JPH0911328A - 微細な畝状模様付シートの製造方法 - Google Patents
微細な畝状模様付シートの製造方法Info
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- JPH0911328A JPH0911328A JP7167353A JP16735395A JPH0911328A JP H0911328 A JPH0911328 A JP H0911328A JP 7167353 A JP7167353 A JP 7167353A JP 16735395 A JP16735395 A JP 16735395A JP H0911328 A JPH0911328 A JP H0911328A
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
スプレイの拡散シート、として有用な拡散シートを、ポ
リカーボネート樹脂の単なる溶融押出法により製造す
る。 【構成】 溶融押出されたシート状のポリカーボネート
樹脂を型付ロールと冷却ロール間に挟持して微細な畝状
模様付シートを製造するに当り、型付ロールとしてその
表面に巾50〜150μm 、深さ10〜50μm の微細
なV型溝を多数輪状に設けたV型溝ロールを使用するこ
とを特徴とする微細な畝状模様付シートの製造方法。
Description
シートやプロジェクションテレビのレンチキラーレンズ
等に有用な微細な畝状模様付ポリカーボネート樹脂シー
トの製造方法に関する。
性、耐熱性、耐湿熱性、機械的強度等に優れているがゆ
えに電気部品、建材部品、自動車部品等に広く使用され
ており、各種ディスプレイの拡散シートにも使用されて
いる。拡散シートは一般に光拡散剤として無機微粒子や
有機ポリマー微粒子を配合したものが主流になってい
る。しかしながら、近年プロジェクションテレビ等特に
高画質な画面が要求されるようになったことから、単に
光拡散剤を配合した拡散シートから微細な畝状模様を付
与した微細なプリズム効果を呈する拡散シートへの切替
えが求められている。
造方法としては平板プレス方法が考えられる。しかしな
がら、この方法は枚葉式であるため作業能率が低く、そ
の上熱プレスするため金型内の空気の抜けが悪く、均一
な模様が得られ難い等好ましい方法ではない。また、特
開昭56−157310号公報には、上下2つのステン
レス板からなるエンドレスベルトの一方に微細な畝状模
様の逆型を設けた装置を使用する押圧成形方法が提案さ
れている。しかしながら、この方法は設備が大掛かりに
なり、多大な投資を要する欠点があり、しかも得られる
シートの平面性が劣る等の欠点も有している。更に、特
開平5−111959号公報には、表面に微細な畝状模
様を有するレンチキラーシートの製造方法として、微細
な畝状模様の逆型を設けた回転ロール上に活性エネルギ
ー線硬化型樹脂組成物を塗布し、塗布された硬化型樹脂
組成物にシート状透明基材を押し当てた状態で、活性エ
ネルギー線を照射して硬化型樹脂組成物を硬化させる方
法が提案されている。しかしながら、この方法は硬化型
樹脂組成物と透明シートの2種類の材料が必要であり、
透明シートを予め用意する必要があることからコスト高
になる。
模様をシート全面に付与したディスプレイの拡散シー
ト、特に液晶ディスプレイの拡散シートやプロジェクシ
ョンテレビのレンチキラーレンズとして有用な拡散シー
トを、ポリカーボネート樹脂の単なる溶融押出法により
製造することを目的とする。
カーボネート樹脂の溶融押出法について鋭意検討した。
まず冷却ロールの表面に微細な畝状模様の逆型を施し、
溶融したポリカーボネート樹脂をTダイリップから押出
し、この型付冷却ロールとシリコンゴムロールとで挟持
する方法を試みたところ、得られたシートの型付面には
均一な転写率で型付冷却ロールによる微細な畝状模様が
形成されたが、裏面にはシリコンゴムロール面が転写さ
れ、商品価値のないものしか得られなかった。そこで、
シリコンゴムロールに代えて鏡面ロールを用いたとこ
ろ、転写率が不均一で再現性に問題があった。このよう
に溶融押出装置の冷却ロールに微細な畝状模様の逆型を
施したのでは、目的とする微細な畝状模様付ポリカーボ
ネート樹脂シートを安定して生産することはできなかっ
た。溶融押出方法について更に検討を重ねた結果、型付
ロールに設ける微細な畝状模様の逆型の溝をV型の溝に
し、且つこの溝の深さを著しく深くすることで転写率が
一定で再現性のある微細な畝状模様付ポリカーボネート
樹脂シートが安定して得られることを知った。本発明は
この知見に基いて完成したものである。
たシート状のポリカーボネート樹脂を型付ロールと冷却
ロール間に挟持して微細な畝状模様付シートを製造する
に当り、型付ロールとしてその表面に巾50〜150μ
m 、深さ10〜50μm の微細なV型溝を多数輪状に設
けたV型溝ロールを使用することを特徴とする微細な畝
状模様付シートの製造方法である。
で使用する微細な畝状模様付ポリカーボネート樹脂シー
トの製造装置の一例を示す概略図であり、図中1、2及
び3は冷却ロールであり、この中冷却ロール2の表面に
は図2に示したように微細なV型溝が多数輪状に設けら
れており、冷却ロール1及び3は通常鏡面ロールであ
る。4はメルトバンクの巾、5は溶融押出されたシート
状のポリカーボネート樹脂、6はTダイリップ、7は引
取ロールである。図2は図1におけるV型溝ロールの拡
大図、図3は本発明の方法で作製した微細な畝状模様付
