JPH09128532A - ディジタル画像のシーケンスの画像内のノイズの時間的フィルタリングの方法及び装置 - Google Patents
ディジタル画像のシーケンスの画像内のノイズの時間的フィルタリングの方法及び装置Info
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- JPH09128532A JPH09128532A JP8171468A JP17146896A JPH09128532A JP H09128532 A JPH09128532 A JP H09128532A JP 8171468 A JP8171468 A JP 8171468A JP 17146896 A JP17146896 A JP 17146896A JP H09128532 A JPH09128532 A JP H09128532A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、短い遅延で実行され、不連
続性エッジを弱めることなく残留ノイズを低減し、ノイ
ズピークを低減し、動いている小さい対象物を消すこと
のないノイズ性ディジタル化画像のシーケンスの画像の
時間的フィルタリング方法を提供することである。 【解決手段】 本発明の方法は、現在の画像の所定の場
所の画素に対応するノイズ性サンプルを再生するため、
因果的係数に関係した現在のフィルタリングされた因果
的サンプル、後の反−因果的ノイズ性サンプルの反−因
果的線形結合により、現在の反−因果的なサンプルを評
価する段階からなり、サンプルは、因果的利得倍率と、
反−因果的な連続性の係数との関数で重み付けられる。
続性エッジを弱めることなく残留ノイズを低減し、ノイ
ズピークを低減し、動いている小さい対象物を消すこと
のないノイズ性ディジタル化画像のシーケンスの画像の
時間的フィルタリング方法を提供することである。 【解決手段】 本発明の方法は、現在の画像の所定の場
所の画素に対応するノイズ性サンプルを再生するため、
因果的係数に関係した現在のフィルタリングされた因果
的サンプル、後の反−因果的ノイズ性サンプルの反−因
果的線形結合により、現在の反−因果的なサンプルを評
価する段階からなり、サンプルは、因果的利得倍率と、
反−因果的な連続性の係数との関数で重み付けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル画像の
シーケンスの画像内のノイズの時間的フィルタリングの
方法と、その方法を実行する装置とに関する。本発明
は、特に、X線ビームが低い明暗度を有し、ディテール
を劣化することなく画像からノイズを除去するためにフ
ィルタリングされるべきノイズ性の低コントラスト画像
を生成するシステムを用いて、X線蛍光透視モードで形
成された医用画像を処理する際に使用可能である。
シーケンスの画像内のノイズの時間的フィルタリングの
方法と、その方法を実行する装置とに関する。本発明
は、特に、X線ビームが低い明暗度を有し、ディテール
を劣化することなく画像からノイズを除去するためにフ
ィルタリングされるべきノイズ性の低コントラスト画像
を生成するシステムを用いて、X線蛍光透視モードで形
成された医用画像を処理する際に使用可能である。
【0002】時間的フィルタリングは、一次元の時間の
関数として、所謂、シーケンスの画像内に所定の場所を
有する画素の明暗度の値によって形成された時間的信号
を平滑化することにより行なわれる。
関数として、所謂、シーケンスの画像内に所定の場所を
有する画素の明暗度の値によって形成された時間的信号
を平滑化することにより行なわれる。
【0003】
【従来の技術】時間的フィルタリング方法は、アール
イー カルマン(R.E. Kalman) による論文:“線形フィ
ルタリング及び予測問題の新しいアプローチ(A new app
roachto linear filtering and prediction problem
s)”、“アメリカ機械学会論文誌”、基礎工学ジャーナ
ル、シリーズ82D、33−45ページ、1960年に
よって周知である。
イー カルマン(R.E. Kalman) による論文:“線形フィ
ルタリング及び予測問題の新しいアプローチ(A new app
roachto linear filtering and prediction problem
s)”、“アメリカ機械学会論文誌”、基礎工学ジャーナ
ル、シリーズ82D、33−45ページ、1960年に
よって周知である。
【0004】カルマンフィルタは、アプリオリに作成さ
れた仮説の関数、シーケンスの中の前の画像内の同じ場
所の画素の明暗度の関数、及び、カルマン利得と呼ばれ
る係数の関数として、シーケンスの画像の瞬時的な画素
のフィルタリングされた明暗度を生成する帰納的な式に
よって定義される。上記式は二つの帰納的なアルゴリズ
ムを生成する。二つの画像の間に僅かな動きが生じると
即座に、上記動きによって、平滑化されるべき時間的な
信号の曲線に現れ、明暗度不連続点と呼ばれる立ち上が
り又は立ち下がりエッジが発生するという問題が存在す
る。
れた仮説の関数、シーケンスの中の前の画像内の同じ場
所の画素の明暗度の関数、及び、カルマン利得と呼ばれ
る係数の関数として、シーケンスの画像の瞬時的な画素
のフィルタリングされた明暗度を生成する帰納的な式に
よって定義される。上記式は二つの帰納的なアルゴリズ
ムを生成する。二つの画像の間に僅かな動きが生じると
即座に、上記動きによって、平滑化されるべき時間的な
信号の曲線に現れ、明暗度不連続点と呼ばれる立ち上が
り又は立ち下がりエッジが発生するという問題が存在す
る。
【0005】第1のアルゴリズムの場合、カルマン利得
は完全に一定であるよう選択され;これは、動きによっ
て誘起された明暗度の不連続点に影響を与える指数関数
的な縞(ストリーキング)を発生させる。かくして、明
暗度信号に段差を生じさせるノイズ性の元画像内の小さ
い対象物、例えば、素早く移動させ得るカテーテルは、
段差の側面がフィルタリングによって変形されるので、
フィルタリングされた画像から消える可能性がある。上
記アルゴリズムは小さい対象物を消去する。
は完全に一定であるよう選択され;これは、動きによっ
て誘起された明暗度の不連続点に影響を与える指数関数
的な縞(ストリーキング)を発生させる。かくして、明
暗度信号に段差を生じさせるノイズ性の元画像内の小さ
い対象物、例えば、素早く移動させ得るカテーテルは、
段差の側面がフィルタリングによって変形されるので、
フィルタリングされた画像から消える可能性がある。上
記アルゴリズムは小さい対象物を消去する。
【0006】第2のアルゴリズムの場合、カルマン利得
は、所定の時点で所定の場所を占める画素に対し観察さ
れたノイズ性の明暗度と、前の時点でフィルタリングさ
れた明暗度との差の関数である。その結果として、時間
的信号は、不連続点の前で平滑化されるが、しかし、明
暗度の不連続点の後でフィルタリングされることがない
ので、残留ノイズが明暗度の不連続点のエッジの後ろに
存在する。
は、所定の時点で所定の場所を占める画素に対し観察さ
れたノイズ性の明暗度と、前の時点でフィルタリングさ
れた明暗度との差の関数である。その結果として、時間
的信号は、不連続点の前で平滑化されるが、しかし、明
暗度の不連続点の後でフィルタリングされることがない
ので、残留ノイズが明暗度の不連続点のエッジの後ろに
存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、周知の時間的
フィルタリング方法は、動いている小さい対象物を表わ
す非常にノイズの多い画像の系列に効果的に適用できな
いという欠点がある。かくして、周知の時間的フィルタ
リング法は、例えば、カテーテルのような非常に小さい
径の器具が観察される領域内で挿入又は移動されている
間に医学的な手術を実時間で追跡するため実行されたX
線蛍光透視モードで得られた画像のシーケンスに、時間
的フィルタリング法が適用されたとき生じる幾つかの主
要な問題を解決しない。
フィルタリング方法は、動いている小さい対象物を表わ
す非常にノイズの多い画像の系列に効果的に適用できな
いという欠点がある。かくして、周知の時間的フィルタ
リング法は、例えば、カテーテルのような非常に小さい
径の器具が観察される領域内で挿入又は移動されている
間に医学的な手術を実時間で追跡するため実行されたX
線蛍光透視モードで得られた画像のシーケンスに、時間
的フィルタリング法が適用されたとき生じる幾つかの主
要な問題を解決しない。
【0008】第1の問題は、蛍光透視法のX線ビームの
非常に低い明暗度に起因して、シーケンスの画像は非常
に多くのノイズを含み、屡々、ノイズのピークを含むこ
とである。第2の問題は、シーケンスの各画像が短い時
間的ギャップによって次の画像から分離されているの
で、カテーテルのような小さい器具の移動のような重要
な事象が、画像と別の画像の間に生じ得ることである。
小さい対象物の動きが出現する画像のフィルタリング
は、対象物を歪め、又は、消すことが許されない。
非常に低い明暗度に起因して、シーケンスの画像は非常
に多くのノイズを含み、屡々、ノイズのピークを含むこ
とである。第2の問題は、シーケンスの各画像が短い時
間的ギャップによって次の画像から分離されているの
で、カテーテルのような小さい器具の移動のような重要
な事象が、画像と別の画像の間に生じ得ることである。
小さい対象物の動きが出現する画像のフィルタリング
は、対象物を歪め、又は、消すことが許されない。
【0009】本発明の目的は、 − 実質的に実時間的、即ち、シーケンスの画像が形成
されるレートを考慮して、画像のシーケンスを観察する
オペレータに気付かれない非常に短い遅延を伴ってに実
行され、 − 時間的明暗度信号の不連続性エッジの後で、不連続
性エッジを弱めることなく残留ノイズを低減し、 − 時間的な信号変化から実際の動きに起因したノイズ
ピークを区別することが可能であり、かつ、ノイズピー
クを低減させ; − 動いている小さい対象物を消去又は歪めることな
く、ディジタル化された画像のシーケンスの連続する画
像内のノイズを低減する時間的フィルタリング方法を提
供することである。
されるレートを考慮して、画像のシーケンスを観察する
オペレータに気付かれない非常に短い遅延を伴ってに実
行され、 − 時間的明暗度信号の不連続性エッジの後で、不連続
性エッジを弱めることなく残留ノイズを低減し、 − 時間的な信号変化から実際の動きに起因したノイズ
ピークを区別することが可能であり、かつ、ノイズピー
クを低減させ; − 動いている小さい対象物を消去又は歪めることな
く、ディジタル化された画像のシーケンスの連続する画
像内のノイズを低減する時間的フィルタリング方法を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ディジタル
化されたサンプルと呼ばれるノイズ性の明暗度の値を有
する画素の2次元マトリックスの形で画像のシーケンス
の一部を形成する現在の画像と呼ばれる画像内のノイズ
の時間的フィルタリング方法であって:上記現在の画像
の所定の場所の画素に対応するノイズ性のサンプルを再
生するため、因果的と言われる係数に関係した予備の時
間的フィルタリングによって得られ、現在のフィルタリ
ングされた因果的なサンプルと呼ばれる現在のフィルタ
リングされたサンプルと、該現在のノイズ性のサンプル
よりも後にあり、反−因果的なノイズ性のサンプルと呼
ばれる少なくとも一つのノイズ性のサンプルとの反−因
果的な結合と呼ばれる線形結合により、現在の反−因果
的なサンプルと呼ばれるフィルタリングされたサンプル
を評価する段階からなり、該サンプルは、因果的なフィ
ルタリングと関係した係数の合計の逆数として評価され
た所謂因果的な利得倍率と、反−因果的なサンプルとシ
ーケンス内の前のフィルタリングされたサンプルとの間
の明暗度の連続性の確率として評価された反−因果的な
サンプルと関係した所謂反−因果的な連続性の係数との
関数として夫々計算された重みによって重み付けられて
いる方法によって解決される。
化されたサンプルと呼ばれるノイズ性の明暗度の値を有
する画素の2次元マトリックスの形で画像のシーケンス
の一部を形成する現在の画像と呼ばれる画像内のノイズ
の時間的フィルタリング方法であって:上記現在の画像
の所定の場所の画素に対応するノイズ性のサンプルを再
生するため、因果的と言われる係数に関係した予備の時
間的フィルタリングによって得られ、現在のフィルタリ
ングされた因果的なサンプルと呼ばれる現在のフィルタ
リングされたサンプルと、該現在のノイズ性のサンプル
よりも後にあり、反−因果的なノイズ性のサンプルと呼
ばれる少なくとも一つのノイズ性のサンプルとの反−因
果的な結合と呼ばれる線形結合により、現在の反−因果
的なサンプルと呼ばれるフィルタリングされたサンプル
を評価する段階からなり、該サンプルは、因果的なフィ
ルタリングと関係した係数の合計の逆数として評価され
た所謂因果的な利得倍率と、反−因果的なサンプルとシ
ーケンス内の前のフィルタリングされたサンプルとの間
の明暗度の連続性の確率として評価された反−因果的な
サンプルと関係した所謂反−因果的な連続性の係数との
関数として夫々計算された重みによって重み付けられて
いる方法によって解決される。
【0011】上記フィルタリング方法を実行する装置
は: − ノイズ性の現在のサンプルと呼ばれ、現時点に得ら
れる画素のマトリックスの形で画像に所定の場所を有す
る画素のノイズ性のディジタル化された明暗度と、後の
画像のマトリックス内の同じ場所の反−因果的なサンプ
ルと呼ばれる現在の画素よりも後にある上記画素のノイ
ズ性の明暗度とを供給する画像処理装置と、 − 入力が現在のノイズ性のサンプルを受け、評価のた
めの重みを含み、現在のサンプルのフィルタリングされ
た因果的なサンプルと呼ばれる第1のフィルタリングさ
れた値を一つの出力に送出し、前の時点のフィルタリン
グされたサンプルを別の出力に送出し、上記線形フィル
タリングの重みの逆数に一致する因果的な利得倍率を別
の出力に送出する線形フィルタリング手段からなる因果
的なサブ組立体と呼ばれる第1のサブ組立体と、 − 一つの入力が前の時点のフィルタリングされた因果
的なサンプルを受け、別の入力が現在のフィルタリング
された因果的なサンプルを受け、その別の入力がノイズ
性の反−因果的なサンプルを受け、因果的な利得倍率を
用いて反−因果的な積分関係を評価し、ノイズ性の現在
のサンプルの再生のためフィルタリングされたサンプル
