JPH09111498A - めっき装置 - Google Patents
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- JPH09111498A JPH09111498A JP26536895A JP26536895A JPH09111498A JP H09111498 A JPH09111498 A JP H09111498A JP 26536895 A JP26536895 A JP 26536895A JP 26536895 A JP26536895 A JP 26536895A JP H09111498 A JPH09111498 A JP H09111498A
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Landscapes
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 めっき液中の蒸発を防止することによりめっ
き液の濃度変化を減少させ、安定した条件下でめっき処
理を行えるめっき装置を提供する。 【解決手段】 その内部にめっき液(60)が注がれた
めっき槽(11)を有し、当該めっき槽(11)中にて
前記めっき液(60)を加熱するとともに電気分解を行
うことにより、めっき対象部材(16)に対するめっき
を行うように構成しためっき装置において、前記めっき
槽(11)の上部開口をその上方から覆う蓋部材(2
0)を設ける。そして、当該蓋部材(20)に連通部
(24)を設けるとともに、当該連通部(24)に前記
めっき液(60)中の蒸発成分がその蒸発により前記外
部空間に流出することを防止する蒸発防止手段(30)
を設ける。
き液の濃度変化を減少させ、安定した条件下でめっき処
理を行えるめっき装置を提供する。 【解決手段】 その内部にめっき液(60)が注がれた
めっき槽(11)を有し、当該めっき槽(11)中にて
前記めっき液(60)を加熱するとともに電気分解を行
うことにより、めっき対象部材(16)に対するめっき
を行うように構成しためっき装置において、前記めっき
槽(11)の上部開口をその上方から覆う蓋部材(2
0)を設ける。そして、当該蓋部材(20)に連通部
(24)を設けるとともに、当該連通部(24)に前記
めっき液(60)中の蒸発成分がその蒸発により前記外
部空間に流出することを防止する蒸発防止手段(30)
を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属片の表面をめ
っき処理するめっき装置に係り、特にサンプルなどを作
成するための小型のめっき装置に関するものである。
っき処理するめっき装置に係り、特にサンプルなどを作
成するための小型のめっき装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属の表面酸化あるいは薬品などによる
表面腐食を防止するため、この金属表面に金、銀、ニッ
ケルといった化学的に比較的不活性な金属の皮膜を形成
するめっき処理がなされている。そして、各種サンプル
を作成するにあたり、小型のめっき装置が用いられてい
る。
表面腐食を防止するため、この金属表面に金、銀、ニッ
ケルといった化学的に比較的不活性な金属の皮膜を形成
するめっき処理がなされている。そして、各種サンプル
を作成するにあたり、小型のめっき装置が用いられてい
る。
【0003】以下、従来の小型のめっき装置について、
図を参照して説明する。図6は、従来のめっき装置の構
成を説明する図で、図6(a)は、このめっき装置の断
面図、図6(b)はこのめっき装置を上方から見た図で
ある。同図において、10はめっき槽部、40はマグネ
チックスターラ、60はめっき液を示している。
図を参照して説明する。図6は、従来のめっき装置の構
成を説明する図で、図6(a)は、このめっき装置の断
面図、図6(b)はこのめっき装置を上方から見た図で
ある。同図において、10はめっき槽部、40はマグネ
チックスターラ、60はめっき液を示している。
【0004】めっき槽部10は、めっき槽11、支持台
12、箱形浴槽13、温度計14、陽極側電極15、陰
極側電極16、空気かきまぜパイプ17から構成されて
いる。めっき槽11は、このめっき装置の外枠を構成す
る部材で、例えばアクリル材などによる有底状の円筒部
材として構成されている。そして、このめっき槽11に
は上記めっき液60が注がれている。このめっき液60
は、上述した皮膜を形成する各種成分の水溶液である。
12、箱形浴槽13、温度計14、陽極側電極15、陰
極側電極16、空気かきまぜパイプ17から構成されて
いる。めっき槽11は、このめっき装置の外枠を構成す
る部材で、例えばアクリル材などによる有底状の円筒部
材として構成されている。そして、このめっき槽11に
は上記めっき液60が注がれている。このめっき液60
は、上述した皮膜を形成する各種成分の水溶液である。
【0005】支持台12は、このめっき槽11内に配設
された部材で、上側支持台12a及び下側支持台12b
を有している。この支持台12は、箱形浴槽13などを
めっき槽11内に保持するための台として構成されてお
り、そしてこの支持台12には、めっき液60の流れを
妨げないように多数の通孔が形成されている。
された部材で、上側支持台12a及び下側支持台12b
を有している。この支持台12は、箱形浴槽13などを
めっき槽11内に保持するための台として構成されてお
り、そしてこの支持台12には、めっき液60の流れを
妨げないように多数の通孔が形成されている。
【0006】箱形浴槽13は、その側壁部に多数の通孔
が形成されるとともに上方に開口を有する箱状体として
形成されている。そして、この箱形浴槽13は、めっき
槽11内に配設された支持台12によりこのめっき槽1
1内に保持されている。より詳細には、この支持台12
は、めっき槽11の底面側に配設された下側支持台12
bと、めっき槽11の高さ方向略中間位置に配設された
上側支持台12aとからなり、下側支持台12b上に箱
形浴槽13が載置されるとともに上側支持台12aに
て、この箱形浴槽13の前後左右方向への移動を規制し
ている。
が形成されるとともに上方に開口を有する箱状体として
形成されている。そして、この箱形浴槽13は、めっき
槽11内に配設された支持台12によりこのめっき槽1
1内に保持されている。より詳細には、この支持台12
は、めっき槽11の底面側に配設された下側支持台12
bと、めっき槽11の高さ方向略中間位置に配設された
上側支持台12aとからなり、下側支持台12b上に箱
形浴槽13が載置されるとともに上側支持台12aに
て、この箱形浴槽13の前後左右方向への移動を規制し
ている。
【0007】また、この箱形浴槽13内における両側部
には、陽極側電極15(同図において右側)及びめっき
素地(めっき対象部材)としての陰極側電極16(同左
側)が配設されている。これらの陽極側電極15及び陰
極側電極16は矩形の板状部材として構成され、箱形浴
槽13により支持されている。温度計14はいわゆる棒
温度計として構成され、この箱形浴槽13内の一方の側
部(同図において右側)であって陽極側電極15と陰極
側電極16との対峙面から外れた位置に、この箱形浴槽
13に支持された状態で配設されている。
には、陽極側電極15(同図において右側)及びめっき
素地(めっき対象部材)としての陰極側電極16(同左
側)が配設されている。これらの陽極側電極15及び陰
極側電極16は矩形の板状部材として構成され、箱形浴
槽13により支持されている。温度計14はいわゆる棒
温度計として構成され、この箱形浴槽13内の一方の側
部(同図において右側)であって陽極側電極15と陰極
側電極16との対峙面から外れた位置に、この箱形浴槽
13に支持された状態で配設されている。
【0008】空気かきまぜパイプ17は、空気によりめ
っき槽11内のめっき液60を撹拌する機構で、陽極側
電極15と陰極側電極16との間であって、陽極側電極
16の直前位置に配設されている。マグネチックスター
ラ40は、上述しためっき槽11内のめっき液60の加
熱及び撹拌を行う機構で、ヒータなどの加熱手段が内蔵
された加熱部41及び回転可能なマグネットが内蔵され
た回転駆動部42からなる基台40Aと回転子43とか
ら構成されている。そして、めっき槽部10をこの基台
40A上に載置するとともにめっき槽11内に棒状の磁
石として構成された回転子43を投入する。
っき槽11内のめっき液60を撹拌する機構で、陽極側
電極15と陰極側電極16との間であって、陽極側電極
16の直前位置に配設されている。マグネチックスター
ラ40は、上述しためっき槽11内のめっき液60の加
熱及び撹拌を行う機構で、ヒータなどの加熱手段が内蔵
された加熱部41及び回転可能なマグネットが内蔵され
た回転駆動部42からなる基台40Aと回転子43とか
ら構成されている。そして、めっき槽部10をこの基台
40A上に載置するとともにめっき槽11内に棒状の磁
石として構成された回転子43を投入する。
【0009】この状態にて、基台40Aの加熱部41を
作動させることによりめっき槽11内のめっき液60を
加熱し、また基台40Aの回転駆動部42すなわちマグ
ネットを回転させることによりめっき槽10内の回転子
43を回転させてめっき液60の撹拌を行う。
作動させることによりめっき槽11内のめっき液60を
加熱し、また基台40Aの回転駆動部42すなわちマグ
ネットを回転させることによりめっき槽10内の回転子
43を回転させてめっき液60の撹拌を行う。
【0010】そして、めっき液60を加熱、撹拌した状
態で、陽極側電極15と陰極側電極16間に所定の電位
差を与え両者間に電流を流すことにより、陰極側電極1
6すなわちめっき素地の表面に、皮膜が形成される。
態で、陽極側電極15と陰極側電極16間に所定の電位
差を与え両者間に電流を流すことにより、陰極側電極1
6すなわちめっき素地の表面に、皮膜が形成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述しためっき装置に
おいては、めっき槽11の上方部が開口された状態であ
るので、めっき液60の加熱により、このめっき液60
中の蒸発成分、例えば水分が蒸発してしまい、これによ
りめっき液60の濃度が変化するために、めっき液60
の使用時間及び保温時間の違いによって、形成される皮
膜の析出速度や合金組成比などが変化するといった問題
点を有していた。また、この蒸発成分には、腐食性の成
分も含まれており、このような腐食性成分が装置外に蒸
発すると、装置近傍に置かれた他の装置がこのめっき液
60により腐食されてしまうといった問題点を有してい
た。さらに、めっき液60を激しく撹拌してしまった場
合、このめっき液60自身が装置外に流出し、装置近傍
の他の装置が腐食してしまうといった問題点を有してい
た。
おいては、めっき槽11の上方部が開口された状態であ
るので、めっき液60の加熱により、このめっき液60
中の蒸発成分、例えば水分が蒸発してしまい、これによ
りめっき液60の濃度が変化するために、めっき液60
の使用時間及び保温時間の違いによって、形成される皮
膜の析出速度や合金組成比などが変化するといった問題
点を有していた。また、この蒸発成分には、腐食性の成
分も含まれており、このような腐食性成分が装置外に蒸
発すると、装置近傍に置かれた他の装置がこのめっき液
60により腐食されてしまうといった問題点を有してい
た。さらに、めっき液60を激しく撹拌してしまった場
合、このめっき液60自身が装置外に流出し、装置近傍
の他の装置が腐食してしまうといった問題点を有してい
た。
【0012】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、めっき液中の蒸発を防止することによ
りめっき液の経時的な濃度変化を減少させ、安定した条
件下でめっき処理を行えるめっき装置を提供すること、
めっき液の装置外の流出を防止することができるめっき
装置を提供することを課題とする。
れたものであり、めっき液中の蒸発を防止することによ
りめっき液の経時的な濃度変化を減少させ、安定した条
件下でめっき処理を行えるめっき装置を提供すること、
めっき液の装置外の流出を防止することができるめっき
装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明によりなされためっき装置は、図1及び図5
に示すように、その内部にめっき液(60)が注がれた
めっき槽(11)を有し、当該めっき槽(11)中にて
前記めっき液(60)を加熱するとともに通電を行うこ
とにより、めっき対象部材(16)に対するめっきを行
うように構成しためっき装置において、前記めっき槽
(11)の上部開口をその上方から覆う蓋部材(20)
を設けたことを特徴としている。
め、本発明によりなされためっき装置は、図1及び図5
に示すように、その内部にめっき液(60)が注がれた
めっき槽(11)を有し、当該めっき槽(11)中にて
前記めっき液(60)を加熱するとともに通電を行うこ
とにより、めっき対象部材(16)に対するめっきを行
うように構成しためっき装置において、前記めっき槽
(11)の上部開口をその上方から覆う蓋部材(20)
を設けたことを特徴としている。
【0014】また、前記蓋部材(20)により区分され
ためっき槽の内部空間と外部空間とを連通するように前
記蓋部材(20)に連通部(24)を設けるとともに、
当該連通部(24)に前記めっき液(60)中の蒸発成
分がその蒸発により前記外部空間に流出することを防止
する蒸発防止手段(30)を設けたことを特徴としてい
る。
ためっき槽の内部空間と外部空間とを連通するように前
記蓋部材(20)に連通部(24)を設けるとともに、
当該連通部(24)に前記めっき液(60)中の蒸発成
分がその蒸発により前記外部空間に流出することを防止
する蒸発防止手段(30)を設けたことを特徴としてい
る。
【0015】また、前記蒸発防止手段(30)が、前記
めっき液蒸気を冷却することにより当該めっき液蒸気を
液化する冷却器であることを特徴としている。
めっき液蒸気を冷却することにより当該めっき液蒸気を
液化する冷却器であることを特徴としている。
【0016】上記構成によれば、めっき槽(11)の上
部開口をその上方から覆う蓋部材(20)を設けたの
で、めっき液(60)の蒸気あるいはめっき液(60)
自身(撹拌時など)が装置外部に流出することを防ぐこ
とができ、めっき液(60)の濃度変化を少なくするこ
とができる。
部開口をその上方から覆う蓋部材(20)を設けたの
で、めっき液(60)の蒸気あるいはめっき液(60)
自身(撹拌時など)が装置外部に流出することを防ぐこ
とができ、めっき液(60)の濃度変化を少なくするこ
とができる。
【0017】また、この蓋部材(20)に設けられた連
通部(24)に、蒸発防止手段(30)としてめっき液
(60)の蒸気を冷却することにより当該めっき液蒸気
を液化する冷却器を設けたので、めっき液(60)中の
蒸発成分をめっき槽(11)内に戻すことができ、これ
によりめっき液蒸気が外部に流出することを防ぐことが
できるのでめっき液(60)の濃度変化を少なくするこ
とができる。
通部(24)に、蒸発防止手段(30)としてめっき液
(60)の蒸気を冷却することにより当該めっき液蒸気
を液化する冷却器を設けたので、めっき液(60)中の
蒸発成分をめっき槽(11)内に戻すことができ、これ
によりめっき液蒸気が外部に流出することを防ぐことが
できるのでめっき液(60)の濃度変化を少なくするこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態の具体例
を図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用され
るめっき装置の全体構成を説明する斜視図であり、同図
において先に説明した従来装置と同等部には同一符号を
付して示し、その説明を省略する。すなわち、例示した
めっき装置は、従来と略同様に構成されためっき槽部1
0及びこのめっき槽部10の下方に配置されたマグネチ
ックスターラ40を有し、これに加えて蓋部20及び冷
却部30を備えて構成される。
を図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用され
るめっき装置の全体構成を説明する斜視図であり、同図
において先に説明した従来装置と同等部には同一符号を
付して示し、その説明を省略する。すなわち、例示した
めっき装置は、従来と略同様に構成されためっき槽部1
0及びこのめっき槽部10の下方に配置されたマグネチ
ックスターラ40を有し、これに加えて蓋部20及び冷
却部30を備えて構成される。
【0019】蓋部20は、同図に示すように、上記めっ
き槽部10の上端部に配設されている。そして、この蓋
部20は、例えば図2の拡大斜視図にて示すように、円
盤状部材として構成され、その下端周縁部に径方向に突
出形成されたリング状の鍔部21aを有する蓋体21
と、この蓋体21の略中心位置に設けられた中管22
と、この中管22の一方の側部に設けられた第1の側管
23と、他方の側部に設けられた第2の側管24と、こ
の第1の側管23と第2の側管24とを結ぶ直線を境に
した一方の側部に形成された矩形状の第1の開口25
と、他方の側部に形成された矩形状の第2の開口26を
有している。
き槽部10の上端部に配設されている。そして、この蓋
部20は、例えば図2の拡大斜視図にて示すように、円
盤状部材として構成され、その下端周縁部に径方向に突
出形成されたリング状の鍔部21aを有する蓋体21
と、この蓋体21の略中心位置に設けられた中管22
と、この中管22の一方の側部に設けられた第1の側管
23と、他方の側部に設けられた第2の側管24と、こ
の第1の側管23と第2の側管24とを結ぶ直線を境に
した一方の側部に形成された矩形状の第1の開口25
と、他方の側部に形成された矩形状の第2の開口26を
有している。
【0020】そして、第1の側管23と第2の側管24
の間隔dは、陽極側電極15及び陰極側電極16の幅D
より大きく設定されており、これにより陽極側電極15
と陰極側電極16の間に電流の流れを妨害する物を配設
しないようにしている。
の間隔dは、陽極側電極15及び陰極側電極16の幅D
より大きく設定されており、これにより陽極側電極15
と陰極側電極16の間に電流の流れを妨害する物を配設
しないようにしている。
【0021】そして、中管22には冷却部30が取り付
けられ、第1の側管23には温度計14がゴム栓23a
を介して取り付けられている。また、第2の側管24は
未使用とされ、ゴム栓24aにより閉塞されているが、
空気撹拌などを行いたい場合には、空気かきまぜパイプ
(不図示)をゴム栓24aを介して取り付けることがで
きる。
けられ、第1の側管23には温度計14がゴム栓23a
を介して取り付けられている。また、第2の側管24は
未使用とされ、ゴム栓24aにより閉塞されているが、
空気撹拌などを行いたい場合には、空気かきまぜパイプ
(不図示)をゴム栓24aを介して取り付けることがで
きる。
【0022】また、第1の開口25及び第2の開口26
は、白金板などにより構成された陽極側電極15及びめ
っき素地としての陰極側電極16を挿入するための挿入
口として構成されている。尚、図2中の側管は23、2
4の二つであるが、陽極側電極15と、陰極側電極16
の間に電流の流れを妨害しない範囲であれば、二つ以上
配設しても良い。従って、図3に示すように、これらの
陽極側電極15及び陰極側電極16には、その下端が先
細りした角錐台状のゴム栓15a及び16aが取り付け
られ、このゴム栓15a及び16aを介して蓋体21に
取り付けられている。
は、白金板などにより構成された陽極側電極15及びめ
っき素地としての陰極側電極16を挿入するための挿入
口として構成されている。尚、図2中の側管は23、2
4の二つであるが、陽極側電極15と、陰極側電極16
の間に電流の流れを妨害しない範囲であれば、二つ以上
配設しても良い。従って、図3に示すように、これらの
陽極側電極15及び陰極側電極16には、その下端が先
細りした角錐台状のゴム栓15a及び16aが取り付け
られ、このゴム栓15a及び16aを介して蓋体21に
取り付けられている。
【0023】また、中管22に取り付けられた冷却部3
0は、図1に示すように、導管31と冷却管32とから
構成されたいわゆる冷却器として構成されている。これ
らの導管31及び冷却管32は例えばガラス材により構
成されている。そして、この導管31の下端部が上記蓋
部20の中管22に挿通され、これによりめっき槽部1
0と蓋部20により形成されためっき槽11の内部空間
内と外部空間とが連通される。
0は、図1に示すように、導管31と冷却管32とから
構成されたいわゆる冷却器として構成されている。これ
らの導管31及び冷却管32は例えばガラス材により構
成されている。そして、この導管31の下端部が上記蓋
部20の中管22に挿通され、これによりめっき槽部1
0と蓋部20により形成されためっき槽11の内部空間
内と外部空間とが連通される。
【0024】そして、冷却管32はこの導管31の周囲
を覆うように設けられた管状部材で、基部32aと、こ
の基部32aの下端部に設けられた流入口32bと、基
部32aの上端部に設けられた排出口32cとから構成
され、上記流入口32bから冷却用の流水Wを基部32
a内に供給するとともに排出口32cからこの流水Wを
排出する。これにより、上記導管31の周囲は、この冷
却管32内を流れる流水Wにより冷却される。
を覆うように設けられた管状部材で、基部32aと、こ
の基部32aの下端部に設けられた流入口32bと、基
部32aの上端部に設けられた排出口32cとから構成
され、上記流入口32bから冷却用の流水Wを基部32
a内に供給するとともに排出口32cからこの流水Wを
排出する。これにより、上記導管31の周囲は、この冷
却管32内を流れる流水Wにより冷却される。
【0025】なお、この冷却部30に関し、例示した導
管が円筒直管により構成されているいわゆるリービッヒ
式の冷却器以外に、例えば図4に示す種類の冷却器を適
用することができる。すなわち、冷却管32A内に螺旋
状に巻回された導管31Aが配されたグラハム氏式の冷
却器30A、冷却管32B内に球状の膨張室が連った形
状の導管31Bが配されたアリン氏式の冷却器30B、
導管31C内に螺旋状に巻回された冷却管32Cが配さ
れたジムロート式の冷却器30Cなどを適用することが
できる。
管が円筒直管により構成されているいわゆるリービッヒ
式の冷却器以外に、例えば図4に示す種類の冷却器を適
用することができる。すなわち、冷却管32A内に螺旋
状に巻回された導管31Aが配されたグラハム氏式の冷
却器30A、冷却管32B内に球状の膨張室が連った形
状の導管31Bが配されたアリン氏式の冷却器30B、
導管31C内に螺旋状に巻回された冷却管32Cが配さ
れたジムロート式の冷却器30Cなどを適用することが
できる。
【0026】次に、図5を参照して、例示しためっき装
置の動作について説明する。同図は、使用時におけるめ
っき槽部10の内部構造を示す要部断面図である。この
使用時においては、まず従来装置と同様に調整しためっ
き液60を、めっき槽11に注ぎ入れるとともに回転子
43を投入する。
置の動作について説明する。同図は、使用時におけるめ
っき槽部10の内部構造を示す要部断面図である。この
使用時においては、まず従来装置と同様に調整しためっ
き液60を、めっき槽11に注ぎ入れるとともに回転子
43を投入する。
【0027】そして、このめっき槽11すなわちめっき
槽部10に蓋部20を取り付ける。より詳細には、めっ
き槽11の上端部に径方向に突出形成されたリング状の
鍔部11cと、蓋部20の蓋体21の下端部に同じく径
方向に突出形成された鍔部21aとを接触させ、この接
触状態において、これらの鍔部11c及び鍔部21aを
クリップ50により互いに固定する。この固定状態にお
いては、中管22に取り付けられた導管31のみによ
り、めっき槽11の内部空間内と外部空間が連通された
状態となっている。
槽部10に蓋部20を取り付ける。より詳細には、めっ
き槽11の上端部に径方向に突出形成されたリング状の
鍔部11cと、蓋部20の蓋体21の下端部に同じく径
方向に突出形成された鍔部21aとを接触させ、この接
触状態において、これらの鍔部11c及び鍔部21aを
クリップ50により互いに固定する。この固定状態にお
いては、中管22に取り付けられた導管31のみによ
り、めっき槽11の内部空間内と外部空間が連通された
状態となっている。
【0028】そして、この固定状態からマグネチックス
ターラ40の加熱部41に設けられたヒータ41aを作
動させてめっき槽11内のめっき液60を加熱し、同時
に回転駆動部42に設けられたモータ付き磁石42aを
動作させることによりめっき槽11内の回転子43を回
転させめっき液60を撹拌する。このとき、このめっき
槽11の上部の開口は、蓋部20により覆われているの
で、めっき液60の蒸気あるいは激しい撹拌を行った際
におけるめっき液60自身が、装置外部に流出すること
を防ぐことができ、装置近傍の他の装置に対する腐食を
防止することができる。
ターラ40の加熱部41に設けられたヒータ41aを作
動させてめっき槽11内のめっき液60を加熱し、同時
に回転駆動部42に設けられたモータ付き磁石42aを
動作させることによりめっき槽11内の回転子43を回
転させめっき液60を撹拌する。このとき、このめっき
槽11の上部の開口は、蓋部20により覆われているの
で、めっき液60の蒸気あるいは激しい撹拌を行った際
におけるめっき液60自身が、装置外部に流出すること
を防ぐことができ、装置近傍の他の装置に対する腐食を
防止することができる。
【0029】尚、めっき液60を加温により所定の温度
に調節する際は、第1の開口25及び第2の開口26
に、ゴム栓14a及び15aに代えて電極挿入口が形成
されていないゴム栓(不図示)を取り付け電極は挿入し
ない。そして、このめっき液60が所定の温度となった
際に、陽極側電極15及び陰極側電極16をゴム栓14
a及び15aを介して挿入し、電源70により通電す
る。この通電により陰極側電極16の表面にめっき皮膜
が形成される。
に調節する際は、第1の開口25及び第2の開口26
に、ゴム栓14a及び15aに代えて電極挿入口が形成
されていないゴム栓(不図示)を取り付け電極は挿入し
ない。そして、このめっき液60が所定の温度となった
際に、陽極側電極15及び陰極側電極16をゴム栓14
a及び15aを介して挿入し、電源70により通電す
る。この通電により陰極側電極16の表面にめっき皮膜
が形成される。
【0030】そして、このめっき皮膜形成時において
は、めっき液60が加熱されているので、このめっき液
60中の水分が蒸発し、その一部は再度めっき液60中
に溶け込むが、その大半は蒸気(以下めっき液蒸気とい
う)となって装置上方に移動する。また、同時に水の電
気分解が起こり水素や酸素が発生し、めっき液蒸気と同
様に装置上方に移動する。このとき、このめっき装置に
おいては、中管22に取り付けられた導管31のみによ
り、めっき槽11の内部空間内と外部空間が連通された
状態となっているので、このめっき液蒸気及び水素や酸
素は導管31を通過する。
は、めっき液60が加熱されているので、このめっき液
60中の水分が蒸発し、その一部は再度めっき液60中
に溶け込むが、その大半は蒸気(以下めっき液蒸気とい
う)となって装置上方に移動する。また、同時に水の電
気分解が起こり水素や酸素が発生し、めっき液蒸気と同
様に装置上方に移動する。このとき、このめっき装置に
おいては、中管22に取り付けられた導管31のみによ
り、めっき槽11の内部空間内と外部空間が連通された
状態となっているので、このめっき液蒸気及び水素や酸
素は導管31を通過する。
【0031】この導管31は、上述したように、冷却管
32により温度が下げられた状態になっているので、め
っき液蒸気はこの導管31を通過することにより、その
温度が下げられて液滴60aとなり、めっき槽11内の
めっき液60に戻される。また、水素や酸素は冷却管3
2を通過しても液化しないため、めっき槽11内に戻ら
ず槽内圧力の増加によるめっき槽11の破裂を防ぐ。
32により温度が下げられた状態になっているので、め
っき液蒸気はこの導管31を通過することにより、その
温度が下げられて液滴60aとなり、めっき槽11内の
めっき液60に戻される。また、水素や酸素は冷却管3
2を通過しても液化しないため、めっき槽11内に戻ら
ず槽内圧力の増加によるめっき槽11の破裂を防ぐ。
【0032】このように、冷却部30を構成する導管3
1及び冷却管32により、このめっき液蒸気は液滴60
aとなってめっき液60に戻るので、めっき液60中の
蒸発成分をめっき槽11内に戻すことができ、めっき液
60の濃度変化を少なくすることができる。すなわち、
この具体例において、この冷却部30はめっき液60中
の蒸発成分が装置の外部空間に流出することを防止する
蒸発防止手段として機能している。
1及び冷却管32により、このめっき液蒸気は液滴60
aとなってめっき液60に戻るので、めっき液60中の
蒸発成分をめっき槽11内に戻すことができ、めっき液
60の濃度変化を少なくすることができる。すなわち、
この具体例において、この冷却部30はめっき液60中
の蒸発成分が装置の外部空間に流出することを防止する
蒸発防止手段として機能している。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
効果を奏する。すなわち、めっき槽の上部開口をその上
方から覆う蓋部材を設けたので、めっき液の蒸気やめっ
き液自身が外部に流出することを防ぐことができ、めっ
き液の濃度変化を少なくすることができる。
効果を奏する。すなわち、めっき槽の上部開口をその上
方から覆う蓋部材を設けたので、めっき液の蒸気やめっ
き液自身が外部に流出することを防ぐことができ、めっ
き液の濃度変化を少なくすることができる。
【0034】また、この蓋部材に設けられた連通部に、
蒸発防止手段としてめっき液蒸気を冷却することにより
当該めっき液蒸気を液化する冷却器を設けたので、めっ
き液中の蒸発成分をめっき槽内に戻すことができ、これ
によりめっき液蒸気が外部に流出することを防ぐことが
できるのでめっき液の濃度変化を少なくすることができ
る。
蒸発防止手段としてめっき液蒸気を冷却することにより
当該めっき液蒸気を液化する冷却器を設けたので、めっ
き液中の蒸発成分をめっき槽内に戻すことができ、これ
によりめっき液蒸気が外部に流出することを防ぐことが
できるのでめっき液の濃度変化を少なくすることができ
る。
【図1】本発明が適用されるめっき装置の全体構成を説
明する斜視図である。
明する斜視図である。
【図2】蓋部を説明する拡大斜視図である。
【図3】陽極側電極及び陰極側電極を説明する図であ
る。
る。
【図4】適用可能な冷却器(冷却部)の種類を説明する
図である。
図である。
【図5】使用時におけるめっき槽部の内部構造を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図6】従来装置を説明する図である。
10 めっき槽部 11 めっき槽 12 支持台 15 陽極側電極 16 陰極側電極 20 蓋部 21 蓋体 22 中管 25 第1の開口 26 第2の開口 30 冷却部 31 導管 32 冷却管 40 マグネチックスターラ 41 加熱部 42 回転駆動部 43 回転子 50 クリップ 60 めっき液 70 電源
Claims (3)
- 【請求項1】 その内部にめっき液が注がれためっき槽
を有し、当該めっき槽中にて前記めっき液を加熱すると
ともに通電を行うことにより、めっき対象部材に対する
めっきを行うように構成しためっき装置において、 前記めっき槽の上部開口をその上方から覆う蓋部材を設
けたことを特徴とするめっき装置。 - 【請求項2】 前記蓋部材により区分されためっき槽の
内部空間と外部空間とを連通するように前記蓋部材に連
通部を設けるとともに、当該連通部に前記めっき液中の
蒸発成分がその蒸発により前記外部空間に流出すること
を防止する蒸発防止手段を設けたことを特徴とする請求
項1記載のめっき装置。 - 【請求項3】 前記蒸発防止手段が、前記めっき液蒸気
を冷却することにより当該めっき液蒸気を液化する冷却
器であることを特徴とする請求項2記載のめっき装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26536895A JPH09111498A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | めっき装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26536895A JPH09111498A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | めっき装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09111498A true JPH09111498A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17416214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26536895A Withdrawn JPH09111498A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | めっき装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09111498A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013084929A1 (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-13 | 株式会社シンク・ラボラトリー | 凝縮器付処理ユニット及びそれを用いた全自動グラビア製版処理システム |
| KR20160051338A (ko) * | 2014-11-03 | 2016-05-11 | 한국원자력연구원 | 도금용액 제조장치 |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP26536895A patent/JPH09111498A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013084929A1 (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-13 | 株式会社シンク・ラボラトリー | 凝縮器付処理ユニット及びそれを用いた全自動グラビア製版処理システム |
| KR20160051338A (ko) * | 2014-11-03 | 2016-05-11 | 한국원자력연구원 | 도금용액 제조장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |