JPH09118002A - レーザ製版装置 - Google Patents

レーザ製版装置

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JPH09118002A
JPH09118002A JP27787795A JP27787795A JPH09118002A JP H09118002 A JPH09118002 A JP H09118002A JP 27787795 A JP27787795 A JP 27787795A JP 27787795 A JP27787795 A JP 27787795A JP H09118002 A JPH09118002 A JP H09118002A
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JP
Japan
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laser
semiconductor laser
plate making
optical system
making apparatus
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Tatsumi Ito
達巳 伊藤
Osamu Majima
修 眞島
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ製版装置においてレーザブロックの寸
法及び重量を軽減することを目的とする。 【解決手段】 レーザ製版装置が、固定された半導体レ
ーザ部分31と、レーザビーム照射箇所に対応して移動
する結像光学系部分30と、上記半導体レーザ部分と上
記結像光学系部分とを結合する光ファイバ72とを備え
ている。この場合、上記半導体レーザに対して半導体レ
ーザ冷却装置70が付設することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア印刷時に
使用される刷版を作成するレーザ製版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〔レーザ製版装置〕最初に、本発明が関係するレーザ製
版装置について一般的な事項について説明する。レーザ
製版装置は、電子グラビアシステム製版装置とも呼ば
れ、グラビア印刷時に使用される刷版(凹版)を作成す
る装置である。
【0003】従来、グラビア印刷は、印刷に使用される
刷版(凹版)に金属製版シートを用い、この金属製版シ
ートに画像の濃淡を写真製版しエッチング技術を用いて
微小な凹部の集合からなる2次元の網点画像版を形成し
ていた。次の印刷段階では、この刷版をインキ溜に浸し
た後、余分なインキを掻き落とし、紙面に圧着して印刷
が出来上がる。グラビア印刷は、数百枚〜数千枚の印刷
が容易に出来るので多用されている。
【0004】近年、刷版として樹脂製のシート使用する
電子グラビアの技術が実用化されている。このレーザ製
版装置は、図4に示すような装置であり、レーザビーム
を使用し、刷版の樹脂製シートに画像の濃淡に対応した
凹部を形成している。刷版の樹脂製シートは、例えば表
面層に変性ポリエステル等の熱可塑性樹脂をコーティン
グしたものである。
【0005】図4に示すようにレーザ製版装置は、概し
て、主走査部として軸4の周りに(A方向又はB方向
に)回転駆動される版胴部1と、半導体レーザ及び光学
系からなるレーザブロック部10,21と、このレーザ
ブロック部10,21を版胴1の軸方向に(C方向又は
D方向に)直線駆動する副走査部とを備えている。版胴
部1には、被加工物である樹脂製シート2が巻き付けら
れている。
【0006】主走査部は、版胴部1,版胴回転駆動用モ
ータ7等よりなる。版胴部1は、複数本のタイミングベ
ルト5及び複数個のプーリ6を介して版胴回転駆動用モ
ータ7に駆動連結されており、A方向又はB方向に回転
駆動される。
【0007】レーザブロック部は、レーザビームを放射
する半導体レーザ10とこのレーザビームを樹脂製シー
ト(被加工物)2に結像するレーザ光学系21とを有す
る。
【0008】副走査部は、レーザブロック移動用モータ
24,このモータ24の回転子(図示せず。)に連結さ
れ軸受部23R,23Lの間に版胴部1の軸方向に橋絡
されたボールネジ26,このボールネジ26に螺合され
た移動子27等よりなり、レーザブロック移動用モータ
24がボールネジ26を回転駆動し、ボールネジ26の
回転運動が移動子27の直線運動に変換される。この直
線運動する移動子27にアーム29を介して連結された
(移動ステージ28上の)レーザブロック10,21
は、2本のレール22によって極めて精確に定められた
軌道を軸方向に平行に(C方向又はD方向に)移動す
る。
【0009】図5は、図4のレーザ製版装置の主要な機
能のブロック図であり、これを用いてレーザ製版装置の
動作について説明する。
【0010】マイクロコンピュータ(CPU)32は、
レーザ製版装置全体を動作を制御する。CPU32に接
続されたデータRAM38には、印刷する画像の画像デ
ータが蓄積されている。例えば、カラー印刷の場合は、
C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),BK
(ブラック)別のディジタル画像データ等である。
【0011】CPU32に接続されたガンマテーブル4
2は、例えばROM等に蓄積された非線形の変換テーブ
ルである。CPU32は、データRAM38に蓄積され
た画像データ40をガンマテーブル42と比較し、画像
データ40に対応した形状をもつ凹部を樹脂製シート2
上に形成するに必要なレーザ強度及び発光時間の出力関
係の値を決定する。カラー印刷の場合、C(シアン),
M(マゼンタ),Y(イエロー)の各刷版の各画素のレ
ーザ強度及び発光時間の出力関係の値を決定する。必要
に応じて、B(ブラック)の刷版データをも含める。
【0012】マイクロコンピュータ(CPU)32によ
り、版胴回転用ドライバ(版胴回転用駆動装置)35に
回転制御信号が送られ、この回転制御信号より版胴回転
用ドライバ35は版胴回転用モータ7に駆動パルス信号
を送り、版胴1はこの駆動パルスに同期して歩進的に回
転する。一方、CPU32は、データRAM38に蓄積
された画像データからガンマテーブル42に従ってレー
ザ強度及び発光時間を決定し、このデータをレーザドラ
イバ(レーザ駆動装置)43に送る。
【0013】レーザドライバ43は、版胴回転用モータ
7の駆動パルスに同期して、このデータに対応したパル
ス信号を半導体レーザ10に送って半導体レーザ10を
発光させ、樹脂製シート2の照射スポット箇所の樹脂を
溶融飛散及び昇華させて所定の凹部を樹脂製シート2上
に形成する。半導体レーザ10は版胴1に巻き付けられ
た樹脂製シート2の円周に沿って画像データに対応した
凹部を次々と形成する。レーザのスポット形状は、典型
的には50〔ミクロン〕程度の角形で、画像の階調に合
わせて照射され、樹脂製シートに形成される凹部の深さ
は5〜6〔ミクロン〕程度である。
【0014】版胴1が1回転するまで画像に対応した凹
部を形成し、1回転の終了に同期してレーザブロック1
0,21が1画素分だけ版胴1の軸方向に移動させる移
動制御信号をレーザブロック移動用モータドライバ33
に送り、レーザブロック移動用モータ24を回転駆動し
て、レーザブロック21を移動させる。
【0015】このように版胴1を回転しながら1周分の
凹部を形成し、その後レーザブロック10,21を1画
素分だけ移動する動作を繰り返して、所定の面積の樹脂
製シート2に画像に対応した凹部を形成する。
【0016】レーザ製版装置は、上述のように、版胴回
転用モータ35による版胴1の回転及びレーザブロック
移動用モータ24によるレーザブロック21の直線移動
を同期させながら、半導体レーザ10を放射し樹脂製シ
ート2上に画像データ38に対応した凹部の集合を形成
する装置である。
【0017】図6は、更に高出力の2Wの半導体レーザ
を使用しているレーザ製版装置の要部を示す図である。
図4に示す出力1Wの半導体レーザを使用しているレー
ザ製版装置では、半導体レーザの冷却は自然空冷で足り
ていた。しかし、図6に示すように、更に高出力の出力
2〔W〕の半導体レーザを使用した場合、これを強制冷
却するため半導体レーザに対し半導体冷却装置(ヒート
シンク)70を付設することが必要になる。
【0018】実際、例えば本出願人であるソニー株式会
社製の近赤外レーザダイオード型番SLD324光出力
2000mWを使用した場合には、これに付設してヒー
トシンクとして大栄精機株式会社製型番APF6020
を使用している。このヒートシンクは、外形形状□60
mm×H20mmであり、矩形の放熱盤にピンが1,7
40本植え込まれ、ピンの先にファンモータが設置され
てピンに送風する構造になっている。
【0019】図7は、このようなレーザブロックの実際
の構成を示す図である。レーザブロック部は、半導体レ
ーザ10及び光学系21からなる。光学系21は、半導
体レーザ10に隣接して配置されたコリメータレンズ5
0,アナモルフィックプリズム51,対物レンズ52及
びカバーガラス(CG)53が光軸に沿って順次配置さ
れている。
【0020】半導体レーザ10からレーザビームが放射
される。半導体レーザ10の裏面側には、これを冷却す
るための半導体レーザ冷却装置(ヒートシンク)70が
付設され、動作時には半導体レーザ10を冷却してい
る。
【0021】半導体レーザ10からのレーザビームはコ
リメータレンズ50により光軸と平行光にコリメートさ
れる。この平行光にされたレーザビームは、アナモルフ
ィックプリズム51で、ビーム整形される。このため、
アナモルフィックプリズム5は、光軸に水平方向及び垂
直方向に独立に像倍率を変えるために、2本の3角柱プ
リズムを有している。
【0022】アナモルフィックプリズムから出射したレ
ーザビームは、対物レンズ52により集束され、カバー
レンズ53を通過して、版胴部1に巻き付けられた樹脂
製シート(図示せず。)に所望の像を結ぶようにされ
る。
【0023】このような光学系で、半導体レーザ10は
LD(laser diode )ホルダ61に保持され、コリメー
タレンズ50はコリメータレンズホルダ62に保持さ
れ、アナ モルフィックプリズム51はアナモルフィッ
クプリズムホルダ63に保持され、 対物レンズ52は
対物レンズホルダ64に保持されている。
【0024】〔マルチビーム方式レーザ製版装置〕現
在、レーザ製版装置で使用されているレーザビームは、
単一のレーザビーム源(シングルビーム)であり、例え
ばA3サイズの刷版に凹部を形成するのに平均40分の
作業時間を必要としている。そのため製版時間の短縮化
の1つとして、既に本願出願人は複数個のレーザ源を版
胴の周囲に円周方向又は回転軸方向に配設したマルチビ
ーム方式レーザ製版装置を提案した。
【0025】図8は、本願出願人により既に提案された
マルチビーム方式レーザ製版装置の全体構成を示す図で
ある。図8に示すマルチビーム方式は、4個のレーザブ
ロック10A及び21A,10B及び21B,10C及
び21C,10D及び21Dを同一のレーザブロック取
付台28上に固定して、レール22に沿って一体に移動
している。ここで、レーザブロック10A及び21Aは
樹脂製シート2の製版エリアの一部の領域Aを、レーザ
ブロック10B及び21Bは領域Bを、レーザブロック
10C及び21Cは領域Cを、レーザブロック10D及
び21Dは領域Dを、夫々受け持って凹部を形成するよ
うに構成されている。このマルチビーム方式は、1個当
たりのレーザビーム源の製版面積が減少し製版時間の短
縮化には有効である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】図6を用いて説明した
ように、レーザブロック部には、半導体レーザ冷却装置
70,半導体レーザ10及びレーザ光学系21が一体化
され移動ステージ28に取り付けられている。
【0027】そのため、レーザブロック移動用モータ7
に連結したボールネジ26によって直線移動させられる
レーザブロック部の寸法が大きく且つ重量が重くなるた
め移動時の運動慣性が大きく精確な位置決めが困難にな
る等の問題が生じている。また、レーザブロックの寸法
が大きくなり大きなスペースを占めるため、設計時に版
胴周囲の自由度が少ない等の問題が生じている。
【0028】更に、図8に示すような半導体レーザの個
数を増やしてマルチビーム化する際にも、レーザブロッ
ク部の寸法がかなり大きいことより、一定の制限が生じ
る。例えば、典型的な例では製版の副走査方向(幅方
向)寸法約318mmの場合、レーザブロックの幅寸法
が約50mmあるので、マルチビーム化はスペースの関
係で6ビームが限度となってしまう(318mm/50
mm=6)。
【0029】今後、製版時間の短縮等のため更に高出力
の半導体レーザの使用が計画されているが、半導体レー
ザ10の出力の増大に対応して更に重量及び寸法の大き
な半導体レーザ冷却装置70が必要となり、レーザブロ
ック70,10,21の寸法及び重量が一層増加するこ
とになる。
【0030】次に、従来の半導体レーザ製版装置は、半
導体レーザのストライプを直接的に刷版上の樹脂製シー
トに結像し、発光ストライプに対応したストライプ状の
スポット形状になっている。半導体レーザでは、一般に
出力に対応して発光ストライプ幅が大きくなる。例えば
ソニー株式会社製の近赤外レーザダイオードで線幅はい
ずれも1μm程度であり、出力1〔W〕の型番SILD
323の発光ストライプ幅(ストライプの長さに相当す
るが、一般に「ストライプ幅」と称される。)は100
〔μm〕,出力2〔W〕の型番SILD324は200
〔μm〕,出力3〔W〕の型番SILD325は500
〔μm〕のように、出力が高いもの程発光ストライプ幅
が大きい性質がある。
【0031】一方、樹脂製シートに従来と同じ精度の凹
部を形成するには、樹脂製シート上で従来と同じ焦点ス
トライプ幅を実現しなければならない。従って、発光ス
トライプ幅の大きいレーザビームをその後段の光学系に
より補正しなければならず、必然的に光学系の変更を伴
うことになる。
【0032】半導体レーザから放射されるレーザビーム
のストライプ幅が大きくなればなるほど、無効ビームが
増加して焦点ストライプ幅を小さく絞るのが難しくな
り、このため所定のカップリング効率を得るには、その
分だけNAの値が大きいレンズ(即ち、明るいレンズ)
を用いた光学系が必要になる。
【0033】ここで、カップリング効率とは有効レーザ
ビームの割合をいい、実際にはコンピュータシミュレー
ションにより、半導体レーザの放射から樹脂製シートに
結像するまでのレーザビームの流れをコンピュータで作
画し、発光レーザビーム光量に対する結像レーザビーム
光量の割合を百分率で求めている。
【0034】また、NA(numerical aperture)とは開
口数ともいい、レンズなどを含む光学系の明るさと解像
力に関する光学性能を表す量の1つであり、光学系や光
学素子に入射,出射する光線束の最大錐角の半角の正弦
で表される。 NA=n・sinα ここで、n:物体空間の媒質の屈折率(通常、空気で
1) α:物体空間の媒質での最大錐角の半角
【0035】例えば、図7に示す従来の光学系では半導
体レーザ10として出力2〔W〕(型番SLD324)
を使用すると、発光ストライプ幅は200μmである。
これを従来と同じ焦点ストライプ幅66.7μmにする
ため、光学系の各校学素子は次の仕様のものを使用して
いる。
【0036】 光学素子 特性値 コリメータレンズ50 焦点距離f1 =4.5mm,NA0.53 アナモルフィックプリズム51 倍率m=6倍 対物レンズ52 焦点距離f2 =9.0mm,NA0.50
【0037】図7の光学系では、半導体レーザ10の発
光ストライプ幅と焦点ストライプ幅の関係として、次式
が成立する。 (焦点ストライプ幅)/(発光ストライプ幅)=(f2 /f1 )×(1/m )‥‥(1)
【0038】またこの光学系(出力2〔W〕の半導体レ
ーザ型番SLD324を使用。)のカップリング効率
を、シミュレーションにより求めると、95.2%とな
る。
【0039】ここで、出力2〔W〕の半導体レーザを出
力3〔W〕の半導体レーザ(型番SLD325)に変更
すると、発光スペクトル幅は200μmから500μm
に拡大し、従来と同じ焦点ストライプ幅66.7μmを
実現するには光学系を変更する必要がある。
【0040】ここで、光学系を変更する際にその変更が
最小で済むように、コリメータレンズ50及びアナモル
フィックプリズム51は従来と同じものを使用し、対物
レンズのみ変更することにより対処することとする。従
来と同じ焦点ストライプ幅66.7μmを実現するに
は、式(1)より対物レンズの焦点距離f2 の要求仕様
は次のようになる。 焦点距離f2 =(焦点ストライプ幅×f1 ×アナモルフィックプリズムの倍率) ÷(発光ストライプ幅) =(66.7μm×4.5×6)/500μm =3.6mm
【0041】この焦点距離f2 =3.6mmの対物レン
ズを組み込んだ光学系に関して、種々のNAの対物レン
ズに対応してカップリング効率をシミュレーションして
求めてみると、次のような結果が得られる。
【0042】 半導体 対物レンズ 対物レンズのレーザ 焦点距離 NA(開口数) カップリング効率 パワー増加率 3W 3.6mm 0.5 46.9% 0.76*1 3W 3.6mm 0.7 72.5% 1.14*2 3W 3.6mm 0.9 87.5% 1.38*3
【0043】 注)パワー増加率の算出 *1…0.76=(3W×46.9%)/(2W×95.2%) *2…1.14=(3W×72.5%)/(2W×95.2%) *3…1.38=(3W×87.5%)/(2W×95.2%)
【0044】上の表に付いて説明を加える。現在、光デ
ィスク駆動装置等で使用されている対物レンズは最大で
NA 0.5程度である。1枚のレンズを使用した場合
は、NA 0.5程度が一番明るいレンズである。更に
NAが大きい0.7のレンズは従来顕微鏡等で使用され
ているが、1枚のレンズで構成することは難しく複数枚
の組み合わせレンズになる。更にNA 0.9のレンズ
となると、更に数多くの組み合わせレンズとなり、レン
ズの総厚も増し、その分重量が増加する。重量が重くな
ると、レーザ製版装置のレーザブロックとして、実際に
は使用できないものとなる。
【0045】また、NA 0.5程度の対物レンズで
は、パワー増加率は0.74倍と実際には減少してお
り、レーザ出力の増加になっていない。しかし、NAが
大きくなるにつれ、レンズ自体の製造が難しくなり、製
造コストも高くなる。NAの大きいレンズは複数枚のレ
ンズの組み合わせとなり、寸法及びサイズが大きくなっ
て、レーザ製版装置のレーザブロックとして適さなくな
る。
【0046】更に、半導体レーザの発光ストライプのプ
ロファイルを変え、アレイ状に並べて高出力化した半導
体レーザ等も検討したが、原理的に使用出来なかった。
【0047】上述の問題点に鑑みて、本発明は、レーザ
製版装置においてレーザブロックの寸法及び重量を軽減
することを目的とする。
【0048】更に本発明は、半導体レーザの高出力化に
伴い、容易に冷却能力の高い半導体レーザ冷却装置が取
付可能なレーザ製版装置を提供することを目的とする。
【0049】更に本発明は、マルチビーム方式を採用す
るに際し、容易にビーム本数を増加することが出来るレ
ーザ製版装置を提供することを目的とする。
【0050】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるレーザ製
版装置は、少なくとも半導体レーザを有する、固定され
た半導体レーザ部分と、レーザビーム照射箇所に対応し
て移動する結像光学系部分と、上記半導体レーザ部分と
上記結像光学系部分とを結合する光ファイバとを備えて
いる。この場合、上記半導体レーザに対して半導体レー
ザ冷却装置が付設することもできる。
【0051】更に本発明にかかるレーザ製版装置は、マ
ルチビーム方式を採用し、各々が少なくとも半導体レー
ザを有する、固定された複数個の半導体レーザ部分と、
上記複数個の半導体レーザ部分の各々に対応して設けら
れ、レーザビーム照射箇所に対応して移動する複数個の
結像光学系部分と、上記半導体レーザ部分の各々とこれ
に対応する上記結像光学系部分とを夫々結合する複数本
の光ファイバとを備えている。この場合、上記半導体レ
ーザの各々に対して半導体レーザ冷却装置が夫々付設す
ることもできる。
【0052】本発明のレーザ製版装置は、移動部分とし
てレーザビームの結像光学系部分のみとして、半導体レ
ーザ部分は別個に配置していることより、移動部分の小
型化及び軽量化が図れる。半導体レーザ部分は移動部分
に存在しないことより、寸法及び重量の制限を受けず、
所望により、半導体レーザに対し一層高性能な半導体レ
ーザ冷却装置を付設することが可能となる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用するに最適な
レーザ製版装置及び製版方法の実施の態様について、添
付の図面を参照しながら説明する。なお、同一の要素に
対しては同じ参照符号を付して、重複した説明を省略す
る。
【0054】〔レーザ製版装置の一実施例〕図1は、本
実施例にかかるレーザ製版装置の要部を示す図である。
本実施例は、従来のレーザ製版装置のレーザブロック
を、半導体レーザ部分31とレーザビームを結像する光
学系部分30とに分離し、両部分を光ファイバ72によ
り結合させたことを特徴としている。
【0055】図に示すように、レーザブロック移動用モ
ータ24にボールネジ26が駆動連結されている。ボー
ルネジ26には移動子27が螺着され、ボールネジ26
の回転運動によりC方向又はD方向に向かって直線的に
移動する。移動子28には、移動ステージ28が接続さ
れている。移動ステージ28には、従来のレーザブロッ
クの内、結像光学系部分30のみが固定されている。こ
の結像光学系部分30は、コリメータレンズ,対物レン
ズ及び対物レンズ等が含まれている。
【0056】一方、残りの半導体レーザ部分31は、移
動ステージ28上には存在しなく、例えばレール22の
端部に配置されている。半導体レーザ部分31には、半
導体レーザ10,半導体レーザ冷却装置70等が含まれ
ているが、半導体レーザ10は半導体レーザ冷却装置7
0の向こう側に隠れて図には現れていない。
【0057】この半導体レーザ部分31は光ファイバコ
ネクタ70-1を介して光ファイバ72の一端に接続され
ている。光ファイバ72の他端は、光ファイバコネクタ
71-2を介して結像光学系部分30に接続されている。
光ファイバ72の長さは、版胴軸方向の製版幅より長く
してある。
【0058】図2(1)は、半導体レーザ部分31及び
結像光学系部分30の詳細を示す図であり、図2(2)
は結像光学系部分30の詳細を示す図である。図2
(1)に示すように、半導体レーザ部分31は、半導体
レーザ10と、半導体レーザ冷却装置(ヒートシンク)
70とを有する。
【0059】結像光学系部分30は、コリメータレンズ
50と、対物レンズ52と、カバーガラス53とを有す
る。
【0060】半導体レーザ10に対して、光ファイバコ
ネクタ71-1を介して光ファイバ72の一端が接続され
ている。光ファイバ72の他端は光ファイバコネクタ7
1-2を介して結像光学系部分30に、光ファイバ72の
端部がコリメータレンズ50に対し光学的に整合するよ
うに、接続されている。
【0061】半導体レーザから発光されたレーザビーム
は、光ファイバコネクタ71-1から光ファイバ72に入
射し、光ファイバ72によって導かれて光ファイバコネ
クタ71-2から出射し、結像光学部に入射する。この
時、図1のレーザ製版装置の移動ステージ28に取り付
けられているのは、図2(1)に示す結像光学系部分3
0のみであり、従来の製版装置(図6)に比較して小型
化され又軽量化されている。
【0062】また、レーザビームのビームプロファイル
に関しては、光ファイバ72から出射したレーザビーム
のパターン(例えば、2Wの型番SLD324では20
0μm×1μmのP偏光のストライプ)は、光ファイバ
72で導かれる途中でモード変換される。即ち、レーザ
ビームのパターンが、半導体レーザの放射レーザビーム
の特性に依存せず、光ファイバ72のコア径とNAによ
って決まるため、このレーザ製版装置に使用する半導体
レーザの選択の幅が広くなり、レーザ製版装置として性
能向上の可能性が高くなるという利点がある。
【0063】図2(2)に、光ファイバ72以降の光学
系の詳細を示す。光ファイバ72から出射したレーザビ
ームはコリメータレンズ50により平行光にコリメート
され、対物レンズ52で集束され、カバーガラス53を
通して樹脂製シート2に結像する。今回の試作では、各
光学素子は次の使用のものを使用した。
【0064】 光ファイバ72…ソニー株式会社製型番SLU304XR, GI(great index )形ファイバ,コア径 400μm, NA=0.2,L(長さ)=2m コリメータレンズ50…EFL(有効焦点距離effective focal length) =24mm,NA=0.2 対物レンズ52…EFL=24mm,NA=0.2
【0065】この時の、スポット径dは光ファイバ72
のコア径に依存する。 スポット径d=ファイバコア径×(対物レンズEFL/コリメータEFL) =400μm×(3mm/24mm) =50μm
【0066】スポット径dは50μmとなり、従来のレ
ーザ製版装置における焦点ストライプ幅66.7μmに
略等しくなる。
【0067】このように半導体レーザの放射ビームの特
性に依存しないので、、例えば、半導体レーザとして、
ソニー株式会社製近赤外レーザダイオード型番SLD4
02の出力15〔W〕のレーザダイオード、米国カリフ
ォルニア州所在のSDL,Inc.製型番DL3450
ーSの出力15〔W〕のリニアアレー・レーザダイオー
ド、同社製型番DL3460ーSの出力20〔W〕のリ
ニアアレー・レーザダイオード、或いは分岐ファイバで
複数個のレーザダイオードを結合したタイプの半導体レ
ーザ等を採用することが可能になる。いずれの半導体レ
ーザも、同じ光ファイバ72を使用し、結像光学系部分
30の変更を伴わずに、採用することが出来る。
【0068】〔マルチビーム方式レーザ製版装置〕図3
は、本発明をマルチビーム方式レーザ製版装置に適用し
た実施例である。ボールネジ26に対して移動子27が
螺着され、ボールネジ26の回転により移動子26は直
線的に移動する。移動子26に対し、10個の移動ステ
ージ28-1〜28-10 が一体となって接続している。移
動ステージ28-1〜28-10 に対して、結像光学系部分
30-1〜30-10 が夫々搭載されている。結像光学系部
分30-1〜30-10 から光ファイバコネクタを介して光
ファイバ72-1〜72-10 の一端が夫々接続されてい
る。光ファイバ72-1〜72-10 の他端は、光ファイバ
コネクタを介して半導体レーザに夫々接続されている。
半導体レーザには、これを冷却する半導体レーザ冷却装
置70-1〜70-10 が夫々付設されている。半導体レー
ザ冷却装置70-1〜70-10 は、レーザ製版装置の任意
の箇所に固定してよい。図3のマルチビーム方式の実施
例は、図1のシングルビーム方式のレーザ製版装置に関
連して説明した効果を全て有し、これに加えて製版時間
が短縮されるという効果を有する。
【0069】〔実施例の効果〕本実施例にかかるレーザ
製版装置によれば、半導体レーザ及び光学系の内、レー
ザ移動ステージ28には結像光学系を有するレーザブロ
ック21のみを搭載すればよいので、移動部分の寸法及
び重量を減少することが出来る。移動部分の重量の減少
により、移動時の慣性の問題が実質的になくなる。
【0070】半導体レーザを、移動部分とは別の箇所に
配置することが出来、このため半導体レーザ冷却装置の
寸法に制約が無くなり、冷却能力の大きいものを使用で
きる。冷却能力が大きくなれば、その反射的効果として
一層高出力の半導体レーザを使用することが出来ること
になり、製版速度の更に高速化を達成できる。
【0071】半導体レーザと結像光学系の間を光ファイ
バで接続しているので、焦点スポット径が半導体レーザ
の特性に依存せず、光ファイバのコア径及び結像光学系
により決まるため、種々の半導体レーザが使用できる。
【0072】また、移動部分のサイズの減少により版胴
周囲の設計の自由度が増し、マルチビーム方式において
も従来より一層ビーム数の多いマルチビーム方式を採用
することが出来る。
【0073】半導体レーザ10と結像光学系との間に光
ファイバ28を介在させることにより、半導体レーザ1
0の発光パターンに無関係となり、現在市販されている
種々の高出力半導体レーザの採用が出来る利益がある。
【0074】又、所望により、半導体レーザ10と結像
光学系とを結ぶ光ファイバ28を分岐させることによ
り、分岐された光ファイバの先端にに例えばモニタ等を
接続することにより、製版時の樹脂製シートの凹部を確
認しながら製版工程を進めることが出来る。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、レーザ製版装置におい
てレーザブロックの小型化及び軽量化が出来る利益があ
る。
【0076】更に本発明によれば、半導体レーザの高出
力化に伴い、容易に冷却能力の高い半導体レーザ冷却装
置が取付可能なレーザ製版装置を提供できる。
【0077】更に本発明によれば、マルチビーム方式を
採用するに際し、ビーム本数を増加したレーザ製版装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレーザ製版装置の一実施例の要
部を示す図である。
【図2】図2(1)は、図1のレーザ製版装置のレーザ
ブロックの一例を示す図である。図2(2)は、図
(1)の結像光学系部分の詳細を示す図である。
【図3】本発明にかかるマルチビーム方式レーザ製版装
置の実施例の要部を示す図である。
【図4】レーザ製版装置の全体の構成を示す図である。
【図5】図4のレーザ製版装置の主要ブロックを示す図
である。
【図6】シングルビーム方式で2ワット光出力の半導体
レーザを使用した従来のレーザ製版装置の要部を示す図
である。
【図7】図6のレーザブロックの断面構造を示す図であ
る。
【図8】従来のマルチビーム方式のレーザ製版装置を示
す図である。
【符号の説明】
1 版胴部 2 樹脂製シート 4 軸 7 版胴回転駆動用モータ 10 半導体レーザ 21 レーザ光学系 22 レール 23R,23L 軸受部 24 レーザブロック移動用モータ 26 ボールネジ 27 移動子 28 移動ステージ 30 結像光学系部分 31 半導体レーザ部分 32 マイクロコンピュータ(CPU) 35 版胴回転用ドライバ(版胴回転用駆動装置) 38 RAM 42 ガンマテーブル 50 コリメータレンズ 51 アナモルフィックプリズム 52 対物レンズ 53 カバーガラス(CG) 70 半導体レーザ冷却装置(ヒートシンク) 71,71-1,71-2 光ファイバコネクタ 72 光ファイバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ製版装置において、 少なくとも半導体レーザを有する固定された半導体レー
    ザ部分と、 レーザビーム照射箇所に対応して移動する結像光学系部
    分と、 上記半導体レーザ部分と上記結像光学系部分とを結合す
    る光ファイバとを備えたことを特徴とするレーザ製版装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーザ製版装置におい
    て、 上記結像光学系部分は、少なくともコリメータレンズ及
    び対物レンズを有するレーザ製版装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のレーザ製版装置におい
    て、 上記半導体レーザに対して半導体レーザ冷却装置が付設
    されているレーザ製版装置。
  4. 【請求項4】 レーザ製版装置において、 各々が少なくとも半導体レーザを有する、固定された複
    数個の半導体レーザ部分と、 上記複数個の半導体レーザ部分の各々に対応して設けら
    れ、レーザビーム照射箇所に対応して移動する複数個の
    結像光学系部分と、 上記半導体レーザ部分の各々とこれに対応する上記結像
    光学系部分とを夫々結合する複数本の光ファイバとを備
    えたことを特徴とするレーザ製版装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のレーザ製版装置におい
    て、 上記半導体レーザの各々に対して半導体レーザ冷却装置
    が夫々付設されているレーザ製版装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002524263A (ja) * 1998-09-08 2002-08-06 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト レーザ照射源
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