を構成するフィルタリングされた反−因果的なサンプル
と呼ばれる第2の値をその出力に送出する計算手段から
なる反−因果的なサブ組立体と呼ばれる第2のサブ組立
体とにより構成されている。
は: − ノイズ性の現在のサンプルと呼ばれ、現時点に得ら
れる画素のマトリックスの形で画像に所定の場所を有す
る画素のノイズ性のディジタル化された明暗度と、後の
画像のマトリックス内の同じ場所の反−因果的なサンプ
ルと呼ばれる現在の画素よりも後にある上記画素のノイ
ズ性の明暗度とを供給する画像処理装置と、 − 入力が現在のノイズ性のサンプルを受け、評価のた
めの重みを含み、現在のサンプルのフィルタリングされ
た因果的なサンプルと呼ばれる第1のフィルタリングさ
れた値を一つの出力に送出し、前の時点のフィルタリン
グされたサンプルを別の出力に送出し、上記線形フィル
タリングの重みの逆数に一致する因果的な利得倍率を別
の出力に送出する線形フィルタリング手段からなる因果
的なサブ組立体と呼ばれる第1のサブ組立体と、 − 一つの入力が前の時点のフィルタリングされた因果
的なサンプルを受け、別の入力が現在のフィルタリング
された因果的なサンプルを受け、その別の入力がノイズ
性の反−因果的なサンプルを受け、因果的な利得倍率を
用いて反−因果的な積分関係を評価し、ノイズ性の現在
のサンプルの再生のためフィルタリングされたサンプル
を構成するフィルタリングされた反−因果的なサンプル
と呼ばれる第2の値をその出力に送出する計算手段から
なる反−因果的なサブ組立体と呼ばれる第2のサブ組立
体とにより構成されている。
【0012】上記装置は、容易に作動させることがで
き、画像のディテールを劣化させることなく、ノイズの
効果的、実質的に実時間の時間的フィルタリングを提供
する利点が得られる。
き、画像のディテールを劣化させることなく、ノイズの
効果的、実質的に実時間の時間的フィルタリングを提供
する利点が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
を詳細に説明する。 (1)X線装置 図1には、X線源1と、患者のための移動台2と、マイ
クロプロセッサからなるディジタル画像処理装置5にデ
ータを提供する撮像管4に接続された画像増倍器3とに
より構成されたディジタルX線透視図システムが示され
ている。ディジタル画像処理装置5は、複数の出力を有
し、その中の一つの出力6は、X線透視画像又は明暗度
画像のシーケンスを表示するモニター7に接続されてい
る。
を詳細に説明する。 (1)X線装置 図1には、X線源1と、患者のための移動台2と、マイ
クロプロセッサからなるディジタル画像処理装置5にデ
ータを提供する撮像管4に接続された画像増倍器3とに
より構成されたディジタルX線透視図システムが示され
ている。ディジタル画像処理装置5は、複数の出力を有
し、その中の一つの出力6は、X線透視画像又は明暗度
画像のシーケンスを表示するモニター7に接続されてい
る。
【0014】ディジタル化されたX線透視画像は、8ビ
ット又は10ビットで符号化された512×512画素
又は1024×1024画素によって構成可能である。
各画素は、従って、256又は1024明暗度レベルの
中の一つのレベルを有する。例えば、画像の暗い領域は
低い明暗度レベルを有し、明るい領域は高い明暗度レベ
ルを有する。
ット又は10ビットで符号化された512×512画素
又は1024×1024画素によって構成可能である。
各画素は、従って、256又は1024明暗度レベルの
中の一つのレベルを有する。例えば、画像の暗い領域は
低い明暗度レベルを有し、明るい領域は高い明暗度レベ
ルを有する。
【0015】ディジタル化された画像は蛍光透視モード
で得られる。本発明は、特に、血管造影画像のフィルタ
リングに使用することが可能である。いずれにしても、
本発明は、ディジタル画像のシーケンスを取得するため
使用される方法、或いは、画像の中に表わされた対象物
の性質を考慮していないが、ノイズを除去するためシー
ケンス内の画像をフィルタリングすることだけに関係し
ている。
で得られる。本発明は、特に、血管造影画像のフィルタ
リングに使用することが可能である。いずれにしても、
本発明は、ディジタル画像のシーケンスを取得するため
使用される方法、或いは、画像の中に表わされた対象物
の性質を考慮していないが、ノイズを除去するためシー
ケンス内の画像をフィルタリングすることだけに関係し
ている。
【0016】(2)時間的ノイズフィルタリング方法 本発明は、ノイズ性のディジタル画像のシーケンスの各
画像内で連続的にノイズの時間的フィルタリングを行う
方法を提案する。上記方法は、最初から最後まで観察さ
れたノイズ性画像にフィルタリング演算を行う。従っ
て、上記方法は実質的に実時間で行われる。
画像内で連続的にノイズの時間的フィルタリングを行う
方法を提案する。上記方法は、最初から最後まで観察さ
れたノイズ性画像にフィルタリング演算を行う。従っ
て、上記方法は実質的に実時間で行われる。
【0017】上記方法はシーケンス内の画像に記録され
た対象物の動きを検出することが可能である。これは、
適応的な反復フィルタリングステップに基づいている。
図2を参照すると、ノイズの時間的フィルタリング方法
は、最初に、所定のレートで形成されたノイズ性画像の
シーケンスの取得及びディジタル化を行う。時間的に最
も離れた時点から最も近い時点までの間で、上記シーケ
ンスは: − k0 がシーケンス内の画像の数よりも1だけ小さい
整数に一致し、tがフィルタリングされる画像の到達の
時点を表わすとき、最初の時点j=t−k0 から時点j
=t−1までの間に形成され、Jj C で示され、“因果
的な画像”と呼ばれる多数の過去の明暗度画像と、 − 時点j=tに得られた、現在の画像と呼ばれるフィ
ルタリングされる画像J t P と、 − 後の時点j=t+1で得られた、反−因果的又は未
来の画像と呼ばれる補助画像Jt+1 P とにより構成され
る。
た対象物の動きを検出することが可能である。これは、
適応的な反復フィルタリングステップに基づいている。
図2を参照すると、ノイズの時間的フィルタリング方法
は、最初に、所定のレートで形成されたノイズ性画像の
シーケンスの取得及びディジタル化を行う。時間的に最
も離れた時点から最も近い時点までの間で、上記シーケ
ンスは: − k0 がシーケンス内の画像の数よりも1だけ小さい
整数に一致し、tがフィルタリングされる画像の到達の
時点を表わすとき、最初の時点j=t−k0 から時点j
=t−1までの間に形成され、Jj C で示され、“因果
的な画像”と呼ばれる多数の過去の明暗度画像と、 − 時点j=tに得られた、現在の画像と呼ばれるフィ
ルタリングされる画像J t P と、 − 後の時点j=t+1で得られた、反−因果的又は未
来の画像と呼ばれる補助画像Jt+1 P とにより構成され
る。
【0018】現在の画像Jt P は、後の時点j=t+1
の直後に、即ち、現在の画像の到達時点に対して小さい
遅延を伴って、実際にフィルタリングされる。jが画像
の時点に対応するインデックスであるとき、ノイズ性の
ディジタル化された各画像Jj は、画素の2次元マトリ
ックスAj (x,y)からなり、各画素は、マトリック
ス内の座標x,yと、明暗度レベルのスケール上の明暗
度レベルIj (x,y)とにより表わされる。
の直後に、即ち、現在の画像の到達時点に対して小さい
遅延を伴って、実際にフィルタリングされる。jが画像
の時点に対応するインデックスであるとき、ノイズ性の
ディジタル化された各画像Jj は、画素の2次元マトリ
ックスAj (x,y)からなり、各画素は、マトリック
ス内の座標x,yと、明暗度レベルのスケール上の明暗
度レベルIj (x,y)とにより表わされる。
【0019】所謂ノイズ性のディジタル化された画像
は、図3の(A)、(B)及び(C)に示されているよ
うに、時間τの関数として、画素Aj (x,y)の種々
の明暗度レベルIj (x,y)により形成され、同図に
おいて、Ij (x,y)が縦軸にプロットされ、τが横
軸にプロットされている。本発明による時間的なフィル
タリング方法は、図4又は図5に表わされているよう
に、フィルタリングされた時間的信号P(τ)を得るた
め、時間的信号I(τ)に影響を与えるノイズをフィル
タリング又は平滑化することを目的としている。以下、
時間的信号I(τ)を構成する明暗度を“サンプル”と
呼ぶ。過去又は因果的な明暗度はIj C と呼ばれ、現在
の明暗度はIt P と呼ばれる。
は、図3の(A)、(B)及び(C)に示されているよ
うに、時間τの関数として、画素Aj (x,y)の種々
の明暗度レベルIj (x,y)により形成され、同図に
おいて、Ij (x,y)が縦軸にプロットされ、τが横
軸にプロットされている。本発明による時間的なフィル
タリング方法は、図4又は図5に表わされているよう
に、フィルタリングされた時間的信号P(τ)を得るた
め、時間的信号I(τ)に影響を与えるノイズをフィル
タリング又は平滑化することを目的としている。以下、
時間的信号I(τ)を構成する明暗度を“サンプル”と
呼ぶ。過去又は因果的な明暗度はIj C と呼ばれ、現在
の明暗度はIt P と呼ばれる。
【0020】本発明による方法は、画像シーケンスに発
生した主な動きが、従来技術によって周知の動き補償法
によって既に補償されている場合に関係している。本発
明の方法は、画像シーケンス内の対象物の小さい残留又
は補償不可能な局部的な動きを取り扱うことによって、
時間的信号I(τ)のノイズにフィルタリング演算を実
行する。
生した主な動きが、従来技術によって周知の動き補償法
によって既に補償されている場合に関係している。本発
明の方法は、画像シーケンス内の対象物の小さい残留又
は補償不可能な局部的な動きを取り扱うことによって、
時間的信号I(τ)のノイズにフィルタリング演算を実
行する。
【0021】上記方法は、現時点tで得られたノイズ性
サンプルIt P にフィルタリング演算を実行し、現時点
tのノイズ性サンプルIt P と、時点t−k0からt−
1の間に観察されたノイズ性因果サンプル
It-k0 C ,...,It-3 C ,It-2 C ,It-1 C と呼
ばれる前のサンプルと、未来と呼ばれ、It P の処理が
実際に行なわれる時点の直後である後の時点t+1で観
察されるノイズ性反−因果的なサンプルIt+1 A と呼ば
れる次のサンプルとを利用することにより、フィルタリ
ングされたサンプルPt C を生成する。
サンプルIt P にフィルタリング演算を実行し、現時点
tのノイズ性サンプルIt P と、時点t−k0からt−
1の間に観察されたノイズ性因果サンプル
It-k0 C ,...,It-3 C ,It-2 C ,It-1 C と呼
ばれる前のサンプルと、未来と呼ばれ、It P の処理が
実際に行なわれる時点の直後である後の時点t+1で観
察されるノイズ性反−因果的なサンプルIt+1 A と呼ば
れる次のサンプルとを利用することにより、フィルタリ
ングされたサンプルPt C を生成する。
【0022】時間的フィルタリングは、好ましくは、2
次元マトリックスの種々のx,y座標の各画素A
j (x,y)に対し別個に行なわれる。図3の(A)に
は、例えば、小さい局部的な動きに起因したIt-3 C と
It-4 C の間の明暗度の不連続点Dからなるノイズ性時
間的信号I(τ)が表わされている。上記小さい局部的
な動きは、時点t−3と時点t−2の間の時間的信号I
(τ)の立ち上がりエッジと、時点t−2とt+1の間
の大きい信号“安定状態”と、時点t−3より前の時点
の“抑圧状態”として表わされる。
次元マトリックスの種々のx,y座標の各画素A
j (x,y)に対し別個に行なわれる。図3の(A)に
は、例えば、小さい局部的な動きに起因したIt-3 C と
It-4 C の間の明暗度の不連続点Dからなるノイズ性時
間的信号I(τ)が表わされている。上記小さい局部的
な動きは、時点t−3と時点t−2の間の時間的信号I
(τ)の立ち上がりエッジと、時点t−2とt+1の間
の大きい信号“安定状態”と、時点t−3より前の時点
の“抑圧状態”として表わされる。
【0023】上記時間的信号は、ノイズに起因して、シ
ーケンスの画像内で同一の座標(x,y)を有する画素
の明暗度レベルが絶えず変化するため、時点t−7とt
−3の間に小さい鋸波を更に有し、これにより、降雪の
ような斑な局面が現れる。フィルタリングは、時間的信
号I(τ)を所定の画素に関して一定の平均値に平滑化
することにより、かかる局面を抑圧する。
ーケンスの画像内で同一の座標(x,y)を有する画素
の明暗度レベルが絶えず変化するため、時点t−7とt
−3の間に小さい鋸波を更に有し、これにより、降雪の
ような斑な局面が現れる。フィルタリングは、時間的信
号I(τ)を所定の画素に関して一定の平均値に平滑化
することにより、かかる局面を抑圧する。
【0024】本発明による時間的フィルタリングは、D
のような明暗度の不連続点に適応する。かくして、図4
の(A)及び(C)と、図5の(A)は、本発明による
方法の種々の変形例によって平滑化された時間的信号P
(τ)を表わしている。図3の(B)には、例えば、時
点t−3とt−1の間、即ち、時点t−2に現れたノイ
ズのピークD’を有するノイズ性の時間的信号I(τ)
が表わされている。かかるノイズのピークD’は、実際
の空間的な動きの現象に対応していない点で、図3の
(A)のDのような明暗度の不連続点とは区別される。
かかるノイズのピークは、本発明によって提案された方
法を用いてフィルタリングすることができる。
のような明暗度の不連続点に適応する。かくして、図4
の(A)及び(C)と、図5の(A)は、本発明による
方法の種々の変形例によって平滑化された時間的信号P
(τ)を表わしている。図3の(B)には、例えば、時
点t−3とt−1の間、即ち、時点t−2に現れたノイ
ズのピークD’を有するノイズ性の時間的信号I(τ)
が表わされている。かかるノイズのピークD’は、実際
の空間的な動きの現象に対応していない点で、図3の
(A)のDのような明暗度の不連続点とは区別される。
かかるノイズのピークは、本発明によって提案された方
法を用いてフィルタリングすることができる。
【0025】現在のノイズ性サンプルIt P に対応して
いるフィルタリングされたサンプルPt A は、以下の
式:
いるフィルタリングされたサンプルPt A は、以下の
式:
【0026】
【数1】
【0027】のように表現される。フィルタリングされ
たサンプルPt A 、又は、時点tでフィルタリングされ
た時間的信号は、因果的な時点j=t−k0 からj=t
−1で観察されたノイズ性サンプルと、時点tで観察さ
れたノイズ性サンプルと、反−因果的又は未来の時点t
+1で観察されたノイズ性サンプルとの線形結合であ
る。
たサンプルPt A 、又は、時点tでフィルタリングされ
た時間的信号は、因果的な時点j=t−k0 からj=t
−1で観察されたノイズ性サンプルと、時点tで観察さ
れたノイズ性サンプルと、反−因果的又は未来の時点t
+1で観察されたノイズ性サンプルとの線形結合であ
る。
【0028】上記フィルタリングされた信号Pt A の式
(1)において、重みbj C が因果的なサンプルIt-1
C 、It-2 C 等と、反−因果的なサンプルIt+1 A に夫
々割り当てられ、現在のサンプルIt P に付けられた重
みは値1に固定される。上記(1)式の分母は正規化係
数であり、その正規化係数の存在は、フィルタリングさ
れた信号Pt A の平均値がノイズ性信号It P の平均値
と一致することを保証するため、種々のサンプルに付け
られた重みの合計は1に一致すべきであるという事実に
基づいている。
(1)において、重みbj C が因果的なサンプルIt-1
C 、It-2 C 等と、反−因果的なサンプルIt+1 A に夫
々割り当てられ、現在のサンプルIt P に付けられた重
みは値1に固定される。上記(1)式の分母は正規化係
数であり、その正規化係数の存在は、フィルタリングさ
れた信号Pt A の平均値がノイズ性信号It P の平均値
と一致することを保証するため、種々のサンプルに付け
られた重みの合計は1に一致すべきであるという事実に
基づいている。
【0029】時間的フィルタリング方法は、因果的なサ
ンプル及び反−因果的なサンプルの現在のサンプルとの
線形結合に基づいている。上記方法において、因果的な
サンプル及び反−因果的なサンプルに付けられた重みb
j C 及びbt+1 A は特定の形式を有する。所定の因果的
なサンプルに付けられた重みは、所定の因果的なサンプ
ルと現在のサンプルの間の明暗度の連続性の確率であ
る。
ンプル及び反−因果的なサンプルの現在のサンプルとの
線形結合に基づいている。上記方法において、因果的な
サンプル及び反−因果的なサンプルに付けられた重みb
j C 及びbt+1 A は特定の形式を有する。所定の因果的
なサンプルに付けられた重みは、所定の因果的なサンプ
ルと現在のサンプルの間の明暗度の連続性の確率であ
る。
【0030】一般的に言うと、因果的なサンプルIt-k
C に割り当てられるべき因果的な重みbt-k C の式は、
次式(2):
C に割り当てられるべき因果的な重みbt-k C の式は、
次式(2):
【0031】
【数2】
【0032】によって与えられ、式中、αj C は、I
t-k C からIt P までの連続した因果的なサンプルの間
の明暗度の連続性の確率である。上記関係式(2)によ
れば、因果的なサンプルIt-k C に関係する重みbt-k
C は、因果的な時点j=t−k+1から現在の時点tま
での明暗度の連続性の全確率αj C の積に一致する。従
って、式(1)に従って所定の因果的なサンプルに付け
られた重みの決定は、現在のサンプルから大きく離れ過
ぎることがなく、同一の対象物に関係することを示して
いる場合に限り、上記所定のサンプルが確保され、線形
結合に考慮されるという仮説に基づいている。
t-k C からIt P までの連続した因果的なサンプルの間
の明暗度の連続性の確率である。上記関係式(2)によ
れば、因果的なサンプルIt-k C に関係する重みbt-k
C は、因果的な時点j=t−k+1から現在の時点tま
での明暗度の連続性の全確率αj C の積に一致する。従
って、式(1)に従って所定の因果的なサンプルに付け
られた重みの決定は、現在のサンプルから大きく離れ過
ぎることがなく、同一の対象物に関係することを示して
いる場合に限り、上記所定のサンプルが確保され、線形
結合に考慮されるという仮説に基づいている。
【0033】上記仮説に従って、例えば、因果的なサン
プルIt-1 C に関係する因果的な重みbt-1 C の定式化
は、bt-1 C が差の絶対値|It P −It-1 C |の関数
であること、或いは、bt-1 C が差: ΔC =|It P −Pt-1 C | (6C ) の関数であることを記述することにより実現され、式
中、Pt-1 C は、前の時点t−1で既にフィルタリング
されたサンプルであるので、フィルタリングの結果とし
てIt-1 C よりノイズが少ないと考えられる。サンプル
It P とPt-1 C の差が小さい場合、1に近い“大き
い”値が対応する重みbt-1 C に割り当てられる。上記
の差が大きい場合、ゼロに近い値が重みbt-1 C に割り
当てられる。その場合、サンプルIt-1 C は、実際上、
考慮されない。
プルIt-1 C に関係する因果的な重みbt-1 C の定式化
は、bt-1 C が差の絶対値|It P −It-1 C |の関数
であること、或いは、bt-1 C が差: ΔC =|It P −Pt-1 C | (6C ) の関数であることを記述することにより実現され、式
中、Pt-1 C は、前の時点t−1で既にフィルタリング
されたサンプルであるので、フィルタリングの結果とし
てIt-1 C よりノイズが少ないと考えられる。サンプル
It P とPt-1 C の差が小さい場合、1に近い“大き
い”値が対応する重みbt-1 C に割り当てられる。上記
の差が大きい場合、ゼロに近い値が重みbt-1 C に割り
当てられる。その場合、サンプルIt-1 C は、実際上、
考慮されない。
【0034】次いで、上記例の場合、第2の因果的な重
みbt-2 C の定式化は、時点tのサンプルと、時点t−
1のサンプルの間の差の関数だけではなく、時点t−1
のサンプルと時点t−2のサンプルの間の関数であるこ
とを記述することにより実現する。かくして、現在のサ
ンプルIt P に関し、ノイズに起因したサンプル以外の
修正されていないサンプルだけが考慮されるならば、即
ち、サンプルの間の差は小さくなければならないという
条件が課されるならば、重みbt-2 C は1に近い大きい
値を有する。これより、時間的信号に現れる明暗度差の
関数の積として因果的な重みbj C の式が得られ、即
ち、フィルタリングされるべき現在のサンプルに先行す
るサンプルの間で明暗度の連続性の積として上記重みの
式が得られる。
みbt-2 C の定式化は、時点tのサンプルと、時点t−
1のサンプルの間の差の関数だけではなく、時点t−1
のサンプルと時点t−2のサンプルの間の関数であるこ
とを記述することにより実現する。かくして、現在のサ
ンプルIt P に関し、ノイズに起因したサンプル以外の
修正されていないサンプルだけが考慮されるならば、即
ち、サンプルの間の差は小さくなければならないという
条件が課されるならば、重みbt-2 C は1に近い大きい
値を有する。これより、時間的信号に現れる明暗度差の
関数の積として因果的な重みbj C の式が得られ、即
ち、フィルタリングされるべき現在のサンプルに先行す
るサンプルの間で明暗度の連続性の積として上記重みの
式が得られる。
【0035】従って、サンプルIt-1 C に関係する因果
的な重みの式は: bt-1 C =αt C (2a) であり、式中、関数αt C は、現在のサンプルIt P と
フィルタリングされたサンプルPt-1 C の間の明暗度の
連続性の確率である。時点tのサンプルと、前の時点t
−1のサンプルとの間の明暗度の連続性は、高い連続性
の確率αt C として表わされる。サンプルの間の明暗度
の不連続点の確率は、0に近いαt C として表わされ
る。
的な重みの式は: bt-1 C =αt C (2a) であり、式中、関数αt C は、現在のサンプルIt P と
フィルタリングされたサンプルPt-1 C の間の明暗度の
連続性の確率である。時点tのサンプルと、前の時点t
−1のサンプルとの間の明暗度の連続性は、高い連続性
の確率αt C として表わされる。サンプルの間の明暗度
の不連続点の確率は、0に近いαt C として表わされ
る。
【0036】サンプルIt-2 C に関係する因果的な重み
の式は: bt-2 C =αt C ×αt-1 C (2b) であり、式中、αt-1 C は、時点t−1のサンプルと、
時点t−2のサンプルの間の明暗度の連続性の確率であ
る。時点tと時点t−2の間のサンプルの明暗度の連続
性は、時点tとt−1の間の明暗度の連続性と、時点t
−1とt−2の間の明暗度の連続性とを意味し、時点t
とt−1の間の明暗度の連続性の確率が高く、同様に時
点t−1とt−2の間の明暗度の連続性の確率が高い確
率(2b)の積として表わされる。
の式は: bt-2 C =αt C ×αt-1 C (2b) であり、式中、αt-1 C は、時点t−1のサンプルと、
時点t−2のサンプルの間の明暗度の連続性の確率であ
る。時点tと時点t−2の間のサンプルの明暗度の連続
性は、時点tとt−1の間の明暗度の連続性と、時点t
−1とt−2の間の明暗度の連続性とを意味し、時点t
とt−1の間の明暗度の連続性の確率が高く、同様に時
点t−1とt−2の間の明暗度の連続性の確率が高い確
率(2b)の積として表わされる。
【0037】サンプルIt-3 C 等に関係する因果的な重
みの式は: bt-3 C =αt-2 C ×αt-1 C ×αt C (2c) 等によって与えられる。従って、図3の(A)の例の場
合、連続性の確率αt-2 C は、サンプルIt-3 C とI
t-2 C の間の明暗度の不連続点Dのため、非常にゼロに
近い。確率αt-2 C を含む確率の積として得られる重み
bt-3 C は、同様にゼロに近づく傾向がある。重みb
t-4 C は、その式が上記ゼロに近い確率を含む積である
ため、同様にゼロに近づく傾向がある。重みbj C を与
える確率の積の中にゼロに近い確率が現れると直ぐに、
上記確率の存在によって、上記積と、ゼロに近い上記確
率が現れた時点より前の時点に対応する全ての積とが打
ち消される。その結果として、上記前の時点に対応する
因果的なサンプルの重みbj C は同様にゼロに近くな
る。図3の(A)の具体的な例の場合、因果的な重み
は: bt-1 C ≒1;bt-2 C ≒1;bt-3 C ≒0;bt-4 C
≒0 によって表わされる。
みの式は: bt-3 C =αt-2 C ×αt-1 C ×αt C (2c) 等によって与えられる。従って、図3の(A)の例の場
合、連続性の確率αt-2 C は、サンプルIt-3 C とI
t-2 C の間の明暗度の不連続点Dのため、非常にゼロに
近い。確率αt-2 C を含む確率の積として得られる重み
bt-3 C は、同様にゼロに近づく傾向がある。重みb
t-4 C は、その式が上記ゼロに近い確率を含む積である
ため、同様にゼロに近づく傾向がある。重みbj C を与
える確率の積の中にゼロに近い確率が現れると直ぐに、
上記確率の存在によって、上記積と、ゼロに近い上記確
率が現れた時点より前の時点に対応する全ての積とが打
ち消される。その結果として、上記前の時点に対応する
因果的なサンプルの重みbj C は同様にゼロに近くな
る。図3の(A)の具体的な例の場合、因果的な重み
は: bt-1 C ≒1;bt-2 C ≒1;bt-3 C ≒0;bt-4 C
≒0 によって表わされる。
【0038】未来のサンプルに関係する反−因果的な重
みbt+1 A の定式化は、明暗度の差ΔA の関数であり、
次式: bt+1 A =αt A (2’) によって与えられ、式中、αt A は如何に詳細に説明す
る特定の値を有する。因果的な係数bj C 及び反−因果
的な関数bt+1 A の具体的な式(2)及び(2’)の結
果として、計算が非常に複雑な式(1)は、所望の時間
的フィルタリングを実行する三つの簡単な関係式からな
る二つのグループに変換され、第1のグループは因果的
なフィルタリングと呼ばれる帰納的なフィルタリング演
算を実行し、一方、第2のグループは反−因果的なフィ
ルタリングと呼ばれるフィルタリング演算を実行する。
みbt+1 A の定式化は、明暗度の差ΔA の関数であり、
次式: bt+1 A =αt A (2’) によって与えられ、式中、αt A は如何に詳細に説明す
る特定の値を有する。因果的な係数bj C 及び反−因果
的な関数bt+1 A の具体的な式(2)及び(2’)の結
果として、計算が非常に複雑な式(1)は、所望の時間
的フィルタリングを実行する三つの簡単な関係式からな
る二つのグループに変換され、第1のグループは因果的
なフィルタリングと呼ばれる帰納的なフィルタリング演
算を実行し、一方、第2のグループは反−因果的なフィ
ルタリングと呼ばれるフィルタリング演算を実行する。
【0039】重みが特定の形式(2)及び(2’)を有
する線形性の式(1)により、以下の帰納的な式
(3C )と、非−帰納的な式(3A ): Pt C =Pt-1 C +Kt C ×(It P −Pt-1 C ) (3C ) Pt A =Pt C +Kt A ×(It+1 A −Pt C ) (3A ) が定式化される。
する線形性の式(1)により、以下の帰納的な式
(3C )と、非−帰納的な式(3A ): Pt C =Pt-1 C +Kt C ×(It P −Pt-1 C ) (3C ) Pt A =Pt C +Kt A ×(It+1 A −Pt C ) (3A ) が定式化される。
【0040】積分式と呼ばれる上記式(3C )は、時点
t−1でフィルタリングされた因果的なサンプルPt-1
C を含み、この因果的なサンプルPt-1 C は、時点t−
1でフィルタリングされたサンプルPt-1 C と現時点t
で観察されたノイズ性サンプルIt P の差によって形成
された因果的な更新項と呼ばれる項によって修正されて
いる。上記因果の更新項は、0と1の間を変わる因果の
利得Kt C と呼ばれる項で乗算される。上記式(3C )
は、因果的なフィルタリングされた値と呼ばれるフィル
タリングされた値Pt C を生成し、この値は、第2の式
(3A )の計算に起因したフィルタリングによって修正
され、高められる。
t−1でフィルタリングされた因果的なサンプルPt-1
C を含み、この因果的なサンプルPt-1 C は、時点t−
1でフィルタリングされたサンプルPt-1 C と現時点t
で観察されたノイズ性サンプルIt P の差によって形成
された因果的な更新項と呼ばれる項によって修正されて
いる。上記因果の更新項は、0と1の間を変わる因果の
利得Kt C と呼ばれる項で乗算される。上記式(3C )
