JPH09119970A - 通信測位装置 - Google Patents
通信測位装置Info
- Publication number
- JPH09119970A JPH09119970A JP27561995A JP27561995A JPH09119970A JP H09119970 A JPH09119970 A JP H09119970A JP 27561995 A JP27561995 A JP 27561995A JP 27561995 A JP27561995 A JP 27561995A JP H09119970 A JPH09119970 A JP H09119970A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication
- mobile terminal
- base stations
- antenna
- signal
- Prior art date
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- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号の到達時間に基づき移動端末の位置を測
定すると、障害物の存在により伝搬遅延時間が変化した
とき測定精度が低下する。かかる課題を解決するととも
に、信号帯域が狭くてすみ周波数を有効活用できる通信
測位装置を提供する。 【解決手段】 基地局に、アンテナ31、送信機33、
通信処理を行うための第1の受信機34−1、測角信号
処理を行うための第2の受信機34−2〜M、及び、こ
の第2の受信機の出力信号に基づき端末から送られてく
る信号の到来角を測定する測角信号処理手段43を具備
する。複数の基地局によりそれぞれ求められた上記到来
角に基づき三角測量の原理により上記端末の位置を求め
るので伝搬遅延時間の変化の影響を受けない。また、時
間合わせをするためのスペクトラム拡散技術が不要であ
り、方位測定可能な範囲で周波数帯域を狭くできる。
定すると、障害物の存在により伝搬遅延時間が変化した
とき測定精度が低下する。かかる課題を解決するととも
に、信号帯域が狭くてすみ周波数を有効活用できる通信
測位装置を提供する。 【解決手段】 基地局に、アンテナ31、送信機33、
通信処理を行うための第1の受信機34−1、測角信号
処理を行うための第2の受信機34−2〜M、及び、こ
の第2の受信機の出力信号に基づき端末から送られてく
る信号の到来角を測定する測角信号処理手段43を具備
する。複数の基地局によりそれぞれ求められた上記到来
角に基づき三角測量の原理により上記端末の位置を求め
るので伝搬遅延時間の変化の影響を受けない。また、時
間合わせをするためのスペクトラム拡散技術が不要であ
り、方位測定可能な範囲で周波数帯域を狭くできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、端末、複数の基
地局、及び、測位処理手段とからなり、端末と基地局と
の間で移動体通信と移動体測位とを同時に行うための通
信測位装置に関する。
地局、及び、測位処理手段とからなり、端末と基地局と
の間で移動体通信と移動体測位とを同時に行うための通
信測位装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話のように、基地局を複数設け、
最寄りの基地局と移動体に搭載された端末との通信をお
こなうシステムの構築が盛んに行われている。そのなか
でも、双方向通信と同時に、移動端末の位置を計測し
て、その測位情報もサービスしようとするシステムがあ
る。このようなシステムとしては、交通システム、無人
移動ロボットの監視、空港などの案内システム、視覚障
害者の誘導システムなどが挙げられる。
最寄りの基地局と移動体に搭載された端末との通信をお
こなうシステムの構築が盛んに行われている。そのなか
でも、双方向通信と同時に、移動端末の位置を計測し
て、その測位情報もサービスしようとするシステムがあ
る。このようなシステムとしては、交通システム、無人
移動ロボットの監視、空港などの案内システム、視覚障
害者の誘導システムなどが挙げられる。
【0003】移動端末の測位方法としてロラン、GPS
等の既存の測位システムを利用し各移動端末自身で測位
を行い、測位結果を通信手段を通じて固定端末や他の移
動端末に伝送する方法がある。しかし、この方法では、
各移動端末にロラン、GPS等の受信機を別途備える必
要があるため移動端末のコスト、重量、容積の増大を招
くことや、測位精度の劣化または衛星の見通し条件の制
約等の面で不利である。
等の既存の測位システムを利用し各移動端末自身で測位
を行い、測位結果を通信手段を通じて固定端末や他の移
動端末に伝送する方法がある。しかし、この方法では、
各移動端末にロラン、GPS等の受信機を別途備える必
要があるため移動端末のコスト、重量、容積の増大を招
くことや、測位精度の劣化または衛星の見通し条件の制
約等の面で不利である。
【0004】そこで、通信に用いる電波と移動体測位に
用いる電波を共用し、固定基地局側で測位計算を行う通
信・測位システムが考えられている。このような通信・
測位システムとして、例えば 下世古、飯田、「これで
わかる世界の衛星」、(財)日本ITU協会発行、pp.2
78-286(1992)に示されるような、GEOSTARシステ
ムがある。
用いる電波を共用し、固定基地局側で測位計算を行う通
信・測位システムが考えられている。このような通信・
測位システムとして、例えば 下世古、飯田、「これで
わかる世界の衛星」、(財)日本ITU協会発行、pp.2
78-286(1992)に示されるような、GEOSTARシステ
ムがある。
【0005】まず、従来の通信・測位システムについ
て、図8、図9、図10を参照して説明する。図8は、
従来の通信・測位システムの全体構成図であり、51
a,51b,51cは移動端末52a,52bに電波を
送信したり受信する固定基地局、3a,3b,3cは各
基地局の通信線にそれぞれ接続された分配手段、4は各
分配手段3を経由して基地局2に接続された交換機、5
は交換機4を介して移動端末52と通信を行うための固
定端末、56は分配手段3に接続された位置算出手段、
7は位置算出手段56に接続された位置表示装置であ
る。また、Ta1〜Tc2は移動端末52から基地局5
1までの電波の到達時間を示し、例えばTb2は移動端
末局52b(#2)から基地局51b(B)までの電波
の伝搬時間を意味する。
て、図8、図9、図10を参照して説明する。図8は、
従来の通信・測位システムの全体構成図であり、51
a,51b,51cは移動端末52a,52bに電波を
送信したり受信する固定基地局、3a,3b,3cは各
基地局の通信線にそれぞれ接続された分配手段、4は各
分配手段3を経由して基地局2に接続された交換機、5
は交換機4を介して移動端末52と通信を行うための固
定端末、56は分配手段3に接続された位置算出手段、
7は位置算出手段56に接続された位置表示装置であ
る。また、Ta1〜Tc2は移動端末52から基地局5
1までの電波の到達時間を示し、例えばTb2は移動端
末局52b(#2)から基地局51b(B)までの電波
の伝搬時間を意味する。
【0006】以下、動作を説明する。固定端末5は交換
機4、基地局51を経由して移動端末52と通信する。
基地局51と移動端末52の間は無線電波で通信を行
う。移動端末は基地局51−交換機4−基地局51を経
由して別の移動端末との通信を行う場合もある。
機4、基地局51を経由して移動端末52と通信する。
基地局51と移動端末52の間は無線電波で通信を行
う。移動端末は基地局51−交換機4−基地局51を経
由して別の移動端末との通信を行う場合もある。
【0007】これと平行して、移動端末52の発射する
電波の届く範囲にある複数の基地局51はそれぞれ移動
端末52から基地局51までの電波の伝搬時間Ta1〜
Tc2を計測する。各到達時間Ta1〜Tc2は基地局
51から分配手段3を経由して位置算出手段56へ送ら
れる。位置算出手段56は移動端末52の位置を測定す
る。位置表示手段7は移動端末52の位置を表示する。
この移動端末52の表示位置は、交換機7を介して固定
端末5や移動端末52に送られて表示される場合もあ
る。
電波の届く範囲にある複数の基地局51はそれぞれ移動
端末52から基地局51までの電波の伝搬時間Ta1〜
Tc2を計測する。各到達時間Ta1〜Tc2は基地局
51から分配手段3を経由して位置算出手段56へ送ら
れる。位置算出手段56は移動端末52の位置を測定す
る。位置表示手段7は移動端末52の位置を表示する。
この移動端末52の表示位置は、交換機7を介して固定
端末5や移動端末52に送られて表示される場合もあ
る。
【0008】位置算出手段56は例えば次のような処理
を行う。図8の移動端末#2(S2)の位置は、基地局
Aを中心とする半径(c×Ta2)の球と、基地局Bを
中心とする半径(c×Tb2)の球と、基地局Cを中心
とする半径(c×Tc2)の球との交点から算出され
る。ここでcは電波の伝搬速度である。上記のように基
地局51では各移動端末52からの電波の伝搬時間Tを
移動端末毎に独立かつ精密に計測する必要がある。そこ
でスペクトル拡散技術が用いられる。このような従来の
通信・測位システムの移動端末52、基地局51は、例
えば図9、図10のような構成になる。
を行う。図8の移動端末#2(S2)の位置は、基地局
Aを中心とする半径(c×Ta2)の球と、基地局Bを
中心とする半径(c×Tb2)の球と、基地局Cを中心
とする半径(c×Tc2)の球との交点から算出され
る。ここでcは電波の伝搬速度である。上記のように基
地局51では各移動端末52からの電波の伝搬時間Tを
移動端末毎に独立かつ精密に計測する必要がある。そこ
でスペクトル拡散技術が用いられる。このような従来の
通信・測位システムの移動端末52、基地局51は、例
えば図9、図10のような構成になる。
【0009】図9に、従来の通信・測位システムの移動
端末52の内部構成例を示す。11はアンテナ、12は
送受信切り替えスイッチまたはサーキュレータ等の送信
/受信切替器、13は送信機、14は受信機、15はロ
ーカルオシレータ、16は送信信号を平衡変調回路など
でスペクトル拡散変調する変調器、17はスペクトル拡
散変調された受信信号を復調する復調器、18はスペク
トル拡散の変調コードを出力するコード発生器、19は
遅延器、20はマイク、キーボード等の入力装置、21
はスピーカ、ディスプレー等の出力装置である。コード
発生器18には、変調器16にコードを供給するコード
発生器18−1と遅延器19を介して復調器18にコー
ドを供給するコード発生器18−2の2種類がある。
端末52の内部構成例を示す。11はアンテナ、12は
送受信切り替えスイッチまたはサーキュレータ等の送信
/受信切替器、13は送信機、14は受信機、15はロ
ーカルオシレータ、16は送信信号を平衡変調回路など
でスペクトル拡散変調する変調器、17はスペクトル拡
散変調された受信信号を復調する復調器、18はスペク
トル拡散の変調コードを出力するコード発生器、19は
遅延器、20はマイク、キーボード等の入力装置、21
はスピーカ、ディスプレー等の出力装置である。コード
発生器18には、変調器16にコードを供給するコード
発生器18−1と遅延器19を介して復調器18にコー
ドを供給するコード発生器18−2の2種類がある。
【0010】次に移動端末52の動作を説明する。入力
装置20で生成された送信信号は、平衡変調回路などで
構成される変調器16において、コード発生器18- 1
が生成する端末特有の変調コードでスペクトル拡散変調
され、送信機13に送られる。その後、ローカルオシレ
ータ16の発振周波数の搬送波に乗せられ、さらに送信
機13で増幅されてアンテナ11から送信電波として放
射される。一方、アンテナ11に入射する受信信号は受
信機14でダウンコンバート、フィルタリング、増幅さ
れて復調器17に入る。復調器17は、コード発生器1
8- 2で生成されて遅延器61を経たスペクトル拡散変
調コードと受信信号との相関を取ることによって復調を
行い、これを出力装置21に送る。遅延器19は、復調
器17の出力信号に含まれる信号成分が最大になるよう
に拡散変調コードのタイミングをコントロールする。
装置20で生成された送信信号は、平衡変調回路などで
構成される変調器16において、コード発生器18- 1
が生成する端末特有の変調コードでスペクトル拡散変調
され、送信機13に送られる。その後、ローカルオシレ
ータ16の発振周波数の搬送波に乗せられ、さらに送信
機13で増幅されてアンテナ11から送信電波として放
射される。一方、アンテナ11に入射する受信信号は受
信機14でダウンコンバート、フィルタリング、増幅さ
れて復調器17に入る。復調器17は、コード発生器1
8- 2で生成されて遅延器61を経たスペクトル拡散変
調コードと受信信号との相関を取ることによって復調を
行い、これを出力装置21に送る。遅延器19は、復調
器17の出力信号に含まれる信号成分が最大になるよう
に拡散変調コードのタイミングをコントロールする。
【0011】図10に、従来の通信・測位システムの基
地局51の内部構成例を示す。41は通信回線から伝送
されてくる信号を送信信号に変換したり、受信信号を通
信回線で伝送させるモデム、40はモデム41の制御に
基づきコードの発生を制御するコード制御手段である。
他の構成要素は図9と同様に動作するから、説明を省
く。
地局51の内部構成例を示す。41は通信回線から伝送
されてくる信号を送信信号に変換したり、受信信号を通
信回線で伝送させるモデム、40はモデム41の制御に
基づきコードの発生を制御するコード制御手段である。
他の構成要素は図9と同様に動作するから、説明を省
く。
【0012】基地局51の動作を説明する。通信回線な
どから指令された移動端末52を選択するため、コード
制御手段40は選択したい移動端末特有のスペクトル拡
散変調コードを発生させるようコード発生器38を制御
する。また、遅延器39は移動端末と同様に復調器37
の出力信号に含まれる信号成分が最大になるようにスペ
クトル拡散変調コードのタイミングをコントロールす
る。このタイミングTは、スペクトル拡散変調コードの
番号すなわちこれに対応する移動端末の番号と基地局の
番号を添えて、モデム41を通じて通信線に伝送され
る。このタイミングTから、スペクトル拡散変調コード
の対応する移動端末52が発信する電波の基地局51ま
での伝搬時間Ta1〜Tc2を算出することができる。
どから指令された移動端末52を選択するため、コード
制御手段40は選択したい移動端末特有のスペクトル拡
散変調コードを発生させるようコード発生器38を制御
する。また、遅延器39は移動端末と同様に復調器37
の出力信号に含まれる信号成分が最大になるようにスペ
クトル拡散変調コードのタイミングをコントロールす
る。このタイミングTは、スペクトル拡散変調コードの
番号すなわちこれに対応する移動端末の番号と基地局の
番号を添えて、モデム41を通じて通信線に伝送され
る。このタイミングTから、スペクトル拡散変調コード
の対応する移動端末52が発信する電波の基地局51ま
での伝搬時間Ta1〜Tc2を算出することができる。
【0013】測位したい移動端末52のコード発生器1
8- 1が発生するスペクトル拡散変調コードを、少なく
とも4個程度の基地局51のコード発生器38- 2が、
それぞれ同期を取って発生させる。そして、それぞれ電
波の伝搬時間Tを計測することによって、上記のような
原理から、移動端末52の位置を推定できる。
8- 1が発生するスペクトル拡散変調コードを、少なく
とも4個程度の基地局51のコード発生器38- 2が、
それぞれ同期を取って発生させる。そして、それぞれ電
波の伝搬時間Tを計測することによって、上記のような
原理から、移動端末52の位置を推定できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、測位精度は
電波の伝搬時間Tの計測精度に依存し、電波の伝搬時間
Tの計測精度はコード発生器18、38のクロック周波
数で決定されてしまう。すなわち、測位精度を高めるた
めには、コード発生器18、38のクロック周波数を高
くする必要がある。クロック周波数が高いことは、移動
端末52と基地局51間の電波の周波数帯域幅が広がる
ことを意味する。例えば、伝搬時間Tの計測精度が10
分の1クロック周期程度あるとしても、測位精度30m
を達成するには、約2MHzの周波数帯域幅が必要とな
る。
電波の伝搬時間Tの計測精度に依存し、電波の伝搬時間
Tの計測精度はコード発生器18、38のクロック周波
数で決定されてしまう。すなわち、測位精度を高めるた
めには、コード発生器18、38のクロック周波数を高
くする必要がある。クロック周波数が高いことは、移動
端末52と基地局51間の電波の周波数帯域幅が広がる
ことを意味する。例えば、伝搬時間Tの計測精度が10
分の1クロック周期程度あるとしても、測位精度30m
を達成するには、約2MHzの周波数帯域幅が必要とな
る。
【0015】電波の周波数帯域幅が広がると、とくに移
動端末52の送信機13および受信機14のコスト、重
量、容積増大を招き、移動に不利になる。また、スペク
トル拡散変調・復調機能が必要であることも、図9に示
されるように、移動端末52のコスト、重量、容積増大
につながる。
動端末52の送信機13および受信機14のコスト、重
量、容積増大を招き、移動に不利になる。また、スペク
トル拡散変調・復調機能が必要であることも、図9に示
されるように、移動端末52のコスト、重量、容積増大
につながる。
【0016】さらに、周波数利用密度がきわめて高くな
っている現在、電波の占有周波数帯域幅を広く確保する
ことは難しく、また確保できたとしても限られた周波数
資源の有効活用という点で問題である。
っている現在、電波の占有周波数帯域幅を広く確保する
ことは難しく、また確保できたとしても限られた周波数
資源の有効活用という点で問題である。
【0017】また、基地局と移動端末との間に障害物が
有り直接波の見通しが得られない場合、回折波または反
射波の伝搬時間から移動端末52と基地局51との距離
を推定してしまうから距離誤差が生じる。その結果、測
位誤差が増大したり、測位ができなくなる。また、マル
チパス波が存在する際には、上記のような距離誤差に起
因する測位精度劣化に加えて、フェージング等通信品質
の劣化がおこる。
有り直接波の見通しが得られない場合、回折波または反
射波の伝搬時間から移動端末52と基地局51との距離
を推定してしまうから距離誤差が生じる。その結果、測
位誤差が増大したり、測位ができなくなる。また、マル
チパス波が存在する際には、上記のような距離誤差に起
因する測位精度劣化に加えて、フェージング等通信品質
の劣化がおこる。
【0018】以上のように、上記従来の通信・測位シス
テムでは、電波の占有周波数帯域幅が広いという課題が
あった。またそれに伴い、移動端末のコスト、重量、容
積が増大し、端末の携帯、移動に不便という課題があっ
た。また、基地局と移動端末との間に障害物がある場
合、測位精度が劣化したり測位できなくなるとの課題が
あった。また、マルチパス反射波が存在する場合は、測
位精度や通信品質が劣化するとの課題があった。
テムでは、電波の占有周波数帯域幅が広いという課題が
あった。またそれに伴い、移動端末のコスト、重量、容
積が増大し、端末の携帯、移動に不便という課題があっ
た。また、基地局と移動端末との間に障害物がある場
合、測位精度が劣化したり測位できなくなるとの課題が
あった。また、マルチパス反射波が存在する場合は、測
位精度や通信品質が劣化するとの課題があった。
【0019】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、必要な電波の占有周波数帯域幅
が狭くて済み、安価で軽くコンパクトで携帯、移動に負
担とならない移動端末で済む通信測位装置を得ることを
目的とする。また、基地局と移動端末との間に障害物や
マルチパス反射波が存在する場合でも、測位精度や通信
品質の劣化がおこりにくい通信測位装置を得ることを目
的とする。
ためになされたもので、必要な電波の占有周波数帯域幅
が狭くて済み、安価で軽くコンパクトで携帯、移動に負
担とならない移動端末で済む通信測位装置を得ることを
目的とする。また、基地局と移動端末との間に障害物や
マルチパス反射波が存在する場合でも、測位精度や通信
品質の劣化がおこりにくい通信測位装置を得ることを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る通信測位
装置は、アンテナ、送信機、及び、受信機を具備する移
動可能な端末と、アンテナ、送信機、通信処理を行うた
めの第1の受信機、測角信号処理を行うための第2の受
信機、及び、この第2の受信機の出力信号に基づき上記
端末から送られてくる信号の到来角を測定する測角信号
処理手段を具備し、上記端末との通信処理及び測角信号
処理を同時に行う複数の基地局と、上記複数の基地局に
よりそれぞれ求められた上記到来角に基づき上記端末の
位置を求める測位処理手段とを備えたものである。
装置は、アンテナ、送信機、及び、受信機を具備する移
動可能な端末と、アンテナ、送信機、通信処理を行うた
めの第1の受信機、測角信号処理を行うための第2の受
信機、及び、この第2の受信機の出力信号に基づき上記
端末から送られてくる信号の到来角を測定する測角信号
処理手段を具備し、上記端末との通信処理及び測角信号
処理を同時に行う複数の基地局と、上記複数の基地局に
よりそれぞれ求められた上記到来角に基づき上記端末の
位置を求める測位処理手段とを備えたものである。
【0021】上記測角信号処理手段は、上記アンテナの
指向性を利用して上記端末の方向を測定する。また、通
信処理及び測角信号処理を同時に行うとは、物理的な意
味での同一時刻に処理するという意味ではなく、適切な
測位処理が行えるように通信処理と測角信号処理とを併
せて行うことが可能になる程度に同時に処理するという
意味である。また、上記測位処理手段は、公知の技術、
たとえば三角測量を用いて測位処理を行う。
指向性を利用して上記端末の方向を測定する。また、通
信処理及び測角信号処理を同時に行うとは、物理的な意
味での同一時刻に処理するという意味ではなく、適切な
測位処理が行えるように通信処理と測角信号処理とを併
せて行うことが可能になる程度に同時に処理するという
意味である。また、上記測位処理手段は、公知の技術、
たとえば三角測量を用いて測位処理を行う。
【0022】請求項2に係る通信測位装置は、上記複数
の基地局の上記第2の受信機の帯域幅を、上記第1の受
信機の帯域幅より狭くしたものである。上記第2の受信
機は主に測角処理に用いられるから広い帯域幅を必要と
しない。上記第2の受信機の帯域幅を測角処理に支障の
ない範囲で狭くする。
の基地局の上記第2の受信機の帯域幅を、上記第1の受
信機の帯域幅より狭くしたものである。上記第2の受信
機は主に測角処理に用いられるから広い帯域幅を必要と
しない。上記第2の受信機の帯域幅を測角処理に支障の
ない範囲で狭くする。
【0023】請求項3に係る通信測位装置は、上記複数
の基地局の上記アンテナを複数の素子アンテナで構成す
るとともに、上記アンテナのビームパターンを制御する
ビーム形成手段を備え、上記複数の基地局は、到来信号
が複数あるときに、上記ビーム形成手段により上記複数
の到来信号の一部に対して上記アンテナの利得を低下さ
せることにより、上記複数の到来信号のうちの他の信号
を選択して通信処理及び測角処理を行うものである。
の基地局の上記アンテナを複数の素子アンテナで構成す
るとともに、上記アンテナのビームパターンを制御する
ビーム形成手段を備え、上記複数の基地局は、到来信号
が複数あるときに、上記ビーム形成手段により上記複数
の到来信号の一部に対して上記アンテナの利得を低下さ
せることにより、上記複数の到来信号のうちの他の信号
を選択して通信処理及び測角処理を行うものである。
【0024】上記素子アンテナとして、ダイポールアン
テナ、キャパシタアンテナ、キャパシタアレーアンテナ
等がある。
テナ、キャパシタアンテナ、キャパシタアレーアンテナ
等がある。
【0025】請求項4に係る通信測位装置は、上記複数
の基地局の上記アンテナを複数の素子アンテナで構成す
るとともに、上記アンテナのビームパターンを制御する
ビーム形成手段を備え、上記複数の基地局は、到来信号
が複数あるときに、上記ビーム形成手段により上記複数
の到来信号の一部に対して上記アンテナの利得を低下さ
せることにより、上記複数の到来信号のうちの他の信号
を選択し、この他の信号の到来方向に対して送信するも
のである。
の基地局の上記アンテナを複数の素子アンテナで構成す
るとともに、上記アンテナのビームパターンを制御する
ビーム形成手段を備え、上記複数の基地局は、到来信号
が複数あるときに、上記ビーム形成手段により上記複数
の到来信号の一部に対して上記アンテナの利得を低下さ
せることにより、上記複数の到来信号のうちの他の信号
を選択し、この他の信号の到来方向に対して送信するも
のである。
【0026】請求項5に係る通信測位装置は、上記複数
の基地局の上記アンテナを、下水道に設けられたマンホ
ール蓋の一部分に設けられた誘電体と、上記誘電体に設
けられた複数の素子アンテナとから構成するとともに、
上記複数の基地局と上記測位処理手段との間の通信路を
上記下水道に設けたものである。
の基地局の上記アンテナを、下水道に設けられたマンホ
ール蓋の一部分に設けられた誘電体と、上記誘電体に設
けられた複数の素子アンテナとから構成するとともに、
上記複数の基地局と上記測位処理手段との間の通信路を
上記下水道に設けたものである。
【0027】請求項6に係る通信測位装置は、上記複数
の基地局の上記アンテナを、建造物の壁面に設けられた
複数の素子アンテナから構成したものである。
の基地局の上記アンテナを、建造物の壁面に設けられた
複数の素子アンテナから構成したものである。
【0028】
実施の形態1.この発明の実施の形態1を図1、図2を
参照して説明する。図1は本実施の形態1の全体構成図
である。同図において、1a,1b,1cは基地局、2
a,2bは移動端末、6は分配手段3a,3b,3cを
経由して各基地局1に接続された位置算出手段である。
他の構成要素は従来例と同じであるから説明を省略す
る。
参照して説明する。図1は本実施の形態1の全体構成図
である。同図において、1a,1b,1cは基地局、2
a,2bは移動端末、6は分配手段3a,3b,3cを
経由して各基地局1に接続された位置算出手段である。
他の構成要素は従来例と同じであるから説明を省略す
る。
【0029】また、θは基地局1における電波の到来方
向すなわち移動端末2の方向を示す。基地局1aから移
動端末2aを見た方向をθa1、移動端末2bを見た方
向をθa2とする。基地局1bから移動端末2aを見た
方向をθb1、移動端末2bを見た方向をθb2とす
