JPH09125280A - 塩化物浴からの脱銅電解法 - Google Patents
塩化物浴からの脱銅電解法Info
- Publication number
- JPH09125280A JPH09125280A JP7309878A JP30987895A JPH09125280A JP H09125280 A JPH09125280 A JP H09125280A JP 7309878 A JP7309878 A JP 7309878A JP 30987895 A JP30987895 A JP 30987895A JP H09125280 A JPH09125280 A JP H09125280A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nickel
- copper
- electrolytic
- solution
- concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Abstract
よび電解槽内温度が上昇する欠点を解消し、低コストで
安定的に余剰銅を銅粉として除去し得る方法を提供する
ことを目的とするものである。 【解決手段】 銅を含有するニッケルマットを銅とニッ
ケルとを含有する溶液中に懸濁して塩素を吹き込んでニ
ッケル、銅などの有価金属を浸出して得られた塩化物溶
液を電解液として銅を電解採取する方法において、電解
槽に給液する電解液のニッケル濃度を100〜180g
/リットル、銅濃度を30〜40g/リットルとし、p
Hを0〜2.0とすることによって目的を達し得た。 【効果】 アノードボックスの隔膜の目詰まりによる電
解電圧上昇、これに付随する液温の上昇、配管の詰まり
などを防止でき、高電流効率で脱銅電解操業の維持を可
能にし得るなど顕著な効果が認められる。
Description
塩素で浸出して、得られた浸出液から高純度電気ニッケ
ルを高電流効率で製造することができる塩化物浴からの
脱銅電解法に関するものである。
を得る方法として、ニッケルマットを銅とニッケルとを
含む溶液中に懸濁させ、塩素を吹き込むことによってニ
ッケルマット中の有価金属を浸出し、得られた浸出液か
らニッケルを電解採取する方法がある。この方法では、
浸出液中に銅が濃縮されるために、何らかの形で銅を系
外に除去しなければならない。その方法の1つとして、
脱銅電解法がある。この脱銅電解法とは、たとえば、チ
タン製の板あるいは網の表面に貴金属酸化物をコーティ
ングして得たアノードをボックス内に設置し、チタン板
やステンレス板を陰極として用い、陰極表面に銅を銅粉
として析出させる方法である。
銅電解の操業方法において、脱銅電解工程へ給液する電
解液は、調整することなく給液するために、電解液中の
ニッケル濃度、銅濃度、pHなどは、成り行き任せとな
っているため、必ずしも良好な操業状態が維持されては
いないものである。すなわち、電解液中の銅濃度が40
g/リットル以上となると脱銅電解系内でCu2+の量
が増加して、これが陰極側で生成した銅粉と不均化反応
Cu0+Cu2+=2Cu+を起こし、銅粉を再溶解
してしまい、その結果、陰極電流効率が低下してしまう
という問題がある。
銅濃度が高くなると、電解液の粘度が高くなり陽極に使
用している隔膜濾布が目詰まりし、これらにより電解電
圧が高くなる。この電解電圧の上昇は、電解液の温度を
80℃以上とし、塩化ビニル製のアノードボックスの変
形、濾布寿命の低下、その上、アノード表面のコーティ
ング材の剥離などを引き起こすという問題がある。
圧の上昇、及び、電解槽内温度が上昇する欠点を解消
し、低コストで安定的に余剰銅を銅粉として除去し得る
方法を提供することを目的とするものである。
を解決し、前記目的を達成するために研究を重ねた結
果、電解液中のニッケル濃度、銅濃度、pHなどをそれ
ぞれ特定範囲とすることにより目的を達し得ることを見
出して本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、銅を含有するニッケルマットを銅とニッケルとを含
有する溶液中に懸濁し、塩素を吹き込んでニッケル・銅
などの有価金属を浸出して得られた塩化物溶液を電解液
として銅を電解採取する方法において、電解槽に給液す
る電解液のニッケル濃度を100〜180g/リット
ル、銅濃度を30〜40g/リットルとし、pHを0〜
2.0とする塩化物浴からの脱銅電解法を特徴とするも
のであり、さらに前記電解液の調整に塩化ニッケル溶
液、塩酸溶液および/または水を用いる塩化物溶液から
の脱銅電解法である。
給液する電解液のニッケル濃度を100〜180g/リ
ットルと限定したのは、この範囲よりニッケル濃度が高
くなるとニッケルが塩化ニッケルとして、また電解液中
のカルシウムがセッコウとして析出してくるようになる
からである。なお、セッコウ源としての硫酸根は、ニッ
ケルマットを塩素によって浸出する際に、硫黄が酸化さ
れて生ずるものである。このように塩やセッコウが析出
すると、配管の閉塞が生じたり、アノードボックスの隔
膜の目が詰まったりするようになる。すなわち、配管が
閉塞すれば操業を停止しなければならなくなり、またア
ノードボックスの隔膜の目が詰まると隔膜抵抗が上昇
し、電解電圧が上昇して、従来と同様な電解液温度上昇
による弊害が発生する。さらに、ニッケル濃度がこの範
囲より低くなると、次工程での、たとえば、ニッケル電
解採取工程で水バランスがとれなくなり、廃液として電
解液を系外に排出しなければならなくなり、製造コスト
を高くすることになるからである。
電解槽内の二価の銅イオンが増加し過ぎ、陰極で生成し
た金属銅が不均化反応によって再溶解してしまい、電流
効率を低下させることになり、一方銅濃度が30g/リ
ットル未満であると、陰極上にニッケルが電着し始め、
系外に排出する銅粉中のニッケル含有量が上昇し、ニッ
ケルの損失が増加するからである。このために電解槽に
給液する電解液の銅濃度は前記範囲とする必要があるも
のである。
くなると、陰極へのニッケルの電着量が増加し、銅の回
収効率が低下するので、ニッケルの損失が増加すること
になり、場合によっては、電解液中の鉄が水酸化物とし
て析出し、アノードボックスの隔膜の閉塞が起こり、電
解電圧が上昇するようになる。逆に、pHが低すぎる
と、陰極で析出した金属銅が化学溶解されて、電解効率
が低下することになる。また、pHが0未満になると、
アノードボックスの隔膜やアノード表面のコーティング
の寿命がいちじるしく低下するものである。したがっ
て、pHは、0〜2.0とするものである。
に、塩化ニッケル溶液、塩酸溶液、水のうち少なくとも
1種類を使用して調整するものである。
がNi200g/リットル、Cu60g/リットル(C
u2+/TCu=0.5)の溶液を塩化ニッケル(Ni
60g/リットル、Cu<0.1g/リットル)溶液で
銅濃度を、下記する表1における実施例1の項に示すよ
うに調整して供給する電解液とした。電解条件は、電流
610A/カソード枚で給液量60ml/A・Hで行っ
た。得られた結果から下記数式1を用いてカソード電流
効率を求めた。これらの結果を表1に示す。
(%)/(Cu2+電気化学当量×通電時間×通電電
流)
を、表1における比較例1の項に示すように調整して電
解液とし、実施例1と同様に操作し、得られた結果を表
1に示す。表1に示す結果から、銅濃度が30〜40g
/リットルの範囲の場合に良好な結果が得られているこ
とがわかる。
トル一定とし、銅濃度(Cu2+/TCu=0.5)を
下記する表2における実施例2の項に示すように調整し
て電解液とし、電解槽へ給液する電解液温度を50〜5
2℃とした以外は、実施例1と同様に操作し、得られた
結果を表2に示す。
を180g/リットル一定とし、銅濃度(Cu2+/T
Cu=0.5)を表2における比較例2の項に示すよう
に調整して電解液とし、電解条件を実施例2と同様に操
作し、得られた結果を表2に示す。表2に示す結果から
も銅濃度が30〜40g/リットルの範囲で良好な電流
効率が得られることがわかり、その上、槽内温度もさほ
ど上昇しないこともわかる。
0.5)を35g/リットル一定とし、ニッケル濃度を
下記する表3における実施例3の項に示すように調整し
て電解液とし、電解条件を実施例2と同様にし、実施例
1と同様に操作して、得られた結果を表3に示す。
0.5)を35g/リットル一定とし、ニッケル濃度を
表3における比較例3の項に示すように調整して電解液
とし、電解条件を実施例2と同様にし、実施例1と同様
に操作して、得られた結果を表3に示す。
範囲で良好な電流効率が得られていることがわかる。ま
た、200g/リットルの場合には、二価の銅イオンの
電流効率が低下し、ニッケルの析出が認められ、さらに
電解槽電圧と槽内温度の上昇も認められる。なお、80
g/リットルでも電流効率は良好であるが、ニッケル回
収全体としての水バランスが崩れ、電解液を系外に排出
しなければならないために、ニッケル製造コストが高く
なり、したがって本発明の目的にはそぐわない。
トルとし、銅濃度(Cu2+/TCu=0.5)を35
g/リットルとし、pHを下記する表4における実施例
4の項に示すように変化させて、電解条件を実施例2と
同様にし、実施例1と同様に操作して、得られた銅粉中
のニッケル品位を求めた。その結果を表4に示す。
施例4と同様に操作し、得られた結果を同様に表4に示
す。
品位が急激に上昇し、ニッケルの損失が増加することが
わかる。
などを特定範囲として電解操作を行うようにしたので、
アノードボックスの隔膜の目詰まりによる電圧上昇、こ
れに付随する液温の上昇、配管の詰まりなどを防止で
き、高電流効率で脱銅電解操業の維持を可能にし得るな
ど顕著な効果が認められる。
Claims (2)
- 【請求項1】 銅を含有するニッケルマットを銅とニッ
ケルとを含有する溶液中に懸濁し、塩素を吹き込んで有
価金属を浸出して得られた塩化物溶液を電解液として銅
を電解採取する方法において、電解槽に給液する電解液
のニッケル濃度を100〜180g/リットル、銅濃度
を30〜40g/リットルとし、pHを0〜2.0とす
ることを特徴とする塩化物浴からの脱銅電解法。 - 【請求項2】 前記電解液の調整に塩化ニッケル溶液、
塩酸溶液、水のうち少なくとも1種類を用いることを特
徴とする請求項1記載の塩化物溶液からの脱銅電解法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30987895A JP3163612B2 (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 塩化物浴からの脱銅電解法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30987895A JP3163612B2 (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 塩化物浴からの脱銅電解法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09125280A true JPH09125280A (ja) | 1997-05-13 |
| JP3163612B2 JP3163612B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17998396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30987895A Expired - Lifetime JP3163612B2 (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 塩化物浴からの脱銅電解法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3163612B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101297953B1 (ko) * | 2010-10-01 | 2013-08-19 | 제이엑스 닛코 닛세키 킨조쿠 가부시키가이샤 | 코발트의 전해 채취 방법 |
| JP2017155342A (ja) * | 2017-05-19 | 2017-09-07 | 住友金属鉱山株式会社 | ニッケル塩素浸出工程における塩素浸出液の銅濃度の調整方法 |
-
1995
- 1995-11-02 JP JP30987895A patent/JP3163612B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101297953B1 (ko) * | 2010-10-01 | 2013-08-19 | 제이엑스 닛코 닛세키 킨조쿠 가부시키가이샤 | 코발트의 전해 채취 방법 |
| JP2017155342A (ja) * | 2017-05-19 | 2017-09-07 | 住友金属鉱山株式会社 | ニッケル塩素浸出工程における塩素浸出液の銅濃度の調整方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3163612B2 (ja) | 2001-05-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20110299225A1 (en) | Multi-coated electrode and method of making | |
| EP2650403A2 (en) | Electrorecovery of gold and silver from thiosulphate solutions | |
| JP2003247089A (ja) | インジウムの回収方法 | |
| CA1064856A (en) | Purification of nickel electrolyte by electrolytic oxidation | |
| JP3163612B2 (ja) | 塩化物浴からの脱銅電解法 | |
| JP5471735B2 (ja) | スズ、タリウムの除去方法およびインジウムの精製方法 | |
| JP2008266766A (ja) | ハロゲン系溶液からの板状電気銅の製造方法 | |
| AU736577B2 (en) | Process for the production of high purity copper metal from primary or secondary sulphides | |
| US7658833B2 (en) | Method for copper electrowinning in hydrochloric solution | |
| AU2007202071A1 (en) | Method for producing sheet-form electrolytic copper from halide solution | |
| JP2570076B2 (ja) | 高純度ニッケルの製造方法 | |
| US4115222A (en) | Method for electrolytic winning of lead | |
| JPH07300691A (ja) | 脱銅電解液の銅イオン濃度の調節方法 | |
| JP4501726B2 (ja) | 酸性塩化物水溶液からの鉄の電解採取方法 | |
| US3334034A (en) | Electrolytic method for the recovery of nickel and cobalt | |
| JP3805411B2 (ja) | 亜鉛の改良電解採取法 | |
| JPS6363637B2 (ja) | ||
| JPH05295467A (ja) | 塩化ニッケル溶液からの銅イオンの除去方法 | |
| EP1173626A1 (en) | Hydrometallurgical processing of lead materials in the presence of fluotitanate compounds | |
| JP2000054040A (ja) | ニッケル溶液の不純物除去方法 | |
| JP2007224400A (ja) | 塩化鉄水溶液から電解鉄の回収方法 | |
| JPH02254188A (ja) | 塩化銅溶液の電解処理方法 | |
| NO752548L (ja) | ||
| JP7067215B2 (ja) | コバルト電解採取方法 | |
| JP3099483B2 (ja) | In−Pb−Ag合金からInを回収する方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080302 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |