JPH0910608A - 精穀機の抵抗板調節装置 - Google Patents

精穀機の抵抗板調節装置

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JPH0910608A
JPH0910608A JP19125895A JP19125895A JPH0910608A JP H0910608 A JPH0910608 A JP H0910608A JP 19125895 A JP19125895 A JP 19125895A JP 19125895 A JP19125895 A JP 19125895A JP H0910608 A JPH0910608 A JP H0910608A
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覺 佐竹
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搗精白度を零から高白度まで連続して調節で
きて、希望する搗精白度が得られるように付勢する抵抗
板調節装置を得る。 【構成】 排出口14側部に固着した支持ア−ム18によっ
て回動自在に支持される天秤ア−ム18の一方19で前記抵
抗板15を遊着し、天秤ア−ム18の他方21で押圧力を受け
るようにした抵抗装置20と、固定台24に回転駆動装置23
を固設し該回転駆動装置23に螺杆29を直結して前記除糠
精白筒7外側に併設し、前記固定台24に前記螺杆29と平
行にガイド30を立設し前記螺杆29の回動と前記ガイド30
とによって移動する移動台座31を前記螺杆29に螺合する
とともに、前記移動台座31を座として弾性係数の比較的
小さいスプリング32と弾性係数の比較的大きいスプリン
グ33とを順次遊嵌し、該スプリング33の先端部に前記螺
杆29の先端部を貫挿可能にした押圧部材34を固設した付
勢調節装置22とからなり、付勢調節装置22の押圧部材34
で前記天秤ア−ム18の他方を押圧可能に抵抗装置20と付
勢調節装置22とを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は精穀機に係り、特に分
搗きから高白度精米までの微調節が可能な精穀機の抵抗
板調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に精穀機には、精白室内の圧力調整
を行うため、精白室の外部にあって精白室の終端部に向
けて付勢された抵抗板が設けられている。この抵抗板を
付勢する手段としては、従来から分銅が多く用いられて
きたが、この精白室内の圧力調整を自動あるいは半自動
にするために、ステッピングモ−タ等の駆動装置を利用
して抵抗板の付勢力を調節するものが多く見られるよう
になってきた。
【0003】図7に示すものは、従来技術における精穀
機の抵抗板調節装置の一例でありステッピングモ−タ等
の駆動装置でスプリング等の弾性体を介して抵抗板を押
圧するようにしたものである。更に詳説すれば、レバ−
100 の下端に玉継手101 を介して抵抗板102 を設けレバ
−100 の上端には緩衝装置としての圧縮コイルばね103
の一端を接続する。圧縮コイルバネ103 の他端は歯棒10
4 の端部に接続される。105 はレバ−100 の玉継手101
取り付け部位と圧縮コイルバネ103 との間を回動自在に
支えるア−ムであり、ア−ム105 は排出樋106 に固着す
る。107 ,108は圧縮コイルバネ103 の伸縮動作を案内
するキャップである。
【0004】この実施例においては、ステッピングモ−
タ109 のピニオン110 とかみ合うラック111 が形成され
た歯棒104 の端部を直接あるいはロッド112 を介して圧
縮コイルバネ103 の一端に連結する。ステッピングモ−
タ109 の駆動はピニオン110を経て歯棒104 の軸方向上
の往復動となり、歯棒104 がレバ−100 を押す方向に移
動すると、圧縮コイルバネ103 が縮むとともに、レバ−
