JPH09125917A - 頭上弁エンジンの動弁装置 - Google Patents
頭上弁エンジンの動弁装置Info
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- JPH09125917A JPH09125917A JP28018595A JP28018595A JPH09125917A JP H09125917 A JPH09125917 A JP H09125917A JP 28018595 A JP28018595 A JP 28018595A JP 28018595 A JP28018595 A JP 28018595A JP H09125917 A JPH09125917 A JP H09125917A
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- valve
- spring
- intake
- rocker arm
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弁の偏摩耗を低減できる頭上弁エンジンの動
弁装置を提供する。 【解決手段】 吸排気バルブ12の上部にスプリングリ
テーナ16を固定し、シリンダヘッド上壁3aとスプリ
ングリテーナ16の間にバルブスプリング24を介装し
ている。ロッカアーム6の出力端部10をバルブステム
13の軸中心Oから偏心させて当接させるとともに、バ
ルブスプリング24の上端とスプリングリテーナ16の
下面との間にスラストベアリング21を設けている。ロ
ッカアーム6の揺動に伴って出力端部10が吸排気バル
ブ12を下押し、吸排気バルブ12を軸中心O回りに回
転させる力が発生するが、スラストベアリング21を介
在させているので、吸排気バルブ12の回転を抑制する
バルブスプリング24の摩擦力を大幅に低減することが
でき、瞬間的に生じる小さな回転操作力でも吸排気バル
ブ12を良好に回転させることができる。
弁装置を提供する。 【解決手段】 吸排気バルブ12の上部にスプリングリ
テーナ16を固定し、シリンダヘッド上壁3aとスプリ
ングリテーナ16の間にバルブスプリング24を介装し
ている。ロッカアーム6の出力端部10をバルブステム
13の軸中心Oから偏心させて当接させるとともに、バ
ルブスプリング24の上端とスプリングリテーナ16の
下面との間にスラストベアリング21を設けている。ロ
ッカアーム6の揺動に伴って出力端部10が吸排気バル
ブ12を下押し、吸排気バルブ12を軸中心O回りに回
転させる力が発生するが、スラストベアリング21を介
在させているので、吸排気バルブ12の回転を抑制する
バルブスプリング24の摩擦力を大幅に低減することが
でき、瞬間的に生じる小さな回転操作力でも吸排気バル
ブ12を良好に回転させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は頭上弁エンジンの動
弁装置に関し、さらに詳しくは弁の耐久性を向上させる
ことのできる頭上弁エンジンの動弁装置に関する。
弁装置に関し、さらに詳しくは弁の耐久性を向上させる
ことのできる頭上弁エンジンの動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの動弁装置はカムの作用を正確
に吸気バルブ、排気バルブに伝えて、バルブを開閉させ
るもので、カム軸の配置やバルブの配置により、オーバ
ーヘッドカム型(以下、OHC型という)、オーバヘッ
ドバルブ型(以下、OHV型という)などがある。
に吸気バルブ、排気バルブに伝えて、バルブを開閉させ
るもので、カム軸の配置やバルブの配置により、オーバ
ーヘッドカム型(以下、OHC型という)、オーバヘッ
ドバルブ型(以下、OHV型という)などがある。
【0003】図4は従来のOHV型の動弁装置を採用し
た縦型エンジンの要部縦断面図である。この縦型エンジ
ン101は、シリンダブロックにシリンダヘッド103
を組付け、シリンダヘッド103にヘッドカバー104
を組み付けている。ヘッドカバー104内はロッカーア
ーム室105とされ、ロッカアーム室105内にはロッ
カーアーム106を揺動自在に支持するスタッドボルト
107が立設されている。
た縦型エンジンの要部縦断面図である。この縦型エンジ
ン101は、シリンダブロックにシリンダヘッド103
を組付け、シリンダヘッド103にヘッドカバー104
を組み付けている。ヘッドカバー104内はロッカーア
ーム室105とされ、ロッカアーム室105内にはロッ
カーアーム106を揺動自在に支持するスタッドボルト
107が立設されている。
【0004】ロッカーアーム106の入力端部108に
は、プッシュロッド109が当接するように配置され、
