JPH09105828A - 光周波数合分波装置 - Google Patents

光周波数合分波装置

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JPH09105828A
JPH09105828A JP8192316A JP19231696A JPH09105828A JP H09105828 A JPH09105828 A JP H09105828A JP 8192316 A JP8192316 A JP 8192316A JP 19231696 A JP19231696 A JP 19231696A JP H09105828 A JPH09105828 A JP H09105828A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラテン方陣の入出力特性を実現しながら、使
用するポートの位置に依存した損失偏差を少なし、かつ
最大損失を小さくする。 【解決手段】 規模の大きなアレイ導波路回折格子光合
分波器の中央部の入出力ポートだけを利用することによ
り、使用ポートの位置に依存した損失偏差を少なくし、
かつ最大損失を小さくする。ただし、アレイ導波路回折
格子光合分波器の所定の出力ポート対(または入力ポー
ト対)を光合分波器で結合することにより、所定の規模
のラテン方陣の入出力特性を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光周波数多重(F
DM)ネットワークで用いられる光周波数合分波装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】FDMネットワークでは、光信号がその
光周波数の違いによって行き先が決定されるルーチング
機能を有する光周波数合分波器が用いられる。特に、M
個の異なる光周波数f0 〜fM-1 が使用されるとき、入
出力特性がf0 〜fM-1 を要素にするM入力M出力(M
×M)のラテン方陣であるような光周波数合分波器があ
ると、ネットワークの構成に非常に有用となる。ここ
で、ラテン方陣とは、n種の数字または記号などをn行
n列に各1回ずつ現れるように並べたものをいう。表1
に4×4のラテン方陣の一例を示す。
【0003】
【表1】
【0004】図3は、光周波数f0 〜f3 を使用するF
DMネットワークの例を示す。図において、ラテン方陣
の入出力特性をもつ光周波数合分波器1は4入力4出力
をもち、その内の1組は基幹線2−0,2−1を介して
基幹網に接続され、残りの3組は各々が送受信ノード3
−0,3−1,3−2の入出力に接続される。光周波数
合分波器1に入出力する光信号は、その光周波数を下付
数字0,1,2,3で区別し、基幹線2−0からのもの
を上付数字3で表し、各送受信ノード3−0,3−1,
3−2からのものを上付数字0,1,2で表す。いま、
光周波数合分波器1が表2に示す入出力特性をもってい
るとする。表中の空欄にはラテン方陣としてはf3 が入
るが、このネットワークの例では使用されないので記し
ていない。
【0005】
【表2】
【0006】基幹線2−0から光信号 30 33
光周波数合分波器1に入力されると、その光周波数に応
じて出力先が決定され、光信号 30 は送受信ノード3
−0に受信され、光信号 31 は送受信ノード3−2に
受信され、光信号 32 は送受信ノード3−1に受信さ
れ、光信号 33 はそのまま通過して基幹線2−1に送
出される。送受信ノード3−0から光信号 01 0
2 00 が光周波数合分波器1に入力されると、同様
にその光周波数に応じて出力先が決定され、光信号 0
1 は送受信ノード3−1に受信され、光信号 02 は送
受信ノード3−2に受信され、光信号 00 は基幹線2
−1に送出される。送受信ノード3−1,3−2から送
信される光信号についても同様であり、互いに1対1の
送受信が可能になっている。
【0007】さて、入出力特性がラテン方陣となるM×
M光周波数合分波器は、アレイ導波路回折格子光合分波
器と、その入出力特性に周回性をもたせることによって
構成される(文献:高橋,岡崎,日比野、「アレー導波
路回折格子を用いた光周波数合分波器」、電子情報通信
学会、PST91−42〜51)。図4は、8×8のアレイ導
波路回折格子光合分波器の構成を示す。
【0008】図において、アレイ導波路回折格子光合分
波器は、入力導波路群11,スラブ導波路12,アレイ
導波路13,スラブ導波路14,出力導波路群15を順
次接続した構成である。入力導波路群11の他端は入力
ポートI0〜I7となり、出力導波路群15の他端は出
力ポートO0〜O7となる。入力ポートIi(i=0〜
7)から入力導波路群11に入射された光は、スラブ導
波路12において回折により広がり、その回折面と垂直
に配置されたアレイ導波路13に導かれる。アレイ導波
路13は、各導波路が導波路長差ΔLで順次長くなって
いるので、各導波路を伝搬してスラブ導波路14に到達
した光には導波路長差ΔLに対応する位相差が生じてい
る。この位相差は光周波数により異なるので、スラブ導
波路14のレンズ効果で出力導波路群15の入力端に集
光する際に、光周波数ごとに異なる位置に集光する。し
たがって、各出力ポートには異なる光周波数の光が取り
出され、光分波器として機能することになる。また、同
様に光合波器として機能する。
【0009】このアレイ導波路回折格子光合分波器の入
出力特性は、一般的に表すと表3のようになる。すなわ
ち、入力ポートの位置を1つずらすと、光周波数と出力
ポートの対応関係が1チャネルずつ巡回的にずれる。た
とえば、入力ポートI0に周波数差Δfの光周波数f0
〜f7 の周波数多重光を入力したときには、出力ポート
Oiに光周波数fi の光が分波される。次に、入力ポー
トI1に周波数差Δfの光周波数f1 〜f8 の周波数多
重光を入力したときには、出力ポートと光周波数との対
応が1ずつずれて、出力ポートOiに光周波数fi+1
光が分波される。以下、同様の入出力特性をもつ。
【0010】
【表3】
【0011】ところで、アレイ導波路回折格子光合分波
器が単体でラテン方陣の入出力特性をもつためには、F
SR=N・Δfに設計する必要がある。例えば表3にお
いて、本来、光周波数f8(=f7+Δf)の光が透過す
る入力ポートI1と出力ポートO7を通る光路につい
て、光周波数f0 の光も透過するようにアレイ導波路回
折格子光合分波器の各部を設計する。これにより、他の
入力ポートに対する入出力特性も同様になり、光周波数
0 〜f7 の光についての入出力特性は、表4に示すよ
うにラテン方陣となる。
【0012】
【表4】
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、Nが大きく
なると設計上の制約や製作上の精度の問題などにより、
周回性をもつアレイ導波路回折格子光合分波器の実現が
困難になる。すなわち、所定の光周波数から外れた光周
波数に透過帯域のピークがくることが避けられなくな
り、ラテン方陣の入出力特性をもつことが困難になる。
【0014】また、アレイ導波路回折格子光合分波器
は、その構造上、光の透過率が中央部分に位置する入出
力ポートを通る程高く、端の方の入出力ポートを通る程
低くなる特性を有している( H. Takahashi, S. Suzuk
i, and I. Nishi, "WavelengthMultiplexer Based on S
iO2-Ta2O5 Arrayed-Waveguide Grating", Journal ofL
ightwave Technology, Vol.12, No.6(1994), pp.989-99
5)。また、入力ポートの位置による寄与と、出力ポー
トの位置による寄与は互いに独立している。さらに、周
回性をもたせるために、原理的に端のポートを入力また
は出力に使うときにはそれぞれ中央に比べて約3dB(た
だし、ポート数が奇数か、ポート数が十分に大きいと
き)の損失が生じる。したがって、損失は、入力ポート
および出力ポートがともに端のポートのときに最大とな
り、入力ポートおよび出力ポートがともに中央のポート
のときとの最大損失差は約6dBとなる。
【0015】ただし、ポート数が偶数でかつ小さいとき
には、中央のポートを通る光はスラブ導波路の全く中央
を通るときよりもずれた光路を通って損失を受けるため
に、最大損失差は6dBよりも少し小さくなる。ここで、
周回性をもつN×Nのアレイ導波路回折格子光合分波器
について式を用いて説明する。入力ポートをIi(i=
0〜N−1)、出力ポートをOj(j=0〜N−1)と
する。入力ポートIiに入力された光が出力ポートOj
から出力されたときに受ける損失αN(i,j)〔dB〕は、ガ
ウス形で近似されて
【0016】
【数1】
【0017】となる。ただし、A(N)はNに依存する変
数、Bは過剰損である。以下の説明では、過剰損Bの影
響はないので省略する。最小損失は、光が中程の入力ポ
ートおよび出力ポートを通るときに受けるのでαN([N/
2],[N/2])で計算される。最大損失は、光が端の入力ポ
ートおよび出力ポートを通るときに受けるので、αN(0,
0)で計算される。ただし、 [x] はxを越えない最大の
整数を与えるものとする。また、ポート間の最大損失差
ΔαN は、 ΔαN =αN(0,0)−αN([N/2],[N/2]) により計算される。Nが大きいときには、αN([N/2],[N
/2])≪αN(0,0)となり、αN(0,0)≒ΔαN ≒6〔dB〕と
なる。
【0018】アレイ導波路回折格子光合分波器は、一般
的にはラテン方陣の入出力特性をもたないが、周回性を
もたせることによりラテン方陣の入出力特性が実現して
いる。しかし、周回性をもたせることによりラテン方陣
となると、どのポートを入出力にするかによって損失が
大きく異なり、出力時の光の強度が光周波数によってい
ろいろな値を示すことが問題となる。すなわち、信号光
の光周波数と使用ポートの関係によって損失が異なり、
かつ最大6〔dB〕の損失差が生じるので、システム設計
が困難になっていた。
【0019】さらに、Nが大きくなると、結局周回性を
もたせること自体も困難になっていた。本発明は、ラテ
ン方陣の入出力特性を実現しながら、使用するポートの
位置に依存した損失偏差を少なくし、かつ最大損失を小
さくすることができる光周波数合分波装置を提供するこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の光周波数合分波
装置は、規模の大きなアレイ導波路回折格子光合分波器
の中央部の入出力ポートだけを利用することにより、使
用ポートの位置に依存した損失偏差を少なくし、かつ最
大損失を小さくする。ただし、アレイ導波路回折格子光
合分波器は、周回性をもたない場合はラテン方陣の入出
力特性をもたず、周回性をもつ場合は全体としてラテン
方陣の入出力特性をもってもその一部分はラテン方陣と
はならない。すなわち、アレイ導波路回折格子光合分波
器が全体でラテン方陣の入出力特性をもっているか否か
に関わらず、中央部の入出力ポートに対応する部分はラ
テン方陣の入出力特性をもたない。そこで、本発明の光
周波数合分波装置では、アレイ導波路回折格子光合分波
器の所定の出力ポート対(または入力ポート対)を光合
分流手段(請求項1〜4)または光合分波器(請求項
5,6)で結合することにより、中央部の入出力ポート
に対応する部分にラテン方陣の入出力特性を実現する。
【0021】ここで、光合分流手段および光合分波器に
は、光カプラまたはY型光合分流器が用いられる。さら
に、光周波数合分波装置の直後で光信号を受光する場合
には、アレイ導波路回折格子光合分波器の所定の出力ポ
ート対からの出力が同一の受光器に入力されるように光
導波路を形成すれば、その光導波路が光合分流手段とな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】
(基本となる実施形態)表3の入出力特性をもつ8×8
のアレイ導波路回折格子光合分波器を使い、4×4のラ
テン方陣の入出力特性をもつ光周波数合分波装置が構成
できることを示す(請求項1,2)。また、表4に示す
ような周回性のあるアレイ導波路回折格子光合分波器の
場合も同様である(請求項3〜6)。
【0023】入力ポートI0〜I7のうちの連続した4
つの入力ポートI1〜I4を選ぶ。一方、出力ポートO
0〜O7のうちの連続した7つの出力ポートO0〜06
を選び、4離れた出力ポートどうしを光カプラに接続す
る。ここで、出力ポートO0と出力ポートO4の各出力
を光カプラで合波した出力ポートをT0とし、出力ポー
トO1と出力ポートO5の各出力を光カプラで合波した
出力ポートをT1とし、出力ポートO2と出力ポートO
6の各出力を光カプラで合波した出力ポートをT2とす
る。
【0024】いま、入力ポートI1〜I4に光周波数f
4 ,f5 ,f6 ,f7 の周波数多重光を入力する。入力
ポートI1に入力された周波数多重光はアレイ導波路回
折格子光合分波器で分波され、光周波数f4 の光は出力
ポートO3に、光周波数f5の光は出力ポートO4を介
して出力ポートT0に、光周波数f6 の光は出力ポート
O5を介して出力ポートT1に、光周波数f7 の光は出
力ポートO6を介して出力ポートT2に出力される。他
の入力ポートI2〜I4に入力された周波数多重光も同
様に分波されて出力される。したがって、入力ポートI
1,I2,I3,I4と出力ポートO3,T0,T1,
T2との間には、表5の示すラテン方陣の入出力特性が
得られる。
【0025】
【表5】
【0026】なお、出力ポートT0〜T2から出力され
る光には、光カプラにおける所定の損失が生じる。した
がって、出力ポートO3の出力端に、光カプラの損失に
相当する損失を与える減衰器を接続して出力レベルを揃
える。このようにして、光周波数f4 〜f7 についてラ
テン方陣の入出力特性を有する光周波数合分波装置を構
成することができる。
【0027】(第1の実施形態)図1は、本発明の光周
波数合分波装置の第1の実施形態を示す。本実施形態
は、N=16,M=4,K=5,m=5,n=7とする。
図において、符号20は、16×16のアレイ導波路回折格
子光合分波器であり、a0〜a15は入力ポート、b0〜
b15は出力ポートである。アレイ導波路回折格子光合分
波器20の出力ポートb5,b9に光カプラ21−0を
接続し、出力ポートb6,b10に光カプラ21−1を接
続し、出力ポートb7,b11に光カプラ21−2を接続
し、出力ポートb8に減衰器22を接続する。ここで、
アレイ導波路回折格子光合分波器20の入力ポートa7
〜a10を光周波数合分波装置の入力ポートとし、減衰器
22および光カプラ21−0〜21−2の出力を光周波
数合分波装置の出力ポートとする。
【0028】アレイ導波路回折格子光合分波器20の入
出力特性を表6に示し、本実施形態の光周波数合分波装
置の入出力特性を表7に示す。
【0029】
【表6】
【0030】
【表7】
【0031】本実施形態の光周波数合分波装置は、表7
に示すように、光周波数f4 〜f7についてのラテン方
陣の入出力特性が得られる。このような光周波数合分波
装置における損失差について以下に説明する。この4×
4の光周波数合分波装置において、最小損失の光路はa
7−b8,a8−b7,a8−b8であり、その最小損
失α16(7,8)(=α16(8,7),α16(8,8))は、 α16(7,8) ={(-1/16)2+(1/16)2}A(16) =(2/256) A(16) となる。また、最大損失の光路はa10−b5,a7−b
11であり、その最大損失α16(10,5)(=α16(7,11))
は、 α16(10,5)={(5/16)2+(-5/16)2}A(16) =(50/256)A(16) となる。したがって、最大損失差は、 α16(10,5)−α16(7,8) =(48/256)A(16) となる。
【0032】ところで、16×16のアレイ導波路回折格子
光合分波器20において、最大損失の光路は例えばa0
−b0であり、その最大損失α16(0,0) は α16(0,0) ={(-15/16)2+(-15/16)2}A(16) =(450/256) A(16) となる。これが6〔dB〕に相当することから、A(16)=
3.41となる。
【0033】したがって、本実施形態の光周波数合分波
装置の最大損失は、(50/256)A(16)=0.67〔dB〕とな
り、最大損失差は(48/256)A(16)=0.64〔dB〕となる。
ただし、本実施形態の光周波数合分波装置には、光カプ
ラ21−0〜21−2による分配損3〔dB〕があり、そ
れを加えた最大損失は3.67〔dB〕となる。一方、最小損
失が生じる光路には、光カプラの損失に相当する3〔d
B〕の減衰を与える減衰器22が挿入されるので、最大
損失差は0.64〔dB〕である。
【0034】このような最大損失と最大損失差は、アレ
イ導波路回折格子光合分波器20の入力ポートa5〜a
8と出力ポートb4〜b10を使用する構成においても同
様の最小値が得られる。また、アレイ導波路回折格子光
合分波器20の最小損失を与える光路は、a7−b7,
a7−b8,a8−b7,a8−b8の4つがあり、こ
れらの内の少なくとも1組を使用するものであれば、本
発明による所定の効果が期待できる。
【0035】なお、従来の4×4のアレイ導波路回折格
子光合分波器における最大損失は、 α4 (0,0) ={(-3/4)2+(-3/4)2}A(4) =(18/16) A(4) となり、これが6〔dB〕に相当することから、A(4) =
5.33となる。また、最大損失差は、 α4(0,0)−α4(2,2)=(18/16)A(4)−(2/16)A(4) =A(4) となる。すなわち、最大損失は6〔dB〕、最大損失差は
5.33〔dB〕となる。
【0036】したがって、本実施形態の構成によれば、
最大損失が6〔dB〕から3.67〔dB〕に2.33〔dB〕低減さ
れ、最大損失差が5.33〔dB〕から0.64〔dB〕に4.69〔d
B〕低減される。ところで、上述した実施形態におい
て、出力と入力とを入れ替えても同様の動作が得られ
る。
【0037】また、図1において、アレイ導波路回折格
子光合分波器20の入出力導波路群の内の入力ポートa
0〜a6,a11〜a15、および出力導波路群の内の出力
ポートb0〜b4,b12〜b15と、スラブ導波路との間
の導波路や入出力ポートは、本発明の構成に関係してい
ない。したがって、これらがアレイ導波路回折格子光合
分波器20に必ずしも具備されている必要はない。
【0038】また、光カプラ21−0〜21−2や減衰
器22をアレイ導波路回折格子光合分波器20と同一基
板上に形成することにより、熱的安定性が得られ、接続
損を小さくすることが可能となる。また、光カプラ21
は、Y型光合分流器を用いてもよい。また、減衰器22
は、導波路の曲げ、透過遮断物質、光合分波器などで所
定の減衰が得られるものであればよい。
【0039】ところで、Nが十分に大きな値になると、
アレイ導波路回折格子光合分波器20の入出力ポートの
選択において、それらの中央部の損失偏差はほとんど無
視できるほどの大きさになる。この場合には、必ずしも
最小損失を与える入出力ポートの組を選択する必要はな
く、実質的に最小損失と同等の損失を与えるような組で
あればよい。
【0040】また、アレイ導波路回折格子光合分波器2
0の入出力ポートは、例えば1つおきに選択してもよ
い。その場合には、1つおきの入出力ポートに1,2,
3,…の番号をふり、同様にしてラテン方陣の入出力特
性をもたせるための2つの出力ポート対(入力ポート
対)を決定する。すなわち、アレイ導波路回折格子光合
分波器20の入出力ポートおよび光周波数は必ずしも連
続したものである必要はなく、ラテン方陣の入出力特性
が実現できる選択であればよい。
【0041】(第2の実施形態)光周波数合分波装置の
出力ポートに同時に光周波数の異なる複数の光が出力さ
れないという前提で、光周波数合分波装置の直後に受光
器を配置する第2の実施形態について説明する。図2
は、本発明の光周波数合分波装置の第2の実施形態を示
す。
【0042】図において、16×16のアレイ導波路回折格
子光合分波器20は第1の実施形態と同様であり、a0
〜a15は入力ポート、b0〜b15は出力ポートである。
光周波数合分波装置の入力ポートは、アレイ導波路回折
格子光合分波器20の入力ポートa7〜a10とする。ア
レイ導波路回折格子光合分波器20の出力ポートb5,
b9は、光導波路30−1,30−2を介して受光器3
1−2に接続される。出力ポートb6,b10は、光導波
路30−3,30−4を介して受光器31−3に接続さ
れる。出力ポートb7,b11は、光導波路30−5,3
0−6を介して受光器31−4に接続される。出力ポー
トb8は、光導波路30−7を介して受光器31−1に
接続される。ここで、光導波路30−1〜30−7は光
路編集用導波路という。
【0043】本実施形態では、光周波数f4 〜f7 の光
について、入力ポートa7〜a10への入力に対する受光
器31−1〜31−4へ出力は、第1の実施形態と同様
にラテン方陣の入出力特性を示す。さらに、本実施形態
では、光導波路30−1〜30−6により、それぞれ2
つの出力ポートと受光器31−2〜31−4とを結合す
るが、光カプラを用いた場合と違って合流損失は発生し
ない。したがって、光導波路30−7と受光器31−1
との間には、第1の実施形態のように減衰器を挿入させ
る必要はない。
【0044】また、光路編集用導波路となる光導波路3
0−1〜30−7は、アレイ導波路回折格子光合分波器
20と同一基板上に形成することにより、熱的安定性が
得られ、接続損を小さくすることが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光周波数
合分波装置は、ラテン方陣の入出力特性をもちながら損
失および損失偏差を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光周波数合分波装置の第1の実施形態
