JPH09123451A - インクジェットヘッド及び該インクジェットヘッドを備えたインクジェットカートリッジ - Google Patents
インクジェットヘッド及び該インクジェットヘッドを備えたインクジェットカートリッジInfo
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- JPH09123451A JPH09123451A JP28153495A JP28153495A JPH09123451A JP H09123451 A JPH09123451 A JP H09123451A JP 28153495 A JP28153495 A JP 28153495A JP 28153495 A JP28153495 A JP 28153495A JP H09123451 A JPH09123451 A JP H09123451A
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- JP
- Japan
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- ink
- ink jet
- element substrate
- liquid chamber
- inkjet
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インク流路のリフィルに悪影響を及ぼすこと
なく、溝付天板の高精度な寸法管理を不要にして、小型
化やコストダウンが容易に行えるインクジェットヘッド
を提供する。 【解決手段】 各吐出口に供給するインクを一時的に貯
える共通液室を形成するための壁部および各吐出口と共
通液室とを連通するインク流路を形成するための溝部を
有する溝付部材と、各吐出口からインクを吐出するため
のエネルギー発生素子が設けられた素子基板と、共通液
室およびインク流路を形成するために溝付部材と素子基
板とを密着させる押え部材と、エネルギー発生素子に与
える駆動信号を中継する中継配線基板とを有するインク
ジェットヘッドにおいて、溝付部材の吐出口と対向する
部位に接合され、押え部材の押圧力によって変形して溝
部と対向する部位の液室後壁を素子基板に密着させる弾
性部を有する構成とする。
なく、溝付天板の高精度な寸法管理を不要にして、小型
化やコストダウンが容易に行えるインクジェットヘッド
を提供する。 【解決手段】 各吐出口に供給するインクを一時的に貯
える共通液室を形成するための壁部および各吐出口と共
通液室とを連通するインク流路を形成するための溝部を
有する溝付部材と、各吐出口からインクを吐出するため
のエネルギー発生素子が設けられた素子基板と、共通液
室およびインク流路を形成するために溝付部材と素子基
板とを密着させる押え部材と、エネルギー発生素子に与
える駆動信号を中継する中継配線基板とを有するインク
ジェットヘッドにおいて、溝付部材の吐出口と対向する
部位に接合され、押え部材の押圧力によって変形して溝
部と対向する部位の液室後壁を素子基板に密着させる弾
性部を有する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出して
記録を行うインクジェットヘッド、インクジェットヘッ
ドとインクジェットヘッドにインクを供給するインクタ
ンクとが一体的に構成されたインクジェットカートリッ
ジ、及びインクジェットカートリッジを搭載して所望の
記録を行うインクジェット記録装置に関する。
記録を行うインクジェットヘッド、インクジェットヘッ
ドとインクジェットヘッドにインクを供給するインクタ
ンクとが一体的に構成されたインクジェットカートリッ
ジ、及びインクジェットカートリッジを搭載して所望の
記録を行うインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットヘッド及びインク
ジェットカートリッジには図8及び図9に示すような構
成が知られている。図8は従来のインクジェットヘッド
の構成を示す斜視図である。また、図9はインクジェッ
トヘッドをインクジェットカートリッジに取り付けた様
子を示す図であり、同図(a)はその斜視図、同図
(b)はその側断面図である。
ジェットカートリッジには図8及び図9に示すような構
成が知られている。図8は従来のインクジェットヘッド
の構成を示す斜視図である。また、図9はインクジェッ
トヘッドをインクジェットカートリッジに取り付けた様
子を示す図であり、同図(a)はその斜視図、同図
(b)はその側断面図である。
【0003】インクジェットヘッドは特開平3−101
957号公報などにその構成が開示されており、図8で
はその例が示されている。図8において、溝付天板(溝
付部材)102には、インクを吐出するための複数の吐
出口106が形成されたオリフィスプレート107が一
体的に取り付けられ、インクを一時的に保持する共通液
室105及び共通液室105から各吐出口106へイン
クを導くためのインク流路104を形成するための後端
壁部105a、凹部104b、及び壁部104aが設け
られている。
957号公報などにその構成が開示されており、図8で
はその例が示されている。図8において、溝付天板(溝
付部材)102には、インクを吐出するための複数の吐
出口106が形成されたオリフィスプレート107が一
体的に取り付けられ、インクを一時的に保持する共通液
室105及び共通液室105から各吐出口106へイン
クを導くためのインク流路104を形成するための後端
壁部105a、凹部104b、及び壁部104aが設け
られている。
【0004】共通液室105を形成している後端壁部1
05aには所定の厚みを持った突状部材103が設けら
れている。この突状部材103は後端壁部105aの所
定の領域に設けられているが、特に後端壁部105aの
中央に設けられることが好ましい。この突状部材103
が後端壁部105aの中央に設けられることで、溝付天
板102と素子基板101とが接合されるときにバラン
スのよい接合ができるようになる。すなわち、インク流
路104を形成する壁部104aの直線的な並びに対し
て、後端壁部105aに設けられた突状部材103の1
点で接合の応力を受けるため、素子基板101と溝付天
板102とを接合するときに、傾きやズレなどの問題が
発生しなくなる。
05aには所定の厚みを持った突状部材103が設けら
れている。この突状部材103は後端壁部105aの所
定の領域に設けられているが、特に後端壁部105aの
中央に設けられることが好ましい。この突状部材103
が後端壁部105aの中央に設けられることで、溝付天
板102と素子基板101とが接合されるときにバラン
スのよい接合ができるようになる。すなわち、インク流
路104を形成する壁部104aの直線的な並びに対し
て、後端壁部105aに設けられた突状部材103の1
点で接合の応力を受けるため、素子基板101と溝付天
板102とを接合するときに、傾きやズレなどの問題が
発生しなくなる。
【0005】一方、インク流路104を形成するための
壁部104aは、共通液室105を形成するための後端
壁部105aよりも厚さbだけ厚く形成され、段差が設
けられている。この段差は、素子基板101と溝付天板
102との接合の際に接着剤が流し込まれる隙間とな
る。
壁部104aは、共通液室105を形成するための後端
壁部105aよりも厚さbだけ厚く形成され、段差が設
けられている。この段差は、素子基板101と溝付天板
102との接合の際に接着剤が流し込まれる隙間とな
る。
【0006】ここで、後端壁部105aの突状部材10
3は前述した段差と同じ厚みを有している。したがっ
て、素子基板101と溝付天板102との接合面の外周
部に設けた接着剤が、素子基板101と溝付天板102
との接合面に均一にムラなく進入することが可能にな
る。
3は前述した段差と同じ厚みを有している。したがっ
て、素子基板101と溝付天板102との接合面の外周
部に設けた接着剤が、素子基板101と溝付天板102
との接合面に均一にムラなく進入することが可能にな
る。
【0007】次に、図9を参照してインクジェットカー
トリッジについて説明する。図9は特開平3−1019
55号公報で開示されているインクジェットカートリッ
ジである。
トリッジについて説明する。図9は特開平3−1019
55号公報で開示されているインクジェットカートリッ
ジである。
【0008】図9において、素子基板210は複数の吐
出圧発生部材(電気熱変換体)を備えており、シリコン
(Si)等で形成されている。溝付天板202は、イン
クを吐出するための複数の吐出口209、インクを吐出
口209へ導くための複数のインク流路207となる溝
部207a、インク流路壁となる壁部207b、及び各
インク流路207へ送るインクを一時的に貯溜するため
の共通液室208から構成され、樹脂の成形品でできて
いる。支持板203は各部品を構築してインクジェット
ヘッドを構成するための支持部材となり、例えばアルミ
ニウム(Al)などで形成されている。押えバネ204
はインク流路207、及び共通液室208を形成するた
めに素子基板210と溝付天板202とを密着させるも
のであり、例えば、リン青銅、バネ用ステンレス、FR
P等で形成されている。接着剤205は素子基板210
と溝付天板202とを仮止めするためのものであり、光
硬化型が用いられている。
出圧発生部材(電気熱変換体)を備えており、シリコン
(Si)等で形成されている。溝付天板202は、イン
クを吐出するための複数の吐出口209、インクを吐出
口209へ導くための複数のインク流路207となる溝