100 とア−ム105 との接合部を支点として抵抗板102 が
排出口106 側に近づけられる。電流設定入力装置から入
力された設定電流値と、本機モ−タ電流検出装置から入
力されて平均化された本機モ−タの電流値とを比較し
て、両者を一致させるようステッピングモ−タ109 が駆
動して抵抗板102 を開閉動作させること、及び精白室内
の微妙な抵抗の変化は抵抗板102 、レバ−100 を介して
圧縮コイルバネ103 によって吸収されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した実施例で
は、歯棒104 が軸方向上の往復動によって抵抗板102 の
強弱を調節するようになっているので、歯棒104 の駆動
ストロ−クで抵抗調節幅が決定される。つまり、このよ
うな歯棒104 の往復動で抵抗板102 の付勢力を調節する
場合には、圧縮コイルバネ103 の圧縮ストロ−クを長く
とれば付勢力の調節幅を広く設定することができるが、
反面それだけ歯棒104 が長いストロ−クを必要とするか
ら歯棒104 の延長は長くなり、歯棒104 が入出動によっ
て前後に移動することになり、歯棒104 の前後に亘るス
トロ−クのために装置が大がかりとなる。
【0006】また圧縮コイルバネ103 の圧縮ストロ−ク
が長ければ付勢力の調節幅は広く設定きるが、圧縮コイ
ルバネ103 が長くなるので圧縮コイルバネ103 が屈曲し
ないように補助装置が必要となる。
【0007】さらに圧縮コイルバネ103 による反発力は
歯棒104 の押圧力に比例して増減するため、微少増減の
抵抗調節となる分搗きに調節速度を合わせると、7分以
上の高白度では大きな抵抗増減の調節が必要となること
から、歯棒104 の駆動装置が常に同じステップで駆動す
るものであるならば、高白度になると抵抗調節に手間取
るものとなる。つまり、逆に高白度に調節の速度を合わ
せると分搗きの調節が困難である。
【0008】ところで歯棒104 の往復動によってレバ−
100 はア−ム105 との接続点を中心にして円弧を描くよ
うに作動するから、直線上を往復動する歯棒104 の延長
点からア−ム105 へ直角に力が作用することは一時的で
ある。つまりア−ム105 と圧縮コイルバネ103 との接続
点には常に圧縮コイルバネ103 を屈曲させる力が働いて
いることになる。このことは、歯棒104 を屈曲させる力
が作用していることになり、抵抗調節装置の全体的な強
度確保のための工夫が必要となる。
【0009】以上のように従来の技術においては様々な
課題を有しており、任意の狭い範囲での搗精白度の調節
はできていたが、搗精白度を零から高白度まで連続的に
調節することはできないものであった。しかも、このこ
とはこれらの搗精白度の調節を零から高白度の範囲に亘
って自動化するためには大きな障害となっていた。本発
明では以上の課題を、複雑な構成を必要とせず、また構
成部品も高精度なものを要求しない安価な部品構成で解
決しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、精穀機の抵抗板調節装置は、前記排出口側
部に固着した支持ア−ムによって回動自在に支持される
天秤ア−ムの一方で前記抵抗板を遊着し、天秤ア−ムの
他方で押圧力を受けるようにした抵抗装置と、固定台に
回転駆動装置を固設し該駆動装置に螺杆を直結して前記
除糠精白筒外側に併設し、前記固定台に前記螺杆と平行
にガイドを立設し前記螺杆の回動と前記ガイドとによっ
て移動する移動台座を前記螺杆に螺合するとともに、前
記移動台座を座として弾性係数の比較的小さいスプリン
グと弾性係数の比較的大きいスプリングとを順次遊嵌
し、該スプリングの先端部に前記螺杆の先端部を貫挿可
能にした押圧部材を固設した付勢調節装置とからなり、
付勢調節装置の押圧部材で前記天秤ア−ムの他方を押圧
可能に抵抗装置と付勢調節装置とを配置した精穀機の抵
抗板調節装置とした。
【0011】また、前記回転駆動装置を固設した固定台
