JPH09113070A - リキッドタンクを備えたコンデンサ - Google Patents

リキッドタンクを備えたコンデンサ

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JPH09113070A
JPH09113070A JP26974695A JP26974695A JPH09113070A JP H09113070 A JPH09113070 A JP H09113070A JP 26974695 A JP26974695 A JP 26974695A JP 26974695 A JP26974695 A JP 26974695A JP H09113070 A JPH09113070 A JP H09113070A
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JP
Japan
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liquid tank
condenser
refrigerant
header
case
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JP26974695A
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English (en)
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Hiroyuki Inaba
浩行 稲葉
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Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リキッドタンク24を備えたコンデンサ23
を、ラジエータ48の前方に近接配置可能にする。 【構成】 コンデンサ23を構成するヘッダパイプ26
aにリキッドタンク24を固定する。リキッドタンク2
4をヘッダパイプ26aに対して前側にオフセットし、
このリキッドタンク24の一部がコンデンサ23の後方
に突出するのを防止する。この結果、リキッドタンク2
4とラジエータ48とが干渉しにくくなって、上記目的
を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るリキッドタンクを
備えたコンデンサは、自動車用空調機を構成する蒸気圧
縮式冷凍機のコンプレッサとエバポレータとの間に直列
に組み込む。そして、コンプレッサで圧縮した冷媒を放
熱し凝縮させた後、水分等の異物を除去してからエバポ
レータに送り出す。
【0002】
【従来の技術】自動車室内の冷房や除湿を行なう自動車
用空調機には、蒸気圧縮式冷凍機が組み込まれている。
図7は、特開平4−95522号公報に記載された、蒸
気圧縮式冷凍機の基本構成を示す回路図である。コンプ
レッサ1から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、コン
デンサ2を通過する間に空気との間で熱交換を行なって
温度低下し、凝縮液化する。この結果生じた液状の冷媒
は、一度リキッドタンク3に溜められてから、膨張弁4
を介してエバポレータ5に送られ、このエバポレータ5
内で蒸発する。エバポレータ5の温度は、蒸発潜熱を奪
われて低下する為、このエバポレータ5に空調用の空気
を流通させれば、この空気の温度を低下させると同時
に、この空気中に含まれる水蒸気を取り除く事ができ
る。エバポレータ5内で蒸発気化した冷媒は、上記コン
プレッサ1に吸引されて圧縮され、再び上記サイクルを
繰り返す。
【0003】この様な、自動車用空調機の蒸気圧縮式冷
凍機を構成するリキッドタンク3は従来、コンデンサ2
とは独立して造られたものを、このコンデンサ2とエバ
ポレータ5とを結ぶ配管の途中に接続していた。ところ
が、この様にリキッドタンク3とコンデンサ2とを別個
に構成した場合、このリキッドタンク3の設置スペース
が嵩むだけでなく、このリキッドタンク3を、上記コン
デンサ2とは独立して、十分な耐振性を持たせて車体に
取り付ける必要が生じる。
【0004】この様な面倒を解決する為に従来から、リ
キッドタンク3をコンデンサ2と一体に構成する構造
が、特開平3−87572号公報、同4−103973
号公報、同4−131667号公報等に記載されている
