JPH0911073A - 汎用位置決めクランプ装置 - Google Patents

汎用位置決めクランプ装置

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JPH0911073A
JPH0911073A JP17949295A JP17949295A JPH0911073A JP H0911073 A JPH0911073 A JP H0911073A JP 17949295 A JP17949295 A JP 17949295A JP 17949295 A JP17949295 A JP 17949295A JP H0911073 A JPH0911073 A JP H0911073A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプ圧等を任意に制御できるうえに非円
形のワークにも対応できる汎用位置決めクランプ装置を
実現する。 【構成】 4個のクランプユニット20A〜20Dはそ
れぞれクランプ板22を回動させてクランプピン23を
ワークW1 に当接する。各クランプ板22を回動させる
駆動部は、トルクモータ32の駆動力を各クランプ軸2
1と一体である従動プーリ25に伝達する歯形ベルト3
0を有し、トルクーモータ32の駆動力を制御すること
でクランプ圧を制御し、クランプユニット20A〜20
Dの取り付け位置等を変更することで異形のワークにも
対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学レンズ等の精密部
品を加工する精密加工機あるいは前記精密部品を自動的
に組み立てるための自動組立装置等において、ワークを
加工台や組立装置のハンド等に対して正確に位置決めす
るための汎用位置決めクランプ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光学レンズ等の精密部品を加工する際あ
るいはこれらを自動的に組み立てる場合には、ワーク
(精密部品)を加工台や組立装置のハンド等に対して高
精度で位置決めすることが必要であり、このような位置
決めに用いる位置決め装置は、滑らかな動作で迅速にワ
ークをクランプして位置決めできることと、形状や寸法
の異なるワークに対して随時対応できることが要求され
る。
【0003】従来、複数のチャッキングアームやクラン
プピン等の把持部材をワークの外周面や内周面に当接し
てワークをクランプする装置には様々なものが開発さ
れ、例えば、ガイドピンを用いてチャッキングアームの
クランプ動作を行なう自転および公転可能な回転式チャ
ック(特開昭60−62491号公報参照)、ラックに
噛み合う歯車によって締付けレバーを駆動するグリッパ
チャック(特開昭58−56711号公報参照)や、ワ
ークの内周面を把持する把持部材をカムによって進退さ
せるチャッキング装置(特開昭62−297003号公
報参照)等が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、いずれも、複数の把持部材を同時に駆
動するための駆動部がガイドピンやカムあるいは歯車等
によって駆動力を伝達するものであり、これらの接触面
の摩擦抵抗等が不均一でガタつきやすいために滑らかな
クランプ動作を得ることができず、また、クランプスピ
ードやクランプ圧等を広範囲に制御することも不可能で
あり、さらに、各把持部材のクランプ位置を変更するこ
とも容易でないために異形のワークや寸法の異なるワー
クに容易に対応できない等の未解決の課題がある。
【0005】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであり、滑らかなクランプ
動作でワークを正確に位置決めできるうえにクランプス
ピードやクランプ圧を広範囲に制御することも自在であ
り、また、異形のワークや寸法の異なるワークにも容易
に対応できる汎用位置決めクランプ装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の汎用位置決めクランプ装置は、支持手段に
支持された載置台と、それぞれ前記支持手段に回転自在
に支持された複数の回転体と、各回転体の回転によって
開閉するクランプ手段と、各回転体に係合してこれを回
転させる歯形ベルトを備えた駆動手段を有することを特
徴とする。
【0007】クランプ手段が、各回転体の回転によって
