JPH09126548A - 間接加熱式温水機の出湯温度安定方法と装置 - Google Patents

間接加熱式温水機の出湯温度安定方法と装置

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JPH09126548A
JPH09126548A JP7302218A JP30221895A JPH09126548A JP H09126548 A JPH09126548 A JP H09126548A JP 7302218 A JP7302218 A JP 7302218A JP 30221895 A JP30221895 A JP 30221895A JP H09126548 A JPH09126548 A JP H09126548A
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water
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supply pipe
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賢治 田畑
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のシャワーヘッドに水対水熱交換器によ
り加温された湯を出湯するにおいて、出湯停止からシャ
ワー1個開の場合のように出湯量が僅かに増加するとき
でも出湯温度を設定温度の±3℃内に保つ。 【解決手段】 本発明は、バーナ11により缶体12内で沸
き上げられる缶水と給水口21から供給される水とを熱交
換器19内で熱交換させた湯を出湯口24から複数のシャワ
ーヘッドへ供給する温度調節器29およびインバータ30を
用い循環ポンプ17を制御してきた装置において、給水管
22と給湯管22aとを電磁弁32により開閉するバイパス配
管31で連結し、電磁弁32の開閉は湯温センサー26に連結
された比例積分微分制御を行う温度調節器29および基盤
34により制御し、湯温センサー26が検知する出湯温度が
設定温度を超えると電磁弁32が開き給水管22から水を給
湯管22aを通る湯に加え湯温の上昇を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水・水熱交換器を用いる
間接加熱式温水機の出湯温度安定方法と装置、例えば、
所定の缶水温度を得るために缶水を循環させるポンプの
回転数を変化させるインバータを用いる間接加熱式温水
機の使用において、例えば出湯停止からシャワー1個開
になる過渡期に出湯温度を安定化させる方法とその方法
を実施する装置に関し、具体的には、120,000 Kcal/h
程度の能力の前記温水機による給湯において、給湯量が
毎分12リットル〜60リットル (12l〜60l/min )の範
囲内にある場合、出湯停止から12l/min に変化したと
きでも出湯温度の設定温度からのずれを所定値(例えば
±3℃)内に制御し、競技場や競馬場、スポーツマンや
競走馬のトレーニング・センター等に設置された複数の
シャワーへ出湯するときの出湯温度を安定化するための
方法と装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は本出願人が開発した間接加熱式温
水機10(以下、単に温水機と呼称する。)の原理を示す
構成図で、図中、11はバーナ (例えばガスバーナ) , 12
は缶体, 13は一般に缶水と呼称される燃焼室と缶体12と
の間の空間に供給される水で沸き上げられて湯となり熱
交換に用いられるもので図には斜め破線で示す。14は火
炎, 15は燃焼室, 16は給水口, 17は循環ポンプ,18は缶
水導管, 19は熱交換器,21は給水口, 22は給水管, 22a
は給湯管,23はサージタンク, 24は出湯口, 25は給水温
度センサー, 26は湯温センサー, 27は出湯温度センサ
ー, 28は缶水温度センサー, 29は温度調節器, 30はイン
バータである。
【0003】缶体13には給水口16から白抜矢印iで示さ
れる如く水が供給されて缶水13として貯えられ、缶水13
はバーナ11が燃焼室15内に生成する火炎14によって加熱
され、加熱された缶水(沸上げ湯)はポンプ17により白
抜矢印Aで示す如く缶水導管18内を熱交換器19を経由し
て循環せしめられる。缶水13は1次側流体とも呼称され
る。
【0004】給水口21から給水される水は、給水管22内
を黒矢印で示されるように送られ、熱交換器19内におい
て加熱された缶水13と熱交換し加温されて湯となり、湯
は給湯管22aを通ってサージタンク23に送られ同タンク
内に貯えられ、出湯口24から図示されないシャワーへ供
給される。給水口21から給水される水の温度 (供給水
温) は給水温度センサー25により、熱交換により加温さ
れ給湯管22a内を通る湯の湯温は湯温センサー26によ
り、出湯されるときの湯の温度 (出湯温度) は出湯温度
センサー27により検知される。黒矢印で示す水は2次側
流体とも呼称される。
【0005】以上説明した温水機の沿革をみると、当
初、熱交換により加温され出湯される湯の温度の制御は
循環ポンプ17のON/OFFと、バーナ11のON/OF
Fによる缶水13の温度に依存していた。すなわち、給
水、出湯温度の変化により循環ポンプ17をON/OFF
して缶水13の温度を調節していた。それでも出湯温度を
所定の範囲内に制御することが難しくインバータを利用
するようになった。
【0006】そこで図5に示される如くインバータ29を
配置し、出湯温度の変化に対応してポンプ17の回転数を
変化させ熱交換器19を通る沸き上げた缶水13の量を変化
させ、それによって缶水との熱交換によって得られる湯
の温度を調整するようにした。しかし、インバータを用
いても出湯温度を例えば±3℃の所定値の範囲内に制御
することは無理であることが判明した。
【0007】図6(a)と(b)は、図5の温水機を用
いるときの出湯量の変化に対応する出湯温度の変化を調
べるために本願の発明者らが平成7年8月2日に出願人
