JPH09113728A - 偏光板用保護フィルム - Google Patents

偏光板用保護フィルム

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Publication number
JPH09113728A
JPH09113728A JP8154257A JP15425796A JPH09113728A JP H09113728 A JPH09113728 A JP H09113728A JP 8154257 A JP8154257 A JP 8154257A JP 15425796 A JP15425796 A JP 15425796A JP H09113728 A JPH09113728 A JP H09113728A
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JP
Japan
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film
polarizing plate
protective film
resin
layer
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Pending
Application number
JP8154257A
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English (en)
Inventor
Toru Kobayashi
徹 小林
Koichi Nagayasu
浩一 永安
Isamu Michihashi
勇 道端
Hitoshi Nara
仁司 奈良
Naoko Morita
直子 森田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH09113728A publication Critical patent/JPH09113728A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐擦傷性、防眩性及び耐薬品性の優れた、支
持体と接着性の優れた、又可とう性の優れた偏光板用保
護フィルムを提供する。さらに偏光フィルムとの接着性
に優れ、かつ高温高湿下での苛酷な条件に長時間曝され
た時も偏光膜と保護フィルムとの接着性が劣化したり、
着色したりしない偏光板用保護フィルムを提供する。 【解決手段】 透明樹脂フィルムの少なくとも片面に紫
外線硬化型ポリオールアクリレート系樹脂を含む組成物
から成る硬化塗膜層を形成して成ることを特徴とする偏
光板用保護フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏光板用保護フィル
ムに関するものである。更に詳しくは、光学的性能を要
求される用途、例えば液晶表示装置の偏光板等に広く使
用されている透明樹脂フイルムにそれ自体の耐久性や液
晶物質の保護のために耐擦傷性、耐薬品性、あるいは更
に防眩性を付与した透明樹脂フイルムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】セルロースエステルフィルム特にセルロ
ーストリアセテートフィルムは透明性が優れ、かつ屈折
率の異方性の小さな膜を容易に作製することが出来るの
で、偏光板等の光学的用途に広く使用されている。
【0003】特に沃素もしくは二色性染料系偏光フィル
ムに貼合する偏光板の保護フィルムとして上記フィルム
を改良して使用することにより耐摩耗性、耐薬品性、防
眩性の優れた偏光板を作ろうとする試みが種々なされて
きている。
【0004】このような偏光板を用いて液晶表示体を構
成すると、偏光板に対する余分な保護板や保護フィルム
が不要となり、軽量で厚みが薄く視認性の高い表示体が
得られうる。
【0005】液晶表示体は、電卓、時計、ポケットテレ
ビ、パーソナルコンピューター、車載用計器等の各表示
に広く利用されつつあり、画面の大型化にともない、表
示体の薄膜化、軽量化、高画質化、カラー化とともに開
発の重要目標となっている。
【0006】従来の液晶表示体では、通常の偏光板が耐
擦傷性、耐薬品性に劣るため、表示体画面の最表面に
は、ガラスもしくは透明プラスチック板を設け、偏光板
を保護しなければならなかった。
【0007】このため、成形された偏光膜即ち偏光フィ
ルムとセルローストリアセテート等の透明プラスチック
フィルムを接着剤で貼合したものにポリエステルアクリ
レート系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、ア
クリルウレタン系樹脂などによる硬化塗膜を設け、耐摩
耗性、耐薬品性を付与する工夫が実開昭54−1304
41号、特開平1−105738号等でなされてきた
が、この方法では保護材料を必要としたり偏光板自体の
厚みが大きくなってしまったり重くなってしまったりす
る欠点がある。
【0008】また実開昭54−130441号には、S
iO2の蒸着、シリコーン系アプサイト、フェノール樹
脂等による耐摩耗性を向上する方法が提案されているが
表面硬度やプラスチック基板の接着性の点でいまだ充分
でない。
【0009】特開平1−105738号には未ケン化の
トリアセテートフィルムの片面に、紫外線硬化型エポキ
シアクリレート系樹脂からなる硬化塗膜を設けて耐擦傷
性、耐薬品性を向上する方法が提案されている。しか
し、表面硬度を高くするために硬化塗膜を厚くするとヒ
ビ割れ等のクラックを生じやすくなったり、ケン化処理
ができないために、高温高湿下の雰囲気中にさらすと偏
光板との接着性が劣化する等の欠点がある。
【0010】これら前記偏光板の用途において、各種環
境下で高い信頼性と耐久性を発揮するために、偏光膜と
保護フィルム間には強固な接着性が要求される。この接
着性を向上させる方法として、最も広く保護フィルムと
して使用されるセルローストリアセテートフィルムの場
合、予めアルカリ液で表面のケン化処理を行い、しかる
のちポリビニルアルコール系接着剤等で積層し偏光フィ
ルムとしている。しかし、上記アルカリ処理は高濃度ア
ルカリ液を使用するため、作業安全上、又環境保全の上
で好ましくなく、更にアルカリ処理によって、可塑剤の
ブリードアウトや、ヘイズが高くなるなど品質を落とす
おそれがある。
【0011】又、アルカリ処理の前に帯電防止加工や、
ハードコート加工などの機能性付与の加工を行うと、ア
ルカリ処理によってその効果が減殺されるため、保護フ
ィルムの機能性付与はアルカリ処理後に限定される等の
問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、 1)第1に耐擦傷性及び耐薬品性の優れた偏光板用の保
護フィルムを提供すること 2)第2に当該保護フィルムと偏光フィルムの接着性の
