JPH0910973A - レーザ溶接方法 - Google Patents
レーザ溶接方法Info
- Publication number
- JPH0910973A JPH0910973A JP7162075A JP16207595A JPH0910973A JP H0910973 A JPH0910973 A JP H0910973A JP 7162075 A JP7162075 A JP 7162075A JP 16207595 A JP16207595 A JP 16207595A JP H0910973 A JPH0910973 A JP H0910973A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- auxiliary plate
- panel member
- laser beam
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネル部材を重ね合せてレーザビーム溶接を
施す際の溶接構造を強化する。 【構成】 第1のパネル部材110のフランジ部112
と第2のパネル部材120のフランジ部122とを重ね
合せ、レーザビーム30により溶接する。溶接に先立
ち、フランジ部112,122を貫通する穴を複数個設
け、この穴に挿入されるピン部を有する補助プレート1
30を嵌装し、補助プレート130の上部にレーザビー
ム30を照射する。フランジ部112,122にギャッ
プが存在しても、ピン部を含む補助プレートが溶材とな
って確実な溶接が達成される。
施す際の溶接構造を強化する。 【構成】 第1のパネル部材110のフランジ部112
と第2のパネル部材120のフランジ部122とを重ね
合せ、レーザビーム30により溶接する。溶接に先立
ち、フランジ部112,122を貫通する穴を複数個設
け、この穴に挿入されるピン部を有する補助プレート1
30を嵌装し、補助プレート130の上部にレーザビー
ム30を照射する。フランジ部112,122にギャッ
プが存在しても、ピン部を含む補助プレートが溶材とな
って確実な溶接が達成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の構造部材の
レーザ溶接方法に関する。
レーザ溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7,8は構造部材1の溶接構造を示
す。例えば、自動車の車体を構成する構造部材1は、パ
ネル10とパネル20を対向させて閉断面形状を有する
コーチジョイントと称される構造部材が用いられる。パ
ネル10はフランジ部12を有し、パネル20のフラン
ジ部22と対向、当接させた状態でレーザビーム30に
より溶接加工W1を施し、コーチジョイントを構成す
る。この加工法によれば、従来のスポット溶接に比べ
て、溶接部分が連続的となり、強度も向上する。
す。例えば、自動車の車体を構成する構造部材1は、パ
ネル10とパネル20を対向させて閉断面形状を有する
コーチジョイントと称される構造部材が用いられる。パ
ネル10はフランジ部12を有し、パネル20のフラン
ジ部22と対向、当接させた状態でレーザビーム30に
より溶接加工W1を施し、コーチジョイントを構成す
る。この加工法によれば、従来のスポット溶接に比べ
て、溶接部分が連続的となり、強度も向上する。
【0003】このレーザ溶接工法を採用する場合には、
合せ面であるフランジ部12,22の間のギャップが問
題となる。例えば、フランジ12,22が板厚0.6m
mの鋼板の場合に、接合した前提で比較すると、ギャッ
プG1が0〜0.1mmと非常に小さい場合は、図9に
示すように、溶接部W1の断面構造は適正なものが得ら
れる(ここで、適正とは、溶け込み深さが所定通りのレ
ベルにあり、かつ、溶接ビード表面40が平滑であるこ
とを意味する)。
合せ面であるフランジ部12,22の間のギャップが問
題となる。例えば、フランジ12,22が板厚0.6m
mの鋼板の場合に、接合した前提で比較すると、ギャッ
プG1が0〜0.1mmと非常に小さい場合は、図9に
示すように、溶接部W1の断面構造は適正なものが得ら
れる(ここで、適正とは、溶け込み深さが所定通りのレ
ベルにあり、かつ、溶接ビード表面40が平滑であるこ
とを意味する)。
【0004】図10に示すように、このギャップG2が
更に大きく0.3〜0.4mm位になると、溶接ビード
表面40は、アンダーフィルと称する溶着金属の不足に
よって生じる凹状のへこみが発生する。更に、ギャップ
G3が大きくなり、0.5mmを越えるレベルになる
と、図11に示すように上記アンダーフィルは一層大き
なものとなり、ビード外観は最悪状態となり、接合部の
強度も著しく低下する。したがって、ギャップ量を正確
に規制する必要がある。
更に大きく0.3〜0.4mm位になると、溶接ビード
表面40は、アンダーフィルと称する溶着金属の不足に
よって生じる凹状のへこみが発生する。更に、ギャップ
G3が大きくなり、0.5mmを越えるレベルになる
と、図11に示すように上記アンダーフィルは一層大き
なものとなり、ビード外観は最悪状態となり、接合部の
強度も著しく低下する。したがって、ギャップ量を正確
に規制する必要がある。
【0005】現状、考えられる対応策として、ギャップ
コントロールに全てを期待するのではなく、溶加材(フ
ィラー)を別に追加溶融させることによって、溶着金属
の不足分を補う方法があるが、装置が大掛かりになるこ
とと溶加材の管理という新たな問題も生じる。例えば特
開平2−151374号公報は、いわゆる突き合せ溶接
個所のギャップにインサートを挿入し、レーザビーム等
によって溶接する技術を開示する。
コントロールに全てを期待するのではなく、溶加材(フ
ィラー)を別に追加溶融させることによって、溶着金属
の不足分を補う方法があるが、装置が大掛かりになるこ
とと溶加材の管理という新たな問題も生じる。例えば特
開平2−151374号公報は、いわゆる突き合せ溶接
個所のギャップにインサートを挿入し、レーザビーム等
によって溶接する技術を開示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
公報が開示する突き合せ溶接にあっては、突き合せ面に
インサートを挿入するための開先加工を予め施す必要が
ある。本発明は、パネルを重ねた状態で溶接する重ね溶
接における重ね面のギャップに起因する溶接不良を解消
