JPH09107972A - 甲状腺ホルモンを認識する抗体の遺伝子断片等 - Google Patents
甲状腺ホルモンを認識する抗体の遺伝子断片等Info
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- JPH09107972A JPH09107972A JP7274012A JP27401295A JPH09107972A JP H09107972 A JPH09107972 A JP H09107972A JP 7274012 A JP7274012 A JP 7274012A JP 27401295 A JP27401295 A JP 27401295A JP H09107972 A JPH09107972 A JP H09107972A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 遺伝子工学的に変異を導入した抗体を製造し
又は自然の抗体を使用する上で生じる課題を解決し得る
抗体を製造する際の材料となる、抗体の遺伝子断片を提
供する。 【構成】 甲状腺ホルモンを認識し得る抗体のH鎖V領
域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片及びL鎖V領域蛋白質
をコ−ドする遺伝子断片、これら遺伝子断片を含む発現
用ベクタ−、該ベクタ−により形質転換された宿主細胞
及び該宿主細胞を培養する甲状腺ホルモンを認識し得る
抗体のH鎖V領域蛋白質等の製造方法。
又は自然の抗体を使用する上で生じる課題を解決し得る
抗体を製造する際の材料となる、抗体の遺伝子断片を提
供する。 【構成】 甲状腺ホルモンを認識し得る抗体のH鎖V領
域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片及びL鎖V領域蛋白質
をコ−ドする遺伝子断片、これら遺伝子断片を含む発現
用ベクタ−、該ベクタ−により形質転換された宿主細胞
及び該宿主細胞を培養する甲状腺ホルモンを認識し得る
抗体のH鎖V領域蛋白質等の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、甲状腺ホルモンを認識
する抗体の遺伝子断片等に関し、詳しくは甲状腺ホルモ
ンを認識するマウス抗体のH鎖及びL鎖V領域蛋白質を
コ−ドする遺伝子、これら遺伝子断片によりコ−ドされ
る蛋白質、これら遺伝子断片を含むベクタ−、該ベクタ
−により形質転換された細胞、当該細胞を培養すること
を特徴とするH鎖V領域蛋白質等の製造方法に関するも
のである。
する抗体の遺伝子断片等に関し、詳しくは甲状腺ホルモ
ンを認識するマウス抗体のH鎖及びL鎖V領域蛋白質を
コ−ドする遺伝子、これら遺伝子断片によりコ−ドされ
る蛋白質、これら遺伝子断片を含むベクタ−、該ベクタ
−により形質転換された細胞、当該細胞を培養すること
を特徴とするH鎖V領域蛋白質等の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】甲状腺ホルモンには、それぞれ図1
(a)(b)に示した様にトリヨ−ドチロニン(T3)
とチロキシン(T4)の2種類がある。これらホルモン
の血清中の濃度は甲状腺疾患を検知するための手掛かり
であり、EIA(酵素免疫測定)によるT3又はT4の
測定が広く実施されている。
(a)(b)に示した様にトリヨ−ドチロニン(T3)
とチロキシン(T4)の2種類がある。これらホルモン
の血清中の濃度は甲状腺疾患を検知するための手掛かり
であり、EIA(酵素免疫測定)によるT3又はT4の
測定が広く実施されている。
【0003】T3やT4はいずれも低分子であるため、
甲状腺ホルモンを認識する2種類の抗体を用いる、いわ
ゆるサンドイッチEIAの実施が困難である。このた
め、現在広く実施されているEIAは、T3又はT4を
認識する抗体に対し、血清中のT3(T4)と酵素標識
したT3(T4)を競合的に結合させる競合法である。
甲状腺ホルモンを認識する2種類の抗体を用いる、いわ
ゆるサンドイッチEIAの実施が困難である。このた
め、現在広く実施されているEIAは、T3又はT4を
認識する抗体に対し、血清中のT3(T4)と酵素標識
したT3(T4)を競合的に結合させる競合法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】T3とT4は互いに類
似しているため、T3又はT4の測定系において交差反
応が問題となることがある。近年の遺伝子工学の進歩に
より、抗体の立体構造を予想し、抗原との結合様式を推
定することが可能になっている(抗体の立体構造予測シ
ステムAbM、東レリサ−チセンタ−)。更に、この様
な知見に基づき、部位特異的変異を導入することにより
抗体の抗原との親和性を高めたり、交差反応を減少させ
ることも可能となった。しかし、このような抗体の改良
を実施するためには、甲状腺ホルモンを認識する抗体の
遺伝子が出発材料として不可欠である。
似しているため、T3又はT4の測定系において交差反
応が問題となることがある。近年の遺伝子工学の進歩に
より、抗体の立体構造を予想し、抗原との結合様式を推
定することが可能になっている(抗体の立体構造予測シ
ステムAbM、東レリサ−チセンタ−)。更に、この様
な知見に基づき、部位特異的変異を導入することにより
抗体の抗原との親和性を高めたり、交差反応を減少させ
ることも可能となった。しかし、このような抗体の改良
を実施するためには、甲状腺ホルモンを認識する抗体の
遺伝子が出発材料として不可欠である。
【0005】一方、EIAにおいては一般的にマウス由
来の抗体が使用されているが、測定試料であるヒト血清
中の抗マウス由来蛋白質抗体により測定結果が変動する
ことが知られている。これを避けるにはマウス−ヒトキ
メラ抗体(ヒト以外の動物種由来の抗原結合領域即ち可
変領域(V領域)とヒト由来の不変領域(C領域)から
成る抗体、Oi and Morrison 、Biotechnology 4巻、
p214、1986年参照)を用いる等すれば良いことが報告さ
れている(特願平6−48442号)。しかしこの場合
にも、甲状腺ホルモンを認識する抗体の遺伝子が出発材
料として不可欠である。
来の抗体が使用されているが、測定試料であるヒト血清
中の抗マウス由来蛋白質抗体により測定結果が変動する
ことが知られている。これを避けるにはマウス−ヒトキ
メラ抗体(ヒト以外の動物種由来の抗原結合領域即ち可
変領域(V領域)とヒト由来の不変領域(C領域)から
成る抗体、Oi and Morrison 、Biotechnology 4巻、
p214、1986年参照)を用いる等すれば良いことが報告さ
れている(特願平6−48442号)。しかしこの場合
にも、甲状腺ホルモンを認識する抗体の遺伝子が出発材
料として不可欠である。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って本発明者らは、前
記課題に鑑みて甲状腺ホルモンのH鎖及びL鎖の遺伝子
について鋭意研究した結果、そのV領域の遺伝子を見出
し、前記課題を解決するに至った。即ち本発明は、図1
に示された(a)及び(b)の2種類の甲状腺ホルモン
を認識し得る抗体のH鎖V領域蛋白質をコ−ドする、配
列番号1で表される遺伝子断片、及び、図1に示された
(a)及び(b)の2種類の甲状腺ホルモンを認識し得
る抗体のL鎖V領域蛋白質をコ−ドする、配列番号2で
表される遺伝子断片である。
記課題に鑑みて甲状腺ホルモンのH鎖及びL鎖の遺伝子
について鋭意研究した結果、そのV領域の遺伝子を見出
し、前記課題を解決するに至った。即ち本発明は、図1
に示された(a)及び(b)の2種類の甲状腺ホルモン
を認識し得る抗体のH鎖V領域蛋白質をコ−ドする、配
列番号1で表される遺伝子断片、及び、図1に示された
(a)及び(b)の2種類の甲状腺ホルモンを認識し得
る抗体のL鎖V領域蛋白質をコ−ドする、配列番号2で
表される遺伝子断片である。
【0007】また本発明は、前記の遺伝子断片によりコ
−ドされ、図1に示された(a)及び(b)の2種類の
甲状腺ホルモンを認識し得る抗体のH鎖V領域蛋白質、
及び、前記の遺伝子断片によりコ−ドされ、図1に示さ
れた(a)及び(b)の2種類の甲状腺ホルモンを認識
し得る抗体のL鎖V領域蛋白質である。
−ドされ、図1に示された(a)及び(b)の2種類の
甲状腺ホルモンを認識し得る抗体のH鎖V領域蛋白質、
及び、前記の遺伝子断片によりコ−ドされ、図1に示さ
れた(a)及び(b)の2種類の甲状腺ホルモンを認識
し得る抗体のL鎖V領域蛋白質である。
【0008】また本発明は、前記の遺伝子断片の全部又
は一部を含み、宿主細胞中で該遺伝子断片を発現させる
ことができるベクタ−である。
は一部を含み、宿主細胞中で該遺伝子断片を発現させる
ことができるベクタ−である。
【0009】また本発明は、前記遺伝子断片に加え、更
にヒト抗体のH鎖C領域蛋白質又はヒト抗体のL鎖C領
域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片を含むベクタ−であ
る。
にヒト抗体のH鎖C領域蛋白質又はヒト抗体のL鎖C領
域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片を含むベクタ−であ
る。
【0010】また本発明は、前記2種類の遺伝子断片の
全部又は一部とヒト抗体のH鎖C領域及びL鎖C領域蛋
白質をコ−ドする遺伝子断片を含み、宿主細胞中でこれ
ら遺伝子断片を発現させることができるベクタ−であ
る。
全部又は一部とヒト抗体のH鎖C領域及びL鎖C領域蛋
白質をコ−ドする遺伝子断片を含み、宿主細胞中でこれ
ら遺伝子断片を発現させることができるベクタ−であ
る。
【0011】また本発明は、前述のいずれかのベクタ−
で形質転換された宿主細胞である。そして本発明は、前
記宿主細胞を培養することを特徴とする、図1に示され
た(a)及び(b)の2種類の甲状腺ホルモンを認識し
得る抗体の、H鎖V領域蛋白質、L鎖V領域蛋白質、H
鎖V領域とヒト抗体のH鎖C領域のキメラ蛋白質、L鎖
V領域とヒト抗体のL鎖C領域のキメラ蛋白質又は、H
鎖とL鎖のV領域蛋白質及びヒト抗体のH鎖とL鎖のC
領域蛋白質とのキメラ蛋白質の製造方法である。以下本
発明を詳細に説明する。
で形質転換された宿主細胞である。そして本発明は、前
記宿主細胞を培養することを特徴とする、図1に示され
た(a)及び(b)の2種類の甲状腺ホルモンを認識し
得る抗体の、H鎖V領域蛋白質、L鎖V領域蛋白質、H
鎖V領域とヒト抗体のH鎖C領域のキメラ蛋白質、L鎖
V領域とヒト抗体のL鎖C領域のキメラ蛋白質又は、H
鎖とL鎖のV領域蛋白質及びヒト抗体のH鎖とL鎖のC
領域蛋白質とのキメラ蛋白質の製造方法である。以下本
発明を詳細に説明する。
【0012】本発明の甲状腺ホルモンを認識する抗体の
遺伝子断片は、甲状腺ホルモンを認識する抗体のH鎖V
領域蛋白質をコ−ドする遺伝子又はL鎖V領域蛋白質を
