coma Diseases 0.000 description 1
- 241000036848 Porzana carolina Species 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 229910052732 germanium Inorganic materials 0.000 description 1
- GNPVGFCGXDBREM-UHFFFAOYSA-N germanium atom Chemical compound [Ge] GNPVGFCGXDBREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- FEPMHVLSLDOMQC-UHFFFAOYSA-N virginiamycin-S1 Natural products CC1OC(=O)C(C=2C=CC=CC=2)NC(=O)C2CC(=O)CCN2C(=O)C(CC=2C=CC=CC=2)N(C)C(=O)C2CCCN2C(=O)C(CC)NC(=O)C1NC(=O)C1=NC=CC=C1O FEPMHVLSLDOMQC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/18—Diffraction gratings
- G02B5/1876—Diffractive Fresnel lenses; Zone plates; Kinoforms
- G02B5/189—Structurally combined with optical elements not having diffractive power
- G02B5/1895—Structurally combined with optical elements not having diffractive power such optical elements having dioptric power
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/18—Diffraction gratings
- G02B5/1876—Diffractive Fresnel lenses; Zone plates; Kinoforms
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lenses (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度によって寸法の変化する材料で作られた
回折光学要素は、温度の変化すなわち熱影響によってそ
の光学的性能が変化する。 【解決手段】 回折光学要素、特にフレネル・ゾーン・
プレートとして知られるレンズは、輪郭線に画成された
多くのゾーンから構成されている。各ゾーンの幅は一般
に室温で必要な有効焦点距離を有するように設計されて
いるが、本発明においては、温度が室温を中心として±
15℃変化すると仮定し、例えば、奇数番目のゾーン
が、高い温度(+15℃)において必要な有効焦点距離
を有するように、また偶数番目のゾーンを低い温度(−
15℃)において必要な有効焦点距離を有するように、
そのゾーン幅に修正を加えることによって、上記の温度
範囲において熱影響によって光学的性能が変化しない回
折光学要素を得た。
回折光学要素は、温度の変化すなわち熱影響によってそ
の光学的性能が変化する。 【解決手段】 回折光学要素、特にフレネル・ゾーン・
プレートとして知られるレンズは、輪郭線に画成された
多くのゾーンから構成されている。各ゾーンの幅は一般
に室温で必要な有効焦点距離を有するように設計されて
いるが、本発明においては、温度が室温を中心として±
15℃変化すると仮定し、例えば、奇数番目のゾーン
が、高い温度(+15℃)において必要な有効焦点距離
を有するように、また偶数番目のゾーンを低い温度(−
15℃)において必要な有効焦点距離を有するように、
そのゾーン幅に修正を加えることによって、上記の温度
範囲において熱影響によって光学的性能が変化しない回
折光学要素を得た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折光学要素(D
OEs)、特に回折レンズに関する。本発明は、熱影響
を除去しているため、そのレンズの映像面(EFL)へ
の有効焦点距離または後方焦点距離が、室温より上ある
いは下の温度範囲に亘って一定に維持される回折レン
ズ、およびこうした熱影響を除去した回折レンズの製造
法に関している。
OEs)、特に回折レンズに関する。本発明は、熱影響
を除去しているため、そのレンズの映像面(EFL)へ
の有効焦点距離または後方焦点距離が、室温より上ある
いは下の温度範囲に亘って一定に維持される回折レン
ズ、およびこうした熱影響を除去した回折レンズの製造
法に関している。
【0002】本発明は、広い視野に亘って対象を結像す
るため写真用カメラに有用な回折面レンズに有用である
と共に、球面収差および色収差並びに熱膨張および収縮
による収差を修正されたレンズを提供するという優れた
発明である。
るため写真用カメラに有用な回折面レンズに有用である
と共に、球面収差および色収差並びに熱膨張および収縮
による収差を修正されたレンズを提供するという優れた
発明である。
【0003】
【従来の技術】種々のタイプの回折・屈折混成レンズお
よびそれらレンズの熱影響除去についての提案が、19
93年11月9日に、ロンドノ等に対して許可された米
国特許第5、260、820に見られる。この特許にみ
られる熱影響除去は、温度の変化に伴って、そら混成レ
ンズの屈折部の倍率(焦点距離の逆数)をレンズの回折
部の倍率に逆に転換することに基づいている。ロンドノ
等の特許は、レンズの屈折部と回折部共に十分な倍率を
もつように設計し、合計された倍率がレンズ本体の熱膨
張あるいは熱収縮に係わりなく必要な倍率を備えること
によって倍率の補償を行っている。それぞれのゾーンの
間隔は室温に対して最適化され、それらの間隔は熱膨張
や熱収縮による倍率の変化の補償のために変えられてい
ない。
よびそれらレンズの熱影響除去についての提案が、19
93年11月9日に、ロンドノ等に対して許可された米
国特許第5、260、820に見られる。この特許にみ
られる熱影響除去は、温度の変化に伴って、そら混成レ
ンズの屈折部の倍率(焦点距離の逆数)をレンズの回折
部の倍率に逆に転換することに基づいている。ロンドノ
等の特許は、レンズの屈折部と回折部共に十分な倍率を
もつように設計し、合計された倍率がレンズ本体の熱膨
張あるいは熱収縮に係わりなく必要な倍率を備えること
によって倍率の補償を行っている。それぞれのゾーンの
間隔は室温に対して最適化され、それらの間隔は熱膨張
や熱収縮による倍率の変化の補償のために変えられてい
ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の構成を採
用した。すなわち、ゾーンの幅(回折レンズの場合は半
径方向の距離)に僅かな差を与え、そのためゾーン幅が