する加工方法を提供するものである。
公報が開示する突き合せ溶接にあっては、突き合せ面に
インサートを挿入するための開先加工を予め施す必要が
ある。本発明は、パネルを重ねた状態で溶接する重ね溶
接における重ね面のギャップに起因する溶接不良を解消
する加工方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ溶接方法
は、パネル部材に対して適宜の間隔で貫通穴を形成する
工程と、パネル部材の貫通穴に挿入されるピン部を有す
る補助プレートをパネル部材のレーザビームを照射する
面に対して嵌装する工程と、補助プレートの上面からレ
ーザビームを照射して溶接を行なう工程を備える。
は、パネル部材に対して適宜の間隔で貫通穴を形成する
工程と、パネル部材の貫通穴に挿入されるピン部を有す
る補助プレートをパネル部材のレーザビームを照射する
面に対して嵌装する工程と、補助プレートの上面からレ
ーザビームを照射して溶接を行なう工程を備える。
【0008】
【作用】重ね合せたパネルのギャップが過大であって
も、補助プレートが溶材となって溶着し、確実な溶接が
達成される。
も、補助プレートが溶材となって溶着し、確実な溶接が
達成される。
【0009】
【実施例】図1〜図6は本発明のレーザ溶接構造を示す
説明図である。本発明のレーザ溶接構造にあっても、第
1のパネル部材110のフランジ部112と、第2のパ
ネル部材120のフランジ部122を重ね合せたフラン
ジ部の一方からレーザビームを照射してレーザビーム溶
接を施すことは同様である。
説明図である。本発明のレーザ溶接構造にあっても、第
1のパネル部材110のフランジ部112と、第2のパ
ネル部材120のフランジ部122を重ね合せたフラン
ジ部の一方からレーザビームを照射してレーザビーム溶
接を施すことは同様である。
【0010】本発明にあっては、第1のパネル部材11
0のフランジ112に穴114を一定間隔で形成してお
く。また、第2のパネル部材120のフランジ部122
にも同様の穴124を設けておく。これらの穴114,
124はフランジ部112,122が重ね合されたとと
もに、貫通する位置に設けられる。
0のフランジ112に穴114を一定間隔で形成してお
く。また、第2のパネル部材120のフランジ部122
にも同様の穴124を設けておく。これらの穴114,
124はフランジ部112,122が重ね合されたとと
もに、貫通する位置に設けられる。
【0011】図2,図3は、補助プレート130の形状
を示し、補助プレート120は、細長の本体にピン13
2を有する。このピン132は、補助プレート130を
フランジ部に仮り止めするためのものであって、フラン
ジ部の穴の間隔に等しいピッチで設けられる。
を示し、補助プレート120は、細長の本体にピン13
2を有する。このピン132は、補助プレート130を
フランジ部に仮り止めするためのものであって、フラン
ジ部の穴の間隔に等しいピッチで設けられる。
【0012】図4は、この補助プレート130を重ね合
せたフランジ部112,122の穴114,124に嵌
合させた状態で、レーザビーム30によって重ね溶接W
2を施した状態を示す。
せたフランジ部112,122の穴114,124に嵌
合させた状態で、レーザビーム30によって重ね溶接W
2を施した状態を示す。
【0013】図5は、補助プレート130のピン部13
2の溶接部W2の断面構造を示す。第1のパネル部材1
10のフランジ部112と、第2のパネル部材120の
フランジ部122のギャップGが存在しても、両フラン
ジ部の溶着を確実に達成する。
2の溶接部W2の断面構造を示す。第1のパネル部材1
10のフランジ部112と、第2のパネル部材120の
フランジ部122のギャップGが存在しても、両フラン
ジ部の溶着を確実に達成する。
【0014】図6は、補助プレートとピン部の断面形状
の変形例を示すレーザビームによる溶接条件に対応し
て、半円柱状の本体130aと先丸のピン部132aを
有するものや、半円柱の頭部を平坦にした本体130b
と先丸のピン部132bを有するもの等、種々の形状の
ものを用意することができる。
の変形例を示すレーザビームによる溶接条件に対応し
て、半円柱状の本体130aと先丸のピン部132aを
有するものや、半円柱の頭部を平坦にした本体130b
と先丸のピン部132bを有するもの等、種々の形状の
ものを用意することができる。
【0015】尚、本発明はスチール(鋼板)のみに有効
な方法を提供するものではなく、軽量材であるアルミ合
金の場合にも有効である。このアルミ合金系の溶接の場
合、単に溶着金属の不足を補うという効果だけでなく、
レーザ溶接の重大課題である溶接後の割れ(凝固割れ)
を防止するのに有効な化学成分系の調整(チューニン
グ)にも効果が期待できる。すなわち、アルミ合金は鉄
に比べて熱伝導率が大きく、溶接時の冷却速度が速い。
このために、溶接部に凝固割れが発生し易い。本発明に
あっては、アルミ5000系の母材(Al−Mg系)の
場合、補助プレートとして同じアルミ合金系でもSi
(シリコン)量を高目に設定しておくと、溶接後の割れ
発生を防止することができる。
な方法を提供するものではなく、軽量材であるアルミ合
金の場合にも有効である。このアルミ合金系の溶接の場
合、単に溶着金属の不足を補うという効果だけでなく、
レーザ溶接の重大課題である溶接後の割れ(凝固割れ)
を防止するのに有効な化学成分系の調整(チューニン
グ)にも効果が期待できる。すなわち、アルミ合金は鉄
に比べて熱伝導率が大きく、溶接時の冷却速度が速い。
このために、溶接部に凝固割れが発生し易い。本発明に
あっては、アルミ5000系の母材(Al−Mg系)の
場合、補助プレートとして同じアルミ合金系でもSi
(シリコン)量を高目に設定しておくと、溶接後の割れ
発生を防止することができる。
【0016】
【発明の効果】 本発明により、レーザ溶接の際、品質に影響を及ぼす
パネル間のギャップの特許範囲(余裕度)を拡大するこ
とが可能であり、生産性を向上することができる。 アルミ合金系の溶接で問題となっている凝固割れを防
止することができる。
パネル間のギャップの特許範囲(余裕度)を拡大するこ
とが可能であり、生産性を向上することができる。 アルミ合金系の溶接で問題となっている凝固割れを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接工法を実施するパネル部材の説明
図。
図。