る。基地局1cから移動端末2aを見た方向をθc1、
移動端末2bを見た方向をθc2とする。
向すなわち移動端末2の方向を示す。基地局1aから移
動端末2aを見た方向をθa1、移動端末2bを見た方
向をθa2とする。基地局1bから移動端末2aを見た
方向をθb1、移動端末2bを見た方向をθb2とす
る。基地局1cから移動端末2aを見た方向をθc1、
移動端末2bを見た方向をθc2とする。
【0030】図2は本実施の形態1に用いる移動端末2
の構成で、構成要素及び動作は図9からスペクトル拡散
変調機能を除いたものであるから説明を省略する。図2
の移動端末は、図9のものよりも構成が簡単になり、小
型・軽量化が可能である。
の構成で、構成要素及び動作は図9からスペクトル拡散
変調機能を除いたものであるから説明を省略する。図2
の移動端末は、図9のものよりも構成が簡単になり、小
型・軽量化が可能である。
【0031】図3は本実施の形態1の基地局1の構成図
である。31−1〜Mはアレー状に並べられた素子アン
テナ、34−1〜Mは各素子アンテナ31−1〜Mにそ
れぞれ接続され、通信波の周波数帯域に対応した帯域幅
をもつ受信機、42は各受信機34−1〜Mの出力を合
成する合成器、43は各受信機34−1〜Mに接続され
た測角処理手段である。なお、スイッチ32は素子アン
テナ31−1にのみ接続されている。すなわち、移動端
末への送信処理はアンテナ31−1を介して行われる
が、信号の到来方向の測定はアンテナ31−1〜M全体
で行われる。
である。31−1〜Mはアレー状に並べられた素子アン
テナ、34−1〜Mは各素子アンテナ31−1〜Mにそ
れぞれ接続され、通信波の周波数帯域に対応した帯域幅
をもつ受信機、42は各受信機34−1〜Mの出力を合
成する合成器、43は各受信機34−1〜Mに接続され
た測角処理手段である。なお、スイッチ32は素子アン
テナ31−1にのみ接続されている。すなわち、移動端
末への送信処理はアンテナ31−1を介して行われる
が、信号の到来方向の測定はアンテナ31−1〜M全体
で行われる。
【0032】xmはm番目の受信機34- mの出力信
号、yは合成器42の出力信号である合成受信信号、θ
は測角処理手段43の出力である電波到来角推定値、M
は素子アンテナまたは受信機の個数である。
号、yは合成器42の出力信号である合成受信信号、θ
は測角処理手段43の出力である電波到来角推定値、M
は素子アンテナまたは受信機の個数である。
【0033】まず、基地局1の動作を説明する。各素子
アンテナ31で捉えられた到来信号は受信機34でそれ
ぞれ増幅及び検波されて、受信信号x1〜xMとして出
力される。受信信号x1〜xMは、合成器42で合成さ
れ、合成受信信号yとなってモデム41で通信回線に送
られる。
アンテナ31で捉えられた到来信号は受信機34でそれ
ぞれ増幅及び検波されて、受信信号x1〜xMとして出
力される。受信信号x1〜xMは、合成器42で合成さ
れ、合成受信信号yとなってモデム41で通信回線に送
られる。
【0034】これと平行して、測角処理手段43は受信
信号x1〜xMを受けて、移動端末1から到来する通常
の通信電波の到来角θを算出する。測角処理手段43が
用いる測角方法として、通信対象である移動端末1が
(同周波数帯に)1個のみ存在する場合はモノパルス等
を用いることができる。移動端末1が複数個存在する場
合であっても、例えば公知文献:Schmidt, ■Multiple
Emitter Location and Signal Parameter Estimation
■, IEEE Trans.,AP-34,3,pp.276-280(1986)に記載され
るMUSICアルゴリズム等を用いれば、同周波数帯に
混信する(M−1)波の電波を分離して測角できるか
ら、各移動端末1それぞれ独立に方位θを推定すること
ができる。
信号x1〜xMを受けて、移動端末1から到来する通常
の通信電波の到来角θを算出する。測角処理手段43が
用いる測角方法として、通信対象である移動端末1が
(同周波数帯に)1個のみ存在する場合はモノパルス等
を用いることができる。移動端末1が複数個存在する場
合であっても、例えば公知文献:Schmidt, ■Multiple
Emitter Location and Signal Parameter Estimation
■, IEEE Trans.,AP-34,3,pp.276-280(1986)に記載され
るMUSICアルゴリズム等を用いれば、同周波数帯に
混信する(M−1)波の電波を分離して測角できるか
ら、各移動端末1それぞれ独立に方位θを推定すること
ができる。
【0035】次に、図1の全体構成の動作を説明する。
各基地局1a,1b,1cで算出された移動端末2a,
2bからの電波到来角θa1〜θc2は分配手段3a,
3b,3cを経由して位置算出手段6へ送られる。位置
算出手段6は各移動端末2a,2bの位置を測定する。
各基地局1a,1b,1cで算出された移動端末2a,
2bからの電波到来角θa1〜θc2は分配手段3a,
3b,3cを経由して位置算出手段6へ送られる。位置
算出手段6は各移動端末2a,2bの位置を測定する。
【0036】例えば、図1中の移動端末#2(S2)の
位置は、基地局Aを起点とする角度θa2の方位線と、
基地局Bを起点とする角度θb2の方位線と、基地局C
を起点とする角度θc2の方位線との交点から算出され
る。なお、方位線θa2と方位線θb1との交点(図中
Uに示す)も現れる場合があるが、例えば、残りの基地
局Cから方位線が交わっていないことから移動端末位置
ではないと判定することが可能である。他の動作は従来
例の図8と同様であるから説明を省略する。
位置は、基地局Aを起点とする角度θa2の方位線と、
基地局Bを起点とする角度θb2の方位線と、基地局C
を起点とする角度θc2の方位線との交点から算出され
る。なお、方位線θa2と方位線θb1との交点(図中
Uに示す)も現れる場合があるが、例えば、残りの基地
局Cから方位線が交わっていないことから移動端末位置
ではないと判定することが可能である。他の動作は従来
例の図8と同様であるから説明を省略する。
【0037】この実施の形態1では、位置算出手段6で
求めた交点位置S1、S2と移動端末#1、#2の対応
がとれない場合もある。しかし、移動端末の初期位置が
分かる場合であれば、その初期位置に対応する交点を追
尾することによって、交点位置と移動端末の番号の対応
が取れる。また、基地局側から指令して、ある瞬間だけ
特定の移動端末のみ送信を行わせ、このときの交点位置
から対応をつけることもできる。または、通信周波数帯
域とは別のある(狭い)周波数帯域において特定の移動
端末のみ送信を行わせ、このときの交点位置から対応を
つけることもできる。
求めた交点位置S1、S2と移動端末#1、#2の対応
がとれない場合もある。しかし、移動端末の初期位置が
分かる場合であれば、その初期位置に対応する交点を追
尾することによって、交点位置と移動端末の番号の対応
が取れる。また、基地局側から指令して、ある瞬間だけ
特定の移動端末のみ送信を行わせ、このときの交点位置
から対応をつけることもできる。または、通信周波数帯
域とは別のある(狭い)周波数帯域において特定の移動
端末のみ送信を行わせ、このときの交点位置から対応を
つけることもできる。
【0038】なお、この実施の形態1では、全ての受信
機34−1〜Mの合成受信信号yを通信の受信信号とし
て交換機4側に送る場合を説明したが、一部の受信機の
合成出力、もしくは測角用と別の受信機の出力を通信の
受信信号として用いても構わない。
機34−1〜Mの合成受信信号yを通信の受信信号とし
て交換機4側に送る場合を説明したが、一部の受信機の
合成出力、もしくは測角用と別の受信機の出力を通信の
受信信号として用いても構わない。
【0039】また、この実施の形態1では、測角処理の
みに供する一部の受信機34−2〜Mは、通信波の周波
数帯域より狭い周波数帯域に対応したものであっても構
わない。これらの周波数帯域が狭い受信機は一般に安価
で比較的構造が単純で済むから、基地局の製造コスト、
重量、サイズを削減できる。
みに供する一部の受信機34−2〜Mは、通信波の周波
数帯域より狭い周波数帯域に対応したものであっても構
わない。これらの周波数帯域が狭い受信機は一般に安価
で比較的構造が単純で済むから、基地局の製造コスト、
重量、サイズを削減できる。
【0040】また、スイッチ32を設け素子アンテナ3
1- 1は送信・受信共用としているが、送信専用に別の
アンテナを設けて、送受を切り離しても構わない。ま
た、アンテナ31として複数の素子アンテナからなるア
レーアンテナを用いたが、これに限らず方位測定が可能
なアンテナであれば何でも良い。たとえば、指向性を有
する八木アンテナ、パラボラアンテナ、円筒アンテナを
用い、アンテナを機械的に走査することにより方位測定
を行ってもよい。
1- 1は送信・受信共用としているが、送信専用に別の
アンテナを設けて、送受を切り離しても構わない。ま
