JPH09110392A - 産業車両 - Google Patents
産業車両Info
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- JPH09110392A JPH09110392A JP7270284A JP27028495A JPH09110392A JP H09110392 A JPH09110392 A JP H09110392A JP 7270284 A JP7270284 A JP 7270284A JP 27028495 A JP27028495 A JP 27028495A JP H09110392 A JPH09110392 A JP H09110392A
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- wheel
- wheels
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】斜め進時や左右進時における発進や制動などの
加速変化時に、タイヤの損耗や作業効率の低下などの不
具合を伴わず確実に車体旋回を抑える。 【解決手段】 前側操舵輪であるロードホイール4は、
左右進方向(舵角90°)に操舵された状態での発進時
のみモータ17により駆動され、その状態での制動時の
みブレーキ装置29により制動されるようになってい
る。MPU32は、キャスタ輪であるロードホイール5
の走行抵抗と、ドライブホイール6の駆動力とによる重
心回りモーメントに基づき車体が旋回しないロードホイ
ール4の駆動力を演算し、その駆動力が得られるように
モータ17を電圧制御する。走行抵抗及び重心位置はロ
ードホイール4,5の輪重を検出するロードセル21,
22からの検出値により演算される。また、ブレーキ装
置29,30は同期して作動され、各制動力は車体を旋
回させない所定比率に設定されている。
加速変化時に、タイヤの損耗や作業効率の低下などの不
具合を伴わず確実に車体旋回を抑える。 【解決手段】 前側操舵輪であるロードホイール4は、
左右進方向(舵角90°)に操舵された状態での発進時
のみモータ17により駆動され、その状態での制動時の
みブレーキ装置29により制動されるようになってい
る。MPU32は、キャスタ輪であるロードホイール5
の走行抵抗と、ドライブホイール6の駆動力とによる重
心回りモーメントに基づき車体が旋回しないロードホイ
ール4の駆動力を演算し、その駆動力が得られるように
モータ17を電圧制御する。走行抵抗及び重心位置はロ
ードホイール4,5の輪重を検出するロードセル21,
22からの検出値により演算される。また、ブレーキ装
置29,30は同期して作動され、各制動力は車体を旋
回させない所定比率に設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前輪二輪が操舵輪
とキャスタ輪で、操舵輪を兼ねた駆動輪である後輪を少
なくとも一輪有する産業車両において、特に横方向移動
時における発進時や制動時など加速変化時での姿勢保持
を図る産業車両に関するものである。
とキャスタ輪で、操舵輪を兼ねた駆動輪である後輪を少
なくとも一輪有する産業車両において、特に横方向移動
時における発進時や制動時など加速変化時での姿勢保持
を図る産業車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4ウェイフォークリフトは、例えば操舵
輪を兼ねた駆動輪である後輪一輪が左右いずれか一方寄
りに設けられると同時に、該後輪寄りの側に位置する前
輪がキャスタ輪で、その反対側に位置する前輪が操舵輪
となっており、前後の操舵輪の操舵角を所定角度に合わ
せることにより、後輪の駆動力により車体姿勢を変えず
に前後進だけでなく左右(横)、斜め方向にも移動する
ことができる。例えば、長尺物の運搬作業で通路幅の関
係で旋回できない場合には、例えば横方向に移動して荷
を運搬する。なお、前記後輪の反対側寄りには通常補助
輪であるキャスタ輪が設けられている。
輪を兼ねた駆動輪である後輪一輪が左右いずれか一方寄
りに設けられると同時に、該後輪寄りの側に位置する前
輪がキャスタ輪で、その反対側に位置する前輪が操舵輪
となっており、前後の操舵輪の操舵角を所定角度に合わ
せることにより、後輪の駆動力により車体姿勢を変えず
に前後進だけでなく左右(横)、斜め方向にも移動する
ことができる。例えば、長尺物の運搬作業で通路幅の関
係で旋回できない場合には、例えば横方向に移動して荷
を運搬する。なお、前記後輪の反対側寄りには通常補助
輪であるキャスタ輪が設けられている。
【0003】すなわち、図9に示すように、4ウェイフ
ォークリフト51(以下、フォークリフトという)で
は、前輪右側のロードホイール52がレバー(図示せ
ず)操作で90°範囲で操舵可能、車体左側に設けられ
た後輪であるドライブホイール54がステアリングホイ
ール(図示せず)操作で360°範囲で操舵可能となっ
ている。また、左側のロードホイール53と車体右寄り
に設けられたキャスタ輪55は自由旋回可能となってい
る。フォークリフト51はドライブホイール54が図示
しない走行モータにより駆動されることにより走行す
る。
ォークリフト51(以下、フォークリフトという)で
は、前輪右側のロードホイール52がレバー(図示せ
ず)操作で90°範囲で操舵可能、車体左側に設けられ
た後輪であるドライブホイール54がステアリングホイ
ール(図示せず)操作で360°範囲で操舵可能となっ
ている。また、左側のロードホイール53と車体右寄り
に設けられたキャスタ輪55は自由旋回可能となってい
る。フォークリフト51はドライブホイール54が図示
しない走行モータにより駆動されることにより走行す
る。
【0004】ドライブホイール54が駆動するとき、ロ
ードホイール52,53にはドライブホイール54の駆
動力と逆向きの走行抵抗が働く。そのため、発進時等に
は駆動力Fと走行抵抗f1,f2により重心Gの回りに
モーメントが働く。
ードホイール52,53にはドライブホイール54の駆
動力と逆向きの走行抵抗が働く。そのため、発進時等に
は駆動力Fと走行抵抗f1,f2により重心Gの回りに
モーメントが働く。
【0005】図9に示すように右進時(同図では下方
向)では、ドライブホイール54に発生する駆動力Fに
より、重心Gを中心にした反時計回り方向の力のモーメ
ントF・Lが働く。また、ロードホイール52,53に
は走行抵抗f1,f2により、同じく重心Gを中心にし
た反時計方向の力のモーメントf1・d1,f2・d2
が各々働く。従って、いずれのモーメントも重心Gを中
心にした反時計方向に作用するので、発進時には車体が
旋回する。
向)では、ドライブホイール54に発生する駆動力Fに
より、重心Gを中心にした反時計回り方向の力のモーメ
ントF・Lが働く。また、ロードホイール52,53に
は走行抵抗f1,f2により、同じく重心Gを中心にし
た反時計方向の力のモーメントf1・d1,f2・d2
が各々働く。従って、いずれのモーメントも重心Gを中
心にした反時計方向に作用するので、発進時には車体が
旋回する。
【0006】特に、荷の積載時には走行抵抗f1,f2
が増加するうえ、駆動力Fを大きくする必要があるの
で、一層旋回し易くなる。また、マストリーチ時にも、
走行抵抗f1,f2が増加するうえ、距離Lが大きくな
るので、距離d1,d2が減ることを差し引いたとして
もやはり旋回し易くなる。
が増加するうえ、駆動力Fを大きくする必要があるの
で、一層旋回し易くなる。また、マストリーチ時にも、
走行抵抗f1,f2が増加するうえ、距離Lが大きくな
るので、距離d1,d2が減ることを差し引いたとして
もやはり旋回し易くなる。
【0007】また、フォークリフト51では駆動輪であ
るドライブホイール54にのみブレーキが装着されてい
る。左右進時で制動した場合、ドライブホイール54の
制動力によりドライブホイール54には比較的大きな旋
回モーメントM(=mβL;但しmは全車重,βは減速
度)は比較的大きく、かつドライブホイール54を中心
としたアッカーマン操向が可能な車輪状態となっている
ため、制動時にも車体の旋回が発生する。
るドライブホイール54にのみブレーキが装着されてい
る。左右進時で制動した場合、ドライブホイール54の
制動力によりドライブホイール54には比較的大きな旋
回モーメントM(=mβL;但しmは全車重,βは減速
度)は比較的大きく、かつドライブホイール54を中心
としたアッカーマン操向が可能な車輪状態となっている
ため、制動時にも車体の旋回が発生する。
【0008】このような左右進時における発進時や制動
時などの加速変化時の車体旋回を防止するため、従来、
実作業では以下のように対処していた。 (1)発進時…図10に示すようにドライブホイール5
4を進行方向に対して意図的に斜め(切り角θ)に切っ
ておき、発進時の旋回モーメントを小さく抑えることに
より車体の旋回を防止していた。あるいは旋回するに任
せて発進しておいて直ぐに進路を修正することが行われ
ていた。
時などの加速変化時の車体旋回を防止するため、従来、
実作業では以下のように対処していた。 (1)発進時…図10に示すようにドライブホイール5
4を進行方向に対して意図的に斜め(切り角θ)に切っ
ておき、発進時の旋回モーメントを小さく抑えることに
より車体の旋回を防止していた。あるいは旋回するに任
せて発進しておいて直ぐに進路を修正することが行われ
ていた。
【0009】(2)制動時…発進時に比べ、車体旋回時
におけるハンドル操作による姿勢修正が困難であるた
め、通常、実作業では減速度が小さくなるようにゆっく
り制動を掛け、急制動が掛かからないようにしていた。
におけるハンドル操作による姿勢修正が困難であるた
め、通常、実作業では減速度が小さくなるようにゆっく
り制動を掛け、急制動が掛かからないようにしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発進時にステ
アリングホイールを進行方向に対して少し切っておく
と、ドライブホイール54を進行方向に対して斜めに横
滑りさせつつ進むためタイヤの損耗が激しく、また駆動
力のロスが大きいので、加速が鈍り時間的にもロスが大
きく、バッテリ車の場合はバッテリの稼働時間の低下を
もたらす。
アリングホイールを進行方向に対して少し切っておく
と、ドライブホイール54を進行方向に対して斜めに横
滑りさせつつ進むためタイヤの損耗が激しく、また駆動
力のロスが大きいので、加速が鈍り時間的にもロスが大
きく、バッテリ車の場合はバッテリの稼働時間の低下を
もたらす。
【0011】また、発進後に進路を修正して対処した場
合、この機種の性格上、長尺物を扱うことが多いことを
考えると、不必要な車体の旋回(振れ)は荷をいたずら
に振り回すことになるため使用上問題であった。また、
制動時にはゆっくり制動を掛けて減速度を小さくさせて
いたため、早めに制動を掛けることになり作業効率の低
下は免れなかった。
合、この機種の性格上、長尺物を扱うことが多いことを
考えると、不必要な車体の旋回(振れ)は荷をいたずら
