JPH09110443A - ガラス板の製造装置 - Google Patents
ガラス板の製造装置Info
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- JPH09110443A JPH09110443A JP27561895A JP27561895A JPH09110443A JP H09110443 A JPH09110443 A JP H09110443A JP 27561895 A JP27561895 A JP 27561895A JP 27561895 A JP27561895 A JP 27561895A JP H09110443 A JPH09110443 A JP H09110443A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B17/00—Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
- C03B17/06—Forming glass sheets
- C03B17/064—Forming glass sheets by the overflow downdraw fusion process; Isopipes therefor
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Flow Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流量調節体の頂部のガラス供給溝において安
定した溶融ガラスの液面を形成し得る流量調節体を備え
たガラス板の製造装置を提供すること。 【解決手段】 ガラス供給溝11の溝底面となる流路床
11aを溶融ガラスの流れ方向の始端側で高く、終端側
で低く、どの位置でも俯角勾配で形成し、該ガラス供給
溝11の両側壁頂部12、12も溶融ガラスの流れ方向
の始端側で高く、終端側で低く、どの位置でも俯角勾配
で形成した。また、ガラス供給溝11の両側壁頂部1
2、12が溝幅方向の内側で高く、外側で低くなる俯角
勾配の傾斜面とした。
定した溶融ガラスの液面を形成し得る流量調節体を備え
たガラス板の製造装置を提供すること。 【解決手段】 ガラス供給溝11の溝底面となる流路床
11aを溶融ガラスの流れ方向の始端側で高く、終端側
で低く、どの位置でも俯角勾配で形成し、該ガラス供給
溝11の両側壁頂部12、12も溶融ガラスの流れ方向
の始端側で高く、終端側で低く、どの位置でも俯角勾配
で形成した。また、ガラス供給溝11の両側壁頂部1
2、12が溝幅方向の内側で高く、外側で低くなる俯角
勾配の傾斜面とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フュージョンダウ
ンドロー方式のガラス板の製造装置の改良に関する。
ンドロー方式のガラス板の製造装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフュージョンダウンドロー方式の
ガラス板製造装置は、図4に示すように、溶融ガラスを
流量調節体1の頂部の上面が開口したガラス供給溝2の
端部から供給し、該ガラス供給溝2の溝側壁頂部3、3
から両側へ溢れ出る溶融ガラスを流量調節体1の両側壁
外面4、4上を流下させ、流量調節体1の下端において
合流させてガラス板5を成形している(特公昭42−2
3356号公報参照)。
ガラス板製造装置は、図4に示すように、溶融ガラスを
流量調節体1の頂部の上面が開口したガラス供給溝2の
端部から供給し、該ガラス供給溝2の溝側壁頂部3、3
から両側へ溢れ出る溶融ガラスを流量調節体1の両側壁
外面4、4上を流下させ、流量調節体1の下端において
合流させてガラス板5を成形している(特公昭42−2
3356号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフュージョンダ
ウンドロー方式で用いられる流量調節体1において、そ
の頂部に形成されたガラス供給溝2には、溶融ガラスの
供給側の溝底面がガラス供給溝2の終端における溝底面
よりも低く位置し、ガラス供給溝2の溝底面の勾配が溶
融ガラスの流れ方向に対して仰角となるような形状が与
えられていた。また、そのガラス供給溝2を形成する両
側壁の頂部3、3は、水平面より垂直な両側壁外面4、
4へ連続するような平坦面形状が与えられていた。
ウンドロー方式で用いられる流量調節体1において、そ
の頂部に形成されたガラス供給溝2には、溶融ガラスの
供給側の溝底面がガラス供給溝2の終端における溝底面
よりも低く位置し、ガラス供給溝2の溝底面の勾配が溶
融ガラスの流れ方向に対して仰角となるような形状が与
えられていた。また、そのガラス供給溝2を形成する両
側壁の頂部3、3は、水平面より垂直な両側壁外面4、
4へ連続するような平坦面形状が与えられていた。
【0004】この従来の形状を有するガラス供給溝2に
おける溶融ガラスの液面は、ガラス流量、ガラス温度、
流量調節体1の設置角度に対して敏感に反応することが
確認された。その結果、わずかな操業条件の変化によっ
ても、得られるガラス板5の厚みが大きく変化してしま
う不具合があった。また、ガラス供給溝2の従来形状の
両側壁頂部3、3を越える溶融ガラスの溢流量は、ガラ
ス供給溝2を流れる溶融ガラスの液面高さの変化に対し