た、アンテナ31として複数の素子アンテナからなるア
レーアンテナを用いたが、これに限らず方位測定が可能
なアンテナであれば何でも良い。たとえば、指向性を有
する八木アンテナ、パラボラアンテナ、円筒アンテナを
用い、アンテナを機械的に走査することにより方位測定
を行ってもよい。
【0041】また、この実施の形態1では、受信機34
の後に、IF段ないしはベースバンド段で測角処理手段
43を接続しているが、測角処理手段43をRF段に配
置し、受信機34の数を減らしても構わない。
の後に、IF段ないしはベースバンド段で測角処理手段
43を接続しているが、測角処理手段43をRF段に配
置し、受信機34の数を減らしても構わない。
【0042】また、移動端末2は図2とは異なる構成で
も、基本的に通常の通信用送受信機能を持つものであれ
ば十分である。通信波の周波数帯域幅に制約がないた
め、広く普及している携帯電話器、PHS電話器のよう
な移動端末もそのまま利用できる。さらに、移動端末2
の素子アンテナを送受別に設けても構わない。また、こ
の実施の形態1では、各基地局1a,1b,1cに測角
処理手段43を持たせたが、各受信機34の受信信号x
をすべて位置算出手段6側に送り、ここで測角処理を行
うようにして、測角処理手段を共通化しても構わない。
も、基本的に通常の通信用送受信機能を持つものであれ
ば十分である。通信波の周波数帯域幅に制約がないた
め、広く普及している携帯電話器、PHS電話器のよう
な移動端末もそのまま利用できる。さらに、移動端末2
の素子アンテナを送受別に設けても構わない。また、こ
の実施の形態1では、各基地局1a,1b,1cに測角
処理手段43を持たせたが、各受信機34の受信信号x
をすべて位置算出手段6側に送り、ここで測角処理を行
うようにして、測角処理手段を共通化しても構わない。
【0043】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、移動端末と通信が同時できることはもちろんのこ
と、この通常の通信波を用いて移動端末の位置を知るこ
とができる。この際、移動端末の測位を到来角の情報で
行うため、スペクトル拡散技術を用いる場合と異なり測
位精度は通信波の帯域幅に依存しない。従って、通信波
の周波数帯域幅は狭くても構わない。電波の占有周波数
帯域幅が狭くて済むため、他の通信システムと干渉する
可能性が小さくなる。また、広帯域の送受信機やスペク
トル拡散変調の機能が不要であることから、とくに移動
端末の構造がより簡単になる。
ば、移動端末と通信が同時できることはもちろんのこ
と、この通常の通信波を用いて移動端末の位置を知るこ
とができる。この際、移動端末の測位を到来角の情報で
行うため、スペクトル拡散技術を用いる場合と異なり測
位精度は通信波の帯域幅に依存しない。従って、通信波
の周波数帯域幅は狭くても構わない。電波の占有周波数
帯域幅が狭くて済むため、他の通信システムと干渉する
可能性が小さくなる。また、広帯域の送受信機やスペク
トル拡散変調の機能が不要であることから、とくに移動
端末の構造がより簡単になる。
【0044】また、障害物により伝搬遅延時間が変化し
たとしても到来方向の測定にはほとんど影響を受けな
い。このようにこの実施の形態1によれば、角度情報か
ら移動端末の測位を行うため、2次元の測位を行う際に
は、基地局と移動端末との間に障害物があり見通しが得
られない場合でも、より正確な測位が可能である。
たとしても到来方向の測定にはほとんど影響を受けな
い。このようにこの実施の形態1によれば、角度情報か
ら移動端末の測位を行うため、2次元の測位を行う際に
は、基地局と移動端末との間に障害物があり見通しが得
られない場合でも、より正確な測位が可能である。
【0045】実施の形態2.この発明の実施の形態2を
図1、図2、図4、図5を参照して説明する。ここで
は、簡単のため、一例として2個の移動端末s1,s2
に対して通信・測位する場合について説明する。本実施
の形態2の全体構成図は、基地局1以外は図1に示され
たものと同様であり、説明を省略する。
図1、図2、図4、図5を参照して説明する。ここで
は、簡単のため、一例として2個の移動端末s1,s2
に対して通信・測位する場合について説明する。本実施
の形態2の全体構成図は、基地局1以外は図1に示され
たものと同様であり、説明を省略する。
【0046】本実施の形態2の移動端末は、図2に示さ
れたものと同様である。図4は、本実施の形態2の基地
局1の内部構成を示す図である。同図において、44−
1,44−2は各受信機34−1〜Mに接続され、測角
処理手段43の出力する到来角θに基づいてアンテナビ
ームパターンを形成するビーム形成手段である。他の構
成要素は実施の形態1と同様であるから説明を省く。
れたものと同様である。図4は、本実施の形態2の基地
局1の内部構成を示す図である。同図において、44−
1,44−2は各受信機34−1〜Mに接続され、測角
処理手段43の出力する到来角θに基づいてアンテナビ
ームパターンを形成するビーム形成手段である。他の構
成要素は実施の形態1と同様であるから説明を省く。
【0047】図5は、図4中のビーム形成手段44の内
部構成図である。同図において、441は荷重w1〜w
Mを出力する荷重決定手段、442−1〜Mは荷重w1
〜wmと信号x1〜xMとをそれぞれ乗算する乗算手
段、443は乗算手段442−1〜Mの出力の加算する
加算手段である。wmは、m番目の受信信号xmに乗じ
られる荷重である。
部構成図である。同図において、441は荷重w1〜w
Mを出力する荷重決定手段、442−1〜Mは荷重w1
〜wmと信号x1〜xMとをそれぞれ乗算する乗算手
段、443は乗算手段442−1〜Mの出力の加算する
加算手段である。wmは、m番目の受信信号xmに乗じ
られる荷重である。
【0048】以下、動作を説明する。図4の測角処理手
段43は、例えば、上記のMUSICアルゴリズム等を
用いてs1,s2の通信波それぞれに対応する到来角推
定値θ1、θ2を算出する。第一のビーム形成手段44
- 1の荷重決定手段441は、θ1、θ2と各素子アン
テナ31の配置とに基づき、アンテナパターンがθ1方
向にゲインが高くなり、θ2方向にヌル(ゲインが非常
に低くなる点)を形成するよう荷重w1、・・・、wM
を決定する。加算手段443の出力信号、すなわち第一
のビーム形成手段44- 1の出力信号y1は y1=Σ wm・xm で与えられる。ビーム形成手段44−1は、y1ができ
るだけRs2を含まずRs1のみになるようwmを調整
する。ここで、Rs1、Rs2はそれぞれ移動端末s
1、s2から送信されてくる電波に対応する信号を意味
する。
段43は、例えば、上記のMUSICアルゴリズム等を
用いてs1,s2の通信波それぞれに対応する到来角推
定値θ1、θ2を算出する。第一のビーム形成手段44
- 1の荷重決定手段441は、θ1、θ2と各素子アン
テナ31の配置とに基づき、アンテナパターンがθ1方
向にゲインが高くなり、θ2方向にヌル(ゲインが非常
に低くなる点)を形成するよう荷重w1、・・・、wM
を決定する。加算手段443の出力信号、すなわち第一
のビーム形成手段44- 1の出力信号y1は y1=Σ wm・xm で与えられる。ビーム形成手段44−1は、y1ができ
るだけRs2を含まずRs1のみになるようwmを調整
する。ここで、Rs1、Rs2はそれぞれ移動端末s
1、s2から送信されてくる電波に対応する信号を意味
する。
【0049】例えば、素子アンテナ31が等間隔リニア
アレーに配置されている場合は、第m受信機34−mの
出力信号xmは次式のように与えられる。 xm=Rs1 exp[ j2 π(m-1)d sinθ1]+Rs2 exp[
j2π(m-1)d sinθ2]
アレーに配置されている場合は、第m受信機34−mの
出力信号xmは次式のように与えられる。 xm=Rs1 exp[ j2 π(m-1)d sinθ1]+Rs2 exp[
j2π(m-1)d sinθ2]
【0050】従って、次式を満足するようにwmをおけ
ばy1はRs1のみとなる。 Σ wm・exp[ j2 π(m-1)d sinθ2]=0 ここでdはアンテナの素子間隔である。
ばy1はRs1のみとなる。 Σ wm・exp[ j2 π(m-1)d sinθ2]=0 ここでdはアンテナの素子間隔である。
【0051】同様に荷重を調整することにより、第二の
ビーム形成手段44- 2の出力信号y2はRs2のみと
なる。このように、すべての基地局1あるいは一部の基
地局1は、通信波の到来角推定値θ1、θ2と、それぞ
れに対応する移動端末s1、s2からの受信信号を分離
して、位置算出手段6や交換機4に伝送する。
ビーム形成手段44- 2の出力信号y2はRs2のみと
なる。このように、すべての基地局1あるいは一部の基
地局1は、通信波の到来角推定値θ1、θ2と、それぞ
れに対応する移動端末s1、s2からの受信信号を分離
して、位置算出手段6や交換機4に伝送する。
【0052】なお、基地局1a,1b,1cが2つの移
動端末s1,s2から信号を受信したときに、それぞれ
の基地局1a,1b,1cでどちらの信号を選択し、ど
ちらの信号に対してアンテナのヌルを形成するかを決定
する方法には次の2通りの方法がある。
動端末s1,s2から信号を受信したときに、それぞれ
の基地局1a,1b,1cでどちらの信号を選択し、ど
ちらの信号に対してアンテナのヌルを形成するかを決定
する方法には次の2通りの方法がある。
【0053】第1に、移動端末の出現予想領域を推定
し、基地局の具体的な配置に対応して最適な受信ができ
るように、方位角ごとに選択する。たとえば、基地局1
xにおいて、この基地局に比較的近い領域に移動端末が
出現するならば方位0度の方向から信号が到来し、比較
的遠い領域に移動端末が出現するならば方位90度の方
向から信号が到来するとき、0度及び90度から2つの
信号が同時に受信できたとき、0度方向の信号を選択
し、90度方向の信号に対してヌルを形成する。また、
方位に変えて信号強度にしたがって選択するようにして
もよい。
し、基地局の具体的な配置に対応して最適な受信ができ
るように、方位角ごとに選択する。たとえば、基地局1
xにおいて、この基地局に比較的近い領域に移動端末が
出現するならば方位0度の方向から信号が到来し、比較
的遠い領域に移動端末が出現するならば方位90度の方
向から信号が到来するとき、0度及び90度から2つの
信号が同時に受信できたとき、0度方向の信号を選択
し、90度方向の信号に対してヌルを形成する。また、
方位に変えて信号強度にしたがって選択するようにして
もよい。
【0054】第2に、位置算出手段6による位置測定結
果を各基地局にフィードバックし、これを受けて基地局
は最適な受信あるいは測定ができるように選択する。具
体的には、最寄りの移動端末を選択したり、誤差の小さ
な方向の信号を選択したり、本来の位置でない虚像を除
去するように選択する。あるいは複数の基地局が受信し
た信号間で相関をとり、相関が高い信号について選択さ
せるようにしてもよい。
果を各基地局にフィードバックし、これを受けて基地局
は最適な受信あるいは測定ができるように選択する。具
体的には、最寄りの移動端末を選択したり、誤差の小さ
な方向の信号を選択したり、本来の位置でない虚像を除
去するように選択する。あるいは複数の基地局が受信し
た信号間で相関をとり、相関が高い信号について選択さ
せるようにしてもよい。
【0055】なお、測角処理手段43が、公知の空間ス
ムージング処理を適用したMUSICアルゴリズムや最
尤推定アルゴリズム等のコヒーレントな複数波も分離測
角できる測角アルゴリズムを用いれば、通信波到来波の
直接波とマルチパス反射波の到来角を分離測角できる。
これにより、到来波の測角精度が向上するだけでなく、
ビーム形成手段44の荷重決定手段441がマルチパス
反射波の到来方向にもヌルを形成するよう荷重を定めれ
ば、マルチパス反射波を除去した受信信号yを交換機4
側に伝送できる。なおこの場合、マルチパス反射波の到
来角も位置算出手段6に送られるため方位線が増え、そ
の結果余分な方位線の交点が現れるが、反射点では3本
以上の方位線は一般に交わらないから、このような交点
は排除できる。
ムージング処理を適用したMUSICアルゴリズムや最
尤推定アルゴリズム等のコヒーレントな複数波も分離測
角できる測角アルゴリズムを用いれば、通信波到来波の
直接波とマルチパス反射波の到来角を分離測角できる。
これにより、到来波の測角精度が向上するだけでなく、
ビーム形成手段44の荷重決定手段441がマルチパス
反射波の到来方向にもヌルを形成するよう荷重を定めれ
ば、マルチパス反射波を除去した受信信号yを交換機4
側に伝送できる。なおこの場合、マルチパス反射波の到
来角も位置算出手段6に送られるため方位線が増え、そ
の結果余分な方位線の交点が現れるが、反射点では3本
以上の方位線は一般に交わらないから、このような交点
は排除できる。
【0056】本実施の形態2では、移動端末s1、s2
からの受信信号を分離して得ることができるので、マル
チパスが発生した場合でも、移動端末を識別するために
実施の形態1で説明したようなタイムスロットまたは周
波数を特別に用意する必要はない。
からの受信信号を分離して得ることができるので、マル
チパスが発生した場合でも、移動端末を識別するために
実施の形態1で説明したようなタイムスロットまたは周
波数を特別に用意する必要はない。
【0057】なお、この実施の形態2では、基地局1を
受信機34側のみビーム制御するように構成したが、送
信機33側も複数の素子アンテナに接続してビーム制御
するように構成しても構わない。基地局の送信ビーム
を、測角処理手段43が推定した直接受信波の方向すな
わち一つの移動端末の方向に絞ることによって、基地局
から移動端末に送信する際にマルチパス反射波ができに
くくなる。また、基地局の送信ビームを移動端末の方向
に絞ると、移動端末の受信電力が高まり、SN比が向上
する。
受信機34側のみビーム制御するように構成したが、送
信機33側も複数の素子アンテナに接続してビーム制御
するように構成しても構わない。基地局の送信ビーム
を、測角処理手段43が推定した直接受信波の方向すな
わち一つの移動端末の方向に絞ることによって、基地局
から移動端末に送信する際にマルチパス反射波ができに
くくなる。また、基地局の送信ビームを移動端末の方向
に絞ると、移動端末の受信電力が高まり、SN比が向上
する。
【0058】また、基地局すべてが全ての移動端末の方
向にビーム形成する必要はない。例えば、図1の例で
は、基地局Aが移動端末#1の直接波のみを受信するよ
うビーム形成し、基地局Bが移動端末#2の直接波のみ
を受信するようビーム形成し、基地局Cはビーム形成せ
ず測角のみを行うようにしても構わない。
向にビーム形成する必要はない。例えば、図1の例で
は、基地局Aが移動端末#1の直接波のみを受信するよ
うビーム形成し、基地局Bが移動端末#2の直接波のみ
を受信するようビーム形成し、基地局Cはビーム形成せ
ず測角のみを行うようにしても構わない。
【0059】以上のように、この実施の形態2によれば
複数の到来信号を選択できるので、実施の形態1で示し
た効果に加えて、同一周波数帯、同一エリアに複数の移
動端末が存在する場合に不要な混信を避けることができ
る。これは通信をおこなう際に、移動端末毎に周波数分
割または時間分割する必要がなくなり、複数の移動端末
に同一の周波数、同一のタイムスロットを割り当てるこ
とが可能なため、さらに周波数の利用効率が高まる。こ
のことは処理対象である移動端末が多数にのぼるときに
特に有利である。
複数の到来信号を選択できるので、実施の形態1で示し
た効果に加えて、同一周波数帯、同一エリアに複数の移
動端末が存在する場合に不要な混信を避けることができ
る。これは通信をおこなう際に、移動端末毎に周波数分
割または時間分割する必要がなくなり、複数の移動端末
に同一の周波数、同一のタイムスロットを割り当てるこ
とが可能なため、さらに周波数の利用効率が高まる。こ
のことは処理対象である移動端末が多数にのぼるときに
特に有利である。
【0060】また、ビーム形成手段44が所望移動端末
方向のゲインを高めることができるため、所望波に対す
る受信SN比を高めることができる。また、ビーム形成
手段44がマルチパス反射波の到来方向のゲインを落と
す。従って、他のマルチパス反射波の干渉が小さくな
る。また、送信機側もビーム形成を行う場合は、送信電
力を有効に利用できると共に、送信波のマルチパスを防
ぐことができる。従って、高品質の通信が可能となる。
方向のゲインを高めることができるため、所望波に対す
る受信SN比を高めることができる。また、ビーム形成
手段44がマルチパス反射波の到来方向のゲインを落と
す。従って、他のマルチパス反射波の干渉が小さくな
る。また、送信機側もビーム形成を行う場合は、送信電
力を有効に利用できると共に、送信波のマルチパスを防
ぐことができる。従って、高品質の通信が可能となる。
【0061】実施の形態3.この実施の形態3は、実施
の形態1、2の基地局の素子アンテナ31−1〜Mの具
体的な配置を示すものである。図6はこの実施の形態3
のアンテナ配置を示す図である。
の形態1、2の基地局の素子アンテナ31−1〜Mの具
体的な配置を示すものである。図6はこの実施の形態3
のアンテナ配置を示す図である。
【0062】同図からわかるように、下水道104に設
けられたマンホール101の蓋の一部を誘電体102で
構成し、その誘電体102の内部に複数の素子アンテナ
31−1〜Mを設けたものである。通常、下水道104
には複数のマンホール101が設けられているが、これ
らマンホールの一部または全部に基地局を設ける。ま
た、モデム41等を含む基地局処理部103はマンホー
ル101内ないし近傍に設けられる。信号の損失をさけ
るために、素子アンテナ31と基地局処理部103との
距離をなるべく短くする。また、基地局1と固定局5と
を結ぶ通信線105は、下水道104内に設けられる。
けられたマンホール101の蓋の一部を誘電体102で
構成し、その誘電体102の内部に複数の素子アンテナ
31−1〜Mを設けたものである。通常、下水道104
には複数のマンホール101が設けられているが、これ
らマンホールの一部または全部に基地局を設ける。ま
た、モデム41等を含む基地局処理部103はマンホー
ル101内ないし近傍に設けられる。信号の損失をさけ
るために、素子アンテナ31と基地局処理部103との
距離をなるべく短くする。また、基地局1と固定局5と
を結ぶ通信線105は、下水道104内に設けられる。
【0063】この実施の形態3によれば次のような効果
がある。既存のマンホールの蓋を利用するため、新たに
基地局のための用地を確保する必要がない。また、マン
ホールは、通常、数百m間隔で設けられており、基地局
の配置を柔軟に設定できて、基地局の位置の選択上で非
常に有利である。さらに、既存の下水道を利用して通信
線を敷設できるから、通信線の工事の点でも非常に有利
である。
がある。既存のマンホールの蓋を利用するため、新たに
基地局のための用地を確保する必要がない。また、マン
ホールは、通常、数百m間隔で設けられており、基地局
の配置を柔軟に設定できて、基地局の位置の選択上で非
常に有利である。さらに、既存の下水道を利用して通信
線を敷設できるから、通信線の工事の点でも非常に有利
である。
【0064】実施の形態4.この実施の形態4は、実施
の形態1、2の基地局の素子アンテナ31−1〜Mの具
体的な他の配置を示すものである。図7はこの実施の形
態4のアンテナ配置を示す図である。
の形態1、2の基地局の素子アンテナ31−1〜Mの具
体的な他の配置を示すものである。図7はこの実施の形
態4のアンテナ配置を示す図である。
【0065】基地局の複数の素子アンテナ31は、建造
物、たとえばビルの側面や室内、あるいは地下の下水道
管の側壁109にアレー状に並べて設置される。
物、たとえばビルの側面や室内、あるいは地下の下水道
管の側壁109にアレー状に並べて設置される。
【0066】この実施の形態3によれば、ビルの室内に
おいて通信測位システムを構築できる。あるいは、下水
道内において通信測位システムを構築できる。このこと
により、ビルや下水道等の建造物内の作業者に移動端末
を携帯させることにより、各作業者の位置を把握するこ
とができて、作業者の安全を確保できる。
おいて通信測位システムを構築できる。あるいは、下水
道内において通信測位システムを構築できる。このこと
により、ビルや下水道等の建造物内の作業者に移動端末
を携帯させることにより、各作業者の位置を把握するこ
とができて、作業者の安全を確保できる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、通信処理を行うための第1の受信機、測角信号処理
を行うための第2の受信機、及び、この第2の受信機の
出力信号に基づき上記端末から送られてくる信号の到来
角を測定する測角信号処理手段を具備し、上記端末との
通信処理及び測角信号処理を同時に行う複数の基地局を
備え、到来角に基づき測位処理を行うので、到達時間に
基づき測位処理を行う場合と比べて、障害物が存在して
時間遅延が生じた場合でも精度良く測定できる。
ば、通信処理を行うための第1の受信機、測角信号処理
を行うための第2の受信機、及び、この第2の受信機の
出力信号に基づき上記端末から送られてくる信号の到来
角を測定する測角信号処理手段を具備し、上記端末との
通信処理及び測角信号処理を同時に行う複数の基地局を
備え、到来角に基づき測位処理を行うので、到達時間に
基づき測位処理を行う場合と比べて、障害物が存在して
時間遅延が生じた場合でも精度良く測定できる。
【0068】また、請求項2の発明によれば、上記複数
の基地局の上記第2の受信機の帯域幅を、上記第1の受
信機の帯域幅より狭くしたので、周波数を有効に使用す
ることができる。
の基地局の上記第2の受信機の帯域幅を、上記第1の受
信機の帯域幅より狭くしたので、周波数を有効に使用す
ることができる。
【0069】また、請求項3の発明によれば、上記複数
の基地局の上記アンテナを複数の素子アンテナで構成す
るとともに、上記アンテナのビームパターンを制御する
ビーム形成手段を備え、上記複数の基地局は、到来信号
が複数あるときに、上記ビーム形成手段により上記複数
の到来信号の一部に対して上記アンテナの利得を低下さ
せることにより、上記複数の到来信号のうちの他の信号
を選択して通信処理及び測角処理を行うので、マルチパ
ス反射波が存在する場合でも不要な信号を排除できて精
度良い測定が可能になる。
の基地局の上記アンテナを複数の素子アンテナで構成す
るとともに、上記アンテナのビームパターンを制御する
ビーム形成手段を備え、上記複数の基地局は、到来信号
が複数あるときに、上記ビーム形成手段により上記複数
の到来信号の一部に対して上記アンテナの利得を低下さ
せることにより、上記複数の到来信号のうちの他の信号
を選択して通信処理及び測角処理を行うので、マルチパ
ス反射波が存在する場合でも不要な信号を排除できて精
度良い測定が可能になる。
【0070】また、請求項4の発明によれば、上記複数
の基地局の上記アンテナを複数の素子アンテナで構成す
るとともに、上記アンテナのビームパターンを制御する
ビーム形成手段を備え、上記複数の基地局は、到来信号
が複数あるときに、上記ビーム形成手段により上記複数
の到来信号の一部に対して上記アンテナの利得を低下さ
せることにより、上記複数の到来信号のうちの他の信号
を選択し、この他の信号の到来方向に対して送信するの
で、マルチパス反射を防止できて高品質の通信が可能と
なる。
の基地局の上記アンテナを複数の素子アンテナで構成す
るとともに、上記アンテナのビームパターンを制御する
ビーム形成手段を備え、上記複数の基地局は、到来信号
が複数あるときに、上記ビーム形成手段により上記複数
の到来信号の一部に対して上記アンテナの利得を低下さ
せることにより、上記複数の到来信号のうちの他の信号
を選択し、この他の信号の到来方向に対して送信するの
で、マルチパス反射を防止できて高品質の通信が可能と
なる。
【0071】また、請求項5の発明によれば、上記複数
の基地局の上記アンテナを、下水道に設けられたマンホ
ール蓋の一部分に設けられた誘電体と、上記誘電体に設
けられた複数の素子アンテナとから構成するとともに、
上記複数の基地局と上記測位処理手段との間の通信路を
上記下水道に設けたので、既存のマンホールの蓋を利用
でき、新たに基地局のための用地を確保する必要がな
い。また、マンホールは、通常、数百m間隔で設けられ
ており、基地局の配置を柔軟に設定できて、基地局の位
置の選択上で非常に有利である。
の基地局の上記アンテナを、下水道に設けられたマンホ
ール蓋の一部分に設けられた誘電体と、上記誘電体に設
けられた複数の素子アンテナとから構成するとともに、
上記複数の基地局と上記測位処理手段との間の通信路を
上記下水道に設けたので、既存のマンホールの蓋を利用
でき、新たに基地局のための用地を確保する必要がな
い。また、マンホールは、通常、数百m間隔で設けられ
ており、基地局の配置を柔軟に設定できて、基地局の位
置の選択上で非常に有利である。
【0072】また、請求項6の発明によれば、上記複数
の基地局の上記アンテナを、建造物の壁面に設けられた
複数の素子アンテナから構成したので、ビルや下水道等
の建造物内の作業者に移動端末を携帯させることによ
り、各作業者の位置を把握することができて、作業者の
安全を確保できる。
の基地局の上記アンテナを、建造物の壁面に設けられた
複数の素子アンテナから構成したので、ビルや下水道等
の建造物内の作業者に移動端末を携帯させることによ
り、各作業者の位置を把握することができて、作業者の
安全を確保できる。
【図1】 実施の形態1及び2に係る通信測位装置の基
本構成図である。
本構成図である。
【図2】 実施の形態1の移動端末2の内部構成図であ
る。
る。
【図3】 実施の形態1の基地局1の内部構成図であ
る。
る。
【図4】 実施の形態2の基地局1の内部構成図であ
る。
る。
【図5】 実施の形態2のビーム形成手段44の内部構
成図である。
成図である。
【図6】 実施の形態3に係る基地局1の概略断面図で
ある。
ある。
【図7】 実施の形態2に係る基地局1の概略構成図で
ある。
ある。
【図8】 従来の通信測位装置の基本構成図である。
【図9】 従来の移動端末52の内部構成図である。
【図10】 従来の基地局51の内部構成図である。
1 基地局、2 移動端末、3 分配手段、4 交換
機、5 固定端末、6 位置算出手段、7 位置表示手
段、11、31 素子アンテナ、12、32 送受信切
り替えスィッチ、13、33 送信機、14、34 受
信機、15、35ローカルオシレータ、20 (マイ
ク、キーボード等の)入力装置、21 (スピーカ、デ
ィスプレー等の)出力装置、41 モデム、42 合成
器、43 測角処理手段、44 ビーム形成手段、44
1 荷重決定手段、442 乗算器、443 加算手
段。
機、5 固定端末、6 位置算出手段、7 位置表示手
段、11、31 素子アンテナ、12、32 送受信切
り替えスィッチ、13、33 送信機、14、34 受
信機、15、35ローカルオシレータ、20 (マイ
ク、キーボード等の)入力装置、21 (スピーカ、デ
ィスプレー等の)出力装置、41 モデム、42 合成
器、43 測角処理手段、44 ビーム形成手段、44
1 荷重決定手段、442 乗算器、443 加算手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 敦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 藤坂 貴彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 真野 清司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 古野 孝允 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 原田 敏郎 神奈川県横浜市港南区港南台6丁目1番23 −305号 (72)発明者 清水 洋治 埼玉県三郷市さつき平2丁目3番2−502 号
Claims (6)
- 【請求項1】 アンテナ、送信機、及び、受信機を具備
する移動可能な端末と、 アンテナ、送信機、通信処理を行うための第1の受信
機、測角信号処理を行うための第2の受信機、及び、こ
の第2の受信機の出力信号に基づき上記端末から送られ
てくる信号の到来角を測定する測角信号処理手段を具備
し、上記端末との通信処理及び測角信号処理を同時に行
う複数の基地局と、 上記複数の基地局によりそれぞれ求められた上記到来角
に基づき上記端末の位置を求める測位処理手段とを備え
た通信測位装置。 - 【請求項2】 上記複数の基地局の上記第2の受信機の
帯域幅を、上記第1の受信機の帯域幅より狭くしたこと
を特徴とする請求項1記載の通信測位装置。 - 【請求項3】 上記複数の基地局の上記アンテナを複数
の素子アンテナで構成するとともに、上記アンテナのビ
ームパターンを制御するビーム形成手段を備え、 上記複数の基地局は、到来信号が複数あるときに、上記
ビーム形成手段により上記複数の到来信号の一部に対し
て上記アンテナの利得を低下させることにより、上記複
数の到来信号のうちの他の信号を選択して通信処理及び
測角処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項
2記載の通信測位装置。 - 【請求項4】 上記複数の基地局の上記アンテナを複数
の素子アンテナで構成するとともに、上記アンテナのビ
ームパターンを制御するビーム形成手段を備え、 上記複数の基地局は、到来信号が複数あるときに、上記
ビーム形成手段により上記複数の到来信号の一部に対し
て上記アンテナの利得を低下させることにより、上記複
数の到来信号のうちの他の信号を選択し、この他の信号
の到来方向に対して送信することを特徴とする請求項1
または請求項2記載の通信測位装置。 - 【請求項5】 上記複数の基地局の上記アンテナを、下
水道に設けられたマンホール蓋の一部分に設けられた誘
電体と、上記誘電体に設けられた複数の素子アンテナと
から構成するとともに、 上記複数の基地局と上記測位処理手段との間の通信路を
上記下水道に設けたことを特徴とする請求項1ないし請
求項4いずれかに記載の通信測位装置。 - 【請求項6】 上記複数の基地局の上記アンテナを、建
造物の壁面に設けられた複数の素子アンテナから構成し
たことを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれかに
記載の通信測位装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27561995A JPH09119970A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 通信測位装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27561995A JPH09119970A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 通信測位装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09119970A true JPH09119970A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17557983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27561995A Pending JPH09119970A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 通信測位装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09119970A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2764074A1 (fr) * | 1997-06-03 | 1998-12-04 | Thomson Csf | Procede et dispositif de radiogoniometrie cooperative en transmission |
| WO2001035115A1 (en) * | 1999-11-05 | 2001-05-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Mobile station and method of position estimation |
| JP2005049199A (ja) * | 2003-07-28 | 2005-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | 追跡システム及びプログラム |
| JP2005114663A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 追跡システム及び移動体追跡装置及びプログラム及び受信センサ |
| JP2005114666A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 追跡システム及び移動体追跡装置及びプログラム |
| KR101354049B1 (ko) * | 2012-10-30 | 2014-02-05 | 현대엠엔소프트 주식회사 | 무단횡단 보행자 정보 알림 시스템 및 그 방법 |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP27561995A patent/JPH09119970A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2764074A1 (fr) * | 1997-06-03 | 1998-12-04 | Thomson Csf | Procede et dispositif de radiogoniometrie cooperative en transmission |
| WO1998055881A1 (fr) * | 1997-06-03 | 1998-12-10 | Thomson-Csf | Procede et dispositif de radiogoniometrie cooperative en transmission |
| WO2001035115A1 (en) * | 1999-11-05 | 2001-05-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Mobile station and method of position estimation |
| JP2005049199A (ja) * | 2003-07-28 | 2005-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | 追跡システム及びプログラム |
| JP2005114663A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 追跡システム及び移動体追跡装置及びプログラム及び受信センサ |
| JP2005114666A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 追跡システム及び移動体追跡装置及びプログラム |
| KR101354049B1 (ko) * | 2012-10-30 | 2014-02-05 | 현대엠엔소프트 주식회사 | 무단횡단 보행자 정보 알림 시스템 및 그 방법 |
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