に振り回すことになるため使用上問題であった。また、
制動時にはゆっくり制動を掛けて減速度を小さくさせて
いたため、早めに制動を掛けることになり作業効率の低
下は免れなかった。
【0012】特開平5−116643号公報に開示され
た前輪が共に操舵輪で、平行移動モードで前輪二輪と駆
動輪を平行同期操舵可能なリーチ型フォークリフト(マ
ルチフォークリフト)では、前輪の一方がキャスタ輪で
ある4ウェイフォークリフトに比べて旋回モーメントに
対するタイヤの抵抗が大きくなる。そのため、左右方向
への発進時での車体旋回は緩和されるものと考えられ
る。また、駆動輪を横滑りさせることもないので、タイ
ヤの損耗も少なくて済む。
た前輪が共に操舵輪で、平行移動モードで前輪二輪と駆
動輪を平行同期操舵可能なリーチ型フォークリフト(マ
ルチフォークリフト)では、前輪の一方がキャスタ輪で
ある4ウェイフォークリフトに比べて旋回モーメントに
対するタイヤの抵抗が大きくなる。そのため、左右方向
への発進時での車体旋回は緩和されるものと考えられ
る。また、駆動輪を横滑りさせることもないので、タイ
ヤの損耗も少なくて済む。
【0013】また、特開平5−246347号公報に開
示されたリーチ型フォークリフト(マルチフォークリフ
ト)では、制動と同時に駆動輪を中心としたアッカーマ
ン操向ができないようにロードホイールのいずれか一方
を3輪の軸心が1点で交わらないように操舵すること
で、車体姿勢変化(旋回)を抑えている。そのため、急
制動も比較的可能となる。
示されたリーチ型フォークリフト(マルチフォークリフ
ト)では、制動と同時に駆動輪を中心としたアッカーマ
ン操向ができないようにロードホイールのいずれか一方
を3輪の軸心が1点で交わらないように操舵すること
で、車体姿勢変化(旋回)を抑えている。そのため、急
制動も比較的可能となる。
【0014】しかし、これらのマルチフォークリフトに
おいても、発進時のロードホイールの走行抵抗を大きく
して車体を旋回させるモーメントを相対的に小さくさせ
るに過ぎないので、旋回を緩和はできても解消するまで
には至らない。
おいても、発進時のロードホイールの走行抵抗を大きく
して車体を旋回させるモーメントを相対的に小さくさせ
るに過ぎないので、旋回を緩和はできても解消するまで
には至らない。
【0015】また、制動時にアッカーマン操向ができな
いようにロードホイールを操舵することは、ロードホイ
ールを進行方向に対して横(もしくは斜め)滑りさせて
制動を掛けることになるため、ロードタイヤの偏摩耗が
もたらされる。
いようにロードホイールを操舵することは、ロードホイ
ールを進行方向に対して横(もしくは斜め)滑りさせて
制動を掛けることになるため、ロードタイヤの偏摩耗が
もたらされる。
【0016】加えて、マルチフォークリフトでは左右ロ
ードホイール部に独立の操舵装置と、それらを駆動輪の
操舵に合わせて制御する制御装置を備える必要があり、
フォークリフト自体が非常に高価なものにならざるを得
ない。従って、特に横移動時の発進時や制動時などの加
速変化時における車体旋回を、安価にしかも横滑りによ
るタイヤの損耗を伴わずに確実に解決する手段が提供さ
れていないのが現状であった。
ードホイール部に独立の操舵装置と、それらを駆動輪の
操舵に合わせて制御する制御装置を備える必要があり、
フォークリフト自体が非常に高価なものにならざるを得
ない。従って、特に横移動時の発進時や制動時などの加
速変化時における車体旋回を、安価にしかも横滑りによ
るタイヤの損耗を伴わずに確実に解決する手段が提供さ
れていないのが現状であった。
【0017】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、斜め進時や左右進時に
おける発進や制動などの加速変化時に、横滑りによるタ
イヤの損耗や作業効率の低下などの不具合を伴うことな
く車体旋回を確実に抑えることができる産業車両を提供
することにある。
れたものであって、その目的は、斜め進時や左右進時に
おける発進や制動などの加速変化時に、横滑りによるタ
イヤの損耗や作業効率の低下などの不具合を伴うことな
く車体旋回を確実に抑えることができる産業車両を提供
することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、前側二輪のいずれか一方
が操舵可能な前輪で、後側に駆動輪を兼ねた操舵輪を少
なくとも一輪有した産業車両において、前記前側操舵輪
を駆動可能とする駆動手段を設けた。
め請求項1に記載の発明では、前側二輪のいずれか一方
が操舵可能な前輪で、後側に駆動輪を兼ねた操舵輪を少
なくとも一輪有した産業車両において、前記前側操舵輪
を駆動可能とする駆動手段を設けた。
【0019】請求項2に記載の発明では、前記駆動手段
は、前記前側操舵輪の駆動力を、前記駆動輪の駆動力に
基づき当該車両の重心回りに働くモーメントによっても
車体が旋回しないように設定する駆動力設定手段を備え
た。
は、前記前側操舵輪の駆動力を、前記駆動輪の駆動力に
基づき当該車両の重心回りに働くモーメントによっても
車体が旋回しないように設定する駆動力設定手段を備え
た。
【0020】請求項3に記載の発明では、前記駆動力設
定手段は、前記前側操舵輪の駆動力に基づく当該車両の
重心回りのモーメントが、前記前側操舵輪以外の従動前
輪に働く走行抵抗に基づく当該車両の重心回りのモーメ
ントと、前記駆動輪の駆動力に基づく当該車両の重心回
りのモーメントとの和と等しくなるように、前記前側操
舵輪の駆動力を設定した。
定手段は、前記前側操舵輪の駆動力に基づく当該車両の
重心回りのモーメントが、前記前側操舵輪以外の従動前
輪に働く走行抵抗に基づく当該車両の重心回りのモーメ
ントと、前記駆動輪の駆動力に基づく当該車両の重心回
りのモーメントとの和と等しくなるように、前記前側操
舵輪の駆動力を設定した。
【0021】請求項4に記載の発明では、前記前側操舵
輪の舵角を検出可能な舵角検出手段を備え、前記駆動手
段は、前記舵角検出手段により前記前側操舵輪の舵角が
所定角度範囲にあると検出されたときのみ前記前側操舵
輪を駆動するようにした。
輪の舵角を検出可能な舵角検出手段を備え、前記駆動手
段は、前記舵角検出手段により前記前側操舵輪の舵角が
所定角度範囲にあると検出されたときのみ前記前側操舵
輪を駆動するようにした。
【0022】請求項5に記載の発明では、車速検出手段
を備え、前記駆動手段は、発進後の車速が所定速度に達
したら前記前側操舵輪の駆動を停止するようにした。請
求項6に記載の発明では、前記駆動力設定手段が前記前
側操舵輪の駆動力を設定するために必要となる前記従動
前輪の走行抵抗のパラメータを、路面条件に応じて変更
可能なパラメータ変更手段を備えた。
を備え、前記駆動手段は、発進後の車速が所定速度に達
したら前記前側操舵輪の駆動を停止するようにした。請
求項6に記載の発明では、前記駆動力設定手段が前記前
側操舵輪の駆動力を設定するために必要となる前記従動
前輪の走行抵抗のパラメータを、路面条件に応じて変更
可能なパラメータ変更手段を備えた。
【0023】請求項7に記載の発明では、前輪二輪のい
ずれか一方が前側操舵輪で、後輪に操舵可能な駆動輪を
備えた産業車両において、少なくとも前記駆動輪の制動
時に前記前側操舵輪を制動する制動手段を備えた。
ずれか一方が前側操舵輪で、後輪に操舵可能な駆動輪を
備えた産業車両において、少なくとも前記駆動輪の制動
時に前記前側操舵輪を制動する制動手段を備えた。
【0024】請求項8に記載の発明では、前記制動手段
により制動される前記前側操舵輪の制動力は、前記駆動
輪の制動力に基づき当該車両の重心回りに働くモーメン
トによっても車体が旋回しないように設定された。
により制動される前記前側操舵輪の制動力は、前記駆動
輪の制動力に基づき当該車両の重心回りに働くモーメン
トによっても車体が旋回しないように設定された。
【0025】請求項9に記載の発明では、前記前側操舵
輪の舵角を検出可能な舵角検出手段を備え、前記制動手
段は、前記舵角検出手段により前記前側操舵輪の舵角が
所定角度範囲にあると検出されたときのみ前記前側操舵
輪を制動するようにした。
輪の舵角を検出可能な舵角検出手段を備え、前記制動手
段は、前記舵角検出手段により前記前側操舵輪の舵角が
所定角度範囲にあると検出されたときのみ前記前側操舵
輪を制動するようにした。
【0026】請求項10に記載の発明では、産業車両
は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の前記駆
動手段と、請求項7〜請求項9のいずれか一項に記載の
制動手段とを備えた。
は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の前記駆
動手段と、請求項7〜請求項9のいずれか一項に記載の
制動手段とを備えた。
【0027】請求項1及び請求項10に記載の発明によ
れば、例えば斜め進時や左右進時には、後輪である駆動
輪の駆動力に基づく重心回りのモーメント等が比較的大
きくなるため、車体は旋回して発進し易い。しかし、前
側操舵輪が駆動手段により駆動されることにより、車体
を旋回させようとする前記各モーメントが抑制もしくは
打ち消され、車体は旋回せずその操舵方向にスムーズに
発進する。
れば、例えば斜め進時や左右進時には、後輪である駆動
輪の駆動力に基づく重心回りのモーメント等が比較的大
きくなるため、車体は旋回して発進し易い。しかし、前
側操舵輪が駆動手段により駆動されることにより、車体
を旋回させようとする前記各モーメントが抑制もしくは
打ち消され、車体は旋回せずその操舵方向にスムーズに
発進する。
【0028】請求項2及び請求項10に記載の発明によ
れば、駆動力設定手段により前側操舵輪は車体が旋回し
ないような駆動力、すなわち駆動輪の駆動力によるモー
メント等の車体を旋回させようとするモーメントを打ち
消すだけのモーメントを生み出し得る駆動力で駆動され
る。その結果、斜め進時や左右進時であっても車体をそ
の操舵方向に確実にスムーズに発進させることが可能と
なる。
れば、駆動力設定手段により前側操舵輪は車体が旋回し
ないような駆動力、すなわち駆動輪の駆動力によるモー
メント等の車体を旋回させようとするモーメントを打ち
消すだけのモーメントを生み出し得る駆動力で駆動され
る。その結果、斜め進時や左右進時であっても車体をそ
の操舵方向に確実にスムーズに発進させることが可能と
なる。
【0029】請求項3及び請求項10に記載の発明によ
れば、駆動力設定手段により、前側操舵輪の駆動力は、
その駆動力に基づく車両の重心回りのモーメントが、前
側操舵輪以外の従動前輪の走行抵抗に基づく車両の重心
回りのモーメントと、駆動輪の駆動力に基づく車両の重
心回りのモーメントとの和と等しくなるように設定され
る。
れば、駆動力設定手段により、前側操舵輪の駆動力は、
その駆動力に基づく車両の重心回りのモーメントが、前
側操舵輪以外の従動前輪の走行抵抗に基づく車両の重心
回りのモーメントと、駆動輪の駆動力に基づく車両の重
心回りのモーメントとの和と等しくなるように設定され
る。
【0030】請求項4及び請求項10に記載の発明によ