コ−ドする遺伝子であり、具体的に配列番号1又は配列
番号2で示される塩基配列を有する。
遺伝子断片は、甲状腺ホルモンを認識する抗体のH鎖V
領域蛋白質をコ−ドする遺伝子又はL鎖V領域蛋白質を
コ−ドする遺伝子であり、具体的に配列番号1又は配列
番号2で示される塩基配列を有する。
【0013】これら遺伝子断片は、図1の(a)及び
(b)で示された甲状腺ホルモンを認識する抗体を産生
するハイブリド−マを出発材料にして、例えば実施例1
に示す方法で単離することができる。また、本発明の開
示に従って、配列番号1又は配列番号2の塩基配列を例
えばDNA合成機を使用して直接調製しても良い。なお
本発明の遺伝子断片は、配列番号1又は配列番号2で示
された塩基配列に1個又は複数個の塩基が付加されてい
ても良いし、その塩基配列中の1個又は複数個の塩基が
削除されていても良いし、更にその塩基配列中の1個又
は複数個の塩基が他の塩基に置換されていても良い。
(b)で示された甲状腺ホルモンを認識する抗体を産生
するハイブリド−マを出発材料にして、例えば実施例1
に示す方法で単離することができる。また、本発明の開
示に従って、配列番号1又は配列番号2の塩基配列を例
えばDNA合成機を使用して直接調製しても良い。なお
本発明の遺伝子断片は、配列番号1又は配列番号2で示
された塩基配列に1個又は複数個の塩基が付加されてい
ても良いし、その塩基配列中の1個又は複数個の塩基が
削除されていても良いし、更にその塩基配列中の1個又
は複数個の塩基が他の塩基に置換されていても良い。
【0014】本発明の甲状腺ホルモンを認識する抗体の
V領域蛋白質は、前記した遺伝子断片でコ−ドされたも
のであり、具体的に配列番号1又は配列番号2の遺伝子
断片でコ−ドされたものである。なお当該蛋白質は、配
列番号1又は配列番号2の遺伝子断片でコ−ドされた蛋
白質に1個又は複数個のアミノ酸残基が付加されていて
も良いし、その蛋白質中の1個又は複数個のアミノ酸残
基が削除されていても良いし、更にその蛋白質中の1個
又は複数個のアミノ酸残基が他のアミノ酸残基に置換さ
れていても良い。
V領域蛋白質は、前記した遺伝子断片でコ−ドされたも
のであり、具体的に配列番号1又は配列番号2の遺伝子
断片でコ−ドされたものである。なお当該蛋白質は、配
列番号1又は配列番号2の遺伝子断片でコ−ドされた蛋
白質に1個又は複数個のアミノ酸残基が付加されていて
も良いし、その蛋白質中の1個又は複数個のアミノ酸残
基が削除されていても良いし、更にその蛋白質中の1個
又は複数個のアミノ酸残基が他のアミノ酸残基に置換さ
れていても良い。
【0015】本発明の甲状腺ホルモンを認識する抗体の
V領域蛋白質を製造するには、これをコ−ドする遺伝子
を含むベクタ−を使用する。本発明のベクタ−は、前記
遺伝子断片、即ち配列番号1又は配列番号2の遺伝子断
片の全部又は一部を含み、宿主細胞中で該遺伝子断片を
発現させることができるものである。
V領域蛋白質を製造するには、これをコ−ドする遺伝子
を含むベクタ−を使用する。本発明のベクタ−は、前記
遺伝子断片、即ち配列番号1又は配列番号2の遺伝子断
片の全部又は一部を含み、宿主細胞中で該遺伝子断片を
発現させることができるものである。
【0016】本発明の遺伝子断片を宿主細胞中で発現さ
せるため本発明のベクタ−は、当該遺伝子断片以外に遺
伝子断片を発現(転写)させるためのプロモ−タ−/オ
ペレ−タ−、遺伝子断片の発現(転写)を終了させるた
めのタ−ミネ−タ−、宿主細胞中での複製のための遺伝
子等、公知の遺伝子配列を含んでいても良い。ここでベ
クタ−にヒト抗体のC領域をコ−ドする遺伝子断片を導
入することにより、マウス−ヒトキメラ抗体のH鎖及び
/又はL鎖を製造するためのベクタ−を得ることができ
る。
せるため本発明のベクタ−は、当該遺伝子断片以外に遺
伝子断片を発現(転写)させるためのプロモ−タ−/オ
ペレ−タ−、遺伝子断片の発現(転写)を終了させるた
めのタ−ミネ−タ−、宿主細胞中での複製のための遺伝
子等、公知の遺伝子配列を含んでいても良い。ここでベ
クタ−にヒト抗体のC領域をコ−ドする遺伝子断片を導
入することにより、マウス−ヒトキメラ抗体のH鎖及び
/又はL鎖を製造するためのベクタ−を得ることができ
る。
【0017】本発明のベクタ−は、甲状腺ホルモンを認
識する抗体のH鎖V領域蛋白質を製造するためのもの、
甲状腺ホルモンを認識する抗体のL鎖V領域蛋白質を製
造するためのもの、甲状腺ホルモンを認識する抗体のH
鎖V領域蛋白質とヒト抗体のH鎖C領域蛋白質のキメラ
蛋白質を製造するためのもの、甲状腺ホルモンを認識す
る抗体のL鎖V領域蛋白質とヒト抗体のL鎖C領域蛋白
質のキメラ蛋白質を製造するためのもの、及び、甲状腺
ホルモンを認識する抗体のL鎖及びH鎖V領域蛋白質
と、ヒト抗体のL鎖及びH鎖C領域蛋白質のキメラ蛋白
質を製造するためのものからなる。
識する抗体のH鎖V領域蛋白質を製造するためのもの、
甲状腺ホルモンを認識する抗体のL鎖V領域蛋白質を製
造するためのもの、甲状腺ホルモンを認識する抗体のH
鎖V領域蛋白質とヒト抗体のH鎖C領域蛋白質のキメラ
蛋白質を製造するためのもの、甲状腺ホルモンを認識す
る抗体のL鎖V領域蛋白質とヒト抗体のL鎖C領域蛋白
質のキメラ蛋白質を製造するためのもの、及び、甲状腺
ホルモンを認識する抗体のL鎖及びH鎖V領域蛋白質
と、ヒト抗体のL鎖及びH鎖C領域蛋白質のキメラ蛋白
質を製造するためのものからなる。
【0018】このうち、甲状腺ホルモンを認識するマウ
ス−ヒトキメラ抗体、即ち甲状腺ホルモンを認識する抗
体のV領域蛋白質とヒト抗体のC領域蛋白質のキメラ蛋
白質を製造するためのベクタ−は、配列番号1の遺伝子
断片の全部又は一部及びヒト抗体のH鎖C領域蛋白質を
コ−ドする遺伝子断片を含むもの、配列番号2の遺伝子
断片の全部又は一部及びヒト抗体のL鎖C領域蛋白質を
コ−ドする遺伝子断片を含むもの、そして配列番号1及
び配列番号2の遺伝子断片の全部又は一部とヒト抗体の
H鎖及びL鎖領域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片を含む
ものの3種類である。この場合、ヒト抗体の遺伝子断片
については、H鎖C領域は本発明のH鎖V領域のフレ−
ムと一致した状態となるように、L鎖C領域は本発明の
L鎖V領域のフレ−ムと一致した状態となるようにベク
タ−は構築する。
ス−ヒトキメラ抗体、即ち甲状腺ホルモンを認識する抗
体のV領域蛋白質とヒト抗体のC領域蛋白質のキメラ蛋
白質を製造するためのベクタ−は、配列番号1の遺伝子
断片の全部又は一部及びヒト抗体のH鎖C領域蛋白質を
コ−ドする遺伝子断片を含むもの、配列番号2の遺伝子
断片の全部又は一部及びヒト抗体のL鎖C領域蛋白質を
コ−ドする遺伝子断片を含むもの、そして配列番号1及
び配列番号2の遺伝子断片の全部又は一部とヒト抗体の
H鎖及びL鎖領域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片を含む
ものの3種類である。この場合、ヒト抗体の遺伝子断片
については、H鎖C領域は本発明のH鎖V領域のフレ−
ムと一致した状態となるように、L鎖C領域は本発明の
L鎖V領域のフレ−ムと一致した状態となるようにベク
タ−は構築する。
【0019】なお、ヒト抗体のH鎖又はL鎖C領域をコ
−ドする遺伝子断片は公知である(例えばKameyamaら、
FEBS Lett.、、244 巻、p301、1989年)。
−ドする遺伝子断片は公知である(例えばKameyamaら、
FEBS Lett.、、244 巻、p301、1989年)。
【0020】本発明の他のベクタ−は、本発明の甲状腺
ホルモンを認識する抗体のH鎖V領域蛋白質をコ−ドす
る遺伝子断片及び/又はL鎖V領域蛋白質をコ−ドする
遺伝子断片を含むベクタ−である。このベクタ−、特に
H鎖及びL鎖のV領域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片を
含むベクタ−によれば、C領域を含まない、V領域のみ
から成る甲状腺ホルモンを認識する抗体(Fv抗体)が
製造できる。L鎖に関する遺伝子断片とH鎖に関する遺
伝子断片を同一のベクタ−に導入する場合には実施例で
示したようにそれぞれH鎖に関する遺伝子群とL鎖に関
する遺伝子群を含む2以上のベクタ−を構築し、これら
ベクタ−で同一又は異なる細胞を形質転換しても良い。
ホルモンを認識する抗体のH鎖V領域蛋白質をコ−ドす
る遺伝子断片及び/又はL鎖V領域蛋白質をコ−ドする
遺伝子断片を含むベクタ−である。このベクタ−、特に
H鎖及びL鎖のV領域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片を
含むベクタ−によれば、C領域を含まない、V領域のみ
から成る甲状腺ホルモンを認識する抗体(Fv抗体)が
製造できる。L鎖に関する遺伝子断片とH鎖に関する遺
伝子断片を同一のベクタ−に導入する場合には実施例で
示したようにそれぞれH鎖に関する遺伝子群とL鎖に関
する遺伝子群を含む2以上のベクタ−を構築し、これら
ベクタ−で同一又は異なる細胞を形質転換しても良い。
【0021】本発明は、以上に説明したベクタ−で形質
転換した宿主細胞をも提供する。前述した各種ベクタ−
による宿主細胞の形質転換は通常の方法に従えば良く、
特に制限はない。例えばベクタ−が大腸菌を対象とする
ものであれば大腸菌を宿主として使用すれば良く、酵母
を対象とするものであれば酵母を宿主として使用すれば
良い。
転換した宿主細胞をも提供する。前述した各種ベクタ−
による宿主細胞の形質転換は通常の方法に従えば良く、
特に制限はない。例えばベクタ−が大腸菌を対象とする
ものであれば大腸菌を宿主として使用すれば良く、酵母
を対象とするものであれば酵母を宿主として使用すれば
良い。
【0022】形質転換した宿主細胞を適当な条件下で培
養することで種々の形態の甲状腺ホルモンを認識する抗
体蛋白質を製造することができる。本発明では使用した
ベクタ−に応じて種々の形態の抗体、例えば甲状腺ホル
モンを認識する抗体のH鎖V領域蛋白質、甲状腺ホルモ
ンを認識する抗体のL鎖V領域蛋白質、甲状腺ホルモン
を認識する抗体のH鎖V領域とヒト抗体のH鎖C領域の
キメラ蛋白質、甲状腺ホルモンを認識する抗体のL鎖V
領域とヒト抗体のL鎖C領域のキメラ蛋白質、甲状腺ホ
ルモンを認識する抗体のV領域とヒト抗体のC領域のキ
メラ抗体、そして更には甲状腺ホルモンを認識する抗体
のH鎖及びL鎖V領域から成る抗体蛋白質をも製造でき
る。
養することで種々の形態の甲状腺ホルモンを認識する抗
体蛋白質を製造することができる。本発明では使用した
ベクタ−に応じて種々の形態の抗体、例えば甲状腺ホル
モンを認識する抗体のH鎖V領域蛋白質、甲状腺ホルモ
ンを認識する抗体のL鎖V領域蛋白質、甲状腺ホルモン
を認識する抗体のH鎖V領域とヒト抗体のH鎖C領域の
キメラ蛋白質、甲状腺ホルモンを認識する抗体のL鎖V
領域とヒト抗体のL鎖C領域のキメラ蛋白質、甲状腺ホ