プッシュロッド109は図示しないクランク軸に連動す
る動弁カム軸により昇降動作するように構成されてい
る。吸排気弁112の開弁時には、ロッカーアーム10
6の出力端部110はバルブステムエンド117を下押
すように構成されている。
は、プッシュロッド109が当接するように配置され、
プッシュロッド109は図示しないクランク軸に連動す
る動弁カム軸により昇降動作するように構成されてい
る。吸排気弁112の開弁時には、ロッカーアーム10
6の出力端部110はバルブステムエンド117を下押
すように構成されている。
【0005】この弁機構においては、バルブステム11
3の上部に形成された溝114に固定部材145を用い
てスプリングリテーナ116を固定し、スプリングリテ
ーナ116の下面外周域119とシリンダヘッド上壁1
03aとの間にバルブスプリング124を介装させた構
成となっている。
3の上部に形成された溝114に固定部材145を用い
てスプリングリテーナ116を固定し、スプリングリテ
ーナ116の下面外周域119とシリンダヘッド上壁1
03aとの間にバルブスプリング124を介装させた構
成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような弁機構に
おいて弁面130と弁座129との当りが偏ると弁座1
29の気密性が低下することになる。このような偏摩耗
の問題に対して、ロッカアーム形OHC型ではバルブス
テムエンド117と当接するロッカアーム106の出力
端部110をバルブステム113の軸中心から偏心させ
て、バルブ112に回転操作力を与え、弁座129との
当りが均一になるように構成しているものがある。
おいて弁面130と弁座129との当りが偏ると弁座1
29の気密性が低下することになる。このような偏摩耗
の問題に対して、ロッカアーム形OHC型ではバルブス
テムエンド117と当接するロッカアーム106の出力
端部110をバルブステム113の軸中心から偏心させ
て、バルブ112に回転操作力を与え、弁座129との
当りが均一になるように構成しているものがある。
【0007】このようなロッカアーム形OHC型におい
ては、カムの回転力がプッシュロッド109を介さずに
ロッカアーム106の入力端部108に入力されるの
で、ロッカアーム106の出力端部110がバルブステ
ムエンド117に当接している時間が長くなり、バルブ
112を回転させやすい。また、一般にOHC型におい
てはOHV型に比べてエンジン回転数が高い場合が多い
ので、単位時間当たりの回転操作力が強くなりバルブ1
12は偏摩耗を防止する上で十分な回転を行うことがで
きる。
ては、カムの回転力がプッシュロッド109を介さずに
ロッカアーム106の入力端部108に入力されるの
で、ロッカアーム106の出力端部110がバルブステ
ムエンド117に当接している時間が長くなり、バルブ
112を回転させやすい。また、一般にOHC型におい
てはOHV型に比べてエンジン回転数が高い場合が多い
ので、単位時間当たりの回転操作力が強くなりバルブ1
12は偏摩耗を防止する上で十分な回転を行うことがで
きる。
【0008】これに対し、図4に示すようなロッカアー
ム形OHV型においては、プッシュロッド109を介し
てロッカアーム106に操作力が伝わる構成となってい
るので、プッシュロッド109の熱膨張の分だけ、入力
端部108、出力端部110のクリアランスが大きく設
定されている。したがって、バルブステム113の軸中
心から偏心させた状態でロッカアーム106の出力端部
110を当接させても、図4に示すような構成ではクリ
アランスの分、出力端部110がバルブステムエンド1
17を瞬間的に押すような作動になり、バルブ112に
十分な回転操作力を与えることができず、結果としてバ
ルブ112が回転しないという問題がある。
ム形OHV型においては、プッシュロッド109を介し
てロッカアーム106に操作力が伝わる構成となってい
るので、プッシュロッド109の熱膨張の分だけ、入力
端部108、出力端部110のクリアランスが大きく設
定されている。したがって、バルブステム113の軸中
心から偏心させた状態でロッカアーム106の出力端部
110を当接させても、図4に示すような構成ではクリ
アランスの分、出力端部110がバルブステムエンド1
17を瞬間的に押すような作動になり、バルブ112に
十分な回転操作力を与えることができず、結果としてバ
ルブ112が回転しないという問題がある。
【0009】これは、スプリングリテーナ116が回転
しようとしてもスプリングリテーナ116の下面とバル
ブスプリング124の上端との間の摩擦力、あるいはバ
ルブスプリング124の下端とシリンダヘッド上壁10
3aとの間の摩擦力が偏心による回転操作力よりも大き
いためであると考えられる。