の厚木工場内において実施した実験結果を示す線図で、
同図(a)と(b)に黒丸で示す合わせマーク6Aと6
Bとを重ねるとそれが全体的に実験のすべてを表示す
る。図中、右端に温度目盛を掲げ、矢印で示す左方向に
時間の経過を1分刻みで示し、温度目盛から左方向に延
在するグラフ線のIは使用シャワー数を示す。シャワー
1個当たり出湯量は毎分12lである。グラフ線IIは缶水
温度、グラフ線III は出湯温度、グラフ線IVは給水温
度、グラフ線VはバーナON/OFFを示す。出湯温度
は40℃に設定した。熱交換により加温され給湯管22a内
を流れる湯の温度は湯温センサー26により、出湯温度は
出湯温度センサー27により、熱交換器19に供給される給
水の温度は給水温度センサー25により、また缶水 (沸上
げ湯)の温度は缶水温度センサー28により検知する。
【0008】実験に先立ち缶水は60℃になるまで沸き上
げておいた。実験を始め2分強5個のシャワーのすべて
は閉に保ち、従って出湯停止1の状態にあった。以下の
説明では、シャワー開0個から1個開になるとき、およ
びシャワー開1個〜5個から次の段階へ移るときの出湯
温度の状態をみる。出湯停止は右から1,2,3の番号
を付けて示した。 出湯停止1からシャワー1個開 出湯温度は設定温度40℃であるのに対し最高43.9℃まで
上昇し、次いでほぼ43℃を保ったままで、設定温度の40
℃まで下がることはなかった。 シャワー1個開から出湯停止2 出湯温度はほぼ43℃から42.5℃まで僅かに下がったが設
定温度までは下がらなかった。 出湯停止2からシャワー1個開 出湯温度は最高47.1℃まで上昇し次いで下がり出した
が、それでも43.9℃以下には下がらなかった、すなわち
直ちに出湯温度40℃まで下がることはなかった。このよ
うに出湯温度が最高47.1℃まで上昇した理由は、出湯が
続くことによりサージタンク23および途中配管が設定温
度40℃程度に維持され、出湯停止により熱交換器19内部
に滞留した温水が1次側の缶水13と同温となり(60℃前
後) 、少量の出湯のとき滞留していた温水とサージタン
ク23内の温水が混合して出てくるためである。 シャワー1個開から5個開 出湯温度は38.8℃まで下がった。 シャワー5個開から2個開 出湯温度は40.5℃まで上昇した。 シャワー2個開から4個開 出湯温度は38.2℃まで下がった。 シャワー4個開から3個開 出湯温度は39.5℃のものが緩やかに39.0℃まで下がっ
た。 シャワー3個開から5個開 出湯温度は39.5℃、39.0℃と下がりつつ38.0℃まで下が
った。 シャワー5個開から出湯停止3 出湯温度は40℃から緩やかに39℃まで下がった。 出湯停止3からシャワー1個開 出湯温度は44.1℃まで上昇し、次いで僅かに下がった
が、44℃より下がらなかった。 シャワー1個開から5個開 出湯温度は38.3℃まで下がり、次いで39.0℃まで緩やか
に上昇し、続いて38.8℃まで緩やかに下がった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した120,000 kcal
/hの能力の温水機の使用に関する前記実験結果をみる
と、出湯停止からシャワー1個開に変わるときに出湯温
度は43.9℃, 47.1℃, 44.1℃とそれぞれ設定温度よりも
3.9 ℃, 7.1 ℃, 4.1 ℃高くなった。このような温度変
化は人間にとって耐え難いものであるだけでなく、競走
馬のシャワーの場合、馬はかなりデリケートな動物であ
るのでシャワーの湯に急激な温度変化があると暴れ出
し、高価な馬に損傷が発生するおそれがある。
【0010】そこで本発明の課題は、複数個のシャワー
に給湯する間接加熱式温水機の使用において、出湯温度
は給湯量の変化があり最も出湯温度が高くなる条件にお
いても所定の範囲内に抑えることができるのであるが、
例えば出湯停止からシャワー1個開のように給湯量が僅
かばかり増加するときでも出湯温度の変化を所定値の範
囲内に抑えることができる方法と装置を提供するにあ
り、120,000 kcal/h程度の能力の温水機を用いる給湯
を例にとると、出湯量が出湯停止からシャワー1個開
(12l/min)に変化したとしても出湯温度を常に設定温
度から±3℃の範囲内に制御可能な温水機を提供するに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の間接加熱式温水
機の出湯温度安定方法は、水・水熱交換器を用いる間接
加熱式温水機10Aの缶体12内で加熱した缶水13をインバ
ータ30で制御される循環ポンプ17で熱交換器19を経て循
環させ、給水口21から水を熱交換器19内へ送り缶水13と
熱交換させて加温された湯を給湯管22aおよびサージタ
ンク23を経て出湯口24からシャワーへ給送するにおい
て、出湯停止からシャワーを開にして出湯温度が上昇し
給湯管22aを通る湯の温度が前以って定めた設定温度を
超えると給水管22からバイパス配管31を経て給湯管22a
へ給水口21からの水を混入させ出湯温度を前記設定温度
から所定値の範囲内に制御することを特徴とする。ま
た、本発明の間接加熱式温水機は、バーナ11, 缶体12お
よび燃焼室15を有し、給水口16から給水して缶水13を缶
体12と燃焼室15との間に貯えそれを加熱してインバータ
30により回転数が制御される循環ポンプ17を用い缶水導
管18と熱交換器19を経て循環させ、給水口21から給水管
22を経て熱交換器19内へ送られる水は熱交換により加温
され給湯管22aとサージタンク23を経て出湯口24からシ
ャワーへ供給される間接加熱式温水機10Aにおいて、給
水管22と給湯管22aはサージタンク23寄りの部分でバイ
パス配管31により通水可能に連結され、バイパス配管31
にはバイパス配管を開閉するバイパス配管用電磁弁32が
配置され、バイパス配管用電磁弁32は給湯管22aとバイ
パス配管31の連結部22bのサージタンク23寄りの位置に
配置された湯温センサー26に連結された温度調節器29に
より開閉され、それによって給水口21から供給される水
は給湯管22aへ混入されることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明にかかる温水機10Aは従来例を改良した
ものであり、給水管22と給湯管22aとはバイパス配管31
により通水可能に連結され、バイパス配管31にはそれを
開閉するバイパス配管用電磁弁32が取り付けられ、電磁
弁32は給湯管22a内に配置された温度センサー26に接続
された温度調節器29に接続され、温度調節器29は温度セ
ンサー26が検知する給湯管22a内の湯の温度が所定値よ
り高くなると該電磁弁32を開にし、給水口21から供給さ
れる水を給湯管22a内の湯に混入してその湯の温度を降
下させ、それによって出湯口24からシャワーへ供給され
る出湯温度を設定温度(所定値)の範囲内に制御する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を添付の図面を参照して説明す
る。図1は本発明の原理を説明する構成図で、図4に示
した部分と同じ部分は同一符号で表示し、31はバイパス
配管, 32はバイパス配管31の例えばほぼ中途に設けたバ
イパス配管用電磁弁(以下、バイパス弁という。)であ
る。なお、第1図の例で、温度センサー26は、給湯管22
aとバイパス配管31の連結部22bの下方の位置に設置す
る。バイパス配管31は、熱交換器19の給水口21寄りの位
置で給水管22と給湯管22aを通水可能に連結する。温度
調節器29は、湯温センサー26の信号を受け、インバータ
30とバイパス弁32を動作させる基盤34にDC0〜10Vの
の信号が送られ、この温度が設定温度40℃よりも高い
と、インバータ30への出力信号 (DC電圧) を徐々に上
げていき、低いと徐々に下げるという制御 (PID制御
−比例積分微分制御)を行う。
【0014】温水機10Aを図1に示す構成のものにする
ことにより、下記の効果を得ることができた。缶水13の
沸上げにはバーナをONにして缶水を設定温度まで昇温
する。シャワーの少数のみが使用されるときは、バーナ
11のON/OFFとインバータ30の操作によるポンプ17
の回転数の変化とポンプの停止によって熱交換器19に送
られる沸き上げた缶水の量を制御し、それによって給水
口21から供給され缶水と熱交換して得られる湯の温度を
制御する。出湯量が僅かに変化するとき、例えば、出湯
停止状態からシャワー1個開(出湯量12l/min )に変
化するとき出湯温度は急激に上昇し(この現象は出湯温
度のオーバーシュートという。)、バーナ11のON/O
FFとインバータ30の働きだけではこのオーバーシュー
トに対応することができない。そこで、本発明において
は、給湯管22a内の湯温が入力される温度調節器29によ
りバイパス弁32を開にし、バイパス配管31を通して給水
口から例えば25℃前後の水を破線矢印2で示す方向に流
し熱交換器19から出てくる湯に混合させて湯の温度を降
下させ、それによって出湯温度を設定温度の例えば±3
℃の範囲内の温度にする。
【0015】図1に示す温水機10Aの詳細は図2の断面
図に示される。図1は温水機の横断面図で、図中、図1
と図5に示した部分と同じ部分は同一符号で示し、缶水
13は砂地で表し、41は自動給水電磁弁, 42は急速給水用
手動弁, 43は膨張タンク, 44はオーバーフロー口, 45は
安全弁, 46は出湯過熱防止器, 47は制御盤, 48は給水ス
イッチ (1次側流体用) ,49は低水位遮断器, 50は缶水
過熱防止器,51は燃焼室掃除口, 52は缶体ブロー口, 53
はスクリュープレート,54はサージタンクブロー口, 55
は熱交換器2次ブロー口, 56は循環ポンプブロー口 (1
次側流体用),57はサイレンサー, 58は煙路接続口であ
り、矢印Sで示す燃焼ガスは煙路接続口を経て外部に排
出される。前記した温度調節器29は制御盤47内に配置さ
れる。
【0016】図2に示す温水機10Aの構成において、サ
ージタンク23は、熱交換器19とほぼ同じ高さに配置され
図2に見て熱交換器19の向う側、矢印方向に正面から見
ると熱交換器19の右に配置される。図1と図5において
は、図2では隠れて容易に識別できない配管系を理解し
易くするため上下方向に離して示し、さらに図2に示す
温水機の斜視図を図3に示し、図3において図1と図2
に示す部分と同じ部分は同一符号で示す。
【0017】缶水13の流れを矢印A、熱交換され給湯管
22a内を通る湯の流れを矢印B、バイパス配管31を通る
水の流れを矢印Cで表し、湯Bと水Cとが混合した湯の
流れを矢印B・Cの符号で示し、これら水と湯の流れる
状態を図2と図3に示す。缶水Aは缶体12内からポンプ
17を経て缶水導管18を通って熱交換器19に入りその内を
通って缶体12内に戻り循環する。給水口21から供給され
る水Bは給水管22を経て熱交換器19内に入り、熱交換に
より加温されて給湯管22aを通り図に符号33が付けられ
た方向変更部で図に見て向う側 (正面から見て右へ)流
れ、バイパス配管31から入りバイパス弁32を通る水Cと
合流して湯B・Cとなり、湯B・Cは給湯管22aを図に
見て下方へ流れサージタンク23を経て出湯口24から出湯
しシャワーへ供給される。
【0018】次に本発明方法の実施例を図4(a)と
(b)を参照して説明する。図4(a)と(b)は、平
成7年8月1日前記厚木工場において本願の発明者らが
実施した実験の結果を示す線図で、同図(a)の左に同
図(b)が続くもので、両図の黒三角形の合わせマーク
4Aと4Bを重ねると実験の全容が表現される。図6の
場合と同様に、同図(a)の右の温度目盛から左に実験
結果が線図で示され、同図(a)の上から、グラフ線I
はシャワー個数(0から5まであり、1個当たり出湯量
は12l/min )、グラフ線IIは缶水温度、グラフ線III
は出湯温度、グラフ線IVは給水温度、グラフ線VIはバイ
パス弁ON/OFF、グラフ線VはバーナON/OFF
を示し、左を示す矢印方向に実験データを1分刻みでと
った。出湯温度は40℃に設定した。
【0019】図6に示す場合と同様に実験の準備をな
し、シャワーはすべて閉にし出湯停止1´に保った。以
下、出湯停止からシャワー1個開にするとき、およびシ
ャワー開の個数を変える場合の出湯温度の変化を図6の
場合と同様に図5(a)の右から左方向にみる。
【0020】出湯停止1´からシャワー1個開 出湯温度はほぼ41℃まで上昇し、次いでほぼ40.5℃まで
下がりその温度を保った。この現象は従来例の図6
(a) の場合と比べると顕著な改善のあったことを実証
する。この段階の少し前からバイパス弁はONであっ
た。 シャワー1個開から出湯停止2´ ほぼ40.5℃から緩やかに40℃まで下がった。この段階か
ら次の段階に移った後もバイパス弁は続けてONであっ
た。 出湯停止2´からシャワー1個開 出湯温度は42.8℃まで上昇したが、次いで緩やかにほぼ
40.5℃まで下がった。このこともまた従来の図6 (a)
の例に比べると顕著な改善を示す。この段階に移った後
もしばらくバイパス弁はONであったが、続いて短時間
OFFになり、次いでONになった。 シャワー1個開から5個開 出湯温度は37.7℃まで下がったが、以後小さく上下動し
40.1℃に達した。この段階に移ってからバイパス弁は約
1分間ON/OFFを繰り返し、しかる後この段階の終
りまでOFFであった。 シャワー5個開から2個開 出湯温度はゆるやかな弧を描いてほぼ39℃まで下がっ
た。この段階に移った後約1分間バイパス弁はON/O
FFを繰り返し、次いでこの段階の終りまでONであっ
た。 シャワー2個開から4個開 出湯温度は37.4℃まで下がったが小さく上下動してほぼ
39℃に達した。この段階に移った後約2分間バイパス弁
はON/OFFを繰り返し、次いでOFFであった。 シャワー4個開から3個開 出湯温度はほぼ39℃から僅かに下がった。この段階を通
してバイパス弁はON/OFFを繰り返した。 シャワー3個開から5個開 出湯温度は38.0℃に下がったが、緩やかに、かつ、僅か
に上下動してほぼ39℃に達した。バイパス弁はこの段階
を通してOFFであった。 シャワー5個開から出湯停止停止3´ 出湯温度はほぼ39℃からほぼ38.5℃まで下がった。移行
段階でバイパス弁はON/OFFを2度繰り返し、約1
/2分ほどOFFにあり、次いでONを保った。 出湯停止3´からシャワー1個開 出湯温度は41.8℃まで上がったが、次いでほぼ40.5℃、
続いて40℃に下がった。このこともまた図6(a)と
(b) の従来例に比べ顕著な改善結果を示す。図6 (a)
と (b) の従来例では出湯温度は40℃またはその近く
まで下がることはなかったのである。この段階の始めに
バイパス弁は1度OFFになり、次いでONになりその
状態を保った。 シャワー1個開から5個開 出湯温度は37.7℃まで下がったが、続いてほぼ39℃に達
し、以後39℃から緩やかに僅かに下がった。この段階の
始めに約1分間バイパス弁はON/OFFを繰り返し、
次いでOFFの状態を保った。
【0021】図4(a)と(b)に示したシャワー個数
が変わる過渡期における出湯温度と設定温度との差で同
図に線図で示した実験結果を表1に示す。シャワー個数
の増減があったときには図4に示し
【0022】項に説明したようにバイパス弁はON/O
FFを繰り返し、給湯管22aを通る湯に水を加えること
によってシャワー個数の増減があった時でも出湯温度は
設定温度の±3℃内に抑えられたことが実証された。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
熱交換器に入る給水管と熱交換器から出てくる給湯管の
間にバイパス配管を設け、出湯温度が設定温度よりも高
くなるときにはこのバイパス配管を通して給水口からの
低温の水を給湯管に注入し、それによってサージタンク
内の湯温、従って出湯温度を設定温度からほぼ±3℃の
所定値範囲内に保つことができ、これによって常時適切
な設定温度またはそれから所定の±3℃の範囲内の温度
でシャワーを使用することができる効果が得られ、例え
ばスポーツマンにとっては快適なシャワーを楽しむこと
ができ、また競走馬のシャワーの場合シャワー温度の急
変による競走馬の事故が防止される効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す温水機系統構成図である。
【図2】本発明実施例である温水機の横断面図である。
【図3】本発明実施例である温水機の斜視図である。
【図4】図4の(a)および(b)は本発明方法の実験
の結果を示す線図である。
【図5】従来例温水機の原理を示す温水機系統構成図で
ある。
【図6】図6の(a)および(b)は従来例温水機の実
験の結果を示す線図である。
【符号の説明】
4A,4B,6A,6B 合わせマーク 10,10A 間接加熱式温水機 (温水機) 11 バーナ 12 缶体 13 缶水 (沸上げ湯) 14 火炎 15 燃焼室 16 給水口 17 循環ポンプ (ポンプ) 18 缶水導管 19 熱交換器 21 給水口 22 給水管 22a 給湯管 22b 連結部 23 サージタンク 24 出湯口 25 給水温度センサー 26 湯温センサー 27 出湯温度センサー 28 缶水温度センサー 29 温度調節器 30 インバータ 31 バイパス配管 32 バイパス配管用電磁弁 (バイパス弁) 33 方向変更部 34 基盤 41 自動給水電磁弁 42 急速給水用自動弁 43 膨張タンク 44 オーバーフロー口 45 安全弁 46 出湯過熱防止器 47 制御盤 48 給水スイッチ 49 低水位遮断器 50 缶水過熱防止器 51 燃焼室掃除口 52 缶水ブロー口 53 スクリュープレート 54 サージタンクブロー口 55 熱交換器2次ブロー口 56 循環ポンプブロー口 57 サイレンサー 58 煙路連絡口
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 間接加熱式温水機の出湯温度安定方法
と装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水・水熱交換器を用いる
間接加熱式温水機の出湯温度安定方法と装置、例えば、
所定の缶水温度を得るために缶水を循環させるポンプの
回転数を変化させるインバータを用いる間接加熱式温水
機の使用において、例えば出湯停止からシャワー1個開
になる過渡期に出湯温度を安定化させる方法とその方法
を実施する装置に関し、具体的には、120,000K
cal/h程度の能力の前記温水機による給湯におい
て、給湯量が毎分12リットル〜60リットル(12l
〜60l/min)の範囲内にある場合、出湯停止から
12l/minに変化したときでも出湯温度の設定温度
からのずれを所定値(例えば±3℃)内に制御し、競技
場や競馬場、スポーツマンや競走馬のトレーニング・セ
ンター等に設置された複数のシャワーへ出湯するときの
出湯温度を安定化するための方法と装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は本出願人が開発した間接加熱式温
水機10(以下、単に温水機と呼称する。)の原理を示
す構成図で、図中、11はバーナ(例えばガスバー
ナ),12は缶体,13は一般に缶水と呼称される燃焼
室と缶体12との間の空間に供給される水で沸き上げら
れて湯となり熱交換に用いられるもので図には斜め破線
で示す。14は火炎,15は燃焼室,16は給水口,1
7は循環ポンプ,18は缶水導管,19は熱交換器,2
1は給水口,22は給水管,22aは給湯管,23はサ
ージタンク,24は出湯口,25は給水温度センサー,
26は湯温センサー,27は出湯温度センサー,28は
缶水温度センサー,29は温度調節器,30はインバー
タである。
【0003】缶体13には給水口16から白抜矢印iで
示される如く水が供給されて缶水13として貯えられ、
缶水13はバーナ11が燃焼室15内に生成する火炎1
4によって加熱され、加熱された缶水(沸上げ湯)はポ
ンプ17により白抜矢印Aで示す如く缶水導管18内を
熱交換器19を経由して循環せしめられる。缶水13は
1次側流体とも呼称される。
【0004】給水口21から給水される水は、給水管2
2内を黒矢印で示されるように送られ、熱交換器19内
において加熱された缶水13と熱交換し加温されて湯と
なり、湯は給湯管22aを通ってサージタンク23に送
られ同タンク内に貯えられ、出湯口24から図示されな
いシャワーへ供給される。給水口21から給水される水
の温度(供給水温)は給水温度センサー25により、熱
交換により加温され給湯管22a内を通る湯の湯温は湯
温センサー26により、出湯されるときの湯の温度(出
湯温度)は出湯温度センサー27により検知される。黒
矢印で示す水は2次側流体とも呼称される。
【0005】以上説明した温水機の沿革をみると、当
初、熱交換により加温され出湯される湯の温度の制御は
循環ポンプ17のON/OFFと、バーナ11のON/
OFFによる缶水13の温度に依存していた。すなわ
ち、給水、出湯温度の変化により循環ポンプ17をON
/OFFして缶水13の温度を調節していた。それでも
出湯温度を所定の範囲内に制御することが難しくインバ
ータを利用するようになった。
【0006】そこで図6に示される如くインバータ29
を配置し、出湯温度の変化に対応してポンプ17の回転
数を変化させ熱交換器19を通る沸き上げた缶水13の
量を変化させ、それによって缶水との熱交換によって得
られる湯の温度を調整するようにした。しかし、インバ
ータを用いても出湯温度を例えば±3℃の所定値の範囲
内に制御することは無理であることが判明した。
【0007】図7と図8は、図6の温水機を用いるとき
の出湯量の変化に対応する出湯温度の変化を調べるため
に本願の発明者らが平成7年8月2日に出願人の厚木工
場内において実施した実験結果を示す線図で、図7と図
8に黒丸で示す合わせマーク6Aと6Bとを重ねるとそ
れが全体的に実験のすべてを表示する。図中、右端に温
度目盛を掲げ、矢印で示す左方向に時間の経過を1分刻
みで示し、温度目盛から左方向に延在するグラフ線のI
は使用シャワー数を示す。シャワー1個当たり出湯量は
毎分12lである。グラフ線IIは缶水温度、グラフ線
IIIは出湯温度、グラフ線IVは給水温度、グラフ線
VはバーナON/OFFを示す。出湯温度は40℃に設
定した。熱交換により加温され給湯管22a内を流れる
湯の温度は湯温センサー26により、出湯温度は出湯温
度センサー27により、熱交換器19に供給される給水
の温度は給水温度センサー25により、また缶水(沸上
げ湯)の温度は缶水温度センサー28により検知する。
【0008】実験に先立ち缶水は60℃になるまで沸き
上げておいた。実験を始め2分強5個のシャワーのすべ
ては閉に保ち、従って出湯停止1の状態にあった。以下
の説明では、シャワー開0個から1個開になるとき、お
よびシャワー開1個〜5個から次の段階へ移るときの出
湯温度の状態をみる。出湯停止は右から1,2,3の番
号を付けて示した。 出湯停止1からシャワー1個開 出湯温度は設定温度40℃であるのに対し最高43.9
℃まで上昇し、次いでほぼ43℃を保ったままで、設定
温度の40℃まで下がることはなかった。 シャワー1個開から出湯停止2 出湯温度はほぼ43℃から42.5℃まで僅かに下がっ
たが設定温度までは下がらなかった。 出湯停止2からシャワー1個開 出湯温度は最高47.1℃まで上昇し次いで下がり出し
たが、それでも43.9℃以下には下がらなかった、す
なわち直ちに出湯温度40℃まで下がることはなかっ
た。このように出湯温度が最高47.1℃まで上昇した
理由は、出湯が続くことによりサージタンク23および
途中配管が設定温度40℃程度に維持され、出湯停止に
より熱交換器19内部に滞留した温水が1次側の缶水1
3と同温となり(60℃前後)、少量の出湯のとき滞留
していた温水とサージタンク23内の温水が混合して出
てくるためである。 シャワー1個開から5個開 出湯温度は38.8℃まで下がった。 シャワー5個開から2個開 出湯温度は40.5℃まで上昇した。 シャワー2個開から4個開 出湯温度は38.2℃まで下がった。 シャワー4個開から3個開 出湯温度は39.5℃のものが緩やかに39.0℃まで
下がった。 シャワー3個開から5個開 出湯温度は39.5℃、39.0℃と下がりつつ38.
0℃まで下がった。 シャワー5個開から出湯停止3 出湯温度は40℃から緩やかに39℃まで下がった。 出湯停止3からシャワー1個開 出湯温度は44.1℃まで上昇し、次いで僅かに下がっ
たが、44℃より下がらなかった。 シャワー1個開から5個開 出湯温度は38.3℃まで下がり、次いで39.0℃ま
で緩やかに上昇し、続いて38.8℃まで緩やかに下が
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した120,00
0kcal/hの能力の温水機の使用に関する前記実験
結果をみると、出湯停止からシャワー1個開に変わると
きに出湯温度は43.9℃,47.1℃,44.1℃と
それぞれ設定温度よりも3.9℃,7.1℃,4.1℃
高くなった。このような温度変化は人間にとって耐え難
いものであるだけでなく、競走馬のシャワーの場合、馬
はかなりデリケートな動物であるのでシャワーの湯に急
激な温度変化があると暴れ出し、高価な馬に損傷が発生
するおそれがある。
【0010】そこで本発明の課題は、複数個のシャワー
に給湯する間接加熱式温水機の使用において、出湯温度
は給湯量の変化があり最も出湯温度が高くなる条件にお
いても所定の範囲内に抑えることができるのであるが、
例えば出湯停止からシャワー1個開のように給湯量が僅
かばかり増加するときでも出湯温度の変化を所定値の範
囲内に抑えることができる方法と装置を提供するにあ
り、120,000kcal/h程度の能力の温水機を
用いる給湯を例にとると、出湯量が出湯停止からシャワ
ー1個開(12l/min)に変化したとしても出湯温
度を常に設定温度から±3℃の範囲内に制御可能な温水
機を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の間接加熱式温水
機の出湯温度安定方法は、水・水熱交換器を用いる間接
加熱式温水機10Aの缶体12内で加熱した缶水13を
インバータ30で制御される循環ポンプ17で熱交換器
19を経て循環させ、給水口21から水を熱交換器19
内へ送り缶水13と熱交換させて加温された湯を給湯管
22aおよびサージタンク23を経て出湯口24からシ
ャワーへ給送するにおいて、出湯停止からシャワーを開
にして出湯温度が上昇し給湯管22aを通る湯の温度が
前以って定めた設定温度を超えると給水管22からバイ
パス配管31を経て給湯管22aへ給水口21からの水
を混入させ出湯温度を前記設定温度から所定値の範囲内
に制御することを特徴とする。また、本発明の間接加熱
式温水機は、バーナ11,缶体12および燃焼室15を
有し、給水口16から給水して缶水13を缶体12と燃
焼室15との間に貯えそれを加熱してインバータ30に
より回転数が制御される循環ポンプ17を用い缶水導管
18と熱交換器19を経て循環させ、給水口21から給
水管22を経て熱交換器19内へ送られる水は熱交換に
より加温され給湯管22aとサージタンク23を経て出
湯口24からシャワーへ供給される間接加熱式温水機1
0Aにおいて、給水管22と給湯管22aはサージタン
ク23寄りの部分でバイパス配管31により通水可能に
連結され、バイパス配管31にはバイパス配管を開閉す
るバイパス配管用電磁弁32が配置され、バイパス配管
用電磁弁32は給湯管22aとバイパス配管31の連結
部22bのサージタンク23寄りの位置に配置された湯
温センサー26に連結された温度調節器29により開閉
され、それによって給水口21から供給される水は給湯
管22aへ混入されることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明にかかる温水機10Aは従来例を改良し
たものであり、給水管22と給湯管22aとはバイパス
配管31により通水可能に連結され、バイパス配管31
にはそれを開閉するバイパス配管用電磁弁32が取り付
けられ、電磁弁32は給湯管22a内に配置された温度
センサー26に接続された温度調節器29に接続され、
温度調節器29は温度センサー26が検知する給湯管2
2a内の湯の温度が所定値より高くなると該電磁弁32
を開にし、給水口21から供給される水を給湯管22a
内の湯に混入してその湯の温度を降下させ、それによっ
て出湯口24からシャワーへ供給される出湯温度を設定
温度(所定値)の範囲内に制御する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を添付の図面を参照して説明す
る。図1は本発明の原理を説明する構成図で、図6に示
した部分と同じ部分は同一符号で表示し、31はバイパ
ス配管,32はバイパス配管31の例えばほぼ中途に設
けたバイパス配管用電磁弁(以下、バイパス弁とい
う。)である。なお、図1の例で、温度センサー26
は、給湯管22aとバイパス配管31の連結部22bの
下方の位置に設置する。バイパス配管31は、熱交換器
19の給水口21寄りの位置で給水管22と給湯管22
aを通水可能に連結する。温度調節器29は、湯温セン
サー26の信号を受け、インバータ30とバイパス弁3
2を動作させる基盤34にDC0〜10Vのの信号が送
られ、この温度が設定温度40℃よりも高いと、インバ
ータ30への出力信号(DC電圧)を徐々に上げてい
き、低いと徐々に下げるという制御(PID制御−比例
積分微分制御)を行う。
【0014】温水機10Aを図1に示す構成のものにす
ることにより、下記の効果を得ることができた。缶水1
3の沸上げにはバーナをONにして缶水を設定温度まで
昇温する。シャワーの少数のみが使用されるときは、バ
ーナ11のON/OFFとインバータ30の操作による
ポンプ17の回転数の変化とポンプの停止によって熱交
換器19に送られる沸き上げた缶水の量を制御し、それ
によって給水口21から供給され缶水と熱交換して得ら
れる湯の温度を制御する。出湯量が僅かに変化すると
き、例えば、出湯停止状態からシャワー1個開(出湯量
12l/min)に変化するとき出湯温度は急激に上昇
し(この現象は出湯温度のオーバーシュートとい
う。)、バーナ11のON/OFFとインバータ30の
働きだけではこのオーバーシュートに対応することがで
きない。そこで、本発明においては、給湯管22a内の
湯温が入力される温度調節器29によりバイパス弁32
を開にし、バイパス配管31を通して給水口から例えば
25℃前後の水を破線矢印2で示す方向に流し熱交換器
19から出てくる湯に混合させて湯の温度を降下させ、
それによって出湯温度を設定温度の例えば±3℃の範囲
内の温度にする。
【0015】図1に示す温水機10Aの詳細は図2の断
面図に示される。図2は温水機の横断面図で、図中、図
1と図6に示した部分と同じ部分は同一符号で示し、缶
水13は砂地で表し、41は自動給水電磁弁,42は急
速給水用手動弁,43は膨張タンク,44はオーバーフ
ロー口,45は安全弁,46は出湯過熱防止器,47は
制御盤,48は給水スイッチ(1次側流体用),49は
低水位遮断器,50は缶水過熱防止器,51は燃焼室掃
除口,52は缶体ブロー口,53はスクリュープレー
ト,54はサージタンクブロー口,55は熱交換器2次
ブロー口,56は循環ポンプブロー口(1次側流体
用),57はサイレンサー,58は煙路接続口であり、
矢印Sで示す燃焼ガスは煙路接続口を経て外部に排出さ
れる。前記した温度調節器29は制御盤47内に配置さ
れる。
【0016】図2に示す温水機10Aの構成において、
サージタンク23は、熱交換器19とほぼ同じ高さに配
置され図2に見て熱交換器19の向う側、矢印方向に正
面から見ると熱交換器19の右に配置される。図1と図
6においては、図2では隠れて容易に識別できない配管
系を理解し易くするため上下方向に離して示し、さらに
図2に示す温水機の斜視図を図3に示し、図3において
図1と図2に示す部分と同じ部分は同一符号で示す。
【0017】缶水13の流れを矢印A、熱交換され給湯
管22a内を通る湯の流れを矢印B、バイパス配管31
を通る水の流れを矢印Cで表し、湯Bと水Cとが混合し
た湯の流れを矢印B・Cの符号で示し、これら水と湯の
流れる状態を図2と図3に示す。缶水Aは缶体12内か
らポンプ17を経て缶水導管18を通って熱交換器19
に入りその内を通って缶体12内に戻り循環する。給水
口21から供給される水Bは給水管22を経て熱交換器
19内に入り、熱交換により加温されて給湯管22aを
通り図に符号33が付けられた方向変更部で図に見て向
う側(正面から見て右へ)流れ、バイパス配管31から
入りバイパス弁32を通る水Cと合流して湯B・Cとな
り、湯B・Cは給湯管22aを図に見て下方へ流れサー
ジタンク23を経て出湯口24から出湯しシャワーへ供
給される。
【0018】次に本発明方法の実施例を図4と図5を参
照して説明する。図4と図5は、平成7年8月1日前記
厚木工場において本願の発明者らが実施した実験の結果
を示す線図で、図4の左に図5が続くもので、両図の黒
三角形の合わせマーク4Aと4Bを重ねると実験の全容
が表現される。図7の場合と同様に、図4の右の温度目
盛から左に実験結果が線図で示され、図4の上から、グ
ラフ線Iはシャワー個数(0から5まであり、1個当た
り出湯量は12l/min)、グラフ線IIは缶水温
度、グラフ線IIIは出湯温度、グラフ線IVは給水温
度、グラフ線VIはバイパス弁ON/OFF、グラフ線
VはバーナON/OFFを示し、左を示す矢印方向に実
験データを1分刻みでとった。出湯温度は40℃に設定
した。
【0019】図7に示す場合と同様に実験の準備をな
し、シャワーはすべて閉にし出湯停上1′に保った。以
下、出湯停止からシャワー1個開にするとき、およびシ
ャワー開の個数を変える場合の出湯温度の変化を図7の
場合と同様に図4の右から左方向にみる。
【0020】出湯停止1′からシャワー1個開 出湯温度はほぼ41℃まで上昇し、次いでほぼ40.5
℃まで下がりその温度を保った。この現象は従来例の図
7の場合と比べると顕著な改善のあったことを実証す
る。この段階の少し前からバイパス弁はONであった。 シャワー1個開から出湯停止2′ ほぼ40.5℃から緩やかに40℃まで下がった。この
段階から次の段階に移った後もバイパス弁は続けてON
であった。 出湯停止2′からシャワー1個開 出湯温度は42.8℃まで上昇したが、次いで緩やかに
ほぼ40.5℃まで下がった。このこともまた従来の図
7の例に比べると顕著な改善を示す。この段階に移った
後もしばらくバイパス弁はONであったが、続いて短時
間OFFになり、次いでONになった。 シャワー1個開から5個開 出湯温度は37.7℃まで下がったが、以後小さく上下
動し40.1℃に達した。この段階に移ってからバイパ
ス弁は約1分間ON/OFFを繰り返し、しかる後この
段階の終りまでOFFであった。 シャワー5個開から2個開 出湯温度はゆるやかな弧を描いてほぼ39℃まで下がっ
た。この段階に移った後約1分間バイパス弁はON/O
FFを繰り返し、次いでこの段階の終りまでONであっ
た。 シャワー2個開から4個開 出湯温度は37.4℃まで下がったが小さく上下動して
ほぼ39℃に達した。この段階に移った後約2分間バイ
パス弁はON/OFFを繰り返し、次いでOFFであっ
た。 シャワー4個開から3個開 出湯温度はほぼ39℃から僅かに下がった。この段階を
通してバイパス弁はON/OFFを繰り返した。 シャワー3個開から5個開 出湯温度は38.0℃に下がったが、緩やかに、かつ、
僅かに上下動してほぼ39℃に達した。バイパス弁はこ
の段階を通してOFFであった。 シャワー5個開から出湯停止停止3′ 出湯温度はほぼ39℃からほぼ38.5℃まで下がっ
た。移行段階でバイパス弁はON/OFFを2度繰り返
し、約1/2分ほどOFFにあり、次いでONを保っ
た。 出湯停止3′からシャワー1個開 出湯温度は41.8℃まで上がったが、次いでほぼ4
0.5℃、続いて40℃に下がった。このこともまた図
7と図8の従来例に比べ顕著な改善結果を示す。図7と
図8の従来例では出湯温度は40℃またはその近くまで
下がることはなかったのである。この段階の始めにバイ
パス弁は1度OFFになり、次いでONになりその状態
を保った。 シャワー1個開から5個開 出湯温度は37.7℃まで下がったが、続いてほぼ39
℃に達し、以後39℃から緩やかに僅かに下がった。こ
の段階の始めに約1分間バイパス弁はON/OFFを繰
り返し、次いでOFFの状態を保った。
【0021】図4と図5に示したシャワー個数が変わる
過渡期における出湯温度と設定温度との差で図4と図5
に線図で示した実験結果を表1に示す。シャワー個数の
増減があったときには図4に示し
【0020】項に説明したようにバイパス弁はON/O
FFを繰り返し、給湯管22aを通る湯に水を加えるこ
とによってシャワー個数の増減があった時でも出湯温度
は設定温度の±3℃内に抑えられたことが実証された。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
熱交換器に入る給水管と熱交換器から出てくる給湯管の
間にバイパス配管を設け、出湯温度が設定温度よりも高
くなるときにはこのバイパス配管を通して給水口からの
低温の水を給湯管に注入し、それによってサージタンク
内の湯温、従って出湯温度を設定温度からほぼ±3℃の
所定値範囲内に保つことができ、これによって常時適切
な設定温度またはそれから所定の±3℃の範囲内の温度
でシャワーを使用することができる効果が得られ、例え
ばスポーツマンにとっては快適なシャワーを楽しむこと
ができ、また競走馬のシャワーの場合シャワー温度の急
変による競走馬の事故が防止される効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す温水機系統構成図である。
【図2】本発明実施例である温水機の横断面図である。
【図3】本発明実施例である温水機の斜視図である。
【図4】本発明方法の実験の結果を示す線図である。
【図5】本発明方法の実験の結果を示す線図である。
【図6】従来例温水機の原理を示す温水機系統構成図で
ある。
【図7】従来例温水機の実験の結果を示す線図である。
【図8】従来例温水機の実験の結果を示す線図である。
【符号の説明】 4A,4B,6A,6B 合わせマーク 10,10A 間接加熱式温水機(温水機) 11 バーナ 12 缶体 13 缶水(沸上げ湯) 14 火炎 15 燃焼室 16 給水口 17 循環ポンプ(ポンプ) 18 缶水導管 19 熱交換器 21 給水口 22 給水管 22a 給湯管 22b 連結部 23 サージタンク 24 出湯口 25 給水温度センサー 26 湯温センサー 27 出湯温度センサー 28 缶水温度センサー 29 温度調節器 30 インバータ 31 バイパス配管 32 バイパス配管用電磁弁(バイパス弁) 33 方向変更部 34 基盤 41 自動給水電磁弁 42 急速給水用自動弁 43 膨張タンク 44 オーバーフロー口 45 安全弁 46 出湯過熱防止器 47 制御盤 48 給水スイッチ 49 低水位遮断器 50 缶水過熱防止器 51 燃焼室掃除口 52 缶水ブロー口 53 スクリュープレート 54 サージタンクブロー口 55 熱交換器2次ブロー口 56 循環ポンプブロー口 57 サイレンサー 58 煙路連絡口
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図6】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水・水熱交換器を用いる間接加熱式温水
    機 (10A)の缶体(12)内で加熱した缶水(13)をインバー
    タ(30)で制御される循環ポンプ(17)で熱交換器(19)を経
    て循環させ、給水口(21)から水を熱交換器(19)内へ送り
    缶水(13)と熱交換させて加温された湯を給湯管 (22a)
    およびサージタンク(23)を経て出湯口(24)からシャワー
    へ給送するにおいて、 出湯停止からシャワーを開にして出湯温度が上昇し給湯
    管(22a)を通る湯の温度が前以って定めた設定温度を
    超えると給水管(22)からバイパス配管(31)を経て給湯管
    (22a)へ給水口(21)からの水を混入させ出湯温度を前
    記設定温度から所定値の範囲内に制御することを特徴と
    する間接加熱式温水機の出湯温度安定方法。
  2. 【請求項2】 バーナ(11), 缶体(12)および燃焼室(15)
    を有し、給水口(16)から給水して缶水(13)を缶体(12)と
    燃焼室(15)との間に貯えそれを加熱してインバータ(30)
    により回転数が制御される循環ポンプ(17)を用い缶水導
    管(18)と熱交換器(19)を経て循環させ、給水口(21)から
    給水管(22)を経て熱交換器(19)内へ送られる水は熱交換
    により加温され給湯管 (22a)とサージタンク(23)を経
    て出湯口(24)からシャワーへ供給される間接加熱式温水
    機 (10A) において、 給水管(22)と給湯管 (22a)はサージタンク(23)寄りの
    部分でバイパス配管(31)により通水可能に連結され、 バイパス配管(31)にはバイパス配管を開閉するバイパス
    配管用電磁弁(32)が配置され、 バイパス配管用電磁弁(32)は給湯管 (22a)とバイパス
    配管(31)の連結部(22b)のサージタンク(23)寄りの位
    置に配置された湯温センサー(26)に連結された温度調節
    器(29)により開閉され、それによって給水口(21)から供
    給される水は給湯管 (22a)へ混入されることを特徴と
    する間接加熱式温水機。
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