JPH09125606A - 垂れ部付き瓦 - Google Patents

垂れ部付き瓦

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JPH09125606A
JPH09125606A JP28320695A JP28320695A JPH09125606A JP H09125606 A JPH09125606 A JP H09125606A JP 28320695 A JP28320695 A JP 28320695A JP 28320695 A JP28320695 A JP 28320695A JP H09125606 A JPH09125606 A JP H09125606A
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JP
Japan
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hanging
hanging portion
tile
roof
sleeve
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Application number
JP28320695A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Kamiya
良信 神谷
Shunichi Niwa
春一 丹羽
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂れ部間に若干の隙間が生じても、雨滴の侵
入が好適に排除されることにより、屋根を容易に葺くこ
とのできる垂れ部付き瓦を提供する。 【解決手段】 袖瓦10(垂れ部付き瓦に相当)におけ
る垂れ部18の端面24に突設される突部26が、これ
に隣接する袖瓦10における垂れ部18の端面34に形
成される切欠36に受け入れられた状態で、屋根上に袖
瓦10が縦列配置される。従って、垂れ部18の表面4
2に沿って流れ落ち、垂れ部18間の隙間から侵入しよ
うとする雨滴は、垂れ部18の裏面46側へ流れること
ができず、常に重力に従って表面42側で落下させられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓦屋根の破風或い
は軒に用いられる垂れ部付き瓦に関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋根を葺くために用いられる瓦の種類と
しては、本瓦葺きの屋根地に使われる平瓦と丸瓦、桟瓦
葺きの屋根地に使われる桟瓦、および、屋根地の外縁
部、すなわち、軒或いは破風などの特定の部位に使われ
る軒瓦および袖瓦などが知られている。これらの瓦のう
ち、特に屋根地の外縁部に使われる瓦、すなわち、上記
軒瓦および袖瓦には、屋根地の外縁部からの雨滴の侵入
を排除させるために、軒瓦に関しては、本体の頭部側
(下端部側)の一辺から、又、袖瓦に関しては、本体の
桟部側(左端部側)或いは襟部側(右端部側)の一辺か
ら所定の幅寸法だけ垂れ下がり、且つその一辺と略同様
の長さを有する垂れ部が備えられている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところで、上記軒瓦および袖
瓦の乾燥或いは焼成工程においては、部位毎に不均一な
体積収縮が発生し、一般的に製品の寸法が不均一となる
ことは避けられなかった。そこで、屋根に瓦を葺く際に
は、垂れ部の一端部を隣接する瓦の垂れ部の他端部と略
密接させるために、たとえば上記垂れ部の合わせ面の不
要な出張りをグラインダ等を用いて切削除去したり、瓦
の配列を工夫することなどが、屋根地の外縁部からの雨
滴の侵入を排除するために必須な工程であった。このた
め、そのような複雑な工程を行うことは難しく、相当な
熟練を要し、しかも、作業能率を低下させる一因となっ
ていた。また、如何に熟練した屋根葺き職人といえど
も、垂れ部間のすき間を完全に埋めることは難しく、暴
風時などにおける雨滴の若干の侵入は看過せざるを得な
かった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、垂れ部間に若干
の隙間が生じても雨滴の侵入が好適に排除されることに
より、屋根を容易に葺くことのできる垂れ部付き瓦を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、略矩形状の本体の一
辺から所定の幅寸法だけ垂れ下がり且つ該一辺と略同様
の長さを有する垂れ部を備え、瓦屋根の破風或いは軒に
用いられる垂れ部付き瓦であって、(a)前記垂れ部の
一端部の端面のうちの厚み方向の一部が該垂れ部の幅方
向にわたって突設されることにより形成された突部と、
(b)前記垂れ部の他端部側に隣接する垂れ部付き瓦の
垂れ部の一端部に形成された前記突部を受け入れるため
に、前記垂れ部の他端部の端面のうちの厚み方向の一部
が該垂れ部の幅方向にわたって切り欠かれることにより
形成された切欠とを、含むことにある。
【0006】
【発明の効果】このようにすれば、垂れ部付き瓦におけ
る垂れ部の一端部の端面のうちの厚み方向の一部が垂れ
部の幅方向にわたって突設されることにより形成された
突部が、これに隣接する垂れ部付き瓦における垂れ部の
他端部の端面のうちの厚み方向の一部が垂れ部の幅方向
にわたって切り欠かれることにより形成された切欠内に
受け入れられた状態で、屋根上に垂れ部付き瓦が並列配
置される。このとき、相互に隣接させられる垂れ部付き
瓦における垂れ部間に若干の隙間が生じても、垂れ部の
一端部から突き出た突部と隣接する垂れ部の他端部に形
成される切欠とが厚み方向において重なった状態に保た
れるので、雨滴の侵入が突部によって好適に排除させら
れる。したがって、熟練を要することなく容易に且つ能
率良く屋根に瓦を葺くことが可能となる。また、垂れ部
間の水密性能が高められるので、暴風雨時などにおける
雨漏れが好適に防止される。
【0007】ここで、好適には、(c)前記垂れ部付き
瓦は、その横列方向の襟部または桟部から所定の幅寸法
だけ垂れ下がり且つ該襟部または桟部と略同様の長さを
有する垂れ部を備えた袖瓦であり、(d)前記突部は、
該垂れ部の両端部のうち該袖瓦の頭部側(下流側)の端
部であって、該垂れ部の厚み方向のうち該垂れ部の表面
側に形成され、(e)前記切欠は、該垂れ部の両端部の
うち該袖瓦の尻部側(上流側)の端部であって、該垂れ
部の厚み方向のうち該垂れ部の表面側に形成される。こ
のようにすれば、上記発明と同様の効果が得られるのに
加えて、垂れ部の表面側では、突部が切欠に対して上方
側に位置するので、垂れ部の表面に沿って流れ落ちると
共に相互に隣接させられる垂れ部間の隙間から侵入しよ
うとする雨滴は、垂れ部の裏面側へ流れることができ
ず、常に重力に従って表面側で落下させられる。このた
め、雨滴が切欠を介して垂れ部の裏面側に侵入すること
がなくなるので、暴風雨時などにおける雨漏りが一層好
適に防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例である袖
瓦10を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1は袖瓦10の使用態様を例示する図で
あり、図2は袖瓦10の構成を示す斜視図である。袖瓦
10は、図2に示されるように、全体として略矩形状を
成す本体12に、本体12の襟部14(右端部)或いは
桟部16(左端部)を形成する一辺から所定の幅寸法だ
け垂れ下がり、且つこの一辺と略同様の長さを有する垂
れ部18を備えたものである。袖瓦10には左右の別が
あり、屋根の平に向かって右側に使われるものは襟部1
4に垂れ部18を備えており(図2に示される袖瓦)、
左側に使われるものは桟部16に垂れ部18を備えてい
る(図示せず)。本実施例においては、袖瓦10が垂れ
部付き瓦に対応している。
【0010】袖瓦10は、図1に示されるように、瓦屋
根20の破風22における傾斜した下地面上に土を介し
て或いは直接に載置されるものであって、雨滴の侵入を
排除するために垂れ部18を破風22側に配置して、頭
部17(下端部)が隣接する袖瓦10の尻部19(上端
部)の上に重ねられた状態で縦列方向の一直線に沿って
整列した状態となるように、すなわち、配列方向に平行
な桟部16或いは襟部14が略一致するように順次配列
される。
【0011】図3は袖瓦10の裏面図であって、垂れ部
18の構成を詳説するものである。図3において、垂れ
部18の頭部17側の端面24から突設される突部26
は、先端面28と、先端面28のうちの垂れ部18の厚
み方向の中間部側から端面24に立ち下がる立下り面3
0とを備えており、垂れ部18の尻部19側の端面34
に形成される切欠36は、端面34のうちの垂れ部18
の厚み方向の中間部側から端面24側に向かって切り下
がる切下り面38(立下り面30と対向する)と、切下
り面38の先端部40から垂れ部18の表面42側に向
かう切欠端面44(先端面28と対向する)とを備えて
いる。
【0012】図4は、相互に隣接させられる一対の袖瓦
10の垂れ部18相互の係合関係を説明する図である。
図4において、一対の垂れ部18における突部26と切
欠36は、立下り面30と切下り面38、および先端面
28と切欠端面44とが互いに対向させられ、厚み方向
において重ねられた状態に保たれている。したがって、
突部26が切欠36に対して上方にあるので、袖瓦10
の成形過程において発生する垂れ部18の歪み等に起因
して、隣接させられる一対の垂れ部18間に若干の離隔
を生じたとしても、垂れ部18の表面46に沿って流れ
落ちると共に垂れ部18間の隙間から侵入しようとする
雨滴48は、垂れ部18の裏面46側に流れることがで
きず、常に重力に従って表面42側で落下させられる。
このため、垂れ部18の裏面46側に雨滴が侵入するこ
とがなくなる。
【0013】上述のように、本実施例によれば、袖瓦1
0における垂れ部18の端面24に突設される突部26
が、これに隣接する袖瓦10における垂れ部18の端面
34に形成される切欠36内に受け入れられた状態で、
瓦屋根20上に袖瓦10が縦列配置させられる。このと
き、相互に隣接させられる袖瓦10における垂れ部18
間に若干の隙間が生じても、突部26と切欠36とが厚
み方向において重ねられた状態に保たれるので、雨滴の
侵入が突部26によって好適に排除させられる。したが
って、熟練を要することなく容易に且つ能率良く屋根に
瓦を葺くことが可能となる。また、垂れ部18間の水密
性能が高められるので、暴風雨時などにおける雨漏りが
好適に防止される。
【0014】また、本実施例によれば、突部26が切欠
36に対して上方に位置するので、垂れ部18の表面4
2に沿って流れ落ち、垂れ部18間の隙間から侵入しよ
うとする雨滴48は、垂れ部18の裏面46側へ流れる
ことができず、常に重力に従って表面42側で落下させ
られる。このため、切欠36を介して垂れ部18の裏面
46側に侵入することが無くなるので、暴風雨時などに
おける雨漏りが一層好適に防止される。
【0015】さらに、本発明の他の実施例である軒瓦5
0について図面に基づいて詳細に説明する。なお、上述
の実施例と同一の構成を有するものについては、同一の
符号を付して説明を省略する。
【0016】図5は軒瓦50の使用態様を例示する図で
あり、図6は軒瓦50の構成を示す斜視図である。軒瓦
50は、図6に示されるように、全体として略矩形状を
成す本体52に、本体52の頭部54(下端部)を形成
する一辺から所定の幅寸法だけ垂れ下がり、且つこの一
辺と略同様の長さを有する垂れ部56を備えたものであ
る。本実施例においては、軒瓦50が垂れ部付き瓦に対
応している。
【0017】軒瓦50は、図5に示されるように、瓦屋
根20の軒58における傾斜した下地面上に土を介して
或いは直接に載置されるものであって、雨滴の侵入を排
除するために垂れ部56を軒58側に配置して、桟部6
0(左端部)が隣接する軒瓦50の襟部62(右端部)
の上に重ねられた状態で横列方向の一直線に沿って整列
した状態となるように、すなわち、配列方向に平行な尻
部64(上端部)が略一致するように順次配列される。
【0018】図7は軒瓦50の裏面図であって、垂れ部
56の構成を詳説するものである。図7において、垂れ
部56の襟部62側の端面66から突設される突部68
は、先端面70と、先端面70のうちの垂れ部56の厚
み方向の中間部側から端面66に立ち下がる立下り面7
2とを備えており、垂れ部56の桟部60側の端面74
に形成される切欠76は、端面74のうちの垂れ部56
の厚み方向の中間部側から端面66側に向かって切り下
がる切下り面78(立下り面72と対向する)と、切下
り面78の先端部80から垂れ部56の表面82側に向
かう切欠端面84(先端面70と対向する)とを備えて
いる。なお、突部68が桟部60側の端面74に、切欠
76が襟部62側の端面66に設けられていても構わな
い。
【0019】上述のように、本実施例によれば、軒瓦5
0における垂れ部56の端面66に突設される突部68
が、これに隣接する軒瓦50における垂れ部56の端面
74に形成される切欠76内に受け入れられた状態で、
瓦屋根20上に軒瓦50が横列配置させられる。このと
き、相互に隣接させられる軒瓦50における垂れ部56
間に若干の隙間が生じても、突部68と切欠76とが垂
れ部56の厚み方向において重なった状態に保たれるの
で、雨滴の侵入が突部68により好適に排除させられ
る。したがって、熟練を要することなく容易に且つ能率
良く屋根に瓦を葺くことが可能となる。また、垂れ部1
8間の水密性能が高められるので、暴風雨時などにおけ
る雨漏りが好適に防止される。
【0020】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0021】たとえば、前述の実施例においては、垂れ
部18および56には、それぞれ断面矩形状の突部2
6、68、および切欠36、76が設けられていたが、
図8に示されるような断面台形状の突部85および切欠
86、或いは、図9に示されるような断面凸状の突部8
7および断面凹状の切欠88が設けられていても同様の
効果を奏することができる。
【0022】また、前述の実施例においては、袖瓦10
において、垂れ部18の頭部17側の端面24に突部2
6が突設されており、垂れ部18の尻部19側の端面3
4に切欠36が形成されていたが、頭部17側の端面2
4に切欠36が形成され、尻部19側の端面34に突部
26が形成されていても構わない。このような構成にお
いても、垂れ部18相互の隙間から侵入する雨滴を排除
する一応の効果は得られる。
【0023】なお、上述したのは、あくまでも本発明の
一実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の変更が加えられ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である袖瓦の使用態様を例示
する図である。
【図2】図1の袖瓦の構成を示す斜視図である。
【図3】図1の袖瓦の裏面図であって、垂れ部の構成を
詳説するものである。
【図4】相互に隣接させられる一対の袖瓦の垂れ部相互
の係合関係を説明する図である。
【図5】本発明の他の実施例である軒瓦の使用態様を例
示する図である。
【図6】図5の軒瓦の構成を示す斜視図である。
【図7】図5の軒瓦の裏面図であって、垂れ部の構成を
詳説するものである。
【図8】垂れ部における突部および切欠の構成に関し
て、他の一実施例を示す図である。
【図9】垂れ部における突部および切欠の構成に関し
て、他の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
10:袖瓦 12:本体 18:垂れ部 26:突部 36:切欠 50:軒瓦 52:本体 56:垂れ部 68:突部 76:切欠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形状の本体の一辺から所定の幅寸法
    だけ垂れ下がり且つ該一辺と略同様の長さを有する垂れ
    部を備え、瓦屋根の破風或いは軒に用いられる垂れ部付
    き瓦であって、 前記垂れ部の一端部の端面のうちの厚み方向の一部が該
    垂れ部の幅方向にわたって突設されることにより形成さ
    れた突部と、 前記垂れ部の他端部側に隣接する垂れ部付き瓦の垂れ部
    の一端部に形成された前記突部を受け入れるために、前
    記垂れ部の他端部の端面のうちの厚み方向の一部が該垂
    れ部の幅方向にわたって切り欠かれることにより形成さ
    れた切欠とを、含むことを特徴とする垂れ部付き瓦。
  2. 【請求項2】 前記垂れ部付き瓦は、その横列方向の襟
    部または桟部から所定の幅寸法だけ垂れ下がり且つ該襟
    部または桟部と略同様の長さを有する垂れ部を備えた袖
    瓦であり、 前記突部は、該垂れ部の両端部のうち該袖瓦の頭部側の
    端部であって、該垂れ部の厚み方向のうち該垂れ部の表
    面側に形成され、 前記切欠は、該垂れ部の両端部のうち該袖瓦の尻部側の
    端部であって、該垂れ部の厚み方向のうち該垂れ部の表
    面側に形成されているものである請求項1記載の垂れ部
    付き瓦。
JP28320695A 1995-10-31 1995-10-31 垂れ部付き瓦 Pending JPH09125606A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297722A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Ito Giken:Kk 一文字軒瓦
JP2013147844A (ja) * 2012-01-19 2013-08-01 Shinto Co Ltd 袖瓦
JP2019044492A (ja) * 2017-09-04 2019-03-22 日本住環境株式会社 瓦屋根における袖瓦設置部構造

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