JPH09116579A - 多値fsk復調回路 - Google Patents

多値fsk復調回路

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JPH09116579A
JPH09116579A JP27304595A JP27304595A JPH09116579A JP H09116579 A JPH09116579 A JP H09116579A JP 27304595 A JP27304595 A JP 27304595A JP 27304595 A JP27304595 A JP 27304595A JP H09116579 A JPH09116579 A JP H09116579A
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JP
Japan
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circuit
phase
output
component
binary
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JP27304595A
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English (en)
Inventor
Kenzo Urabe
健三 占部
Hideto Yamaguchi
英人 山口
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Kokusai Denki Electric Inc
Original Assignee
Kokusai Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 FSK変調の変調指数の差が小さい場合に、
回転速度の大小の判定出力のジッターやあいまいさが発
生するという問題点を解決し、変調指数の差が小さい場
合でも、復調精度を向上できる多値FSK復調回路を提
供する。 【解決手段】 入力キャリア信号INを零IF検波回路
1で直交検波し、コンパレータ2で2値整形した同相成
分及び直交成分と、同相成分及び直交成分の和及び差を
コンパレータ2′で2値整形した結果との組み合わせに
よって位相デコーダ4が位相角θを特定し、その位相角
θと位相角を遅延した遅延位相角θ′との位相差分Δθ
を積分放電回路9で積分放電し、判定回路10で積分放
電出力についてその大小を判定する多値FSK復調回路
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線受信機等に用
いられる復調回路に係り、特に多値FSK変調されたキ
ャリア信号を変調指数の大小に係わらず適正に復調し、
且つIC化に適する多値FSK復調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、周波数偏移(Frequency Shift
Keying:FSK)変調は、入力信号に応じて、予め定め
られた量だけ出力波の周波数をシフトさせる周波数変調
の一方式で、変調時には出力波中に位相の不連続が生じ
ないようになっている。そして、FSK復調の一つの方
式として、FSK変調されたキャリア信号の受信波につ
いて、その周波数と同一の局部発振周波数を用いてキャ
リア信号を直交検波し、直交ベースバンド信号I(同相
成分)及びQ(直交成分)を得た後にFSK復調を行
う、いわゆる零IF検波方式がある。
【0003】まず、従来の直交検波形(零IF検波方
式)の2値FSK復調回路について図8を使って説明す
る。図8は、従来の2値FSK復調回路の構成ブロック
図である。従来の2値FSK復調回路は、図8に示すよ
うに、零IF検波回路1と、2つのコンパレータ2と、
位相比較回路20とから構成されている。
【0004】次に、従来の2値FSK復調回路の各部に
ついて具体的に説明する。零IF検波回路1は、FSK
変調されている入力キャリア信号INを入力して、該入
力と同一の周波数を有する局部発振信号を用いて直交検
波し、同相成分Iと直交成分Qを出力するものである。
【0005】コンパレータ2は、零IF検波回路1から
出力された直交検波出力を2値整形するもので、コンパ
レータ2-1は、同相成分Iを2値整形し、コンパレータ
2-2は、直交成分Qを2値整形するようになっている。
具体的には、数式[数7]の2値整形関数sgn(x)
を用いて2値整形し、2値整形された矩形波の信号sg
n(I)及びsgn(Q)を出力する。
【0006】
【数7】
【0007】位相比較回路20は、コンパレータ2-1と
コンパレータ2-2からの出力を比較し、一方が他方に対
して位相が進んでいるか遅れているかを2値判定し、判
定結果の2値(0か1か)を外部へ検波出力DETとし
て出力するものである。具体的には、入力キャリア信号
INと同一の局部発振周波数を基準として、入力キャリ
ア信号INの瞬時周波数が高い場合と低い場合のそれぞ
れで、2値整形された同相成分Iと直交成分Qとで表現
される2次元ベクトルの回転方向が逆になることから、
この回転方向を判別することにより入力キャリア信号I
Nの瞬時周波数の高、低の2値を検波して出力するよう
になっている。
【0008】次に、従来の2値FSK復調回路の動作に
ついて、図8を使って説明する。従来の2値FSK復調
回路は、入力キャリア信号INが入力されると、零IF
検波回路1が入力キャリア信号INと同一の周波数を有
する局部発振信号を用いて直交検波し、同相成分Iと直
交成分Qとを出力し、コンパレータ2-1とコンパレータ
2-2とがそれぞれ同相成分Iと直交成分Qを2値整形す
る。
【0009】そして、位相比較回路20が、コンパレー
タ2で2値整形された同相成分Iと直交成分Qとを入力
し、2値整形された同相成分Iと直交成分Qとで表現さ
れる2次元ベクトルの回転方向を判別することにより入
力キャリア信号INの瞬時周波数の高、低の2値を検波
して出力するようになっている。
【0010】次に、従来の直交検波形(零IF検波方
式)の多値FSK復調回路について説明する。従来の多
値FSK復調回路で使われている復調方法については、
「4値FSK信号のダイレクトコンバージョン受信方
式」斉藤、赤岩 電子情報通信学会技術研究報告RCS94-
124 pp.43 〜48に記載されている復調方法が知られてい
る。
【0011】この復調方法では、同相成分Iと直交成分
Q(但し、いずれも2値整形されている)の2軸で構成
されるIQ平面上の信号点の回転に着目し、信号点の回
転方向と回転速度とを別々に検波し、その検波結果を組
み合わせることで、4値FSK信号を復調している。
【0012】従来の多値FSK復調回路における復調方
法について、図9〜図11を使って具体的に説明する。
図9は、従来の多値FSK復調方法におけるIQ平面上
の信号点の動きを示す説明図であり、図10は、従来の
多値FSK復調方法における直交検波信号と2値整形さ
れた信号の例を示す説明図であり、図11は、従来の多
値FSK復調方法における2値整形された信号のIQ平
面上の信号点の動きを示す説明図である。
【0013】4値FSKにおいて、4値のシンボル0
0,01,10,11を2つの回転方向と2種類の回転
速度との組み合わせで表現する。ここで、回転方向は、
左回転(回転角がプラス方向)と右回転(回転角がマイ
ナス方向)とであり、回転速度は、数式[数8]で定義
される変調指数mを用いて表す。
【0014】
【数8】
【0015】例えば、大小2種類の変調指数mをm=
1,3としてFSK変調すると、各シンボルをFSK変
調した信号(変調データ)のIQ平面上での動きは、シ
ンボル’00’が左方向、m=1で0.5 回転(図9
(a)の実線)であり、シンボル’01’が左方向、m
=3で1.5 回転(図9(a)の破線)であり、シンボ
ル’10’が右方向、m=1で0.5 回転(図9(b)の
実線)であり、シンボル’11’が右方向、m=3で1.
5 回転(図9(b)の破線)である。つまり、各シンボ
ルの左側のビットと回転方向が対応し、右側のビットと
変調指数mの大小が対応しており、且つ回転数はm/2
回である。
【0016】上記のような方法で、シンボル系列00,
01,10を4値FSK変調すると、直交成分Qは図1
0(a)に示すように変化し、同相成分Iは図10
(b)に示すように変化する。即ち、受信した入力キャ
リア信号INを直交検波して得られる直交成分Qと同相
成分Iも、図10(a),(b)に示すような信号にな
る。
【0017】そして、上記の直交成分Qと同相成分Iと
をそれぞれコンパレータ2で2値整形した信号sgn
(Q)とsgn(I)とは、図11(c),(d)のよ
うな+1,−1の2値を持つ信号になる。具体的には、
時間aでsgn(Q)、sgn(I)は共に+1で始ま
り、時間bでsgn(I)が−1に変化し、時間cでs
gn(Q)が−1に変化する。そして、時間dでsgn
(I)が+1に変化し、時間eでsgn(Q)が+1に
変化する。更に、時間fでsgn(I)が−1に変化
し、時間gでsgn(Q)が−1に変化する。そして、
時間hでsgn(I)が+1に変化し、時間iでsgn
(I)が−1に変化する。
【0018】次に、2値整形した信号sgn(Q)とs
gn(I)の動きを、sgn(Q)とsgn(I)の2
軸で表現される信号平面上に示すと、図12のようにな
る。つまり、●印はsgn(Q)とsgn(I)の値の
組み合わせに対応する信号点の位置であり、●印を結ぶ
実線は、信号の値が変化する瞬間の信号点の軌跡を示し
ており、信号の値が変化する際にsgn(Q)軸又はs
gn(I)軸と交差することになる。
【0019】具体的には、時間aから時間bの間は●A
であり、時間bの瞬間に●Bに移動し、時間cの瞬間に
●Cに移動し、時間dの瞬間に●Dに移動する。そし
て、以降同様に、sgn(Q)及びsgn(I)が変化
する瞬間に●印を移動するようになっている。
【0020】そこで、従来の多値FSK復調回路で使わ
れている復調方法では、従来の2値FSK復調と同様に
まずsgn(Q)とsgn(I)の位相関係から回転方
向(右廻り、左廻り)を判定する。そして次に、1シン
ボル毎の信号点の回転速度をカウンタを用いてカウント
する。即ち、図11において、信号点の回転速度が速い
ほど1シンボル間にsgn(Q)軸及びsgn(I)軸
と交差する回数も多くなるので、この回数をカウンタで
カウントし、所定のしきい値との比較で回転速度、即ち
変調指数の大小を判定する。
【0021】例えば、4値FSKの変調指数がm=3,
1の場合、回転速度はそれぞれ1シンボル当たり1.5 回
及び0.5 回の回転であるので、sgn(Q)軸及びsg
n(I)軸と交差する合計回数は、それぞれ(6±1)
回、(2±1)回に相当する。これを図10に示した例
で具体的に説明すると、変調指数がm=3の例はシンボ
ル’01’で、時間c,d,e,f,g,hにおいて計
6回各軸と交差しており、変調指数がm=1の例はシン
ボル’00’で、時間a,bにおいて計2回各軸と交差
している。
【0022】また、各々の±1回の誤差は、信号点の動
作の始点や終点が図11の●印のごく近傍にある場合、
つまり、信号の値が変化する瞬間の状態にあって、タイ
ミングジッターや歪みによるあいまいさにより発生する
ものである。一方、カウントした交差回数の大小判定を
行うしきい値は、明らかに(6+2)/2=4回であ
り、大小判定のマージンは、わずかに±1回のカウント
値の差になる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の2値FSK復調回路では、2値FSKの復調動作に
限定されており、2値以外の多値FSKにはそのままで
は適用できないという問題点があった。
【0024】また、たとえ2値FSKに適用した場合で
あっても、FSKの変調指数mが小さくなるにつれて、
変調信号の周期を基準としたとき、位相角の回転方向を
判別するタイミングの周期が粗くなるため、判定出力の
ジッターが大きくなり、検波特性が著しく劣化するとい
う問題点があった。
【0025】一方、上記従来の多値FSK復調回路の復
調方法では、変調指数の差が小さくなる程回転速度の大
小を判定するためのマージンが小さくなり、また信号点
の微小な動きが2値量子化によって消去されてしまうの
で、回転速度の大小判定精度が粗くなってしまうという
問題点があった。
【0026】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、FSK変調の変調指数の差が小さい場合でも、回転
速度の大小の判定出力のジッターやあいまいさの発生を
軽減し、復調精度を向上できる多値FSK復調回路を提
供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、多値FSK復調回
路において、入力キャリア信号を直交検波する零IF検
波回路と、前記直交検波した同相成分を2値整形する第
1のコンパレータと、前記直交検波した直交成分を2値
整形する第2のコンパレータと、前記同相成分と前記直
交成分との差分を2値整形する第3のコンパレータと、
前記同相成分と前記直交成分との和分を2値整形する第
4のコンパレータと、前記第1,2,3,4のコンパレ
ータからの入力の組み合わせに対応する位相角を出力す
る位相デコーダと、前記位相角を遅延させた遅延位相角
を出力する遅延回路と、前記位相角と前記遅延位相角か
ら位相差分を出力する位相差分回路と、前記位相差分を
特定期間内で積分放電する積分放電回路と、前記積分放
電出力を特定のしきい値と比較して多値FSKのシンボ
ル判定を行う判定回路とを有することを特徴としてお
り、入力キャリア信号を直交検波して同相成分、直交成
分、その差分、その和分を2値整形し、これら値の組み
合わせに対応する位相角と遅延位相角の位相差分を積分
放電し、その放電値で判定を行うことができ、変調指数
の差が小さい場合でも、復調精度を向上できる。
【0028】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載の多値FSK復調回路
において、同相成分と直交成分との和分を得るために前
記直交成分の値を極性反転させる極性反転器を第4のコ
ンパレータの入力側に設けたことを特徴としており、入
力キャリア信号を直交検波して同相成分、直交成分、そ
の差分、その和分を2値整形し、これら値の組み合わせ
に対応する位相角と遅延位相角の位相差分を積分放電
し、その放電値で判定を行うことができ、変調指数の差
が小さい場合でも、復調精度を向上できる。
【0029】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項1記載の多値FSK復調回路
において、位相デコーダ、遅延回路及び積分放電回路に
クロックを供給するクロック発生回路と、位相差分回路
から出力される位相差分により位相同期したタイミング
信号を前記積分放電回路及び判定回路に供給するディジ
タルPLLとを設けたことを特徴としており、入力キャ
リア信号を直交検波して同相成分、直交成分、その差
分、その和分を2値整形し、これら値の組み合わせに対
応する位相角と遅延位相角の位相差分を積分放電し、そ
の放電値で判定を行うことができ、変調指数の差が小さ
い場合でも、復調精度を向上できる。
【0030】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項1又は請求項2又は請求項3
記載の多値FSK復調回路において、位相デコーダは、
同相成分、直交成分、その差分及びその和分の組み合わ
せに対応する位相角を予め記憶しており、第1のコンパ
レータからの2値整形された同相成分の値と、第2のコ
ンパレータからの2値整形された直交成分の値と、第3
のコンパレータからの2値整形された同相成分と直交成
分との差分の値と、第4のコンパレータからの2値整形
された同相成分と直交成分の和分の値とを入力し、入力
された4つの値の組み合わせに対応する位相角を出力す
るものであることを特徴としており、入力キャリア信号
を直交検波して同相成分、直交成分、その差分、その和
分を2値整形し、これら値の組み合わせに対応する位相
角と遅延位相角の位相差分を積分放電し、その放電値で
判定を行うことができ、変調指数の差が小さい場合で
も、復調精度を向上できる。
【0031】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、請求項1記載又は請求項2記載又は
請求項3記載の多値FSK復調回路において、位相差分
回路は、位相デコーダから入力される位相角から遅延回
路から入力される遅延位相角を減算する第1の加算器
と、前記第1の加算器出力に3πを加算する第2の加算
器と、前記第2の加算器出力を2πで割り算を行ってそ
の余りを求めるモジュロ2π演算回路と、前記モジュロ
2π演算回路出力からπを減算して位相差分を出力する
第3の加算器とを有することを特徴としており、入力キ
ャリア信号を直交検波して同相成分、直交成分、その差
分、その和分を2値整形し、これら値の組み合わせに対
応する位相角と遅延位相角の位相差分を積分放電し、そ
の放電値で判定を行うことができ、変調指数の差が小さ
い場合でも、復調精度を向上できる。
【0032】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6記載の発明は、請求項3記載の多値FSK復調回路
において、積分放電回路は、加算器とレジスタとを備
え、前記加算器が、位相差分回路からの位相差分を一方
に、前記レジスタからの出力を他方に入力して加算結果
を出力する加算器であり、前記レジスタが、クロック発
生回路から供給されるクロックで前記加算器から入力さ
れる値をサンプリングして出力し、ディジタルPLLか
ら入力されるタイミングでリセットされるレジスタであ
ることを特徴としており、入力キャリア信号を直交検波
して同相成分、直交成分、その差分、その和分を2値整
形し、これら値の組み合わせに対応する位相角と遅延位
相角の位相差分を積分放電し、その放電値で判定を行う
ことができ、変調指数の差が小さい場合でも、復調精度
を向上できる。
【0033】上記従来例の問題点を解決するための請求
項7記載の発明は、請求項3記載の多値FSK復調回路
において、判定回路は、予めしきい値を記憶しており、
ディジタルPLLから供給されるタイミングで積分放電
回路からの位相差分の積分放電出力と前記しきい値とを
比較し、前記積分放電出力の値域を判定することによっ
て多値FSKのシンボル判定を行うことを特徴としてお
り、入力キャリア信号を直交検波して同相成分、直交成
分、その差分、その和分を2値整形し、これら値の組み
合わせに対応する位相角と遅延位相角の位相差分を積分
放電し、その放電値で判定を行うことができ、変調指数
の差が小さい場合でも、復調精度を向上できる。
【0034】
【発明の実施の形態】請求項に係る発明について、その
実施の形態を図面を参照しながら説明する。本発明に係
る多値FSK復調回路は、入力キャリア信号INを直交
検波して2値整形した同相成分I及び直交成分Qと、I
とQ及びIと−Qのレベル比較の結果との組み合わせに
よって位相角を特定し、その位相角と位相角を遅延した
遅延位相角との位相差分を積分放電し、積分放電出力に
ついてその大小を判定することにより、多値FSKの検
波を行うものなので、変調指数の差が小さい場合でも、
復調精度を向上できるものである。
【0035】まず、本発明に係る多値FSK復調回路の
構成について図1を使って説明する。図1は、本発明に
係る多値FSK復調回路の構成ブロック図である。尚、
図8と同様の構成をとる部分については同一の符号を付
して説明する。
【0036】本発明の多値FSK復調回路(本回路)
は、従来の2値FSK復調回路と同様の部分として、零
IF検波回路1と、2つのコンパレータ2とから構成さ
れ、更に本発明の特徴部分として、2つのコンパレータ
2′と、極性反転器3と、位相デコーダ4と、クロック
発生回路5と、遅延回路6と、位相差分回路7と、DP
LL8と、積分放電回路9と、判定回路10とが設けら
れている。
【0037】次に、本回路の各部について具体的に説明
する。零IF検波回路1は、従来と同様に、FSK変調
されている入力キャリア信号INを入力して、該入力と
同一の周波数を有する局部発振信号を用いて直交検波
し、同相成分Iと直交成分Qとを出力するものである。
【0038】ここで、零IF検波回路1の詳細について
図2を使って説明する。図2は、本発明の零IF検波回
路1の内部構成の一例を示す構成ブロック図である。本
発明の零IF検波回路1の一構成例は、LOCAL発振
回路11と、90゜分配回路12と、2つのミキサー回
路13-1,13-2と、2つのLPF14-1,14-2とか
ら構成されている。
【0039】LOCAL発振回路11は、多値FSK変
調され伝送された受信データである入力キャリア信号I
Nと同一の周波数の信号を発振する発振回路である。9
0゜分配回路12は、LOCAL発振回路11からの信
号を同相(0゜)と、90゜位相シフトした直交(90
゜)の2信号に分配してそれぞれ出力する分配回路であ
る。
【0040】ミキサー回路13は、2つの入力信号を乗
算して周波数混合する乗算回路で、ミキサー回路13-1
は、入力キャリア信号INと90゜分配回路12からの
同相(0゜)信号とを乗算し、ミキサー回路13-2は、
入力キャリア信号INと90゜分配回路12からの直交
(90゜)信号とを乗算するものである。
【0041】LPF14は、高周波成分を除去する低域
ろ波器(Low Pass Filter:LPF)であり、LPF14
-1は、ミキサー回路13-1からの信号の高周波成分を除
去して入力キャリア信号INの同相成分Iを出力し、L
PF14-2は、ミキサー回路13-2からの信号の高周波
成分を除去して入力キャリア信号INの直交成分Qを出
力するものである。
【0042】本発明の零IF検波回路1の動作は、LO
CAL発振回路11から出力される入力キャリア信号I
Nと同一周波数の信号を90゜分配回路12が同相(0
゜)と直交(90゜)の2信号に分配して出力する。
【0043】そして、入力キャリア信号INが入力され
ると、ミキサー回路13-1が入力キャリア信号INに9
0゜分配回路12からの同相信号を乗算し、LPF14
-1が高周波成分を除去して同相成分Iを出力する。一
方、ミキサー回路13-2が入力キャリア信号INに90
゜分配回路12からの直交信号を乗算し、LPF14-2
が高周波成分を除去して直交成分Qを出力するようにな
っている。
【0044】コンパレータ2は、従来と同様で数式[数
7]に示した2値整形関数sgn(x)を用いて、零I
F検波回路1から出力された直交検波出力を2値整形す
るもので、コンパレータ2-1は、同相成分Iを2値整形
して2値整形信号sgn(I)を出力し、コンパレータ
2-2は、直交成分Qを2値整形して2値整形信号sgn
(Q)を出力するようになっている。
【0045】極性反転器3は、零IF検波回路1から出
力される入力キャリア信号INの直交成分Qを入力し、
その極性反転信号−Qを出力するものである。
【0046】コンパレータ2′は、2つの入力信号の差
分信号について、数式[数7]に示した2値整形関数s
gn(x)を用いて2値整形することによって、2つの
入力信号のレベル比較判定を行うものである。つまり本
発明では、コンパレータ2′-1が、零IF検波回路1か
らの同相成分I及び直交成分Qを入力し、(同相成分I
−直交成分Q)を2値整形してsgn(I−Q)を出力
する。また、コンパレータ2′-2が、零IF検波回路1
からの同相成分Iと、極性反転器3からの直交成分Qの
反転信号−Qを入力し、(同相成分I+直交成分Q)を
2値整形してsgn(I+Q)を出力するようになって
いる。
【0047】クロック発生回路5は、FSK復調回路全
体のディジタル動作クロックCLKを発生し、遅延回路
6と積分放電回路9とに供給するものである。
【0048】位相デコーダ4は、コンパレータ2-1から
の2値出力sgn(I)と、コンパレータ2-2からの2
値出力sgn(Q)と、コンパレータ2′-1からの2値
出力sgn(I−Q)と、コンパレータ2′-2からの2
値出力sgn(I+Q)とを入力し、その4入力の組み
合わせに対応する位相角θを判定して出力するものであ
り、組合せ論理回路によって構成することができる。
【0049】ここで、位相デコーダ4における位相角θ
の判定方法について、図3、図4を使って具体的に説明
する。図3は、本発明の多値FSK復調回路における位
相角θの判定方法を説明する説明図であり、(a)がs
gn(I)sgn(Q)平面上の信号点の動きを示し、
(b)がsgn(I−Q)sgn(I+Q)平面上の信
号点の動きを示し、(c)がsgn(I)、sgn
(Q)、sgn(I−Q)、sgn(I+Q)の組み合
わせによる位相領域の概念を示している。また、図4
は、本発明の多値FSK復調回路における位相デコーダ
4への入力と位相デコーダ4からの出力θとの対応を示
す説明図である。
【0050】本発明の多値FSK復調回路において、入
力キャリア信号INの同相成分I及び直交成分Qを2値
整形したsgn(I)及びsgn(Q)で示す信号点の
動きは、従来と同様で図3(a)に示すようになってお
り、●印がsgn(Q)とsgn(I)の値の組み合わ
せに対応する信号点の位置である。一方、コンパレータ
2′でレベル比較判定を行ったsgn(I−Q)及びs
gn(I+Q)で示す信号点の動きは、図3(b)に示
すようになっており、○印がsgn(I−Q)とsgn
(I+Q)の値の組み合わせに対応する信号点の位置で
ある。
【0051】ここで、図3の(a)と(b)の各座標軸
は、互いにπ/4ラジアンの位相差で回転した関係にな
っていることと、図3(a)の●印の各々が位相角領域
(1),(2),(3),(4)に対応し、図3(b)の○印の各々が
位相角領域(A),(B),(C),(D)に対応していることから、
●印と○印の位相領域情報を組み合わせることにより、
図3(c)に示すように、(1)(A),(1)(B),(2)(B),
(2)(C),(3)(C),(3)(D),(4)(D),(4)(A) の8相の位
相領域を判定することができる。
【0052】そこで、位相デコーダ4では、図4に示し
た入力の値の組み合わせに対応する出力θの値が予め定
められていて、コンパレータ2-1からのsgn(I)
と、コンパレータ2-2からのsgn(Q)と、コンパレ
ータ2′-1からのsgn(I−Q)と、コンパレータ
2′-2からのsgn(I+Q)の4個の2値信号を入力
し、その組み合わせにより、位相角θを出力するように
なっている。
【0053】但し、図4において、位相デコーダ4の入
力欄の(1),(2),(3),(4) を(sgn(I),sgn
(Q))で表すと、それぞれ、(1)=(+1,+1),(2)=(-1,+
1),(3)=(-1,-1),(4)=(+1,-1) であり、(A),(B),(C),(D)
を(sgn(I−Q),sgn(I+Q))で表す
と、(A)=(+1,+1),(B)=(-1,+1),(C)=(-1,-1),(D)=(+1,-
1) である。
【0054】従って、例えば、入力が(1)(A)即ちsgn
(I)=+1,sgn(Q)=+1,sgn(I−Q)
=+1,sgn(I+Q)=+1の場合は、対応する位
相角が0であり、位相デコーダ4からは位相角θとして
2進数の”000”が出力されることになる。また、例
えば、入力が(3)(C)即ちsgn(I)=−1,sgn
(Q)=−1,sgn(I−Q)=−1,sgn(I+
Q)=−1の場合は、対応する位相角がπであり、位相
デコーダ4からは位相角θとして2進数の”100”が
出力されることになる。
【0055】遅延回路6は、クロック発生回路5から供
給されるクロックCLKに従って動作し、位相デコーダ
4から出力される位相角θを入力し、nサンプル(n=
1,2,…自然数)だけ遅延した遅延位相角θ′を出力
するものである。
【0056】位相差分回路7は、位相デコーダ4からの
位相角θと遅延回路6からの遅延位相角θ′とを入力
し、それらの位相差分Δθを数式[数1]に従って求め
出力するものである。
【0057】
【数1】
【0058】ここで、本発明の位相差分回路7の詳細に
ついて、図5を使って説明する。図5は、本発明の位相
差分回路7の内部構成の一例を示す構成ブロック図であ
る。本発明の位相差分回路7は、図5に示すように、3
つの加算器71と、モジュロ2π演算回路72とから構
成されている。つまり、位相デコーダ4からの位相角θ
と、遅延回路6からの遅延位相角θ′とを入力し、加算
器71-1で位相角θから遅延位相角θ′を減算し、加算
器71-2で3πを加算し、モジュロ2π演算回路72で
mod2πの演算を行い、最後に加算器71-3でπを減
算することにより、数式[数1]に示した位相差分Δθ
を出力することになる。
【0059】尚、位相角を2進数で表現する場合、2π
ラジアンを2のn乗(nは自然数)に対応させれば、加
算器71-2の出力のオーバーフロー(2のn乗)を無視
することがモジュロ2π演算と等価となるので、モジュ
ロ2π演算回路72は事実上不要となる。
【0060】DPLL8は、位相差分回路7から出力さ
れる位相差分Δθを入力し、位相差分Δθが0の値を交
差するタイミングに位相同期した受信シンボルタイミン
グRTを出力するディジタルPLL(Digital Phase-Lo
cked Loop:DPLL)であり、出力された受信シンボル
タイミングRTは積分放電回路9及び判定回路10に供
給されるようになっている。
【0061】積分放電回路9は、クロック発生回路5か
ら供給されるクロックCLKに従って動作し、位相差分
回路7から出力される位相差分Δθを入力して、DPL
L8から供給される受信シンボルタイミングRTによっ
て得られる1シンボルの時間周期以内で位相差分Δθを
積分放電するものである。
【0062】ここで、本発明の積分放電回路9の詳細に
ついて、図6を使って説明する。図6は、本発明の積分
放電回路9の内部構成の一例を示す構成ブロック図であ
る。本発明の積分放電回路9は、図6に示すように、加
算器91と、レジスタ92とから構成され、位相差分回
路7からの出力Δθが加算器91の一方に入力され、ク
ロック発生回路5からのクロックCLKと、DPLL8
からの受信シンボルタイミングRTとがレジスタ92に
供給され、レジスタ92からの出力が加算器91のもう
一方の入力となるように接続されている。
【0063】ここで、レジスタ92は、クロック発生回
路5から供給されるクロックCLKのタイミングで動作
し、加算器91からの出力をサンプリングすると共に、
クロック発生回路5から供給される受信シンボルタイミ
ングRTの1周期毎に記憶している内容を零にリセット
するリセット機能付きのレジスタである。
【0064】その結果、積分放電回路9では、クロック
CLKのタイミングで位相差分回路7からの位相差分Δ
θとレジスタ92からの出力とが加算器91で加算され
て再びレジスタ92に蓄積され、この動作をDPLL8
から受信シンボルタイミングRTが与えられるまで繰り
返され、受信シンボルタイミングRTで零クリアされる
ので、リセット機能付きのアキュムレータ、即ち積分放
電回路が実現されるようになっている。
【0065】判定回路10は、予め記憶しているしきい
値を用いて多値FSKのシンボル判定を行う判定回路
で、具体的には、DPLL8から供給される受信シンボ
ルタイミングRTのタイミングで、積分放電回路9から
の位相差分Δθの積分放電出力としきい値とを比較し
て、積分放電出力の値域を判定することによって多値F
SKのシンボル判定を行うようになっている。尚、判定
回路10は、ディジタルコンパレータやラッチ回路等で
容易に実現できる。
【0066】次に、本発明の多値FSK復調回路の動作
について、図1を使って具体的に説明する。本発明の多
値FSK復調回路では、多値FSK変調された入力キャ
リア信号INが入力され、零IF検波回路1で直交検波
されて同相成分I及び直交成分Qが出力される。
【0067】そして、同相成分Iは、コンパレータ2-1
で2値整形されてsgn(I)が出力され、同時にコン
パレータ2′-1及びコンパレータ2′-2に入力される。
一方、直交成分Qは、コンパレータ2-2で2値整形され
てsgn(Q)が出力され、同時にコンパレータ2′-1
及び極性反転器3に入力される。そして、コンパレータ
2′-1が一方に同相成分Iを入力し、他方に直交成分Q
をマイナス入力することにより、sgn(I−Q)を出
力する。また、コンパレータ2′-2が、一方に同相成分
Iを入力し、他方に直交成分Qが極性反転器3で極性反
転された−Qをマイナス入力することにより、sgn
(I+Q)を出力する。
【0068】そして、位相デコーダ4にコンパレータ2
-1からのsgn(I)と、コンパレータ2-2からのsg
n(Q)と、コンパレータ2′-1からsgn(I−Q)
と、コンパレータ2′-2からのsgn(I+Q)とが入
力され、各値の組み合わせに対応する2進の値である位
相角θが出力され、その位相角θと、位相角θが遅延回
路6によって遅延された遅延位相角θ′とが位相差分回
路7に入力されて、位相差分Δθが積分放電回路9に出
力される。
【0069】ここで、入力キャリア信号INの瞬時位相
をφ(t)、FSKによる瞬時周波数変位をfm(t)
(tは時間)とおくと、零IF検波の場合、数式[数
2]が成立する。
【0070】
【数2】
【0071】そして位相デコーダ4から出力される位相
角θは、−π〜+πの範囲でφ(t)の動きを反映して
おり、位相差分回路7による位相差分Δθは、θに現れ
る見かけ上の±2πラジアンの位相ジャンプを数式[数
1]によって消去するので、Δθは、数式[数3]に示
すようにφ(t)のnサンプル区間(nは遅延回路6の
遅延サンプル数)の真の差分値となる。
【0072】
【数3】
【0073】更に、数式[数2]及び数式[数3]によ
り、Δθは、数式[数4]に示す近似式で表現される。
【0074】
【数4】
【0075】従って、Δθは時系列番号kにおける瞬時
周波数変位fm(k・ΔT)に比例する量であることが
わかる。換言すると、Δθは、時間軸上で離散化された
周波数検波出力となっている。
【0076】次に、位相差分回路7から出力された位相
差分Δθは、積分放電回路9によってDPLL8からの
受信シンボルタイミングRTによって得られる1シンボ
ルの時間周期以内で積分放電されて積分放電出力が為さ
れる。
【0077】ここで、積分放電回路9は、数式[数4]
に示した位相差分Δθを時系列番号kの刻みで1シンボ
ル周期以内の時間長T(積分時間)の間蓄積することに
なり、その出力は数式[数5]に示す式になる。
【0078】
【数5】
【0079】数式[数5]において、矩形波によるFM
変調と等価であるFSK変調の場合、時系列番号kにお
ける瞬時周波数変位fm(k・ΔT)は、任意の1シン
ボル周期内ではその当該のシンボルに割り当てられた周
波数偏移ΔF(i)(iはシンボル系列番号)となり、
一定となるので数式[数5]は数式[数6]のように変
形できる。
【0080】
【数6】
【0081】その結果、積分放電回路9の積分放電出力
からFSKの周波数偏移ΔF(i)に比例した積分値を
得ることができる。そして、積分放電回路9からの積分
放電出力が判定回路10でしきい値と比較され、周波数
偏移ΔF(i)の値域が判定されて、多値FSK復調が
為されるようになっている。
【0082】
【実施例】次に、図1に示した本発明の多値FSK復調
回路を多値FSKの一種である4値FSKに適応した実
施例について、図7を使って説明する。図7は、本発明
の多値FSK復調回路における積分放電出力の例を示す
説明図である。
【0083】ここで、実施例に用いた回路のパラメータ
としては、4値FSKの大小2種の変調指数mは、従来
で説明した図9の場合と同様にm=3,1とし、遅延サ
ンプル数n=1としている。
【0084】図7に示すように、本発明の多値FSK復
調回路における積分放電回路9からの積分放電出力は、
4値の周波数偏移±ΔFmax ,±ΔFmax /3に対し
て、2π/8=π/4ラジアンのステップで上昇又は下
降する4値の積分放電パターンとなる。
【0085】そして、1シンボル当たりのステップ数
は、m=3(図7で破線)の場合は12段であり、m=
1(図7で実線)の場合は4段であるので、タイミング
ジッターや歪みによるあいまいさを考慮しても、それぞ
れ(12±1)段、(4±1)段であり、しきい値(1
2+4)/2=8段に対して±3段の差のマージンがあ
ることになり、安定で確実な復調動作が得られることが
わかる。
【0086】本発明の多値FSK復調回路によれば、入
力キャリア信号INを直交検波した同相成分I及び直交
成分Qをそれぞれコンパレータ2で2値整形し、一方同
相成分I及び直交成分Qの和と差をそれぞれコンパレー
タ2′で2値整形し、それ以降はクロック発生回路5か
ら供給されるクロックに従って、ディジタル信号処理に
よる周波数検波機能を用いてFSK復調を行うので、面
倒な調整を行わずに多値FSKに容易に適用でき、変調
指数の大小に係わらず復調精度を向上できる効果があ
る。
【0087】また、本発明の多値FSK復調回路によれ
ば、大小の変調指数に対応する各々の積分放電出力は、
変調指数の比に対応した差を生み出すので、判定回路1
0におけるしきい値との比較の際のマージンが大きく、
判定精度が向上し、変調指数の大小に係わらず復調精度
を向上できる効果がある。
【0088】更に、本発明の多値FSK復調回路によれ
ば、位相デコーダ4の語長を4ビット入力、3ビット出
力で実現できるので、回路の小型化、低消費電力化に有
効であり、本回路のIC化に適するという効果がある。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、入力キャリア信号を直
交検波して2値整形した同相成分、直交成分、それらの
差分、和分の組み合わせに対応する位相角を位相デコー
ダで求め、その位相角を遅延させた遅延位相角を遅延回
路で求め、位相角と遅延位相角との位相差分を位相差分
回路で求め、その位相差分を積分放電回路で積分放電
し、積分放電出力についてその大小を判定回路で判定す
る多値FSK復調回路としているので、変調指数の差が
小さい場合でも、復調精度を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多値FSK復調回路の構成ブロッ
ク図である。
【図2】本発明の零IF検波回路の内部構成の一例を示
す構成ブロック図である。
【図3】本発明の多値FSK復調回路における位相角θ
の判定方法を説明する説明図である。
【図4】本発明の多値FSK復調回路における位相デコ
ーダ4への入力と位相デコーダ出力θとの対応を示す説
明図である。
【図5】本発明の位相差分回路の内部構成の一例を示す
構成ブロック図である。
【図6】本発明の積分放電回路の内部構成の一例を示す
構成ブロック図である。
【図7】本発明の多値FSK復調回路における積分放電
出力の例を示す説明図である。
【図8】従来の2値FSK復調回路の構成ブロック図で
ある。
【図9】従来の多値FSK復調方法におけるIQ平面上
の信号点の動きを示す説明図である。
【図10】従来の多値FSK復調方法における直交検波
信号と2値整形された信号の例を示す説明図である。
【図11】従来の多値FSK復調方法における2値整形
された信号のIQ平面上の信号点の動きを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…零IF検波回路、 2,2′…コンパレータ、 3
…極性反転器、 4…位相デコーダ、 5…クロック発
生回路、 6…遅延回路、 7…位相差分回路、 8…
DPLL、 9…積分放電回路、 10…判定回路、
11…LOCAL発振回路、 12…90゜分配回路、
13…ミキサー回路、 14…LPF、 20…位相
比較回路、 41…mビットシフトレジスタ、 42…
アップダウンカウンタ、 71…加算器、 72…モジ
ュロ2π演算回路、 91…加算器、 92…レジスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力キャリア信号を直交検波する零IF
    検波回路と、前記直交検波した同相成分を2値整形する
    第1のコンパレータと、前記直交検波した直交成分を2
    値整形する第2のコンパレータと、前記同相成分と前記
    直交成分との差分を2値整形する第3のコンパレータ
    と、前記同相成分と前記直交成分との和分を2値整形す
    る第4のコンパレータと、前記第1,2,3,4のコン
    パレータからの入力の組み合わせに対応する位相角を出
    力する位相デコーダと、前記位相角を遅延させた遅延位
    相角を出力する遅延回路と、前記位相角と前記遅延位相
    角から位相差分を出力する位相差分回路と、前記位相差
    分を特定期間内で積分放電する積分放電回路と、前記積
    分放電出力を特定のしきい値と比較して多値FSKのシ
    ンボル判定を行う判定回路とを有することを特徴とする
    多値FSK復調回路。
  2. 【請求項2】 同相成分と直交成分との和分を得るため
    に前記直交成分の値を極性反転させる極性反転器を第4
    のコンパレータの入力側に設けたことを特徴とする請求
    項1記載の多値FSK復調回路。
  3. 【請求項3】 遅延回路及び積分放電回路にクロックを
    供給するクロック発生回路と、位相差分回路から出力さ
    れる位相差分により位相同期したタイミング信号を前記
    積分放電回路及び判定回路に供給するディジタルPLL
    とを設けたことを特徴とする請求項1記載の多値FSK
    復調回路。
  4. 【請求項4】 位相デコーダは、同相成分、直交成分、
    その差分及びその和分の組み合わせに対応する位相角を
    予め記憶しており、第1のコンパレータからの2値整形
    された同相成分の値と、第2のコンパレータからの2値
    整形された直交成分の値と、第3のコンパレータからの
    2値整形された同相成分と直交成分との差分の値と、第
    4のコンパレータからの2値整形された同相成分と直交
    成分の和分の値とを入力し、入力された4つの値の組み
    合わせに対応する位相角を出力するものであることを特
    徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の多値
    FSK復調回路。
  5. 【請求項5】 位相差分回路は、位相デコーダから入力
    される位相角から遅延回路から入力される遅延位相角を
    減算する第1の加算器と、前記第1の加算器出力に3π
    を加算する第2の加算器と、前記第2の加算器出力を2
    πで割り算を行ってその余りを求めるモジュロ2π演算
    回路と、前記モジュロ2π演算回路出力からπを減算し
    て位相差分を出力する第3の加算器とを有することを特
    徴とする請求項1記載又は請求項2記載又は請求項3記
    載の多値FSK復調回路。
  6. 【請求項6】 積分放電回路は、加算器とレジスタとを
    備え、前記加算器が、位相差分回路からの位相差分を一
    方に、前記レジスタからの出力を他方に入力して加算結
    果を出力する加算器であり、前記レジスタが、クロック
    発生回路から供給されるクロックで前記加算器から入力
    される値をサンプリングして出力し、ディジタルPLL
    から入力されるタイミングでリセットされるレジスタで
    あることを特徴とする請求項3記載の多値FSK復調回
    路。
  7. 【請求項7】 判定回路は、予めしきい値を記憶してお
    り、ディジタルPLLから供給されるタイミングで積分
    放電回路からの位相差分の積分放電出力と前記しきい値
    とを比較し、前記積分放電出力の値域を判定することに
    よって多値FSKのシンボル判定を行うことを特徴とす
    る請求項3記載の多値FSK復調回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014003530A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Tokai Rika Co Ltd Fsk復調器
JP2014003529A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Tokai Rika Co Ltd Fsk復調器
JP2014003531A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Tokai Rika Co Ltd Fsk復調器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014003530A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Tokai Rika Co Ltd Fsk復調器
JP2014003529A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Tokai Rika Co Ltd Fsk復調器
JP2014003531A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Tokai Rika Co Ltd Fsk復調器

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