最適の室温での設計幅と異なるようにすることによっ
て、円環状の回折格子線に熱影響除去の機能を付与して
いる。ゾーン寸法を拡大または縮小させることによっ
て、温度の変化する範囲に亘る熱膨張・熱収縮の影響を
補償が行われる。同時に、ゾーン間隔は、球面及び色収
差を最小にし、さらに焦点(EFLと倍率)を一定に維
持するように構成されている。
用した。すなわち、ゾーンの幅(回折レンズの場合は半
径方向の距離)に僅かな差を与え、そのためゾーン幅が
最適の室温での設計幅と異なるようにすることによっ
て、円環状の回折格子線に熱影響除去の機能を付与して
いる。ゾーン寸法を拡大または縮小させることによっ
て、温度の変化する範囲に亘る熱膨張・熱収縮の影響を
補償が行われる。同時に、ゾーン間隔は、球面及び色収
差を最小にし、さらに焦点(EFLと倍率)を一定に維
持するように構成されている。
【0005】互いに隣接し、レンズの最適軸から半径方
向に連続した間隔離れて構成された複数のゾーンを有す
るDOEレンズにおいて、室温での最適設計から、ゾー
ン幅はゾーン交互に増加させ減少させる。また、レンズ
の色収差が補正され、球面収差が修正され、また、非対
象収差、非点収差によるゆがみ、および視界曲面(”P
etzval”)光行差が修正されるように、ゾーン間
隔が選定される。
向に連続した間隔離れて構成された複数のゾーンを有す
るDOEレンズにおいて、室温での最適設計から、ゾー
ン幅はゾーン交互に増加させ減少させる。また、レンズ
の色収差が補正され、球面収差が修正され、また、非対
象収差、非点収差によるゆがみ、および視界曲面(”P
etzval”)光行差が修正されるように、ゾーン間
隔が選定される。
【0006】従って、本発明の目的は、改良されたDO
Eを提供することである。また、本発明のさらなる目的
は、ある温度範囲において、熱影響が除去され、熱膨
張、熱収縮による寸法の増加、減少に係わりなく、この
温度範囲において焦点が一定に維持される改良されたD
OEレンズを提供することにある。また、本発明のさら
なる目的は、写真用カメラの用途において視界レンズと
しての使用に適した改良された回折・屈折混成レンズを
提供することである。
Eを提供することである。また、本発明のさらなる目的
は、ある温度範囲において、熱影響が除去され、熱膨
張、熱収縮による寸法の増加、減少に係わりなく、この
温度範囲において焦点が一定に維持される改良されたD
OEレンズを提供することにある。また、本発明のさら
なる目的は、写真用カメラの用途において視界レンズと
しての使用に適した改良された回折・屈折混成レンズを
提供することである。
【0007】さらに、本発明のさらなる目的は、ガラス
やプラスチック、さらに赤外用のゲルマニウムを含む光
学材料において、必要な温度範囲、すなわち、少なくと
も室温の上下15℃の温度範囲において、焦点距離を維
持しながら球面収差および色収差が修正されている改良
された回折レンズを提供することである。さらに、本発
明のさらなる目的は、上述のロンドノの特許にみられる
レンズよりゾーン数の少ない改良されたDOEレンズを
提供することである。
やプラスチック、さらに赤外用のゲルマニウムを含む光
学材料において、必要な温度範囲、すなわち、少なくと
も室温の上下15℃の温度範囲において、焦点距離を維
持しながら球面収差および色収差が修正されている改良
された回折レンズを提供することである。さらに、本発
明のさらなる目的は、上述のロンドノの特許にみられる
レンズよりゾーン数の少ない改良されたDOEレンズを
提供することである。
【0008】簡単にまとめると、本発明は改良された回
折光学要素とその製造法を提供し、さらに本発明は温度
と共に寸法が変化する光学的透過体を利用している。こ
の透過体はその少なくとも一面にDOEを画成する複数
の線を有している。DOEレンズの場合、これらの線は
レンズの光軸の周囲の円環状の線であるか、レンズの半
径方向のゾーン間隔を画成する傾斜を有するブレーズ面
のステップである。ゾーン間隔または線の間の幅は、一
定の温度範囲に亘ってDOEの熱影響を除去するに十分
な量、温度の関数として変えられている。
折光学要素とその製造法を提供し、さらに本発明は温度
と共に寸法が変化する光学的透過体を利用している。こ
の透過体はその少なくとも一面にDOEを画成する複数
の線を有している。DOEレンズの場合、これらの線は
レンズの光軸の周囲の円環状の線であるか、レンズの半
径方向のゾーン間隔を画成する傾斜を有するブレーズ面
のステップである。ゾーン間隔または線の間の幅は、一
定の温度範囲に亘ってDOEの熱影響を除去するに十分
な量、温度の関数として変えられている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の上述のあるいはその他の
目的、特徴および利点、さらに以下に示す発明の実施の
形態は、添付された以下に示す図面を参照して以下の記
述を読むことによってより明らかになる。
目的、特徴および利点、さらに以下に示す発明の実施の
形態は、添付された以下に示す図面を参照して以下の記
述を読むことによってより明らかになる。
【0010】図1は、本発明の実施の形態の一例である
屈折/回折混成の単体レンズの概略を説明する概略断面
図である。図2は、図1に示したレンズのDOEの最初
の3個のゾーンを示す概略説明図であり、ゾーン間隔が
平均温度、すなわち室温での間隔に対して交互に増加あ
るいは減少されて設計されている状態を示す説明図であ
り、また本発明の原理を示している。
屈折/回折混成の単体レンズの概略を説明する概略断面
図である。図2は、図1に示したレンズのDOEの最初
の3個のゾーンを示す概略説明図であり、ゾーン間隔が
平均温度、すなわち室温での間隔に対して交互に増加あ
るいは減少されて設計されている状態を示す説明図であ
り、また本発明の原理を示している。
【0011】図3から図38は、回折/屈折(DOE)
混成レンズの性能、特に明細書の表3に示される設計に
基づくメニスカスレンズの性能を示す一連のプロットで
る。図3から図11は熱影響除去を行ったレンズの室温
の設計性能を示し、熱影響除去を行っていないレンズの
室温での性能(図12から図20)、熱影響除去を行っ
たレンズの−15℃での性能(図21から図29)およ
び、熱影響除去を行ったレンズの+15℃での性能(図
30から図38)との比較用としている。
混成レンズの性能、特に明細書の表3に示される設計に
基づくメニスカスレンズの性能を示す一連のプロットで
る。図3から図11は熱影響除去を行ったレンズの室温
の設計性能を示し、熱影響除去を行っていないレンズの
室温での性能(図12から図20)、熱影響除去を行っ
たレンズの−15℃での性能(図21から図29)およ
び、熱影響除去を行ったレンズの+15℃での性能(図
30から図38)との比較用としている。
【0012】正規の回折ゾーンの間隔、r、は位相多項
式で定義され次式で与えられる。 φ(r ) = (2π/λ)(S1r2+S2r4+・・・+Sn+1r2n)=2πm (1 ) ここで、S1...Sn+1は、入射する波頭の非球面係
数、mは次数、そしてλは設計(中心)波長である。物
理的構成は、各段の円形の頂部を有する傾斜面であるブ
レーズドゾーンからなる。これら傾斜面は入射光と相互
に作用し、それぞれのゾーンが2πの光学的位相差を有
するので位相転換の作用をもつ。
式で定義され次式で与えられる。 φ(r ) = (2π/λ)(S1r2+S2r4+・・・+Sn+1r2n)=2πm (1 ) ここで、S1...Sn+1は、入射する波頭の非球面係
数、mは次数、そしてλは設計(中心)波長である。物
理的構成は、各段の円形の頂部を有する傾斜面であるブ
レーズドゾーンからなる。これら傾斜面は入射光と相互
に作用し、それぞれのゾーンが2πの光学的位相差を有
するので位相転換の作用をもつ。
【0013】屈折・回折混成レンズは室温で焦点を結ぶ
ように最適化されている。各ゾーンの半径は面積的に等
しい面(フレネル・ゾーンプレート)を囲み、従って、
レンズ温度が上がるか下がるかによって膨張するか収縮
する。レンズに加わる熱影響の影響は、レンズがその必
要な焦点集光能力の一部を失うことである。本発明によ
れば、熱影響を補償するためレンズの構成において正規
のゾーン間隔に変化を与えた。すなわち、熱影響除去レ
ンズのゾーン間隔は、Sー係数を個別に調整するため寸
法的な変化を加えることを考慮に入れている。この方法
によれば、レンズ全体の寸法が変化した場合、交互のゾ
ーンの内約半分は、熱影響により膨張または収縮した状
態において正しい焦点位置に保たれる。このことは、温
度が変化する範囲に亘って温度によるシフトを補償する
ために、式1のS−係数を再計算して達成される。
ように最適化されている。各ゾーンの半径は面積的に等
しい面(フレネル・ゾーンプレート)を囲み、従って、
レンズ温度が上がるか下がるかによって膨張するか収縮
する。レンズに加わる熱影響の影響は、レンズがその必
要な焦点集光能力の一部を失うことである。本発明によ
れば、熱影響を補償するためレンズの構成において正規
のゾーン間隔に変化を与えた。すなわち、熱影響除去レ
ンズのゾーン間隔は、Sー係数を個別に調整するため寸
法的な変化を加えることを考慮に入れている。この方法
によれば、レンズ全体の寸法が変化した場合、交互のゾ
ーンの内約半分は、熱影響により膨張または収縮した状
態において正しい焦点位置に保たれる。このことは、温
度が変化する範囲に亘って温度によるシフトを補償する
ために、式1のS−係数を再計算して達成される。
【0014】レンズが膨張または収縮すると、その容
積、屈折率、表面の曲率が変化する。またレンズの肉
厚、直径が膨張または収縮する。球面は球面として保た
れるが、非球面は、より大きいかあるいはより小さい非
球面となる。また、温度の減少/上昇につれて焦点距離
は増加/減少する。
積、屈折率、表面の曲率が変化する。またレンズの肉
厚、直径が膨張または収縮する。球面は球面として保た
れるが、非球面は、より大きいかあるいはより小さい非
球面となる。また、温度の減少/上昇につれて焦点距離
は増加/減少する。
【0015】図1は、前記参照のロンドノ特許に記述さ
れた材料の何れかに相当する光学的透過材料のレンズ本
体(L1)のプラノ面(S2)上のDOEを示してい
る。光軸(OA)を中心として幾つかのゾーンがある。
アパーチャApがレンズ周辺の結像する視野を制限す
る。レンズ本体L1の光軸上の頂点間の厚さはd1(T
H1)である。アパーチャからレンズの後面頂点までの
距離はd2(TH2)である。EFLから結像面中心
(カメラの焦点)までの距離は、d1+d2=TH3であ
る。また、明らかに、回折面に沿ったゾーン半径は相当
大きくとられている。勿論、図面のサイズの範囲では、
ゾーンの高さ、間隔を見ることはできない。光軸上のゾ
ーンは、常に最大のステップ間隔を有するが、次のゾー
ンとの間の幅は、ゾーンの半径がレンズ外側のアパーチ
ャ端部に向かって増加するにつれて、次第に狭くなる。
ゾーン半径、rm、 とブレーズ高さ、hmax、 の寸法の
近軸近似は次式で与えられる。 rm = (2mλfo)1/、 hmax =λ/[n(λo)ー1] (2) ここで、f0は近軸焦点距離またはEFL、λ0は中心ま
たは設計波長である。ゾーン半径は、式(2) によって次
第に増大するが、円環ゾーンの間に囲まれる面積は等し
い。熱影響除去レンズにおいては、この関係はもはや成
立せず、交互のゾーンは光軸からの半径方向の距離が僅
かに出入りする形となる。
れた材料の何れかに相当する光学的透過材料のレンズ本
体(L1)のプラノ面(S2)上のDOEを示してい
る。光軸(OA)を中心として幾つかのゾーンがある。
アパーチャApがレンズ周辺の結像する視野を制限す
る。レンズ本体L1の光軸上の頂点間の厚さはd1(T
H1)である。アパーチャからレンズの後面頂点までの
距離はd2(TH2)である。EFLから結像面中心
(カメラの焦点)までの距離は、d1+d2=TH3であ
る。また、明らかに、回折面に沿ったゾーン半径は相当
大きくとられている。勿論、図面のサイズの範囲では、
ゾーンの高さ、間隔を見ることはできない。光軸上のゾ
ーンは、常に最大のステップ間隔を有するが、次のゾー
ンとの間の幅は、ゾーンの半径がレンズ外側のアパーチ
ャ端部に向かって増加するにつれて、次第に狭くなる。
ゾーン半径、rm、 とブレーズ高さ、hmax、 の寸法の
近軸近似は次式で与えられる。 rm = (2mλfo)1/、 hmax =λ/[n(λo)ー1] (2) ここで、f0は近軸焦点距離またはEFL、λ0は中心ま
たは設計波長である。ゾーン半径は、式(2) によって次
第に増大するが、円環ゾーンの間に囲まれる面積は等し
い。熱影響除去レンズにおいては、この関係はもはや成
立せず、交互のゾーンは光軸からの半径方向の距離が僅
かに出入りする形となる。
【0016】DOEレンズの熱影響除去を行うために
は、ゾーン間隔はまず室温での光行差を最小とする計算
が行われる。ついで、問題の温度範囲に亘って、付加的
な光学設計による最適化を採用した、2組のS−係数が
計算される。レンズの熱影響除去のために、すなわち両
側の熱条件を補償するために、2つの付加的フェーズの
多項式の2セットの計算結果を求め、その結果から単独
のフェーズの多項式を再計算する。この結果、両側の温
度条件を共に補償するゾーン間隔が求められる。このよ
うな統合の手順は2つの光行差特性の平均化の過程と考
えてよく、温度が室温または設計温度の両側に変化する
際に、共に補償できる最良の補正法を与える。その結
果、得られるゾーン間隔は考えられる温度範囲において
満足な集束特性を与える複合設計となっている。
は、ゾーン間隔はまず室温での光行差を最小とする計算
が行われる。ついで、問題の温度範囲に亘って、付加的
な光学設計による最適化を採用した、2組のS−係数が
計算される。レンズの熱影響除去のために、すなわち両
側の熱条件を補償するために、2つの付加的フェーズの
多項式の2セットの計算結果を求め、その結果から単独
のフェーズの多項式を再計算する。この結果、両側の温
度条件を共に補償するゾーン間隔が求められる。このよ
うな統合の手順は2つの光行差特性の平均化の過程と考