優れた偏光板用の保護フィルムを提供すること 3)第3に可とう性の優れた偏光板の保護フィルムを提
供すること 4)第4に防眩効果を備えた偏光板の保護フィルムを提
供すること 5)第5に偏光膜との接着性が優れ、かつ高温高湿下で
の過酷な条件に長時間曝されてもUV吸収能が劣化した
り、着色したりすることのない偏光板用保護フィルムを
提供すること 6)第6にケン化処理工程を省略してコストを低減した
セルロースエステルフィルムを提供することである。そ
の他の目的は以下の明細から明らかとなる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成の何れかによって達成される。
【0014】(1) 透明樹脂フィルムの少なくとも片
面に紫外線硬化型ポリオールアクリレート系樹脂を含む
組成物から成る硬化塗膜層を形成したことを特徴とする
偏光板用保護フィルム。
【0015】(2) 紫外線硬化型ポリオールアクリレ
ート系樹脂がジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
トであることを特徴とする(1)記載の偏光板用保護フ
ィルム。
【0016】(3) 前記透明樹脂フィルムの硬化塗膜
層側に対して反対面に親水性高分子化合物を含む易接着
層を設けたことを特徴とする(1)又は(2)記載の偏
光板用保護フィルム。
【0017】(4) 前記硬化塗膜層に無機微粒子又は
有機微粒子を含有することを特徴とする(1)、(2)
又は(3)記載の偏光板用保護フィルム。
【0018】(5) 前記紫外線硬化型ポリオールアク
リレート系樹脂を含む組成物に紫外線吸収剤又は酸化防
止剤を含有させたことを特徴とする(1)、(2)、
(3)又は(4)記載の偏光板用保護フィルム。
【0019】本発明の偏光板用保護フィルムの層構成例
を図1に示す。
【0020】本発明においては、一例として透明樹脂フ
ィルム1の上に硬化塗膜層2を塗設する図1(a)の態
様が望ましい。さらに硬化塗膜層2と反対側の透明樹脂
フィルム面上に図1(b)のごとく易接着層3を設け、
これにより偏光フィルムと接合させる態様がより好まし
い。
【0021】本発明に使用する透明樹脂フィルムは、特
に限定されるものではなく、公知の透明樹脂フィルムの
中から適宜選択して用いることができる。このような透
明プラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレートやポリエチレンナフタレートのような
ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム、セロファン、ジアセチルセルロース
フィルム、トリアセチルセルロースフィルム、セルロー
スアセテートプロピオネートフィルム、セルロースアセ
テートブチレートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、
ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフ
ィルム、エチレンビニルアルコールフィルム、ポリスチ
レンフィルム、シンジオタクチックポリスチレン系フィ
ルム、ノルボルネン樹脂フィルム、ポリカーボネートフ
ィルム、ポリアリレートフィルム、ポリメチルメタアク
リレートフィルム、ポリアクリレートフィルム、ポリオ
レフィン系ノルボルネン樹脂フィルム、ポリメチルペン
テンフィルム、ポリスルフォンフィルム、ポリエーテル
エーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルフォンフィ
ルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリイミドフィル
ム、フッ素樹脂フィルム、ナイロンフィルム、アクリル
フィルム等を挙げることができるが、本発明において
は、特にポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリエ
チレンナフタレートフィルム、トリアセチルセルロース
フィルム(トリアセテートフィルム)、ポリアリレート
フィルム、ポリメチルメタアクリレートフィルムやポリ
カーボネートフィルムは、透明性に優れる点で好適に用
いられる。
【0022】特にセルローストリアセテートでは、トリ
フェニルフォスフェート、ビフェニルジフェニルフォス
フェート、ジメチルエチルフォスフェート、エチルフタ
リルエチルグリコレート等の可塑剤含有物が通常であ
る。
【0023】これら支持体はポリマー種によって異なる
が、膜厚は1mm程度から20μm程度の薄膜フィルム
迄、用途によって使い分けられる。最も多く用いられる
のは膜厚30〜150μmの範囲である。保護フィルム
には必要により紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、マット剤
等を含有させてもよい。
【0024】本発明に用いる紫外線硬化型ポリオールア
クリレート系樹脂としてはトリメチロールプロパントリ
アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリト
ールペンタエリスリトール等の光重合モノマーオリゴマ
ーである。これらのポリオールアクリレート系樹脂は高
架橋性で硬化性が大きい、硬度が大きく、硬化収縮が小
さい、又低臭気性で低毒性であり安全性も比較的高いの
が特徴である。
【0025】上記の紫外線硬化型ポリオールアクリレー
ト系樹脂には、その効果を損なわない範囲で他の紫外線
硬化型樹脂、例えば紫外線硬化型エポキシ系樹脂を含有
して使用してもよい。アクリレート系樹脂を用い厚膜塗
布した硬化塗膜は、硬化収縮によりカーリングが強くな
り、取り扱い上支障をきたす場合がある。
【0026】一方、エポキシ系樹脂はアクリレート系樹
脂と比べて一般に硬化収縮が小さく硬化塗膜のカーリン
グも小さい。ここで言う紫外線硬化型エポキシ系樹脂と
はエポキシ基を分子内に2個以上含む化合物で、カチオ
ン重合開始剤を含有し、紫外線を照射することにより架
橋反応するエポキシ樹脂である。
【0027】尚、硬化塗膜のブロッキング防止及び防眩
効果を付与するために硬化塗膜に微粒子粉末を含有させ
るとよい。
【0028】本発明に使用される無機微粒子粉末として
は酸化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、酸化錫、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、
カオリン、硫酸カルシウム等が挙げられる。
【0029】有機微粒子粉末としては、ポリメタアクリ
ル酸メチルアクリレート樹脂粉末、シリコーン系樹脂粉
末、ポリスチレン樹脂粉末、ポリカーボネート樹脂粉
末、アクリルスチレン系樹脂粉末、ベンゾグアナミン系
樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、更にポリオレフィン系
樹脂粉末、ポリエステル系樹脂粉末、ポリアミド樹脂粉
末、ポリイミド系樹脂粉末、ポリ弗化エチレン樹脂粉末
等が使用できる。
【0030】これらの微粒子粉末の体積平均粒径として
は、0.01〜10μm、紫外線硬化性樹脂組成物と微
粒子粉末との割合は、樹脂組成物100重量部に対して
0.1〜20重量部となるように配合するのが望まし
い。防眩効果を付与するには、体積平均粒径1〜10μ
mのものを樹脂組成物、100重量部に対して1〜15
重量部が好適である。単なるブロッキング防止性付与の
ためには体積平均粒径0.01μm〜5μm、樹脂組成
物100重量部に対して0.1〜5重量部が好適であ
る。
【0031】さらに、上記の紫外線硬化性樹脂を紫外線
硬化型樹脂組成物とするとき、通常この中に光重合開始
剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒ
ラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシムエステ
ル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、チオキサ
ントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエ
チルアミン、トリ−n−ブチルホスフィン等を混合して
用いる。
【0032】本発明に使用する紫外線硬化性樹脂を含む
組成物において、重合開始剤は、一般的には硬化性プレ
ポリマー100重量部に対して好ましくは0.1〜15
重量部、より好ましくは1〜10重量部の範囲で含有す
るものである。
【0033】本発明において用いることができる紫外線
硬化型樹脂組成物には、必要に応じて、前記記載のポリ
オールアクリレート系樹脂以外に、顔料、染料等の着色
剤、消泡剤、増粘剤、レベリング剤、難燃剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤等の各種添加剤、充填剤、改質用樹脂
などを適量配合して使用することができる。
【0034】本発明において、硬化性組成物として紫外
線硬化性組成物を用いる場合、使用する紫外線領域の照
射光(以下、単に紫外線ともいう)の光源としては、太
陽光線、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カー
ボンアーク灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ
等がある。
【0035】また紫外線を照射する際の雰囲気は空気で
あってもよく、または窒素ガスや炭酸ガス等の不活性ガ
スであってもよい。
【0036】本発明に係る紫外線硬化型樹脂を含む組成
物の塗布は単独又は有機溶剤に固形分濃度10〜95重
量%となるように希釈してグラビアコーター、スピンナ
ーコーター、ワイヤーバーコーター、押し出しコータ
ー、リバースコーター等公知の方法で塗布し、乾燥後、
紫外線硬化されるものである。この時の乾燥膜厚は任意
ではあるが、0.1〜30μm位が適当である。より好
ましくは0.5μm〜15μmである。
【0037】本発明で用いることができる紫外線硬化性
組成物への紫外線の照射時間は、上記紫外線領域の照射
光源の種類によっても異なるが、好ましくは0.5秒〜
5分、より好ましくは3秒〜2分である。
【0038】通常、照射時間が短い場合には照射強度の
大きい大型の光源を必要とし、照射時間が長い場合には
照射強度が小さいものも使用できるが、硬化時間が長く
なり、製造工程上不利である。しかし、本発明によれば
200W以下の紫外線発生ランプを用いて、3秒から2
分の照射で目的を達することができ有利である。
【0039】本発明に使用される紫外線吸収剤として
は、サリチル酸誘導体(UV−1)、ベンゾフェノン誘
導体(UV−2)、ベンゾトリアゾール誘導体(UV−
3)、アクリロニトリル誘導体(UV−4)、安息香酸
誘導体(UV−5)、有機金属錯塩(UV−6)等が挙
げられる。ここでサリチル酸誘導体(UV−1)として
は、サリチル酸フェニル、4−tert−ブチルフェニ
ルサリチル酸、p−オクチルフェニルサリチル酸等が挙
げられ、ベンゾフェノン誘導体(UV−2)としては、
2,4−ジハイドロオキシベンゾフェノン、2−ハイド
ロオキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジ
−ハイドロオキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−
ハイドロオキシ−4−メトキシ−2′−カルボキシベン
ゾフェノン、2−ハイドロオキシ−4−メトキシ−5−
スルホベンゾフェノン3水塩、2−ハイドロオキシ−4
−オクトキシベンゾフェノン、2−ハイドロオキシ−4
−オキシベンジルベンゾフェノン、2−ハイドロオキシ
−4−ステアリルオキシベンゾフェノン、2,2′−ジ
ハイドロオキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン
等が挙げられる。ベンゾトリアゾール誘導体(UV−
3)としては、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチル
フェニル)−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
オキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
オキシ−5−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロオキシ−3′,5′−ジ−
tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(3,5−ジ−tert−アシル−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロオキシ−
3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロオキシ−3′,
5′−ジイソアミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロオキシ−4′−オクトオキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール等が挙げられ、アクリロニトリ
ル誘導体(UV−4)としては、2−エチルヘキシル−
2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート、エチ
ル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート、
