JPH09112287A - 機械式過給機付エンジンの排気循環装置 - Google Patents

機械式過給機付エンジンの排気循環装置

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JPH09112287A
JPH09112287A JP7270938A JP27093895A JPH09112287A JP H09112287 A JPH09112287 A JP H09112287A JP 7270938 A JP7270938 A JP 7270938A JP 27093895 A JP27093895 A JP 27093895A JP H09112287 A JPH09112287 A JP H09112287A
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engine
exhaust
opening
exhaust gas
supercharger
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Junya Watanabe
純也 渡邊
Sei Kawatani
聖 川谷
Shinji Nakayama
真治 中山
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Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/02—EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/03—EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single mechanically or electrically driven intake charge compressor
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
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    • F02M26/46—Sensors specially adapted for EGR systems for determining the characteristics of gases, e.g. composition
    • F02M26/47—Sensors specially adapted for EGR systems for determining the characteristics of gases, e.g. composition the characteristics being temperatures, pressures or flow rates
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気循環(EGR)を好適に実施可能な機械
式過給機付エンジンの排気循環装置を提供する。 【解決手段】 エンジンのクランク軸(10)及び排気系に
設けられた排気タービン(26)の少なくとも一方の回転動
力により吸入空気を過給する過給機(20)と、この回転動
力を変速して過給機に伝達する変速機(50)と、エンジン
の排気系(24)と過給機より下流側の吸気系(16)とを連通
する連通路(30)と、連通路を開閉する開閉弁(32)と、過
給機より下流側の吸気系の吸気圧を検出する吸気圧検出
手段(38)と、排気系の排気圧を検出する排気圧検出手段
(36)と、エンジンの運転状態を検出するエンジン運転状
態検出手段(92,94)と、エンジンの運転状態が所定の運
転状態のとき開閉弁を開弁するとともに開閉弁が開弁中
で吸気圧が排気圧より高いとき変速機を減速側へ制御す
る制御手段(90)とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機械式過給機付
エンジンの排気循環装置に係り、詳しくは変速機により
回転速度を変速可能な機械式過給機付エンジンのEGR
システムに関する。
【0002】
【関連する背景技術】近年、エンジンの運転性能を向上
させるべく、エンジンの吸気系にターボチャージャや容
積型過給機(スーパチャージャ)等の過給装置を配設し
たガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載した車
両が増加している。ところで、通常、容積型過給機を使
用する場合にあっては、その回転速度はエンジン回転速
度に比例したものとなっている。しかしながら、エンジ
ン特性との関係から、その回転速度をエンジン回転速度
に常時比例させるのは好ましいことではない。そこで、
エンジン特性に応じた過給を行うべく、エンジンのクラ
ンクシャフトと機械式過給機間にエンジン回転速度やエ
ンジンの負荷情報等に応じて変速する変速機を有した機
械式過給機付エンジンが知られている。
【0003】また、機械式過給機はエンジン出力を一部
消費してしまうものであることから、この出力ロスを補
うべくタービン等により排気エネルギを回収し、これに
より、エンジン出力をアシストする動力回収機構(ター
ボコンパウンドシステム)を備えた上記変速機を有する
機械式過給機付エンジンも開発されている。このよう
な、動力回収機構を備えるとともに変速機を有した機械
式過給機付エンジンにあっては、機械式過給機と動力回
収機構とは共に上記変速機を介してクランクシャフトに
接続されており、エンジン回転速度やエンジンの負荷情
報等に応じて変速機の変速段を適宜調節することで動力
回収と過給とが好適に実現可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンか
らの排ガス中にはNOxが多く含まれており、このNOx
を好適に低減する手段として排ガスの一部(EGRガ
ス)を吸気系に再循環させる排気循環システム、即ちE
GRシステムが知られている。そして、このEGRシス
テムを上記変速機を有した機械式過給機付エンジンに適
用するようにし、EGRガスをエンジンの燃焼室のより
近い位置に環流させることも考えられている。
【0005】しかしながら、この場合にあっては、EG
Rガスを吸気系に環流させようとする際に同時に機械式
過給機を働かせていると、この機械式過給機による吸気
圧、即ちブースト圧の方が排気圧よりも高くなっている
ことが多い。従って、この場合には、EGRガスが良好
に吸気系に循環せず、EGRを実施したい場合であって
も、EGRシステムが効果的に機能しない虞がある。
【0006】本発明は、上述した事情に基づきなされた
もので、その目的とするところは、排気循環(EGR)
を好適に実施可能な機械式過給機付エンジンの排気循環
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、エンジンの吸気系に配設さ
れ、前記エンジンのクランク軸及び排気系に設けられた
排気タービンのうちの少なくとも一方を動力源として吸
入空気を過給する過給機と、前記動力源と前記過給機と
の間に設けられ、前記動力源からの回転動力を変速して
前記過給機に伝達する変速機と、前記エンジンの排気系
と前記過給機より下流側の吸気系とを連通する連通路
と、前記連通路を開閉する開閉弁と、前記過給機より下
流側の吸気系の吸気圧を検出する吸気圧検出手段と、前
記排気系の排気圧を検出する排気圧検出手段と、前記エ
ンジンの運転状態を検出するエンジン運転状態検出手段
と、前記エンジンの運転状態が所定の運転状態のとき前
記開閉弁を開弁するとともに前記開閉弁が開弁中で前記
吸気圧が前記排気圧より高いとき前記変速機を減速側へ
制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】従って、エンジンの運転状態が所定の運転
状態となると排気循環を行う連通路の開閉弁が開弁さ
れ、このとき吸気圧が排気圧より高いと変速機が減速側
へ制御される。これにより、過給機の回転速度が低下し
て吸気圧が排気圧よりも小さくされ、排気循環が良好に
実施される。また、請求項2の発明では、前記制御手段
は、前記エンジンの運転状態に応じて前記変速機を通常
制御して前記過給機の過給圧を調節する一方、前記開閉
弁が開弁中で前記吸気圧が前記排気圧より高いとき前記
通常制御に優先して前記変速機を減速側へ制御すること
を特徴としている。
【0009】従って、通常は、エンジンの運転状態に応
じて変速機は通常制御されて過給機の過給圧が好適に調
節されるのであるが、開閉弁が開弁しているときに吸気
圧が排気圧より高い場合には、通常制御に優先して変速
機が減速側へ制御される。これにより、過給機の回転速
度が低下して吸気圧が排気圧よりも小さくされ、排気循
環が良好に実施される。
【0010】また、請求項3の発明では、前記変速機は
無段階に変速可能な無段変速機であって、前記制御手段
は、前記吸気圧が前記排気圧より高いとき前記無段変速
機の変速比を所定量減速側へ制御することを特徴として
いる。従って、吸気圧が排気圧より高いときには、無段
変速機の変速比が所定量減速側へ好適に制御され、過給
機の回転速度が滑らかに低下して吸気圧が排気圧よりも
小さくされ、排気循環がより良好に実施される。
【0011】また、請求項4の発明では、エンジンの吸
気系に配設され、前記エンジンのクランク軸及び排気系
に設けられた排気タービンのうちの少なくとも一方を動
力源として吸入空気を過給する過給機と、前記動力源と
前記過給機との間に設けられ、前記動力源からの回転動
力を変速して前記過給機に伝達する変速機と、前記エン
ジンの排気系と前記過給機より下流側の吸気系とを連通
する連通路と、前記連通路を開閉する開閉弁と、前記エ
ンジンの運転状態を検出するエンジン運転状態検出手段
と、前記エンジンの運転状態に応じて前記開閉弁の開度
を制御するとともに前記エンジンの運転状態及び前記開
閉弁の開度に応じて前記変速機を制御する制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0012】従って、エンジンの運転状態に応じて排気
循環を行う連通路の開閉弁の開度が制御され、さらに、
この開閉弁の開度とエンジンの運転状態に応じて変速機
が容易且つ良好に制御される。つまり、例えば、排気循
環をすべく開閉弁の開度が大きくされた場合には、これ
に応じ変速機は充分に減速されて過給機の回転速度が低
下し、排気循環が良好に実施される。
【0013】また、請求項5の発明では、前記変速機は
無段階に変速可能な無段変速機であって、前記制御手段
は、前記エンジンの運転状態及び前記開閉弁の開度に応
じて前記無段変速機の変速比を制御することを特徴とし
ている。従って、エンジンの運転状態及び開閉弁の開度
に応じて無段変速機の変速比が好適に制御され、過給機
の回転速度が滑らかに変速し、開閉弁が開弁中にあって
は排気循環がより良好に実施される。
【0014】また、請求項6の発明では、前記制御手段
は、前記開閉弁の開度を多段階に制御するとともに、前
記エンジンの運転状態に応じて前記連通路を介して吸気
系に循環させる排気の適量排気循環量を算出する適量排
気循環量算出手段と、前記開閉弁の開度と前記エンジン
の運転状態とに応じて前記循環させる排気の実排気循環
量を算出する実排気循環量算出手段とをさらに備え、前
記適量排気循環量と前記実排気循環量とに応じて前記変
速機を制御することを特徴としている。
【0015】従って、エンジンの運転状態に応じて適量
排気循環量が算出され、さらに、開閉弁の開度とエンジ
ンの運転状態とに応じて実排気循環量が算出される。そ
して、これら適量排気循環量と実排気循環量とが所定の
関係にあるとき変速機が好適に制御され、開度が段階的
に切換わるような低コスト型の開閉弁を使用しても、排
気循環が良好に実施される。
【0016】また、請求項7の発明では、前記制御手段
は、前記エンジンの運転状態が低負荷方向へ移行してい
ると判定したとき、前記適量排気循環量と前記実排気循
環量との差が許容範囲を越えた時点で前記開閉弁の開度
を1段階開弁側にシフトさせるとともに前記変速機を減
速側へ制御することを特徴としている。従って、エンジ
ンの運転状態が低負荷方向へ移行していると判定される
と、適量排気循環量と実排気循環量との差が許容範囲を
越えた時点で開閉弁の開度が1段階開弁側にシフトさせ
られ、これと同時に変速機が減速側へ好適に制御され、
過給機による過給が好適に制限されて排気循環が良好に
実施される。
【0017】また、請求項8の発明では、前記制御手段
は、前記エンジンの運転状態が高負荷方向へ移行してい
ると判定したとき、前記開閉弁の現在の開度よりも1段
階閉弁側の開度での実排気循環量を算出し、前記適量排
気循環量と前記1段階閉弁側の開度での実排気循環量と
の差が許容範囲と一致した時点で前記開閉弁の開度を1
段階閉弁側にシフトさせるとともに前記変速機を増速側
へ制御することを特徴としている。
【0018】従って、エンジンの運転状態が高負荷方向
へ移行していると判定されると、開閉弁の現在の開度よ
りも1段階閉弁側の開度での実排気循環量が算出され、
適量排気循環量と1段階閉弁側の開度での実排気循環量
との差が許容範囲と一致した時点で開閉弁の開度が1段
階閉弁側にシフトさせられ、これと同時に変速機が増速
側へ好適に制御される。これにより、排気循環が好適に
制限される一方で過給機による過給が良好に実施され
る。
【0019】また、請求項9の発明では、前記制御手段
は、前記エンジンの運転状態が低負荷方向へ移行してい
ると判定したとき、前記開閉弁の現在の開度よりも1段
階開弁側の開度での実排気循環量を算出し、前記適量排
気循環量と前記1段階開弁側の開度での実排気循環量と
の差が許容範囲と一致した時点で前記開閉弁の開度を1
段階開弁側にシフトさせるとともに前記変速機を減速側
へ制御することを特徴としている。
【0020】従って、エンジンの運転状態が低負荷方向
へ移行していると判定されると、開閉弁の現在の開度よ
りも1段階開弁側の開度での実排気循環量が算出され、
適量排気循環量と1段階開弁側の開度での実排気循環量
との差が許容範囲と一致した時点で開閉弁の開度が1段
階開弁側にシフトさせられ、これと同時に変速機が減速
側へ好適に制御される。これにより、過給機による過給
が好適に制限されて排気循環が良好に実施される。
【0021】また、請求項10の発明では、前記制御手
段は、前記エンジンの運転状態が高負荷方向へ移行して
いると判定したとき、前記適量排気循環量と前記実排気
循環量との差が許容範囲を越えた時点で前記開閉弁の開
度を1段階閉弁側にシフトさせるとともに前記変速機を
増速側へ制御することを特徴としている。従って、エン
ジンの運転状態が高負荷方向へ移行していると判定され
ると、適量排気循環量と実排気循環量との差が許容範囲
を越えた時点で開閉弁の開度が1段階閉弁側にシフトさ
せられ、これと同時に変速機が増速側へ好適に制御さ
れ、排気循環が好適に制限される一方で過給機による過
給が良好に実施される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき説明する。先ず、実施例1について説明する。図1
には、本発明の実施例1が適用される、機械式過給機、
つまり容積型過給機付の6気筒4バルブディーゼルエン
ジン(以下、単にエンジンという)1を備えた内燃機関
の概略構成図を示してある。
【0023】同図に示すように、エンジン1のシリンダ
ヘッド2には、コントロールラックを含む列形燃料噴射
装置を有した図示しない燃料供給系の他に各気筒の燃焼
室4に新気(吸入空気)を導くインテークマニホールド
6及び各気筒の燃焼室4からの排出された排ガスを集合
させるエキゾーストマニホールド8が接続されている。
従って、このようなエンジン1では、周知のように、吸
気バルブ(図示ぜす)が開弁されると、新気がインテー
クマニホールド6から各気筒の一対の吸気ポート4aを
介して燃焼室4内に導かれ、これにより燃焼室4内で燃
料供給系から供給される燃料が燃焼してピストン(図示
せず)が作動させられ、クランクシャフト(クランク
軸)10とともにフライホイール11が駆動する。そし
て、燃焼が終了して排気バルブ(図示ぜす)が開弁され
ることで、排ガスが燃焼室4から各気筒の一対の排気ポ
ート4bを介してエキゾーストマニホールド8に排出さ
れる。なお、フライホイール11はトランスミッション
を介して駆動車輪(共に図示せず)に接続されている。
【0024】インテークマニホールド6からは吸気管1
6が延びており、この吸気管16の上流側には容積型過
給機(スーパチャージャ)20が介装されている。そし
て、吸気管16の先端にはエアクリーナ(図示せず)が
接続されている。また、スーパチャージャ20をバイパ
スするようにしてバイパス管18が接続されている。こ
のバイパス管18には、新気がバイパス管18内を逆流
しようとすると閉弁する逆流防止弁19が設けられてい
る。詳しくは、この逆流防止弁19の弁体は、バイパス
管18の流路断面中心より偏心した位置に軸を有してバ
イパス管18に回動自在に軸支されている。従って、新
気がバイパス管18内を逆流しようとすると、弁体のう
ちの軸よりも大きな受圧面を持つ側がより強く押される
ことになり、これにより、弁体がバイパス管18の流路
を塞いで逆流防止弁19が閉弁し新気の逆流が防止され
る。
【0025】また、吸気管16には、エンジン1により
駆動される冷却ファン12と対向してインタクーラ17
が介装されている。このインタクーラ17は、吸気管1
6内を通る新気を冷却してその体積効率を高める周知の
働きをするものである。一方、エキゾーストマニホール
ド8からは排気管24が延びており、この排気管24の
下流側には、排気タービン26が介装されている。そし
て、排気タービン26よりもさらに下流の排気管24の
先端部には触媒及びマフラ(共に図示せず)が接続され
ている。
【0026】また、排気管24のエキゾーストマニホー
ルド8と排気タービン26との間の部分からは、排気循
環管(連通路)30が分岐して延びており、この排気循
環管30の先端は、吸気管16の上記インタクーラ17
よりも下流の部分に接続されている。この排気循環管3
0は、所謂EGR通路であり、排ガスの一部(EGRガ
ス)を吸気管16内に再循環させてNOxの排出を抑え
る働きをするものである。この排気循環管30には、ソ
レノイド部34が後述の電子制御ユニット(ECU)9
0に電気的に接続された電磁式のEGR弁(開閉弁)3
2が設けられており、このEGR弁32は、ECU90
から作動信号が供給されると、その作動信号に応じてリ
フト量VE、つまり弁開度が変化し、これにより排気循
環管30の流路面積を調節するものである。
【0027】また、排気循環管30のEGR弁32より
も排気管24寄りには、排気圧Peを検出する排気圧セ
ンサ(排気圧検出手段)36が設けられており、さら
に、排気循環管30のEGR弁32よりも吸気管16寄
りには、吸気圧、つまりブースト圧Pbを検出する吸気
圧センサ(吸気圧検出手段)38が設けられている。こ
れら排気圧センサ36と吸気圧センサ38はECU90
に電気的に接続されている。
【0028】上述したクランクシャフト10には出力ギ
ヤ40が取付けられており、この出力ギヤ40は、アイ
ドラギヤ42を介して出力ギヤ40より歯数の少ないギ
ヤ44に噛合している。つまり、出力ギヤ40に対しギ
ヤ44は所定の増速比を有している。そして、このギヤ
44の回転軸46は、流体継手48を介して無段変速機
(CVT)50の一方のプーリ即ちセカンダリプーリ5
2に同一軸心を有して接続されている。
【0029】CVT50は、上記セカンダリプーリ52
とプライマリプーリ54との間に回転伝達ローラ56が
介装されて構成されている。この回転伝達ローラ56に
は、ECU90に電気的に接続されたアクチュエータ5
8が接続されており、CVT50は、このアクチュエー
タ58が作動させられることで回転伝達ローラ56の両
プーリの各回転伝達位置が変化し、これにより、両プー
リ間の回転速度比、つまり増速比αが無段階に調節され
る。詳しくは、ECU90において先ず増速比αが後述
のエンジン回転速度Neやエンジン負荷q等に基づいて
設定され、この増速比αに応じて作動信号がECU90
から出力されてアクチュエータ58が作動することにな
る。
【0030】プライマリプーリ54からは回転軸60が
延びており、この回転軸60の先端は、上述したスーパ
チャージャ20に接続されている。これにより、エンジ
ン1の駆動力によってスーパチャージャ20が強制的に
駆動させられ、スーパチャージャ20内を通る新気が過
給されて各気筒の燃焼室4内に供給されて、エンジン出
力が増大することになる。なお、スーパチャージャ20
の構成及び作用は周知のものであり、ここでは詳細な説
明を省略する。
【0031】回転軸60には同一軸心を有してギヤ62
が一体に取付けられており、このギヤ62は、アイドラ
ギヤユニット64を介してギヤ66に噛合している。こ
こに、ギヤ62はアイドラギヤユニット64の有する減
速比を含めギヤ66に対し所定の減速比を有している。
そして、ギヤ66からは回転軸68が延びており、この
回転軸68は、上述の排気タービン26のロータ27に
同一の軸心を有して接続されている。
【0032】ところで、アイドラギヤユニット64は、
ギヤ62の回転速度がギヤ66の回転速度よりも大きい
ときには切断され、ギヤ62からギヤ66への駆動力の
伝達を遮断する一方、ギヤ66の回転速度がギヤ62の
回転速度よりも大きいときには接続されてギヤ66から
ギヤ62へ駆動力を伝達するワンウェイクラッチを含ん
でいる。
【0033】詳しくは、排気圧によって常時排気タービ
ン26のロータ27が回転し、これにより回転軸68を
介してギヤ66が回転するが、このとき、クランクシャ
フト10の回転速度が大きく、ギヤ62の回転の方がこ
のクランクシャフト10の回転に基づきギヤ66のもの
よりも大きくなっていると、ワンウェイクラッチの接続
が切断されてギヤ62の駆動力はギヤ66には伝達され
ず、この場合には、スーパチャージャ20はクランクシ
ャフト10の回転に応じたギヤ62の回転に従って駆動
される。そして、一方、クランクシャフト10の回転に
基づくギヤ62の回転の方が排気タービン26のロータ
27の回転に基づくギヤ66のものよりも小さくなって
いると、ギヤ66がギヤ62を回転させようとすること
からワンウェイクラッチが接続され、この場合には、排
気タービン26からの駆動力がギヤ62、CVT50、
流体継手48、ギヤ44及び出力ギヤ40を介して充分
に減速され高トルクを有してクランクシャフト10に伝
達されるのである。つまり、これによって、クランクシ
ャフト10の回転が排気タービン26の回転によってア
シストされ、動力回収が行われることになる。このと
き、スーパチャージャ20は排気タービン26の回転に
応じたギヤ62の回転に従って回転し、よって、この場
合には、スーパチャージャ20はあたかもターボチャー
ジャの如く作用することになる。
【0034】図中の符号90は、上述した電子制御ユニ
ット(ECU)であり、このECU90の入力側には、
上述の排気圧センサ36や吸気圧センサ38の他、クラ
ンクシャフト10の回転速度、つまりエンジン回転数N
eを検出するエンジン回転センサ(エンジン運転状態検
出手段)92及び上記コントロールラックのラック位
置、つまりエンジン負荷qを検出するラック位置センサ
(エンジン運転状態検出手段)94が電気的に接続され
ている。また、ECU90の出力側には、上述のEGR
弁32及びアクチュエータ58が電気的に接続されてい
る。
【0035】従って、EGR弁32は、エンジン回転セ
ンサ92に基づくエンジン回転数Ne及びラック位置セ
ンサ94に基づくエンジン負荷qに応じてそのリフト量
VEが制御され、また、アクチュエータ58は、エンジ
ン回転数Ne及びエンジン負荷qの他、排気圧センサ3
6に基づく排気圧Peや吸気圧センサ38に基づくブー
スト圧Pbに応じて制御され、これによりCVT50の
増速比αが調節される。
【0036】以下、このように構成された容積型過給機
付エンジンの排気循環装置の作用を図1とともに図2及
び図3に基づき説明する。通常、容積型過給機付エンジ
ンでは、容積型過給機が作動するときにあっては新気が
過給吸気されるために吸気系の圧力が排気系の圧力より
も高くなっており、EGRガスの吸気系への循環が困難
になっている。従って、本発明の排気循環装置では、E
GRガスを良好に吸気系に循環させるべくCVTの増速
比を減少させて容積型過給機(スーパチャージャ)20
を減速させ、これにより吸気系の圧力を低下させるCV
T減速制御を行っている(制御手段)。
【0037】図2には、CVT減速制御ルーチンのフロ
ーチャートを示してあり、以下、このフローチャートに
基づきCVT減速制御について説明する。先ず、ステッ
プS10では、排気循環、つまりEGRが実施されてい
るか否かが判別される。具体的には、エンジン回転セン
サ92によって検出されるエンジン回転数Neとラック
位置センサ94によって検出されるエンジン負荷qとが
それぞれEGRを必要とする所定範囲にあるか否かが判
別される。判別結果が偽(No)でEGRが実施されて
いないと判定された場合には、何もせずに当該ルーチン
を抜ける。一方、判別結果が真(Yes)でEGRが実
施されていると判定された場合には、次にステップS1
2に進む。
【0038】ステップS12では、スーパチャージャ2
0が働き、吸気圧センサ38により検出されるブースト
圧Pbが排気圧センサ36により検出される排気圧Peよ
りも大きい(Pb>Pe)か否かを判別する。判別結果が
偽でブースト圧Pbが排気圧Pe以下(Pb≦Pe)と判定
された場合には、何もせずに当該ルーチンを抜ける。一
方、判別結果が真でブースト圧Pbが排気圧Peより大き
い(Pb>Pe)と判定された場合には、次にステップS
14に進む。
【0039】ステップS14では、CVT50の増速比
αを減少させてスーパチャージャ20を減速させる。具
体的には、増速比αに減速係数β(0<β<1.0)を
乗算して、ブースト圧Pbが排気圧Peより小さくなるよ
う増速比αを減少させている。この減速係数βは、図3
のマップに示すように、ブースト圧Pbと排気圧Peとの
比(Pb/Pe)に応じて予めブースト圧Pbが排気圧Pe
以下に抑えることができるよう設定されており、ブース
ト圧Pbと排気圧Peとが略等しい(Pb/Pe≒1.0)
ときに値1.0に近い値とされ、ブースト圧Pbが排気
圧Peよりも大きくなる(Pb/Pe>1.0)ほど値0
に漸近し小さな値とされている。従って、EGRが実施
されているときには、ブースト圧Pbは常に排気圧Peよ
り小さく維持されるのである。
【0040】以上、詳細に説明したように、本発明の容
積型過給機付エンジンの排気循環装置では、EGRを行
う場合には、CVT50の増速比αを低減させて容積型
過給機の出力を制限してブースト圧Pbを排気圧Peより
小さく抑えるので、EGRガスを確実に吸気管16に循
環させるようにでき、過給よりもEGRを優先すること
ができる。これにより、NOxの大気中への放散量を好
適に低減することができる。
【0041】次に、実施例2について説明する。この実
施例2では、上記実施例1と同じ装置構成を有してお
り、CVT減速制御内容が異なるのみであるため、以
下、実施例2におけるCVT減速制御について説明す
る。ECU90には、図4に示すように、エンジン回転
速度Neとエンジン負荷qとに応じたEGR弁32の好
適なリフト量VEが予め設定されマップとして記憶され
ている。図中の実線はEGR弁32のリフト量VEが0
の状態を、破線はリフト量VEがX1(例えば、5mm)の
状態を、また一点鎖線はリフト量VEがX2(例えば、1
0mm)の状態を代表的に示している。従って、EGR弁
32のリフト量VE、つまり弁開度は、全負荷時のトル
クカーブ(二点鎖線)よりも小さい範囲において、全て
のエンジン回転速度Neの範囲でエンジン負荷qが小さ
いほど大きくなり(0<X1<X2)EGRガスの流量が
多くなるように設定されている。
【0042】また、さらに、ECU90には、図5に示
すように、エンジン回転速度Neとエンジン負荷qとに
応じたCVT50の増速比αが予めマップとして記憶さ
れている。このマップは、上記図4のマップに基づき設
定されたもので、例えば、EGRが実施される領域にあ
っては、ブースト圧Pbが排気圧Peよりも常に小さくな
るようにして(Pb/Pe<1.0)増速比αが予め実験
等により設定されている。
【0043】従って、この実施例2の場合には、ECU
90にエンジン回転速度Ne及びエンジン負荷qの情報
が入力すると、増速比αがこの図5のマップから一義に
決定され、この増速比αに応じた出力信号がECU90
からアクチュエータ58に供給され、これにより、CV
T50の回転伝達ローラ56が好適な回転伝達位置に制
御される。
【0044】このとき、上述したように、上記EGRが
実施される領域にあっては、ブースト圧Pbは、排気圧
Peよりも常に小さく(Pb/Pe<1.0)設定されて
いるので、エンジン回転速度Ne及びエンジン負荷qが
決まると、特別なCVT減速制御をすることなく自動的
に排気圧Peよりも小さく維持され(Pb/Pe<1.
0)、よって、EGRガスが確実に吸気管16に循環す
ることになる。
【0045】なお、この図5のマップでは、EGR弁3
2のリフト量VEが0→X2のように順次大きく、EGR
ガスの流量が多くなるに従って、ブースト圧Pbが排気
圧Peよりもより小さく、つまりPb/Peの値がより小
さくなるようにして増速比αが予め設定されている。つ
まり、EGRガスがその流量に応じて循環し易いように
考慮されている。
【0046】ところで、EGR弁32は、上述のように
開度を無段階に自在に調節可能なものであるのが好まし
いが、低コスト化を図るべく、開度、即ちリフト量VE
を段階的(例えば、VE=0、5、10mmの3段階)に
切換えるものであってもよい。この場合には、例えば、
エンジン負荷qに応じてリフト量VEを切換え、さらに
この切換タイミングに同期してCVT50の増速比αを
図5中の斜線の範囲内で切換えるようにすればよい。
【0047】具体的には、リフト量VEの切換えタイミ
ングに関していえば、先ず、ECU90は、エンジン負
荷qに応じた適量排気循環量QEを算出するとともに、
現在選択されているリフト量VEでの実排気循環量QRを
算出する。そして、エンジン負荷qの変動に応じてこれ
ら適量排気循環量QEと実排気循環量QRとの一致性を判
別し、適量排気循環量QEと実排気循環量QRとの差が許
容範囲を越えたと判定すると、リフト量VEを1段階上
または下に切換えるのである。
【0048】図6には、エンジン負荷qと適量排気循環
量QE及び実排気循環量QRとの関係を示してあるが、同
図に示すように、適量排気循環量QEはエンジン負荷q
に応じて連続的に変化する線である一方、実排気循環量
QRは、エンジン負荷qの変化に対しEGR弁32のリ
フト量VE毎に排気循環量が略一定であって、リフト量
VEに応じてその排気循環量の異なる階段状の断続線と
されている。
【0049】従って、同図に示すように、エンジン負荷
qが減少するような場合(実線矢印)にあっては、適量
排気循環量QEと実排気循環量QRとの差が許容範囲(二
点鎖線で示す)を越えた時点でリフト量VEが1段階上
のリフト量VEに切換わる(VE=0→X1、VE=X1→
X2)。一方、エンジン負荷qが増加するような場合
(破線矢印)にあっては、適量排気循環量QEと1段階
下の仮の実排気循環量QR(一点鎖線)との差が許容範
囲と一致した時点でリフト量VEがこの1段階下のリフ
ト量VEに切換わる(VE=X2→X1、VE=X1→0)の
である。
【0050】また、CVT50の増速比αの切換えにつ
いても、上記リフト量VEの切換タイミングに同期して
実施され、これにより、特に示していないが、増速比α
が図5中の各リフト量VEに対応する増速比αに切換え
られ、EGRガスが良好に吸気管16内に循環すること
になる。また、図7には、図6と同様に、エンジン負荷
qと適量排気循環量QE及び実排気循環量QRとの関係が
示されているが、上記EGR弁32のリフト量VEの切
換えとCVT50の増速比αの切換えとを同図に基づい
て実施してもよい。
【0051】即ち、この場合には、エンジン負荷qが減
少するような場合(破線矢印)にあっては、適量排気循
環量QEと1段階上の仮の実排気循環量QR(一点鎖線)
との差が許容範囲(二点鎖線で示す)と一致した時点で
リフト量VEがこの1段階上のリフト量VEに切換わる
(VE=0→X1、VE=X1→X2)。一方、エンジン負
荷qが増加するような場合(実線矢印)にあっては、適
量排気循環量QEと実排気循環量QRとの差が許容範囲を
越えた時点でリフト量VEが1段階下のリフト量VEに切
換わる(VE=X2→X1、VE=X1→0)のである。
【0052】以上、実施例1及び2に基づき詳細に説明
したように、本発明の容積型過給機付エンジンの排気循
環装置では、無段変速機(CVT)50を好適に利用す
ることにより、排気循環(EGR)を行う場合にあって
は、CVT50の増速比αを小さく制限して容積型過給
機(スーパチャージャ)20の出力を低下させ、常に確
実にEGRガスを吸気管16に循環させることができ
る。これにより、容積型過給機(スーパチャージャ)を
有しながら排気循環(EGR)をも好適に実現でき、N
Oxの大気中への放散量を容積型過給機を有しないエン
ジン同様に極めて少なく抑えることができる。
【0053】なお、上記実施例1及び2においては、無
段変速機(CVT)50を使用するようにしたが、これ
に限られず、このCVT50の有する増速比αの範囲と
同一の範囲内で変速自在な有段変速機を用いるようにし
ても同様の効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の機械式
過給機付エンジンの排気循環装置によれば、エンジンの
吸気系に配設され、エンジンのクランク軸及び排気系に
設けられた排気タービンのうちの少なくとも一方を動力
源として吸入空気を過給する過給機と、動力源と過給機
との間に設けられ、動力源からの回転動力を変速して過
給機に伝達する変速機と、エンジンの排気系と過給機よ
り下流側の吸気系とを連通する連通路と、連通路を開閉
する開閉弁と、過給機より下流側の吸気系の吸気圧を検
出する吸気圧検出手段と、排気系の排気圧を検出する排
気圧検出手段と、エンジンの運転状態を検出するエンジ
ン運転状態検出手段と、エンジンの運転状態が所定の運
転状態のとき開閉弁を開弁するとともに開閉弁が開弁中
で吸気圧が排気圧より高いとき変速機を減速側へ制御す
る制御手段とを備えるようにしたので、開閉弁が開弁さ
れ、吸気圧が排気圧より高いときには、変速機を減速側
へ好適に制御し過給機の回転速度を低下させて吸気圧を
排気圧よりも小さくでき、排気循環を良好に実施でき
る。
【0055】また、請求項2の機械式過給機付エンジン
の排気循環装置によれば、制御手段は、エンジンの運転
状態に応じて変速機を通常制御して過給機の過給圧を調
節する一方、開閉弁が開弁中で吸気圧が排気圧より高い
とき通常制御に優先して変速機を減速側へ制御するの
で、通常はエンジンの運転状態に応じて変速機を通常制
御し過給機の過給圧を好適に調節できる一方、開閉弁が
開弁され、吸気圧が排気圧より高いときには、通常制御
に優先して変速機を減速側へ制御し過給機の回転速度を
低下させて吸気圧を排気圧よりも小さくでき、排気循環
を良好に実施できる。
【0056】また、請求項3の機械式過給機付エンジン
の排気循環装置によれば、変速機は無段階に変速可能な
無段変速機であって、制御手段は、吸気圧が排気圧より
高いとき無段変速機の変速比を所定量減速側へ制御する
ので、吸気圧が排気圧より高いときには、無段変速機の
変速比を所定量減速側へ好適に制御することで過給機の
回転速度を滑らかに低下させることができ、吸気圧を排
気圧よりも小さくして排気循環をより良好に実施でき
る。
【0057】また、請求項4の機械式過給機付エンジン
の排気循環装置によれば、エンジンの吸気系に配設さ
れ、エンジンのクランク軸及び排気系に設けられた排気
タービンのうちの少なくとも一方を動力源として吸入空
気を過給する過給機と、動力源と過給機との間に設けら
れ、動力源からの回転動力を変速して過給機に伝達する
変速機と、エンジンの排気系と過給機より下流側の吸気
系とを連通する連通路と、連通路を開閉する開閉弁と、
エンジンの運転状態を検出するエンジン運転状態検出手
段と、エンジンの運転状態に応じて開閉弁の開度を制御
するとともにエンジンの運転状態及び開閉弁の開度に応
じて変速機を制御する制御手段とを備えるようにしたの
で、エンジンの運転状態に応じて排気循環を行う連通路
の開閉弁の開度を制御でき、さらに、この開閉弁の開度
とエンジンの運転状態に応じて変速機を容易且つ良好に
制御できる。従って、例えば、排気循環をすべく開閉弁
の開度を大きく制御した場合には、これに応じ変速機を
充分に減速側に制御して過給機の回転速度を低下させる
ことができ、排気循環を良好に実施できる。
【0058】また、請求項5の機械式過給機付エンジン
の排気循環装置によれば、変速機は無段階に変速可能な
無段変速機であって、制御手段は、エンジンの運転状態
及び開閉弁の開度に応じて無段変速機の変速比を制御す
るので、エンジンの運転状態及び開閉弁の開度に応じて
無段変速機の変速比を好適に制御して過給機の回転速度
を滑らかに変速でき、開閉弁が開弁中にあっては排気循
環をより良好に実施できる。
【0059】また、請求項6の機械式過給機付エンジン
の排気循環装置によれば、制御手段は、開閉弁の開度を
多段階に制御するとともに、エンジンの運転状態に応じ
て連通路を介して吸気系に循環させる排気の適量排気循
環量を算出する適量排気循環量算出手段と、開閉弁の開
度とエンジンの運転状態とに応じて循環させる排気の実
排気循環量を算出する実排気循環量算出手段とをさらに
備え、適量排気循環量と実排気循環量とに応じて変速機
を制御するので、エンジンの運転状態に応じて適量排気
循環量を算出し、さらに、開閉弁の開度とエンジンの運
転状態とに応じて実排気循環量を算出し、これら適量排
気循環量と実排気循環量とが所定の関係にあるとき変速
機を好適に制御でき、開度が段階的に切換わるような低
コスト型の開閉弁を使用しても、排気循環を良好に実施
できる。
【0060】また、請求項7の機械式過給機付エンジン
の排気循環装置によれば、制御手段は、エンジンの運転
状態が低負荷方向へ移行していると判定したとき、適量
排気循環量と実排気循環量との差が許容範囲を越えた時
点で開閉弁の開度を1段階開弁側にシフトさせるととも
に変速機を減速側へ制御するので、開度が段階的に切換
わるような低コスト型の開閉弁を使用しても、変速機を
減速側へ好適に制御でき、過給機による過給を好適に制
限して排気循環を良好に実施できる。
【0061】また、請求項8の機械式過給機付エンジン
の排気循環装置によれば、制御手段は、エンジンの運転
状態が高負荷方向へ移行していると判定したとき、開閉
弁の現在の開度よりも1段階閉弁側の開度での実排気循
環量を算出し、適量排気循環量と1段階閉弁側の開度で
の実排気循環量との差が許容範囲と一致した時点で開閉
弁の開度を1段階閉弁側にシフトさせるとともに変速機
を増速側へ制御するので、開度が段階的に切換わるよう
な低コスト型の開閉弁を使用しても、変速機を増速側へ
好適に制御でき、排気循環を好適に制限する一方で過給
機による過給を良好に実施できる。
【0062】また、請求項9の機械式過給機付エンジン
の排気循環装置によれば、制御手段は、エンジンの運転
状態が低負荷方向へ移行していると判定したとき、開閉
弁の現在の開度よりも1段階開弁側の開度での実排気循
環量を算出し、適量排気循環量と1段階開弁側の開度で
の実排気循環量との差が許容範囲と一致した時点で開閉
弁の開度を1段階開弁側にシフトさせるとともに変速機
を減速側へ制御するので、開度が段階的に切換わるよう
な低コスト型の開閉弁を使用しても、変速機を減速側へ
好適に制御でき、過給機による過給を好適に制限して排
気循環を良好に実施できる。
【0063】また、請求項10の機械式過給機付エンジ
ンの排気循環装置によれば、制御手段は、エンジンの運
転状態が高負荷方向へ移行していると判定したとき、適
量排気循環量と実排気循環量との差が許容範囲を越えた
時点で開閉弁の開度を1段階閉弁側にシフトさせるとと
もに変速機を増速側へ制御するので、開度が段階的に切
換わるような低コスト型の開閉弁を使用しても、変速機
を増速側へ好適に制御でき、排気循環を好適に制限する
一方で過給機による過給を良好に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の排気循環装置を備えた機械式過給機
付エンジンの概略構成図である。
【図2】図1中のECUが実施するCVT減速制御ルー
チンのフローチャートである。
【図3】ブースト圧Pb及び排気圧Peの比Pb/Peと減
速係数βとの関係を示すグラフである。
【図4】実施例2で使用する、エンジン回転速度Neと
エンジン負荷qとに基づくEGR弁のリフト量を示すグ
ラフである。
【図5】実施例2で使用する、エンジン回転速度Neと
エンジン負荷qとに基づくCVTの増速比αを示すグラ
フである。
【図6】実施例2で使用する、エンジン負荷qに対する
適量排気循環量QEと実排気循環量QRとの関係を示すグ
ラフである。
【図7】実施例2で使用する、エンジン負荷qに対する
適量排気循環量QEと実排気循環量QRとの関係を示す他
のグラフである。
【符号の説明】
1 ディーゼルエンジン 10 クランクシャフト(クランク軸) 16 吸気管 20 容積型過給機(スーパチャージャ) 24 排気管 26 排気タービン 30 排気循環管(連通路) 32 EGR弁(開閉弁) 36 排気圧センサ(排気圧検出手段) 38 吸気圧センサ(吸気圧検出手段) 50 無段変速機 90 電子制御ユニット(ECU) 92 エンジン回転センサ(エンジン運転状態検出手
段) 94 ラック位置センサ(エンジン運転状態検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 25/07 550 F02M 25/07 550C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気系に配設され、前記エン
    ジンのクランク軸及び排気系に設けられた排気タービン
    のうちの少なくとも一方を動力源として吸入空気を過給
    する過給機と、 前記動力源と前記過給機との間に設けられ、前記動力源
    からの回転動力を変速して前記過給機に伝達する変速機
    と、 前記エンジンの排気系と前記過給機より下流側の吸気系
    とを連通する連通路と、 前記連通路を開閉する開閉弁と、 前記過給機より下流側の吸気系の吸気圧を検出する吸気
    圧検出手段と、 前記排気系の排気圧を検出する排気圧検出手段と、 前記エンジンの運転状態を検出するエンジン運転状態検
    出手段と、 前記エンジンの運転状態が所定の運転状態のとき前記開
    閉弁を開弁するとともに前記開閉弁が開弁中で前記吸気
    圧が前記排気圧より高いとき前記変速機を減速側へ制御
    する制御手段と、を備えたことを特徴とする機械式過給
    機付エンジンの排気循環装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記エンジンの運転状
    態に応じて前記変速機を通常制御して前記過給機の過給
    圧を調節する一方、前記開閉弁が開弁中で前記吸気圧が
    前記排気圧より高いとき前記通常制御に優先して前記変
    速機を減速側へ制御することを特徴とする、請求項1記
    載の機械式過給機付エンジンの排気循環装置。
  3. 【請求項3】 前記変速機は無段階に変速可能な無段変
    速機であって、前記制御手段は、前記吸気圧が前記排気
    圧より高いとき前記無段変速機の変速比を所定量減速側
    へ制御することを特徴とする、請求項1または2記載の
    機械式過給機付エンジンの排気循環装置。
  4. 【請求項4】 エンジンの吸気系に配設され、前記エン
    ジンのクランク軸及び排気系に設けられた排気タービン
    のうちの少なくとも一方を動力源として吸入空気を過給
    する過給機と、 前記動力源と前記過給機との間に設けられ、前記動力源
    からの回転動力を変速して前記過給機に伝達する変速機
    と、 前記エンジンの排気系と前記過給機より下流側の吸気系
    とを連通する連通路と、 前記連通路を開閉する開閉弁と、 前記エンジンの運転状態を検出するエンジン運転状態検
    出手段と、 前記エンジンの運転状態に応じて前記開閉弁の開度を制
    御するとともに前記エンジンの運転状態及び前記開閉弁
    の開度に応じて前記変速機を制御する制御手段と、を備
    えたことを特徴とする機械式過給機付エンジンの排気循
    環装置。
  5. 【請求項5】 前記変速機は無段階に変速可能な無段変
    速機であって、前記制御手段は、前記エンジンの運転状
    態及び前記開閉弁の開度に応じて前記無段変速機の変速
    比を制御することを特徴とする、請求項4記載の機械式
    過給機付エンジンの排気循環装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記開閉弁の開度を多
    段階に制御するとともに、 前記エンジンの運転状態に応じて前記連通路を介して吸
    気系に循環させる排気の適量排気循環量を算出する適量
    排気循環量算出手段と、 前記開閉弁の開度と前記エンジンの運転状態とに応じて
    前記循環させる排気の実排気循環量を算出する実排気循
    環量算出手段とをさらに備え、 前記適量排気循環量と前記実排気循環量とに応じて前記
    変速機を制御することを特徴とする、請求項5記載の機
    械式過給機付エンジンの排気循環装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記エンジンの運転状
    態が低負荷方向へ移行していると判定したとき、前記適
    量排気循環量と前記実排気循環量との差が許容範囲を越
    えた時点で前記開閉弁の開度を1段階開弁側にシフトさ
    せるとともに前記変速機を減速側へ制御することを特徴
    とする、請求項6記載の機械式過給機付エンジンの排気
    循環装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記エンジンの運転状
    態が高負荷方向へ移行していると判定したとき、前記開
    閉弁の現在の開度よりも1段階閉弁側の開度での実排気
    循環量を算出し、前記適量排気循環量と前記1段階閉弁
    側の開度での実排気循環量との差が許容範囲と一致した
    時点で前記開閉弁の開度を1段階閉弁側にシフトさせる
    とともに前記変速機を増速側へ制御することを特徴とす
    る、請求項7記載の機械式過給機付エンジンの排気循環
    装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記エンジンの運転状
    態が低負荷方向へ移行していると判定したとき、前記開
    閉弁の現在の開度よりも1段階開弁側の開度での実排気
    循環量を算出し、前記適量排気循環量と前記1段階開弁
    側の開度での実排気循環量との差が許容範囲と一致した
    時点で前記開閉弁の開度を1段階開弁側にシフトさせる
    とともに前記変速機を減速側へ制御することを特徴とす
    る、請求項6記載の機械式過給機付エンジンの排気循環
    装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記エンジンの運転
    状態が高負荷方向へ移行していると判定したとき、前記
    適量排気循環量と前記実排気循環量との差が許容範囲を
    越えた時点で前記開閉弁の開度を1段階閉弁側にシフト
    させるとともに前記変速機を増速側へ制御することを特
    徴とする、請求項9記載の機械式過給機付エンジンの排
    気循環装置。
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