JPH09123166A - 廃プラスチック処理装置 - Google Patents

廃プラスチック処理装置

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JPH09123166A
JPH09123166A JP28321095A JP28321095A JPH09123166A JP H09123166 A JPH09123166 A JP H09123166A JP 28321095 A JP28321095 A JP 28321095A JP 28321095 A JP28321095 A JP 28321095A JP H09123166 A JPH09123166 A JP H09123166A
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惣一 山本
Hideki Iwata
英樹 岩田
Masahiro Suzuki
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒燃焼後の排熱風を通常の排気設備で排気
できる廃プラスチック処理装置を得る。 【解決手段】 廃プラスチック処理装置10では、排気
冷却部110が設けられており、排気管96が排気冷却
部110の合流管122内に差し込まれている。また、
合流管122は渦巻状通気管118及びフード部112
を介して装置本体12の内部と連通しており、駆動部1
20を作動させることで通気孔126から装置本体12
の内部に流入した空気W5 を合流管122内に取り込み
可能とされている。触媒燃焼部86によって触媒燃焼さ
れ排気管96を通過して合流管122内に送り込まれた
燃焼排熱風W4 は、合流管122内で空気W5 と混合さ
れ、十分に冷却されて外部へ排気される。このため、集
合ダクトを用いて排気しても、これを損傷することな
く、他の設備からの排ガスと共に排気できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温熱風を廃プラ
スチックへ送給して加熱溶融処理する廃プラスチック処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】廃プラスチック処理装置として、廃プラ
スチックを粗砕し、粗砕された廃プラスチックを加熱溶
融処理する廃プラスチック処理装置がある。
【0003】この種の廃プラスチック処理装置では、カ
ッタを内蔵した粗砕機が設けられており、投入された廃
プラスチックをカッタによって粗砕して、粗砕機に併設
された溶融機内に廃プラスチックを搬送する。この溶融
機には加熱溶融処理部が設けられており、さらにバーナ
が取り付けられている。溶融機内へ搬送された粗砕後の
廃プラスチックは、バーナからの高温熱風によって加熱
溶融され、溶融された廃プラスチックは溶融機の落下口
から落下して容器に収容され冷却固化する。
【0004】また、この種の廃プラスチック処理装置で
は、白金及びセラミック等から成る触媒燃焼部が設けら
れている。この触媒燃焼部には廃プラスチック加熱溶融
後の排熱風が送給されて、廃プラスチック溶融時に発生
した悪臭や有毒成分を排熱風から除去する。この状態で
は、排熱風は無毒無臭のため外部(屋外)へ排気でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、触媒燃焼部
において処理された後の排熱風を外部へ排気する際には
集合ダクトを用いて他の設備からの排ガスと共に外部
(屋外)へ排気することが好ましい。
【0006】しかしながら、この排熱風の温度は約40
0度前後と非常に高く、排熱風を通常の集合ダクトによ
って排気することは困難である。このため、他の設備の
ダクトとは別に排熱風専用のダクトを設けるか、又は、
予め集合ダクト自体に耐熱性をもたせてこれに対処する
必要がある。しかし、いずれの場合であっても、配管工
事や設備コスト面等での不具合があるため、これを解決
できる廃プラスチック処理装置が切望されていた。
【0007】本発明は上記事実を考慮して、触媒燃焼後
の排熱風を通常の排気設備で排気できる廃プラスチック
処理装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の廃プラス
チック処理装置では、廃プラスチックを溶融可能な高温
熱風を発生する熱風発生源と、前記熱風発生源からの前
記高温熱風を取り込んで前記廃プラスチックを溶融処理
する溶融処理部と、前記廃プラスチックを溶融した後の
低温排熱風を前記熱風発生源へ再度送給して前記熱風発
生源の熱により再度加熱して高温排熱風とする再加熱部
と、前記再加熱部によって再度加熱した後の高温排熱風
を触媒燃焼する触媒燃焼部と、前記触媒燃焼部によって
触媒燃焼した後の燃焼排熱風が流れる排気管の下流側に
設置されると共に、装置本体外部の空気を取り込み可能
とされ、前記燃焼排熱風と前記空気とを混合して前記燃
焼排熱風を希釈冷却する排気冷却部と、を備えている。
【0009】上記構成の廃プラスチック処理装置では、
熱風発生源からの高温熱風が溶融処理部へ送給され、こ
の高温熱風によって廃プラスチックが加熱されて溶融処
理される。
【0010】また、廃プラスチック溶融後の低温排熱風
は再加熱部に送給されて熱風発生源の熱によって高温排
熱風とされた後に触媒燃焼部に送給されて触媒燃焼され
る。この触媒燃焼部では、廃プラスチック溶融時に発生
する高温排熱風の悪臭や有毒ガスが除去される。これに
よって、触媒燃焼後の燃焼排熱風が無毒無臭とされる。
【0011】さらに、触媒燃焼された燃焼排熱風は排気
冷却部へ送給される。この排気冷却部では装置本体の外
部から空気を取り込んで、この空気と燃焼排熱風とを混
合させる。ここで、燃焼排熱風は空気と混合されること
によって希釈され、十分に冷却されて外部(屋外)へ排
気される。
【0012】請求項2記載の廃プラスチック処理装置で
は、前記排気冷却部は、内部が前記装置本体の内部と連
通し、前記空気を前記装置本体内部を通過させた後に取
り込むことを特徴としている。
【0013】上記構成の廃プラスチック処理装置では、
燃焼排熱風を冷却するための空気が装置本体の内部を通
過した後に排気冷却部内に取り込まれる。
【0014】ここで、空気が装置本体内部を通過する際
には、空気が装置本体内部に設置された装置駆動用のモ
ータ等を冷却するため、これらの部品等を冷却するため
特別な冷却設備が不要とされる。
【0015】また、空気が装置本体内部を通過すること
によって、空気が装置本体内部の接合箇所等から漏洩す
る脱臭前の排ガスを取り込むため、排ガスの装置外部へ
の漏洩が防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施の形態に
係る廃プラスチック処理装置10の全体構成が断面図に
よって示されており、図2にはこの廃プラスチック処理
装置10を一部破断した背面図が示されている。また、
図3には廃プラスチック処理装置10を一部破断した正
面図が示されている。なお、これらの図面において矢印
Xは廃プラスチック処理装置10の奥行き方向前方を示
し、矢印Yは廃プラスチック処理装置10の幅方向右方
を示す。また、矢印Zは廃プラスチック処理装置10の
高さ方向上方を示す。
【0017】この廃プラスチック処理装置10は、装置
本体12が全体として箱状とされており、装置本体12
の前面上部には投入口14が設けられると共に、開閉蓋
15が取り付けられている。装置本体12内には、粗砕
部16、予熱部18、溶融処理部20、収容部22及び
熱風送給部24の各処理部が配置されており、各処理部
は互いに隣接すると共に隔壁によって隔離されている。
【0018】粗砕部16は、投入口14の後方側に位置
しており、回転刃26と固定刃28とからなるカッタ3
0が配置されている。回転刃26は、粗砕部16の側方
の隔壁に回動可能に軸支された水平な軸32の長手方向
に沿って一定間隔で複数本固定されている。軸32は装
置本体12内に配置されたモータ(図示省略)によって
回転駆動され、これによって回転刃26が回転されるよ
うになっている。一方、固定刃28は回転刃26に対応
して固定されており、回転刃26が入り込むようになっ
ている。したがって回転刃26が回転された場合には、
回転刃26と固定刃28との間で廃プラスチックPが粗
砕される構成である。
【0019】粗砕部16(カッタ30)の後方側には予
熱部18が配置されている。予熱部18は粗砕部16の
側近に位置して予熱部18と連通しており、カッタ30
によって粗砕された廃プラスチックPが送り込まれる構
成である。
【0020】予熱部18の上方で投入口14と反対側の
角部近傍には、排気室34が設けられている。この排気
室34は、予熱部18と連通する粗砕部16と排気孔3
6を介して連通しており、予熱部18内の空気が流入可
能である。排気孔36にはフィルター38が取り付けら
れている。
【0021】排気室34内にはブロワ40が配置されて
いる。このブロワ40は一対のファン42、44を有し
ており、ファン42には送給管46が連結され、ファン
44には送給管48が連結されている。これにより、ブ
ロワ40は、予熱部18からの空気を所定量に分配して
それぞれ独立して送給できる。
【0022】また、ファン42、44を回転させる軸1
00は、隔壁45の軸受部98に軸支されており、更
に、軸100の一端は隔壁45の外方へ突出している。
軸100の隔壁45を外側へ突出した側の先端部にはプ
ーリ104が設けられている。また、プーリ104の下
方の隔壁45と外壁12Aとの間にはプーリ108を有
するモータ106が設置されている。これらのプーリ1
04とプーリ108には無端ベルト109が掛け回され
ており、モータ106を作動させるとプーリ108、無
端ベルト109、プーリ104を介してファン42、4
4が回転する。
【0023】また、モータ106の側方の側壁部12A
には、スリット状の複数の通気孔126が形成されてい
る。これらの通気孔126は装置本体12の外部から空
気(外気)が流入可能とされており、これによってモー
タ106を冷却できる。
【0024】一方、予熱部18の下方には、溶融処理部
20が設けられている。溶融処理部20の内部には、下
方に向けて収束した四角錐形状の溶融炉50が設けられ
ている。この溶融炉50の下端部には落下口52が形成
されており、炉壁には水平方向に細長い熱風導入口54
が多数形成されている。この熱風導入口54の上方側端
部には、溶融炉50の内方へ向かって斜め下方に突出し
た熱風導入口被覆板56が形成されており、上方から落
下した廃プラスチックPが熱風導入口54から溶融炉5
0の外方へ飛び出すことを防止している。また、溶融炉
50と溶融処理部20の隔壁47との間には、熱風停滞
室58が形成されている。
【0025】溶融処理部20(溶融炉50)の直下に
は、溶融した廃プラスチックPを冷却及び固化するため
収容部22が設けられている。収容部22の内部には、
ヒンジ60によって可動式とされた受板62上に容器6
4が載置されており、溶融炉50の落下口52から流れ
落ちた廃プラスチックPを収容するようになっている。
また、受板62の先端に対応してセンサ66が配置され
ており、容器64に収容される廃プラスチックPが満杯
に達したことを検出できる。
【0026】また、溶融処理部20(熱風停滞室58)
の前方側でかつ投入口14の下方には、熱風送給部24
が配置されている。この熱風送給部24は、略円筒形の
火炉68を備えており、この火炉68が溶融処理部20
の熱風停滞室58に接続されている。火炉68の隔壁に
は熱風発生源としてのバーナ70が取り付けられてお
り、さらにバーナ70の下方には燃料タンク71が配置
されている。バーナ70の先端部は火炉68内に突出し
ており、さらに、火炉68内にはバーナ70の先端を被
う状態で燃焼炉72が固定されている。燃焼炉72は円
筒形に形成されており、内部には一対の遮蔽板74、7
6が配置されている。これらの遮蔽板74、76及び燃
焼炉72の底壁72Aには、それぞれ透孔78、80、
送給孔82が形成されている。これにより、バーナ70
で熱せられた空気は、透孔78、80、送給孔82を経
た後に火炉68から熱風停滞室58へ送り込まれ、さら
に、熱風停滞室58から熱風導入口54を通過して溶融
炉50の内部へ送給されるようになっている。
【0027】さらに、火炉68には送給管48が接続さ
れている。このため、火炉68内には、ブロワ40によ
って予熱部18からの空気が分配されて送り込まれる構
成である。一方、燃焼炉72の外周には、前述の送給管
46が螺旋状に巻き付けられており、再加熱部84を構
成している。このため、ブロワ40によって予熱部18
から分配された空気は再加熱部84へ送り込まれ、この
再加熱部84において燃焼炉72からの熱によって再度
加熱される構成である。
【0028】熱風送給部24の上方側近には、触媒燃焼
部86が配置されている。この触媒燃焼部86は、接続
管88を介して前述の再加熱部84(送給管46)に連
結されており、再加熱部84において加熱された空気が
送り込まれる。図3に示す如く、触媒燃焼部86は、一
対のセラミック部90、92及びこれらのセラミック部
90、92の間に配置された白金部94とによって構成
されており、接続管88によって送り込まれた空気を触
媒燃焼できる。また、触媒燃焼部86は、排気管96を
介して装置本体12の天井壁12Bに設置されている排
気冷却部110に接続されており、触媒燃焼後の空気が
