JPH0911409A - 曲げ加工可能な厚物メラミン樹脂化粧板 - Google Patents

曲げ加工可能な厚物メラミン樹脂化粧板

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JPH0911409A
JPH0911409A JP16122295A JP16122295A JPH0911409A JP H0911409 A JPH0911409 A JP H0911409A JP 16122295 A JP16122295 A JP 16122295A JP 16122295 A JP16122295 A JP 16122295A JP H0911409 A JPH0911409 A JP H0911409A
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JP
Japan
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impregnated
base material
abs
decorative
thick
Prior art date
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Pending
Application number
JP16122295A
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English (en)
Inventor
Yozo Shioda
陽造 塩田
Toshinori Kifuku
敏則 木福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数枚のフェノール樹脂含浸紙と、吸水率が
2.5〜6%であるABSフィルムを交互に配し、更に
一方又は両方の表面にメラミン樹脂含浸化粧紙を重ね、
加熱加圧成形してなる曲げ加工可能な厚物メラミン樹脂
化粧板。 【効果】 曲げ加工性が極めて良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲げ加工に優れた厚物
メラミン樹脂化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】ポストフォーム化粧板は、メラミン樹脂
を含浸させた化粧紙を表面に配置し、フェノール樹脂を
含浸させた複数枚のコア紙とを積層させて、加熱加圧成
形することにより生産されている。ところが、化粧板の
厚みが厚くなると曲げ加工時に外層の伸びが大きくな
り、クラックや割れが発生し、ポストフォーム加工がで
きなくなるという問題があった。
【0003】一般に、曲げ加工が施されるポストフォー
ム化粧板は、曲げ加工を容易にするために、メラミン樹
脂に可塑剤を加えた変性メラミン樹脂が使用されている
が、このような変性メラミン樹脂を使用しても、実用上
必要とされる10〜30mmR(半径)の曲げ成形性を
得るためには化粧板の厚みはせいぜい1.6mm程度の
ものしか製造することができなかった。
【0004】また、コア材層に可塑剤を加えた変性フェ
ノール樹脂を使用しても化粧板の厚さが厚い全体の強度
が大きくなり、ポストフォーム加工は困難であった。
【0005】次に、耐クラック性を向上させるために基
材として織布にメラミン樹脂を含浸させる方法が提案さ
れているが、これはメラミン樹脂の脆さを織布によって
カバーするものであり、厚物化粧板にしたときに、ポス
トフォーム加工を向上させる効果は期待できない。
【0006】このため、従来のポストフォーム化粧板は
0.6〜1.2mm程度の薄物しかなく、テーブル、カ
ウンター、家具、造作部材などの製品基材の表面に接着
される表面化粧材として使用されるにとどまり、ポスト
フォーム化粧板単品で造作部材などの製品化を図ること
ができなかった。
【0007】さらに、特開平7−108654号公報に
おいて、ポリエチレンフィルム等と複数枚のフェノール
樹脂含浸コア紙とを交互に積層することによって得られ
る厚物ポストフォーム化粧板が記載されているが、フィ
ルムの表面をサンディング処理等をして粗面化するか、
フェノール樹脂にフィルムとの接着助剤を添加するなど
の処理をしない限り、フェノール樹脂との良好な接着性
が得られないために、曲げ加工時に、特に表面層に剥離
が発生してしまい、実用的ではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情を鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、厚物で曲げ加工性に優れ、単品で各種部品に製品化
できる曲げ加工可能な厚物化粧板を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、フェノール樹
脂を含浸した複数枚の基材と、吸水率が2.5〜6%で
あるABSフィルムを交互に配し、更に一方または両方
の表面にメラミン樹脂含浸基材を重ね、加熱加圧成形し
てなる曲げ加工可能な厚さ3〜15mmの厚物メラミン
樹脂化粧板に関するものである。
【0010】本発明においてABSフィルムの吸水率を
限定する理由は、フェノール樹脂含浸基材層に使用する
フェノール樹脂が水溶性であり、ABSフィルムにフェ
ノール樹脂が浸透し、アンカー効果を生じるためであ
る。吸水率が1%以下と小さいポリエステルフィルム、
ポリカーボネートフィルム、ポリエチレンフィルムなど
ではフェノール樹脂との満足な接着性が得られない。A
BSフィルムの厚さは60〜150μmが好ましい。フ
ィルムの厚みが60μm以下の場合、曲げ加工時にキレ
が発生しやすくなるため、実用的とはいえず、厚さが1
50μm以上の場合、製品の耐水性、耐熱性に問題が発
生するようになる。
【0011】フェノール樹脂含浸基材は熱可塑性フィル
ムとの接着性を必要とするもので、クラフト紙などの通
常使用される紙等の基材にフェノール樹脂を含浸乾燥し
たものである。曲げ加工性を良好にするために、ポリビ
ニルブチラール、「グルコサイダー」(商品名)、脂肪
族エポキシ化合物、パラトルエンスルホン酸アミド等の
可塑化剤を添加したり、フェノールに対するホルマリン
のモル比を小さくすることにより、可塑性を付与する。
フェノール樹脂は水溶性のものが基材への含浸性に特に
優れているので好ましく使用される。基材はフェノール
樹脂ワニスがよく含浸するものであればいかなるもので
もよいが、通常クラフト紙等の紙基材が使用され、その
坪量は100〜200g/m2 程度が使用される。最外
層は顔料をすきこんだ基材にメラミン樹脂を含浸した化
粧層からなり、曲げ加工性を付与するため可塑化剤を添
加するのが好ましい。
【0012】本発明において、複数枚のフェノール樹脂
含浸紙(通常、4〜6枚)とABSフィルムとを交互に
積層させることにより任意の厚みの曲げ加工性良好な厚
物化粧板を得ることができる。フェノール樹脂含浸基材
とABSフィルムとを一つの構成単位とした場合、その
積層厚さは一般のポストフォーム化粧板の厚みと同じ
0.6〜1.6mmの範囲が好ましい。また、加熱加圧
成形は通常のホット・コールドプレスにより行うことが
できる。
【0013】このようにして得られた曲げ加工性良好な
厚物化粧板を曲げ加工する場合においては、使用するA
BSフィルムの熱変形温度以上の温度に加熱して曲げ加
工を行なう。即ち、図1に示すように、表面の少なくと
も一方を化粧層(1)とし、各フェノール樹脂含浸基材
層(2)間にABSフィルム(3)を配した構成とする
により、ABSフィルム層を滑り層としてフェノール樹
脂含浸基材層相互にズレを生じさせ、端部が階段状の曲
げ加工した化粧板が得られる。この端部は硬化後に切削
することにより、平滑面に加工することができる。
【0014】
【実施例】
《実施例1》坪量120g/m2 化粧紙にポストフォー
ム用メラミン樹脂を含浸乾燥して得た樹脂分50%の化
粧層を鏡面板の上に置き、加熱加圧後の厚さが1.0m
mとなるように調整した5枚の坪量195g/m2 のク
ラフト紙に水溶性のポストフォーム用フェノール樹脂を
含浸乾燥して得た樹脂分35%の含浸紙を重ねた。次い
で、吸水率が4%で、厚さが110μmであるABSフ
ィルムを重ね、フェノール含浸紙層とABSフィルム層
の構成を10回繰り返し、更に加熱加圧後の厚さが1.
0mmとなるフェノール含浸紙5枚を重ね、前記と同じ
メラミン樹脂を含浸乾燥して得た化粧層を重ね、鏡面板
を配した。これらを加熱加圧することによって、厚さ1
2.0mmの厚物化粧板を得た。加熱加圧条件は160
℃、100kg/cm2 、30分間である。
【0015】《比較例1》前記実施例1において、AB
Sフィルムを使用せず、フェノール含浸紙を60枚重
ね、実施例1と同様にして厚さ12.0mmの厚物化粧
板を得た。
【0016】《比較例2》前記実施例1において、AB
Sシートの代わりに吸水率が0.5%であるポリカーボ
ネートフィルム(厚さ0.25mm)を使用する以外
は、実施例1と同様にして厚さ13.5mmの厚物化粧
板を得た。
【0017】《比較例3》前記実施例1において、AB
Sシートの代わりに吸水率が1.0%であるポリエステ
ルフィルム(厚さ0.25mm)を使用する以外は、実
施例1と同様にして厚さ13.5mmの厚物化粧板を得
た。
【0022】なお、前記各例において、表面層の化粧紙
はグラビア印刷紙を使用した。得られた各化粧板につい
て、曲げ加工性、加熱加圧後の外観、及び耐水性につい
て評価し、表1に示す結果を得た。
【0023】
【表1】
【0024】曲げ加工の条件は、加熱プレスによって化
粧板の温度を130〜150℃に加熱し、曲げロールに
よて曲げ加工を実施した。
【0025】
【発明の効果】本発明の曲げ加工可能な厚物化粧板は、
複数枚のフェノール樹脂含浸紙などの熱硬化性樹脂含浸
基材からなるコア層間に配置されたABSフィルムが曲
げ加工時軟化して、滑り層として作用し、熱硬化性樹脂
含浸基材コア層相互にズレを生じさせるため、極めて良
好な曲げ加工性を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による厚物化粧板の概略断面図
【符号の説明】
1 化粧層 2 フェノール樹脂含浸基材層 3 ABSフィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール樹脂を含浸した複数枚の基材
    と、吸水率が2.5〜6%であるABSフィルムを交互
    に配し、更に一方または両方の表面にメラミン樹脂含浸
    基材を重ね、加熱加圧成形してなる曲げ加工可能な厚さ
    3〜15mmの厚物メラミン樹脂化粧板。
  2. 【請求項2】 ABSフィルムの厚さが60〜150μ
    mである請求項1記載の化粧板。
JP16122295A 1995-06-27 1995-06-27 曲げ加工可能な厚物メラミン樹脂化粧板 Pending JPH0911409A (ja)

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JP16122295A JPH0911409A (ja) 1995-06-27 1995-06-27 曲げ加工可能な厚物メラミン樹脂化粧板

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JPH0911409A true JPH0911409A (ja) 1997-01-14

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