れば、前側操舵輪の舵角が舵角検出手段により検出さ
れ、この舵角が比較的車体が旋回し易い所定角度範囲に
あるときのみ駆動手段により前側操舵輪が駆動される。
つまり、斜め進時や左右進時で発進時の車体旋回防止が
必要なときのみ前側操舵輪は駆動される。
れば、前側操舵輪の舵角が舵角検出手段により検出さ
れ、この舵角が比較的車体が旋回し易い所定角度範囲に
あるときのみ駆動手段により前側操舵輪が駆動される。
つまり、斜め進時や左右進時で発進時の車体旋回防止が
必要なときのみ前側操舵輪は駆動される。
【0031】請求項5及び請求項10に記載の発明によ
れば、発進後、車速検出手段により検出された車速が所
定速度に達したら、駆動手段による前側操舵輪の駆動が
停止される。その結果、車体旋回を起こし易い発進時の
み前側操舵輪が駆動される。
れば、発進後、車速検出手段により検出された車速が所
定速度に達したら、駆動手段による前側操舵輪の駆動が
停止される。その結果、車体旋回を起こし易い発進時の
み前側操舵輪が駆動される。
【0032】請求項6及び請求項10に記載の発明によ
れば、駆動力設定手段が前側操舵輪の駆動力を設定する
ために必要となる従動前輪の走行抵抗のパラメータが、
路面条件に応じてパラメータ変更手段により変更され
る。その結果、前側操舵輪の駆動力が路面条件に応じた
適切な値に設定される。
れば、駆動力設定手段が前側操舵輪の駆動力を設定する
ために必要となる従動前輪の走行抵抗のパラメータが、
路面条件に応じてパラメータ変更手段により変更され
る。その結果、前側操舵輪の駆動力が路面条件に応じた
適切な値に設定される。
【0033】請求項7及び請求項10に記載の発明によ
れば、斜め進時や左右進時に後輪である駆動輪が制動さ
れると、この駆動輪の制動力に基づき車両の重心回りに
働くモーメントによって車体は旋回し易くなる。しか
し、駆動輪の制動時には前側操舵輪が制動手段により制
動されるため、車体を旋回させようとする前記モーメン
トが抑制もしくは打ち消され、車体は旋回せずにその操
舵姿勢を保持したままスムーズに制動される。
れば、斜め進時や左右進時に後輪である駆動輪が制動さ
れると、この駆動輪の制動力に基づき車両の重心回りに
働くモーメントによって車体は旋回し易くなる。しか
し、駆動輪の制動時には前側操舵輪が制動手段により制
動されるため、車体を旋回させようとする前記モーメン
トが抑制もしくは打ち消され、車体は旋回せずにその操
舵姿勢を保持したままスムーズに制動される。
【0034】請求項8及び請求項10に記載の発明によ
れば、制動手段により制動される前側操舵輪の制動力
は、駆動輪の制動力に基づき車両の重心回りに働くモー
メントによっても車体が旋回しないように設定される。
すなわち、駆動輪の制動により車体を旋回させようする
モーメントを打ち消すだけのモーメントを生み出し得る
制動力で前側操舵輪が制動される。そのため、制動時の
車体の旋回が確実に抑えられる。
れば、制動手段により制動される前側操舵輪の制動力
は、駆動輪の制動力に基づき車両の重心回りに働くモー
メントによっても車体が旋回しないように設定される。
すなわち、駆動輪の制動により車体を旋回させようする
モーメントを打ち消すだけのモーメントを生み出し得る
制動力で前側操舵輪が制動される。そのため、制動時の
車体の旋回が確実に抑えられる。
【0035】請求項9及び請求項10に記載の発明によ
れば、前側操舵輪の舵角が舵角検出手段により検出さ
れ、その舵角が比較的車体が旋回し易い所定角度範囲に
あるときのみ制動手段により前側操舵輪が制動される。
つまり、斜め進時や左右進時など、制動時の車体旋回防
止が必要となるときのみ前側操舵輪は制動される。
れば、前側操舵輪の舵角が舵角検出手段により検出さ
れ、その舵角が比較的車体が旋回し易い所定角度範囲に
あるときのみ制動手段により前側操舵輪が制動される。
つまり、斜め進時や左右進時など、制動時の車体旋回防
止が必要となるときのみ前側操舵輪は制動される。
【0036】請求項10に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項6のいずれか一項に記載の駆動手段と、請求
項7〜請求項9のいずれか一項に記載の制動手段とを備
えるので、車両の発進および制動が車体旋回を伴わずス
ムーズに行われる。
1〜請求項6のいずれか一項に記載の駆動手段と、請求
項7〜請求項9のいずれか一項に記載の制動手段とを備
えるので、車両の発進および制動が車体旋回を伴わずス
ムーズに行われる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した4ウェ
イフォークリフトを図1〜図7に基づいて説明する。
イフォークリフトを図1〜図7に基づいて説明する。
【0038】図2に示すように、産業車両としての4ウ
ェイフォークリフト1は、フォーク2を挟んで機台1a
から前方に延出する一対のレグ3(図4に図示)の前端
にそれぞれ操舵輪としてのロードホイール4と、従動前
輪としてのキャスタ輪からなるロードホイール5とを備
え、機台後部に駆動輪としてのドライブホイール6とキ
ャスタ輪7とを備える。
ェイフォークリフト1は、フォーク2を挟んで機台1a
から前方に延出する一対のレグ3(図4に図示)の前端
にそれぞれ操舵輪としてのロードホイール4と、従動前
輪としてのキャスタ輪からなるロードホイール5とを備
え、機台後部に駆動輪としてのドライブホイール6とキ
ャスタ輪7とを備える。
【0039】ドライブホイール6は、運転室8に設けら
れたステアリングホイール9を旋回させることにより3
60°の範囲で操舵されるようになっており、ロードホ
イール4は、インストルメントパネル10上に設けられ
たハンドルレバー11の前後操作により90°の範囲で
操舵されるようになっている。
れたステアリングホイール9を旋回させることにより3
60°の範囲で操舵されるようになっており、ロードホ
イール4は、インストルメントパネル10上に設けられ
たハンドルレバー11の前後操作により90°の範囲で
操舵されるようになっている。
【0040】ドライブホイール6はステアリングホイー
ル9の旋回量に応じてステアリングモータ(図示せず)
により操舵される。また、ドライブホイール6はインス
トルメントパネル10上に設けられたアクセルレバー1
2の操作量に応じた駆動力で走行モータ13(図1に示
す)により駆動される。
ル9の旋回量に応じてステアリングモータ(図示せず)
により操舵される。また、ドライブホイール6はインス
トルメントパネル10上に設けられたアクセルレバー1
2の操作量に応じた駆動力で走行モータ13(図1に示
す)により駆動される。
【0041】ロードホイール4は、機台1aから延出す
るフレーム1bに対して旋回可能に取付けられたハウジ
ング14内に回転可能に支持されている。ハウジング1
4の外周端部にはシリンダ15のロッド15aが連結さ
れており、ハンドルレバー11の操作に基づき油圧制御
によって伸縮駆動されるシリンダ15の作用により、ハ
ンドルレバー11の停止位置に応じた舵角にロードホイ
ール4が操舵されるようになっている。
るフレーム1bに対して旋回可能に取付けられたハウジ
ング14内に回転可能に支持されている。ハウジング1
4の外周端部にはシリンダ15のロッド15aが連結さ
れており、ハンドルレバー11の操作に基づき油圧制御
によって伸縮駆動されるシリンダ15の作用により、ハ
ンドルレバー11の停止位置に応じた舵角にロードホイ
ール4が操舵されるようになっている。
【0042】図3に示すように、ハウジング14内には
クラッチ機構16(図1に示す)を備えた駆動手段を構
成するモータ17が配設されており、このモータ17の
駆動力は減速用ギヤ列18を介してロードホイール4に
伝達されるようになっている。
クラッチ機構16(図1に示す)を備えた駆動手段を構
成するモータ17が配設されており、このモータ17の
駆動力は減速用ギヤ列18を介してロードホイール4に
伝達されるようになっている。
【0043】ハウジング14の外周近傍には舵角検出手
段としてのリミットスイッチ19(図1に示す)がその
検知部をハウジング14に接触させた状態で配設されて
おり、ロードホイール4が左右進時の舵角であるほぼ9
0°に配置されると、リミットスイッチ19がオンする
ようになっている。
段としてのリミットスイッチ19(図1に示す)がその
検知部をハウジング14に接触させた状態で配設されて
おり、ロードホイール4が左右進時の舵角であるほぼ9
0°に配置されると、リミットスイッチ19がオンする
ようになっている。
【0044】また、図2に示すようにロードホイール5
は左側のフレーム1bに対して旋回可能に取付けられた
ハウジング20内に回動可能に支持されており、各ハウ
ジング14,20のフレーム1bへの取付部には、左右
のロードホイール4,5に加わる輪重を検出するための
ロードセル21,22(図1に示す)がそれぞれ介装さ
れている。
は左側のフレーム1bに対して旋回可能に取付けられた
ハウジング20内に回動可能に支持されており、各ハウ
ジング14,20のフレーム1bへの取付部には、左右
のロードホイール4,5に加わる輪重を検出するための
ロードセル21,22(図1に示す)がそれぞれ介装さ
れている。
【0045】運転室8内のインストルメントパネル10
上に設けられた荷役レバー23の操作に応じてマスト2
4は油圧シリンダ25(図1に示す)の伸縮駆動により
上下方向にスライドするようになっており、マスト24
のスライドによりフォーク2が昇降するようになってい
る。また、マスト24は荷役レバー23の操作に応じて
油圧シリンダ(図示せず)の駆動により機台1aに対し
て前後移動(リーチ)可能となっており、このマスト2
4の前後移動によりフォーク2が前後操作されるように
なっている。油圧シリンダ25には圧力センサ26(図
1に示す)が設けられており、圧力センサ26によりフ
ォーク2上の荷の積載重量が検出されるようになってい
る。
上に設けられた荷役レバー23の操作に応じてマスト2
4は油圧シリンダ25(図1に示す)の伸縮駆動により
上下方向にスライドするようになっており、マスト24
のスライドによりフォーク2が昇降するようになってい
る。また、マスト24は荷役レバー23の操作に応じて
油圧シリンダ(図示せず)の駆動により機台1aに対し
て前後移動(リーチ)可能となっており、このマスト2
4の前後移動によりフォーク2が前後操作されるように
なっている。油圧シリンダ25には圧力センサ26(図
1に示す)が設けられており、圧力センサ26によりフ
ォーク2上の荷の積載重量が検出されるようになってい
る。
【0046】また、運転室8の床面にはブレーキペダル
27が配設されており、ブレーキペダル27の踏込量は
ブレーキスイッチ28(図1に示す)により検出される
ようになっている。また、ロードホイール4には制動手
段を構成するブレーキ装置29が、ドライブホイール6
にはブレーキ装置30(いずれも図1に示す)がそれぞ
れ装着されており、ブレーキペダル27の踏込操作によ
りそれぞれ制動が解除されるデッドマン式ブレーキにな
っている。ブレーキ装置29は、後述する所定時期(左