メチル−α−シアノ−β−メチル−β−(p−メトキシ
フェニル)アクリレート等が挙げられ、安息香酸誘導体
(UV−5)としては、レゾルシノール−モノベンゾエ
ート、2′,4′−ジ−tert−ブチルフェニル−
3,5−ジ−tert−ブチル−4−ハイドロオキシベ
ンゾエート等が挙げられ、有機金属錯塩(UV−6)と
しては、ニッケルビス−オクチルフェニルサルファミ
ド、[2,2′−チオビス(4−tert−オクチルフ
ェノレート)]−n−ブチルアミンニッケル、エチル−
3,5−ジ−tert−ブチル−4−ハイドロオキシベ
ンジルリン酸のニッケル塩等が挙げられる。
【0040】これらの紫外線吸収剤は2種以上組合せて
用いることもできる。これらの紫外線吸収剤は本発明の
紫外線硬化組成物全量に対して0.1〜15重量%が好
ましく、より好ましくは0.5〜8重量%である。
【0041】本発明に使用される酸化防止剤としては、
例えばヒンダードフェノール誘導体(AO−1)、チオ
ジプロピオン酸誘導体(AO−2)、ホスファイト誘導
体(AO−3)等が挙げられる。ヒンダードフェノール
誘導体(AO−1)としては、具体的には、4,4′−
チオビス(6−tert−3−メチルフェノール)、
4,4′−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−3
−メチルフェノール)、4,4′−ブチリデン−ビス
(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)2,
2′−チオビス(6−tert−ブチル−4−メチルフ
ェノール)、2,6−ジ−tert−ブチルフェノー
ル、4,4′−メチレンビス(6−tert−ブチルフ
ェノール)、4,4′−ビス(2,6−ジ−tert−
ブチルフェノール)、4,4′−メチレンビス(6−t
ert−ブチル−o−クレゾール)、4,4′−チオビ
ス(6−tert−ブチル−o−クレゾール)、1,
1,3−トリス(5−tert−ブチル−4−ハイドロ
オキシ−2−メチルフェニール)ブタン、2,4,6−
トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ハイドロ
オキシベンジル)メシチレン、1,3,5−トリス
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ハイドロオキシ
ベンジル)イソシアヌレート、1,3−ビス(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ハイドロオキシフェニル)
−2,2′−ビス(2−ドデシルチオニトキシカルボニ
ール)プロパン、1,6−ビス(3,5−ビ−tert
−ブチル−4−ハイドロオキシフェニールアセトオキ
シ)ヘキサン、6−(4−ハイドロオキシ−3,5−ジ
−tert−ブチルアニリノ)−2,4−ビス(n−オ
クチルチオ)−1,3,5−トリアジン、テトラビス
[β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ハイドロ
オキシフェニール)プロピオニルオキシメチル]メタ
ン、n−オクタデシル−3−(4′−ハイドロオキシ−
3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニール)プロピ
オネート、ジ−オクタデシル−4−ハイドロオキシ−
3,5−ジ−tert−ブチルベンジルホスホネート、
ジ−エチル−4−ハイドロオキシ−3,5−ジ−ter
t−ブチルベンジルホスホネート等が挙げられ、チオジ
プロピオン酸誘導体(AO−2)としては、ジラウリル
−3,3′−チオ−ジ−プロピオネート、ジ−ステアリ
ルチオ−ジ−プロピオネート等が挙げられ、ホスファイ
ト誘導体(AO−3)としては、トリ−フェニルホスフ
ァイト、トリスノニルフェニルホスファイト、ジ−フェ
ニルデシルホスファイト、ジ−クレジルホスファイト等
が挙げられる。
【0042】これらの酸化防止剤は2種以上組合せて用
いてもよい。これらの酸化防止剤は本発明の紫外線硬化
組成物全量に対して0.1〜15重量%が好ましく、よ
り好ましくは0.2〜6重量%である。
【0043】本発明の紫外線硬化組成物においては、上
記紫外線吸収剤および酸化防止剤の中から選ばれる少な
くとも1種を含有すれば、紫外線吸収剤のみでも酸化防
止剤のみでも、又は両者を併用してもよい。これらは直
接溶解しても良いし、アセトン、メタノール、酢酸エチ
ル、トルエン等の溶剤に予め溶解してから加えてもよ
い。
【0044】本発明の偏光板用保護フィルムの構成にお
いて、好ましくは透明樹脂フィルムの一方の側に紫外線
硬化塗膜層を設け、その反対側に偏光膜と接着するため
の易接着層が設けられる。
【0045】本発明に係る易接着層は1層であってもよ
く、2層以上であってもよい。本発明に係る親水性高分
子化合物としては、例えば−COOH基含有高分子化合
物、好ましくは−COOH基含有の酢酸ビニル−マレイ
ン酸共重合体、又は親水性セルローズ誘導体、ポリビニ
ルアルコール誘導体、天然高分子化合物、親水性ポリエ
ステル誘導体、ポリビニル誘導体等が挙げられる。
【0046】更に、より好ましい形態としては−COO
H基含有の酢酸ビニル−マレイン酸共重合体を含む層、
更に該層に隣接して偏光膜側に親水性セルローズ誘導
体、ポリビニルアルコール誘導体、天然高分子化合物、
親水性ポリエステル誘導体、ポリビニル誘導体等を含む
層を設けたようなものである。
【0047】上記、本発明に使用される−COOM基含
有共重合体化合物は下記一般式〔1〕又は〔2〕で示さ
れるものが好ましい。
【0048】
【化1】
【0049】式中、Aはビニル単量体、Bは水素原子、
−CO−OMあるいは−(CO)−Rであって、z=0
のときBは水素原子、Mは水素あるいはカチオン、Rは
−O−R′あるいは−N(R″)(R′)であり、R′
はアルキル基、アラルキル基、アリール基、異項環残基
あるいはR″と共同して異項環を形成するに必要な非金
属原子、R″は水素原子、低級アルキル基あるいはR′
と共同して異項環を形成するに必要な非金属原子、R1
及びR2は水素原子あるいは低級アルキル基、Xは−
(CO)−O−あるいは−O−(CO)−、R3はハロ
ゲノアルキルあるいはハロゲノアルキルオキシアルキル
基、m,p,q,r,x,y,zはそれぞれ各単量体の
モル%を示す値であって、mは0〜60、pは0〜10
0、qは0〜100、rは0〜100、xは0〜60、
yは0〜100、zは0〜100であり、m+p+q+
r=100、x+y+z=100である。
【0050】上記一般式においてビニル単量体としては
例えばスチレン、あるいはニトロ基、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子、クロルメチル基、低級アルキル基等が
置換されたスチレン、ビニルメチルエーテル、ビニルエ
