JPH09106196A - 中間転写方式を用いた画像形成装置及び中間転写体 - Google Patents

中間転写方式を用いた画像形成装置及び中間転写体

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JPH09106196A
JPH09106196A JP7284422A JP28442295A JPH09106196A JP H09106196 A JPH09106196 A JP H09106196A JP 7284422 A JP7284422 A JP 7284422A JP 28442295 A JP28442295 A JP 28442295A JP H09106196 A JPH09106196 A JP H09106196A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ドラム、及び転写ベルトのような中間転
写方式を用いる画像形成装置において、中間転写体のク
リーニング性、かつ中間転写体から転写材への転写効率
に優れ、特に虫喰いを発生しないもの、製作の際に成形
性が良好で、トナーに対する摩擦帯電性が適正であり、
2次転写の際、トナーとの離型性に優れ、転写時に適用
する転写バイアスに対して良好な適合性を有し、異常帯
電トナーによる虫喰いが発生しない中間転写体を提供す
ること 【解決手段】 トナーにより像担持体上に順次形成され
る複数の可視の色現像画像を無端状に走行する中間転写
体上に順次に重ね合わせて一次転写し、該中間転写体上
の一次転写画像を転写材に一括して二次転写する中間転
写方式を用いる画像形成装置において、該中間転写体の
少なくとも可視の色現像画像が形成される表面が、フッ
素系樹脂と、それに相溶可能な樹脂Aとの混合物組成物
Bからなる中間転写体を用いる画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装
置に関し、特に中間転写ベルト等の中間転写体を介在さ
せて一次、二次転写工程を伴なう中間転写方式を用いた
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フルカラー画像形成装置の転写方式は、
(a)転写ドラム方式(転写ドラム上に固定された転写
材に順次転写する。)、及び、(b)中間転写体ダブル
転写方式(中間転写体例えば転写ベルト上に順次転写さ
れたトナー像を一括して転写材に転写する。)、に大別
されるが、ペーパーフリー性や全面コピーが可能等の点
で(b)の方式が有利である。転写ドラム、及びベルト
状中間転写体を用いた(b)の方式に関しては、異常画
像、いわゆる”虫喰い版画”(以下、虫喰い)という厄
介な問題がある。虫喰いとは、本来転写されるべきトナ
ーがピンポイントで転写されずに残ってしまい、トナー
が一部抜けた状態として画像上に見られるものである。
【0003】一般に、中間転写体材料としてはフッ素系
樹脂などトナーとの離型性に優れたものが用いられる
が、必ずしも虫喰いはなくならない。虫喰いを改善する
代表的な従来技術としては、特開昭58−18796
8号公報に記載されるように、有機フッ素系化合物を中
間転写体表面に供給するもの、特開平2−19847
6号公報に記載されるように、中間転写体材料に濡れ性
制御剤を添加するもの、特開平2−213881号公
報に記載されるように、中間転写体表面にステアリン酸
亜鉛等の潤滑性を有する保護膜を形成するもの、特開
平3−242667号公報に記載されるように、中間転
写材料としてシリコーンゴムを用い、その表面粗さを制
御するもの、特開平4−305666号公報に記載さ
れるように、中間転写体の当接部材に周速差を設け、中
間転写体表面を研磨するもの、特開平5−30734
4号公報に記載されるように、中間転写体表面にトナー
フィルミングが発生した時点で表面を研磨するもの、
特開平5−313526号公報に記載されるように、中
間転写体表面粗さを検知後研磨するもの、特開平5−
323802号公報に記載されるように、一定コピー枚
数毎に中間転写体を研磨する、等を挙げることができ
る。
【0004】しかしながら、これら従来技術では、長期
にわたって常に安定した画質のものを維持することが困
難である。また、ステアリン酸亜鉛等を塗布したり、表
面を研磨する場合、その塗布装置や研磨装置、さらには
そのタイミング制御装置などの装置が必要であり、装置
が複雑化、コスト高となる。そこで、この中間転写体材
料に表面離型性の良いフッ素系樹脂を用いる提案がなさ
れている。(特開平7−92825号公報)
【0005】しかしながら、上記フッ素系樹脂は離型性
に優れるものの負帯電極性が強いためトナーの帯電量に
大きな影響を与える。具体的には、トナーが負帯電性の
場合、中間転写体上にトナー像が形成され、紙上に転写
される工程中においてトナーの帯電極性が負から正へ逆
極性化される。この逆極性トナーは紙へ転写できず、こ
れが原因となり虫喰いとなってしまうという問題が発生
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の従来技術を改善することにあり、詳しくは、転写ドラ
ム、及び転写ベルトのような中間転写方式を用いる画像
形成装置において、中間転写体のクリーニング性、かつ
中間転写体から転写材への転写効率に優れ、特に虫喰い
を発生しない装置を提供することにある。さらに本発明
の目的は、製作の際に成形性が良好で、トナーに対する
摩擦帯電性が適正であり、2次転写の際、トナーとの離
型性に優れ、転写時に適用する転写バイアスに対して良
好な適合性を有し、異常帯電トナーによる虫喰いが発生
しない中間転写体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】我々は、この点について
鋭意検討を進めた結果、中間転写体の少なくとも表面を
つぎのような構成とすることにより従来技術における問
題点を改善し前記本発明の目的を達成できることを見い
だした。すなわち、本発明の前記目的は、(1)「トナ
ーにより像担持体上に順次形成される複数の可視の色現
像画像を無端状に走行する中間転写体上に順次に重ね合
わせて一次転写し、該中間転写体上の一次転写画像を転
写材に一括して二次転写する中間転写方式を用いる画像
形成装置において、該中間転写体の少なくとも可視の色
現像画像が形成される表面が、フッ素系樹脂と、それに
相溶可能な樹脂Aとの混合物組成物Bからなる中間転写
体を用いる画像形成装置」により達成され、また、
(2)「中間転写体の少なくとも可視の色現像画像が形
成される表面が、フッ素系樹脂と、それに相溶可能な樹
脂Aとの混合物組成物Bからなる中間転写体」、(3)
「該フッ素系樹脂が、ポリビニリデンフロライド及び/
又はビニリデンフロライド、テトラフルオロエチレン、
ヘキサフルオロプロピレンのうちの少なくとも2つ以上
の組成からなるフッ素系共重合体もしくは3元共重合体
である前記(2)に記載の中間転写体」、(4)「該中
間転写体の表面摩擦係数が0.4以下である前記(2)
の中間転写体」、(5)「該中間転写体の体積抵抗が、
108〜1013Ω・cmである前記(2)の中間転写
体」、(6)「該中間転写体が2層以上の積層構造であ
り、その表面抵抗が109〜1014Ω/□である前記
(2)の中間転写体」、(7)「該中間転写体と使用ト
ナーとの摩擦帯電量の絶対値が、0〜40μc/gであ
る前記(2)の中間転写体」、(8)「樹脂Aがアクリ
ル系樹脂、ポリエーテル系樹脂である前記(2)の中間
転写体」、(9)「該フッ系共重合体と樹脂Aとの混合
比が、8/2〜5/5である前記(2)の中間転写体」
及び(10)「樹脂Aの体積固有抵抗が、108〜10
12Ω・cmである前記(2)の中間転写体」により達成
される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ中間転写
方式を用いた本発明の画像形成装置の1例を具体的に説
明する。図1は、中間転写方式を用いた本発明の1例と
してのフルカラー電子写真装置の概略を示している。図
1において、感光体(13)上に形成された潜像は、先
ず第1色目の現像部(4)にて顕像化され、次に中間転
写体(6)との当接部にて中間転写体へ転写される。こ
こでの転写は「一次転写」である。フルカラーの場合、
この工程を3色あるいは4色繰り返し中間転写体にフル
カラー画像を形成する。中間転写体に形成された像は、
次に領域(11)において転写材(紙)上に一括転写さ
れる。ここでの転写を「二次転写」と言う。転写材は、
その後定着工程(図示せず)を経てフルカラー画像とし
て出力される。
【0009】上記プロセスにおける二次転写工程におい
ては、形成された像は中間転写体から転写材へ転写され
る訳であるが、十分な画像濃度を得るためにもここでの
転写効率は一般的に90%以上が必要である。また、た
とえ90%以上転写したとしてもトナーがピンポイント
で転写されずに中間転写体上に残る場合がある。これが
虫喰い版画と呼ばれる異常画像図となる。
【0010】これを防止するために、前述のの特開平
2−213881号公報にて示されるように従来技術の
うちの或るものは中間転写体表面にステアリン酸亜鉛等
を塗布する機構(スウィーパーブラシ8)を設けてい
る。しかし、前述のとおり、この方法は十分な解決策で
はない。我々は、この点について鋭意検討を進めた結
果、中間転写体の少なくとも表面をつぎのような構成と
することにより従来技術における問題点を改善し前記目
的を達成できることを見いだし、本発明に到達したもの
である。
【0011】上記発明の実施の形態としての1例におい
てはベルト状中間転写体を具備する画像形成装置につい
て説明したが、むろん本発明はこれに限らず、転写ドラ
ムにも適用することができる。本発明において使用され
る該フッ素系樹脂としては、ポリビニリデンフロライド
(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(E
TFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTF
E)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレン−ビニリデンフロライド共重合
体(THV)等が挙げられる。
【0012】これらのうち、成形性等の点からPVd
F、THVは特に好ましい。また、中間転写体を用いた
本発明の画像形成プロセスが満足裡に遂行されるために
は、摩擦係数が0.4以下であることが好ましい。摩擦
係数が0.4を超えると離型性が低下し虫喰いが発生し
やすくなる。また、クリーニングブレードとの摩擦負荷
が大きくなりクリーニング不良を発生してしまう。摩擦
係数をこの範囲とするために、本発明においてはそのよ
うな特性を有する材料を用いる、あるいは添加剤等で調
整する等の手段が用いられる。
【0013】添加剤としては例えば、シリコンオイルや
フッ素系界面活性剤などに代表されるようなシリコン系
・フッ素系の低分子量添加剤やシリコン系・フッ素系の
樹脂粒子や、雲母・グラファイト・二硫化モリブデンな
どのような無機系固体潤滑剤、モンタンワックス・カル
ナウバワックス・硬化ひまし油等の天然ワックス、脂肪
酸・脂肪酸エステル・脂肪酸トリグリセライド・脂肪ア
ルコール・脂肪酸モノアミド・脂肪酸ビスアミドなどの
合成ワックス、ポリエチレンワックス・ポリプロピレン
ワックスなどのポリオレフィン系ワックスなどの一般的
なワックス類等が挙げられる。
【0014】さらに、本発明における中間転写体は、1
8〜1013Ωcmの体積抵抗値を有していることが好
ましい。抵抗値がこれ以下では、感光体等の中間転写体
との接触部材間で転写バイアスの放電が起こり画像に乱
れを発生してしまう。また、これ以上であると転写バイ
アスを異常に高電圧としないと転写できない。また、中
間転写体内に電荷が残留、蓄積されるため、残像画像が
発生してまう。而して、中間転写体をなす樹脂材料を無
機または有機の導電性材料により所望の抵抗値に調節す
ることが必要である。
【0015】この無機導電性材料としては、従来公知の
ものが使用可能であり、例えばカーボンブラック、グラ
ファイト、炭素繊維、金属粉末、金属酸化物粉末、導電
性ウイスカー等が挙げられる。また、有機導電性材料と
しては、ポリエチレンオキサイド、ポリピロール、第4
級アンモニウム塩等に代表されるものを用いることがで
きる。これらは前記の抵抗値になるようにその添加量を
調整する。また、これらは一種類だけでなく二種類以上
を併用しても良い。
【0016】さらに、該中間転写体の構造は単層のみで
なく必要に応じて多層構成をとっても良い。この場合、
その最表面層の表面抵抗値は、109〜1014Ω/□で