部207a、インク流路壁となる壁部207b、及び各
インク流路207へ送るインクを一時的に貯溜するため
の共通液室208から構成され、樹脂の成形品でできて
いる。支持板203は各部品を構築してインクジェット
ヘッドを構成するための支持部材となり、例えばアルミ
ニウム(Al)などで形成されている。押えバネ204
はインク流路207、及び共通液室208を形成するた
めに素子基板210と溝付天板202とを密着させるも
のであり、例えば、リン青銅、バネ用ステンレス、FR
P等で形成されている。接着剤205は素子基板210
と溝付天板202とを仮止めするためのものであり、光
硬化型が用いられている。
【0009】押えバネ204には、図9(a)、(b)
に示すように溝付天板202の上面に略平行な平面部2
04cが、また素子基板210と溝付天板202との接
合面側に沿って側面部204dが形成され、略コ字形状
となっている。また、押えバネ204には、その側面部
204dに支持板203と係合するアーム部204e
と、平面部204cから延長されて溝付天板202の上
面側に折り曲げられた線圧発生部206とが設けられて
いる。この線圧発生部206によって素子基板210と
溝付天板202とが線押圧され、押圧の応力が集中して
均一な押圧力を得ることができるため、確実で信頼性の
高い接合が行われる。
に示すように溝付天板202の上面に略平行な平面部2
04cが、また素子基板210と溝付天板202との接
合面側に沿って側面部204dが形成され、略コ字形状
となっている。また、押えバネ204には、その側面部
204dに支持板203と係合するアーム部204e
と、平面部204cから延長されて溝付天板202の上
面側に折り曲げられた線圧発生部206とが設けられて
いる。この線圧発生部206によって素子基板210と
溝付天板202とが線押圧され、押圧の応力が集中して
均一な押圧力を得ることができるため、確実で信頼性の
高い接合が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のインクジェットヘッドでは、小型化及びコ
ストダウンを行うためには、電気熱変換体を備えた素子
基板を小型化する必要があり、それに伴い溝付天板を小
型化した場合、共通液室の体積や断面積あるいは共通液
室へのインク供給口の形状が制約されるため、流路抵抗
が大きくなってインク流路のリフィルに悪影響を及ぼす
恐れがあった。
ような従来のインクジェットヘッドでは、小型化及びコ
ストダウンを行うためには、電気熱変換体を備えた素子
基板を小型化する必要があり、それに伴い溝付天板を小
型化した場合、共通液室の体積や断面積あるいは共通液
室へのインク供給口の形状が制約されるため、流路抵抗
が大きくなってインク流路のリフィルに悪影響を及ぼす
恐れがあった。
【0011】また、図8に示したように共通液室を形成
する壁部の吐出口側や後端側が浮かないようにして素子
基板と溝付天板とを確実に接合をするためには、共通液
室の後端壁部に設けた突状部材の厚みと段差の厚みとを
同じにする必要があるが、これらの寸法を精度よく管理
することが困難であった。
する壁部の吐出口側や後端側が浮かないようにして素子
基板と溝付天板とを確実に接合をするためには、共通液
室の後端壁部に設けた突状部材の厚みと段差の厚みとを
同じにする必要があるが、これらの寸法を精度よく管理
することが困難であった。
【0012】本発明は上記したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、インク
流路のリフィルに悪影響を及ぼすことなく、溝付天板の
高精度な寸法管理を不要にして、小型化やコストダウン
が容易に行えるインクジェットヘッドを提供することを
目的とする。
る問題点を解決するためになされたものであり、インク
流路のリフィルに悪影響を及ぼすことなく、溝付天板の
高精度な寸法管理を不要にして、小型化やコストダウン
が容易に行えるインクジェットヘッドを提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のインクジェットヘッドは、インクを吐出する複
数の吐出口が設けられ、前記各吐出口に供給するインク
を一時的に貯える共通液室を形成するための壁部、およ
び前記各吐出口と前記共通液室とを連通するインク流路
を形成するための溝部を有する溝付部材と、前記各吐出
口からインクを吐出するためのエネルギーを発生するエ
ネルギー発生素子が設けられた素子基板と、前記共通液
室およびインク流路を形成するために前記溝付部材と前
記素子基板とを密着させる押え部材と、前記エネルギー
発生素子に与える駆動信号を中継する中継配線基板とを
有するインクジェットヘッドにおいて、前記溝付部材
の、前記吐出口と対向する部位に接合されており、前記
押え部材の押圧力によって変形して、前記壁部のうち、
前記溝部と対向する部位である液室後壁を前記素子基板
に密着させる弾性部を有することを特徴とする。
本発明のインクジェットヘッドは、インクを吐出する複
数の吐出口が設けられ、前記各吐出口に供給するインク
を一時的に貯える共通液室を形成するための壁部、およ
び前記各吐出口と前記共通液室とを連通するインク流路
を形成するための溝部を有する溝付部材と、前記各吐出
口からインクを吐出するためのエネルギーを発生するエ
ネルギー発生素子が設けられた素子基板と、前記共通液
室およびインク流路を形成するために前記溝付部材と前
記素子基板とを密着させる押え部材と、前記エネルギー
発生素子に与える駆動信号を中継する中継配線基板とを
有するインクジェットヘッドにおいて、前記溝付部材
の、前記吐出口と対向する部位に接合されており、前記
押え部材の押圧力によって変形して、前記壁部のうち、
前記溝部と対向する部位である液室後壁を前記素子基板
に密着させる弾性部を有することを特徴とする。
【0014】このとき、前記弾性部を支える支点が前記
中継配線基板上に接していてもよく、前記弾性部を支え
る支点が、前記素子基板および前記中継配線基板が固定
される支持板上に接していてもよい。
中継配線基板上に接していてもよく、前記弾性部を支え
る支点が、前記素子基板および前記中継配線基板が固定
される支持板上に接していてもよい。
【0015】また、上記インクジェットヘッドは、前記
エネルギー発生素子として記録信号に基づいて熱エネル
ギーを発生する電気熱変換体を備えていてもよく、前記
電気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、
インクに生じる膜沸騰を利用して前記吐出口よりインク
を吐出させてもよい。
エネルギー発生素子として記録信号に基づいて熱エネル
ギーを発生する電気熱変換体を備えていてもよく、前記
電気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、
インクに生じる膜沸騰を利用して前記吐出口よりインク
を吐出させてもよい。
【0016】さらに、上記のようなインクジェットヘッ
ドと、該インクジェットヘッドにインクを供給するイン
クタンクとによってインクジェットカートリッジを形成
してもよく、上記インクジェットヘッドと、被記録媒体
搬送手段とを有するインクジェット記録装置を形成して
もよい。
ドと、該インクジェットヘッドにインクを供給するイン
クタンクとによってインクジェットカートリッジを形成
してもよく、上記インクジェットヘッドと、被記録媒体
搬送手段とを有するインクジェット記録装置を形成して
もよい。
【0017】上記のように構成されたインクジェットヘ
ッドは、押え部材を取り付けない状態では液室後壁と素
子基板とが接しない位置に保たれるため、接合するため
の接着剤の流し込み作業が容易に行われる。また、押え
部材が取り付けられると押え部材の押圧力によって弾性
部が変形して液室後壁が素子基板に密着され、素子基板
と溝付部材とが接合されて共通液室やインク流路が形成
される。このとき、液室後壁の寸法のバラつきなどは弾
性部の変形量によって吸収される。
ッドは、押え部材を取り付けない状態では液室後壁と素
子基板とが接しない位置に保たれるため、接合するため
の接着剤の流し込み作業が容易に行われる。また、押え
部材が取り付けられると押え部材の押圧力によって弾性
部が変形して液室後壁が素子基板に密着され、素子基板
と溝付部材とが接合されて共通液室やインク流路が形成
される。このとき、液室後壁の寸法のバラつきなどは弾
性部の変形量によって吸収される。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0019】(第1実施例)図1は本発明のインクジェ
ットヘッドの第1実施例の構成を示す図であり、同図
(a)は溝付天板(溝付部材)を素子基板に搭載した様
子を示す拡大断面図、同図(b)は溝付天板を押え部材
である押えバネで素子基板に密着させた様子を示す拡大
断面図である。
ットヘッドの第1実施例の構成を示す図であり、同図
(a)は溝付天板(溝付部材)を素子基板に搭載した様
子を示す拡大断面図、同図(b)は溝付天板を押え部材
である押えバネで素子基板に密着させた様子を示す拡大
断面図である。
【0020】図1(a)、(b)において、素子基板1
には不図示の複数の吐出圧発生素子(電気熱変換体)が
形成されている。溝付天板2は、インクを吐出するため
の複数の吐出口9と、吐出口9にインクを導くためのイ
ンク流路10になる複数の溝部10aと、インクが供給
されるインク供給口8と、インク供給口8からのインク
を一時的に保持する共通液室7を形成するための液室後
壁2aとが形成され、樹脂の成形品でできている。ま
