JPH09123308A - ゴム被覆ローラの成形装置 - Google Patents
ゴム被覆ローラの成形装置Info
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- JPH09123308A JPH09123308A JP28865095A JP28865095A JPH09123308A JP H09123308 A JPH09123308 A JP H09123308A JP 28865095 A JP28865095 A JP 28865095A JP 28865095 A JP28865095 A JP 28865095A JP H09123308 A JPH09123308 A JP H09123308A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液状ゴムの注入後金型内が封止され、安定し
た良好な品質のゴム被覆ローラを成形することができる
ゴム被覆ローラの成形装置を提供する。 【解決手段】 本発明の成形装置では、成形型部14の
両端部に、中心部にローラ芯軸17を支承する軸受け孔
16が設けられた一対のサイドキャップ部15がそれぞ
れ固着されている。また、これらのサイドキャップ部1
5の一方には液状ゴムの注入孔18が、他方にはオーバ
ーフロー孔19がそれぞれ設けられ、成形部内のローラ
芯軸17の端面とサイドキャップ部15との間には、反
発復元性を有するシート21が介挿配置されている。そ
して、成形部内に注入充填された液状ゴムの内圧によ
り、シート21が注入孔18およびオーバーフロー孔1
9の開口部をそれぞれ封止閉塞するようになっている。
た良好な品質のゴム被覆ローラを成形することができる
ゴム被覆ローラの成形装置を提供する。 【解決手段】 本発明の成形装置では、成形型部14の
両端部に、中心部にローラ芯軸17を支承する軸受け孔
16が設けられた一対のサイドキャップ部15がそれぞ
れ固着されている。また、これらのサイドキャップ部1
5の一方には液状ゴムの注入孔18が、他方にはオーバ
ーフロー孔19がそれぞれ設けられ、成形部内のローラ
芯軸17の端面とサイドキャップ部15との間には、反
発復元性を有するシート21が介挿配置されている。そ
して、成形部内に注入充填された液状ゴムの内圧によ
り、シート21が注入孔18およびオーバーフロー孔1
9の開口部をそれぞれ封止閉塞するようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム被覆ローラの
成形装置に係わり、特に電子複写機の定着ローラ等に使
用されるゴム被覆ローラの成形装置に関する。
成形装置に係わり、特に電子複写機の定着ローラ等に使
用されるゴム被覆ローラの成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子複写機の熱定着部に使用
されるヒートローラのようなゴム被覆ローラを製造する
には、金型内に金属またはプラスチック製のローラ芯軸
を挿入配置し、ローラ芯軸と金型内周との間に未加硫の
液状ゴムを注入充填した後、未加硫ゴムを加硫成形する
方法が採られている。
されるヒートローラのようなゴム被覆ローラを製造する
には、金型内に金属またはプラスチック製のローラ芯軸
を挿入配置し、ローラ芯軸と金型内周との間に未加硫の
液状ゴムを注入充填した後、未加硫ゴムを加硫成形する
方法が採られている。
【0003】金型内に注入充填されたゴムによる内圧P
としては、充填時点での充填圧P1と、加硫時の熱膨脹
圧P2 とがあり、図5に示すように、時間の経過ととも
にP1 からP2 へと変化する。そして、このような金型
内のゴム内圧Pが低いと、加硫が不十分となり、得られ
るゴム被覆の硬さやモジュラスが低くなるばかりでな
く、ゴム被覆とローラ芯軸との接着力が低下する原因と
なる。また、ゴムの内圧Pにバラつきがあると、ゴム被
覆の外径や表面粗さにバラつきが生じる。
としては、充填時点での充填圧P1と、加硫時の熱膨脹
圧P2 とがあり、図5に示すように、時間の経過ととも
にP1 からP2 へと変化する。そして、このような金型
内のゴム内圧Pが低いと、加硫が不十分となり、得られ
るゴム被覆の硬さやモジュラスが低くなるばかりでな
く、ゴム被覆とローラ芯軸との接着力が低下する原因と
なる。また、ゴムの内圧Pにバラつきがあると、ゴム被
覆の外径や表面粗さにバラつきが生じる。
【0004】したがって、金型内のゴム内圧Pを一定値
以上としかつバラつきを最少限に抑えることが必要とさ
れ、そのために従来から、液状ゴムを金型内に注入充填
した後注入孔等を閉塞し金型内を封止するように構成し
た種々の成形装置が考えられている。すなわち、図6に
示す成形装置においては、円筒状の成形金型1の両端に
それぞれ固着されたサイドキャップ2とローラ芯軸3と
の間に、それぞれゴムリング4が介挿され、注入ノズル
5により、サイドキャップ2の軸受け孔6に設けられた
注入孔7を通して、金型キャビティ内に液状ゴム8が注
入充填された後、ゴムリング4により注入孔7等の開口
部が閉塞され封止されるようになっている。なお、注入
時には、液状ゴム8の注入圧によりゴムリング4が圧縮
されて、サイドキャップ2との間に隙間が生じ、注入路
が形成される。
以上としかつバラつきを最少限に抑えることが必要とさ
れ、そのために従来から、液状ゴムを金型内に注入充填
した後注入孔等を閉塞し金型内を封止するように構成し
た種々の成形装置が考えられている。すなわち、図6に
示す成形装置においては、円筒状の成形金型1の両端に
それぞれ固着されたサイドキャップ2とローラ芯軸3と
の間に、それぞれゴムリング4が介挿され、注入ノズル
5により、サイドキャップ2の軸受け孔6に設けられた
注入孔7を通して、金型キャビティ内に液状ゴム8が注
入充填された後、ゴムリング4により注入孔7等の開口
部が閉塞され封止されるようになっている。なお、注入
時には、液状ゴム8の注入圧によりゴムリング4が圧縮
されて、サイドキャップ2との間に隙間が生じ、注入路
が形成される。
【0005】また、図7に示す成形装置においては、サ
イドキャップ2に設けられた液状ゴムの注入孔7および
オーバーフロー孔9の外側開口部に、それぞれボール状
等の封止弁10がスプリング11により押圧付勢された
状態で配置されており、液状ゴム8が金型キャビティ内
に注入充填された後、封止弁10により注入孔7および
オーバーフロー孔9が封止されるようになっている。
イドキャップ2に設けられた液状ゴムの注入孔7および
オーバーフロー孔9の外側開口部に、それぞれボール状
等の封止弁10がスプリング11により押圧付勢された
状態で配置されており、液状ゴム8が金型キャビティ内
に注入充填された後、封止弁10により注入孔7および
オーバーフロー孔9が封止されるようになっている。
【0006】さらに、図8に示す成形装置においては、
液状ゴムの注入孔7およびオーバーフロー孔9に、 0.2
〜 0.5mmの隙間(ゲート)12がそれぞれ設けられてい
る。そして、液状ゴム8がゲート12を通過する際に発
生する摩擦熱により、液状ゴム8が半加硫状態となり、
この半加硫されたゴムでゲート12が閉塞されるように
なっている。
液状ゴムの注入孔7およびオーバーフロー孔9に、 0.2
〜 0.5mmの隙間(ゲート)12がそれぞれ設けられてい
る。そして、液状ゴム8がゲート12を通過する際に発
生する摩擦熱により、液状ゴム8が半加硫状態となり、
この半加硫されたゴムでゲート12が閉塞されるように
なっている。
【0007】またさらに、図9に示す成形装置において
は、サイドキャップ2に設けられた注入孔7およびオー
バーフロー孔9の外側に、これらに対応する位置にそれ
ぞれ開口部を有する封止押え板13がそれぞれ設けられ
ており、図10に示すように、封止押え板13を回して
開口部の位置をずらすことで、注入孔7およびオーバー
フロー孔9を閉塞するようになっている。
は、サイドキャップ2に設けられた注入孔7およびオー
バーフロー孔9の外側に、これらに対応する位置にそれ
ぞれ開口部を有する封止押え板13がそれぞれ設けられ
ており、図10に示すように、封止押え板13を回して
開口部の位置をずらすことで、注入孔7およびオーバー
フロー孔9を閉塞するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の成形装置のうちで、図6に示すゴムリング4により注
入孔7等を封止するように構成された装置においては、
液状ゴム8注入の際のゴムリング4の圧縮量に限界があ
るため、液状ゴム8の注入に時間がかかり生産性に劣る
ばかりでなく、ゴムリング4に永久変形が生じるため、