は、因果的なフィルタリングされた値と呼ばれるフィル
タリングされた値Pt C を生成し、この値は、第2の式
(3A )の計算に起因したフィルタリングによって修正
され、高められる。
【0041】反−因果的とよばれる第2の非−帰納的な
式(3A )は、第1の帰納的な因果式(3C )から得ら
れた因果的なフィルタリングされたサンプルPt C を考
慮し、帰納的な式(3C )から得られたフィルタリング
されたサンプルPt C と、先の時点t+1に観察された
ノイズ性サンプルIt+1 A の差によって形成された反−
因果的な更新項によって修正される。上記反−因果的な
更新項は、0と1の間を変わる反−因果的な利得Kt A
と呼ばれる項で乗算される。
式(3A )は、第1の帰納的な因果式(3C )から得ら
れた因果的なフィルタリングされたサンプルPt C を考
慮し、帰納的な式(3C )から得られたフィルタリング
されたサンプルPt C と、先の時点t+1に観察された
ノイズ性サンプルIt+1 A の差によって形成された反−
因果的な更新項によって修正される。上記反−因果的な
更新項は、0と1の間を変わる反−因果的な利得Kt A
と呼ばれる項で乗算される。
【0042】上記利得Kt C 及びKt A は、カルマンの
利得ではないが、以下の帰納的な式(4C )及び非帰納
的な式(4A ):
利得ではないが、以下の帰納的な式(4C )及び非帰納
的な式(4A ):
【0043】
【数3】
【0044】によって夫々与えられる全く別の利得倍率
である。式(1)、(2)及び(2’)と、式
(4C )、(5C )及び(4A )、(5 A )の間の推移
に対し、利得Kt C は、因果的な重みの逆数:
である。式(1)、(2)及び(2’)と、式
(4C )、(5C )及び(4A )、(5 A )の間の推移
に対し、利得Kt C は、因果的な重みの逆数:
【0045】
【数4】
【0046】であり、更に、上記の如く、連続性の確率
の因果的な係数αt C は、現在のサンプルIt P よりも
前の因果的なサンプルIt-1 C の重みであり、次式: αt C =bt-1 C (2a) で表わされる。式(1)+(2)+(2’)と、式(3
C )+(3A )の間の推移は、以下の帰納的な因果式:
の因果的な係数αt C は、現在のサンプルIt P よりも
前の因果的なサンプルIt-1 C の重みであり、次式: αt C =bt-1 C (2a) で表わされる。式(1)+(2)+(2’)と、式(3
C )+(3A )の間の推移は、以下の帰納的な因果式:
【0047】
【数5】
【0048】からなる第1のシステムと、以下の非帰納
的な反−因果的な式:
的な反−因果的な式:
【0049】
【数6】
【0050】からなる第2のシステムとに基づき、式
中、ΔA は、未来の時点t+1と、現時点又は過去の時
点のいずれかであると考えられる第2の時点との間の明
暗度差の絶対値を表わし、St C は正規化係数を表わ
し、FC 及びFA は以下で定義されている関数である。
時間的にt−k0 で始まる式(3C )の反復と、引き続
く式(3A )の計算とにより、上記定式化されたように
式(1)が正確に得られる。
中、ΔA は、未来の時点t+1と、現時点又は過去の時
点のいずれかであると考えられる第2の時点との間の明
暗度差の絶対値を表わし、St C は正規化係数を表わ
し、FC 及びFA は以下で定義されている関数である。
時間的にt−k0 で始まる式(3C )の反復と、引き続
く式(3A )の計算とにより、上記定式化されたように
式(1)が正確に得られる。
【0051】積分式の定式化(3C )+(3A )は、か
くして、サンプルの間の明暗度の連続性に依存した特定
の重みに関係したサンプルの線形結合に対応する。一般
的に言うと、現在のフィルタリングされたサンプルPt
C の評価は、ノイズ性の因果的なサンプルと現在のサン
プルの線形結合に対応する因果的な積分式(3C )の反
復によって実行され、それらのサンプルは重み付けさ
れ、因果的な重みは、その重みが付けられた因果的なサ
ンプルと現在のサンプルとの間の連続性の確率として評
価され、ノイズ性の現在のサンプルの重みは1に固定さ
れている。因果的な重みを評価するため、所定の因果的
なサンプルと現在のサンプルとの間の連続性の確率が、
所定のサンプルから現在のサンプルでの連続したサンプ
ルの間の連続性の確率の積として考えられる。
くして、サンプルの間の明暗度の連続性に依存した特定
の重みに関係したサンプルの線形結合に対応する。一般
的に言うと、現在のフィルタリングされたサンプルPt
C の評価は、ノイズ性の因果的なサンプルと現在のサン
プルの線形結合に対応する因果的な積分式(3C )の反
復によって実行され、それらのサンプルは重み付けさ
れ、因果的な重みは、その重みが付けられた因果的なサ
ンプルと現在のサンプルとの間の連続性の確率として評
価され、ノイズ性の現在のサンプルの重みは1に固定さ
れている。因果的な重みを評価するため、所定の因果的
なサンプルと現在のサンプルとの間の連続性の確率が、
所定のサンプルから現在のサンプルでの連続したサンプ
ルの間の連続性の確率の積として考えられる。
【0052】更に、フィルタリングされた現在の反−因
果的なサンプルPt A の評価は、フィルタリングされた
現在の因果的なサンプルPt C と、特定の重み付けられ
た反−因果的なノイズ性のサンプルIt+1 A との間の線
形結合の評価に対応した反−因果的な積分式(3A )の
計算によって行なわれる。実際上、上記式(1)は次
式:
果的なサンプルPt A の評価は、フィルタリングされた
現在の因果的なサンプルPt C と、特定の重み付けられ
た反−因果的なノイズ性のサンプルIt+1 A との間の線
形結合の評価に対応した反−因果的な積分式(3A )の
計算によって行なわれる。実際上、上記式(1)は次
式:
【0053】
【数7】
【0054】のように表わされる。既に説明したよう
に:
に:
【0055】
【数8】
【0056】のように表わされる。次式:
【0057】
【数9】
【0058】を仮定すると、Pt C に対する重みが(1
−Kt A )であり、It+1 A に対する重みがKt A であ
るフィルタリングされた反−因果的なサンプルの線形表
現: Pt A =(1−Kt A )Pt C +Kt A ×It+1 A が得られる。この例の場合、反−因果的な利得K
t A は、反−因果的な連続性の係数αt A と、因果的な
線形フィルタリング演算に含まれたサンプルに付けられ
た重みの合計とだけに依存する。
−Kt A )であり、It+1 A に対する重みがKt A であ
るフィルタリングされた反−因果的なサンプルの線形表
現: Pt A =(1−Kt A )Pt C +Kt A ×It+1 A が得られる。この例の場合、反−因果的な利得K
t A は、反−因果的な連続性の係数αt A と、因果的な
線形フィルタリング演算に含まれたサンプルに付けられ
た重みの合計とだけに依存する。
【0059】本発明の一般的なバージョンによれば、フ
ィルタリングされたサンプルPt Cは、(帰納的である
かどうかには無関係に)線形フィルタリング処理によっ
て供給される。それらの係数の合計の逆数は、因果的な
利得Kt C として利用される倍率を与える。 ・因果的な不連続性の係数αt C の定式化 因果的な不連続性の係数αt C は、差: ΔC =|It P −Pt-1 C | (6C ) の関数として定義される。
ィルタリングされたサンプルPt Cは、(帰納的である
かどうかには無関係に)線形フィルタリング処理によっ
て供給される。それらの係数の合計の逆数は、因果的な
利得Kt C として利用される倍率を与える。 ・因果的な不連続性の係数αt C の定式化 因果的な不連続性の係数αt C は、差: ΔC =|It P −Pt-1 C | (6C ) の関数として定義される。
【0060】上記差ΔC が、図3の(A)のDのような
不連続点に関係しているか、或いは、ノイズだけに関係
しているかどうかを判定することにより利点が得られ
る。ノイズの関与を判定するため、上記差ΔC は、上記
不連続性ΔC の各サンプルに関するノイズの分散を考慮
した係数St C によって正規化される。σB と呼ばれ、
各サンプルIj に対する明暗度レベルで測定されたノイ
ズの標準偏差は、あらゆる周知の方法を用いて評価し、
或いは、アプリオリに評価することが可能である。
不連続点に関係しているか、或いは、ノイズだけに関係
しているかどうかを判定することにより利点が得られ
る。ノイズの関与を判定するため、上記差ΔC は、上記
不連続性ΔC の各サンプルに関するノイズの分散を考慮
した係数St C によって正規化される。σB と呼ばれ、
各サンプルIj に対する明暗度レベルで測定されたノイ
ズの標準偏差は、あらゆる周知の方法を用いて評価し、
或いは、アプリオリに評価することが可能である。
【0061】提案された方法によれば、例えば、図3の
(C)に関して、ノイズの標準偏差σB の判定をする場
合、ノイズ性信号が曲線I(τ)によって表わされ;上
記信号の平均振幅は、多数のN個のサンプルに亘って評
価された算術的平均mB に略一致し、即ち、現時点j=
tと、例えば、過去の時点j=t−N+1との間で、ノ
イズ性サンプルIt-N+1 C が考慮することにより、平均
値:
(C)に関して、ノイズの標準偏差σB の判定をする場
合、ノイズ性信号が曲線I(τ)によって表わされ;上
記信号の平均振幅は、多数のN個のサンプルに亘って評
価された算術的平均mB に略一致し、即ち、現時点j=
tと、例えば、過去の時点j=t−N+1との間で、ノ
イズ性サンプルIt-N+1 C が考慮することにより、平均
値:
【0062】
【数10】
【0063】が求められる。標準ノイズ偏差σB は、ノ
イズ性信号とその平均値mB の間の平均偏差でありる。
平均値mB に関して想定されたN個のサンプルのノイズ
に起因する明暗度の偏差の平方の平均値であるσB 2 と
呼ばれるノイズの分散は、以下の関係式:
イズ性信号とその平均値mB の間の平均偏差でありる。
平均値mB に関して想定されたN個のサンプルのノイズ
に起因する明暗度の偏差の平方の平均値であるσB 2 と
呼ばれるノイズの分散は、以下の関係式:
【0064】
【数11】
【0065】を用いて計算される。次いで、標準ノイズ
偏差σB がノイズの分散の平方根:
偏差σB がノイズの分散の平方根:
【0066】
【数12】
【0067】の計算によって得られる。本発明によれ
ば、差ΔC に含まれたノイズ寄与の分散は、安定状態に
おいて、次式:
ば、差ΔC に含まれたノイズ寄与の分散は、安定状態に
おいて、次式:
【0068】
【数13】
【0069】のように定式化され、この値は、ΔC の正
規化の近似として使用される。差ΔCの正規化係数は、
以下の関係式:
規化の近似として使用される。差ΔCの正規化係数は、
以下の関係式:
【0070】
【数14】
【0071】によって与えられる。式(5C )におい
て、連続性の係数αt C は、差ΔC がノイズによる影響
を受けるということを考慮するため、関係式(6C )に
よって与えられ、標準ノイズ偏差σB の近似St C によ
って正規化された差ΔC の関数である。このため、係数
αt C の計算は、平均値からの標準ノイズ偏差σB を判
定することである。
て、連続性の係数αt C は、差ΔC がノイズによる影響
を受けるということを考慮するため、関係式(6C )に
よって与えられ、標準ノイズ偏差σB の近似St C によ
って正規化された差ΔC の関数である。このため、係数
αt C の計算は、平均値からの標準ノイズ偏差σB を判
定することである。
【0072】本発明に従って提案され、関係式(4C )
及び(5C )に従う因果的な積分関数(3C )の計算に
基づくフィルタリング方法の利点は、特に、表現αt C
が提案されたように正規化される点にある。この正規化
は、現在のサンプルαt C のノイズの分散だけではな
く、フィルタリングされたサンプルPt-1 C のノイズの
分散を考慮するので、利得倍率を与える式(5C )によ
って、フィルタリングされた各サンプルに対する残留ノ
イズの評価が得られる。
及び(5C )に従う因果的な積分関数(3C )の計算に
基づくフィルタリング方法の利点は、特に、表現αt C
が提案されたように正規化される点にある。この正規化
は、現在のサンプルαt C のノイズの分散だけではな
く、フィルタリングされたサンプルPt-1 C のノイズの
分散を考慮するので、利得倍率を与える式(5C )によ
って、フィルタリングされた各サンプルに対する残留ノ
イズの評価が得られる。
【0073】帰納的な積分式(3C )は、式(4C )に
よって与えられた利得倍率Kt C だけに依存しているの
で、容易に計算することができる。利得倍率Kt C 自体
は、過去に既に計算された利得倍率Kt-1 C と、連続性
係数αt C とだけに依存している。連続性係数α
t C は、既に計算された利得倍率Kt-1 C に依存してい
るので、連続性係数αt C を最初に計算する必要があ
り、その後、連続性係数αt Cを用いて利得式Kt C が
簡単に計算され、フィルタリングされたサンプルPt C
が関係式(3C )を用いて容易に計算される。
よって与えられた利得倍率Kt C だけに依存しているの
で、容易に計算することができる。利得倍率Kt C 自体
は、過去に既に計算された利得倍率Kt-1 C と、連続性
係数αt C とだけに依存している。連続性係数α
t C は、既に計算された利得倍率Kt-1 C に依存してい
るので、連続性係数αt C を最初に計算する必要があ
り、その後、連続性係数αt Cを用いて利得式Kt C が
簡単に計算され、フィルタリングされたサンプルPt C
が関係式(3C )を用いて容易に計算される。
【0074】・関数FC の定義 αt C を与える式(5C )の計算のため、関数FC が以
下のように定義される。関数FC の引数は、以下の
ZC :
下のように定義される。関数FC の引数は、以下の
ZC :
【0075】
【数15】
【0076】によって表わされる。関数FC (ZC )
は、例えば、図6の(A)乃至(D)において、縦軸に
関数の値をプロットし、横軸にZC をプロットすること
により、描かれている。最初に、関数FC (ZC )は、
0≦ZC ≦1のとき、一定値FC maxを取り;次い
で、関数FC (ZC )は、1<ZC の場合に、値FC m
inまで減少する。値FC maxは、FC max≦1を
満たすような値である。値FC minは、0≦FC mi
nを満たすような値である。このような関数F
C (ZC )の例を以下に説明する。
は、例えば、図6の(A)乃至(D)において、縦軸に
関数の値をプロットし、横軸にZC をプロットすること
により、描かれている。最初に、関数FC (ZC )は、
0≦ZC ≦1のとき、一定値FC maxを取り;次い
で、関数FC (ZC )は、1<ZC の場合に、値FC m
inまで減少する。値FC maxは、FC max≦1を
満たすような値である。値FC minは、0≦FC mi
nを満たすような値である。このような関数F
C (ZC )の例を以下に説明する。
【0077】・例1:関数FC (ZC )は一定であり、
0≦ZC ≦1のとき、値FC max=1に一致し;次い
で、関数FC (ZC )は、1≦ZC の場合に、値FC m
in=0まで減少するよう選択される。関数F
C (ZC )は、好ましくは、上記領域で、正規化倍率に
よって加えられるようなガウシアン形状を有するので:
0≦ZC ≦1のとき、値FC max=1に一致し;次い
で、関数FC (ZC )は、1≦ZC の場合に、値FC m
in=0まで減少するよう選択される。関数F
C (ZC )は、好ましくは、上記領域で、正規化倍率に
よって加えられるようなガウシアン形状を有するので:
【0078】
【数16】
【0079】のように表わされる。 ・例2:関数FC (ZC )は一定であり、0≦ZC <1
のとき、1よりも小さい値FCmax、例えば、FC m
ax=0.85に一致し;次いで、関数FC (ZC )
は、1≦ZC の場合に減少する。関数FC (ZC )は、
例えば、0.10よりも減少することがない。関数FC
(ZC )は、この例の場合、シフトしたガウシアン曲線
である。
のとき、1よりも小さい値FCmax、例えば、FC m
ax=0.85に一致し;次いで、関数FC (ZC )
は、1≦ZC の場合に減少する。関数FC (ZC )は、
例えば、0.10よりも減少することがない。関数FC
(ZC )は、この例の場合、シフトしたガウシアン曲線
である。
【0080】・例3:関数FC (ZC )は一定であり、
0≦ZC ≦1のとき、1よりも小さいが1に近い値FC
max、従って、FC max=0.85に一致する。次
いで、関数F C (ZC )は、0に近い値FC min、例
えば、FC min=0.10まで直線的に減少し;例え
ば、ZC =2で、その値に達する。次いで、関数F
C (ZC )は、2<ZC の場合に、直線的に一定であ
り、FC min=0.10に一致する。
0≦ZC ≦1のとき、1よりも小さいが1に近い値FC
max、従って、FC max=0.85に一致する。次
いで、関数F C (ZC )は、0に近い値FC min、例
えば、FC min=0.10まで直線的に減少し;例え
ば、ZC =2で、その値に達する。次いで、関数F
C (ZC )は、2<ZC の場合に、直線的に一定であ
り、FC min=0.10に一致する。
【0081】・例4:関数FC (ZC )は、例1の関数
又は例2の関数を近似する折れ線関数である。関数FC
(ZC )は、当業者によって定義されるべき定義を有す
る他の適当な形式から選択してもよい。
又は例2の関数を近似する折れ線関数である。関数FC
(ZC )は、当業者によって定義されるべき定義を有す
る他の適当な形式から選択してもよい。
【0082】関数FC (ZC )は、フィルタリング出力
を制御する。FC max=1のとき、フィルタリング出
力は最大になる。FC maxが1よりも小さい場合、フ
ィルタリング出力は僅かに制限される。FC minが0
よりも大きい場合、フィルタリング出力は決して0にな
らない。関係式(3A )、(4A )及び(5A )によっ
て形成された反−因果的なフィルタリング式の第2のシ
ステムの計算は、因果的なフィルタリング式のシステム
の関係式(3C )、(4C )及び(5C )の計算に非常
に類似している。
を制御する。FC max=1のとき、フィルタリング出
力は最大になる。FC maxが1よりも小さい場合、フ
ィルタリング出力は僅かに制限される。FC minが0
よりも大きい場合、フィルタリング出力は決して0にな
らない。関係式(3A )、(4A )及び(5A )によっ
て形成された反−因果的なフィルタリング式の第2のシ
ステムの計算は、因果的なフィルタリング式のシステム
の関係式(3C )、(4C )及び(5C )の計算に非常
に類似している。
【0083】利得式Kt A 内の反−因果的な連続性の係
数αt A が特定の位置にあるため、反−因果的な利得に
式Kt A の定式化が、因果的な利得式Kt c の定式化か
ら逸れていることだけに注意が必要である。因果的なフ
ィルタリングに関して既に説明したように、反−因果的
なフィルタリングの出力は、特に、反−因果的な連続性
の係数αt A の計算の方法に起因している。二つの特定
の魅力的な定式化を以下に与える。
数αt A が特定の位置にあるため、反−因果的な利得に
式Kt A の定式化が、因果的な利得式Kt c の定式化か
ら逸れていることだけに注意が必要である。因果的なフ
ィルタリングに関して既に説明したように、反−因果的
なフィルタリングの出力は、特に、反−因果的な連続性
の係数αt A の計算の方法に起因している。二つの特定
の魅力的な定式化を以下に与える。
【0084】・連続性係数αt A の第1の定式化 第1の定式化の場合、反−因果的な連続性の係数はαt
A1と呼ばれる。ΔA1と表わされる明暗度の差は、未来の
時点t+1に観察されたノイズ性の明暗度It+ 1 A と、
時点t−1に対応する因果的なフィルタリングされた画
像内の同一画素の因果的なフィルタリングPt-1 C によ
って観察された明暗度との間で評価される。かくして、
二つの時点で分割されたサンプルを考慮した差ΔA1: ΔA1=|It+1 A −Pt-1 C | (6A1) が得られる。
A1と呼ばれる。ΔA1と表わされる明暗度の差は、未来の
時点t+1に観察されたノイズ性の明暗度It+ 1 A と、
時点t−1に対応する因果的なフィルタリングされた画
像内の同一画素の因果的なフィルタリングPt-1 C によ
って観察された明暗度との間で評価される。かくして、
二つの時点で分割されたサンプルを考慮した差ΔA1: ΔA1=|It+1 A −Pt-1 C | (6A1) が得られる。
【0085】第1の連続性の係数は、次式:
【0086】
【数17】
【0087】によって与えられ、式中、 ZA1=ΔA1/St C (12A1) であり、FA (ZA1)は、上記因果的な関数F
C (ZC )と同じタイプからなるよう選択される所謂反
−因果的な関数である。関係式(5A1)には、因果的な
フィルタリングによって既に説明した要素:P t-1 C ,
It+1 A ,σB 及びSt C が含まれている。
C (ZC )と同じタイプからなるよう選択される所謂反
−因果的な関数である。関係式(5A1)には、因果的な
フィルタリングによって既に説明した要素:P t-1 C ,
It+1 A ,σB 及びSt C が含まれている。
【0088】関係式(5A1)に従って反−因果的な連続
性の係数αt A1を計算した後、利得Kt A が関係式(4
A )に従って計算され、最後に、因果的な積分式
(3C )の計算によって与えられたように、上記因果的
なフィルタリングから生じたフィルタリングされた明暗
度Pt C が考慮されると同時に、現時点のフィルタリン
グされた明暗度Pt A が、反−因果的な積分式(3A )
の計算によって得られる。
性の係数αt A1を計算した後、利得Kt A が関係式(4
A )に従って計算され、最後に、因果的な積分式
(3C )の計算によって与えられたように、上記因果的
なフィルタリングから生じたフィルタリングされた明暗
度Pt C が考慮されると同時に、現時点のフィルタリン
グされた明暗度Pt A が、反−因果的な積分式(3A )
の計算によって得られる。
【0089】図4の(A)と(C)は、共に、図3の
(A)に示されたように動きに起因した少なくも一つの
明暗度の不連続点Dを含むノイズ性の時間的信号I
(τ)に基づいて得られたフィルタリングされた時間的
信号P(τ)を表わしている。フィルタリング演算は、
因果的なフィルタリング(3C )、(4C )及び
(5 C )の第1のシステムが用いられ、次いで、第1の
式(5A1)を適用しながら第2の反−因果的なフィルタ
リングシステム(3A )及び(4A )が続けられること
によって実行される。
(A)に示されたように動きに起因した少なくも一つの
明暗度の不連続点Dを含むノイズ性の時間的信号I
(τ)に基づいて得られたフィルタリングされた時間的
信号P(τ)を表わしている。フィルタリング演算は、
因果的なフィルタリング(3C )、(4C )及び
(5 C )の第1のシステムが用いられ、次いで、第1の
式(5A1)を適用しながら第2の反−因果的なフィルタ
リングシステム(3A )及び(4A )が続けられること
によって実行される。
【0090】図4の(A)には、FA (ZA1)及びFC
(ZC )が共に図6の(A)に示された例1の関数と類
似した関数である条件でフィルタリングされた時間的な
信号P(τ)が表わされている。図4の(A)を参照す
ると、因果的なフィルタリングは、不連続点Dの左側
で、t−3からt−k0 の方向に時間的信号の平滑化を
行い;次いで、不連続点DのためサンプルIt-3 C 、I
t-4 C 等によって形成された過去が記憶されていないの
で、因果的なフィルタリングは、時点t−2でノイズ性
サンプルIt-2 C のフィルタリングを実行できない。因
果的なフィルタリングは、時間的信号の曲線のIt-3 C
と、そのサンプルの左側で非常に効果的であり、その
後、信号はt−2のノイズ性信号It-2 C のままであ
る。その理由は、因果的なフィルタリングが、時点t−
2で過去のデータによって修正されることなく観察され
たノイズ性明暗度だけを生成するからである。次いで、
因果的なフィルタリングは、時点t−1において時間的
信号の次の点から始めて、サンプルIt-2 C の右側で非
常に良好に平滑化された信号をもう一度生成し、時点t
−2とt−1の間に明暗度の不連続点が存在しないの
で、時点t−2のサンプルが考慮に入れられる。
(ZC )が共に図6の(A)に示された例1の関数と類
似した関数である条件でフィルタリングされた時間的な
信号P(τ)が表わされている。図4の(A)を参照す
ると、因果的なフィルタリングは、不連続点Dの左側
で、t−3からt−k0 の方向に時間的信号の平滑化を
行い;次いで、不連続点DのためサンプルIt-3 C 、I
t-4 C 等によって形成された過去が記憶されていないの
で、因果的なフィルタリングは、時点t−2でノイズ性
サンプルIt-2 C のフィルタリングを実行できない。因
果的なフィルタリングは、時間的信号の曲線のIt-3 C
と、そのサンプルの左側で非常に効果的であり、その
後、信号はt−2のノイズ性信号It-2 C のままであ
る。その理由は、因果的なフィルタリングが、時点t−
2で過去のデータによって修正されることなく観察され
たノイズ性明暗度だけを生成するからである。次いで、
因果的なフィルタリングは、時点t−1において時間的
信号の次の点から始めて、サンプルIt-2 C の右側で非
常に良好に平滑化された信号をもう一度生成し、時点t
−2とt−1の間に明暗度の不連続点が存在しないの
で、時点t−2のサンプルが考慮に入れられる。
【0091】従って、因果的なフィルタリングの後、I
t-2 C の第1のノイズ歯状突起は時点t−2で持続す
る。その理由は、t−2とt−3の間で明暗度差が大き
いため、t−3の信号に割り当てられた重みbt-3 C が
ゼロになるからである。次いで、反−因果的なフィルタ
リングのため、フィルタリングの効率が次の点t−1か
ら完全になる。反−因果的なフィルタリング信号It+1
A のデータ、即ち、未来のデータが考慮されていること
により、図4の(A)に示されているように、信号のフ
ィルタリングが、時点t−1の不連続点を伴うことなく
最初から改善される。
t-2 C の第1のノイズ歯状突起は時点t−2で持続す
る。その理由は、t−2とt−3の間で明暗度差が大き
いため、t−3の信号に割り当てられた重みbt-3 C が
ゼロになるからである。次いで、反−因果的なフィルタ
リングのため、フィルタリングの効率が次の点t−1か
ら完全になる。反−因果的なフィルタリング信号It+1
A のデータ、即ち、未来のデータが考慮されていること
により、図4の(A)に示されているように、信号のフ
ィルタリングが、時点t−1の不連続点を伴うことなく
最初から改善される。
【0092】本発明の第2の実施例の他のバージョンに
おいて、フィルタリングの出力は、時間的信号の平滑化
をできる限り完璧に保ちながら、時間的信号の明暗度の
不連続点の右側で残留ノイズの明暗度の歯状突起をでき
る限り低減するよう、FC min、FC max、FA m
in、FA maxの値を変更することにより意のままに
変えられる。
おいて、フィルタリングの出力は、時間的信号の平滑化
をできる限り完璧に保ちながら、時間的信号の明暗度の
不連続点の右側で残留ノイズの明暗度の歯状突起をでき
る限り低減するよう、FC min、FC max、FA m
in、FA maxの値を変更することにより意のままに
変えられる。
【0093】かくして、本発明によれば、過去は、“あ
る程度”まで忘れることができるので、因果的なフィル
タリングはIt-2 C で完全に0にはなり得ない。図3の
(A)の信号のフィルタリング結果を表わし、図6の
(B)に示されたようにFA max=FC max=0.
85及びFA min=FC min=0.10の場合に関
数FC (ZC )及び関数FA (ZA1)を利用する図4の
(C)を参照すると、上記例の場合、関数FC (ZC )
は、少なくとも0.10に一致するため、関数FC (Z
C )及び関数FA (ZA1)が決して0にはならないの
で、I t-2 C の第1のノイズ歯状突起が、不連続点Dの
後で低減されることが分かる。従って、時点t−3のデ
ータが常に考慮され、明暗度の不連続点Dの後、時点t
−2の信号のフィルタリングをある程度まで行なうこと
ができる。
る程度”まで忘れることができるので、因果的なフィル
タリングはIt-2 C で完全に0にはなり得ない。図3の
(A)の信号のフィルタリング結果を表わし、図6の
(B)に示されたようにFA max=FC max=0.
85及びFA min=FC min=0.10の場合に関
数FC (ZC )及び関数FA (ZA1)を利用する図4の
(C)を参照すると、上記例の場合、関数FC (ZC )
は、少なくとも0.10に一致するため、関数FC (Z
C )及び関数FA (ZA1)が決して0にはならないの
で、I t-2 C の第1のノイズ歯状突起が、不連続点Dの
後で低減されることが分かる。従って、時点t−3のデ
ータが常に考慮され、明暗度の不連続点Dの後、時点t
−2の信号のフィルタリングをある程度まで行なうこと
ができる。
【0094】一方、図3の(B)を参照すると、ノイズ
性時間的信号I(τ)は、例えば、時点t−2で出現す
るノイズピークD’からなる。因果的なフィルタリング
は、図3の(B)のノイズ性時間的信号によって誘起さ
れた不連続点D’を、図3の(A)のノイズ性時間的信
号において動きによって誘起された不連続点Dと区別で
きない。反−因果的なフィルタリングは上記欠点を補正
する。
性時間的信号I(τ)は、例えば、時点t−2で出現す
るノイズピークD’からなる。因果的なフィルタリング
は、図3の(B)のノイズ性時間的信号によって誘起さ
れた不連続点D’を、図3の(A)のノイズ性時間的信
号において動きによって誘起された不連続点Dと区別で
きない。反−因果的なフィルタリングは上記欠点を補正
する。
【0095】時点t−2の反−因果的なフィルタリング
において、ノイズピークIt-2 C の頂部はフィルタリン
グされるので、連続性の係数αt A1は、前の時点t−3
と次の時点t−1の間の明暗度の不連続点の関数であ
り、時点t−2の反−因果的なフィルタリングは、互い
に近くにある時点t−3のフィルタリングされた明暗度
と、時点t−1のノイズ性明暗度とを考慮したフィルタ
リングされた明暗度を生成する。
において、ノイズピークIt-2 C の頂部はフィルタリン
グされるので、連続性の係数αt A1は、前の時点t−3
と次の時点t−1の間の明暗度の不連続点の関数であ
り、時点t−2の反−因果的なフィルタリングは、互い
に近くにある時点t−3のフィルタリングされた明暗度
と、時点t−1のノイズ性明暗度とを考慮したフィルタ
リングされた明暗度を生成する。
【0096】従って、ノイズピークD’は、図4の
(B)に表わされているように、第1の連続性の係数を
用いて、因果的なフィルタリング+反−因果的なフィル
タリングによって平滑化される。 ・連続性係数αt A の第2の定式化 第2の定式化の場合、反−因果的な連続性の係数はαt
A2と呼ばれる。ΔA2と表わされる明暗度の差は、未来の
時点t+1に観察されたノイズ性の明暗度It+ 1 A と、
時点tの現在の画像内の同一画素の因果的なフィルタリ
ングPt C によって観察された明暗度との間で評価され
る。かくして、一つだけの時点で分割されたサンプルを
考慮した差ΔA2: ΔA2=|It+1 A −Pt C | (6A2) が得られる。
(B)に表わされているように、第1の連続性の係数を
用いて、因果的なフィルタリング+反−因果的なフィル
タリングによって平滑化される。 ・連続性係数αt A の第2の定式化 第2の定式化の場合、反−因果的な連続性の係数はαt
A2と呼ばれる。ΔA2と表わされる明暗度の差は、未来の
時点t+1に観察されたノイズ性の明暗度It+ 1 A と、
時点tの現在の画像内の同一画素の因果的なフィルタリ
ングPt C によって観察された明暗度との間で評価され
る。かくして、一つだけの時点で分割されたサンプルを
考慮した差ΔA2: ΔA2=|It+1 A −Pt C | (6A2) が得られる。
【0097】第2の連続性の係数は、次式:
【0098】
【数18】
【0099】によって与えられ、式中、FA (ZA2)
は、上記因果的な関数FC (ZC )と同じタイプからな
るよう選択される所謂反−因果的な関数である。関係式
(5A2)には、因果的なフィルタリングによって既に説
明した要素:P t C ,It+1 A ,σB 及びSt C が含ま
れている。関係式(5A2)に従って反−因果的な連続性
の係数αt A2を計算した後、利得Kt A が関係式
(4A )に従って計算され、最後に、因果的な積分式
(3C )の計算によって与えられたように、上記因果的
なフィルタリングから生じたフィルタリングされた明暗
度Pt C が考慮されると同時に、現時点のフィルタリン
グされた明暗度Pt A が、反−因果的な積分式(3A )
の計算によって得られる。
は、上記因果的な関数FC (ZC )と同じタイプからな
るよう選択される所謂反−因果的な関数である。関係式
(5A2)には、因果的なフィルタリングによって既に説
明した要素:P t C ,It+1 A ,σB 及びSt C が含ま
れている。関係式(5A2)に従って反−因果的な連続性
の係数αt A2を計算した後、利得Kt A が関係式
(4A )に従って計算され、最後に、因果的な積分式
(3C )の計算によって与えられたように、上記因果的
なフィルタリングから生じたフィルタリングされた明暗
度Pt C が考慮されると同時に、現時点のフィルタリン
グされた明暗度Pt A が、反−因果的な積分式(3A )
の計算によって得られる。
【0100】図5の(A)と(C)は、共に、図3の
(A)に示されたように動きに起因した少なくも一つの
明暗度の不連続点Dを含むノイズ性の時間的信号I
(τ)に基づいて得られたフィルタリングされた時間的
信号P(τ)を表わしている。フィルタリング演算は、
因果的なフィルタリング(3C )、(4C )及び
(5 C )の第1のシステムが用いられ、次いで、第1の
式(5A2)を適用しながら第2の反−因果的なフィルタ
リングシステム(3A )及び(4A )が続けられること
によって実行される。
(A)に示されたように動きに起因した少なくも一つの
明暗度の不連続点Dを含むノイズ性の時間的信号I
(τ)に基づいて得られたフィルタリングされた時間的
信号P(τ)を表わしている。フィルタリング演算は、
因果的なフィルタリング(3C )、(4C )及び
(5 C )の第1のシステムが用いられ、次いで、第1の
式(5A2)を適用しながら第2の反−因果的なフィルタ
リングシステム(3A )及び(4A )が続けられること
によって実行される。
【0101】図5の(A)には、FA (ZA2)及びFC
(ZC )が共に図6の(A)に示された例1の関数と類
似した関数である条件でフィルタリングされた時間的な
信号P(τ)が表わされている。図5の(A)を参照す
ると、因果的なフィルタリングは、図4の(A)を参照
して説明された時間的信号の平滑化と同じ平滑化を行な
う。
(ZC )が共に図6の(A)に示された例1の関数と類
似した関数である条件でフィルタリングされた時間的な
信号P(τ)が表わされている。図5の(A)を参照す
ると、因果的なフィルタリングは、図4の(A)を参照
して説明された時間的信号の平滑化と同じ平滑化を行な
う。
【0102】従って、因果的なフィルタリングの後、第
1のノイズ歯状突起は時点t−2で持続する。その理由
は、t−2とt−3の間で明暗度差が大きいため、t−
3の信号に割り当てられた重みbt-3 C がゼロになるか
らである。反−因果的なフィルタリング演算は上記欠点
を補正する。反−因果的な信号のデータ、即ち、未来に
得られるデータを考慮することにより、図5の(A)に
示されたように、不連続点Dの右側で上記ノイズの歯状
突起に対し信号の改善されたフィルタリングが得られ
る。
1のノイズ歯状突起は時点t−2で持続する。その理由
は、t−2とt−3の間で明暗度差が大きいため、t−
3の信号に割り当てられた重みbt-3 C がゼロになるか
らである。反−因果的なフィルタリング演算は上記欠点
を補正する。反−因果的な信号のデータ、即ち、未来に
得られるデータを考慮することにより、図5の(A)に
示されたように、不連続点Dの右側で上記ノイズの歯状
突起に対し信号の改善されたフィルタリングが得られ
る。
【0103】連続性の係数αt A2に対し第2の定式化を
用いても、関数FA (ZA1)及び関数FC (ZC )が、
図6の(A)によって示された例1の関数のように選択
された場合、図3の(B)に示したようにノイズピーク
D’の適当なフィルタリングは得られない。しかし、上
記の如く、フィルタリングの出力は、FC min、FC
max、F A min、FA maxの値を変更することに
より変えられる。
用いても、関数FA (ZA1)及び関数FC (ZC )が、
図6の(A)によって示された例1の関数のように選択
された場合、図3の(B)に示したようにノイズピーク
D’の適当なフィルタリングは得られない。しかし、上
記の如く、フィルタリングの出力は、FC min、FC
max、F A min、FA maxの値を変更することに
より変えられる。
【0104】従って、図6の(B)に示されたようにF
A max=FC max=0.85及びFA min=FC
min=0.10を有する関数FC (ZC )及び関数F
A (ZA1)を利用すると同時に、図3の(B)に示され
た信号のフィルタリングの結果である図5の(C)を考
慮すると、時点t−3のデータが常に考慮され、ノイズ
ピークD’の信号を時点t−2にある程度までフィルタ
リングすることができるため、関数FC (ZC )及び関
数FA (ZA1)が決して0にはならないことにより、ノ
イズピークD’が低減される、全ての場合において、
“未来”に関し、かつ、本発明に従って適合したフィル
タリング出力を選択する実現可能性のある時間的フィル
タリングは、Dタイプの明暗度の不連続点、或いは、
D’のようなノイズピークに関係した問題を非常に効率
的に処理し得る。
A max=FC max=0.85及びFA min=FC
min=0.10を有する関数FC (ZC )及び関数F
A (ZA1)を利用すると同時に、図3の(B)に示され
た信号のフィルタリングの結果である図5の(C)を考
慮すると、時点t−3のデータが常に考慮され、ノイズ
ピークD’の信号を時点t−2にある程度までフィルタ
リングすることができるため、関数FC (ZC )及び関
数FA (ZA1)が決して0にはならないことにより、ノ
イズピークD’が低減される、全ての場合において、
“未来”に関し、かつ、本発明に従って適合したフィル
タリング出力を選択する実現可能性のある時間的フィル
タリングは、Dタイプの明暗度の不連続点、或いは、
D’のようなノイズピークに関係した問題を非常に効率
的に処理し得る。
【0105】(3)本発明の方法を実行する装置 図7及び図8には、上記フィルタリング方法を実行する
簡単な装置が機能ブロックの形で表わされている。上記
装置は、図7に示されたように因果的なフィルタリング
を実行する因果的なサブ組立体と、図8に示されたよう
に反−因果的なフィルタリングを実行する反−因果的な
サブ組立体の二つの主要なサブ組立体からなる。
簡単な装置が機能ブロックの形で表わされている。上記
装置は、図7に示されたように因果的なフィルタリング
を実行する因果的なサブ組立体と、図8に示されたよう
に反−因果的なフィルタリングを実行する反−因果的な
サブ組立体の二つの主要なサブ組立体からなる。
【0106】ノイズ性の明暗度I(τ)がシーケンスの
各画像Ij 内の座標x,yを有する画素Aj (x,y)
で順に測定される。時点tで観察された現在の画像を処
理するため、ノイズ性の明暗度It P が図7に示された
因果的なサブ組立体の装置の入力100に供給される。
因果的なサブ組立体を表わす図7を参照すると、現在の
ノイズ性明暗度It Pが、ノイズ性信号It P の標準ノ
イズ偏差σB を提供するルックアップテーブル11内で
表にされた関数σB に与えられる。標準ノイズ偏差σB
は、テーブル11の出力で得られる。
各画像Ij 内の座標x,yを有する画素Aj (x,y)
で順に測定される。時点tで観察された現在の画像を処
理するため、ノイズ性の明暗度It P が図7に示された
因果的なサブ組立体の装置の入力100に供給される。
因果的なサブ組立体を表わす図7を参照すると、現在の
ノイズ性明暗度It Pが、ノイズ性信号It P の標準ノ
イズ偏差σB を提供するルックアップテーブル11内で
表にされた関数σB に与えられる。標準ノイズ偏差σB
は、テーブル11の出力で得られる。
【0107】因果的な利得はメモリ17に記憶される。
メモリ17は、各画素に対する前の時点の利得Kt-1 C
用の出力と、現在の時点tに対し計算された利得Kt C
を受ける入力とからなる。上記装置は、ルックアップテ
ーブル11からの値σB と、メモリ17からの利得K
t-1 C の値とが入力されると即座に、正規化値:
メモリ17は、各画素に対する前の時点の利得Kt-1 C
用の出力と、現在の時点tに対し計算された利得Kt C
を受ける入力とからなる。上記装置は、ルックアップテ
ーブル11からの値σB と、メモリ17からの利得K
t-1 C の値とが入力されると即座に、正規化値:
【0108】
【数19】
【0109】を直接的に供給するため表にされた値を含
むルックアップテーブル13を更に有する。値S
t C は、連続性係数αt C の計算を行なう式(5C )の
分母を構成する。分母の値St C は、ルックアップテー
ブル13の出力で得られ、ルックアップテーブル14に
入力される。上記装置は、処理されている各画素に対し
種々の時点でフィルタリングされた明暗度を記憶するメ
モリ10を更に有する。
むルックアップテーブル13を更に有する。値S
t C は、連続性係数αt C の計算を行なう式(5C )の
分母を構成する。分母の値St C は、ルックアップテー
ブル13の出力で得られ、ルックアップテーブル14に
入力される。上記装置は、処理されている各画素に対し
種々の時点でフィルタリングされた明暗度を記憶するメ
モリ10を更に有する。
【0110】フィルタリングされた因果的な明暗度Pt
C が計算されるべき画像が観察された時点tで、メモリ
10は、前の時点に対応するフィルタリングされた明暗
度P t-1 C を既に含んでいるので、明暗度Pt-1 C をそ
の出力201に出力する。前の時点にフィルタリングさ
れた明暗度Pt-1 C は、因果的なサブ組立体の入力10
0から発生し、時点tで観察されたノイズ性明暗度It
P と同時に加算器12に供給される。加算器12は、I
t P と呼ばれる時点tのノイズ性明暗度と、Pt-1 C と
呼ばれる前の時点t−1にフィルタリングされた別の明
暗度とからなる二つの明暗度の間の差を計算し、出力を
介してその差を供給する。
C が計算されるべき画像が観察された時点tで、メモリ
10は、前の時点に対応するフィルタリングされた明暗
度P t-1 C を既に含んでいるので、明暗度Pt-1 C をそ
の出力201に出力する。前の時点にフィルタリングさ
れた明暗度Pt-1 C は、因果的なサブ組立体の入力10
0から発生し、時点tで観察されたノイズ性明暗度It
P と同時に加算器12に供給される。加算器12は、I
t P と呼ばれる時点tのノイズ性明暗度と、Pt-1 C と
呼ばれる前の時点t−1にフィルタリングされた別の明
暗度とからなる二つの明暗度の間の差を計算し、出力を
介してその差を供給する。
【0111】ルックアップテーブル14は、加算器12
によって与えられた差の絶対値をとり、更に、分母St
C を受ける。ルックアップテーブル14は、次に、関数
FC(ZC )の引数ZC :
によって与えられた差の絶対値をとり、更に、分母St
C を受ける。ルックアップテーブル14は、次に、関数
FC(ZC )の引数ZC :
【0112】
【数20】
【0113】を出力する。ルックアップテーブル15
は、表にされた形で選択された関数FC (ZC )を含ん
でいる。ルックアップテーブル15の入力は、引数ZC
を受け、ルックアップテーブル15は、次式:
は、表にされた形で選択された関数FC (ZC )を含ん
でいる。ルックアップテーブル15の入力は、引数ZC
を受け、ルックアップテーブル15は、次式:
【0114】
【数21】
【0115】によって与えられた連続性係数αt C を供
給する。ルックアップテーブル16は、メモリ17から
得られた前の時点の利得Kt-1 C と、ルックアップテー
ブル15から得られた連続性係数αt C とに基づいて、
時点tの利得Kt C を供給するべく表にされた式を含
む。上記利得:
給する。ルックアップテーブル16は、メモリ17から
得られた前の時点の利得Kt-1 C と、ルックアップテー
ブル15から得られた連続性係数αt C とに基づいて、
時点tの利得Kt C を供給するべく表にされた式を含
む。上記利得:
【0116】
【数22】
【0117】は、ルックアップテーブル16を介して与
えられ、一方で、前の時点の利得Kt- 1 C の値を置き換
えるためメモリ17に供給され、他方で、乗算器19に
供給される。次いで、積分関数(3C )が計算される。
加算器18は、最初に、時点tで観察され、第2のチャ
ンネルを介して入力100から得られたIt P と呼ばれ
るノイズ性信号と、前の時点t−1にフィルタリングさ
れ、メモリ10の出力201から発生したフィルタリン
グされた信号P t-1 C とを受ける。加算器18は、差: It P −Pt-1 C を出力する。
えられ、一方で、前の時点の利得Kt- 1 C の値を置き換
えるためメモリ17に供給され、他方で、乗算器19に
供給される。次いで、積分関数(3C )が計算される。
加算器18は、最初に、時点tで観察され、第2のチャ
ンネルを介して入力100から得られたIt P と呼ばれ
るノイズ性信号と、前の時点t−1にフィルタリングさ
れ、メモリ10の出力201から発生したフィルタリン
グされた信号P t-1 C とを受ける。加算器18は、差: It P −Pt-1 C を出力する。
【0118】この差は、ルックアップテーブル16から
の利得Kt C と同時に加算器18から乗算器19に供給
される。乗算器19は積: Kt C ×(It P −Pt-1 C ) を形成し、その結果を出力する。加算器20は、一方
で、乗算器19からの積を受け、他方で、前の時点に既
にフィルタリングされ、メモリ10から発生されたP
t-1 C と呼ばれる信号を受ける。加算器20は、時点t
にフィルタリングされた明暗度の値を因果的なサブ組立
体の出力200に供給する。メモリ10において、フィ
ルタリングされた値P t C が、時点t−1にフィルタリ
ングされた明暗度を置換する。
の利得Kt C と同時に加算器18から乗算器19に供給
される。乗算器19は積: Kt C ×(It P −Pt-1 C ) を形成し、その結果を出力する。加算器20は、一方
で、乗算器19からの積を受け、他方で、前の時点に既
にフィルタリングされ、メモリ10から発生されたP
t-1 C と呼ばれる信号を受ける。加算器20は、時点t
にフィルタリングされた明暗度の値を因果的なサブ組立
体の出力200に供給する。メモリ10において、フィ
ルタリングされた値P t C が、時点t−1にフィルタリ
ングされた明暗度を置換する。
【0119】上記時間的フィルタリング方法の説明のよ
うに、現在のフィルタリングされたサンプルPt C を供
給するため上記の如く利用可能な因果的なサブ組立体を
有することが不可欠という訳ではない。帰納的又は非−
帰納的なあらゆる線形フィルタを、因果的なノイズ性の
サンプルIj C と現在のノイズ性サンプルIt P とによ
って形成された時間的な信号に適用してもよい。因果的
な利得Kt C は、かかる線形フィルタと関係した係数の
合計の逆数に一致するよう選択される。
うに、現在のフィルタリングされたサンプルPt C を供
給するため上記の如く利用可能な因果的なサブ組立体を
有することが不可欠という訳ではない。帰納的又は非−
帰納的なあらゆる線形フィルタを、因果的なノイズ性の
サンプルIj C と現在のノイズ性サンプルIt P とによ
って形成された時間的な信号に適用してもよい。因果的
な利得Kt C は、かかる線形フィルタと関係した係数の
合計の逆数に一致するよう選択される。
【0120】本発明によれば、好ましくは、因果的なサ
ブ組立体が使用される。本発明は、特に、以下に説明す
る反−因果的なサブ組立体と、反−因果的なフィルタリ
ングによって高められるべき現在のフィルタリングされ
たサンプルの第1の値を供給する第1の帰納的又は非−
帰納的な線形フィルタサブ組立体のため、かかる反−因
果的なサブ組立体を使用する方法とに係る。
ブ組立体が使用される。本発明は、特に、以下に説明す
る反−因果的なサブ組立体と、反−因果的なフィルタリ
ングによって高められるべき現在のフィルタリングされ
たサンプルの第1の値を供給する第1の帰納的又は非−
帰納的な線形フィルタサブ組立体のため、かかる反−因
果的なサブ組立体を使用する方法とに係る。
【0121】図8を参照すると、最後の画像がシーケン
ス内で観察された場合に、所謂未来の画像Jt+1 A 内の
座標x,yで所謂未来の時点で測定されたノイズ性の明
暗度It+1 A のための入力101からなる反−因果的な
サブ組立体が示されている。上記装置は、線形フィルタ
又は因果的なサブ組立体によって供給された現在の時点
tのフィルタリングされた因果的な明暗度Pt C のため
の入力200と、好ましい実施例において因果的なサブ
組立体のメモリ10に記憶されて前の時点のフィルタリ
ングされた明暗度Pt-1 C のための入力201と、好ま
しい実施例において因果的なサブ組立体のルックアップ
テーブル16によって供給される因果的な利得Kt C の
ための入力203と、好ましい実施例において因果的な
サブ組立体のルックアップテーブル13によって供給さ
れる分母の値St C のための入力204とからなる。因
果的なサブ組立体以外の線形フィルタが使用されると
き、値Pt-1 C と、Kt C と、St C は、当業者に周知
の適当な手段を用いて記憶、供給してもよい。
ス内で観察された場合に、所謂未来の画像Jt+1 A 内の
座標x,yで所謂未来の時点で測定されたノイズ性の明
暗度It+1 A のための入力101からなる反−因果的な
サブ組立体が示されている。上記装置は、線形フィルタ
又は因果的なサブ組立体によって供給された現在の時点
tのフィルタリングされた因果的な明暗度Pt C のため
の入力200と、好ましい実施例において因果的なサブ
組立体のメモリ10に記憶されて前の時点のフィルタリ
ングされた明暗度Pt-1 C のための入力201と、好ま
しい実施例において因果的なサブ組立体のルックアップ
テーブル16によって供給される因果的な利得Kt C の
ための入力203と、好ましい実施例において因果的な
サブ組立体のルックアップテーブル13によって供給さ
れる分母の値St C のための入力204とからなる。因
果的なサブ組立体以外の線形フィルタが使用されると
き、値Pt-1 C と、Kt C と、St C は、当業者に周知
の適当な手段を用いて記憶、供給してもよい。
【0122】反−因果的なサブ組立体の場合、前の時点
のフィルタリングされた明暗度Pt- 1 C 及びPt C が、
未来の時点の明暗度It+1 A と共に加算器22に供給さ
れるよう、論理和ゲートを介して送られる。加算器22
は、式(6A1)の値ΔA1又は式(6A2)の値ΔA2の何れ
かをとることができる差の絶対値ΔA を供給する。上記
の差の絶対値ΔA は、分母St C と共に、ルックアップ
テーブル24に入力され、比ΔA /St C が表の形にさ
れたルックアップテーブル24は引数ZAの値を出力す
る。
のフィルタリングされた明暗度Pt- 1 C 及びPt C が、
未来の時点の明暗度It+1 A と共に加算器22に供給さ
れるよう、論理和ゲートを介して送られる。加算器22
は、式(6A1)の値ΔA1又は式(6A2)の値ΔA2の何れ
かをとることができる差の絶対値ΔA を供給する。上記
の差の絶対値ΔA は、分母St C と共に、ルックアップ
テーブル24に入力され、比ΔA /St C が表の形にさ
れたルックアップテーブル24は引数ZAの値を出力す
る。
【0123】次いで、引数ZA は、表にされた関数FA
(ZA )を含むルックアップテーブル25に入力され、
ルックアップテーブル25は、前の時点にフィルタリン
グされた明暗度Pt-1 C 又は現時点にフィルタリングさ
れた明暗度Pt C の何れがこの計算回路に供給されたか
に依存して、式(5A1)の第1の連続性係数αt A1又は
式(5A2)の第2の連続性係数αt A2の何れかを出力す
る。
(ZA )を含むルックアップテーブル25に入力され、
ルックアップテーブル25は、前の時点にフィルタリン
グされた明暗度Pt-1 C 又は現時点にフィルタリングさ
れた明暗度Pt C の何れがこの計算回路に供給されたか
に依存して、式(5A1)の第1の連続性係数αt A1又は
式(5A2)の第2の連続性係数αt A2の何れかを出力す
る。
【0124】計算された連続性係数αt A1又はα
t A2は、入力203からの因果的な利得K t C と同時
に、ルックアップテーブル26に入力される。ルックア
ップテーブル26は、表にされた関数:
t A2は、入力203からの因果的な利得K t C と同時
に、ルックアップテーブル26に入力される。ルックア
ップテーブル26は、表にされた関数:
【0125】
【数23】
【0126】を含んでいるので、反−因果的な利得Kt
A が出力から得られる。次に、反−因果的な積分式(4
A )が計算される。現在の因果的なフィルタリングされ
た明暗度Pt C は、ノイズ性の明暗度It+1 A と共に、
それらの差を計算する加算器28に供給される。この差
は、次いで、直前に計算された反−因果的な利得Kt A
と共に、乗算器29に供給され;次に、この乗算の結果
が、加算器30によって、フィルタリングされた因果的
な明暗度Pt C に加算される。加算の結果は、本発明に
よるフィルタリング演算の結果を構成するフィルタイン
グされた反−因果的な明暗度Pt A である。
A が出力から得られる。次に、反−因果的な積分式(4
A )が計算される。現在の因果的なフィルタリングされ
た明暗度Pt C は、ノイズ性の明暗度It+1 A と共に、
それらの差を計算する加算器28に供給される。この差
は、次いで、直前に計算された反−因果的な利得Kt A
と共に、乗算器29に供給され;次に、この乗算の結果
が、加算器30によって、フィルタリングされた因果的
な明暗度Pt C に加算される。加算の結果は、本発明に
よるフィルタリング演算の結果を構成するフィルタイン
グされた反−因果的な明暗度Pt A である。
【0127】このフィルタリング演算は、現在の画像J
t P の処理されるべき画素に対し実行され、この画像
は、かくして、観察された最後の画像Jt+1 A に関して
小さい遅延を伴って再生される。画像の形成のレート
が、例えば、1/30秒である場合、上記遅延は全く認
識できない。好ましくは使用される上記因果的なサブ組
立体は、フィルタリングされた因果的なサンプルPt-1
C と、前の時点から現時点まで野因果的な利得Kt-1 C
の記憶だけを必要とし、かつ、記憶される必要のない現
時点のノイズ性の明暗度の値だけを要求することに注意
すべきである。ノイズ分散σB は、St C の表を得るた
め、適当な方法で与えられる必要がある。
t P の処理されるべき画素に対し実行され、この画像
は、かくして、観察された最後の画像Jt+1 A に関して
小さい遅延を伴って再生される。画像の形成のレート
が、例えば、1/30秒である場合、上記遅延は全く認
識できない。好ましくは使用される上記因果的なサブ組
立体は、フィルタリングされた因果的なサンプルPt-1
C と、前の時点から現時点まで野因果的な利得Kt-1 C
の記憶だけを必要とし、かつ、記憶される必要のない現
時点のノイズ性の明暗度の値だけを要求することに注意
すべきである。ノイズ分散σB は、St C の表を得るた
め、適当な方法で与えられる必要がある。
【0128】更に、本発明の特定の目的の場合、反−因
果的なサブ組立体は、ノイズ分散σ B に基づいて表を作
ることができる値St C と、記憶する必要のない反−因
果的なノイズ性のサンプルIt+1 A と、メモリから得ら
れるフィルタリングされたサンプルPt-1 C 及びPt C
と、メモリから得られる利得Kt C とだけを供給する必
要があることに注意すべきである。
果的なサブ組立体は、ノイズ分散σ B に基づいて表を作
ることができる値St C と、記憶する必要のない反−因
果的なノイズ性のサンプルIt+1 A と、メモリから得ら
れるフィルタリングされたサンプルPt-1 C 及びPt C
と、メモリから得られる利得Kt C とだけを供給する必
要があることに注意すべきである。
【0129】現在の画像内で処理されるべき種々の画素
のフィルタリング後、フィルタリングされた画像が図1
に示された表示装置のモニター7に表示される。かくし
て、シーケンスの種々の画像を、夫々のフィルタリング
の後に表示可能である。
のフィルタリング後、フィルタリングされた画像が図1
に示された表示装置のモニター7に表示される。かくし
て、シーケンスの種々の画像を、夫々のフィルタリング
の後に表示可能である。
【図1】X線画像化装置の構成図である。
【図2】ディジタル画像のシーケンスを表わす図であ
る。
る。
【図3】(A)は動きに起因する明暗度の不連続点を有
するノイズ性の時間的な信号を表わし、(B)はノイズ
のピークを有する別のノイズ性の時間的な信号を表わ
し、(C)はノイズの標準偏差の決定法を表わす図であ
る。
するノイズ性の時間的な信号を表わし、(B)はノイズ
のピークを有する別のノイズ性の時間的な信号を表わ
し、(C)はノイズの標準偏差の決定法を表わす図であ
る。
【図4】(A)は、本発明の第1の実施例において図3
の(A)のノイズ性の時間的な信号に対応するフィルタ
リングされた時間的な信号を表わし、(B)は、本発明
の第1の実施例において図3の(B)のノイズ性信号に
対応するフィルタリングされた時間的な信号を表わし、
(C)は、本発明の第1の実施例の他のバージョンにお
いてフィルタリングされた図3の(A)の時間的な信号
を表わす図である。
の(A)のノイズ性の時間的な信号に対応するフィルタ
リングされた時間的な信号を表わし、(B)は、本発明
の第1の実施例において図3の(B)のノイズ性信号に
対応するフィルタリングされた時間的な信号を表わし、
(C)は、本発明の第1の実施例の他のバージョンにお
いてフィルタリングされた図3の(A)の時間的な信号
を表わす図である。
【図5】(A)は、本発明の第2の実施例において図3
の(A)のノイズ性の時間的な信号に対応するフィルタ
リングされた時間的な信号を表わし、(B)は、本発明
の第2の実施例において図3の(B)のノイズ性信号に
対応するフィルタリングされた時間的な信号を表わし、
(C)は、本発明の第2の実施例の他のバージョンにお
いてフィルタリングされた図3の(B)の時間的な信号
を表わす図である。
の(A)のノイズ性の時間的な信号に対応するフィルタ
リングされた時間的な信号を表わし、(B)は、本発明
の第2の実施例において図3の(B)のノイズ性信号に
対応するフィルタリングされた時間的な信号を表わし、
(C)は、本発明の第2の実施例の他のバージョンにお
いてフィルタリングされた図3の(B)の時間的な信号
を表わす図である。
【図6】(A)乃至(D)は関数Fの種々の実現可能な
例を表わす図である。
例を表わす図である。
【図7】因果的成分及び反−因果的成分を用いて時間的
なフィルタリング方法を実行する装置を機能的なブロッ
クの形で表わした図である。
なフィルタリング方法を実行する装置を機能的なブロッ
クの形で表わした図である。
【図8】因果的成分及び反−因果的成分を用いて時間的
なフィルタリング方法を実行する装置を機能的なブロッ
クの形で表わした図である。
なフィルタリング方法を実行する装置を機能的なブロッ
クの形で表わした図である。
1 X線源 2 移動台 3 画像増倍器 4 撮像管 5 ディジタル画像処理装置 6 出力 7 モニター 10,17 メモリ 11,13,14,15,16,24,25,26
ルックアップテーブル 12,18,20,22,28,30 加算器 19,29 乗算器 100,101,200,201,203,204
入力
ルックアップテーブル 12,18,20,22,28,30 加算器 19,29 乗算器 100,101,200,201,203,204
入力
Claims (18)
- 【請求項1】 ディジタル化されたサンプルと呼ばれる
ノイズ性の明暗度の値を有する画素の2次元マトリック
スの形で画像のシーケンスの一部を形成する現在の画像
と呼ばれる画像(Jt P )内のノイズの時間的フィルタ
リング方法であって:上記現在の画像の所定の場所
(x,y)の画素に対応するノイズ性のサンプル(It
P )を再生するため、因果的と言われる係数(bj C )
に関係した予備の時間的フィルタリングによって得ら
れ、現在のフィルタリングされた因果的なサンプルと呼
ばれる現在のフィルタリングされたサンプル(Pt C )
と、該現在のノイズ性のサンプル(It P )よりも後に
あり、反−因果的なノイズ性のサンプルと呼ばれる少な
くとも一つのノイズ性のサンプル(It+1 A )との反−
因果的な結合と呼ばれる線形結合により、現在の反−因
果的なサンプルと呼ばれるフィルタリングされたサンプ
ル(Pt A )を評価する段階からなり、 該サンプル(Pt C ;It+1 A )は、因果的なフィルタ
リングと関係した係数の合計の逆数として評価された所
謂因果的な利得倍率(Kt C )と、反−因果的なサンプ
ルとシーケンス内の前のフィルタリングされたサンプル
(Pt C ,Pt- 1 C )との間の明暗度の連続性の確率と
して評価された上記反−因果的なサンプル(It+1 A )
と関係した所謂反−因果的な連続性の係数(αt A )と
の関数として夫々計算された重みによって重み付けられ
る方法。 - 【請求項2】 上記反−因果的な線形結合の評価に対
し、上記反−因果的なノイズ性のサンプル(It+1 A )
に割り当てられた重みは、所謂反−因果的な利得倍率
(Kt A )と一致し、上記因果的なフィルタリングされ
たサンプル(Pt C )に割り当てられた重みは、少なく
とも1から該反−因果的な倍率を引いた値と一致し、 該反−因果的な利得倍率自体は、上記因果的な利得倍率
(Kt C )と上記反−因果的な連続性の係数(αt A )
の合計に対する上記反−因果的な連続性の係数
(αt A )の比によって得られる、請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 上記現在の反−因果的なフィルタリング
されたサンプル(P t A )の判定のため、上記線形結合
の評価は、反−因果的な積分関係と呼ばれる帰納的では
ない関係の評価を行なうことにより実行され、 上記現在のフィルタリングされた因果的なサンプル(P
t C )と、上記反−因果的なノイズ性のサンプル(I
t+1 A )と該現在のフィルタリングされた因果的なサン
プル(Pt C )の差によって乗算された上記反−因果的
な利得倍率(Kt A )との合計によって判定する段階を
更に有する請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 反−因果的な積分式の評価のため、該反
−因果的な利得倍率(Kt A )が、上記因果的な利得倍
率(Kt C )と上記反−因果的な連続性の係数
(αt A )の逆数の合計に対する上記因果的な利得倍率
(Kt C )の比によって評価される、請求項3記載の方
法。 - 【請求項5】 上記反−因果的な積分関係の評価は: − 上記反−因果的なノイズ性のサンプル(It+1 A )
と上記現在のフィルタリングされた因果的なサンプル
(Pt C )の間、又は、上記反−因果的なノイズ性のサ
ンプル(It+1 A )と現時点よりも前の時点のフィルタ
リングされた因果的なサンプル(Pt-1 C )の間の所謂
反−因果的な差の絶対値(ΔA1,ΔA2)を判定する段階
と、 − 該反−因果的な差(ΔA1,ΔA2)の減少関数
(FA )として反−因果的な連続性の係数(αt A )を
判定する段階とからなる、請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 上記反−因果的な連続性の係数
(αt A )の評価のため、上記減少関数(FA )は、所
謂、引数(ZA )が、平均ノイズに対するサンプルのノ
イズの差の分散の累算の平方根に等しい倍率(St C )
によって正規化された該反−因果的な差(ΔA1,ΔA2)
によって与えられる関数である、請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 上記反−因果的な減少関数(FA )は、
引数(ZA )が0から1まで変わるとき、1以下の最小
値(FA min )を有し、上記引数が1よりも大きいと
き、最小値(FA min )に向かって減少する、請求項6
記載の方法。 - 【請求項8】 上記フィルタリングの出力は、ノイズの
ピークと残留ノイズの歯状突起を平滑化するよう選択さ
れた上記反−因果的な減少関数(FA (ZA))の最大
値及び最小値によって制御される請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 上記予備の因果的な線形フィルタリング
は:上記現在の画像の所定の場所(x,y)の画素に対
応するノイズ性のサンプル(It P )を再生するため、
重み(bj C )によって重み付けられたノイズ性の因果
的なサンプル(Ij C )と呼ばれる上記シーケンス内の
現在のノイズ性のサンプル(It P )と前のサンプルの
線形結合によって、現在のフィルタリングされた因果的
なサンプルと呼ばれるフィルタリングされたサンプル
(Pt C )を評価する段階からなり、 上記重みは、上記重みが割り当てられた該ノイズ性の因
果的なサンプルと、値1が割り当てられた上記現在のノ
イズ性のサンプルの間で、0から1まで変わる明暗度の
連続性の確率の係数である、請求項1乃至8のうちいず
れか1項記載の方法。 - 【請求項10】 所定の因果的なノイズ性のサンプルに
付けられた上記重みは、上記所定の因果的なノイズ性の
サンプルから上記現在のノイズ性のサンプルまでの連続
するノイズ性の因果的なサンプルの間の連続性の確率の
係数の積であり、 上記因果的なノイズ性のサンプルと現在のサンプルの線
形結合は、該サンプルに関係する重みの合計によって正
規化されている、請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 現時点tの上記フィルタリングされた
因果的なサンプル(Pt C )に対し、上記線形結合は因
果的な積分関係と呼ばれる帰納的な関係を評価すること
により形成され、 前の時点(t−1)の上記フィルタリングされた因果的
なサンプル(Pt-1 C)と、因果的な利得倍率
(Kt C )と呼ばれる倍率と上記現在のノイズ性のサン
プル(It P )と前の時点の上記フィルタリングされた
因果的なサンプル(Pt- 1 C )との差の積との合計(P
t-1 C +Kt C ×(It P −Pt-1 C ))を判定する段
階を有する請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 現時点(t)の該因果的な利得倍率
(Kt C )は、上記前の時点(t−1)の因果的な利得
倍率(Kt-1 C )の該前の時点の因果的な利得倍率(K
t-1 C )と所謂因果的な連続性の係数(αt C )との合
計に対する比によって帰納的な方法で評価され、 該因果的な利得倍率(Kt C )は、上記線形結合の因果
的なサンプルに付けられた重みの合計の逆数であり、上
記因果的な連続性の係数(αt C )は、現在のサンプル
(It P )よりも前の因果的なサンプル(It-1 C )の
重みである、請求項11記載の方法。 - 【請求項13】 上記因果的な積分関係の評価は: − 上記現時点(t)のノイズ性のサンプル(It P )
と、上記前の時点のフィルタリングされた因果的なサン
プル(Pt-1 C )との間の所謂因果的な差の絶対値(Δ
C )を判定する段階と、 − 因果的な関数(FC )と呼ばれる減少関数(FC )
として上記因果的な連続性の係数(αt C )を判定する
段階とからなり、 上記減少関数の引数(ZC )は、上記因果的な差
(ΔC )によって与えられ、平均ノイズに対する上記各
サンプルのノイズの差の分散の累積の平方根と一致する
倍率(St C )によって正規化される請求項12記載の
方法。 - 【請求項14】 上記因果的な減少関数(FC )は、上
記引数(ZC )が0と1の間にあるとき、1以下の一定
の最大値を有し、上記引数が1より大きいとき、0以上
の最小値まで減少し、 上記フィルタリングの出力は、ノイズのピークを平滑化
し、かつ、空間的な動きに起因する不連続点に続くノイ
ズの歯状突起を平滑化するべく選択された上記減少関数
(FC )の上記最大値(FC max )及び最小値(FC
min )によって制御される、請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 − ノイズ性の現在のサンプルと呼ば
れ、現時点(t)に得られる画素のマトリックスの形で
画像(Jt P )に所定の場所(x,y)を有する画素A
t (x,y)のノイズ性のディジタル化された明暗度
(It P )と、後の画像のマトリックス内の同一場所
(x,y)の反−因果的なサンプルと呼ばれる上記現在
の画素よりも後の上記画素のノイズ性の明暗度(It+1
A )とを供給する画像処理装置(5)と、 − 入力(100)が現在のノイズ性のサンプル(It
P )を受け、評価のための重みを含み、現在のサンプル
(It P )のフィルタリングされた因果的なサンプル
(Pt C )と呼ばれる第1のフィルタリングされた値を
一つの出力(200)に送出し、前の時点のフィルタリ
ングされたサンプル(Pt-1 C )を別の出力(201)
に送出し、上記線形フィルタリングの重みの逆数に一致
する因果的な利得倍率(Kt C )を別の出力(203)
に送出する線形フィルタリング手段からなる因果的なサ
ブ組立体と呼ばれる第1のサブ組立体と、 − 一つの入力(201)が前の時点のフィルタリング
された因果的なサンプル(Pt-1 C )を受け、別の入力
(200)が現在のフィルタリングされた因果的なサン
プル(Pt C )を受け、その別の入力(101)がノイ
ズ性の反−因果的なサンプル(It+1 A )を受け、因果
的な利得倍率(Kt C )を用いて反−因果的な積分関係
を評価し、ノイズ性の現在のサンプル(It P )の再生
のためフィルタリングされたサンプルを構成するフィル
タリングされた反−因果的なサンプル(Pt A )と呼ば
れる第2の値をその出力(300)に送出する計算手段
からなる反−因果的なサブ組立体と呼ばれる第2のサブ
組立体とにより構成されている、請求項1乃至14のう
ちいずれか1項記載のフィルタリング方法を実行する装
置。 - 【請求項16】 処理されるサンプルのノイズの分散を
評価する手段を更に有し、 反−因果的な関係の評価のため上記反−因果的なサブ組
立体に含まれた以下の素子: − 上記ノイズ性の反−因果的なサンプル(It+1 A )
と、現時点(t)の上記フィルタリングされた因果的な
サンプル(Pt C )又は前の時点(t−1)の上記フィ
ルタリングされた因果的なサンプル(Pt-1 C )の間の
所謂反−因果的な差の絶対値(ΔA1,ΔA2)を判定する
加算器22と、 − ノイズの分散(αB )の倍率(St C )によって正
規化された上記反−因果的な差の絶対値(ΔA1,ΔA2)
の減少関数(FA )として反−因果的な不連続性の係数
(αt A )を判定するルックアップテーブル(23,2
4,25)と、 − 該現在の因果的な利得倍率と現時点(t)の該反−
因果的な不連続性の係数(αt A )の逆数の合計に対す
る現在の因果的な利得倍率(Kt C )の比に一致する現
時点(t)の所謂反−因果的な利得倍率(Kt A )を判
定するルックアップテーブル(26)と、 − 現在の該フィルタリングされた因果的なサンプル
(Pt C )と、該反−因果的な利得倍率(Kt A )と現
在のフィルタリングされた因果的なサンプル(Pt C )
の積との合計を判定する加算器(28,30)及び乗算
器(29)とを更に有する請求項15記載の装置。 - 【請求項17】 上記因果的な関係の評価のため、上記
フィルタリングされた因果的なサンプル(Pt C )を生
成する上記第1の反−因果的なサブ組立体は: − 現時点(t)の上記ノイズ性のサンプル(It P )
と、前の時点(t−1)の上記フィルタリングされた因
果的なサンプル(Pt-1 C )の間の所謂因果的な差の絶
対値(ΔC )を判定する加算器(12)と、 ノイズの分散(σB )の倍数(St C )によって正規化
された上記因果的な差(ΔC )の減少関数(FC )とし
て、因果的な連続性の係数(αt C )を判定するルック
アップテーブル(13,14,15)と、 − 該因果的な利得倍率(Kt-1 C )と因果的な不連続
性の係数(αt C )の合計に対する前の時点(t−1)
の因果的な利得倍率(Kt-1 C )の比率に一致する現在
(t)の因果的な利得倍率と呼ばれる倍率(Kt C )を
判定するルックアップテーブル(16)と、 − 前の時点(t−1)の上記フィルタリングされた因
果的なサンプル(Pt-1 C )と、上記ノイズ性の現在の
サンプル(It P )と前の時点の上記フィルタリングさ
れた因果的なサンプル(Pt-1 C )の間の差の該因果的
な利得倍率(Kt C )との積との合計(Pt-1 C +Kt
C ×(It P −Pt-1 C ))を判定する加算器(18,
20)及び乗算器(19)とからなる、請求項15又は
16記載の装置。 - 【請求項18】 − 画像のデータをディジタル化され
た明暗度の値を有する画素の2次元マトリックスの形で
供給するシステムと、 − 上記画像を表示する表示システムと、 − 上記画像のデータ及び上記表示システムへのアクセ
スを有する画像処理システムとからなり、上記画像処理
システムは請求項15乃至17のうちいずれか1項記載
の装置を含む医用画像の検査装置。
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