JPH09114527A - 圧力比例制御弁を使用した圧力制御方法、及び、圧力比例制御弁の制御信号発生装置 - Google Patents

圧力比例制御弁を使用した圧力制御方法、及び、圧力比例制御弁の制御信号発生装置

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JPH09114527A
JPH09114527A JP27285495A JP27285495A JPH09114527A JP H09114527 A JPH09114527 A JP H09114527A JP 27285495 A JP27285495 A JP 27285495A JP 27285495 A JP27285495 A JP 27285495A JP H09114527 A JPH09114527 A JP H09114527A
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JP
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pressure
deviation
valve
proportional control
control valve
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JP27285495A
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Midori Nishigaki
緑 西垣
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Original Assignee
CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる容量の負荷に対しても、圧力比例制御
弁を用いた高精度で高速な圧力制御を容易に行う。 【解決手段】 圧力比例制御弁4の制御による設定時間
が長いときはその出力側に電磁弁5を接続する。電磁弁
5の出力ポートには、減圧弁8の圧力PD が連通され
る。電磁弁5は給気指令信号SI により出力ポート14
に圧力PD を導入し、排気指令信号SE により出力ポー
ト14のエアを排気する。制御信号発生装置3は、目標
圧力電圧値データDS から実圧力電圧値データDO を差
し引いた比較偏差が予め設定された第2の偏差以上のと
きは給気指令信号SI を出力する。又、実圧力電圧値デ
ータDO から目標圧力電圧値データDS を差し引いた比
較偏差が第2の偏差ΔD2 のときは、排気指令信号SE
を出力する。各比較偏差が第2の偏差ΔD2 よりも小さ
くなると、圧力比例制御弁4が実圧力PO を目標圧力P
S に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力比例制御弁を
使用する圧力制御方法、及び、同圧力制御方法に使用す
る圧力比例制御弁の制御信号発生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】圧力比例制御弁を使用してシリンダ、タ
ンク等の容量性負荷の圧力制御を行う場合、負荷に供給
する実圧力が目標圧力に達する迄の時間(即ち、設定時
間)と、目標圧力に対する実圧力の偏差(即ち、設定精
度)がユーザ側が要求する制御特性になる。
【0003】ところが、圧力比例制御弁は製品の歴史が
浅いため、その仕様特性は減圧弁に準じて表示されてい
る。即ち、単位時間当たりに負荷側に供給することがで
きる流量(即ち、流量特性)、及び、設定精度等で表示
されている。
【0004】ユーザが圧力比例制御弁の機種を選定する
にあたり、上記の仕様特性から設定精度を知ることはで
きるが、設定時間を知ることはできない。なぜなら、圧
力比例制御弁の特性として、流量特性と設定時間には相
関がないためである。従って、ユーザが機種選定を行う
際には、経験等に基づいて選択した圧力比例制御弁を使
用して、実際に使用する負荷容量、圧力比例制御弁への
供給圧力、目標圧力、配管条件等の条件下での確認試験
を行う必要がある。この確認試験の結果、所望の設定時
間が得られない場合は、改めて別の機種を選択し再度確
認試験を行って設定時間を調べることになる。あるい
は、ユーザの要求により、供給者側でユーザの使用条件
に対する設定時間を確認している。
【0005】そこで、ユーザが圧力比例制御弁の仕様特
性からその仕様条件に応じて所望の設定精度及び設定時
間を得ることができる圧力比例制御弁を選択することが
できるように、仕様特性を実際の使用状態に合ったもの
に改めることが考えられている。即ち、設定時間を、負
荷容量を0又は1lとした状態でのステップ応答特性に
おける設定時間として表示することが提案されている。
この仕様特性によれば設定時間を機種間で比較すること
が可能になるため、機種選定の際の参考にすることがで
きる。
【0006】しかしながら、上記の設定時間は負荷容量
が0又は1lといった限定された条件下でしか適用でき
ないため、ユーザが実際に使用する条件下での設定時間
を推定することはできない。又、多様な条件下での設定
時間を仕様化することは困難である。従って、機種の選
定に当たっては、依然として経験等から選択した圧力比
例制御弁を使用してユーザあるいは供給者側がユーザが
使用する条件下での確認試験を行う必要がある。
【0007】確認試験の結果、所望の設定時間が得られ
なかった場合、圧力比例制御弁に代えてパイロット式の
大容量のリリーフ付減圧弁で負荷にエアを供給するよう
に構成する。そして、この減圧弁のパイロット圧を圧力
比例制御弁にて制御する方法が考えられる。この構成に
よれば、大容量の減圧弁により負荷に多量のエアを供給
することができるため、設定時間の遅れの原因が圧力比
例制御弁の流量の不足にある場合には実圧力を目標圧力
に急速に高めることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、リリー
フ付減圧弁を圧力比例制御弁にて制御して負荷にエアを
供給する方法によれば、設定時間の遅れの原因が圧力比
例制御弁の流量の不足にある場合には負荷に供給するエ
アの流量を増大することにより設定時間を短縮すること
ができる。しかし、設定時間の遅れが、圧力比例制御弁
の流量の不足によるものではなく、圧力比例制御弁自体
の特性にあるときには設定時間を短縮することはできな
い。
【0009】又、上記方法では、減圧弁で実圧力を制御
することになるため、その設定精度は減圧弁に依存す
る。従って、圧力比例制御弁で直接実圧力を制御する場
合に対して設定精度が低下する。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、異なる容量の負荷に
対しても、圧力比例制御弁を使った高精度で高速な圧力
制御を容易に行うことができる圧力比例制御弁を使用す
る圧力制御方法、及び、同圧力制御方法に使用するのに
好適な圧力比例制御弁の制御信号発生装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、目標圧力を指示する目標
電圧信号に基づき圧力比例制御弁が前記出力ポートに出
力する実圧力の検出値である実圧力信号と、実圧力が標
圧力に達した時点における実圧力信号との偏差に対する
基準偏差を予め設定し、各時点での実圧力信号と、実圧
力が目標圧力に達した時点での実圧力信号との偏差に対
応する比較偏差が前記基準偏差以上であるときは、圧力
比例制御弁の出力ポートに同出力ポートを外部の圧力源
に連通する電磁弁を接続し、該電磁弁を作動して出力ポ
ートの圧力を目標圧力に近づくように制御するようにし
た。
【0012】請求項2に記載の発明は、目標圧力を指示
する目標電圧信号に基づき圧力比例制御弁が前記出力ポ
ートに出力する実圧力の検出値である実圧力信号と、実
圧力が目標圧力に達した時点における実圧力信号との偏
差に対する基準偏差を予め設定し、実圧力が目標圧力に
達した時点における実圧力信号から各時点での実圧力信
号を差し引いた偏差に対応する比較偏差が正の値とな
り、その大きさが前記基準偏差以上であるときは、圧力
比例制御弁の出力ポートに同出力ポートを圧力比例制御
弁の入力ポートに連通する第1の電磁弁を接続するとと
もに、同出力ポートを大気に連通する第2の電磁弁を接
続し、該第1の電磁弁を作動して圧力比例制御弁の出力
ポートに高い圧力の流体を供給し、実圧力が目標圧力に
達した時点での実圧力信号から、各時点での実圧力信号
を差し引いた偏差に対応する比較偏差が負の値となり、
その大きさが前記基準偏差以上であるときは、前記第2
の電磁弁を作動して圧力比例制御弁の出力ポートから流
体を大気に排気するようにした。
【0013】請求項3に記載の発明は、外部から入力さ
れる目標圧力指令データに基づき、圧力比例制御弁が出
力する実圧力を当該目標圧力指令データに対応する目標
圧力に制御するための目標電圧信号を出力する圧力比例
制御弁の制御信号発生装置において、前記目標電圧信号
に基づき圧力比例制御弁が出力する実圧力の検出値であ
る実圧力信号と、実圧力が目標圧力に達した時点におけ
る実圧力信号との偏差に対応する比較偏差を予め設定さ
れた基準偏差と比較する偏差比較手段と、前記偏差比較
手段の比較結果に基づき、前記比較偏差が基準偏差以上
であるとき、圧力比例制御弁の出力ポートを外部の圧力
源に連通する電磁弁を制御する制御信号を出力する制御
信号出力手段とを備えた。
【0014】従って、請求項1に記載の発明によれば、
目標圧力信号に基づいて圧力比例制御弁の実圧力が目標
圧力に制御される迄の設定時間が所望の設定時間よりも
短かったときは、圧力比例制御弁だけで負荷に対する圧
力制御を行う。設定時間が所望の設定時間よりも長かっ
たときは、圧力比例制御弁の出力ポートに、同出力ポー
トを外部の圧力源に連通する電磁弁を接続する。そし
て、目標圧力に対応する実圧力信号と実圧力信号との偏
差に対応する比較偏差が予め設定される基準偏差以上で
ある間、圧力比例制御弁の出力ポートに出力ポートを外
部の圧力源に連通する電磁弁が作動され、出力ポートの
圧力が目標圧力に近づくように制御される。従って、電
磁弁が作動される間は、圧力比例制御弁の出力ポートの
圧力が圧力源の圧力にて制御され目標圧力に制御される
ため、出力ポートの圧力を目標圧力に近づくように急速
に制御することが可能になる。その結果、圧力を制御す
る負荷の容量が異なっても、電磁弁にて出力ポートの圧
力を制御することにより、設定時間の短縮化を図ること
ができる。偏差が基準偏差よりも小さくなると、電磁弁
の作動が停止されるため、実圧力が圧力比例制御弁自体
の制御で目標圧力に高精度に制御される。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、目標圧力
信号に基づいて圧力比例制御弁の実圧力が目標圧力に制
御される迄の設定時間が所望の設定時間よりも短かった
ときは、圧力比例制御弁だけで負荷に対する圧力制御を
行う。設定時間が所望の設定時間よりも長かったとき
は、圧力比例制御弁の出力ポートに、同出力ポートを圧
力比例制御弁の入力ポートに連通する第1の電磁弁を接
続するとともに、同出力ポートを大気に連通する第2の
電磁弁を接続する。そして、目標圧力に対応する実圧力
信号から実圧力信号を差し引いた偏差に対応する比較偏
差が正の値となり、その大きさが予め設定される基準偏
差以上であるときは、第1の電磁弁が作動され、出力ポ
ートに高い圧力の流体が供給される。又、目標圧力に対
応する実圧力信号から実圧力信号を差し引いた偏差に対
応する比較偏差が負の値となり、その大きさが予め設定
される基準偏差以上である間は、第2の電磁弁が作動さ
れ、出力ポートから流体が排気される。従って、第1又
は第2の電磁弁が作動されるときは、圧力比例制御弁の
出力ポートの圧力が目標圧力に近づくように急速に制御
される。その結果、圧力を制御する負荷の容量が異なっ
ても、第1又は第2の電磁弁にて出力ポートの圧力を制
御することにより、設定時間の短縮化を図ることが可能
になる。比較偏差が基準偏差よりも小さくなると、第1
又は第2の電磁弁の作動が停止されるため、実圧力が圧
力比例制御弁自体の制御で目標圧力に高精度に制御され
る。又、出力ポートに供給する圧力を圧力比例制御弁の
入力側から得るとともに、出力ポートの流体を大気に排
気するようにしたので、特別に両電磁弁に接続する圧力
源を設ける必要がない。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、外部から
入力される目標圧力指令データに基づき、圧力比例制御
弁が出力する実圧力を目標圧力指令データに対応する目
標圧力に制御するための目標電圧信号を出力する。偏差
比較手段は、圧力比例制御弁が出力する実圧力の検出値
である実圧力信号について、目標圧力に対応する実圧力
信号と実圧力信号との偏差に対応する比較偏差を予め設
定された基準偏差と比較する。制御信号出力手段は、偏
差比較手段の比較結果に基づき、比較偏差が基準偏差以
上であるとき、圧力比例制御弁の出力ポートを外部の圧
力源に連通する電磁弁を制御する制御信号を出力する。
従って、圧力比例制御弁のみで負荷に供給する圧力を制
御して、所定の設定時間が得られなかった場合、圧力比
例制御弁の出力ポートを外部の圧力源に連通する電磁弁
を制御して、出力ポートに高圧力を供給したり、あるい
は、出力ポートの圧力を放出することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図6に従って説明する。図1は、負荷L
に供給する空圧を制御するための圧力制御装置1のブロ
ック図を示している。この圧力制御装置1は、空圧ユニ
ット2及び制御信号発生装置3から構成されている。空
圧ユニット2は、フィルタ7、減圧弁8及び圧力比例制
御弁4が順に接続された公知の空圧機器にて構成され、
フィルタ7の入力ポートには空圧源2aから圧力PI の
エアが供給されている。圧力比例制御弁4には、制御信
号発生装置3が接続されている。制御信号発生装置3
は、圧力比例制御弁4が負荷Lに供給する圧力(以下、
実圧力PO という)を目標圧力PS に制御するための目
標電圧信号VS を圧力比例制御弁4の内部の図示しない
制御部に出力する。圧力比例制御弁4は、目標電圧信号
VS に基づき、負荷Lに供給する実圧力PO を目標圧力
PS に制御する。制御信号発生装置3には、制御コンピ
ュータ6が接続されている。
【0018】負荷Lに供給する実圧力PO の制御は、通
常、空圧ユニット2と制御信号発生装置3の組み合わせ
で行われる。この組み合わせからなる圧力制御装置1で
は、負荷Lに供給される実圧力PO が圧力値0から目標
圧力値PS に達するまでの所要時間(以下、設定時間と
いう)が所望の時間内とならなかった場合には、減圧弁
8の出力ポートと圧力比例制御弁4の入力ポートをバイ
パスする電磁弁5が追加される。尚、図1においては、
電磁弁5を機能的に同一である3ポート3位置切換弁と
して表示している。
【0019】図3は、電磁弁5を接続しない空圧ユニッ
ト2の正面図である。フィルタ7、減圧弁8及び圧力比
例制御弁4はそれぞれその入力ポートが左側面に、出力
ポートが右側面に設けられている。フィルタ7は、空圧
源2aから供給される圧力PI のエアから水分等を除去
したエアを減圧弁8に供給する。減圧弁8はフィルタ7
から供給される圧力PI のエアを所定の圧力PD に減
圧して圧力比例制御弁4に供給する。圧力比例制御弁4
は、減圧弁8から供給される圧力PD のエアを目標電圧
信号VS に対応する目標圧力PS に制御して負荷Lに供
給する。
【0020】図4は、電磁弁5を追加した空圧ユニット
2の正面図である。この空圧ユニット2では、減圧弁8
の出力ポート側に分岐アダプタ9が接続され、この分岐
アダプタ9に圧力比例制御弁4が接続されている。分岐
アダプタ9には、減圧弁8の出力ポートを圧力比例制御
弁4の入力ポートに連通するとともに、その下面に減圧
弁8の出力ポートを連通する分岐ポート9aが設けられ
ている。電磁弁5は、圧力比例制御弁4の出力ポート側
に接続されるとともに、分岐ポート9aからの分岐管1
0が接続されている。負荷Lは、電磁弁5の出力側に接
続される。
【0021】電磁弁5の構成を図5に従って詳細に説明
する。ハウジング11には左右方向に連通する流路12
が形成されている。流路12の左端には入力ポート13
が形成され、流路12の右端には出力ポート14が形成
されている。流路12の中央下側には吸気側弁座15が
開口され、吸気側弁座15の下方には吸気ピース16が
固着されている。吸気ピース16と吸気側弁座15との
間には、吸気室17が形成されている。吸気ピース16
の下部中央には吸気ポート18が形成され、吸気ピース
16の上部には吸気ポート18と吸気室17とを連通す
る複数の流路19が形成されている。流路12の中央上
側には排気側弁座20が開口されている。
【0022】ハウジング11の上側には、第1アッパー
ピース21が固着されている。ハウジング11と第1ア
ッパーピース21とにより排気室22が形成され、排気
室22は弁座20を介して流路12に連通されている。
排気室22の前側には排気ポート23が形成されてい
る。第1アッパーピース21の下部には弁座24が形成
されている。
【0023】第1アッパーピース21の上側には第2ア
ッパーピース25が固着されている。第1アッパーピー
ス21と第2アッパーピース25とにより復帰用ばね室
26が形成され、復帰用ばね室26は前記弁座24にて
排気室22に連通されている。
【0024】前記各弁座15,20,24には、弁体2
7が摺動可能に支持されている。弁体27は軸部28を
備え、その軸部28の下端に弁部29が、軸部28の中
央に弁部30が、軸部28の上部に弁部31がそれぞれ
形成されている。そして、弁部29が吸気側弁座15
に、弁部30が排気側弁座20に、弁部31が弁座24
にそれぞれ摺接している。
【0025】前記吸気ピース16にはばね保持孔32が
形成されている。弁部29の下面には吸気側弁座15よ
りも大径のワッシャ33が当接されている。ばね保持孔
32とワッシャ33との間には、弁部29が吸気側弁座
15の下端位置よりも下方にあるときに上方向に復帰す
る付勢力を付与する復帰用圧縮ばね34が配設されてい
る。
【0026】前記復帰用ばね室26内において、弁部3
1の上面には弁座24よりも大径のワッシャ35が当接
されている。復帰用ばね室26の上側面とワッシャ36
との間には、弁部31が弁座24の中央位置よりも上方
にあるときに下方向の付勢力を付与する復帰用圧縮ばね
36が配設されている。
【0027】弁部29が吸気側弁座15の下端位置にあ
るときは、弁部30は排気側弁座20の上端位置にあ
る。このとき、弁部31は、弁座24の中央位置にあ
る。以下、弁体27の各弁部29,30,31がこのよ
うな位置に配置されているときの弁体27の位置を弁体
中立位置という。弁体27に外部から力が加わらないと
きは、弁体27は両復帰用圧縮ばね34,36及び両ワ
ッシャ33,35の作用により弁体中立位置に配置され
る。弁体27が弁体中立位置から下方に移動すると弁部
29が吸気側弁座15から外れた下方に配置され、吸気
ポート18が流路12に連通される。このとき、弁部3
0は排気側弁座20の下端位置に配置され、流路12と
排気室22とは隔絶される。又、弁部31は弁座24の
下端位置に配置され、排気室22と復帰用ばね室26と
を隔絶する。
【0028】反対に、弁体27が弁体中立位置から上方
に移動すると弁部29が吸気側弁座15の上端位置に配
置され、吸気ポート18と流路12とは隔絶される。こ
のとき、弁部30は排気側弁座20から外れた上方に配
置され、流路12は排気室22に連通される。又、弁部
31は弁座24の上端位置に配置され、排気室22と復
帰用ばね室26とを隔絶する。
【0029】尚、軸部28には、その下端から復帰用ば
ね室26に連通する流路37が形成されている。この流
路37により、復帰用ばね室26は吸気ポート18に常
時連通されている。
【0030】第2アッパピース25の内部にはピストン
室39が形成され、このピストン室39にはピストン4
0が上下方向に摺動可能に配設されている。ピストン室
39は、ピストン40により上室41及び下室42に区
画されている。
【0031】ピストン40の下面には、前記弁体27の
上端が固着されている。弁体27が弁体中立位置にある
ときは、ピストン40はピストン室39の上下中央(以
下、ピストン中立位置という)に配置される。ピストン
40がピストン中立位置から下動してピストン室39の
下端に当接する位置に配置されると、弁体27が弁体中
立位置から下動して吸気ポート18が流路12に連通さ
れる。ピストン40がピストン中立位置から上動してピ
ストン室39の上端に当接する位置に配置されると、弁
体27が弁体中立位置から上動して流路12が排気ポー
ト23に連通される。
【0032】第2アッパピース25の外部には、図4に
示すように、給気側電磁弁43及び排気側電磁弁44が
設けられている。両電磁弁43,44は、共に3ポート
2位置の単動ソレノイドノーマルクローズタイプであ
る。給気側電磁弁43の各ポートは、復帰用ばね室2
6、上室41及び大気に連通されている。給気側電磁弁
43は、作動のための制御信号である給気指令信号が入
力されないときは上室41を大気に連通し、給気指令信
号が入力されるときは上室41と復帰用ばね室26とを
連通する。又、排気側電磁弁44の各ポートは、復帰用
ばね室26、下室42及び大気に連通されている。排気
側電磁弁44は、作動のための制御信号である排気指令
信号が入力されないときは下室42を大気に連通し、排
気指令信号が入力されるときは下室42と復帰用ばね室
26とを連通する。
【0033】従って、給気側電磁弁43及び排気側電磁
弁44に共に指令信号が入力されないときは、ピストン
40がピストン中立位置に配置されて弁体27が弁体中
立位置に配置されるため、流路12は吸気ポート18及
び排気ポート23のいずれにも連通されない。給気側電
磁弁43に給気指令信号が入力されると、上室41に供
給されるエアによりピストン40がピストン中立位置か
ら下動して弁体27が弁体中立位置から下動され、流路
12に吸気ポート18が連通される。又、排気側電磁弁
44に排気指令信号が入力されると、下室42に供給さ
れるエアによりピストン40がピストン中立位置から上
動して弁体27が弁体中立位置から上動され、流路12
が排気ポート23に連通される。
【0034】入力ポート13が設けられる左側面45の
上下位置には、連結用のねじ溝46がそれぞれ形成され
ている。出力ポート14が設けられる右側面47には、
出力ポートの外周にOリングを収容する収容孔48が形
成されている。又、同右側面47の上下位置には、前記
各ねじ溝46と相対向する位置に連結用のねじ溝49が
それぞれ形成されている。
【0035】電磁弁5に連結される圧力比例制御弁4の
図示しない入力ポートが設けられる左側面、及び、出力
ポート51が設けられる右側面52にも、それぞれ一対
の連結用のねじ溝53が設けられている。又、圧力比例
制御弁4の右側面52には、Oリング54を収容する収
容孔55が設けられている。圧力比例制御弁4の収容孔
55にOリング54を収容し、この右側面52に電磁弁
5の左側面45を当接する。すると、右側面52のねじ
溝53と、左側面45のねじ溝46とにより一対のねじ
孔56が形成される。この両ねじ孔56にそれぞれ連結
用ボルト57を挿入することにより、圧力比例制御弁4
に電磁弁5が連結され、圧力比例制御弁4の出力ポート
51が電磁弁5の入力ポート13に連結されるようにな
っている。本実施の形態では、電磁弁5にて第1及び第
2の電磁弁が構成されている。
【0036】次に、制御信号発生装置3について説明す
る。制御信号発生装置3は、図2に示すように、入力部
61、マイコン部62及び出力部63とから構成されて
いる。制御信号発生装置3は、圧力比例制御弁4の目標
圧力値PS を指示するための、5つの異なる表現形式の
目標圧力指令データを入力することができる。尚、本実
施の形態では、マイコン部62にて偏差比較手段及び指
令信号出力手段が構成されている。
【0037】入力部61は、キー入力部64、指令信号
入力部65及び圧力信号入力部66を備えている。キー
入力部64は、圧力比例制御弁4の目標圧力PS を指示
するために入力される5つの異なる表現形式の目標圧力
指令データに対応する5つの入力モードの内の1つを使
用者のキー操作により選択する。以下、各入力モードを
説明する。
【0038】第1の入力モードは、使用者がキー入力部
64からキー操作により10進数の目標圧力値(以下、
単に目標圧力値データという)D1 を入力する入力モー
ドである。
【0039】第2の入力モードは、制御コンピュータ6
から出力される、目標圧力値PS をBCDコード化した
BCD目標圧力値データを入力する入力モードである。
第3の入力モードは、制御コンピュータ6から出力され
る、目標圧力値PS に対応する電圧信号値をBCDコー
ド化したBCD電圧信号値データを入力する入力モード
である。
【0040】第4の入力モードは、プログラマブルロジ
ックコントローラ(即ち、シーケンサ)から出力され
る、目標圧力値PS を2進化した2進数の目標圧力値デ
ータを入力する入力モードである。
【0041】第5の入力モードは、シーケンサから出力
される、目標圧力値PS に対応する電圧信号値を2進化
した2進数の電圧信号値データを入力する入力モードで
ある。
【0042】即ち、本実施の形態では、目標圧力値デー
タD1 、BCD目標圧力値データ、BCD電圧信号値デ
ータ、2進数の目標圧力値データ、2進数の電圧信号値
データの内の何れかにて目標圧力指令データとなる。
【0043】キー入力部64は、選択された各入力モー
ドに対応したモード選択信号SM をマイコン部62に出
力する。又、キー入力部64は、第1の入力モードにお
いてキー操作にて各位毎に順次入力される10進数の目
標圧力値データD1 を、各位の値に対応した2値信号デ
ータとして順次マイコン部62に出力する。即ち、目標
圧力値データD1 は、各位の数字に対応する2値データ
の集合からなる。尚、第1の入力モードにおいては、目
標圧力値データD1 として異なる複数のデータを入力可
能になっている。
【0044】指令信号入力部65は、第1の入力モード
において入力された目標圧力値データD1 を選択するた
めの圧力選択信号SC を入力してマイコン部62に出力
する。指令信号入力部65は、第2の入力モードにおい
てBCD目標圧力値データを入力し、圧力指令データD
2 としてマイコン部62に出力する。又、指令信号入力
部65は、第3の入力モードにおいてBCD電圧信号値
データを入力し、圧力指令データD2 としてマイコン部
62に出力する。指令信号入力部65は、第4の入力モ
ードにおいて2進数の目標圧力値データを入力し、圧力
指令データD2としてマイコン部62に出力する。さら
に、指令信号入力部65は、第5の入力モードにおいて
2進数の電圧信号値データを入力し、圧力指令データD
2 としてマイコン部62に出力する。
【0045】圧力信号入力部66は、圧力比例制御弁4
が内部の図示しない圧力検出センサで検出する実圧力P
O の検出値(以下、実圧力信号という)VO を入力して
マイコン部62に出力する。
【0046】マイコン部62は、中央処理装置(以下、
MPUという)67、読出専用メモリ(以下、ROMと
いう)68、読出及び書換え可能なメモリ(以下、RA
Mという)69、入出力インターフェース(以下、I/
Oという)70、アナログ−デジタル変換器(以下、A
/D変換器という)71及びデジタル−アナログ変換器
(以下、D/A変換器という)72とから構成されてい
る。
【0047】I/O70には、前記キー入力部64及び
指令信号入力部65がそれぞれ接続されている。又、A
/D変換器71には前記圧力信号入力部66が接続さ
れ、圧力信号入力部66から入力する実圧力信号VO を
実圧力電圧値データDO に変換して出力する。
【0048】ROM68には、各入力モードにおいて入
力部61から出力される目標圧力値データD1 、BCD
目標圧力値データ、BCD電圧信号値データ、及び、2
進数の目標圧力値データを圧力比例制御弁4を制御する
ための2進数の電圧信号値データ(以下、電圧信号値デ
ータDB という)に変換するためのプログラムが記憶さ
れている。即ち、この電圧信号値データDB は、目標圧
力値PS に対応したデータである。
【0049】又、ROM68には、実圧力電圧値データ
DO における第1の偏差値ΔD1 、及び、第1の偏差値
ΔD1 よりも大きな基準偏差としての第2の偏差値ΔD
2 が記憶されている。第1の偏差値ΔD1 は、実圧力P
O がほぼ目標圧力PS に達したか否かを判断するために
設定される偏差値である。第2の偏差値ΔD2 は、実圧
力PO が目標圧力PS に近づいてその変化率が低下し始
めるときを判断するために設定された偏差値である。
【0050】又、ROM68には、各入力モードにおい
て求めた電圧信号値データDB に対する目標圧力電圧値
データDS 、各時点の実圧力電圧値データDO 及び第2
の偏差値ΔD2 に基づいて電磁弁5を制御するための給
気指令信号SI 及び排気指令信号SE を出力するための
プログラムが記憶されている。ここで、目標圧力電圧値
データDS とは、実圧力PO が各入力モードにおいて求
めた電圧信号値データDB に対する目標圧力PS に達し
た時点における実圧力電圧値データDO である。本実施
の形態では、給気指令信号SI 及び排気指令信号SE に
て指令信号が構成されている。
【0051】RAM69は、マイコン部62に入力され
る目標圧力値データ、BCD目標圧力値データ、BCD
電圧信号値データ、2進数の目標圧力値データ、及び、
2進数の電圧信号値データ(即ち、電圧信号値データD
B )を一時的に記憶する。
【0052】MPU67は、モード選択信号SM に基づ
き選択された入力モードを判断する。MPU67は、プ
ログラムに従って各入力モード毎に以下のデータ変換処
理を行う。
【0053】(1) 第1の入力モードでは、キー入力部6
4から順次出力される2値表現された10進数の目標圧
力値データD1 に所定の変換係数を乗じて2値表現され
た10進数の電圧信号値データに変換する。さらに、こ
の2値表現された10進数の電圧信号値データを電圧信
号値データDB にデータ変換する。
【0054】(2) 第2の入力モードでは、入力したBC
D目標圧力値データに所定の変換係数を乗じてBCD電
圧信号値データにデータ変換する。さらに、このBCD
電圧信号値データを電圧信号値データDB にデータ変換
する。
【0055】(3) 第3の入力モードでは、入力したBC
D電圧信号値データを電圧信号値データDB にデータ変
換する。 (4) 第4の入力モードでは、入力した2進数の目標圧力
値データに所定の変換定数を乗じて電圧信号値データD
B に変換する。
【0056】(5) 第5の入力モードでは、入力した2進
数の電圧信号値データを電圧信号値データDB としてそ
のまま出力する。MPU67は、第1の入力モードにお
いて、求めた複数の電圧信号値データDB をそれぞれR
AM69に格納する。そして、MPU67は、第1の入
力モードにおいて、入力した圧力選択信号SC にて指定
された電圧信号値データDB を取り出しD/A変換器7
2を介して出力部63に出力する。又、MPU67は、
第2から第5の各入力モードにおいて、変換された電圧
信号値データDB をD/A変換器72を介して出力部6
3に出力する。尚、MPU67は、各入力モードにおい
て、求めた電圧信号値データDB をI/O70を介して
出力部63に出力する。
【0057】又、MPU67は、プログラムにより、電
磁弁5を制御する給気指令信号SI及び排気指令信号SE
を出力するための圧力値比較処理を実行する。先ず、
MPU67は、各入力モードにおいて求めた電圧信号値
データDB に所定の変換係数を乗じて対応する目標圧力
電圧値データDS を求める。次いで、MPU67は、求
めた目標圧力電圧値データDS から各時点における実圧
力電圧値データDO を差し引いた比較偏差ΔDが正の値
となり、その大きさが第2の偏差値ΔD2 以上であると
きは、給気側電磁弁43を作動するための給気指令信号
SI を出力部63に出力する。
【0058】又、MPU67は、目標圧力電圧値データ
DS から実圧力電圧値データDO を差し引いた比較偏差
ΔDが負の値となり、その大きさが第2の偏差値ΔD2
以上であるときは、排気側電磁弁44を作動するための
排気指令信号SE を出力部63に出力する。
【0059】さらに、MPU67は、目標圧力電圧値デ
ータDS と、実圧力電圧値データDO との偏差が第1の
偏差値ΔD1 以下であるときは、制御完了信号SS を出
力部63に出力する。
【0060】出力部63は、表示部73、第1出力部7
4及び第2出力部75とから構成されている。表示部7
3は、各入力モードにおいて電圧信号値データDB を入
力し、この電圧信号値データDB に対応する十進数の圧
力値を表示する。第1出力部74は、各入力モードにお
いて入力した給気指令信号SI 又は排気指令信号SEを
出力する。又、第1出力部74は、各入力モードにおい
て入力した制御完了信号SS を制御コンピュータ6に出
力する。第2出力部75は圧力比例制御弁4の制御部に
接続され、電圧信号値データDB をD/A変換器72を
介して入力し、その制御部に対して電圧信号値データD
B に対応する目標電圧信号VS を出力する。
【0061】本実施の形態では、制御信号発生装置3に
は制御コンピュータ6が接続されている。制御コンピュ
ータ6は、本実施の形態の圧力制御装置1が使用される
製造工程等において、制御信号発生装置3を含む複数の
被制御機器を制御する。制御コンピュータ6は、制御信
号発生装置3に対して負荷Lに供給する目標圧力PSを
指令するためのBCDコード化されたBCD目標圧力値
データを出力する。
【0062】次に、以上のように構成された空圧ユニッ
ト及び制御信号発生装置の作用について説明する。ユー
ザがある負荷Lの圧力を制御しようとするときは、先
ず、図3に示すように、空圧ユニット2をフィルタ7、
減圧弁8、圧力比例制御弁4からなる最小のユニットで
構成する。この圧力比例制御弁4としては、比較的少流
量のもので十分である。何故なら、負荷Lに供給する目
標圧力PS の設定時間として所望の設定時間が得られな
かった場合、電磁弁5を追加して単位時間に供給するエ
アの量を増加することにより設定時間を短縮することが
できるからである。そして、この空圧ユニット2からな
る圧力制御装置1において、圧力比例制御弁4にて負荷
Lに供給される実圧力PO が所定の目標圧力PS に達す
るまでの設定時間を確認試験する。
【0063】先ず、この空圧ユニット2を制御信号発生
装置3に接続して圧力制御装置1を構成する。圧力比例
制御弁4の制御部に備えられた目標電圧信号VS の入力
端に第2出力部75の出力端を接続する。さらに、圧力
比例制御弁4の図示しない圧力検出センサが出力する実
圧力信号VO の出力端を圧力信号入力部66の入力端に
接続する。又、制御信号発生装置3の指令信号入力部6
5の入力端に、制御コンピュータ6のBCD目標圧力値
データの出力端を接続する。
【0064】次に、キー入力部64のキー操作により、
制御コンピュータ6が出力するBCD目標圧力値データ
を入力するための第2の入力モードを選択する。そし
て、制御コンピュータ6に、確認試験のための所定のB
CD目標圧力値データを出力させる。
【0065】MPU67はBCD目標圧力値データを入
力すると、このBCD目標圧力値データをBCD電圧信
号値データにデータ変換する。さらに、MPU67は、
BCD電圧信号値データを電圧信号値データDB に変換
し、この電圧信号値データDB をD/A変換器72及び
第2出力部63を介して目標電圧信号VS として圧力比
例制御弁4に出力する。又、MPU67は、電圧信号値
データDB に対する目標圧力電圧値データDS を求め
る。
【0066】圧力比例制御弁4は、目標電圧信号VS を
入力すると、減圧弁8から供給される圧力PD から得ら
れる実圧力PO をその目標電圧信号VS に対する目標圧
力PS に向かって制御する。その結果、実圧力PO は目
標圧力PS に向かって0から上昇し、この実圧力PO に
対する実圧力電圧値データDO がMPU67に入力され
る。MPU67は、図6に示すように、目標圧力電圧値
データDS から各時点における実圧力電圧値データDO
を差し引いた比較偏差ΔDが正の値となり、その大きさ
が第2の偏差値ΔD2 以上である間は、給気指令信号S
I を第1出力部74に出力する(尚、図6では、電磁弁
5が追加されていないときの実圧力電圧値データDO を
二点鎖線で示している)。
【0067】実圧力PO が目標圧力PS に近づき、目標
圧力電圧値データから実圧力電圧値データを差し引いた
比較偏差ΔDが第2の偏差値ΔD2 よりも小さくなる
と、MPU67は給気指令信号SI の出力を停止する。
さらに、MPU67は、目標圧力電圧値データDS に対
する実圧力電圧値データDO の比較偏差ΔDが第1の偏
差値ΔD1 以下になると、制御完了信号SS を制御コン
ピュータ6に対して出力する。このとき、使用者は、制
御コンピュータ6からBCD目標圧力値データが出力さ
れた時点から、制御コンピュータ6に制御完了信号SS
が入力される時点迄の所要時間を計測する。即ち、この
所要時間は、圧力比例制御弁4にて負荷Lに供給される
実圧力PO が目標圧力PS に制御されるまでの設定時間
になる(図6に設定時間T1 で図示)。この設定時間T
1 が使用者の所望の設定時間以下となったときは、電磁
弁5の追加を行うことなくこの空圧ユニット2からなる
圧力制御装置1で負荷Lの圧力制御を行うようにする。
【0068】設定時間T1 が所望の設定時間よりも長か
った場合、図4に示すように、上記の空圧ユニット2に
電磁弁5を追加接続する。この電磁弁5の流量は、短縮
しようとする設定時間に応じたものとする。即ち、実際
の設定時間T1 が所望の設定時間に対して長くなればな
るほど、流量の大きな電磁弁5を選択する。何故なら、
設定時間T1 の遅れは、単位時間当たりの流量の不足に
あるためである。
【0069】電磁弁5を追加接続するには、先ず、圧力
比例制御弁4を減圧弁8の出力ポート側から取り外し、
その減圧弁8の出力ポート側に分岐アダプタ9を接続し
て、この分岐アダプタ9に圧力比例制御弁4を接続す
る。この分岐アダプタ9の分岐ポート9aと電磁弁5の
吸気ポート18に分岐管10にて接続する。そして、電
磁弁5の出力ポート14に負荷Lを接続する。最後に、
制御信号発生装置3の第1出力部74の給気指令信号S
I の出力端に給気側電磁弁43を、同じく排気指令信号
SE の出力端に排気側電磁弁44に接続する。
【0070】こうして電磁弁5を追加接続した空圧ユニ
ット2からなる圧力制御装置1にて、負荷Lに対する圧
力制御を行う。改めて、制御コンピュータ6に、負荷L
に供給する実圧力PO を目標圧力PS に制御するための
BCD目標圧力値データを出力させる。制御信号発生装
置3は、このBCD目標圧力値データに対する目標電圧
信号VS を圧力比例制御弁4に出力する。圧力比例制御
弁4は、入力した目標圧力信号VS に基づきその実圧力
PO を目標圧力PS に向かって制御する。MPU67
は、BCD目標圧力値データを電圧信号値データDB に
変換し、この電圧信号値データDB に対する目標圧力電
圧値データDS を求める。
【0071】そして、MPU67は、求めた目標圧力電
圧値データDS から各時点における実圧力電圧値データ
DO を差し引いた比較偏差ΔDが正の値となり、その大
きさが第2の偏差値ΔD2 以上である間は、電磁弁5の
給気側電磁弁43に給気指令信号SI を出力する(図6
に図示、尚、図6では、このときの実圧力電圧値データ
DO を実線で示している)。給気側電磁弁43は給気指
令信号SI を入力すると、ピストン室39の上室41に
減圧弁8からの圧力PD のエアを供給して弁体27を弁
体中立位置から下動させる。その結果、電磁弁5の出力
ポート14には、吸気ポート18を介して減圧弁8から
目標圧力PS よりも高い圧力PD のエアが供給される。
【0072】従って、圧力比例制御弁4に目標電圧信号
VS が入力された時点から、電磁弁5の吸気ポート18
には減圧弁8からの圧力PD のエアが供給される。その
ため、電磁弁5の出力ポート14から負荷Lに供給され
る実圧力PO は、電磁弁5を追加する前に圧力比例制御
弁4のみにて負荷Lに供給される場合の実圧力PO より
も急速に上昇する。即ち、図6に示すように、実圧力電
圧値データDO は、二点鎖線で示す電磁弁5を使用しな
い場合における実圧力電圧値データDO の特性に対し
て、急速に目標圧力電圧値データDS に近づくようにな
る。
【0073】実圧力PO が目標圧力PS に近づき、目標
圧力電圧値データから実圧力電圧値データDO を差し引
いた比較偏差ΔDが第2の偏差値ΔD2 よりも小さくな
ると、MPU67は給気指令信号SI の出力を停止す
る。すると、ピストン室39の上室41が大気に連通さ
れ弁体27が弁体中立位置に復帰するため、出力ポート
14への減圧弁8からのエアの供給が停止される。従っ
て、これ以降は、負荷Lに供給される実圧力PO は、圧
力比例制御弁4のみにて制御されて目標圧力PSに近づ
く。
【0074】実圧力PO が目標圧力PS にさらに近づ
き、目標圧力電圧値データDS に対する実圧力電圧値デ
ータDO の偏差が第1の偏差値ΔD1 以下になると、M
PU67は制御完了信号SS を制御コンピュータ6に出
力する。
【0075】従って、負荷Lに供給される実圧力PO
は、電磁弁5にて供給される減圧弁8からのエアの圧力
PD により急速に上昇して目標圧力PS に近づくように
制御される。そして、実圧力PO が目標圧力PS に近づ
いた時点からは圧力比例制御弁4の制御により高精度に
目標圧力PS に制御される。その結果、実圧力PO が目
標圧力PS に制御されるまでの設定時間T2 は、電磁弁
5を使用しない場合に比較して短縮される。
【0076】以上の結果、負荷Lには高い目標圧力PS
が供給された状態になる。次に、制御コンピュータ6
が、制御完了信号SS に基づいて、次の目標圧力PS と
して圧力値0に対するBCD目標圧力値データを出力し
たとする。制御信号発生装置3はそのBCD目標圧力値
データに対する目標電圧信号VS を圧力比例制御弁4に
出力する。圧力比例制御弁4は目標電圧信号VS を入力
すると、実圧力PO を目標圧力PS (=0)に向かって
制御する。MPU67は、新たな目標圧力値PSに対す
る電圧信号値データDB から、目標圧力電圧値データD
S を求める。MPU67は、求めた目標圧力電圧値デー
タDS から実圧力電圧値データDO を差し引いた比較偏
差ΔDが負の値となり、その大きさが第2の偏差値ΔD
2 以上である間は、電磁弁5の排気側電磁弁44に排気
指令信号SE を出力する。排気側電磁弁44は排気指令
信号SE を入力すると、ピストン室39の下室42に圧
力PD のエアを供給して弁体27を弁体中立位置から上
動させる。その結果、電磁弁5の出力ポート14から排
気ポート23を介してエアが排気される。
【0077】従って、圧力比例制御弁4に目標電圧信号
VS が入力された時点から、電磁弁5の出力ポート14
のエアが排気される。そのため、電磁弁5の出力ポート
14から負荷Lに供給される実圧力PO は、電磁弁5を
追加する前に圧力比例制御弁4のみにて負荷Lに供給さ
れる場合の実圧力PO よりも急速に下降する。即ち、図
6に示すように、実圧力電圧値データDO は、二点鎖線
で示す電磁弁5を使用しない場合における実圧力電圧値
データDO の特性に対して、急速に目標圧力電圧値デー
タDS に近づくようになる。
【0078】実圧力PO が目標圧力PS (=0)に近づ
き、実圧力電圧値データDO から目標圧力電圧値データ
DS を差し引いた比較偏差ΔDが第2の偏差値ΔD2 よ
りも小さくなると、MPU67は排気指令信号SE の出
力を停止する。すると、ピストン室39の下室42が大
気に連通され弁体27が弁体中立位置に復帰するため、
出力ポート14からのエアの排気が停止される。従っ
て、これ以降は、負荷Lに供給される実圧力PO は、圧
力比例制御弁4のみにて制御されて目標圧力PS(=
0)に近づく。
【0079】実圧力PO が目標圧力PS (=0)にさら
に近づき、実圧力電圧値データDOに対する目標圧力電
圧値データDS の偏差が第1の偏差値ΔD1 以下になる
と、MPU67は制御完了信号SS を制御コンピュータ
6に出力する。
【0080】従って、負荷Lに供給される実圧力PO
は、電磁弁5にてエアが排気されるため急速に下降して
目標圧力PS (=0)に近づくように制御される。そし
て、実圧力PO が目標圧力PS (=0)に近づいた時点
からは圧力比例制御弁4の制御により高精度に目標圧力
PS (=0)に制御される。その結果、実圧力PO が目
標圧力PS (=0)に制御されるまでの設定時間T3
は、電磁弁5を使用しない場合における設定時間T4 に
対して短縮される。
【0081】以上のように、圧力比例制御弁4だけの圧
力制御では目標圧力PS に対する所望の設定時間が得ら
れなかった場合、安価な電磁弁5を追加するだけで、設
定精度を低下させることなく設定時間T2 ,T3 を短縮
することが可能になる。
【0082】以上詳述した本実施の形態の圧力比例制御
弁を使用した圧力制御方法及び圧力比例制御弁の制御信
号発生装置によれば、以下の効果を得ることができる。 (a) 先ず、選択した圧力比例制御弁4にて負荷Lに
供給する実圧力PO を目標圧力PS に制御する設定時間
の確認試験を行い、所望の設定時間が得られた場合には
このままで負荷Lの圧力制御を行う。所定の設定時間が
得られなかった場合は、圧力比例制御弁4に、制御信号
発生装置3にて制御される電磁弁5を接続する。そし
て、圧力比例制御弁4にて制御される実圧力PO を高い
目標圧力PS に制御するときは、目標圧力PS から実圧
力PO を差し引いた偏差に対応する比較偏差ΔDが正の
値となり、その大きさが予め設定された第2の偏差値Δ
D2以上である間は、電磁弁5にて出力ポート14に減
圧弁8からの高い圧力PD のエアを供給することにより
実圧力PO を急速に上昇させる。又、同様に、実圧力P
O を低い目標圧力PS に制御するときは、目標圧力PS
から実圧力PO を差し引いた偏差に対応する比較偏差Δ
Dが負の値となり、その大きさが第2の偏差値ΔD2 以
上である間は、電磁弁5にて出力ポート14からエアを
排気することにより実圧力PO を急速に下降させる。い
ずれにおいても、実圧力PO と目標圧力PS との偏差に
対応する比較偏差ΔDが第2の偏差値ΔD2 よりも小さ
くなってからは、電磁弁5の作動を停止し圧力比例制御
弁4自体の制御により実圧力POを目標圧力PS に高精
度に制御する。従って、圧力比例制御弁4のみの圧力制
御により所望の設定時間が得られなかった場合に、短縮
したい時間に応じた流量の安価な電磁弁5を追加するだ
けで設定精度を維持したまま設定時間T3 ,T4 を短縮
化することができる。
【0083】この結果、使用者は、圧力比例制御弁4を
選択して空圧ユニット2を構成するにあたり、各使用者
の使用条件に合わせた設定時間の確認試験を行うことな
く、比較的少流量のものを選択するだけでよくなるた
め、圧力比例制御弁4の機種の選定が容易になる。又、
圧力比例制御弁4のメーカは、圧力比例制御弁4を使用
した高精度の圧力制御を電磁弁5を追加した空圧ユニッ
ト2により高い自由度で選択できる設定時間で行うこと
ができることから、流量の異なる圧力比例制御弁4を多
機種用意する必要がなくなる。従って、圧力比例制御弁
4の機種の統合により、構成部品の低コスト化、在庫管
理コストの低減化を図り、製造原価を低減することがで
きる。
【0084】(b) 電磁弁5は、減圧弁8、圧力比例
制御弁4と同様に、連結するとその入力ポート13及び
出力ポート14が直線状に配置され、出力ポート14に
対する圧力PD の供給、又は、出力ポート14からの実
圧力PO の放出を行うことができる構造とした。従っ
て、設定時間を短縮する必要がある際には、圧力比例制
御弁4に容易に接続して空圧ユニット2を構成し、圧力
比例制御弁4の出力ポートと同じ方向に実圧力PO を供
給することができる。
【0085】(c) 制御信号発生装置3は、予め設定
される入力モードに応じて、キー入力部64から入力さ
れる目標圧力値、制御コンピュータ6から出力されるB
CD目標圧力値データ又はBCD電圧信号値データ、プ
ログラマブルロジックコントローラから出力される2進
数の目標圧力値データを、圧力比例制御弁4を制御する
目標電圧信号VS を得るため電圧信号値データDB に変
換するようにした。従って、ユーザの多様な使用条件に
容易に対応することができる。特に、キー入力部64に
より目標圧力値PS を直接入力することができるため、
目標圧力の設定が容易になる。
【0086】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、以下のように構成することもできる。 (1) 上記実施の形態では、マイコン部62が目標圧
力電圧値データDS と実圧力電圧値データDO との偏差
を第2の偏差値ΔD2 と比較し、その比較結果に基づい
て給気指令信号SI 又は排気指令信号SE を出力するよ
うにした。これを、回路的に行うように構成してもよ
い。即ち、実圧力信号VO を目標電圧信号VS と比較
し、その比較結果に基づいて給気指令信号SI 又は排気
指令信号SEを出力するようにする。この場合、実圧力
信号VO と目標電圧信号VS との偏差が比較偏差にな
る。
【0087】(2) 実圧力PO を高い目標圧力PS に
制御するときにのみ設定時間が問題になる場合は、給気
指令信号SI のみを出力するように構成してもよい。こ
の場合、電磁弁5を給気指令信号SI によりその出力ポ
ート14に供給エアを供給するだけのタイプの電磁弁5
としてもよい。
【0088】又、低い目標圧力PS に制御するときにの
み設定時間が問題になる場合は、排気指令信号SE のみ
を出力するように構成してもよい。この場合、電磁弁5
を排気指令信号SE により出力ポート14のエアを排気
するだけのタイプの電磁弁5としてもよい。
【0089】(3) 電磁弁を図7及び図8に示す電磁
弁79としてもよい。この電磁弁79は、ハウジング8
0の相対向する側に、入力ポート81と出力ポート82
とが形成され、両ポート81,82は連通されている。
両ポート81,82間には筒状の隔壁83が形成され、
その内部に筒状の弁部84が設けられている。弁部84
の内部は、排気ポート85に連通されている。隔壁83
と弁部84との間に形成される空間部は上室86及び下
室87に2分されている。その上室86は弁部84の上
側開口を介して排気ポート85に連通され、下室87は
弁部84の下側開口を介して吸気ポート88に連通され
ている。そして、吸気側電磁弁89及び排気側電磁弁9
0が共に作動しないときは、ピストン91が中立位置に
配置され弁体92が上側開口に、弁体93が下側開口に
当接する。このときは、吸気ポート88及び排気ポート
85は、出力ポート82に連通されない。吸気側電磁弁
89の作動によりピストン91が下動すると、弁体93
が下動して出力ポート82に吸気ポート88が連通され
る。排気側電磁弁90の作動によりピストン91が上動
すると、弁体92が上動して出力ポート82が排気ポー
ト85に連通される。
【0090】この電磁弁79のハウジング80は、図8
に示す圧力比例制御弁4のハウジング94と同一の金型
で成形されている。そして、成形後に、切削加工等の二
次加工を行うことにより、圧力比例制御弁4のハウジン
グ94又は電磁弁79のハウジング80として形成して
いる。従って、両ハウジング80,94の金型を共通化
して製造原価を低減することができるため、電磁弁79
及び圧力比例制御弁4を安価に提供することができる。
【0091】(4) 本実施の形態の電磁弁5に代え
て、圧力比例制御弁4の出力ポートと負荷Lとを連結管
で連結し、この連結管に、例えばそれぞれ2ポート2位
置の独立した給気側電磁弁及び排気側電磁弁を接続す
る。そして、この両電磁弁にて連結管内の圧力を制御す
ることにより、設定時間を変更するようにしてもよい。
【0092】(5) 電磁弁5の出力ポート14に減圧
弁8が出力する圧力PD を導入するようにしたが、これ
を、他の圧力源から導入するようにしてもよい。又、出
力ポート14のエアを大気に放出するようにしたが、こ
れを、他の低圧源に放出するようにしてもよい。
【0093】(6) 本実施の形態では、目標圧力PS
を圧力値0とする目標圧力指令データが入力された場
合、実圧力電圧値データDO から目標圧力電圧値データ
DS (即ち、目標圧力値0に対応)を差し引いた比較偏
差ΔDが基準偏差ΔD2 よりも小さくなった時点で、電
磁弁5への排気指令信号SE の出力を停止した。そし
て、圧力比例制御弁4の制御により実圧力PO を目標圧
力PS (即ち、圧力値0)に制御するようにした。これ
を、実圧力電圧値データDO が圧力値0に対応する値に
なるまで、排気指令信号SE にて電磁弁5に排気動作を
行わせるようにしてもよい。
【0094】(7) 圧力比例制御弁4として、内部の
圧力検出センサで実圧力PO を検出して、その検出値で
ある実圧力信号VO を帰還してフィードバック制御を行
うタイプのものに実施した。これを、自らは実圧力PO
を検出せず、フィードバック制御を行わないタイプの圧
力比例制御弁に実施してもよい。この場合、電磁弁5か
ら負荷Lに供給される実圧力PO を別に設けた圧力検出
センサで検出して実圧力信号VO を得るようにする。
【0095】(8) 本実施の形態では、制御信号発生
装置3を制御コンピュータ6にて制御するようにした
が、プログラマブルコントローラにて制御するようにし
てもいよい。この場合、プログラマブルコントローラか
らは、2進数の目標圧力値データ、又は、2進数の電圧
信号値データが出力される。又、キー入力部64にて直
接複数の10進数の目標圧力値データを入力しておき、
プログラマブルコントローラが入力された目標圧力値デ
ータを順次選択するようにしてもよい。
【0096】上記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1) 流体を導入する入力ポート13と、入力ポート
13に連通される出力ポート1と、入力ポート13に導
入される流体よりも高圧源に連通される吸気ポート18
と低圧源に連通される排気ポート23と、受圧体40を
摺動可能に収容し、受圧体40にて給気側室41と排気
側室42とに区画される受圧体室39と、給気側室41
に対して流体の吸排を行う給気側電磁弁43と、排気側
室41に対して流体の吸排を行う排気側電磁弁44と、
給気側室41への給気による受圧体40の移動により、
吸気ポート18を出力ポート14に連通し、排気側室4
2への給気による受圧体40の移動により、出力ポート
14を排気ポート23に連通する弁機構15,20,2
4,27等とを備え、入力ポート13及び出力ポート1
4には、他の空圧機器に接続するための連結手段46,
48,49を設けた。
【0097】このような構成によれば、電磁弁5と連結
可能に形成された圧力比例制御弁4に接続するだけで、
圧力比例制御弁4が出力する実圧力PO の制御を行うこ
とができる。
【0098】(2) 目標電圧信号VS に基づき圧力比
例制御弁4が出力する実圧力PO の検出値である実圧力
信号VO と、実圧力VO が目標圧力PS に達した時点に
おける実圧力信号VO との偏差に対応する比較偏差ΔD
を予め設定された基準偏差ΔD2 と比較する偏差比較手
段62と、偏差比較手段67,68の比較結果に基づ
き、比較偏差ΔDが基準偏差ΔD2 以上であるとき、圧
力比例制御弁4の出力ポート14に外部の圧力源に連通
する電磁弁5を制御する指令信号SI ,SE を出力する
制御信号出力手段62とからなる圧力比例制御弁4に接
続される電磁弁の制御装置。
【0099】このような構成によれば、圧力比例制御弁
4のみでは所定の設定時間が得られなかった場合、ユー
ザが既に使用している圧力比例制御弁4の制御信号発生
装置3を無駄にすることなく、追加した電磁弁5の制御
を行うことができる。
【0100】(3) 請求項3に記載の圧力比例制御弁
の制御信号発生装置において、キー操作により10進数
の目標圧力指令データD1 を各位毎に順次入力するキー
入力手段64を設けた。
【0101】このような構成によれば、作業者が直接目
標圧力値を入力することができるため、目標圧力PO を
容易に変更することができる。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、圧力比例制御弁の制御では所望の設定時
間が得られない場合でも、電磁弁を追加するだけで設定
精度を低下させることなく設定時間を短縮することがで
きる。従って、異なる容量の負荷に対しても、圧力比例
制御弁を使った高精度で迅速な圧力制御を容易に行うこ
とができる。
【0103】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、負荷に供給する圧力を高
い目標圧力に制御する場合でも、又、供給する圧力を低
い目標圧力に制御する場合でも、圧力比例制御弁を用い
た高精度で迅速な圧力制御を行うことができる。
【0104】請求項3に記載の発明によれば、圧力比例
制御弁を制御して負荷に供給する圧力を制御することが
でき、このとき、圧力比例制御弁だけでは所望の設定時
間が得られなかったときは、追加した電磁弁を制御して
容易に設定時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 制御信号発生装置のブロック図。
【図2】 圧力制御装置のブロック図。
【図3】 空圧ユニットの正面図。
【図4】 電磁弁を加えた空圧ユニットの正面図。
【図5】 電磁弁の断面図。
【図6】 実圧力信号に対する各信号のタイミングチャ
ート。
【図7】 別例の空圧ユニットの正面図。
【図8】 (a)は電磁弁及び圧力比例制御弁の断面
図、(b)は圧力比例制御弁の別の断面図。
【符号の説明】
4…圧力比例制御弁、5…第1及び第2の電磁弁、13
…入力ポート、14…出力ポート、62…偏差比較手段
及び指令信号出力手段としてのマイコン部、D1 …目標
圧力指令データとしての目標圧力値データ、D2 …同じ
く圧力指令データ、PD …圧力源としての圧力、PO …
実圧力、PS …目標圧力、SE …指令信号としての排気
指令信号、SI …同じく給気指令信号、VO …実圧力信
号、VS…目標電圧信号、ΔD2 …基準偏差としての第
2の偏差。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標圧力(PS )を指示する目標電圧信
    号(VS )に基づき圧力比例制御弁(4)が前記出力ポ
    ート(14)に出力する実圧力(PO )の検出値である
    実圧力信号(VO )と、実圧力(PO )が目標圧力(P
    S )に達した時点における実圧力信号(VO )との偏差
    に対する基準偏差(ΔD2 )を予め設定し、 各時点での実圧力信号(VO )と、実圧力(PO )が目
    標圧力(PS )に達した時点での実圧力信号(VO )と
    の偏差に対応する比較偏差(ΔD)が前記基準偏差(Δ
    D2 )以上であるときは、圧力比例制御弁(4)の出力
    ポート(14)に同出力ポート(14)を外部の圧力源
    (PD )に連通する電磁弁(5)を接続し、該電磁弁
    (5)を作動して出力ポート(14)の圧力を目標圧力
    (PS )に近づくように制御するようにした圧力比例制
    御弁を使用した圧力制御方法。
  2. 【請求項2】 目標圧力(PS )を指示する目標電圧信
    号(VS )に基づき圧力比例制御弁(4)が前記出力ポ
    ート(14)に出力する実圧力(PO )の検出値である
    実圧力信号(VO )と、実圧力(PO )が目標圧力(P
    S )に達した時点における実圧力信号(VO )との偏差
    に対する基準偏差(ΔD2 )を予め設定し、 実圧力(PO )が目標圧力(PS )に達した時点におけ
    る実圧力信号(VO )から、各時点での実圧力信号(V
    O )を差し引いた偏差に対応する比較偏差(ΔD)が正
    の値となり、その大きさが前記基準偏差(ΔD2 )以上
    であるときは、圧力比例制御弁(4)の出力ポート(1
    4)に同出力ポート(14)を圧力比例制御弁(4)の
    入力ポート(13)に連通する第1の電磁弁(5)を接
    続するとともに、同出力ポート(14)を大気に連通す
    る第2の電磁弁(5)を接続し、該第1の電磁弁(5)
    を作動して圧力比例制御弁(4)の出力ポート(14)
    に高い圧力(PD )の流体を供給し、 実圧力が目標圧力(PS )に達した時点での実圧力信号
    (VO )から、各時点での実圧力信号(VO )を差し引
    いた偏差に対応する比較偏差(ΔD)が負の値となり、
    その大きさが前記基準偏差(ΔD2 )以上であるとき
    は、前記第2の電磁弁(5)を作動して圧力比例制御弁
    (4)の出力ポート(14)から流体を大気に排気する
    ようにした圧力比例制御弁を使用した圧力制御方法。
  3. 【請求項3】 外部から入力される目標圧力指令データ
    (D1 ,D2 )に基づき、圧力比例制御弁(4)が出力
    する実圧力(PO )を当該目標圧力指令データ(D1 ,
    D2 )に対応する目標圧力(PS )に制御するための目
    標電圧信号(VS )を出力する圧力比例制御弁の制御信
    号発生装置において、 前記目標電圧信号(VS )に基づき圧力比例制御弁
    (4)が出力する実圧力(PO )の検出値である実圧力
    信号(VO )と、実圧力(PO )が目標圧力(PO)に
    達した時点における実圧力信号(VO )との偏差に対応
    する比較偏差(ΔD)を予め設定された基準偏差(ΔD
    2 )と比較する偏差比較手段(62)と、 前記偏差比較手段(67,68)の比較結果に基づき、
    前記比較偏差(ΔD)が基準偏差(ΔD2 )以上である
    とき、圧力比例制御弁(4)の出力ポート(14)に外
    部の圧力源に連通する電磁弁(5)を制御する指令信号
    (SI ,SE )を出力する指令信号出力手段(62)と
    を備えた圧力比例制御弁の制御信号発生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN112286242A (zh) * 2019-07-25 2021-01-29 北京康斯特仪表科技股份有限公司 一种气体压力控制装置

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