JPH09123093A - 固溶体状の材料切断装置 - Google Patents

固溶体状の材料切断装置

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JPH09123093A
JPH09123093A JP30992795A JP30992795A JPH09123093A JP H09123093 A JPH09123093 A JP H09123093A JP 30992795 A JP30992795 A JP 30992795A JP 30992795 A JP30992795 A JP 30992795A JP H09123093 A JPH09123093 A JP H09123093A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断のためのカッタの作動態様を改善するこ
とによって、切断によって生じた上流側・下流側の両面
のいずれに対しても切れ味よく切断された平滑面を形成
することができ、また切断された材料が搬送装置で搬送
されるまでの固溶性材料に発生し易い製品の損傷を防止
し得る材料切断装置を提供する。 【解決手段】 押出口5の底面板6を延長して設けたカ
ッタ受部7と、最下降位置をカッタ受部7で規制され、
押出口5から押し出された材料を下降によって切断した
とき、端面18とカッタ受部7の上面19との接触が均
等な密着状態の面接触となる厚みをそなえたカッタ8
と、切断された材料がカッタ8の表面9aに付着するの
を防止するエア吹出装置10とをそなえている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、常温ではほぼ原
形を保持し得る固溶体状の材料、例えば食品材料の一種
であるクリームなどを、一定サイズの押出口からほぼ水
平方向に帯状に押し出し、その途中でこれを定量ごとに
切断することによって、一定厚さをそなえる方形の材料
を連続して生産するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような材料を得るために使用される
従来装置の一例を図3に示す。図は、食品材料としての
クリームを、一定厚さをそなえる方形の材料として連続
生産するための装置を示している。ホッパ1に投入され
た材料は、切換式の供給弁2を経て押出装置3に圧送さ
れる。押出装置3は、図3のV部の拡大図である図5に
示すように、断面が長方形の水平方向の通路4をそな
え、通路4は一端に設けた押出口5によって外界に通じ
ている。
【0003】8はカッタで、鉛直方向に沿う平板状に形
成され、片側に傾斜面の刃部9をそなえて、下降によっ
て押出口5の側面を閉鎖する関係位置に設けられてい
る。カッタ8の下降行程により、押出口5から水平方向
に押し出された材料mが切断され、図4に示す形状をそ
なえた製品としてのクリーム13が得られる。カッタ8
の作動は、上方に設けたシリンダ14(図3)によって
行われる。シリンダ14は架構15上に固定されてい
る。17は切断されたクリーム13を搬送するためのコ
ンベヤである。シリンダ14の作動のインターバルを規
制することにより、材料を定量ごとに切断して所定サイ
ズの平板状のクリーム13を自動的に生産することがで
きる。
【0004】このほか通常の食品材料を切断する従来の
装置として、たとえばカッタとしてワイヤを使用するも
のがある。しかしワイヤによって食品材料を切断する場
合、食品が固体状の脆い性質の場合は簡単に切れるが、
この出願の対象とする固溶体状の材料では、ワイヤが材
料を切断して通り抜ける時間が短時間のため、通り抜け
た後に再び材料が両側から接近してきて固着する可能性
がきわめて強く、このような性質の材料に対しては、ワ
イヤ製のカッタの使用は不向きとされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記図3の従来装置を
用いて平板状の材料を連続して生産する場合、つぎのよ
うな不具合点の生じるおそれがある。
【0006】1)カッタ8が材料mを切断するときの経
過を図6について説明すると、カッタ8の切断方式は、
カッタが切断したのち、該作動方向の延長線にしたがっ
てカッタが下方に向かって通り過ぎて行く方式であり、
そのため、材料mの上流側の切り口20は、切断時に材
料mの押出装置3内の通路4の周壁で材料mが支えられ
ている状態での押し切りに相当するために、いわゆる切
れ味のすぐれたきれいな平滑面となるのに対し、反対側
の下流側の切り口21aは、切断と同時にその広い切断
面がカッタ8の刃部9またはその周辺に粘着し、さらに
カッタ8の下降によって無理やりに押し千切られたとい
った表現がふさわしい切り口となり、製品としての寸法
精度も低く、体裁上からも不揃いで製品価値の乏しいも
のとなる。 2)材料mが固溶性であるため、材料表
面、特に切断によって生じた新たな表面としての切断面
である切り口21aの粘着性によって、図4に示す形状
をそなえたクリーム13が下方を走行するコンベヤ17
上に乗るまでの間に、その粘着性のための種々のトラブ
ルが生じ易い。すなわち、切り口21aが下を向いて先
に下降して、コンベヤ表面への規則的な着地が妨げら
れ、その結果クリーム13が団子状に丸められてしまっ
たり、あるいは切り口21aが上向きに反転して押出装
置3の下面に付着し、その結果やはり製品の仕上がり状
態が損傷を受けて、生産能率の低下を招くことになる。
【0007】この発明は、前記従来装置の不具合点にか
んがみてなされたもので、切断のためのカッタの作動態
様を改善することによって、切断によって生じた上流側
・下流側の両面のいずれに対しても切れ味のすぐれた、
きれいな平滑面を形成することのできる材料切断装置を
提供することを目的としている。
【0008】この発明の他の目的は、切断された材料が
下方の搬送装置上に落下して整然と搬送されるまでの固
溶性材料に発生し易い製品の損傷を防止し得る材料切断
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの手段として、この発明にかかる固溶体状の材料切断
装置によれば、押出口を取り囲む周壁のうちの底面板を
押出口の外に延長して設けたカッタ受部と、下降によっ
て押出口の側面を閉鎖し得る関係位置に設けられ、その
行程の最終位置を前記カッタ受部によって規制される下
降行程により、押出口から押し出された前記材料を切断
したとき、その端面と前記カッタ受部の上面との両面間
の接触が均等な密着状態の面接触となる厚みをそなえた
平板状のカッタと、切断された材料がそのカッタの押出
口と反対側の表面に付着するのを防止するために、該表
面に沿って上方から下方に向かってエアを吹き出すエア
吹出装置とをそなえている。
【0010】固溶体状の材料切断装置をこのように構成
すると、押出口から押し出された前記材料を下降してき
たカッタが切断するとき、カッタの端面と前記カッタ受
部の上面との両面間の接触が均等な密着状態の面接触と
なるように構成されているために、材料は面接触によっ
てカッタの厚みに相当する距離だけ相互に隔てられた状
態に置かれるとともに、上記両面における切断の態様
は、いずれも下面をカッタ受部によって支えられている
状態での押し切りに相当するために、両面に対して共に
いわゆる切れ味のすぐれたきれいな平滑面を形成させる
ことができる。また切断面の形状は、押し切りによって
その表面積が縮小される方向に変形するとともに、カッ
タが切断面に沿って材料と接触しながら相対的に移動す
る距離が非常に短い距離とされ、その距離は材料の厚さ
を超えることがないようにカッタ受部によって制限され
ているので、材料の切断面とカッタ表面との粘着の機会
がきわめて少なくなり、その結果両者の離間が促進され
ることになる。そのうえ、従来装置におけるように、一
方側の切断面が無理やりに押し千切られたような切り口
となって製品価値をおとすなどのことが起こらない。ま
た、カッタの押出口と反対側の表面に上方から下方に向
かってエアを吹き出すエア吹出装置を設けているので、
切断された材料(製品)がコンベヤ上に落ち着くまでに
前記カッタの反対側の表面に着して、該製品が“しわ
くちゃ”になったり、あるいは団子状になって製品が損
傷して製品価値を落とすなどのこともなくなり、作業能
率が大幅にアップされる。
【0011】請求項2に示すように、前記固溶体状の材
料切断装置に対し、カッタで切断された材料がカッタ受
部の下面等に付着しまたは材料が巻き込まれるのを防止
するための手段として、特定方向にエアを送給するエア
吹出装置を、前記カッタ受部の下面にそなえる構成とす
ることもできる。このような構成にしておくと、切断さ
れた製品が下方の搬送装置上に落下しようとするときの
製品の移動態様が、カッタ受部の下面から送給されるほ
ぼ水平方向のエアに乗った形になって、該切断された端
面がその風の上に受け取られた状態となり、下方を走行
するコンベヤ上に製品を静かに受け取る動作のうち、少
なくとも直前に切断された端面が他の部分に先駆けてコ
ンベヤ上に着地するようなことになって、前記の端面が
カッタの反対側に付着したときに生じるのと類似の不具
合の発生を未然に防止することができ、固溶性材料の取
り扱いに際して発生し易い製品の損傷の防止に役立つ。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明にかかる固溶体状の材料
切断装置について、実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1,図2はいずれも同一の実施例について、それ
ぞれ異なる作用態様を示す図である。ホッパ1に投入さ
れた材料は、反復切換式の供給弁2を経て押出装置3に
送られる。押出装置3は、内蔵する押出機能を稼働して
材料を断面が長方形の水平方向の通路4に送り込む。通
路4は一端に設けた押出口5によって外界に通じてい
る。通路4ならびに押出口5を取り囲む周壁のうちの底
面は、底面板6によって構成される。底面板6はその端
部を押出口5の外に延長して、この部分にカッタ受部7
を構成している。
【0013】カッタ8は刃部9とエア吹出装置10とよ
りなる。刃部9は材料切断に関与する部分で、下降によ
って押出口5の側面を閉鎖し得る関係位置に設けられ
て、その下降行程の最終位置をカッタ受部7によって規
制される。カッタ8の下降行程によって、所定の長さだ
け押出口5から押し出された材料mが切断される。11
はエア吹出装置10にエアを送給するための送風管で、
送給されたエアはエア通路12を経て刃部9の押出口5
と反対側の表面9aに沿って吹き出し、それによって材
料mまたはすでに切断されて製品となったクリーム13
が、とくにその切り口等が、刃部の表面9a上に付着す
るのを防止するためのものである。カッタ8の作動は、
上方に設けたシリンダ14によって行われる。シリンダ
14は架構15上に固定されている。16は、切断され
て製品となったクリーム13がカッタ受部7の下面等に
付着しまたは巻き込まれるのを防止するために、切断直
後のクリーム13の下面の辺りにエアを送り込むため
の、カッタ受部7の下面に設けたエア吹出装置である。
17は、切断されて製品となったクリーム13を搬送す
るためのコンベヤである。
【0014】図2において、カッタ8の刃部9のそなえ
る端面18は、底面板6がその延長部にそなえるカッタ
受部7の上面19との間の接触が均等な密着状態の面接
触となる厚みの上に形成されている。そのため、刃部9
が下降して端面18がカッタ受部7上に横たわる材料m
を上から押さえ付け、端面18の厚みに相当する寸法だ
け材料mが送り線上で相互に隔てられる。そして切り離
された材料mの上流側の切り口20と、下流側の切り口
21とは、いずれも切断時に材料mがカッタ受部7の上
面19上に乗った形で切り離されるので、いわゆる切れ
味のすぐれたきれいな平滑面となっている。また切断面
の形状は、特に下流側の切り口21が、図示のように押
し切りによってその表面積が縮小される方向に変形す
る。さらにカッタが切断面に沿って材料と接触しながら
相対的に移動する距離は非常に短い距離とされ、その距
離は材料の厚さを超えることがないようにカッタ受部に
よって制限されているので、材料の切断面とカッタ表面
との粘着の機会はきわめて少なくなり、その結果両者の
離間が促進されることになる。しかもこの切断態様によ
って、製品としての寸法精度も高くなり、体裁上からも
優れた完成品が得られる。
【0015】つぎに、この発明にかかる固溶体状の材料
切断装置について、その作用の態様を説明する。ホッパ
1にクリームの原材料を投入して撹拌し、切換式の供給
弁2の操作によってこれを押出装置3に圧送する。押出
装置3の通路4に導入された材料mは、所定の押出容量
のもとに水平方向に誘導されて、下面を底面板6に支持
されながら押出口5から通路の外へ押し出される。カッ
タ8はシリンダ14により規制された作動のインターバ
ルにしたがって、切断のための下降工程を実施し、その
結果材料mを定量ごとに切断して、所定サイズの平板状
のクリーム13を自動的に生産する。また、下降工程の
タイミングに合わせて、エア吹出装置10に対し送風管
11からエアを送給して刃部9の反対側の表面9aに対
しエアを吹き流すことによって、切断されたクリーム1
3の切り口21などが、表面9aに付着してトラブルを
おこすなどのことを未然に防止する。
【0016】さらに、カッタ受部7の下面に設けたエア
吹出装置16によって、図2に示すように、クリーム1
3の下面の辺りにエアを送り込むことによって、製品と
なってコンベヤ17上に落下しようとしたクリーム13
が、カッタ受部7の下面から送給されるほぼ水平方向の
エアに乗った形になって、該切断された切り口21の端
面がその風の上に受け取られた状態となり、下方を走行