右進時)のみ制動されるようになっている。また、4ウ
ェイフォークリフト1には走行駆動制御、荷役駆動制御
等を司るコントローラ31が配設されている。
27が配設されており、ブレーキペダル27の踏込量は
ブレーキスイッチ28(図1に示す)により検出される
ようになっている。また、ロードホイール4には制動手
段を構成するブレーキ装置29が、ドライブホイール6
にはブレーキ装置30(いずれも図1に示す)がそれぞ
れ装着されており、ブレーキペダル27の踏込操作によ
りそれぞれ制動が解除されるデッドマン式ブレーキにな
っている。ブレーキ装置29は、後述する所定時期(左
右進時)のみ制動されるようになっている。また、4ウ
ェイフォークリフト1には走行駆動制御、荷役駆動制御
等を司るコントローラ31が配設されている。
【0047】図1は、4ウェイフォークリフト1に装備
された車体姿勢保持装置の電気的構成を示すブロック図
である。コントローラ31には、駆動手段及び制動手段
を構成するとともに駆動力設定手段としてのMPU3
2,A/Dコンバータ33,駆動手段を構成するモータ
駆動回路34が備えられている。また、MPU32には
メモリ35が設けられている。
された車体姿勢保持装置の電気的構成を示すブロック図
である。コントローラ31には、駆動手段及び制動手段
を構成するとともに駆動力設定手段としてのMPU3
2,A/Dコンバータ33,駆動手段を構成するモータ
駆動回路34が備えられている。また、MPU32には
メモリ35が設けられている。
【0048】MPU32には、アクセルレバー12の操
作量を検出するポテンショメータ36,リミットスイッ
チ19,ブレーキスイッチ28,ブレーキ装置29,3
0,クラッチ機構16及び車速を検出するための車速検
出手段としての回転センサ37が接続されている。ま
た、圧力センサ26,ロードセル21,22がA/Dコ
ンバータ33を介してMPU32に接続されるととも
に、モータ13,17がモータ駆動回路34を介してM
PU32に接続されている。
作量を検出するポテンショメータ36,リミットスイッ
チ19,ブレーキスイッチ28,ブレーキ装置29,3
0,クラッチ機構16及び車速を検出するための車速検
出手段としての回転センサ37が接続されている。ま
た、圧力センサ26,ロードセル21,22がA/Dコ
ンバータ33を介してMPU32に接続されるととも
に、モータ13,17がモータ駆動回路34を介してM
PU32に接続されている。
【0049】MPU32はポテンショメータ36からの
検出信号に基づきアクセルレバー12の操作量、すなわ
ちアクセル開度に応じた駆動力となるように走行モータ
13をモータ駆動回路34を介して駆動制御する。
検出信号に基づきアクセルレバー12の操作量、すなわ
ちアクセル開度に応じた駆動力となるように走行モータ
13をモータ駆動回路34を介して駆動制御する。
【0050】モータ17はリミットスイッチ19がオン
したときのみ駆動されるとともに、リミットスイッチ1
9がオンしたときのみクラッチ機構16が接続状態に作
動されるようになっている。つまり、リミットスイッチ
19がオフのときは、クラッチ機構16が離間状態とさ
れるとともに、ポテンショメータ36からアクセル信号
の入力があってもモータ17は駆動されない。メモリ3
5にはモータ17の駆動電圧を算出するためのプログラ
ムデータが記憶されており、この駆動電圧は、ロードセ
ル21,22,圧力センサ26及びポテンショメータ3
6からの検出信号に基づく各種入力データを用いてプロ
グラムデータに基づきMPU32による演算により求め
られる。
したときのみ駆動されるとともに、リミットスイッチ1
9がオンしたときのみクラッチ機構16が接続状態に作
動されるようになっている。つまり、リミットスイッチ
19がオフのときは、クラッチ機構16が離間状態とさ
れるとともに、ポテンショメータ36からアクセル信号
の入力があってもモータ17は駆動されない。メモリ3
5にはモータ17の駆動電圧を算出するためのプログラ
ムデータが記憶されており、この駆動電圧は、ロードセ
ル21,22,圧力センサ26及びポテンショメータ3
6からの検出信号に基づく各種入力データを用いてプロ
グラムデータに基づきMPU32による演算により求め
られる。
【0051】このプログラムデータ上の処理で使用する
ためメモリ35に記憶された演算式及びマップデータ等
について以下に説明する。メモリ35には、ポテンショ
メータ36からの検出信号に基づき得られたアクセル開
度Aとドライブホイール6の駆動力Fとの関係を示すマ
ップデータM1が記憶されている。また、メモリ35に
はロードホイール4の輪重N1からロードホイール4の
走行抵抗f2を算出するための以下に示す演算式が記憶
されている。
ためメモリ35に記憶された演算式及びマップデータ等
について以下に説明する。メモリ35には、ポテンショ
メータ36からの検出信号に基づき得られたアクセル開
度Aとドライブホイール6の駆動力Fとの関係を示すマ
ップデータM1が記憶されている。また、メモリ35に
はロードホイール4の輪重N1からロードホイール4の
走行抵抗f2を算出するための以下に示す演算式が記憶
されている。
【0052】f2=F(N1) … (1) この (1)式は、テスト走行によって求めた経験式であ
り、走行抵抗f2は輪重N1の関数として表されてい
る。なお、この試験式で用いる路面との摩擦係数μは平
均的な値μo (例えばアスファルト路面を想定して)に
設定してある。
り、走行抵抗f2は輪重N1の関数として表されてい
る。なお、この試験式で用いる路面との摩擦係数μは平
均的な値μo (例えばアスファルト路面を想定して)に
設定してある。
【0053】圧力センサ26からの検出信号とフォーク
2上の荷の積載重量wとの関係を示すマップデータM2
がメモリ35に記憶されており、このマップデータM2
を用いて圧力センサ26の検出信号から積載重量wを算
出する。この積載重量wは、機台前後方向における車両
の重心Gの位置、すなわち距離L,d1,d2を算出す
るために用いられる。なお、図4に示すように距離L
は、ドライブホイール6の旋回中心から重心までの垂直
距離を、距離d1,2dは各々ロードホイール4,5か
ら重心までの垂直距離を表す。これら距離L,d1,d
2の算出はメモリ35に記憶されており、以下のような
手順で求まる。
2上の荷の積載重量wとの関係を示すマップデータM2
がメモリ35に記憶されており、このマップデータM2
を用いて圧力センサ26の検出信号から積載重量wを算
出する。この積載重量wは、機台前後方向における車両
の重心Gの位置、すなわち距離L,d1,d2を算出す
るために用いられる。なお、図4に示すように距離L
は、ドライブホイール6の旋回中心から重心までの垂直
距離を、距離d1,2dは各々ロードホイール4,5か
ら重心までの垂直距離を表す。これら距離L,d1,d
2の算出はメモリ35に記憶されており、以下のような
手順で求まる。
【0054】すなわち、既知の機台のみ(空荷)での重
量Wの重心位置と、検知した積載重量wにおける同じく
検知したロードホイール4,5の輪重N1,N2が得ら
れるような重心位置とから、機台重量W+積載重量wで
の重心位置を求める。
量Wの重心位置と、検知した積載重量wにおける同じく
検知したロードホイール4,5の輪重N1,N2が得ら
れるような重心位置とから、機台重量W+積載重量wで
の重心位置を求める。
【0055】なお、前記した既知の機台のみの重心位置
は、マスト24のリーチ状態によっても変化するが、マ
スト24のリーチ状態と前後輪重の変化は、図6に示す
ような関係となることが既知であるので重心位置は容易
に求まる。なお、このグラフではマストの位置が、マス
ト24の後退時の位置を原点としたときの原点からの距
離で示されている(図7参照)。
は、マスト24のリーチ状態によっても変化するが、マ
スト24のリーチ状態と前後輪重の変化は、図6に示す
ような関係となることが既知であるので重心位置は容易
に求まる。なお、このグラフではマストの位置が、マス
ト24の後退時の位置を原点としたときの原点からの距
離で示されている(図7参照)。
【0056】また、メモリ35には、MPU32で求め
た走行抵抗f2および距離Lと、アクセル開度Aから求
めたドライブホイール6の駆動力Fとを用いてロードホ
イール4の駆動力Dを算出するための以下に示す算出式
が記憶されている。
た走行抵抗f2および距離Lと、アクセル開度Aから求
めたドライブホイール6の駆動力Fとを用いてロードホ
イール4の駆動力Dを算出するための以下に示す算出式
が記憶されている。
【0057】 D=(F・L+f2・d2)/d1 … (2) 図4から分かるように、駆動力Dに基づく重心Gの反時
計回りのモーメントはD・d1、走行抵抗f2に基づく
重心Gの反時計回りのモーメントはf2・d2、さらに
駆動力Fに基づく重心Gの反時計回りのモーメントはF
・Lとなる。そのため、駆動力Fにより車体が旋回を起
こさない条件式は、次のようになる。
計回りのモーメントはD・d1、走行抵抗f2に基づく
重心Gの反時計回りのモーメントはf2・d2、さらに
駆動力Fに基づく重心Gの反時計回りのモーメントはF
・Lとなる。そのため、駆動力Fにより車体が旋回を起
こさない条件式は、次のようになる。
【0058】F・L+f2・d2=D・d1 この式から前述した(2) 式が導かれる。また、メモリ3
5には駆動力Dとモータ17の駆動電圧との関係を示す
マップデータM3が記憶されている。このマップデータ
M3から、上記した(2) 式を満たす駆動力Dとなるため
のモータ17の駆動電圧が求められる。
5には駆動力Dとモータ17の駆動電圧との関係を示す
マップデータM3が記憶されている。このマップデータ
M3から、上記した(2) 式を満たす駆動力Dとなるため
のモータ17の駆動電圧が求められる。
【0059】左右進時、すなわちリミットスイッチ19
がオンしているときには、回転センサ37からの検出信
号に基づき車速が所定速度、例えば3km/hを越える
と、MPU32はクラッチ機構16の接続を切離すると
ともにモータ17の駆動を停止するようになっている。
がオンしているときには、回転センサ37からの検出信
号に基づき車速が所定速度、例えば3km/hを越える
と、MPU32はクラッチ機構16の接続を切離すると
ともにモータ17の駆動を停止するようになっている。
【0060】また、例えば右進時の制動時にはドライブ
ホイール6,ロードホイール4にはそれぞれ図5に示す
ように制動力B1,B2が作用する。ドライブホイール
6に制動力B1がかかることで、重心Gの時計回りに働
くモーメントK(=(W+w)βL;但しβは減速度)
によって車体が旋回してしまわないよう、車体旋回を抑
えるだけの重心Gの反時計回りのモーメントが発生する
ような制動力B2がロードホイール4に作用するよう
に、ブレーキ装置29の制動力は、ブレーキ装置30の
制動力に対して一定比率に設定されている。この比率
は、テスト走行によるデータから得られたものである。
ホイール6,ロードホイール4にはそれぞれ図5に示す
ように制動力B1,B2が作用する。ドライブホイール