シートの斜視図、図4は実施例3で得た微細な畝状模様
付シートを表面粗さ計で測定したチャートである。
造方法を説明すると、ポリカーボネート樹脂は押出機内
で溶融され、Tダイリップ6を通してシート状に押出さ
れ、溶融状態で押出されたシートはV型溝ロール2及び
冷却ロール3で挟持されて冷却される。この際シート
は、ロール2に施されているV型溝により微細な畝状模
様を付与され、冷却ロール1により更に冷却された後引
取ロール7により引取られる。ここで使用する冷却ロー
ル1、3及びV型溝ロール2の直径は特に制限する必要
はなく、また同じ直径に統一する必要はないが、直径は
通常200mm以上であり、特に250〜500mmの同一
径ものが好ましく使用される。
は50〜150μm にする必要がある。巾を50μm よ
り小さくしたり又は150μm より大きくしたのでは、
得られるシートをプロジェクションテレビのレンチキラ
ーレンズとして使用した場合、レンズ効果が稀薄になり
画面の映りが鮮明でなくなる。またV型溝の深さは10
〜50μm にする必要がある。10μm よりあさくする
と、転写率に斑が生じて均一な微細な畝状模様が得られ
難くなり、50μm より深くすると、ロールに付着物等
が貼付いた場合清掃するのが困難になる。このV型溝ロ
ールを製造するには任意の方法が採用されるが、一般的
には彫刻やエッジング加工等が好ましく採用される。V
型溝ロールの表面粗さはJIS B−0601の6S以
下が好ましい。このV型溝ロールを使用することによっ
て得られるシート表面の微細な畝状模様は、押出時の樹
脂の流動性によって異なるが、巾はV型溝の巾と略々同
一であり、高さはV型溝の深さの略々1/2〜1/30
である。
クの量を所定量に調整することは、転写時の樹脂温度を
一定にし、転写率を均一にすることができるので好まし
いことである。メルトバンク量は、メルトバンク巾4が
V型溝ロール2及び冷却ロール3の直径の1/100mm
以下に調整するのが好ましく、1/200mm以下に調整
するのが特に好ましい。メルトバンク巾の調整方法とし
ては、例えば放射温度計によるバンクセンサー設置の自
動計測制御方法、視覚的にとらえるビデオカメラ方式、
光ファイバー方式、目視による方法等があげられる。
ートの厚さは0.5〜3mmが好ましく、0.5〜2mmが
特に好ましい。このシートの厚さはV型溝ロール2及び
冷却ロール3の間隙を調整することによって決定するこ
とができる。シートの厚さが0.5mmより薄いと、V型
溝ロール2と冷却ロール3との間隙が小さくなり過ぎて
メルトバンク量の調整が困難になり、3mmより厚くなる
と、V型溝ロールの中に入った溶融ポリカーボネート樹
脂の表面は急激に冷却されるが、その後冷却された樹脂
が内部からの熱で再び昇温すると共に溶融樹脂の表面張
力も急激に大きくなり、一旦形成された微細な畝状模様
が崩れて所望の形状が得られ難くなる。なお、ここでい
うシートの厚さは畝状模様の最も高い部分までをいう。
価フェノールとカーボネート前駆体とを溶液法又は溶融
法で反応させて得られる。ここで使用する二価フェノー
ルとしては2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン(通称ビスフェノールA)を主たる対象とする
が、その一部又は全部を他の二価フェノールで置換えて
もよい。他の二価フェノールとしては例えば1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフ
ェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)サ
ルファイド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン
等をあげることができる。カーボネート前駆体としては
例えばホスゲン、ジフェニルカーボネート、上記二価フ
ェノール類のビスクロロホーメート、ジ−p−トリルカ
ーボネート、フェニル−p−トリルカーボネート、ジ−
p−クロロフェニルカーボネート、ジナフチルカーボネ
ート等があげられ、なかでもホスゲン及びジフェニルカ
ーボネートが特に好ましい。
簡単に説明する。カーボネート前駆物質として例えばホ
スゲンを使用する反応では、通常酸結合剤および溶媒の
存在下に反応を行う。酸結合剤としては例えば水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物ま
たはピリジン等のアミン化合物が用いられる。溶媒とし
ては例えば塩化メチレン、クロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素が用いられる。また反応促進のために例えば
第三級アミンまたは第四級アンモニウム塩等の触媒を用
いることもできる。その際、反応温度は通常0〜40℃
であり、反応時間は数分〜5時間である。
ルを用いるエステル交換反応は、不活性ガス雰囲気下所
定割合の二価フェノール成分を炭酸ジエステルと加熱し
ながら撹拌して、生成するアルコールまたはフェノール
類を留出させる方法により行われる。反応温度は生成す
るアルコールまたはフェノール類の沸点等により異なる
が、通常120〜300℃の範囲である。反応はその初
期から減圧にして生成するアルコールまたはフェノール
類を留出させながら反応を完結させる。また反応を促進
するために通常エステル交換反応に使用される触媒を使
用することもできる。前記エステル交換反応に使用され
る炭酸ジエステルとしては、例えばジフェニルカーボネ
ート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)カ
ーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネ
ート、ジブチルカーボネート等が挙げられる。これらの
うち特にジフェニルカーボネートが好ましい。
均分子量で表して通常15,000〜35,000程度
が好ましい。かかるポリカーボネート樹脂を製造する際
に、必要に応じて適当な分子量調節剤、加工性改善のた
めの分岐剤、反応を促進するための触媒、亜燐酸エステ
ル、燐酸エステル、ホスホン酸エステル等の安定剤、テ
トラブロムビスフェノールA、テトラブロムビスフェノ
ールAの低分子量ポリカーボネート、デカブロモジフェ
ニルエーテル等の難燃剤、着色剤、滑剤等を添加するこ
とができる。
シートの微細な畝状模様の畝の巾及び畝の高さはJIS
B−0610の方式で触針式表面粗さ計[(株)東京
精密製]を用いて、カットオフ値は0.8mm、測定長さ
は8mmの条件で測定した。転写性はシートの巾(100
0mm)方向を5等分に分割し、その区間の形状を上記表
面粗さ計で測定し、微細な畝状模様の巾及び高さの平均
値及び変動率で表わした。変動率は、下式で計算し、
の変動率が10%未満の場合を○、10〜15%の場合
を△、15%より大きい場合を×で示した。
押出機によりポリカーボネート樹脂シートを製造した。
幅1200mmのTダイリップ及び直径300mmの鏡面冷
却ロール2本と直径300mmのV型溝ロールを使用し、
ビスフェノールAとホスゲンから製造した粘度平均分子
量25,000のポリカーボネート樹脂をシリンダー温
度280℃、Tダイリップからの吐出量250kg/hrで
シート状に押出し、鏡面冷却ロールとV型溝ロールで挟
持し、メルトバンクを表1記載の巾に調整して引取ロー
ルで引取り、表1記載のシートを得た。鏡面冷却ロール
1、3の温度は夫々105℃、110℃、V型溝ロール
の温度は120℃に設定した。評価結果を表1に示し
た。
る以外は実施例2と同様にしてポリカーボネート樹脂シ
ートを得、評価結果を表1に示した。表から明らかな様
に、深いV型溝では、特に微細な畝状模様の高さの変動
率が大きく転写性が悪かった。
以外は実施例3と同様にしてポリカーボネート樹脂シー
トを得、評価結果を表1に示した。V型溝が浅い為に十
分に溝へ樹脂が転写せず、特に微細な畝状模様の底部に
平坦な所が発生していた。
の新たな設備を必要とせず、低コストで転写率が一定な
微細な畝状模様付ポリカーボネート樹脂シートを安定し
て生産でき、得られたポリカーボネート樹脂シートはデ
ィスプレイの拡散シートやレンチキラーレンズ等の用途
に有用である。
ネート樹脂シートの製造装置の一例を示す概略図。
トの斜視図。
を表面粗さ計で測定したチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】 溶融押出されたシート状のポリカーボネ
ート樹脂を型付ロールと冷却ロール間に挟持して微細な
畝状模様付シートを製造するに当り、型付ロールとして
その表面に巾50〜150μm 、深さ10〜50μm の
微細なV型溝を多数輪状に設けたV型溝ロールを使用す
ることを特徴とする微細な畝状模様付シートの製造方
法。 - 【請求項2】 シートの厚さが0.5〜3mmである請求
項1記載の微細な畝状模様付シートの製造方法。 - 【請求項3】 微細な畝状模様が巾50〜150μm 、
高さ1〜20μm である請求項1又は請求項2記載の微
細な畝状模様付シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16735395A JP3676848B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 微細な畝状模様付シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16735395A JP3676848B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 微細な畝状模様付シートの製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002195720A Division JP2003050308A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | 表面に畝状模様が付与されたポリカーボネート樹脂製ディスプレイ用拡散シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0911328A true JPH0911328A (ja) | 1997-01-14 |
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-
1995
- 1995-07-03 JP JP16735395A patent/JP3676848B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3676848B2 (ja) | 2005-07-27 |
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