を示す図。
【図2】本発明の光周波数合分波装置の第2の実施形態
を示す図。
【図3】光周波数f0 〜f3 を使用するFDMネットワ
ークの例を示す図。
【図4】8×8のアレイ導波路回折格子光合分波器の構
成を示す図。
【符号の説明】
1 光周波数合分波器 2 基幹線 3 送受信ノード 11 入力導波路群 12,14 スラブ導波路 13 アレイ導波路 15 出力導波路群 20 アレイ導波路回折格子光合分波器 21 光カプラ 22 減衰器 30 光導波路 31 受光器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導波路群の導波路iと第2の導波
    路群の導波路jとの間を透過する光の周波数がfk (k
    はi+jで表される整数)であるアレイ導波路回折格子
    光合分波器と、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路mと導波路m+Mの導波路対から、導波
    路m+M−2と導波路m+2M−2の導波路対までの各
    導波路対を接続するM−1個の光合分流手段とを備え、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第1の導波路群
    のうちの導波路nから導波路n+M−1までのM本の導
    波路を入力ポートとし、前記光合分流手段の出力および
    前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路m+M−1を出力ポートとすることを特
    徴とする光周波数合分波装置。
  2. 【請求項2】 第1の導波路群の導波路iと第2の導波
    路群の導波路jとの間を透過する光の周波数がfk (k
    はi+jで表される整数)であるアレイ導波路回折格子
    光合分波器と、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路mと導波路m+Mの導波路対から、導波
    路m+M−2と導波路m+2M−2の導波路対までの各
    導波路対を接続するM−1個の光合分流手段と、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路m+M−1および前記光合分流手段への
    入力を入力ポートとし、前記アレイ導波路回折格子光合
    分波器の第1の導波路群のうちの導波路nから導波路n
    +M−1までのM本の導波路を出力ポートとすることを
    特徴とする光周波数合分波装置。
  3. 【請求項3】 第1の導波路群の導波路iと第2の導波
    路群の導波路jとの間を透過する光の周波数がfk (k
    は、Nをアレイ導波路回折格子光合分波器の基本周期、
    Kを0以上の任意の整数としたときに、k= mod〔i+
    j+K,N〕で表される整数)であるアレイ導波路回折
    格子光合分波器と、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路mと導波路m+M(MはNの半数以下の
    整数)の導波路対から、導波路m+M−2と導波路m+
    2M−2の導波路対までの各導波路対を接続するM−1
    個の光合分流手段とを備え、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第1の導波路群
    のうちの導波路nから導波路n+M−1までのM本の導
    波路を入力ポートとし、前記光合分流手段の出力および
    前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路m+M−1を出力ポートとすることを特
    徴とする光周波数合分波装置。
  4. 【請求項4】 第1の導波路群の導波路iと第2の導波
    路群の導波路jとの間を透過する光の周波数がfk (k
    は、Nをアレイ導波路回折格子光合分波器の基本周期、
    Kを0以上の任意の整数としたときに、k= mod〔i+
    j+K,N〕で表される整数)であるアレイ導波路回折
    格子光合分波器と、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路mと導波路m+M(MはNの半数以下の
    整数)の導波路対から、導波路m+M−2と導波路m+
    2M−2の導波路対までの各導波路対を接続するM−1
    個の光合分流手段とを備え、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路m+M−1および前記光合分流手段への
    入力を入力ポートとし、前記アレイ導波路回折格子光合
    分波器の第1の導波路群のうちの導波路nから導波路n
    +M−1までのM本の導波路を出力ポートとすることを
    特徴とする光周波数合分波装置。
  5. 【請求項5】 第1の導波路群の導波路iと第2の導波
    路群の導波路jとの間を透過する光の周波数がfk (k
    は、Nをアレイ導波路回折格子光合分波器の基本周期、
    Kを0以上の任意の整数としたときに、k= mod〔i+
    j+K,N〕で表される整数)であるアレイ導波路回折
    格子光合分波器と、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路mと導波路m+M(MはNの半数以下の
    整数)の導波路対から、導波路m+M−2と導波路m+
    2M−2の導波路対までの各導波路対を接続するM−1
    個の光合分波器と、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路m+M−1に接続され、前記光合分流手
    段における損失に相当する減衰を与える減衰器とを備
    え、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第1の導波路群
    のうちの導波路nから導波路n+M−1までのM本の導
    波路を入力ポートとし、前記光合分流手段および減衰器
    の出力を出力ポートとし、 前記mおよびnは、前記アレイ導波路回折格子光合分波
    器の第1の導波路群および第2の導波路群から選ばれた
    導波路の組み合わせの中に、アレイ導波路回折格子光合
    分波器の最小損失を与える組を含む値に設定したことを
    特徴とする光周波数合分波装置。
  6. 【請求項6】 第1の導波路群の導波路iと第2の導波
    路群の導波路jとの間を透過する光の周波数がfk (k
    は、Nをアレイ導波路回折格子光合分波器の基本周期、
    Kを0以上の任意の整数としたときに、k= mod〔i+
    j+K,N〕で表される整数)であるアレイ導波路回折
    格子光合分波器と、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路mと導波路m+M(MはNの半数以下の
    整数)の導波路対から、導波路m+M−2と導波路m+
    2M−2の導波路対までの各導波路対を接続するM−1
    個の光合分波器と、 前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第2の導波路群
    のうちの導波路m+M−1に接続され、前記光合分流手
    段における損失に相当する減衰を与える減衰器とを備
    え、 前記光合分流手段および減衰器の入力を入力ポートと
    し、前記アレイ導波路回折格子光合分波器の第1の導波
    路群のうちの導波路nから導波路n+M−1までのM本
    の導波路を出力ポートとし、 前記mおよびnは、前記アレイ導波路回折格子光合分波
    器の第1の導波路群および第2の導波路群から選ばれた
    導波路の組み合わせの中に、アレイ導波路回折格子光合
    分波器の最小損失を与える組を含む値に設定したことを
    特徴とする光周波数合分波装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の光周波数合分波装置において、 アレイ導波路回折格子光合分波器および光合分流手段が
    同一基板上に形成された構成であることを特徴とする光
    周波数合分波装置。
  8. 【請求項8】 請求項5または請求項6に記載の光周波
    数合分波装置において、 アレイ導波路回折格子光合分波器、光合分波器、減衰器
    の少なくとも2つが同一基板上に形成された構成である
    ことを特徴とする光周波数合分波装置。
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