6に制動力B1がかかることで、重心Gの時計回りに働
くモーメントK(=(W+w)βL;但しβは減速度)
によって車体が旋回してしまわないよう、車体旋回を抑
えるだけの重心Gの反時計回りのモーメントが発生する
ような制動力B2がロードホイール4に作用するよう
に、ブレーキ装置29の制動力は、ブレーキ装置30の
制動力に対して一定比率に設定されている。この比率
は、テスト走行によるデータから得られたものである。
【0061】次に、この4ウェイフォークリフト1の作
用を説明する。前後進時には、ハンドルレバー11を操
作することによりロードホイール4は前後進方向(舵角
0°)に操舵され、ステアリングホイール9の操作によ
って進行方向が決定される。このとき、リミットスイッ
チ19はオフ状態にある。そのため、発進時にアクセル
レバー12を操作しても走行モータ13だけが駆動さ
れ、4ウェイフォークリフト1はドライブホイール6の
駆動力だけで発進する。また、制動するためにブレーキ
ペダル27を戻してもブレーキ装置30だけが作動さ
れ、4ウェイフォークリフト1はブレーキ装置30の制
動力だけで制動される。つまり、ドライブホイール6の
みで駆動・制動を行っても車体が旋回する心配がない前
後進時には、モータ17及びブレーキ装置29は作動さ
れない。
用を説明する。前後進時には、ハンドルレバー11を操
作することによりロードホイール4は前後進方向(舵角
0°)に操舵され、ステアリングホイール9の操作によ
って進行方向が決定される。このとき、リミットスイッ
チ19はオフ状態にある。そのため、発進時にアクセル
レバー12を操作しても走行モータ13だけが駆動さ
れ、4ウェイフォークリフト1はドライブホイール6の
駆動力だけで発進する。また、制動するためにブレーキ
ペダル27を戻してもブレーキ装置30だけが作動さ
れ、4ウェイフォークリフト1はブレーキ装置30の制
動力だけで制動される。つまり、ドライブホイール6の
みで駆動・制動を行っても車体が旋回する心配がない前
後進時には、モータ17及びブレーキ装置29は作動さ
れない。
【0062】次に、例えば長尺荷をフォーク2上に積載
して通路幅の関係上、車体を前後進させることができな
いときには、4ウェイフォークリフト1を左右進させる
ことにより荷を運搬する。左右進するときには、まず、
ステアリングホイール9及びハンドルレバー11を操作
することによりロードホイール4とドライブホイール6
を共に左右進方向(舵角90°)に配置する。その結
果、リミットスイッチ19がオンしてクラッチ機構16
が接続状態とされ、モータ17の駆動力がロードホイー
ル4に伝達可能となる。
して通路幅の関係上、車体を前後進させることができな
いときには、4ウェイフォークリフト1を左右進させる
ことにより荷を運搬する。左右進するときには、まず、
ステアリングホイール9及びハンドルレバー11を操作
することによりロードホイール4とドライブホイール6
を共に左右進方向(舵角90°)に配置する。その結
果、リミットスイッチ19がオンしてクラッチ機構16
が接続状態とされ、モータ17の駆動力がロードホイー
ル4に伝達可能となる。
【0063】また、リミットスイッチ19がオンされる
と、MPU32はメモリ35に記憶されたプログラムデ
ータを実行し、モータ17の駆動電圧を求めるために必
要となる、走行抵抗f2,距離L,d1,d2を算出す
るための演算を行う。
と、MPU32はメモリ35に記憶されたプログラムデ
ータを実行し、モータ17の駆動電圧を求めるために必
要となる、走行抵抗f2,距離L,d1,d2を算出す
るための演算を行う。
【0064】まず、MPU32は、ロードセル21,2
2からA/Dコンバータ33を介して入力した検出信号
に基づき各ロードホイール4,5にかかる輪重N1,N
2を算出する。そして、ロードホイール5の輪重N1と
(1) 式とからロードホイール5の走行抵抗をf2を算出
する。
2からA/Dコンバータ33を介して入力した検出信号
に基づき各ロードホイール4,5にかかる輪重N1,N
2を算出する。そして、ロードホイール5の輪重N1と
(1) 式とからロードホイール5の走行抵抗をf2を算出
する。
【0065】次にMPU32は、圧力センサ26から入
力した検出信号とマップデータM2とから、フォーク2
上の荷の積載重量wを算出する。そして、各ロードホイ
ール4,5の輪重N1,N2および積載重量wと既知の
機台重量Wとから、距離L,d1,d2を算出する。
力した検出信号とマップデータM2とから、フォーク2
上の荷の積載重量wを算出する。そして、各ロードホイ
ール4,5の輪重N1,N2および積載重量wと既知の
機台重量Wとから、距離L,d1,d2を算出する。
【0066】その後、運転者が4ウェイフォークリフト
1を左右方向に発進させるためアクセルレバー12を操
作すると、MPU32はポテンショメータ36から入力
される検出信号からアクセル開度Aを求め、そのアクセ
ル開度Aに応じた駆動力で走行モータ13を駆動させる
とともに、その時々のアクセル開度Aに応じて(2) 式の
演算により求めた駆動力DとマップデータM3とから決
まる駆動電圧にてモータ17を駆動させる。従って、フ
ォーク2上の積載重量やマスト24のリーチ度によって
変化する重心位置及び走行抵抗f2に応じた適切な駆動
力Dでロードホイール4は駆動される。
1を左右方向に発進させるためアクセルレバー12を操
作すると、MPU32はポテンショメータ36から入力
される検出信号からアクセル開度Aを求め、そのアクセ
ル開度Aに応じた駆動力で走行モータ13を駆動させる
とともに、その時々のアクセル開度Aに応じて(2) 式の
演算により求めた駆動力DとマップデータM3とから決
まる駆動電圧にてモータ17を駆動させる。従って、フ
ォーク2上の積載重量やマスト24のリーチ度によって
変化する重心位置及び走行抵抗f2に応じた適切な駆動
力Dでロードホイール4は駆動される。
【0067】よって、この発進時に、ロードホイール4
が駆動力Dで駆動されることにより、重心Gの回りに作
用する走行抵抗f2,駆動力Dおよび駆動力Fに基づく
モーメントが車体旋回を起こさせない条件式、すなわ
ち、F・L+f2・d2=D・d1が満たされることに
なる。その結果、ロードホイール4及びドライブホイー
ル6を舵角90°に配置した状態で、4ウェイフォーク
リフト1を発進させても車体が旋回することはなく、ス
ムーズに真横に発進する。このとき、ドライブホイール
6を進行方向に対して斜めに切ることなく真っ直ぐ進行
方向(舵角90°)に配置できるため、従来技術で述べ
たように発進時にドライブホイールを進行方向に対して
斜めに切って対処したために引き起こされていたドライ
ブタイヤの横滑りによる損耗が防止される。
が駆動力Dで駆動されることにより、重心Gの回りに作
用する走行抵抗f2,駆動力Dおよび駆動力Fに基づく
モーメントが車体旋回を起こさせない条件式、すなわ
ち、F・L+f2・d2=D・d1が満たされることに
なる。その結果、ロードホイール4及びドライブホイー
ル6を舵角90°に配置した状態で、4ウェイフォーク
リフト1を発進させても車体が旋回することはなく、ス
ムーズに真横に発進する。このとき、ドライブホイール
6を進行方向に対して斜めに切ることなく真っ直ぐ進行
方向(舵角90°)に配置できるため、従来技術で述べ
たように発進時にドライブホイールを進行方向に対して
斜めに切って対処したために引き起こされていたドライ
ブタイヤの横滑りによる損耗が防止される。
【0068】4ウェイフォークリフト1の発進後の車速
は、回転センサ37から入力される検出信号によりMP
U32が認知していおり、その車速が例えば3km/hを
越えると、MPU32はクラッチ機構16の接続を切り
離すとともに、モータ17の駆動を停止させる。つま
り、車体が旋回し易い発進時の一時期のみ車体の旋回を
防止するためロードホイール4が駆動されるようになっ
ており、走行中はドライブホイール6の駆動力Fだけと
しても車体が旋回する心配がないのでモータ17は駆動
停止されている。
は、回転センサ37から入力される検出信号によりMP
U32が認知していおり、その車速が例えば3km/hを
越えると、MPU32はクラッチ機構16の接続を切り
離すとともに、モータ17の駆動を停止させる。つま
り、車体が旋回し易い発進時の一時期のみ車体の旋回を
防止するためロードホイール4が駆動されるようになっ
ており、走行中はドライブホイール6の駆動力Fだけと
しても車体が旋回する心配がないのでモータ17は駆動
停止されている。
【0069】次に4ウェイフォークリフト1の制動時の
作用を説明する。走行中、4ウェイフォークリフト1を
制動するときには、ブレーキペダル27を戻すことによ
って行われる。左右進走行中、リミットスイッチ19は
オン状態にある。
作用を説明する。走行中、4ウェイフォークリフト1を
制動するときには、ブレーキペダル27を戻すことによ
って行われる。左右進走行中、リミットスイッチ19は
オン状態にある。
【0070】MPU32は、リミットスイッチ19がオ
ン状態にあるとき、ブレーキスイッチ28からブレーキ
ペダル27の戻し量に応じた検出信号を入力すると、走
行モータ13の駆動を停止するとともに、両ブレーキ装
置29,30を作動させる。その結果、図5に示すよう
に例えば右進の場合には、ドライブホイール6に制動力
B1が、ロードホイール4に制動力B2が作用する。
ン状態にあるとき、ブレーキスイッチ28からブレーキ
ペダル27の戻し量に応じた検出信号を入力すると、走
行モータ13の駆動を停止するとともに、両ブレーキ装
置29,30を作動させる。その結果、図5に示すよう
に例えば右進の場合には、ドライブホイール6に制動力
B1が、ロードホイール4に制動力B2が作用する。
【0071】ここで、両ブレーキ装置29,30の制動
力は、車体が旋回しないような一定比に設定されてい
る。そのため、ドライブホイール6に制動力B1がかか
っても、重心Gの時計回りに働くモーメントK(=(W
+w)βL)によって車体が旋回してしまわないように
ロードホイール4に制動力B2が作用する。その結果、
左右進時に比較的強く制動を行っても、車体旋回を伴わ
ずその車体姿勢を保持したまま4ウェイフォークリフト
1はスムーズに停止する。従って、制動時の車体旋回を
抑えるために早めにブレーキペダル27を戻してゆっく
り制動を掛けるなどの効率の悪い減速操作をする必要が
なくなる。その結果、運搬作業のための平均走行速度が
高まって作業効率の向上がもたらされる。
力は、車体が旋回しないような一定比に設定されてい
る。そのため、ドライブホイール6に制動力B1がかか
っても、重心Gの時計回りに働くモーメントK(=(W
+w)βL)によって車体が旋回してしまわないように
ロードホイール4に制動力B2が作用する。その結果、
左右進時に比較的強く制動を行っても、車体旋回を伴わ
ずその車体姿勢を保持したまま4ウェイフォークリフト
1はスムーズに停止する。従って、制動時の車体旋回を
抑えるために早めにブレーキペダル27を戻してゆっく
り制動を掛けるなどの効率の悪い減速操作をする必要が