回動するクランプ部材を有するとよい。
【0008】歯形ベルトの張力を調整する張力調整手段
が設けられているとよい。
【0009】駆動手段がトルクモータを有するとよい。
【0010】トルクモータの駆動力を制御するパウダー
マグネットブレーキが設けられているとよい。
【0011】載置台が、ワークを吸着する吸着手段を有
するとよい。
【0012】少なくとも1個の回転体が、支持手段に対
する相対位置を変更自在に構成されているとよい。
【0013】少なくとも1個の回転体が、支持手段から
取りはずし自在に構成されているとよい。
【0014】
【作用】載置台にワークを載置し、各回転体を回転させ
てクランプ手段を閉じることで前記ワークの位置決めを
行なう。歯形ベルトと各回転体の接触面の摩擦抵抗は均
一でガタつくおそれがないため、トルクモータ等の駆動
力は安定して各回転体に伝達され、従って、クランプ手
段のクランプ動作(開閉動作)を滑らかに行なうことが
できる。
【0015】また、歯形ベルトの張力を調整する張力調
整手段が設けられていれば、より一層安定した滑らかな
クランプ動作を得ることができる。
【0016】駆動手段がトルクモータを有すれば、クラ
ンプ手段のクランプスピードを無段階で任意に制御でき
るうえに、円形のワークであれば、駆動力等を調整する
ことなくそのままで寸法の異なるワークに対応できる。
【0017】トルクモータの駆動力を制御するパウダー
マグネットブレーキが設けられていれば、クランプ手段
のクランプ圧を自在に制御できる。
【0018】載置台が、ワークを吸着する吸着手段を有
すれば、クランプ手段のクランプ圧を解除したのちのワ
ークの位置ずれを防ぐことができる。
【0019】少なくとも1個の回転体が、支持手段に対
する相対位置を変更自在に構成されているか、あるい
は、支持手段から取りはずし自在に構成されていれば、
異形のワークや寸法の異なるワークに容易に対応できる
うえに、ワークの位置決め位置を変更することも極めて
容易である。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0021】図1は一実施例による汎用位置決めクラン
プ装置Eを示すもので、(a)はその平面図、(b)は
駆動部のみを説明する説明図である。汎用位置決めクラ
ンプ装置Eは、同図の(a)に示すように、支持手段で
あるベース10に対して着脱自在なクランプ手段である
第1〜第4のクランプユニット20A〜20Dを備えて
おり、各クランプユニット20A〜20Dは、一端をク
ランプ軸21の頭部21a(図2参照)に固着されたク
ランプ部材であるクランプ板22と、その他端に保持さ
れたクランプピン23を有し、クランプ軸21は軸受2
4によって回転自在に支持され、同図の(b)に示すよ
うに、クランプ軸21の下端には回転体である従動プー
リ25が固着されている。なお、各クランプ板22をク
ランプ軸21の頭部21aに固着するためのビス22a
は、クランプ板22に設けられた円弧状の孔22bを貫
通してクランプ軸21の頭部にビス止めされており、ビ
ス22aを緩めることで、クランプ軸21に対するクラ
ンプ板22の取り付け角度を変更できるように構成され
ている。
【0022】各クランプユニット20A〜20Dの従動
プーリ25は、歯形ベルト30によって同方向に回転さ
れ、歯形ベルト30は、ドライブプーリ31aとドライ
ブベルト31bを介し、これらとともに駆動手段を構成
するトルクモータ32によって駆動される。
【0023】第1および第3のクランプユニット20
A,20Cのそれぞれの軸受24はベース10の所定位
置に設けられた円形の取付穴に保持され、ビスによって
ベース10に固定される。また、第2、第4のクランプ
ユニット20B,20Dのそれぞれの軸受23は、ベー
ス10に設けられた一対の円弧状の取付穴11b,11
dに保持され、これらに沿った任意の位置でベース10
にビス止め自在である。
【0024】第1〜第4のクランプユニット20A〜2
0Dは、図2に示すように、載置台である吸着台40の
まわりに配設され、吸着台40は、ベース10に固定さ
れた吸着パッド41と、その中央に設けられた空間部を
排気する吸着手段である排気ライン42を有し、図示し
ない搬入ハンド等によって吸着台40に搬入された円板
状のワークW1 を後述するように各クランプユニット2
0A〜20Dによって位置決めしたのち、排気ライン4
2によって吸着パッド41の空間部を排気することでこ
れにワークW1 を吸着し、搬出ハンド等によって自動加
工機や自動組立装置に供給されるまで、位置ずれを発生
させることなく待機させる。
【0025】第1のクランプユニット20Aは、従動プ
ーリ25と一体である第2の従動プーリ26を有し、ト
ルクモータ32の駆動力は、モータ軸からドライブプー
リ31aとドライブベルト31bを介して第1のクラン
プユニット20Aの第2の従動プーリ26に伝達され、
これによって第1のクランプユニット20Aのクランプ
軸21を回転させ、同時に歯形ベルト30を駆動して残
りのクランプユニット20B〜20Dのクランプ軸21
を回転させる。このようにして、各クランプユニット2
0A〜20Dのクランプ軸21は時計方向あるいは反時
計方向に同量だけ回転し、これによって各クランプ板2
2を同じ方向に回動させ、各クランプピン23をワーク
1 の外周面に押圧してこれをクランプする。
【0026】なお、第3のクランプユニット20Cのク
ランプ軸21の下端には、フィンガ27が設けられてお
り、各クランプ板22をクランプ位置から後退させると
きに所定の後退位置を越えて回動するとフィンガ27が
位置センサ28によって検知され、警報を発するように
構成されている。
【0027】ワークW1 が円板状であるから、各クラン
プユニット20A〜20Dのクランプ軸21が吸着台4
0の中心軸Oを中心とする円R(図3参照)を4等分す
る位置に配設されていれば、各クランプユニット20A
〜20Dのクランプピン23のワークW1 に対する押圧
力はワークW1 の周方向に均一に分布する。
【0028】また、トルクモータ32の駆動力は、歯形
ベルト30を介して各クランプユニット20A〜20D
のクランプ軸21にほぼ均一に伝達されるため、ワーク
1の外周面には四方から均一な押圧力が作用し、これ
によって、吸着台40の中心軸Oを中心とする位置に正
確に位置決めされる。ワークW1 の外周面に作用する押
圧力すなわちクランプ圧は、トルクモータ32の駆動力
を変化させることで任意に調節できる。
【0029】また、歯形ベルト30の張力は、張力調整
手段であるテンションプーリ33(図1の(b)参照)
を移動させることによって任意に調整できる。これによ
って、各クランプユニット20A〜20Dのクランプ動
作を一層滑らかでかつ安定したものにすることができ
る。
【0030】また、各クランプユニット20A〜20D
のクランプ板22の回動速度すなわちクランプスピード
の調節は、パウダーマグネットブレーキ34の制動力を
ベベルギア列34aを介してトルクモータ32のモータ
軸に伝達し、その回転速度を制御することによって行な
われる。
【0031】このようにしてワークW1 を位置決めした
のち、前述のように排気ライン42によって吸着台40
の空間部を排気することでワークW1 を吸着パッド41
に吸着し、続いてトルクモータ32を逆回転させて各ク
ランプユニット20A〜20Dのクランプ力を解放す
る。この状態で、所定の加工機あるいは組立装置にワー
クW1 を供給する時期まで待機させる。
【0032】本実施例は、例えばストッカにランダムに
収納されたレンズ等のワークを順次取り出して研削装置
等へ供給する工程における中間位置決め等に広く利用さ
れるもので、前述のように均一なクランプ力で正確にワ
ークの位置決めを行ないしかもクランプ力やクランプス
ピードを自在に調節できるうえに、図3の(a)に示す
ように、ワークW2 が前記円Rより小径の円板状であれ
ば、寸法の異なるものでもワークW1 と全く同様に位置
決めできる。また、同図の(b)に示すように、各クラ
ンプユニット20A〜20Dのクランプピン23のワー
クW3 に対する当接位置の間隔を不均一にすることでワ
ークW3 を吸着台40に対して偏心状態で位置決めでき
る。さらに、同図の(c)に示すように、円筒状のワー
クW4 の内周面をクランプする場合には、トルクモータ
32を逆回転させればよい。
【0033】図4に示すようにワークW5 が非円形の断
面を有するものであれば、以下のように第2〜第4のク
ランプユニット20B〜20Dの取り付け位置を変更す
ることで随時対応できる。
【0034】まず、図4の(a)に示すように、第3の
クランプユニット20Cをベース10の円形の取付穴か
ら取りはずすとともに、第2、第4のクランプユニット
20B,20Dをベース10に固定するビスを緩めて、
円弧状の取付穴11b,11dに沿って移動自在な状態
とする。吸着台40上のワークW5 にまず、図4の
