JPH09111994A - 内壁面構造 - Google Patents
内壁面構造Info
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- JPH09111994A JPH09111994A JP32702795A JP32702795A JPH09111994A JP H09111994 A JPH09111994 A JP H09111994A JP 32702795 A JP32702795 A JP 32702795A JP 32702795 A JP32702795 A JP 32702795A JP H09111994 A JPH09111994 A JP H09111994A
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- enlarged head
- locking
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 短期に施工し且つ短期に解体・撤去すること
ができ、しかも、施工工程を簡素化し且つ壁材の再利用
を可能にする内壁面構造を提供する。 【解決手段】 内壁面構造は、線形補強部材2、3を備
えた建築用内装ボード1と、壁体Wに固定された線形支
持部材10と、支持部材に固定され且つ補強部材に係止
される係止具20とを備える。補強部材は、前記支持部
材に向かって開口する開口部9を有し、開口部は、弾性
的に開閉可能な係合部8によって形成される。係止具の
拡大頭部21は、補強部材の係合部に対して押圧された
とき、係合部を押し拡げ、開口部を拡開し、開口部を通
過する。拡大頭部の基端側周縁25は、開口部を通過し
たときに係合部に係止する。基端側周縁は、滑らかな周
縁の形態に形成されており、線形補強部材と係止具とを
引き離す方向に所定の荷重を超える外力が作用したとき
に、係合部を押し拡げ、開口部を拡開し、開口部から引
き抜かれる。
ができ、しかも、施工工程を簡素化し且つ壁材の再利用
を可能にする内壁面構造を提供する。 【解決手段】 内壁面構造は、線形補強部材2、3を備
えた建築用内装ボード1と、壁体Wに固定された線形支
持部材10と、支持部材に固定され且つ補強部材に係止
される係止具20とを備える。補強部材は、前記支持部
材に向かって開口する開口部9を有し、開口部は、弾性
的に開閉可能な係合部8によって形成される。係止具の
拡大頭部21は、補強部材の係合部に対して押圧された
とき、係合部を押し拡げ、開口部を拡開し、開口部を通
過する。拡大頭部の基端側周縁25は、開口部を通過し
たときに係合部に係止する。基端側周縁は、滑らかな周
縁の形態に形成されており、線形補強部材と係止具とを
引き離す方向に所定の荷重を超える外力が作用したとき
に、係合部を押し拡げ、開口部を拡開し、開口部から引
き抜かれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式工法の内壁面
構造又は壁面構造に関するものであり、より詳細には、
短期に施工し且つ短期に解体・撤去することができ、し
かも、施工工程を簡素化し且つ壁材の再利用を可能にす
る内壁面構造又は壁面構造に関するものである。
構造又は壁面構造に関するものであり、より詳細には、
短期に施工し且つ短期に解体・撤去することができ、し
かも、施工工程を簡素化し且つ壁材の再利用を可能にす
る内壁面構造又は壁面構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物又は工作物の内壁面の仕上工法と
して、外壁を構成する壁体に対して建築用内装ボードを
ビス又はGL工法等によって固定する所謂乾式工法と、
外壁の屋内側面にモルタル等の左官仕上を施す所謂湿式
工法とが、知られている。外壁は一般に、建築物の主要
構造体を構成する鉄筋コンクリート構造壁(RC構造
壁)、建築物の外壁面を形成するプレキャストコンクリ
ート板(PC板)、或いは、ALC板等の如く、比較的
高い強度、剛性及び耐候性を備えた壁体からなる。ま
た、内壁面を構成する内装ボード又は左官仕上等は、恒
久的且つ安定的な壁面を構成するように、強度及び耐久
性を重視した堅固な施工の壁面を形成する。
して、外壁を構成する壁体に対して建築用内装ボードを
ビス又はGL工法等によって固定する所謂乾式工法と、
外壁の屋内側面にモルタル等の左官仕上を施す所謂湿式
工法とが、知られている。外壁は一般に、建築物の主要
構造体を構成する鉄筋コンクリート構造壁(RC構造
壁)、建築物の外壁面を形成するプレキャストコンクリ
ート板(PC板)、或いは、ALC板等の如く、比較的
高い強度、剛性及び耐候性を備えた壁体からなる。ま
た、内壁面を構成する内装ボード又は左官仕上等は、恒
久的且つ安定的な壁面を構成するように、強度及び耐久
性を重視した堅固な施工の壁面を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここに、或る種の建築
物又は工作物の構造、例えば、店舗の内装、イベント又
は展示会等の間仕切壁、或いは、仮設建築物等の壁体
は、商業的又は経済的事情により、極めて短期に施工を
完了し且つ極めて短時間に解体・撤去することを要求さ
れることがある。例えば、営業中の店舗の改装工事にお
いては、短期に既設内壁を撤去・解体し、しかも、短期
に新設内壁の施工を完了する必要が生じる。しかしなが
ら、従来の内壁面構造及び内壁面施工方法は、壁面の恒
久性又は安定性を向上させるべく、強度及び耐久性等を
重視した構造のものであることから、解体・撤去のため
に過大な労力を要するとともに、比較的長期に亘る工期
を必要とされる。しかも、短期に解体・撤去工事を実施
する場合、壁体を構成する実質的に全資材を再利用不能
な廃材又は産業廃棄物として処理せざるを得ない。本発
明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、短期に施工し且つ短期に解体・撤去
することができ、しかも、施工工程を簡素化し且つ壁材
の再利用を可能にする内壁面構造又は壁面構造を提供す
ることにある。
物又は工作物の構造、例えば、店舗の内装、イベント又
は展示会等の間仕切壁、或いは、仮設建築物等の壁体
は、商業的又は経済的事情により、極めて短期に施工を
完了し且つ極めて短時間に解体・撤去することを要求さ
れることがある。例えば、営業中の店舗の改装工事にお
いては、短期に既設内壁を撤去・解体し、しかも、短期
に新設内壁の施工を完了する必要が生じる。しかしなが
ら、従来の内壁面構造及び内壁面施工方法は、壁面の恒
久性又は安定性を向上させるべく、強度及び耐久性等を
重視した構造のものであることから、解体・撤去のため
に過大な労力を要するとともに、比較的長期に亘る工期
を必要とされる。しかも、短期に解体・撤去工事を実施
する場合、壁体を構成する実質的に全資材を再利用不能
な廃材又は産業廃棄物として処理せざるを得ない。本発
明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、短期に施工し且つ短期に解体・撤去
することができ、しかも、施工工程を簡素化し且つ壁材
の再利用を可能にする内壁面構造又は壁面構造を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、内壁面を形成するための内壁面構造は、裏面に線形
補強部材を備えた建築用内装ボードと、建築物又は工作
物に固定された線形支持部材と、該支持部材に固定され
且つ上記補強部材に係止される係止具とを備える。線形
支持部材は、建築物又は工作物の所定位置に配置され
る。他方、線形補強部材は、線形支持部材に対して所定
の角度、例えば、90度の角度をなして交差するように
配向される。線形補強部材は、上記支持部材に向かって
開口する開口部を有し、該開口部は、弾性的又は弾力的
に開閉可能な係合部によって形成される。上記係止具
は、上記支持部材に一体的に取付けられる取付け部と、
上記開口部の幅よりも僅かに大きな幅を有する拡大頭部
と、上記取付け部及び拡大頭部の間に位置する縮小部分
とを備える。上記拡大頭部は、上記線形補強部材の開口
部に整列し、上記係合部に対して押圧されたとき、該係
合部を押し拡げ、上記開口部を拡開し、これにより、上
記開口部を通過する。上記縮小部分に連接する上記拡大
頭部の基端側周縁は、開口部を通過したときに上記係合
部に係止するように、縮小部分から外方に延びる。ま
た、この基端側周縁は、滑らかな周縁の形態に形成され
ており、上記線形補強部材と上記係止具とを引き離す方
向に所定の荷重を超える外力が作用したときに、上記係
合部を押し拡げ、上記開口部を拡開する。
ば、内壁面を形成するための内壁面構造は、裏面に線形
補強部材を備えた建築用内装ボードと、建築物又は工作
物に固定された線形支持部材と、該支持部材に固定され
且つ上記補強部材に係止される係止具とを備える。線形
支持部材は、建築物又は工作物の所定位置に配置され
る。他方、線形補強部材は、線形支持部材に対して所定
の角度、例えば、90度の角度をなして交差するように
配向される。線形補強部材は、上記支持部材に向かって
開口する開口部を有し、該開口部は、弾性的又は弾力的
に開閉可能な係合部によって形成される。上記係止具
は、上記支持部材に一体的に取付けられる取付け部と、
上記開口部の幅よりも僅かに大きな幅を有する拡大頭部
と、上記取付け部及び拡大頭部の間に位置する縮小部分
とを備える。上記拡大頭部は、上記線形補強部材の開口
部に整列し、上記係合部に対して押圧されたとき、該係
合部を押し拡げ、上記開口部を拡開し、これにより、上
記開口部を通過する。上記縮小部分に連接する上記拡大
頭部の基端側周縁は、開口部を通過したときに上記係合
部に係止するように、縮小部分から外方に延びる。ま
た、この基端側周縁は、滑らかな周縁の形態に形成され
ており、上記線形補強部材と上記係止具とを引き離す方
向に所定の荷重を超える外力が作用したときに、上記係
合部を押し拡げ、上記開口部を拡開する。
【0005】かかる構成の内壁面構造によれば、内壁施
工工程において、内装ボードの裏面を支持部材に向けて
位置合わせし、補強部材を支持部材上の係止具と整列さ
せ、しかる後、内装ボードを支持部材に接近するように
水平に平行移動させ、各補強部材を係止具の拡大頭部に
対して押圧する。これにより、拡大頭部の外周縁は、係
合部を押し拡げ、補強部材の開口部を拡大しつつ、開口
部を通過する。この結果、拡大頭部の基端側周縁は、補
強部材の係合部に係止し、このようにして支持部材に取
付けられた内装ボードは、建築物又は工作物の内壁面を
形成する。他方、解体・撤去工程において、内装ボード
を壁面から取外すとき、内装ボードと支持部材とを相互
離間させる方向に或る一定の限度を超えた外力を内装ボ
ードに加える。この結果、拡大頭部の基端側周縁は、係
合部を押し拡げ、開口部を拡大し、この結果、拡大頭部
は、開口部を通過し、補強部材から引き抜かれる。かく
して、拡大頭部と補強部材とは、相互分離し、内装ボー
ドは、支持部材から取外される。従って、上記内壁面構
造によれば、内装ボードを比較的容易且つ短期間に壁面
に施工することができるばかりでなく、内装ボードを比
較的容易且つ短期間に壁面から取り外すことができる。
しかも、上記構造によれば、実質的な損傷を内装ボード
に与えずに内装ボードを解体できるので、解体・撤去し
た内装ボードを再利用することができる。
工工程において、内装ボードの裏面を支持部材に向けて
位置合わせし、補強部材を支持部材上の係止具と整列さ
せ、しかる後、内装ボードを支持部材に接近するように
水平に平行移動させ、各補強部材を係止具の拡大頭部に
対して押圧する。これにより、拡大頭部の外周縁は、係
合部を押し拡げ、補強部材の開口部を拡大しつつ、開口
部を通過する。この結果、拡大頭部の基端側周縁は、補
強部材の係合部に係止し、このようにして支持部材に取
付けられた内装ボードは、建築物又は工作物の内壁面を
形成する。他方、解体・撤去工程において、内装ボード
を壁面から取外すとき、内装ボードと支持部材とを相互
離間させる方向に或る一定の限度を超えた外力を内装ボ
ードに加える。この結果、拡大頭部の基端側周縁は、係
合部を押し拡げ、開口部を拡大し、この結果、拡大頭部
は、開口部を通過し、補強部材から引き抜かれる。かく
して、拡大頭部と補強部材とは、相互分離し、内装ボー
ドは、支持部材から取外される。従って、上記内壁面構
造によれば、内装ボードを比較的容易且つ短期間に壁面
に施工することができるばかりでなく、内装ボードを比
較的容易且つ短期間に壁面から取り外すことができる。
しかも、上記構造によれば、実質的な損傷を内装ボード
に与えずに内装ボードを解体できるので、解体・撤去し
た内装ボードを再利用することができる。
【0006】また、本発明の他の構成によれば、上記係
止具は、上記支持部材に取外し可能に取付けられる取付
け部と、上記開口部の幅よりも僅かに大きな幅を有する
拡大頭部と、上記取付け部及び拡大頭部の間に位置する
縮小部分とを備える。上記拡大頭部は、上記補強部材の
開口部を通過し、該補強部材に係止される。また、上記
取付け部は、上方に変位したときに上記支持部材から離
脱するように形成されたフック形部分を備え、該フック
形部分は、上記支持部材の上方域から該支持部材に係止
される。かかる構成の内壁面構造によれば、解体・撤去
工程において、内装ボードを壁面から取外すときに、内
装ボードを上方に持ち上げることにより、取付け部のフ
ック形部分が支持部材から離脱し、内装ボードと支持部
材とが分離する。従って、内装ボードを若干上昇させる
とともに、内装ボードを室内側又は屋内側に移動させる
ことにより、内装ボードを損傷させずに、内装ボードを
容易に壁面から取外すことができる。本発明は更に、建
築物又は工作物の壁体を形成するための壁面構造におい
て、裏面に線形補強部材を備えた建築用ボードと、前記
補強部材に係止される係止具とを備え、前記補強部材
は、前記支持部材に向かって開口する開口部を有し、該
開口部は、弾性的に開閉可能な係合部によって形成さ
れ、前記係止具は、前記開口部の幅よりも僅かに大きな
幅を有する前後一対の拡大頭部と、該拡大頭部の間に位
置する縮小部分と、該縮小部分に連結された板体とを備
え、前記拡大頭部は、前記係合部に対して押圧されたと
き、該係合部を押し拡げ、前記開口部を拡開し、これに
より、前記開口部を通過するように成形され、前記縮小
部分に連接する前記拡大頭部の基端側周縁は、前記開口
部を通過したときに前記係合部に係止するように、前記
縮小部分から外方に延びるとともに、前記周縁は、前記
線形補強部材と前記係止具とを引き離す方向に所定の荷
重を超える外力が作用したときに、前記係合部を押し拡
げ、前記開口部を拡開するように、滑らかな周縁の形態
に形成されることを特徴とする壁面構造を提供する。
止具は、上記支持部材に取外し可能に取付けられる取付
け部と、上記開口部の幅よりも僅かに大きな幅を有する
拡大頭部と、上記取付け部及び拡大頭部の間に位置する
縮小部分とを備える。上記拡大頭部は、上記補強部材の
開口部を通過し、該補強部材に係止される。また、上記
取付け部は、上方に変位したときに上記支持部材から離
脱するように形成されたフック形部分を備え、該フック
形部分は、上記支持部材の上方域から該支持部材に係止
される。かかる構成の内壁面構造によれば、解体・撤去
工程において、内装ボードを壁面から取外すときに、内
装ボードを上方に持ち上げることにより、取付け部のフ
ック形部分が支持部材から離脱し、内装ボードと支持部
材とが分離する。従って、内装ボードを若干上昇させる
とともに、内装ボードを室内側又は屋内側に移動させる
ことにより、内装ボードを損傷させずに、内装ボードを
容易に壁面から取外すことができる。本発明は更に、建
築物又は工作物の壁体を形成するための壁面構造におい
て、裏面に線形補強部材を備えた建築用ボードと、前記
補強部材に係止される係止具とを備え、前記補強部材
は、前記支持部材に向かって開口する開口部を有し、該
開口部は、弾性的に開閉可能な係合部によって形成さ
れ、前記係止具は、前記開口部の幅よりも僅かに大きな
幅を有する前後一対の拡大頭部と、該拡大頭部の間に位
置する縮小部分と、該縮小部分に連結された板体とを備
え、前記拡大頭部は、前記係合部に対して押圧されたと
き、該係合部を押し拡げ、前記開口部を拡開し、これに
より、前記開口部を通過するように成形され、前記縮小
部分に連接する前記拡大頭部の基端側周縁は、前記開口
部を通過したときに前記係合部に係止するように、前記
縮小部分から外方に延びるとともに、前記周縁は、前記
線形補強部材と前記係止具とを引き離す方向に所定の荷
重を超える外力が作用したときに、前記係合部を押し拡
げ、前記開口部を拡開するように、滑らかな周縁の形態
に形成されることを特徴とする壁面構造を提供する。
【0007】上記構成によれば、上述した態様による拡
大頭部と補強部材との係合又は分離により、壁体の両側
壁面を構成する建築用ボード同士を係止具によって選択
的に相互連結することができる。また、上記係止具の板
体は、係止具の強度又は剛性を増大ないし向上させる。
従って、スタッド又は間柱を省略した形式のノンスタッ
ド構造又はスタッドレス構造の間仕切壁を容易に施工す
ることができ、しかも、施工された間仕切壁を容易に解
体することができる。
大頭部と補強部材との係合又は分離により、壁体の両側
壁面を構成する建築用ボード同士を係止具によって選択
的に相互連結することができる。また、上記係止具の板
体は、係止具の強度又は剛性を増大ないし向上させる。
従って、スタッド又は間柱を省略した形式のノンスタッ
ド構造又はスタッドレス構造の間仕切壁を容易に施工す
ることができ、しかも、施工された間仕切壁を容易に解
体することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】或る好適な実施形態において、上
記拡大頭部は、円板形の外周輪郭に形成され、上記拡大
頭部の基端側周縁は、上記縮小部分から拡大するように
湾曲した周縁の形態に形成される。また、上記線形補強
部材は、溝形の断面性状を有し、補強部材の開口部を通
過した拡大頭部は、補強部材の中空部に収容される。本
発明の他の好適な実施形態において、上記拡大頭部は、
六角形等の多角形の板体に形成され、上記拡大頭部の基
端側周縁は、上記縮小部分から拡大するように延在する
直線的な傾斜縁の形態に形成される。好ましくは、上記
係止具は、所定形状に成形した比較的薄肉の鋼板からな
り、上記取付け部又はフック形部分は、係止具を部分的
に折曲げ加工することにより形成される。更に好ましく
は、上記内装ボードの室内側面には、クロス貼又は塗装
等の内装仕上が予め施され、内装ボードは、壁面に取付
けられることにより、実質的に内壁仕上面を形成する。
本発明の或る実施形態において、上記係止具は、上下対
をなす拡大頭部及び縮小部分を有し、上記係止具の板体
は、上下の縮小部分同士を相互連結する連結板からな
る。
記拡大頭部は、円板形の外周輪郭に形成され、上記拡大
頭部の基端側周縁は、上記縮小部分から拡大するように
湾曲した周縁の形態に形成される。また、上記線形補強
部材は、溝形の断面性状を有し、補強部材の開口部を通
過した拡大頭部は、補強部材の中空部に収容される。本
発明の他の好適な実施形態において、上記拡大頭部は、
六角形等の多角形の板体に形成され、上記拡大頭部の基
端側周縁は、上記縮小部分から拡大するように延在する
直線的な傾斜縁の形態に形成される。好ましくは、上記
係止具は、所定形状に成形した比較的薄肉の鋼板からな
り、上記取付け部又はフック形部分は、係止具を部分的
に折曲げ加工することにより形成される。更に好ましく
は、上記内装ボードの室内側面には、クロス貼又は塗装
等の内装仕上が予め施され、内装ボードは、壁面に取付
けられることにより、実質的に内壁仕上面を形成する。
本発明の或る実施形態において、上記係止具は、上下対
をなす拡大頭部及び縮小部分を有し、上記係止具の板体
は、上下の縮小部分同士を相互連結する連結板からな
る。
【0009】本発明の他の実施形態において、上記係止
具は、上記縮小部分の中央領域に連結され、該縮小部分
と公差する方向に延びる板体を備え、該板体は、係止具
の補強リブとして機能する。
具は、上記縮小部分の中央領域に連結され、該縮小部分
と公差する方向に延びる板体を備え、該板体は、係止具
の補強リブとして機能する。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適な
実施例について詳細に説明する。第1図は、本発明に係
る内壁面構造を構成する建築用内装ボードを示す斜視図
であり、第1図には、内装ボードの裏面が図示されてい
る。第1図において、建築用内装ボード1は、上下方向
に延びる補強部材2を備えた第1形式の内装ボード1a
と、上下方向に延びる補強部材2、3を備えた第2形式
の内装ボード1bとを含む。内装ボード1a、1bとし
て、例えば、石膏ボード、木質系繊維板、MDF(Medi
um Density Fibreboard(中質繊維板) :株式会社北進合
板、株式会社ノダ、セイホク株式会社、ネルソンパイン
社等製造)、各種合板、珪酸カルシウム板、或いは、フ
レキシブルボード等の各種建築内装工事用ボードを好適
に使用することができる。また、殊に湿気又は水分等の
対策を重視すべき設計部位には、防湿・防水処理又は耐
水処理を施した建築用ボード、例えば、耐水石膏ボード
等が、内装ボード1a、1bとして使用される。また、
断熱材を内装ボード1a、1bの裏面に貼付け、或い
は、発泡ウレタン等の発泡樹脂系断熱材を内装ボード1
a、1bの裏面に吹付けても良い。
実施例について詳細に説明する。第1図は、本発明に係
る内壁面構造を構成する建築用内装ボードを示す斜視図
であり、第1図には、内装ボードの裏面が図示されてい
る。第1図において、建築用内装ボード1は、上下方向
に延びる補強部材2を備えた第1形式の内装ボード1a
と、上下方向に延びる補強部材2、3を備えた第2形式
の内装ボード1bとを含む。内装ボード1a、1bとし
て、例えば、石膏ボード、木質系繊維板、MDF(Medi
um Density Fibreboard(中質繊維板) :株式会社北進合
板、株式会社ノダ、セイホク株式会社、ネルソンパイン
社等製造)、各種合板、珪酸カルシウム板、或いは、フ
レキシブルボード等の各種建築内装工事用ボードを好適
に使用することができる。また、殊に湿気又は水分等の
対策を重視すべき設計部位には、防湿・防水処理又は耐
水処理を施した建築用ボード、例えば、耐水石膏ボード
等が、内装ボード1a、1bとして使用される。また、
断熱材を内装ボード1a、1bの裏面に貼付け、或い
は、発泡ウレタン等の発泡樹脂系断熱材を内装ボード1
a、1bの裏面に吹付けても良い。
【0011】本例において、内装ボード1a、1bは、
一般的な規格寸法の幅員及び高さを有し、例えば、内装
ボード1a、1bの幅員は、600乃至900mmに設
定され、内装ボード1a、1bの高さは、1800乃至
2400mmに設定されている。また、本例において、
内装ボード1a、1bの室内側面には、クロス貼又は塗
装等の内装仕上が予め施されており、壁面に取付けられ
た内装ボード1a、1bは、必要に応じて目地処理等を
施すことにより、内装仕上壁面を形成する。補強部材2
は、例えば、軽量鉄骨製のチャンネル形鋼材、比較的薄
肉の鋼板等を折曲げ加工してなる成形部材、或いは、型
抜成形又は押出成形された硬質成形部材からなり、一般
に「Mバー」と呼ばれる形態を備えた線形部材である。
補強部材2は、左右対象のフランジ部及びウェブ部を有
し、実質的に内装ボード1a、1bの全高に亘って延び
る。また、内装ボード1bのみに設けられた補強部材3
は、補強部材2と同じ基本構成の部材であるが、ウェブ
部を一方の側に延長してなる帯状連結片4を備えてお
り、帯状連結片4は、実質的に内装ボード1bの全高に
亘って延在する。補強部材2、3の相互間隔は、好まし
くは、200乃至600mm、更に好ましくは、300
乃至450mmに設定される。
一般的な規格寸法の幅員及び高さを有し、例えば、内装
ボード1a、1bの幅員は、600乃至900mmに設
定され、内装ボード1a、1bの高さは、1800乃至
2400mmに設定されている。また、本例において、
内装ボード1a、1bの室内側面には、クロス貼又は塗
装等の内装仕上が予め施されており、壁面に取付けられ
た内装ボード1a、1bは、必要に応じて目地処理等を
施すことにより、内装仕上壁面を形成する。補強部材2
は、例えば、軽量鉄骨製のチャンネル形鋼材、比較的薄
肉の鋼板等を折曲げ加工してなる成形部材、或いは、型
抜成形又は押出成形された硬質成形部材からなり、一般
に「Mバー」と呼ばれる形態を備えた線形部材である。
補強部材2は、左右対象のフランジ部及びウェブ部を有
し、実質的に内装ボード1a、1bの全高に亘って延び
る。また、内装ボード1bのみに設けられた補強部材3
は、補強部材2と同じ基本構成の部材であるが、ウェブ
部を一方の側に延長してなる帯状連結片4を備えてお
り、帯状連結片4は、実質的に内装ボード1bの全高に
亘って延在する。補強部材2、3の相互間隔は、好まし
くは、200乃至600mm、更に好ましくは、300
乃至450mmに設定される。
【0012】本例において、補強部材2は、第1形式の
内装ボード1aの両側縁部分及び中央部分と、第2形式
の内装ボード1bの中央部分とに配置される。他方、補
強部材3は、第2形式の内装ボード1bの両側縁部分に
配置され、補強部材3の帯状連結片4は、内装ボード1
bの側縁から側方且つ外方に突出する。第2図は、本発
明に係る内壁面構造の第1実施例を示す斜視図である。
第2図には、内装ボード1a及び補強部材2を用いた内
装ボード1の壁面固定方法が示されている。第2図に示
す如く、補強部材2は、内装ボード1aの裏面に固定さ
れたウェブ部5と、ウェブ部5の両側縁から直角に延び
る左右のフランジ部6と、フランジ部6の先端部を屈曲
してなる屈曲片7と、屈曲片7の先端縁から補強部材2
の内方に延びる係合部8と、左右の係合部8の間に形成
され且つ上下方向に延びる開口部9とを備えており、補
強部材2は、内装ボード1aの裏面側に開口した中空形
状の線形部材を構成している。なお、前述の如く、補強
部材3は、帯状連結片4を備えた点を除き、補強部材2
と実質的に同じ基本構成を備えており、補強部材2と同
様に配向される。
内装ボード1aの両側縁部分及び中央部分と、第2形式
の内装ボード1bの中央部分とに配置される。他方、補
強部材3は、第2形式の内装ボード1bの両側縁部分に
配置され、補強部材3の帯状連結片4は、内装ボード1
bの側縁から側方且つ外方に突出する。第2図は、本発
明に係る内壁面構造の第1実施例を示す斜視図である。
第2図には、内装ボード1a及び補強部材2を用いた内
装ボード1の壁面固定方法が示されている。第2図に示
す如く、補強部材2は、内装ボード1aの裏面に固定さ
れたウェブ部5と、ウェブ部5の両側縁から直角に延び
る左右のフランジ部6と、フランジ部6の先端部を屈曲
してなる屈曲片7と、屈曲片7の先端縁から補強部材2
の内方に延びる係合部8と、左右の係合部8の間に形成
され且つ上下方向に延びる開口部9とを備えており、補
強部材2は、内装ボード1aの裏面側に開口した中空形
状の線形部材を構成している。なお、前述の如く、補強
部材3は、帯状連結片4を備えた点を除き、補強部材2
と実質的に同じ基本構成を備えており、補強部材2と同
様に配向される。
【0013】第2図において、複数の水平ランナ10
が、高さ方向に所定の間隔を隔てて建築物又は工作物の
外壁Wの屋内側面に取付けられる。水平ランナ10の相
互間隔は、例えば、300乃至1200mm、好ましく
は、450乃至900mmに設定される。各水平ランナ
10は、上方に開口した軽量鉄骨製の溝形鋼材又はチャ
ンネル型鋼材からなり、ブラケット30を介して外壁W
に取付けられる。ブラケット30は、水平ランナ10の
設計位置に沿って所定の間隔、例えば、600乃至12
00mmの水平間隔を相互に隔てて外壁Wの壁面に取付
けられる。各ブラケット30は、ボルト挿通孔32を備
えた垂直脚部31と、屋内側又は室内側に延びる水平脚
部33とから構成され、ボルト挿通孔32を貫通するボ
ルト、例えば、ホールインアンカー37によって外壁W
に固定される。スリット34が、水平脚部33の先端縁
から直角に延び、ビス孔38が水平ランナ10のウェブ
部12に穿設される。ビス孔38及びスリット34の整
合位置が調整され、ビス孔38及びスリット34を貫通
するビス等の締結具39が締結され、かくして、水平ラ
ンナ10は、ブラケット30の水平脚部33上に固定さ
れる。複数の係止金具20が、所定の水平間隔を隔てて
各水平ランナ10に取付けられる。係止金具20は、内
装ボード1上の補強部材2、3の位置に相応する位置に
配置され、係止金具20の拡大頭部21が補強部材2、
3の開口部9と対向する位置に位置決めされる。
が、高さ方向に所定の間隔を隔てて建築物又は工作物の
外壁Wの屋内側面に取付けられる。水平ランナ10の相
互間隔は、例えば、300乃至1200mm、好ましく
は、450乃至900mmに設定される。各水平ランナ
10は、上方に開口した軽量鉄骨製の溝形鋼材又はチャ
ンネル型鋼材からなり、ブラケット30を介して外壁W
に取付けられる。ブラケット30は、水平ランナ10の
設計位置に沿って所定の間隔、例えば、600乃至12
00mmの水平間隔を相互に隔てて外壁Wの壁面に取付
けられる。各ブラケット30は、ボルト挿通孔32を備
えた垂直脚部31と、屋内側又は室内側に延びる水平脚
部33とから構成され、ボルト挿通孔32を貫通するボ
ルト、例えば、ホールインアンカー37によって外壁W
に固定される。スリット34が、水平脚部33の先端縁
から直角に延び、ビス孔38が水平ランナ10のウェブ
部12に穿設される。ビス孔38及びスリット34の整
合位置が調整され、ビス孔38及びスリット34を貫通
するビス等の締結具39が締結され、かくして、水平ラ
ンナ10は、ブラケット30の水平脚部33上に固定さ
れる。複数の係止金具20が、所定の水平間隔を隔てて
各水平ランナ10に取付けられる。係止金具20は、内
装ボード1上の補強部材2、3の位置に相応する位置に
配置され、係止金具20の拡大頭部21が補強部材2、
3の開口部9と対向する位置に位置決めされる。
【0014】係止金具20は、比較的薄肉の鋼板等を折
曲げ加工してなる成形部材であり、水平ランナ10の左
右のフランジ部11を架橋するように配置された板状基
部23及び縮小部分22と、板状基部23の後端部から
下方に屈曲した板状の取付け部24とを備える。取付け
部24は、板状基部23の後端部から水平ランナ10の
フランジ部11に沿ってウェブ部分12の下面に廻り込
み、水平ランナ10を挟持する。縮小部分22は、基部
23の前端部から拡大頭部21に向かって水平に延び
る。縮小部分22の幅は、基部23から徐々に減少し、
拡大頭部21の周縁に一体的に連接する。水平円板の形
態に形成された拡大頭部21は、水平ランナ10から内
装ボード1aに向かって突出しており、拡大頭部21の
直径は、開口部9の幅よりも若干大きく設定される。施
工工程において、内装ボード1aは、裏面を水平ランナ
10に向けて位置合わせされ、補強部材2が水平ランナ
10の係止金具20と整列した後、水平ランナ10に接
近するように水平に平行移動される。各補強部材2は、
対応する係止金具20の拡大頭部21に対して押圧さ
れ、拡大頭部21の外周縁は、左右の係合部8を押し拡
げ、開口部9を拡大して、開口部9を通過する。この結
果、拡大頭部21は、補強部材2の中空部内に収容さ
れ、拡大頭部21の周縁は、補強部材2のウェブ部5と
係合部8の先端縁との間に介装され、かくして、内装ボ
ード1aの各補強部材2は、係止金具20に係止され
る。
曲げ加工してなる成形部材であり、水平ランナ10の左
右のフランジ部11を架橋するように配置された板状基
部23及び縮小部分22と、板状基部23の後端部から
下方に屈曲した板状の取付け部24とを備える。取付け
部24は、板状基部23の後端部から水平ランナ10の
フランジ部11に沿ってウェブ部分12の下面に廻り込
み、水平ランナ10を挟持する。縮小部分22は、基部
23の前端部から拡大頭部21に向かって水平に延び
る。縮小部分22の幅は、基部23から徐々に減少し、
拡大頭部21の周縁に一体的に連接する。水平円板の形
態に形成された拡大頭部21は、水平ランナ10から内
装ボード1aに向かって突出しており、拡大頭部21の
直径は、開口部9の幅よりも若干大きく設定される。施
工工程において、内装ボード1aは、裏面を水平ランナ
10に向けて位置合わせされ、補強部材2が水平ランナ
10の係止金具20と整列した後、水平ランナ10に接
近するように水平に平行移動される。各補強部材2は、
対応する係止金具20の拡大頭部21に対して押圧さ
れ、拡大頭部21の外周縁は、左右の係合部8を押し拡
げ、開口部9を拡大して、開口部9を通過する。この結
果、拡大頭部21は、補強部材2の中空部内に収容さ
れ、拡大頭部21の周縁は、補強部材2のウェブ部5と
係合部8の先端縁との間に介装され、かくして、内装ボ
ード1aの各補強部材2は、係止金具20に係止され
る。
【0015】内装ボード1bも又、内装ボード1aと同
様に、水平ランナ10に接近するように水平に平行移動
され、内装ボード1bの補強部材2、3は、対応する係
止金具20に押圧され、上記の如く、係止金具20に係
止される。第3図は、内装ボード1a、1bを水平ラン
ナ10の係止金具20に係止した状態を示す平面図であ
る。第4図は、第3図に示す係止形態により内装ボード
1a、1bを水平ランナ10に取付けた状態を示す内壁
面構造の全体平面図である。第3図に示す如く、開口部
9を通過した拡大頭部21は、補強部材2の中空部内に
収容され、この結果、拡大頭部21の周縁は、補強部材
2のウェブ部5及び係合部8の先端縁に当接し、開口部
9は、初期の開口幅に復元し、縮小部分22は、左右の
係合部8の間の領域に静止する。第4図に示す如く、一
連の内装ボード1a、1bは、係止金具20を介して水
平ランナ10に取付けられる。また、補強部材3の帯状
連結片4は、隣接する内装ボード1a、1bの目地部の
裏面に配置される。帯状連結片4は、内装ボード1bに
隣接する内装ボード1aの側縁裏面に当接し、隣接する
内装ボード1a、1bを整列させるとともに、目地部を
裏打し又は補強する。
様に、水平ランナ10に接近するように水平に平行移動
され、内装ボード1bの補強部材2、3は、対応する係
止金具20に押圧され、上記の如く、係止金具20に係
止される。第3図は、内装ボード1a、1bを水平ラン
ナ10の係止金具20に係止した状態を示す平面図であ
る。第4図は、第3図に示す係止形態により内装ボード
1a、1bを水平ランナ10に取付けた状態を示す内壁
面構造の全体平面図である。第3図に示す如く、開口部
9を通過した拡大頭部21は、補強部材2の中空部内に
収容され、この結果、拡大頭部21の周縁は、補強部材
2のウェブ部5及び係合部8の先端縁に当接し、開口部
9は、初期の開口幅に復元し、縮小部分22は、左右の
係合部8の間の領域に静止する。第4図に示す如く、一
連の内装ボード1a、1bは、係止金具20を介して水
平ランナ10に取付けられる。また、補強部材3の帯状
連結片4は、隣接する内装ボード1a、1bの目地部の
裏面に配置される。帯状連結片4は、内装ボード1bに
隣接する内装ボード1aの側縁裏面に当接し、隣接する
内装ボード1a、1bを整列させるとともに、目地部を
裏打し又は補強する。
【0016】かくして壁面に施工された内装ボード1
a、1bは、係止金具20の拡大頭部21と補強部材
2、3との係合により、水平ランナ10の所定位置に固
定される。また、第3図に示すように、拡大頭部21の
根元部分に位置する拡大湾曲縁25と、係合部8の先端
縁との係合により、係止金具20は、内装ボード1a、
1bを水平ランナ10から離間させる或る程度の外力に
対して抗する。従って、内装ボード1a、1bは、水平
ランナ10から離脱しないように、係止金具20に安定
的に支持される。しかしながら、解体・撤去工程におい
て、内装ボード1a、1bと水平ランナ10とを相互離
間させる方向に或る一定の限度を超えた外力を内装ボー
ド1a、1bに加えたとき、拡大頭部21の拡大湾曲縁
25は、左右の係合部8を押し拡げ、開口部9を拡大す
る。この結果、拡大頭部21は、開口部9を通過し、補
強部材2、3の中空部から引き抜かれ、かくして、拡大
頭部21と補強部材2、3とは、相互分離し、内装ボー
ド1a、1bは、水平ランナ10から取外される。従っ
て、上記取付構造を介して取付けられた内装ボード1
a、1bは、或る程度の外力により内装ボード1a、1
bを室内側又は屋内側に移動させることより、比較的容
易に解体・撤去することができる。
a、1bは、係止金具20の拡大頭部21と補強部材
2、3との係合により、水平ランナ10の所定位置に固
定される。また、第3図に示すように、拡大頭部21の
根元部分に位置する拡大湾曲縁25と、係合部8の先端
縁との係合により、係止金具20は、内装ボード1a、
1bを水平ランナ10から離間させる或る程度の外力に
対して抗する。従って、内装ボード1a、1bは、水平
ランナ10から離脱しないように、係止金具20に安定
的に支持される。しかしながら、解体・撤去工程におい
て、内装ボード1a、1bと水平ランナ10とを相互離
間させる方向に或る一定の限度を超えた外力を内装ボー
ド1a、1bに加えたとき、拡大頭部21の拡大湾曲縁
25は、左右の係合部8を押し拡げ、開口部9を拡大す
る。この結果、拡大頭部21は、開口部9を通過し、補
強部材2、3の中空部から引き抜かれ、かくして、拡大
頭部21と補強部材2、3とは、相互分離し、内装ボー
ド1a、1bは、水平ランナ10から取外される。従っ
て、上記取付構造を介して取付けられた内装ボード1
a、1bは、或る程度の外力により内装ボード1a、1
bを室内側又は屋内側に移動させることより、比較的容
易に解体・撤去することができる。
【0017】第5図は、本発明に係る内壁面構造の第2
実施例を示す斜視図である。第5図において、第2図に
示す部材又は部位と実質的に同じ部材及び部位について
は、第2図と同一の参照符合が付されている。また、第
5図では、ブラケット30の図示は、省略されている。
第5図に示す係止金具20は、第2図に示す係止金具と
同様に拡大頭部21、縮小部分22及び板状基部23を
備えている。しかしながら、板状基部23は、上方に屈
曲する上方屈曲部26と、水平ランナ10のフランジ部
11に引掛けられるフック部27とを備える。フック部
27は、上方域からフランジ部11に係止し、係止金具
20を水平ランナ10に固定する機能を果たす一方、フ
ランジ部11に対して上方に相対変位可能に係合してお
り、従って、係止金具20を上方域に比較的容易に取外
すことができる。内装施工工程において、係止金具20
は、所定の水平間隔を隔てて配置され、各係止金具20
は、第4図に示す施工例と同様に、各水平ランナ10に
取付けられる。しかる後、第1図乃至第4図に示す係止
金具と同様の施工方法に従って、内装ボード1a、1b
の補強部材2、3が、各係止金具20の拡大頭部21に
押圧され、内装ボード1a、1bは、拡大頭部21と補
強部材2、3との係合により、水平ランナ10の所定位
置に支持される。なお、係止金具20を補強部材2、3
に予め取付けた後に、係止金具20を水平ランナ10に
係止することも可能である。
実施例を示す斜視図である。第5図において、第2図に
示す部材又は部位と実質的に同じ部材及び部位について
は、第2図と同一の参照符合が付されている。また、第
5図では、ブラケット30の図示は、省略されている。
第5図に示す係止金具20は、第2図に示す係止金具と
同様に拡大頭部21、縮小部分22及び板状基部23を
備えている。しかしながら、板状基部23は、上方に屈
曲する上方屈曲部26と、水平ランナ10のフランジ部
11に引掛けられるフック部27とを備える。フック部
27は、上方域からフランジ部11に係止し、係止金具
20を水平ランナ10に固定する機能を果たす一方、フ
ランジ部11に対して上方に相対変位可能に係合してお
り、従って、係止金具20を上方域に比較的容易に取外
すことができる。内装施工工程において、係止金具20
は、所定の水平間隔を隔てて配置され、各係止金具20
は、第4図に示す施工例と同様に、各水平ランナ10に
取付けられる。しかる後、第1図乃至第4図に示す係止
金具と同様の施工方法に従って、内装ボード1a、1b
の補強部材2、3が、各係止金具20の拡大頭部21に
押圧され、内装ボード1a、1bは、拡大頭部21と補
強部材2、3との係合により、水平ランナ10の所定位
置に支持される。なお、係止金具20を補強部材2、3
に予め取付けた後に、係止金具20を水平ランナ10に
係止することも可能である。
【0018】解体・撤去工程において、本例の係止金具
20は、内装ボード1a、1b及び係止金具20自体の
上方変位により、内装ボード1a、1bと水平ランナ1
0との分離を可能にする。従って、フットリフター等の
器具を使用して内装ボード1a、1bを若干上昇させる
ことにより、係止金具20を水平ランナ10から分離
し、内装ボード1a、1bを室内側又は屋内側に取外す
ことができる。第6図は、係止金具20の変形例を示す
平面図である。第6図(A)に示す係止金具20は、第
2図に示す係止金具と同様に、円板形の拡大頭部21、
縮小部分22及び板状基部23を備えている。板状基部
23は、長方形の平面形状を有し、板状基部23の奥行
寸法(図において上下方向の寸法)は、水平ランナ10
の幅員よりも若干小さい寸法に設定される。4つの脚部
27が、板状基部23から外方に延長しており、脚部2
7は、X−X軸線及びY−Y軸線を中心に折り曲げ可能
な形態を有する。なお、水平ランナ10の幅員の変更に
相応するために、一方の側に配置された脚部27(本例
では、拡大頭部2と反対の側に位置する脚部27)は、
相対的に長く設定されている。第6図(B)に示すよう
に、係止金具20は、水平ランナ10上に載置され、脚
部27は、X−X軸線及びY−Y軸線を中心にフランジ
部11に沿って下方に折り曲げられ、水平ランナ10の
ウェブ部12の下面に廻り込み、水平ランナ10を挟持
する。また、拡大頭部21は、内装ボード1(図示せ
ず)に向かって水平ランナ10から水平に突出する。
20は、内装ボード1a、1b及び係止金具20自体の
上方変位により、内装ボード1a、1bと水平ランナ1
0との分離を可能にする。従って、フットリフター等の
器具を使用して内装ボード1a、1bを若干上昇させる
ことにより、係止金具20を水平ランナ10から分離
し、内装ボード1a、1bを室内側又は屋内側に取外す
ことができる。第6図は、係止金具20の変形例を示す
平面図である。第6図(A)に示す係止金具20は、第
2図に示す係止金具と同様に、円板形の拡大頭部21、
縮小部分22及び板状基部23を備えている。板状基部
23は、長方形の平面形状を有し、板状基部23の奥行
寸法(図において上下方向の寸法)は、水平ランナ10
の幅員よりも若干小さい寸法に設定される。4つの脚部
27が、板状基部23から外方に延長しており、脚部2
7は、X−X軸線及びY−Y軸線を中心に折り曲げ可能
な形態を有する。なお、水平ランナ10の幅員の変更に
相応するために、一方の側に配置された脚部27(本例
では、拡大頭部2と反対の側に位置する脚部27)は、
相対的に長く設定されている。第6図(B)に示すよう
に、係止金具20は、水平ランナ10上に載置され、脚
部27は、X−X軸線及びY−Y軸線を中心にフランジ
部11に沿って下方に折り曲げられ、水平ランナ10の
ウェブ部12の下面に廻り込み、水平ランナ10を挟持
する。また、拡大頭部21は、内装ボード1(図示せ
ず)に向かって水平ランナ10から水平に突出する。
【0019】第7図は、係止金具20の更なる変形例を
示す平面図である。第7図(A)に示す係止金具20
は、第6図に示す係止金具と基本的に同じ構成のもので
ある。しかしながら、拡大頭部21aは、正六角形の板
体に形成されており、上記円板形の拡大頭部21の拡大
湾曲縁25と同様の機能を奏する拡大傾斜縁25aを備
える。第7図(B)に示すように、係止金具20は、第
6図に示す係止金具と同一の態様で水平ランナ10に取
付けられ、水平ランナ10を挟持し、正六角形の拡大頭
部21aは、内装ボード1(図示せず)に向かって水平
ランナ10から水平に突出する。なお、上記各実施例に
おいては、水平ランナ10として、上方に開口した溝形
部材を使用しているが、水平ランナ10として他の形態
の部材、例えば、下方に開口した溝形部材、或いは、角
形鋼材、丸形鋼材、アングル形鋼材、更には、無機質系
の型材等の各種部材を使用し得る。第8図は、本発明に
係る内壁面構造の第3実施例を示す斜視図である。第8
図において、特殊形状を有する異形材からなる間柱15
が、所定の間隔を隔てて壁芯に配置される。間柱15
は、板材を曲げ加工した軸芯対称の横断面形態を有し、
壁芯上に配置される基板16と、基板16の両側に位置
する折曲部17と備える。係止金具20が、上下方向に
所定の間隔を隔てて、折曲部17に取付けられる。係止
金具20は、垂直に配向された円板形の拡大頭部21
と、折曲部17を挟持する脚部29とを備える。
示す平面図である。第7図(A)に示す係止金具20
は、第6図に示す係止金具と基本的に同じ構成のもので
ある。しかしながら、拡大頭部21aは、正六角形の板
体に形成されており、上記円板形の拡大頭部21の拡大
湾曲縁25と同様の機能を奏する拡大傾斜縁25aを備
える。第7図(B)に示すように、係止金具20は、第
6図に示す係止金具と同一の態様で水平ランナ10に取
付けられ、水平ランナ10を挟持し、正六角形の拡大頭
部21aは、内装ボード1(図示せず)に向かって水平
ランナ10から水平に突出する。なお、上記各実施例に
おいては、水平ランナ10として、上方に開口した溝形
部材を使用しているが、水平ランナ10として他の形態
の部材、例えば、下方に開口した溝形部材、或いは、角
形鋼材、丸形鋼材、アングル形鋼材、更には、無機質系
の型材等の各種部材を使用し得る。第8図は、本発明に
係る内壁面構造の第3実施例を示す斜視図である。第8
図において、特殊形状を有する異形材からなる間柱15
が、所定の間隔を隔てて壁芯に配置される。間柱15
は、板材を曲げ加工した軸芯対称の横断面形態を有し、
壁芯上に配置される基板16と、基板16の両側に位置
する折曲部17と備える。係止金具20が、上下方向に
所定の間隔を隔てて、折曲部17に取付けられる。係止
金具20は、垂直に配向された円板形の拡大頭部21
と、折曲部17を挟持する脚部29とを備える。
【0020】補強部材2を備えた内装ボード1が、係止
金具20を介して間柱15に取付けられる。内装ボード
1は、全体的に水平方向に延び、上部裏面及び下部裏面
に水平方向に配向された補強部材2を備える。本例にお
いて、内装ボード1は、石膏ボード等の一般的な建築内
装工事用ボード、或いは、比較的厚い成形部材、例え
ば、長尺の無機質系サイディング材等の板材(建築内装
工事用ボード)からなる。補強部材2は、第2図に示す
補強部材と実質的に同じ断面形状を有し、上下のフラン
ジ部6の先端部を屈曲してなる屈曲片7と、屈曲片7の
先端縁から補強部材2の内方に延びる係合部8と、上下
の係合部8の間に形成され且つ水平方向に延びる開口部
9とを備えており、補強部材2は、内装ボード1の裏面
側に開口した中空形状の線形部材を構成している。第1
図乃至第4図に示す内壁面構造と同様の施工方法に従っ
て、間柱15の両側から内装ボード1の補強部材2が各
係止金具20に押圧され、内装ボード1は、拡大頭部2
1と補強部材2との係合により、間柱15の所定位置に
取付けられる。かくして間柱15の両側に取付けられた
内装ボード1は、間仕切壁の両側に室内側又は屋内側内
壁面を形成する。また、上記第1実施例と同様に、或る
限度を超える外力で内装ボード1を間柱15から引き離
すことにより、内装ボード1の補強部材2を係止金具2
0から分離し、間仕切壁を解体することができる。
金具20を介して間柱15に取付けられる。内装ボード
1は、全体的に水平方向に延び、上部裏面及び下部裏面
に水平方向に配向された補強部材2を備える。本例にお
いて、内装ボード1は、石膏ボード等の一般的な建築内
装工事用ボード、或いは、比較的厚い成形部材、例え
ば、長尺の無機質系サイディング材等の板材(建築内装
工事用ボード)からなる。補強部材2は、第2図に示す
補強部材と実質的に同じ断面形状を有し、上下のフラン
ジ部6の先端部を屈曲してなる屈曲片7と、屈曲片7の
先端縁から補強部材2の内方に延びる係合部8と、上下
の係合部8の間に形成され且つ水平方向に延びる開口部
9とを備えており、補強部材2は、内装ボード1の裏面
側に開口した中空形状の線形部材を構成している。第1
図乃至第4図に示す内壁面構造と同様の施工方法に従っ
て、間柱15の両側から内装ボード1の補強部材2が各
係止金具20に押圧され、内装ボード1は、拡大頭部2
1と補強部材2との係合により、間柱15の所定位置に
取付けられる。かくして間柱15の両側に取付けられた
内装ボード1は、間仕切壁の両側に室内側又は屋内側内
壁面を形成する。また、上記第1実施例と同様に、或る
限度を超える外力で内装ボード1を間柱15から引き離
すことにより、内装ボード1の補強部材2を係止金具2
0から分離し、間仕切壁を解体することができる。
【0021】第9図乃至第11図は、本発明による内壁
面構造の第4実施例において使用される3種類の係止金
具を夫々例示する平面図及び斜視図であり、第12図及
び第13図は、本発明の第4実施例に係る内壁面構造を
示す斜視図及び縦断面図である。第9図乃至第13図に
おいて、前述の各実施例における各部材又は部位と実質
的に同じ部材又は部位については、同一の参照符合が付
されている。係止金具20は、所定形状に形成された成
形板又は打ち抜き板からなる被加工部材である。3種類
の係止金具20が、第9図(A)、第10図(A)及び
第11図(A)に夫々図示されている。第9図(A)及
び第11図(A)に示す係止金具20は、曲げ加工前の
平板状ブランクの状態にて図示されている。第9図
(A)に示す第1形態の係止金具20は、前述の実施例
と同様に、拡大頭部21及び縮小部分22を備えてい
る。係止金具20は、前後一対且つ左右一対の拡大頭部
21からなる合計4箇所の対称な拡大頭部21を備えて
おり、前後一対の拡大頭部21は夫々、概ね方形の縮小
部分22によって相互連結されている。均一な幅員を有
する左右の縮小部分22は、方形の連結板40によって
一体的に相互連結されており、連結板40は、X−X軸
線及びY−Y軸線を中心に直角に折り曲げ可能な形態を
有する。
面構造の第4実施例において使用される3種類の係止金
具を夫々例示する平面図及び斜視図であり、第12図及
び第13図は、本発明の第4実施例に係る内壁面構造を
示す斜視図及び縦断面図である。第9図乃至第13図に
おいて、前述の各実施例における各部材又は部位と実質
的に同じ部材又は部位については、同一の参照符合が付
されている。係止金具20は、所定形状に形成された成
形板又は打ち抜き板からなる被加工部材である。3種類
の係止金具20が、第9図(A)、第10図(A)及び
第11図(A)に夫々図示されている。第9図(A)及
び第11図(A)に示す係止金具20は、曲げ加工前の
平板状ブランクの状態にて図示されている。第9図
(A)に示す第1形態の係止金具20は、前述の実施例
と同様に、拡大頭部21及び縮小部分22を備えてい
る。係止金具20は、前後一対且つ左右一対の拡大頭部
21からなる合計4箇所の対称な拡大頭部21を備えて
おり、前後一対の拡大頭部21は夫々、概ね方形の縮小
部分22によって相互連結されている。均一な幅員を有
する左右の縮小部分22は、方形の連結板40によって
一体的に相互連結されており、連結板40は、X−X軸
線及びY−Y軸線を中心に直角に折り曲げ可能な形態を
有する。
【0022】X−X軸線及びY−Y軸線を中心に連結板
40を直角に折り曲げ加工してなる係止金具20が、第
9図(B)に図示されている。係止金具20は、前後一
対且つ上下一対の拡大頭部21を備え、前後の拡大頭部
21は、互いに反対の方向に配向されている。上下の縮
小部分22を相互連結する垂直な連結板40は、係止金
具20の補強部材として機能する。第10図(A)に示
す第2形態の係止金具20は、前後一対の拡大頭部21
と、拡大頭部21同士を相互連結する概ね方形の縮小部
分22とを備える。拡大頭部21は、幅員方向に延びる
縮小部分22の中心線に対して対称に形成され、長方形
の板体41が、幅員方向の中心線に沿って縮小部分の下
面に一体的に固着される。板体41の固着は、例えば、
接着剤又は溶接手段を用いて実施される。板体41は、
縮小部分22に対して左右対称に配置されるとともに、
第10図(B)に示す如く、縮小部分22から垂下し、
係止金具20の補強部材又は補強リブとして機能する。
第11図(A)に示す第3形態の係止金具20は、第9
図に示す第1形態の係止金具20と実施的に同じ構造な
いし構成を備えるが、縮小部分22の全長が、比較的長
く設定されている。また、縮小部分22の概ね全長に亘
って延びる連結板42は、X−X軸線及びY−Y軸線上
に位置する切り込み又はスリット44によって、部分的
に縮小部分22と分割又は分離される。X−X軸線及び
Y−Y軸線を中心に連結板42を直角に折り曲げ加工す
るとともに、V−V軸線及びW−W軸線を中心に連結板
42の縁部又はフラップ43を直角に折り曲げ加工し、
これにより、第11図(B)に示す如く、チャンネル形
又は溝形の連結部材42を備えた係止金具20が形成さ
れる。係止金具20は、上下方向に比較的大きな距離を
隔てて離間した前後一対且つ上下一対の拡大頭部21を
備える。X−X軸線、Y−Y軸線、V−V軸線及びW−
W軸線を中心とする曲げ加工により形成された連結部材
42は、補強リブとして機能する縁部又はフラップ43
を備えるとともに、縮小部分22同士を相互連結し、係
止金具20の全体剛性、構造的安定性又は耐久性を高め
る補強部材として機能する。
40を直角に折り曲げ加工してなる係止金具20が、第
9図(B)に図示されている。係止金具20は、前後一
対且つ上下一対の拡大頭部21を備え、前後の拡大頭部
21は、互いに反対の方向に配向されている。上下の縮
小部分22を相互連結する垂直な連結板40は、係止金
具20の補強部材として機能する。第10図(A)に示
す第2形態の係止金具20は、前後一対の拡大頭部21
と、拡大頭部21同士を相互連結する概ね方形の縮小部
分22とを備える。拡大頭部21は、幅員方向に延びる
縮小部分22の中心線に対して対称に形成され、長方形
の板体41が、幅員方向の中心線に沿って縮小部分の下
面に一体的に固着される。板体41の固着は、例えば、
接着剤又は溶接手段を用いて実施される。板体41は、
縮小部分22に対して左右対称に配置されるとともに、
第10図(B)に示す如く、縮小部分22から垂下し、
係止金具20の補強部材又は補強リブとして機能する。
第11図(A)に示す第3形態の係止金具20は、第9
図に示す第1形態の係止金具20と実施的に同じ構造な
いし構成を備えるが、縮小部分22の全長が、比較的長
く設定されている。また、縮小部分22の概ね全長に亘
って延びる連結板42は、X−X軸線及びY−Y軸線上
に位置する切り込み又はスリット44によって、部分的
に縮小部分22と分割又は分離される。X−X軸線及び
Y−Y軸線を中心に連結板42を直角に折り曲げ加工す
るとともに、V−V軸線及びW−W軸線を中心に連結板
42の縁部又はフラップ43を直角に折り曲げ加工し、
これにより、第11図(B)に示す如く、チャンネル形
又は溝形の連結部材42を備えた係止金具20が形成さ
れる。係止金具20は、上下方向に比較的大きな距離を
隔てて離間した前後一対且つ上下一対の拡大頭部21を
備える。X−X軸線、Y−Y軸線、V−V軸線及びW−
W軸線を中心とする曲げ加工により形成された連結部材
42は、補強リブとして機能する縁部又はフラップ43
を備えるとともに、縮小部分22同士を相互連結し、係
止金具20の全体剛性、構造的安定性又は耐久性を高め
る補強部材として機能する。
【0023】第9図に示す係止金具20を使用した間仕
切壁の施工工程及び間仕切壁構造体の断面図が第12図
及び第13図に概略的に図示されている。内装施工工程
において、第13図に示す如く、チャンネル形又は溝形
の天井ランナ50が、天井下地材等の天井部材Cに固定
され、アングル形又はL形の床ランナ51が、床下地モ
ルタル等の床部材Fに固定される。第1内装ボード1c
の上端部及び下端部が、天井ランナ50のフランジ部又
は垂下壁と、床ランナ51の立ち上り部又はフランジ部
とに夫々固定される。第1内装ボード1cの補強部材2
は、間仕切壁の中心線側に配置される。第12図に示す
如く、各係止金具20の拡大頭部21が、第1内装ボー
ド1cの補強部材2に対して押圧され、拡大頭部21
は、補強部材2との係合により、補強部材2上の所定位
置に保持される。更に、第2内装ボード1dの上端部及
び下端部が、天井ランナ50のフランジ部又は垂下壁に
固定されるとともに、第2内装ボード1dの裏面の補強
部材2が、各係止金具20の拡大頭部21に押圧され、
第1及び第2内装ボード1c、1dは、拡大頭部21と
補強部材2との係合により、相互に連結される。しかる
後、第13図に示す如く、床ランナ52が第2内装ボー
ド1dの下部外面に押え金具又は押え部材として固定さ
れる。
切壁の施工工程及び間仕切壁構造体の断面図が第12図
及び第13図に概略的に図示されている。内装施工工程
において、第13図に示す如く、チャンネル形又は溝形
の天井ランナ50が、天井下地材等の天井部材Cに固定
され、アングル形又はL形の床ランナ51が、床下地モ
ルタル等の床部材Fに固定される。第1内装ボード1c
の上端部及び下端部が、天井ランナ50のフランジ部又
は垂下壁と、床ランナ51の立ち上り部又はフランジ部
とに夫々固定される。第1内装ボード1cの補強部材2
は、間仕切壁の中心線側に配置される。第12図に示す
如く、各係止金具20の拡大頭部21が、第1内装ボー
ド1cの補強部材2に対して押圧され、拡大頭部21
は、補強部材2との係合により、補強部材2上の所定位
置に保持される。更に、第2内装ボード1dの上端部及
び下端部が、天井ランナ50のフランジ部又は垂下壁に
固定されるとともに、第2内装ボード1dの裏面の補強
部材2が、各係止金具20の拡大頭部21に押圧され、
第1及び第2内装ボード1c、1dは、拡大頭部21と
補強部材2との係合により、相互に連結される。しかる
後、第13図に示す如く、床ランナ52が第2内装ボー
ド1dの下部外面に押え金具又は押え部材として固定さ
れる。
【0024】なお、上記施工手順と逆の手順に従って、
係止金具20を第2内装ボード1dの補強部材2に予め
取付けた後に、係止金具20を第1内装ボード1cの補
強部材2に係止することも可能である。このような係止
金具20を使用した間仕切壁構造によれば、間柱又はス
タッドを省略したノンスタッド構造又はスタッドレス構
造の間仕切壁を迅速且つ簡易に施工することができる。
前述の如く、拡大頭部21の外周縁は、左右の係合部8
を押し拡げ、開口部9を拡大して、開口部9を通過し、
この結果、拡大頭部21は、補強部材2の中空部内に収
容され、拡大頭部21の周縁は、補強部材2のウェブ部
5と係合部8の先端縁との間に介装される。従って、施
工者は、一方の壁面を構成する第1内装ボード1cを固
定した後、係止金具20を介して、他方の壁面を構成す
る第2内装ボード1dを固定することにより、間仕切壁
を完成することができる。また、係止金具20は、連結
板40、42を介して相互連結された上下一対の拡大頭
部21及び縮小部分22を備え、或いは、補強リブとし
て機能する板体41を備えており、比較的高い剛性を有
するので、係止金具20によって相互連結された第1及
び第2内装ボード1c、1dは、構造的且つ強度的に安
定した中空壁を形成する。
係止金具20を第2内装ボード1dの補強部材2に予め
取付けた後に、係止金具20を第1内装ボード1cの補
強部材2に係止することも可能である。このような係止
金具20を使用した間仕切壁構造によれば、間柱又はス
タッドを省略したノンスタッド構造又はスタッドレス構
造の間仕切壁を迅速且つ簡易に施工することができる。
前述の如く、拡大頭部21の外周縁は、左右の係合部8
を押し拡げ、開口部9を拡大して、開口部9を通過し、
この結果、拡大頭部21は、補強部材2の中空部内に収
容され、拡大頭部21の周縁は、補強部材2のウェブ部
5と係合部8の先端縁との間に介装される。従って、施
工者は、一方の壁面を構成する第1内装ボード1cを固
定した後、係止金具20を介して、他方の壁面を構成す
る第2内装ボード1dを固定することにより、間仕切壁
を完成することができる。また、係止金具20は、連結
板40、42を介して相互連結された上下一対の拡大頭
部21及び縮小部分22を備え、或いは、補強リブとし
て機能する板体41を備えており、比較的高い剛性を有
するので、係止金具20によって相互連結された第1及
び第2内装ボード1c、1dは、構造的且つ強度的に安
定した中空壁を形成する。
【0025】このようにして施工された間仕切壁を解体
するとき、内装ボード1c、1dを相互離間させる方向
において、或る一定の限度を超えた外力を内装ボード1
c又は内装ボード1dに加えると、拡大頭部21の拡大
湾曲縁25は、左右の係合部8を押し拡げ、開口部9を
通過し、上記係止金具20は、補強部材2の中空部から
引き抜かれる。かくして、拡大頭部21と補強部材2と
は、相互分離し、内装ボード1c、1dは、解体され
る。従って、本例の取付構造を介して取付けられた内装
ボード1c、1dは、前述の第1乃至第3実施例と同様
に、或る程度の外力により内装ボード1c、1dを相互
離間させることにより、比較的容易に解体・撤去するこ
とができる。
するとき、内装ボード1c、1dを相互離間させる方向
において、或る一定の限度を超えた外力を内装ボード1
c又は内装ボード1dに加えると、拡大頭部21の拡大
湾曲縁25は、左右の係合部8を押し拡げ、開口部9を
通過し、上記係止金具20は、補強部材2の中空部から
引き抜かれる。かくして、拡大頭部21と補強部材2と
は、相互分離し、内装ボード1c、1dは、解体され
る。従って、本例の取付構造を介して取付けられた内装
ボード1c、1dは、前述の第1乃至第3実施例と同様
に、或る程度の外力により内装ボード1c、1dを相互
離間させることにより、比較的容易に解体・撤去するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の上記構成に
よれば、短期に施工し且つ短期に解体・撤去することが
でき、しかも、施工工程を簡素化し且つ壁材の再利用を
可能にする内壁面構造又は壁面構造を提供することが可
能となる。
よれば、短期に施工し且つ短期に解体・撤去することが
でき、しかも、施工工程を簡素化し且つ壁材の再利用を
可能にする内壁面構造又は壁面構造を提供することが可
能となる。
【図1】本発明に係る内壁面構造を構成する建築用内装
ボードを示す斜視図である。
ボードを示す斜視図である。
【図2】本発明に係る内壁面構造の第1実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】内装ボードを水平ランナ上の係止金具に係止し
た状態を示す平面図である。
た状態を示す平面図である。
【図4】図3に示す係止形態により内装ボードを水平ラ
ンナに取付けた状態を示す平面図である。
ンナに取付けた状態を示す平面図である。
【図5】本発明に係る内壁面構造の第2実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】係止金具の変形例を示す平面図及び縦断面図で
ある。
ある。
【図7】係止金具の更なる変形例を示す縦平面図であ
る。
る。
【図8】本発明に係る内壁面構造の第3実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図9】本発明による内壁面構造の第4実施例において
使用される係止金具を例示する平面図及び斜視図であ
る。
使用される係止金具を例示する平面図及び斜視図であ
る。
【図10】本発明による内壁面構造の第4実施例におい
て使用される他の係止金具を例示する平面図及び斜視図
である。
て使用される他の係止金具を例示する平面図及び斜視図
である。
【図11】本発明による内壁面構造の第4実施例におい
て使用される更に他の係止金具を例示する平面図及び斜
視図である。
て使用される更に他の係止金具を例示する平面図及び斜
視図である。
【図12】本発明の第4実施例に係る内壁面構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図13】本発明の第4実施例に係る内壁面構造を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
1 内装ボード 2 補強部材 3 補強部材 4 帯状連結片 5 フランジ部 6 ウェブ部 7 屈曲片 8 係合部 9 開口部 10 水平ランナ 11 フランジ部 12 ウェブ部 20 係止金具 21 拡大頭部 22 縮小部分 23 板状基部 25 拡大湾曲縁 30 ブラケット
Claims (3)
- 【請求項1】 建築物又は工作物の内壁面を形成するた
めの内壁面構造において、 裏面に線形補強部材(2、3)を備えた建築用内装ボード
(1) と、建築物又は工作物に固定された線形支持部材(1
0)と、該支持部材に固定され且つ前記補強部材に係止さ
れる係止具(20)とを備え、前記支持部材は、建築物又は
工作物の所定位置に配置され、前記補強部材は、前記支
持部材に対して所定の角度をなして交差するように配向
され、 前記補強部材は、前記支持部材に向かって開口する開口
部(9) を有し、該開口部は、弾性的に開閉可能な係合部
(8) によって形成され、 前記係止具は、前記支持部材に一体的に取付けられる取
付け部(24)と、前記開口部の幅よりも僅かに大きな幅を
有する拡大頭部(21)と、前記取付け部及び拡大頭部の間
に位置する縮小部分(22)とを備え、 前記拡大頭部は、前記補強部材の開口部に整列し、前記
係合部に対して押圧されたとき、該係合部を押し拡げ、
前記開口部を拡開し、これにより、前記開口部を通過す
るように成形され、 前記縮小部分に連接する前記拡大頭部の基端側周縁(25)
は、前記開口部を通過したときに前記係合部に係止する
ように、前記縮小部分から外方に延びるとともに、前記
周縁(25)は、前記線形補強部材と前記係止具とを引き離
す方向に所定の荷重を超える外力が作用したときに、前
記係合部を押し拡げ、前記開口部を拡開するように、滑
らかな周縁の形態に形成されることを特徴とする内壁面
構造。 - 【請求項2】 建築物又は工作物の内壁面を形成するた
めの内壁面構造において、 裏面に線形補強部材(2、3)を備えた建築用内装ボード
(1) と、建築物又は工作物に固定された線形支持部材(1
0)と、該支持部材に係合し且つ前記補強部材に係止され
る係止具(20)とを備え、前記支持部材は、建築物又は工
作物の所定位置に配置され、前記補強部材は、前記支持
部材に対して所定の角度をなして交差するように配向さ
れ、 前記補強部材は、前記支持部材に向かって開口する開口
部(9) を有し、該開口部は、弾性的に開閉可能な係合部
(8) によって形成され、 前記係止具は、前記支持部材に取外し可能に取付けられ
る取付け部(26)と、前記開口部の幅よりも僅かに大きな
幅を有する拡大頭部(21)と、前記取付け部及び拡大頭部
の間に位置する縮小部分(22)とを備え、 前記拡大頭部は、前記補強部材の開口部に整列し、前記
係合部に対して押圧されたとき、該係合部を押し拡げ、
前記開口部を拡開し、これにより、前記開口部を通過
し、前記縮小部分に連接する前記拡大頭部の基端側周縁
(25)は、前記開口部を通過したときに前記係合部に係止
し、 前記取付け部は、上方に変位したときに前記支持部材か
ら離脱するように形成されたフック形部分(27)を備え、
該フック形部分は、前記支持部材の上方域から該支持部
材に係合し、支持されることを特徴とする内壁面構造。 - 【請求項3】 建築物又は工作物の壁体を形成するため
の壁面構造において、 裏面に線形補強部材(2) を備えた建築用ボード(1) と、
前記補強部材に係止される係止具(20)とを備え、 前記補強部材は、前記支持部材に向かって開口する開口
部(9) を有し、該開口部は、弾性的に開閉可能な係合部
(8) によって形成され、 前記係止具は、前記開口部の幅よりも僅かに大きな幅を
有する前後一対の拡大頭部(21)と、該拡大頭部の間に位
置する縮小部分(22)と、該縮小部分に連結された板体(4
0 、41、42) とを備え、 前記拡大頭部は、前記係合部に対して押圧されたとき、
該係合部を押し拡げ、前記開口部を拡開し、これによ
り、前記開口部を通過するように成形され、 前記縮小部分に連接する前記拡大頭部の基端側周縁(25)
は、前記開口部を通過したときに前記係合部に係止する
ように、前記縮小部分から外方に延びるとともに、前記
周縁(25)は、前記線形補強部材と前記係止具とを引き離
す方向に所定の荷重を超える外力が作用したときに、前
記係合部を押し拡げ、前記開口部を拡開するように、滑
らかな周縁の形態に形成されることを特徴とする壁面構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32702795A JPH09111994A (ja) | 1995-08-14 | 1995-12-15 | 内壁面構造 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20637195 | 1995-08-14 | ||
| JP7-206371 | 1995-08-14 | ||
| JP32702795A JPH09111994A (ja) | 1995-08-14 | 1995-12-15 | 内壁面構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09111994A true JPH09111994A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=26515622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32702795A Pending JPH09111994A (ja) | 1995-08-14 | 1995-12-15 | 内壁面構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09111994A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003049523A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Sawata Kenzaisha:Kk | 壁下地バックアップ金具 |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP32702795A patent/JPH09111994A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003049523A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Sawata Kenzaisha:Kk | 壁下地バックアップ金具 |
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