【図2】補助プレートの側面図。
【図3】補助プレートの斜視図。
【図4】本発明の溶接工法の説明図。
【図5】本発明の溶接工法による要部の断面図。
【図6】補助プレートの断面構造の変形例を示す図2の
A−A断面図。
A−A断面図。
【図7】従来の溶接構造を示す斜視図。
【図8】従来の溶接構造を示す要部の断面図。
【図9】溶接部の構造を示す断面図。
【図10】溶接部の構造を示す断面図。
【図11】溶接部の構造を示す断面図。
30 レーザビーム 110 第1のパネル部材 112 第1のパネル部材のフランジ部 114 穴 120 第2のパネル部材 122 第2のパネル部材のフランジ部 124 穴 130 補助プレート 132 ピン部
Claims (1)
- 【請求項1】 重ね合されるパネル部材に対して、レー
ザビームを照射して溶接する方法において、 パネル部材に対して適宜の間隔で貫通穴を形成する工程
と、 パネル部材の貫通穴に挿入されるピン部を有する補助プ
レートをパネル部材のレーザビームを照射する面に対し
て嵌装する工程と、 補助プレートの上面からレーザビームを照射して溶接を
行なう工程、 を備えてなるレーザ溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7162075A JPH0910973A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | レーザ溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7162075A JPH0910973A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | レーザ溶接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0910973A true JPH0910973A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15747618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7162075A Pending JPH0910973A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | レーザ溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0910973A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006210010A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Matsushita Electric Works Ltd | マイクロリレー |
| JP2007196256A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Nissan Motor Co Ltd | レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法 |
| JP2015069165A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | 現像装置、ブレードユニット、および、現像装置の製造方法 |
| JP2015147236A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 株式会社神戸製鋼所 | 高エネルギービーム溶接用被接合部材及び接合体の製造方法 |
| CN104950645A (zh) * | 2014-03-31 | 2015-09-30 | 兄弟工业株式会社 | 显影装置和显影装置的制造方法 |
| DE102016208701A1 (de) * | 2016-05-20 | 2017-11-23 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verfahren zur mechanischen Befestigung eines Verbindungsmittels, Verbindungssystem und Kraftfahrzeug |
| JP2018043273A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウム接合体の製造方法 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP7162075A patent/JPH0910973A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006210010A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Matsushita Electric Works Ltd | マイクロリレー |
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| DE102016208701A1 (de) * | 2016-05-20 | 2017-11-23 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verfahren zur mechanischen Befestigung eines Verbindungsmittels, Verbindungssystem und Kraftfahrzeug |
| DE102016208701B4 (de) * | 2016-05-20 | 2025-12-04 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verfahren zur mechanischen Befestigung eines Verbindungsmittels, Verbindungssystem und Kraftfahrzeug |
| JP2018043273A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウム接合体の製造方法 |
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