て素早く応答するために、溶融ガラスの供給端付近にお
いて側壁頂部3、3を越える溶融ガラスの溢流量の変動
が集中して生じる不具合があった。
おける溶融ガラスの液面は、ガラス流量、ガラス温度、
流量調節体1の設置角度に対して敏感に反応することが
確認された。その結果、わずかな操業条件の変化によっ
ても、得られるガラス板5の厚みが大きく変化してしま
う不具合があった。また、ガラス供給溝2の従来形状の
両側壁頂部3、3を越える溶融ガラスの溢流量は、ガラ
ス供給溝2を流れる溶融ガラスの液面高さの変化に対し
て素早く応答するために、溶融ガラスの供給端付近にお
いて側壁頂部3、3を越える溶融ガラスの溢流量の変動
が集中して生じる不具合があった。
【0005】更に、これら従来形状のガラス供給溝2と
両側壁頂部3、3の組合せによって、溶融ガラスの供給
端近傍の溶融ガラスの液面には表面波が発生し易いこと
が確認された。この表面波は、ガラス供給溝2の両側壁
頂部3、3を越える溶融ガラスの溢流量を周期的に変化
させるので、得られるガラス板5の厚みが周期的に厚薄
を繰り返すという不具合も認められた。
両側壁頂部3、3の組合せによって、溶融ガラスの供給
端近傍の溶融ガラスの液面には表面波が発生し易いこと
が確認された。この表面波は、ガラス供給溝2の両側壁
頂部3、3を越える溶融ガラスの溢流量を周期的に変化
させるので、得られるガラス板5の厚みが周期的に厚薄
を繰り返すという不具合も認められた。
【0006】そこで、流量調節体の頂部のガラス供給溝
において安定した溶融ガラスの液面を形成することがで
きる流量調節体の構造を発明することができれば、側壁
頂部からの溶融ガラスの溢流量を板幅方向に一様に保
ち、均一な厚みを有するガラス板を連続して安定かつ容
易に製造することが可能になる。
において安定した溶融ガラスの液面を形成することがで
きる流量調節体の構造を発明することができれば、側壁
頂部からの溶融ガラスの溢流量を板幅方向に一様に保
ち、均一な厚みを有するガラス板を連続して安定かつ容
易に製造することが可能になる。
【0007】本発明は、上記認識に基いてなされたもの
で、その目的とするところは、流量調節体の頂部のガラ
ス供給溝において安定した溶融ガラスの液面を形成する
ことができる流量調節体を備えたガラス板の製造装置を
提供することにある。
で、その目的とするところは、流量調節体の頂部のガラ
ス供給溝において安定した溶融ガラスの液面を形成する
ことができる流量調節体を備えたガラス板の製造装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、上面が開口した樋形状をなすガラス供
給溝を頂部に有し、このガラス供給溝の両側壁頂部を溢
流堰とし、かつ、両側壁の外面同士を下方に向けて相互
に接近させて下端で終結させた流量調節体を備え、溶融
ガラスを上記ガラス供給溝の一端から連続的に供給して
両側壁頂部稜線から溢流させ、両側壁外面を流下させて
下端で合流させてガラス板を成形するガラス板の製造装
置において、ガラス供給溝の溝底面となる流路床を溶融
ガラスの流れ方向の始端側で高く、終端側で低く、どの
位置でも俯角勾配で形成し、該ガラス供給溝の両側壁頂
部も溶融ガラスの流れ方向の始端側で高く、終端側で低
く、どの位置でも俯角勾配で形成したものである。
達成するために、上面が開口した樋形状をなすガラス供
給溝を頂部に有し、このガラス供給溝の両側壁頂部を溢
流堰とし、かつ、両側壁の外面同士を下方に向けて相互
に接近させて下端で終結させた流量調節体を備え、溶融
ガラスを上記ガラス供給溝の一端から連続的に供給して
両側壁頂部稜線から溢流させ、両側壁外面を流下させて
下端で合流させてガラス板を成形するガラス板の製造装
置において、ガラス供給溝の溝底面となる流路床を溶融
ガラスの流れ方向の始端側で高く、終端側で低く、どの
位置でも俯角勾配で形成し、該ガラス供給溝の両側壁頂
部も溶融ガラスの流れ方向の始端側で高く、終端側で低
く、どの位置でも俯角勾配で形成したものである。
【0009】上記のように、ガラス供給溝の流路床は、
溶融ガラスの流れ方向に対して常に順な俯角を有するた
め、ガラス供給溝内における溶融ガラスの流れをガラス
供給溝の先端へすみやかに導く。そして、ガラス供給溝
を先へ進むにつれて溶融ガラスは、溝側壁頂部より両側
へ溢れ出てゆく。ガラス供給溝の両側壁頂部にも俯角勾
配が与えてあるため、両側壁頂部を越える液面高さは、
流量調節体の長手方向に一定となる。これにより、両側
壁頂部を越える溶融ガラスの溢流量は、流量調節体の位
置によらず等しく保つことができる。また、本発明は、
ガラス供給溝の両側壁頂部が溝幅方向の内側で高く、外
側で低くなる俯角勾配の傾斜面としてある。
溶融ガラスの流れ方向に対して常に順な俯角を有するた
め、ガラス供給溝内における溶融ガラスの流れをガラス
供給溝の先端へすみやかに導く。そして、ガラス供給溝
を先へ進むにつれて溶融ガラスは、溝側壁頂部より両側
へ溢れ出てゆく。ガラス供給溝の両側壁頂部にも俯角勾
配が与えてあるため、両側壁頂部を越える液面高さは、
流量調節体の長手方向に一定となる。これにより、両側
壁頂部を越える溶融ガラスの溢流量は、流量調節体の位
置によらず等しく保つことができる。また、本発明は、
ガラス供給溝の両側壁頂部が溝幅方向の内側で高く、外
側で低くなる俯角勾配の傾斜面としてある。