様に、各種提案されている。図8は、このうちの特開平
4−103973号公報に記載された構造を示してい
る。コンデンサ2は、互いに水平方向(図8の左右方
向)に離隔してそれぞれ鉛直方向(図8の上下方向)に
配置された1対のヘッダパイプ6a、6bを有する。こ
れら1対のヘッダパイプ6a、6bの間には、複数の扁
平伝熱管7、7を設けている。これら複数の扁平伝熱管
7、7は、互いに鉛直方向に離隔してそれぞれ水平方向
に配置されている。そして、これら各扁平伝熱管7、7
の両端部は、それぞれ上記1対のヘッダパイプ6a、6
bを気密且つ液密に貫通させて、それぞれの内側流路を
これら各ヘッダパイプ6a、6bの内側に連通させてい
る。又、上下に隣り合う扁平伝熱管7、7同士の間に
は、金属薄板をジグザグに形成して成るコルゲート型の
フィン8、8を挟持する事により、コア部9を構成して
いる。このコア部9の上下両側には、それぞれサイドプ
レート10、11を設け、これら両サイドプレート1
0、11の両端部を、それぞれ上記ヘッダパイプ6a、
6bの上下両端部内側面に結合固定している。
【0005】この様に構成されるコンデンサ2は、上記
コア部9部分で、上記各扁平伝熱管7、7内を流れる冷
媒と各扁平伝熱管7、7外を流れる空気とを熱交換さ
せ、上記冷媒を凝縮液化させる。即ち、一方(図8の右
方)のヘッダパイプ6aの上部に設けた入口管12から
送り込まれたガス状の冷媒は、このヘッダパイプ6aと
他方(図8の左方)のヘッダパイプ6bとの間を行き来
しつつ、上記コア部9を構成する扁平伝熱管7、7内を
流れ、その間に凝縮液化する。この結果生じた液状の冷
媒は、上記一方のヘッダパイプ6aの下端部に溜り、冷
媒移送管13からリキッドタンク3に送り込まれる。
【0006】一方、リキッドタンク3は、上記一方のヘ
ッダパイプ6aの外側面に固定されている。即ち、この
リキッドタンク3を構成する円筒状のケース本体14を
上記ヘッダパイプ6aの側面に、ろう付け等により固定
している。このケース本体14の下端開口は底板15に
より、上端開口は上板16により、それぞれ塞いでい
る。上記底板15には上記冷媒移送管13を貫通させ、
この冷媒移送管13を上記ケース本体14の中心部に挿
入している。従って、この冷媒移送管13の外周面と上
記ケース本体14の内周面との間には、円筒状の空間1
8が形成される。又、上記冷媒移送管13の上端部で上
記ケース本体14の上部に存在する部分には、多数の小
孔17、17を形成し、上記ヘッダパイプ6aからこの
冷媒移送管13内に送り込まれた液状の冷媒を吐出自在
としている。又、上記空間18の中間部には下側から順
に、フェルト等の多孔質材により造られた、塵芥等の異
物を捕集除去する為のフィルタ19と、シリカゲル、塩
化カルシウム等の乾燥剤20と、金網、パンチングメタ
ル等の多孔の抑え板21とを、互いに直列に設けてい
る。上記フィルタ19と乾燥剤20とが、冷媒中に混入
した異物を除去する為の除去手段を構成する。更に、上
記ケース本体14の下端部には出口管22を設けて、上
記空間18の下端部に溜った液状の冷媒を取り出し自在
としている。
【0007】上述の様に構成されるリキッドタンクを備
えたコンデンサの使用時(リキッドタンクを備えたコン
デンサを組み込んだ蒸気圧縮式冷凍機の運転時)には、
図8に矢印で示す様に流れる冷媒が、コンデンサ2内で
凝縮液化してからリキッドタンク3に送り込まれる。そ
して、このリキッドタンク3内で水分や異物を除去され
た、清浄な冷媒が、上記出口管22から、エバポレータ
5直前の膨張弁4(図7参照)に向けて送り出される。
この様に構成され作用するリキッドタンクを備えたコン
デンサは、コンデンサ2とリキッドタンク3とを一体的
に取り扱える為、エンジンルーム内部の限られた空間へ
の設置が容易になり、しかもコンデンサ2とリキッドタ
ンク3との耐振性確保を独立して行なう必要がなくなる
ので、設置作業の容易化を図れる。
【0008】更に、特開平7−159000号公報に
は、一方のヘッダパイプとリキッドタンクのケースと
を、押し出し成形材により一体に構成した構造が記載さ
れている。又、この公報に記載された構造の場合には、
上記押し出し成形材のうちのヘッダパイプ部分に対して
リキッドタンクのケース部分を、前側にオフセットして
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する従来のリキッドタンクを備えたコンデ
ンサの場合には、リキッドタンクを備えたコンデンサを
ラジエータの直前に配置する事が難しくなる。即ち、自
動車用空調機用の蒸気圧縮式冷凍機を構成するコンデン
サ2は、冷却水放熱用のラジエータの直前に、このラジ
エータの前面に対して近接配置する事が多い。一方、リ
キッドタンク3を構成するケース本体14の外径は、こ
のケース本体14を固定するヘッダパイプ6aの外径よ
りも相当に大きい。この為、そのままではリキッドタン
ク3の後部が上記コンデンサ2の後背面よりも後側に突
出する。この結果、リキッドタンク3とラジエータとが
干渉して、上記コンデンサ2を冷却水放熱用のラジエー
タの直前に、このラジエータの前面に対して近接配置す
る事が難しくなる。
【0010】特開平7−159000号公報に記載され
た構造の場合には、上述の様な問題はないが、代わりに
次の様な問題を生じる。即ち、リキッドタンクを構成す
るケースの内側には、一般的には冷媒中に混入した異物
を除去する為の除去手段を設けるが、一体押し出し成形
材により構成されたケース内にこの様な除去手段を支持
する事は難しい。従って、除去手段を有するリキッドタ
ンクを備えた構造を得る為には面倒な加工を施す必要が
あり、リキッドタンクを備えたコンデンサの製作費を高
くしてしまう。更に、ヘッダタンクとリキッドタンクと
の組み合わせ状態が、一体押し出し成形材の形状により
一義的に規制される為、設計の自由度がない。本発明の
リキッドタンクを備えたコンデンサは、この様な事情に
鑑みて発明したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のリキッドタンク
を備えたコンデンサは、前述した従来のリキッドタンク
を備えたコンデンサと同様に、左右1対のヘッダパイプ
と、それぞれが水平方向に亙って配置されそれぞれの両
端部を上記各ヘッダパイプの内側に開口させた複数本の
伝熱管と、上下に隣り合う伝熱管同士の間に設けられた
フィンとを備えたコンデンサと、上記1対のヘッダパイ
プのうちの一方のヘッダパイプと平行に配置されてこの
一方のヘッダパイプに対し支持固定されたリキッドタン
クとから成り、このリキッドタンクの冷媒入口と上記コ
ンデンサの冷媒出口とを互いに連通させている。
【0012】特に、本発明のリキッドタンクを備えたコ
ンデンサに於いては、上記リキッドタンクはヘッダタン
クと独立したケースを備えたものであり、このケースの
内側には冷媒中に混入した異物を除去する為の除去手段
が設けられており、且つ、上記ケースの中心軸が上記一
方のヘッダパイプの中心軸に対し前側に存在する。尚、
本明細書で前側とは、自動車への組み付け状態で進行方
向前側、言い換えればコンデンサと近接配置されるラジ
エータと反対側を言う。
【0013】
【作用】上述の様に構成される本発明のリキッドタンク
を備えたコンデンサは、リキッドタンクの後部がコンデ
ンサの後背面よりも後側に突出しない為、リキッドタン
クを備えたコンデンサをラジエータの直前に配置する事
が容易になる。言い換えれば、自動車の設計が容易とな
る。又、リキッドタンクはヘッダタンクと独立したケー
スを備えている為、リキッドタンク内に除去手段を組み
付ける加工が容易となり、リキッドタンクを備えたコン
デンサの製作費を高くする事もない。
【0014】
【実施例】図1〜5は本発明の第一実施例を示してい
る。先ず、本実施例の主な特徴点は、次の(1)(2)であ
る。 (1) 図1に略示する様に、リキッドタンク24を構成す
るケース35を、コンデンサ23を構成するヘッダパイ
プ26aの側方に支持固定すると共に、ケース35の中
心軸をヘッダパイプ26aの中心軸に対し前側(図1の
下側)にオフセットしている。そして、ヘッダパイプ2
6aの後面(図1の上面)とラジエータ48の前面(図
1の下面)との距離L26a と、ケース35の後面とラジ
エータ48の前面との距離L35とをほぼ等しく(L26a
≒L35)している。 (2) 図2に略示する様に、コンデンサ23とリキッドタ
ンク24とサブコンデンサ25とを、同図に矢印で示す
冷媒の流れ方向に関して、上流側から下流側に向け互い
に直列に配置している。このうちのサブコンデンサ25
は上記コンデンサ23の下側に、上記リキッドタンク2
4はこれらコンデンサ23及びサブコンデンサ25の側
方に、それぞれ設けている。
【0015】次に、より具体的な構造に就いて、図1〜
2に図3〜5を加えて説明する。上記コンデンサ23及
びサブコンデンサ25はそれぞれ、互いに間隔をあけて
配置された左右1対のヘッダパイプ26a、26bを含
んで構成される。各ヘッダパイプ26a、26bの下部
内側には、それぞれ隔壁27、27を設けて、各ヘッダ
パイプ26a、26bの下部内側を気密・液密を保持し
た状態で仕切っている。そして、上記1対のヘッダパイ
プ26a、26bの一部で上記各隔壁27、27よりも
上側部分により上記コンデンサ23を構成し、これら1
対のヘッダパイプ26a、26bの残部で各隔壁27、
27よりも下側部分により上記サブコンデンサ25を構
成している。尚、図示の実施例では、上記各ヘッダパイ
プ26a、26bを、それぞれ1対の素子を最中状に組
み合わせる事により構成している。但し、各ヘッダパイ
プ26a、26bは、それぞれ単一部材で構成される円
管状のものとしても良い。
【0016】上記コンデンサ23を構成すべく、上記左
右1対のヘッダパイプ26a、26bの一部内側面同士
の間には、図3に示す様に複数本の伝熱管28、28を
設けている。各伝熱管28、28の両端部は、それぞれ
上記各ヘッダパイプ26a、26bの内側壁を気密・液
密を保持した状態で貫通している。又、これら伝熱管2
8、28は、上下に間隔をあけた状態で互いに平行に配
置しており、上下に隣り合う伝熱管28、28同士の間
には、コルゲート型のフィン34、34を設けている。
又、最上段に配置された伝熱管28の上面と、上記1対
のヘッダパイプ26a、26bの上端部内側面同士の間
に掛け渡したサイドプレート29aの下面との間にも、
同様のフィン34を設けている。又、サイドプレート2
9aの中間部上面には、車体への取り付け用のブラケッ
ト46a、46aを固定している。
【0017】又、図示の実施例の場合には、上記1対の
ヘッダパイプ26a、26bの中間部内側に、それぞれ
仕切板30a、30bを設けている。そして、一方(図
2の右方)のヘッダパイプ26aの下部外側面には接続
ブロック31を、他方(図2の左方)のヘッダパイプ2
6bの上部外側面には入口ブロック32を、それぞれろ
う付け固定している。このうちの接続ブロック31は、
上側の吐出口と下側の送り込み口とを備えており、この
うちの吐出口が、上記隔壁27よりも上側部分で、上記
一方のヘッダパイプ26aの一部内側に通じている。
又、上記送り込み口は、上記隔壁27よりも下側部分
で、上記一方のヘッダパイプ26aの残部内側に通じて
いる。この様な接続ブロック31の平面形状は、前後非
対称とし、後述する取付ブロック36を取付けるべき面
の中心を、上記ヘッダパイプ26aの中心よりも前側
(図1、5の下側、図2、3の手前側、図4の左側)に
ずらせている。より具体的には、上記接続ブロック31
の前側面にのみ、取付ブロック36を接合する為のフラ
ンジ50を設けている。更に、上記入口ブロック32に
は入口ポートを設けている。この入口ポートは、上記仕
切板30bよりも上側部分で、上記他方のヘッダパイプ
26bの一部内側に通じている。上記入口ポートから送
り込まれた冷媒は、図2に矢印で示す様に、上記1対の
ヘッダパイプ26a、26bの間部分を折り返しつつ流
れ、上記吐出口に達する。即ち、上記入口ポートがコン
デンサ23の上流端開口に、吐出口が下流端開口に、そ
れぞれ相当する。又、上記送り込み口は、サブコンデン
サ25の上流端開口に相当する。
【0018】このサブコンデンサ25は、上記1対のヘ
ッダパイプ26a、26bの残部である、前記各隔壁2
7、27の下側部分の内側面同士の間に、図3に示す様
に1乃至複数本(図示の例では3本)のサブ伝熱管3
3、33を設けている。各サブ伝熱管33、33の両端
部は、それぞれ上記各ヘッダパイプ26a、26bの下
部内側壁を気密・液密を保持した状態で貫通している。
又、これらサブ伝熱管33、33は、上下に間隔をあけ
た状態で互いに平行に配置されており、上下に隣り合う
サブ伝熱管33、33同士の間には、サブフィンに相当
する、コルゲート型のフィン34、34を設けている。
又、上段に配置されたサブ伝熱管33の上面と、前記複
数本の伝熱管28、28のうちで最下段に配置された伝
熱管28の下面との間、並びに下段に配置されたサブ伝
熱管33の下面と上記1対のヘッダパイプ26a、26
bの下端部内側面同士の間に掛け渡したサイドプレート
29bの上面との間にも、同様のフィン34を設けてい
る。このサイドプレート29bの中間部下面には、車体
への取り付け用のブラケット46b、46bを固定して
いる。又、前記他方のヘッダパイプ26bの下部外側面
には、出口ポートを有する出口ブロック37を固定して
いる。この出口ポートは、上記他方のヘッダパイプ26
bの残部で、前記隔壁27よりも下側部分の内部に通じ
ており、上記サブコンデンサ25の下流端開口に相当す
る。
【0019】更に、前記リキッドタンク24は、上端を
上蓋45により塞がれた円筒状のケース35と、このケ
ース35の下端部に固定された取付ブロック36とを備
える。この取付ブロック36は、前記接続ブロック31
に対して着脱自在としている。即ち、上記接続ブロック
31に形成したフランジ50に上下1対のねじ孔を、上
記取付ブロック36の一部でこれら各ねじ孔と整合する
位置には上下1対の通孔を、それぞれ形成している。そ
して、これら各通孔に挿通した上下1対のボルト38、
38を上記各ねじ孔に螺合し更に緊締する事により、上
記取付ブロック36を接続ブロック31に接合固定自在
としている。尚、上記取付ブロック36の後面には圧力
スイッチ47を設けて、コンデンサ23の出口部分の冷
媒圧力を検出自在としている。
【0020】この様な取付ブロック36の側面上部には
取り入れ口39を、側面下部には吐き出し口40を、そ
れぞれ上記取付ブロック36の側面から突出する状態で
形成している。上記ボルト38、38により上記取付ブ
ロック36を上記接続ブロック31に接続固定した状態
で、上記取り入れ口39は前記吐出口に、上記吐き出し
口40は前記送り込み口に、それぞれ挿入される。上記
取り入れ口39がリキッドタンクの冷媒入口であり、上
記吐出口がコンデンサの冷媒出口である。又、取り入れ
口39と吐出口との接続部、吐き出し口40と送り込み
口との接続部をシールする為、上記取り入れ口39及び
吐き出し口40の外周面にはOリング41、41を係止
している。これらOリング41、41は、上記吐出口或
は送り込み口の内周面に接触して、上記接続部から冷媒
が漏洩するのを防止する。
【0021】又、上記取り入れ口39には冷媒移送管4
2の下端部を連通させており、この冷媒移送管42の上
端部を、上記ケース35の上部内側に開口させている。
従って、前記コンデンサ23の下流端の吐出口から上記
取り入れ口39に吐出された冷媒は、上記冷媒移送管4
2により、上記ケース35の上部に送られる。又、この
ケース35の中間部には、前述の図8に示した従来構造
と同様に、フィルタ19(図8)、乾燥剤20、抑え板
21(図8)等を設けて、冷媒中に混入した水分や異物
を除去する除去手段を構成している。更に、上記ケース
35の上部は、スペーサ43と抑えベルト44とによ
り、前記一方のヘッダパイプ26aの上部に結合固定し
ている。即ち、アルミニウム材、合成樹脂等により造ら
れたスペーサ43を、上記ヘッダパイプ26aの上部外
側面と上記ケース35の上部内側面との間に挟持した状
態で、上記抑えベルト44によりヘッダパイプ26aの
上部と上記ケース35の上部とを束ねている。
【0022】上述の様に構成される本発明のリキッドタ
ンクを備えたコンデンサを蒸気圧縮式冷凍機に組み込む
場合には、前記入口ブロック32に設けた入口ポートに
コンプレッサ1(図7)に通じる冷媒配管の下流端を、
前記出口ブロック37に設けた出口ポートにエバポレー
タ5(図7)に通じる冷媒配管の上流端を、それぞれ接
続する。この状態でコンプレッサ1を運転すると本発明
のリキッドタンクを備えたコンデンサは、コンプレッサ
1から吐出された冷媒を凝縮し、過冷却してから、エバ
ポレータ5に送り出す。
【0023】上記入口ブロック32に設けた入口ポート
からコンデンサ23に送り込まれた冷媒ガスは、このコ
ンデンサ23を構成する複数本の伝熱管28、28を、
1対のヘッダパイプ26a、26b同士の間を折り返し
つつ流れる。そして上記冷媒ガスはこの間に、これら各
伝熱管28、28及びフィン34、34の間を通過する
空気との間で熱交換を行なって凝縮液化する。この結果
生じた液状冷媒は、前記接続ブロック31に設けた吐出
口から、前記リキッドタンク24を構成する取付ブロッ
ク36に設けた取り入れ口39に送り込まれる。この様
に取り入れ口39に送り込まれた液状冷媒は、前記冷媒
移送管42を通じて上記ケース35の上部に送られてか
ら、このケース35の内側を流下する。そして、流下す
る間に前記除去手段を構成するフィルタ19及び乾燥剤
20により、冷媒中に混入した水分や異物を除去されて
から、前記吐き出し口40を通じて、前記接続ブロック
31に設けた送り込み口に送り込まれる。この様にして
送り込み口に送り込まれた液状冷媒は、前記サブコンデ
ンサ25を構成するサブ伝熱管33、33を通過する間
に過冷却される。そして、この様にして過冷却された液
状冷媒は、前記出口ブロック37に形成した出口ポート
を通じて、上記エバポレータ5に向けて送り出される。
【0024】リキッドタンク24を修理或は交換する必
要が生じた場合には、前記抑えベルト44を取り外すと
共に、前記ボルト38、38を取り外す事により、上記
リキッドタンク24の下端部に設けた取付ブロック36
を、前記一方のヘッダ26aの下部外側面に固定した接
続ブロック31から取り外す。この結果、コンデンサ2
3及びサブコンデンサ25をそのままにして、リキッド
タンク24のみを修理或は交換する事ができる。
【0025】特に、本発明のリキッドタンクを備えたコ
ンデンサの場合には、前述の様に上記接続ブロック31
の形状を前後非対称とする事により、上記一方のヘッダ
パイプ26aに比べてリキッドタンク24を前側にオフ
セットしている。従って、ヘッダパイプ26aに比べて
大径のリキッドタンク24の後部が、上記コンデンサ2
3及びサブコンデンサ25の後背面よりも後側に大きく
突出する事がない。自動車用空調機用の蒸気圧縮式冷凍
機を構成するコンデンサ23及びサブコンデンサ25
は、前記図1に示した様に冷却水放熱用のラジエータ4
8の直前に、このラジエータ48の前面に対して近接配
置する事が多い。この為、リキッドタンク24の後部が
上記コンデンサ23及びサブコンデンサ25の後背面よ
りも後側に突出すると、リキッドタンク24を備えたコ
ンデンサをラジエータの直前に配置する事が難しくな
る。これに対して本発明のリキッドタンクを備えたコン
デンサの場合には、リキッドタンク24の後部が上記コ
ンデンサ23及びサブコンデンサ25の後背面よりも後
側に突出しない為、リキッドタンクを備えたコンデンサ
をラジエータ48の直前に配置する事が容易になる。言
い換えれば、自動車の設計が容易となる。
【0026】次に、図6は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合には、リキッドタンク24を構成
するケース35をコンデンサ23を構成するヘッダパイ
プ26aの前方に支持固定する事により、ケース35の
中心軸をヘッダパイプ26aの中心軸に対し前側(図6
の下側)に位置させている。従って本実施例の場合に
は、上記ケース35がラジエータ48と干渉しにくくな
るのは勿論、このケース35がコンデンサ23の側方に
突出しなくなる。この様な構造を有する本実施例は、上
記ヘッダパイプ26aと自動車ボデーのサイドパネル4
9とが近接している場合に、上記リキッドタンク24と
サイドパネル49との干渉を防止できる。従って、本実
施例の構造は、幅寸法の小さなエンジンルーム内にリキ
ッドタンクを備えたコンデンサを設置する場合に有効で
ある。又、エンジンルームの幅寸法が同じであれば、こ
のエンジンルーム内に設置するコンデンサ23のコア部
の幅寸法を大きくできる。この様な第二実施例の構造に
使用するリキッドタンク24としては、前述した第一実
施例と同様のものを使用できる。即ち、本実施例は、ヘ
ッダパイプ26aに固定する接続ブロック31aの形状
を変えるのみで、上記リキッドタンク24は、第一実施
例と同じものを使用できる。
【0027】尚、ヘッダパイプ26aに比べてリキッド
タンク24を前側にオフセットする事による効果は、必
ずしもリキッドタンク24が着脱式のものでなくても
(前記図8に示した様な固定式の構造でも)得られる。
更に、(やはり図8に示す様に)サブコンデンサを備え
ていない構造でも同様に得られる。これらリキッドタン
クが固定式の構造や、サブコンデンサを備えていない構
造も、本発明の対象となる。
【0028】
【発明の効果】本発明のリキッドタンクを備えたコンデ
ンサは、以上に述べた通り構成され作用するので、 従来構造と同様に、コンデンサとリキッドタンクと
を一体的に取り扱える為、エンジンルーム内部の限られ
た空間への設置が容易になり、しかもコンデンサとリキ
ッドタンクとの耐振性確保を独立して行なう必要がなく
なるので、設置作業の容易化を図れる。 上記の効果をそのまま確保しつつ、コンデンサと
ラジエータとを近接配置できるので限られた空間内に設
置可能となり、自動車設計の容易化を図れる。 リキッドタンクとコンデンサとの位置関係を変えた
場合でも、コンデンサの本体及びリキッドタンクとして
同じものを使用できる。従って、同一部品を異なる車種
に使用する事が可能となり、製造作業、部品管理の簡略
化によるコスト削減に寄与できる。 と言った、優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す略平面図。
【図2】同じくコンデンサ及びサブコンデンサからリキ
ッドタンクを取り外した状態で示す略正面図。
【図3】組み立てた状態で図2の右端部を示す、部分正
面図。
【図4】図3の右方から見た側面図。
【図5】図3の上方から見た平面図。
【図6】本発明の第二実施例を示す略平面図。
【図7】コンデンサ及びリキッドタンクが組み込まれる
蒸気圧縮式冷凍機の回路図。
【図8】従来のリキッドタンクを備えたコンデンサの1
例を示す部分縦断正面図。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 コンデンサ 3 リキッドタンク 4 膨張弁 5 エバポレータ 6a、6b ヘッダパイプ 7 扁平伝熱管 8 フィン 9 コア部 10、11 サイドプレート 12 入口管 13 冷媒移送管 14 ケース本体 15 底板 16 上板 17 小孔 18 空間 19 フィルタ 20 乾燥剤 21 抑え板 22 出口管 23 コンデンサ 24 リキッドタンク 25 サブコンデンサ 26a、26b ヘッダパイプ 27 隔壁 28 伝熱管 29a、29b サイドプレート 30a、30b 仕切板 31、31a 接続ブロック 32 入口ブロック 33 サブ伝熱管 34 フィン 35 ケース 36 取付ブロック 37 出口ブロック 38 ボルト 39 取り入れ口 40 吐き出し口 41 Oリング 42 冷媒移送管 43 スぺーサ 44 抑えベルト 45 上蓋 46a、46b ブラケット 47 圧力スイッチ 48 ラジエータ 49 サイドパネル 50 フランジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右1対のヘッダパイプと、それぞれが
    水平方向に亙って配置されそれぞれの両端部を上記各ヘ
    ッダパイプの内側に開口させた複数本の伝熱管と、上下
    に隣り合う伝熱管同士の間に設けられたフィンとを備え
    たコンデンサと、上記1対のヘッダパイプのうちの一方
    のヘッダパイプと平行に配置されてこの一方のヘッダパ
    イプに対し支持固定されたリキッドタンクとから成り、
    このリキッドタンクの冷媒入口と上記コンデンサの冷媒
    出口とを互いに連通させた、リキッドタンクを備えたコ
    ンデンサに於いて、上記リキッドタンクはヘッダタンク
    と独立したケースを備えたものであり、このケースの内
    側には冷媒中に混入した異物を除去する為の除去手段が
    設けられており、且つ、上記ケースの中心軸が上記一方
    のヘッダパイプの中心軸に対し前側に存在する事を特徴
    とするリキッドタンクを備えたコンデンサ。
JP26974695A 1995-10-18 1995-10-18 リキッドタンクを備えたコンデンサ Pending JPH09113070A (ja)

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EP96307554A EP0769666B1 (en) 1995-10-18 1996-10-17 Condenser structure with a liquid tank
DE69626595T DE69626595T2 (de) 1995-10-18 1996-10-17 Verflüssiger mit einem Flüssigkeitsbehälter
US08/734,030 US5709106A (en) 1995-10-18 1996-10-18 Condenser structure with liquid tank
KR1019960046632A KR100462051B1 (ko) 1995-10-18 1996-10-18 액체탱크를가진콘덴서구조

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030048910A (ko) * 2001-12-13 2003-06-25 한라공조주식회사 일체형의 수액기를 가지는 응축기
CN115540395A (zh) * 2022-08-19 2022-12-30 青岛海尔空调器有限总公司 换热器及空调器
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