あることが好ましい。表面抵抗値がこれ以下であると体
積抵抗値の場合と同様、画像の乱れが発生し、これ以上
でも同様に残像が発生し好ましくない。
【0017】本発明における中間転写体の少なくとも表
面はポリビニリデンフロライド及び/又はフッ素系共重
合体により構成される。該フッ素系共重合体とは、フッ
化ビニリデン、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオ
ロプロピレンの少なくとも2種以上からなるがその組成
比は、成形条件等により適切なものとする。本発明にお
いてフッ素系共重合体に樹脂Aを混合するのは次のよう
な事由による。すなわち、フッ素系共重合体のみでは負
極性が強いため、例えば負帯電トナーを用いた場合、ト
ナーが逆極性に帯電してしまい虫喰いが発生してしま
う。このため樹脂Aを混合することにより混合組成物B
の摩擦帯電性を調整する。
【0018】この混合組成物Bは、使用するトナーの摩
擦帯電量の絶対値が0〜40μc/gとなるように材料
・混合量を選択・調整する。中間転写体とトナーとの上
記帯電量はつぎの要領で測定した値である。
【0019】図2には本特性値の測定装置が示されてい
る。同図2において、表面を中間転写体材料(21)で
覆った、線速、回転方向の異なる2本の金属性ローラ
(22)、(23)を隣接させ、その当接領域に所定量
のトナーを加え該ローラ(22)、(23)を回転させ
ることによりトナーを吸引冶具を用いて吸引し、エレク
トロメータによりトナーの帯電量を測定する。また、こ
のときの吸引トナーの重量を測定し、単位重量あたりの
帯電量を算出する。装置の諸仕様は以下のとおりであ
る。 金属ローラ径;ψ100mm 線速 ;ローラ(22) 〜100mm/sec ローラ(23) 〜105mm/sec ギャップ ;20μm 回転時間 ;30sec
【0020】混合する上記樹脂Aとしては、上記摩擦帯
電性を考慮し、例えばアクリル系樹脂、ポリエーテル系
樹脂が好ましい。アクリル系樹脂としては、アクリル酸
エステル重合体、メタアクリル酸エステル重合体及びそ
の共重合体樹脂で、ポリメタクリル酸メチル、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、アリルメタクリレ
ート、グリシジルメタクリレートなどやこれらの共重合
体やこれらを用いた変性樹脂、アクリルゴムなどが挙げ
られる。また、ポリエーテル系樹脂としては、ポリエチ
レンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリエー
テルアミド、ポリエーテルエステルアミド、塩素化ポリ
エーテル、ポリアセタール、エピクロルヒドリンゴム、
ポリエーテルウレタンゴム等が挙げられる。
【0021】そして、この樹脂Aとフッ素系樹脂Fとの
混合比は、F/A=8/2〜5/5であることが好まし
い。混合比がこの範囲をはずれた場合、まずAが少ない
場合には摩擦帯電性が改良されず異常帯電トナーによる
虫喰いが発生する。次に、Aが多すぎる場合は摩擦係数
が過大となったり、離型性が悪化し虫喰いが発生するた
め好ましくない。
【0022】さらに、この樹脂Aには体積固有抵抗が1
8〜1012Ω・cmである材料を用いるのがより好ま
しい。このような材料を用いると抵抗を調整するための
他材料の添加が必要なくなるかあるいは少量の添加量で
良好な結果が得られる。以下、実施例により本発明をさ
らに具体的かつ詳細に説明する。
【0023】
【実施例】
(実施例1) ビニリデンフロライド−テトラフル オロエチレン−ヘキサフルオロプ ロピレン共重合樹脂 (THV500;住友スリーエム) 100重量部 導電性ウイスカー(デントールWK200B;大塚化学) 65重量部 アクリル樹脂(PMMA;和光純薬) 43重量部 上記混合物を押し出し成形にて、シームレスベルト状の
中間転写体を得た。 (実施例2)実施例1のビニリデンフロライド−テトラ
フルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合樹
脂の代わりに、ポリビニリデンフロライド(KF85
0;クレハ)とした他は実施例1と同じ様にし、シーム
レスベルト状の中間転写体を得た。 (実施例3)実施例1のビニリデンフロライド−テトラ
フルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合樹
脂の代わりに、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体(ネオフロンFEP;ダイキン工
業)とした他は実施例1と同じ様にし、シームレスベル
ト状の中間転写体を得た。 (実施例4)実施例1のアクリル樹脂の代わりにアクリ
ルゴム(PA401;NOK)30重量部ととした他は
実施例1と同じ様にし、シームレスベルト状の中間転写
体を得た。 (実施例5〜8)実施例1における導電性ウイスカーの
添加量を、50、60、70、80重量部とする他は同
じとした。 (実施例9) ビニリデンフロライド−テトラフル オロエチレン−ヘキサフルオロプ ロピレン共重合樹脂 (THV500;住友スリーエム) 100重量部 導電性ウイスカー(デントールWK200B;大塚化学) 65重量部 上記混合物を押し出し成形にて、シームレスベルト状の
中間転写体の基体を得た。上記基体に下記の表面層形成
材料をスプレー塗布し、150℃/10分乾燥し中間転
写体とした。 {表面層形成成分} ビニリデンフロライド−テトラフルオ ロエチレン−ヘキサフルオロプロピ レン共重合樹脂/アクリル樹脂混合塗料 (ノバフッソPF250;大日本色材工業) 100重量部(固形分) 導電性ウイスカー(デントールWK200B) 25重量部 (実施例10)実施例9における表面層形成成分に、以
下の潤剤を追加した他は実施例9と同様にしてシームレ
スベルト状の中間転写体を得た。 L−ウラロイル−N−リジン(フェイメックスL−12;味の素)5重量部 (実施例11〜13)実施例10における表面層形成成
分の導電性ウイスカーを、10、20、30重量部とし
た他は実施例10と同様にしてシームレスベルト状の中
間転写体を得た。 (実施例14〜17)実施例1のフッ素樹脂Fとアクリ
ル樹脂Aの比が、F/A=9/1、8/2、5/5、4
/6とした他は実施例1と同様な工程により、シームレ
スベルト状の中間転写体を得た。 (実施例18) ビニリデンフロライド−テトラフルオロエチ レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂 (THV500;住友スリーエム) 100重量部 導電性ウイスカー(デントールWK200B;大塚化学) 30重量部 ポリエーテルエステルアミド(ペバックス6333;東レ) 30重量部 上記混合物を押し出し成形にて、シームレスベルト状の
中間転写体を得た。 (実施例19)実施例9の表面層形成成分に下記のもの
を追加した他は実施例9と同様な工程でシームレスベル
ト状の中間転写体を得た。 アミノシラン(KBM603;信越化学工業) 8重量部 (実施例20)実施例19のアミノシラン量を12重量
部とした他は実施例19と同様にしてシームレスベルト
状の中間転写体を得た。 (比較例1)実施例1でアクリル樹脂を用いなかった他
は実施例1と同様にしてシームレスベルト状の比較例の
中間転写体を得た。 (比較例2)実施例2でアクリル樹脂を用いなかった他
は実施例2と同様にしてシームレスベルト状の比較例の
中間転写体を得た。
【0024】以上各実施例、比較例の中間転写体の体積
抵抗、表面抵抗をハイレスター(三菱化学製)にて測定
した。また、摩擦係数を摩擦係数測定器(Friction Abr
asion Analyzer DF.PM-SS;協和界面化学)にて測定し
た。また、トナーとの摩擦帯電は図2に示される装置を
用い前述した条件にて測定した。
【0025】さらに、上記中間転写体をリコー製フルカ
ラー複写機(プリテール 550)に装着し、画像を観
察し虫喰い画像評価(5段階評価、許容レベルランク3
以上)を行った。また、その他の異常画像のチェックも
行った。なお、ここではスウィーパーブラシ8は設置し
なかった。虫喰いランク評価は、以下に基づいて行っ
た。 ランク5;虫喰い発生せず。 ランク4;肉眼では見えにくい程度の小さい虫喰いがわ
ずかにある。 ランク3;肉眼では見えにくい程度の小さい虫喰いが多
く見られる。 ランク2;肉眼ではっきりわかる大きさの虫喰いが見ら