【0010】上記のように、流量調節体のガラス供給溝
の両側壁頂部には、溝幅方向の内側で高く、外側で低く
なる俯角勾配を与えているので、溢れ越える溶融ガラス
は、両側壁頂部に平行な液面を形成して流れ落ちる。
の両側壁頂部には、溝幅方向の内側で高く、外側で低く
なる俯角勾配を与えているので、溢れ越える溶融ガラス
は、両側壁頂部に平行な液面を形成して流れ落ちる。
【0011】両側壁頂部における溶融ガラスの側方への
溢流の流速は、ガラス供給溝における溶融ガラスの流速
よりも遅いので、両側壁頂部における流れの状態は、ガ
ラス供給溝における状態よりもゆっくりと変化すること
になる。つまり、温度変化、流量変化などの流れの状態
変化が生じる際には、まず、ガラス供給溝におけるガラ
ス流れの状態が新しい状態に移行した後に、両側壁頂部
における流れの状態の移行が完了するようになる。この
結果、本発明に係る流量調節体上のガラス供給溝を流れ
る溶融ガラスは、両側壁頂部における流れの状態に影響
を受けることなく、常に安定な状態に保たれる。
溢流の流速は、ガラス供給溝における溶融ガラスの流速
よりも遅いので、両側壁頂部における流れの状態は、ガ
ラス供給溝における状態よりもゆっくりと変化すること
になる。つまり、温度変化、流量変化などの流れの状態
変化が生じる際には、まず、ガラス供給溝におけるガラ
ス流れの状態が新しい状態に移行した後に、両側壁頂部
における流れの状態の移行が完了するようになる。この
結果、本発明に係る流量調節体上のガラス供給溝を流れ
る溶融ガラスは、両側壁頂部における流れの状態に影響
を受けることなく、常に安定な状態に保たれる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る流量調節体の
斜視図、図2の(A)は図1の流量調節体の側面図、
(B)はその平面図、(C)は(A)のC−C線断面
図、図3の(A)〜(E)は本発明においてガラス供給
溝の流路床と両側壁頂部との関係を定性的に示す概略説
明図である。図1および図2において、10は流量調節
体、20は予備成形槽、30は成形されたガラス板を示
している。
斜視図、図2の(A)は図1の流量調節体の側面図、
(B)はその平面図、(C)は(A)のC−C線断面
図、図3の(A)〜(E)は本発明においてガラス供給
溝の流路床と両側壁頂部との関係を定性的に示す概略説
明図である。図1および図2において、10は流量調節
体、20は予備成形槽、30は成形されたガラス板を示
している。
【0013】流量調節体10は、一様な溝幅で上面が開
口した断面矩形樋形状のガラス供給溝11を頂部に持
ち、このガラス供給溝11の両側壁頂部12、12を溢
流堰とし、かつ、両側壁外面13、13を下方に向けて
相互に接近させて下端で終結させた形状からなる。
口した断面矩形樋形状のガラス供給溝11を頂部に持
ち、このガラス供給溝11の両側壁頂部12、12を溢
流堰とし、かつ、両側壁外面13、13を下方に向けて
相互に接近させて下端で終結させた形状からなる。
【0014】上記ガラス供給溝11の溝底面となる流路
床11aは、溶融ガラスの流れ方向の始端側で高く、終
端側で低く、どの位置でも俯角勾配で形成してある。ま
た、ガラス供給溝11の両側壁頂部12、12も、溶融
ガラスの流れ方向の始端側で高く、終端側で低く、どの
位置でも俯角勾配で形成してある。さらに、ガラス供給
溝11の両側壁頂部12、12は、溝幅方向の内側で高
く、外側で低くなる俯角勾配の傾斜面としてある。
床11aは、溶融ガラスの流れ方向の始端側で高く、終
端側で低く、どの位置でも俯角勾配で形成してある。ま
た、ガラス供給溝11の両側壁頂部12、12も、溶融
ガラスの流れ方向の始端側で高く、終端側で低く、どの
位置でも俯角勾配で形成してある。さらに、ガラス供給
溝11の両側壁頂部12、12は、溝幅方向の内側で高
く、外側で低くなる俯角勾配の傾斜面としてある。
【0015】ガラス供給溝11の両側壁外面13、13
は、図1および図2では、上部に垂直流下面13a、1
3aを形成し、下部に内向き流下面13b、13bを形
成した場合を例示しているが、垂直流下面を省略して実
施してもよい。
は、図1および図2では、上部に垂直流下面13a、1
3aを形成し、下部に内向き流下面13b、13bを形
成した場合を例示しているが、垂直流下面を省略して実
施してもよい。
【0016】予備成形槽20は、流量調節体10のガラ
ス供給溝11に溶融ガラスを供給するために設置される
もので、この予備成形槽20には予め適切な俯角を与え
て設置し、その中に供給管21から溶融ガラスを連続的
に供給し、整流板22により一様に流し、槽幅方向の流
速差が少ない定常流を形成する。この定常流となった溶
融ガラスの流れをそのままガラス供給溝11に導けば、
ガラス供給溝11の流路床11aからの溶融ガラスの液
面高さは、流路位置によらず一定となり、流路床11a
と同じ俯角を有する安定な平面を形成させることが可能
となる。
ス供給溝11に溶融ガラスを供給するために設置される
もので、この予備成形槽20には予め適切な俯角を与え
て設置し、その中に供給管21から溶融ガラスを連続的
に供給し、整流板22により一様に流し、槽幅方向の流
速差が少ない定常流を形成する。この定常流となった溶
融ガラスの流れをそのままガラス供給溝11に導けば、
ガラス供給溝11の流路床11aからの溶融ガラスの液
面高さは、流路位置によらず一定となり、流路床11a
と同じ俯角を有する安定な平面を形成させることが可能
となる。
【0017】一般に、上面が開放された流路を流体が自
由表面を持って流れる場合、その自由表面の位置、即
ち、流体の液面高さは、流路の断面形状、流路勾配や流
体の物性により大きく変化する。また、流路形状が単純
であり、流れの方向が特定の方向に設定されている場合
には、流れの方向にのみ液面高さを評価すればよく、1
方向(1次元)の液面高さの問題として取り扱うことが
できる。
由表面を持って流れる場合、その自由表面の位置、即
ち、流体の液面高さは、流路の断面形状、流路勾配や流
体の物性により大きく変化する。また、流路形状が単純
であり、流れの方向が特定の方向に設定されている場合
には、流れの方向にのみ液面高さを評価すればよく、1
方向(1次元)の液面高さの問題として取り扱うことが
できる。
【0018】今、平板状の斜面を流下する流体の液面高
さを考えると、流体は、重力の作用により下方へ加速さ
れ、その流速を増してゆく。やがて、流体と斜面との摩
擦力が重力の作用と釣り合って、流体の流速は位置によ
り変化せず、定常運動をするようになる。この時、流体
の液面高さは位置によらず一定となり、次の式で表され
る。
さを考えると、流体は、重力の作用により下方へ加速さ
れ、その流速を増してゆく。やがて、流体と斜面との摩
擦力が重力の作用と釣り合って、流体の流速は位置によ
り変化せず、定常運動をするようになる。この時、流体
の液面高さは位置によらず一定となり、次の式で表され
る。
【0019】 h=(3ηV/ρg・sinθ)1/3 ・・・式1 ここで、 η:ガラス粘度(poise)、V:流量(cm3 /s
ec)、ρ:密度(g/cm3 )、g:重力加速度(c
m/sec2 )、θ:斜面の傾斜角度 である。
ec)、ρ:密度(g/cm3 )、g:重力加速度(c
m/sec2 )、θ:斜面の傾斜角度 である。
【0020】次に、矩形断面を有する流路を流体が流下
する場合について考えると、前記と同様に、流体の流れ
は、流路との摩擦力と重力の作用が釣り合って、定常運
動となる。この時、流体の液面高さは位置によらず一定
となり、次の式で表される。
する場合について考えると、前記と同様に、流体の流れ
は、流路との摩擦力と重力の作用が釣り合って、定常運
動となる。この時、流体の液面高さは位置によらず一定
となり、次の式で表される。
【0021】 h={(9ηV/4ρg・sinθ)a(a2 +1)}1/4 ・・・式2 ここで、a:流路断面の縦横比(液面高さ/流路幅の半
値)である。
値)である。
【0022】上述したように、流路勾配θをもつような
上記2種類の形状の流路における定常流れに関しては、
流体の自由表面は、流路床から液面高さだけ離れた位置
において、流路床と平行な勾配θを持った平面を形成す
ることになる。
上記2種類の形状の流路における定常流れに関しては、
流体の自由表面は、流路床から液面高さだけ離れた位置
において、流路床と平行な勾配θを持った平面を形成す
ることになる。
【0023】この特性を積極的に利用すれば、定常流に
おいては、流路床に等しい勾配θを持った自由表面を流
路床から液面高さhに正確に形成することができるので
ある。さらに、流体の流量を増減する場合においては、
液面高さhは流量に見合うように増減するのであるが、
その場合に形成される自由表面の形状は、常に流路床と
平行な勾配θを持つ平面となる。以下、その説明をす
る。
おいては、流路床に等しい勾配θを持った自由表面を流
路床から液面高さhに正確に形成することができるので
ある。さらに、流体の流量を増減する場合においては、
液面高さhは流量に見合うように増減するのであるが、
その場合に形成される自由表面の形状は、常に流路床と
平行な勾配θを持つ平面となる。以下、その説明をす
る。
【0024】上記式1、2を変形すると次に示すような
関係を得ることができる。 h=K(V/sinθ)n ・・・式3 ここで、係数Kは次のような値をとる。
関係を得ることができる。 h=K(V/sinθ)n ・・・式3 ここで、係数Kは次のような値をとる。
【0025】 平板の場合 K=(3η/ρg)n 、 n=1/3 矩形流路の場合 K={(9η/4ρg)a(a2 +1)}n 、n=1/4 一般的な形状を有する流量調節体上に溶融ガラスを流す
場合、流量調節体上部の一端より溢流を伴いながら長手
方向へ流下させることになる。つまり、流量調節体の長
手方向へ進むほど、各位置におけるガラス流下量は少な
くなる。その結果、式3が示す関係より溶融ガラスの液
面高さは低くなってゆく。
場合、流量調節体上部の一端より溢流を伴いながら長手
方向へ流下させることになる。つまり、流量調節体の長
手方向へ進むほど、各位置におけるガラス流下量は少な
くなる。その結果、式3が示す関係より溶融ガラスの液
面高さは低くなってゆく。
【0026】今仮に、流量調節体各部を長手方向に流れ
る溶融ガラスの流下量に見合うように、流路勾配θを小
さくすることを考えると、流路勾配θを小さくすること
によって、溶融ガラスの流速が低下し、液面高さは増加
する。つまり、流量減少による液面高さの低下に対し
て、流路勾配θを適切に少なくすれば、その液面高さを
高める効果によって、流量調節体上の液面高さの変化を
打ち消すことができる。
