JPH09114875A - 半導体集積回路のレイアウト設計方法及びタイミング検証方法 - Google Patents

半導体集積回路のレイアウト設計方法及びタイミング検証方法

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JPH09114875A
JPH09114875A JP7268701A JP26870195A JPH09114875A JP H09114875 A JPH09114875 A JP H09114875A JP 7268701 A JP7268701 A JP 7268701A JP 26870195 A JP26870195 A JP 26870195A JP H09114875 A JPH09114875 A JP H09114875A
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JP7268701A
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Shinichi Kumashiro
慎一 熊代
Hiroshi Mizuno
洋 水野
Yasuhiro Tanaka
康弘 田中
Toshiyuki Moriwaki
俊幸 森脇
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMOS論理及びパストランジスタロジック
の回路の双方で、少ない種類のセルでもって特性の良い
レイアウトを作成する。特に、パストランジスタロジッ
ク回路の場合には、特性の安定したレイアウトを作成す
ると共に、省面積、低消費電力及び高速動作等の優位性
を確保する。 【解決手段】 先ず、処理102で、与えられた論理回
路を組合せ回路部とレジスタ部とに分離する。処理10
4でこの分離された組合せ回路部を構成する連結度の強
い部分回路毎にトランジスタレベルの回路に変換し、次
いで前記トランジスタレベルの部分回路のレイアウトセ
ルを処理106で生成する。その後、前記レジスタ部に
含まれる個々のレジスタに対応するレイアウトセルと、
組合せ回路部中の前記部分回路毎のレイアウトセルとを
各々単位セルとして処理109で配置配線を行なって、
ブロックのレイアウトを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
セルベースの自動配置配線によるレイアウト設計方法、
及び設計された半導体集積回路のタイミング検証方法の
改良に関し、特に、CMOS論理だけでなく、パストラ
ンジスタロジックを用いた回路にも適したレイアウト設
計方法及びタイミング検証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体集積回路のレイアウト
設計方法及びタイミング検証方法として、セルベースの
レイアウト手法が用いられている。このセルベースの手
法には、ゲートアレーやスタンダードセルと呼ばれる手
法が有る。これ等の手法は、予め個々のセルに対して人
手により作成した高密度なレイアウトを準備しておき、
それらのセル間の接続を定義して、その接続に従ってセ
ルレベルでの配置配線を行うことにより、所望の論理回
路のブロックレイアウトを作成する手法である。
【0003】また、前記のセルベースで作成したレイア
ウトに対するタイミング検証手法については、予め各セ
ル毎の遅延値を回路シミュレータ等で求めておき、これ
等の遅延値を個々の論理ゲートに割り当ててタイミング
検証を行なっていた。以上の設計方法及び検証方法に関
しては、例えば、文献1:「CMOS超LSIの設計」
(菅野卓雄監修、飯塚哲哉編、培風館発行)の第7章各
種設計手法、第8章CADツール等に開示されている。
【0004】前述のような従来のセルベースの設計手法
では、CMOS回路を基本とするセルが多く用いられ
る。これは、CMOS回路では、セルの入力信号はMO
Sトランジスタのゲート端子のみに与えられ、このゲー
ト端子は電流的にソース端子及びドレイン端子と分離さ
れているので、電気的特性としてセル単位で独立に扱い
易く、従って、レイアウト設計やタイミング検証におい
てもセル単位で扱っても電気的特性を保持できるからで
ある。
【0005】ところで、近年、完全CMOS回路ではな
く、入力信号をMOSトランジスタのゲート端子のみで
なく、ドレイン端子にも与えて論理演算を行なうパスト
ランジスタロジックの回路が用いられている。このパス
トランジスタロジックの回路は、完全CMOS回路と比
較して、省面積、低消費電力、高速化等の点で優位性が
得られる場合がある。これ等に関しては、文献2:K.Ya
no, 他、"A 2.8-nsCMOS 16 ×16-b Multiplier Using C
omplementary Pass-Transistor Logic"(IEEE J
ournal of Solid-State Circuits, Vol. 25, No.2, pp.
388- 395, April 1990)、及び文献3:A.Parameswa
r, 他、"A High Speed, Low Power, Swing Restor
ed Pass-Transistor Logic Based Multiply and
Accumulate Circuit for Multimedia Applications"
(Proceeding of IEEE 1994 Custom Integrated Ci
rcuits Conference, pp.278-281) 等に開示されてい
る。
【0006】前記パストランジスタロジックの回路のレ
イアウト設計手法については、文献4:K.Yano, 他、"L
ean Integration: Achieving a Quantum Leap inPerfor
mance and Cost of Logic LSIs"(Proceeding of IEEE 1
994 CustomIntegrated Circuits Conference, pp.603-6
06) (特開平7−130856号公報)等に開示されて
いる。この文献4で提案されている設計方法は、従来の
セルベースのレイアウト設計手法を利用する手法であっ
て、詳しくは、複数個の入力ピンを有するパストランジ
スタロジック回路のセルを3種類準備し、その各パスト
ランジスタロジック回路のセルにおいて、各入力ピンの
割り当て(信号印加形態)を変更することにより、前記
各パストランジスタロジック回路のセルで多くの論理を
生成し、与えられる多くの論理回路の論理をこれ等のセ
ルに割り当てて、これ等のセルを従来の自動配置配線ツ
ールで配置配線を行なって、ブロックレイアウトを得る
手法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パスト
ランジスタロジックを用いた論理回路の前記レイアウト
設計手法では、少数のトランジスタを1セルとする複数
種類の単位セルを用いるので、その複数種類の単位セル
の組合せにより多種の論理を作成でき、論理種類の自由
度を向上できる反面、単位セルの種類が複数種類(3種
類)に限定されるため、レイアウト完成時の回路の駆動
能力、面積等が適切でなくなって、回路特性が不安定に
なったり、パストランジスタロジックの省面積、低消費
電力及び高速性等の優位性が阻害される場合がある。
【0008】そこで、回路特性の安定化及びパストラン
ジスタロジックの優位性を確保するように、例えば多数
のトランジスタを1セルとすることが考えられるが、こ
の場合には、論理種類の自由度を高くするために、予め
非常に多くの種類のセルを準備しなければならない欠点
が生じる。尚、この多種類のセルの準備が必要になると
いう欠点は、パストランジスタロジックを用いた論理回
路に限らず、完全CMOS回路を用いた論理回路であっ
ても同様である。即ち、完全CMOS回路を用いた論理
回路のセルベースのレイアウト設計でも、駆動能力と論
理種別とに関して多くの種類のセルを準備しなければ、
最適なレイアウトを作成できない。
【0009】更に、パストランジスタロジックを用いた
論理回路では、自己のセルの状態により回路中の負荷容
量が変化すると、回路の遅延特性が変化し、またトラン
ジスタのソース端子とドレイン端子とが各々信号経路を
介して他の複数のセルに接続されていると、この他の複
数のセルの状態に応じて回路の遅延特性が変化する。従
って、パストランジスタロジックを用いた論理回路で
は、その作成されたブロックレイアウトに対し所望のタ
イミング特性を満足しているか否かを検証する場合に、
セル毎の遅延特性を従来のゲートレベルの論理タイミン
グ検証回路に与えて検証を行なっても、正しいタイミン
グ検証を行い得なかった。一方、作成されたレイアウト
の全体を回路シミュレーションで検証する場合には、非
常に多くの計算時間や記憶領域が必要であり、現実的で
ない。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、CMOS論理のみならずパ
ストランジスタロジックの論理回路に対しても、少ない
セル種類でもって、最適な遅延特性を持つレイアウトを
実現できるレイアウト設計方法を提供し、特にパストラ
ンジスタロジックの論理回路に対しては、回路特性が安
定し、且つ省面積、低消費電力及び高速化の優位性が確
保できるレウアウト設計手法を提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の目的は、作成したパ
ストランジスタロジックの論理回路のレイアウトに対し
ても、高精度に正確で且つ高速に処理できるゲートレベ
ルでのタイミング検証方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明では、半導体集積回路を構成する組合せ回路
部を、信号経路が繋がった連結度の強い複数の回路部分
に分け、その各回路部分別にレイアウトを生成し、この
各レイアウトを単位セルとして論理回路のブロックレイ
アウトを生成することにより、前記第1の目的を達成す
る。
【0013】また、本発明では、例えば前記従来技術の
文献4に記載されるパストランジスタロジック回路のセ
ルよりもトランジスタ数の少ない複数種類の副セルを用
意し、これ等副セルを組合せて、パストランジスタロジ
ック回路のセル等を得る構成とすることにより、より一
層に少ない種類のセルでもって適切なレイアウトを設計
して、前記第1の目的を達成する。
【0014】更に、本発明では、前記組合せ回路部のう
ち、信号経路が繋がった連結度の強い複数の回路部分別
に遅延特性を求めることにより、パストランジスタロジ
ックの回路でも、適切な遅延特性を得て、前記第2の目
的を達成する。
【0015】加えて、本発明では、パストランジスタロ
ジックの回路では、遅延特性が変化する点に鑑みて、そ
の最小遅延値と最大遅延値とを求め、この双方の限界遅
延値を用いて与えられたタイミング条件を調べて、前記
第2の目的を達成する。
【0016】即ち、請求項1記載の発明の半導体集積回
路のレイアウト設計方法は、与えられた論理回路を組合
せ回路部とレジスタ部とに分離する回路分離処理と、前
記分離された組合せ回路部において、前記分離されたレ
ジスタ部の出力と接続される信号経路を除いた場合に信
号経路が互いに連結している部分回路を把握し、この部
分回路毎に、この部分回路をトランジスタレベルの回路
に変換するトランジスタ回路変換処理と、前記変換され
たトランジスタレベルの部分回路毎に、個々の部分回路
のレイアウトセルを生成する部分回路レイアウト生成処
理と、前記組合せ回路部の部分回路毎に生成した個々の
レイアウトセルと、前記分離されたレジスタ部に含まれ
る個々のレジスタとを各々単位セルとして、セルベース
のレイアウトの配置及び配線を行なって、前記与えられ
た論理回路のブロックレイアウトを作成するレイアウト
配置配線処理とを行うことを特徴とする。
【0017】また、請求項2記載の発明の半導体集積回
路のレイアウト設計方法は、予め少なくとも1個以上の
トランジスタから構成される複数個の副セルのレイアウ
トを副セルライブラリとして準備し、前記複数個の副セ
ルのうち幾つかを隣接して配置配線して新たなセルのレ
イアウトを作成し、この作成した新たなセルのレイアウ
トを主セルとして主セルライブラリに登録する主セル生
成処理と、前記副セルライブラリと前記主セルライブラ
リとをセルライブラリとしてセルベースのレイアウトの
配置及び配線を行って、与えられた論理回路のブロック
レイアウトを作成するレイアウト配置配線処理とを行う
ことを特徴とする。
【0018】更に、請求項3記載の発明は、前記請求項
2記載の半導体集積回路のレイアウト設計方法におい
て、副セルライブラリには、ソース端子同士を結合した
2個の同極性のトランジスタから構成される副セルが含
まれることを特徴とする。
【0019】加えて、請求項4記載の発明は、前記請求
項1記載の半導体集積回路のレイアウト設計方法におい
て、部分回路レイアウト生成処理は、予め少なくとも1
個以上のトランジスタから構成される複数個の副セルの
レイアウトを副セルライブラリとして準備し、前記複数
個の副セルのうち幾つかを隣接して配置配線して新たな
セルのレイアウトを作成し、この作成した新たなセルの
レイアウトを主セルとして主セルライブラリに登録する
主セル生成処理と、前記副セルライブラリと前記主セル
ライブラリとをセルライブラリとしてセルベースのレイ
アウトの配置及び配線を行って、変換されたトランジス
タレベルの部分回路毎に個々の部分回路のレイアウトセ
ルを生成するレイアウト配置配線処理とを行うことを特
徴としている。
【0020】更に加えて、請求項5記載の発明は、前記
請求項4記載の半導体集積回路のレイアウト設計方法に
おいて、副セルライブラリには、ソース端子同士を結合
した2個の同極性のトランジスタから構成される複数個
の副セルが含まれることを特徴とする。
【0021】また、請求項6記載の発明の半導体集積回
路のタイミング検証方法は、組合せ回路部及びレジスタ
部から成り、前記組合せ回路部は複数個の部分回路から
成り、この各部分回路は前記レジスタ部の出力と接続さ
れる信号経路を除いた場合に信号経路が互いに連結して
いる回路であり、前記各部分回路毎に生成されたレイア
ウトセル及び前記レジスタ部に含まれる個々のレジスタ
を各々単位セルとしてレイアウトが作成された半導体集
積回路のタイミング検証方法であって、前記レジスタ部
に含まれる個々のレジスタに関して、予め、遅延特性を
求めて第1の遅延特性ライブラリに格納しておき、前記
生成された個々の部分回路のレイアウトセルに関して、
半導体集積回路のレイアウト生成後に、前記個々の部分
回路毎に生成された個々のレイアウトを元に回路解析を
行ない遅延特性を求めて第2の遅延特性ライブラリに格
納する部分回路遅延解析処理と、前記第1の遅延特性ラ
イブラリ及び前記第2の遅延特性ライブラリに基いて、
前記個々のレジスタと個々の部分回路とを各々単位ゲー
トとして、前記レイアウトが作成された半導体集積回路
全体のタイミング検証を行なうタイミング検証処理とを
行うことを特徴としている。
【0022】更に、請求項7記載の発明の半導体集積回
路のタイミング検証方法は、入力ピンの負荷容量が他の
入力ピンの状態又は内部状態に応じて変化するゲートが
含まれる半導体集積回路のタイミング検証方法であっ
て、前記各ゲートの個々の入力ピンに関して、予め、全
ての状態の中でとる最小容量値と最大容量値とを求めて
おき、前記各ゲートに対して、その各出力ピンに接続さ
れた全てのゲートの入力ピンの前記最小容量値及び最大
容量値を元に最小遅延値及び最大遅延値を求め、前記最
小遅延値及び最大遅延値を個々のゲートに定義し、静的
タイミング解析により、与えられたタイミング条件を満
足するかをゲートレベルで調べることを特徴とする。
【0023】加えて、請求項8記載の発明は、前記請求
項7記載の半導体集積回路のタイミング検証方法におい
て、一部のゲートは、入力信号がゲート端子及びソース
端子に与えられるパストランジスタロジックの論理回路
より成ることを特徴としている。
【0024】更に加えて、請求項9記載の発明は、前記
請求項6記載の半導体集積回路のタイミング検証方法に
おいて、部分回路は、入力ピンの負荷容量が他の入力ピ
ンの状態又は内部状態に応じて変化する複数個のゲート
を含み、部分回路遅延解析処理は、前記各ゲートの個々
の入力ピンに関して、予め、全ての状態の中でとる最小
容量値と最大容量値とを求めておき、前記各ゲートに対
して、その各出力ピンに接続された全てのゲートの入力
ピンの前記最小容量値及び最大容量値を元に最小遅延値
及び最大遅延値を求めて第2の遅延特性ライブラリに格
納し、タイミング検証処理は、前記最小遅延値及び最大
遅延値を個々のゲートに定義し、静的タイミング解析に
より、レイアウトが作成された半導体集積回路全体のタ
イミング検証をゲートレベルで行うことを特徴とする。
【0025】以上の構成により、請求項1記載の発明で
は、先ず、与えられた論理回路を組合せ回路部とレジス
タ部とに分離し、この分離された組合せ回路部を構成す
る連結度の強い部分回路毎にトランジスタレベルの回路
に変換し、次いで前記トランジスタレベルの部分回路の
レイアウトセルを生成する。その後、前記レジスタ部に
含まれる個々のレジスタに対応するレイアウトセルと、
組合せ回路部中の前記部分回路毎のレイアウトセルとを
各々単位セルとして配置配線を行なって、ブロックのレ
イアウトが作成される。
【0026】ここで、組合せ回路部において、連結度の
強い部分回路毎に一度レイアウトセルを生成し、この各
部分回路のレイアウトセルを単位セルとするので、CM
OS論理及びパストランジスタロジックの回路の双方
で、少ない種類のセルでもって特性の良いレイアウトを
作成できる。特に、パストランジスタロジック回路の場
合には、連結度の強い回路を1つのセルにレイアウトす
るので、最適な駆動能力が得られ、特性の安定したレイ
アウトを作成できると共に、省面積、低消費電力及び高
速動作等の優位性を確保できる。
【0027】また、請求項2及び請求項4記載の発明で
は、副セルライブラリ中に予め準備された副セルを複数
個隣接して配置配線を行なって、新たなセル(主セル)
のレイアウトを作成し主セルライブラリに登録した後、
前記副セルライブラリ及び主セルライブラリをセルライ
ブラリとして、ブロックのレイアウトを作成する。
【0028】ここで、副セルを組合せて主セルを作成す
るので、複合ゲートやパストランジスタロジックの回路
部分を副セルの組合せにより作成でき、従って予め多く
の種類のセルレイアウトを準備しなくても、少ない種類
のセルでもって良好な特性のブロックのレイアウトが作
成される。
【0029】更に、請求項3及び請求項5記載の発明で
は、副セルとして、パストランジスタロジックの基本構
成要素であるソース端子同士を結合した2個の同極性の
トランジスタ(即ち、2個のNチャネルトランジスタ又
は2個のPチャネルトランジスタ)より成るセルを含む
ので、与えられた論理回路を2進木で表し、その2進木
の1つの節点とその節点に接続された並行な2本の枝と
を1つの副セルに対応させれば、パストランジスタロジ
ックのレイアウトを簡単に実現できる。
【0030】加えて、請求項6記載の発明では、遅延解
析に多くの計算時間と記憶領域とを要するレジスタ部に
関しては、予め、個々のレジスタ毎に遅延特性を求め
る。一方、組合せ回路部の各部分回路、即ちパストラン
ジスタロジック等の回路を含んだ連結度の強い回路部分
では、その部分回路が各々1つのレイアウトセルで生成
され、その各レイアウトセルに対して回路解析を行なっ
て遅延特性を求めるので、その遅延特性が正しく求めら
れて、タイミング検証を高精度で行なうことができる。
しかも、各レイアウト別に遅延特性を求めるので、求め
られる論理回路のレイアウト全体についてタイミング検
証する場合に比較して、高速に検証可能である。
【0031】請求項7ないし請求項9記載の発明では、
各ゲートの入力ピンの容量値として、所定の固定値では
なく、全ての状態の中で取り得る最小容量値と最大容量
値とを用い、この両容量値を元に最小遅延値と最大遅延
値とを求め、この両遅延値をゲートに定義して、静的タ
イミング解析によりタイミング検証を行なうので、起こ
り得る全ての組合せ中の限界遅延値を考慮した正確なタ
イミング検証が可能である。しかも、ゲートレベルで検
証を行なうので、高速なタイミング検証が可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の半導
体集積回路のレイアウト設計方法及びタイミング検証方
法について、図面を参照しながら説明する。
【0033】(第1の実施の形態)以下、請求項1及び
請求項6記載の発明の実施の形態について説明する。
【0034】図1は、半導体集積回路のレイアウト設計
方法及びタイミング検証方法の流れを示すフローチャー
トである。
【0035】同図において、101は、与えられた論理
回路のゲートレベルのネットリスト、102は回路分離
処理であって、前記ゲートレベルのネットリスト101
を組合せ回路部とレジスタ部とに分離した後、前記分離
した組合せ回路部を複数個の部分回路に分離し、その各
部分回路毎に各部分回路を1つのセルとしてセルレベル
のネットリストを生成する。103は前記回路分離処理
102により生成されたセルレベルのネットリストであ
る。
【0036】また、104は、前記回路分離処理102
で分離された部分回路毎にその各部分回路をトランジス
タレベルの回路に変換するトランジスタ回路変換処理、
105は前記トランジスタ回路変換処理104で生成さ
れた部分回路毎のトランジスタレベルのネットリスト、
106は前記トランジスタレベルの部分回路のネットリ
スト105からレイアウトを生成する部分回路レイアウ
ト生成処理、107は前記部分回路レイアウト生成処理
106で生成された部分回路のレイアウトセルである。
【0037】更に、108は、与えられるレジスタレイ
アウトセルライブラリ、109はレイアウト配置配線処
理であって、前記セルレベルのネットリスト103、前
記部分回路のレイアウトセル107及び前記レジスタの
レイアウトセルライブラリ108を入力して、セルベー
スの配置配線を行ってレイアウトを生成する。110は
配置配線処理109により生成されたレイアウトデータ
である。
【0038】加えて、111はレジスタ部の遅延特性を
格納するレジスタ部遅延特性ライブラリ(第1の遅延特
性ライブラリ)、112は前記部分回路のレイアウトセ
ル107から部分回路の遅延解析を行なう部分回路遅延
解析処理、113は前記部分回路遅延解析処理112に
よって解析された遅延特性を格納する部分回路遅延特性
ライブラリ(第2の遅延特性ライブラリ)、114はタ
イミング検証処理であって、前記レジスタ部遅延特性ラ
イブラリ111、前記部分回路遅延特性ライブラリ11
3及びセルレベルのネットリスト103に基いて、与え
られた論理回路のタイミングの検証を行なう。115は
前記タイミング検証処理114の結果が所望のタイミン
グを満足しない時にトランジスタ回路変換処理104に
戻す判定処理である。
【0039】本実施の形態の半導体集積回路のレイアウ
ト設計方法及びタイミング検証についての詳細な処理の
説明を、以下、図1のフローチャートに従って、図2、
図3、図4、図5及び図6の例を用いて行なう。
【0040】図2は、図1のゲートレベルのネットリス
ト101に相当する本実施の形態の入力となる論理回路
の一例を示す。図2において、200はレジスタ部、2
01は前記レジスタ部200を構成するレジスタセル、
202はレジスタセル201へのクロック入力端子、2
03はレジスタセル201のデータ入力端子、204は
レジスタセル201のデータ出力端子、205は組合せ
回路部、206、207は各々前記組合せ回路部205
を構成している複数個(図では2個)の部分回路であ
る。
【0041】前記各部分回路206、207は、各々、
レジスタ部200の出力に接続される信号経路を除いた
場合に信号経路が互いに連結している回路部分である。
【0042】本実施の形態では、回路分離処理102に
より、図2の論理回路を表すネットリストはレジスタ部
200と組合せ回路部205とに分離され、更に、前記
組合せ回路部205は複数個の部分回路206、207
に分離される。次に、前記回路分離処理102は、図2
に示すゲートレベルの回路に相当するネットリストか
ら、図3に示すセルレベルの回路に相当するネットリス
トも生成する。
【0043】図3は、前記回路分離処理102により分
離された部分回路206、207を各々1つのセルに置
き換えたセルレベルの論理回路を示す。同図において、
301は部分回路206に、302は部分回路207に
相当するセルを示す。
【0044】前記回路分離処理102により分離された
各部分回路206、207は、各々、トランジスタレベ
ル回路変換処理104により、各部分回路毎に図4に示
すトランジスタレベルの回路に変換されると共に、部分
回路毎のトランジスタレベルのネットリスト105が生
成される。
【0045】図4は、トランジスタレベル回路生成処理
104において、部分回路206、207をBDD(B
inary Decision Diagram)を用
いて各々、Nチャネルパストランジスタロジックで実現
したトランジスタレベルの回路図である。部分回路20
6、207は各々図4(a)及び(b)に対応してい
る。
【0046】次に、部分回路レイアウトセル生成処理1
06において、部分回路毎のネットリスト105を入力
して、部分回路206、207毎のレイアウトセルを生
成する。部分回路のレイアウトセルを生成する方法は、
部分回路のネットリスト105を入力するセルジェネレ
ーションによりレイアウトを自動で合成する方法があ
る。図5(a)、(b)は、各々、図4(a)、(b)
に示したトランジスタレベルの部分回路をセルジェネレ
ーションにより合成したレイアウトを示す。尚、ここで
はセルジェネレーションによる例を示したが、レイアウ
トセルを作成する方法はこれに限定されず、その他、以
下に示す本発明の第2及び第3の実施の形態のように副
セルを使用した方法等も採用可能であり、この副セルを
使用した部分回路のレイアウトセルの生成方法が請求項
4記載の発明であり、その副セルのライブラリに、ソー
ス端子同士を結合した2個の同極性のトランジスタから
構成される副セルを含む構成が請求項5記載の発明であ
る。
【0047】前記図5(a)及び(b)において、50
1はセル枠、502はNチャネルトランジスタを構成す
る拡散領域、503は第1金属配線層、504は拡散領
域502と第1金属配線層503とを接続するコンタク
ト、505は第2金属配線層、506は拡散領域502
と第2金属配線層505とを接続するコンタクト、50
7はトランジスタのゲートを構成するポリシリコン配
線、508はレイアウトセルの入出力端子である。
【0048】次に、配置配線処理109は、セルレベル
のネットリスト103、レジスタレイアウトセルライブ
ラリ108及び部分回路のレイアウトセル107を入力
して、ブロックのレイアウトデータ110を生成する。
この配置配線処理109は、通常のレイアウト設計に用
いられるセルベースの自動配置配線システムによって実
現される。
【0049】前記配置配線処理109で生成したブロッ
クのレイアウトデータ100に相当するレイアウト図を
図6に示す。同図は図2の回路図に相当するレイアウト
図を示している。
【0050】同図において、601はレイアウトブロッ
ク外枠、602はレジスタセル、603はブロック外部
クロック端子、604はブロック外部電源端子、605
はブロック外部接地端子、606はブロック外部信号入
出力端子、607は部分回路206に対応する図5
(a)に示されるレイアウトセル、608は部分回路2
07に対応する図5(b)に示されるレイアウトセル、
610は第1金属配線層、611は第2金属配線層、6
09は第1金属配線層610と第2金属配線層611と
を接続するコンタクトである。
【0051】前記のようにブロックのレイアウトが生成
された後、部分回路遅延解析処理112は、各部分回路
206、207に対応するレイアウトセル107に対し
て回路遅延解析を行ない、部分回路206、207の遅
延特性を各々求める。例えば、部分回路206から生成
された図5(a)の部分回路レイアウトに対して回路遅
延解析を行なった結果の遅延モデルは下記のよう形で示
される。
【0052】 尚、上記において、「→」は入力信号が変化した時点か
ら出力信号が変化するまでの時間を表す。
【0053】前記部分回路206、207がパストラン
ジスタロジックの回路を有する場合には、その遅延特性
の算出は、後述する第4の実施の形態が適用される。
【0054】次に、タイミング検証処理114では、前
記のような遅延モデルを各部分回路毎206、207に
準備した部分回路遅延特性ライブラリと、個々のレジス
タ部遅延特性111とに基いて、個々のレジスタ及び個
々の部分回路を各々単位ゲートとして、シミュレータに
より、与えられた論理回路のタイミング検証を行なう。
シミュレーションによるタイミング検証において、タイ
ミングエラーが発生した場合には、トランジスタ回路変
換処理104においてトランジスタの再最適化を行な
い、再度、回路を生成する。
【0055】以上のように、本発明の第1の実施の形態
によれば、組合せ回路部を、信号経路が互いに連結して
いる連結度の強い部分回路毎に分離し、その部分回路を
単位セルとしたので、完全CMOS回路及びパストラン
ジスタロジックを用いた回路の双方で、多くのレイアウ
トセルライブラリを開発することなく既存の自動配置配
線処理を用いたレイアウト設計が可能となる。また、前
記各部分回路のレイアウトについて各々遅延特性を求め
るので、その遅延特性が正しく求められて、高精度なタ
イミング検証が可能となると共に、求められる論理回路
のレイアウト全体についてタイミング検証する場合に比
較して、高速なタイミング検証が可能である。
【0056】(第2の実施の形態)以下、請求項2記載
の発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0057】図7は本発明の半導体集積回路のレイアウ
ト設計方法のフローチャート図を示す。
【0058】同図において、701は副セルレイアウト
ライブラリ(副セルライブラリ)、702は論理回路の
ネットリスト、703は主セルレイアウト生成処理(主
セル生成処理)、704は前記主セルレイアウト生成処
理70により生成された主セルのレイアウトライブラリ
(主セルライブラリ)である。また、705は、副セル
レイアウトライブラリ701と主セルレイアウトライブ
ラリ704とから、論理回路ネットリスト702をレイ
アウトデータにする自動配置配線処理(レイアウト配置
配線処理)であり、706は前記自動配置配線処理70
5で生成されたレイアウトデータである。
【0059】以下、図7に示したレイアウト設計方法の
詳細を図8、図9、図10及び図11を用いて説明す
る。尚、図8、図10及び図11において、セル内はシ
ンボルで描かれているが、実際にはマスクパターンが描
かれたものとなっている。
【0060】図8は、副セルレイアウトライブラリ70
1の一例を示す。同図の副セルレイアウトライブラリ7
01には、予め、複数個の副セルのレイアウトが格納さ
れている。この各副セルは、少くとも1個以上のトラン
ジスタから構成され、例えば、同図に示すような駆動能
力の異なるインバータゲート801、802、803、
駆動能力の異なるナンドゲート804、805、80
6、及び駆動能力の異なるノアゲート807、808、
809並びにレジスタ810である。尚、通常の1つの
セルは所定の駆動能力を持った1つの論理より成るか
ら、これを論理部分と駆動能力部分とに分けて、駆動能
力部分については多種類の副セルを格納しておいてもよ
い。
【0061】図9は、入力されるネットリスト702の
一例を示し、901はノアゲート、902はインバータ
ゲート、903はナンドゲート、904、905はオア
ゲートである。また、906、907、908、90
9、910は入力レジスタ、911、912は出力レジ
スタである。
【0062】図9に示したネットリストの中で、各ゲー
ト901、902、903のレイアウトは図8の副セル
ライブラリ701中に準備されているが、オアゲート9
04、905は副セルレイアウトライブラリ701中に
は存在しない。そこで、主セルレイアウト生成処理70
3は、これ等副セルライブラリ中に存在しないオアゲー
ト904、905を生成するために必要となる副セルレ
イアウト802、803、807、808の各副セルを
副セルレイアウトライブラリ701から選出し、その選
出した副セル802、807を隣接することにより、オ
アゲート904に相当するレイアウトを生成すると共
に、副セル803、808を隣接することにより、オア
ゲート905に相当するレイアウトを生成する。
【0063】図10はこのようにして生成されたレイア
ウトの例を示し、1001はオアゲート904に相当す
るレイアウト、1002はオアゲート905に相当する
レイアウトである。これ等の生成されたレイアウトは、
主セルレイアウトとして、主セルレイアウトライブラリ
704に登録格納される。
【0064】自動配置配線処理705は、副セルレイア
ウトライブラリ701、及び以上のようにして生成され
た主セルレイアウトライブラリ704に基いて、与えら
れた図9のネットリスト702に相当するレイアウトデ
ータ706を出力する。図11は自動配置配線処理70
5により出力されたレイアウトデータ706の一例を示
す。同図において、1101はセル行であり、セル行1
101には、副セル801、805、807、810及
び主セル1001、1002が配置配線されている。
【0065】このように、本実施の形態のフローチャー
トを用いたレイアウト設計では、複合ゲートを含む回路
部分については副セルを組合せて作成するので、予め多
くの種類のレイアウトセルを準備することなく既存の自
動配置配線処理を用いたレイアウト設計が可能となる。
更に、新たに作成された主セルについては、副セル同士
が隣接して配置されているので、配線による遅延を抑え
ることができると共に、消費電力を低減することが可能
である。
【0066】(第3の実施の形態)以下、請求項3記載
の発明の実施の形態を説明する。本発明の実施の形態
は、前記第2の実施の形態において、副セルとしてパス
トランジスタゲートの基本部分を含む場合のレイアウト
設計方法を示す。
【0067】本実施の形態を図7のフローチャートに沿
って図12、図13、図14及び図15を参照しながら
説明する。尚、図12、図14及び図15において、セ
ル内はシンボルで描かれているが、実際にはマスクパタ
ーンが描かれたものとなっている。
【0068】図12は、副セルレイアウトライブラリ7
01の一例を示す。同図に示す副セルとしては、ソース
端子同士を結合した2個の同極性のトランジスタから構
成されるセルを含む。即ち、同図の副セルレイアウトラ
イブラリ701において、1201、1202、120
3は駆動能力の異なるNチャネルパストランジスタゲー
トの副セル、1204はインバータゲートより成る副セ
ル、1205はレジスタより成る副セルである。
【0069】図13は、入力されるネットリスト702
の一例を示し、パストランジスタロジックを用いて組ま
れた全加算器を表している。同図において、1301、
1302はインバータゲート、1303、1304、1
305は入力レジスタ、1306、1307は出力レジ
スタ、1311、1312は部分回路である。
【0070】主セルレイアウト生成処理703は、図1
3の部分回路1311、1312を各々主セルとして生
成する。主セルレイアウト生成処理703は、生成の際
に、部分回路1311、1312に相当するレイアウト
を生成するために必要となる副セルレイアウト120
1、1202、1203、1204の各副セルを副セル
レイアウトライブラリ701から選出し、この選出した
副セルを配置配線して、部分回路1311、1312に
相当する主セルレイアウトを生成する。このように生成
された主セルレイアウトの例を図14に示す。同図にお
いて、1401は部分回路1311に相当する主セルで
あって、副セル1201、1202、1204から構成
される。また、1402は部分回路1312に相当する
主セルであって、副セル1201、1202、120
3、1204から構成されている。このように生成され
た主セルレイアウトは、主セルレイアウトライブラリ7
04に格納される。
【0071】自動配置配線処理705は、副セルレイア
ウトライブラリ701、及び前記のようにして生成され
た主セルレイアウトライブラリ704に基いて、与えら
れたネットリスト702に相当するレイアウトデータ7
06を出力する。このように自動配置配線処理705に
より出力されたレイアウトデータ706の一例を図15
に示す。同図において、1501はセル行であって、セ
ル行1501には、副セル1205と主セル1401、
1402とが配置配線されている。
【0072】このように、本発明のフローチャートを用
いたレイアウト設計では、パストランジスタロジックを
用いて組まれた回路部分についても副セルを組合せて作
成するので、予め多くの種類のレイアウトセルを準備す
ることなく既存の自動配置配線処理を用いたレイアウト
設計が可能となる。更に、新たに作成された主セルにつ
いては、副セル同士が隣接して配置されているので、配
線による遅延を抑えることができると共に、消費電力を
低減することが可能である。
【0073】尚、本実施の形態は2つのNチャネルトラ
ンジスタを用いたが、Pチャネルトランジスタを2つ接
続して成る副セルを用いても同様の処理を行うことが可
能であり、同様の効果を得ることができるのは勿論であ
る。
【0074】(第4の実施の形態)以下、請求項7記載
の発明の実施の形態の半導体集積回路のタイミング検証
方法を図16及び図17を用いて説明する。
【0075】図16は、端子の入力信号によって入力容
量が変化するセル(ゲート)の一例を示す。同図におい
て、1601はセルの境界、1602、1603、16
04は入力端子(入力ピン)、1605は出力端子、1
606はNチャネルトランジスタ、1607はインバー
タゲートである。
【0076】図16において、入力端子1603の入力
レベルがローレベルの時、Nチャネルトランジスタ16
06はオフ状態となり、入力端子1602の入力負荷容
量は、配線容量を無視した場合、Nチャネルトランジス
タ1606のドレイン容量のみであるが、入力端子16
03の入力レベルがハイレベルの時には、Nチャネルト
ランジスタ1606はオン状態となり、入力端子160
2の入力負荷容量は、配線容量を無視した場合、Nチャ
ネルトランジスタ1606のドレイン容量と、そのソー
ス容量と、インバータゲート1607のゲート容量とを
加え合せた容量になる。
【0077】図17は前記図16のセルを用いた回路の
一例を示す。同図において、1701は図16に示した
セル、1702は他のセル、1703はセル1702の
出力端子、1704はセル1702の入力端子、170
5、1706、1707、1708は外部に接続するた
めの端子である。セル1701の入力端子1602は他
のセル1702の出力端子1703に接続される。ま
た、セル1702の入力端子1704は外部との接続端
子1705と接続され、セル1701の端子1603、
1604、1605は各々外部との接続端子1706、
1707、1708と接続される。
【0078】前記図17の回路のタイミング検証を行う
に際しては、セル1702の出力端子1703の遅延値
を求める必要があり、そのためには出力端子1703に
接続されるセル1701の入力端子1602の負荷容量
の算出が必要となる。ここで、セル1701の入力端子
1602の入力容量は、既述の通り、入力端子1603
の入力レベルがローレベルの時に最小となり、入力端子
1603の入力レベルがハイレベルの時に最大となるの
で、この最小入力容量値及び最大入力容量値を予め求め
ておき、この各々の場合について遅延値を求める。これ
等の2種類の最小遅延値及び最大遅延値をセル1701
に定義してシミュレータに渡し、この双方の遅延値の場
合において所望のタイミングを満足するか否かを静的タ
イミング解析により検証する。
【0079】また、図16に示したような入力信号又は
内部状態によって入力容量が変化する端子を有するセル
が1つのネットリストに複数個ある場合は、その各セル
の各出力端子の遅延値の最大値と最小値とを適切に組み
合わせた遅延値でもって数種類の検証を行なって、所望
のタイミングを満足するか否かを検証する。
【0080】尚、入力信号又は内部状態によって入力容
量が変化する端子を有するセルは、図16に示した構成
のセルの他、前記図14に示すパストランジスタロジッ
クの論理回路を有するセルであってもよく、この構成が
請求項8記載の発明の構成である。また、このパストラ
ンジスタロジックの論理回路によって前記第1の実施の
形態の図2に示した部分回路206、207が構成され
る場合には、この第1の実施の形態の部分回路遅延解析
処理112及びタイミング検証処理114(図1参照)
において、本第4の実施の形態を適用してもよく、この
構成が請求項9記載の発明の構成である。
【0081】以上説明したように、本発明の第4の実施
の形態のタイミング検証方法によれば、入力信号又は内
部状態によって入力容量が変化する端子を有するセルを
含むネットリストについても、起こり得る全ての組合せ
の中で取る最小及び最大遅延値を考慮できて、所望のタ
イミング制約を満足できるか否かの検証を正確に行うこ
とが可能である。
【0082】尚、本発明は、図18に示したようなハー
ドウエア構成により実現可能である。同図において、1
801はディスプレイ装置、1802は入力用キーボー
ド、1803は中央演算処理装置、1804は各情報が
格納される記憶装置である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明の半導体集積回路のレイアウト設計方法によれば、組
合せ回路部において、連結度の強い部分回路毎に一度レ
イアウトセルを生成し、この各部分回路のレイアウトセ
ルを単位セルとするので、完全CMOS回路のみなら
ず、パストランジスタロジックを含む回路であっても、
少ない種類のセルでもって特性の良いレイアウトを作成
できる。特に、パストランジスタロジック回路の場合に
は、連結度の強い回路を1つのセルにレイアウトするの
で、最適な駆動能力が得られて、特性の安定したレイア
ウトを作成できると共に、省面積、低消費電力及び高速
動作等の優位性を確保できる。
【0084】また、請求項2ないし請求項5記載の発明
の半導体集積回路のレイアウト設計方法によれば、副セ
ルを用いて主セルを生成するので、複合ゲートやパスト
ランジスタロジックを含む回路であっても、少ない種類
のセルライブラリでもって、省面積で最適な特性を持つ
ブロックレイアウトを作成できる。しかも、セルベース
の配置配線を行うので、ブロックレイアウトの作成を高
速に行い得る。
【0085】更に、請求項6記載の発明の半導体集積回
路のタイミング検証方法によれば、パストランジスタロ
ジック等の回路を含んだ連結度の強い回路部分毎に各々
1つのレイアウトセルを生成し、その各レイアウトセル
に対して遅延特性を求めるので、タイミング検証を高精
度で正確に且つ高速度で行なうことができる。
【0086】加えて、請求項7ないし請求項9記載の半
導体集積回路のタイミング検証方法によれば、起こり得
る全ての状態の中で取り得るゲートレベルの最小遅延値
と最大遅延値との双方を考慮してタイミング検証を行な
うので、入力負荷容量が変化するゲートやパストランジ
スタを含む回路であっても、正確で高速なタイミング検
証が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路の
レイアウト設計方法の流れを示すフローチャート図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態における論理回路の
ゲートレベルのネットリストの一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における論理回路の
セルレベルのネットリストの一例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における部分回路を
トランジスタレベルの回路に変換した一例を示す図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるセルジェネ
レーションで生成した部分回路のレイアウトの一例を示
す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における配置配線処
理により生成された論理回路のレイアウトの一例を示す
図である。
【図7】本発明の第2及び第3の実施の形態に係る半導
体集積回路のレイアウト設計方法の流れを示すフローチ
ャート図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における副セルライ
ブラリの一例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における論理回路の
ネットリストの一例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における主セルレ
イアウトの一例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における自動配置
配線処理により出力されたブロックレイアウトの一例を
示す図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態における副セルラ
イブラリの一例を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態におけるネットリ
ストの一例を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における主セルレ
イアウトの一例を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態における自動配置
配線処理により出力されたブロックレイアウトの一例を
示す図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態におけるセルの一
例を示す図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態における図16の
セルを用いた回路の一例を示す図である。
【図18】本発明の半導体集積回路のレイアウト設計方
法及びタイミング検証方法を実現するためのハードウエ
ア構成を示す図である。
【符号の説明】
101 ゲートレベルのネットリスト 102 回路分離処理 103 セルレベルのネットリスト 104 トランジスタ回路変換処理 105 部分回路毎のトランジスタレベ
ルのネットリスト 106 部分回路レイアウト生成処理 107 部分回路のレイアウトセル 108 レジスタレイアウトセルライブ
ラリ 109 配置配線処理 110 レイアウトデータ 111 レジスタ部遅延特性ライブラリ
(第1の遅延特性ライブラリ) 112 部分回路遅延解析処理 113 部分回路遅延特性ライブラリ
(第2の遅延特性ライブラリ) 114 タイミング検証処理 115 判定処理 200 レジスタ部 205 組合せ回路部 701 副セルレイアウトライブラリ
(副セルライブラリ) 702 論理回路のネットリスト 703 主セルレイアウト生成処理(主
セル生成処理) 704 主セルのレイアウトライブラリ
(主セルライブラリ) 705 自動配置配線処理(レイアウト
配置配線処理) 706 レイアウトデータ 801〜810、1204、1205 副セル 1001、1002 主セル 1602、603、1604 入力端子(入力ピン) 1605 出力端子 1606 Nチャネルトランジスタ 1607 インバータゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森脇 俊幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた論理回路を組合せ回路部とレ
    ジスタ部とに分離する回路分離処理と、 前記分離された組合せ回路部において、前記分離された
    レジスタ部の出力と接続される信号経路を除いた場合に
    信号経路が互いに連結している部分回路を把握し、この
    部分回路毎に、この部分回路をトランジスタレベルの回
    路に変換するトランジスタ回路変換処理と、 前記変換されたトランジスタレベルの部分回路毎に、個
    々の部分回路のレイアウトセルを生成する部分回路レイ
    アウト生成処理と、 前記組合せ回路部の部分回路毎に生成した個々のレイア
    ウトセルと、前記分離されたレジスタ部に含まれる個々
    のレジスタとを各々単位セルとして、セルベースのレイ
    アウトの配置及び配線を行なって、前記与えられた論理
    回路のブロックレイアウトを作成するレイアウト配置配
    線処理とを行うことを特徴とする半導体集積回路のレイ
    アウト設計方法。
  2. 【請求項2】 予め少なくとも1個以上のトランジスタ
    から構成される複数個の副セルのレイアウトを副セルラ
    イブラリとして準備し、 前記複数個の副セルのうち幾つかを隣接して配置配線し
    て新たなセルのレイアウトを作成し、この作成した新た
    なセルのレイアウトを主セルとして主セルライブラリに
    登録する主セル生成処理と、 前記副セルライブラリと前記主セルライブラリとをセル
    ライブラリとしてセルベースのレイアウトの配置及び配
    線を行って、与えられた論理回路のブロックレイアウト
    を作成するレイアウト配置配線処理とを行うことを特徴
    とする半導体集積回路のレイアウト設計方法。
  3. 【請求項3】 副セルライブラリには、ソース端子同士
    を結合した2個の同極性のトランジスタから構成される
    副セルが含まれることを特徴とする請求項2記載の半導
    体集積回路のレイアウト設計方法。
  4. 【請求項4】 部分回路レイアウト生成処理は、 予め少なくとも1個以上のトランジスタから構成される
    複数個の副セルのレイアウトを副セルライブラリとして
    準備し、 前記複数個の副セルのうち幾つかを隣接して配置配線し
    て新たなセルのレイアウトを作成し、この作成した新た
    なセルのレイアウトを主セルとして主セルライブラリに
    登録する主セル生成処理と、 前記副セルライブラリと前記主セルライブラリとをセル
    ライブラリとしてセルベースのレイアウトの配置及び配
    線を行って、変換されたトランジスタレベルの部分回路
    毎に個々の部分回路のレイアウトセルを生成するレイア
    ウト配置配線処理とを行うことを特徴とする請求項1記
    載の半導体集積回路のレイアウト設計方法。
  5. 【請求項5】 副セルライブラリには、ソース端子同士
    を結合した2個の同極性のトランジスタから構成される
    複数個の副セルが含まれることを特徴とする請求項4記
    載の半導体集積回路のレイアウト設計方法。
  6. 【請求項6】 組合せ回路部及びレジスタ部から成り、
    前記組合せ回路部は複数個の部分回路から成り、この各
    部分回路は前記レジスタ部の出力と接続される信号経路
    を除いた場合に信号経路が互いに連結している回路であ
    り、前記各部分回路毎に生成されたレイアウトセル及び
    前記レジスタ部に含まれる個々のレジスタを各々単位セ
    ルとしてレイアウトが作成された半導体集積回路のタイ
    ミング検証方法であって、 前記レジスタ部に含まれる個々のレジスタに関して、予
    め、遅延特性を求めて第1の遅延特性ライブラリに格納
    しておき、 前記生成された個々の部分回路のレイアウトセルに関し
    て、半導体集積回路のレイアウト生成後に、前記個々の
    部分回路毎に生成された個々のレイアウトを元に回路解
    析を行ない遅延特性を求めて第2の遅延特性ライブラリ
    に格納する部分回路遅延解析処理と、 前記第1の遅延特性ライブラリ及び前記第2の遅延特性
    ライブラリに基いて、前記個々のレジスタと個々の部分
    回路とを各々単位ゲートとして、前記レイアウトが作成
    された半導体集積回路全体のタイミング検証を行なうタ
    イミング検証処理とを行うことを特徴とする半導体集積
    回路のタイミング検証方法。
  7. 【請求項7】 入力ピンの負荷容量が他の入力ピンの状
    態又は内部状態に応じて変化するゲートが含まれる半導
    体集積回路のタイミング検証方法であって、 前記各ゲートの個々の入力ピンに関して、予め、全ての
    状態の中でとる最小容量値と最大容量値とを求めてお
    き、 前記各ゲートに対して、その各出力ピンに接続された全
    てのゲートの入力ピンの前記最小容量値及び最大容量値
    を元に最小遅延値及び最大遅延値を求め、 前記最小遅延値及び最大遅延値を個々のゲートに定義
    し、静的タイミング解析により、与えられたタイミング
    条件を満足するかをゲートレベルで調べることを特徴と
    する半導体集積回路のタイミング検証方法。
  8. 【請求項8】 一部のゲートは、入力信号がゲート端子
    及びソース端子に与えられるパストランジスタロジック
    の論理回路より成ることを特徴とする請求項7記載の半
    導体集積回路のタイミング検証方法。
  9. 【請求項9】 部分回路は、入力ピンの負荷容量が他の
    入力ピンの状態又は内部状態に応じて変化する複数個の
    ゲートを含み、 部分回路遅延解析処理は、 前記各ゲートの個々の入力ピンに関して、予め、全ての
    状態の中でとる最小容量値と最大容量値とを求めてお
    き、 前記各ゲートに対して、その各出力ピンに接続された全
    てのゲートの入力ピンの前記最小容量値及び最大容量値
    を元に最小遅延値及び最大遅延値を求めて第2の遅延特
    性ライブラリに格納し、 タイミング検証処理は、 前記最小遅延値及び最大遅延値を個々のゲートに定義
    し、静的タイミング解析により、レイアウトが作成され
    た半導体集積回路全体のタイミング検証をゲートレベル
    で行うことを特徴とする請求項6記載の半導体集積回路
    のタイミング検証方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999022320A1 (en) * 1997-10-29 1999-05-06 Hitachi, Ltd. Method for calculating propagation delay time of logic circuit
US7870515B2 (en) 2008-01-11 2011-01-11 International Business Machines Corporation System and method for improved hierarchical analysis of electronic circuits

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