JPH09109255A - 同調エンボス化粧材の製造方法 - Google Patents

同調エンボス化粧材の製造方法

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JPH09109255A
JPH09109255A JP29591995A JP29591995A JPH09109255A JP H09109255 A JPH09109255 A JP H09109255A JP 29591995 A JP29591995 A JP 29591995A JP 29591995 A JP29591995 A JP 29591995A JP H09109255 A JPH09109255 A JP H09109255A
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color
embossing
plate
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decorative material
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JP29591995A
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Yoshiaki Aota
良明 青田
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Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 柄の色を小ロット、或いはひと刷り毎に変え
られ、連続生産もできる、同調エンボス化粧材の製造方
法を提供する。 【解決手段】 同一原稿からエンボス版とカラー画像情
報を得て、この情報にてインクジェット法等の無版印刷
法で転写媒体面上にエンボス版と同調した有色の中間印
刷画像を形成し、この中間印刷画像と同調する様に位置
合わせしたエンボス版と転写媒体との間に、化粧材基材
を挿入し加圧するか、又は、上記エンボス版を転写媒体
と兼用し、即ちエンボス版に直接印刷した後に、そのエ
ンボス版で化粧材基材を加圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木目、石目等の柄
(印刷画像)とエンボスの凹凸が同調した、同調エンボ
ス化粧材の製造方法に関する。特に、ひと刷り毎にで
も、柄の色(色相、明度、彩度からなり黒、白、灰色等
の無彩色も含む)を変えられる製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、木目、石目、抽象柄等の各種
の柄を化粧材基材として塩化ビニル樹脂等の樹脂シート
等に印刷した各種化粧材が知られている。なかでも、木
目の導管や石目の劈開面等の凹凸を有する柄をよりリア
ルに表現するために、エンボスによる凹凸を化粧材表面
に形成することも行われている。そして、初期の頃のエ
ンボスは柄と非同調のものであったが、柄と同調させた
エンボスを有する化粧材も出来ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同調エ
ンボスを有する化粧材の従来の製造方法では、いずれの
方法も柄の印刷に印刷版が必要であり、小ロット、極端
なケースではひと刷り毎に、柄の色を変えた化粧材を製
造することはできなかった。
【0004】例えば、凹凸のある天然木の板等を実物の
原稿として、これを照明を変えて写真撮影して得た複数
のポジフィルムをカラー画像情報とし、これに基づいて
作製した印刷版により塩化ビニル樹脂シート等にカラー
印刷画像を印刷して印刷シートとする一方、写真撮影し
た先の実物の(同一の)原稿からシリコン型を取って平
板のエンボス版を作製する。なお、この平板のエンボス
版は、通常、木目の導管の凹凸模様を持つ。そして、こ
のエンボス版に前記印刷シートをその印刷画像がエンボ
ス版に同調する様に位置合わせして、高周波加熱等の加
熱と圧力によりエンボスを行って、印刷画像に同調した
エンボスを有する化粧材とするものである。(なお、導
管のエンボス版は、実物の原稿の照明を工夫して写真撮
影によるポジフィルムから作製する方法もある。) しかし、この方法は印刷版が必要な上に枚葉方式である
為に生産性に劣り、化粧材サイズも大きくできないとい
う問題がある。
【0005】これに対して、上記の生産性や化粧材サイ
ズの点で優れているダブリングエンボス方法がある。当
方法は連続帯状の印刷シートを扱える。例えば、柄を印
刷した塩化ビニル樹脂シートと透明な塩化ビニル樹脂シ
ートとを予熱して重ね合わせて(円筒状の)エンボス版