は、回転駆動装置を固着するブラケットと該ブラケット
を回動自在に支持する支持ブラケットとからなり、前記
付勢調節装置は前記支持ブラケットを支点として振り子
動作を可能にしたことにより、また押圧部材と天秤ア−
ムの他方とに係合部材を貫設し相互を連動可能にしたこ
とにより、本発明の精穀機の抵抗板調節装置をより効果
的に作用させる。
【0012】
【作用】本発明の構成による作用を以下に説明する。ま
ず、前記抵抗板調節装置の付勢調節装置を次のように構
成した。つまり前記排出口側部に固着した支持ア−ムに
よって回動自在に支持される天秤ア−ムの一方で前記抵
抗板を遊着し、天秤ア−ムの他方で押圧力を受けるよう
にした抵抗装置と、固定台に回転駆動装置を固設し該回
転駆動装置に螺杆を直結して前記除糠精白筒外側に併設
し、前記固定台に前記螺杆と平行にガイドを立設し前記
螺杆の回動と前記ガイドとによって移動する移動台座を
前記螺杆に螺合するとともに、前記移動台座を座として
弾性係数の比較的小さいスプリングと弾性係数の比較的
大きいスプリングとを順次遊嵌し、該スプリングの先端
部に前記螺杆の先端部を貫挿可能にした押圧部材を固設
した付勢調節装置とからなり、付勢調節装置の押圧部材
で前記天秤ア−ムの他方を押圧可能に抵抗装置と付勢調
節装置とを配置した。
【0013】以上の構成における作用を説明すると、ま
ず回転駆動装置を作動させて移動台座を螺杆上を移動さ
せる。つまりスプリングの先端に設けた押圧部材の方向
に移動させると、押圧部材は天秤ア−ムの他方を押圧し
ているので、まず比較的弾性係数の小さいスプリングが
縮んでくる。この弾性係数の小さいスプリングが縮んで
いる間は、抵抗板の付勢力も小刻みに変化しており、こ
の間分搗き(0〜5分搗程度)の細かい調節ができて、
小さな付勢力が排出口に掛かっている。このとき弾性係
数の大きいスプリングは縮んでいない。さらに移動台座
が押圧部材の方向に移動すると、弾性係数の小さいスプ
リングは遂に完全に縮んでくる。完全に縮んだ後は弾性
係数の大きいスプリングに力が掛かってくる。ここから
の付勢力は飛躍的に大きくなるが、7分以上の高白度の
搗精には大きな付勢力を必要とするためにこの変化は有
効に作用することになる。
【0014】以上のことから、抵抗板のスプリングによ
る付勢は、回転駆動装置によって螺杆を回転させ螺杆に
螺合した移動台座を移動させることによって、移動台座
上で螺杆に遊嵌したスプリングを押して行うことができ
る。つまり、螺杆は従来のように前後に移動しないか
ら、装置の設置にあたっては従来のように前後に亘って
歯棒の移動幅を考慮した構造にしておく必要はない。ま
た2種のスプリングは移動台座を座として螺杆に順次遊
嵌させたので、スプリングが長くなっても移動台座の押
圧によるスプリングの屈曲を防止することができる。
【0015】本発明では2種のスプリングを使用するよ
うにしたが、分搗きのためには比較的小さな付勢で細か
く調節できるように弾性係数の小さいスプリングを使用
し、また高白度のために比較的大きな付勢で大きく調節
できるように弾性係数の大きいスプリングを使用した。
このとき低負荷時では大きいスプリングが剛体として作
用し、高負荷時では小さいスプリングが完全に縮んで移
動台座と同体となって調節を妨げることはない。ところ
で、ここでの2種のスプリングは必要とされる負荷に応
じて適宜選択されるものである。また、精穀機を駆動す
る電動機等の負荷電流を検出してその負荷電流が目標と
する値になるように駆動装置を制御する抵抗板調節装置
とすることは容易に実現できる。
【0016】さらに本発明では、付勢調節装置の回転駆
動装置を固設した固定台は、回転駆動装置を固着するブ
ラケットと該ブラケットを回動自在に支持する支持ブラ
ケットとから構成し、前記付勢調節装置は前記支持ブラ
ケットを支点として振り子動作を可能にした。このこと
は、支持ア−ムによって回動自在に支持される天秤ア−
ムを付勢調節装置の押圧部材で押圧する際に、押圧によ
って天秤ア−ムが回動して螺杆の延長点と天秤ア−ムと
の交点が直角にならないときでも、螺杆を直結した回転
駆動装置のブラケットが支持ブラケットによって振り子
状態で回動自在となっているから、常に螺杆の延長点と
天秤ア−ムとの交点は直角に接することができる。した
がって、螺杆やスプリングに余分な屈曲力が働くことは
なくなり、抵抗板調節装置全体の安全性を簡単な構造で
確保することができる。
【0017】本発明では上記構造をより確実なものとす
るために、押圧部材と天秤ア−ムの他方とに係合部材を
貫設し相互を連動させた。付勢調節装置の押圧部材と抵
抗装置の天秤ア−ムとに係合部材を貫設してあるので、
押圧部材の動きに沿って確実に天秤ア−ムが動作する。
このことは前記回転駆動装置のブラケット構造の振り子
動作と併せて、付勢調節装置の動作が抵抗装置に確実に
伝達されることになる。
【0018】
【実施例】本発明の好適な実施例を図1から図5を参照
しながら説明する。箱形の外枠1内の上部に軸受2,3
によって主軸4が回転自在に横架され、該主軸4には中
空部4aを形成し一端を開口するとともに他端を閉塞して
ある。また他端付近には多数の噴風孔5を設けてある。
この噴風孔5を取り囲んで主軸4端部に精白ロ−ルとし
ての撹拌ロ−ル6が軸着される。
【0019】撹拌ロ−ル6の周囲には一定の間隙を介し
て多角筒、例えば6角筒状の除糠金網7が周設される。
除糠金網7の周面は多孔壁によって形成されるとともに
除糠金網7は金網支え8によって支持される。
【0020】前記一定の間隙を精白室9となし、他方除
糠金網7を囲繞して集塵室10が形成され集塵室10の下方
は集塵ホッパ−11を介して集塵ダクト12に連結してあ
る。
【0021】精白室9に接続して排出リング13が設けら
れ排出リング13の端部を排出口14となしている。該排出
口14には、排出口14に対して遠近回動自在に抵抗板15が
対峙して設けられる。該抵抗板15は、排出口14側部の排
出リング13に固着した支持ア−ム16の回動軸17によって
回動自在に支持される天秤ア−ム18の一方19に固着した
付勢軸53に遊着される。抵抗板15と支持ア−ム16及び天
秤ア−ム18によって付勢装置20が構成される。また天秤
ア−ム18の他方21は付勢調節装置22に連結される。
【0022】付勢調節装置22は次のように構成される。
集塵室10の側部に回転駆動装置となるレバ−シブルモ−
タ23が固設された固定台24が設けられ、該固定台24は、
レバ−シブルモ−タ23が固着されたブラケット25と、集
塵室10の側部に固着された支持ブラケット26とから構成
され、ブラケット25の軸27と支持ブラケット26とによっ
て回動自在に軸架されている。レバ−シブルモ−タ23の
駆動軸28には任意長の螺杆29が直結される。該螺杆29に
は、ブラケット25に前記螺杆29と平行に立設されたガイ
ド30に沿って、螺杆29が回動することで移動する移動台
座31が螺号される。
【0023】また、前記移動台座31を座として比較的弾
性係数の小さいスプリング32と比較的弾性係数の大きい
スプリング33とが順次前記螺杆29に遊嵌されて、大きい
スプリング33と小さいスプリング32との間にはスプリン
グ32,33の受座となるリング52が介在させてある。更に
スプリング33の先端には前記螺杆29の貫入が可能とされ
た押圧部材34を固設してある。以上で付勢調節装置22が
構成されている。
【0024】前記付勢調節装置22の押圧部材34と抵抗装
置20の天秤ア−ム18の他方21とに係合部材となる可動ピ
ン35を貫設させて押圧部材34と天秤ア−ム18とを連動さ
せた。これによって、スプリング32,33による押圧力は
押圧部材34と可動ピン35及び天秤ア−ム18とを介して抵
抗板15に連絡され排出口14から排出される穀物が付勢さ
れるようになる。以上の抵抗装置20と付勢調節装置22と
によって抵抗板調節装置は構成される。
【0025】さて、前記排出口14の下方には排出ホッパ
−36が取り付けられる。主軸4には撹拌ロ−ル6に接続
してねじロ−ル37が軸着される。ねじロ−ル37の周面に
はねじ山37a が形成されるとともに、ねじロ−ル37の周
囲にはねじロ−ル37の始端側寄りに供給口38を開口した
円筒状の漏斗台39が設けられる。つまり、漏斗台39の一
端は精白室9に接続し、他端は閉塞するとともに主軸4
を回転可能に貫通する円孔40が開口してある。供給口38
には供給樋41が接続され供給樋41は更に供給ホッパ−42
に接続し、供給ホッパ−42の下端部には開閉用スライド
板43が設けられる。
【0026】スライド板43は水平方向に対して少なくと
も40度以上の傾斜角でスライドできるようにしてあり、
スライド板43を閉じたときにスライド板43が当接する供
給ホッパ−壁44位置の僅か上部に、スライド板43と供給
ホッパ−壁44とが接した直線箇所を覆う塞ぎ板45を前記
スライド板43に接しないように固着してある。この塞ぎ
板45は少なくとも40度以上の傾斜角が有るとよい。この
スライド板43の挿入側の上部壁にも塞ぎ板54を設けるこ
とがある。この構成は、スライド板43により流量調節が
可能であるだけでなく開閉弁としても利用できるもので
ある。つまり、塞ぎ板45を設けることでスライド板43に
関わる米かみが皆無となり、従来のように流量調節の他
に開閉弁を設ける必要がなくなった。図に示したガイド
に当たるものは供給ホッパ−の外に設けてもよい。
【0027】外枠1内の中段には排風機46が配設され
て、この排風機46の吸風口47には集糠ダクト12の終端部
が連結されるとともに、排風口48には終端をサイクロン
コレクタ−(図示せず)に接続した集糠ダクト49が連結
してある。前記排風機46は、精穀機の主軸4を駆動する
電動機50とは別の電動機51で直結駆動するようにしてあ
り、従来のように精穀機の主軸4と排風機46とを同じ一
つの電動機でベルト駆動するものより電動機のト−タル
コストは低くなる。また、排風機46の取り付けを集塵ホ
ッパ−11のほぼ直下にして排風機46の吸風口47を集塵ホ
ッパ−11に向けて配設したので、集塵ダクト12は集塵ホ
ッパ−11から排風機46まで大きな曲折部が発生せず糠が
集塵ダクト12の曲折部分に溜まって集塵ダクト12が詰ま
るようなことも発生しない。さらに単独で電動機51を設
けてあるので排出方向を変更するのも排風機46単独で変
更ができることから作業が非常に容易となる。
【0028】以上のように構成した精穀機の本発明に係
る抵抗板調節装置の作用を図4から図6によって説明す
る。集塵室10の側部の固定台24固設されたレバ−シブル
モ−タ23を回転駆動させて、移動台座31をレバ−シブル
モ−タ23側から徐々に天秤ア−ム18側に移動させると、
まず、スプリング32が縮んでその応力が天秤ア−ム18に
作用する。これによって、スプリング32,33による押圧
力は押圧部材34と可動ピン35及び天秤ア−ム18とを介し
て抵抗板15に連絡され排出口14から排出される穀物が付
勢されるようになる。
【0029】スプリング32は弾性係数が小さいので比較
的小さな応力となり、発生する抵抗板15の付勢力も小さ
なものである。このとき、精穀機に穀物を投入すると、
ここで搗精される穀物は低い搗精白度に精穀される。い
わゆる分搗きの連続的な白度の調節が可能となる。さら
にレバ−シブルモ−タ23を作動させ移動台座31を天秤ア
−ム18側に移動させると、スプリング32は移動台座31と
スプリング33との間で圧縮され完全に縮んでしまう。こ
のとき搗精白度が5分程度となるようにスプリング32と
スプリング33との組み合わせを選択するとよい。
【0030】スプリング32が縮んでしまうと、スプリン
グ32とリング52によってスプリング33が押圧され始め縮
んでくる。スプリング33は比較的弾性係数の大きいスプ
リング33のため、スプリング32のときよりも抵抗板15に
よる付勢力は大きく精穀機の搗精白度は高くなるが、搗
精白度が7分の頃から大きな付勢力を必要とするように
なるため、付勢力が大きくなっても急激な白度上昇とは
ならず、むしろ総合的には以前よりも搗精白度の上昇は
鈍くなる。
【0031】移動台座31の移動量に対する白度上昇とス
プリング応力の変化を図6に示している。図6のグラフ
では移動台座31の直線移動距離に対する白度上昇とバネ
応力の変化を示している。スプリング32とスプリング33
の弾性係数の取り方によって異なるが、スプリング32の
応力が完全に無くなって次にスプリング33の応力が作用
するというはっきりとした区別はつきにくく、あくまで
スプリング32とスプリング33の応力の合計が付勢力とし
て作用している。したがって、図6の白度上昇曲線は直
線的に変化することが理想的であり白度上昇曲線をでき
るだけ直線に近づけるようにスプリング32とスプリング
33を組み合わせる必要がある。
【0032】ところで、移動台座31の移動によってスプ
リング32,33の応力が押圧部材34によって天秤ア−ム18
に伝達されるが、レバ−シブルモ−タ23とそれに直結し
た螺杆29が振れないように固定台24に固定しておくと次
のような障害が発生する。まず、抵抗体15は穀物の排出
する力に抗して付勢しているので、常に抵抗体15と天秤
ア−ム18は動じており、押圧部材34と天秤ア−ム18との
接触角度は一定でなく、押圧部材34の押圧方向と天秤ア
−ム18が回動することによる微少上下方向の移動とが加
わった歪みを生じる。しかも移動台座31を左右移動させ
ることでも押圧部材34と天秤ア−ム18との接触角度は変
化しており、特に高白度の精穀を行う場合には抵抗板15
の付勢に抗した力がこの部分に掛かってくるのでスプリ
ング33が屈曲する可能性と、それに伴って螺杆29へその
力が作用するようになる(図5参照)。しかし、本発明
ではレバ−シブルモ−タ23を固着したブラケット25の軸
27を支持ブラケット26で回動自在に支持してあるので、
軸27を中心にして付勢調節装置22全体が天秤ア−ム18の
回動に合わせて振れて、常に押圧部材34の押圧力は天秤
ア−ム18に対して直角に作用することになり、スプリン
グを屈曲させたり螺杆29に歪みを生じたりすることは無
くなった。
【0033】本実施例での詳細な説明は省略するが、電
動機50の電流検出器(図示せず)とレバ−シブルモ−タ
23とを制御装置を介して接続することにより、電動機50
の負荷電流の変化に応じてレバ−シブルモ−タ23を制御
することは容易に実現できる。また、本発明では回動装
置としてレバ−シブルモ−タ23を示したが、この他の電
動機を使用すること、あるいは手動回転ハンドルを使用
することなどによっても実現できる。
【0034】本発明では、螺杆29は回転させるだけで移
動することがないので余分なスペ−スを必要とせず、移
動台座31の螺合によって小さなスペ−スで同じ効果を得
ることができる。またスプリング32,33と2種類のスプ
リングを組み合わせて使用したので、小さなストロ−ク
でも連続的に無負荷から必要な高負荷まで変化させるこ
とができる。これらのスプリング32,33は螺杆29に遊嵌
してあるので、スプリングの圧縮による屈曲が発生する
ことはない。
【0035】さらに付勢調節装置22が支持ブラケット26
によって軸27を中心に回動自在にしてあるので、天秤ア
−ム18と押圧部材34との接触点は常に直角とすることが
できる。このことはスプリング応力による押圧力を効率
よく天秤ア−ム18に伝達できるし、逆にこの押圧力に抗
した排出口14での圧力も天秤ア−ム18から押圧部材34に
すべて受けることができて、この接触部分で屈曲するよ
うな歪みを生じることがない。
【0036】
【発明の効果】以上のように、搗精の抵抗調節が、分搗
きから高白度まで連続して可能となりレバ−シブルモ−
タのような一定回転の電動機でも遅延なく抵抗調節が可
能となったことから、精白のための抵抗自動調節が零か
ら高白度まで連続的に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る精穀機の側断面図である。
【図2】本発明に係る精穀機の主要部分を拡大した図で
ある。
【図3】供給ホッパの開閉装置を示した断面図である。
【図4】本発明の抵抗板調節装置の構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の抵抗板調節装置の動作を示した図であ
る。
【図6】スプリング圧縮長さと白度上昇及びバネ応力と
の関係を示した図である。
【図7】従来の抵抗板調節装置を示した図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 軸受け 3 軸受け 4 主軸 4a 中空部 5 噴風孔 6 撹拌ロ−ル 7 除糠金網 8 金網支え 9 精白室 10 集塵室 11 集塵ホッパ− 12 集塵ダクト 13 排出リング 14 排出口 15 抵抗板 16 支持ア−ム 17 回動軸 18 天秤ア−ム 19 天秤ア−ムの一方 20 付勢装置 21 天秤ア−ムの他方 22 付勢調節装置 23 レバ−シブルモ−タ 24 固定台 25 ブラケット25 26 支持ブラケット26 27 軸 28 駆動軸 29 螺杆 30 ガイド 31 移動台座 32 弾性係数の小さいスプリング 33 弾性係数の大きいスプリング 34 押圧部材 35 可動ピン 36 排出ホッパ− 37 ねじロ−ル 37a ねじ山 38 供給口 39 漏斗台 40 円孔 41 供給樋 42 供給ホッパ− 43 開閉用スライド板 44 供給ホッパ−壁 45 塞ぎ板 46 排風機 47 吸風口 48 排風口 49 集糠ダクト 50 電動機 51 電動機 52 リング 53 付勢軸 54 塞ぎ板 100 レバ− 101 継手 102 抵抗板 103 圧縮コイルばね 104 歯棒 105 ア−ム 106 排出樋 107 圧縮コイルバネ 108 圧縮コイルバネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔壁を有する除糠精白筒内に回転自在
    に軸架した主軸に螺旋転子及び撹拌転子等の精白転子を
    軸装し、除糠精白筒と精白転子との間隙を精白室とな
    し、該精白室の終端部に排出口と始端部に投入口及び前
    記排出口を抵抗板で付勢する抵抗板調節装置とからなる
    精穀機において、 前記抵抗板調節装置は、 前記排出口側部に固着した支持ア−ムによって回動自在
    に支持される天秤ア−ムの一方で前記抵抗板を遊着し、
    天秤ア−ムの他方で押圧力を受けるようにした抵抗装置
    と、 固定台に回転駆動装置を固設し該回転駆動装置に螺杆を
    直結して前記除糠精白筒外側に併設し、前記固定台に前
    記螺杆と平行にガイドを立設し前記螺杆の回動と前記ガ
    イドとによって移動する移動台座を前記螺杆に螺合する
    とともに、前記移動台座を座として弾性係数の比較的小
    さいスプリングと弾性係数の比較的大きいスプリングと
    を順次遊嵌し、該スプリングの先端部に前記螺杆の先端
    部を貫挿可能にした押圧部材を固設した付勢調節装置と
    からなり、付勢調節装置の押圧部材で前記天秤ア−ムの
    他方を押圧可能に抵抗装置と付勢調節装置とを配置した
    ことを特徴とする精穀機の抵抗板調節装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動装置を固設した固定台は、回転
    駆動装置を固着するブラケットと該ブラケットを回動自
    在に支持する支持ブラケットとからなり、前記付勢調節
    装置は前記支持ブラケットを支点として振り子動作を可
    能にしたことを特徴とする請求項1記載の精穀機の抵抗
    板調節装置。
  3. 【請求項3】 押圧部材と天秤ア−ムの他方とに係合部
    材を貫設し相互を連動可能にしたことを特徴とする請求
    項1または2記載の精穀機の抵抗板調節装置。
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