JPH0911496A - インクジェット記録装置および該装置におけるインク吐出回復方法 - Google Patents

インクジェット記録装置および該装置におけるインク吐出回復方法

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JPH0911496A
JPH0911496A JP16610195A JP16610195A JPH0911496A JP H0911496 A JPH0911496 A JP H0911496A JP 16610195 A JP16610195 A JP 16610195A JP 16610195 A JP16610195 A JP 16610195A JP H0911496 A JPH0911496 A JP H0911496A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 インクジェット記録装置において、インクタ
ンクと記録ヘッドの吐出口と連通するインク液室とを連
絡する少なくとも2本のインク流路を設け、その両イン
ク流路から同時にインク液室に対してインク加圧を行う
手段を設ける。 【効果】 吐出口から排出される排出インク量が少なく
て済んでポンプの作動時間を短くできる、小型かつ安価
で、静寂な、インク吐出の安定した高信頼性のインクジ
ェット記録装置が得られ、短時間で効率の高いインクジ
ェット記録装置の吐出回復方法が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置においては、記
録ヘッドの吐出口からインクを直接吐出させて記録を行
うので、インクを常に吐出可能な状態に保つ必要があ
り、そのために特別な配慮が必要となる。
【0003】すなわち、インクは非記録時においても記
録ヘッド内の液路中に残留するので、この液路中のイン
クの乾燥あるいは蒸発による粘度増加などの変質を防止
する措置が必要であり、そのために、非記録時に記録ヘ
ッドの吐出口形成面(フェイス面)をキャップ(蓋)で
覆うことにより、インクの乾燥や蒸発を防止するキャッ
ピング手段が採用されている。
【0004】しかし、低湿度の環境下あるいは長期休止
時などにおいては、前記キャッピング動作だけで吐出可
能な状態を維持することは困難である。
【0005】そのため、キャッピング手段とともに、ポ
ンプなどにより、記録ヘッド内の液路に圧力を付与した
り、あるいは、逆にキャップ内の空気を吸引して液路中
に負圧を付与するなどして、液路内に滞って変質したイ
ンクを吐出口から排出するという回復機構が用いられて
きた。
【0006】また、インクカートリッジを交換したり、
記録装置を長期間休止させたりする場合、記録ヘッド内
(例えば、共通液室など)や他のインク流路内に気泡が
滞留することがあり、この気泡が吐出口に達すると不吐
出や不完全吐出などの吐出不良が生じることになる。
【0007】このため、ポンプ等により、インクタンク
からインク供給流路を通じ記録ヘッドへインクを供給
し、さらに、フェイス面にキャップを冠着した状態で
(キャッピング状態で)そのインクを吐出口からキャッ
プ内へ流出させ、排インクとして処理しつつ、残りのイ
ンクを回収流路からインクタンク内に循環回収すること
により、吐出口近傍の粘度が増加したインク(増粘イン
ク)を排出し、それとともに前記インク流路中の気泡を
インクと共にインクタンク内に回収することが行われて
いる。
【0008】このとき、インク供給流路入口とインク回
収流路の出口は、インク循環時に、共通液室内でインク
が循環しやすいように、共通液室の両端部に設けられ
る。
【0009】さらに、回復動作により排出したインクの
うちの一部がフェイス面に付着するが、このフェイス面
に付着したインクを除去するために、拭き払い部材(ワ
イピング部材)を押し当てて付着インクを拭き取った
り、あるいは、エアーノズルから空気を噴射して付着イ
ンクを吹き飛ばしたりする除去手段(ヘッドクリーニン
グ手段)も併用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合、増粘した吐出口近傍のインクを排イ
ンクとして排出する場合、インクを循環させながら吐出
口近傍のインクを排出するが、吐出口の断面積が非常に
小さいため流路抵抗は非常に大きい。しかし、それに比
べてインク排出流路は流路抵抗が小さい。従って、吐出
口より排出するインク量に比べて、インク回収流路内を
循環するインク量が極端に多くなってしまう。
【0011】そのため、増粘インクを吐出口より排出す
るためには、吐出口より排出されるインクに比べて非常
に多くのインクを循環させる必要があり、ポンプを長時
間作動させなければならないという問題点があった。
【0012】また、ポンプによりインクが供給される
が、共通液室内で圧力損失が発生するため、インク供給
流路に近い部分とインク供給流路から遠い部分(インク
回収流路に近い部分)では、インクにかかる圧力が異な
る。すなわち、インク供給流路に近い部分では、インク
には大きな圧力がかかるが、インク供給流路から遠い部
分(インク回収流路に近い部分)ではかかる圧力が小さ
くなる。
【0013】したがって、インク供給流路に近い側の吐
出口では、排出されるインクの量が多く、インク供給流
路から遠い側の吐出口すなわちインク回収流路に近い側
の吐出口では、排出されるインクの量は少なくなる。
【0014】このため、インク供給流路から遠い側の吐
出口の増粘インクを完全に排出するために必要なインク
量を排出するためにポンプを作動させると、インク供給
流路に近い側の吐出口からは、必要以上の排インクが出
てしまい、結果として、記録に用いられるインク量が減