る溶融ガラスの流下量に見合うように、流路勾配θを小
さくすることを考えると、流路勾配θを小さくすること
によって、溶融ガラスの流速が低下し、液面高さは増加
する。つまり、流量減少による液面高さの低下に対し
て、流路勾配θを適切に少なくすれば、その液面高さを
高める効果によって、流量調節体上の液面高さの変化を
打ち消すことができる。
【0027】式3によると、流量と流路勾配θの関係と
して次の式を満たすことで、流量調節体上の液面高さを
一定に保つことができる。 Vγ/sinθγ=V0 /sinθ0 = 一定 ・・・式4 ここで、 Vγ:流量調節体上の位置γにおいて長手方向に流れる
ガラス流量(cm3 /sec) θγ:流量調節体上の位置γにおける流路床の俯角勾配 V0 :流量調節体に供給する総ガラス流量(cm3 /s
ec) θ0 :流量調節体のガラス供給端部の初期流路勾配 である。
して次の式を満たすことで、流量調節体上の液面高さを
一定に保つことができる。 Vγ/sinθγ=V0 /sinθ0 = 一定 ・・・式4 ここで、 Vγ:流量調節体上の位置γにおいて長手方向に流れる
ガラス流量(cm3 /sec) θγ:流量調節体上の位置γにおける流路床の俯角勾配 V0 :流量調節体に供給する総ガラス流量(cm3 /s
ec) θ0 :流量調節体のガラス供給端部の初期流路勾配 である。
【0028】流量調節体としては、長手方向において溢
流をすべての位置で等しく保つことが求められる。この
条件を満足するためには、長手方向位置γにおいて次の
式で示す流量が長手方向に流れる必要がある。 Vγ=V0(1−γ/L) ・・・式5 ここで、L:流量調節体の長手方向の長さ(cm)であ
る。
流をすべての位置で等しく保つことが求められる。この
条件を満足するためには、長手方向位置γにおいて次の
式で示す流量が長手方向に流れる必要がある。 Vγ=V0(1−γ/L) ・・・式5 ここで、L:流量調節体の長手方向の長さ(cm)であ
る。
【0029】式4と式5を組み合わせることにより、次
の条件を得ることができる。 sinθγ=sinθ0(1−γ/L) ・・・式6 式6を満足するように、流量調節体の長手方向の位置γ
において流路勾配θγを流路に与えれば、いかなる流量
においても溶融ガラスの液面高さは流量調節体の長手方
向で等しくなる。つまり、流量、ガラス粘度やその他の
物性は、溶融ガラスの液面高さに対して影響するのであ
るが、液面高さの分布としては流路床に対して平行に移
動し、いかなる偏りを生じることなく、一様な液面高さ
を実現することができる。
の条件を得ることができる。 sinθγ=sinθ0(1−γ/L) ・・・式6 式6を満足するように、流量調節体の長手方向の位置γ
において流路勾配θγを流路に与えれば、いかなる流量
においても溶融ガラスの液面高さは流量調節体の長手方
向で等しくなる。つまり、流量、ガラス粘度やその他の
物性は、溶融ガラスの液面高さに対して影響するのであ
るが、液面高さの分布としては流路床に対して平行に移
動し、いかなる偏りを生じることなく、一様な液面高さ
を実現することができる。
【0030】また、矩形流路に関しては、上記効果を得
るための流路勾配は、式7で表すこともできる。 sinθγ=A・sinθ0(1−γ/L) ・・・式7 ここで、Aは矩形流路の形状係数であり、次式で与えら
れる。 A=aγ(aγ2 +1)/a0 (a0 2 +1) a0 :流量調節体のガラス供給部の流路断面における縦
横比 aγ:流量調節体上の位置γにおける流路断面の縦横比 式7によると、矩形流路の勾配θγは、式6と同様に流
量調節体の位置γに応じて変化させる。これに加えて、
矩形流路の形状係数Aを変えることによっても、流路勾
配θγを変化させることができる。つまり、矩形流路に
おいては、流路の断面形状、例えば、流路幅を変えるこ
とで、式6が与える流路勾配とは異なる流路勾配によっ
て偏りのない一様な液面高さを流量調節体上に形成でき
ることが分かる。
るための流路勾配は、式7で表すこともできる。 sinθγ=A・sinθ0(1−γ/L) ・・・式7 ここで、Aは矩形流路の形状係数であり、次式で与えら
れる。 A=aγ(aγ2 +1)/a0 (a0 2 +1) a0 :流量調節体のガラス供給部の流路断面における縦
横比 aγ:流量調節体上の位置γにおける流路断面の縦横比 式7によると、矩形流路の勾配θγは、式6と同様に流
量調節体の位置γに応じて変化させる。これに加えて、
矩形流路の形状係数Aを変えることによっても、流路勾
配θγを変化させることができる。つまり、矩形流路に
おいては、流路の断面形状、例えば、流路幅を変えるこ
とで、式6が与える流路勾配とは異なる流路勾配によっ
て偏りのない一様な液面高さを流量調節体上に形成でき
ることが分かる。
【0031】以上を要約すると、流量調節体のガラス供
給溝の流路床の流路勾配は、流れ方向に対して順な俯角
を与える。 主流路の勾配を俯角として式6若しくは式7を満た
すように順に保つ。その結果、主流路の流路床として、
ガラス供給溝の始端側流路床が終端側流路床よりも高く
なるような形状を与える。 両側壁頂部の勾配を順に保つ。その結果、側壁内側
稜線が側壁外側稜線よりも高くなるような形状を与え
る。
給溝の流路床の流路勾配は、流れ方向に対して順な俯角
を与える。 主流路の勾配を俯角として式6若しくは式7を満た