(b)に示すように第1のクランプユニット20Aのク
ランプピン23を当接し、続いて同図の(c)に示すよ
うに第2のクランプユニット20Bを取付穴11bに沿
って図示右側へ移動させてベース10にビス止めし、さ
らに、クランプ軸21に対してクランプ板22を固着す
るビス22a(図1参照)を緩めてクランプピン23が
ワークW5 に当接するまでクランプ板22を回動し、そ
の位置でビス22aを締めつける。同様の方法で、同図
の(d)に示すように第4のクランプユニット20Dの
クランプピン23をワークW5 に当接させる。最後にト
ルクモータ32を逆回転させてすべてのクランプピン2
3をワークW5 から遠ざけたうえで、トルクモータ32
を正回転させてワークW5 をクランプし、各クランプピ
ン23とワークW5 の間に隙間が無いことを確認する。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
【0036】滑らかなクランプ動作でワークを正確に位
置決めできるうえに、クランプスピードやクランプ圧を
広範囲に制御することも自在であり、また、異形のワー
クや寸法の異なるワ−クにも容易に対応できる。
【0037】このような汎用位置決めクランプ装置を、
精密加工機や組立装置にワークを搬送する途中等に設け
ることで、精密加工機の加工台や組立装置のハンドに対
するワークの位置決めを迅速かつ高精度で行ない、加工
精度や組立精度の向上に大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例による汎用位置決めクランプ装置を示
すもので(a)はその模式平面図、(b)は駆動部を説
明する図である。
【図2】図1の装置の一部分を破断して示す一部断面立
面図である。
【図3】円形断面を有する各種ワークの位置決めを説明
するものである。
【図4】非円形断面を有するワークの位置決めを説明す
るものである。
【符号の説明】
10 ベース 11b,11d 取付穴 20A〜20D クランプユニット 21 クランプ軸 22 クランプ板 23 クランプピン 24 軸受 25 従動プーリ 30 歯形ベルト 32 トルクモータ 40 吸着台

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持手段に支持された載置台と、それぞ
    れ前記支持手段に回転自在に支持された複数の回転体
    と、各回転体の回転によって開閉するクランプ手段と、
    各回転体に係合してこれを回転させる歯形ベルトを備え
    た駆動手段を有する汎用位置決めクランプ装置。
  2. 【請求項2】 クランプ手段が、各回転体の回転によっ
    て回動するクランプ部材を有することを特徴とする請求
    項1記載の汎用位置決めクランプ装置。
  3. 【請求項3】 歯形ベルトの張力を調整する張力調整手
    段が設けられていることを特徴とする請求項1または2
    記載の汎用位置決めクランプ装置。
  4. 【請求項4】 駆動手段がトルクモータを有することを
    特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の汎用位
    置決めクランプ装置。
  5. 【請求項5】 トルクモータの駆動力を制御するパウダ
    ーマグネットブレーキが設けられていることを特徴とす
    る請求項4記載の汎用位置決めクランプ装置。
  6. 【請求項6】 載置台が、ワークを吸着する吸着手段を
    有することを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項
    記載の汎用位置決めクランプ装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1個の回転体が、支持手段に
    対する相対位置を変更自在に構成されていることを特徴
    とする請求項1ないし6いずれか1項記載の汎用位置決
    めクランプ装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1個の回転体が、支持手段か
    ら取りはずし自在に構成されていることを特徴とする請
    求項1ないし7いずれか1項記載の汎用位置決めクラン
    プ装置。
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