なくなる。その結果、運搬作業のための平均走行速度が
高まって作業効率の向上がもたらされる。
【0072】以上詳述したようにこの実施の形態では、
以下に列記する効果が得られる。 (a)ロードホイール4を駆動するようにしたので、左
右進方向への発進時において各ホイール4,6を左右進
方向(舵角90°)に配置した状態でも、車体を旋回さ
せずに4ウェイフォークリフト1をスムーズに発進させ
ることができる。このように実作業において、ドライブ
ホイール6を進行方向に対して斜めに切る必要がなくな
るので、従来技術で述べたようなドライブホイール6の
発進時の横滑りによるタイヤの損耗を防止することがで
きるうえ、発進後の進路修正による蛇行走行も防止でき
る。
以下に列記する効果が得られる。 (a)ロードホイール4を駆動するようにしたので、左
右進方向への発進時において各ホイール4,6を左右進
方向(舵角90°)に配置した状態でも、車体を旋回さ
せずに4ウェイフォークリフト1をスムーズに発進させ
ることができる。このように実作業において、ドライブ
ホイール6を進行方向に対して斜めに切る必要がなくな
るので、従来技術で述べたようなドライブホイール6の
発進時の横滑りによるタイヤの損耗を防止することがで
きるうえ、発進後の進路修正による蛇行走行も防止でき
る。
【0073】(b)MPU32による演算によりロード
ホイール4の駆動力Dは、車体が旋回しないように設定
されるため、斜め方向や左右方向への発進時であっても
車両を確実に操舵方向に発進させることができる。
ホイール4の駆動力Dは、車体が旋回しないように設定
されるため、斜め方向や左右方向への発進時であっても
車両を確実に操舵方向に発進させることができる。
【0074】(c)ロードホイール4の駆動力Dを、そ
の駆動力Dに基づく重心Gの回りのモーメントが、ロー
ドホイール5の走行抵抗f2に基づく重心Gの回りのモ
ーメントと、ドライブホイール6の駆動力Fに基づく重
心Gの回りのモーメントとの和と同じになるように、M
PU32による演算により逐次設定した。そのため、車
体の旋回に寄与すると考えられる主な力F,f2の重心
移動等によって変化する実際のモーメントを演算により
求めてロードホイール4の駆動力Dを設定しているの
で、一層確実に車体の旋回を抑えることができる。
の駆動力Dに基づく重心Gの回りのモーメントが、ロー
ドホイール5の走行抵抗f2に基づく重心Gの回りのモ
ーメントと、ドライブホイール6の駆動力Fに基づく重
心Gの回りのモーメントとの和と同じになるように、M
PU32による演算により逐次設定した。そのため、車
体の旋回に寄与すると考えられる主な力F,f2の重心
移動等によって変化する実際のモーメントを演算により
求めてロードホイール4の駆動力Dを設定しているの
で、一層確実に車体の旋回を抑えることができる。
【0075】(d)ロードホイール4の舵角がほぼ90
°とされた左右進時のときだけロードホイール4を駆動
させ、使用頻度の比較的少ない斜め進時や車体旋回の心
配がない前後進時にはロードホイール4を駆動させない
ようにした。そのため、使用頻度が高くしかも発進時の
車体旋回が最も起こり易い左右進時においては、少なく
とも確実に車体旋回を伴わずに発進させることができ
る。また、モータ17の駆動が左右進時だけで済むの
で、モータ17の電力消費を少なくすることができるう
え、モータ17の耐用年数を延ばすことができる。
°とされた左右進時のときだけロードホイール4を駆動
させ、使用頻度の比較的少ない斜め進時や車体旋回の心
配がない前後進時にはロードホイール4を駆動させない
ようにした。そのため、使用頻度が高くしかも発進時の
車体旋回が最も起こり易い左右進時においては、少なく
とも確実に車体旋回を伴わずに発進させることができ
る。また、モータ17の駆動が左右進時だけで済むの
で、モータ17の電力消費を少なくすることができるう
え、モータ17の耐用年数を延ばすことができる。
【0076】(e)発進後の車速が車体旋回の心配がな
い例えば3km/hに達したらロードホイール4の駆動を
停止させるようにしたので、モータ17の電力消費を一
層少なく抑えられるうえ、モータ17の耐用年数を一層
延ばすことができる。
い例えば3km/hに達したらロードホイール4の駆動を
停止させるようにしたので、モータ17の電力消費を一
層少なく抑えられるうえ、モータ17の耐用年数を一層
延ばすことができる。
【0077】(f)ブレーキ装置29を装着してドライ
ブホイール6の制動時にロードホイール4も制動するよ
うにしたので、左右進中における制動時に4ウェイフォ
ークリフト1を車体旋回を伴わずスムーズに制動させる
ことができる。その結果、従来実作業で行われていた早
めに制動を掛けることによる平均走行速度の低下を回避
することができ、作業効率の向上を図ることができる。
ブホイール6の制動時にロードホイール4も制動するよ
うにしたので、左右進中における制動時に4ウェイフォ
ークリフト1を車体旋回を伴わずスムーズに制動させる
ことができる。その結果、従来実作業で行われていた早
めに制動を掛けることによる平均走行速度の低下を回避
することができ、作業効率の向上を図ることができる。
【0078】(g)ロードホイール4の制動力B1は車
体が旋回させないように設定されているため、左右進時
における制動であっても車両を確実に車体旋回を伴わず
スムーズに制動させることができる。
体が旋回させないように設定されているため、左右進時
における制動であっても車両を確実に車体旋回を伴わず
スムーズに制動させることができる。
【0079】(h)ロードホイール4の舵角がほぼ90
°にある比較的に使用頻度の高い左右進時においてのみ
ロードホイール4を制動するようにしたので、その制動
に使用されるブレーキ装置29の耐用年数を延ばすこと
ができる。
°にある比較的に使用頻度の高い左右進時においてのみ
ロードホイール4を制動するようにしたので、その制動
に使用されるブレーキ装置29の耐用年数を延ばすこと
ができる。
【0080】(i)ロードホイール4を駆動するための
モータ17と、ロードホイール4を制動するためのブレ
ーキ装置29を共に備えたので、4ウェイフォークリフ
ト1の左右進時における発進および制動を車体を旋回さ
せることなくスムーズに行うことができる。
モータ17と、ロードホイール4を制動するためのブレ
ーキ装置29を共に備えたので、4ウェイフォークリフ
ト1の左右進時における発進および制動を車体を旋回さ
せることなくスムーズに行うことができる。
【0081】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次
のように構成することもできる。 (1)図8に示すように、ロードホイール4の中心部に
ホイールインモータ38を収容するとともにその側部に
ブレーキ装置39を装着し、このホイールインモータ3
8によりロードホイール4を駆動するとともに、ブレー
キ装置39によりロードホイール4を制動する構成とし
てもよい。この構成によれば、ロードホイール4にその
駆動用モータやブレーキ装置を装備してもハウジング1
4内がコンパクトで済む。
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次
のように構成することもできる。 (1)図8に示すように、ロードホイール4の中心部に
ホイールインモータ38を収容するとともにその側部に
ブレーキ装置39を装着し、このホイールインモータ3
8によりロードホイール4を駆動するとともに、ブレー
キ装置39によりロードホイール4を制動する構成とし
てもよい。この構成によれば、ロードホイール4にその
駆動用モータやブレーキ装置を装備してもハウジング1
4内がコンパクトで済む。
【0082】(2)図1に示すように、走行抵抗f2を
算出するための(1) 式の演算式f2=F(N1)で使用
する摩擦係数μ等のパラメータ(輪重N1の係数)を、
使用路面によって選択できるようにパラメータ変更手段
としての選択スイッチ40を設けてもよい。例えばアス
ファルト,コンクリート,リノリューム等の使用路面毎
のパラメータをメモリ35に複数用意しておき、例えば
納車時にサービスマンが選択スイッチ40を選択して使
用路面に応じたパラメータに調整する。また、同じアス
ファルトでも路面粗さに違いがあるので路面粗さ毎のパ
ラメータも多段階用意しておくのもよい。この構成によ
れば、使用路面に応じたパラメータが選択されることに
より、使用路面毎の実際の値に近い走行抵抗f2が算出
されるので、使用路面に応じた適切な駆動力Dでロード
ホイール4を駆動させることができる。例えば、実際の
使用路面が予め設定された平均的な使用路面と異なるこ
とに起因して左右方向への発進時に車体が旋回してしま
う不具合を確実に回避することができる。また、選択ス
イッチ40は運転者が選択可能にしても勿論良い。
算出するための(1) 式の演算式f2=F(N1)で使用
する摩擦係数μ等のパラメータ(輪重N1の係数)を、
使用路面によって選択できるようにパラメータ変更手段
としての選択スイッチ40を設けてもよい。例えばアス
ファルト,コンクリート,リノリューム等の使用路面毎
のパラメータをメモリ35に複数用意しておき、例えば
納車時にサービスマンが選択スイッチ40を選択して使
用路面に応じたパラメータに調整する。また、同じアス
ファルトでも路面粗さに違いがあるので路面粗さ毎のパ
ラメータも多段階用意しておくのもよい。この構成によ
れば、使用路面に応じたパラメータが選択されることに
より、使用路面毎の実際の値に近い走行抵抗f2が算出
されるので、使用路面に応じた適切な駆動力Dでロード
ホイール4を駆動させることができる。例えば、実際の
使用路面が予め設定された平均的な使用路面と異なるこ
とに起因して左右方向への発進時に車体が旋回してしま
う不具合を確実に回避することができる。また、選択ス
イッチ40は運転者が選択可能にしても勿論良い。
【0083】(3)リミットスイッチ19に替えてロー
ドホイール4の舵角を検出可能なポテンショメータを設
置し、その舵角がほぼ90°の左右進時だけに限らず、
その舵角範囲内でいつも適切にロードホイール4とドラ
イブホイール6との駆動力配分が行われるようにしても
よい。ここで、駆動力Dの算出時のモーメントには舵角
θを考慮する(左右進時(舵角90°)のときの各モー
メントに対してcos(90−θ)を乗じる)。この構成に
よれば、左右進時だけでなく斜め方向への発進時にも車
体旋回を伴わず4ウェイフォークリフト1をその操舵方
向にスムーズに発進させることができる。勿論、同様の
検出能力を有していれば、リミットスイッチやポテンシ
ョメータに限定はされない。
ドホイール4の舵角を検出可能なポテンショメータを設
置し、その舵角がほぼ90°の左右進時だけに限らず、
その舵角範囲内でいつも適切にロードホイール4とドラ
イブホイール6との駆動力配分が行われるようにしても
よい。ここで、駆動力Dの算出時のモーメントには舵角
θを考慮する(左右進時(舵角90°)のときの各モー
メントに対してcos(90−θ)を乗じる)。この構成に
よれば、左右進時だけでなく斜め方向への発進時にも車