と圧胴との間に連続的に挿入して、二枚の樹脂シートを
熱圧により積層接着させながらエンボスを形成するもの
である。しかし、この方法は確かに連続帯状の印刷シー
トにより連続生産が可能であり、生産性、化粧材サイズ
等の点で優れるが、印刷シートをエンボス版に連続供給
する為に、ある程度の(流れ方向の)張力を印刷シート
に与えておくことが必要であり、一方、エンボス前に印
刷シートを予熱する必要もあり、前記張力とこの予熱と
の為に印刷シートが引き伸ばされ易く、印刷画像とエン
ボスとの同調がズレ易いという問題もある。
【0006】そこで、本発明では、同調エンボスを有す
る化粧材について、柄の色を小ロット毎に、極端なケー
スではひと刷り毎にも変えることもでき、また連続生産
もできる製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の同調エ
ンボス化粧材の製造方法の請求項1の発明は、同一の原
稿からエンボス版と、デジタル情報で任意色のカラー画
像情報とを得て、該カラー画像情報を用いて無版印刷法
により転写媒体面上に前記エンボス版と同調した有色の
中間印刷画像を形成し、該転写媒体上に形成された該中
間印刷画像と同調する様に位置合わせされた前記エンボ
ス版と該転写媒体との間に化粧材基材を挿入して加圧す
ることで、該化粧材基材の片面に該中間印刷画像を転写
してカラー印刷画像とすると共に他方の面側から該印刷
画像に同調したエンボスを形成する様にしたものであ
る。
【0008】また、本製造方法の請求項2の発明は、上
記請求項1の発明に対して、エンボス版が円筒状であ
り、且つ転写媒体が該エンボス版の圧胴であり、且つ化
粧材基材が連続帯状であるものとする。また、本製造方
法の請求項3の発明は、上記請求項1及び2の発明に対
して、無版印刷法が、転写媒体に非接触で印刷する非接
触方式の無版印刷法であるものとする。
【0009】また、本製造方法の請求項4の発明は、同
一の原稿からエンボス版と、デジタル情報で任意色のカ
ラー画像情報とを得て、該カラー画像情報を用いて非接
触無版印刷法によりエンボス版面上に該エンボス版と同
調した有色の中間印刷画像を印刷形成し、この中間印刷
画像が形成されたエンボス版に化粧材基材を圧接して加
圧することで、該化粧材基材の一方の面に該中間印刷画
像を転写してカラー印刷画像を形成すると共に当該面側
から該印刷画像に同調したエンボスを形成する様にした
ものである。また、本製造方法の請求項5の発明は、上
記請求項4の発明に対して、エンボス版が円筒状であ
り、且つ化粧材基材が連続帯状であるものとする。
【0010】また、本製造方法の請求項6の発明は、上
記請求項1〜5のいずれか1項の発明に対して、無版印
刷法がインクジェット印刷法であるものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の同調エンボス化粧
材の製造方法について詳述する。
【0012】先ず、図1は、本製造方法の一実施例を説
明する概念図であり、図1(a)は転写媒体に中間印刷
画像を形成する工程を、図1(b)はエンボス及び中間
印刷画像の転写工程を、そして図1(c)は得られた同
調エンボス化粧材を示す。図1(a)では、枚葉のシー
ト状の転写媒体2が、X−Yテーブル52上に載置さ
れ、転写媒体2の面に有色の中間印刷画像31を、異な
る4色を印刷する4つの個別ヘッドからなるプリントヘ
ッド51によって、印刷形成している状態を示すもので
ある。プリントヘッド51は位置が固定されているが、
転写媒体2はX−Yテーブル52によって、同図で矢印
X及び矢印Y方向に移動可能であり、これによって、転
写媒体2の所望の位置に中間印刷画像31が形成され
る。また、4色のプリントヘッドの各色を、例えば、イ
エロー、シアン、マゼンタ、それにブラックを加えたプ
ロセスカラーとすれば、該プロセスカラーにより任意の
色のカラー印刷画像が形成される。なお、図1では、無
版印刷としてのプリントヘッド51は非接触方式のイン
クジェット方式によるものであり、転写媒体2に非接触
で中間印刷画像31を形成できる。
【0013】そして、図1(b)のエンボス及び中間印
刷画像の転写工程では、エンボス版6と鏡面板7の間
に、中間印刷画像31が形成された転写媒体2と化粧材
基材4とを挿入して、熱圧によりエンボス62とカラー
印刷画像32を化粧材基材に形成するものである。図面
下方から順に、エンボス模様61が(図面上方の面に凸
状に)形成されたエンボス版6、化粧材基材4、中間印
刷画像31が図面下方に形成された中間転写媒体2、鏡
面板7である。
【0014】そして図1(c)は得られた同調エンボス
化粧材1を示す。エンボス62は、図面で該化粧材1の
上面に形成され凹部を形成し、カラー印刷画像32は、
該化粧材1の下面に形成される。同図では化粧材基材は
透明であり、上方からカラー印刷画像32を透視して見
ることができる。
【0015】次に、本発明の製造方法で用いる原稿とし
ては、カラー画像情報に利用可能なものであれば特に制
限されず、模様としては、木目、石目、布目、或いは図
形、記号等の抽象模様、風景、人物像、物体像等と任意
である。その原稿の形態としては、絵画、イラスト、印
画紙等の反射原稿、ネガ又はホジフィルム等の透過原
稿、或いは、コンピュータで電子的に人工的に創成した
前記各種模様等のデジタル画像データ、或いは、天然の
木や実際の風景等を直接にデジタルカメラで撮影して得
たデジタル画像データ、或いは実際に表面に凹凸のある
天然の木の板、石等と形態は任意である。但し、前記反
射原稿、透過原稿等は、いずれにしろ、無版印刷するた
めに、公知の方法によりデジタル情報のカラー画像情報
に変換してから利用する。
【0016】デジタル情報のカラー画像情報を得るに
は、例えば、木目原稿であればデジタルカメラで撮影し
たり、或いは、通常のスチルカメラで実際の木の板を撮
影してポジ又はネガフィルムとし、これを印刷製版用ス
キャナー等で読み取る。なお、読み取る原稿がカラー原
稿でありスキャナーがプロセスカラーに色分解できるカ
ラースキャナーであれば、該カラー原稿の色を再現でき
る、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のプ
ロセスカラーの各々に対応した情報を有するカラー画像
情報が得られる。
【0017】本発明では、カラー画像情報として(同一
の原稿から得るが)色を任意の色とした画像情報を用い
る。カラー画像情報が任意色とは、その原稿の色と同一
であるオリジナルカラーのカラー画像情報でももちろん
良いが、特に意識的に色を変えたものでも良い。特に後
者は、本発明による製造方法では異なる任意色の複数の
カラー印刷画像を容易に製造できるので有意義である。
カラー画像情報を任意色として得るには、原稿の撮影、
或いは色分解にカラーフィルター等を用いる光学的手法
によっても良いし、例えばRGB(赤、緑、青)の三原
色を構成色成分とする基本カラー画像情報として蓄積
し、この基本カラー画像情報から、各色成分の割合を変
更する色操作によって、実際の色とは異なる任意の色を
表現するカラー画像情報を得てもよい。特に、デジタル
画像処理では色を変更した時の予測が画面、ハードコピ
ー等で確認できるので好ましい。また、任意の色を創出
することが極めて容易に行える利点がある。
【0018】なお、一回の印刷で複数の色のカラー印刷
画像を印刷するには、印刷と同時に色を変えたカラー画
像情報を作成使用しても良いが、予め印刷に供する色の
異なる(が原稿は同一の)カラー印刷画像を用意しメモ
リに記憶させておけば、カラー画像情報作成の処理時間
が長いものでも対応できる。
【0019】なお、ここで本発明で言うカラー又は有色
の意味は、その色の構成成分として、色相、明度及び彩
度を有し、黒、白及び灰色等の無彩色も含み、有彩色の
色のみを指すものではない。このことは、例えば化粧材
として木目の柄であっても茶系統の色のみではなく、灰
色等の柄(合板の型枠の木目が転写されたコンクリート
面を表現した柄等)も有ることから理解できるであろ
う。従って、原稿とカラー画像情報との色の関係は、原
稿は無彩色であるがカラー画像情報は有彩色、原稿は有
彩色であるがカラー画像情報は無彩色としてもよい。例
えば、デジタル的に生成した文字等のシンボルは色の概
念を持たないが、これを有彩色に着色する等である。
【0020】また、カラー画像情報がフルカラー表現す
るものである場合、例えば、イエロー、シアン、マゼン
タ、ブラックの4色のプロセスカラーを色成分とすれ
ば、これら各色のインクを用いて印刷すれば、従来公知
のプロセスカラーによる印刷物と同様のカラー表現がで
きる。そして、使用するインクをプロセスカラーとして
おけば、用いるカラー画像情報次第で、広範な任意の色
のカラー印刷画像を、ひと刷り毎に製造することもでき
る。但し、カラー画像情報のカラー情報として有する複
数の異なる色成分は、上記プロセスカラーの4色に限定
されない。例えば、木目の印刷では、複数の茶系統の特
色を用いるが、この様な特色であってもよい。この場合
は、インクもその複数の特色をそろえておくが、そろえ
た特色の範囲内で任意の色のカラー印刷画像が得られ
る。
【0021】ところで、無版印刷法とは、文字通り版を
用いない印刷法であり、画像部が形成された(それに通
常は非画像部も形成された)物理的有形な物体である版
を用いない方法である。その代わり、先のデジタル画像
情報等の如く、電気的信号としてコンピュータ等に蓄積
した情報を版として使用するものである。このような、
無版印刷法は、コンピュータの出力装置として各種プリ
ンタ類による印刷が近年良く知られている。カラー印刷
画像の出力も可能なものとして、古くはワイヤドットプ
リンタ、最近では熱溶融型熱転写プリンタ、昇華型熱転
写プリンタ、レーザープリンタ、さらに、インクジェッ
トプリンタ等がある。なかでも、インクジェットプリン
タは、被印刷体に非接触で行える、非接触型の無版印刷
法に該当する。
【0022】本発明では無版印刷法を用いることによっ
て、柄が同じで色が異なる印刷画像を、用いるカラー画
像情報を変えることで容易に行え、ひと刷り毎に変える
ことも可能となる。
【0023】無版印刷法によって、先ず画像を形成する
転写媒体は、枚葉のシート、或いは円筒状エンボス版の
圧胴であってもよい。枚葉のシートは平圧式のエンボス
版に適する。枚葉のシートとしては、形成される中間印
刷画像のインクが化粧材基材に転写して、エンボス・転
写条件に耐え得る強度等を備えているものであれば、特
に制限はない。例えば、ポリエチレンテレフタレート、
酢酸セルロース、ポリアミドなど各種樹脂のシートが使
用できる。また、圧胴の場合は、鉄等の金属、或いはゴ
ム等の樹脂弾性体で良い。なお、以上の材料に対して、
インクの転写性を向上させる為に、適宜、公知の剥離処
理を施しておいても良い。また、カラー印刷画像の形成
に用いるインクは、用いる無版印刷法の種類、化粧材基
材、転写媒体、要求物性等によって適宜決めれば良い。
【0024】エンボス版は、従来より木目導管形成等に
用いられてきた金属製のもの以外に、ゴムやプラスチッ
ク等の合成樹脂製でも良い。ゴムとしては、シリコンゴ
ム、ニトニルゴム、エチレンプロピレンゴム、また、プ
ラスチックとしては、ポリアセタール、エポキシ樹脂、
エボナイト等である。シリコンゴムは、エンボス版を転
写媒体として使用する際に、適度の剥離性があるので好
ましい。なお、合成樹脂製の場合は、心材は金属でも良
い。
【0025】一方、化粧材基材としては、印刷画像の形
成及びエンボスが可能なものであれば、特に制限されな
い。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル−塩化
ビニル共重合体等のハロゲン系樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体等
のビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、ポリアクリロ
ニトリル等のアクリル系樹脂、ポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体(ABS樹
脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体等のスチレ
ン系樹脂、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂、ナイ
ロン6等のポリアミド樹脂、ポリビニルアルコール、ポ
リカーボーネート等の各種熱可塑性樹脂類が挙げられ
る。また、エンボスが出来る様な可塑性があればよく、
硬化性樹脂であっても、完全硬化前の未硬化状態或いは
半硬化状態等の、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂
等の熱硬化性樹脂類、或いは、エポキシアクリレート、
ウレタンアクリレート等からなる紫外線又は電子線等の
電離放射線で硬化する電離放射線硬化性樹脂類でもよ
い。また、樹脂以外にも、アルミニウム、銅等の金属の
箔、シート等、或いは紙、厚紙等であっても、その金属
又は紙の可塑性及び厚み次第では、化粧材基材に使用で
きる。なお、裏面にカラー印刷画像を形成する場合は、
透明な基材を使用し、表面であれば金属、不透明樹脂等
でも良く、樹脂を不透明とする場合は、二酸化チタン、
カーボンブラック、弁柄等の顔料等を練り混めば良い。
そして、これら化粧材基材の形態は、通常は枚葉又は連
続帯状のフィルム、シート、箔、板等の状態のものを使
用する。
【0026】エンボスと中間印刷画像の転写は、エンボ
ス版形状が板状(平圧式)又は円筒状(円圧式、ニップ
式)かでも区分できるが、転写媒体がエンボス版自身で
あるか、対向する平面状物又は円柱状物の別体であるか
によって、エンボス形成面とカラー印刷画像形成面との
関係が決まる。エンボス版自身を転写媒体とする場合
は、エンボスと印刷画像とは同一面に形成され、化粧材
基材は不透明でよい。エンボス版とは別体の転写媒体を
利用するのであれば、エンボス面と印刷画像とは表裏関
係となるので、化粧材基材は透明とする。但し、裏面か
らのエンボスで表面に凹凸が形成され、この凹凸を利用
するのであれば、化粧材基材は不透明でも良い。なお、