ってしまうという問題点もあった。特に記録ヘッドのノ
ズルを増やしヘッドの記録幅を広げた場合には、その傾
向が顕著であった。
【0015】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的は、吐出口か
ら排出される排出インク量が少なくて済んでポンプの作
動時間を短くできる、小型かつ安価で、静寂な、インク
吐出の安定した高信頼性のインクジェット記録装置を提
供することにある。
【0016】また、本発明の別の目的は、短時間で効率
の高いインクジェット記録装置の吐出回復方法を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録ヘッドの
吐出口よりインクを被記録材上に吐出して記録を行うイ
ンクジェット記録装置において、インクタンクと記録ヘ
ッドの吐出口と連通するインク液室とを連絡する少なく
とも2本のインク流路を備え、その両インク流路から同
時にインク液室に対してインク加圧を行う手段が設けら
れていることを特徴とするインクジェット記録装置を提
供する。
【0018】その本発明のインクジェット記録装置は、
好ましくは、前記2本のインク流路の一方(第一のイン
ク通路)に前記インクタンクから前記インク液室にイン
クを圧送するポンプがあり、該ポンプとインクタンクと
の間の第一のインク通路と他方のインク流路(第二のイ
ンク通路)とが第三のインク通路で連絡され、第二のイ
ンク通路と第三のインク通路との連結部とインクタンク
の間の第二のインク流路に流路の開閉を制御する流路開
閉手段(第二の流路開閉手段)が設けられ、前記第三の
インク通路に別の流路開閉手段(第一の流路開閉手段)
が設けられているインクジェット記録装置である。
【0019】また上記本発明のインクジェット記録装置
においては、前記吐出口を密閉する吐出口密閉手段を備
えていてもよく、第三のインク通路との連結部からイン
クタンクにかけての第二のインク通路にインク液室に負
圧を与えるインクポンプが設けられていてもよい。
【0020】さらに前記本発明のインクジェット記録装
置においては、ゴミ除去用のフィルターが、第三のイン
ク通路との接続部よりインク液室側の第一のインク通路
および第二のインク通路にそれぞれ設けられているか、
あるいはゴミ除去用のフィルターが、第三のインク通路
との接続部よりインクタンク側の第一のインク通路およ
び第二のインク通路にそれぞれ設けられていてもよい。
【0021】さらに前記本発明のインクジェット記録装
置においては、前記流路開閉手段のうち少なくとも1つ
の開閉を、記録ヘッドの位置に連動させるものであって
もよい。
【0022】さらに本発明は、上記のインクジェット記
録装置で、前記第二の流路開閉手段を閉じてインクの流
れを遮断し、前記第一の流路開閉手段を開放してインク
が流れる状態として、インクポンプを作動させて記録ヘ
ッドの吐出口からインクを排出するインク吐出回復方法
を提供する。
【0023】さらに本発明は、上記のインクジェット記
録装置で、前記第一の流路開閉手段を閉じてインクの流
れを遮断し、前記第二の流路開閉手段を開放してインク
が流れる状態として、インクポンプを作動させて第一の
インク通路、記録ヘッド内のインク液室および第二のイ
ンク通路内のインクを循環させるインク吐出回復方法を
提供する。
【0024】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明を適用したインクジェット記
録装置の1例について、図1〜図12を参照しながら説
明する。
【0025】図1は、本発明を実施したフルライン型イ
ンクジェット記録装置の1例の主要部斜視図であり、図
2は、そのようなインクジェット記録装置のインクジェ
ットヘッドおよびインク通路の構成を示す斜視図であ
る。図3は図1内のキャップの断面斜視図、図4は図3
のキャップの横断面図である。図5から図10は、イン
クジェットヘッドおよびキャップの動作を示す模式的側
面図である。図11および図12はインクジェットヘッ
ド近傍におけるインクの流れを示すインクジェットヘッ
ド、インク通路および弁の模式図である。
【0026】図1に示したように、インクジェット記録
装置に着脱可能に備えられたカセット1に積載された被
記録材2は、給紙ローラ3が回転することにより一枚ず
つ給紙され、モータドライバ34によって駆動される給
紙系モータが送給ローラ対5を回転させることで被記録
材搬送系4へ搬送される。
【0027】被記録材搬送系4は、送り込まれてくる被
記録材2を搬送する無端搬送ベルト7と、無端搬送べル
ト7を張架するため所定の複数位置に配置されたアイド
ルローラ8と、アイドルローラ8に無端搬送ベルト7を
介して圧接されるピンチローラ13Aおよび13B、前
記無端搬送ベルト7に所定の張力を付与するためのテン
ションローラ9、前記無端搬送ベルト7を駆動するため
のベルト駆動ローラ10と、そのベルト駆動ローラ10
を駆動するためのモータ11と、前記モータ11を駆動
するモータドライバ31からなる。
【0028】被記録材搬送系4へ搬送された被記録材2
は、先端がピンチローラ13Aと無端搬送ベルト7でで
きるニップ部に突き当たり、搬送ガイド6に沿ってルー
プ状にたわみ保持されることで、先端を搬送方向と直交
する方向に揃えるレジスト動作を行う。
【0029】その後、被記録材2は、帯電器ドライバ3
3により駆動される帯電器12によって帯電され、除電
されている搬送ベルト7との間に電位差が生じ、ピンチ
ローラ13Aおよび13Bの圧接効果と電位差による静
電吸着効果により、ベルト搬送ローラ10に接続された
モータ11により駆動される搬送ベルト7に、しっかり
と密着された状態で矢印X方向に搬送される。
【0030】この時、被記録材2の位置に合わせてイン
クジェットヘッド20は順次タイミングを合わせなが
ら、インクジェットヘッド20に対し選択的に記録信号
を供給するためのヘッドドライバ32によりインクを吐
出して被記録材2に対する記録を行い、4個のインクジ
ェットヘッド20A,20B,20C,20Dにより、
ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色によるフ
ルカラーの記録を完成させる。
【0031】インクジェット記録装置は、高精細な画像
を高速で記録することができ、ノンインパクト方式であ
るため騒音が少なく、しかも、多色のインクを使用して
カラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有し
ている。
【0032】インクジェット記録方式における記録ヘッ
ドは、記録用のインク液を飛翔液滴として吐出噴射させ
るための液体吐出口と、その吐出口に連通する液体流
路、およびその液体流路の一部に設けられ、流路内のイ
ンク液を飛翔させるための吐出エネルギーを与える吐出
エネルギー発生手段とを備えている。そして画像信号に
応じて前記の吐出エネルギー発生手段を駆動し、インク
液滴を吐出して像を発生させるものである。
【0033】前記吐出エネルギー発生手段としては、例
えばピエゾ素子等の電気機械変換体等の圧力エネルギー
発生手段を用いる方法、レーザー等の電磁波をインク液
に照射吸収させて飛翔液滴を発生させる電磁エネルギー
発生手段を用いる方法、あるいは発熱抵抗体を有する発
熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を
吐出させるエネルギー発生手段を用いる方法等がある。
【0034】その中でも、熱エネルギーによって液体を
吐出させるインクジェット記録方式に用いられる記録ヘ
ッドは、記録用の液滴を吐出して吐出溶液滴を形成する
ための液体吐出口を高密度に配列することができるため
高解像度の記録をすることが可能である。
【0035】さらにその中でも、電気熱変換体の熱エネ
ルギー発生手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト
化も容易であり、かつ最近の半導体分野における技術の
進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工の
長所を十二分に活用でき、高密度実装化が容易で、製造
コストも安価なことから有利である。
【0036】図2において、インクジェットヘッド20
のアルミ製のヘッドベース41上面には、ドライバー4
4とシリコン基板42が接合され、シリコン基板42の
上面には樹脂カバー43が接合されている。
【0037】前記シリコン基板42の前記各液路47の
部分には、吐出エネルギーを発生する発熱体(不図示)
が配列されている。
【0038】前記ドライバー44は前記シリコン基板4
2と電気的に接続され前記発熱体を駆動するための電気
回路で構成されている。
【0039】前記樹脂カバー43内には、インク共通液
室45並びに各吐出口46へ通じる液路47が形成さ
れ、樹脂カバー43が前記シリコン基板42と密着する
ことによりインク共通液室45並びに各吐出口へ通じる
液路47を構成する。
【0040】また、シリコン基板42は非常に高価なた
め、面積をできるだけ小さくしてコストを下げる必要が
あるが、このため、樹脂カバー43内に形成される共通
液室45並びに各吐出口へ通じる液路47も極力小さく
して樹脂カバー43のシリコン基板42との密着面積を
小さくすることが必要である。
【0041】このため、他のインク流路に比べ共通液室
45内での流路抵抗は高くなっている。
【0042】共通液室45の一端部には第一のインク通
路であるインク供給通路(チューブ)28が接続され、
共通液室45の他端部には第二のインク通路であるイン
ク回収通路(チューブ)38が接続されている。この接
続部には金属のメッシュで構成されるフィルター49が
設けられ、インクジェットヘッド20を装置に取り付け
る時や、交換時においてインク供給チューブ28やイン
ク排出チューブ38を外した状態で、ゴミ等が共通液室
45並びに各吐出口へ通じる液路47に進入してインク
の流れを妨げないようになっている。
【0043】前記インク供給チューブ28とインク回収
チューブ38は、第三のインク通路であるインクバイパ
スチューブ39で接続されており、インクバイパスチュ
ーブ39の途中には流路開閉手段として第一の電磁弁5
6が設けられ通路の開閉を制御できるようになってい
る。
【0044】また、インク回収チューブ38とインクバ
イパスチューブ39の接続部よりもインクタンク側のイ
ンク排出チューブ38A部には流路開閉手段としての第
二の電磁弁55が設けられ同様に通路の開閉を制御でき
るようになっている。
【0045】以上、図2で説明したインクジェットヘッ
ド20の構成は、図1のように複数のインクジェットヘ
ッド20A〜20Dを有する記録装置の場合は、個々の
インクジェットヘッド(ヘッド単体)において、それぞ
れ、実質上同じ態様で実施されることになる。
【0046】インクタンク21は、各ヘッド単体20
A、20B、20C、20Dに対応する色のインクを供
給する4個のタンク単体21A、21B、21C、21
Dで構成されている。
【0047】インク供給通路(チューブ)28、インク
回収通路(チューブ)38、インクバイパス通路(チュ
ーブ)39およびインクポンプ29は、それぞれ、4個
のインクジェットヘッド20A〜20Dおよび4個のイ
ンクタンク21A〜21Dに対応して、4本のインク供
給通路(チューブ)28A、28B、28C、28D;
4本のインク回収通路(チュープ)38A、38B、3
8C、38D;4本のインクバイパス通路(チューブ)
39A、39B、39C、39D;および4本のインク
ポンプ29A、29B、29C、29Dで構成されてい
る。
【0048】前記ポンプドライバ35により駆動される
各インクタンク21A〜21D内のインクは、対応する
インク供給チューブ28A〜28Dを通じて、対応する
ヘッド単体20A〜20Dへ供給されるが、ここで、各
インクタンク21A〜21D内の水頭は、各ヘッド単体
20A〜20Dの吐出口形成面(フェイス面)48よ
り、所定高さだけ低く保たれており、記録時に吐出され
たインクはインク流路の毛細管現象を利用して各ヘッド
単体20へ供給される。
【0049】また、各インクタンク21A、21B、2
1C、21Dには、初期容積中の約20%程度の空気溜
まりとその空気を流通させるための孔(通気孔)が設け
られている。
【0050】4個のインクジェットヘッド20A,20
B,20C,20Dを吐出口46の被記録材搬送方向に
対する間隔(ピッチ)が一定になるように、ホルダー2
3で固定して構成されたヘッドユニット24は、ヘッド
移動手段25によって上下に移動可能になっている。
【0051】非記録時にインクジェットヘッド20の吐
出口形成面(フェイス面)48に冠着されるキャップ2
2は、キャップ移動手段26よって被記録材の搬送方向
(X方向)およびその逆方向に移動可能となっている。
【0052】前記キャップ22は、前記4個のインクジ
ェットヘッド(ヘッド単体20A、20B、20C、2
0D)に対応して、4個のキャップ22A、22B,2
2C,22Dで構成されている。
【0053】これら4個のキャップ22A、22B,2
2C,22Dの内部には、図3および図4に示すよう吐
出口46から吐出(空吐出)させるインクを保有するた
めのスポンジ状のインク吸収部材52が収納されてい
る。
【0054】これらのキャップは前記ヘッド単体20
A、20B、20C、20Dと同じ間隔で配列され、そ
れぞれのヘッド単体20A〜20Dを同時に冠着し得る
ように固定支持されている。また、前記各キャップ22
は図3および図4に示すように、中空体で構成され、上
面の中央部には、各ヘッド単体(インクジェットヘッ
ド)20のフェイス面48の吐出口46をキャップ内部
へ開放させるための開口51が形成され、内部には吐出
口46から吐出(空吐出)させるインクを保有するため
のスポンジ状のインク吸収部材52が収納されている。
【0055】インクタンク21内のインクは、前記イン
クポンプ29を作動させることにより、前記インク供給
チューブ28を通じインクをインクジェットヘッド内部
の共通液室45へ供給することができる。
【0056】図5は電源オフの状態を示し、インクジェ
ットヘッド(各ヘッド単体)20のフェイス面48は、
キャップ22に密着されており、各吐出口46からのイ
ンクの蒸発が防止されている。
【0057】この状態から、電源がONされると、まず
ヘッドユニット24(インクジェットヘッド20)がヘ
ッド移動手段25(図1)により1mm程度持ち上げら
れ、図6の状態になる。
【0058】この図6の状態で、共通液室内のインク循
環を行う場合には、キャップ移動手段26によりキャッ
プ22をX方向(被記録材搬送方向)と反対の方向へ図
3および図4中の距離Lだけ移動させて、図7に示すよ
うに、前記キャップの上面の前記開口から外れた位置
(図示の例では端縁部)に接合され前記フェイス面の吐
出口列の長さをカバーする密封部材53と吐出口46と
が一致する状態にセットする。
【0059】この密封部材53は、通常ゴム状弾性材で
作られ、各インクジェットヘッド20のフェイス面48
の吐出口列(全ての吐出口)を密閉する吐出口密閉手段
として使用されるものである。
【0060】次に、インクジェットヘッド20を押し下
げて吐出口列に密封部材53を圧接することにより、1
ラインの全ての吐出口を密閉し図8の状態とした後、イ
ンクバイパスチューブ39に設けられた第一の電磁弁5
6を閉じ、インク排出チューブ38に設けられた第二の
電磁弁55を開き、この状態でインクポンプ29を作動
させ、図11の矢印で示すようにインクタンク21→イ
ンクポンプ29→インク供給チューブ28→共通液室4
5→インク回収チューブ38→第二の電磁弁55→イン
ク回収チューブ38→インクタンク21の順にインクを
循環させる。
【0061】上記インク循環を所定の流速で所定の時間
行った後、インクジェットヘッド29を持ち上げて図7
の状態にし、キャップ22をX方向へ距離L(図4)だ
け移動させて図6のキャップセットの位置に戻す。
【0062】このインク循環の動作は、共通液室内の気
泡の除去のみではなく、記録時に発生する熱エネルギー
によりインクおよびインクジェットヘッドが昇温し吐出
不良になった場合に行い、循環するインクによりインク
ジェットヘッドの冷却を行うこともできる。
【0063】また、共通液室45から各吐出口に通じる
液路47内の増粘したインクや気泡を取り除く場合、こ
の図6の状態で、インクバイパスチューブ39に設けら
れた第一の電磁弁56を開放し、インク回収チューブ3
8に設けられた第二の電磁弁55を閉じて、この状態で
インクポンプ21を作動させ、インクを図12の矢印で
示すようにインクタンク21→インクポンプ29→イン
ク供給チューブ28→共通液室45およびインクタンク
21→インクポンプ29→インク供給チューブ28→イ
ンクバイパスチューブ39→第一の電磁弁56→インク
回収チューブ38→共通液室45という順路で供給す
る。
【0064】このとき、インクバイパスチューブ39か
らインク回収チューブ38を通り共通液室45までの流
路抵抗と、インクバイパスチューブ38との接続部より
共通液室側45のインク供給チューブ28の流路抵抗が
同じであれば、インク供給チューブ28から入るインク
量と、インクバイパスチューブ39を通りインク回収チ
ューブ38から共通液室45に入るインク量は同一にな
る。この状態では、インクは、共通液室45の両端から
同じ圧力で加圧、流入するため、共通液室45並びに各
吐出口へ通じる液路47内でのインク圧がほぼ均等にな
り、各吐出口への流路から同一量のインクが排出され、
増粘したインクや気泡をノズルの外へ押し出す。
【0065】この増粘インクの加圧排出は、通常、電源
投入時および連続給紙で約100枚程度の記録を行うご
とに行われる。
【0066】また、この増粘インクの加圧排出は、記録
ムラ等が発生した場合にユーザーがボタン操作等により
信号を入力した時にも行われる。
【0067】その後、キャップ移動手段26によりキャ
ップ22をX方向と反対の方向に移動させて、図9に示
すようなインクジェットヘッド29から退避した状態す
なわち各インクジェットヘッド20の間にキャップ22
が納まり得る状態にする。
【0068】そして、ヘッド移動手段25でインクジェ
ットヘッド29を下降させて、フェイス面48と搬送ベ
ルト7の表面との間隔が約1mmとなる位置、すなわち
図10に示す記録位置にセットする。
【0069】記録時には、まず給紙ローラ3を駆動し、
給紙カセット1内の被記録材(用紙などの記録シート)
2を1枚づつピックアップし、送給ローラ対5の間に導
き、送給ローラ対5により被記録材2の先端を、アイド
ルローラ8に圧接される無端搬送ベルト7とピンチロー
ラ13Aで構成されるニップ部に突き当て、その状態か
らさらに、被記録材2を送給し、山形の搬送ガイド6の
空間内でループを作り、被記録材2の腰により先端部全
域がニップ部に倣い、被記録材前縁と搬送方向の直交性
が確保される。
【0070】次に、ベルトモータ11および帯電器12
がオンされ、被記録材2はピンチローラ13Aにより搬
送ベルト7に圧接された状態で帯電器12の間へ導かれ
る。
【0071】帯電器12は、搬送ベルト7の上側が+、
下側が−になっており、ピンチローラ13Aの直前で除
電されている搬送ベルト7と被記録材2との間で電位差
が生じ、被記録材2は静電気力により搬送ベルト7に吸
着される。
【0072】この場合、帯電器12を通過した後のピン
チローラ13Bの圧接により、被記録材2の搬送ベルト
7表面への吸着は、より一層確実になる。
【0073】このように、被記録材2の搬送が行われ、
ベルトモータ11の起動と同期して被記録材2の搬送を
カウントしながら、被記録材2の先端がインクジェット
ヘッド20に達した後、インクジェットヘッド20から
インクを吐出して記録を行う。複数のインクジェットヘ
ッドを使用する場合は、その被記録材2の先端が各イン
クジェットヘッドに到達した後、各色の記録が順次行わ
れる。
【0074】記録が終了した被記録材2は、搬送ベルト
7の後端部から曲率分離されて排紙トレー15に排出さ
れる。
【0075】被記録材2の排出(排紙)が終了すると、
ベルトモータ11および帯電器12がオフにされる。
【0076】続いて、記録が行われる場合は、その後、
引き続き給紙ローラ3を駆動して上記の動作を行う。
【0077】記録が終了する場合、ヘッドユニット24
(インクジェットヘッド20)をヘッド移動手段25に
より上昇させ、図9の状態にした後、キャップ移動手段
26によりキャップユニット22をX方向に所定量移動
させて図6の状態に戻し、その後、ヘッドユニット24
を押し下げて、各インクジェットヘッド単体のフェイス
面45にキャップ22を冠着させた図5の状態にする。
【0078】このキャッピング状態では、ライン状に配
列された吐出口46の全てが、キャップ22の開口51
を通じて、キャップ22内の空間に開放されている。
【0079】この状態で、電源をオフにして記録動作を
完了する。
【0080】記録時において吐出によって消費されたイ
ンクの供給は、インク供給チューブ28もしくはインク
回収チューブ38のどちらか、あるいはその両方から行
われ、インク回収チューブ38から行われる場合は、第
一の電磁弁56もしくは第二の電磁弁55のどちらか一
方あるいはその両方を開放した状態として、インクジェ
ットヘッド20内の毛細管現象により行われる。
【0081】なお、上記実施例では、被記録材2の搬送
手段としてベルト7および静電吸着手段12を使用した
が、これに替えて、ベルトによるエア吸着あるいはドラ
ムを使用する方式など、他の方式を使用することもで
き、同様の効果を達成することができる。
【0082】また、吐出口46を塞ぐ吐出口密閉手段と
して、キャップ22に設けたゴム状の密封部材53を使
用したが、これはキャップ22とは別の独立した部材で
構成することもでき、また軟質プラスチック等、他の材
質の密封部材を使用することもできる。
【0083】また、本実施例では、第一のインク通路で
あるインク供給チューブ28と第二のインク通路である
インク回収チューブ38において、第三のインク通路で
あるインクバイパスチューブ39との接合部よりも共通
液室側にゴミ除去用のフィルター49をそれぞれ設けた
が、インクジェットヘッドを製造時から、もしくは組立
や交換時において、第一のインク通路と第二のインク通
路のそれぞれ一部と、第三のインク通路をインクジェッ
トヘッドとを一体として扱うことのできる場合は、第一
および第二のインク通路と第三のインク通路との接合部
よりもインクタンク側すなわち接合部に対して共通液室
の反対側にそれぞれフィルターを配置することも可能と
なる。
【0084】(実施例2)本発明の実施例2を図13〜
図16を用いて説明する。
【0085】図13は、本発明を実施したインクジェッ
ト記録装置の記録部の主要部断面図であり、図14は、
本発明を実施したインクジェット記録装置のインクジェ
ットヘッドを搭載したヘッドキャリッジ部の斜視図であ
る。図15と図16は、回復動作時の状態を説明するた
め記録紙の搬送方向から記録部を見た記録部の主要部断
面図である。
【0086】なお、本実施例における装置全体の構成
は、実施例1で説明したものとほぼ同等であり、同一部
分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0087】本実施例では、インクジェットヘッド63
は、ヘッドキャリッジ64に設けられ、ヘッドキャリッ
ジ64が走査することで記録を行う、いわゆるシリアル
スキャン方式の画像記録を行うもので、インク供給チュ
ーブ28、インク回収チューブ38およびバイパスチュ
ーブ39は、可塑性の材料(例えばシリコン)で構成さ
れ、バイパスチューブ39部とインク回収チューブ38
部には、チューブを潰すことでインクの流れを規制する
弁66および67が、実施例1と同様の位置に設けら
れ、キャリッジの移動により、弁のオン・オフを行うよ
うになっている。
【0088】カセットから給紙、搬送された被記録材2
は、搬送ローラ対60、61により、プラテン62上の
記録位置まで搬送される。
【0089】この状態で、インクジェットヘッド63を
装着したヘッドキャリッジ64は被記録材の搬送方向に
対して直交する方向(図13における紙面と直交する方
向、図14から図16での矢印Y方向)へ、レール65
に沿って走査され、被記録材2に対してインクを吐出し
て記録を行う。
【0090】その後、搬送ローラ対60、61により記
録紙2を、インクジェットヘッド63の記録幅だけ搬送
し、記録を繰り返して、記録紙2の全面に記録を行う。
【0091】インクジェットヘッド63に供給されるイ
ンクは、実施例1と同様にインクタンク21からインク
ポンプ29によりインク供給チューブ28により供給さ
れ、また、インク回収チューブ38を通じて循環させた
インクを、インクタンク21に戻すよう構成されてい
る。
【0092】インク供給チューブ28およびインク回収
チューブ38は、ヘッドキャリッジ64に装着されたイ
ンクジェットヘッド63とインクポンプ29の間でイン
クを流通させるため、柔軟な材質のチューブをヘッドキ
ャリッジ64の走査を妨げないように、図15、16で
示すようなU字型にヘッドキャリッジの走査方向(Y方
向)に沿うように配置されている。
【0093】また、インク供給チューブ28の途中のヘ
ッドキャリッジ部には、インクを貯めておく密閉された
サブタンク68が設けられている。
【0094】共通液室45内のインク循環を行う場合に
は、まず図15で示すインクジェットヘッド63のフェ
イス面の吐出口46がキャップ22に設けられた密封部
材53に対向する位置にヘッドキャリッジ64を移動さ
せる。この時、ヘッドキャリッジ64に設けられた第一
の弁66を構成する第一の封止部材66aが装置本体に
設けられた第一の斜面66bによってインクバイパスチ
ューブ39を潰し、インクの流れを停止させる。そし
て、この図15の状態で図示しないキャップ駆動手段に
よってキャップ22をヘッドの方向(Z方向)に移動さ
せ、密封部材53を吐出口列に圧接させ、1ライン全て
の吐出口を密閉する。
【0095】この状態では、図13で示す第一の弁66
は、第一の封止部材66aにより、インクバイパスチュ
ーブ39を潰した状態であるが、インク回収チューブ3
8部に設けられた第二の弁67は、装置本体に設けられ
た第二の斜面67bにより、第二の封止部材67aがイ
ンク回収チューブ38を潰す状態にはなっていない。
【0096】ここで、インクポンプ29を作動させ、実
施例1と同様にインクタンク21→インクポンプ29→
インク供給チューブ28→共通液室45→インク回収チ
ューブ38→インクタンク21の順にインクを循環させ
る。
【0097】上記インク循環を所定の流速で所定の時間
行った後、キャップ22を退避させてから、ヘッドキャ
リッジ64を図16に示すよう、吐出口列がキャップ2
2の開口部に対向する位置まで移動させ、キャップ22
をインクジェットヘッド63に対して押しつける方向
(Z方向)に移動して実施例1における図5のキャップ
セットの位置に戻す。
【0098】この図16の状態においては、第二の弁6
7を構成する封止部材67aが装置本体に設けられてい
る第二の斜面67bによりインク排出チューブ38を潰
しインクの流れを停止させる。第一の弁66は、第一の
封止部材66aが斜面66bを通り過ぎているため、イ
ンクバイパスチューブ39のインクの流れを妨げないよ
うになっている。
【0099】共通液室45から各吐出口へ通じる液路4
7内の増粘したインクや気泡を取り除く場合は、この図
15(図6)の状態で、インクポンプ21を作動させ、
インクを実施例1における図12の矢印で示すように、
インクタンク21→インクポンプ29→インク供給チュ
ーブ28→共通液室45およびインクタンク21→イン
クポンプ29→インク供給チューブ28→インクバイパ
スチューブ39→インク回収チューブ38→共通液室4
5という順路で供給する。
【0100】このとき、インクバイパスチューブ39か
らインク回収チューブ38を通り共通液室45までの流
路抵抗と、インクバイパスチューブ38との接続部より
共通液室45側のインク供給チューブ28の流路抵抗が
同じであれば、インク供給チューブ28から入るインク
量と、インクバイパスチューブ39を通りインク回収チ
ューブ38から共通液室45に入るインク量は同一にな
る。この状態では、インクは、共通液室45の両端から
同じ圧力で加圧流入するため、共通液室45および各吐
出口へ通じる液路47内でのインク圧がほぼ均等にな
り、各吐出口への流路から同一量のインクが押し出さ
れ、増粘したインクや気泡をノズルの外へ押し出す。
【0101】本実施例では、インクジェットヘッド63
を1個だけヘッドキャリッジ64に搭載したモノカラー
の画像記録を行うものを挙げたが、インクジェットヘッ
ドを4個備えてフルカラーの画像記録を行うこともでき
る。
【0102】また、実施例1と実施例2の両方において
インクを共通液室内で循環させる場合に、密封部材によ
り吐出口列を密封し、ポンプによりインクを供給し、イ
ンク回収チューブから排出させていたが、密封部材を用
いずにインク回収チューブの途中にもポンプを設け、イ
ンク供給チューブの上流に備えられたポンプとインク回
収チューブの途中に設けられたポンプを同時に作動さ
せ、インク供給チューブから共通液室に流送されるイン
クと共通液室からポンプにより強制的にインク回収チュ
ーブから回収されるインクの量をほぼ同一とすること
で、共通液室内のインクの循環を行うことも可能であ
る。
【0103】さらに、インク回収チューブの途中に設け
られたポンプを流れるインクの流量を、インク供給チュ
ーブの上流に設けられたポンプを流れるインクの流量に
対して少なく設定することにより、共通液室内のインク
の循環と、各吐出口への流路中にある増粘インクや気泡
をノズルの外部へ押し出すことを同時に行うことが可能
になる。
【0104】(実施例3)第3の実施例を、図17を用
いて説明する。
【0105】図17は、本実施例におけるインクタンク
からインクジェットヘッドの間までのインクの循環回り
の主要部構成図であり、その他の記録紙搬送機構等や動
作は、実施例1で説明したものと同等であり、同一部分
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0106】本実施例では、インク供給チューブとイン
クタンクの間にインクを共通液室に加圧する第一のポン
プと、インク回収チューブとインクタンクの間にインク
を共通液室に加圧ししかも共通液室のインクに負圧をか
けられる第二のポンプを備えている。
【0107】第二のポンプは、インクを2方向に送流す
ることが可能なポンプである必要があるため、本実施例
では、チューブをローラで潰しそのローラをチューブ上
で移動させることにより、チューブ内で体積変化を起こ
し圧力を変化させることでインクを送流する、いわゆ
る、チューブポンプを用い、ローラの回転方向を変える
ことで、インクの送流方向を変えるものである。
【0108】共通液室45内のインクを循環させる場合
には、第一のインクポンプ29によりインク供給チュー
ブ28から共通液室45に(矢印A方向に)インクを供
給し、それと同時に、第二のインクポンプ70を構成す
るローラ71を保持するローラホルダー72を図17に
おける矢印C方向に回転させ、ローラ71とチューブ保
持部73によりインク回収チューブ38を潰しながら回
転させることで体積変化を起こさせ、インクを共通液室
45からインクタンク21に排出する。ここで第一のイ
ンクポンプ29と第二のインクポンプ70の流量をほぼ
同一にすることで、インクジェットヘッド20の共通液
室内のインクを循環させることが可能となる。
【0109】また、第二のインクポンプ70と共通液室
45の間のインク回収チューブ38部には、ローラ71
がチューブに当接・離脱するときに発生する圧力変化に
よるインクの脈動を軽減するため、密封された中に空気
を保持しダンピング効果を得る脈動軽減タンク74を備
えている。
【0110】さらに、共通液室45から各吐出口へ通じ
る液路47(図2)内の増粘したインクや気泡を取り除
く場合は、第一のインクポンプ29によりインクをイン
ク供給チューブ28から共通液室45に(矢印A方向)
供給すると共に、第二のインクポンプ70のローラホル
ダー72を矢印D方向に回転させることでインク回収チ
ューブ38内でインクを矢印E方向に送流させ、インク
タンク21からインクを共通液室45内に供給し、実施
例1および2と同様の効果を得ることができる。
【0111】本実施例において、インク循環時におい
て、第二のインクポンプの流量を、第一のインクポンプ
の流量に対して少なく設定すると、同時にインク循環と
液路内の増粘インクの排出を排出量を制御しつつ行うこ
とも可能となる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、吐
出口から排出される排出インク量が少なく済んでポンプ
の作動時間を短くできる、小型かつ安価で、静寂な、イ
ンク吐出の安定した高信頼性のインクジェット記録装置
が得られ、短時間で効率の高いインクジェット記録装置
の吐出回復方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の構成例を示
す主要部斜視図である。
【図2】本発明のインクジェット記録装置におけるイン
クジェットヘッドおよびインク通路の構成例を示す斜視
図である。
【図3】本発明のインクジェット記録装置のキャップの
1例の断面斜視図である。
【図4】図3のキャップの横断面図である。
【図5】本発明のインクジェット記録装置のキャップの
動作のうち、電源オフの状態を示す模式的断面図であ
る。
【図6】本発明のインクジェット記録装置のキャップの
動作のうち、電源がONされた状態を示す模式的断面図
である。
【図7】本発明のインクジェット記録装置のキャップの
動作のうち、所定の距離を隔てた吐出口と密封部材の位
置が一致した状態を示す模式的断面図である。
【図8】本発明のインクジェット記録装置のキャップの
動作のうち、吐出口と密封部材が圧接された状態を示す
模式的断面図である。
【図9】本発明のインクジェット記録装置のキャップの
動作のうち、キャップがインクジェットヘッドから退避
した状態を示す模式的断面図である。
【図10】本発明のインクジェット記録装置のキャップ
の動作のうち、記録時の状態を示す模式的断面図であ
る。
【図11】本発明のインクジェット記録装置における吐
出回復操作におけるインクの流れの1例を示す模式図で
ある。
【図12】本発明のインクジェット記録装置における吐
出回復操作におけるインクの流れの別の例を示す模式図
である。
【図13】本発明のインクジェット記録装置の記録部の
主要部断面図である。
【図14】本発明のインクジェット記録装置のインクジ
ェットヘッドを搭載したヘッドキャリッジ部の斜視図で
ある。
【図15】本発明のインクジェット記録装置における回
復動作時の状態を説明するための、記録紙の搬送方向か
ら見た記録部の断面図である。
【図16】図15の記録部の主要部断面図である。
【図17】本発明のインクジェット記録装置におけるイ
ンクタンクからインクジェットヘッドの間までのインク
の循環回りの主要部構成図である。
【符号の説明】
20、63 インクジェットヘッド 21 インクタンク 22 キャップ 28 インク供給チューブ 29、70 ポンプ 38 インク回収チューブ 39 インクバイパスチューブ 55、56、66、67 弁

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドの吐出口よりインクを被記録
    材上に吐出して記録を行うインクジェット記録装置にお
    いて、インクタンクと記録ヘッドの吐出口と連通するイ
    ンク液室とを連絡する少なくとも2本のインク流路を備
    え、その両インク流路から同時にインク液室に対してイ
    ンク加圧を行う手段が設けられていることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記2本のインク流路の一方(第一のイ
    ンク通路)に前記インクタンクから前記インク液室にイ
    ンクを圧送するポンプがあり、該ポンプとインクタンク
    との間の第一のインク通路と他方のインク流路(第二の
    インク通路)とが第三のインク通路で連絡され、第二の
    インク通路と第三のインク通路との連結部とインクタン
    クの間の第二のインク流路に流路の開閉を制御する流路
    開閉手段(第二の流路開閉手段)が設けられ、前記第三
    のインク通路に別の流路開閉手段(第一の流路開閉手
    段)が設けられている請求項1記載のインクジェット記
    録装置。
  3. 【請求項3】 前記流路開閉手段が弁である請求項1ま
    たは2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記吐出口を密閉する吐出口密閉手段を
    備えた請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置。
  5. 【請求項5】 第三のインク通路との連結部からインク
    タンクにかけての第二のインク通路にインク液室に負圧
    を与えるインクポンプが設けられている請求項1ないし
    4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 ゴミ除去用のフィルターが、第三のイン
    ク通路との接続部よりインク液室側の第一のインク通路
    および第二のインク通路にそれぞれ設けられている請求
    項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 ゴミ除去用のフィルターが、第三のイン
    ク通路との接続部よりインクタンク側の第一のインク通
    路および第二のインク通路にそれぞれ設けられている請
    求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドが、インク吐出のために
    利用されるエネルギーとして前記インクに膜沸騰を生じ
    させる熱エネルギーを発生する素子を有する請求項1な
    いし7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記流路開閉手段のうち少なくとも1つ
    の開閉を、記録ヘッドの位置に連動させて行う請求項1
    ないし8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置で、前記第二の流路開閉手段を
    閉じてインクの流れを遮断し、前記第一の流路開閉手段
    を開放してインクが流れる状態として、インクポンプを
    作動させて記録ヘッドの吐出口からインクを排出するイ
    ンク吐出回復方法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置で、前記第一の流路開閉手段を
    閉じてインクの流れを遮断し、前記第二の流路開閉手段
    を開放してインクが流れる状態として、インクポンプを
    作動させて第一のインク通路、記録ヘッド内のインク液
    室および第二のインク通路内のインクを循環させるイン
    ク吐出回復方法。
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