チルエーテル、ビニルクロロエチルエーテル、酢酸ビニ
ル、クロロ酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アクリル
酸、メタクリル酸又はイタコン酸等の不飽和酸、アクリ
ル酸若しくはメタクリル酸のアルキルエステル(該アル
キル基は炭素数1〜5の、非置換アルキル基、又は塩素
原子、フェニル基等で置換したアルキル基)、アクリル
酸若しくはメタクリル酸のフェニルエステル(該フェニ
ル基は非置換フェニル基又は塩素原子、フェニル基等で
置換したフェニル基)、アクリロニトリル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、エチレン、アクリルアミド、炭素
数1〜5のアルキル基あるいは塩素、フェニル基等で置
換したアクリルアミド、ビニルアルコール、グリシジル
アクリレート、アクロレイン等があり、好ましくはスチ
レン、置換基を有するスチレン、酢酸ビニル、ビニルメ
チルエーテル、アルキルアクリレート、アクリロニトリ
ル等である。
【0051】また、前記式中、R′が表すアルキル基と
しては、炭素数1〜24のものが好ましく、直鎖アルキ
ル基、分岐アルキル基及びシクロアルキル基のいずれで
もよく、また該アルキル基は置換基を有していてもよ
く、この置換基としてはヒドロキシル基、ヒドロキシカ
ルボニル基、−COOM′(M′はカチオンを表す)基
等で、特にフッ素原子のようなハロゲン原子で置換され
た炭素数2〜18のハロゲノアルキル基、又は炭素数2
〜18のハロゲノアルキルオキシアルキル基は、本発明
の目的に対して好ましい結果が得られる。該ハロゲノア
ルキル基及び該ハロゲノアルキルオキシアルキル基に置
換されたハロゲン原子数は望ましくは1〜37である。
このハロゲノアルキル基及びハロゲノアルキルオキシア
ルキル基並びに一般式〔2〕中のR3が表すハロゲノア
ルキル基及びハロゲノアルキルオキシアルキル基は、好
ましくは下記一般式〔A〕で示される。
【0052】
【化2】
【0053】式中、R4、R5、R6、R7及びR8は各
々、水素原子又はフッ素原子を表し、nは1〜12の整
数を表し、n2は0または1であり、n2が0のときには
n1は0、n2が1のときにはn1は2または3であっ
て、n3は1〜17の整数を表す。但し、n1+n3は1
〜17である。なお、R4が一般式〔A〕中で2個以上
ある場合には1個が水素で他がフッ素原子であるように
異なる基であってもよく、同様にR5、R6及びR7がそ
れぞれ一般式〔A〕中に複数個あるときには、異なる基
であってもよい。
【0054】また、前記一般式〔1〕及び一般式〔2〕
において、R′が前述のようなハロゲノアルキル基又は
ハロゲノアルキルオキシアルキル基のときには、好まし
くは前記一般式〔1〕中のRは−O−R′である。ま
た、R′が表すフェニル基のようなアリール基又はベン
ジル基のようなアラルキル基は置換基を有していてもよ
く、この置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子等のハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒ
ドロキシル基、ヒドロキシカルボニル基、カチオンのオ
キシカルボニル基、ニトリル基、ニトロ基等が挙げられ
る。
【0055】また、R′が表す複素環又はR′とR″と
で形成する複素環は、酸素原子、イオウ原子又は窒素原
子を含む飽和又は不飽和の複素環であって、例えばアジ
リジン、ピロール、ピロリジン、ピラゾール、イミダゾ
ール、イミダゾリン、トリアゾール、ピペリジン、ピペ
ラジン、オキサジン、モルホリン、チアジン等の複素環
から選択される複素環である。また、Mが表すカチオン
は、例えばアンモニウムイオン、ナトリウムイオン、カ
リウムイオン、リチウムイオン等のカチオンである。
【0056】本発明において、前記一般式〔1〕又は
〔2〕で示される−COOM基含有高分子化合物は、単
独で又は2種以上併用して用いられ、好ましくは平均分
子量約500〜500,000(重量平均)程度のもの
が用いられる。
【0057】このような本発明に使用する上記高分子化
合物の代表的なものとしては、下記を挙げることができ
る。しかし、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0058】
【化3】
【0059】
【化4】
【0060】
【化5】
【0061】
【化6】
【0062】
【化7】
【0063】前記一般式〔1〕又は〔2〕で表される−
COOM基含有高分子化合物は、公知の方法で合成する
ことができる。即ち、無水マレイン酸共重合物は極く一
般的な重合物であることは周知のとおりであり、これら
の誘導体もそれらに適合するアルコール又はアミン類を
無水マレイン酸共重合物に反応させれば簡単に得られ、
また無水マレイン酸単量体に適合するアルコール又はア
ミン類を反応し精製したものを他のビニル単量体と共重
合させても得られる。また、ハロゲノアルキル、ハロゲ
ノアルキルオキシアルキル等のアクリレート類は、ジャ
ーナル・オブ・ポリマー・サイエンス(Journal
of Polymer Science,15 51
5〜574(1955)あるいは英国特許1,121,
357号明細書に記載されている単量体及び重合体の合
成法によって容易に合成される。
【0064】前記一般式〔1〕又は〔2〕で表される高
分子化合物の使用量は、10〜1000mg/m2であ
ることが好ましく、更には20〜300mg/m2であ
ることが特に好ましい。
【0065】本発明に係る親水性高分子化合物の他の例
として、好ましくは親水性セルロース誘導体(例えば、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシセルロース等)、ポリビニルアルコール誘導体
(例えば、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル−ビニル
アルコール共重合体、ポリビニルアセタール、ポリビニ
ルホルマール、ポリビニルベンザール等)、天然高分子
化合物(例えば、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム
等)、親水性ポリエステル誘導体(例えば、部分的にス
ルホン化されたポリエチレンテレフタレート等)、ポリ
ビニル誘導体(例えば、ポリ−N−ビニルピロリドン、
ポリアクリルアミド、ポリビニルインダゾール、ポリビ
ニルピラゾール等)が挙げられる。
【0066】本発明に係る親水性高分子化合物は単独あ
るいは2種以上併用して用いられる。
【0067】又、本発明に係る親水性高分子化合物の溶
液はグラビアコーター、ディップコーター、リバースロ
ールコーター、押し出しコーターなど公知の方法で塗布
できる。本発明に係るポリマーの付量は10〜1000
mg/m2の範囲であり、特に安定な接着力、塗布後の
仕上り性からみると20〜300mg/m2が好まし
い。該塗布液を塗布した後乾燥する方法としては特に制
限はないが乾燥後の残留溶媒量は5wt%以下とするの
が好ましい。残留溶媒量が多いと、偏光膜と積層された
後の乾燥過程で接着界面に気泡を生じる場合があり好ま
しくない。
【0068】親水性高分子化合物溶液には所望により紫
外線吸収剤、滑り剤、マット剤、帯電防止剤、架橋剤、
及び活性剤などを添加してもよい。
【0069】特に架橋剤は偏光膜のポリビニルアルコー
ルフィルムとの接着を促進する上で好ましい。この様な
架橋剤としては、例えば多価のエポキシ化合物、アジリ
ジン化合物、イソシアネート化合物や、明バン、ホウ素
化合物などがあげられる。
【0070】本発明に係る保護フィルムの処理面と、偏
光膜を貼り合わせるのに使用される接着剤としては例え
ばポリビニルアルコール、ポリビニルブチラールなどの
ポリビニルアルコール系接着剤や、ブチルアクリレート
などビニル系ラテックス等があげられる。
【0071】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、本文中
「部」とは「重量部」を表す。又、表1中の塗布用組成
物は重量比で示してある。
【0072】実施例1 膜厚80μmのセルローストリアセテートフィルムベー
ス(コニカ(株)社製コニカタック80UV−2以下T
ACと略す)の片面に表1に示す紫外線硬化性樹脂を含
む塗布組成物(下記)を、塗布膜厚10μmとなるよう
に塗布し、80℃5分間乾燥した後60W/cmの高圧
水銀燈下10cmの距離から4秒間硬化させた。上記の
ごとくして硬化塗膜層を設け試料1を作製した。次に試
料1の反対面(裏面)に親水性化合物からなる下記の易
接着層用塗布組成物の下層液(1)及び上層液(1)を
表1に示す各々の試料にこの順にそれぞれ20ml/m
2の割合で塗布し、100℃で10分間乾燥して本発明
に係わる試料2及び3を得た。
【0073】 (組成物) <紫外線硬化型樹脂組成物(A)> ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 60部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2部 シリコーン系界面活性剤 1部 <シリカ微粒子(A)> 日本アエロジル(株)社製 アエロジルR−972 平均粒径16nm <溶媒> メチルエチルケトン:酢酸エチル:イソプロピルアルコール=1:1:1 (重量比) (易接着層用塗布組成物) 下層液(1) 例示化合物(14) 0.5g アセトン 60ml 酢酸エチル 30ml トルエン 10ml 上層液(1) ポリビニルアルコール 0.5g (日本合成化学工業(株)社製 ゴーセノールNH−26) サポニン 0.03g (メルク社製 界面活性剤) 純水 50ml メタノール 50ml 実施例2 膜厚80μmのポリカーボネートフィルムベース(帝人
(株)社製 以下PCと略す)の両面に20W/m2/
minの条件でコロナ放電処理を施した後、片面に表1
で示す紫外線硬化型樹脂を含む組成物(下記)をそれぞ
れ超音波分散した後、それぞれ塗布膜厚10μmとなる
ように塗布し、80℃5分間乾燥した後、60W/cm
の高圧水銀燈下10cmの距離から4秒間硬化させた。
上記のごとくして硬化塗膜層を設けた試料4を作製し
た。次に試料1の反対面に実施例1と同様にして易接着
層用塗布組成物を塗布して、易接着層を設け、本発明に
係わる試料5及び6を得た。
【0074】 <紫外線硬化型樹脂組成物(B)> ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 50部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤 0.5部 フッ素系界面活性剤 1部 <溶媒> メチルエチルケトン:酢酸エチル:イソプロピルアルコール=1:1:1 (重量比) 比較例1 膜厚80μmのTACを温度が60℃で濃度が8wt%
の水酸化ナトリウム水溶液に5分間浸漬し水洗して鹸化
処理し試料7を得た。
【0075】比較例2 膜厚80μmのPCを比較例1と同様にして鹸化処理し
て試料8を得た。
【0076】実施例3 膜厚80μmのTACの片面に表3に示す紫外線硬化型
樹脂塗布組成物を超音波分散して、塗布膜厚10μmに
成るように塗布し、80℃5分間乾燥した後、60W/
cmの高圧水銀燈下10cmの距離から4秒間硬化させ
た。上記硬化塗膜を設けたTACの反対面に実施例1の
易接着層用塗布組成物下層液(1)を、下記組成の下層
液(2)に変更した以外は実施例1と同様にして、本発
明に係わる試料9〜14を得た。
【0077】 <シリカ微粒子(B)> 富士シリシア化学(株)社製 サイリシア431 平均粒径2.5μm <シリコーン樹脂微粒子(C)> 東芝シリコーン(株)社製 トスパール130 平均粒径3μm <溶媒> メチルエチルケトン:酢酸エチル:イソプロピルアルコール=1:1:1 (重量比) (易接着層用塗布組成物) 下層液(2) 例示化合物(15) 0.5g アセトン 60ml 酢酸エチル 30ml ジメチルホルムアミド 10ml 比較例3 表3に示す紫外線硬化型樹脂塗布組成物(下記)を用い
実施例1と同様な方法で、硬化塗膜を有するサンプルを
作製し、さらに上記サンプルフィルムに比較例1と同様
な方法で鹸化処理し試料15を得た。
【0078】 <紫外線硬化型樹脂組成物(C)> ポリエステルアクリレート系樹脂 100部 (ソマール工業(株)社製 ソマコートTP−232) ポリイソシアネート化合物 1部 (日本ポリウレタン(株)社製 コロネートL) UV開始剤(チバガイギー(株)社製 イルガキュアー184) 5部 実施例4 膜厚75μmのポリアリレートフィルム(ユニチカ
(株)製 商品名:エンブレート、以下PARと略す)
の両面に20W/m2/minの条件でコロナ放電処理
を施した後、片面に実施例1と同様にして表1に示す紫
外線硬化性樹脂を含む塗布組成物を塗布して、硬化塗膜
層を設け、試料16を作製した。次にその反対面(裏
面)に、実施例1と同様にして易接着層用塗布組成物を
塗布して易接着層を設け、本発明に係わる試料17を得
た。
【0079】 実施例5膜厚75μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(ダイヤホイルヘキスト(株)製 商品名:ダイ
ヤホイル以下PETと略す)の両面に20W/m2/m
inの条件でコロナ放電処理を施した後、片面に実施例
2と同様にして表1に示す紫外線硬化性樹脂を含む塗布
組成物を塗布して、硬化塗膜層を設け、試料18を作製
した。次にその反対面(裏面)に、実施例1の易接着層
用塗布組成物下層液(1)を下記組成の下層液(3)に
変更した以外は実施例1と同様にして、本発明に係わる
試料19を得た。
【0080】 (易接着層用塗布組成物) 下層液(3) 例示化合物(4) 1.0g 飽和ポリエステル樹脂(商品名:バイロン Tg=67℃ 東洋紡(株)製) 0.5g アセトン 40ml 酢酸エチル 50ml ジメチルホルムアミド 10ml 実施例6 特開平3−131843号に準じてシンジオタクチック
ポリスチレン(SPS)ペレットを作製した。押し出し
機により330℃でSPSペレットを溶融押し出しし
た。この溶融ポリマーをパイプを通じて押出ダイに押し
出し、ダイスリットより冷却したキャスティングドラム
に静電印加させながら押し出しして冷却することにより
膜厚1000μmのSPS未延伸シートを得た。作製し
たシートを115℃で予熱した後に縦方向に3.3倍延
伸した。テンター内で100℃に予熱した後130℃で
横方向に3倍延伸した。更にやや横方向に緩和させなが
ら225℃で熱固定し100μmのSPSフィルムを得
た。
【0081】次にSPSフィルムの両面に20W/m2
/minの条件でコロナ放電処理を施した後、片面に実
施例2と同様にし紫外線硬化性樹脂を含む塗布組成物を
塗布して、硬化塗膜層を設け、試料20を作製した。次
にその反対面(裏面)に、実施例1の易接着層用塗布組
成物下層液(1)を下記組成の下層液(4)に変更した
以外は実施例1と同様にして、本発明に係わる試料21
を得た。
【0082】 (易接着層用塗布組成物) 下層液(4) 例示化合物(14) 0.7g ポリスチレン樹脂(商品名:トーボレックスXGPPS550−51、 三井東圧化学(株)製) 0.3g アセトン 40ml 酢酸エチル 50ml トルエン 10ml 実施例7 膜厚100μmのノルボルネン系樹脂フィルム(日本合
成ゴム(株)製商品名アートンフィルム以下NRBフィ
ルムと略す)に実施例2と同様にして紫外線硬化性樹脂
を含む塗布組成物を塗布して硬化塗膜層を設け試料25
を作製した。次にその反対面(裏面)に実施例2と同様
にして易接着用塗布組成物を塗布して易接着層を設け、
本発明に係わる試料26を得た。
【0083】比較例4 膜厚75μmのPARフィルムを比較例1と同様にけん
化処理して試料22を得た。
【0084】比較例5 膜厚75μmのPETフィルムを比較例1と同様にけん
化処理して試料23を得た。
【0085】比較例6 実施例6で作製した膜厚100μmのSPSフィルムを
比較例1と同様にけん化処理して試料24を得た。
【0086】比較例7 実施例7で作製したNRBフィルムを比較例1と同様に
けん化処理して試料27を得た。
【0087】比較例8 表1に示す紫外線硬化性樹脂塗布組成物(下記)を用い
実施例1と同様な方法で、硬化塗膜を設けたTACフィ
ルムを比較例1と同様な方法でけん化処理し試料28を
得た。
【0088】 <紫外線硬化性樹脂組成物(D)> アクリルウレタン系樹脂(大日本インキ(株)製、 商品名:ユニディック17−806) 100重量部 ポリイソシアネート化合物(日本ウレタン(株)社製、 商品名:コロネートL) 1重量部 UV開始剤(チバガイギー(株)社製、 商品名:イルガキュアー184) 5重量部 次に上記実施例1〜7及び比較例1〜8として得られた
偏光板用保護フィルムを下記の方法にて評価した。偏光
板用保護フィルム単体としての特性評価結果を表1〜4
に示し、さらに偏光フィルムとはり合わせた偏光板とし
ての特性評価結果を表5に示した。
【0089】〔評価方法〕以下、本発明に係わる測定、
評価方法について述べる。
【0090】<偏光板用保護フィルム単体としての特性
評価> 1.硬化塗膜層の耐擦傷性 1)鉛筆硬度:JISK5400を準用し、荷重100
gにて測定した 2)スチールウール硬度:スチールウール(#000
0)で荷重1kgをかけて5往復摩擦する(一往復/s
ec) (判定基準) ○・・・面上に傷なし △・・・1〜10本の傷あり ×・・・11〜30本の傷あり ××・・31本以上の傷あり。
【0091】2.防眩性 ヘイズ:JISK7105を準用し、測定器東京電色工
業(株)社製T−2600DA型を使用した。
【0092】光沢度:JISK7105を準用し、測定
器東京電色工業(株)社製デジタル偏角光度計VG−1
0型を使用した(60゜光沢)。
【0093】3.硬化塗膜層と支持体との接着性 (1)硬化皮膜層の接着性試験 硬化皮膜層の表面に片刃のカミソリの刃を面に対して9
0°の角度で切り込みを幅30mm、深さは透明なプラ
スチックフィルムの表面に僅か達する程度に入れ、市販
の25mm幅のセロファンテープを切れ込み部分をまた
いでテープの一端を残して貼り、曲面の有るプラスチッ
クあるいは金属でその上を擦ってよく接着させ、貼られ
てないテープのその一端を手で持ってなるべく水平に力
強く引張って剥がし、切り込み線からの貼られたテープ
面積に対する硬化皮膜層が剥がされた面積の割合を下記
の如く評価した。
【0094】A:全く剥離されなかった B:剥離された面積割合が10%未満であった C:剥離された面積割合が10〜30%未満であった D:剥離された面積割合が30%以上であった。
【0095】(2)硬化皮膜層の高温多湿処理後の接着
性試験 偏光板用保護フィルムを80℃、95%RHの条件に設
定されたオーブン中に、500時間処理した後、23
℃、55%RHの部屋に放置冷却し、24時間後に上記
(1)と同じ方法で剥離面積の割合で同様に評価した。
【0096】4.可とう性 JISK5400を準用し、硬化塗膜面が直径2mmの
心棒に対して外側になる様に180゜に折り曲げ、屈曲
部を目視によって割れ、剥がれ(クラックの発生状態)
を調べた。
【0097】(判定基準) ○・・・クラック発生無し △・・・クラック発生有り ×・・・折り曲げ時にパリッという音と共にクラック発
生。
【0098】5.ブロッキング性測定及び評価方法 試料(巾35mm、長さ950mm)を直径50mmの
コアに1kgの荷重をかけて6周巻き付け、試料が緩ま
ないように試料の両端を両面テープ(巾30mm、長さ
5mm)で張り付けておく。
【0099】コアを抜き取り、23℃、55%RH雰囲
気下で24時間放置後、電子天秤上に試料を載せ、1分
間10mm押し込み、そのときの応力を測定する。
【0100】次に試料を解いて1周巻にして、同じよう
に応力を測定する。
【0101】6周巻いたときの応力から1周巻いたとき
の応力の6倍を差し引いて試料のブロッキング力を算出
する。
【0102】本発明試料1〜3については比較試料7に
対し、本発明試料4,6については比較試料8に対し、
本発明試料16,17については比較試料22に対し、
本発明試料18,19については比較試料23に対し、
本発明試料20,21については比較試料24に対し、
また本発明試料25,26については比較試料27に対
してのブロッキング性を評価した。
【0103】6.硬化塗膜層の耐薬品性 表1に記載した各溶剤にガーゼを浸し、そのガーゼで硬
化塗膜表面上を10回拭き、常温で乾燥後、塗膜表面の
状態を観察した (判定基準) ○・・・変化無し △・・・若干白化する ×・・・塗膜表面が白化し、実用上使用不可。
【0104】<偏光板としての特性評価> 偏光フィルムの作り方 厚さ120μmのポリビニルアルコールフィルムをヨウ
素1部、ヨウ化カリウム2部、ホウ酸4部を含む水溶液
に浸漬し50℃で4倍に延伸し、一軸延伸されたポリビ
ニルアルコール染色フィルムである偏光フィルムを得
た。
【0105】偏光板の作り方 下記〜の工程で、偏光フィルムと保護フィルム試料
1〜28をそれぞれはり合わせて偏光板を作製した。
【0106】 18cm×5cmの保護フィルム試料
を易接着層塗工面を上にしてガラス板上に配置する 保護フィルム試料と同サイズの1軸延伸されたポリ
ビニルアルコール染色フィルムからなる偏光フィルムを
固形分2wt%のポリビニルアルコール接着剤槽中に偏
光フィルムの両面を1〜2秒間浸漬する 上記の偏光フィルムに付着した過剰の接着剤を軽
く取り除き、上記の保護フィルム試料上にのせて、さ
らに上記と同一の試料フィルムの易接着面と接着剤と
が接する様に次の保護フィルム試料を積層し配置する ハンドローラで上記で積層された偏光フィルムと
保護フィルムとの積層物の端部から過剰の接着剤及び気
泡を取り除きはり合わせる。ハンドローラの圧力は約2
〜3kg/cm2、ローラスピードは約2m/minと
した 80℃の乾燥器中にで得た試料を5分間放置す
る。
【0107】このようにして作製した偏光板について、
偏光フィルムと保護フィルムとの接着性を下記の様にし
て評価した。
【0108】1.初期接着 偏光フィルムと保護フィルムとをはり合わせた後、手で
剥離性を測定し材料破壊の発生の程度で下記の3段階に
評価した。
【0109】(判定基準) ○・・・材料破壊が起こる △・・・一部材料破壊が起こるが、試料フィルムと偏光
フィルム間で剥がれる面積が大きい ×・・・試料フィルムとポリビニルアルコールフィルム
間で剥がれる。
【0110】2.加工性 ダンベル裁断機を用いて打ち抜き接着面の浮きがどの程
度かで判定した。
【0111】(判定基準) ○・・・0.10mm未満 △・・・0.10〜0.15mm未満 ×・・・0.15mm以上 3.耐久性能 各実施例及び比較例で得られた保護フィルムを用いて下
記の方法で偏光板を作製し、各偏光板を各々5cm×7
cmのサイズに切断した。得られた切断片を各々6cm
×8cmのガラス板の中央部にアクリル系粘着剤で仮粘
着し、次いでこれらを押圧して各片とガラス板の間の気
泡を完全に除去するようにして各切断片をガラス板に貼
着した。
【0112】こうして作製した試験片を80℃、95%
RHにセットした恒温恒湿オーブン内に互いに重ならな
いように垂直に配して支持枠に1000時間固定した
後、各片について(A)偏光板の変色、(B)偏光膜と
保護フィルムの接着性を測定した。
【0113】(A)偏光板の変色の評価:色差計(スガ
試験機社製)で測定し色差変化△Eの値(NBS単位)
で評価した。
【0114】○・・・2未満 △・・・2〜5未満 ×・・・5以上 (B)偏光膜と保護フィルムの接着性の評価:高温高湿
処理後目視により観察を行い偏光膜と保護フィルムの間
の剥離状態を評価した。
【0115】○・・・膜の浮き上がりの部分が周辺1m
m未満 △・・・膜の浮き上がりの部分が周辺1〜5未満の範囲 ×・・・膜の浮き上がりの部分が周辺5mm以上
【0116】
【表1】
【0117】
【表2】
【0118】
【表3】
【0119】
【表4】
【0120】
【表5】
【0121】表1〜5の結果から明らかな様に、本発明
の偏光板用保護フィルムは保護フィルム自体としても耐
擦傷性、防眩特性、耐薬品性にも優れており、さらに易
接着層を付与したものについては偏光板に組み上げた場
合にも、アルカリ鹸化処理を行う事なく、偏光膜との接
着性(剥がれにくさ)、耐久性に優れた偏光板用保護フ
ィルムであることが確認された。
【0122】
【発明の効果】本発明により、(1)耐擦傷性及び耐薬
品性の優れた偏光板用保護フィルム、(2)当該保護フ
ィルムと偏光膜との接着性の優れた偏光板用保護フィル
ム、(3)可とう性の優れた偏光板用保護フィルム、
(4)防眩効果を備えた偏光板用保護フィルム (5)偏光フィルムとの接着性に優れ、かつ高温高湿下
での苛酷な条件に長時間曝された時もUV吸収能が劣化
したり、着色したりしない偏光板用保護フィルム、を提
供する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の層構成を説明する層構成断面図であ
る。
【符号の説明】
1 透明樹脂フィルム(支持体) 2 硬化塗膜層 3 易接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 133/08 PGB C09D 133/08 PGB PGC PGC C09J 7/02 JHR C09J 7/02 JHR JJA JJA JJN JJN JLF JLF G02B 1/10 G02B 1/10 Z (72)発明者 奈良 仁司 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 森田 直子 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明樹脂フィルムの少なくとも片面に紫
    外線硬化型ポリオールアクリレート系樹脂を含む組成物
    から成る硬化塗膜層を形成したことを特徴とする偏光板
    用保護フィルム。
  2. 【請求項2】 紫外線硬化型ポリオールアクリレート系
    樹脂がジペンタエリスリトールヘキサアクリレートであ
    ることを特徴とする請求項1記載の偏光板用保護フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 前記透明樹脂フィルムの硬化塗膜層側に
    対して反対面に親水性高分子化合物を含む易接着層を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載の偏光板用保
    護フィルム。
  4. 【請求項4】 前記硬化塗膜層に無機微粒子又は有機微
    粒子を含有することを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の偏光板用保護フィルム。
  5. 【請求項5】 前記紫外線硬化型ポリオールアクリレー
    ト系樹脂を含む組成物に紫外線吸収剤又は酸化防止剤を
    含有させたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記
    載の偏光板用保護フィルム。
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