えてよく、温度が室温または設計温度の両側に変化する
際に、共に補償できる最良の補正法を与える。その結
果、得られるゾーン間隔は考えられる温度範囲において
満足な集束特性を与える複合設計となっている。
【0017】図2を用いて、方法論を説明する。この場
合、光軸の周囲の幾つかのゾーンに付いて説明する。2
つの温度条件を考える。それらは、1)温度T’におい
てゾーン半径が増加する、2)温度T”においてゾーン
半径が収縮する、そして両温度の中心温度はT0 とす
る。そして、半径は、ΔP1(高い温度)、およびΔ
P2(低い温度)に相当する ΔPS の移動が生ずる。
合、光軸の周囲の幾つかのゾーンに付いて説明する。2
つの温度条件を考える。それらは、1)温度T’におい
てゾーン半径が増加する、2)温度T”においてゾーン
半径が収縮する、そして両温度の中心温度はT0 とす
る。そして、半径は、ΔP1(高い温度)、およびΔ
P2(低い温度)に相当する ΔPS の移動が生ずる。
【0018】半径の移動は、差ΔP から計算され、そし
て半径方向の補償が行われる。交互のゾーンは、交互に
膨張した半径か収縮した半径かが選定され、セット数を
増やした形で新たなフェーズの多項式を再計算する。例
えば、ゾーン#1(高い温度)は、最も膨張した位置よ
りr1、すなわち(T0)−(ΔP1)だけ小さい半径に作
られ、全ての奇数番目のゾーンは同様に、#3は−(Δ
P3)、#5は−(ΔP5)だけ小さく作られる。これは、
温度の上昇を補償する。低温側の補償は、全ての偶数番
目のゾーンの半径を僅かに大きく、例えば#2の半径r
2 は、(T0)+ΔP2 の半径とされ、それに続く偶数番
目のゾーン#4は、+(ΔP4)に、ゾーン#6は、+
(ΔP6)等とされる。交互の奇数番目、偶数番目のゾー
ンの補正は、後述の表Aに表示した。この表では、増加
分+ΔP (偶数)、と 減少分−ΔP (奇数)は交互に
選定されている。これらのセットから、ΔP の差を取
り、S−係数の新たなセットを計算して、室温での半径
を修正する電算機計算プログラムを実行した。新たなセ
ットはレンズの膨張、収縮を補償する。
て半径方向の補償が行われる。交互のゾーンは、交互に
膨張した半径か収縮した半径かが選定され、セット数を
増やした形で新たなフェーズの多項式を再計算する。例
えば、ゾーン#1(高い温度)は、最も膨張した位置よ
りr1、すなわち(T0)−(ΔP1)だけ小さい半径に作
られ、全ての奇数番目のゾーンは同様に、#3は−(Δ
P3)、#5は−(ΔP5)だけ小さく作られる。これは、
温度の上昇を補償する。低温側の補償は、全ての偶数番
目のゾーンの半径を僅かに大きく、例えば#2の半径r
2 は、(T0)+ΔP2 の半径とされ、それに続く偶数番
目のゾーン#4は、+(ΔP4)に、ゾーン#6は、+
(ΔP6)等とされる。交互の奇数番目、偶数番目のゾー
ンの補正は、後述の表Aに表示した。この表では、増加
分+ΔP (偶数)、と 減少分−ΔP (奇数)は交互に
選定されている。これらのセットから、ΔP の差を取
り、S−係数の新たなセットを計算して、室温での半径
を修正する電算機計算プログラムを実行した。新たなセ
ットはレンズの膨張、収縮を補償する。
【0019】混成レンズ(図1、L1)の構築におい
て、ゾーン半径の必要なΔP の修正は、ダイヤモンド工
具による旋削で行うことができる。この修正寸法は、表
1、表2にまとめた。
て、ゾーン半径の必要なΔP の修正は、ダイヤモンド工
具による旋削で行うことができる。この修正寸法は、表
1、表2にまとめた。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】この表においては、元来のゾーン間隔、r
1(T0)、r2(T0)...rn(T0)と差
ΔP1,...ΔPnだけ増加または減少する一連の新たな
半径との間に求められる差し替えるべきゾーン間隔を示
している。
1(T0)、r2(T0)...rn(T0)と差
ΔP1,...ΔPnだけ増加または減少する一連の新たな
半径との間に求められる差し替えるべきゾーン間隔を示
している。
【0023】図2には、二三の例しか示していないが、
約10ー20のゾーンを有するレンズについては、満足
すべき性能と熱変化除去機能が付与されている。
約10ー20のゾーンを有するレンズについては、満足
すべき性能と熱変化除去機能が付与されている。
【0024】フェーズ係数からゾーンの幅が通常の方法
で決定できるので、フェーズ係数Sn(式1)がどのよ
うに導かれるかを考察する。ゾーン半径、rmの変化
は、第一次の次数で次式によって表される。 rm(T) = rm(1+αgΔT) (3) ここで、αg および ΔTは、それぞれ材料の熱膨張係
数および温度差を示す。屈折率は次式に従って変化す
る。 n0(T) = n0 + (dn0/dT)ΔT (4) 式(3)を、フェーズ多項式(1)に代入すると、ゾー
ン半径の大きさは次のように計算される。 S1(T) = S1(1+2b+b2) ・ ・ ・ S5(T) = S5(1+10b+45b2) (5) 一般式は Sn(T) = Sn(1+b)n (6) ここで、b=αgΔTである。一連の5個の方程式(式
(5))は、rnのべき数の増加する2項膨張式であ
り、高次の項は無視されている。式(6)は、フェーズ
多項式(1)のS係数の2項膨張の一般式である。ゾー
ンの高さの変化は、(式(2))無視できる。
で決定できるので、フェーズ係数Sn(式1)がどのよ
うに導かれるかを考察する。ゾーン半径、rmの変化
は、第一次の次数で次式によって表される。 rm(T) = rm(1+αgΔT) (3) ここで、αg および ΔTは、それぞれ材料の熱膨張係
数および温度差を示す。屈折率は次式に従って変化す
る。 n0(T) = n0 + (dn0/dT)ΔT (4) 式(3)を、フェーズ多項式(1)に代入すると、ゾー
ン半径の大きさは次のように計算される。 S1(T) = S1(1+2b+b2) ・ ・ ・ S5(T) = S5(1+10b+45b2) (5) 一般式は Sn(T) = Sn(1+b)n (6) ここで、b=αgΔTである。一連の5個の方程式(式
(5))は、rnのべき数の増加する2項膨張式であ
り、高次の項は無視されている。式(6)は、フェーズ
多項式(1)のS係数の2項膨張の一般式である。ゾー
ンの高さの変化は、(式(2))無視できる。
【0025】5組の温度が変えられたフェーズ係数(式
(5))は、上述のように、新たな熱影響除去のフェー
ズ多項式を再定義するために用いられる。
(5))は、上述のように、新たな熱影響除去のフェー
ズ多項式を再定義するために用いられる。
【0026】熱影響除去型に設計された単体レンズは、
所定の温度範囲に亘って焦点性能の補償された混成DO
Eを提供する。写真用カメラの用途には適用できないフ
ィルム面の焦点収差は、曲率とS−係数を選択すること
によって調整可能である。
所定の温度範囲に亘って焦点性能の補償された混成DO
Eを提供する。写真用カメラの用途には適用できないフ
ィルム面の焦点収差は、曲率とS−係数を選択すること
によって調整可能である。
【0027】別紙に示す表3は、本発明に従って熱影響
が除去されたメニスカスレンズの曲率と回折面の係数を
示している。表3において、第一欄は表面番号、第ニ欄
は表面の曲率とDOEの場合の基準曲線の曲率を示して
いる。その次の欄は、DOEのフェーズ係数を示し、こ
の係数から良く知られた回折レンズの設計法に従って、
ゾーン半径とゾーン幅が求められる。最後の欄には、用
いた材料を室温におけるまたレンズの設計波長である5
46nmにおける屈折率とアッベ数(γa)から特定し
ている。
が除去されたメニスカスレンズの曲率と回折面の係数を
示している。表3において、第一欄は表面番号、第ニ欄
は表面の曲率とDOEの場合の基準曲線の曲率を示して
いる。その次の欄は、DOEのフェーズ係数を示し、こ
の係数から良く知られた回折レンズの設計法に従って、
ゾーン半径とゾーン幅が求められる。最後の欄には、用
いた材料を室温におけるまたレンズの設計波長である5
46nmにおける屈折率とアッベ数(γa)から特定し
ている。
【0028】
【表3】
【0029】なお、表3における、表面#1の非球面指
数Z(r)は次式で与えられる。
数Z(r)は次式で与えられる。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、EP=べき数10P、表面#2の
ゾーン数は37である。
ゾーン数は37である。
【0032】図3から図5に、熱影響除去のために隣接
ゾーン間隔のない設計のレンズに546nmの光が入射
した場合の室温T0 でのMTF性能のプロット(3)で
ある。同様の条件でのプロットが図6から図11に示さ
れている。フラクショナル・オブジェクト・ハイトは、
(1)FOB 0 (光軸に対して0゜)ー図3参照、
(2)FOB 0.7(レンズ軸に対して22゜)ー図
4参照、そして(3)FOB0.9(31゜の視野角)
ー図5参照、等である。それぞれのプロットの曲線に
は、理想的な接線方向およびサジタル方向の測定につい
てそれぞれT、Sのマークを付した。理想的なメニスカ
ス型DOE(回折光学要素)は、横軸(横軸の単位はサ
イクル/mm)上60サイクルにおいて、50%の変調
のMTFを有するように設計された。全ての視野角、F
OB、に対して室温において、最適化設計通りに機能し
た。符号を付していない高い位置の曲線は、図3から図
5の何れの場合も、完全に設計されたレンズの回折の理
論限界を示している。
ゾーン間隔のない設計のレンズに546nmの光が入射
した場合の室温T0 でのMTF性能のプロット(3)で
ある。同様の条件でのプロットが図6から図11に示さ
れている。フラクショナル・オブジェクト・ハイトは、
(1)FOB 0 (光軸に対して0゜)ー図3参照、
(2)FOB 0.7(レンズ軸に対して22゜)ー図
4参照、そして(3)FOB0.9(31゜の視野角)
ー図5参照、等である。それぞれのプロットの曲線に
は、理想的な接線方向およびサジタル方向の測定につい
てそれぞれT、Sのマークを付した。理想的なメニスカ
ス型DOE(回折光学要素)は、横軸(横軸の単位はサ
イクル/mm)上60サイクルにおいて、50%の変調
のMTFを有するように設計された。全ての視野角、F
OB、に対して室温において、最適化設計通りに機能し
た。符号を付していない高い位置の曲線は、図3から図
5の何れの場合も、完全に設計されたレンズの回折の理
論限界を示している。
【0033】図6は、ポイント・スプレッド・ファンク
ション(PSF)を示し、このPSFは横軸上の中央焦
点位置でのエネルギー分布を示している。焦点に集光さ
れたビームは最大強度(横軸の単位はmm)の50%に
おいて、30ミクロンの設計基準内に入っている。
ション(PSF)を示し、このPSFは横軸上の中央焦
点位置でのエネルギー分布を示している。焦点に集光さ
れたビームは最大強度(横軸の単位はmm)の50%に
おいて、30ミクロンの設計基準内に入っている。
【0034】図7及び図8は、レンズ直径を横切って透
過した光線の関数として焦点面での光路差を示すopd
ファンである。望ましい、完全な球面の波頭からズレが
あり、非点収差とコマ収差を示しているが、しかし、単
体要素のレンズとすることでこれら収差は大きく削減で
きる(横軸の単位は波長)。
過した光線の関数として焦点面での光路差を示すopd
ファンである。望ましい、完全な球面の波頭からズレが
あり、非点収差とコマ収差を示しているが、しかし、単
体要素のレンズとすることでこれら収差は大きく削減で
きる(横軸の単位は波長)。
【0035】図9は、フィルム面のゆがみのプロットで
ある。許容できるゆがみは4%より大きくなく、レンズ
の理想的なDOE設計においては1%以下であることが
望ましい(横軸の単位はパーセント)。
ある。許容できるゆがみは4%より大きくなく、レンズ
の理想的なDOE設計においては1%以下であることが
望ましい(横軸の単位はパーセント)。
【0036】図10は、視野のゆがみ、すなわち、単純
なレンズでは十分に修正できないサジタルおよび接線方
向の非点収差を示すが、理想的なDOEとし、曲面のフ
ィルム面を用いることによってかなり修正される(横軸
の単位は波長)。
なレンズでは十分に修正できないサジタルおよび接線方
向の非点収差を示すが、理想的なDOEとし、曲面のフ
ィルム面を用いることによってかなり修正される(横軸
の単位は波長)。
【0037】図11に側面の色を示す。このプロットは
光の波長が440nmから650nmのスペクトルの範
囲に亘って、色収差が修正されていることを示す。レン
ズの最適化設計は、一次色(青から赤まで)および二次
(青から緑まで)波長のフィルム面内での色分離を最小
とすることも含んでいる。この図の横軸の単位はmmで
ある。
光の波長が440nmから650nmのスペクトルの範
囲に亘って、色収差が修正されていることを示す。レン
ズの最適化設計は、一次色(青から赤まで)および二次
(青から緑まで)波長のフィルム面内での色分離を最小
とすることも含んでいる。この図の横軸の単位はmmで
ある。
【0038】図12から図20に、図3から図11と同
様な性能を、熱影響除去を行っていないレンズに付いて
室温で測定したプロットを示す。図3から図11に示す
性能と比べると、図15のポイント・スプレッド・ファ
ンクション(PSF)を含めて、許容できないほどの大
きさの性能劣化が見られる。
様な性能を、熱影響除去を行っていないレンズに付いて
室温で測定したプロットを示す。図3から図11に示す
性能と比べると、図15のポイント・スプレッド・ファ
ンクション(PSF)を含めて、許容できないほどの大
きさの性能劣化が見られる。
【0039】図21から図29は、それぞれ図3から図
11と同様な性能の、レンズが低い温度(室温−15
℃)におかれた場合のプロットである。
11と同様な性能の、レンズが低い温度(室温−15
℃)におかれた場合のプロットである。
【0040】図30から図38は、それぞれ図3から図
11までと同様な性能について、レンズが高い温度(室
温+15℃)におかれた時のプロットである。
11までと同様な性能について、レンズが高い温度(室
温+15℃)におかれた時のプロットである。
【0041】特に、熱影響の除去されたレンズの低温
(例えば、室温より15℃低い温度)、室温および高温
(例えば、室温より15℃高い温度)での性能は、サジ
タルおよびタンジェンシャルの視野内の位置、さらにそ
の他の光行差でのモジュレーション・トランスファー・
ファンクション(MTF)のプロットを示されている。
例えば、ポイント・スキャッタリング・ファンクション
(PSF)は、熱変化の除去された温度範囲に亘って、
焦点集光スポットの大きさは、(50%ピーク高さで)
2乗平均で20ミクロンかそれ以下であった。その他の
重要な収差は、単体レンズがフィルム面のような焦点面
に結像するための許容可能なレベルまで減少している。
特に、映像面のゆがみによる不平等な倍率は減少し、1
%以下のほぼ一定に保持される。また、更に重要な点
は、440nmから650nmに亘る波長範囲で取られ
た第一次および第二次の収差のプロットに反映されてい
るように、映画用カメラレンズの潜在色が修正されてい
ることである。また、レンズの裏面焦点距離は、光路差
(OPD)のプロットに反映されているように、必要な
温度範囲に亘って補償されている。また、非点収差、視
野ゆがみは許容差内にあり、他のレンズ要素がもたない
特性であった。上記のように、熱影響にともなう光学特
性の変化は、本発明による熱影響除去を行うことによっ
て、結像レンズとして十分に機能を有することが明らか
となった。
(例えば、室温より15℃低い温度)、室温および高温
(例えば、室温より15℃高い温度)での性能は、サジ
タルおよびタンジェンシャルの視野内の位置、さらにそ
の他の光行差でのモジュレーション・トランスファー・
ファンクション(MTF)のプロットを示されている。
例えば、ポイント・スキャッタリング・ファンクション
(PSF)は、熱変化の除去された温度範囲に亘って、
焦点集光スポットの大きさは、(50%ピーク高さで)
2乗平均で20ミクロンかそれ以下であった。その他の
重要な収差は、単体レンズがフィルム面のような焦点面
に結像するための許容可能なレベルまで減少している。
特に、映像面のゆがみによる不平等な倍率は減少し、1
%以下のほぼ一定に保持される。また、更に重要な点
は、440nmから650nmに亘る波長範囲で取られ
た第一次および第二次の収差のプロットに反映されてい
るように、映画用カメラレンズの潜在色が修正されてい
ることである。また、レンズの裏面焦点距離は、光路差
(OPD)のプロットに反映されているように、必要な
温度範囲に亘って補償されている。また、非点収差、視
野ゆがみは許容差内にあり、他のレンズ要素がもたない
特性であった。上記のように、熱影響にともなう光学特
性の変化は、本発明による熱影響除去を行うことによっ
て、結像レンズとして十分に機能を有することが明らか
となった。
【0042】上述の記述から、改良された回折光学要素
(DOE)、特に一定の温度範囲に亘って熱影響を除去
したDOEが提供していることが明らかとなった。本発
明の種々の実施例が述べられ、かつこうしたDOEの現
段階で知られ、本発明を実施する上でのベストモードが
述べられた。ここに述べられたDOEレンズとその製造
法の本発明の視野の範囲内での変形または修正は、等業
者には当然自ら示唆されるであろう。こうした変形、修
正は本発明の範囲にあると考えられる。
(DOE)、特に一定の温度範囲に亘って熱影響を除去
したDOEが提供していることが明らかとなった。本発
明の種々の実施例が述べられ、かつこうしたDOEの現
段階で知られ、本発明を実施する上でのベストモードが
述べられた。ここに述べられたDOEレンズとその製造
法の本発明の視野の範囲内での変形または修正は、等業
者には当然自ら示唆されるであろう。こうした変形、修
正は本発明の範囲にあると考えられる。
【図1】 図1は本発明の実施の形態による屈折/回折
混成レンズの概略の断面を示す概略断面図である。
混成レンズの概略の断面を示す概略断面図である。
【図2】 図2は図1に示すレンズのDOEの第一の3
ゾーンを示す概略図である。本図は、交互のゾーンの間
隔は、平均温度、すなわち室温での間隔から交互に増加
または減少されており、本発明の原理を示している。
ゾーンを示す概略図である。本図は、交互のゾーンの間
隔は、平均温度、すなわち室温での間隔から交互に増加
または減少されており、本発明の原理を示している。
【図3】 図3は熱影響の除去されたDOEの室温での
性能(MTF)を示す。
性能(MTF)を示す。
【図4】 図4は熱影響の除去されたDOEの室温での
性能(MTF)を示す。
性能(MTF)を示す。
【図5】 図5は熱影響の除去されたDOEの室温での
性能(MTF)を示す。
性能(MTF)を示す。
【図6】 図6は熱影響の除去されたDOEの室温での
性能(PSF)を示す。
性能(PSF)を示す。
【図7】 図7は熱影響の除去されたDOEの室温での
性能(OPD)を示す。
性能(OPD)を示す。
【図8】 図8は熱影響の除去されたDOEの室温での
性能(OPD)を示す。
性能(OPD)を示す。
【図9】 図9は熱影響の除去されたDOEの室温での
性能(フィルム面のゆがみ)を示す。
性能(フィルム面のゆがみ)を示す。
【図10】 図10は熱影響の除去されたDOEの性能
(サジタルおよび接線方向の収差)を示す。
(サジタルおよび接線方向の収差)を示す。
【図11】 図11は熱影響の除去されたDOEの性能
(側面の色)を示す。
(側面の色)を示す。
【図12】 図12は熱影響の除去されていないDOE
の室温での性能(MTF)を示す。
の室温での性能(MTF)を示す。
【図13】 図13は熱影響の除去されていないDOE
の室温での性能(MTF)を示す。
の室温での性能(MTF)を示す。
【図14】 図14は熱影響を除去されていないDOE
の室温での性能(MTF)を示す。
の室温での性能(MTF)を示す。
【図15】 図15は熱影響を除去されていないDOE
の室温での性能(PSF)を示す。
の室温での性能(PSF)を示す。
【図16】 図16は熱影響を除去されていないDOE
の室温での性能(OPD)を示す。
の室温での性能(OPD)を示す。
【図17】 図17は熱影響を除去されていないDOE
の室温での性能(OPD)を示す。
の室温での性能(OPD)を示す。
【図18】 図18は熱影響の除去されていないDOE
の室温での性能(フィルム面のゆがみ)を示す。
の室温での性能(フィルム面のゆがみ)を示す。
【図19】 図19は熱影響の除去されていないDOE
の室温での性能(サジタルおよび接線方向の収差)を示
す。
の室温での性能(サジタルおよび接線方向の収差)を示
す。
【図20】 図20は熱影響を除去されていないDOE
の室温での性能(側面の色)を示す。
の室温での性能(側面の色)を示す。
【図21】 図21は熱影響の除去されたDOEの低い
温度(室温−15℃)での性能(MTF)を示す。
温度(室温−15℃)での性能(MTF)を示す。
【図22】 図22は熱影響の除去されたDOEの低い
温度での性能(MTF)を示す。
温度での性能(MTF)を示す。
【図23】 図23は熱影響を除去されたDOEの低い
温度での性能(MTF)を示す。
温度での性能(MTF)を示す。
【図24】 図24は熱影響を除去されたDOEの低い
温度での性能(PSF)を示す。
温度での性能(PSF)を示す。
【図25】 図25は熱影響の除去されたDOEの低い
温度での性能(OPD)を示す。
温度での性能(OPD)を示す。
【図26】 図26は熱影響の除去されたDOEの低い
温度での性能(OPD)を示す。
温度での性能(OPD)を示す。
【図27】 図27は熱影響の除去されたDOEの低い
温度での性能(フィルム面のゆがみ)を示す。
温度での性能(フィルム面のゆがみ)を示す。
【図28】 図28は熱影響の除去されたDOEの低い
温度での性能(サジタルおよび接線方向の収差)を示
す。
温度での性能(サジタルおよび接線方向の収差)を示
す。
【図29】 図29は熱影響を除去されたDOEの低い
温度での性能(側面の色)を示す。
温度での性能(側面の色)を示す。
【図30】 図30は熱影響の除去されたDOEの高い
温度(室温+15℃)での性能(MTF)を示す。
温度(室温+15℃)での性能(MTF)を示す。
【図31】 図31は熱影響の除去されたDOEの高い
温度での性能(MTF)を示す。
温度での性能(MTF)を示す。
【図32】 図32は熱影響の除去されたDOEの高い
温度での性能(MTF)を示す。
温度での性能(MTF)を示す。
【図33】 図33は熱影響の除去されたDOEの高い
温度での性能(PSF)を示す。
温度での性能(PSF)を示す。
【図34】 図34は熱影響の除去されたDOEの高い
温度での性能(OPD)を示す。
温度での性能(OPD)を示す。
【図35】 図35は熱影響の除去されたDOEの高い
温度での性能(OPD)を示す。
温度での性能(OPD)を示す。
【図36】 図36は熱影響の除去されたDOEの高い
温度での性能(フィルム面のゆがみ)を示す。
温度での性能(フィルム面のゆがみ)を示す。
【図37】 図37は熱影響の除去されたDOEの高い
温度での性能(サジタルおよび接線方向の収差)を示
す。
温度での性能(サジタルおよび接線方向の収差)を示
す。
【図38】 図38は熱影響の除去されたDOEの高い
温度での性能(側面の色)を示す。
温度での性能(側面の色)を示す。
L1 レンズ本体
Claims (7)
- 【請求項1】 寸法の変化する材料の本体(L1)から
光学要素を作成する法であって、該光学要素は複数のゾ
ーンを有する回折光学要素(DOE)であり、該製造方
法は、前記本体の表面に、該本体内の光の透過によって
前記回折光学要素(DOE)の互に隣接した複数のゾー
ンを画成する輪郭線を形成するステップを有し、 前記DOEのゾーンを画成し、かつ温度の関数として変
化する前記輪郭線間の間隔を、温度T’から温度T”ま
での範囲に亘って、温度の変化に伴うDOEの熱影響を
除去するに十分な量変えることを特徴とする光学要素を
製造する方法。 - 【請求項2】 前記輪郭線の間の間隔は前記DOEの隣
接する複数のゾーンを画成し、前記間隔を変えるステッ
プは前記温度範囲内のある確定された温度におけるその
ゾーン幅を増加するまたは減少することによって行わ
れ、かつ前記のある確定された温度は、低い側の温度端
である冷たい温度T”と高い側の温度端である熱い温度
T’の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の
方法。 - 【請求項3】 前記輪郭線間の間隔を変えるステップ
は、交互のゾーンの幅をそれぞれ十分に増加または減少
させることによって行われ、これにより、前記DOE性
能の熱影響を除去することを特徴とする請求項2に記載
の方法。 - 【請求項4】 前記DOEは、光軸を中心として有効焦
点距離(EFL)を有する回折レンズであり、前記形成
のステップは、前記光軸を中心とした円環状の線として
前記の輪郭線を形成することによって行われることを特
徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記輪郭線間の間隔を変えるステップ
は、画像を光軸に垂直な面である前記EFLにおける平
面上のフィールドに集束するに十分な間隔を有するゾー
ン幅を形成することによって行われ、こうして熱影響を
除去することを特徴とする請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 前記DOEは光軸に沿って有効焦点距離
(EFL)を有する回折レンズであり、かつ前記輪郭線
は前記光軸を中心とした円形の線であることを特徴とす
る請求項1に記載の要素。 - 【請求項7】 前記輪郭線間の半径方向の間隔は前記輪
郭線間の間隔の幅を有する円環状のゾーンであり、また
前記間隔は前記温度範囲において前記EFLを概略一定
に維持するため、前記ゾーンの幅を、前記温度範囲の高
い高温端T’と前記低い低温端の温度T”の間のある確
定された温度における幅に対して増加または減少させる
に十分な間隔を有することを特徴とする請求項6に記載
のレンズ。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US520395P | 1995-08-16 | 1995-08-16 | |
| US005,203 | 1996-06-21 | ||
| US668,166 | 1996-06-21 | ||
| US08/668,166 US5745289A (en) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | Athermalized diffractive optical elements |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09105802A true JPH09105802A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=26674062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24679096A Withdrawn JPH09105802A (ja) | 1995-08-16 | 1996-08-14 | 回折光学要素 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0758753A3 (ja) |
| JP (1) | JPH09105802A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10186230A (ja) | 1996-10-29 | 1998-07-14 | Canon Inc | レンズ系及び光学機器 |
| JP3385213B2 (ja) * | 1998-05-29 | 2003-03-10 | ペンタックス株式会社 | 光ヘッド用対物レンズ |
| US6185051B1 (en) | 1999-06-23 | 2001-02-06 | Read-Rite Corporation | High numerical aperture optical focusing device for use in data storage systems |