すように順に保つ。その結果、主流路の流路床として、
ガラス供給溝の始端側流路床が終端側流路床よりも高く
なるような形状を与える。 両側壁頂部の勾配を順に保つ。その結果、側壁内側
稜線が側壁外側稜線よりも高くなるような形状を与え
る。
【0032】上記のような条件で流量調節体を作成する
ことが好ましい。このような条件で流量調節体を作成す
れば、流量、温度やガラス物性の変化に対して、液面高
さが流路床に対して平行に変化するので、両側壁を越え
る流れの流量を常に一定に維持できる。また、両側壁頂
部を越える流れは定常流として安定して振る舞い、液面
高さも流路床に平行に変化する。その結果、主流路での
液面高さ変化や不安定な波動に対してゆっくりと対応
し、不安定な変動を緩和する作用を持つ。
ことが好ましい。このような条件で流量調節体を作成す
れば、流量、温度やガラス物性の変化に対して、液面高
さが流路床に対して平行に変化するので、両側壁を越え
る流れの流量を常に一定に維持できる。また、両側壁頂
部を越える流れは定常流として安定して振る舞い、液面
高さも流路床に平行に変化する。その結果、主流路での
液面高さ変化や不安定な波動に対してゆっくりと対応
し、不安定な変動を緩和する作用を持つ。
【0033】上記の原理に基いて、予備成形槽20に連
なる、本発明の流量調節体10の頂部のガラス供給溝1
1の始端部へ、定常流となった溶融ガラスを供給する。
本発明に係る流量調節体10の頂部のガラス供給溝11
は、溶融ガラスの供給側の流路床11aが、ガラス供給
溝11の終端における流路床11aよりも高く位置する
と共に、流路床11aが常に俯角勾配を有するように設
計する。
なる、本発明の流量調節体10の頂部のガラス供給溝1
1の始端部へ、定常流となった溶融ガラスを供給する。
本発明に係る流量調節体10の頂部のガラス供給溝11
は、溶融ガラスの供給側の流路床11aが、ガラス供給
溝11の終端における流路床11aよりも高く位置する
と共に、流路床11aが常に俯角勾配を有するように設
計する。
【0034】また、ガラス供給溝11の流路床11aの
俯角は、予備成形槽20とガラス供給溝11の接合部に
おいて予備成形槽20の俯角に等しく、ガラス供給溝1
1の先端に近ずくほど俯角が小さくなるように与えるの
が好ましい。このようにすれば、ガラス供給溝11の流
路床11aは、溶融ガラスの流れ方向に対して常に順な
俯角を有し、ガラス供給溝11内における溶融ガラスの
流れをガラス供給溝11の先端へすみやかに導くように
作用させることができる。
俯角は、予備成形槽20とガラス供給溝11の接合部に
おいて予備成形槽20の俯角に等しく、ガラス供給溝1
1の先端に近ずくほど俯角が小さくなるように与えるの
が好ましい。このようにすれば、ガラス供給溝11の流
路床11aは、溶融ガラスの流れ方向に対して常に順な
俯角を有し、ガラス供給溝11内における溶融ガラスの
流れをガラス供給溝11の先端へすみやかに導くように
作用させることができる。
【0035】この流路床11aにおける俯角変化は微小
で連続的とするのが好ましく、このようにしておけば、
流量調節体10のガラス供給溝11における溶融ガラス
の流れは、各位置における俯角に対応した定常流にきわ
めて近い流れとなる。そして、ガラス供給溝11を先へ
進むにつれて溶融ガラスは、溝側壁頂部12、12より
両側へ溢れ出てゆくので、ガラス供給溝11での溶融ガ
ラスの流下量は、ガラス供給溝11を先へ進むにつれて
減少する。
で連続的とするのが好ましく、このようにしておけば、
流量調節体10のガラス供給溝11における溶融ガラス
の流れは、各位置における俯角に対応した定常流にきわ
めて近い流れとなる。そして、ガラス供給溝11を先へ
進むにつれて溶融ガラスは、溝側壁頂部12、12より
両側へ溢れ出てゆくので、ガラス供給溝11での溶融ガ
ラスの流下量は、ガラス供給溝11を先へ進むにつれて
減少する。
【0036】一方、流路床11aの俯角は、ガラス供給
溝11を先へ進むにつれて小さくなるので、各部を流下
する溶融ガラスの液面高さを高くする作用を持ち、流下
量減少による液面高さの低下を補うように働く。その結
果、ガラス供給溝11を流れる溶融ガラスの液面は、予
備成形槽20における溶融ガラスの液面に連続した、流
量調節体10の長手方向にガラス供給溝11の終端部ま
で達する安定な液面を形成することになる。
溝11を先へ進むにつれて小さくなるので、各部を流下
する溶融ガラスの液面高さを高くする作用を持ち、流下
量減少による液面高さの低下を補うように働く。その結
果、ガラス供給溝11を流れる溶融ガラスの液面は、予
備成形槽20における溶融ガラスの液面に連続した、流
量調節体10の長手方向にガラス供給溝11の終端部ま
で達する安定な液面を形成することになる。
【0037】このようにしてガラス供給溝11に形成さ
れる安定な液面高さを有する溶融ガラスからは、両側壁
頂部12、12を越える液面高さに応じた流量の溶融ガ
ラスがガラス供給溝11から溢れ出る。
れる安定な液面高さを有する溶融ガラスからは、両側壁
頂部12、12を越える液面高さに応じた流量の溶融ガ
ラスがガラス供給溝11から溢れ出る。
【0038】本発明に係る流量調節体10のガラス供給
溝11の両側壁頂部12、12には、俯角勾配を与えて
いるので、溢れ越える溶融ガラスは定常流を形成し、両
側壁頂部12、12に平行な液面を形成し、両側壁外面