排気冷却部110に送給される。
【0029】ここで図4には排気冷却部110を一部破
断した正面図が示されており、また、図5には排気冷却
部110の平面図が示されている。これらの図に示され
るように、排気冷却部110はフード部112を備えて
いる。このフード部112は、上方へ向けて収束した四
角錐形状に形成されてにいる。また、フード112の内
部は空洞とされており、下端側が開口している。装置本
体12の天井壁12Bにフード部112を設置した状態
では、天井壁12Bに形成された矩形の通気孔114、
116が、フード部112によって上方から覆われる。
ここで、通気孔114、116は各々が外壁12Aと隔
壁45の間に位置するように形成されているため、フー
ド部112の内部は、通気孔114、116を介して装
置本体12内部の外壁12Aと隔壁45の間の空間と連
通しており、通気孔126から取り込まれた空気が外壁
12Aと隔壁45との間を通過してフード部112の内
部に流入可能とされている。
【0030】また、フード部112には渦巻状通気管1
18が接続されている。この渦巻状通気管118の内部
には渦巻状の通風路(図示省略)が形成されており、フ
ード部112からの空気が渦巻状通気管118の中心部
から渦巻状に外周部へと流れる構成である。また、渦巻
状通気管118の中心部分の側方には駆動部120が設
置されている。この駆動部120はモータとファン(い
ずれも図示省略)を備えており、モータが駆動するとフ
ァンが回転して、フード部112内の内圧を低下させる
と共に空気を渦巻状通気管118の内部に誘導して、更
にこの空気を渦巻状通気管118の外周側へと流すこと
ができる。
【0031】さらに、この渦巻状通気管118の外周側
端部(すなわち、下流側端部)は合流管122の外気進
入部124に接続されている。この合流管122は下端
部が閉止されており、渦巻状通気管118を通過して合
流管122に送給された空気は合流管122の上端側へ
と誘導される。また、この合流管122の下端側から
は、装置本体12の天井壁12Bを貫通した排気管96
が、外気進入部124よりも上端側の位置まで差し込ま
れており、この部分で外気進入部124を通過して合流
管122の上端側へと誘導された空気が排気管96を流
れる空気に合流する構成である。
【0032】次に本実施の形態の作用について説明す
る。上記構成の廃プラスチック処理装置10では、発泡
スチロール、ポリエチレン、ポリ塩化ビニール、ポリプ
ロピレン等の廃プラスチックPが投入口14から粗砕部
16へ投入されると、モータによって回転された回転刃
26と固定刃28との間に、これらの廃プラスチックP
が挟まれて粗砕される。
【0033】粗砕された廃プラスチックPは、粗砕部1
6に直接連通する予熱部18へ送り込まれ、さらに溶融
処理部20の溶融炉50内へ落下する。溶融炉50で
は、所定の量の粗砕された廃プラスチックPが堆積され
る。
【0034】一方、熱風送給部24では、空気がバーナ
70によって熱せられて高温熱風W 1 (例えば、280
℃程度)とされる。この高温熱風W1 は、透孔78、8
0、送給孔82を経た後に火炉68から熱風停滞室58
へ送り込まれ、さらに、熱風停滞室58から熱風導入口
54を通過して溶融炉50内へ送給される(この時点で
は、高温熱風W1 は、例えば235℃程度)。また、こ
れと同時に高温熱風W 1 は溶融炉50の炉壁自体を加熱
する。したがって、廃プラスチックPは、高温熱風W1
による直接的な加熱作用と、溶融炉50の炉壁を経て伝
わる熱による間接的な加熱作用を受けて溶融される。溶
融された廃プラスチックPは自重によって溶融炉50の
落下口52から収容部22へ流れ落ちる。収容部22へ
流れ落ちた溶融された廃プラスチックPは、容器64に
溜まり、ここで自然空冷され固化する。
【0035】一方、溶融する際に廃プラスチックPから
発生したガス等の排気すなわち予熱部18内の低温排熱
風W2 は、排気孔36のフィルター38を介して排気室
34へ流入した後に(この時点では、低温排熱風W
2 は、例えば90℃程度)、ブロワ40によって分配さ
れ、送給管46及び送給管48によってそれぞれ独立し
て送給される。
【0036】二つに分配された前記低温排熱風W2 のう
ち、送給管48によって送給される一方の低温排熱風W
21は、火炉68内へ二次空気として再び送り込まれ、バ
ーナ70によって熱せられた火炉68内の高温熱風W1
と共に完全燃焼されて再び利用される。
【0037】また、送給管46によって送給される他方
の低温排熱風W22は、燃焼炉72の外周に螺旋状に巻き
付けられた再加熱部84に至り、この再加熱部84にお
いて燃焼炉72からの熱によって再度加熱されて高温排
熱風W3 (例えば、250℃程度)となる。次いで、高
温排熱風W3 は、接続管88を通過して触媒燃焼部86
へ送り込まれる。
【0038】触媒燃焼部86では、高温排熱風W3 が触
媒燃焼されて燃焼排熱風W4 (例えば、380℃程度)
とされる。すなわち、例えば、魚を梱包するための魚箱
に用いられる発砲スチロールを廃プラスチックPとして
処理した場合には、塩素や窒素酸化物あるいは硫黄酸化
物等がセラミック部90、92によって除去され、さら
に、悪臭の原因であり有毒成分であるスチレンが白金部
94によって酸素と結合されて二酸化炭素と水に分解さ
れる。触媒燃焼部86において触媒燃焼された後の燃焼
排熱風W4 は、前述の如く二酸化炭素と水であるので無
害かつ無臭である。
【0039】さらに、燃焼排熱風W4 は、排気管96を
通過して排気冷却部110の合流管122内に送られ
る。
【0040】一方、排気冷却部110では、廃プラスチ
ック処理装置10が作動されることによって駆動部12
0のモータが作動されてファンが回転される。これによ
って、フード部112の内圧が低下される。ここで、図
2に示されるように、フード部112の内部と装置本体
12の内部とは通気孔114、116によって連通され
ているため、通気孔126から取り込まれた空気(外
気)W5 は外壁12Aと隔壁45との間を通過した後に
通気孔114、116を通過してフード部112内に誘
導される。次いで、フード部112内に誘導された空気
W5 が駆動部120のファンによって渦巻状通気管11
8の内部を通過して合流管122内に送り込まれる。さ
らに、図4に示されるように、合流管122に送り込ま
れた空気W 5 は、排気管96内を流れて合流管122内
に至った燃焼排熱風W4 と排気管96の上方で混合され
る。ここで、燃焼排熱風W4 は、空気W5 と混合される
ことによって希釈され十分に冷却された希釈排熱風W6
となる。
【0041】ここで、本願出願人が実験した際の実験結
果によれば、外気温(すなわち、空気W5 の温度)が2
7℃で燃焼排熱風W4 の温度が382℃の場合では、希
釈排熱風W6 の温度は74℃となった。
【0042】このようにして冷却された後の希釈排熱風
W6 は、集合ダクト等の通常の排気設備を通過させて場
合であっても、これらの排気設備を損傷することなく外
部(屋外)に排気できる。
【0043】また、空気W5 はフード部112内に取り
込まれる際に外壁12Aと隔壁45との間を通過するた
め、空気W5 によってモータ106が冷却される。この
ため、水冷設備等のモータ106の冷却設備が不要とな
る。
【0044】さらに、空気W5 が外壁12Aと隔壁45
との間を通過する際には、軸受部98から漏洩する低温
排熱風W2 が空気W5 によって取り込まれ、空気W5 と
共にフード部112内に誘導されるため、低温排熱風W
2 の装置本体12の外部への漏洩を防止できる。
【0045】以上、説明した如く、廃プラスチック処理
装置10では、触媒燃焼部86によって処理された燃焼
排熱風W4 を排気冷却部110によって空気W5 と混合
希釈して冷却して希釈排熱風W6 とした後に排気する構
成としたため、集合ダクト等の通常の排気設備で外部に
排気することができ、排気設備等に要するコストを低減
できる。
【0046】また、空気W5 を装置本体12内を通過さ
せた後に排気冷却部110に取り込むため、モータ10
6等を冷却することができ、特別にモータ106を冷却
するための設備を必要とせず、モータ106の寿命を延
ばすことができる。
【0047】さらに、空気W5 が装置本体12内を通過
する際には、空気W5 が軸受部98等から漏洩する低温
排熱風W2 を取り込んで排気冷却部110へ流れる、装
置本体12外部への低温排熱風W2 の漏洩を防止でき
る。
【0048】なお、本実施の形態では、空気W5 が装置
本体12の内部を通過した後にフード部112へ流れる
構成であったが、モータ106を冷却するための設備を
別に設けるような場合等、空気W5 が装置本体12の内
部を通過する必要がない場合では、排気冷却部110か
ら直接空気W5 を取り込む構成としてもよい。
【0049】また、本実施の形態では、排気冷却部11
0に駆動部120を設けてモータ及びファンによって空
気W5 を誘導する構成であったが、駆動部120は必ず
しも必要ではない。すなわち、燃焼排熱風W4 の流速が
比較的速い場合では、燃焼排熱風W4 と空気W5 との合
流部分において生じる圧力差によって空気W5 が燃焼排
熱風W4 に自然に混合されるため、駆動部120を設け
ずとも上述した効果と同様の効果を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明した如く請求項1記載の廃プラ
スチック処理装置では、他の設備のダクトと合流する集
合ダクトを用いて希釈冷却した燃焼排熱風を排気できる
ため、特別な設備を必要とせず、設備コスト等の低減が
図れる。また、排気冷却部を設けるだけでよいため、装
置自体が大型化することがない。
【0051】請求項2記載の廃プラスチック処理装置で
は、燃焼排熱風を希釈冷却するための空気を装置本体内
に設置されたモータ等の部品を冷却に使用でき、これら
の部品を冷却するための特別な設備が不要となり、装置
全体の小型化を図ることができる。空気が装置本体内部
を通過する際には、装置本体内部の接合箇所等から漏洩
する脱臭前の排ガスを取り込むため、排ガスの装置外部
への漏洩を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る廃プラスチック処
理装置の断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る廃プラスチック処
理装置を一部破断した背面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る廃プラスチック処
理装置を一部破断した正面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る廃プラスチック処
理装置の排気冷却部を一部破断した正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る廃プラスチック処
理装置の排気冷却部の平面図である。
【符号の説明】
10 廃プラスチック処理装置 12 装置本体 70 バーナ(熱風発生源) 20 溶融処理部 84 再加熱部 86 触媒燃焼部 96 排気管 110 排気冷却部 P 廃プラスチック W1 高温熱風 W22 低温排熱風 W3 高温排熱風 W4 燃焼排熱風 W5 空気

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃プラスチックを溶融可能な高温熱風を
    発生する熱風発生源と、 前記熱風発生源からの前記高温熱風を取り込んで前記廃
    プラスチックを溶融処理する溶融処理部と、 前記廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風を前記熱
    風発生源へ再度送給して前記熱風発生源の熱により再度
    加熱して高温排熱風とする再加熱部と、 前記再加熱部によって再度加熱した後の高温排熱風を触
    媒燃焼する触媒燃焼部と、 前記触媒燃焼部によって触媒燃焼した後の燃焼排熱風が
    流れる排気管の下流側に設置されると共に、装置本体外
    部の空気を取り込み可能とされ、前記燃焼排熱風と前記
    空気とを混合して前記燃焼排熱風を希釈冷却する排気冷
    却部と、 を備える廃プラスチック処理装置。
  2. 【請求項2】 前記排気冷却部は、内部が前記装置本体
    の内部と連通し、前記空気を前記装置本体内部を通過さ
    せた後に取り込むことを特徴とする請求項1記載の廃プ
    ラスチック処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089117A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Yonezawa Odaka Kogyo:Kk 発泡系化学材料処理装置
JP2007136743A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Kawata Mfg Co Ltd 発泡ポリスチロールの減容固化方法
JP2016507716A (ja) * 2012-12-24 2016-03-10 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ボイルオフガスの酸化のためのシステム及び方法

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