するコンベヤ17上に製品を静かに受け取る動作のう
ち、少なくとも直前に切断された切り口21が他の部分
に先駆けてコンベヤ17上に着地するなどのことによっ
て、前記の端面がカッタ8の反対側の表面9a上に付着
したときに生じるのと類似のトラブルの発生を防止する
ことができ、カッタ受部7の下面等に対する不具合発生
の可能性に対しても、材料もしくは製品の付着または巻
き込み等に対して未然に防止することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明にかかる固溶体状の材料切断装置によれば、 (1) 請求項1では、切断のためのカッタの形状ならびに
カッタの作動態様を改善することによって、切断によっ
て生じた上流側・下流側の両端面のいずれに対しても切
れ味のすぐれた、きれいな平滑面を形成させることがで
きる。
【0018】(従来装置の場合には、材料mの上流側の
切り口20は、図6のように、切断時に材料mの押出装
置3内の通路4の周壁で材料mが支えられている状態で
の押し切りに相当するために、いわゆる切れ味のすぐれ
たきれいな平滑面となるが、反対側の下流側の切り口2
1aは、切断と同時にその広い切断面がカッタ8の刃部
9またはその周辺に粘着し、さらにカッタ8の下降によ
って無理やりに押し千切られたといった表現がふさわし
い切り口となり、そのため製品としての寸法精度も低
く、体裁上からも不揃いで製品価値の乏しいものとなっ
ていた。) また、エアを使って製品が自己の粘着性によって損傷を
起こすことを防止して、生産効率の向上を可能とした。
【0019】(2) 請求項2では、切断された材料が、製
品として下方の搬送装置上に落下して整然と搬送される
までの固溶性材料に発生し易い製品の損傷を、広範囲に
亙って防止することができる。
【0020】(従来装置の場合には、材料表面、特に切
断によって生じた新たな表面である切り口21a(図
6)の粘着性によって、図4に示す形状をそなえたクリ
ーム13が下方を走行するコンベヤ17上に乗るまでの
間に、粘着性のための種々のトラブルが生じ易い。すな
わち、切り口21aが下を向いて先に下降して、コンベ
ヤ表面への正常な着地が妨げられ、その結果クリーム1
3が団子状に丸められてしまったり、あるいは切り口2
1aが上向きに反転して押出装置3の下面に付着し、そ
の結果やはり製品の仕上がり状態が損傷を受けて、生産
能率の低下を招くなどの不具合を生じがちであった。)
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる固溶体状の材料切断装置の一
実施例の断面図である。
【図2】図1と同一の装置であって図1の作用態様と異
なる作用態様における断面図である。
【図3】従来装置の外形を示す説明図である。
【図4】装置の対象製品の一つであるクリームの斜視図
である。
【図5】図3のV部の拡大断面図である。
【図6】図5と同一部分であって図5と異なる作用態様
における拡大断面図である。
【符号の説明】
3 押出装置 4 通路 5 押出口 6 底面板 7 カッタ受部 8 カッタ 9 刃部 9a 表面 10,16 エア吹出装置 13 クリーム 14 シリンダ 18 端面 19 上面 20,21 切り口 m 材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出口からほぼ水平方向に押し出される
    固溶体状の材料を定量ごとに切断する装置であって、 押出口を取り囲む周壁のうちの底面板を押出口の外に延
    長して設けたカッタ受部と、 下降によって押出口の側面を閉鎖し得る関係位置に設け
    られて、その行程の最終位置を前記カッタ受部によって
    規制される下降行程により、押出口から押し出された前
    記材料を切断したとき、その端面と前記カッタ受部の上
    面との両面間の接触が均等な密着状態の面接触となる厚
    みをそなえた平板状のカッタと、 切断された材料がそのカッタの押出口と反対側の表面に
    付着するのを防止するために、該表面に沿って上方から
    下方に向かってエアを吹き出すエア吹出装置とをそなえ
    ることを特徴とする固溶体状の材料切断装置。
  2. 【請求項2】 前記カッタで切断された材料が前記カッ
    タ受部の下面等に付着しまたは巻き込むのを防止するた
    めのエアを送給するエア吹出装置をカッタ受部の下面に
    そなえる請求項1記載の固溶体状の材料切断装置。
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