ゴム内圧Pの変動が大きくなるという欠点があった。ま
た、ゴムリング4に液状ゴム8が接着しやすいため、成
形されたローラを金型から抜脱する際に、ゴム被覆が欠
けたり変形したりするおそれがあった。さらに、金型か
ら抜脱した後、ゴムリング4が嵌め込まれたゴム被覆の
両端部(サイド部)を切除する必要があり、ゴム材料の
ロス分が多かった。またさらに、熱加硫タイプ(熱硬化
型)の液状シリコーンゴムのように加硫温度が高い( 1
00〜 160℃)液状ゴムでは、ゴムリング4の構成材料と
して、フッ素ゴムやフロロシリコーンゴムのような耐熱
性が高く高価な材料を使用しなければならないため、コ
ストが高くつくという問題があった。
の成形装置のうちで、図6に示すゴムリング4により注
入孔7等を封止するように構成された装置においては、
液状ゴム8注入の際のゴムリング4の圧縮量に限界があ
るため、液状ゴム8の注入に時間がかかり生産性に劣る
ばかりでなく、ゴムリング4に永久変形が生じるため、
ゴム内圧Pの変動が大きくなるという欠点があった。ま
た、ゴムリング4に液状ゴム8が接着しやすいため、成
形されたローラを金型から抜脱する際に、ゴム被覆が欠
けたり変形したりするおそれがあった。さらに、金型か
ら抜脱した後、ゴムリング4が嵌め込まれたゴム被覆の
両端部(サイド部)を切除する必要があり、ゴム材料の
ロス分が多かった。またさらに、熱加硫タイプ(熱硬化
型)の液状シリコーンゴムのように加硫温度が高い( 1
00〜 160℃)液状ゴムでは、ゴムリング4の構成材料と
して、フッ素ゴムやフロロシリコーンゴムのような耐熱
性が高く高価な材料を使用しなければならないため、コ
ストが高くつくという問題があった。
【0009】また、図7に示すように、スプリング11
により押圧付勢されたボール状封止弁10により注入孔
7を封止するように構成された成形装置においては、成
形金型1の構造が複雑となり、取扱いが難しいばかりで
なく製作費が高価になっていた。また、ゴム内圧Pの変
動やバラつきが大きく、ゴム材料のロス分も多いという
問題欠点があった。
により押圧付勢されたボール状封止弁10により注入孔
7を封止するように構成された成形装置においては、成
形金型1の構造が複雑となり、取扱いが難しいばかりで
なく製作費が高価になっていた。また、ゴム内圧Pの変
動やバラつきが大きく、ゴム材料のロス分も多いという
問題欠点があった。
【0010】さらに、図8に示す成形装置においては、
液状ゴム8の注入速度が制限され、生産性に劣るばかり
でなく、ゲート12が磨耗しやすく、ゲート12の磨耗
によりゴム内圧Pの変動やバラつきが大きくなるという
問題があった。
液状ゴム8の注入速度が制限され、生産性に劣るばかり
でなく、ゲート12が磨耗しやすく、ゲート12の磨耗
によりゴム内圧Pの変動やバラつきが大きくなるという
問題があった。
【0011】またさらに、図9に示す成形装置では、サ
イドキャップ2と封止押え板13との間に隙間が発生し
やすく、ゴム内圧Pの変動やバラつきが大きいばかりで
なく、ゴム材料のロス分が多かった。特に液状ゴム8の
粘度が低い場合には、ゴム漏れが発生しやすく、ゴム内
圧Pの変動が大きくなるという問題があった。
イドキャップ2と封止押え板13との間に隙間が発生し
やすく、ゴム内圧Pの変動やバラつきが大きいばかりで
なく、ゴム材料のロス分が多かった。特に液状ゴム8の
粘度が低い場合には、ゴム漏れが発生しやすく、ゴム内
圧Pの変動が大きくなるという問題があった。
【0012】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたもので、液状ゴムの注入後成形金型内がしっかり
と封止されてゴム圧力が保持され、安定した良好な品質
のゴム被覆ローラを成形することができるゴム被覆ロー
ラの成形装置を提供することを目的とする。
されたもので、液状ゴムの注入後成形金型内がしっかり
と封止されてゴム圧力が保持され、安定した良好な品質
のゴム被覆ローラを成形することができるゴム被覆ロー
ラの成形装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のゴム被覆ローラ
の成形装置は、円柱状成形部を有する型部の両端に、中
心部にローラ芯軸のジャーナルを支承する軸受け部を有
し、かつ液状ゴムの注入孔あるいはオーバーフロー孔が
設けられた一対の芯軸保持用キャップ部を、それぞれ設
けたゴム被覆ローラの成形装置において、反発復元性を
有するシートを、前記液状ゴムの注入孔およびオーバー
フロー孔の前記成形部内への開口部に内接するようにそ
れぞれ配置し、前記成形部内に注入充填された液状ゴム
の内圧により、前記シートが前記注入孔およびオーバー
フロー孔の開口部をそれぞれ閉塞するように構成したこ
とを特徴とする。
の成形装置は、円柱状成形部を有する型部の両端に、中
心部にローラ芯軸のジャーナルを支承する軸受け部を有
し、かつ液状ゴムの注入孔あるいはオーバーフロー孔が
設けられた一対の芯軸保持用キャップ部を、それぞれ設
けたゴム被覆ローラの成形装置において、反発復元性を
有するシートを、前記液状ゴムの注入孔およびオーバー
フロー孔の前記成形部内への開口部に内接するようにそ
れぞれ配置し、前記成形部内に注入充填された液状ゴム
の内圧により、前記シートが前記注入孔およびオーバー
フロー孔の開口部をそれぞれ閉塞するように構成したこ
とを特徴とする。
【0014】本発明において、反発復元性を有するシー
トとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリアセタール、フッ素樹脂のよう
な硬質樹脂からなるフィルム、合成紙にパラフィンやシ
リコーン油等の離型性材料を複合した離型紙、あるいは
合成紙と前記樹脂フィルムとをラミネートした複合紙等
を使用することができる。さらに、薄いゴムシート(例
えば厚さ 6mm以下)やステンレス、真鍮のような錆びな
い金属からなるシート(例えば厚さ 0.3mm以下)等も使
用することができる。
トとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリアセタール、フッ素樹脂のよう
な硬質樹脂からなるフィルム、合成紙にパラフィンやシ
リコーン油等の離型性材料を複合した離型紙、あるいは
合成紙と前記樹脂フィルムとをラミネートした複合紙等
を使用することができる。さらに、薄いゴムシート(例
えば厚さ 6mm以下)やステンレス、真鍮のような錆びな
い金属からなるシート(例えば厚さ 0.3mm以下)等も使
用することができる。
【0015】これらのシートはいずれも十分な反発復元
性を有しており、成形すべきローラ外径や液状ゴムの種
類等に応じて、(φd×n数)×A×B×tの値を適宜
に選定して使用することができる。なお、これらの記号
は φd;注入孔またはオーバーフロー孔の直径 n;注入孔またはオーバーフロー孔の数 A;ローラ芯軸の外周からシートの周端部までの長さ B;ローラ芯軸の外周から孔の中心までの距離 t;シートの厚さ をそれぞれ示している。
性を有しており、成形すべきローラ外径や液状ゴムの種
類等に応じて、(φd×n数)×A×B×tの値を適宜
に選定して使用することができる。なお、これらの記号
は φd;注入孔またはオーバーフロー孔の直径 n;注入孔またはオーバーフロー孔の数 A;ローラ芯軸の外周からシートの周端部までの長さ B;ローラ芯軸の外周から孔の中心までの距離 t;シートの厚さ をそれぞれ示している。
【0016】本発明の成形装置においては、液状ゴムの
注入孔およびオーバーフロー孔の金型成形部内への開口
部の内側に、反発復元性を有するシートがそれぞれ前記
開口部に内接するように配置され、液状ゴムが成形部内
へ注入充填された後この液状ゴムの内圧により、シート
が注入孔およびオーバーフロー孔の開口部をそれぞれ閉
塞し封止するようになっているので、成形部内に注入充
填された液状ゴムの圧力(内圧)が、大きく変動したり
バラついたりすることなく保持され、安定した良好な品
質のゴム被覆が成形される。また、このようにローラ芯
軸の端部と芯軸保持用キャップ部との間に介挿されたシ
ートにより、キャップ部の中心部に設けられた軸受け部
が内側から封止されているので、ローラ芯軸のジャーナ
ル周囲に液状ゴムが流入することがない。
注入孔およびオーバーフロー孔の金型成形部内への開口
部の内側に、反発復元性を有するシートがそれぞれ前記
開口部に内接するように配置され、液状ゴムが成形部内
へ注入充填された後この液状ゴムの内圧により、シート
が注入孔およびオーバーフロー孔の開口部をそれぞれ閉
塞し封止するようになっているので、成形部内に注入充
填された液状ゴムの圧力(内圧)が、大きく変動したり
バラついたりすることなく保持され、安定した良好な品
質のゴム被覆が成形される。また、このようにローラ芯
軸の端部と芯軸保持用キャップ部との間に介挿されたシ
ートにより、キャップ部の中心部に設けられた軸受け部
が内側から封止されているので、ローラ芯軸のジャーナ
ル周囲に液状ゴムが流入することがない。
【0017】なお、液状ゴムの注入の際には、注入孔を
通して液状ゴムを適当な速度で(ゆっくり)注入するこ
とにより、シートが注入圧に押されて変形し、シートと
注入孔との間に適当な隙間が生じるので、液状ゴムの注
入路およびオーバーフロー路が十分に確保される。
通して液状ゴムを適当な速度で(ゆっくり)注入するこ
とにより、シートが注入圧に押されて変形し、シートと
注入孔との間に適当な隙間が生じるので、液状ゴムの注
入路およびオーバーフロー路が十分に確保される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
いて説明する。
いて説明する。
【0019】図1は、本発明に係わるゴム被覆ローラの
成形装置の一実施例を示す縦断面図である。
成形装置の一実施例を示す縦断面図である。
【0020】図において、符号14は円柱状の成形部を
有する成形型部を示し、この成形型部14の両端部に、
一対のサイドキャップ部15a、15bがそれぞれ配置
され、サイドキャップ部15a、15bの側部内周面に
設けられたねじ部を成形型部14の外周面のねじ部に螺
合させることにより固着されている。そして、各々のサ
イドキャップ部15a、15bの中心部には、軸受け孔
16a、16bが貫通して設けられ、これらの軸受け孔
16a、16bにローラ芯軸17のジャーナル17a、
17bを挿嵌して支承させることで、ローラ芯軸17が
成形部内に同心的に保持されるようになっている。ま
た、これらのサイドキャップ部のうちで、下側のサイド
キャップ部15aには液状ゴムの注入孔18が、上側の
サイドキャップ部15bには液状ゴムのオーバーフロー
孔19がそれぞれ設けられ、注入孔18の外側開口部に
は注入ノズル20が挿嵌されるようになっている。さら
に、成形部内に配置されたローラ芯軸17の両端面とサ
イドキャップ部15a、15bとの間には、反発復元性
を有する円盤状のシート21が、液状ゴムの注入孔18
の開口部およびオーバーフロー孔19の開口部にそれぞ
れ内接するように介挿配置されている。
有する成形型部を示し、この成形型部14の両端部に、
一対のサイドキャップ部15a、15bがそれぞれ配置
され、サイドキャップ部15a、15bの側部内周面に
設けられたねじ部を成形型部14の外周面のねじ部に螺
合させることにより固着されている。そして、各々のサ
イドキャップ部15a、15bの中心部には、軸受け孔
16a、16bが貫通して設けられ、これらの軸受け孔
16a、16bにローラ芯軸17のジャーナル17a、
17bを挿嵌して支承させることで、ローラ芯軸17が
成形部内に同心的に保持されるようになっている。ま
た、これらのサイドキャップ部のうちで、下側のサイド
キャップ部15aには液状ゴムの注入孔18が、上側の
サイドキャップ部15bには液状ゴムのオーバーフロー
孔19がそれぞれ設けられ、注入孔18の外側開口部に
は注入ノズル20が挿嵌されるようになっている。さら
に、成形部内に配置されたローラ芯軸17の両端面とサ
イドキャップ部15a、15bとの間には、反発復元性
を有する円盤状のシート21が、液状ゴムの注入孔18
の開口部およびオーバーフロー孔19の開口部にそれぞ
れ内接するように介挿配置されている。
【0021】このような構造の実施例の装置を用いてゴ
ム被覆ローラを成形するには、まずローラ芯軸17の両
端のジャーナル17a、17bをサイドキャップ部15
a、15bの軸受け孔16a、16bにそれぞれ挿嵌
し、ローラ芯軸17を成形型部14の成形部内に装着し
た後、液状ゴム22を注入ノズル20の先端から供給
し、これを注入孔18から成形部内に注入する。このと
き、図2に示すように、液状ゴム22を注入孔18を通
してゆっくり注入することにより、注入孔18およびオ
ーバーフロー孔19の開口部に内接するように配置され
た円盤状のシート21を、液状ゴム22の注入圧により
変形させて隙間を生じさせ、液状ゴムの注入路およびオ
ーバーフロー路が十分に確保されるようにする。こうし
て、適当な注入速度で液状ゴム22の注入が行なわれ
る。
ム被覆ローラを成形するには、まずローラ芯軸17の両
端のジャーナル17a、17bをサイドキャップ部15
a、15bの軸受け孔16a、16bにそれぞれ挿嵌
し、ローラ芯軸17を成形型部14の成形部内に装着し
た後、液状ゴム22を注入ノズル20の先端から供給
し、これを注入孔18から成形部内に注入する。このと
き、図2に示すように、液状ゴム22を注入孔18を通
してゆっくり注入することにより、注入孔18およびオ
ーバーフロー孔19の開口部に内接するように配置され
た円盤状のシート21を、液状ゴム22の注入圧により
変形させて隙間を生じさせ、液状ゴムの注入路およびオ
ーバーフロー路が十分に確保されるようにする。こうし
て、適当な注入速度で液状ゴム22の注入が行なわれ
る。
【0022】このようにして液状ゴム22の注入充填が
完了した後は、図3に示すように、成形部内に充填され
た液状ゴム22の内圧(充填圧P1 )により、各々のシ
ート21が押圧される。また、シート21はそれ自体の
反発復元性により元の形状、状態に戻るので、シート2
1が注入孔18およびオーバーフロー孔19の開口部を
それぞれ閉塞し内部を封止する。さらに、その後の加硫
工程においては、シート21が前記充填圧P1 より大き
い液状ゴムの内圧(熱膨脹圧P2 )により押され、注入
孔18およびオーバーフロー孔19をより強固に封止す
る。
完了した後は、図3に示すように、成形部内に充填され
た液状ゴム22の内圧(充填圧P1 )により、各々のシ
ート21が押圧される。また、シート21はそれ自体の
反発復元性により元の形状、状態に戻るので、シート2
1が注入孔18およびオーバーフロー孔19の開口部を
それぞれ閉塞し内部を封止する。さらに、その後の加硫
工程においては、シート21が前記充填圧P1 より大き
い液状ゴムの内圧(熱膨脹圧P2 )により押され、注入
孔18およびオーバーフロー孔19をより強固に封止す
る。
【0023】したがって、液状ゴム22の注入充填から
加硫の成形工程において、成形部内の液状ゴム22の圧
力(内圧)がバラつくことがなく保持され、安定した良
好な品質のゴム被覆が成形される。また、シート21が
ローラ芯軸17の端部と対応するサイドキャップ部15
a、15bとの間にそれぞれ介挿され、これらのシート
21によりサイドキャップ部15a、15bの軸受け孔
16a、16bが内側から封止されているので、ローラ
芯軸17のジャーナル17a、17b周囲への液状ゴム
22の流入がなく、良好な品質のゴム被覆ローラが得ら
れる。
加硫の成形工程において、成形部内の液状ゴム22の圧
力(内圧)がバラつくことがなく保持され、安定した良
好な品質のゴム被覆が成形される。また、シート21が
ローラ芯軸17の端部と対応するサイドキャップ部15
a、15bとの間にそれぞれ介挿され、これらのシート
21によりサイドキャップ部15a、15bの軸受け孔
16a、16bが内側から封止されているので、ローラ
芯軸17のジャーナル17a、17b周囲への液状ゴム
22の流入がなく、良好な品質のゴム被覆ローラが得ら
れる。
【0024】次に、このような実施例の装置を使用し
て、ゴム被覆ローラを成形した具体例について説明す
る。
て、ゴム被覆ローラを成形した具体例について説明す
る。
【0025】具体例1 図4に示す成形装置において、注入孔のφd×n= 1.6
mm× 8個、オーバーフロー孔のφd×n= 1.6mm× 1
個、B=2.75mmとするとともに、A= 5.5mm、t=0.25
mmの 6,6ナイロンからなるシートを配置して、外径φ12
mmのローラ芯軸の外周に熱硬化型シリコーンゴムを注入
した後、 130℃×20分の条件で加熱加硫し、ローラ外径
φ25mm、ゴム面長 320mm、ゴム硬さ15度(c)のゴム被
覆ローラを得た。
mm× 8個、オーバーフロー孔のφd×n= 1.6mm× 1
個、B=2.75mmとするとともに、A= 5.5mm、t=0.25
mmの 6,6ナイロンからなるシートを配置して、外径φ12
mmのローラ芯軸の外周に熱硬化型シリコーンゴムを注入
した後、 130℃×20分の条件で加熱加硫し、ローラ外径
φ25mm、ゴム面長 320mm、ゴム硬さ15度(c)のゴム被
覆ローラを得た。
【0026】具体例2 図4に示す成形装置において、注入孔のφd×n= 2.2
mm× 6個、オーバーフロー孔のφd×n= 2.2mm× 1
個、B= 6mmとするとともに、A=10mm、t= 0.2mmの
PFA(ポリフォルムアルデヒド:ポリアセタール樹脂
の1種)からなるシートを配置して、外径φ16mmのロー
ラ芯軸の外周に熱硬化型シリコーンゴムを注入した後、
140℃×20分の条件で加熱加硫し、ローラ外径φ40mm、
ゴム面長 330mm、ゴム硬さ22度(c)のゴム被覆ローラ
を得た。
mm× 6個、オーバーフロー孔のφd×n= 2.2mm× 1
個、B= 6mmとするとともに、A=10mm、t= 0.2mmの
PFA(ポリフォルムアルデヒド:ポリアセタール樹脂
の1種)からなるシートを配置して、外径φ16mmのロー
ラ芯軸の外周に熱硬化型シリコーンゴムを注入した後、
140℃×20分の条件で加熱加硫し、ローラ外径φ40mm、
ゴム面長 330mm、ゴム硬さ22度(c)のゴム被覆ローラ
を得た。
【0027】以上の具体例1、2で得られたゴム被覆ロ
ーラは、いずれもバラつきの少ないゴム硬さと、ゴム面
長に亘って一定のゴム外径を有し、ローラ芯軸のジャー
ナル周りにゴムの付着が全く見られず、サイドカットが
不要であった。また、封止に使用したシートとシリコー
ンゴム被覆との間に接着が見られず、ゴム被覆の端面に
欠け等がなく、外観が優れていた。
ーラは、いずれもバラつきの少ないゴム硬さと、ゴム面
長に亘って一定のゴム外径を有し、ローラ芯軸のジャー
ナル周りにゴムの付着が全く見られず、サイドカットが
不要であった。また、封止に使用したシートとシリコー
ンゴム被覆との間に接着が見られず、ゴム被覆の端面に
欠け等がなく、外観が優れていた。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の装置によれ
ば、ゴム硬さとゴム外径にバラつきがなく、安定した良
好な品質を有するゴム被覆ローラを成形することができ
る。
ば、ゴム硬さとゴム外径にバラつきがなく、安定した良
好な品質を有するゴム被覆ローラを成形することができ
る。
【0029】またこうして得られたローラは、芯軸のジ
ャーナル周りにゴムの付着が見られず、さらにゴム被覆
の端面に欠け等もなく、外観が良好である。
ャーナル周りにゴムの付着が見られず、さらにゴム被覆
の端面に欠け等もなく、外観が良好である。
【0030】さらに、使用する型の構造が単純で、製作
費用がかからず取り扱いがしやすいうえに、封止用のフ
ィルムが安価で繰り返し使用することができる。
費用がかからず取り扱いがしやすいうえに、封止用のフ
ィルムが安価で繰り返し使用することができる。
【0031】またさらに、本発明の装置を使用してゴム
被覆をプレ成形した後は、縦横方向を問わずそのままラ
ンダムに加熱炉等の中に入れて加硫を行なうことができ
るので、生産性が高く、かつ付帯設備に要する費用を大
幅に低減することができる。
被覆をプレ成形した後は、縦横方向を問わずそのままラ
ンダムに加熱炉等の中に入れて加硫を行なうことができ
るので、生産性が高く、かつ付帯設備に要する費用を大
幅に低減することができる。
【図1】本発明に係わるゴム被覆ローラの成形装置の一
実施例を示す縦断面図。
実施例を示す縦断面図。
【図2】同実施例において、液状ゴム注入時のシートの
状態を示す縦断面図。
状態を示す縦断面図。
【図3】同実施例において、液状ゴムを注入充填した後
の状態を示す縦断面図。
の状態を示す縦断面図。
【図4】本発明の具体例の成形装置の要部を示す縦断面
図。
図。
【図5】金型内に注入充填されるゴム内圧の経時変化を
示すグラフ。
示すグラフ。
【図6】従来からのゴム被覆ローラ成形装置の一例を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図7】従来からのゴム被覆ローラ成形装置の別の例を
示す縦断面図。
示す縦断面図。
【図8】従来からのゴム被覆ローラ成形装置の第3の例
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図9】従来からのゴム被覆ローラ成形装置の第4の例
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図10】従来からのゴム被覆ローラ成形装置の第4の
例において、注入孔等を封止した状態を示す縦断面図。
例において、注入孔等を封止した状態を示す縦断面図。
14………成形型部 15………サイドキャップ部 16………軸受け孔 17………ローラ芯軸 18………注入孔 19………オーバーフロー孔 21………反発復元性を有するシート 22………液状ゴム
Claims (1)
- 【請求項1】 円柱状成形部を有する型部の両端に、中
心部にローラ芯軸のジャーナルを支承する軸受け部を有
し、かつ液状ゴムの注入孔あるいはオーバーフロー孔が
設けられた一対の芯軸保持用キャップ部を、それぞれ設
けたゴム被覆ローラの成形装置において、 反発復元性を有するシートを、前記液状ゴムの注入孔お
よびオーバーフロー孔の前記成形部内への開口部に内接
するようにそれぞれ配置し、前記成形部内に注入充填さ
れた液状ゴムの内圧により、前記シートが前記注入孔お
よびオーバーフロー孔の開口部をそれぞれ閉塞するよう
に構成したことを特徴とするゴム被覆ローラの成形装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28865095A JPH09123308A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | ゴム被覆ローラの成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28865095A JPH09123308A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | ゴム被覆ローラの成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09123308A true JPH09123308A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17732918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28865095A Withdrawn JPH09123308A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | ゴム被覆ローラの成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09123308A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001125410A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-11 | Konica Corp | 定着装置 |
| EP1186393A4 (en) * | 1999-05-19 | 2002-09-04 | Kaneka Corp | ROLL IN SYNTHETIC RESIN AND DEVICE AND METHOD FOR PRODUCING THE ROLL IN SYNTHETIC RESIN |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP28865095A patent/JPH09123308A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1186393A4 (en) * | 1999-05-19 | 2002-09-04 | Kaneka Corp | ROLL IN SYNTHETIC RESIN AND DEVICE AND METHOD FOR PRODUCING THE ROLL IN SYNTHETIC RESIN |
| KR100775779B1 (ko) * | 1999-05-19 | 2007-11-12 | 가부시키가이샤 가네카 | 수지 롤러의 제조 장치 및 그 제조 방법 |
| JP2001125410A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-11 | Konica Corp | 定着装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |