JPH09124302A - 酸素濃縮器 - Google Patents

酸素濃縮器

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JPH09124302A
JPH09124302A JP7304950A JP30495095A JPH09124302A JP H09124302 A JPH09124302 A JP H09124302A JP 7304950 A JP7304950 A JP 7304950A JP 30495095 A JP30495095 A JP 30495095A JP H09124302 A JPH09124302 A JP H09124302A
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air
box
plate
air discharge
compressor
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JP7304950A
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Masayuki Imai
正幸 今井
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンプレッサー用収納ケースの消音および防
振効果を高めるとともに、その構造上、軽量化を図りな
がら剛性を向上し、保守作業を容易にする。 【解決手段】 収納ケース21が、全体を多孔質の吸音
材22と、軽金属板および弾性材を重合した制振板23
とを組み合わせた複合板24により組み立てられ、空気
吸入口261を有し、これに連続する空気吸入通路を画
成された空気吸入ボックス28と、空気排出口271を
有し、これに連続する空気排出通路を画成された空気排
出ボックス30と、これらのボックス間に配置され、各
空気通路に連結されたコンプレッサー用の収納ボックス
29とを備えるとともに、各空気通路をそれぞれ、各ボ
ックス内部を並列に各々独立した複数の区画に区分する
複数の仕切り板257と、各隣合う仕切り板257毎に
異なる端部に穿設された連通穴257aとにより構成さ
れ、空気吸入口261に電動ファンを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中から高濃度
の酸素を取り出す酸素濃縮器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11にこの種の酸素濃縮器の構造を示
している。図11において、1はコンプレッサーであ
り、2はそれぞれシーブ・ベッド(吸着床)である。コ
ンプレッサー1は1つの両軸モータ3によって同時に回
転駆動されるプレッシャーポンプ4とバキュームポンプ
5とを有している。一方のプレッシャーポンプ4には、
その空気吸入側にフィルター6が接続され、その空気吐
出側に冷却器7、ドレン付きフィルター8が順次接続さ
れている。なお、ドレン付きフィルター8の排水口には
ソレノイドバルブ9が設けられている。そして、このド
レン付きフィルター8の空気吐出口にソレノイドバルブ
10を介して2つのシーブ・ベッド2が接続されてい
る。
【0003】2つのシーブベッド2には、分子的な篩い
作用によって空気中の酸素だけを通し、窒素を吸着する
誘起珪酸塩(シリケート)等の多孔質の窒素吸着部材が
充填されている。そして、これら2つのシーブ・ベッド
2の濃縮酸素吐出側は2つのチェック弁11を介して1
つのチャージタンク12に接続されている。なお、2つ
のシーブ・ベッド2の濃縮酸素吐出側で、2つのチェッ
ク弁11の上流側間にはリーク弁13が接続されてい
る。チャージタンク12の濃縮酸素吐出側に流量調整器
14、チェック弁15、バクテリアフィルター16が順
次接続され、バクテリアフィルター16に酸素マスクや
鼻カニューレ等の図示されない酸素吸入器が接続されて
いる。なお、バクテリアフィルター16の下流側にはオ
プションの加湿器17が必要に応じて接続される。
【0004】一方、コンプレッサー1のバキュームポン
プ5の真空吸引側がソレノイドバルブ10の窒素取出口
側に接続され、そのバキュームポンプ5の廃棄側にエキ
ゾーストフィルター18が接続されている。そして、バ
キュームポンプ5の真空吸引側とエキゾーストフィルタ
ー18の上流側との間のバイパス経路にチェック弁19
が接続されている。
【0005】次に上記酸素濃縮器の動作について説明す
る。この酸素濃縮器において、コンプレッサー1の両軸
モータ3によってプレッシャーポンプ4とバキュームポ
ンプ5とが同時に回転駆動される。これにより、プレッ
シャーポンプ4がフィルター6を通して大気を吸い込ん
で圧縮し、この圧縮空気を冷却器7およびドレン付きフ
ィルター8を通して2つのシーブ・ベッド2のうち一方
のシーブ・ベッド2内に送りこむ。このとき、圧縮空気
が冷却器7で冷却され、飽和水がドレン付きフィルター
8の排水口からソレノイドバルブ9を通って排水され
る。したがって、乾燥された圧縮空気だけがドレン付き
フィルター8から一方のシーブ・ベッド2に送り込まれ
る。
【0006】また、これと同時に、バキュームポンプ5
がソレノイドバルブ10を通して2つのシーブ・ベッド
2のうち他方のシーブ・ベッド2を真空に引く。したが
って、圧縮空気が送り込まれる一方のシーブ・ベッド2
では窒素を吸着して、高濃度酸素だけを送り出し、これ
と同時に、真空に引かれている他方のシーブ・ベッド2
では吸着されている酸素が吸い出される。なお、この
際、圧縮空気が送り込まれている一方のシーブ・ベッド
2から少量の酸素がリーク弁13を通って真空に引かれ
ている他方のシーブ・ベッド2に流入されて、その他方
のシーブ・ベッド2からの窒素の吸い出しを助成する。
【0007】一方のシーブ・ベッド2から送り出される
高濃度酸素は、チェック弁11を通って、チャージタン
ク12に貯蔵される。これと同時に、他方のシーブ・ベ
ッド2から吸い出された窒素はエキゾーストフィルター
18を通して大気に放出される。この一方のシーブ・ベ
ッド2への圧縮空気の送り込み動作と、他方のシーブ・
ベッド2の真空引き動作とがソレノイドバルブ10によ
って、例えば約10秒間隔で交互に切り換えられ、2つ
のシーブ・ベッド2から高濃度酸素が交互に送り出され
てチャージタンク12に順次貯蔵される。
【0008】チャージタンク12に貯蔵された高濃度酸
素は流量調整器14で最適な流量に調整されて、チェッ
ク弁15、バクテリアフィルター16、加湿器17など
を通って酸素マスクや鼻カニューレ等の酸素吸入器から
患者等の酸素受給者へ供給される。
【0009】このように、この種の酸素濃縮器では、コ
ンプレッサー1によって圧縮空気をシーブ・ベッド2に
供給し、このシーブ・ベッド2で加圧と減圧を繰り返し
て、空気中から高濃度の酸素を取り出している。
【0010】ところで、このような酸素濃縮器にあって
は、その酸素濃縮技術とは別に、室内での利用上、騒音
対策を図ることが重要であり、コンプレッサー1を収納
ケースに収納してその消音および防振を施している。
【0011】従来、この種の収納ケースでは、その内部
を、木製の厚い板の表面に発泡ウレタンを貼り付けた仕
切り板を用いて、ジグザグ状に屈曲する連続した区画に
仕切ることにより、収納ケース内の表面積を拡大し、コ
ンプレッサーの騒音を仕切り板間で乱反射させながら発
泡ウレタンで消音するように構成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
収納ケースでは、次のような問題があった。 (1)消音効果が低く、特にコンプレッサーから発生す
る低周波の振動を殆ど吸収することができない。 (2)収納ケース内の温度の上昇により、発泡ウレタン
の溶解によって、その吸音性を損ない、また、コンプレ
ッサーのモータ等を損傷する。 (3)木製の厚い板により収納ケース内をジグザグ状に
仕切っているため、酸素濃縮器全体の重量が著しく増大
し、移動や運搬が容易でなく、また収納ケース内部が複
雑になり、コンプレッサー等のメンテナンスの面で作業
性が悪い。
【0013】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、コンプレッサーの収納ケースにおいてそ
の消音および防振効果を高めるとともに、その構造上、
軽量化を図る一方で剛性を向上し、保守作業を容易にす
ることのできる酸素濃縮器を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、収納ケース全体を、多孔質の吸音材と軽
金属板および弾性材を重合した制振板とを組み合わせた
複合板により組み立てて、空気吸入口を有し、これにジ
グザグ状に屈曲して連続する空気吸入通路を画成された
空気吸入ボックスと、空気排出口を有し、これにジグザ
グ状に屈曲して連続する空気排出通路を画成された空気
排出ボックスと、これらのボックス間に配置され、その
空気吸入通路および空気排出通路に連結されたコンプレ
ッサー収納用の収納ボックスとを3段構造にして備える
とともに、空気吸入通路および空気排出通路をそれぞ
れ、そのボックス内部を並列の各々独立した複数の区画
に区分する複数の仕切り板と、各隣合う仕切り板毎に異
なる端部に穿設されて各隣合う区画同士を連通する連通
穴とで構成し、空気吸入通路または空気排出通路のいず
れかに空冷用の電動ファンを配設したものである。
【0015】本発明によれば、コンプレッサーを収容す
る収納ケースの消音および防振効果を高めるとともに、
その構造上、軽量化を図りながら剛性を向上し、またそ
の保守作業を容易にした酸素濃縮器を得る。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、本発明の第1の実施の形態につ
いて、図1から図7を用いて説明する。図1、図2にお
いて、21は収納ケースであり、全体が基本的に発泡ウ
レタン等の多孔質の吸音材22と、2枚のアルミニウム
板等の軽金属板およびその間に貼り合わされた合成ゴ
ム、天然ゴム、あるいはプラスチックゴム等の弾性材の
合板からなる制振板23とを組み合せた複合板24によ
り組み立てられ、正面および背面を開放した3段構造を
有するケース本体25と、ケース本体25の正面および
背面を着脱可能に閉塞する正面板26および背面板27
とを備え、これらケース本体25と正面板26および背
面板27とにより、その下段、中段、上段にそれぞれ、
空気吸入ボックス28、コンプレッサー収納用の収納ボ
ックス29、空気排出ボックス30が構成されている。
【0017】ケース本体25は、上板251、下板25
2および左右両側板253、254と、その内側空間の
上下方向を3段に分割する2枚の中板255、256
と、上、下各段にジグザグ状に屈曲する空気流路を画成
する複数の仕切り板257とを備えている。中段にはコ
ンプレッサー1を収納可能な空間を確保され、中段を構
成する上側一方の中板255の一端に、ここでは図中右
端側の正面に寄った位置に上段に連通する大径の連通口
258が一つ円形に穿設され、これとは対称的に、中段
を構成する下側他方の中板256の一端に、ここでは図
中左端の背面側に寄った位置に下段に連通する大径の連
通口259が一つ円形に穿設されている。
【0018】下段にあっては、図2、図3に示すよう
に、下板252とその直上の中板256との間に両側板
253、254に対して同じ幅で平行に2枚の仕切り板
257が所定の間隔を設定して立設され、下段上の空間
が並列の3つの独立した区画に区分されている。これら
の仕切り板257は、それぞれその一端に連通穴257
aとして1つの大径の穴が円形に穿たれており、各仕切
り板257を相互の連通穴257aの位置を反対にし
て、すなわち各連通穴257aを互い違いに位置設定し
て配置されている。これらの仕切り板257と各仕切り
板257の連通穴257aとにより、下段上の空間にジ
グザグ状に屈曲した空気流路、すなわち空気吸入通路3
1が画成され、その左端側の区画内において中板256
の連通口259を通じて中段に連通されている。
【0019】上段にあっては、下段と同様であり、図
2、図4に示すように、上板251とその直下の中板2
55との間に両側板253、254に対して同じ幅で平
行に2枚の仕切り板257が所定の間隔を設定されて立
設され、上段上の空間が並列の3つの独立した区画に区
分されている。各仕切り板257の一端に連通穴257
aとして1つの大径の穴が円形に穿たれており、各仕切
り板257を相互の連通穴257aの位置を反対にし、
各連通穴257aを互い違いに位置設定して配置されて
いる。これらの仕切り板257と各仕切り板257の連
通穴257aとにより、上段上の空間にジグザグ状に屈
曲した空気流路、すなわち空気排出通路32が画成さ
れ、その右端側の区画内において中板255の連通口2
58を通じて中段に連通されている。
【0020】上、下各段に用いた仕切り板257の構造
を図5に示す。これらの仕切り板257においては、そ
の吸音性および防振性を高めるために、2枚のアルミニ
ウム板231およびその間に貼り合わされた合成ゴム板
232からなるアルミニウム合板233と、このアルミ
ニウム合板233の両面に鉛板223を介して積層され
た発泡ウレタン222とで構成されている。
【0021】なお、空気吸入ボックス28、空気排出ボ
ックス30において、各仕切り板257の設定位置とし
て、高周波用または低周波用等、種々の波長の音を消音
するために有効な位置を予め定めてある。
【0022】一方、正面板26は、図2に示すように、
ケース本体25の正面全体を閉塞可能な大きさからな
り、その下側一端で、ケース本体25下段において中段
への連通口259を有する区画とは反対側の区画に対応
する部分に空気吸入口261が設けられている。また、
背面板27は、ケース本体25の背面全体を閉塞可能な
大きさからなり、その上側一端で、ケース本体25上段
において中段への連通口258を有する区画とは反対側
の区画に対応する部分に空気排出口271が設けられて
いる。
【0023】正面板26および背面板27についてもま
た、その吸音性、防振性を高めるために、図6に示すよ
うな吸音材22と制振板23との積層構造を有してい
る。正面板26および背面板27の表面側を制振板23
により構成し、2枚のアルミニウム板とその間に重ね合
わされた合成ゴム板とのアルミニウム合板が用いられて
いる。そして、この制振板23の内側面に吸音材22と
制振板23とをそれぞれ組み合わせて積層されている。
すなわち、その内側面で、ケース本体25の外のりに対
応する部分全体にゴム板232を、内のりに対応する部
分に鉛板223を介して発泡ウレタン222をそれぞれ
重ね合わせ、その上にアルミニウム合板23を重合し、
さらにその外のり側にゴム板232を、その内のり側に
発泡ウレタン222をそれぞれ重ね合わせた構造をな
す。
【0024】これら正面板26、背面板27はそれぞ
れ、ケース本体25の正面および背面に合わせ、ねじ止
めにより固定され、ケース本体25の各段がそれぞれ密
閉されて、下段に正面板26の空気吸入口261からジ
グザグ状に屈曲して連続する空気吸入通路31を画成さ
れた空気吸入ボックス28と、上段に背面板27の空気
排出口271に向けてジグザグ状に屈曲して連続する空
気排出通路22を画成された空気排出ボックス30と、
中段にこれら空気吸入ボックス28、空気排出ボックス
30の各空気吸入通路31および空気排出通路32に連
結されたコンプレッサー収納用の収納ボックス29が構
成される。
【0025】このようにして、空気吸入口261から空
気吸入ボックス28のジグザグ状に屈曲された空気吸入
通路31を通じて収納ボックス29へ、この収納ボック
ス29から空気排出ボックス30のジグザグ状に屈曲さ
れた空気排出通路32を通じて空気排出口271へ至る
風洞が形成され、ケース本体25下段の空気吸入通路3
1上、空気吸入口261側の区画に、図7に示す空冷用
の電動ファン33が配置され、その吸入口部331が正
面板26の空気吸入口261に連結される。
【0026】次に、上記収納ケース21の消音、防振作
用について図2を参照しながら説明する。なお、コンプ
レッサー1の作動と同時に、空冷用の電動ファン33を
作動させている。収納ボックス29内のコンプレッサー
1の作動により、コンプレッサー1から音である振動エ
ネルギーと、熱である熱エネルギーとを発生する。コン
プレッサー1から発生した振動エネルギーは空気を伝播
して、収納ボックス29から、ジグザグ状の空気吸入通
路31を通じて空気吸入ボックス28へ、またジグザグ
状の空気排出通路32を通じて空気排出ボックス30へ
それぞれ侵入していき、その振動波が各ボックス28、
29、30でその内壁や仕切り板257の吸音材22に
効果的に吸収されて減衰され、制振板23に衝突され
る。すなわち、コンプレッサー1の振動エネルギーが吸
音材22と制振板23の内部に効果的に吸収して封じ込
められる。そして、吸音材22と制振板23の内部で振
動エネルギーから熱エネルギーに効果的に変換されて、
高効率に消音作用が行われる。
【0027】ここで特に、制振板23が2枚のアルミニ
ウム板等の軽金属板の間にゴム板等の弾性シートを挟ん
だ多層構造に構成されていることから、この制振板23
に衝突された振動エネルギーの内部摩擦によるエネルギ
ー損失が特に大きく、高い減衰能を発揮する。すなわ
ち、この制振板23は、コンプレッサー1が発生する低
周波の振動を効果的に、かつ確実に吸収することがで
き、高い防振効果が得られる。
【0028】その一方で、熱エネルギーが、各ボックス
28、29、30の内壁や仕切り板257の吸音材22
と制振板23とに蓄積されていく。熱エネルギーが飽和
状態になると、消音および防振効果が劣化してしまう
が、この収納ケース21では、空冷用の電動ファン33
の作動により、空気吸入ボックス28、収納ボックス2
9および空気排出ボックス30の内部が空冷されてい
る。
【0029】すなわち、図3、図4において矢印で空気
の流れを示すように、電動ファン33により収納ケース
21の下部側の空気吸入口261から外気を下段の空気
吸入ボックス28内に吸入し、そのジグザグ状に屈曲さ
れた空気吸入通路31を通して連通口259から中段の
収納ボックス29へ流入される。そして、コンプレッサ
ー1によって温められた収納ボックス29内の温風がこ
の収納ボックス29内の上部側の連通口258から上段
の空気排出ボックス30に流出され、その温風を空気排
出ボックス30内のジグザグ状に屈曲された空気排出通
路32を通して収納ケース21の上部側の空気排出口2
71から外部へ排出される。したがって、空気吸入ボッ
クス28への冷風吸入作用、収納ボックス29内への冷
風吐出作用、収納ボックス29から空気排出ボックス3
0への温風排出作用および空気排出ボックス30から外
部への温風排出作用を高効率に行うことができ、内壁と
空気との温度差を十分に大きくして、熱エネルギーと空
気との熱交換効率を高めることができる。
【0030】また、電動ファン33による外気の吸引
と、空気吸入ボックス28および空気排出ボックス30
内のジグザグ状に屈曲された空気吸入通路31および空
気排出通路32とにより、空気の流れに乱流を誘発して
いるため、熱エネルギーと空気との熱交換比率を高める
ことができる。これにより、吸気吸入ボックス28、収
納ボックス29、および空気排出ボックス30の内部が
空冷されて、これらボックス28、29、30の内壁に
蓄積された熱エネルギーと空気との熱交換作用およびコ
ンプレッサー1の空冷作用が行われる。したがって、熱
エネルギーの飽和を防止して、高い消音および防振効果
が維持される。
【0031】次に、上記収納ケース21の消音、防振以
外の構造上の特性について説明する。下段の空気吸入ボ
ックス28と上段の空気排出ボックス30とにおいて、
そのジグザグ状に屈曲した空気通路31、32を各ボッ
クス28、29内部を3つの独立した区画に区分する2
枚の仕切り板257と、これらの仕切り板257に穿設
された連通穴257aとにより構成しているので、構造
が極めて簡単であり、収納ケースの組み立てを容易に行
うことができる。
【0032】また、収納ケース21全体が基本的に発泡
ウレタン等の吸音材22と、2枚のアルミニウム板等の
軽金属板および合成ゴム板等の弾性シートからなる多層
構造の制振板23とを組み合わせた複合板24で構成さ
れていることから、軽量であり、高い剛性を有してい
る。しかも、空気吸入ボックス28と空気排出ボックス
30とにおいて、その内部を区分する2枚の仕切り板2
57が収納ケース21の両側板253、254と同じ幅
で両側板253、254に対し平行に配置されてケース
本体25の奥行方向を縦断して立設されていることか
ら、軽量でありながら、その剛性、強度を高度に高める
ことができる。したがって、その移動、運搬等に非常に
有利である。
【0033】また、ケース本体25と、その正面および
背面を塞ぐ1枚の共通の正面板26および背面板27と
により、空気吸入ボックス28、収納ボックス29およ
び空気排出ボックス30を構成しているので、その正面
板26および背面板27を取り外すだけで、収納ケース
21内のコンプレッサー1や電動ファン33、そして風
洞のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0034】(実施の形態2)図8に本発明の第2の実
施の形態における空気吸入ボックス28または空気排出
ボックス30の構成を示している。この第2の実施の形
態においては、より多くの仕切り板257を用いてボッ
クス内部をさらに細分化している。すなわち、ここでは
合計5枚の仕切り板257が使用され、これらの仕切り
板257は、上記第1の実施の形態と同様に、両側板2
53、254と同じ幅を有し、一方の端部に連通穴25
7aとして一つの大径の穴が円形に穿たれている。そし
て、これら仕切り板257が、下板252と中板256
との間に、または上板251と中板255との間に、両
側板253、254に対し平行で、相互に音の共振を回
避する位置間隔L1〜L6を設定し、さらに各連通穴2
57aを互い違いに位置設定して設置され、ボックス内
部に6区画が区分されてジグザグ状の空気通路31また
は32が画成されている。
【0035】このように、仕切り板257の数を増や
し、ボックス内部を細分化してジグザグ状の空気通路3
1または32を設けたことによって、振動エネルギーの
減衰効率をさらに向上することができ、消音、防振効果
をより一層高めることができる。
【0036】(実施の形態3)ボックス内部を区分する
仕切り板257は種々に変更することができる。すなわ
ち、図9に示すように、複数枚の仕切り板257相互に
その連通穴257aの大きさおよび数は種々に変更可能
である。しかし、この実施の形態では、各仕切り板25
7同士の連通穴257aの面積の合計は一致させるよう
にしてあり、かつ隣合う仕切り板257の連通穴257
aが相互に対向しないように穿つ位置をずらして設けて
ある。
【0037】(実施の形態4)またさらに、図10
(a)に示すように、各仕切り板257の連通穴257
aを複数の小径の丸穴により構成してもよい。
【0038】図10(b)に示すように、各仕切り板2
57の連通穴257aを複数の縦向きのスリット穴によ
り構成してもよい。
【0039】図10(c)に示すように、各仕切り板2
57の連通穴257aを複数の横向きのスリット穴によ
り構成してもよい。
【0040】図10(d)に示すように、各仕切り板2
57の連通穴257aを所謂メッシュ状に形成して構成
してもよい。
【0041】なお、図10(a)〜(d)においてもま
た、図9の仕切り板257相互間におけるのと同様に、
隣合う他の仕切り板257に同様の連通穴257aを相
互に対向させないように位置をずらして設けておく。さ
らに、仕切り板257相互に連通穴257aの大きさお
よび数を異にして面積の合計を一致させるようにしても
よい。
【0042】このような実施の形態3、4にすることに
より、ボックス内部に多様なジグザグ状の空気通路31
または32が画成され、振動エネルギーを内壁や仕切り
板257により効果的に減衰することができるととも
に、その空気通路31または32により熱エネルギーと
空気との熱交換効率を高めることができ、コンプレッサ
ーの消音および防振効果を一層向上させることができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の収納ケー
スによれば、コンプレッサーの消音および防振効果を高
度に高めることができ、したがって、酸素濃縮器をその
設置空間を騒音で害することなしに利用することができ
る。また、その構造上、軽量でありながら高度の剛性を
有し、酸素濃縮器の移動、運搬を容易に行うことができ
る。さらに、メンテナンス等の面においても作業性がよ
く、全体として優れた酸素濃縮器を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による酸素濃縮器に
用いるコンプレッサー収納用の収納ケースの外観斜視図
【図2】同収納ケースの一部破断分解斜視図
【図3】同収納ケースの空気吸入ボックス内部を示す一
部省略斜視図
【図4】同収納ケースの空気排出ボックス内部を示す一
部省略斜視図
【図5】同収納ケースに用いる仕切り板の構造を示す断
面図
【図6】同収納ケースに用いる正面板および背面板の構
造を示す断面図
【図7】同収納ケースに用いる空冷用の電動ファンを示
す斜視図
【図8】本発明の第2の実施の形態による収納ケースの
空気吸入ボックスまたは空気排出ボックスの内部を示す
一部省略斜視図
【図9】本発明の第3の実施の形態による収納ケースに
用いる仕切り板の斜視図
【図10】本発明の第4の実施の形態による収納ケース
に用いる仕切り板の斜視図
【図11】本発明が対象とする酸素濃縮器の構造を示す
ブロック図
【符号の説明】
21 収納ケース 22 吸音材 222 発泡ウレタン 223 鉛板 23 制振板 231 アルミニウム板 232 合成ゴム板 233 アルミニウム合板 24 複合板 25 ケース本体 251 上板 252 下板 253、254 側板 255、256 中板 257 仕切り板 257a 連通穴 258、259 連通口 26 正面板 261 空気吸入口 27 背面板 271 空気排出口 28 空気吸入ボックス 29 コンプレッサー収納用の収納ボックス 30 空気排出ボックス 31 空気吸入通路 32 空気排出通路 33 空冷用の電動ファン 331 空気吸入口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気を供給するコンプレッサーと、
    前記コンプレッサーによって供給された空気から高濃度
    の酸素を取り出すシーブ・ベッドとを有し、前記コンプ
    レッサーを収納ケースに収納してその消音、防振を施し
    ている酸素濃縮器において、 前記収納ケースが、全体を多孔質の吸音材と、軽金属板
    および弾性材を重合した制振板とを組み合わせた複合板
    により組み立てられ、 空気吸入口を有し、これにジグザグ状に屈曲して連続す
    る空気吸入通路を画成された空気吸入ボックスと、空気
    排出口を有し、これにジグザグ状に屈曲して連続する空
    気排出通路を画成された空気排出ボックスと、これらの
    ボックス間に配置され、その空気吸入通路および空気排
    出通路に連結されたコンプレッサー収納用の収納ボック
    スとを備えるとともに、前記空気吸入通路および空気排
    出通路をそれぞれ、そのボックス内部を並列に各々独立
    した複数の区画に区分する複数の仕切り板と、前記各隣
    合う仕切り板毎に異なる端部に穿設されて前記各隣合う
    区画同士を連通する連通穴とにより構成され、 前記空気吸入通路または空気排出通路のいずれかに空冷
    用の電動ファンを配置していることを特徴とする酸素濃
    縮器。
  2. 【請求項2】 収納ケースが、空気吸入ボックス、収納
    ボックス、空気排出ボックスを順に下段、中段、上段に
    配置した3段構造に組み立てられている請求項1記載の
    酸素濃縮器。
  3. 【請求項3】 収納ケースが、空気吸入ボックス、収納
    ボックス、空気排出ボックスの各部をその正面および背
    面を開放して一体化した3段構造のケース本体と、前記
    ケース本体の正面全体および背面全体をそれぞれ着脱可
    能に閉塞する前記各ボックス共通の1つの正面板および
    背面板とからなる請求項2記載の酸素濃縮器。
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