JPH09127252A - 海底ケーブル探査システム - Google Patents

海底ケーブル探査システム

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JPH09127252A
JPH09127252A JP30051595A JP30051595A JPH09127252A JP H09127252 A JPH09127252 A JP H09127252A JP 30051595 A JP30051595 A JP 30051595A JP 30051595 A JP30051595 A JP 30051595A JP H09127252 A JPH09127252 A JP H09127252A
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JP
Japan
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submarine cable
axis orthogonal
magnetic
magnetic sensor
differential type
Prior art date
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Pending
Application number
JP30051595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Asakawa
賢一 浅川
Satoru Takagi
悟 高木
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KDDI Corp
Original Assignee
Kokusai Denshin Denwa KK
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Filing date
Publication date
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Priority to EP96402283A priority patent/EP0770887B1/en
Priority to US08/738,698 priority patent/US5764061A/en
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V3/00Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation
    • G01V3/15Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation specially adapted for use during transport, e.g. by a person, vehicle or boat
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V3/00Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation
    • G01V3/02Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation operating with propagation of electric current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海底ケーブルまでの距離と高度差、および海
底ケーブルの敷設方向を正確に探知する。 【解決手段】 特定の1軸方向にのみ感度を有する3個
の直流磁気センサを各々の軸が互いに直交するように配
置して3軸直交直流磁気センサとし、この3軸直交直流
磁気センサを所定の間隔を保つとともに対応する各軸が
それぞれ平行になるように配置した差動型3軸直交直流
磁気センサ1および2が、遠隔操縦式の水中ロボット1
0に取り付けられている。これら各差動型3軸直交直流
磁気センサ1および2からの出力信号は、電子回路容器
3内に格納されたA/D変換器によりA/D変換され、
テザーケーブル6を介して母船20に伝送される。母船
20内の演算処理部において、伝送されたセンサからの
出力信号を用いて海底ケーブル8までの距離と高度差、
および海底ケーブルの敷設方向が算出され、ディスプレ
イに表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海底ケーブルの存
在を検知するための海底ケーブル探査システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】これまで発生した海底ケーブルの障害原
因を調べてみると、その多くは漁網や錨に引っかけられ
ることにより生じている。これらの障害を未然に防止す
るために、浅海域に敷設する海底ケーブルは海底面下に
埋設されている。しかし、この埋設海底ケーブルにも障
害が発生する場合がある。埋設海底ケーブルの障害の修
理は、障害になったケーブルを海底で一旦完全に切断
し、その断端を修理船上に引き上げ、修理用の割入れケ
ーブルを両側の断端の間に接続して、再敷設と再埋設を
行うことによりなされている。このとき、障害地点の探
査や周辺の状況調査、接続後の再埋設などに遠隔操縦方
式の水中ロボットが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、埋設された海底
ケーブルを探査するときには、あらかじめ海底ケーブル
に20Hz前後の交流電流を流しておき、発生する交流
磁場を交流磁気センサで検出することにより当該海底ケ
ーブルの位置を探知する方式が使用されてきた。この方
式は感度が高いことや、ケーブルの相対位置や敷設方
向、埋設深度などが測定できることなどの優れた特徴を
持っている。しかし、長距離の埋設海底ケーブルでは、
伝搬に伴って交流電流が減衰するため、遠方では探査が
困難になるという問題点がある。また、障害を未然に防
止するために、商用中の海底ケーブルの敷設状況を事前
に調査することが必要な場合がある。しかし、古い同軸
海底ケーブルには、商用中のケーブルに探査用の交流電
流を流すことができないものもある。
【0004】一方、無指向性の直流磁気センサを用いた
海底ケーブル探査システムも従来から知られている。こ
のシステムは、海底ケーブルに供給されている直流電流
や海底ケーブルの外装鉄線から発生する直流磁場を検知
して、当該海底ケーブルを探査するものである。なお、
この直流電流は海底ケーブルの途中に挿入されている中
継器に電力を供給するために流されている電流である。
しかし、これらの直流磁気センサでは海底ケーブルの精
密な位置や海底ケーブルの敷設方向を知ることはでき
ず、このセンサを用いて水中ロボットが海底ケーブルを
トラッキングすることはなかなか難しい作業であった。
【0005】その他、一軸の差動型直流磁気センサを用
いる方法も知られている。これは、一軸方向のみに感度
を有する2個の直流磁気センサをその軸が平行になると
ともに適度な間隔を有するように配置した直流磁気セン
サで、該2個の直流磁気センサの出力の差から、その2
地点の直流磁場の軸方向の成分の差を求めるものであ
る。このように差を求めることにより、一様な地球磁場
の影響を除去して海底ケーブルから発生する磁場のみを
抽出することができる。しかし、この方法では、海底ケ
ーブルのおおよその位置がわかるだけで、海底ケーブル
までの正確な距離や高度差、海底ケーブルの敷設方向は
知ることができなかった。したがって、このセンサを用
いて水中ロボットが海底ケーブルをトラッキングするこ
とはなかなか難しい作業であった。
【0006】そこで本発明は、上述したような従来の海
底ケーブル探査システムの問題点を解決し、当該海底ケ
ーブルまでの正確な距離と高度差、および当該海底ケー
ブルの敷設方向を求めることができる実用的な海底ケー
ブル探査システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の、海底ケーブルに流れる直流電流や海底ケ
ーブルを構成する外装鉄線から発生する直流磁場を検出
することにより海底ケーブルの存在を探知する海底ケー
ブル探査システムは、特定の一軸方向の直流磁場にのみ
感度を有する直流磁気センサ3個を、各々の軸が互いに
直交するように配置して3軸直交型直流磁気センサと
し、このような3軸直交型直流磁気センサ2個を、適度
な間隔を保つとともに対応する各軸がそれぞれ平行にな
るように配置した差動型3軸直交直流磁気センサを1台
もしくは2台以上水中ロボットに搭載し、該1台もしく
は2台以上の差動型3軸直交直流磁気センサからの出力
をA/D変換器でディジタル信号に変換したのち演算処
理部において処理し、求められた結果を船上のディスプ
レイに表示することにより、海底ケーブルの存在を探知
するものである。
【0008】また、前記演算処理部は、前記差動型3軸
直交直流磁気センサの中の相互に平行な軸を持つ2個の
直流磁気センサの差の出力を用いて演算処理することに
より、当該海底ケーブルまでの距離と高度差、および当
該海底ケーブルの敷設方向を算出するものである。さら
に、前記演算処理部は、前記各直流磁気センサの感度の
ばらつき、オフセット、各軸の角度のずれを補正し、該
補正した結果を用いて当該海底ケーブルの位置を計算す
るものである。
【0009】さらにまた、前記演算処理部は、前記差動
型3軸直交直流磁気センサを搭載している前記水中ロボ
ットの回転にともなう前記差動型3軸直交直流磁気セン
サの出力の変動の影響を除くために、周囲に海底ケーブ
ルなどの磁性体や直流電流が存在せず直流磁場が均一な
水中の場所において、前記水中ロボットを1回転させ、
該回転中の前記水中ロボットの方位と前記差動型3軸直
交直流磁気センサの出力との関係を測定して記録装置に
記録し、該記録したデータを用いて前記水中ロボットの
回転による前記差動型3軸直交直流磁気センサの出力の
変動を補正するものである。
【0010】さらにまた、前記差動型3軸直交直流磁気
センサは、深海の水圧と温度変化に伴う膨張または収縮
による直流磁気センサの軸の歪みを防止するために、一
つの容器の中に固定されて収納されており、さらに、こ
の容器はゴムのように柔らかい緩衝剤を介して耐圧容器
内に固定されているものである。さらにまた、前記差動
型3軸直交直流磁気センサを収容する容器は、強度の高
い絶縁材料で作られているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の海底ケーブル探
査システムにより海底ケーブルの探査を行う際の説明図
である。この図において、7は海底面、8は該海底に埋
設されている海底ケーブル、10は遠隔操縦方式の水中
ロボット、20は母船である。また、1および2は差動
型3軸直交直流磁気センサ、3は電子回路容器、4はス
ラスタ、5はフレームであり、これらは水中ロボット1
0に設けられている。6は水中ロボット10と母船20
とを接続するテザーケーブルである。2台の差動型3軸
直交直流磁気センサ1および2は、水中ロボット10の
前面の左右に設けられたフレーム5にそれぞれ固定され
ている。水中ロボット10は鉄などの磁性体がその素材
として使用されており、該水中ロボット10本体から発
生する直流磁場の影響を低減するために、差動型3軸直
交直流磁気センサ1および2は水中ロボット10本体か
らなるべく離して固定されている。
【0012】また、水中ロボット10には、水中重量が
ゼロとなるように図示していない浮力材が搭載されてお
り、複数のスラスタ4により前後左右に自由に運動でき
るようになされている。さらに、水中ロボット10と母
船20との間はテザーケーブル6により接続されてお
り、水中ロボット10は母船20から電力の供給を受け
るとともに、母船上のオペレータにより遠隔操縦され
る。なお、水中ロボット10本体には、図示していない
が、水中ロボットの姿勢を測定する傾斜計やテレビカメ
ラ、各種センサ、海底ケーブル埋設用のウォータジェッ
トなどが搭載されている。各種センサやテレビカメラの
信号は、電子回路容器30内に格納されている信号伝送
装置とテザーケーブル6を介して実時間で母船20の上
に伝送され、オペレータにより監視されるようになされ
ている。
【0013】また、図1には、水中ロボットに固定され
た座標系X3 ,Y3 ,Z3 が示されている。座標軸の方
向は、X3 軸が水中ロボットの前方方向、Y3 軸が水中
ロボットから見て右手方向、Z3 軸が下側を向いてい
る。原点の位置は、2台の差動型3軸直交直流磁気セン
サの中央とされている。この座標系は海底ケーブルの位
置と方向の計算方法を説明するために、後ほど使用す
る。
【0014】図2は本発明の一実施形態におけるシステ
ム構成を示すブロック図である。この図において、30
は前記水中ロボット10中に搭載されている水中部を示
し、40は前記母船20に搭載されている船上部であ
る。本実施形態は、2台の前述した差動型3軸直交直流
磁気センサ1および2を用いるものである。1台の差動
型3軸直交直流磁気センサは2個の3軸直交型直流磁気
センサにより構成されており、各3軸直交型直流磁気セ
ンサはそれぞれ3個の直流磁気センサから構成される。
この直流磁気センサは、特定の軸方向のみに感度を有す
る磁気センサであり、例えば、フラックスゲート型磁気
センサが使用される。したがって、この実施形態におい
ては合計12個の直流磁気センサが設けられており、図
2では各々のセンサをそれぞれ、センサー1Ux、セン
サー1Uy、センサー1Uz、センサー1Dx、センサ
ー1Dy、センサー1Dz、センサー2Ux、センサー
2Uy、センサー2Uz、センサー2Dx、センサー2
Dy、センサー2Dzと称している。ここで、センサー
の後の1と2は2個の差動型3軸直交直流磁気センサの
識別番号を示し、UとDは差動型直流磁気センサを構成
する2台の3軸直交型直流磁気センサの識別番号を示し
ている。さらに、x、y、zは3軸直交型直流磁気セン
サを構成する3個の直流磁気センサの感度の方向を示し
ている。
【0015】水中部30において、1および2は前述し
た差動型3軸直交磁気センサ、321 〜3212は、それ
ぞれ、ローパスフィルタとA/D変換器とからなる電子
回路、33および37はインターフェース回路、34は
この水中部30全体の制御を行うCPU、35はメモリ
(RAM)、36は制御プログラムなどが格納されてい
るROM、38は水中ロボット10本体の電子回路であ
り、この中には前述したテザーケーブル6を介して前記
船上部40との間で信号を転送するための信号伝送装置
が含まれている。また、39は、CPU34、メモリ3
5、ROM36、インターフェース33および37間の
データ転送を行うためのバスである。
【0016】また、船上部40において、41は前記水
中ロボット10との間のデータ転送を行うための信号伝
送装置が含まれている水中ロボット船上部電子回路であ
る。また、42は前記水中ロボット船上部電子回路41
とのインターフェース回路、43はCPU、44はハー
ドディスク装置などの記憶装置、45はメモリ、46は
ビデオインターフェース回路、47はキーボード49と
のインターフェース回路であり、これら42〜47によ
り演算装置が構成されている。48はビデオインターフ
ェース回路46に接続されたビデオモニタ(ディスプレ
イ)、49はインターフェース回路47に接続されたキ
ーボードである。
【0017】このように構成されたシステムにおいて、
前述したように2個の差動型3軸直交直流磁気センサ1
および2に格納されている合計12個の直流磁気センサ
1Ux〜1Uz、1Dx〜1Dz、2Ux〜2Uz、2
Dx〜2Dzからの各出力信号V1Ux 、V1Uy 、V
1Uz 、V1Dx 、V1Dy 、V1Dz 、V2Ux 、V2Uy 、V
2Uz、V2Dx 、V2Dy 、V2Dz の合計12個の出力信号
は、それぞれ、ローパスフィルタとA/D変換器からな
る電子回路321 〜3212に入力され、12台のローパ
スフィルタを介して12台のA/D変換器によりディジ
タル信号に変換される。各電子回路321 〜3212から
のA/D変換された出力信号は、インターフェイス回路
(I/O)33およびバス39を介して、演算処理装置
(CPU)34により読み込まれ、フィルタリングなど
の前処理が行われた後、インターフェース回路37を介
して水中ロボット水中部電子回路38内の信号伝送装置
に出力され、テザーケーブル6内の信号伝送路を介して
船上部40に伝送される。
【0018】船上部40では、テザーケーブル6を介し
て伝送された信号は水中ロボット船上部電子回路41の
信号伝送装置により受信され、インターフェース回路4
2を介して、演算器(CPU)43、メモリ45、ハー
ドディスク装置44、キーボード49、ビデオインター
フェイス回路46、インターフェイス(I/O)回路4
7などから構成される演算装置において、海底ケーブル
8の位置と敷設方向を算出する演算処理が行われる。な
お、この算出処理の詳細については後述する。そして、
該処理により得られた結果はビデオモニタ48に表示さ
れるとともに、ハードディスク装置44内に記録され
る。
【0019】(差動型3軸直交直流磁気センサの一実施
形態)図3の(a)および(b)は差動型3軸直交直流
磁気センサの構成の一実施形態を示す図である。図3の
(a)は1個の差動型3軸直交直流磁気センサの外観構
成を示す図であり、この図において、51は耐圧容器、
52は緩衝材、53は溶融石英製円筒状容器、54は水
中コネクタ、55はこの差動型3軸直交直流磁気センサ
の出力を水中ロボット10本体内部の電子回路に導くた
めの水中ケーブルである。図示するように耐圧容器51
の内部には例えばゴムなどの柔らかい材料で作られた緩
衝材52を介して溶融石英製円筒状容器53が収納され
ている。
【0020】該溶融石英製円筒状容器53の内部の様子
を図3の(b)に示す。この図に示すように、溶融石英
製円筒状容器53の内部には、それぞれX軸、Y軸およ
びZ軸の方向に感度を有する3個の直流磁気センサU
x、UyおよびUzからなる第1の3軸直交直流磁気セ
ンサと、同様にそれぞれX軸、Y軸およびZ軸の方向に
感度を有する3個の直流磁気センサDx、DyおよびD
zからなる第2の3軸直交直流磁気センサとが所定の間
隔をもって格納されており、これにより差動型3軸直交
直流磁気センサが構成されている。そして、前記第1お
よび第2の3軸直交直流磁気センサの間には電子回路5
6が格納されている。これら各直流磁気センサUx、U
y、Uz、Dx、Dy、Dzと電子回路56は、図示し
ない円筒形の合成樹脂の中に埋め込まれており、該円筒
形の合成樹脂が前記溶融石英製円筒状容器53内に挿入
されている。
【0021】このように構成された本実施形態によれ
ば、水温の変動と水圧によって耐圧容器51に歪みが生
じたとしても、該歪みは緩衝材52により吸収されるた
め、溶融石英製円筒状容器53には歪みが生じることが
なく、容器53に収納されている差動型3軸直交直流磁
気センサには伝わらない。従って、水温の変動と水圧に
より直流磁気センサの軸ずれが発生するという問題を大
幅に緩和することができる。なお、この円筒状容器53
としては溶融石英製のものを使用したが、必ずしもこれ
に限られることはなく、ヤング率が大きく熱膨張係数が
小さい材料であれば、溶融石英以外の材料を使用するこ
とができる。
【0022】さらに、深海用の耐圧容器51の素材とし
ては、通常、金属が利用されているが、金属製の耐圧容
器では、水中を移動したときに地球磁場を横切ることに
よる渦電流が該金属の内部に発生し、この渦電流が発生
する磁場によって直流磁気センサ周囲の磁場が乱れるこ
ととなる。この磁場の乱れはセンサの出力に雑音となっ
て現れるため、絶縁材料である合成樹脂で耐圧容器を作
ることによって、この渦電流の問題を解決することがで
きる。
【0023】(海底ケーブルの位置と敷設方向の計算方
法例−1)上記のように構成された2台の差動型3軸直
交直流磁気センサを用いて、海底ケーブルの位置と敷設
方向を算出する方法について説明する。図4は海底ケー
ブルの位置と敷設方向を説明するための座標系を示す図
である。この図において、図1に示した水中ロボット1
0に固定された座標系をX3 ,Y3 ,Z3 とし、地面に
固定された座標系をX0 ,Y0 ,Z0 としている。ま
た、2台の差動型3軸直交直流磁気センサ1および2を
構成する4個の3軸直交型磁気センサの位置ベクトルを
それぞれベクトルP11 (3) =(0 ,w/2 ,h/2 )、ベク
トルP12 (3) =(0 ,w/2 ,−h/2 )、ベクトルP21
(3) =(0 ,−w/2 ,h/2 )、ベクトルP22 (3) =(0
,−w/2 ,−h/2 )とする。ここで、添字の(3) は、
位置ベクトルの値が水中ロボットに固定されたX3 ,Y
3 ,Z3 座標系で表されていることを示している。ま
た、wは差動型3軸直交直流磁気センサ1および2の間
の距離、hは1台の差動型3軸直交直流磁気センサに格
納されている2つの3軸直交型直流磁気センサ間の距離
である。各直流磁気センサの感度の方向はX3 軸かY3
軸あるいはZ3 軸に平行である。なお、X0 軸はケーブ
ル8と平行になるように定義している。
【0024】また、水中ロボットの回転を表すオイラー
角をφ、θ、ψとする。すなわち、X0 ,Y0 ,Z0
をZ0 軸の回りにψ回転してX1 、Y1 、Z1 座標系が
作られ、次に、X1 、Y1 、Z1 系をY1 軸の回りにθ
回転してX2 ,Y2 ,Z2 座標系が作られる。最後に、
2 ,Y2 ,Z2 系をX2 軸の回りにφ回転してX3
3 ,Z3 座標系が作られる。ここで、ψは水中ロボッ
ト10とケーブル8との交差角、θおよびφは、それぞ
れ、水中ロボット10のピッチングおよびローリングに
対応する。このピッチング角θおよびローリング角φは
水中ロボット10に搭載されている傾斜計により測定す
ることができる。
【0025】位置ベクトルP11 (3) とP12 (3) における
直流磁界ベクトルを、それぞれ、ベクトルH11 (3)
(H11x (3),H11y (3),H11z (3))およびベクトルH12
(3) =(H12x (3),H12y (3),H12z (3))とする。次
に、ベクトルH11 (3) とベクトルH12 (3) の差のベクト
ルΔH1 (3)を、
【数1】 により定義する。ここで、式(2) 〜(4) に示すベクトル
ΔH1 (3)のX3 方向、Y3 方向およびZ3 方向の各成分
ΔH1x (3) ,ΔH1y (3) およびΔH1z (3) は差動型3軸
直交直流磁気センサ1からの出力に他ならない。
【0026】この式(2) 〜(4) に示す差動型3軸直交直
流磁気センサからの出力ΔH1x (3),ΔH1y (3) および
ΔH1z (3) を用いて、海底ケーブル8と水中ロボット1
0との交差角(相対的な方位角)ψが次式により求めら
れる。
【数2】
【0027】(式(5) の導出)X3,Y3,Z3 座標系とX
0,Y0,Z0 座標系の変換Tは、次のように表される。
【数3】
【0028】位置P11における磁界をX3,Y3,Z3 座標
系とX0,Y0,Z0 座標系で表す。
【数4】 11x (0)=0であることから、上記式(6) 、(8) より、
【数5】
【0029】同様に、位置P12における磁界をX3,Y3,
3 座標系とX0,Y0,Z0 座標系で表し、H12x (0)=0
であることから、
【数6】 上記式(2) 〜(4) 、(11)および(12)より、上記式(5) を
導出することができる。
【0030】また、海底ケーブル8からの水平距離yと
高度差zは、次の式(13)および(14)により算出すること
ができる。
【数7】
【数8】 ここで、ΔH1y (0) 、ΔH1z (0) 、|ΔH1 (0)|は次の
式(15)および(16)により求められる。
【数9】
【数10】 なお、Iは海底ケーブル8に流れる直流電流の値を表
し、図4に示すように+X0 方向に流れる場合を正とし
ている。この海底ケーブルに供給する直流電流Iの値
は、通常、陸上の端局で測定することができる。
【0031】(式(13)および(14)の導出)この計算例に
おいては、水中ロボット10のピッチングθとローリン
グφは小さいと仮定して無視し、X0,Y0,Z0 座標系の
上で計算することとする。この計算に用いる座標系を図
5に示す。この図に示すように、この場合には2台の差
動型3軸直交直流磁気センサ1および2の間の距離はw
cos ψで表される。このとき、位置P11 (0) における磁
界ベクトルH11 (0) および位置P12 (0) における磁界ベ
クトルH12 (0) は、それぞれ、次のように表される。
【数11】
【数12】 ただし、
【数13】
【0032】ここで、次の近似を使用する。
【数14】
【数15】 この式(24)および(25)を用いると、次の式(26)が導かれ
る。
【数16】 この式(26)を用いると、式(17)〜(22)は、次の式(27)〜
(32)のように書き換えることができる。
【数17】
【数18】
【0033】ΔH1y (0) 、ΔH1z (0) 、ΔH1 (0)を次の
ように定義する。
【数19】
【数20】
【数21】 式(35)を式(33)と(34)に代入して、次式が得られる。
【数22】
【数23】
【0034】ここで、
【数24】 とすると、式(36)と式(37)より、次式を得ることができ
る。
【数25】
【0035】海底ケーブル8に流れる電流の向きが+X
0 方向でI>0の場合は、式(38)よりZ2 >0であるか
ら、解は1つに限定される。
【数26】 また、z>0であるから、式(38)と(40)より
【数27】 さらに、式(23)、(37)、(41)より、
【数28】
【0036】電流の方向が逆の場合はI<0であるか
ら、式(38)よりZ2 <0となり、式(39)は次式のように
なる。
【数29】 よって、z>0であるから式(38)と(44)より
【数30】 また、式(23)、(37)、(45)より、
【数31】
【0037】全く同様に、ベクトルH21 (0) とH22 (0)
を用いて、ケーブルの角度と位置とを計算することがで
きる。実際にケーブルの位置を推定する場合には、両側
のセンサの計算結果の平均値を採用することが望まし
い。
【0038】前述したように、式(13)および(14)におけ
る|ΔH1 (0)|の前の符号は、I>0の場合+となり、
I<0の場合は−となる。したがって、電流の方向が既
知の場合には、1台の差動型3軸直交直流磁気センサを
使って、前述した式(5) 、(13)、(14)を用いて、海底ケ
ーブル8の相対的な位置と敷設方向とを知ることができ
る。
【0039】また、直流電流Iの方向が未知の場合に
は、次のような手順で2台の差動型3軸直交直流磁気セ
ンサを使い、海底ケーブルの相対的な位置yとzとを知
ることができる。まず、I>0と仮定して、左右の差動
型3軸直交直流磁気センサの出力と式(13)、(14)を用い
て海底ケーブルの相対的な位置を計算する。右側のセン
サ1(位置ベクトルP11とP12)による計算結果を
1+、z1+とし、左側のセンサ2(位置ベクトルP21
22)による計算結果をy2+、z2+とする。左右のセン
サによる海底ケーブルの相対的な位置の計算結果の差Δ
+
【数32】 とする。
【0040】次に、I<0と仮定して、同様に左右の差
動型3軸直交直流磁気センサの出力と式(13)、(14)を用
いて海底ケーブルの相対的な位置を計算する。右側のセ
ンサ1(位置ベクトルP11とP12)による計算結果をy
1-、z1-とし、左側のセンサ2(位置ベクトルP21とP
22)による計算結果をy2-、z2-とする。この場合の左
右のセンサによる海底ケーブルの相対的な位置の計算結
果の差ΔD-
【数33】 とする。
【0041】計算機でのシミュレーションにより、I>
0の場合にはΔD- >ΔD+ となり、I<0の場合には
ΔD- <ΔD+ となることを確認することができる。し
たがって、ΔD- >ΔD+ の場合にはI>0とし、ΔD
- <ΔD+ の場合にはI<0とすることにより、式(13)
および(14)を用いて海底ケーブルの相対的な位置を知る
ことができる。すなわち、電流の方向が未知な場合で
も、2個の差動型3軸直交直流磁気センサを用いること
により、海底ケーブルの相対的な位置と敷設方向を知る
ことができる。
【0042】なお、前述したように、式(13)および(14)
を導くために式(24)および(25)に示す近似が使用されて
いるため、海底ケーブル8の位置が差動型3軸直交直流
磁気センサ1または2に近い場合には、式(24)と(25)の
近似が悪くなり、計算の誤差が大きくなる。したがっ
て、左右の2本の差動型3軸直交直流磁気センサを利用
している場合には、該左右2つの差動型3軸直交直流磁
気センサによる計算結果の平均を測定結果として採用す
ることにより、測定誤差を低減することができる。
【0043】(海底ケーブルの位置と敷設方向の計算方
法例−2)4本の差動型3軸直交直流磁気センサを用い
るときには、以下に示す厳密解により、海底ケーブルの
相対的な位置と敷設方向を知ることができる。この場合
には、4本の差動型3軸直交直流磁気センサは等間隔で
配置するものとする。差動型3軸直交直流磁気センサを
構成する3軸直交直流磁気センサの位置は、水中ロボッ
トに固定された座標系X3 ,Y3 ,Z3 を用いて次式で
表される。
【数34】 ここで、iとjは差動型3軸直交型直流磁気センサの番
号(i=1,2,3,4,j=1,2)を表している。
なお、各直流磁気センサの感度の方向はX3 軸かY3
軸、あるいはZ3 軸に平行である。
【0044】まず、hi 、Di1、Di2、Di3、Di4、E
i を次のように定義する。
【数35】
【数36】
【数37】
【0045】マトリクスDとベクトルP、Eを次式によ
り定義する。
【数38】
【数39】
【数40】
【0046】マトリクスDとベクトルP、Eの間に次の
関係が成り立つ。
【数41】
【数42】 上記式(63)により、海底ケーブルの相対位置を求めるこ
とができる。なお、海底ケーブルの敷設方向は、前述し
た式(5) により求めることができる。
【0047】(海底ケーブルの位置と敷設方向の計算方
法例−3)2個の差動型3軸直交直流磁気センサを用い
た場合の他の実施形態を示す。本計算方法例では、水中
ロボットのピッチングとローリングは小さいと仮定して
0で近似する。本計算例でも、計算方法例1と同様に、
4個の3軸直交型直流磁気センサを使用しており、それ
らの位置ベクトルを、計算方法例1と同様に、P11 (3)
=(0 ,w/2 ,h/2 )、P12 (3) =(0 ,w/2 ,−h/2
)、P21 (3) =(0 ,−w/2 ,h/2 )、P22 (3) =(0
,−w/2 ,−h/2 )とする。また、各位置ベクトルP
11 (3) 、P12 (3) 、P21 (3) およびP22 (3) における直
流磁界ベクトルを、それぞれ、H11 (3) =(H11x (3)
11y (3),H11z (3))、H12 (3) =(H12x (3),H12y
(3),H12z (3))、H21 (3) =(H21x (3),H21y (3)
21z (3) )およびH22 (3) =(H22x (3),H22y (3)
22z (3))とする。ここで、添字(3) がついた磁場ベク
トルは、水中ロボットに固定されたX3,Y3,Z3 座標系
で表されていることを示す。すなわち、センサから出力
された値である。
【0048】まず、計算方法例−1と同様に、式(5) に
よりケーブルとセンサとのなす角ψを求める。次に、各
センサ位置の磁場ベクトルを地面に固定されたX0,Y0,
0 座標系で表す。
【数42】式(64)において、i,j=1,2 である。
【0049】次に、各センサの成分毎に差分を取り、Δ
1x (0) 、ΔH1y (0) 、ΔH1z (0)、ΔH2x (0) 、ΔH
2y (0) 、ΔH2z (0) 、ΔHux (0) 、ΔHuy (0) 、ΔHuz
(0)、ΔHlx (0) 、ΔHly (0) 、ΔHlz (0) を定義す
る。
【数43】 次に、y成分とz成分の比を取り、R1 、R2 、Ru
l とする。
【数44】 この定義されたRおよびw、hを用いてケーブル8と水
中ロボット10との相対距離yおよびzを次式により求
めることができる。
【数45】
【数46】 従って、センサからの出力値であるH(3) から、ケーブ
ル8と水中ロボット10の相対的な角度ψと位置y,z
を求めることができる。
【0050】(母船の上での表示方法の一実施形態)海
底ケーブル8が鉄線外装線で補強されていない無外装ケ
ーブルであり、直流電流をケーブル探知に使用できる場
合には、前述したようにして、その相対位置と敷設方向
を計算することができる。このような場合には、図6に
示すように、水中ロボットと海底ケーブルの相対位置お
よび海底ケーブルの敷設方向の計算結果を船上のディス
プレイに図形で表示することができる。図6には、水中
ロボット10を中心に、水中ロボット10の方位、差動
型3軸直交直流磁気センサの位置、海底ケーブル8の相
対的な位置と方向などが示されている。図中、上側が北
に対応している。水中ロボットのオペレータはこのグラ
フィックを見ながら水中ロボットを操縦することができ
る。
【0051】海底ケーブル8が鉄線外装ケーブルで補強
された外装海底ケーブルである場合には、外装鉄線から
発生する直流磁場のために海底ケーブルの位置を計算に
より求めることができない。このような場合には、例え
ば差動型3軸直交直流磁気センサの出力のベクトル的な
大きさを表示することにより、海底ケーブルのおおよそ
の位置を推定することができる。差動型3軸直交直流磁
気センサの出力のベクトル的な大きさ|ΔH(3) |は次
式で表される。
【数47】
【0052】図7は差動型3軸直交直流磁気センサの出
力のベクトル的な大きさ|ΔH(3)|の表示の一実施形
態である。本実施形態では、4台の差動型3軸直交直流
磁気センサを用いており、それぞれ1から4までの番号
が振られている。左側の図は4台の差動型3軸直交直流
磁気センサの出力のベクトル的な大きさ|ΔH(3) |の
瞬時値を縦棒で表示したものである。右側の図は|ΔH
(3) |の時刻歴を表示したもので、横軸は時間、縦軸は
|ΔH(3) |の大きさを示している。この表示から水中
ロボットのオペレータは、海底ケーブルが2番と3番の
差動型3軸直交直流磁気センサの近くにあることを推定
することができる。
【0053】(水中ロボットから発生する磁場による影
響の除去)直流磁気センサを水中ロボット10に搭載す
ると、水中ロボット10から発生する直流磁場の影響を
受ける。測定する磁場は、地球磁場と、ケーブルから発
生する磁場と、水中ロボット10から発生する磁場をベ
クトル的に合成した磁場になる。この水中ロボット10
から発生する磁場の影響は、水中ロボット10の方位に
依存している。そこで、水中ロボット10から発生する
直流磁場の影響を取り除くために、周囲に海底ケーブル
などの磁性体や直流電流がなく直流磁場が一定な海中
で、水中ロボットを一回転させたときの差動型3軸直交
直流磁気センサからの出力を計測して、水中ロボット1
0の方位との関係をあらかじめ測定し、前記図2に示し
たハードディスク装置44などに記録しておき、海底ケ
ーブル探査時に、測定した差動型3軸直交直流磁気セン
サの出力から、水中ロボット10の方位に依存する記録
しておいた変動量を差し引くことにより、水中ロボット
10から発生する直流磁場の影響を除くことができる。
【0054】(センサの感度、オフセット、直交性の補
正)3軸直交型直流磁気センサが理想的であると仮定す
ると、直流磁界の絶対値|Hi |は、次のように表され
る。
【数48】 ここで、ci は定数、Vix、Viy、Vizは3軸直交型直
流磁気センサを構成する3個の直流磁気センサの出力で
ある。iは各々の3軸直行型直流磁気センサの番号を表
している。しかし、実際の信号には、オフセットや感度
の誤差、各軸の直交性の誤差が含まれているため、式(1
01) の計算結果には、数百nTの変動が発生する。言い
換えると、同一地点でセンサを回転した場合、センサの
方向により数百nTの変動が生じる。
【0055】このオフセットや感度の誤差、各軸の直交
性の誤差は次式により補正することができる。
【数49】 ここで、V'ix 、V'iy 、V'iz はそれぞれのセンサの
補正された出力、Vix o 、Viyo 、Vizo はそれぞれの
センサの出力のオフセット、ai11 〜ai33 は各軸の直
交性と感度を補正する行列の要素を表している。各3軸
直交直流磁気センサからの出力に対して、このような補
正演算を行うことにより、直流磁界の絶対値の測定の変
動を数nTに低減することができる。
【0056】なお、この式(102) において使用される補
正係数Vixo 、Viyo 、Vizo 、ai11 〜ai33 は、本
出願人が既に提案した漸近的な推定方法(特願平7−6
0130号)により決定することができる。ここでは、
その概略について説明する。 (a)まず、図8に示すような1軸の回りに回転する回
転台61の上に回転軸62とセンサのx軸が一致するよ
うにセンサを載せ、回転台61の回転角度を変えなが
ら、電圧計によりセンサの出力電圧をn1 回測定する。
次に、回転軸62とセンサのy軸とを一致させて、同様
に出力電圧をn2 回測定し、さらに、回転軸62とセン
サのz軸を一致させてn3 回測定する。なお、このとき
各センサの回転台からの高さが一致するように、高さ調
整台63が使用される。このようにしてx軸、y軸およ
びz軸の回りに回転させて得られた各センサの出力電圧
をVx(k)、Vy(k)、Vz(k)、k=1,2,3,....
n、n=n1 +n2 +n3 とする。また、前記式(102)
の補正に用いる係数の初期値を、a11 (0) =1,a22
(0)=1,a33 (0) =1,a12 (0) =a13 (0) =a21 (0)
=a23 (0) =a31 (0) =a32 (0) =0,Vxo (0) =V
yo (0) =Vzo (0) =0とする。
【0057】(b)オフセットと感度の誤差、各軸の直
交性の誤差を次の式(103) により補正し、その結果をV
x (j)(k) 、Vy (j)(k) 、Vz (j)(k) 、k=1,2,
3,....n,j=0とする。
【数50】 (c)センサが理想的であれば、|V(j)(k)|はセンサ
の置き方によらず常に一定となるはずであるが、前述し
たオフセットや感度の誤差、各軸の直交性の誤差によ
り、その値にはばらつきが生じている。そこで、上記
(b)により補正された磁場の絶対値に対応する|V
(j)(k)|を算出し、その分散σV(j)2 を求める。
【0058】(d)Δa11を1より十分小さい正の定数
とし、a11 (j) の代わりにa11 (j)+Δa11を代入して
上記式(103) の補正演算を行い得られたデータに基づい
て同様に磁場の絶対値に対応する|V(j)(k)|の分散σ
V(j)2a11=a11(j)+ Δa11を求める。次に、a11 (j)
の代わりにa11 (j) −Δa11を代入して、同様に分散σ
V(j)2a11=a11(j)- Δa11 を求める。 (e)上記(d)により求めた2通りの分散の値σV(j)
2a11=a11(j)+ Δa1 1 とσV(j)2a11=a11(j)- Δ
a11 との差などに基づいて、a11 (j+1) を推定する。
【0059】(f)同様な手順により、順次、a12
(j+1) 、a13 (j+1) 、a21 (j+1) 、a22 (j+1) 、a23
(j+1) 、a31 (j+1) 、a32 (j+1) 、a33 (j+1) 、Vxo
(j+1) 、Vyo (j+1) 、Vzo (j+1) を推定する。 (g)以下、j=j+1として、分散σV(j)2 が十分小
さくなるまで、上記(b)〜(f)の手順を繰り返す。
このようにして、最終的に得られた値を、a11、a12
13、a21、a22、a23、a31、a32、a33、Vxo、V
yo、Vzoの推定値とする。
【0060】なお、本発明をそのまま海底のパイプや微
少な磁界を有する金属などの探査に利用することができ
ることはいうまでもない。また、上述した実施の形態に
おいては、図1のように差動型3軸直交直流磁気センサ
を縦方向に配置したが、横方向に配置した場合にも、ほ
ぼ同様な手順でケーブルの位置を測定することができ
る。
【0061】
【発明の効果】本発明の海底ケーブル探査システムによ
れば、当該海底ケーブルまでの正確な距離と高度差、お
よび当該海底ケーブルの敷設方向を求めることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海底ケーブル探査システムによる海底
ケーブルの探査の様子を示す図である。
【図2】本発明の海底ケーブル探査システムの電気的構
成の一例を示す図である。
【図3】差動型3軸直交直流磁気センサの一実施形態を
示す図である。
【図4】海底ケーブルの位置と敷設方向を計算するため
に使用する座標系を説明するための図である。
【図5】海底ケーブルの位置の計算に使用する座標系を
説明するための図である。
【図6】母船上のディスプレイにおける表示の一例を示
す図である。
【図7】母船上のディスプレイにおける他の表示例を示
す図である。
【図8】センサの校正台の一例を示す図である。
【符号の説明】
1、2 差動型3軸直交直流磁気センサ 3 電子回路容器 4 スラスタ 5 フレーム 6 テザーケーブル 7 海底面 8 海底ケーブル 10 水中ロボット 20 母船 30 水中部 321 〜3212 ローパスフィルタとA/D変換器 33、37、42、46、47 インターフェース回路 34、43 CPU 35、45 メモリ 36 ROM 38、41、56 電子回路 39 バス 40 船上部 44 記憶装置 48 ビデオモニタ 49 キーボード 51 耐圧容器 52 緩衝材 53 溶融石英製円筒状容器 54 水中コネクタ 55 水中ケーブル 61 回転台 62 回転軸 63 高さ調整台 64 センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海底ケーブルに流れる直流電流や海底ケ
    ーブルを構成する外装鉄線から発生する直流磁場を検出
    することにより海底ケーブルの存在を探知する海底ケー
    ブル探査システムにおいて、 特定の一軸方向の直流磁場にのみ感度を有する直流磁気
    センサ3個を、各々の軸が互いに直交するように配置し
    て3軸直交型直流磁気センサとし、このような3軸直交
    型直流磁気センサ2個を、適度な間隔を保つとともに対
    応する各軸がそれぞれ平行になるように配置した差動型
    3軸直交直流磁気センサを1台もしくは2台以上水中ロ
    ボットに搭載し、 該1台もしくは2台以上の差動型3軸直交直流磁気セン
    サからの出力をA/D変換器でディジタル信号に変換し
    たのち演算処理部において処理し、求められた結果を船
    上のディスプレイに表示することにより、海底ケーブル
    の存在を探知することを特徴とする海底ケーブル探査シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記演算処理部は、前記差動型3軸直交
    直流磁気センサの中の相互に平行な軸を持つ2個の直流
    磁気センサの差の出力を用いて演算処理することによ
    り、当該海底ケーブルまでの距離と高度差、および当該
    海底ケーブルの敷設方向を算出するものであることを特
    徴とする前記請求項1記載の海底ケーブル探査システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記演算処理部は、前記各直流磁気セン
    サの感度のばらつき、オフセット、各軸の角度のずれを
    補正し、該補正した結果を用いて当該海底ケーブルの位
    置を計算するものであることを特徴とする前記請求項1
    あるいは2に記載の海底ケーブル探査システム。
  4. 【請求項4】 前記演算処理部は、前記差動型3軸直交
    直流磁気センサを搭載している前記水中ロボットの回転
    にともなう前記差動型3軸直交直流磁気センサの出力の
    変動の影響を除くために、周囲に海底ケーブルなどの磁
    性体や直流電流が存在せず直流磁場が均一な水中の場所
    において、前記水中ロボットを1回転させ、該回転中の
    前記水中ロボットの方位と前記差動型3軸直交直流磁気
    センサの出力との関係を測定して記録装置に記録し、該
    記録したデータを用いて前記水中ロボットの回転による
    前記差動型3軸直交直流磁気センサの出力の変動を補正
    するものであることを特徴とする前記請求項1〜3のい
    ずれかに記載の海底ケーブル探査システム。
  5. 【請求項5】 前記差動型3軸直交直流磁気センサは、
    深海の水圧と温度変化に伴う膨張または収縮による直流
    磁気センサの軸の歪みを防止するために、一つの容器の
    中に固定されて収納されており、さらに、この容器はゴ
    ムのように柔らかい緩衝剤を介して耐圧容器内に固定さ
    れているものであることを特徴とする前記請求項1に記
    載の海底ケーブル探査システム。
  6. 【請求項6】 前記差動型3軸直交直流磁気センサを収
    容する容器は、強度の高い絶縁材料で作られていること
    を特徴とする前記請求項1に記載の海底ケーブル探査シ
    ステム。
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