JPH09111485A - 電池用金属缶の脱脂洗浄方法 - Google Patents
電池用金属缶の脱脂洗浄方法Info
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- JPH09111485A JPH09111485A JP7341833A JP34183395A JPH09111485A JP H09111485 A JPH09111485 A JP H09111485A JP 7341833 A JP7341833 A JP 7341833A JP 34183395 A JP34183395 A JP 34183395A JP H09111485 A JPH09111485 A JP H09111485A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電池用金属缶の脱脂洗浄にあたって水系洗浄
剤の洗浄能力を十分発揮させることができ、かつ脱脂洗
浄とともに良好な防錆処理を行えるような電池用金属缶
の脱脂洗浄方法を提供すること。 【解決手段】 ニッケルメッキ鋼板材から加工成形され
た電池用金属缶は、加工油を除去すべくバレル容器10
の内部に収容されて脱脂洗浄工程、防錆処理工程、水洗
工程及び乾燥工程の各工程間を搬送されて脱脂洗浄され
る。電池用金属缶は、まず、バレル容器が水系洗浄剤の
添加された洗浄槽2の洗浄液12液中に浸漬されて脱脂
洗浄される。次いで、バレル容器が水溶性防錆剤の添加
された防錆槽4の防錆液16液中に浸漬されて防錆処理
される。そして、バレル容器が常時入れ替えの行われて
いる水洗槽6の水洗水18の中に浸漬されて水洗され
る。さらに、バレル容器が乾燥ボックス8内に収容され
下方より吹き出された熱風26で乾燥処理される。
剤の洗浄能力を十分発揮させることができ、かつ脱脂洗
浄とともに良好な防錆処理を行えるような電池用金属缶
の脱脂洗浄方法を提供すること。 【解決手段】 ニッケルメッキ鋼板材から加工成形され
た電池用金属缶は、加工油を除去すべくバレル容器10
の内部に収容されて脱脂洗浄工程、防錆処理工程、水洗
工程及び乾燥工程の各工程間を搬送されて脱脂洗浄され
る。電池用金属缶は、まず、バレル容器が水系洗浄剤の
添加された洗浄槽2の洗浄液12液中に浸漬されて脱脂
洗浄される。次いで、バレル容器が水溶性防錆剤の添加
された防錆槽4の防錆液16液中に浸漬されて防錆処理
される。そして、バレル容器が常時入れ替えの行われて
いる水洗槽6の水洗水18の中に浸漬されて水洗され
る。さらに、バレル容器が乾燥ボックス8内に収容され
下方より吹き出された熱風26で乾燥処理される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中性の水系洗浄剤
により行われる加工成形された電池用金属缶の脱脂洗浄
方法に係り、特に電池用金属缶の防錆処理を伴う脱脂洗
浄方法に関する。
により行われる加工成形された電池用金属缶の脱脂洗浄
方法に係り、特に電池用金属缶の防錆処理を伴う脱脂洗
浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒形電池の有底円筒体状の電極缶や偏
平形電池の平皿状の電極缶など電池を構成する電池用金
属缶は、一般にニッケルメッキ鋼板材などからプレスな
どにより加工成形されて製作されており、成形後、金属
缶表面に付着したプレスオイルなどの加工油やゴミ、汚
れなどを除去すべく脱脂洗浄される。この脱脂洗浄に用
いられる洗浄剤は、近年環境保護などの理由からトリク
ロロエタンなどの有機溶剤に代えて水系洗浄剤が使用さ
れており、特に中でも、排水にあたり処理問題が生じる
アルカリ性のものではなく、中性のものが採用されてい
てる。脱脂洗浄された電池用金属缶は、水洗された後、
乾燥されてから電池に用いられる。
平形電池の平皿状の電極缶など電池を構成する電池用金
属缶は、一般にニッケルメッキ鋼板材などからプレスな
どにより加工成形されて製作されており、成形後、金属
缶表面に付着したプレスオイルなどの加工油やゴミ、汚
れなどを除去すべく脱脂洗浄される。この脱脂洗浄に用
いられる洗浄剤は、近年環境保護などの理由からトリク
ロロエタンなどの有機溶剤に代えて水系洗浄剤が使用さ
れており、特に中でも、排水にあたり処理問題が生じる
アルカリ性のものではなく、中性のものが採用されてい
てる。脱脂洗浄された電池用金属缶は、水洗された後、
乾燥されてから電池に用いられる。
【0003】ところが、中性の水系洗浄剤により脱脂洗
浄された電池用金属缶は、水洗において錆やすくなると
いう問題が生じた。錆は、例えば金属缶の外表面を赤褐
色に変色させたり、また金属缶内面、特に内周面に沿っ
て形成された段部の周辺部に白斑状に現れたりした。そ
こで、従来では、前記水系洗浄剤中に水溶性防錆剤を添
加し、電池用金属缶に対し脱脂洗浄と同時に防錆処理を
行うことで、脱脂洗浄後における電池用金属缶の発錆を
防止していた。
浄された電池用金属缶は、水洗において錆やすくなると
いう問題が生じた。錆は、例えば金属缶の外表面を赤褐
色に変色させたり、また金属缶内面、特に内周面に沿っ
て形成された段部の周辺部に白斑状に現れたりした。そ
こで、従来では、前記水系洗浄剤中に水溶性防錆剤を添
加し、電池用金属缶に対し脱脂洗浄と同時に防錆処理を
行うことで、脱脂洗浄後における電池用金属缶の発錆を
防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記中
性の水系洗浄剤は、前記防錆剤添加の影響で、防錆剤が
無添加の時に比べて早期に洗浄力が低下してしまい、そ
の洗浄能力が十分発揮されなくなるという新たな問題が
生じた。このため、電池用金属缶の高い洗浄度を維持す
るために、水系洗浄剤の液交換をより頻繁に行う必要が
生じ、交換に伴う休止時間によって洗浄処理効率が低下
したり、また水系洗浄剤の使用量が増大してコストアッ
プの原因となっていた。
性の水系洗浄剤は、前記防錆剤添加の影響で、防錆剤が
無添加の時に比べて早期に洗浄力が低下してしまい、そ
の洗浄能力が十分発揮されなくなるという新たな問題が
生じた。このため、電池用金属缶の高い洗浄度を維持す
るために、水系洗浄剤の液交換をより頻繁に行う必要が
生じ、交換に伴う休止時間によって洗浄処理効率が低下
したり、また水系洗浄剤の使用量が増大してコストアッ
プの原因となっていた。
【0005】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、電池用金属缶の脱脂洗浄にあた
って水系洗浄剤の洗浄能力を十分発揮させることがで
き、かつ脱脂洗浄とともに良好な防錆処理を行えるよう
な電池用金属缶の脱脂洗浄方法を提供することにある。
であって、その目的は、電池用金属缶の脱脂洗浄にあた
って水系洗浄剤の洗浄能力を十分発揮させることがで
き、かつ脱脂洗浄とともに良好な防錆処理を行えるよう
な電池用金属缶の脱脂洗浄方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明に係る電池用金属缶の脱脂洗浄方法は、ニッケ
ルメッキ鋼板材から加工成形された電池用金属缶を中性
の水系洗浄剤で脱脂洗浄する脱脂洗浄工程と、脱脂洗浄
された該電池用金属缶を水溶性防錆剤の溶液中に浸漬す
る防錆処理工程と、浸漬された該電池用金属缶を水洗す
る水洗工程と、水洗された該電池用金属缶を乾燥処理す
る乾燥処理工程とからなることを特徴とする。
に本発明に係る電池用金属缶の脱脂洗浄方法は、ニッケ
ルメッキ鋼板材から加工成形された電池用金属缶を中性
の水系洗浄剤で脱脂洗浄する脱脂洗浄工程と、脱脂洗浄
された該電池用金属缶を水溶性防錆剤の溶液中に浸漬す
る防錆処理工程と、浸漬された該電池用金属缶を水洗す
る水洗工程と、水洗された該電池用金属缶を乾燥処理す
る乾燥処理工程とからなることを特徴とする。
【0007】これにより、ニッケルメッキ鋼板材から加
工成形された電池用金属缶は、脱脂洗浄工程において中
性の水系洗浄剤で脱脂洗浄され、その表面の油分が除去
された後、防錆処理工程で水溶性防錆剤の溶液中に浸漬
されることによって、電池用金属缶の表面には水溶性防
錆剤による保護膜が形成され、その表面が保護膜で被覆
されるので、防錆処理後、水洗工程などにおいては電池
用金属缶の発錆が防止される。
工成形された電池用金属缶は、脱脂洗浄工程において中
性の水系洗浄剤で脱脂洗浄され、その表面の油分が除去
された後、防錆処理工程で水溶性防錆剤の溶液中に浸漬
されることによって、電池用金属缶の表面には水溶性防
錆剤による保護膜が形成され、その表面が保護膜で被覆
されるので、防錆処理後、水洗工程などにおいては電池
用金属缶の発錆が防止される。
【0008】好ましくは、前記防錆処理工程にあって
は、前記電池用金属缶を前記水溶性防錆剤の溶液中に浸
漬している間に、該溶液に対し超音波振動を加える。こ
れにより、電池用金属缶の表面に形成された微細な亀裂
の内側にも、溶液を浸透させて保護膜を形成することが
できるので、電池用金属缶の防錆性をさらに向上させる
ことができる。
は、前記電池用金属缶を前記水溶性防錆剤の溶液中に浸
漬している間に、該溶液に対し超音波振動を加える。こ
れにより、電池用金属缶の表面に形成された微細な亀裂
の内側にも、溶液を浸透させて保護膜を形成することが
できるので、電池用金属缶の防錆性をさらに向上させる
ことができる。
【0009】また、好ましくは、前記脱脂洗浄工程と前
記防錆処理工程との間に脱脂洗浄された該電池用金属缶
を軽く水洗する軽水洗工程を付加する。これにより、脱
脂洗浄工程の水系洗浄剤が電池用金属缶の表面に付着す
るなどして水溶性防錆剤の溶液中に持ち込まれることを
可及的に防止することができる。
記防錆処理工程との間に脱脂洗浄された該電池用金属缶
を軽く水洗する軽水洗工程を付加する。これにより、脱
脂洗浄工程の水系洗浄剤が電池用金属缶の表面に付着す
るなどして水溶性防錆剤の溶液中に持ち込まれることを
可及的に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る電池用金属缶
の脱脂洗浄方法の実施の形態について、添付図面に基づ
き説明する。ここで、電池用金属缶とは、例えば、円筒
形電池を構成する有底中空筒体状の電極缶や、偏平形電
池の平皿状の正極缶または負極缶などといった、電池を
構成する部材として用いられる金属缶のことを指す。各
種電池用金属缶は、一般にニッケルメッキ鋼板材からプ
レス成形などにより加工成形されて製作されていて、そ
の後、表面に付着したプレスオイルなどの加工油やゴ
ミ、汚れなどを除去すべく脱脂洗浄される。
の脱脂洗浄方法の実施の形態について、添付図面に基づ
き説明する。ここで、電池用金属缶とは、例えば、円筒
形電池を構成する有底中空筒体状の電極缶や、偏平形電
池の平皿状の正極缶または負極缶などといった、電池を
構成する部材として用いられる金属缶のことを指す。各
種電池用金属缶は、一般にニッケルメッキ鋼板材からプ
レス成形などにより加工成形されて製作されていて、そ
の後、表面に付着したプレスオイルなどの加工油やゴ
ミ、汚れなどを除去すべく脱脂洗浄される。
【0011】本実施の形態に係る電池用金属缶の脱脂洗
浄方法は、脱脂洗浄と防錆処理とを同時に行っていた従
来に対してこれらを分けて行っており、新たに防錆処理
工程が別途設けられている。図1は、電池用金属缶の脱
脂洗浄の各工程を示したものである。この脱脂洗浄方法
は、洗浄槽2を備えた脱脂洗浄工程と、防錆槽4を備え
た防錆処理工程と、水洗槽6を備えた水洗工程と、乾燥
ボックス8を備えた乾燥工程とからなる。
浄方法は、脱脂洗浄と防錆処理とを同時に行っていた従
来に対してこれらを分けて行っており、新たに防錆処理
工程が別途設けられている。図1は、電池用金属缶の脱
脂洗浄の各工程を示したものである。この脱脂洗浄方法
は、洗浄槽2を備えた脱脂洗浄工程と、防錆槽4を備え
た防錆処理工程と、水洗槽6を備えた水洗工程と、乾燥
ボックス8を備えた乾燥工程とからなる。
【0012】前記電池用金属缶は円筒体状のバレル容器
10の内部に多数まとめて収容される。このバレル容器
10は図示されていないクレーンなどにより吊下げら
れ、昇降したりまた横方向に沿って移動したりして、バ
レル容器10内部の電池用金属缶を搬送する。バレル容
器10の内面には多数の孔部が形成され、バレル容器1
0内外を流通可能としているとともに、またバレル容器
10は図示されていない駆動源でその軸回りに回転駆動
される。
10の内部に多数まとめて収容される。このバレル容器
10は図示されていないクレーンなどにより吊下げら
れ、昇降したりまた横方向に沿って移動したりして、バ
レル容器10内部の電池用金属缶を搬送する。バレル容
器10の内面には多数の孔部が形成され、バレル容器1
0内外を流通可能としているとともに、またバレル容器
10は図示されていない駆動源でその軸回りに回転駆動
される。
【0013】電池用金属缶を収容したバレル容器10
は、まず、脱脂洗浄工程に送られ、洗浄槽2内に貯留さ
れた洗浄液12中に浸漬される。この洗浄液12は、環
境などへの影響を配慮して中性の水系洗浄剤が採用され
て添加されている。中性の水系洗浄剤は、非イオン系界
面活性剤を主成分としたもので、動、植、鉱物油または
指紋など油脂分全般に適用が可能であり、水への溶解性
が極めて高い性質を有している。洗浄液12における洗
浄剤濃度は3〜10%の範囲内に設定され、洗浄液12
はpH7.0〜8.1の範囲内になっている。脱脂洗浄
中、この洗浄液12は図示されていないヒーターなどの
加温手段によって約40℃に保温される。
は、まず、脱脂洗浄工程に送られ、洗浄槽2内に貯留さ
れた洗浄液12中に浸漬される。この洗浄液12は、環
境などへの影響を配慮して中性の水系洗浄剤が採用され
て添加されている。中性の水系洗浄剤は、非イオン系界
面活性剤を主成分としたもので、動、植、鉱物油または
指紋など油脂分全般に適用が可能であり、水への溶解性
が極めて高い性質を有している。洗浄液12における洗
浄剤濃度は3〜10%の範囲内に設定され、洗浄液12
はpH7.0〜8.1の範囲内になっている。脱脂洗浄
中、この洗浄液12は図示されていないヒーターなどの
加温手段によって約40℃に保温される。
【0014】洗浄液12の液中に浸漬されたバレル容器
10は前記駆動源により液中で回転駆動される。これに
よってバレル容器10内部の多数の電池用金属缶は、そ
の内部において転動される。また、これと同時に、洗浄
槽2の内底面に配設された超音波振動子14からは洗浄
液12の液中に向けて、例えば出力1.2kWの超音波
振動が発せられて、電池用金属缶に対し超音波洗浄が施
され、十分な脱脂洗浄が行われる。そして、約10分間
の浸漬の後、バレル容器10は前記クレーンなどにより
洗浄液12の液中から引き上げられ、防錆処理工程へと
搬送される。
10は前記駆動源により液中で回転駆動される。これに
よってバレル容器10内部の多数の電池用金属缶は、そ
の内部において転動される。また、これと同時に、洗浄
槽2の内底面に配設された超音波振動子14からは洗浄
液12の液中に向けて、例えば出力1.2kWの超音波
振動が発せられて、電池用金属缶に対し超音波洗浄が施
され、十分な脱脂洗浄が行われる。そして、約10分間
の浸漬の後、バレル容器10は前記クレーンなどにより
洗浄液12の液中から引き上げられ、防錆処理工程へと
搬送される。
【0015】防錆処理工程に送られたバレル容器10
は、防錆槽4内に貯留された防錆液16の液中に浸漬さ
れる。防錆液16は、従来から用いられている水溶性防
錆剤が添加されて生成されている。この水溶性防錆剤
は、鉄鋼、鋳鉄、銅、亜鉛、アルミ合金など広範囲の金
属に対して防錆効果を発揮するものが採用されている。
防錆液16の防錆剤濃度は約5%で、防錆処理は常温下
にて行われている。
は、防錆槽4内に貯留された防錆液16の液中に浸漬さ
れる。防錆液16は、従来から用いられている水溶性防
錆剤が添加されて生成されている。この水溶性防錆剤
は、鉄鋼、鋳鉄、銅、亜鉛、アルミ合金など広範囲の金
属に対して防錆効果を発揮するものが採用されている。
防錆液16の防錆剤濃度は約5%で、防錆処理は常温下
にて行われている。
【0016】防錆液16の液中に浸漬されたバレル容器
10は液中で回転駆動され、その内部の多数の電池用金
属缶は均一に防錆処理される。これにより、電池用金属
缶の表面には前記水溶性防錆剤によって保護膜が形成さ
れ、電池用金属缶の表面は保護膜で被覆される。そし
て、約1分間の浸漬の後、バレル容器10は防錆液16
の液中から引き上げられ、水洗工程へと搬送される。
10は液中で回転駆動され、その内部の多数の電池用金
属缶は均一に防錆処理される。これにより、電池用金属
缶の表面には前記水溶性防錆剤によって保護膜が形成さ
れ、電池用金属缶の表面は保護膜で被覆される。そし
て、約1分間の浸漬の後、バレル容器10は防錆液16
の液中から引き上げられ、水洗工程へと搬送される。
【0017】水洗工程に送られたバレル容器10は、水
洗槽6内の水洗水18の中に浸漬される。水洗水18
は、バレル容器10の浸漬中、水面上方部位に配置され
た給水口20から水洗槽6内へと常時供給されている一
方、上部に形成された流出口を通じて常時外部へと排出
されていて、水洗槽6内の水洗水18は絶えず新しいも
のに入れ替えられている。
洗槽6内の水洗水18の中に浸漬される。水洗水18
は、バレル容器10の浸漬中、水面上方部位に配置され
た給水口20から水洗槽6内へと常時供給されている一
方、上部に形成された流出口を通じて常時外部へと排出
されていて、水洗槽6内の水洗水18は絶えず新しいも
のに入れ替えられている。
【0018】水洗水18の中に浸漬されたバレル容器1
0は水中で回転駆動され、バレル容器10内部の電池用
金属缶は清浄な水洗水18で十分に水洗される。そし
て、約5分間の浸漬の後、バレル容器10は水洗水18
の中から引き上げられ、乾燥処理工程へと搬送される。
0は水中で回転駆動され、バレル容器10内部の電池用
金属缶は清浄な水洗水18で十分に水洗される。そし
て、約5分間の浸漬の後、バレル容器10は水洗水18
の中から引き上げられ、乾燥処理工程へと搬送される。
【0019】乾燥処理工程に送られたバレル容器10
は、乾燥ボックス8内に収容される。乾燥ボックス8の
内底部には熱風発生機24が配設され、その吹出口から
乾燥ボックス8内のバレル容器10に向けて約130℃
の熱風26が吹き出される。バレル容器10は熱風26
が吹き付けらている間回転駆動され、その内部の電池用
金属缶は均一に乾燥処理される。約10分間収容の後、
バレル容器10は乾燥ボックス8内から引き出される。
そして、バレル容器10の内部から脱脂洗浄された電池
用金属缶が取り出され、電池用金属缶の脱脂洗浄が完了
する。
は、乾燥ボックス8内に収容される。乾燥ボックス8の
内底部には熱風発生機24が配設され、その吹出口から
乾燥ボックス8内のバレル容器10に向けて約130℃
の熱風26が吹き出される。バレル容器10は熱風26
が吹き付けらている間回転駆動され、その内部の電池用
金属缶は均一に乾燥処理される。約10分間収容の後、
バレル容器10は乾燥ボックス8内から引き出される。
そして、バレル容器10の内部から脱脂洗浄された電池
用金属缶が取り出され、電池用金属缶の脱脂洗浄が完了
する。
【0020】なお、脱脂洗浄工程に対し別途設けられる
防錆処理工程は、前述したように脱脂洗浄工程と水洗工
程との間に配される他に、水洗工程と乾燥処理工程との
間に配される場合も考えられるが、この場合には、乾燥
処理後、電池用金属缶の表面にシミが生じてしまって、
そのまま電池の構成部材として用いた場合には電池の外
観が損なわれるため、水洗工程と乾燥処理工程との間に
配すことは好ましくない。
防錆処理工程は、前述したように脱脂洗浄工程と水洗工
程との間に配される他に、水洗工程と乾燥処理工程との
間に配される場合も考えられるが、この場合には、乾燥
処理後、電池用金属缶の表面にシミが生じてしまって、
そのまま電池の構成部材として用いた場合には電池の外
観が損なわれるため、水洗工程と乾燥処理工程との間に
配すことは好ましくない。
【0021】以上より、本実施の形態に係る電池用金属
缶の脱脂洗浄方法によれば、電池用金属缶は、脱脂洗浄
工程において脱脂洗浄されて表面油分が除去された後、
防錆処理工程においてその表面が水溶性防錆剤による保
護膜で被覆されるため、防錆処理工程以降においては電
池用金属缶の発錆は防止される。従って、水洗工程中に
おける発錆を防止でき、また乾燥された後、電池に用い
られた場合でも電池用金属缶の防錆性は良好となる。ま
た、防錆処理工程を脱脂処理工程と水洗処理工程との間
に配したことで、表面にシミが生じることを排除でき、
外観の優れた電池用金属缶を提供できる。
缶の脱脂洗浄方法によれば、電池用金属缶は、脱脂洗浄
工程において脱脂洗浄されて表面油分が除去された後、
防錆処理工程においてその表面が水溶性防錆剤による保
護膜で被覆されるため、防錆処理工程以降においては電
池用金属缶の発錆は防止される。従って、水洗工程中に
おける発錆を防止でき、また乾燥された後、電池に用い
られた場合でも電池用金属缶の防錆性は良好となる。ま
た、防錆処理工程を脱脂処理工程と水洗処理工程との間
に配したことで、表面にシミが生じることを排除でき、
外観の優れた電池用金属缶を提供できる。
【0022】次いで、このようにして脱脂洗浄された電
池用金属缶を用いて組み立てられた本発明品と、有機溶
剤トリクロロエタンで脱脂洗浄された電池用金属缶を用
いて組み立てられた従来品とについて錆試験を行った。
電池用金属缶は円筒形電池の正極缶を使って行い、本発
明品及び従来品をそれぞれ20個用意した。そして、錆
試験は温度45℃、湿度90%の環境下で行われた。試
験開始から50日経過までの間、10日ごとに各々発錆
状態を調べ、発錆した電池の個数を計数したところ、以
下の表に示すようになった。
池用金属缶を用いて組み立てられた本発明品と、有機溶
剤トリクロロエタンで脱脂洗浄された電池用金属缶を用
いて組み立てられた従来品とについて錆試験を行った。
電池用金属缶は円筒形電池の正極缶を使って行い、本発
明品及び従来品をそれぞれ20個用意した。そして、錆
試験は温度45℃、湿度90%の環境下で行われた。試
験開始から50日経過までの間、10日ごとに各々発錆
状態を調べ、発錆した電池の個数を計数したところ、以
下の表に示すようになった。
【0023】
【表1】 この結果から、本発明品では、10日目及び20日目で
は発錆が1個も確認できないが、30日目で7個、40
日で14個発錆が確認され、50日目には20個全てに
発錆が見られた。他方、従来品では、前記本発明品と同
じく10日目及び20日目では発錆が1個も確認できな
いが、30日目で6個、40日目で15個発錆が確認さ
れ、50日目には本発明品と同じく20個全てに発錆が
見られた。 このことから、本発明品と従来品とを比較
すると各々発錆状況がほぼ同等であるので、本実施の形
態に係る電池用金属缶を用いて電池を組み立てた場合に
は、従来と遜色ない防錆性能が得られることが認められ
る。
は発錆が1個も確認できないが、30日目で7個、40
日で14個発錆が確認され、50日目には20個全てに
発錆が見られた。他方、従来品では、前記本発明品と同
じく10日目及び20日目では発錆が1個も確認できな
いが、30日目で6個、40日目で15個発錆が確認さ
れ、50日目には本発明品と同じく20個全てに発錆が
見られた。 このことから、本発明品と従来品とを比較
すると各々発錆状況がほぼ同等であるので、本実施の形
態に係る電池用金属缶を用いて電池を組み立てた場合に
は、従来と遜色ない防錆性能が得られることが認められ
る。
【0024】特に、前記防錆処理工程では、電池用金属
缶を防錆液16に浸漬している間に、この防錆液16に
対し超音波振動を加えるのが好ましい。超音波振動は、
前記脱脂洗浄する場合と同様に、超音波振動子14によ
り発生させる。超音波振動子14は、例えば、図2に示
すように、前記洗浄槽2と同様、防錆槽4の底部などに
付設され、防錆液16に対し超音波振動を加える。
缶を防錆液16に浸漬している間に、この防錆液16に
対し超音波振動を加えるのが好ましい。超音波振動は、
前記脱脂洗浄する場合と同様に、超音波振動子14によ
り発生させる。超音波振動子14は、例えば、図2に示
すように、前記洗浄槽2と同様、防錆槽4の底部などに
付設され、防錆液16に対し超音波振動を加える。
【0025】このように超音波振動を加えることで、防
錆液16の液中には微小振動が生じて、電池用金属缶の
表面に形成されている微細な亀裂の内側にも、防錆液1
6が浸透するようになる。すなわち、図3(a)に示す
ように、電池用金属缶の肉厚断面構造40は、主に表面
のNi層42とその下側のFe層44とからなり、Ni
層42は、電池用金属缶が成形加工される際などにダメ
ージを受け、微細な亀裂46を有している。このように
微細な亀裂46があるところでは、下側のFe層44が
電池用金属缶の表面に露出し、発錆しやすい状態となっ
ている。ここで、防錆液16に超音波振動を加えること
なく、単に電池用金属缶を浸漬させただけの場合には、
図3(b)に示すように、微細な亀裂46の内側に防錆
液16の浸透が不十分で、保護膜48の形成が十分行わ
れない。これに対して、超音波振動を加えた場合には、
図3(c)に示すように、微細な亀裂46の内側にも防
錆液16が十分浸透して保護膜48が良好に形成され
て、Fe層44の露出部に対しても十分な防錆がなされ
るはずである。
錆液16の液中には微小振動が生じて、電池用金属缶の
表面に形成されている微細な亀裂の内側にも、防錆液1
6が浸透するようになる。すなわち、図3(a)に示す
ように、電池用金属缶の肉厚断面構造40は、主に表面
のNi層42とその下側のFe層44とからなり、Ni
層42は、電池用金属缶が成形加工される際などにダメ
ージを受け、微細な亀裂46を有している。このように
微細な亀裂46があるところでは、下側のFe層44が
電池用金属缶の表面に露出し、発錆しやすい状態となっ
ている。ここで、防錆液16に超音波振動を加えること
なく、単に電池用金属缶を浸漬させただけの場合には、
図3(b)に示すように、微細な亀裂46の内側に防錆
液16の浸透が不十分で、保護膜48の形成が十分行わ
れない。これに対して、超音波振動を加えた場合には、
図3(c)に示すように、微細な亀裂46の内側にも防
錆液16が十分浸透して保護膜48が良好に形成され
て、Fe層44の露出部に対しても十分な防錆がなされ
るはずである。
【0026】そこで、この防錆効果を確認するために前
述と同様の錆試験を行った。この錆試験では、防錆液1
6に約1.2kWの超音波振動が加えられて防錆処理さ
れた円筒形電池の正極缶を用いて、20個の電池を組み
立て超音波防錆処理品として用意した。試験は、温度4
5℃、湿度90%など、前回錆試験と同じ試験条件で行
われた。以下の表2は、試験開始から50日経過するま
での間、10日おきに電池の発錆状態を調べ、発錆が確
認された電池の個数を計数しまとめたものである。
述と同様の錆試験を行った。この錆試験では、防錆液1
6に約1.2kWの超音波振動が加えられて防錆処理さ
れた円筒形電池の正極缶を用いて、20個の電池を組み
立て超音波防錆処理品として用意した。試験は、温度4
5℃、湿度90%など、前回錆試験と同じ試験条件で行
われた。以下の表2は、試験開始から50日経過するま
での間、10日おきに電池の発錆状態を調べ、発錆が確
認された電池の個数を計数しまとめたものである。
【0027】
【表2】 この表2から、超音波防錆処理品では、30日目まで1
個も発錆が確認されず、その後、40日目で5個、50
日目で11個確認された。この結果に対し、超音波振動
が加えられなかった表1の本発明品では、30日目から
発錆が確認されていて、50日目になると20個全てに
おいて発錆が確認されている。このことから、超音波防
錆処理品の方が、防錆性が高いことが認められた。従っ
て、電池用金属缶を防錆液16に浸漬している間に、防
錆液16に対し超音波振動を加えることで、正極缶の防
錆性が向上することが判った。
個も発錆が確認されず、その後、40日目で5個、50
日目で11個確認された。この結果に対し、超音波振動
が加えられなかった表1の本発明品では、30日目から
発錆が確認されていて、50日目になると20個全てに
おいて発錆が確認されている。このことから、超音波防
錆処理品の方が、防錆性が高いことが認められた。従っ
て、電池用金属缶を防錆液16に浸漬している間に、防
錆液16に対し超音波振動を加えることで、正極缶の防
錆性が向上することが判った。
【0028】また、図4は、本発明の実施形態に係る他
の電池用金属缶の脱脂洗浄方法を示したものである。こ
の方法は、前記脱脂洗浄工程、前記防錆処理工程、前記
水洗工程及び乾燥処理工程に加え、前記脱脂洗浄工程と
前記防錆処理工程との間に新たに軽水洗工程を備えてい
る。この軽水洗工程は軽水洗槽28を備えている。この
軽水洗槽28は、水洗工程の水洗槽6とは異なり、軽水
洗槽28内の水洗水30は、入れ替えが常時行われてい
るわけではなく、軽水洗槽28内にある程度貯留される
ようになっている。前記脱脂洗浄工程を経たバレル容器
10は軽水洗槽28内の水洗水30の中に浸漬され、水
洗水30の中で回転駆動される。これにより、バレル容
器10内の電池用金属缶は軽く水洗される。
の電池用金属缶の脱脂洗浄方法を示したものである。こ
の方法は、前記脱脂洗浄工程、前記防錆処理工程、前記
水洗工程及び乾燥処理工程に加え、前記脱脂洗浄工程と
前記防錆処理工程との間に新たに軽水洗工程を備えてい
る。この軽水洗工程は軽水洗槽28を備えている。この
軽水洗槽28は、水洗工程の水洗槽6とは異なり、軽水
洗槽28内の水洗水30は、入れ替えが常時行われてい
るわけではなく、軽水洗槽28内にある程度貯留される
ようになっている。前記脱脂洗浄工程を経たバレル容器
10は軽水洗槽28内の水洗水30の中に浸漬され、水
洗水30の中で回転駆動される。これにより、バレル容
器10内の電池用金属缶は軽く水洗される。
【0029】ところで、前記脱脂洗浄工程でバレル容器
10が洗浄液12の中から引き上げられる際、電池用金
属缶やバレル容器10の表面に付着したりまた電池用金
属缶缶内に残留して大量の洗浄液12が洗浄槽6内から
持ち出される。そこで、前述したように防錆処理前に電
池用金属缶及びバレル容器10を軽く水洗することで、
防錆処理工程への洗浄液12の持ち込み量を軽減するこ
とができる。ここでは、約3分間の浸漬の後、このバレ
ル容器10は防錆処理工程へと搬送される。
10が洗浄液12の中から引き上げられる際、電池用金
属缶やバレル容器10の表面に付着したりまた電池用金
属缶缶内に残留して大量の洗浄液12が洗浄槽6内から
持ち出される。そこで、前述したように防錆処理前に電
池用金属缶及びバレル容器10を軽く水洗することで、
防錆処理工程への洗浄液12の持ち込み量を軽減するこ
とができる。ここでは、約3分間の浸漬の後、このバレ
ル容器10は防錆処理工程へと搬送される。
【0030】ここで、防錆処理前に水洗が行われるので
電池用金属缶における発錆が考えられるが、以下の理由
により軽水洗工程中の発錆が防止される。すなわち、脱
脂洗浄工程の洗浄槽2内から持ち出された洗浄液12
は、バレル容器10が軽水洗槽28内へ浸漬されること
により、その軽水洗槽28内の水洗水30中に混入され
る。軽水洗槽28内の水洗水30は常時入れ替えが行わ
れているわけではないので、混入した洗浄液12はその
まま軽水洗槽28内の水洗水30中に残留する。電池用
金属缶は、洗浄剤12の液中では錆にくいが分かってい
るので、水洗水30の中に浸漬された場合でも電池用金
属缶の発錆は防止される。
電池用金属缶における発錆が考えられるが、以下の理由
により軽水洗工程中の発錆が防止される。すなわち、脱
脂洗浄工程の洗浄槽2内から持ち出された洗浄液12
は、バレル容器10が軽水洗槽28内へ浸漬されること
により、その軽水洗槽28内の水洗水30中に混入され
る。軽水洗槽28内の水洗水30は常時入れ替えが行わ
れているわけではないので、混入した洗浄液12はその
まま軽水洗槽28内の水洗水30中に残留する。電池用
金属缶は、洗浄剤12の液中では錆にくいが分かってい
るので、水洗水30の中に浸漬された場合でも電池用金
属缶の発錆は防止される。
【0031】尚、特に図4中には示していないが、前記
防錆処理工程においては、もちろん、電池用金属缶の防
錆性の向上を図るために、図2に示すように防錆槽4に
超音波振動子を付設して、電池用金属缶を浸漬している
間に、防錆液に超音波振動を加えても良い。
防錆処理工程においては、もちろん、電池用金属缶の防
錆性の向上を図るために、図2に示すように防錆槽4に
超音波振動子を付設して、電池用金属缶を浸漬している
間に、防錆液に超音波振動を加えても良い。
【0032】
【発明の効果】以上発明の実施の形態で詳述したよう
に、本発明に係る電池用金属缶の洗浄方法によれば、電
池用金属缶を脱脂洗浄した後、これを水溶性防錆剤の溶
液中に浸漬することによって、電池用金属缶の表面は保
護膜で被覆されるので、防錆処理工程を経た後、水洗工
程における電池用金属缶の発錆が防止されるとともに、
また乾燥処理工程の後、電池に用いられた場合でもその
防錆性は良好である。従って、防錆処理が脱脂洗浄とは
別途行われ、水系洗浄剤には水溶性防錆剤が添加されな
いので、水系洗浄剤の洗浄能力は十分発揮され、水洗洗
浄剤の液交換頻度が軽減されるとともに、また電池用金
属缶に対しては良好な防錆処理を行うことができる。
に、本発明に係る電池用金属缶の洗浄方法によれば、電
池用金属缶を脱脂洗浄した後、これを水溶性防錆剤の溶
液中に浸漬することによって、電池用金属缶の表面は保
護膜で被覆されるので、防錆処理工程を経た後、水洗工
程における電池用金属缶の発錆が防止されるとともに、
また乾燥処理工程の後、電池に用いられた場合でもその
防錆性は良好である。従って、防錆処理が脱脂洗浄とは
別途行われ、水系洗浄剤には水溶性防錆剤が添加されな
いので、水系洗浄剤の洗浄能力は十分発揮され、水洗洗
浄剤の液交換頻度が軽減されるとともに、また電池用金
属缶に対しては良好な防錆処理を行うことができる。
【0033】また、前記防錆処理工程にあっては、電池
用金属缶を水溶性防錆剤の溶液中に浸漬している間に、
この溶液に対し超音波振動を加えることで、電池用金属
缶の表面に形成された微細な亀裂の内側に対しても溶液
を浸透させることができ、電池用金属缶の防錆性をさら
に向上させることができる。
用金属缶を水溶性防錆剤の溶液中に浸漬している間に、
この溶液に対し超音波振動を加えることで、電池用金属
缶の表面に形成された微細な亀裂の内側に対しても溶液
を浸透させることができ、電池用金属缶の防錆性をさら
に向上させることができる。
【0034】また、前記脱脂洗浄工程と前記防錆処理工
程との間に脱脂洗浄された電池用金属缶を軽く水洗する
軽水洗工程を付加したことで、脱脂洗浄工程の水系洗浄
剤が電池用金属缶の表面に付着するなどして水溶性防錆
剤の溶液中に持ち込まれることを可及的に防止すること
ができるため、電池用金属缶を防錆処理する際、防錆剤
の溶液中に水系洗浄剤が混入されたことによる悪影響や
不具合を排除することができる。
程との間に脱脂洗浄された電池用金属缶を軽く水洗する
軽水洗工程を付加したことで、脱脂洗浄工程の水系洗浄
剤が電池用金属缶の表面に付着するなどして水溶性防錆
剤の溶液中に持ち込まれることを可及的に防止すること
ができるため、電池用金属缶を防錆処理する際、防錆剤
の溶液中に水系洗浄剤が混入されたことによる悪影響や
不具合を排除することができる。
【図1】本発明に係る電池用金属缶の脱脂洗浄方法を示
した工程図である。
した工程図である。
【図2】防錆処理工程において超音波振動を加えたとこ
ろを示した説明図である。
ろを示した説明図である。
【図3】(a)微細な亀裂が形成されている電池用金属
缶の肉厚断面を示した説明図である。 (b)超音波振動を加えることなく防錆処理したときの
電池用金属缶の肉厚断面を示した説明図である。 (c)超音波振動を加えて防錆処理したときの電池用金
属缶の肉厚断面を示した説明図である。
缶の肉厚断面を示した説明図である。 (b)超音波振動を加えることなく防錆処理したときの
電池用金属缶の肉厚断面を示した説明図である。 (c)超音波振動を加えて防錆処理したときの電池用金
属缶の肉厚断面を示した説明図である。
【図4】本発明に係る他の電池容器金属缶の脱脂洗浄方
法を示した工程図である。
法を示した工程図である。
2 洗浄槽 4 防錆槽 6 水洗槽 8 乾燥ボックス 10 バレル容器 12 洗浄液 14 超音波振動子 16 防錆液 18 水洗水 20 給水口 22 流出口 24 熱風発生機 26 熱風 28 軽水洗槽 30 水洗水 40 肉厚断面構
造 42 Ni層 44 Fe層 46 微細な亀裂 48 保護膜
造 42 Ni層 44 Fe層 46 微細な亀裂 48 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉 彰英 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 ニッケルメッキ鋼板材から加工成形され
た電池用金属缶を中性の水系洗浄剤で脱脂洗浄する脱脂
洗浄工程と、脱脂洗浄された該電池用金属缶を水溶性防
錆剤の溶液(16)中に浸漬する防錆処理工程と、浸漬
された該電池用金属缶を水洗する水洗工程と、水洗され
た該電池用金属缶を乾燥処理する乾燥処理工程とからな
ることを特徴とする電池用金属缶の脱脂洗浄方法。 - 【請求項2】 前記防錆処理工程にあっては、前記電池
用金属缶を前記水溶性防錆剤の溶液(16)中に浸漬し
ている間に、該溶液に対し超音波振動を加えることを特
徴とする請求項1記載の電池用金属缶の脱脂洗浄方法。 - 【請求項3】 前記脱脂洗浄工程と前記防錆処理工程と
の間に脱脂洗浄された該電池用金属缶を軽く水洗する軽
水洗工程を付加することを特徴とする請求項1または2
記載の電池用金属缶の脱脂洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7341833A JPH09111485A (ja) | 1995-08-11 | 1995-12-27 | 電池用金属缶の脱脂洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-205978 | 1995-08-11 | ||
| JP20597895 | 1995-08-11 | ||
| JP7341833A JPH09111485A (ja) | 1995-08-11 | 1995-12-27 | 電池用金属缶の脱脂洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09111485A true JPH09111485A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=26515376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7341833A Pending JPH09111485A (ja) | 1995-08-11 | 1995-12-27 | 電池用金属缶の脱脂洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09111485A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5972122A (en) * | 1997-06-11 | 1999-10-26 | Eveready Battery Company, Inc. | Method of degreasing anode cups |
| JP2005135628A (ja) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Toshiba Shomei Precision Kk | 電池缶洗浄装置 |
| KR100683916B1 (ko) * | 2005-08-29 | 2007-02-15 | 주식회사 일광캔테크 | 이차전지 케이스의 탈지 및 피막형성방법 |
| WO2009081526A1 (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-02 | Panasonic Corporation | 電池缶およびその製造方法、ならびに電池 |
| JP2014067664A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Uacj Corp | 電池缶の封缶前洗浄方法 |
| KR20170121994A (ko) * | 2016-04-26 | 2017-11-03 | 주식회사 엘지화학 | 이차전지의 부식방지 장치 및 이차전지의 부식방지 방법 |
| CN109881208A (zh) * | 2019-02-25 | 2019-06-14 | 安徽瑞达机械有限公司 | 一种钢构件脱脂清洗装置 |
| CN111472006A (zh) * | 2020-04-10 | 2020-07-31 | 苏州热工研究院有限公司 | 用于核电消防水系统碳钢管道的缓蚀组合物、清洗组合物及制备方法 |
| CN114221068A (zh) * | 2021-12-14 | 2022-03-22 | 四川长虹新能源科技股份有限公司 | 碱性电池壳及其表面处理方法 |
| CN114875410A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-08-09 | 焦作市广成液压机械制造有限公司 | 一种激光熔覆产品缺陷修复方法 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP7341833A patent/JPH09111485A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5972122A (en) * | 1997-06-11 | 1999-10-26 | Eveready Battery Company, Inc. | Method of degreasing anode cups |
| JP2005135628A (ja) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Toshiba Shomei Precision Kk | 電池缶洗浄装置 |
| KR100683916B1 (ko) * | 2005-08-29 | 2007-02-15 | 주식회사 일광캔테크 | 이차전지 케이스의 탈지 및 피막형성방법 |
| WO2009081526A1 (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-02 | Panasonic Corporation | 電池缶およびその製造方法、ならびに電池 |
| JP2009152127A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Panasonic Corp | 電池缶およびその製造方法、ならびに電池 |
| US7951484B2 (en) | 2007-12-21 | 2011-05-31 | Panasonic Corporation | Battery can, method for producing the same, and battery |
| JP2014067664A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Uacj Corp | 電池缶の封缶前洗浄方法 |
| KR20170121994A (ko) * | 2016-04-26 | 2017-11-03 | 주식회사 엘지화학 | 이차전지의 부식방지 장치 및 이차전지의 부식방지 방법 |
| CN109881208A (zh) * | 2019-02-25 | 2019-06-14 | 安徽瑞达机械有限公司 | 一种钢构件脱脂清洗装置 |
| CN111472006A (zh) * | 2020-04-10 | 2020-07-31 | 苏州热工研究院有限公司 | 用于核电消防水系统碳钢管道的缓蚀组合物、清洗组合物及制备方法 |
| CN114221068A (zh) * | 2021-12-14 | 2022-03-22 | 四川长虹新能源科技股份有限公司 | 碱性电池壳及其表面处理方法 |
| CN114221068B (zh) * | 2021-12-14 | 2024-03-19 | 四川长虹新能源科技股份有限公司 | 碱性电池壳及其表面处理方法 |
| CN114875410A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-08-09 | 焦作市广成液压机械制造有限公司 | 一种激光熔覆产品缺陷修复方法 |
| CN114875410B (zh) * | 2022-04-14 | 2023-11-28 | 焦作市广成液压机械制造有限公司 | 一种激光熔覆产品缺陷修复方法 |
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