エンボス版とは別体の転写媒体を用いるであれば、エン
ボス版のエンボス模様と転写媒体に形成する中間印刷画
像とは、図1に示す様に面対称としておく必要がある。
【0027】そして、化粧材基材の可塑性が加熱により
最適化する様な樹脂シートであれば、エンボス及び中間
印刷画像の転写は、該樹脂シートを予熱した後、行うの
が良い。平圧式エンボスであれば、図1に示した様に、
熱プレス機等により、エンボス版と化粧材基材を圧接す
る。また、ニップ式であれば、ダブリングエンボス機の
様にして、樹脂シートを予熱しながら連続的に供給し
て、圧接する。そして、冷却後に、転写媒体を用いた場
合は転写媒体を剥離する。
【0028】なお、化粧材基材を、(転写媒体がある場
合は転写媒体と共に)エンボス版に圧接する手段であ
る、圧胴或いは図1に示す鏡面板であるが、これら(の
少なくとも表面)を剛直な金属等とせずに、弾性のある
ゴムを用いれば、エンボスを化粧材基材の裏面にまで到
達させることもできる。
【0029】また、以上の方法で同調エンボス化粧材は
得られるが、適宜公知の表面保護層等を設けて表面物性
を向上させることもできる。
【0030】次に、上記本発明の同調エンボス化粧材の
製造方法の作用について説明しておく。本発明によれ
ば、印刷版が不要なため、一枚毎、或いは1ピッチ毎
に、エンボス同調した、任意の異なる色のカラー印刷画
像が形成できる。円圧式エンボスで圧胴を転写媒体とす
れば、長尺の同調エンボス化粧材の連続生産ができる。
印刷が非接触方式の場合は、転写媒体、例えば上記圧胴
がゴム質で多少の凹凸があっても影響されずに、中間印
刷画像を形成できるので、最終的に白抜け等の欠陥の少
ないカラー印刷画像を与えられる。
【0031】さらに、エンボス版自身が転写媒体のとき
は、別の転写媒体を消費することなく、中間印刷画像と
エンボス版との同調を精度良くしておくだけで、同調精
度の良いエンボス化粧材が得られる。この方法でも円圧
式エンボス版で連続生産ができる。そして、非接触の無
版印刷方法はインクジェット印刷法で実現される。転写
媒体がエンボス版又は他の物体を問わず、カラー画像情
報のカラー情報を複数の異なる色成分で構成すれば、例
えば、特色の組み合わせ等と、それら色成分のインクを
固定的に用意することで、各色の合成にて使用する色の
範囲内で、カラー印刷画像が得られる。また、複数の異
なる色成分をプロセスカラーとすれば、任意の色のカラ
ー印刷画像が得られる。これは、例えば、インクはプロ
セスカラーの4色だか、異なる色の複数のカラー印刷画
像を印刷する場合に、それらの元になるカラー画像情報
の色成分をそろえておけば、用意したインクの色は変え
ずに印刷できることである。そして、以上の結果、複数
のカラー画像情報を予め用意したり印刷中に生成するこ
とで、更には一単位の柄を分割したカラー画像情報とす
ることで、柄の色を小ロット毎に、さらには、ひと刷り
毎にも、極端なケースでは連続シートによる一単位の柄
の中でも1ピッチ毎に色を変えたカラー印刷画像が得ら
れる。
【0032】
【実施例】天然木の板を木目原稿として、公知の方法に
従い、照明方法を適宜調整した写真撮影で導管柄用の導
管用原版フィルムを撮影して、該導管用原版フィルムか
ら凸状のエンボス模様を有する平板金属製のエンボス版
を作製した。一方、カラー画像情報は、前記木目原稿を
カラーで写真撮影したカラーポジフィルムに変換し、こ
れをカラースキャナーを用いてプロセスカラーに色分解
され且つデジタル情報化された(イエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの4色の色成分をカラー情報として持
つ)カラー画像情報とした。次に、転写媒体として、厚
さ38μmで片面が剥離処理されたポリエチレンテレフ
タレートフィルムを用い、該フィルムの剥離処理面に、
エンボス版のエンボス模様と面対称で且つ同一サイズと
なる様に、先のカラー画像情報を大型のインクジェット
プリンターを用いて4色のプロセスカラーで出力して、
有色の中間印刷画像を形成した。
【0033】次いで、ステレンレス鏡面板と上記エンボ
ス版との間に、エンボス版面には、厚さ0.2mmで可
塑剤含有量23phrの透明塩化ビニル樹脂シートが接
する様に、ステンレス鏡面板には、上記中間印刷画像を
形成した転写媒体のフィルム側が接し中間印刷画像が上
記透明塩化ビニル樹脂シートに接する様に、脱気しなが
ら積層し、135℃、50kg/cm2 で5分間の条件
で、加熱、加圧して、その後、冷却した後、転写媒体の
ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離して、透明
塩化ビニル樹脂シートの表面に導管柄に相当するエンボ
スの凹部と、裏面に該エンボスに同調したカラー印刷画
像からなる絵柄を有する、同調エンボス化粧材を得た。
【0034】
【発明の効果】本発明の同調エンボス化粧材の製造方法
によれば、以下の効果を奏する。 印刷版が不要なため、一枚毎、或いは1ピッチ毎に、
任意の異なる色のエンボス模様(エンボスと同調したカ
ラー印刷画像)を製造できる。 円筒状エンボスで転写媒体を圧胴とすれば、長尺シー
トで同調エンボス化粧材を連続生産できる。 印刷法がさらに非接触方式による場合では、転写媒体
(例えば上記圧胴)に例えばエンボス版に起因する多少
の凹凸があっても影響されずに、転写媒体上に(後で転
写する)中間印刷画像を形成できるので、最終的に白抜
け等の欠陥の少ないカラー印刷画像が得られる。 さらに、非接触の無版印刷方法ではエンボス版自身を
転写媒体とすると、最初の(転写媒体としてのエンボス
版への)印刷にてエンボス模様との位置合わせを精度良
く合わせておけば、転写媒体が不要な為、転写媒体とエ
ンボス版との位置合わせに起因する同調ズレが起きず、
同調精度を維持し易い。 またでもエンボス版を円筒状とすれば長尺シートで
連続生産ができる。 カラー画像情報のカラー情報を複数の異なる色成分か
ら構成すれば、各色成分に対応したインクを固定的に用
意しておくことで、ひと刷り毎にでも異なる色のカラー
印刷画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同調エンボス化粧材の製造方法の一実
施例を説明する概念図であり、(a)は転写媒体に中間
印刷画像を形成する工程、(b)はエンボス及び中間印
刷画像の転写工程、(c)は得られた同調エンボス化粧
材。
【符号の説明】
1 同調エンボス化粧材 2 転写媒体 31 転写媒体上の有色の中間印刷画像 32 (エンボスと同調した)カラー印刷画像 4 化粧材基材 51 プリントヘッド 52 X−Y駆動テーブル 6 エンボス版 61 エンボス模様 7 鏡面板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の原稿からエンボス版と、デジタル
    情報で任意色のカラー画像情報とを得て、該カラー画像
    情報を用いて無版印刷法により転写媒体面上に前記エン
    ボス版と同調した有色の中間印刷画像を形成し、該転写
    媒体上に形成された該中間印刷画像と同調する様に位置
    合わせされた前記エンボス版と該転写媒体との間に化粧
    材基材を挿入して加圧することで、該化粧材基材の片面
    に該中間印刷画像を転写してカラー印刷画像とすると共
    に他方の面側から該印刷画像に同調したエンボスを形成
    することを特徴とする同調エンボス化粧材の製造方法。
  2. 【請求項2】 エンボス版が円筒状であり、且つ転写媒
    体が該エンボス版の圧胴であり、且つ化粧材基材が連続
    帯状であることを特徴とする請求項1記載の同調エンボ
    ス化粧材の製造方法。
  3. 【請求項3】 無版印刷法が、転写媒体に非接触で印刷
    する非接触方式の無版印刷法であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の同調エンボス化粧材の製造方法。
  4. 【請求項4】 同一の原稿からエンボス版と、デジタル
    情報で任意色のカラー画像情報とを得て、該カラー画像
    情報を用いて非接触無版印刷法によりエンボス版面上に
    該エンボス版と同調した有色の中間印刷画像を印刷形成
    し、この中間印刷画像が形成されたエンボス版に化粧材
    基材を圧接して加圧することで、該化粧材基材の一方の
    面に該中間印刷画像を転写してカラー印刷画像を形成す
    ると共に当該面側から該印刷画像に同調したエンボスを
    形成することを特徴とする同調エンボス化粧材の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 エンボス版が円筒状であり、且つ化粧材
    基材が連続帯状であることを特徴とする請求項4記載の
    同調エンボス化粧材の製造方法。
  6. 【請求項6】 無版印刷法がインクジェット印刷法であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の同調エンボス化粧材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100918487B1 (ko) * 2009-06-05 2009-09-24 주식회사 알피엠테크놀로지 컬러사진 입체 엠보싱판재의 제조방법

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