ルモンを認識する抗体のV領域とヒト抗体のC領域のキ
メラ抗体、そして更には甲状腺ホルモンを認識する抗体
のH鎖及びL鎖V領域から成る抗体蛋白質をも製造でき
る。
【0023】なお前述の通り、H鎖に関する遺伝子群と
L鎖に関する遺伝子群を含む2以上のベクタ−を構築し
た場合、実施例に示した様にこれらベクタ−で形質転換
された宿主細胞を培養したり、H鎖に関する遺伝子群を
含むベクタ−とL鎖に関する遺伝子群を含むベクタ−で
別個に形質転換された複数の細胞を同一培地中で培養す
る等することでH鎖及びL鎖領域を含む蛋白質を得るこ
とが可能である。
L鎖に関する遺伝子群を含む2以上のベクタ−を構築し
た場合、実施例に示した様にこれらベクタ−で形質転換
された宿主細胞を培養したり、H鎖に関する遺伝子群を
含むベクタ−とL鎖に関する遺伝子群を含むベクタ−で
別個に形質転換された複数の細胞を同一培地中で培養す
る等することでH鎖及びL鎖領域を含む蛋白質を得るこ
とが可能である。
【0024】
【実施例】以下本発明を更に詳細に説明するために実施
例を示すが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
例を示すが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0025】実施例 1 実施例1.甲状腺ホルモンを
認識する抗体を産生するハイブリド−マの樹立 T3をBSAに結合させたものをBALB/cマウスに
免疫して得たひ臓細胞を、ミエロ−マ細胞とポリエチレ
ングリコ−ルを用いる通常の方法で細胞融合させ、HA
T培地選択及び抗原への反応性を確認した後に限界希釈
法によりクロ−ニングを行い、抗T3モノクロ−ナル抗
体TT1(IgGクラス)産生ハイブリド−マを作製し
た。TT1は、T3だけではなく、T4にも交差反応に
より結合した。
認識する抗体を産生するハイブリド−マの樹立 T3をBSAに結合させたものをBALB/cマウスに
免疫して得たひ臓細胞を、ミエロ−マ細胞とポリエチレ
ングリコ−ルを用いる通常の方法で細胞融合させ、HA
T培地選択及び抗原への反応性を確認した後に限界希釈
法によりクロ−ニングを行い、抗T3モノクロ−ナル抗
体TT1(IgGクラス)産生ハイブリド−マを作製し
た。TT1は、T3だけではなく、T4にも交差反応に
より結合した。
【0026】実施例 2 TT1の抗体可変領域(V領
域)遺伝子の単離 RPMI1640で培養した1×106 個のTT1ハイブ
リド−マから、mRNA抽出キット(ファルマシア製)
によりmRNAを抽出し、常法に従ってcDNAを調製
した。
域)遺伝子の単離 RPMI1640で培養した1×106 個のTT1ハイブ
リド−マから、mRNA抽出キット(ファルマシア製)
によりmRNAを抽出し、常法に従ってcDNAを調製
した。
【0027】次にこのcDNAを鋳型とし、下記のオリ
ゴヌクレオチドプライマ−VH1BACK及びVHFO
RSAL1を用いてPCR(ポリメレ−スチェインリア
クション)を行って抗体のH鎖V領域蛋白質をコ−ドす
るDNA断片を増幅した。
ゴヌクレオチドプライマ−VH1BACK及びVHFO
RSAL1を用いてPCR(ポリメレ−スチェインリア
クション)を行って抗体のH鎖V領域蛋白質をコ−ドす
るDNA断片を増幅した。
【0028】増幅したDNA断片を制限酵素PstI及
びSalIで消化した後、更に制限酵素Sse8387
I及びSalIで消化し、pEdHCG1(Ibaら、
Biotechnology Letters、17
巻、135頁、1995年参照、制限酵素Sal Iに
よる制限部位の3´側に、ヒト抗体のH鎖C領域蛋白質
をコ−ドする遺伝子断片を有する)に挿入してpEdH
CG1−TT1を構築した。
びSalIで消化した後、更に制限酵素Sse8387
I及びSalIで消化し、pEdHCG1(Ibaら、
Biotechnology Letters、17
巻、135頁、1995年参照、制限酵素Sal Iに
よる制限部位の3´側に、ヒト抗体のH鎖C領域蛋白質
をコ−ドする遺伝子断片を有する)に挿入してpEdH
CG1−TT1を構築した。
【0029】 VH1BACK; 5´ AGGT(C/G)(A/C)A(A/G)CTGCAG(C/G)AG TC(A/T)GG 3´ VHFORSAL1; 5´ GGGGGTCGACGCTGAGGAGACGGTGACCGTGGT CCCTTGGCCCCAG 3´ なお上記オリゴヌクレオチドプライマ−VH1BACK
において、( )内に記載した塩基は
であることを意味す
る。
において、( )内に記載した塩基は
であることを意味す
る。
【0030】一方、同cDNAを鋳型とし、下記のオリ
ゴヌクレオチドプライマ−Vκ1BACK及びVκ1F
ORを用いてPCRを行って、抗体のL鎖V領域蛋白質
をコ−ドするDNA断片を増幅し、増幅したDNA断片
を制限酵素PvuII及びBglIIで消化した後、更
に制限酵素PvuII及びBglIIで消化し、pEd
HCκ(Ibaら、Biotechnology Le
tters、17巻、135頁、1995年参照、制限
酵素Bgl IIによる制限部位の3´側に、ヒト抗体
のL鎖C領域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片を有する)
に挿入してpEdHCκ−TT1を構築した。
ゴヌクレオチドプライマ−Vκ1BACK及びVκ1F
ORを用いてPCRを行って、抗体のL鎖V領域蛋白質
をコ−ドするDNA断片を増幅し、増幅したDNA断片
を制限酵素PvuII及びBglIIで消化した後、更
に制限酵素PvuII及びBglIIで消化し、pEd
HCκ(Ibaら、Biotechnology Le
tters、17巻、135頁、1995年参照、制限
酵素Bgl IIによる制限部位の3´側に、ヒト抗体
のL鎖C領域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片を有する)
に挿入してpEdHCκ−TT1を構築した。
【0031】 Vκ1BACK; 5´ GACATTCAGCTGACCCAGTCTCCA 3´ Vκ1FOR; 5´ GTTAGATCTCCAGCTTGGTCCC 3´ 実施例 3 TT1抗体遺伝子の塩基配列の決定 実施例2で単離したTT1のH鎖V領域及びL鎖V領域
蛋白質をコ−ドする遺伝子断片の塩基配列を常法により
決定した。その結果、これら遺伝子断片は配列番号1及
び2に示された塩基配列を有するものであった。
蛋白質をコ−ドする遺伝子断片の塩基配列を常法により
決定した。その結果、これら遺伝子断片は配列番号1及
び2に示された塩基配列を有するものであった。
【0032】実施例 4 TT1マウス・ヒトキメラ抗
体の作製(COS細胞での一過性発現の確認) 15cmディッシュ4枚にCOS1細胞をコンフルエン
ト状態となるように培養した。pEdHCG1−TT1
及びpEdHCκ−TT1をプレ−ト1枚につき40μ
gずつ加え、リン酸カルシウム法によりCOS細胞中に
導入した。ベクタ−を導入した翌日、培養液を無血清培
地に交換し、3日後に培養上清を回収した。
体の作製(COS細胞での一過性発現の確認) 15cmディッシュ4枚にCOS1細胞をコンフルエン
ト状態となるように培養した。pEdHCG1−TT1
及びpEdHCκ−TT1をプレ−ト1枚につき40μ
gずつ加え、リン酸カルシウム法によりCOS細胞中に
導入した。ベクタ−を導入した翌日、培養液を無血清培
地に交換し、3日後に培養上清を回収した。
【0033】培養上清中のキメラ抗体価の測定を行なっ
た。96穴イムノプレ−トに抗ヒトIgG1 抗血清を固
相化した後、0.5%BSAを含むPBSでブロッキン
グを行った。PBSでプレ−トを洗浄後、培養上清を加
え1時間室温で放置した。
た。96穴イムノプレ−トに抗ヒトIgG1 抗血清を固
相化した後、0.5%BSAを含むPBSでブロッキン
グを行った。PBSでプレ−トを洗浄後、培養上清を加
え1時間室温で放置した。
【0034】PBSでプレ−トを洗浄後、HRP(西洋
ワサビペルオキシダ−ゼ)で標識した抗ヒトIgκ抗体
を加え1時間室温で放置した。その後プレ−トを洗浄
し、発色試薬(ABTS、和光純薬工業(株)製)を加
え、発色の程度を市販の吸光測定装置(イムノリ−ダ
−、MPR−A4、東ソ−(株)製)で測定した。
ワサビペルオキシダ−ゼ)で標識した抗ヒトIgκ抗体
を加え1時間室温で放置した。その後プレ−トを洗浄
し、発色試薬(ABTS、和光純薬工業(株)製)を加
え、発色の程度を市販の吸光測定装置(イムノリ−ダ
−、MPR−A4、東ソ−(株)製)で測定した。
【0035】その結果、培養上清中に約0.1μg/m
lのキメラ抗体が産生されていることがわかった。
lのキメラ抗体が産生されていることがわかった。
【0036】実施例 5 T3及びT4との結合定数の
測定 市販のプラズマ共鳴測定器(BIAcore、ファルマ
シア社製)を用いて、調製されたキメラ抗体のT3及び
T4との結合定数を測定した。
測定 市販のプラズマ共鳴測定器(BIAcore、ファルマ
シア社製)を用いて、調製されたキメラ抗体のT3及び
T4との結合定数を測定した。
【0037】センサ−チップにラビット抗ヒトIgG−
Fc抗体(30μg/ml、35μl)をアミノカップ
リングキットで固定化した。次に実施例4で得られた培
養上清(簡易遠心膜濃縮機を用いて容積比で28倍に濃
縮したもの)を35μlずつ2回インジェクトした。次
にT3及びT4にアルカリフォスファタ−ゼ(AP)を
結合させたもの(T3−AP、T4−AP)を抗原とし
て2.5〜20μg/mlの濃度範囲で20μlインジ
ェクトした。センサ−チップは、10mMグリシン塩酸
(pH1.5)を15μlインジェクトして再生した。
またランニングバッファ−はHBSを用い、5μl/分
で流した。
Fc抗体(30μg/ml、35μl)をアミノカップ
リングキットで固定化した。次に実施例4で得られた培
養上清(簡易遠心膜濃縮機を用いて容積比で28倍に濃
縮したもの)を35μlずつ2回インジェクトした。次
にT3及びT4にアルカリフォスファタ−ゼ(AP)を
結合させたもの(T3−AP、T4−AP)を抗原とし
て2.5〜20μg/mlの濃度範囲で20μlインジ
ェクトした。センサ−チップは、10mMグリシン塩酸
(pH1.5)を15μlインジェクトして再生した。
またランニングバッファ−はHBSを用い、5μl/分
で流した。
【0038】T3−APをインジェクトしてからのレゾ
ナンスの変化を図2に示す。図2を解析した結果、Ka
ss=1.7×106 M-1s-1、Kdiss=3.3×
10-4s-1、Ka=5.2×109 M-1であった。
ナンスの変化を図2に示す。図2を解析した結果、Ka
ss=1.7×106 M-1s-1、Kdiss=3.3×
10-4s-1、Ka=5.2×109 M-1であった。
【0039】同様にT4−APをインジェクトしてから
のレゾナンスの変化を解析したところ、Kass=7.
4×105 M-1s-1、Kdiss=2.6×10
-4s-1、Ka=2.8×109 M-1であった。
のレゾナンスの変化を解析したところ、Kass=7.
4×105 M-1s-1、Kdiss=2.6×10
-4s-1、Ka=2.8×109 M-1であった。
【0040】以上の結果は、実施例4で得られたキメラ
抗体が甲状腺ホルモンと高い親和性を有することを示
す。
抗体が甲状腺ホルモンと高い親和性を有することを示
す。
【0041】
【発明の効果】本発明で提供される甲状腺ホルモンを認
識する抗体のH鎖及びL鎖V領域蛋白質をコ−ドする遺
伝子やこれを含むベクタ−等を利用することにより、種
々の付加機能を有した該抗体を大量に生産することが可
能である。従って、これら遺伝子断片、ベクタ−、抗体
の製造方法を使用することにより甲状腺ホルモンを認識
する抗体に関する研究を更に進展でき、従来と比較して
血清中の抗マウス由来物質抗体の影響を受けにくい、甲
状腺疾患の診断のための臨床試薬の開発が可能となる。
識する抗体のH鎖及びL鎖V領域蛋白質をコ−ドする遺
伝子やこれを含むベクタ−等を利用することにより、種
々の付加機能を有した該抗体を大量に生産することが可
能である。従って、これら遺伝子断片、ベクタ−、抗体
の製造方法を使用することにより甲状腺ホルモンを認識
する抗体に関する研究を更に進展でき、従来と比較して
血清中の抗マウス由来物質抗体の影響を受けにくい、甲
状腺疾患の診断のための臨床試薬の開発が可能となる。
【0042】
配列番号:1 配列の長さ: 配列の型:核酸 配列の数:2本鎖 トポロジ−:直線状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 セルライン:ハイブリド−マTT1 配列 CAG GTC AAG CTG CAG GAG TCT GGG GGA GGC TTA GTG AAG CTT GGC GGG 48 Gln Val Lys Leu Gln Glu Ser Gly Gly Gly Leu Val Lys Leu Gly Gly TCC CTG AAA CTC TCC TGT GAA GCC TCT GGA TTC ACT TTC AGT AGT TAT 96 Ser Leu Lys Leu Ser Cys Glu Ala Ser Gly Phe Thr Phe Ser Ser Tyr TAC ATG TCT TGG GTT CGC CAG ACT CCA GAG AAG AGG CTG GAG TTG GTC 144 Tyr Met Ser Trp Val Arg Gln Thr Pro Glu Lys Arg Leu Glu Leu Val GCA GCC ATT AAT AGT AAT GGT GGT ACC ACC TAC TAT TCA GAC ACT GTG 192 Ala Ala Ile Asn Ser Asn Gly Gly Thr Thr Tyr Tyr Ser Asp Thr Val AAG GGC CGA TTC ACC ATC TCC AGA GAC AAT GCC AAG AAC ACC CTG TAC 240 Lys Gly Arg Phe Thr Ile Ser Arg Asp Asn Ala Lys Asn Thr Leu Tyr CTG CAA ATG AGC AGT CTG AAG TCT GAG GAC ACA GCC TTG TAT TAC TGT 288 Leu Gln Met Ser Ser Leu Lys Ser Glu Asp Thr Ala Leu Tyr Tyr Cys GCA AGC CCG GTC TCC TAT TAT TAC CTC TAT GTC ATG TAC TAC TGG GGC 336 Ala Ser Pro Val Ser Tyr Tyr Tyr Leu Tyr Val Met Tyr Tyr Trp Gly CAA GGG ACC ACG GTC ACC GTC TCC TCA 357 Gln Gly Thr Thr Val Thr Val Ser Ser 配列番号:2 配列の長さ: 配列の型:核酸 配列の数:2本鎖 トポロジ−:直線状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 セルライン:ハイブリド−マTT1 配列 GAC ATT CAG CTG ACC CAG TCT CCA ACC ACC ATG GTT GCA TCT CCC GGG 48 Asp Ile Gln Leu Thr Gln Ser Pro Thr Thr Met Val Ala Ser Pro Gly GAG AAG ATC ACT ATC ACC TGC AGT GCC AGC TCA AGT ATA AGT TCC AAT 96 Glu Lys Ile Thr Ile Thr Cys Ser Ala Ser Ser Ser Ile Ser Ser Asn TAC TTG CAT TGG TAT CAG CAG AAG CCA GGA TTC TCC CCT AAA CTC TTG 144 Tyr Leu His Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Gly Phe Ser Pro Lys Leu Leu ATT TAT AGG ACA TCC AAT CTG GCT TCT GGT GTC CCA ACT CGC TTC AGT 192 Ile Tyr Arg Tyr Ser Asn Leu Ala Ser Gly Val Pro Thr Arg Phe Ser GGC AGT GGG TCT GGG ACC TCT TAC TCT CTC ACA ATT GGC ACC ATG GAG 240 Gly Ser Gly Ser Gly Thr Ser Tyr Ser Leu Thr Ile Gly Thr Met Glu GCT GAA GAT GTT GCC ACT TAC TAC TGC CAG CAG GGT AGT AGT ATA CCG 288 Ala Glu Asp Val Ala Thr Tyr Tyr Cys Gln Gln Gly Ser Ser Ile Pro CTC ACG TTC GGT GCT GGG ACC AAG CTG GAG ATC AAA CGG 327 Leu Thr Phe Gly Ala Gly Thr Lys Leu
Glu Ile Lys Arg
Glu Ile Lys Arg
【図1】甲状腺ホルモンの構造を示す図である。図中、
(a)はT3の構造を、(b)はT4の構造を示す。
(a)はT3の構造を、(b)はT4の構造を示す。
【図2】実施例5の結果を示す図である。実施例4で得
られた甲状腺ホルモンを認識するキメラ抗体(リコンビ
ナントTT1)のT3−APに対する結合定数の解析セ
ンサ−グラムを示す。図中の矢印は(a)濃縮培養上
清、(b)濃縮培養上清、(c)T3−AP、(d)グ
リシン塩酸、をそれぞれインジェクトした位置を示す。
られた甲状腺ホルモンを認識するキメラ抗体(リコンビ
ナントTT1)のT3−APに対する結合定数の解析セ
ンサ−グラムを示す。図中の矢印は(a)濃縮培養上
清、(b)濃縮培養上清、(c)T3−AP、(d)グ
リシン塩酸、をそれぞれインジェクトした位置を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 1/21 C12N 1/21 C12P 21/02 C12P 21/02 C 21/08 21/08 G01N 33/53 G01N 33/53 E //(C12N 1/19 C12R 1:645) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:91)
Claims (11)
- 【請求項1】 図1に示された(a)及び(b)の2種
類の甲状腺ホルモンを認識し得る抗体のH鎖V領域蛋白
質をコ−ドする、配列番号1で表される遺伝子断片。 - 【請求項2】 図1に示された(a)及び(b)の2種
類の甲状腺ホルモンを認識し得る抗体のL鎖V領域蛋白
質をコ−ドする、配列番号2で表される遺伝子断片。 - 【請求項3】 請求項1の遺伝子断片によりコ−ドさ
れ、図1に示された(a)及び(b)の2種類の甲状腺
ホルモンを認識し得る抗体のH鎖V領域蛋白質。 - 【請求項4】 請求項2の遺伝子断片によりコ−ドさ
れ、図1に示された(a)及び(b)の2種類の甲状腺
ホルモンを認識し得る抗体のL鎖V領域蛋白質。 - 【請求項5】 請求項1の遺伝子断片の全部又は一部を
含み、宿主細胞中で該遺伝子断片を発現させることがで
きるベクタ−。 - 【請求項6】 請求項2の遺伝子断片の全部又は一部を
含み、宿主細胞中で該遺伝子断片を発現させることがで
きるベクタ−。 - 【請求項7】 更に、ヒト抗体のH鎖C領域蛋白質をコ
−ドする遺伝子断片を含む請求項5に記載のベクタ−。 - 【請求項8】 更に、ヒト抗体のL鎖C領域蛋白質をコ
−ドする遺伝子断片を含む請求項6に記載のベクタ−。 - 【請求項9】 請求項1の遺伝子断片の全部又は一部、
請求項2の遺伝子断片の全部又は一部、ヒト抗体のH鎖
C領域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片及びヒト抗体のL
鎖C領域蛋白質をコ−ドする遺伝子断片を含み、宿主細
胞中でこれら遺伝子断片を発現させることができるベク
タ−。 - 【請求項10】 請求項5〜9のいずれかに記載のベク
タ−で形質転換された宿主細胞。 - 【請求項11】 請求項10に記載の宿主細胞を培養す
ることを特徴とする、図1に示された(a)及び(b)
の2種類の甲状腺ホルモンを認識し得る抗体の、H鎖V
領域蛋白質、L鎖V領域蛋白質、H鎖V領域とヒト抗体
のH鎖C領域のキメラ蛋白質、L鎖V領域とヒト抗体の
L鎖C領域のキメラ蛋白質又は、H鎖とL鎖のV領域蛋
白質及びヒト抗体のH鎖とL鎖のC領域蛋白質とのキメ
ラ蛋白質の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7274012A JPH09107972A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 甲状腺ホルモンを認識する抗体の遺伝子断片等 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7274012A JPH09107972A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 甲状腺ホルモンを認識する抗体の遺伝子断片等 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09107972A true JPH09107972A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17535732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7274012A Pending JPH09107972A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 甲状腺ホルモンを認識する抗体の遺伝子断片等 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09107972A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010178649A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Fujifilm Corp | 抗チロキシン抗体及びそれを用いた免疫測定方法 |
| CN118063608A (zh) * | 2023-11-30 | 2024-05-24 | 南京欧凯生物科技有限公司 | 针对三碘甲状腺原氨酸的单克隆抗体、基于其的检测试剂及其应用 |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP7274012A patent/JPH09107972A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010178649A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Fujifilm Corp | 抗チロキシン抗体及びそれを用いた免疫測定方法 |
| CN118063608A (zh) * | 2023-11-30 | 2024-05-24 | 南京欧凯生物科技有限公司 | 针对三碘甲状腺原氨酸的单克隆抗体、基于其的检测试剂及其应用 |
| CN118063608B (zh) * | 2023-11-30 | 2024-11-19 | 南京欧凯生物科技有限公司 | 针对三碘甲状腺原氨酸的单克隆抗体、基于其的检测试剂及其应用 |
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