れる。 ランク1;肉眼ではっきりわかる大きさの虫喰いが多数
見られる。 なお、キャリアにはシリコン樹脂コートキャリアを用
い、トナーは以下の負帯電性シアントナーを用いた。 エポキシ樹脂 100 重量部 銅フタロシアニン 1.5重量部 サリチル酸亜鉛塩誘導体 1.5重量部 上記混合物を溶融混練したものを粉砕・分級し約7μm
の粒径とし、この微粒粉体100重量部に対して、疎水
性シリカ0.7重量部をミキサー混合し、トナーとし
た。結果を、以下の表1、2に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】以上、上記実施の形態、実施例及び上記
表1、表2を含む具体的かつ詳細な説明から明らかなよ
うに、本発明によれば、製作の際に成形性が良好で、ト
ナーに対する摩擦帯電性が適正であり、2次転写の際、
トナーとの離型性に優れ、転写時に適用する転写バイア
スに対して良好な適合性を有し、異常帯電トナーによる
虫喰いが発生しない中間転写体を提供することが提供さ
れ、また、該中間転写体を具備した本発明の画像形成装
置はクリーニング性、転写材への転写効率に優れたもの
であり、かつ、この装置により虫喰いのない良好な画
像、例えばフルカラー画像を得ることができる、という
優れた効果を奏する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月2日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中間転写方式を用いた画像形成装置の
1例を説明する図である。
【図2】本発明の中間転写体によるトナー帯電特性値を
測定する装置を説明する図である。
【符号の説明】 4 現像部 6 中間転写ベルト 11 領域 13 感光体 21 中間転写体材料 22 SUSローラ 23 SUSローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーにより像担持体上に順次形成され
    る複数の可視の色現像画像を無端状に走行する中間転写
    体上に順次に重ね合わせて一次転写し、該中間転写体上
    の一次転写画像を転写材に一括して二次転写する中間転
    写方式を用いる画像形成装置において、該中間転写体の
    少なくとも可視の色現像画像が形成される表面が、フッ
    素系樹脂と、それに相溶可能な樹脂Aとの混合物組成物
    Bからなる中間転写体を用いる画像形成装置。
  2. 【請求項2】 中間転写体の少なくとも可視の色現像画
    像が形成される表面が、フッ素系樹脂と、それに相溶可
    能な樹脂Aとの混合物組成物Bからなる中間転写体。
  3. 【請求項3】 該フッ素系樹脂が、ポリビニリデンフロ
    ライド及び/又はビニリデンフロライド、テトラフルオ
    ロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンのうちの少なく
    とも2つ以上の組成からなるフッ素系共重合体もしくは
    3元共重合体である請求項2に記載の中間転写体。
  4. 【請求項4】 該中間転写体の表面摩擦係数が0.4以
    下である請求項2に記載の中間転写体。
  5. 【請求項5】 該中間転写体の体積抵抗が、108〜1
    13Ω・cmである請求項2に記載の中間転写体。
  6. 【請求項6】 該中間転写体が2層以上の積層構造であ
    り、その表面抵抗が109〜1014Ω/□である請求項
    2に記載の中間転写体。
  7. 【請求項7】 該中間転写体と使用トナーとの摩擦帯電
    量の絶対値が、0〜40μc/gである請求項2に記載
    の中間転写体。
  8. 【請求項8】 樹脂Aがアクリル系樹脂、ポリエーテル
    系樹脂である請求項2に記載の中間転写体。
  9. 【請求項9】 該フッ系共重合体と樹脂Aとの混合比
    が、8/2〜5/5である請求項2に記載の中間転写
    体。
  10. 【請求項10】 樹脂Aの体積固有抵抗が、108〜1
    12Ω・cmである請求項2に記載の中間転写体。
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