| US6181485B1 (en) | 1999-06-23 | 2001-01-30 | Read-Rite Corporation | High numerical aperture optical focusing device for use in data storage systems |
| DE102005022636B8 (de) * | 2005-05-11 | 2014-06-18 | Everspring Industry Co., Ltd. | Dünne sphärische Linse und Verwendung einer Solchen |
| CN103782511A (zh) * | 2011-06-10 | 2014-05-07 | 奥丽福美洲公司 | 用于优化透镜材料和透镜阵列的方法及其装置 |
| CN112188063B (zh) * | 2020-09-30 | 2022-09-02 | 维沃移动通信有限公司 | 摄像装置及电子设备 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01206682A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-08-18 | Omron Tateisi Electron Co | 半導体レーザ光源 |
| US5260820A (en) | 1991-05-14 | 1993-11-09 | Bull James G | Airborne fiber optic decoy architecture |
| US5260828A (en) * | 1992-03-27 | 1993-11-09 | Polaroid Corporation | Methods and means for reducing temperature-induced variations in lenses and lens devices |
-
1996
- 1996-08-02 EP EP96112472A patent/EP0758753A3/en not_active Withdrawn
- 1996-08-14 JP JP24679096A patent/JPH09105802A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0758753A2 (en) | 1997-02-19 |
| EP0758753A3 (en) | 1997-08-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5745289A (en) | Athermalized diffractive optical elements | |
| US5044706A (en) | Optical element employing aspherical and binary grating optical surfaces | |
| US5151823A (en) | Biocular eyepiece optical system employing refractive and diffractive optical elements | |
| US6191889B1 (en) | Objective lens for optical pick-up | |
| EP2404206B1 (en) | Optical device and method for correcting chromatic aberrations | |
| US9297987B2 (en) | Wide field athermalized orthoscopic lens system | |
| US5880879A (en) | Objective lens system utilizing diffractive optical element | |
| WO2000013048A1 (en) | Optical systems employing stepped diffractive surfaces | |
| US6590708B2 (en) | Lens system having diffracting surface and refracting surface and optical apparatus using the lens system | |
| JPH0833525B2 (ja) | 像形成用回折光学素子の収差を低減する方法とそのための光学系 | |
| JPS58122512A (ja) | ビデオデイスクのピツクアツプレンズ等に用いられる屈折率分布形球面レンズ | |
| CN110632738B (zh) | 一种大口径长波红外的光学系统 | |
| CN113281830A (zh) | 一种透镜及光学镜头 | |
| US7710650B2 (en) | Diffractive optical element and optical system having the same | |
| Lim et al. | Achromatic and athermal design of an optical system with corrected Petzval curvature on a three-dimensional glass chart | |
| JPH09105802A (ja) | 回折光学要素 | |
| JP3833754B2 (ja) | 回折型光学素子を有する電子カメラ | |
| Chang-Jiang et al. | Design of infrared inverted telephoto-optical system with double-layer harmonic diffractive element | |
| US6317268B1 (en) | Movie projection lens | |
| JP2010249877A (ja) | 変倍式望遠光学系及びこれを備える光学装置 | |
| JPH09171146A (ja) | 光学拡大器 | |
| Ahn et al. | Athermal and achromatic design for a night vision camera using tolerable housing boundary on an expanded athermal glass map | |
| TW202307507A (zh) | 具有消熱差及像差校正特性的光學構件 | |
| JPH10333036A (ja) | 回折光学素子を有するズームレンズ | |
| Rogers | Use of hybrid optics in the 3 to 5-u infrared band |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |