JPH09118736A5 - - Google Patents

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JPH09118736A5
JPH09118736A5 JP1996262354A JP26235496A JPH09118736A5 JP H09118736 A5 JPH09118736 A5 JP H09118736A5 JP 1996262354 A JP1996262354 A JP 1996262354A JP 26235496 A JP26235496 A JP 26235496A JP H09118736 A5 JPH09118736 A5 JP H09118736A5
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Description

【発明の名称】アロファネート基および必要に応じイソシアヌレート基を有するポリイソシアネート、その製造方法および使用
【0003】
4,4′−ビス−(イソシアナトシクロヘキシル)−メタン(HMDI)に基づくアロファネート ポリイソシアネートについては、過剰のジイソシアネートを許容しうるレベルまで分離することができる。しかしながら、アロファネートポリイソシアネートの分解がモノマーの除去を可能にするような遅い速度で生じうるので、得られるポリイソシアネートが熱安定性であることを意味しない。アロファネート ポリイソシアネートの分解は全て収率に影響を及ぼし、除去せねばならないモノマーの量を増加させ、さらに最終生物にウレタン基含有化合物が存在するため不利である。アロファネート ポリイソシアネートを一官能性アルコールから製造する場合、ウレタン基含有化合物はモノイソシアネートであって、これはポリイソシアネートをその後にコーティングの製造につき使用する際に連鎖停止剤として作用するので一層不利となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
(i) 実質的にヒドロキシル基およびイソシアネート基を含まず、
(ii) 1分子当り平均して少なくとも2個のウレタン基を有し、
(iii) 線状もしくは分枝鎖の脂肪族イソシアネートと有機ヒドロキシル化合物との反応生成物である
化合物をウレタン基に対し過剰量の4,4′−ビス−(イソシアナトシクロヘキシル)−メタンと反応させてアロファネート基と必要に応じイソシアヌレート基とを有するポリイソシアネートを生成させ、必要に応じ未反応の過剰4,4′−ビス−(イソシアナトシクロヘキシル)−メタンの少なくとも1部を除去することにより製造されたことを特徴とするアロファネート基および必要に応じイソシアヌレート基を有するポリイソシアネートに関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明による方法の出発物質はウレタン基を有する化合物およびビス−(4−イソシアナトシクロヘキシル)−メタン(HMDI)であり、これらを互いに反応させてアロファネート基と必要に応じイソシアヌレート基とを有するポリイソシアネートを生成させる。
ウレタン基を有する化合物は1分子当り平均して少なくとも2個のウレタン基を有すると共に、1500未満、好ましくは1000未満、より好ましくは500未満の数平均分子量(出発物質の化学量論から計算することができる。)を有する。これら化合物はイソシアネート基およびヒドロキシル基を実質的に含まず、すなわち化合物(a)のNCO含有量は2重量%未満、好ましくは0.5重量%未満、より好ましくは0.2重量%未満であり、ヒドロキシル基含有量は1重量%未満、好ましくは0.3重量%未満、より好ましくは0.1重量%未満である。この目的は、これら化合物の製造に際し出発成分を1.2:1〜1:1.2、好ましくは1.1:1〜1:1.1、より好ましくは1:1のNCO/OH当量比で反応させて達成することができる。ウレタン基を形成させる反応は一般に20〜130℃、好ましくは50〜90℃の温度にて行われる。反応は好ましくは溶融物で行われるが、適する有機溶剤を使用することもできる。
【0008】
ウレタン基を有する化合物の製造につき使用するイソシアネートは99〜400、好ましくは140〜300の分子量と10〜60重量%、好ましくは18〜60重量%、より好ましくは30〜50重量%のNCO含有量とを有する線状もしくは分枝鎖の脂肪族モノ−、ジ−および/またはポリ−イソシアネートから選択される。これらイソシアネートの平均NCO官能価は1〜3、好ましくは1〜2、より好ましくは2である。
単独で或いはジイソシアネートと混合して使用することによりウレタン基を有する化合物を製造しうるモノイソシアネートの例は、たとえばn−ブチルイソシアネートもしくはn−ヘキシルイソシアネートのような4〜18個の炭素原子を有する脂肪族モノイソシアネートを包含する。
適するジイソシアネートの例は1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,5−ペンタメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,11−ウンデカメチレンジイソシアネートおよび1,12−ドデカメチレンジイソシアネートを包含する。1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートが好適である。さらに、たとえば4−イソシアナトメチル−1,8−オクタメチレンジイソシアネートのようなポリイソシアネートも適している。
【0009】
ビウレット基、ウレトジオン基、イソシアヌレート基もしくはカルボジイミド基を有する先のイソシアネートの誘導体もウレタン基を有する化合物の製造に適するが好適ではない。
ウレタン基を有する化合物の製造に適するアルコールは32〜900、好ましくは74〜300の分子量を有する一価〜六価のアルコールおよびこれらアルコールの混合物から選択される。適する一価アルコールの例は飽和一価アルコール、たとえばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、メトキシプロパノールおよび異性型ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、オクタノール、デカノール、ドデカノールおよびオクタデカノールを包含する。多価アルコールの例はエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール−1,4、ヘキサンジオール−1,6、ネオペンチルグリコール、2−メチルプロパンジオール−1,3、2,2,4−トリメチルペンタンジオール−1,3、ダイマー脂肪アルコール、トライマー脂肪アルコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、異性型ヘキサントリオール、ペンタエリスリトールおよびソルビトールを包含する。たとえばアリルアルコール、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、ブテンジオールおよび一官能性アルコールのような不飽和アルコールも適しており、これらは対応の酸または不飽和合成脂肪酸および天然脂肪酸の酸混合物から誘導される。
【0010】
さらに、前記した一価アルコールおよび多価アルコールのエーテル基含有アルコキシル化生成物、および/または多価アルコール(特にグリセリン、トリメチロールプロパンもしくはペンタエリスリトール)による脂肪もしくは油のヒドロキシル基含有エステル交換生成物も適しているが好適でない。
好ましくはアルコール成分は一価アルコール、より好ましくは1〜10個の炭素原子を有する一価アルコール、特に好ましくは3〜8個の炭素原子を有する一価アルコールである。
ウレタン基を有する化合物の分子量は、イソシアネート成分およびアルコール成分の適する選択により、特にその平均官能価により調整される。高分子量のウレタン基含有化合物が本発明には適していないので、イソシアネート成分および/またはアルコール成分の少なくとも1部を、ウレタン基を形成する反応に際し連鎖停止をもたらす一官能性成分で構成する。これは、イソシアネート成分およびアルコール成分の平均官能価が2未満であることを意味する。
さらに本発明によれば、たとえば欧州特許出願公開明細書第0,027,940号、同第0,027,952号、同第0,027,953号、同第0,323,514号および同第0,355,443号に記載された公知の「ホスゲンフリーのウレタン合成」のような他の方法により作成されたウレタン基含有化合物を使用することも可能である。
【0013】
適する触媒の例は水酸化テトラアルキルアンモニウムもしくは水酸化アリールアルキルアンモニウム;金属塩、たとえば塩化鉄(III)もしくはオクタン酸カリウム;亜鉛化合物、たとえばステアリン酸亜鉛、オクタン酸亜鉛、ナフテン酸亜鉛もしくはアセチルアセトン酸亜鉛;錫化合物、たとえばオクタン酸錫(II)、エチルヘキサン酸錫(II)、ラウリン酸錫(II)、酸化ジブチル錫、二塩化ジブチル錫、二酢酸ジブチル錫、ジラウリン酸ジブチル煤、マレイン酸ジブチル錫もしくは二酢酸ジオクチル錫;アルミニウムトリ(エチルアセトアセテート);並びにマンガン、コバルトもしくはニッケルと鉱酸、たとえばトリフルオロ酢酸、硫酸、塩化水素、臭化水素、燐酸もしくは過塩素酸との化合物を包含する。
これら触媒はアロファネート化反応前またはウレタン化の前にも添加することができる。これらは0.001〜5重量%、好ましくは0.005〜1重量%の濃度で使用される。約50℃の温度にて所要の触媒もしくは触媒溶液の存在下にアロファネート化反応が開始する。アロファネート基およびイソシアヌレート基を形成するための触媒を存在させれば、これら2種の基の形成速度を調節することができる。反応温度が上昇するにつれ、ウレタン基からアロファネート基への変換速度がイソシアヌレート基の形成よりも急速に増大する。したがって、反応温度の変化によりアロファネート基とイソシアヌレート基との種々異なる比を得ることができる。
【0016】
本発明による生成物の粘度に応じ、これら生成物を不活性溶剤で希釈することが有用である。適する溶剤は、アロファネート基および必要に応じイソシアヌレート基を有する化合物の製造につき上記したものを包含する。
本発明による生成物は、少なくとも2個のイソシアネート反応性基を有する化合物との反応によりポリイソシアネート重付加生成物を製造するための貴重な出発物質である。本発明による生成物はさらに、コーティングを形成すべく水分硬化させることもできる。好適製品は1−もしくは2−成分被覆組成物であり、より好ましくはポリウレタン被覆組成物である。ポリイソシアネートが未封鎖である場合は2−成分組成物が得られる。これに対しポリイソシアネートが封鎖されていれば1−成分組成物が得られる。
本発明による生成物の好適な反応相手はポリヒドロキシポリエステル、ポリヒドロキシポリエーテル、ポリヒドロキシポリアクリレート、ポリヒドロキシポリラクトン、ポリヒドロキシポリウレタン、ポリヒドロキシポリエポキシドおよび必要に応じ低分子量のポリウレタン被覆技術から知られた多価アルコールである。特に封鎖型の、たとえばポリケチミン、オキサゾリジンもしくはポリアルジミンのようなポリアミンも本発明による生成物の適する反応相手である。さらに第二アミノ基を有し、反応性希釈剤としても作用するポリアスパラギン酸誘導体(スクシネート)も適している。
【0017】
被覆組成物を作成するには、ポリイソシアネート成分およびイソシアネート反応性成分の量を約0.8〜3、好ましくは約0.9〜1.5のイソシアネート基(封鎖型もしくは未封鎖型のいずれかで存在)対イソシアネート反応性基の当量比を与えるよう選択する。
硬化を加速するには、被覆組成物は公知のポリウレタン触媒、たとえば第三アミン、たとえばトリエチルアミン、ピリジン、メチルピリジン、ベンジルジメチルアミン、N,N−ジメチルアミノシクロヘキサン、N−メチルピペリジン、ペンタメチルジエチレントリアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]−オクタンおよびN,N′−ジメチルピペラジン;または金属塩、たとえば塩化鉄(III)、塩化亜鉛、2−エチルカプロン酸亜鉛、エチルカプロン酸錫(II)、ジラウリン酸ジブチル錫(IV)およびグリコール酸モリブデンを含有することができる。
【0018】
さらに本発明による生成物は、イソシアネート基を公知のブロック化剤で封鎖された形態にて使用する1−成分被覆組成物、好ましくはポリウレタン被覆組成物のための貴重な出発物質でもある。封鎖反応は公知方法にて、イソシアネート基を適するブロック化剤と好ましくは高められた温度(たとえば約40〜160℃)にて必要に応じ適する触媒(たとえば前記した第三アミンもしくは金属塩)の存在下に反応させて行われる。
適するブロック化剤はモノフェノール、たとえばフェノール、クレゾール、トリメチルフェノールおよびt−ブチルフェノール;第三級アルコール、たとえばt−ブタノール、t−アミルアルコールおよびジメチルフェニルカルビノール;容易にエノールを生成する化合物、たとえばアセト酢酸エステル、アセチルアセトンおよびマロン酸誘導体、たとえばマロン酸ジエチルエステル;第二芳香族アミン、たとえばN−メチルアニリン、N−メチルトルイジン、N−フェニルトルイジンおよびN−フェニルキシリジン;イミド、たとえばスクシンイミド;ラクタム、たとえばε−カプロラクタムおよびδ−バレロラクタム;ピラゾール、たとえば3,5−ジメチルピラゾール;オキシム、たとえばブタノンオキシム、メチルアミルケトキシムおよびシクロヘキサノンオキシム;メルカプタン、たとえばメチルメルカプタン、エチルメルカプタン、ブチルメルカプタン、2−メルカプトベンズチアゾール、α−ナフチルメルカプタンおよびドデシルメルカプタン;並びにトリアゾール、たとえば1H−1,2,4−トリアゾールを包含する。
【0019】
本発明によるポリイソシアネート混合物は、2−成分水性被覆組成物におけるポリイソシアネート成分としても使用することができる。これら組成物につき有用であるためには、ポリイソシアネート混合物を外部乳化剤と配合して或いは陽イオン基、陰イオン基もしくは非イオン基を有する化合物と反応させて親水性にせねばならない。同時出願の米国特許第5,194,487号および第5,200,489号(その開示を参考のためここに引用する)にはポリイソシアネートを親水性にする方法が開示されている。変性ポリイソシアネート混合物の減少した表面張力は顔料分散および基質湿潤化を向上させる。
さらに被覆組成物は他の添加剤、たとえば顔料、染料、充填剤、均染剤および溶剤をも含有することができる。これら被覆組成物は被覆すべき基材に対し溶液にて或いはたとえば塗布、ロール掛け、流延もしくは噴霧のような慣用方法により溶融物から施すことができる。
本発明によるポリイソシアネートを含有した被覆組成物は、良好な乾燥時間を有すると共に金属ベースに良好に付着して特に耐光性、熱の存在下における色安定性および顕著な耐磨耗性を有するコーティングを与える。さらに、これらは高い硬度、弾性、極めて良好な薬品耐性、高い光沢、良好な耐候性、良好な環境腐食耐性および良好な顔料処理性を特徴とする。特に、これら被覆組成物は優秀な表面外観と優秀な清浄性とを有する。
【0020】
【実施例】
以下、限定はしないが実施例により本発明をさらに説明し、ここで部数および%は全て特記しない限り重量による。
例1:比較
機械撹拌機と熱電対と吹込管と滴下漏斗とが装着されたフラスコにて、300g(2.29当量)のHMDI(デスモジョールW、バイエル・コーポレーション社から入手)と11.3g(0.153当量)のn−ブタノールとを窒素吹込下に90℃まで加熱してウレタン化を完結させた。60℃まで冷却した後、n−ブタノール中の水酸化トリメチルベンジルアンモニウムの10%触媒溶液0.8g(100ppm)を注射器により撹拌反応混合物に滴下した。反応をHDI中の燐酸ジブチルの20%溶液0.8gで停止させた。アロファネート化/三量化反応はイソシアネート基の36%変換にて停止した。この粗生成物は24.05%のNCO含有量と25℃にて2950mPa.sの粘度とを有した。
過剰のHMDIモノマーを200℃および100ミリトールにて薄膜蒸発により粗生成物から除去した。アロマチック100溶剤における70%固形分まで減少した得られた生成物は25℃にて1600cpsの粘度と9.16%のNCO含有量と0.42%のモノマー含有量とを有した。
【0021】
例2:本発明による
機械撹拌機と熱電対と吹込管と滴下漏斗とが装着されたフラスコにて、55.5g(0.75当量)のn−ブタノールと63g(0.75当量)のHDIとを90℃まで加熱すると共に、この温度にウレタン化反応が完結するまで保持した。次いで1823.1g(13.92当量)のHMDIを添加し、加熱を70℃まで低下させた。窒素吹込下にキシレン中の水酸化トリメチルベンジル−アンモニウムの10%触媒溶液5g(273ppm)を撹拌しながら添加した。反応をHDI中の燐酸ジブチルの20%溶液5gで停止させた。アロファネート化/三量化反応はイソシアネート基の36.8%変換にて停止した。粗生成物は23.64%のNCO含有量と25℃にて2100cpsの粘度とを有した。
過剰のHMDIモノマーを220℃および80ミリトールにおける薄膜蒸発により先の調製物から除去した。アロマチック100溶剤における70%固形分まで減少した得られた生成物は25℃にて1600cpsの粘度と7.67%のNCO含有量と0.30%のモノマー含有量とを有した。
【0028】
例2のポリイソシアネートから作成された被覆組成物は市販のIPDIトライマーを含有する組成物よりもずっと低い粘度を有する共に、若干低い硬度と実質的に良好な柔軟性と同様な溶剤耐性とを有するコーティングを与えた。
JP8262354A 1995-09-14 1996-09-12 アロファネート基および必要に応じイソシアヌレート基を有するポリイソシアネート Pending JPH09118736A (ja)

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