体旋回を伴わず4ウェイフォークリフト1をその操舵方
向にスムーズに発進させることができる。勿論、同様の
検出能力を有していれば、リミットスイッチやポテンシ
ョメータに限定はされない。
【0084】(4)車体姿勢を検出する傾斜角センサを
設け、傾斜角センサからの検出信号により得られた車体
傾斜角を走行抵抗f2の算出式時のパラメータとし、傾
斜路面の下降方向に働く重力要因を考慮した走行抵抗f
2を算出できるようにしてもよい。この構成によれば、
傾斜路面での発進時においても適切な駆動力配分を実現
でき、路面の傾斜度に拘わらず4ウェイフォークリフト
1をいつも操舵方向にスムーズに発進させることができ
る。
設け、傾斜角センサからの検出信号により得られた車体
傾斜角を走行抵抗f2の算出式時のパラメータとし、傾
斜路面の下降方向に働く重力要因を考慮した走行抵抗f
2を算出できるようにしてもよい。この構成によれば、
傾斜路面での発進時においても適切な駆動力配分を実現
でき、路面の傾斜度に拘わらず4ウェイフォークリフト
1をいつも操舵方向にスムーズに発進させることができ
る。
【0085】(5)駆動力Dを車体旋回を起こさない条
件を満たす一定値としてもよい。例えば、最大積載かつ
最大リーチでの左右進方向への発進時での車体旋回不能
条件を満たす一定値とすればよい。また、走行モータ1
3の出力トルクに対して一定比の出力トルクとなるよう
にモータ17をアクセル開度Aに応じて駆動制御する構
成としてもよい。この構成によれば、MPU32による
駆動力Dの算出処理を伴うモータ17の駆動電圧算出の
ための演算処理をしなくて済む。
件を満たす一定値としてもよい。例えば、最大積載かつ
最大リーチでの左右進方向への発進時での車体旋回不能
条件を満たす一定値とすればよい。また、走行モータ1
3の出力トルクに対して一定比の出力トルクとなるよう
にモータ17をアクセル開度Aに応じて駆動制御する構
成としてもよい。この構成によれば、MPU32による
駆動力Dの算出処理を伴うモータ17の駆動電圧算出の
ための演算処理をしなくて済む。
【0086】(6)前記実施の形態や前記別例(1)で
は、ロードホイール4にブレーキ装置29,39を装備
したが、ブレーキ装置を装備せずにモータ17の回動制
動やプラギング制動によりロードホイール4を制動する
構成としてもよい。これらの比較的小さな制動力でも制
動時に車体旋回を伴わなければ問題はない。この構成に
よれば、ブレーキ装置を省くことができ、一層簡単な構
成で操舵方向への車体姿勢を保持したまま発進および制
動を行うことができる。
は、ロードホイール4にブレーキ装置29,39を装備
したが、ブレーキ装置を装備せずにモータ17の回動制
動やプラギング制動によりロードホイール4を制動する
構成としてもよい。これらの比較的小さな制動力でも制
動時に車体旋回を伴わなければ問題はない。この構成に
よれば、ブレーキ装置を省くことができ、一層簡単な構
成で操舵方向への車体姿勢を保持したまま発進および制
動を行うことができる。
【0087】(7)駆動力Dの算出方法は(2) 式に限定
されない。例えば、キャスタ輪7の走行抵抗や、ロード
ホイール5,キャスタ輪7の旋回抵抗までを考慮しても
よい。
されない。例えば、キャスタ輪7の走行抵抗や、ロード
ホイール5,キャスタ輪7の旋回抵抗までを考慮しても
よい。
【0088】(8)ドライブホイール6を駆動する駆動
力をドライブシャフトやクラッチ等を介して切り離し可
能にロードホイール4に伝達する構成としてもよい。こ
の場合、ロードホイール4を駆動したいときにクラッチ
を接続すればよい。また、クラッチを介さず常時ドライ
ブホイール6と共にロードホイール4を駆動させる構成
としてもよい。この構成によれば、ロードホイール4の
駆動専用モータを設けなくて済む。
力をドライブシャフトやクラッチ等を介して切り離し可
能にロードホイール4に伝達する構成としてもよい。こ
の場合、ロードホイール4を駆動したいときにクラッチ
を接続すればよい。また、クラッチを介さず常時ドライ
ブホイール6と共にロードホイール4を駆動させる構成
としてもよい。この構成によれば、ロードホイール4の
駆動専用モータを設けなくて済む。
【0089】(9)ロードホイール4のブレーキ装置を
ブレーキペダル27の操作に応じてリンクやワイヤを介
して作動される機械式のものとしてもよい。 (10)ロードホイール4が駆動される舵角範囲と、ロ
ードホイール4が制動される舵角範囲が異なってもよ
い。 (11)ロードホイール4を駆動するためのモータ17
等の駆動装置だけで、ブレーキ手段を備えない構成と
し、発進時に車体旋回を伴わず操舵方向へスムーズに4
ウェイフォークリフト1を発進させることだけを目的と
してもよい。
ブレーキペダル27の操作に応じてリンクやワイヤを介
して作動される機械式のものとしてもよい。 (10)ロードホイール4が駆動される舵角範囲と、ロ
ードホイール4が制動される舵角範囲が異なってもよ
い。 (11)ロードホイール4を駆動するためのモータ17
等の駆動装置だけで、ブレーキ手段を備えない構成と
し、発進時に車体旋回を伴わず操舵方向へスムーズに4
ウェイフォークリフト1を発進させることだけを目的と
してもよい。
【0090】(12)ロードホイール4を制動するため
のブレーキ手段だけで、ロードホイール4を駆動するた
めのモータ17等の駆動装置を備えない構成とし、制動
時に車体旋回を伴わずスムーズに4ウェイフォークリフ
ト1を制動させることだけを目的としてもよい。
のブレーキ手段だけで、ロードホイール4を駆動するた
めのモータ17等の駆動装置を備えない構成とし、制動
時に車体旋回を伴わずスムーズに4ウェイフォークリフ
ト1を制動させることだけを目的としてもよい。
【0091】(13)ブレーキ方式はデッドマン式であ
る必要はない。ブレーキペダルを踏んだときに制動が掛
かる構成とてもよい。 (14)3輪式の4ウェイフォークリフトに限定されな
い。例えば4輪式でもよい。
る必要はない。ブレーキペダルを踏んだときに制動が掛
かる構成とてもよい。 (14)3輪式の4ウェイフォークリフトに限定されな
い。例えば4輪式でもよい。
【0092】(15)ドライブホイール6側の前輪であ
るロードホイール5が操舵輪であってもよい。 (16)産業車両は4ウェイフォークリフトに限定され
ない。前輪二輪のいずれか一方が操舵輪で、後輪に操舵
可能な駆動輪を備えたその他の産業車両に本発明を適用
してもよい。
るロードホイール5が操舵輪であってもよい。 (16)産業車両は4ウェイフォークリフトに限定され
ない。前輪二輪のいずれか一方が操舵輪で、後輪に操舵
可能な駆動輪を備えたその他の産業車両に本発明を適用
してもよい。
【0093】前記実施の形態から把握され、特許請求の
範囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下
に記載する。 (イ)請求項3〜請求項6のいずれか一項において、車
体の傾斜を検出可能な傾斜検出手段を備え、前記操舵輪
の駆動力の算出に必要となる前記走行抵抗を、前記傾斜
検出手段から得られた車体傾斜に応じて補正する補正手
段を備えた。この構成によれば、車両が傾斜路面上にあ
っても適切な走行抵抗を得ることができるので、傾斜路
面上における斜め方向や左右方向への発進時にも車体旋
回を伴わずスムーズに発進できる。
範囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下
に記載する。 (イ)請求項3〜請求項6のいずれか一項において、車
体の傾斜を検出可能な傾斜検出手段を備え、前記操舵輪
の駆動力の算出に必要となる前記走行抵抗を、前記傾斜
検出手段から得られた車体傾斜に応じて補正する補正手
段を備えた。この構成によれば、車両が傾斜路面上にあ
っても適切な走行抵抗を得ることができるので、傾斜路
面上における斜め方向や左右方向への発進時にも車体旋
回を伴わずスムーズに発進できる。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
10に記載の発明によれば、前側操舵輪を駆動可能とし
たので、後輪である駆動輪の駆動力に基づく重心回りの
モーメントが比較的大きくなる斜め方向や左右方向への
発進時においても車体を旋回させずにスムーズに発進さ
せることができる。その結果、実作業における発進時の
横滑りによるタイヤの損耗や蛇行走行を防止できる。
10に記載の発明によれば、前側操舵輪を駆動可能とし
たので、後輪である駆動輪の駆動力に基づく重心回りの
モーメントが比較的大きくなる斜め方向や左右方向への
発進時においても車体を旋回させずにスムーズに発進さ
せることができる。その結果、実作業における発進時の
横滑りによるタイヤの損耗や蛇行走行を防止できる。
【0095】請求項2及び請求項10に記載の発明によ
れば、駆動力設定手段により前側操舵輪の駆動力は車体
が旋回しないように設定されるため、斜め方向や左右方
向への発進時であっても車両を確実に操舵方向に発進さ
せることができる。
れば、駆動力設定手段により前側操舵輪の駆動力は車体
が旋回しないように設定されるため、斜め方向や左右方
向への発進時であっても車両を確実に操舵方向に発進さ
せることができる。
【0096】請求項3及び請求項10に記載の発明によ
れば、駆動力設定手段により、前側操舵輪の駆動力は、
この駆動力に基づく車両の重心回りに働くモーメント
が、従動前輪の走行抵抗に基づく車両の重心回りに働く
モーメントと、駆動輪の駆動力に基づく車両の重心回り
に働くモーメントとの和に等しくなるように設定され、
比較的車体の旋回に寄与すると考えられる力についての
実際のモーメントを考慮して前側操舵輪の駆動力を設定
しているので、より確実に操舵方向に発進させることが
できるとともに、駆動輪の駆動力に応じたより適切な駆
動力を前側操舵輪に設定することができる。
れば、駆動力設定手段により、前側操舵輪の駆動力は、
この駆動力に基づく車両の重心回りに働くモーメント
が、従動前輪の走行抵抗に基づく車両の重心回りに働く
モーメントと、駆動輪の駆動力に基づく車両の重心回り
に働くモーメントとの和に等しくなるように設定され、
比較的車体の旋回に寄与すると考えられる力についての
実際のモーメントを考慮して前側操舵輪の駆動力を設定
しているので、より確実に操舵方向に発進させることが
できるとともに、駆動輪の駆動力に応じたより適切な駆
動力を前側操舵輪に設定することができる。
【0097】請求項4及び請求項10に記載の発明によ
れば、前側操舵輪の舵角が比較的車体が旋回し易い所定
角度範囲にあるときのみ前側操舵輪は駆動され、発進時
の車体旋回の心配がない舵角では駆動されないので、駆
動手段の電力消費等を少なくできるうえ、駆動手段の耐
用年数を延ばすことができる。
れば、前側操舵輪の舵角が比較的車体が旋回し易い所定
角度範囲にあるときのみ前側操舵輪は駆動され、発進時
の車体旋回の心配がない舵角では駆動されないので、駆
動手段の電力消費等を少なくできるうえ、駆動手段の耐
用年数を延ばすことができる。
【0098】請求項5及び請求項10に記載の発明によ
れば、発進時にのみ前側操舵輪を駆動し、発進後の車速
が車体旋回の心配がない所定速度に達したら前側操舵輪
の駆動を停止させるようにしたので、駆動手段の電力消
費等を少なくできるうえ、駆動手段の耐用年数を延ばす
ことができる。
れば、発進時にのみ前側操舵輪を駆動し、発進後の車速
が車体旋回の心配がない所定速度に達したら前側操舵輪
の駆動を停止させるようにしたので、駆動手段の電力消
費等を少なくできるうえ、駆動手段の耐用年数を延ばす
ことができる。
【0099】請求項6及び請求項10に記載の発明によ
れば、前側操舵輪の駆動力を設定するために必要となる
従動前輪の走行抵抗のパラメータを、路面条件に応じて
選択(変更)できるようにしたので、使用路面に応じた
適切な駆動力で前側操舵輪を駆動させることができ、使
用路面に拘わらず車両を操舵方向にスムーズに発進させ
ることができる。
れば、前側操舵輪の駆動力を設定するために必要となる
従動前輪の走行抵抗のパラメータを、路面条件に応じて
選択(変更)できるようにしたので、使用路面に応じた
適切な駆動力で前側操舵輪を駆動させることができ、使
用路面に拘わらず車両を操舵方向にスムーズに発進させ
ることができる。
【0100】請求項7及び請求項10に記載の発明によ
れば、前側操舵輪を制動するようにしたので、斜め方向
や左右方向への走行中における制動時にも車両を車体旋
回を伴わずスムーズに制動させることができる。その結
果、実作業での早めの制動による平均走行速度の低下を
防止することができ、作業効率の向上を図ることができ
る。
れば、前側操舵輪を制動するようにしたので、斜め方向
や左右方向への走行中における制動時にも車両を車体旋
回を伴わずスムーズに制動させることができる。その結
果、実作業での早めの制動による平均走行速度の低下を
防止することができ、作業効率の向上を図ることができ
る。
【0101】請求項8及び請求項10に記載の発明によ
れば、前側操舵輪の制動力は駆動輪の制動力に基づく車
両の重心回りに働くモーメントによっても車体が旋回し
ないように設定されているため、斜め方向や左右方向へ
の走行中における制動時であっても車両を確実に車体旋
回を伴わずに制動させることができる。
れば、前側操舵輪の制動力は駆動輪の制動力に基づく車
両の重心回りに働くモーメントによっても車体が旋回し
ないように設定されているため、斜め方向や左右方向へ
の走行中における制動時であっても車両を確実に車体旋
回を伴わずに制動させることができる。
【0102】請求項9及び請求項10に記載の発明によ
れば、前側操舵輪の舵角が制動時に比較的車体が旋回し
易い所定角度範囲にあるときのみ前側操舵輪は制動さ
れ、制動時の車体旋回の心配がない舵角では制動されな
いので、制動手段の電力消費等を少なくできるうえ、制
動手段の耐用年数を延ばすことができる。
れば、前側操舵輪の舵角が制動時に比較的車体が旋回し
易い所定角度範囲にあるときのみ前側操舵輪は制動さ
れ、制動時の車体旋回の心配がない舵角では制動されな
いので、制動手段の電力消費等を少なくできるうえ、制
動手段の耐用年数を延ばすことができる。
【0103】請求項10に記載の発明によれば、車両の
発進および制動を共に車体旋回を伴わず行うことができ
るうえ、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の効
果と、請求項7〜請求項9のいずれか一項に記載の効果
とを兼ね備える。
発進および制動を共に車体旋回を伴わず行うことができ
るうえ、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の効
果と、請求項7〜請求項9のいずれか一項に記載の効果
とを兼ね備える。
【図1】4ウェイフォークリフトの車体姿勢保持装置の
ブロック図。
ブロック図。
【図2】4ウェイフォークリフトの平面図。
【図3】ロードホイールの駆動機構を示す斜視図。
【図4】発進時の車体姿勢保持を説明するための平面
図。
図。
【図5】制動時の車体姿勢保持を説明するための平面
図。
図。
【図6】マスト位置と前後輪重との関係を示すグラフ。
【図7】4ウェイフォークリフトの模式側面図。
【図8】別例のロードホイールの駆動機構を示す斜視
図。
図。
【図9】従来の4ウェイフォークリフトの模式平面図。
【図10】同じく模式平面図。
1…産業車両としての4ウェイフォークリフト、4…操
舵輪としてのロードホイール、5…従動前輪としてのロ
ードホイール、6…駆動輪としてのドライブホイール、
17…駆動手段を構成するモータ、19…舵角検出手段
としてのリミットスイッチ、29…制動手段を構成する
ブレーキ装置、32…駆動手段及び制動手段を構成する
とともに駆動力設定手段としてのMPU、34…駆動手
段を構成するモータ駆動回路、37…車速検出手段とし
ての回転センサ、40…走行抵抗変更手段としての選択
スイッチ。
舵輪としてのロードホイール、5…従動前輪としてのロ
ードホイール、6…駆動輪としてのドライブホイール、
17…駆動手段を構成するモータ、19…舵角検出手段
としてのリミットスイッチ、29…制動手段を構成する
ブレーキ装置、32…駆動手段及び制動手段を構成する
とともに駆動力設定手段としてのMPU、34…駆動手
段を構成するモータ駆動回路、37…車速検出手段とし
ての回転センサ、40…走行抵抗変更手段としての選択
スイッチ。
Claims (10)
- 【請求項1】 前側二輪のいずれか一方が操舵可能な前
輪で、後側に駆動輪を兼ねた操舵輪を少なくとも一輪有
した産業車両において、 前記前側操舵輪を駆動可能とする駆動手段を設けた産業
車両。 - 【請求項2】 前記駆動手段は、前記前側操舵輪の駆動
力を、前記駆動輪の駆動力に基づき当該車両の重心回り
に働くモーメントによっても車体が旋回しないように設
定する駆動力設定手段を備えた請求項1に記載の産業車
両。 - 【請求項3】 前記駆動力設定手段は、前記前側操舵輪
の駆動力に基づく当該車両の重心回りのモーメントが、
前記前側操舵輪以外の従動前輪に働く走行抵抗に基づく
当該車両の重心回りのモーメントと、前記駆動輪の駆動
力に基づく当該車両の重心回りのモーメントとの和と等
しくなるように、前記前側操舵輪の駆動力を設定する請
求項2に記載の産業車両。 - 【請求項4】 前記前側操舵輪の舵角を検出可能な舵角
検出手段を備え、 前記駆動手段は、前記舵角検出手段により前記前側操舵
輪の舵角が所定角度範囲にあると検出されたときのみ前
記前側操舵輪を駆動する請求項1〜請求項3のいずれか
一項に記載の産業車両。 - 【請求項5】 車速検出手段を備え、前記駆動手段は、
発進後の車速が所定速度に達したら前記前側操舵輪の駆
動を停止する請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載
の産業車両。 - 【請求項6】 前記駆動力設定手段が前記前側操舵輪の
駆動力を設定するために必要となる前記従動前輪の走行
抵抗のパラメータを、路面条件に応じて変更可能なパラ
メータ変更手段を備えた請求項3〜請求項5のいずれか
一項に記載の産業車両。 - 【請求項7】 前側二輪のいずれか一方が操舵可能な前
輪で、後側に駆動輪を兼ねた操舵輪を少なくとも一輪有
した産業車両において、 少なくとも前記駆動輪の制動時に前記前側操舵輪を制動
する制動手段を備えた産業車両。 - 【請求項8】 前記制動手段により制動される前記前側
操舵輪の制動力は、前記駆動輪の制動力に基づき当該車
両の重心回りに働くモーメントによっても車体が旋回し
ないように設定された請求項7に記載の産業車両。 - 【請求項9】 前記前側操舵輪の舵角を検出可能な舵角
検出手段を備え、 前記制動手段は、前記舵角検出手段により前記前側操舵
輪の舵角が所定角度範囲にあると検出されたときのみ前
記前側操舵輪を制動する請求項7〜請求項9のいずれか
一項に記載の産業車両。 - 【請求項10】 請求項1〜請求項6のいずれか一項に
記載の前記駆動手段と、請求項7〜請求項9のいずれか
一項に記載の制動手段とを備えた産業車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7270284A JPH09110392A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 産業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7270284A JPH09110392A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 産業車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09110392A true JPH09110392A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17484122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7270284A Pending JPH09110392A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 産業車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09110392A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008012642A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Fujitsu Ltd | 移動型ロボット |
| CN105501075A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-04-20 | 刘淼 | 电动车辆控制系统 |
| JP5979687B1 (ja) * | 2015-07-28 | 2016-08-24 | ニチユ三菱フォークリフト株式会社 | 操舵制御装置、電動車および操舵制御方法 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP7270284A patent/JPH09110392A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008012642A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Fujitsu Ltd | 移動型ロボット |
| JP5979687B1 (ja) * | 2015-07-28 | 2016-08-24 | ニチユ三菱フォークリフト株式会社 | 操舵制御装置、電動車および操舵制御方法 |
| CN105501075A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-04-20 | 刘淼 | 电动车辆控制系统 |
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