JPH0911047A - 放電加工用電極線の製造方法 - Google Patents
放電加工用電極線の製造方法Info
- Publication number
- JPH0911047A JPH0911047A JP16266595A JP16266595A JPH0911047A JP H0911047 A JPH0911047 A JP H0911047A JP 16266595 A JP16266595 A JP 16266595A JP 16266595 A JP16266595 A JP 16266595A JP H0911047 A JPH0911047 A JP H0911047A
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- Japan
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- wire
- copper alloy
- electrode wire
- discharge machining
- electric discharge
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- Pending
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高強度でありながら伸直性に優れ、かつ、経
済的に優れた放電加工用電極線を、管理の容易な製造条
件で製造すること。 【構成】 Cu−Nb銅合金,Cu−Cr銅合金あるい
はCu−Fe銅合金を、99.99%以上の加工度で強
加工を施して150kgf/mm2 以上の機械的強度を
付与し、その表面を電気メッキによってZnメッキす
る。
済的に優れた放電加工用電極線を、管理の容易な製造条
件で製造すること。 【構成】 Cu−Nb銅合金,Cu−Cr銅合金あるい
はCu−Fe銅合金を、99.99%以上の加工度で強
加工を施して150kgf/mm2 以上の機械的強度を
付与し、その表面を電気メッキによってZnメッキす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電加工用電極線
の製造方法に関し、特に、高強度で、伸直性に優れ、か
つ、経済性に優れた放電加工用電極線を管理の容易な製
造条件で製造することができる放電加工用電極線の製造
方法に関する。
の製造方法に関し、特に、高強度で、伸直性に優れ、か
つ、経済性に優れた放電加工用電極線を管理の容易な製
造条件で製造することができる放電加工用電極線の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ放電加工は、加工用電極と被加工
物との間で放電現象を生じさせ、その放電エネルギーに
より被加工物を溶融させて所定の形状に加工するもので
あり、特に、プレス金型等の複雑で精密な形状の被加工
物の加工に利用されている。
物との間で放電現象を生じさせ、その放電エネルギーに
より被加工物を溶融させて所定の形状に加工するもので
あり、特に、プレス金型等の複雑で精密な形状の被加工
物の加工に利用されている。
【0003】このような放電加工用の電極線には熱と張
力が付加されることから、電極線は、高温時における引
張強度が大きくて断線しにくいものであることが要求さ
れている。これらの要望から、従来より、タングステン
線,モリブデン線,銅被覆鋼線あるいはピアノ線等を、
単独で若しくは芯材として用い、その外表面にZnメッ
キあるいは真鍮化処理を施した高強度の電極線が用いら
れている。
力が付加されることから、電極線は、高温時における引
張強度が大きくて断線しにくいものであることが要求さ
れている。これらの要望から、従来より、タングステン
線,モリブデン線,銅被覆鋼線あるいはピアノ線等を、
単独で若しくは芯材として用い、その外表面にZnメッ
キあるいは真鍮化処理を施した高強度の電極線が用いら
れている。
【0004】この放電加工用電極線の製造方法として、
例えば、特開平5−192821号公報に示されている
ものがある。この製造方法は、銅または銅合金線の周囲
にZn層を形成し、これを二元合金Cu−Znのβ’−
β遷移温度より低い温度で熱処理して均質β’相からな
る外側層を形成し、次に、酸洗いして表面に存在する酸
化物を除去し、最後に100%を超える加工度で伸線し
て放電加工用電極線を製造している。この製造方法によ
ると、酸化物を介在しない均質β’相のCu−Zn合金
の外側層を有した放電加工用電極線を得ることができ
る。
例えば、特開平5−192821号公報に示されている
ものがある。この製造方法は、銅または銅合金線の周囲
にZn層を形成し、これを二元合金Cu−Znのβ’−
β遷移温度より低い温度で熱処理して均質β’相からな
る外側層を形成し、次に、酸洗いして表面に存在する酸
化物を除去し、最後に100%を超える加工度で伸線し
て放電加工用電極線を製造している。この製造方法によ
ると、酸化物を介在しない均質β’相のCu−Zn合金
の外側層を有した放電加工用電極線を得ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タングステン線,モリブデン線,銅被覆鋼線あるいはピ
アノ線等を使用した放電加工用電極線によると、電極線
に要求される高強度性に対処しているが、コスト高にな
り、また、高強度である反面、伸直性に劣るという問題
がある。
タングステン線,モリブデン線,銅被覆鋼線あるいはピ
アノ線等を使用した放電加工用電極線によると、電極線
に要求される高強度性に対処しているが、コスト高にな
り、また、高強度である反面、伸直性に劣るという問題
がある。
【0006】一方、特開平5−192821号公報に示
された放電加工用電極線の製造方法によると、均質β’
相のCu−Zn合金の外側層を形成し、その均質性と硬
度によって電極線の性能を高めるようにしているため、
温度等の製造条件の管理が難しいという問題がある。
された放電加工用電極線の製造方法によると、均質β’
相のCu−Zn合金の外側層を形成し、その均質性と硬
度によって電極線の性能を高めるようにしているため、
温度等の製造条件の管理が難しいという問題がある。
【0007】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、高強度であり
ながら伸直性に優れ、かつ、経済的に優れた放電加工用
電極線を管理の容易な製造条件で製造することができる
放電加工用電極線の製造方法を提供することにある。
ながら伸直性に優れ、かつ、経済的に優れた放電加工用
電極線を管理の容易な製造条件で製造することができる
放電加工用電極線の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
実現するために、銅に固溶しにくい若しくは固溶しない
元素を含む銅合金を準備し、前記銅合金を99.99%
以上の加工度で強加工を施して150kgf/mm2 以
上の機械的強度を付与し、前記強加工を施された前記銅
合金の表面を電気メッキによってZnメッキすることを
特徴とする放電加工用電極線の製造方法を提供するもの
である。この場合、前記銅合金は、Cu−Nb銅合金,
Cu−Cr銅合金,Cu−Fe銅合金であることが好ま
しい。
実現するために、銅に固溶しにくい若しくは固溶しない
元素を含む銅合金を準備し、前記銅合金を99.99%
以上の加工度で強加工を施して150kgf/mm2 以
上の機械的強度を付与し、前記強加工を施された前記銅
合金の表面を電気メッキによってZnメッキすることを
特徴とする放電加工用電極線の製造方法を提供するもの
である。この場合、前記銅合金は、Cu−Nb銅合金,
Cu−Cr銅合金,Cu−Fe銅合金であることが好ま
しい。
【0009】また、本発明は、上記の目的を実現するた
めに、予めZnメッキあるいはその後の熱処理により黄
銅化処理したCu−Nb,Cu−Crよりなる銅合金線
に、99.99%以上の強加工を施したことを特徴とす
る放電加工用電極線の製造方法を提供するものである。
めに、予めZnメッキあるいはその後の熱処理により黄
銅化処理したCu−Nb,Cu−Crよりなる銅合金線
に、99.99%以上の強加工を施したことを特徴とす
る放電加工用電極線の製造方法を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】銅合金または予めZnメッキある
いはその後熱処理により黄銅化処理を施されたCu−N
b,Cu−Cr,Cu−Fe合金線に99.99%以上
の加工を加えることにより、銅相と固溶しない添加金属
相の2相が銅線の長手方向に繊維状に伸びた組織とな
り、強度150kgf/mm2 以上の高強度、かつ、伸
直性に優れた放電加工用電極線が達成できる。
いはその後熱処理により黄銅化処理を施されたCu−N
b,Cu−Cr,Cu−Fe合金線に99.99%以上
の加工を加えることにより、銅相と固溶しない添加金属
相の2相が銅線の長手方向に繊維状に伸びた組織とな
り、強度150kgf/mm2 以上の高強度、かつ、伸
直性に優れた放電加工用電極線が達成できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る放電加工用電極
線の製造方法を添付図面を参照しながら、詳細に説明す
る。
線の製造方法を添付図面を参照しながら、詳細に説明す
る。
【0012】〔実施例1〕まず、Cu−21体積%Nb
(20重量%Nb)の鋳造材(外径30mm)を準備
し、これを面削して外径25mmの試料を作成する。次
に、ドローベンチにおいてこの試料を伸線加工して外径
20mmに成型する。
(20重量%Nb)の鋳造材(外径30mm)を準備
し、これを面削して外径25mmの試料を作成する。次
に、ドローベンチにおいてこの試料を伸線加工して外径
20mmに成型する。
【0013】次に、Cu−Nb合金のCuの純度を高
め、かつ、加工性を良くするために、950℃で24時
間加熱し析出処理を行う。24時間の加熱の後、伸線加
工して外径8mmとし、冷間で伸線加工することにより
外径0.9mm(加工度99.99%)とする。99.
99%の加工度としたのは、99.99%以下の加工度
では、電極線としての強度が不足し、また、添加金属相
が長手方向に十分に繊維状にならず電極線としての伸直
性が十分達成されないからである。
め、かつ、加工性を良くするために、950℃で24時
間加熱し析出処理を行う。24時間の加熱の後、伸線加
工して外径8mmとし、冷間で伸線加工することにより
外径0.9mm(加工度99.99%)とする。99.
99%の加工度としたのは、99.99%以下の加工度
では、電極線としての強度が不足し、また、添加金属相
が長手方向に十分に繊維状にならず電極線としての伸直
性が十分達成されないからである。
【0014】最後に、加熱による強度の減少を防止する
ために、Zn水溶液中で電気メッキ処理法によりZnメ
ッキを施し、冷間で伸線加工して繊維状に伸びた組織と
し、外径70μm(加工度99.999%)の放電加工
用電極線とした。
ために、Zn水溶液中で電気メッキ処理法によりZnメ
ッキを施し、冷間で伸線加工して繊維状に伸びた組織と
し、外径70μm(加工度99.999%)の放電加工
用電極線とした。
【0015】このCu−21体積%Nb(20重量%N
b)銅合金線の加工硬化曲線が図1の鎖線Aによって示
されている。図に示されるように、外径70μmの放電
加工用電極線にあっては、その強度は170kgf/m
m2 であり、良好な強度を示すとともに伸直性にも優れ
ていることが確認された。また、外径が約190μm
(加工度99.993%)以下のものからは、150k
gf/mm2 以上の強度が得られることが確認された。
b)銅合金線の加工硬化曲線が図1の鎖線Aによって示
されている。図に示されるように、外径70μmの放電
加工用電極線にあっては、その強度は170kgf/m
m2 であり、良好な強度を示すとともに伸直性にも優れ
ていることが確認された。また、外径が約190μm
(加工度99.993%)以下のものからは、150k
gf/mm2 以上の強度が得られることが確認された。
【0016】図1の実線Bによって示されるのは、2μ
mの黄銅被Cu−21体積%Nb(20重量%Nb)合
金線の加工硬化曲線である。この加工硬化曲線も、Cu
−21体積%Nb(20重量%Nb)銅合金線と同様
に、外径が約0.19mm(加工度99.993%)以
下のサイズの放電加工用電極線からは、150kgf/
mm2 以上の強度が得られることが確認された。
mの黄銅被Cu−21体積%Nb(20重量%Nb)合
金線の加工硬化曲線である。この加工硬化曲線も、Cu
−21体積%Nb(20重量%Nb)銅合金線と同様
に、外径が約0.19mm(加工度99.993%)以
下のサイズの放電加工用電極線からは、150kgf/
mm2 以上の強度が得られることが確認された。
【0017】〔実施例2〕実施例1と同様な方法により
Cu−15体積%Cr(20重量%Cr)の外径70μ
mの放電加工用電極線を作製し測定したところ、強度に
して160kgf/mm2 と良好な強度を示すとともに
良好な伸直性を有することが確認された。
Cu−15体積%Cr(20重量%Cr)の外径70μ
mの放電加工用電極線を作製し測定したところ、強度に
して160kgf/mm2 と良好な強度を示すとともに
良好な伸直性を有することが確認された。
【0018】なお、銅合金として、以上の他にCu−F
e合金線を用いても同様の結果が得られた。
e合金線を用いても同様の結果が得られた。
【0019】このように、銅合金として、Cu−Nb,
Cu−Cr,Cu−Feを使用することにより、高強度
電極線として必要な150kgf/mm2 以の強度を有
する放電加工用の電極線を供給することができる。ま
た、これらの合金線には、銅に固溶しにくい若しくは固
溶しない元素からなるものを用いているので、伸線加工
によって繊維状組織となり、伸直性にも優れる放電加工
用の電極線を供給することができる。更に、タングステ
ン線やモリブデン線等に比較して、これらの合金線のコ
ストが約1/2以下であるため、経済的に優れた放電加
工用電極線を供給することができる。
Cu−Cr,Cu−Feを使用することにより、高強度
電極線として必要な150kgf/mm2 以の強度を有
する放電加工用の電極線を供給することができる。ま
た、これらの合金線には、銅に固溶しにくい若しくは固
溶しない元素からなるものを用いているので、伸線加工
によって繊維状組織となり、伸直性にも優れる放電加工
用の電極線を供給することができる。更に、タングステ
ン線やモリブデン線等に比較して、これらの合金線のコ
ストが約1/2以下であるため、経済的に優れた放電加
工用電極線を供給することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の放電加工用
電極線の製造方法によれば、高強度でありながら伸直性
に優れ、かつ、経済的に優れた放電加工用電極線を管理
の容易な製造条件で製造することができる放電加工用電
極線の製造方法を提供することができる。
電極線の製造方法によれば、高強度でありながら伸直性
に優れ、かつ、経済的に優れた放電加工用電極線を管理
の容易な製造条件で製造することができる放電加工用電
極線の製造方法を提供することができる。
【図1】Cu−21体積%Nb(20重量%Nb)銅合
金線の加工硬化特性を示す図。
金線の加工硬化特性を示す図。
A Cu−21体積%Nb(20重量%Nb)銅合金
線の加工硬化曲線 B 黄銅被Cu−21体積%Nb(20重量%Nb)
合金線の加工硬化曲線
線の加工硬化曲線 B 黄銅被Cu−21体積%Nb(20重量%Nb)
合金線の加工硬化曲線
フロントページの続き (72)発明者 中村 修 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線株式会社豊浦工場内
Claims (3)
- 【請求項1】銅に固溶しにくい若しくは固溶しない元素
を含む銅合金を準備し、 前記銅合金を99.99%以上の加工度で強加工を施し
て150kgf/mm 2 以上の機械的強度を付与し、 前記強加工を施された前記銅合金の表面を電気メッキに
よってZnメッキすることを特徴とする放電加工用電極
線の製造方法。 - 【請求項2】前記銅合金は、Cu−Nb銅合金,Cu−
Cr銅合金,Cu−Fe銅合金であることを特徴とする
請求項1の放電加工用電極線の製造方法。 - 【請求項3】予めZnメッキあるいはその後の熱処理に
より黄銅化処理したCu−Nb,Cu−Crよりなる銅
合金線に、99.99%以上の強加工を施したことを特
徴とする放電加工用電極線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16266595A JPH0911047A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 放電加工用電極線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16266595A JPH0911047A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 放電加工用電極線の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0911047A true JPH0911047A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15758958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16266595A Pending JPH0911047A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 放電加工用電極線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0911047A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6649843B2 (en) | 1999-12-15 | 2003-11-18 | Hitachi Cable, Ltd. | Composite conductor, production method thereof and cable using the same |
| CN114643296A (zh) * | 2022-03-21 | 2022-06-21 | 西北有色金属研究院 | 一种高强高韧性Cu-Nb-Cu复合线材的制备方法 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16266595A patent/JPH0911047A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6649843B2 (en) | 1999-12-15 | 2003-11-18 | Hitachi Cable, Ltd. | Composite conductor, production method thereof and cable using the same |
| CN114643296A (zh) * | 2022-03-21 | 2022-06-21 | 西北有色金属研究院 | 一种高强高韧性Cu-Nb-Cu复合线材的制备方法 |
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