JPH0912172A - エンドレスベルトの寄り防止機構 - Google Patents

エンドレスベルトの寄り防止機構

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JPH0912172A
JPH0912172A JP7163743A JP16374395A JPH0912172A JP H0912172 A JPH0912172 A JP H0912172A JP 7163743 A JP7163743 A JP 7163743A JP 16374395 A JP16374395 A JP 16374395A JP H0912172 A JPH0912172 A JP H0912172A
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endless belt
deviation
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JP7163743A
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Hiroto Koga
寛人 古賀
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Canon Inc
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルト寄り制御時のエンドレスベルトの波打
ちやシワが記録材搬送面に発生するのを防ぐことによっ
て安定した記録材の搬送を可能とするエンドレスベルト
の寄り防止機構を提供すること。 【構成】 3つのローラ(ベルト懸回張設部材)2,
3,4の1つのローラ(寄り補正ローラ)3の一端部に
回転自在に支持された検知リング(ベルト寄り検出部
材)8と、該検知リング8とこれに掛っているエンドレ
スベルト1部分との摩擦力によって検知リング8に回転
トルクが作用したときに該検知リング8の回転運動を直
線運動に変換して寄り補正ローラ3の端部を所定の方向
に変位させる変位手段を有するエンドレスベルト1の寄
り防止機構において、前記検知リング8と前記変位手段
を記録材搬送面以外の寄り補正ローラ3に配設するとと
もに、検知リング8を記録材搬送領域より外側に配置す
る。本発明によれば、エンドレスベルト1の寄り制御時
にエンドレスベルト1の波打ちやシワが記録材搬送面に
発生するのを防ぐことができ、安定した記録材の搬送が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも3つのベル
ト懸回張設部材間に掛け渡されて回転するエンドレスベ
ルトを有する記録材搬送装置に設けられるエンドレスベ
ルトの寄り防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成プロセスに電子写真方式
や静電記録方式を採用した画像形成装置の中には、像担
持体として円筒状の感光ドラムを使用し、この感光ドラ
ムの周囲に帯電器、露光手段、現像器、クリーニング器
等の周辺機器類、記録材搬送機構(記録材搬送手段)等
を配設した形式のものが良く知られている。
【0003】ところで、近年、感光ドラム、記録材搬送
機構等の機能のより一層の向上を図るために感光ドラム
に代えて感光体を使用したエンドレスベルトを採用した
り、記録材搬送機構としてエンドレスベルトを採用した
りする画像形成装置が開発されている。
【0004】上述のように感光体や転写材搬送機構にエ
ンドレスベルトを採用した画像形成装置にあっては、数
多くの機能の向上を図ることが可能となった反面、ベル
ト機構に特有の欠点である駆動時のエンドレスベルトの
基準軌道に対する片寄りや蛇行等の発生を抑制するため
の手段が必要不可欠となる。
【0005】上記エンドレスベルトの片寄り移動による
位置ズレの要因としては、エンドレスベルトを懸回張設
している部材間の平行度や捩れ等が挙げられるが、これ