13、13から速やかに流下する。
溝11の両側壁頂部12、12には、俯角勾配を与えて
いるので、溢れ越える溶融ガラスは定常流を形成し、両
側壁頂部12、12に平行な液面を形成し、両側壁外面
13、13から速やかに流下する。
【0039】両側壁頂部12、12における溶融ガラス
の側方への溢流の流速は、ガラス供給溝11における溶
融ガラスの流速よりも十分に遅いので、両側壁頂部1
2、12における流れの状態は、ガラス供給溝11にお
ける状態よりもゆっくりと変化することになる。つま
り、温度変化、流量変化などの流れの状態変化が生じる
際には、まず、ガラス供給溝11におけるガラス流れの
状態が新しい状態に移行した後に、両側壁頂部12、1
2における流れの状態の移行が完了するようになる。こ
の結果、本発明に係る流量調節体10上のガラス供給溝
11を流れる溶融ガラスは、両側壁頂部12、12にお
ける流れの状態に影響を受けることなく、常に安定な状
態に保たれる。
の側方への溢流の流速は、ガラス供給溝11における溶
融ガラスの流速よりも十分に遅いので、両側壁頂部1
2、12における流れの状態は、ガラス供給溝11にお
ける状態よりもゆっくりと変化することになる。つま
り、温度変化、流量変化などの流れの状態変化が生じる
際には、まず、ガラス供給溝11におけるガラス流れの
状態が新しい状態に移行した後に、両側壁頂部12、1
2における流れの状態の移行が完了するようになる。こ
の結果、本発明に係る流量調節体10上のガラス供給溝
11を流れる溶融ガラスは、両側壁頂部12、12にお
ける流れの状態に影響を受けることなく、常に安定な状
態に保たれる。
【0040】このようにして形成される流量調節体10
上の溶融ガラスの液面に対して、両側壁頂部12、12
の高さが一定値だけいかなる場所においても低くなるよ
うに、ガラス供給溝11の両側壁頂部12、12の形状
を与えると、両側壁頂部12、12を越える液面高さ
は、流量調節体10の長手方向に一定となる。これによ
り、両側壁頂部12、12を越える溶融ガラスの溢流量
は、流量調節体10の位置によらず等しく保つことがで
きる。
上の溶融ガラスの液面に対して、両側壁頂部12、12
の高さが一定値だけいかなる場所においても低くなるよ
うに、ガラス供給溝11の両側壁頂部12、12の形状
を与えると、両側壁頂部12、12を越える液面高さ
は、流量調節体10の長手方向に一定となる。これによ
り、両側壁頂部12、12を越える溶融ガラスの溢流量
は、流量調節体10の位置によらず等しく保つことがで
きる。
【0041】この両側壁頂部12、12を越える溶融ガ
ラスを流量調節体10の両側壁外面13、13に沿って
流下させ、流量調節体10の下方においてガラス板30
を成形すれば、板幅方向に均一な厚みを有する高品質の
ガラス板30を安定にかつ連続して製造することができ
る。
ラスを流量調節体10の両側壁外面13、13に沿って
流下させ、流量調節体10の下方においてガラス板30
を成形すれば、板幅方向に均一な厚みを有する高品質の
ガラス板30を安定にかつ連続して製造することができ
る。
【0042】更に、ガラス流量やガラス粘度が変化した
場合、定常流の性質に基いてガラス供給溝11の流路床
11aに平行な溶融ガラスの液面を常に形成する。この
ため、ガラス供給溝11の両側壁頂部12、12を越え
る液面高さは、流量調節体10の長手方向のいかなる位
置においても等しくなる。
場合、定常流の性質に基いてガラス供給溝11の流路床
11aに平行な溶融ガラスの液面を常に形成する。この
ため、ガラス供給溝11の両側壁頂部12、12を越え
る液面高さは、流量調節体10の長手方向のいかなる位
置においても等しくなる。
【0043】この結果、製造条件の変化に対していかな
る微調整を実施する必要もなく、両側壁頂部12、12
を越える溶融ガラスの溢流量は、流量調節体10の位置
によらず等しく保つことができ、常に板幅方向に均一な
厚みを有する高品質のガラス板30を安定にかつ連続し
て製造することができる。
る微調整を実施する必要もなく、両側壁頂部12、12
を越える溶融ガラスの溢流量は、流量調節体10の位置
によらず等しく保つことができ、常に板幅方向に均一な
厚みを有する高品質のガラス板30を安定にかつ連続し
て製造することができる。
【0044】図3の(A)〜(E)は、本発明におい
て、ガラス供給溝11の流路床11aと両側壁頂部1
2、12との関係を定性的に示す概略説明図である。
(A)は両者をほぼ平行関係の曲線で構成した場合(但
し、終端側では緩やかに接近させる)であり、上記実施
例の流量調節体10がこれにあたる。(B)は両者を直
線で構成した場合、(C)は流路床11aを曲線とし、
両側壁頂部12、12を直線とした場合、(D)は流路
床11aを直線とし、両側壁頂部12、12を曲線とし
た場合、(E)は両者を曲線で構成した場合であり、こ
れらの形態にあっても上記実施例と同様に溶融ガラスの
溢流量について優れた安定性が得られる。
て、ガラス供給溝11の流路床11aと両側壁頂部1
2、12との関係を定性的に示す概略説明図である。
(A)は両者をほぼ平行関係の曲線で構成した場合(但
し、終端側では緩やかに接近させる)であり、上記実施
例の流量調節体10がこれにあたる。(B)は両者を直
線で構成した場合、(C)は流路床11aを曲線とし、
両側壁頂部12、12を直線とした場合、(D)は流路
床11aを直線とし、両側壁頂部12、12を曲線とし
た場合、(E)は両者を曲線で構成した場合であり、こ
れらの形態にあっても上記実施例と同様に溶融ガラスの
溢流量について優れた安定性が得られる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、流量、温度やガラス物
性の変化に対して、液面高さが流路床に対して平行に変
化するので、両側壁を越える流れの流量を常に一定に維
持できる。また、両側壁頂部を越える流れは定常流とし
て安定して振る舞い、液面高さも流路床に平行に変化す
る。その結果、ガラス供給溝での液面高さ変化や不安定
な波動に対してゆっくりと対応し、不安定な変動を緩和
することができ、板幅方向に均一な厚さのガラス板を製
造することができる。
性の変化に対して、液面高さが流路床に対して平行に変
化するので、両側壁を越える流れの流量を常に一定に維
持できる。また、両側壁頂部を越える流れは定常流とし
て安定して振る舞い、液面高さも流路床に平行に変化す
る。その結果、ガラス供給溝での液面高さ変化や不安定
な波動に対してゆっくりと対応し、不安定な変動を緩和
することができ、板幅方向に均一な厚さのガラス板を製
造することができる。
【0046】また、本発明は、ガラス供給溝の両側壁頂
部が溝幅方向の内側で高く、外側で低くなる俯角勾配の
傾斜面としてあるため、溢れ越える溶融ガラスは、両側
壁頂部に平行な液面を形成して流れ落ちることとなり、
板幅方向に均一な厚さのガラス板を製造することができ
る。
部が溝幅方向の内側で高く、外側で低くなる俯角勾配の
傾斜面としてあるため、溢れ越える溶融ガラスは、両側
壁頂部に平行な液面を形成して流れ落ちることとなり、
板幅方向に均一な厚さのガラス板を製造することができ
る。
【図1】本発明に係る流量調節体の斜視図。
【図2】(A)は図1の流量調節体の側面図、(B)は
その平面図、(C)は(A)のC−C線断面図。
その平面図、(C)は(A)のC−C線断面図。
【図3】(A)〜(E)は本発明において、ガラス供給
溝の流路床と両側壁頂部との関係を定性的に示す概略説
明図。
溝の流路床と両側壁頂部との関係を定性的に示す概略説
明図。
【図4】従来の流量調節体の斜視図。
【符号の説明】 10 流量調節体 11 ガラス供給溝 11a 流路床 12 側壁頂部 13 側壁外面 20 予備成形槽 30 成形されるガラス板
Claims (2)
- 【請求項1】 上面が開口した樋形状をなすガラス供給
溝を頂部に有し、このガラス供給溝の両側壁頂部を溢流
堰とし、かつ、両側壁の外面同士を下方に向けて相互に
接近させて下端で終結させた流量調節体を備え、溶融ガ
ラスを上記ガラス供給溝の一端から連続的に供給して両
側壁頂部稜線から溢流させ、両側壁外面を流下させて下
端で合流させてガラス板を成形するガラス板の製造装置
において、 ガラス供給溝の溝底面となる流路床を溶融ガラスの流れ
方向の始端側で高く、終端側で低く、どの位置でも俯角
勾配で形成し、該ガラス供給溝の両側壁頂部も溶融ガラ
スの流れ方向の始端側で高く、終端側で低く、どの位置
でも俯角勾配で形成したことを特徴とするガラス板の製
造装置。 - 【請求項2】 ガラス供給溝の両側壁頂部が溝幅方向の
内側で高く、外側で低くなる俯角勾配の傾斜面としてあ
ることを特徴とする請求項1に記載のガラス板の製造装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27561895A JPH09110443A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ガラス板の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27561895A JPH09110443A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ガラス板の製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09110443A true JPH09110443A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17557969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27561895A Withdrawn JPH09110443A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ガラス板の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09110443A (ja) |
Cited By (16)
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|---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-10-24 JP JP27561895A patent/JPH09110443A/ja not_active Withdrawn
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