た、図1(a)、(b)に示すように溝付天板2の吐出
口9が設けられた面の反対側には、弾性部材(例えば樹
脂)で形成された弾性部2cが接合されている。
には不図示の複数の吐出圧発生素子(電気熱変換体)が
形成されている。溝付天板2は、インクを吐出するため
の複数の吐出口9と、吐出口9にインクを導くためのイ
ンク流路10になる複数の溝部10aと、インクが供給
されるインク供給口8と、インク供給口8からのインク
を一時的に保持する共通液室7を形成するための液室後
壁2aとが形成され、樹脂の成形品でできている。ま
た、図1(a)、(b)に示すように溝付天板2の吐出
口9が設けられた面の反対側には、弾性部材(例えば樹
脂)で形成された弾性部2cが接合されている。
【0021】支持板3は各部品を構築してインクジェッ
トヘッドを構成するための基体となるものであり、アル
ミニウム(Al)などによって形成されている。押えバ
ネ4は各インク流路10と共通液室7とを形成するため
に素子基板1と溝付天板2とを密着させるものであり、
例えば、リン青銅、バネ用ステンレス、FRP等ででき
ている。中継配線基板5は不図示のインクジェット記録
装置本体からの記録信号を素子基板1に伝達するもので
あり、ワイヤボンディング6によって素子基板1と中継
配線基板5とが電気的に接続されている。
トヘッドを構成するための基体となるものであり、アル
ミニウム(Al)などによって形成されている。押えバ
ネ4は各インク流路10と共通液室7とを形成するため
に素子基板1と溝付天板2とを密着させるものであり、
例えば、リン青銅、バネ用ステンレス、FRP等ででき
ている。中継配線基板5は不図示のインクジェット記録
装置本体からの記録信号を素子基板1に伝達するもので
あり、ワイヤボンディング6によって素子基板1と中継
配線基板5とが電気的に接続されている。
【0022】このような構成において、溝付天板2を素
子基板1及び中継配線基板5上に搭載すると、図1
(a)に示すように、溝付天板2は吐出口9が形成され
た先端部位と弾性部2cの支点2bとによって支えられ
る。このとき、液室後壁2aは浮いた位置で保持され、
接着剤を流し込むための隙間が確保されている。
子基板1及び中継配線基板5上に搭載すると、図1
(a)に示すように、溝付天板2は吐出口9が形成され
た先端部位と弾性部2cの支点2bとによって支えられ
る。このとき、液室後壁2aは浮いた位置で保持され、
接着剤を流し込むための隙間が確保されている。
【0023】このような状態から図1(b)に示すよう
に押えバネ4によって溝付天板2を素子基板1に押圧す
ると、弾性部2cの支点2bに支えられてバネ性を持っ
た弾性部2cが変形し、液室後壁2aの先端が素子基板
1と密着する。このとき接着剤によってそれぞれを接着
固定することで共通液室7及びインク流路10が形成さ
れる。
に押えバネ4によって溝付天板2を素子基板1に押圧す
ると、弾性部2cの支点2bに支えられてバネ性を持っ
た弾性部2cが変形し、液室後壁2aの先端が素子基板
1と密着する。このとき接着剤によってそれぞれを接着
固定することで共通液室7及びインク流路10が形成さ
れる。
【0024】ここで、液室後壁2aの寸法のバラつきは
弾性部2cの変形量によって吸収されてしまうため、従
来のように溝付天板2の寸法を高精度に管理する必要が
なくなり、共通液室7の体積や断面積あるいはインク供
給口8の形状に自由度をもたせることができるため、吐
出性能を確保しつつ、インクジェットヘッドの小型化や
コストダウンが容易に行えるようになる。
弾性部2cの変形量によって吸収されてしまうため、従
来のように溝付天板2の寸法を高精度に管理する必要が
なくなり、共通液室7の体積や断面積あるいはインク供
給口8の形状に自由度をもたせることができるため、吐
出性能を確保しつつ、インクジェットヘッドの小型化や
コストダウンが容易に行えるようになる。
【0025】(第2実施例)図2は本発明のインクジェ
ットヘッドの第2実施例の構成を示す図であり、同図
(a)は溝付天板を素子基板に搭載した様子を示す拡大
断面図、同図(b)は溝付天板を押えバネで素子基板に
密着させた様子を示す拡大断面図である。
ットヘッドの第2実施例の構成を示す図であり、同図
(a)は溝付天板を素子基板に搭載した様子を示す拡大
断面図、同図(b)は溝付天板を押えバネで素子基板に
密着させた様子を示す拡大断面図である。
【0026】本実施例のインクジェットヘッドは弾性部
12cの支点12bが中継配線基板15に設けた溝15
aに挿入され、支持板13に支えられた構成となってい
る。その他の構成は第1実施例と同様であるため、その
説明は省略する。
12cの支点12bが中継配線基板15に設けた溝15
aに挿入され、支持板13に支えられた構成となってい
る。その他の構成は第1実施例と同様であるため、その
説明は省略する。
【0027】このような構成においても押えバネ14の
押圧によって溝付天板12の弾性部12cが変形し、素
子基板11と液室後壁12aが密着して共通液室17が
形成される。このとき液室後壁12aの寸法のバラつき
は弾性部12cの変形量によって吸収されるため第1実
施例と同様に吐出性能を確保しつつ、インクジェットヘ
ッドの小型化やコストダウンが容易に行えるようにな
る。
押圧によって溝付天板12の弾性部12cが変形し、素
子基板11と液室後壁12aが密着して共通液室17が
形成される。このとき液室後壁12aの寸法のバラつき
は弾性部12cの変形量によって吸収されるため第1実
施例と同様に吐出性能を確保しつつ、インクジェットヘ
ッドの小型化やコストダウンが容易に行えるようにな
る。
【0028】次に、上記各実施例のインクジェットヘッ
ドが組み込まれて使用されるインクジェットユニットI
JU、インクタンクIT、インクジェットカートリッジ
IJC、キャリッジHC、及びインクジェット記録装置
IJRAの例について図3から図7を参照して説明す
る。
ドが組み込まれて使用されるインクジェットユニットI
JU、インクタンクIT、インクジェットカートリッジ
IJC、キャリッジHC、及びインクジェット記録装置
IJRAの例について図3から図7を参照して説明す
る。
【0029】図3は本発明のインクジェットヘッドが組
み込まれるインクジェットカートリッジの構成を示す斜
視図、図4は図3に示したインクジェットカートリッジ
の分解斜視図、及び図5は図4に示したインクタンクを
インクジェットヘッド取付面から見た斜視図である。ま
た、図6は図3に示したインクジェットカートリッジを
キャリッジに取り付けた様子を示す断面図であり、図7
は図3に示したインクジェットカートリッジが搭載され
るインクジェット記録装置の構成を示す斜視図である。
み込まれるインクジェットカートリッジの構成を示す斜
視図、図4は図3に示したインクジェットカートリッジ
の分解斜視図、及び図5は図4に示したインクタンクを
インクジェットヘッド取付面から見た斜視図である。ま
た、図6は図3に示したインクジェットカートリッジを
キャリッジに取り付けた様子を示す断面図であり、図7
は図3に示したインクジェットカートリッジが搭載され
るインクジェット記録装置の構成を示す斜視図である。
【0030】インクジェットカートリッジIJCは、図
3の斜視図に示すように、インクの収納割合が大きくな
っているので、インクタンクITからインクジェットユ
ニットIJUの先端がわずかに突出した形状になってい
る。このインクジェットカートリッジIJCは、インク
ジェット記録装置IJRAに搭載されているキャリッジ
HC(図6参照)の後述する位置決め手段及び電気接点
によって固定支持されるとともに、キャリッジHCに対
して着脱可能なディスポーザブルタイプである。
3の斜視図に示すように、インクの収納割合が大きくな
っているので、インクタンクITからインクジェットユ
ニットIJUの先端がわずかに突出した形状になってい
る。このインクジェットカートリッジIJCは、インク
ジェット記録装置IJRAに搭載されているキャリッジ
HC(図6参照)の後述する位置決め手段及び電気接点
によって固定支持されるとともに、キャリッジHCに対
して着脱可能なディスポーザブルタイプである。
【0031】まず、インクジェットユニットIJUにつ
いて説明する。
いて説明する。
【0032】本実施例のインクジェットユニットIJU
は、電気信号に応じてインクに膜沸騰を発生させるため
の熱エネルギーを与える電気熱変換体を用いて記録を行
うバブルジェット方式のユニットである。
は、電気信号に応じてインクに膜沸騰を発生させるため
の熱エネルギーを与える電気熱変換体を用いて記録を行
うバブルジェット方式のユニットである。
【0033】図4において、100はSi基板上に複数
の列状に配された電気熱変換体(熱エネルギー発生素
子)と、これに電力を供給するアルミニウム(Al)等
の電気配線とが成膜技術により形成されている素子基板
である。200は素子基板100に対する中継配線基板
であり、素子基板100の配線に対応する配線(例えば
ワイヤボンディングにより接続される)と、この配線の
端部に位置し、本体からの電気信号を受けるパッド20
1とを有している。
の列状に配された電気熱変換体(熱エネルギー発生素
子)と、これに電力を供給するアルミニウム(Al)等
の電気配線とが成膜技術により形成されている素子基板
である。200は素子基板100に対する中継配線基板
であり、素子基板100の配線に対応する配線(例えば
ワイヤボンディングにより接続される)と、この配線の
端部に位置し、本体からの電気信号を受けるパッド20
1とを有している。
【0034】1300は各インク流路を区分するための
隔壁やインクを一時的に保持する共通液室等が設けられ
た溝付天板で、インクタンクITから供給されるインク
を共通液室へ導くインク供給口1500と、各インク流
路に対応した吐出口を複数有するオリフィスプレート4
00とを一体成型したものである。これらの一体成型材
料としてはポリサルフォンが好ましいが、他の成型用樹
脂材料を用いても良い。
隔壁やインクを一時的に保持する共通液室等が設けられ
た溝付天板で、インクタンクITから供給されるインク
を共通液室へ導くインク供給口1500と、各インク流
路に対応した吐出口を複数有するオリフィスプレート4
00とを一体成型したものである。これらの一体成型材
料としてはポリサルフォンが好ましいが、他の成型用樹
脂材料を用いても良い。
【0035】300は中継配線部材200の裏面を平面
で支持する例えば金属製の支持板で、インクジェットユ
ニットIJUの底板となる。500は押えバネであり、
共通液室を軽圧で押圧するとともに線圧発生部501で
液路の一部、好ましくは吐出口近傍の領域を線圧で集中
押圧する。
で支持する例えば金属製の支持板で、インクジェットユ
ニットIJUの底板となる。500は押えバネであり、
共通液室を軽圧で押圧するとともに線圧発生部501で
液路の一部、好ましくは吐出口近傍の領域を線圧で集中
押圧する。
【0036】押えバネ500はその足部が穴3121に
貫通され、素子基板100および溝付天板1300を挟
み込んだ状態で支持板300の裏面側で係合されること
により、線圧発生部501の付勢力によって素子基板1
00と溝付天板1300とを圧着固定する。また支持板
300は、インクタンクITの2つの位置決め突起10
12、及び熱融着保持用の突起1800、1801(図
5参照)が係合される位置決め用の穴312、190
0、2000を有するとともに、キャリッジHCに対す
る位置決め用の突起2500、2600を裏面側に有
し、加えてインクタンクITからのインク供給を可能と
するインク供給管2200(後述)を貫通可能にする穴
320を有している。支持板300に対する中継配線基
板200の取り付けは接着剤等で貼着して行われる。な
お、支持板300の凹部2400は、それぞれ位置決め
用の突起2500、2600の近傍に設けられており、
組立てられたインクジェットカートリッジIJC(図3
参照)では、その周囲の3辺に形成された平行溝300
0、3001のヘッド先端域の延長線上にあって、ゴミ
やインク等の不要物が突起2500、2600に至るこ
とがないように配置されている。蓋部材800は、イン
クジェットカートリッジIJCの外壁を形成するととも
に、インクタンクITとでインクジェットユニットIJ
Uを収容する空間を形成している。また、この平行溝3
001が形成されているインク供給部材600には、前
述したインク供給管2200に連続するインク導管16
00がインク供給管2200側を固定された片持ちばり
として形成され、インク導管1600の固定側とインク
供給管2200との毛管現象を確保するための封止ピン
602が挿入されている。なお、601はインクタンク
ITとインク供給管2200との結合シールを行うパッ
キン、700はインク供給管2200のインクタンクI
T側端部に設けられたフィルターである。
貫通され、素子基板100および溝付天板1300を挟
み込んだ状態で支持板300の裏面側で係合されること
により、線圧発生部501の付勢力によって素子基板1
00と溝付天板1300とを圧着固定する。また支持板
300は、インクタンクITの2つの位置決め突起10
12、及び熱融着保持用の突起1800、1801(図
5参照)が係合される位置決め用の穴312、190
0、2000を有するとともに、キャリッジHCに対す
る位置決め用の突起2500、2600を裏面側に有
し、加えてインクタンクITからのインク供給を可能と
するインク供給管2200(後述)を貫通可能にする穴
320を有している。支持板300に対する中継配線基
板200の取り付けは接着剤等で貼着して行われる。な
お、支持板300の凹部2400は、それぞれ位置決め
用の突起2500、2600の近傍に設けられており、
組立てられたインクジェットカートリッジIJC(図3
参照)では、その周囲の3辺に形成された平行溝300
0、3001のヘッド先端域の延長線上にあって、ゴミ
やインク等の不要物が突起2500、2600に至るこ
とがないように配置されている。蓋部材800は、イン
クジェットカートリッジIJCの外壁を形成するととも
に、インクタンクITとでインクジェットユニットIJ
Uを収容する空間を形成している。また、この平行溝3
001が形成されているインク供給部材600には、前
述したインク供給管2200に連続するインク導管16
00がインク供給管2200側を固定された片持ちばり
として形成され、インク導管1600の固定側とインク
供給管2200との毛管現象を確保するための封止ピン
602が挿入されている。なお、601はインクタンク
ITとインク供給管2200との結合シールを行うパッ
キン、700はインク供給管2200のインクタンクI
T側端部に設けられたフィルターである。
【0037】インク供給部材600はモールド成型され
ているので、安価で位置精度が高く、製造上の精度低下
を無くしているだけでなく、片持ちばりのインク導管1
600によって大量生産時においてもインク導管160
0の上述したインク供給口1500に対する圧接状態が
安定化される。本実施例では、この圧接状態下で封止用
接着剤をインク供給部材600側から流し込むだけで、
より完全な連通状態を得ている。なお、インク供給部材
600の支持板300に対する固定は、支持板300の
穴1901、1902に貫通して支持板300の裏面側
に突出した部分を熱融着することで簡単に行われる。ま
た、この熱融着された裏面部のわずかな突出領域は、イ
ンクタンクITのインクジェットユニットIJU取付側
壁面のくぼみ(不図示)内に収められるのでインクジェ
ットユニットIJUの位置決め面を正確に得ることがで
きる。
ているので、安価で位置精度が高く、製造上の精度低下
を無くしているだけでなく、片持ちばりのインク導管1
600によって大量生産時においてもインク導管160
0の上述したインク供給口1500に対する圧接状態が
安定化される。本実施例では、この圧接状態下で封止用
接着剤をインク供給部材600側から流し込むだけで、
より完全な連通状態を得ている。なお、インク供給部材
600の支持板300に対する固定は、支持板300の
穴1901、1902に貫通して支持板300の裏面側
に突出した部分を熱融着することで簡単に行われる。ま
た、この熱融着された裏面部のわずかな突出領域は、イ
ンクタンクITのインクジェットユニットIJU取付側
壁面のくぼみ(不図示)内に収められるのでインクジェ
ットユニットIJUの位置決め面を正確に得ることがで
きる。
【0038】次に、図4を参照してインクタンクITに
ついて説明する。
ついて説明する。
【0039】インクタンクITは、カートリッジ本体1
000と、インクを吸収して保持するインク吸収体90
0と、インク吸収体900をカートリッジ本体1000
のインクジェットユニットIJU取付面の反対側の側面
から挿入した際に、これを封止する蓋部材1100とで
構成されている。
000と、インクを吸収して保持するインク吸収体90
0と、インク吸収体900をカートリッジ本体1000
のインクジェットユニットIJU取付面の反対側の側面
から挿入した際に、これを封止する蓋部材1100とで
構成されている。
【0040】900はインクを含浸させるためのインク
吸収体であり、カートリッジ本体1000内に配置され
る。1200はインクジェットユニットIJUに対して
インクを供給するためのインク供給穴であるとともに、
インクジェットユニットIJUをカートリッジ本体10
00に固定する以前の工程でインク吸収体900にイン
ク含浸するためのインク注入口にもなる。
吸収体であり、カートリッジ本体1000内に配置され
る。1200はインクジェットユニットIJUに対して
インクを供給するためのインク供給穴であるとともに、
インクジェットユニットIJUをカートリッジ本体10
00に固定する以前の工程でインク吸収体900にイン
ク含浸するためのインク注入口にもなる。
【0041】1401はインクがインクタンクITから
供給される際に内部の負圧が上昇するのを防止するた
め、インクタンクIT内部を周辺の大気に連通する大気
連通口である。1400はインクの蒸発を防止するため
に大気連通口1401を蓋するキャップであり、キャッ
プ1400には細孔が設けられ、このことによって各領
域内の空気と外部の空気との連通が確保されている。
供給される際に内部の負圧が上昇するのを防止するた
め、インクタンクIT内部を周辺の大気に連通する大気
連通口である。1400はインクの蒸発を防止するため
に大気連通口1401を蓋するキャップであり、キャッ
プ1400には細孔が設けられ、このことによって各領
域内の空気と外部の空気との連通が確保されている。
【0042】インクタンクIT内には、大気連通口14
01からインク供給穴1200と最も遠い角領域まで連
続する空気領域を確保するために、カートリッジ本体1
000にタンク内リブ2300、また蓋部材1100に
部分リブ1101、1102が形成されている。これら
のタンク内リブ2300、及び部分リブ1101、11
02によって、インク供給穴1200から最も遠い部位
のインクについても安定してインク供給穴1200側へ
毛管力で導くことができる。
01からインク供給穴1200と最も遠い角領域まで連
続する空気領域を確保するために、カートリッジ本体1
000にタンク内リブ2300、また蓋部材1100に
部分リブ1101、1102が形成されている。これら
のタンク内リブ2300、及び部分リブ1101、11
02によって、インク供給穴1200から最も遠い部位
のインクについても安定してインク供給穴1200側へ
毛管力で導くことができる。
【0043】限られた空間内にインクをできるだけ多く
収納するためには直方体が適しているが、インクタンク
IT内に収容されたインクを無駄なく記録に使用するた
めには、上述したように、角部の領域の近接する2面に
空気領域を確保するためのリブを設けることが重要であ
る。さらにインクタンクITのタンク内リブ2300
は、直方体のインク吸収体900の厚み方向に対してほ
ぼ均一な分布で配置されている。このような構成にする
ことで、インクタンクIT内の大気圧分布が均一化さ
れ、インクタンク内に無駄なインクが残ることがほとん
どなくなる。さらにこのリブの配置上の技術思想を詳述
すれば、直方体の4角形上面においてインクタンクのイ
ンク供給穴1200を投影した位置を中心として、長辺
を半径とする円弧を描いたときに、その円弧よりも外側
に位置するインク吸収体に対して、大気圧状態が早期に
与えられるようにその円弧よりも外側の面に上記リブを
配設するとよい。但し、大気連通口1401はこのリブ
配設領域に大気を導入できる位置であれば、本例に限ら
れることではない。
収納するためには直方体が適しているが、インクタンク
IT内に収容されたインクを無駄なく記録に使用するた
めには、上述したように、角部の領域の近接する2面に
空気領域を確保するためのリブを設けることが重要であ
る。さらにインクタンクITのタンク内リブ2300
は、直方体のインク吸収体900の厚み方向に対してほ
ぼ均一な分布で配置されている。このような構成にする
ことで、インクタンクIT内の大気圧分布が均一化さ
れ、インクタンク内に無駄なインクが残ることがほとん
どなくなる。さらにこのリブの配置上の技術思想を詳述
すれば、直方体の4角形上面においてインクタンクのイ
ンク供給穴1200を投影した位置を中心として、長辺
を半径とする円弧を描いたときに、その円弧よりも外側
に位置するインク吸収体に対して、大気圧状態が早期に
与えられるようにその円弧よりも外側の面に上記リブを
配設するとよい。但し、大気連通口1401はこのリブ
配設領域に大気を導入できる位置であれば、本例に限ら
れることではない。
【0044】加えて、インクジェットカートリッジIJ
CのインクジェットユニットIJUに対する後方の面を
平面化すると、装置に組み込まれたときに必要なスペー
スを最小にすることができるとともに、インクの収容量
を最大限に確保することができる。したがって、装置の
小型化を達成できるだけでなく、カートリッジの交換頻
度を減少させることができる。
CのインクジェットユニットIJUに対する後方の面を
平面化すると、装置に組み込まれたときに必要なスペー
スを最小にすることができるとともに、インクの収容量
を最大限に確保することができる。したがって、装置の
小型化を達成できるだけでなく、カートリッジの交換頻
度を減少させることができる。
【0045】また、本例ではインクジェットユニットI
JUを一体化するための空間を利用して、大気連通口1
401用の突出部分を形成し、この突出部分の内部を空
洞化して大気圧供給空間1402を形成している。この
大気圧供給空間1402に大気連通口1401が配置さ
れているので、何らかの異常で、インクがインク吸収体
900から離脱しても、この大気圧供給空間1402が
そのインクを一時的に保持して確実にインク吸収体90
0に回収されるため、無駄のない優れたインクジェット
カートリッジIJCを提供することができる。
JUを一体化するための空間を利用して、大気連通口1
401用の突出部分を形成し、この突出部分の内部を空
洞化して大気圧供給空間1402を形成している。この
大気圧供給空間1402に大気連通口1401が配置さ
れているので、何らかの異常で、インクがインク吸収体
900から離脱しても、この大気圧供給空間1402が
そのインクを一時的に保持して確実にインク吸収体90
0に回収されるため、無駄のない優れたインクジェット
カートリッジIJCを提供することができる。
【0046】次に、インクタンクITに対するインクジ
ェットユニットIJUの取付面の構成について図5を参
照して説明する。
ェットユニットIJUの取付面の構成について図5を参
照して説明する。
【0047】図5に示すように、インクジェットヘッド
IJHの吐出口のほぼ中心を通り、かつインクタンクI
Tの底面もしくはキャリッジHCの載置基準面に平行な
直線をL1 とすると、支持板300の穴312(図4参
照)に係合する2つの位置決め突起1012はこの直線
L1 上に配置されている。この位置決め突起1012の
高さは支持板300の厚みよりもわずかに低く、支持板
300の位置決めを行うために使用される。図5に示す
直線L1 の延長上にはキャリッジHCに対する位置決め
用フック4001の係合面4002(図6参照)が係合
する爪2100が配置されており、キャリッジHCに対
する位置決めの作用力がこの直線L1 を含む基準面に平
行な面領域で作用する。図6で後述するが、これらの関
係は、インクタンクITのみの位置決め精度がインクジ
ェットヘッドIJHの吐出口の位置決め精度と同等とな
るので有効な構成である。
IJHの吐出口のほぼ中心を通り、かつインクタンクI
Tの底面もしくはキャリッジHCの載置基準面に平行な
直線をL1 とすると、支持板300の穴312(図4参
照)に係合する2つの位置決め突起1012はこの直線
L1 上に配置されている。この位置決め突起1012の
高さは支持板300の厚みよりもわずかに低く、支持板
300の位置決めを行うために使用される。図5に示す
直線L1 の延長上にはキャリッジHCに対する位置決め
用フック4001の係合面4002(図6参照)が係合
する爪2100が配置されており、キャリッジHCに対
する位置決めの作用力がこの直線L1 を含む基準面に平
行な面領域で作用する。図6で後述するが、これらの関
係は、インクタンクITのみの位置決め精度がインクジ
ェットヘッドIJHの吐出口の位置決め精度と同等とな
るので有効な構成である。
【0048】また、支持板300を固定するための穴1
900、2000にそれぞれ対応する突起1800、1
801は、位置決め突起1012よりも高く形成され、
支持板300を貫通して突出した部分が熱融着されるこ
とで支持板300をその側面に固定する。上述の直線L
1 に垂直でこの突起1800を通る直線をL3 とし、突
起1801を通る直線をL2 としたとき、直線L3 上に
はインク供給穴1200のほぼ中心が位置するので、イ
ンク供給穴1200とインク供給管2200との結合状
態が安定化されるように作用し、落下や衝撃に対しても
これらの結合状態への負荷が軽減されるので好ましい構
成である。また、直線L2 と直線L3 とが同一線上にな
く、インクジェットヘッドIJHの吐出口側の位置決め
突起1012の周辺に突起1800、1801が存在し
ているので、インクジェットヘッドIJHのインクタン
クITに対する位置決めの補強効果を生んでいる。な
お、L4 で示される曲線は、インク供給部材600の装
着時の外壁位置である。突起1800、1801はその
曲線L4 に沿っているので、インクジェットヘッドIJ
Hの先端側の重量に対しても充分な強度と位置精度を与
えている。
900、2000にそれぞれ対応する突起1800、1
801は、位置決め突起1012よりも高く形成され、
支持板300を貫通して突出した部分が熱融着されるこ
とで支持板300をその側面に固定する。上述の直線L
1 に垂直でこの突起1800を通る直線をL3 とし、突
起1801を通る直線をL2 としたとき、直線L3 上に
はインク供給穴1200のほぼ中心が位置するので、イ
ンク供給穴1200とインク供給管2200との結合状
態が安定化されるように作用し、落下や衝撃に対しても
これらの結合状態への負荷が軽減されるので好ましい構
成である。また、直線L2 と直線L3 とが同一線上にな
く、インクジェットヘッドIJHの吐出口側の位置決め
突起1012の周辺に突起1800、1801が存在し
ているので、インクジェットヘッドIJHのインクタン
クITに対する位置決めの補強効果を生んでいる。な
お、L4 で示される曲線は、インク供給部材600の装
着時の外壁位置である。突起1800、1801はその
曲線L4 に沿っているので、インクジェットヘッドIJ
Hの先端側の重量に対しても充分な強度と位置精度を与
えている。
【0049】なお、2700はインクタンクITの先端
ツバで、キャリッジの前板4000(図6参照)の穴に
挿入され、インクタンクITの変位が極端に悪くなるよ
うな異常時に対処するために設けられている。2101
はキャリッジHCに対する抜け止めで、キャリッジHC
の不図示のバーに対して設けられ、インクジェットカー
トリッジIJCが後述する旋回装着された位置でこのバ
ーの下方に侵入し、位置決め位置から離脱させる不要な
上方方向への力が作用しても、装着状態を維持するため
に働く保護用部材になる。
ツバで、キャリッジの前板4000(図6参照)の穴に
挿入され、インクタンクITの変位が極端に悪くなるよ
うな異常時に対処するために設けられている。2101
はキャリッジHCに対する抜け止めで、キャリッジHC
の不図示のバーに対して設けられ、インクジェットカー
トリッジIJCが後述する旋回装着された位置でこのバ
ーの下方に侵入し、位置決め位置から離脱させる不要な
上方方向への力が作用しても、装着状態を維持するため
に働く保護用部材になる。
【0050】インクタンクITは、インクジェットユニ
ットIJUが装着された後に蓋800で覆われること
で、インクジェットユニットIJUを下方開口を除いて
包囲する形状となるが、インクジェットカートリッジI
JCは、キャリッジHCに載置するための下方開口がキ
ャリッジHCと近接するため、実質的に4方包囲空間が
形成されてしまう。したがって、この包囲空間内にある
インクジェットヘッドIJHからの発熱はこの空間内の
保温効果として有効となるものの長期連続使用状態では
わずかに温度が上昇してしまう。このため本例では、支
持板300の自然放熱を助けるためにインクジェットカ
ートリッジIJCの上方面にスリット1700を設け
て、昇温を防止するとともにインクジェットユニットI
JU全体の温度分布の均一化を図っている。
ットIJUが装着された後に蓋800で覆われること
で、インクジェットユニットIJUを下方開口を除いて
包囲する形状となるが、インクジェットカートリッジI
JCは、キャリッジHCに載置するための下方開口がキ
ャリッジHCと近接するため、実質的に4方包囲空間が
形成されてしまう。したがって、この包囲空間内にある
インクジェットヘッドIJHからの発熱はこの空間内の
保温効果として有効となるものの長期連続使用状態では
わずかに温度が上昇してしまう。このため本例では、支
持板300の自然放熱を助けるためにインクジェットカ
ートリッジIJCの上方面にスリット1700を設け
て、昇温を防止するとともにインクジェットユニットI
JU全体の温度分布の均一化を図っている。
【0051】以上のような構成でインクジェットカート
リッジIJCが組み立てられると、インクはカートリッ
ジ本体1000内部からインク供給穴1200、支持板
300に設けられた穴320、及びインク供給部材60
0の中裏面側に設けられた導入口を経由してインク供給
部材600内に供給される。インク供給部材600の内
部を通ったインクはインク導管1600、インク供給管
2200、及び溝付天板1300のインク導入口150
0を経由して共通液室内へと流入する。上記インク連通
用の各接続部には、例えばシリコンゴムやブチルゴム等
のパッキンが配設され、インク供給路が確保される。
リッジIJCが組み立てられると、インクはカートリッ
ジ本体1000内部からインク供給穴1200、支持板
300に設けられた穴320、及びインク供給部材60
0の中裏面側に設けられた導入口を経由してインク供給
部材600内に供給される。インク供給部材600の内
部を通ったインクはインク導管1600、インク供給管
2200、及び溝付天板1300のインク導入口150
0を経由して共通液室内へと流入する。上記インク連通
用の各接続部には、例えばシリコンゴムやブチルゴム等
のパッキンが配設され、インク供給路が確保される。
【0052】なお、溝付天板1300は耐インク性に優
れたポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリプロピレンなどの樹脂を用
い、オリフィスプレート400とともに金型内で一体に
同時成型される。上述のような一体成型は、インク供給
部材600、溝付天板1300とオリフィスプレート4
00、及びカートリッジ本体1000などの部品に適用
したので組立て精度が高水準になるばかりでなく、大量
生産時の品質向上に極めて有効である。また部品点数の
数を従来に比較して減少させることもできる。
れたポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリプロピレンなどの樹脂を用
い、オリフィスプレート400とともに金型内で一体に
同時成型される。上述のような一体成型は、インク供給
部材600、溝付天板1300とオリフィスプレート4
00、及びカートリッジ本体1000などの部品に適用
したので組立て精度が高水準になるばかりでなく、大量
生産時の品質向上に極めて有効である。また部品点数の
数を従来に比較して減少させることもできる。
【0053】また、図3に示すように、インクジェット
ユニットIJUをインクタンクに取り付けると、インク
供給部材600の上面部603とインクタンクITの屋
根の端部4008との間、及び下面部604とインクタ
ンクITの下方のヘッド側端部4011(図5参照)と
の間にスリットSが形成される。これらスリットSは、
カートリッジ本体1000に設けられたスリット170
0の放熱効果を一層促進させるように作用するととも
に、インクタンクITに対して不要な圧力が加わっても
インク供給部材600、強いてはインクジェットユニッ
トIJTにその圧力が及ぶことを防止している。
ユニットIJUをインクタンクに取り付けると、インク
供給部材600の上面部603とインクタンクITの屋
根の端部4008との間、及び下面部604とインクタ
ンクITの下方のヘッド側端部4011(図5参照)と
の間にスリットSが形成される。これらスリットSは、
カートリッジ本体1000に設けられたスリット170
0の放熱効果を一層促進させるように作用するととも
に、インクタンクITに対して不要な圧力が加わっても
インク供給部材600、強いてはインクジェットユニッ
トIJTにその圧力が及ぶことを防止している。
【0054】次に、キャリッジHCに対するインクジェ
ットカートリッジIJCの取り付け構造について図6を
参照して説明する。
ットカートリッジIJCの取り付け構造について図6を
参照して説明する。
【0055】図6において、5000は被記録媒体を搬
送するための搬送手段を構成するプラテンローラで、記
録媒体Pを図6の下方から上方へと案内する。キャリッ
ジHCには、インクジェットカートリッジIJCの吐出
面側に位置する前板4000(厚さ2mm)と、インク
ジェットカートリッジIJCの中継配線基板200のパ
ッド201に対応するパッド2011を備えたフレキシ
ブルシート4005、及びこれらを裏面側から各パッド
2011に対して押圧するゴムパッドシート4007を
保持する電気接続用支持板4003と、インクジェット
カートリッジIJCを記録位置へ固定するための位置決
め用フック4001とが設けられている。
送するための搬送手段を構成するプラテンローラで、記
録媒体Pを図6の下方から上方へと案内する。キャリッ
ジHCには、インクジェットカートリッジIJCの吐出
面側に位置する前板4000(厚さ2mm)と、インク
ジェットカートリッジIJCの中継配線基板200のパ
ッド201に対応するパッド2011を備えたフレキシ
ブルシート4005、及びこれらを裏面側から各パッド
2011に対して押圧するゴムパッドシート4007を
保持する電気接続用支持板4003と、インクジェット
カートリッジIJCを記録位置へ固定するための位置決
め用フック4001とが設けられている。
【0056】前板4000には支持板300の位置決め
用の突起2500、2600にそれぞれ対応する位置決
め用突出面4010を備え、インクジェットカートリッ
ジIJCの装着後はこの位置決め用突出面4010に向
う垂直な力を受けている。このため、前板4000のプ
ラテンローラ側に、その垂直な力の方向に向って補強用
のリブ(不図示)が設けられている。これらのリブは、
インクジェットカートリッジIJC装着時の前面位置L
5 よりもわずかに(約0.1mm程度)プラテンローラ
5000側に突出して、ヘッド保護用としても機能して
いる。また、電気接続部用支持板4003には補強用リ
ブ4004が複数設けられ、プラテン側からフック40
01側に向かってその高さが徐々に減じられている。こ
れは、カートリッジ装着時の位置を図6のように傾斜さ
せるための機能を果たしている。
用の突起2500、2600にそれぞれ対応する位置決
め用突出面4010を備え、インクジェットカートリッ
ジIJCの装着後はこの位置決め用突出面4010に向
う垂直な力を受けている。このため、前板4000のプ
ラテンローラ側に、その垂直な力の方向に向って補強用
のリブ(不図示)が設けられている。これらのリブは、
インクジェットカートリッジIJC装着時の前面位置L
5 よりもわずかに(約0.1mm程度)プラテンローラ
5000側に突出して、ヘッド保護用としても機能して
いる。また、電気接続部用支持板4003には補強用リ
ブ4004が複数設けられ、プラテン側からフック40
01側に向かってその高さが徐々に減じられている。こ
れは、カートリッジ装着時の位置を図6のように傾斜さ
せるための機能を果たしている。
【0057】また、電気接続部用支持板4003は電気
的接触状態を安定化させるため、位置決め用突出面40
10がインクジェットカートリッジIJCに及ぼす作用
方向と逆方向に、インクジェットカートリッジIJCへ
の作用力を及ぼすための位置決め面4006を位置決め
用突出面4010に対応してそれぞれ備え、これらの間
にパッドコンタクト域を形成するとともにパッド201
1に対応するゴムパッドシート4007のボッチの変形
量を一義的に規定する。これらの位置決め面は、インク
ジェットカートリッジIJCが記録可能な位置に固定さ
れると、中継配線基板200の表面に当接した状態とな
る。本例では、さらに中継配線基板200のパッド20
1を前述した直線L1 に関して対称となるように配置し
ているので、ゴムパッドシート4007の各ボッチの変
形量が均一化されてパッド2011、201の当接圧が
より安定化する。本例のパッド201の分布は、上方、
下方2列、縦2列である。
的接触状態を安定化させるため、位置決め用突出面40
10がインクジェットカートリッジIJCに及ぼす作用
方向と逆方向に、インクジェットカートリッジIJCへ
の作用力を及ぼすための位置決め面4006を位置決め
用突出面4010に対応してそれぞれ備え、これらの間
にパッドコンタクト域を形成するとともにパッド201
1に対応するゴムパッドシート4007のボッチの変形
量を一義的に規定する。これらの位置決め面は、インク
ジェットカートリッジIJCが記録可能な位置に固定さ
れると、中継配線基板200の表面に当接した状態とな
る。本例では、さらに中継配線基板200のパッド20
1を前述した直線L1 に関して対称となるように配置し
ているので、ゴムパッドシート4007の各ボッチの変
形量が均一化されてパッド2011、201の当接圧が
より安定化する。本例のパッド201の分布は、上方、
下方2列、縦2列である。
【0058】フック4001は、固定軸4009に係合
する長穴を有し、この長穴の移動範囲を利用して図6に
示された位置から反時計方向に回動させた後、プラテン
ローラ5000に沿って左方向へ移動させることでキャ
リッジHCに対するインクジェットカートリッジIJC
の位置決めが行われる。このフック4001の構成はど
のようなものでも良いが、レバー等で行えるものが好ま
しい。いずれにしてもこのフック4001の回動時に
は、インクジェットカートリッジIJCがプラテンロー
ラ5000側へ移動されつつ、位置決め用の突起250
0、2600が位置決め用突出面4010に当接する位
置に移動される。また、フック4001の左方向への移
動によって、フック4001の直角面4002とカート
リッジIJCの爪2100の90゜面とが密着されつ
つ、突起2500と位置決め用突出4010との接触域
を中心にインクジェットカートリッジIJCが水平面内
で旋回する。
する長穴を有し、この長穴の移動範囲を利用して図6に
示された位置から反時計方向に回動させた後、プラテン
ローラ5000に沿って左方向へ移動させることでキャ
リッジHCに対するインクジェットカートリッジIJC
の位置決めが行われる。このフック4001の構成はど
のようなものでも良いが、レバー等で行えるものが好ま
しい。いずれにしてもこのフック4001の回動時に
は、インクジェットカートリッジIJCがプラテンロー
ラ5000側へ移動されつつ、位置決め用の突起250
0、2600が位置決め用突出面4010に当接する位
置に移動される。また、フック4001の左方向への移
動によって、フック4001の直角面4002とカート
リッジIJCの爪2100の90゜面とが密着されつ
つ、突起2500と位置決め用突出4010との接触域
を中心にインクジェットカートリッジIJCが水平面内
で旋回する。
【0059】そしてフック4001が所定位置に保持さ
れると、パッド201とパッド2011、突起2500
と位置決め用突出面4010、フック4000の直角面
4002と爪2100、及び中継配線部材200と位置
決め面4006のそれぞれが同時に接触してキャリッジ
HCに対するインクジェットカートリッジIJCの保持
が完了する。
れると、パッド201とパッド2011、突起2500
と位置決め用突出面4010、フック4000の直角面
4002と爪2100、及び中継配線部材200と位置
決め面4006のそれぞれが同時に接触してキャリッジ
HCに対するインクジェットカートリッジIJCの保持
が完了する。
【0060】最後に、インクジェット記録装置本体の概
略について図7を参照して説明する。
略について図7を参照して説明する。
【0061】図7において、キャリッジHCは、駆動モ
ータ5013の正逆回転に連動する駆動力伝達ギア50
11、5009を介して回転するリードスクリュー50
05の螺旋溝5004に係合され、矢印a、b方向に往
復移動される。5002は紙押え板であり、キャリッジ
HCの移動方向にわたって記録媒体Pをプラテン500
0に対して押圧する。5007、5008はフォトカプ
ラでキャリッジレバー5006の存在を確認し、モータ
5013の回転方向の切換等を行うためのホームポジシ
ョン検知手段である。5016はインクジェットヘッド
IJHの前面をキャッピングするキャップ部材5022
を支持するキャップ支持部材である。また、5015は
このキャップ部材5022内を吸引する吸引手段で、キ
ャップ内開口5023を介してインクジェットヘッドI
JHの吐出口の吸引回復動作を行う。5017はクリー
ニングブレードで、5019はこのクリーニングブレー
ド5017を前後方向に移動可能にする移動手段であ
り、本体支持板5018に支持されている。なお、クリ
ーニングブレード5017は、この形態に限ることはな
く、他の周知のものを適用してもよい。また、5021
は、吸引回復の動作を開始するためのレバーで、キャリ
ッジHCと係合するカム5020の移動にともなって移
動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ等の公知の伝
達手段で伝達されて移動制御される。
ータ5013の正逆回転に連動する駆動力伝達ギア50
11、5009を介して回転するリードスクリュー50
05の螺旋溝5004に係合され、矢印a、b方向に往
復移動される。5002は紙押え板であり、キャリッジ
HCの移動方向にわたって記録媒体Pをプラテン500
0に対して押圧する。5007、5008はフォトカプ
ラでキャリッジレバー5006の存在を確認し、モータ
5013の回転方向の切換等を行うためのホームポジシ
ョン検知手段である。5016はインクジェットヘッド
IJHの前面をキャッピングするキャップ部材5022
を支持するキャップ支持部材である。また、5015は
このキャップ部材5022内を吸引する吸引手段で、キ
ャップ内開口5023を介してインクジェットヘッドI
JHの吐出口の吸引回復動作を行う。5017はクリー
ニングブレードで、5019はこのクリーニングブレー
ド5017を前後方向に移動可能にする移動手段であ
り、本体支持板5018に支持されている。なお、クリ
ーニングブレード5017は、この形態に限ることはな
く、他の周知のものを適用してもよい。また、5021
は、吸引回復の動作を開始するためのレバーで、キャリ
ッジHCと係合するカム5020の移動にともなって移
動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ等の公知の伝
達手段で伝達されて移動制御される。
【0062】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0063】溝付部材の吐出口と対向する部位に接合さ
れ、溝部と対向する部位である液室後壁を素子基板と接
しない位置に保ち、押え部材の押圧力が加えられると変
形して液室後壁を素子基板に密着させる弾性部を有する
ことで、インク流路や共通液室を形成する際に、溝付部
材の液室後壁の寸法のバラつきが弾性部の変形量によっ
て吸収されてしまうため、従来のように溝付部材の寸法
を高精度に管理する必要がなくなり、共通液室の体積や
断面積などに自由度をもたせることができるため、吐出
性能を確保しつつ、インクジェットヘッドの小型化やコ
ストダウンが容易に行えるようになる。
れ、溝部と対向する部位である液室後壁を素子基板と接
しない位置に保ち、押え部材の押圧力が加えられると変
形して液室後壁を素子基板に密着させる弾性部を有する
ことで、インク流路や共通液室を形成する際に、溝付部
材の液室後壁の寸法のバラつきが弾性部の変形量によっ
て吸収されてしまうため、従来のように溝付部材の寸法
を高精度に管理する必要がなくなり、共通液室の体積や
断面積などに自由度をもたせることができるため、吐出
性能を確保しつつ、インクジェットヘッドの小型化やコ
ストダウンが容易に行えるようになる。
【図1】本発明のインクジェットヘッドの第1実施例の
構成を示す図であり、同図(a)は溝付天板(溝付部
材)を素子基板に搭載した様子を示す拡大断面図、同図
(b)は溝付天板を押さえ部材である押えバネで素子基
板に密着させた様子を示す拡大断面図である。
構成を示す図であり、同図(a)は溝付天板(溝付部
材)を素子基板に搭載した様子を示す拡大断面図、同図
(b)は溝付天板を押さえ部材である押えバネで素子基
板に密着させた様子を示す拡大断面図である。
【図2】本発明のインクジェットヘッドの第2実施例の
構成を示す図であり、同図(a)は溝付天板を素子基板
に搭載した様子を示す拡大断面図、同図(b)は溝付天
板を押えバネで素子基板に密着させた様子を示す拡大断
面図である。
構成を示す図であり、同図(a)は溝付天板を素子基板
に搭載した様子を示す拡大断面図、同図(b)は溝付天
板を押えバネで素子基板に密着させた様子を示す拡大断
面図である。
【図3】本発明のインクジェットヘッドが組み込まれる
インクジェットカートリッジの構成を示す斜視図であ
る。
インクジェットカートリッジの構成を示す斜視図であ
る。
【図4】図3に示したインクジェットカートリッジの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図5】図4に示したインクタンクをインクジェットヘ
ッド取付面から見た斜視図である。
ッド取付面から見た斜視図である。
【図6】図3に示したインクジェットカートリッジをキ
ャリッジに取り付けた様子を示す断面図である。
ャリッジに取り付けた様子を示す断面図である。
【図7】図3に示したインクジェットカートリッジが搭
載されるインクジェット記録装置の構成を示す斜視図で
ある。
載されるインクジェット記録装置の構成を示す斜視図で
ある。
【図8】従来のインクジェットヘッドの構成を示す斜視
図である。
図である。
【図9】インクジェットヘッドをインクジェットカート
リッジに取り付けた様子を示す図であり、同図(a)は
その斜視図、同図(b)はその側断面図である。
リッジに取り付けた様子を示す図であり、同図(a)は
その斜視図、同図(b)はその側断面図である。
1、11、100 素子基板 2、12、1300 溝付天板 2a、12a 液室後壁 2b、12b 支点 2c、12c 弾性部 3、13、300 支持板 4、14、500 押えバネ 5、15、200 中継配線基板 6 ワイヤボンディング 7、17 共通液室 8、1500 インク供給口 9 吐出口 10 インク流路 10a 溝部 15a 溝 201、2011 パッド 312、320、1900、1901、1902、20
00、3121 穴 400 オリフィスプレート 501 線圧発生部 600 インク供給部材 601 パッキン 602 封止ピン 603 上面部 604 下面部 700 フィルター 800 蓋 900 インク吸収体 1000 カートリッジ本体 1012 位置決め突起 1100 蓋部材 1101、1102 部分リブ 1200 インク供給穴 1400 キャップ 1401 大気連通口 1402 大気圧供給空間 1600 インク導管 1700 スリット 1800、1801、2500、2600 突起 2100 爪 2101 抜け止め 2200 インク供給管 2300 タンク内リブ 2400 凹部 2700 先端ツバ 3000、3001 平行溝 4000 前板 4001 フック 4002 直角面 4003 電気接続部用支持板 4004 補強用リブ 4005 フレキブルシート 4006 位置決め面 4007 ゴムパッドシート 4008 端部 4009 固定軸 4010 位置決め用突出面 4011 ヘッド側端部 5000 プラテンローラ 5002 紙押え板 5004 螺旋溝 5005 リードスクリュー 5006 キャリッジレバー 5007、5008 フォトカプラ 5009、5011 駆動力伝達ギア 5013 駆動モータ 5015 吸引手段 5016 キャップ支持部材 5017 クリーニングブレード 5018 本体支持板 5019 移動手段 5020 カム 5021 レバー 5022 キャップ部材 5023 キャップ内開口 IT インクタンク IJC インクジェットカートリッジ IJH インクジェットヘッド IJRA インクジェット記録装置 IJU インクジェットユニット HC キャリッジ P 記録媒体 S スリット
00、3121 穴 400 オリフィスプレート 501 線圧発生部 600 インク供給部材 601 パッキン 602 封止ピン 603 上面部 604 下面部 700 フィルター 800 蓋 900 インク吸収体 1000 カートリッジ本体 1012 位置決め突起 1100 蓋部材 1101、1102 部分リブ 1200 インク供給穴 1400 キャップ 1401 大気連通口 1402 大気圧供給空間 1600 インク導管 1700 スリット 1800、1801、2500、2600 突起 2100 爪 2101 抜け止め 2200 インク供給管 2300 タンク内リブ 2400 凹部 2700 先端ツバ 3000、3001 平行溝 4000 前板 4001 フック 4002 直角面 4003 電気接続部用支持板 4004 補強用リブ 4005 フレキブルシート 4006 位置決め面 4007 ゴムパッドシート 4008 端部 4009 固定軸 4010 位置決め用突出面 4011 ヘッド側端部 5000 プラテンローラ 5002 紙押え板 5004 螺旋溝 5005 リードスクリュー 5006 キャリッジレバー 5007、5008 フォトカプラ 5009、5011 駆動力伝達ギア 5013 駆動モータ 5015 吸引手段 5016 キャップ支持部材 5017 クリーニングブレード 5018 本体支持板 5019 移動手段 5020 カム 5021 レバー 5022 キャップ部材 5023 キャップ内開口 IT インクタンク IJC インクジェットカートリッジ IJH インクジェットヘッド IJRA インクジェット記録装置 IJU インクジェットユニット HC キャリッジ P 記録媒体 S スリット
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 陽平 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 日隈 昌彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 種谷 陽一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 益田 和明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 インクを吐出する複数の吐出口が設けら
れ、前記各吐出口に供給するインクを一時的に貯える共
通液室を形成するための壁部、および前記各吐出口と前
記共通液室とを連通するインク流路を形成するための溝
部を有する溝付部材と、 前記各吐出口からインクを吐出するためのエネルギーを
発生するエネルギー発生素子が設けられた素子基板と、 前記共通液室およびインク流路を形成するために前記溝
付部材と前記素子基板とを密着させる押え部材と、 前記エネルギー発生素子に与える駆動信号を中継する中
継配線基板とを有するインクジェットヘッドにおいて、 前記溝付部材の、前記吐出口と対向する部位に接合され
ており、 前記押え部材の押圧力によって変形して、 前記壁部のうち、前記溝部と対向する部位である液室後
壁を前記素子基板に密着させる弾性部を有することを特
徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
において、 前記弾性部を支える支点が前記中継配線基板上に接して
いることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項3】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
において、 前記弾性部を支える支点が、前記素子基板および前記中
継配線基板が固定される支持板上に接していることを特
徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
のインクジェットヘッドにおいて、 前記エネルギー発生素子として記録信号に基づいて熱エ
ネルギーを発生する電気熱変換体を備えていることを特
徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項5】 請求項4に記載のインクジェトヘッドに
おいて、 前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーによ
り、インクに生じる膜沸騰を利用して前記吐出口よりイ
ンクを吐出させることを特徴とするインクジェットヘッ
ド。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
のインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドに
インクを供給するインクタンクとを有することを特徴と
するインクジェットカートリッジ。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
のインクジェットヘッドと、被記録媒体搬送手段とを有
することを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28153495A JPH09123451A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | インクジェットヘッド及び該インクジェットヘッドを備えたインクジェットカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28153495A JPH09123451A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | インクジェットヘッド及び該インクジェットヘッドを備えたインクジェットカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09123451A true JPH09123451A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17640517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28153495A Pending JPH09123451A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | インクジェットヘッド及び該インクジェットヘッドを備えたインクジェットカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09123451A (ja) |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP28153495A patent/JPH09123451A/ja active Pending
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