しようとしてもスプリングリテーナ116の下面とバル
ブスプリング124の上端との間の摩擦力、あるいはバ
ルブスプリング124の下端とシリンダヘッド上壁10
3aとの間の摩擦力が偏心による回転操作力よりも大き
いためであると考えられる。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、OHV型(頭上弁型)
の動弁装置において弁の回転を良好に行わせ、弁の耐久
性を向上させることのできる頭上弁エンジンの動弁装置
を提供することにある。
の動弁装置において弁の回転を良好に行わせ、弁の耐久
性を向上させることのできる頭上弁エンジンの動弁装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の頭上弁エンジンの動弁装置を、例えば、
図1及び図2を参照して説明すれば、吸排気バルブ12
をシリンダヘッド3に取り付け、シリンダブロックにカ
ム軸を設け、カムの作動によりプッシュロッド9、ロッ
カアーム6を介して吸排気バルブ12を開閉駆動するよ
うに構成し、吸排気バルブ12の上部にスプリングリテ
ーナ16を固定し、シリンダヘッド上壁3aとスプリン
グリテーナ16の間にバルブスプリング24を介装した
頭上弁エンジンの動弁装置において、ロッカアーム6の
出力端部10をバルブステム13の軸中心Oから偏心さ
せて当接させるとともに、バルブスプリング24の上端
とスプリングリテーナ16の下面との間、バルブスプリ
ング24の下端とシリンダヘッド上壁3aの間の少なく
とも一方にスラストベアリング21を設けたことを特徴
とする。
めの請求項1の頭上弁エンジンの動弁装置を、例えば、
図1及び図2を参照して説明すれば、吸排気バルブ12
をシリンダヘッド3に取り付け、シリンダブロックにカ
ム軸を設け、カムの作動によりプッシュロッド9、ロッ
カアーム6を介して吸排気バルブ12を開閉駆動するよ
うに構成し、吸排気バルブ12の上部にスプリングリテ
ーナ16を固定し、シリンダヘッド上壁3aとスプリン
グリテーナ16の間にバルブスプリング24を介装した
頭上弁エンジンの動弁装置において、ロッカアーム6の
出力端部10をバルブステム13の軸中心Oから偏心さ
せて当接させるとともに、バルブスプリング24の上端
とスプリングリテーナ16の下面との間、バルブスプリ
ング24の下端とシリンダヘッド上壁3aの間の少なく
とも一方にスラストベアリング21を設けたことを特徴
とする。
【0012】
【作用】請求項1の頭上弁エンジンの動弁装置によれ
ば、ロッカアーム6の出力端部10をバルブステム13
の軸中心Oから偏心させて当接させることにより、ロッ
カアーム6の揺動に伴ってバルブ12を下押す時に、バ
ルブステム13を軸中心O回りに回転させる力が発生す
る。ここで、この発明ではバルブスプリング24の上端
とスプリングリテーナ16の下面との間、バルブスプリ
ング24の下端とシリンダヘッド上壁3aの間の少なく
とも一方にスラストベアリング21を設けているので、
バルブ12の回転を抑制するバルブスプリング24の摩
擦力を大幅に低減することができ、瞬間的に生じる小さ
な回転操作力でも吸排気バルブ12を良好に回転させる
ことができる。
ば、ロッカアーム6の出力端部10をバルブステム13
の軸中心Oから偏心させて当接させることにより、ロッ
カアーム6の揺動に伴ってバルブ12を下押す時に、バ
ルブステム13を軸中心O回りに回転させる力が発生す
る。ここで、この発明ではバルブスプリング24の上端
とスプリングリテーナ16の下面との間、バルブスプリ
ング24の下端とシリンダヘッド上壁3aの間の少なく
とも一方にスラストベアリング21を設けているので、
バルブ12の回転を抑制するバルブスプリング24の摩
擦力を大幅に低減することができ、瞬間的に生じる小さ
な回転操作力でも吸排気バルブ12を良好に回転させる
ことができる。
【0013】
【発明の効果】上記作用において説明したように、請求
項1の発明によれば、以下の特有の効果を奏する。 (イ)回転操作力が弱い頭上弁エンジンの動弁装置でも
吸排気バルブの回転を良好に行わせることができるの
で、弁座の偏摩耗を低減して弁の耐久性を向上させるこ
とができる。 (ロ)従来の弁機構にスラストベアリングを介装するだ
けでよいので、低コストで実施できる。
項1の発明によれば、以下の特有の効果を奏する。 (イ)回転操作力が弱い頭上弁エンジンの動弁装置でも
吸排気バルブの回転を良好に行わせることができるの
で、弁座の偏摩耗を低減して弁の耐久性を向上させるこ
とができる。 (ロ)従来の弁機構にスラストベアリングを介装するだ
けでよいので、低コストで実施できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を示す添付図面に
よって、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の第1
実施形態に係るエンジンの動弁装置を示すエンジン要部
の縦断面図である。
よって、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の第1
実施形態に係るエンジンの動弁装置を示すエンジン要部
の縦断面図である。
【0015】この動弁装置は、縦形OHV型エンジン1
に適用した構成を示している。この縦形OHV型エンジ
ン1は、シリンダブロック(図示せず)にシリンダヘッ
ド3を組付け、シリンダヘッド3にヘッドカバー4を組
み付けている。ヘッドカバー4内はロッカーアーム室5
とされ、ロッカアーム室5内にはロッカーアーム6を揺
動自在に支持するスタッドボルト7が立設されている。
ロッカーアーム6の入力端部8には、プッシュロッド9
が当接するように配置され、プッシュロッド9はクラン
ク軸に連動する動弁カム軸(図示せず)により昇降動作
するように構成されている。吸排気弁12の開弁時に
は、ロッカーアーム6の出力端部10は吸排気弁12の
バルブエンドケース11を下に押すように構成されてい
る。
に適用した構成を示している。この縦形OHV型エンジ
ン1は、シリンダブロック(図示せず)にシリンダヘッ
ド3を組付け、シリンダヘッド3にヘッドカバー4を組
み付けている。ヘッドカバー4内はロッカーアーム室5
とされ、ロッカアーム室5内にはロッカーアーム6を揺
動自在に支持するスタッドボルト7が立設されている。
ロッカーアーム6の入力端部8には、プッシュロッド9
が当接するように配置され、プッシュロッド9はクラン
ク軸に連動する動弁カム軸(図示せず)により昇降動作
するように構成されている。吸排気弁12の開弁時に
は、ロッカーアーム6の出力端部10は吸排気弁12の
バルブエンドケース11を下に押すように構成されてい
る。
【0016】この吸気弁機構、排気弁機構は以下のよう
に構成されている。吸排気バルブ12のバルブステム1
3の上部に溝14を周設し、分割コレット15によりス
プリングリテーナ16にバルブステムエンド17を固定
している。バルブステムエンド17にはバルブエンドケ
ース11が被せられ、分割コレット15がバルブエンド
ケース11を固定した状態で、バルブステムエンド17
をスプリングリテーナ16に固定する。バルブエンドケ
ース11の直径Dはバルブステム径dより大きく設定し
ている。
に構成されている。吸排気バルブ12のバルブステム1
3の上部に溝14を周設し、分割コレット15によりス
プリングリテーナ16にバルブステムエンド17を固定
している。バルブステムエンド17にはバルブエンドケ
ース11が被せられ、分割コレット15がバルブエンド
ケース11を固定した状態で、バルブステムエンド17
をスプリングリテーナ16に固定する。バルブエンドケ
ース11の直径Dはバルブステム径dより大きく設定し
ている。
【0017】スプリングリテーナ16の下面は段付20
となっており、その段付20にスラストベアリング21
のバルブステムエンド側の受座(以下、上受座22とい
う)が嵌合されている。スラストべアリング21のバル
ブヘッド側の受座(以下、下受座23という)とシリン
ダヘッド上壁3aとの間にバルブスプリング24が介装
されており、バルブスプリング24の上端が下弁座23
に当接した状態になっている。
となっており、その段付20にスラストベアリング21
のバルブステムエンド側の受座(以下、上受座22とい
う)が嵌合されている。スラストべアリング21のバル
ブヘッド側の受座(以下、下受座23という)とシリン
ダヘッド上壁3aとの間にバルブスプリング24が介装
されており、バルブスプリング24の上端が下弁座23
に当接した状態になっている。
【0018】ロッカアーム6の出力端部10は図2
(A)(B)に示すようにバルブエンドケース11の軸
中心O、つまり吸排気バルブ12の軸中心Oに対して偏
心した位置Pにおいて当接して、図2(A)において想
像線で示すようにロッカアーム6の揺動動作によって吸
排気バルブ12を下押すように構成されている。
(A)(B)に示すようにバルブエンドケース11の軸
中心O、つまり吸排気バルブ12の軸中心Oに対して偏
心した位置Pにおいて当接して、図2(A)において想
像線で示すようにロッカアーム6の揺動動作によって吸
排気バルブ12を下押すように構成されている。
【0019】上記構成のエンジンの動弁装置の作用につ
いて説明する。図示しない動弁カム軸が回転すると、プ
ッシュロッド9が上下運動を行い、ロッカアーム6の入
力端部8を押し上げることにより、ロッカアーム6の出
力端部10が下降して、バルブエンドケース11を下押
す運動を動弁カム軸の回転に伴って周期的に繰り返す。
いて説明する。図示しない動弁カム軸が回転すると、プ
ッシュロッド9が上下運動を行い、ロッカアーム6の入
力端部8を押し上げることにより、ロッカアーム6の出
力端部10が下降して、バルブエンドケース11を下押
す運動を動弁カム軸の回転に伴って周期的に繰り返す。
【0020】図2(A)はその様子を示す縦断面図、図
2(B)は平面図である。図2(A)においてロッカア
ーム6の出力端部10が下方に移動すると、出力端部1
0が当接するバルブエンドケース11は図2(A)
(B)において矢印Fで示す方向の圧接力を受ける。出
力端部10が当接するバルブエンドケース11の位置P
は軸中心Oから偏心しているので、この圧接力はバルブ
12を軸中心O回りに回転させる力となる。
2(B)は平面図である。図2(A)においてロッカア
ーム6の出力端部10が下方に移動すると、出力端部1
0が当接するバルブエンドケース11は図2(A)
(B)において矢印Fで示す方向の圧接力を受ける。出
力端部10が当接するバルブエンドケース11の位置P
は軸中心Oから偏心しているので、この圧接力はバルブ
12を軸中心O回りに回転させる力となる。
【0021】ここで、本実施形態においては、図1に示
すようにバルブスプリング24とスプリングリテーナ1
6との間にはスラストベアリング21が設けられている
ので、上記回転力によって、スラストベアリング21の
転動体25(図1においてはコロ)が回転することによ
り上受座22と下受座23は相対的に回転移動すること
になる。
すようにバルブスプリング24とスプリングリテーナ1
6との間にはスラストベアリング21が設けられている
ので、上記回転力によって、スラストベアリング21の
転動体25(図1においてはコロ)が回転することによ
り上受座22と下受座23は相対的に回転移動すること
になる。
【0022】この作用により、従来のようにバルブスプ
リング24の上端とスプリングリテーナ16との間に発
生する摩擦力によりバルブステム13の回転を抑止する
ことが起こらず、吸排気バルブ12はロッカカーム6の
揺動動作にしたがって、シリンダヘッド3に対して円滑
に回転することになる。
リング24の上端とスプリングリテーナ16との間に発
生する摩擦力によりバルブステム13の回転を抑止する
ことが起こらず、吸排気バルブ12はロッカカーム6の
揺動動作にしたがって、シリンダヘッド3に対して円滑
に回転することになる。
【0023】即ち、図4に示すような従来の構成なら
ば、ロッカアーム6の出力端部10がバルブエンドケー
ス11に当接して下押すだけでは、上記回転力は摩擦力
に打ち勝つことができずバルブ12が回転することはで
きないが、本実施形態においては、スラストベアリング
21の摩擦低減効果により、良好にバルブ12を回転さ
せることができる。バルブ12が回転をすると、吸排気
ポート28の弁座29と弁面30の接触箇所を変えるこ
とができ、局部的な偏磨耗が発生することを抑制するこ
とができる。
ば、ロッカアーム6の出力端部10がバルブエンドケー
ス11に当接して下押すだけでは、上記回転力は摩擦力
に打ち勝つことができずバルブ12が回転することはで
きないが、本実施形態においては、スラストベアリング
21の摩擦低減効果により、良好にバルブ12を回転さ
せることができる。バルブ12が回転をすると、吸排気
ポート28の弁座29と弁面30の接触箇所を変えるこ
とができ、局部的な偏磨耗が発生することを抑制するこ
とができる。
【0024】
【実施形態2】図3(A)は本発明の動弁装置の第2実
施形態を説明するための要部縦断面図である。この第2
実施形態が前記第1実施形態と異なる点は、バルブプリ
ング24のシリンダヘッド上壁3aに直接にバルブスプ
リング24を介装するのではなく、バルブスプリング2
4の上端にスラストベアリング21を介装したように、
バルブスプリング24の下端とシリンダヘッド上壁3a
の間にもスラストベアリング21を設けた点のみであ
る。
施形態を説明するための要部縦断面図である。この第2
実施形態が前記第1実施形態と異なる点は、バルブプリ
ング24のシリンダヘッド上壁3aに直接にバルブスプ
リング24を介装するのではなく、バルブスプリング2
4の上端にスラストベアリング21を介装したように、
バルブスプリング24の下端とシリンダヘッド上壁3a
の間にもスラストベアリング21を設けた点のみであ
る。
【0025】シリンダヘッド上壁3aのバルブスプリン
グ24が介装される位置には、スラストベアリング21
が収容される凹部32が設けられ、その凹部32にスラ
ストベアリング21を収容した後、バルブスプリング2
4が介装される。この実施形態であると、1つの弁機構
にスラストベアリング21が2つ必要になることになる
が、バルブスプリング21の上端、下端での回転摩擦を
大幅に低減して、偏摩耗を低減することができる。
グ24が介装される位置には、スラストベアリング21
が収容される凹部32が設けられ、その凹部32にスラ
ストベアリング21を収容した後、バルブスプリング2
4が介装される。この実施形態であると、1つの弁機構
にスラストベアリング21が2つ必要になることになる
が、バルブスプリング21の上端、下端での回転摩擦を
大幅に低減して、偏摩耗を低減することができる。
【0026】
【実施形態3】図3(B)は本発明の動弁装置の第3実
施形態を説明するための要部縦断面図である。この第3
実施形態が前記第1実施形態と異なる点は、バルブスプ
リング24の上端にスラストベアリング21を介装する
のではなく、バルブスプリング24の下端のみにスラス
トベアリング21を介装するようにした点のみである。
施形態を説明するための要部縦断面図である。この第3
実施形態が前記第1実施形態と異なる点は、バルブスプ
リング24の上端にスラストベアリング21を介装する
のではなく、バルブスプリング24の下端のみにスラス
トベアリング21を介装するようにした点のみである。
【0027】この実施形態においては、バルブスプリン
グ24の下端の摩擦抵抗が小さいのに対し、スプリング
リテーナ16に当接するバルブスプリング24の上端の
摩擦抵抗は大きいままである。したがって、スプリング
リテーナ16、バルブスプリング24、及びスラストベ
アリング21の上受座22がともに回転し、シリンダヘ
ッド上壁3aに固定された下受座23との間の転動体2
5の回転により、摩擦抵抗を低減させる。
グ24の下端の摩擦抵抗が小さいのに対し、スプリング
リテーナ16に当接するバルブスプリング24の上端の
摩擦抵抗は大きいままである。したがって、スプリング
リテーナ16、バルブスプリング24、及びスラストベ
アリング21の上受座22がともに回転し、シリンダヘ
ッド上壁3aに固定された下受座23との間の転動体2
5の回転により、摩擦抵抗を低減させる。
【0028】この構成であると、バルブスプリング24
が吸排気バルブ12とともに回転するので、バルブスプ
リング24の重量の分だけ第1実施形態に比べて回転が
少し抑制されるが、従来の構成と比較すれば弁座29の
偏磨耗を良好に防ぐことができる。
が吸排気バルブ12とともに回転するので、バルブスプ
リング24の重量の分だけ第1実施形態に比べて回転が
少し抑制されるが、従来の構成と比較すれば弁座29の
偏磨耗を良好に防ぐことができる。
【0029】この発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において
種々の設計変更を施すことが可能である。以下、そのよ
うな実施形態を説明する。 (1)前記実施形態においては吸排気バルブ12の軸中
心Oから大きな偏心距離を取るために、バルブステムエ
ンド17に直径が大きなバルブエンドケース11を被せ
るようにしたが、直径dのバルブステムエンド17に直
接ロッカアーム6の出力端部10を当接させるようにし
てもよい。
ではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において
種々の設計変更を施すことが可能である。以下、そのよ
うな実施形態を説明する。 (1)前記実施形態においては吸排気バルブ12の軸中
心Oから大きな偏心距離を取るために、バルブステムエ
ンド17に直径が大きなバルブエンドケース11を被せ
るようにしたが、直径dのバルブステムエンド17に直
接ロッカアーム6の出力端部10を当接させるようにし
てもよい。
【0030】(2)前記実施例ではスプリングリテーナ
16とスラストベアリング21とを別部品で構成した
が、スプリングリテーナ16の上半部をスラストベアリ
ング21の上受座22とし、スプリングリテーナ16の
下半部をスラストベアリング21の下受座23として、
スラストベアリング21でスプリングリテーナ16を構
成してもよい。この場合は、上受座22にバルブステム
エンド17が固定されることになる。
16とスラストベアリング21とを別部品で構成した
が、スプリングリテーナ16の上半部をスラストベアリ
ング21の上受座22とし、スプリングリテーナ16の
下半部をスラストベアリング21の下受座23として、
スラストベアリング21でスプリングリテーナ16を構
成してもよい。この場合は、上受座22にバルブステム
エンド17が固定されることになる。
【図1】本発明の第1実施形態に係るエンジンの動弁装
置を示すエンジン要部の縦断面図である。
置を示すエンジン要部の縦断面図である。
【図2】図2(A)は第1実施形態における動作説明
図、図2(B)は要部平面図である。
図、図2(B)は要部平面図である。
【図3】図3(A)は本発明の第2実施形態を説明する
ための要部縦断面図、図3(B)は本発明の第3実施形
態を説明するための要部縦断面図である。
ための要部縦断面図、図3(B)は本発明の第3実施形
態を説明するための要部縦断面図である。
【図4】従来のOHV型の動弁装置を採用した縦型エン
ジンの要部縦断面図である。
ジンの要部縦断面図である。
3…シリンダヘッド、3a…シリンダヘッド上壁、6…
ロッカアーム、9…プッシュロッド、10…出力端部、
12…吸排気バルブ、13…バルブステム、16…スプ
リングリテーナ、21…スラストベアリング、24…バ
ルブスプリング、O…バルブステムの軸中心。
ロッカアーム、9…プッシュロッド、10…出力端部、
12…吸排気バルブ、13…バルブステム、16…スプ
リングリテーナ、21…スラストベアリング、24…バ
ルブスプリング、O…バルブステムの軸中心。
Claims (1)
- 【請求項1】 吸排気バルブ(12)をシリンダヘッド
(3)に取り付け、シリンダブロックにカム軸を設け、
カムの作動によりプッシュロッド(9)、ロッカアーム
(6)を介して吸排気バルブ(12)を開閉駆動するよ
うに構成し、吸排気バルブ(12)の上部にスプリング
リテーナ(16)を固定し、シリンダヘッド上壁(3
a)とスプリングリテーナ(16)の間にバルブスプリ
ング(24)を介装した頭上弁エンジンの動弁装置にお
いて、 ロッカアーム(6)の出力端部(10)をバルブステム
(13)の軸中心(O)から偏心させて当接させるとと
もに、 バルブスプリング(24)の上端とスプリングリテーナ
(16)の下面との間、バルブスプリング(24)の下
端とシリンダヘッド上壁(3a)の間の少なくとも一方
にスラストベアリング(21)を設けたことを特徴とす
る、頭上弁エンジンの動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28018595A JPH09125917A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 頭上弁エンジンの動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28018595A JPH09125917A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 頭上弁エンジンの動弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09125917A true JPH09125917A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17621488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28018595A Pending JPH09125917A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 頭上弁エンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09125917A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018534461A (ja) * | 2014-12-29 | 2018-11-22 | ルノー エス.ア.エス.Renault S.A.S. | エンジン分配デバイスのためのブレーカアーム |
| WO2022011202A1 (en) * | 2020-07-09 | 2022-01-13 | GT Technologies | Rocker arm assembly |
-
1995
- 1995-10-27 JP JP28018595A patent/JPH09125917A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018534461A (ja) * | 2014-12-29 | 2018-11-22 | ルノー エス.ア.エス.Renault S.A.S. | エンジン分配デバイスのためのブレーカアーム |
| WO2022011202A1 (en) * | 2020-07-09 | 2022-01-13 | GT Technologies | Rocker arm assembly |
| US11326480B2 (en) | 2020-07-09 | 2022-05-10 | Gt Technologies, Inc. | Rocker arm assembly |
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