らの精度を高めるには限界があり、精度の向上だけでは
エンドレスベルトの寄り移動を防ぐことは困難である。
【0006】そこで、従来、エンドレスベルトの片寄り
や蛇行が生じた場合に、これらの不具合を補正する手段
として以下のような方法が採用されていた。 (1)エンドレスベルトの寄りを電気的に検知し、該エ
ンドレスベルトを保持する複数のローラ部材のうちの1
つの片側端部をソレノイド或はステッピングモータ等で
上下させてエンドレスベルトを正規の位置へ戻す方向へ
寄せる方法。 (2)エンドレスベルトを保持する少なくとも1つのロ
ーラ部材の径を、その軸方向の中央部分において両端部
分よりも大きく設定し、ローラ部材が全体としてクラウ
ン形状を呈するようにする方法。 (3)エンドレスベルトに寄り規制リブを設ける方法。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法においては、何れも以下のような問題があっ
た。
【0008】即ち、前記(1)の方法では、エンドレス
ベルトの人工的な寄りを生じさせるのに必要なローラ部
材の上下運動をソレノイド或はステッピングモータ等の
電気部品を用いて行うため、装置全体の大型化、コスト
アップを招く。
【0009】又、前記(2)の方法では、ローラ部材を
クラウン形状とすることで、エンドレスベルトを積極的
に歪ませて内部応力差を生じさせることによってエンド
レスベルトの片寄りを抑制するようにしているため、十
分な弾性を有する材質のエンドレスベルトを使用する必
要がある。その上、エンドレスベルトに生じる歪みを利
用しつつクリープ歪みによるエンドレスベルトの所謂永
久変形を防ぐようにしているため、例えばエンドレスベ
ルトとしてゴムベルトを使用する場合には、上述のよう
にゴム硬度の低い弾性に富んだ材質のものを使用する必
要があるとともに、その肉厚についても機械的強度を満
足するように設定する必要がある。このため、前記
(2)の方法を感光体ベルト等に適用すると、ベルト表
面に歪みが生じて画像が変形してしまい、又、転写材搬
送ベルトに適用すると、該搬送ベルトの肉厚が厚くなり
勝ちなために転写電流を大きく設定しなければならず、
カラー画像を形成する場合は色ズレが生じ、何れの場合
も不適当である。
【0010】更に、前記(3)の方法はエンドレスベル
トに発生したスラスト力を誘導リブ端面で受けることに
よってエンドレスベルトの片寄りを抑制するようにして
いるため、エンドレスベルトに設けた誘導リブの精度が
エンドレスベルトの移動速度制御の精度を決定してしま
うことになる。然るに、誘導リブをエンドレスベルトに
精度良く取り付けることは技術的に困難であるため、エ
ンドレスベルトの移動速度を高精度に制御することが難
しく、従って、量産にも適さない。
【0011】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ベルト寄り制御時のエンドレ
スベルトの波打ちやシワが記録材搬送面或は画像露光面
及び画像転写面に発生するのを防ぐことができ、安定し
た記録材の搬送或は画像露光及び画像転写を可能とする
エンドレスベルトの寄り防止機構を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、少なくとも3つのベルト懸
回張設部材間に掛け渡されて回転するエンドレスベルト
を有する記録材搬送装置に設けられる機構であって、少
なくとも1つのベルト懸回張設部材の少なくとも一端部
に回転自在に支持されたベルト寄り検出部材と、該ベル
ト寄り検出部材とこれに掛っているエンドレスベルト部
分との摩擦力によってベルト寄り検出部材に回転トルク
が作用したときに該ベルト寄り検出部材の回転運動を直
線運動に交換して前記ベルト懸回張設部材の端部を所定
の方向に変位させる変位手段を有するエンドレスベルト
の寄り防止機構において、前記ベルト寄り検出部材と前
記変位手段を記録材搬送面以外のベルト懸回張設部材に
配設するとともに、前記ベルト寄り検出部材を記録材搬
送領域より外側に配置したことを特徴とする。
【0013】又、請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記エンドレスベルトを有する記録材
搬送装置を少なくとも1つの像担持体に形成された画像
を記録材に転写するための転写ベルトで構成し、前記ベ
ルト寄り検出部材及び前記変位手段を画像転写領域と非
同一面のベルト懸回張設部材に配設するとともに、前記
ベルト寄り検出部材を画像領域より外側に配置したこと
を特徴とする。
【0014】更に、請求項3記載の発明は、少なくとも
4つのベルト懸回張設部材間に掛け渡されて回転するエ
ンドレスの感光体ベルトを有する記録材搬送装置に設け
られる機構であって、少なくとも1つのベルト懸回張設
部材の少なくとも一端部に回転自在に支持されたベルト
寄り検出部材と、該ベルト寄り検出部材とこれに掛って
いるエンドレスベルト部分との摩擦力によってベルト寄
り検出部材に回転トルクが作用したときに該ベルト寄り
検出部材の回転運動を直線運動に交換して前記ベルト懸
回張設部材の端部を所定の方向に変位させる変位手段を
有するエンドレスベルトの寄り防止機構において、前記
ベルト寄り検出部材と前記変位手段を画像露光領域及び
画像転写領域と非同一面のベルト懸回張設部材に配設す
るとともに、前記ベルト寄り検出部材を画像領域より外
側に設けたことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、ベルト寄り検出部材及び変位
手段を記録材搬送面以外のベルト懸回張設部材或は画像
露光及び画像転写領域と非同一面のベルト懸回張設部材
に設け、且つ、前記ベルト寄り検出部材を画像領域より
も外側に配置したため、ベルト寄り制御時のエンドレス
ベルトの波打ちやシワが記録材搬送面或は画像露光面及
び画像転写面に発生するのを防ぐことができ、安定した
記録材の搬送或は画像露光及び画像転写が可能となる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0017】<実施例1>図1は本発明に係るベルト寄
り防止機構を備える転写ベルトの概略斜視図、図2は同
転写ベルトを備えるカラー複写機の概略断面図、図3は
転写ベルト(エンドレスベルト)の平面図、図4及び図
5は本発明に係るベルト寄り防止機構の作用を説明する
斜視図である。
【0018】図2に示すカラー複写機は電子写真方式の
画像形成プロセスを採用しており、該カラー複写機にお
いては、一様に帯電された4個の感光ドラム5a,5
b,5c,5dに回転多面鏡6及び反射鏡a1 ,a2
3 ,b1 ,b2 ,b3 ,c1,c2 ,c3 ,d1 ,d2
,d3 を通じて複写すべき画像の潜像がそれぞれ形成
され、各潜像は現像器7a,7b,7c,7dによって
現像されて可視画像に変換され、可視画像は記録材搬送
手段及び転写ベルトであるエンドレスベルト1により搬
送されて不図示の記録材上に転写される。
【0019】ところで、上記エンドレスベルト1は例え
ば導電性ゴムの表面にポリテトラフルオロエチレンやポ
リエチレンテレフタレート等の高抵抗材料層を塗布して
構成され、図2に詳細に示すように、該エンドレスベル
ト1はベルト懸回張設部材を構成する下流側の駆動ロー
ラ2と上流側の寄り補正ローラ3及び従動ローラ4に巻
回されて図示矢印K1方向に移動する。尚、これらのロ
ーラ2,3,4は全てそれぞれの両端部を不図示の軸受
間に回転自在に保持されて略平行に配設されている。
【0020】而して、上記駆動ローラ2は表層に摩擦係
数の大きなゴム層を有する金属ローラで構成され、その
直径は10〜30mmに設定されており、駆動源Mによ
って図示矢印方向に所定の速度で回転駆動される。
【0021】又、前記寄り補正ローラ3はエンドレスベ
ルト1に生じた片寄りや蛇行等の不具合を補正するもの
であって、これは引張りバネ12によってエンドレスベ
ルト1を張る方向に常時付勢されている。そして、この
寄り補正ローラ3の回転軸の一端側は検知リング8を介
して揺動軸受9によって上下揺動可能に支持されてお
り、他端側は不図示の軸受によって回転自在に支持され
ている。
【0022】更に、前記従動ローラ4は例えばSUS等
の金属ローラで構成されており、その両端軸受部は所定
位置に固定されている。尚、この従動ローラ4に代えて
固定されたガイドを用いても良い。
【0023】而して、駆動源Mによって駆動ローラ2が
図1の矢印方向(反時計方向)へ回転駆動されると、該
駆動ローラ2の外周面とエンドレスベルト1の内周面の
摩擦力によってエンドレスベルト1に駆動力が伝達さ
れ、該エンドレスベルト1が駆動ローラ2と従動ローラ
4及び寄り補正ローラ3の3部材間を図2の矢印K1の
反時計方向に回転駆動される。
【0024】ここで、前記検知リング8について説明す
る。
【0025】検知リング8は寄り補正ローラ3の揺動軸
受9側の軸部に同心に回転自在に設けられ、その内側端
面は寄り補正ローラ3の手前端側の端面にほぼ接してお
り、寄り補正ローラ3とほぼ同一径に成形されている。
又、この検知リング8の外側端面には、寄り補正ローラ
3の径より小さい外径の円筒型の制御ベルト巻き取り部
11が検知リング8と一体に、且つ、同軸に設けられて
いる。そして、検知リング8には寄り補正ローラ3に懸
回されたエンドレスベルト1の手前端側部分が掛り状態
になる。
【0026】ところで、図3に示すように、検知リング
8は画像領域の外側に位置するように配置される。尚、
検知リング8の材質としては摩擦係数の高いものが望ま
しく、例えばPPSにシリコンゴムを混入したようなも
のが用いられる。
【0027】又、図2に示すように、前記制御ベルト巻
き取り部11と不動の係止部(例えば不図示の側板)間
には制御ベルト10が設けられており、該制御ベルト1
0の一端部(下端部)10aは制御ベルト巻き取り部1
1の外面に固定され、他端部(下端部)10bは前記係
止部13に係止されている。この制御ベルト10は、可
撓性を有し、且つ、引っ張り伸びの小さい材質で構成さ
れている。又、この制御ベルト10の制御ベルト巻き取
り部11に対する巻き付け方向は、検知リング8とエン
ドレスベルト1との摺擦による回転トルクによって該制
御ベルト10が制御ベルト巻き取り部11に巻き込まれ
る方向に設定されている。
【0028】次に、寄り防止機構の作用を説明する。
【0029】エンドレスベルト1の回転駆動過程におい
て、図4に示すようにエンドレスベルト1が幅方向の奥
端側方向Bに寄り移動したために該エンドレスベルト1
の手前端側の検知リング8に対する掛り幅(掛り量)W
が小さいときは、エンドレスベルト1と検知リング8の
摩擦力は小さくなり、そのため検知リング8に作用する
回転トルクTも小さい。このため、回転トルクTによる
制御ベルト巻き取り部11の制御ベルト10の巻き取り
力よりも引張りバネ12により寄り補正ローラ3の手前
端側が引き下げられる力Fの方が大きくなり、寄り補正
ローラ3の手前端側が図4に実線にて示すように下限ス
トッパ部材13に当たって受け止められ、それ以上の引
き下げが阻止された状態となる。
【0030】即ち、寄り補正ローラ3の手前端側が奥端
側の不図示の軸受を支点として下方Dへ変位し、この変
位により寄り補正ローラ3は駆動ローラ2や従動ローラ
4の軸線に対して前奥で捩れを生じる。この結果、エン
ドレスベルト1はその幅方向の手前端側方向Aに戻り移
動していく。
【0031】エンドレスベルト1の方向Aへの戻り移動
に従って検知リング8に対するエンドレスベルト1の掛
り幅Wは増加し、エンドレスベルト1と検知リング8と
の摩擦力が大きくなり、このため検知リング8に作用す
る回転トルクTも大きくなる。
【0032】上述のように回転トルクTの増大により巻
き取り部11の制御ベルト巻き取り力が増大し、この巻
き取り部11の制御ベルト10の巻き取りによる寄り補
正ローラ3の手前端側の引き上げ力が引張りバネ12に
よる引き下げ力Fよりも大きくなると、制御ベルト10
が巻き取り部11に巻き込まれていき、これによって寄
り補正ローラ3の手前端側が引張りバネ12に抗して引
き上げられて上方Uへ変位していく。
【0033】そして、検知リング8の回転トルクTの増
大により巻き取り部11の制御ベルト10の巻き取りに
よる寄り補正ローラ3の手前端側の引き上げ力が引張り
バネ12による引き下げ力Fよりも大きい状態が続く
と、寄り補正ローラ3の手前端側が図5に実線にて示す
ように上限ストッパ部材14に当たって受け止められ、
それ以上の引き上げが阻止された状態となる。
【0034】即ち、寄り補正ローラ3の手前端側が奥端
側の軸受を支点として上方Uへ変位し、この変位により
寄り補正ローラ3は駆動ローラ2や従動ローラ4の軸線
に対して前奥で前記図4に示す状態の場合とは逆の捩れ
を生じる。この状態では、エンドレスベルト1はベルト
幅方向の手前端側方向Bへ戻り移動していく。
【0035】エンドレスベルト1の方向Bへの戻り移動
に従って検知リング8に対するエンドレスベルト1の掛
り幅Wが減少していき、エンドレスベルト1と検知リン
グ8との摩擦力が小さくなり、このために検知リング8
に作用する回転トルクTも小さくなる。
【0036】回転トルクTの減少により、巻き取り部1
1の制御ベルト巻き取り力が減少し、この巻き取り部1
1の制御ベルト10の巻き取りによる寄り補正ローラ3
の手前端側の引き上げ力よりも引張りバネ12による引
き下げ力Fの方が大きくなると、制御ベルト10が巻き
取り部11に巻き戻されながら、寄り補正ローラ3の手
前端側が引き下げられて下方Dへ変位していく。
【0037】検知リング8の回転トルクTの減少によっ
て巻き取り部11の制御ベルト10の巻き取りによる寄
り補正ローラ3の手前端側の引き上げ力よりも引張りバ
ネ12による引き下げ力Fが大きい状態が続くと、寄り
補正ローラ3の手前端側が図4に実線にて示すように下
限ストッパ部材13に当たって受け止められ、それ以上
の引き下げが阻止された状態になる。この状態では、エ
ンドレスベルト1はベルト幅方向の奥端側方向Bへ戻り
移動していく。
【0038】つまり、検知リング8にはエンドレスベル
ト1との摩擦力により回転トルクTが作用し、検知リン
グ8に対するエンドレスベルト1の掛り幅Wの大小によ
ってその回転トルクTが大小に変化し、エンドレスベル
ト1の掛り幅Wが大きい程、検知リング8の回転トルク
Tは大きくなって巻き取り部11の制御ベルト巻き取り
力が増大する。
【0039】そして、この巻き取り力と引張りバネ12
の引き下げ力Fの大小関係によって寄り補正ローラ3の
手前側が上下U、Dに変位し、これによってエンドレス
ベルト1の寄り方向A、Bが制御される。
【0040】而して、寄り補正ローラ3の手前端側の上
方Uへの変位過程又は下方Dへの変位過程において、引
張りバネ12による寄り補正ローラ3の手前端側引き下
げ力Fと巻き取り部11の制御ベルト巻き取り力による
寄り補正ローラ3の手前端側引き上げ力とが釣り合うと
きがある。このとき、寄り補正ローラ3はエンドレスベ
ルト1の寄りの釣り合いの位置で静止状態になり、エン
ドレスベルト1はその寄り移動が停止して一定位置を回
転する状態になる。
【0041】又、上記2つの力が釣り合わないときは、
寄り補正ローラ3の手前端側は上限ストッパ14と下限
ストッパ13との間の規制された範囲内を上下動し、エ
ンドレスベルト1も一定範囲内でA方向及びB方向に往
復寄り運動しながら回転する。
【0042】尚、本実施例では、検知リング8及び寄り
補正ローラ3を転写・搬送面である感光ドラム5a〜5
dと反対側に配設したため、転写・搬送面に波打ちやシ
ワを発生させない構造単純な寄り防止機構を構成するこ
とができた。
【0043】又、エンドレスベルト1の検知リング8へ
の掛り部分はエンドレスベルト1の寄り力とそれに抗す
る検知リング8とエンドレスベルト1間の摩擦力を受け
るために、該エンドレスベルト1が損傷したり、これに
シワが発生することも考えられるが、図3に示したよう
に検知リング8は画像領域外に配設されるため、常に良
好な転写面を提供することができる。
【0044】以上述べたように、本実施例によれば、良
好な転写領域を有するエンドレスベルト1を提供するこ
とができ、特にカラー画像の形成においては色ズレの無
い優れた画質の画像を得ることができる。
【0045】<実施例2>次に、本発明の実施例2を図
6及び図7に基づいて説明する。尚、図6は本発明に係
る寄り防止機構を備えるレーザビームプリンタの概略断
面図、図7は感光体ベルトユニットの側面図であり、こ
れらの図においては図1及び図2に示したと同一要素に
は同一符号を付している。
【0046】図6に示すレーザビームプリンタにおいて
は、その装置本体40内の略中央にエンドレスの感光体
ベルト21を有する感光体ベルトユニット20が配設さ
れており、その回りには帯電チャージャ22、現像装置
23、転写チャージャ24、クリーニング装置25等の
電子写真プロセスを実行するための各装置がそれぞれ配
設されている。又、現像装置23の上側には給紙カセッ
ト26が配置されており、該給紙カセット26内には複
数枚の記録材Pが積層収容されている。
【0047】而して、本レーザビームプリンタにおいて
は、給紙カセット26から給紙ローラ27によって記録
材Pが給送されると、該記録材Pはレジストローラ28
によってタイミングが取られて感光体ベルト21の上側
に搬送される。
【0048】感光体ベルト21は、感光体ベルトユニッ
ト20の不図示の側板に両軸端がそれぞれ回転可能に支
持される4本のベルト支持ローラ29,30,31,3
9の間に張設されて図示矢視方向に回動し、その表面が
前記帯電チャージャ22によって一様に帯電され、光走
査装置32からのレーザ光Lが出射されることによって
該感光体ベルト21上に静電潜像が形成される。
【0049】上記静電潜像は前記現像装置23を通ると
きにトナーによってトナー像として可視像化され、その
トナー像は感光体ベルト21の上側に搬送されて来た前
記記録材Pの下面側に前記転写チャージャ24によって
転写される。そして、トナー像が転写された記録材P
は、搬送ガイド33に案内されて定着装置34に導か
れ、該定着装置34においてトナー像の定着を受けた
後、排紙ローラ35及び排紙ガイド36を経て排紙トレ
イ37上に排紙される。
【0050】ここで、感光体ベルトユニット20の詳細
を図7に基づいて説明する。
【0051】感光体ベルトユニット20においては、ベ
ルト支持ローラ29が駆動ローラとして、ベルト支持ロ
ーラ31,39が従動ローラとして、ベルト支持ローラ
30が寄り補正ローラとしてそれぞれ機能し、又、実施
例1と同様に検知リング8が寄り補正ローラ30の一端
の画像領域外に配置されている。ここで、寄り補正ロー
ラ30近傍に設けられた帯電チャージャ22及びクリー
ニングブレード38を不図示の側板を介して揺動軸受9
と連結させ、これらを寄り補正ローラ30の上下動に連
動させるようにすることにより、それぞれの機能である
帯電とクリーニングが阻害されることがない。
【0052】而して、本実施例においても、図7から明
らかなように、寄り補正ローラ30が寄り制御のために
上下動しても、感光体ベルト21上の露光面及び転写面
は安定する。又、前記実施例1と同様に、感光体ベルト
21の検知リング8への掛り部分はシワや損傷を伴うこ
とがあるため、検知リング8を画像領域外へ配設するこ
とにより、常に良好な露光面及び転写面を提供すること
ができる。
【0053】従って、画像歪みの無い高画質画像の提供
が可能な簡単で安価な感光体ベルト21の寄り防止機構
が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ベルト寄り検出部材及び変位手段を記録材搬送
面以外のベルト懸回張設部材或は画像露光及び画像転写
領域と非同一面のベルト懸回張設部材に設け、且つ、前
記ベルト寄り検出部材を画像領域よりも外側に配置した
ため、ベルト寄り制御時のエンドレスベルトの波打ちや
シワが記録材搬送面或は画像露光面及び画像転写面に発
生するのを防ぐことができ、安定した記録材の搬送或は
画像露光及び画像転写が可能となるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るベルト寄り防止機構を
備える転写ベルトの概略斜視図である。
【図2】本発明の実施例1に係るベルト寄り防止機構を
備えるカラー複写機の概略断面図である。
【図3】本発明に係るベルト寄り防止機構を備える転写
ベルトの平面図である。
【図4】本発明の実施例1に係るベルト寄り防止機構の
作用を説明する斜視図である。
【図5】本発明の実施例1に係るベルト寄り防止機構の
作用を説明する斜視図である。
【図6】本発明の実施例2に係る寄り防止機構を備える
レーザビームプリンタの概略断面図である。
【図7】本発明の実施例2に係る寄り防止機構を備える
感光体ベルトユニットの側面図である。
【符号の説明】
1 エンドレスベルト(転写ベルト) 2,29 駆動ローラ(ベルト懸回張設部材) 3,30 寄り補正ローラ(ベルト懸回張設部
材) 4,31,39 従動ローラ(ベルト懸回張設部材) 8 検知リング(ベルト寄り検出部材) 10 制御ベルト(変位手段) 11 制御ベルト巻き取り部(変位手段) 12 引張りバネ(変位手段) 21 感光体ベルト(エンドレスベルト)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3つのベルト懸回張設部材間
    に掛け渡されて回転するエンドレスベルトを有する記録
    材搬送装置に設けられる機構であって、少なくとも1つ
    のベルト懸回張設部材の少なくとも一端部に回転自在に
    支持されたベルト寄り検出部材と、該ベルト寄り検出部
    材とこれに掛っているエンドレスベルト部分との摩擦力
    によってベルト寄り検出部材に回転トルクが作用したと
    きに該ベルト寄り検出部材の回転運動を直線運動に交換
    して前記ベルト懸回張設部材の端部を所定の方向に変位
    させる変位手段を有するエンドレスベルトの寄り防止機
    構において、 前記ベルト寄り検出部材と前記変位手段を記録材搬送面
    以外のベルト懸回張設部材に配設するとともに、前記ベ
    ルト寄り検出部材を記録材搬送領域より外側に配置した
    ことを特徴とするエンドレスベルトの寄り防止機構。
  2. 【請求項2】 前記エンドレスベルトを有する記録材搬
    送装置は少なくとも1つの像担持体に形成された画像を
    記録材に転写するための転写ベルトで構成され、前記ベ
    ルト寄り検出部材及び前記変位手段を画像転写領域と非
    同一面のベルト懸回張設部材に配設するとともに、前記
    ベルト寄り検出部材を画像領域より外側に配置したこと
    を特徴とする請求項1記載のエンドレスベルトの寄り防
    止機構。
  3. 【請求項3】 少なくとも4つのベルト懸回張設部材間
    に掛け渡されて回転するエンドレスの感光体ベルトを有
    する記録材搬送装置に設けられる機構であって、少なく
    とも1つのベルト懸回張設部材の少なくとも一端部に回
    転自在に支持されたベルト寄り検出部材と、該ベルト寄
    り検出部材とこれに掛っているエンドレスベルト部分と
    の摩擦力によってベルト寄り検出部材に回転トルクが作
    用したときに該ベルト寄り検出部材の回転運動を直線運
    動に交換して前記ベルト懸回張設部材の端部を所定の方
    向に変位させる変位手段を有するエンドレスベルトの寄
    り防止機構において、 前記ベルト寄り検出部材と前記変位手段を画像露光領域
    及び画像転写領域と非同一面のベルト懸回張設部材に配
    設するとともに、前記ベルト寄り検出部材を画像領域よ
    り外側に設けたことを特徴とするエンドレスベルトの寄
    り防止機構。
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