JPH0912823A - 合成樹脂成形材料及び該合成樹脂成形材料による成形物の製造方法 - Google Patents
合成樹脂成形材料及び該合成樹脂成形材料による成形物の製造方法Info
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- JPH0912823A JPH0912823A JP7185023A JP18502395A JPH0912823A JP H0912823 A JPH0912823 A JP H0912823A JP 7185023 A JP7185023 A JP 7185023A JP 18502395 A JP18502395 A JP 18502395A JP H0912823 A JPH0912823 A JP H0912823A
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- Japan
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- inorganic filler
- synthetic resin
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- methyl methacrylate
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャスト法に比較して生産性の高い加熱圧縮
成形に供することができ、調製のための操作が容易であ
り、短時間に調製することのできるプリミックスと呼称
される成形材料であって、しかも該プリミックスに配合
されている樹脂粒子の光沢や透明性が低下することのな
い成形物が得られる合成樹脂成形材料、及び該合成樹脂
成形材料による成形物の製造方法を提供する。 【構成】 メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル
系シラップ(a)10〜60重量%と、無機質充填材
(b)0〜85重量%と、メタクリル酸メチルに対する
膨潤度が3未満であって、しかもメタクリル酸メチルに
不溶な無機質充填材含有樹脂粒子(c)1〜85重量%
との混合物100重量部に対して、重合開始剤(d)
0.1〜5.0重量部を配合した合成樹脂成形材料。
成形に供することができ、調製のための操作が容易であ
り、短時間に調製することのできるプリミックスと呼称
される成形材料であって、しかも該プリミックスに配合
されている樹脂粒子の光沢や透明性が低下することのな
い成形物が得られる合成樹脂成形材料、及び該合成樹脂
成形材料による成形物の製造方法を提供する。 【構成】 メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル
系シラップ(a)10〜60重量%と、無機質充填材
(b)0〜85重量%と、メタクリル酸メチルに対する
膨潤度が3未満であって、しかもメタクリル酸メチルに
不溶な無機質充填材含有樹脂粒子(c)1〜85重量%
との混合物100重量部に対して、重合開始剤(d)
0.1〜5.0重量部を配合した合成樹脂成形材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリル系樹脂成形物
の製造に使用する合成樹脂成形材料、及び該合成樹脂成
形材料による成形物の製造方法に関する。
の製造に使用する合成樹脂成形材料、及び該合成樹脂成
形材料による成形物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無機質充填材を含有するアクリル系樹脂
成形物は、深みのある外観を呈し、高級な感触を有する
ことが特徴であり、例えば人工大理石としてキッチンの
天板、各種のカウンタートップ、洗面化粧台、浴室回
り、床材、壁材等の多くの用途に使用されている。
成形物は、深みのある外観を呈し、高級な感触を有する
ことが特徴であり、例えば人工大理石としてキッチンの
天板、各種のカウンタートップ、洗面化粧台、浴室回
り、床材、壁材等の多くの用途に使用されている。
【0003】人工大理石等の用途に供されるアクリル系
樹脂成形物の製造方法には、メタクリル酸メチルを主成
分とするアクリル系シラップと、充填材としての水酸化
アルミニウムと、重合開始剤との混合組成物からなる成
形材料を、予め用意した型枠に注入した後に加熱重合さ
せるキャスト法(特公昭50−22586号公報)や、
アクリル系シラップと、充填材としての水酸化アルミニ
ウムと、ポリメチルメタクリレート樹脂粉末との混合組
成物からなる成形材料を、加熱溶融して賦形加工後冷却
する方法(特開平1−14138号公報)が一般的であ
る。
樹脂成形物の製造方法には、メタクリル酸メチルを主成
分とするアクリル系シラップと、充填材としての水酸化
アルミニウムと、重合開始剤との混合組成物からなる成
形材料を、予め用意した型枠に注入した後に加熱重合さ
せるキャスト法(特公昭50−22586号公報)や、
アクリル系シラップと、充填材としての水酸化アルミニ
ウムと、ポリメチルメタクリレート樹脂粉末との混合組
成物からなる成形材料を、加熱溶融して賦形加工後冷却
する方法(特開平1−14138号公報)が一般的であ
る。
【0004】更に又、近年、メタクリル酸メチルを主成
分とする不飽和単量体と、無機質充填材と、樹脂粒子と
の混合組成物からなる成形材料を、圧縮成形により賦形
加工するアクリル系樹脂成形物の製造方法が提案されて
いる(特開平5−32720号公報)。
分とする不飽和単量体と、無機質充填材と、樹脂粒子と
の混合組成物からなる成形材料を、圧縮成形により賦形
加工するアクリル系樹脂成形物の製造方法が提案されて
いる(特開平5−32720号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のキャスト法によ
るアクリル系樹脂成形物の製造方法は、メタクリル酸メ
チルを主体とする不飽和単量体にポリマーを溶解させる
ことによってアクリル系シラップを得た後、該アクリル
系シラップに所定の添加剤を配合してスラリーを調製
し、しかる後にこのスラリーを型に沿わせた状態で重合
硬化させる方法である。
るアクリル系樹脂成形物の製造方法は、メタクリル酸メ
チルを主体とする不飽和単量体にポリマーを溶解させる
ことによってアクリル系シラップを得た後、該アクリル
系シラップに所定の添加剤を配合してスラリーを調製
し、しかる後にこのスラリーを型に沿わせた状態で重合
硬化させる方法である。
【0006】ここで使用する成形材料は、アクリル系シ
ラップ中の不飽和単量体の沸点が低いために、スラリー
の重合硬化時にこの不飽和単量体が揮散し易く、これに
よって得られる成形物に空孔が発生する。
ラップ中の不飽和単量体の沸点が低いために、スラリー
の重合硬化時にこの不飽和単量体が揮散し易く、これに
よって得られる成形物に空孔が発生する。
【0007】このため、スラリーの重合硬化の際の重合
を、単量体の沸点よりも低い60〜80℃の低温で行な
うようにして、スラリーの重合硬化時の単量体の揮散を
防止し、成形物に空孔が発生するのを防止しなければな
らない。したがって、キャスト法によるアクリル系樹脂
成形物の製造方法においては、スラリーの重合硬化の速
度が遅く、成形物の製造に長時間を要するために生産性
が悪い。
を、単量体の沸点よりも低い60〜80℃の低温で行な
うようにして、スラリーの重合硬化時の単量体の揮散を
防止し、成形物に空孔が発生するのを防止しなければな
らない。したがって、キャスト法によるアクリル系樹脂
成形物の製造方法においては、スラリーの重合硬化の速
度が遅く、成形物の製造に長時間を要するために生産性
が悪い。
【0008】これに対して、熱硬化性の樹脂を圧縮成形
により賦形加工する樹脂成形物の製造方法は、液状の熱
硬化性樹脂に所定の添加物を配合してパテ状に調製した
プリミックスと呼ばれる成形材料を加熱圧縮成形する方
法であり、一般的に肉厚1mmの成形品の場合には1分
以内で成形でき、キャスト法に比較して生産性が高く経
済性に優れており、しかも種々の形態の成形物に成形で
きる。
により賦形加工する樹脂成形物の製造方法は、液状の熱
硬化性樹脂に所定の添加物を配合してパテ状に調製した
プリミックスと呼ばれる成形材料を加熱圧縮成形する方
法であり、一般的に肉厚1mmの成形品の場合には1分
以内で成形でき、キャスト法に比較して生産性が高く経
済性に優れており、しかも種々の形態の成形物に成形で
きる。
【0009】この方法を利用する上記の特開平5−32
720号公報に記載されているアクリル系樹脂成形物の
製造方法は、メタクリル酸メチルを主成分とする不飽和
単量体と、無機質充填材と、メタクリル酸メチルに対す
る膨潤度が3〜15倍の樹脂粒子との混合組成物からな
るプリミックスを調製し、これを加熱圧縮成形する方法
からなる。
720号公報に記載されているアクリル系樹脂成形物の
製造方法は、メタクリル酸メチルを主成分とする不飽和
単量体と、無機質充填材と、メタクリル酸メチルに対す
る膨潤度が3〜15倍の樹脂粒子との混合組成物からな
るプリミックスを調製し、これを加熱圧縮成形する方法
からなる。
【0010】しかしながらこの樹脂成形物の製造方法に
おいては、合成樹脂成形材料であるプリミックス中に、
メタクリル酸メチルに対する膨潤度が3〜15倍という
膨潤度の大きい樹脂粒子を使用している関係から、この
樹脂粒子を十分にしかも均一に膨潤させるのに長時間を
要するため、プリミックスの調製に手間取るだけでな
く、得られる成形物の光沢や透明性が低下する等の欠点
を有する。
おいては、合成樹脂成形材料であるプリミックス中に、
メタクリル酸メチルに対する膨潤度が3〜15倍という
膨潤度の大きい樹脂粒子を使用している関係から、この
樹脂粒子を十分にしかも均一に膨潤させるのに長時間を
要するため、プリミックスの調製に手間取るだけでな
く、得られる成形物の光沢や透明性が低下する等の欠点
を有する。
【0011】したがって本発明の目的は、キャスト法に
比較して生産性の高い加熱圧縮成形法に供することがで
き、しかも調製の操作が容易であり、短時間に調製する
ことができる等の特性を有するプリミックスと呼称され
る成形材料であって、かつ該プリミックスに配合されて
いる樹脂粒子の光沢や透明性が低下することのない成形
物が得られる合成樹脂成形材料を提供すること、及び該
合成樹脂成形材料による成形物の製造方法を提供するこ
とにある。
比較して生産性の高い加熱圧縮成形法に供することがで
き、しかも調製の操作が容易であり、短時間に調製する
ことができる等の特性を有するプリミックスと呼称され
る成形材料であって、かつ該プリミックスに配合されて
いる樹脂粒子の光沢や透明性が低下することのない成形
物が得られる合成樹脂成形材料を提供すること、及び該
合成樹脂成形材料による成形物の製造方法を提供するこ
とにある。
【0012】
【発明を解決するための手段】本発明者らは、プリミッ
クスと呼ばれる成形材料において、メタクリル酸メチル
に対する膨潤度が3未満であって、しかもメタクリル酸
メチルに不溶な無機質充填材含有樹脂粒子を使用するこ
とにより、短時間にしかも容易にプリミックスを調製す
ることができ、しかも樹脂粒子の光沢や透明性の低下の
ない加熱圧縮成形物を製造し得ることを確認した結果、
本発明を完成するに至った。
クスと呼ばれる成形材料において、メタクリル酸メチル
に対する膨潤度が3未満であって、しかもメタクリル酸
メチルに不溶な無機質充填材含有樹脂粒子を使用するこ
とにより、短時間にしかも容易にプリミックスを調製す
ることができ、しかも樹脂粒子の光沢や透明性の低下の
ない加熱圧縮成形物を製造し得ることを確認した結果、
本発明を完成するに至った。
【0013】上記の目的は、以下の構成による本発明の
合成樹脂成形材料、及び該合成樹脂成形材料による成形
物の製造方法によって達成される。すなわち本発明は、
メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル系シラップ
(a)10〜60重量%と、無機質充填材(b)0〜8
5重量%と、メタクリル酸メチルに対する膨潤度が2.
5以下であって、しかもメタクリル酸メチルに不溶な無
機質充填材含有樹脂粒子(c)1〜85重量%との混合
物100重量部に対して、重合開始剤(d)0.1〜
5.0重量部を配合してなる合成樹脂成形材料からな
る。
合成樹脂成形材料、及び該合成樹脂成形材料による成形
物の製造方法によって達成される。すなわち本発明は、
メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル系シラップ
(a)10〜60重量%と、無機質充填材(b)0〜8
5重量%と、メタクリル酸メチルに対する膨潤度が2.
5以下であって、しかもメタクリル酸メチルに不溶な無
機質充填材含有樹脂粒子(c)1〜85重量%との混合
物100重量部に対して、重合開始剤(d)0.1〜
5.0重量部を配合してなる合成樹脂成形材料からな
る。
【0014】又本発明は、メタクリル酸メチルを主成分
とするアクリル系シラップ(a)10〜60重量%と、
無機質充填材(b)0〜85重量%と、メタクリル酸メ
チルに対する膨潤度が2.5以下であって、しかもメタ
クリル酸メチルに不溶な無機質充填材含有樹脂粒子
(c)1〜85重量%との混合物100重量部に対し
て、重合開始剤(d)0.1〜5.0重量部を配合した
合成樹脂成形材料を、加圧下に賦形しながら重合、硬化
させる成形物の製造方法からなる。
とするアクリル系シラップ(a)10〜60重量%と、
無機質充填材(b)0〜85重量%と、メタクリル酸メ
チルに対する膨潤度が2.5以下であって、しかもメタ
クリル酸メチルに不溶な無機質充填材含有樹脂粒子
(c)1〜85重量%との混合物100重量部に対し
て、重合開始剤(d)0.1〜5.0重量部を配合した
合成樹脂成形材料を、加圧下に賦形しながら重合、硬化
させる成形物の製造方法からなる。
【0015】上記の構成による本発明の合成樹脂成形材
料、及び該合成樹脂成形材料による成形物の製造方法に
おいて、無機質充填材(b)及び/又は無機質充填材含
有樹脂粒子(c)中の無機質充填材としては、水酸化ア
ルミニウムが好適である。
料、及び該合成樹脂成形材料による成形物の製造方法に
おいて、無機質充填材(b)及び/又は無機質充填材含
有樹脂粒子(c)中の無機質充填材としては、水酸化ア
ルミニウムが好適である。
【0016】不飽和ポリエステル系樹脂の圧縮成形の場
合と同様にアクリル系の不飽和単量体を使用するアクリ
ル系樹脂の圧縮成形においても、成形材料であるプリミ
ックスの調製が最も重要な事項の1つである。このアク
リル系の不飽和単量体を使用するプリミックスは、不飽
和ポリエステル系樹脂のプリミックスのように簡単に増
粘することができず、粘度の高いプリミックスを調製す
るための諸種の工夫が提案されている。
合と同様にアクリル系の不飽和単量体を使用するアクリ
ル系樹脂の圧縮成形においても、成形材料であるプリミ
ックスの調製が最も重要な事項の1つである。このアク
リル系の不飽和単量体を使用するプリミックスは、不飽
和ポリエステル系樹脂のプリミックスのように簡単に増
粘することができず、粘度の高いプリミックスを調製す
るための諸種の工夫が提案されている。
【0017】例えば、カルボキシル基を具備するビニル
単量体を部分的に共重合させた架橋アクリル系樹脂によ
るシラップに、MgO、Mg(OH)2 等のアルカリ土
類金属酸化物や水酸化物を増粘剤として添加したプリミ
ックスを得る方法(特公昭64−11652号公報)、
ヒドロキシル基を具備するビニル単量体を部分的に共重
合させたアクリル系樹脂によるシラップに、ポリイソシ
アネート化合物とアルミニウムアルコラートを添加する
ことによって増粘したプリミックスを得る方法(特公平
1−46530号公報)、ヒドロキシル基を具備するポ
リメチルメタクリレート共重合体を含むアクリル系シラ
ップに充填剤としてポリイソシアネートを添加して増粘
したプリミックスを得る方法(特開平5−124844
号公報)、アクリル系シラップにポリメチルメタクリレ
ート系の樹脂粉末を添加することによって増粘したプリ
ミックスを得る方法(特開平2−160648号公報)
等がある。
単量体を部分的に共重合させた架橋アクリル系樹脂によ
るシラップに、MgO、Mg(OH)2 等のアルカリ土
類金属酸化物や水酸化物を増粘剤として添加したプリミ
ックスを得る方法(特公昭64−11652号公報)、
ヒドロキシル基を具備するビニル単量体を部分的に共重
合させたアクリル系樹脂によるシラップに、ポリイソシ
アネート化合物とアルミニウムアルコラートを添加する
ことによって増粘したプリミックスを得る方法(特公平
1−46530号公報)、ヒドロキシル基を具備するポ
リメチルメタクリレート共重合体を含むアクリル系シラ
ップに充填剤としてポリイソシアネートを添加して増粘
したプリミックスを得る方法(特開平5−124844
号公報)、アクリル系シラップにポリメチルメタクリレ
ート系の樹脂粉末を添加することによって増粘したプリ
ミックスを得る方法(特開平2−160648号公報)
等がある。
【0018】しかしながら上記した方法においては、高
粘度のプリミックスを調製する際の均一撹拌が難しく、
プリミックスの温度調節が困難なために、異常重合が発
生し易く、重合率や重合度等の品質管理が難しい。又、
無機質粉末を高濃度に充填させたアクリル系プリミック
スを調製すると、得られる成形物の透明性が低下する欠
点がある。
粘度のプリミックスを調製する際の均一撹拌が難しく、
プリミックスの温度調節が困難なために、異常重合が発
生し易く、重合率や重合度等の品質管理が難しい。又、
無機質粉末を高濃度に充填させたアクリル系プリミック
スを調製すると、得られる成形物の透明性が低下する欠
点がある。
【0019】これに対して、本発明の合成樹脂成形材料
によれば、高粘度のアクリル系プリミックスを容易にし
かも短時間で調製することができ、又、無機質粉末を高
濃度に充填しても、得られる成形物の透明性が低下する
ことがない。
によれば、高粘度のアクリル系プリミックスを容易にし
かも短時間で調製することができ、又、無機質粉末を高
濃度に充填しても、得られる成形物の透明性が低下する
ことがない。
【0020】又、本発明の合成樹脂成形材料によれば、
アクリル系シラップ(a)の量を少なくして、無機質充
填材(b)や無機質充填材含有樹脂粒子(c)の配合量
を多くすることによって粉体に近い状態のプリミックス
にしても、該プリミックスの均一な混合撹拌を容易に行
なうことができる。更に本発明の成形物の製造方法によ
れば、品質の高いアクリル系樹脂成形物が得られる。
アクリル系シラップ(a)の量を少なくして、無機質充
填材(b)や無機質充填材含有樹脂粒子(c)の配合量
を多くすることによって粉体に近い状態のプリミックス
にしても、該プリミックスの均一な混合撹拌を容易に行
なうことができる。更に本発明の成形物の製造方法によ
れば、品質の高いアクリル系樹脂成形物が得られる。
【0021】上記の構成による本発明の合成樹脂成形材
料及び該合成樹脂成形材料による成形物の製造方法にお
いて、メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル系シ
ラップ(a)としては、メタクリル酸メチル単量体に対
して、ポリメチルメタクリレートやメチルメタクリレー
トと酢酸ビニル、スチレン、メチルアクリレート、エチ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート、シクロヘキ
シルメタクリレート等のα,β−不飽和化合物との共重
合体を溶解させたシラップが使用される。
料及び該合成樹脂成形材料による成形物の製造方法にお
いて、メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル系シ
ラップ(a)としては、メタクリル酸メチル単量体に対
して、ポリメチルメタクリレートやメチルメタクリレー
トと酢酸ビニル、スチレン、メチルアクリレート、エチ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート、シクロヘキ
シルメタクリレート等のα,β−不飽和化合物との共重
合体を溶解させたシラップが使用される。
【0022】アクリル系シラップ(a)は、該アクリル
系シラップ(a)の組成成分の15重量%以下の割合で
架橋剤を含有していてもよい。このときの架橋剤として
は、例えばエチレングリコールジメタクリレート、1,
3−プロピレングリコールジメタクリレート、ジビニル
ベンゼン、トリアリルシアヌレート、ネオペンチルグリ
コールジメタクリレート等を使用することができる。
系シラップ(a)の組成成分の15重量%以下の割合で
架橋剤を含有していてもよい。このときの架橋剤として
は、例えばエチレングリコールジメタクリレート、1,
3−プロピレングリコールジメタクリレート、ジビニル
ベンゼン、トリアリルシアヌレート、ネオペンチルグリ
コールジメタクリレート等を使用することができる。
【0023】無機質充填材(b)及び無機質充填材含有
樹脂粒子(c)中の無機質充填材としては、炭酸カルシ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、シリ
カ、ガラス等を使用することができ、なかでも水酸化ア
ルミニウムが最も好適である。なお、この無機質充填材
は、表面を例えばシラン系カップリング剤、チタネート
系カップリング剤、ステアリン酸等で処理したものであ
ってもよい。
樹脂粒子(c)中の無機質充填材としては、炭酸カルシ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、シリ
カ、ガラス等を使用することができ、なかでも水酸化ア
ルミニウムが最も好適である。なお、この無機質充填材
は、表面を例えばシラン系カップリング剤、チタネート
系カップリング剤、ステアリン酸等で処理したものであ
ってもよい。
【0024】無機質充填材含有樹脂粒子(c)は、メタ
クリル酸メチルに対する膨潤度が2.5以下であって、
しかもメタクリル酸メチルに不溶な樹脂粒子である。無
機質充填材含有樹脂粒子(c)のメタクリル酸メチルに
対する膨潤度は、25℃のメタクリル酸メチル単量体に
無機質充填材含有樹脂粒子(c)を5時間浸漬させて膨
潤させたときの嵩体積と、膨潤させる前の無機質充填材
含有樹脂粒子(c)の嵩体積との比率である。
クリル酸メチルに対する膨潤度が2.5以下であって、
しかもメタクリル酸メチルに不溶な樹脂粒子である。無
機質充填材含有樹脂粒子(c)のメタクリル酸メチルに
対する膨潤度は、25℃のメタクリル酸メチル単量体に
無機質充填材含有樹脂粒子(c)を5時間浸漬させて膨
潤させたときの嵩体積と、膨潤させる前の無機質充填材
含有樹脂粒子(c)の嵩体積との比率である。
【0025】無機質充填材含有樹脂粒子(c)はメタク
リル酸メチルに全く不溶でもよいが、得られるアクリル
系樹脂成形物の物性等の品質を向上させるためには、メ
タクリル酸メチルに対する膨潤度が0.5以上のものが
好ましい。
リル酸メチルに全く不溶でもよいが、得られるアクリル
系樹脂成形物の物性等の品質を向上させるためには、メ
タクリル酸メチルに対する膨潤度が0.5以上のものが
好ましい。
【0026】無機質充填材含有樹脂粒子(c)は、メタ
クリル酸メチルに対する膨潤度が2.5以下であって、
しかもメタクリル酸メチルに不溶であればいかなるもの
でもよいが、得られるアクリル系樹脂成形物における樹
脂粒子の界面での親和性が高くなることから、特にメタ
クリル酸メチル系の樹脂粒子が好適である。
クリル酸メチルに対する膨潤度が2.5以下であって、
しかもメタクリル酸メチルに不溶であればいかなるもの
でもよいが、得られるアクリル系樹脂成形物における樹
脂粒子の界面での親和性が高くなることから、特にメタ
クリル酸メチル系の樹脂粒子が好適である。
【0027】上記の無機質充填材含有樹脂粒子(c)の
メタクリル酸メチルに対する膨潤度が2.5を超える
と、(1) 合成樹脂成形材料から得られる成形物の光沢な
どの表面特性、成形物の透明性が得られなくなる、(2)
メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル系シラップ
(a)、無機質充填材(b)、無機質充填材含有樹脂粒
子(c)、及び重合開始剤(d)等の組成成分を混合撹
拌して合成樹脂成形材料を調製するのに、多大な時間と
エネルギーとを要する、更には、(3) 無機質充填材含有
樹脂粒子(c)によって発現されるアクリル系樹脂成形
物の意匠特性が低下する、等の弊害がでる。
メタクリル酸メチルに対する膨潤度が2.5を超える
と、(1) 合成樹脂成形材料から得られる成形物の光沢な
どの表面特性、成形物の透明性が得られなくなる、(2)
メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル系シラップ
(a)、無機質充填材(b)、無機質充填材含有樹脂粒
子(c)、及び重合開始剤(d)等の組成成分を混合撹
拌して合成樹脂成形材料を調製するのに、多大な時間と
エネルギーとを要する、更には、(3) 無機質充填材含有
樹脂粒子(c)によって発現されるアクリル系樹脂成形
物の意匠特性が低下する、等の弊害がでる。
【0028】無機質充填材含有樹脂粒子(c)によって
発現されるアクリル系樹脂成形物における意匠特性をよ
り高めるために、該無機質充填材含有樹脂粒子(c)と
しては、表面光沢や透明感に優れたアクリル樹脂系の人
工大理石やポリエステル樹脂系の人工大理石を粉砕した
樹脂粒子を使用するのがよい。
発現されるアクリル系樹脂成形物における意匠特性をよ
り高めるために、該無機質充填材含有樹脂粒子(c)と
しては、表面光沢や透明感に優れたアクリル樹脂系の人
工大理石やポリエステル樹脂系の人工大理石を粉砕した
樹脂粒子を使用するのがよい。
【0029】特に、アクリル樹脂系の人工大理石を粉砕
した樹脂粒子は、メタクリル酸メチルに対する膨潤度が
1.2〜2.5であって、これを無機質充填材含有樹脂
粒子(c)として使用して得られる樹脂成形物は、無機
質充填材含有樹脂粒子(c)の有する意匠性をそのまま
現出する高級な外観と透明感のある成形物になる。なか
でも、前掲の特公昭50−22586号公報に説明され
ている方法によって得られるアクリル樹脂系の人工大理
石で、水酸化アルミニウムからなる無機質充填材20〜
85重量%を含有するものを粉砕した無機質充填材含有
樹脂粒子(c)が好適である。
した樹脂粒子は、メタクリル酸メチルに対する膨潤度が
1.2〜2.5であって、これを無機質充填材含有樹脂
粒子(c)として使用して得られる樹脂成形物は、無機
質充填材含有樹脂粒子(c)の有する意匠性をそのまま
現出する高級な外観と透明感のある成形物になる。なか
でも、前掲の特公昭50−22586号公報に説明され
ている方法によって得られるアクリル樹脂系の人工大理
石で、水酸化アルミニウムからなる無機質充填材20〜
85重量%を含有するものを粉砕した無機質充填材含有
樹脂粒子(c)が好適である。
【0030】無機質充填材含有樹脂粒子(c)の粒径
は、得られる成形物の厚さ以下であればよいが、得られ
る成形物の意匠特性の点から成形物の厚さの半分以下で
あることが好ましい。
は、得られる成形物の厚さ以下であればよいが、得られ
る成形物の意匠特性の点から成形物の厚さの半分以下で
あることが好ましい。
【0031】本発明の合成樹脂成形材料は、上記のメタ
クリル酸メチルを主成分とするアクリル系シラップ
(a)10〜60重量%と、無機質充填材(b)0〜8
5重量%と、メタクリル酸メチルに対する膨潤度が2.
5以下であって、しかもメタクリル酸メチルに不溶な無
機質充填材含有樹脂粒子(c)1〜85重量%とを10
0重量%になるようにして配合し、これに重合開始剤を
配合してなるものであるが、好ましくは、メタクリル酸
メチルを主成分とするアクリル系シラップ(a)10〜
60重量%と、無機質充填材(b)0〜85重量%と、
無機質充填材含有樹脂粒子(c)5〜75重量%とを1
00重量%になるようにして配合したものであって、し
かも無機質充填材(b)と無機質充填材含有樹脂粒子
(c)中の無機質充填材との合計量が、前記の3者の成
分の合計の85重量%以下になっているものである。
クリル酸メチルを主成分とするアクリル系シラップ
(a)10〜60重量%と、無機質充填材(b)0〜8
5重量%と、メタクリル酸メチルに対する膨潤度が2.
5以下であって、しかもメタクリル酸メチルに不溶な無
機質充填材含有樹脂粒子(c)1〜85重量%とを10
0重量%になるようにして配合し、これに重合開始剤を
配合してなるものであるが、好ましくは、メタクリル酸
メチルを主成分とするアクリル系シラップ(a)10〜
60重量%と、無機質充填材(b)0〜85重量%と、
無機質充填材含有樹脂粒子(c)5〜75重量%とを1
00重量%になるようにして配合したものであって、し
かも無機質充填材(b)と無機質充填材含有樹脂粒子
(c)中の無機質充填材との合計量が、前記の3者の成
分の合計の85重量%以下になっているものである。
【0032】重合開始剤(d)は、アクリル系単量体の
重合に通常使用されている重合開始剤をそのまま使用す
ることができ、例えばジ−3−メトキシブチルパーオキ
シジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボ
ネート、ジシクロヘキシルパーオキシジカーボネート、
ジセカンダリーブチルパーオキシジカーボネート、ジノ
ルマルプロピルパーオキシジカーボネート、2,4,4
−トリメチルペンチルパーオキシフェノキシアセテー
ト、イソブチルパーオキサイド、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、メチルイソ
ブチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオ
キサイド、メチルシクロヘキサノンケトンパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、ターシャリーブチルパー
オキシアセテート等の過酸化物系重合開始剤や、アゾビ
スイソブチロニトリル、1,1’−アゾビス−1−シク
ロヘキサンカーボニトリル、2−カーバモイルアゾイソ
ブチロニトリル、2,2’−アゾビス−2,4,4−ト
リメチルペンタン等のアゾ系重合開始剤を、単独で又は
2種以上を混合して用いることができる。
重合に通常使用されている重合開始剤をそのまま使用す
ることができ、例えばジ−3−メトキシブチルパーオキ
シジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボ
ネート、ジシクロヘキシルパーオキシジカーボネート、
ジセカンダリーブチルパーオキシジカーボネート、ジノ
ルマルプロピルパーオキシジカーボネート、2,4,4
−トリメチルペンチルパーオキシフェノキシアセテー
ト、イソブチルパーオキサイド、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、メチルイソ
ブチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオ
キサイド、メチルシクロヘキサノンケトンパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、ターシャリーブチルパー
オキシアセテート等の過酸化物系重合開始剤や、アゾビ
スイソブチロニトリル、1,1’−アゾビス−1−シク
ロヘキサンカーボニトリル、2−カーバモイルアゾイソ
ブチロニトリル、2,2’−アゾビス−2,4,4−ト
リメチルペンタン等のアゾ系重合開始剤を、単独で又は
2種以上を混合して用いることができる。
【0033】本発明の合成樹脂成形材料の調製に際して
は、上記のメタクリル酸メチルを主成分とするアクリル
系シラップ(a)と、無機質充填材(b)と、無機質充
填材含有樹脂粒子(c)と、重合開始剤(d)との外
に、更に必要に応じて補強材、離型剤、顔料、安定剤、
重合調節剤、有機質充填剤等を配合してもよいことは勿
論である。
は、上記のメタクリル酸メチルを主成分とするアクリル
系シラップ(a)と、無機質充填材(b)と、無機質充
填材含有樹脂粒子(c)と、重合開始剤(d)との外
に、更に必要に応じて補強材、離型剤、顔料、安定剤、
重合調節剤、有機質充填剤等を配合してもよいことは勿
論である。
【0034】本発明の合成樹脂成形材料を調製するに際
して、メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル系シ
ラップ(a)への無機質充填材(b)、無機質充填材含
有樹脂粒子(c)、及び重合開始剤(d)等の添加、混
合順序は特に特定されないが、メタクリル酸メチルを主
成分とするアクリル系シラップ(a)に規定量の無機質
充填材(b)と無機質充填材含有樹脂粒子(c)とを添
加し、十分に混合した後に重合開始剤(d)を添加する
ことによって、粘度10000〜1000000ポイズ
の合成樹脂成形材料を調製するのが好ましい。
して、メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル系シ
ラップ(a)への無機質充填材(b)、無機質充填材含
有樹脂粒子(c)、及び重合開始剤(d)等の添加、混
合順序は特に特定されないが、メタクリル酸メチルを主
成分とするアクリル系シラップ(a)に規定量の無機質
充填材(b)と無機質充填材含有樹脂粒子(c)とを添
加し、十分に混合した後に重合開始剤(d)を添加する
ことによって、粘度10000〜1000000ポイズ
の合成樹脂成形材料を調製するのが好ましい。
【0035】上記の構成による本発明の合成樹脂成形材
料は、十分に高い粘度を有するプリミックスと呼称され
るものであって、圧縮成形、射出成形、トランスファー
成形等に付すことができる。
料は、十分に高い粘度を有するプリミックスと呼称され
るものであって、圧縮成形、射出成形、トランスファー
成形等に付すことができる。
【0036】圧縮成形は、例えば圧力10〜500kg
/cm2 、望ましくは50〜150kg/cm2 、加熱
温度80〜120℃、望ましくは90〜110℃、圧縮
成形時間2〜10分望ましくは3〜7分の成形条件の下
で行なえる。
/cm2 、望ましくは50〜150kg/cm2 、加熱
温度80〜120℃、望ましくは90〜110℃、圧縮
成形時間2〜10分望ましくは3〜7分の成形条件の下
で行なえる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の合成樹脂成形材料及び該合成
樹脂成形材料による成形物の製造方法の具体的な構成
を、実施例に基づいて説明する。
樹脂成形材料による成形物の製造方法の具体的な構成
を、実施例に基づいて説明する。
【0038】実施例1 アクリル系シラップ[三菱レイヨン (株) 製]27.1
重量部に架橋剤としてアクリルエステルED[三菱レイ
ヨン (株) 製:商品名]0.4重量部を添加したメタク
リル酸メチルを主成分とするアクリル系シラップ(a
1 )27.5重量部、水酸化アルミニウム[日本軽金属
(株) 製]からなる無機質充填材(b1 )62.5重量
部、人工大理石であるコーリアン[エムア−ルシ−・デ
ュポン(株)製(登録商標)]を粉砕した粒子からなる
無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )10.0重量部、及
び重合開始剤としてラウロイルパーオキサイド(d1 )
1.5重量部を、常温に設定したニーダーに投入し、1
0分間混合、撹拌することによって本発明の実施例品で
ある粘度100000ポイズの搗きたての餅状の合成樹
脂成形材料を得た。
重量部に架橋剤としてアクリルエステルED[三菱レイ
ヨン (株) 製:商品名]0.4重量部を添加したメタク
リル酸メチルを主成分とするアクリル系シラップ(a
1 )27.5重量部、水酸化アルミニウム[日本軽金属
(株) 製]からなる無機質充填材(b1 )62.5重量
部、人工大理石であるコーリアン[エムア−ルシ−・デ
ュポン(株)製(登録商標)]を粉砕した粒子からなる
無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )10.0重量部、及
び重合開始剤としてラウロイルパーオキサイド(d1 )
1.5重量部を、常温に設定したニーダーに投入し、1
0分間混合、撹拌することによって本発明の実施例品で
ある粘度100000ポイズの搗きたての餅状の合成樹
脂成形材料を得た。
【0039】上記の無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )
を構成している樹脂はポリメタクリル酸メチルであり、
無機質充填材は樹脂粒子(c1 )全体の65重量%であ
り、無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )のメタクリル酸
メチルに対する膨潤度は1.6で、その粒径は約1mm
〜100μmの範囲にあり、平均粒径が300μmであ
る。又、合成樹脂成形材料の粘度は、レオメトリックス
(株) 製のRGA−700型粘度計にて測定した数値で
ある。
を構成している樹脂はポリメタクリル酸メチルであり、
無機質充填材は樹脂粒子(c1 )全体の65重量%であ
り、無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )のメタクリル酸
メチルに対する膨潤度は1.6で、その粒径は約1mm
〜100μmの範囲にあり、平均粒径が300μmであ
る。又、合成樹脂成形材料の粘度は、レオメトリックス
(株) 製のRGA−700型粘度計にて測定した数値で
ある。
【0040】実施例2 実施例1の合成樹脂成形材料(プリミックス)を、クロ
ム鍍金面を有する700×400mm角の平板成形用金
型を使用した300トン・プレス機[川崎油工(株)
製]によって、金型温度100℃、圧縮成形圧力80k
g/cm2 、圧縮成形時間3分間の圧縮成形に付し、肉
厚2mmのアクリル樹脂系人工大理石による板状体を成
形した。
ム鍍金面を有する700×400mm角の平板成形用金
型を使用した300トン・プレス機[川崎油工(株)
製]によって、金型温度100℃、圧縮成形圧力80k
g/cm2 、圧縮成形時間3分間の圧縮成形に付し、肉
厚2mmのアクリル樹脂系人工大理石による板状体を成
形した。
【0041】得られた板状体からなる人工大理石には、
無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )による明瞭な石目調
が現出されており、しかも金型の表面が忠実に転写され
ており、外観が良好で透明感のある成形物になった。
無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )による明瞭な石目調
が現出されており、しかも金型の表面が忠実に転写され
ており、外観が良好で透明感のある成形物になった。
【0042】実施例3 実施例1の合成樹脂成形材料(プリミックス)を、クロ
ム鍍金面を有する自動車ヘッドランプ反射鏡成形用金型
を使用した200トン・射出成形機[日本製鋼所 (株)
製]によって、射出圧60kg/cm2 、型締圧100
トン、真空度650mmHg、成形時間3分間の射出成
形に付し、肉厚3mmのアクリル樹脂系人工大理石によ
る自動車ヘッドランプ反射鏡を成形した。
ム鍍金面を有する自動車ヘッドランプ反射鏡成形用金型
を使用した200トン・射出成形機[日本製鋼所 (株)
製]によって、射出圧60kg/cm2 、型締圧100
トン、真空度650mmHg、成形時間3分間の射出成
形に付し、肉厚3mmのアクリル樹脂系人工大理石によ
る自動車ヘッドランプ反射鏡を成形した。
【0043】得られたアクリル樹脂系人工大理石による
自動車ヘッドランプ反射鏡には、無機質充填材含有樹脂
粒子(c1 )による明瞭な石目調が現出されており、し
かも金型の表面が忠実に転写されており、光沢の高い透
明感のある成形物になった。
自動車ヘッドランプ反射鏡には、無機質充填材含有樹脂
粒子(c1 )による明瞭な石目調が現出されており、し
かも金型の表面が忠実に転写されており、光沢の高い透
明感のある成形物になった。
【0044】実施例4 実施例1の合成樹脂成形材料(プリミックス)を、クロ
ム鍍金面を有する事務機器成形用金型を使用した100
トン・トランスファー成形機[東邦プレス製作所 (株)
製]によって、射出圧30kg/cm2 、型締圧100
トン、成形時間3分間のトランスファー成形に付し、肉
厚5mmのアクリル樹脂系人工大理石による事務機器を
成形した。
ム鍍金面を有する事務機器成形用金型を使用した100
トン・トランスファー成形機[東邦プレス製作所 (株)
製]によって、射出圧30kg/cm2 、型締圧100
トン、成形時間3分間のトランスファー成形に付し、肉
厚5mmのアクリル樹脂系人工大理石による事務機器を
成形した。
【0045】得られたアクリル樹脂系人工大理石による
事務機器には、無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )によ
る明瞭な石目調が現出されており、しかも金型の表面が
忠実に転写されており、光沢の高い透明感のある成形物
になった。
事務機器には、無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )によ
る明瞭な石目調が現出されており、しかも金型の表面が
忠実に転写されており、光沢の高い透明感のある成形物
になった。
【0046】実施例5 アクリル系シラップ[三菱レイヨン (株) 製]22.6
重量部に架橋剤アクリルエステルED[三菱レイヨン
(株) 製:商品名]0.4重量部を添加したメタクリル
酸メチルを主成分とするアクリル系シラップ(a2 )2
3.0重量部、水酸化アルミニウム[日本軽金属 (株)
製]からなる無機質充填材(b1 )43.0重量部、人
工大理石であるコーリアン[エムア−ルシ−・デュポン
(株)製(登録商標)]を粉砕した粒子からなる無機質
充填材含有樹脂粒子(c1 )34.0重量部、及び重合
開始剤ラウロイルパーオキサイド(d1 )1.5重量部
を、常温に設定したヘンシェルミキサーにて10分間混
合、撹拌することによって、本発明の実施例品であるベ
ト付きのない取り扱い性の良好な粉体状の合成樹脂成形
材料を得た。
重量部に架橋剤アクリルエステルED[三菱レイヨン
(株) 製:商品名]0.4重量部を添加したメタクリル
酸メチルを主成分とするアクリル系シラップ(a2 )2
3.0重量部、水酸化アルミニウム[日本軽金属 (株)
製]からなる無機質充填材(b1 )43.0重量部、人
工大理石であるコーリアン[エムア−ルシ−・デュポン
(株)製(登録商標)]を粉砕した粒子からなる無機質
充填材含有樹脂粒子(c1 )34.0重量部、及び重合
開始剤ラウロイルパーオキサイド(d1 )1.5重量部
を、常温に設定したヘンシェルミキサーにて10分間混
合、撹拌することによって、本発明の実施例品であるベ
ト付きのない取り扱い性の良好な粉体状の合成樹脂成形
材料を得た。
【0047】実施例6 実施例5の合成樹脂成形材料(プリミックス)を、クロ
ム鍍金面を有するボックス成形用金型を使用した150
トン・プレス機[東邦プレス製作所 (株) 製]によっ
て、金型温度100℃、圧縮成形圧力100kg/cm
2 、圧縮成形時間3分間の圧縮成形に付し、肉厚3mm
のアクリル樹脂系人工大理石によるボックスを成形し
た。
ム鍍金面を有するボックス成形用金型を使用した150
トン・プレス機[東邦プレス製作所 (株) 製]によっ
て、金型温度100℃、圧縮成形圧力100kg/cm
2 、圧縮成形時間3分間の圧縮成形に付し、肉厚3mm
のアクリル樹脂系人工大理石によるボックスを成形し
た。
【0048】得られたアクリル樹脂系人工大理石による
ボックスには、無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )によ
る明瞭な石目調が現出されており、しかも金型の表面が
忠実に転写されており、外観が良好で、光沢が高く、透
明感のある成形物になった。
ボックスには、無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )によ
る明瞭な石目調が現出されており、しかも金型の表面が
忠実に転写されており、外観が良好で、光沢が高く、透
明感のある成形物になった。
【0049】比較例1 実施例1の無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )の代わり
に、スチレンとジビニルベンゼンとの混合液を懸濁重合
させた平均粒径32μm、メタクリル酸メチルに対する
膨潤度7.3の架橋性ポリスチレン粒子を使用したほか
は、全て実施例1の対応する成分を使用して、実施例1
に記載した方法と同一に処し、比較のための合成樹脂成
形材料を得た。
に、スチレンとジビニルベンゼンとの混合液を懸濁重合
させた平均粒径32μm、メタクリル酸メチルに対する
膨潤度7.3の架橋性ポリスチレン粒子を使用したほか
は、全て実施例1の対応する成分を使用して、実施例1
に記載した方法と同一に処し、比較のための合成樹脂成
形材料を得た。
【0050】この合成樹脂成形材料(プリミックス)
を、実施例2の方法と同一の方法によって圧縮成形に付
したところ、得られた成形物には架橋性ポリスチレン粒
子による装飾効果が鮮明でなく、架橋性ポリスチレン粒
子による明瞭な装飾効果のある成形物は得られなかっ
た。
を、実施例2の方法と同一の方法によって圧縮成形に付
したところ、得られた成形物には架橋性ポリスチレン粒
子による装飾効果が鮮明でなく、架橋性ポリスチレン粒
子による明瞭な装飾効果のある成形物は得られなかっ
た。
【0051】比較例2 実施例1の無機質充填材含有樹脂粒子(c1 )の代わり
に、試作したアクリル樹脂系人工大理石の粉砕粒子(メ
タクリル酸メチルに対する膨潤度9.7)を使用したほ
かは、全て実施例1の対応する成分を使用して、実施例
1に記載した方法と同一に処し、比較のための合成樹脂
成形材料を得た。
に、試作したアクリル樹脂系人工大理石の粉砕粒子(メ
タクリル酸メチルに対する膨潤度9.7)を使用したほ
かは、全て実施例1の対応する成分を使用して、実施例
1に記載した方法と同一に処し、比較のための合成樹脂
成形材料を得た。
【0052】この合成樹脂成形材料(プリミックス)
を、実施例2の方法と同一の方法によって圧縮成形に付
したところ、得られた成形物にはアクリル樹脂系人工大
理石の粉砕粒子が金型と擦れて発生した筋状の汚れがあ
り、外観の良好な成形物は得られなかった。
を、実施例2の方法と同一の方法によって圧縮成形に付
したところ、得られた成形物にはアクリル樹脂系人工大
理石の粉砕粒子が金型と擦れて発生した筋状の汚れがあ
り、外観の良好な成形物は得られなかった。
【0053】
【発明の効果】本発明の合成樹脂成形材料によれば、キ
ャスト法に比較して生産性の高い加熱圧縮成形に供する
ことができ、調製の操作が容易であり、又短時間に調製
することができる等の特性を有するプリミックスと呼称
される成形材料であって、しかも該プリミックスに配合
されている樹脂粒子の光沢や透明性が低下することのな
い成形物が得られる合成樹脂成形材料になる。
ャスト法に比較して生産性の高い加熱圧縮成形に供する
ことができ、調製の操作が容易であり、又短時間に調製
することができる等の特性を有するプリミックスと呼称
される成形材料であって、しかも該プリミックスに配合
されている樹脂粒子の光沢や透明性が低下することのな
い成形物が得られる合成樹脂成形材料になる。
【0054】又、本発明の成形物の製造方法によれば、
成形材料中に配合した無機質充填材含有樹脂粒子(c)
による明瞭な石目調が現出されており、しかも該無機質
充填材含有樹脂粒子(c)の光沢や透明性が低下するこ
とのない品質の高い成形物が、高効率でもって生産でき
る。
成形材料中に配合した無機質充填材含有樹脂粒子(c)
による明瞭な石目調が現出されており、しかも該無機質
充填材含有樹脂粒子(c)の光沢や透明性が低下するこ
とのない品質の高い成形物が、高効率でもって生産でき
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、プリミッ
クスと呼ばれる成形材料において、メタクリル酸メチル
に対する膨潤度が3未満であって、しかもメタクリル酸
メチルに不溶な無機質充填材含有樹脂粒子を使用するこ
とにより、短時間にしかも容易にプリミックスを調製す
ることができ、しかも樹脂粒子の光沢や透明性の低下の
ない加熱圧縮成形物を製造し得ることを確認した結果、
本発明を完成するに至った。
クスと呼ばれる成形材料において、メタクリル酸メチル
に対する膨潤度が3未満であって、しかもメタクリル酸
メチルに不溶な無機質充填材含有樹脂粒子を使用するこ
とにより、短時間にしかも容易にプリミックスを調製す
ることができ、しかも樹脂粒子の光沢や透明性の低下の
ない加熱圧縮成形物を製造し得ることを確認した結果、
本発明を完成するに至った。
Claims (4)
- 【請求項1】 メタクリル酸メチルを主成分とするア
クリル系シラップ(a)10〜60重量%と、無機質充
填材(b)0〜85重量%と、メタクリル酸メチルに対
する膨潤度が2.5以下であって、しかもメタクリル酸
メチルに不溶な無機質充填材含有樹脂粒子(c)1〜8
5重量%との混合物100重量部に対して、重合開始剤
(d)0.1〜5.0重量部を配合してなることを特徴
とする合成樹脂成形材料。 - 【請求項2】 無機質充填材(b)及び/又は無機質
充填材含有樹脂粒子(c)中の無機質充填材が水酸化ア
ルミニウムであることを特徴とする請求項1に記載の合
成樹脂成形材料。 - 【請求項3】 無機質充填材含有樹脂粒子(c)中に
水酸化アルミニウムが20〜80重量%含有されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の合成樹脂成形
材料。 - 【請求項4】 請求項1、2又は請求項3に記載した
合成樹脂成形材料を、加圧下に賦形しながら重合、硬化
させることを特徴とする成形物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7185023A JPH0912823A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 合成樹脂成形材料及び該合成樹脂成形材料による成形物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7185023A JPH0912823A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 合成樹脂成形材料及び該合成樹脂成形材料による成形物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0912823A true JPH0912823A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16163434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7185023A Pending JPH0912823A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 合成樹脂成形材料及び該合成樹脂成形材料による成形物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0912823A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998046679A1 (en) * | 1997-04-14 | 1998-10-22 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | (meth)acrylic premix, (meth)acrylic smc or bmc, and process for producing (meth)acrylic artificial marble |
| US6316548B1 (en) | 1997-04-14 | 2001-11-13 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | (Meth)acrylic premix, (meth)acrylic SMC or BMC, and process producing (meth)acrylic artificial marble |
| JP2008508390A (ja) * | 2004-08-12 | 2008-03-21 | エルジー・ケム・リミテッド | スチレン−メタクリル酸メチル共重合体を含む樹脂組成物、該組成物を用いて製造された人造大理石及びその製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0718115A (ja) * | 1993-05-06 | 1995-01-20 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 樹脂成形品およびその製造方法 |
| JPH07188505A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-25 | Nippon Shokubai Co Ltd | アクリル樹脂プリミックスおよび人工大理石の製造方法 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP7185023A patent/JPH0912823A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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