JPH09129754A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

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JPH09129754A
JPH09129754A JP7282949A JP28294995A JPH09129754A JP H09129754 A JPH09129754 A JP H09129754A JP 7282949 A JP7282949 A JP 7282949A JP 28294995 A JP28294995 A JP 28294995A JP H09129754 A JPH09129754 A JP H09129754A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上部ゲート型のPチャネルTFTを負荷素子と
するSRAMメモリセルにおいて、ノード・コンタクト
部分に寄生抵抗が形成されること並びにTFTゲート絶
縁膜の耐圧が低下することを防止する構造と製造方法を
提供する。 【解決手段】ノード・コンタクト孔17aおよび17b
の内部に形成された埋め込み電極18aおよび18bに
よって、駆動用NチャネルMOSトランジスタのゲート
電極、N型拡散層と、TFTのドレイン領域である高濃
度P型多結晶シリコン領域、TFTのゲート電極との接
続がなされ、TFTのゲート電極15bは、ノード・コ
ンタクト孔17aとは重なり且つTFTのゲート電極1
5aの側にはみ出さないように配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置およ
びその製造方法に関し、特にPチャネルの薄膜トランジ
スタ(TFT)を負荷用MOSトランジスタとして有す
る、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)
セルの構造および製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在SRAMメモリセルにおいては、高
集積化に有利なため、高抵抗素子を負荷素子として用い
る方式が主流になっている。しかし微細化、低電圧化が
進むにつれ、リーク電流、ノイズあるいはα線によるソ
フトエラーに対して安定性を確保するためには、負荷素
子にPチャネルTFTを用いる方式が重要となってきて
いる。
【0003】SRAMメモリセルの等価回路図である図
6を参照すると、PチャネルMOSトランジスタを負荷
素子として持つSRAMのメモリセルは、以下のように
なっている。
【0004】このメモリセルは6つのMOSトランジス
タからなる。例えば、1対の情報転送用MOSFETす
なわち2つの転送用NチャネルMOSトランジスタ(T
T1、TT2)と1対の駆動用MOSFETすなわち2
つの駆動用NチャネルMOSトランジスタ(TD1、T
D2)、及び2つの負荷用PチャネルMOSトランジス
タ(TL1、TL2)とからなる。これら6つのMOS
トランジスタは以下のように接続されている。TD1お
よびTL1からなる第1のインバータと、TD2および
TL2からなる第2のインバータとは、2つの接続点
(N1、N2)において交差接続されている。TD1お
よびTD2のN型のソース領域とTL1およびTL2の
P型のソース領域とは、それぞれVssに印加された接
地線とVccに印可された電源線とに接続されている。
TT1およびTT2のゲート電極は1つのワード線WL
に接続され、TT1およびTT2のソース領域は対をな
すビット線BL1およびBL2にそれぞれ接続され、T
T1およびTT2のN型のドレイン領域はそれぞれN
1、N2に接続されている。
【0005】このようなメモリセルを形成する際、6つ
のMOSトランジスタ(TT1、TT2、TD1、TD
2、TL1、TL2)をシリコン基板の同一平面上に形
成すると、高抵抗負荷型のメモリセルに比べ1.5〜2
倍のセル面積が必要となり、高集積化に適さなくなる。
しかし4つのNチャネルMOSトランジスタ(TT1、
TT2、TD1、TD2)をシリコン基板の上に形成
し、2つのPチャネルMOSトランジスタ(TL1、T
L2)を1対の負荷用薄膜トランジスタすなわち1対の
TFTで形成し、TT1、TT2、TD1、TD2の上
方に積層する方式をとれば、高抵抗負荷型と同一のセル
面積となり、高集積化が実現する。
【0006】そして、現在ではTFTのゲート電極をチ
ャネル部の上部に設ける上部ゲート型のTFTを負荷素
子として用いるSRAMメモリセルが重要になってきて
いる。この大きな理由は、TFTのソース・ドレイン領
域がゲート電極に対し自己整合的に形成できることにあ
る。
【0007】これに対して、TFTのゲート電極がチャ
ネル部の下部にある下部ゲート型のTFTでは前述した
ソース・ドレインがゲート電極に対し自己整合的に形成
できずメモリセルの微細化に適さなくなってくる。
【0008】このような技術は、例えば、1991−シ
ンポジウム−オン−ヴィ・エル・エス・アイ−テクノロ
ジィ−ダイジェスト−オブ−テクニカル−ペーパーズ、
23−24ページ(1991 Symposium o
n VLSI Technology Digest
of Technical Papers pp.23
−24)に報告されている。
【0009】以下、PチャネルMOSトランジスタを負
荷素子として持つSRAMメモリセルの等価回路図であ
る図6と、SRAMメモリセルの断面模式図である図7
を参照して、前記文献で報告されている従来の技術につ
いて説明する。
【0010】上記文献にはメモリセルの平面図は示され
ていないが、公知技術から推測すると図7は、図6中の
接続点N1あるいはN2の一方を含んだビット線BL
1、BL2に平行方向の断面図であり、N1を含んだ断
面とN2を含んだ断面とでほぼ対称の構造を持っている
と考えられる。そこで、ここでは図7をN1を含んだビ
ット線BL1に平行方向の断面であるとして説明をする
ことにする。
【0011】接続点N2を含んだ断面構造に関しては、
転送用NチャネルMOSトランジスタTT1、TT2、
駆動用NチャネルMOSトランジスタTD1、TD2、
接続点N1、N2、ビット線BL1、BL2をそれぞれ
入れ替えて考えればよい。
【0012】図7に示すように、シリコン基板101の
表面には素子分離酸化膜102およびゲート酸化膜10
3が設けられている。そして、ゲート酸化膜103上に
は駆動用ゲート電極104と転送用ゲート電極105が
形成される。さらに、シリコン基板101の表面の素子
形成領域には、素子分離酸化膜102と転送用ゲート電
極105に自己整合的にN型拡散層106a,106b
が設けられている。
【0013】このようにして、駆動用ゲート電極10
4、ゲート酸化膜103と、駆動用ゲート電極104を
はさんで紙面に垂直方向に配置されたN型拡散層(図示
されず)とから、駆動用NチャネルMOSトランジスタ
TD2が構成されている。また転送用ゲート電極10
5、N型拡散層106a(N型のドレイン領域)、N型
拡散層106b(N型のソース領域)とから転送用Nチ
ャネルMOSトランジスタTT1が構成される。ここ
で、転送用ゲート電極105はワード線WLを兼ね、N
型拡散層106aは図中に示されていない駆動用Nチャ
ネルMOSトランジスタTD1のドレイン領域ともなっ
ている。
【0014】これらのNチャネルMOSトランジスタの
上には、第1層間絶縁膜107を介して、ポリサイド構
造を持つ接地線108が設けられており、図示されてい
ないが、この接地線108は接地用のコンタクト孔を通
して、駆動用NチャネルMOSトランジスタTD1、T
D2のソースとなるN型拡散層に接続している。そして
接地線108を含めて第1層間絶縁膜107の表面は第
2層間絶縁膜109によって覆われている。
【0015】そして、第1層間絶縁膜107と第2層間
絶縁膜109には、駆動用ゲート電極104上、N型拡
散層106a上の両方に達する接続コンタクト孔11
0、及びN型拡散層106b上に達するビット線コンタ
クト孔111が開口されており、これらの接続コンタク
ト孔110およびビット線コンタクト孔111の内部に
は、N型にドープされた多結晶シリコンからなる埋め込
み電極112、113が形成されている。このようにし
て、駆動用ゲート電極104とN型拡散層106aと
は、埋め込み電極112を介して接続コンタクト孔11
0内部で接続している。
【0016】そして、埋め込み電極112の最上部に
は、TFTのP型のドレイン領域とN型の埋め込み電極
112との間に寄生的に形成されるPNダイオードを排
除する目的で、チタン・シリサイド層114が形成され
ている。同時に、埋め込み電極113の上部にもチタン
・シリサイド層115が形成される。
【0017】そして、第2層間絶縁膜109の表面上に
は上部ゲート型の負荷用PチャネルTFTが作成され
る。すなわち、第2層間絶縁膜109上に、多結晶シリ
コン膜パターンが形成されており、この多結晶シリコン
膜パターンは、TFTのソース領域となる高濃度P型多
結晶シリコン領域116、チャネル領域となるN型多結
晶シリコン領域117、ドレイン領域となる高濃度P型
多結晶シリコン領域118、LDD(Lightly
Doped Drain)領域となる低濃度P型多結晶
シリコン領域119a,119bが形成される。そし
て、TFT用ゲート絶縁膜120上には、P型多結晶シ
リコン膜からなる電源配線121、TFT用ゲート電極
122a、122bが形成されている。電源配線12
1、TFT用ゲート電極122bは、コンタクト孔を通
して、それぞれ、高濃度P型多結晶シリコン領域11
6、118と接続している。
【0018】このようにして、TFT用ゲート電極12
2a、高濃度P型多結晶シリコン領域116、低濃度P
型多結晶シリコン領域119a、N型多結晶シリコン領
域117、低濃度多結晶シリコン領域119b、高濃度
P型多結晶シリコン領域118とから、負荷用Pチャネ
ルTFT TL1が構成される。TFT用ゲート電極1
22bは、負荷用PチャネルTFT TL2のゲート電
極となっている。
【0019】更に、保護絶縁膜123が堆積され、第3
層間絶縁膜124が形成され、ビット線125が設けら
れる。ここで、ビット線125はコンタクト孔を介して
チタン・シリサイド層115に接続される。
【0020】次に、図8を参照して従来の技術の製造方
法を簡単に説明する。図8はSRAMメモリセル部の製
造工程順の断面図である。
【0021】図8(a)に示すように、導電型がP型の
シリコン基板101の表面の素子分離領域に、素子分離
酸化膜102が形成され、素子形成領域にゲート酸化膜
103が形成される。全面にN型の多結晶シリコン膜と
タングステン・シリサイド膜とが順次形成され、これら
の積層膜がパターニングされて、駆動用ゲート電極10
4、転送用ゲート電極105が形成される。素子分離酸
化膜102、駆動用ゲート電極104、転送用105を
マスクとしたN型不純物のイオン注入等により、P型の
シリコン基板101の表面にはN型拡散層106a、1
06bが形成される。
【0022】次に、第1層間絶縁膜107が全面に形成
され、図中には示されていない接地コンタクトの開口の
後、全面にN型多結晶シリコン膜、タングステン・シリ
サイド膜が順次形成される。これらの積層膜がパターニ
ングされて、接地線108が形成される。
【0023】次に、平坦な表面を有する第2層間絶縁膜
109が全面に形成され、第1及び第2層間絶縁膜10
9,107を貫通し、駆動用ゲート電極104上、N型
拡散層106a上の両方に達する接続コンタクト孔11
0、N型拡散層106b上に達するビット線コンタクト
孔111が開口される。この接続コンタクト孔110、
ビット線コンタクト孔111の内部は、N型の多結晶シ
リコンにより充填され、埋め込み電極112,113が
形成される。ここで全面にチタンを形成し、熱処理する
ことにより、埋め込み電極112,113の上部にのみ
自己整合的にチタン・シリサイド層114,115が形
成される。
【0024】次に、全面にN型不純物を含んだ多結晶シ
リコン膜が形成され、パターニングされてN型多結晶シ
リコン領域117が形成される。その上に、全面にTF
T用ゲート絶縁膜120が形成され、コンタクト孔の開
口後、全面にP型多結晶シリコン膜が形成される。これ
がパターニングされて電源配線121、TFT用ゲート
電極122a,122bが形成される(図8(a))。
【0025】ここで全面にP型不純物であるBF2 イオ
ンが3×1013cm-2程度の面密度でイオン注入され、
TFT用ゲート電極122aをマスクとして自己整合的
に低濃度P型多結晶シリコン領域119’a,119’
bが形成される(図8(b))。
【0026】次に、LDD構造形成のための保護絶縁膜
123が全面に形成され、全面にP型不純物であるBF
2 イオンが1×1015cm-2程度の面密度でイオン注入
されることで、高濃度P型多結晶シリコン領域116,
118が形成される。このとき、電源配線121、TF
T用ゲート電極122bに覆われた部分には、マスクさ
れて不純物注入のない領域116’,118’が残置さ
れるが、電源配線121、TFT用ゲート電極122b
はP型多結晶シリコン膜からなるので、その後十分な熱
処理がかかれば、コンタクト孔を介してP型不純物が拡
散されることにより、この不純物注入のない領域11
6’,118’は消滅するものとする(図8(c))。
【0027】次に第3層間絶縁膜124が全面に形成さ
れ、第3層間絶縁膜124、保護絶縁膜123、TFT
用ゲート絶縁膜120を貫通してチタン・シリサイド層
115上に達するコンタクト孔が開口され、最後にビッ
ト線125が形成されることで図7の構造が完成する。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては、図8(c)に示したように電源配線121やT
FT用ゲート電極122bの下部に、不純物注入のない
領域116’,118’が形成される。またLDD構造
を自己整合的に形成するために、電源配線121、TF
T用ゲート電極122bの端部において、低濃度P型多
結晶領域119’a,119’bも形成される。これら
が残置すると、負荷用PチャネルTFTに対して直列抵
抗として働き、TFTの電流供給能力を著しく低下させ
てしまう。例えば不純物が注入されない場合の多結晶シ
リコン膜は、単位面積当たり1012Ω/□程度、LDD
領域に用いられる程度の低濃度多結晶シリコン膜は10
6 Ω/□程度という、非常に高い層抵抗を示す。これら
を除去するためには、前述したように十分な熱処理によ
るP型不純物の拡散が必須であるが、この十分な熱処理
を行うことは、次の3つの理由により、今後の微細SR
AMへの適用には困難になる。
【0029】まず第1に、負荷用PチャネルTFTの下
層(シリコン基板表面上)には、NチャネルおよびPチ
ャネルMOSトランジスタが形成されているが、このN
チャネルおよびPチャネルMOSトランジスタは負荷用
PチャネルTFTの形成前にも、層間絶縁膜の平坦化工
程等により熱処理を受けている。従ってTFT形成後高
温、長時間の熱処理を行うことは、これらの微細MOS
トランジスタの特性を短チャネル効果により著しく劣化
させる危険性が高い。
【0030】第2に、LDD構造を形成する場合、ドレ
イン部において効果的に電界を緩和し、TFTのリーク
電流を低減するためには、ドレイン領域となる高濃度P
型多結晶シリコン領域118が、TFT用ゲート電極1
22aからオフセットになっていることが望ましい。高
濃度P型多結晶シリコン領域118がTFT用ゲート電
極122aとオーバーラップすると、ドレイン電界はゲ
ート電界の影響により強まってしまうからである。この
ためには高濃度P型多結晶シリコン領域118中のP型
不純物の横方向拡散はできるだけ小さくするのが望まし
いので、高温、長時間の熱処理は避けられるべきであ
る。
【0031】第3に、埋め込み電極112,113の上
部には、チタン・シリサイド層114,115が形成さ
れているが、このチタン・シリサイド層114,115
に高温、長時間の熱処理を加えると、膜の凝集が起こ
り、抵抗が急増してしまう。
【0032】従って、従来の技術においては、不純物注
入のない領域116’,118’、低濃度P型多結晶シ
リコン領域119’a,および119’bが残置しやす
く、寄生抵抗が増加し、負荷用PチャネルTFTの電流
供給能力が著しく低下するという問題点が存在してい
た。
【0033】また、従来の技術においては、前述のコン
タクト孔が電源配線121あるいはTFT用ゲート電極
122bからはみ出すと、電源配線121、TFT用ゲ
ート電極122a,122bのパターニングのときに、
エッチングによりTFTの基体となる多結晶シリコン膜
もエッチングされてしまうので、前述のコンタクト孔の
開口の際は異方性のドライ・エッチングが必要となる。
その後には、酸素プラズマによりホトレジストを除去し
たり、アンモニア、硫酸などによる洗浄処理を行うの
で、コンタクト孔内に自然酸化膜が形成され、そのまま
その上に多結晶シリコン膜を堆積すると、電源配線12
1、TFT用ゲート電極122bと、高濃度P型多結晶
シリコン領域116,118との導通がとれなくなって
しまう。これを防止するために、希釈したフッ酸による
軽い酸化膜エッチングを多結晶シリコン形成の前処理と
して行わなくてはならないが、そのためにTFT用ゲー
ト絶縁膜120が局所的に薄膜化し、ゲート絶縁膜の耐
圧不良が起きやすいという問題点もあった。
【0034】これらの不具合の原因は製造方法にある
が、これは半導体記憶装置の構造と不可分なものであ
る。
【0035】本発明の目的は、上部ゲート型のPチャネ
ルTFTを負荷素子とするSRAMメモリセルにおい
て、接続点(図6におけるN1、N2)近傍に高い直列
抵抗が形成されず、TFTのゲート絶縁膜耐圧不良が極
端に増加しない構造と製造方法を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、半導体基板の表面に形成された1対の情報転送用M
OSFETと、フリップフロップ回路を構成する1対の
駆動用MOSFETおよび1対の負荷用薄膜トランジス
タとで形成されるスタティック型メモリセルにおいて、
接地線に接続された第1のN型のソース領域、第1のN
型のドレイン領域、ゲート酸化膜、第1のゲート電極か
らなり、シリコン基板表面に設けられた第1の駆動用N
チャネルMOSトランジスタと、接地線に接続された第
2のN型のソース領域、第2のN型のドレイン領域、前
記ゲート酸化膜、第2のゲート電極からなり、前記シリ
コン基板表面に設けられた第2の駆動用NチャネルMO
Sトランジスタと、一対のビット線の一方に接続された
第3のN型のソース領域、前記第1のN型のドレイン領
域に接続された第3のN型のドレイン領域、前記ゲート
酸化膜、及びワード線に接続された第3のゲート電極か
らなり、前記シリコン基板表面に設けられた第1の転送
用NチャネルMOSトランジスタと、前記一対のビット
線の他方に接続された第4のN型のソース領域、前記第
2のN型のドレイン領域に接続された第4のN型のドレ
イン領域、前記ゲート酸化膜、及び前記ワード線に接続
された第4のゲート電極からなり、前記シリコン基板表
面に設けられた第2の転送用NチャネルMOSトランジ
スタとを有し、前記第1、第2の駆動用NチャネルMO
Sトランジスタ及び前記第1、第2の転送用Nチャネル
MOSトランジスタの表面を覆う第1の層間絶縁膜を有
し、前記接地線を覆う第2の層間絶縁膜表面に設けられ
た多結晶シリコン膜から構成され、電源線に接続された
第1のP型のソース領域、第1のチャネル領域および第
1のP型のドレイン領域からなる第1の多結晶シリコン
膜パターンと、前記多結晶シリコン膜から構成され、前
記電源線に接続された第2のP型のソース領域、第2の
チャネル領域および第2のP型のドレイン領域からなる
第2の多結晶シリコン膜パターンと、前記第1、第2の
多結晶シリコン膜パターンの表面を覆い、前記第2の層
間絶縁膜表面に設けられたゲート絶縁膜と、前記ゲート
絶縁膜を介して前記第1のチャネル領域を覆い、前記第
2のP型のドレイン領域の上に延在する部分を有する、
前記ゲート絶縁膜の表面に形成された第5のゲート電極
と、前記ゲート絶縁膜を介して前記第2のチャネル領域
を覆い、前記第1のP型のドレイン領域の上に延在する
部分を有する、前記ゲート絶縁膜の表面に形成された第
6のゲート電極とを有し、前記第5のゲート電極、前記
ゲート絶縁膜、前記第1のP型のソース領域、前記第1
のチャネル領域、及び前記第1のP型のドレイン領域か
らなる第1の負荷用Pチャネル薄膜トランジスタと、前
記第6のゲート電極、前記ゲート絶縁膜、前記第2のP
型のソース領域、前記第2のチャネル領域、及び前記第
2のP型のドレイン領域からなる第2の負荷用Pチャネ
ル薄膜トランジスタとを有し、前記第1、第2の負荷用
Pチャネル薄膜トランジスタを覆う第3の層間絶縁膜
と、前記第3の層間絶縁膜、前記第6のゲート電極、前
記ゲート絶縁膜、前記第1のP型のドレイン領域、前記
第2および第1の層間絶縁膜、前記ゲート酸化膜を貫通
して、前記第2のゲート電極または前記第1のN型のド
レイン領域に達する、第1のノード・コンタクト孔と、
前記第3の層間絶縁膜、前記第5のゲート電極、前記ゲ
ート絶縁膜、前記第2のP型のドレイン領域、前記第2
および第1の層間絶縁膜、前記ゲート酸化膜を貫通し
て、前記第1のゲート電極または前記第2のN型のドレ
イン領域に達する、第2のノード・コンタクト孔と、前
記第1のノード・コンタクト孔の内部に形成された、導
電性の第1の埋め込み電極と、前記第2のノード・コン
タクト孔の内部に形成された、導電性の第2の埋め込み
電極とを有し、前記第1の埋め込み電極によって前記第
2のゲート電極または第1のN型のドレイン領域、前記
第1のP型のドレイン領域、前記第6のゲート電極が互
いに接続し、前記第2の埋め込み電極によって前記第1
のゲート電極または第2のN型のドレイン領域、前記第
2のP型のドレイン領域、前記第5のゲート電極が互い
に接続しており、前記第1のノード・コンタクト孔の近
傍において、前記第6のゲート電極は前記第1のノード
・コンタクト孔と重なり、かつ前記第5のゲート電極の
側には突出する部分を持たないように配置され、前記第
2のノード・コンタクト孔の近傍において、前記第5の
ゲート電極は前記第2のノード・コンタクト孔と重な
り、かつ前記第6のゲート電極の側には突出する部分を
持たないように配置されていることを併せて特徴とする
構造を有している。
【0037】また、本発明の半導体記憶装置は、前記第
1および第2の埋め込み電極は高融点金属膜もしくは高
融点金属を含む合金膜からなることを特徴とする構造も
有している。
【0038】また、本発明の半導体記憶装置は、前記第
1および第2の負荷用Pチャネル薄膜トランジスタは、
少なくともドレイン領域とチャネル領域の間に低濃度P
型領域を有することを特徴とする構造も有している。
【0039】さらに、本発明の半導体記憶装置の製造方
法は、P型のシリコン基板の表面の素子分離領域と素子
形成領域とにそれぞれ素子分離酸化膜とゲート酸化膜を
形成した後、前記P型のシリコン基板の表面に第1のN
型のソース領域と、第1のN型のドレイン領域と、前記
ゲート酸化膜と、第1のゲート電極とからなる第1の駆
動用NチャネルMOSトランジスタ、第2のN型のソー
ス領域と、第2のN型のドレイン領域と、前記ゲート酸
化膜と、第2のゲート電極とからなる第2の駆動用Nチ
ャネルMOSトランジスタ、第3のN型のソース領域
と、第1のN型のドレイン領域に接続された第3のN型
のドレイン領域と、前記ゲート酸化膜と、ワード線を兼
ねる第3のゲート電極とからなる第1の転送用Nチャネ
ルMOSトランジスタ、第4のN型のソース領域と、第
2のN型のドレイン領域に接続された第4のN型のドレ
イン領域と、前記ゲート酸化膜と、ワード線を兼ねる第
4のゲート電極とからなる第1の転送用NチャネルMO
Sトランジスタを形成する工程と、全面に第1の層間絶
縁膜を形成し、前記第1の層間絶縁膜に前記第1、第2
のN型のソース領域に達する第1、第2の接地コンタク
ト孔を形成する工程と、前記第1、第2の接地コンタク
ト孔を介して前記第1、第2のN型のソース領域に接続
する接地線を形成する工程と、全面に第2の層間絶縁膜
を形成し、全面にN型の多結晶シリコン膜を形成する工
程と、前記多結晶シリコン膜をパターニングして、第1
および第2の多結晶シリコン膜パターンを形成する工程
と、全面にゲート絶縁膜を形成する工程と、全面に第1
の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電膜をパター
ニングし、第5および第6のゲート電極を形成する工程
と、前記第5および第6のゲート電極をマスクとしてP
型不純物を導入し、前記第1の多結晶シリコン膜パター
ン中に第1のP型のソース領域、第1のチャネル領域、
第1のP型のドレイン領域を、また前記第2の多結晶シ
リコン膜パターン中に第2のP型のソース領域、第2の
チャネル領域、第2のP型のドレイン領域を形成し、前
記第5のゲート電極と、前記ゲート絶縁膜と、前記第1
のP型のソース領域と、前記第1のチャネル領域と、前
記第1のドレイン領域とからなる第1の負荷用Pチャネ
ル薄膜トランジスタ、及び前記第6のゲート電極と、前
記ゲート絶縁膜と、前記第2のP型のソース領域と、前
記第2のチャネル領域と、前記第2のドレイン領域とか
らなる第2の負荷用Pチャネル薄膜トランジスタを形成
する工程と、全面に第3の層間絶縁膜を形成し、前記第
3の層間絶縁膜膜、前記第6のゲート電極、前記ゲート
絶縁膜、前記第1のP型のドレイン領域、前記第2およ
び第1の層間絶縁膜、前記ゲート酸化膜を貫通し、前記
第2のゲート電極または前記第1のN型のドレイン領域
に達する第1のノード・コンタクト孔を形成する工程
と、前記第3の層間絶縁膜、前記第5のゲート電極、前
記ゲート絶縁膜、前記第2のP型のドレイン領域、前記
第2および第1の層間絶縁膜、前記ゲート酸化膜を貫通
し、前記第1のゲート電極または前記第2のN型のドレ
イン領域に達する第2のノード・コンタクト孔を形成す
る工程と、全面に第2の導電膜を形成し、全面的にエッ
チングし、前記第1および第2のノード・コンタクト孔
の内部にのみ、第2の導電膜が残置するようにして、第
1および第2の埋め込み電極を形成する工程と、全面に
第4の層間絶縁膜を形成する工程と、前記第4、第3の
層間絶縁膜、前記ゲート絶縁膜、前記第2、第1の層間
絶縁膜、前記ゲート酸化膜を貫通し、前記第3および第
4のN型のソース領域に達する、第1および第2のビッ
ト・コンタクト孔を形成する工程と、前記第1および第
2のビット・コンタクト孔を介して、それぞれ前記第3
および第4のN型のソース領域に接続する、第1および
第2のビット線を形成する工程とを併せて有している。
【0040】また本発明の半導体記憶装置の製造方法
は、前記第2の導電膜が高融点金属もしくは高融点金属
合金膜からなるという特徴も有している。
【0041】また本発明の半導体記憶装置は、前記第
1、第2のP型のソース領域、及び前記第1、第2のP
型のドレイン領域を形成する工程は、少なくともドレイ
ン領域とチャネル領域の間に低濃度のP型領域を形成す
る工程を含むという特徴も有している。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明を説
明する。図1(a)および図1(b)は、本発明の第1
の実施の形態を示すSRAMメモリセル部の平面図であ
り、図1(c)はそのA−B切断の断面図である。
【0043】ここで、先述した駆動用NチャネルMOS
トランジスタ、転送用NチャネルMOSトランジスおよ
び接地線の形成までは、従来の技術と同様であるので簡
単に説明する。
【0044】図1(a)および図1(c)に示すよう
に、導電型がP型のシリコン基板1の表面の素子分離領
域および素子形成領域にそれぞれ素子分離酸化膜2、及
びゲート酸化膜3が設けられる。そして、ゲート酸化膜
3を介してシリコン基板1表面上には、駆動用ゲート電
極4aおよび4b、転送用ゲート電極5aおよび5bが
設けられている。そして、シリコン基板1表面の素子形
成領域には、N型拡散層6a、6b、6c、6’a、
6’b、6’cが形成されている。
【0045】そして、駆動用ゲート電極4a、ゲート酸
化膜3、N型拡散層6a、N型拡散層6bとから、第1
の駆動用NチャネルMOSトランジスタTD1が構成さ
れている。また、駆動用ゲート電極4b、ゲート酸化膜
3、N型拡散層6’a、N型拡散層6’bとから、第2
の駆動用NチャネルMOSトランジスタTD2が構成さ
れている。更に、転送用ゲート電極5a、N型拡散層6
b、N型拡散層6cとから、第1の転送用MOSトラン
ジスタTT1が構成されている。また、転送用ゲート電
極5b、ゲート酸化膜、N型拡散層6’bと、N型拡散
層6’cとから、第2の転送用MOSトランジスタTT
2が構成されている。ここで、ワード線WLを兼ねる転
送用ゲート電極5a、5bは、メモリセルの外部におい
て接続されている。
【0046】これら4つのNチャネルMOSトランジス
タは、平坦な表面を有する第1層間絶縁膜7により覆わ
れている。図1(a)に示すように、この第1層間絶縁
膜7には、それぞれN型拡散層6a、6’a上に達する
接地コンタクト孔8a、及び8bが設けられている。そ
して、N型拡散層6a、6’aはこれらの接地コンタク
ト孔8a、8bを介して図1(c)に示す接地線9に接
続されている。そして、接地線9を含めて第1層間絶縁
膜7の表面上には、平坦な表面を有する第2層間絶縁膜
10により覆われている。
【0047】図1(b)および図1(c)に示すよう
に、第2層間絶縁膜10の表面上には、第1の多結晶シ
リコン膜からなる第1、第2の多結晶シリコン膜パター
ンが設けられている。第1の多結晶シリコン膜パターン
は、一方の負荷用PチャネルTFTのソース領域となる
高濃度P型多結晶シリコン領域11a、TFTのN型の
チャネル領域であるN型多結晶シリコン領域12a、T
FTのドレイン領域のなる高濃度P型多結晶シリコン領
域13aからなる。そして、図1(b)に示すように、
第2の多結晶シリコン膜パターンは、他方の負荷用Pチ
ャネルTFTのソース領域となる高濃度P型多結晶シリ
コン領域11b、TFTのチャネル領域であるN型多結
晶シリコン領域12b、TFTのドレイン領域となる高
濃度P型多結晶シリコン領域13bからなる。
【0048】ここで、高濃度P型多結晶シリコン領域1
1aおよび11bはそれぞれ電源配線の一部をなし、両
者はメモリセルの外部で接続されている。
【0049】図1(c)に示すように、上記第1、第2
の多結晶シリコン膜パターンの表面および第2層間絶縁
膜10の表面には、TFT用ゲート絶縁膜14が形成さ
れ、さらに、このTFT用ゲート絶縁膜14上には、第
2の多結晶シリコン膜からなるTFT用ゲート電極15
aおよび15bが形成されている。
【0050】このようにして、TFT用ゲート電極15
aと、TFT用ゲート絶縁膜14、高濃度P型多結晶シ
リコン領域11aおよび13aとから、一方の負荷用P
チャネルTFT TL1が構成されており、TFT用ゲ
ート電極15b、TFT用ゲート絶縁膜14、高濃度P
型多結晶シリコン領域11bおよび13bとから、他方
の負荷用PチャネルTFT TT2が構成されている。
【0051】そして、図1(c)に示すように、TFT
用ゲート電極15a、15bの表面およびTFT用ゲー
トト絶縁膜14の表面は、平坦な表面を有する第3層間
絶縁膜16が堆積されている。
【0052】そして、図1(c)に示すように、第3層
間絶縁膜16、TFT用ゲート電極15b、TFT用ゲ
ート絶縁膜14、高濃度P型多結晶シリコン領域13
a、第2層間絶縁膜10、第1層間絶縁膜7およびゲー
ト酸化膜3を貫通し、駆動用ゲート電極4b上とN型拡
散層6b上の両方に達する、第1のノード・コンタクト
孔17aが設けられている。また、同様にして、図1
(b)に示すように、第3層間絶縁膜16、TFT用ゲ
ート電極15a、TFT用ゲート絶縁膜14、高濃度P
型多結晶シリコン領域13b、第2層間絶縁膜10、第
1層間絶縁膜7およびゲート酸化膜3を貫通し、駆動用
ゲート電極4a上とN型拡散層6’b上の両方に達す
る、第2のノード・コンタクト孔17bが設けられてい
る。
【0053】これらのノード・コンタクト孔17aおよ
び17bの内部には、図1(c)に示すように埋め込み
電極18aあるいは18b(図示されず)が形成されて
いる。上記埋め込み電極18aによって、N型拡散層6
b、駆動用ゲート電極4b、高濃度P型多結晶シリコン
領域13aおよびTFT用ゲート電極15bが接続され
て接続点N1が構成されている。同様に、他の埋め込み
電極18b(図示されず)によって、N型拡散層6’
b、駆動用ゲート電極4a、高濃度P型多結晶シリコン
領域13bおよびTFT用ゲート電極15aが接続され
て接続点N2が構成されている。
【0054】ここで、ノード・コンタクト孔17aの近
傍で、TFT用ゲート電極15bはノード・コンタクト
孔17aと重なり、かつTFT用ゲート電極15aの側
にはみ出さないように配置されていることと、ノード・
コンタクト孔17bの近傍で、TFT用ゲート電極15
aはノード・コンタクト孔17bと重なり、かつTFT
用ゲート電極15bの側にはみ出さないように配置され
ていることが、本発明の大きな特徴である。
【0055】そして、図1(c)に示すように、埋め込
み電極18aおよび18b、の表面および第3層間絶縁
膜16の表面には、第4層間絶縁膜19が堆積されてい
る。さらに、第4層間絶縁膜19、第3層間絶縁膜1
6、TFT用ゲート絶縁膜141、第2層間絶縁膜1
0、第1層間絶縁膜7およびゲート酸化膜3を貫通し、
N型拡散層6c上に達するビット線コンタクト孔20a
および20bが開口しており、ビット線21a(BL
1)およびビット線21b(BL2)は、これらのコン
タクト孔を通して、それぞれN型拡散層6cと6’cに
接続されている。
【0056】次に、図2および図3に基づいて本発明の
第1の実施の形態の製造方法を説明する。図2および図
3はSRAMメモリセルの製造工程順の断面図であり、
1対のインバータと1対の転送用NチャネルMOSトラ
ンジスタのうちの1組を示している。以下、この1組に
ついて説明するが、他の組の形成方法は同様であること
に前以って言及しておく。
【0057】図2(a)に示すように、まずP型のシリ
コン基板1表面の素子分離領域には、選択酸化法等によ
り膜厚400nm前後の素子分離酸化膜2が形成され、
素子形成領域には熱酸化等により10nm前後の膜厚を
有するゲート酸化膜3が形成される。次に、例えば減圧
の化学気相成長(LPCVD)法とイオン注入法により
膜厚100nm程度のN型多結晶シリコン膜が全面に形
成され、続いて例えばスパッタリング法により膜厚10
0nm程度のタングステン・シリサイド膜が全面に形成
される。この積層膜が異方性のある反応性イオンエッチ
ング(RIE)によりパターニングされ、ポリサイド構
造の駆動用ゲート電極4b、転送用ゲート電極5aが形
成されることになる。
【0058】素子分離酸化膜2と駆動用ゲート電極4
b、転送用ゲート電極5aとをマスクにしたヒ素のイオ
ン注入等により、P型のシリコン基板1の表面には10
20〜1021cm-3程度の濃度を有するN型拡散層6b,
6cが形成される。
【0059】次に、例えばLPCVD法および化学的機
械研磨(CMP)法等により、平坦な表面を有し、少な
くとも底面が酸化膜からなる第1層間絶縁膜7が全面に
形成される。この第1層間絶縁膜7は例えば次のように
形成される。LPCVD法等により膜厚100nm程度
のシリコン酸化膜が全面に形成され、続いてLPCVD
法等により膜厚600nm程度のBPSG膜(ボロンガ
ラスとリンガラスを含むシリコン酸化膜)が形成され
る。続いて、例えば800〜850℃での熱処理が行わ
れた後、CMPにより表面が平坦化される。
【0060】第1層間絶縁膜7には、RIEによりN型
拡散層に達する接地コンタクト孔(図示されず)が形成
される。そして、全面に、LPCVD法、イオン注入法
等により膜厚100nm前後のN型多結晶シリコン膜、
さらにLPCVD法等により膜厚100nm程度のタン
グステン・シリサイド膜が全面に形成され、RIEによ
り、ポリサイド構造をもつ接地線9が形成される。
【0061】続いて、LPCVD法およびCMP等によ
り、平坦な表面を有し、少なくとも上層がシリコン酸化
膜からなる第2層間絶縁膜10が全面に形成される。こ
の第2層間絶縁膜10も第1層間絶縁膜と同様の方法で
形成される。
【0062】この第2層間絶縁膜10の表面には、全面
に40nm程度の膜厚を有する非晶質シリコン膜がLP
CVD法等によって形成される。600℃前後の温度で
10時間程度の熱処理が行われ、この非晶質シリコン膜
は多結晶シリコン膜へ変化する。さらにN型不純物がイ
オン注入法等により導入され、1016〜1018cm-3程
度のN型の多結晶シリコン膜(前述の第1の多結晶シリ
コン膜)となる。
【0063】この第1の多結晶シリコン膜がRIEによ
りパターニングされ、第1の多結晶シリコン膜パターン
11’a、第2の多結晶シリコン膜パターン11’bが
形成される。そして、LPCVD法等により、全面に膜
厚15nm程度のTFT用ゲート絶縁膜14が形成さ
れ、さらにLPCVD法、イオン注入法等により、全面
に1016〜1019cm-3程度の濃度を有する、N型もし
くはP型の(前述の)第2の多結晶シリコン膜が形成さ
れる。この第2の多結晶シリコン膜がRIEによりパタ
ーニングされ、TFT用ゲート電極15aおよび15b
が形成される(図2(a))。
【0064】次に、TFT用ゲート電極15aおよび1
5bをマスクとして、全面にP型不純物イオンが注入さ
れ、自己整合的に高濃度P型多結晶シリコン領域11
a,11b,13aが形成される。第1の多結晶シリコ
ン膜パターン11’aにおいて、TFT用ゲート電極1
5aおよび15bに覆われた部分には、それぞれ、TF
Tのチャネル領域となるN型多結晶シリコン領域12a
および不純物注入のない領域13’aが残置される(図
2(b))。
【0065】また、第2の多結晶シリコン膜パターン1
1’bにおいても図示されないが、同様のことが生じて
いる。
【0066】続いて、例えばLPCVD法およびCMP
等により、第3層間絶縁膜16が全面に形成される。こ
の第3層間絶縁膜16も第2層間絶縁膜10と同様の方
法で形成される(図2(c))。
【0067】次に、RIEにより、第3層間絶縁膜1
6、TFT用ゲート電極15b、TFT用ゲート絶縁膜
14、高濃度P型多結晶シリコン領域13a、不純物注
入のない領域13’a、第2層間絶縁膜10、第1層間
絶縁膜7 ゲート酸化膜3を貫通して、駆動用ゲート電
極4b上とN型拡散層6b上の両方に達する、ノード・
コンタクト孔17aが開口される。このとき、ノード・
コンタクト孔17a近傍において、TFT用ゲート電極
15bは、ノード・コンタクト孔17aと重なり、且
つ、TFT用ゲート電極15a方向の側では、このノー
ド・コンタクト孔17aからはみ出さないように配置さ
れている。
【0068】ノード・コンタクト孔17aは、例えば次
のように形成される。まず、CHF3 などをエッチング
・ガスとしたRIEにより、第3層間絶縁膜16がエッ
チングされる。次に例えばHBrおよびCl2 などから
なるエッチング・ガスを用いたRIEにより、TFT用
ゲート電極15bがエッチングされ、例えばCHF3な
どをエッチング・ガスとしたRIEにより、TFT用ゲ
ート絶縁膜14がエッチングされる。引き続いて、例え
ばHBrおよびCl2 などからなるエッチング・ガスを
用いたRIEにより、高濃度P型多結晶シリコン領域1
3a、不純物注入のない領域13’aがエッチングさ
れ、最後に、例えばCHF3 などをエッチング・ガスと
したRIEにより、第2層間絶縁膜10、第1層間絶縁
膜7およびゲート酸化膜3が順次エッチングされる。
【0069】ここで、ノード・コンタクト孔17aが、
ミスアラインメントにより素子分離酸化膜2の端に重な
ってしまった場合に拡散層のリーク電流が増加するのを
防ぐため、ノード・コンタクト孔17aを通してリンま
たはヒ素イオン等のN型不純物イオンが注入される(図
2(d))。
【0070】次に、図3に示すように、ノード・コンタ
クト孔17aの内部に、埋め込み電極18aが形成され
る。この埋め込み電極18aは、例えば、次のように形
成される。
【0071】まず、LPCVD法、イオン注入法等によ
り、全面に1019〜1021cm-3の不純物濃度を有する
N型の多結晶シリコン膜が形成される。この多結晶シリ
コン膜の膜厚は、ノード・コンタクト孔径と同程度が望
ましい。次に上記多結晶シリコン膜が等方性ドライ・エ
ッチングにより全面的にエッチングされ、ノード・コン
タクト17aの内部のみに多結晶シリコンからなる埋め
込み電極18aが形成される。
【0072】埋め込み電極18aは、あるいは次のよう
に形成される。まず、タングステンとシリコンの反応を
防ぐため、バリアメタルとして全面にスパッタリング法
等により膜厚50nm前後のチタン膜、膜厚100nm
程度の窒化チタン膜が順次成膜される。次に全面にLP
CVD法等によりタングステン膜が成長される。膜厚は
上記コンタクト孔径と同程度が望ましい。そして等方性
エッチングにより上記タングステン膜、窒化チタン膜、
チタン膜が順次全面的にエッチングされ、ノード・コン
タクト17aの内部のみにこれらの高融点金属からなる
埋め込み電極18aが形成される(図3(a))。
【0073】続いて、LPCVD法等により、膜厚10
0nm程度の第4層間絶縁膜19が全面に形成される。
この第4層間絶縁膜19はシリコン酸化膜でもBPSG
膜でもよいが、埋め込み電極18aがタングステン等の
高融点金属からなる場合は、500℃程度を上限とする
常圧CVD法、もしくはプラズマCVD法等で形成され
る。
【0074】次に、RIEにより第4層間絶縁膜19、
第3層間絶縁膜16、TFT用ゲート絶縁膜14、第2
層間絶縁膜10、第1層間絶縁膜7およびゲート酸化膜
3を貫通してN型拡散層6cに達するビット線コンタク
ト孔20aが開口される(図3(b))。
【0075】さらに、全面にスパッタリング法等により
膜厚50nm前後のチタン膜、膜厚100nm前後の窒
化チタン膜が順次成膜され、全面にLPCVD法等によ
りタングステン膜が成長される。膜厚はコンタクト孔径
と同程度が望ましい。そして等方性エッチングにより上
記タングステン膜、窒化チタン膜、チタン膜が順次全面
的にエッチングされ、ビット・コンタクト20aの内部
のみにタングステンからなる埋め込み電極(図示せず)
が形成され、チタン膜、窒化チタン膜、アルミニウム膜
が順次全面に成膜される。これらのアルミニウム膜、窒
化チタン膜、チタン膜が順次パターニングされ、図1
(c)に示したビット線21aが形成され、本発明のメ
モリセルの1組が形成される。
【0076】このような本発明の構造、製造方法によれ
ば、負荷用PチャネルTFTのP型のドレイン領域とな
る高濃度P型多結晶シリコン領域13aあるいは13b
と、埋め込み電極18aあるいは18bとの間に不純物
注入のない領域は残置されない。このため、上部ゲート
型TFTにおいて熱処理を低温、短時間化しても、寄生
抵抗によってTFTの電流供給能力が極度に低下すると
いうような問題は起こらない。
【0077】また、ノード・コンタクト孔17aあるい
は17bの開口、フォトレジスト剥離の後、TFT用ゲ
ート絶縁膜14は表面に露出していないので、酸素プラ
ズマによるフォトレジスト剥離、洗浄処理などで形成さ
れた自然酸化膜を希フッ酸で除去しても、TFT用ゲー
ト絶縁膜の局所的薄膜化あるいは汚染等は起こらない。
そして、TFTのゲート絶縁耐圧が極端に劣化すること
は起こらない。
【0078】さらに、埋め込み電極18aあるいは18
bをタングステン等の高融点金属で形成すれば、ノード
・コンタクト孔の部分に寄生的なPNダイオードが形成
されることはなく、TFTの電流供給能力が低下するこ
とを防止できる。
【0079】次に、図4に基づいて本発明の第2の実施
の形態を説明する。第1の実施の形態は、シングルドレ
イン構造のTFTを負荷素子として有する例であるが、
第2の実施の形態は、ドレイン部にオフセットを設け、
その部分に低濃度P型領域を設けたLDO(Light
ly Doped Offset)構造を持つTFTを
負荷素子として有する例である。図4(a)は、SRA
Mメモリセルの平面図であり、図4(b)は、図4
(a)に記すC−Dで切断した断面図である。
【0080】ここで、SRAMメモリセルの負荷用Pチ
ャネルTFT部以外は、第1の実施の形態で説明したの
と同一であるので、以下その説明は簡単になされる。
【0081】図4(b)に示すように、SRAMメモリ
セルを構成する駆動用NチャネルMOSトランジスタと
転送用NチャネルMOSトランジスタは、第1の実施の
形態で述べたように平坦な表面を有する第2層間絶縁膜
10により覆われている。
【0082】そして、図4(a)および図4(b)に示
すように、第2層間絶縁膜10の表面上には、第1の多
結晶シリコン膜からなる第1、第2の多結晶シリコン膜
パターンが設けられている。第1の多結晶シリコン膜パ
ターンは、一方の負荷用PチャネルTFTのソース領域
となる高濃度P型多結晶シリコン領域11a、TFTの
N型のチャネル領域であるN型多結晶シリコン領域12
a、低濃度P型多結晶シリコン領域22a、TFTのド
レイン領域のなる高濃度P型多結晶シリコン領域13a
からなる。そして、第2の多結晶シリコン膜パターン
は、他方の負荷用PチャネルTFTのソース領域となる
高濃度P型多結晶シリコン領域11b、TFTのチャネ
ル領域であるN型多結晶シリコン領域12b、低濃度P
型多結晶シリコン領域22b、TFTのドレイン領域と
なる高濃度P型多結晶シリコン領域13bからなる。
【0083】ここで、高濃度P型多結晶シリコン領域1
1aおよび11bはそれぞれ電源配線の一部をなし、両
者はメモリセルの外部で接続されている。
【0084】図4(b)に示すように、上記第1、第2
の多結晶シリコン膜パターンの表面および第2層間絶縁
膜10の表面には、TFT用ゲート絶縁膜14が形成さ
れ、さらに、このTFT用ゲート絶縁膜14上には、第
2の多結晶シリコン膜からなるTFT用ゲート電極15
aおよび15bが形成される。
【0085】このようにして、TFT用ゲート電極15
aと、TFT用ゲート絶縁膜14、高濃度P型多結晶シ
リコン領域11aおよび13a、低濃度P型多結晶シリ
コン領域22aとから、一方の負荷用PチャネルTFT
TL1が構成されており、TFT用ゲート電極15
b、TFT用ゲート絶縁膜14、高濃度P型多結晶シリ
コン領域11bおよび13b、低濃度P型多結晶シリコ
ン領域22bとから、他方の負荷用PチャネルTFT
TT2が構成されている。
【0086】そして、図4(b)に示すように、TFT
用ゲート電極15a、15bの表面およびTFT用ゲー
トト酸化膜14の表面は、平坦な表面を有する第3層間
絶縁膜16が堆積されている。
【0087】そして、第3層間絶縁膜16、TFT用ゲ
ート電極15b、TFT用ゲート絶縁膜14、高濃度P
型多結晶シリコン領域13a、不純物注入のない領域1
3’a、第2層間絶縁膜10、第1層間絶縁膜7および
ゲート酸化膜3を貫通し、駆動用ゲート電極4b上とN
型拡散層6b上の両方に達する、第1のノード・コンタ
クト孔17aが設けられている。また、同様にして、図
4(a)に示すように、第2のノード・コンタクト孔1
7bが設けられている。
【0088】これらのノード・コンタクト孔17aおよ
び17bの内部には、図4(b)に示すように埋め込み
電極18aあれいは18b(図示されず)が形成されて
いる。上記埋め込み電極18aによって、N型拡散層6
b、駆動用ゲート電極4b、高濃度P型多結晶シリコン
領域13aおよびTFT用ゲート電極15bが接続され
て接続点N1が構成されている。同様に、他の埋め込み
電極18b(図示されず)によって、N型拡散層6’
b、駆動用ゲート電極4a、高濃度P型多結晶シリコン
領域13bおよびTFT用ゲート電極15aが接続され
て接続点N2が構成されている。
【0089】そして、図4(b)に示すように、埋め込
み電極18aあるいは18bの表面および第3層間絶縁
膜16の表面には、第4層間絶縁膜19が堆積されてい
る。
【0090】後は、第1の実施の形態と同一にして、ビ
ット線コンタクト孔が開口し、ビット線が形成される。
【0091】このような負荷用PチャネルTFTのドレ
イン領域をLDO構造にする製造方法としては、通常の
フォトリソグラフィ技術で形成されるレジストパターン
を使用してボロン不純物を選択的にイオン注入する方法
がとられる。
【0092】このような構造、製造方法によれば、シン
グルドレイン構造に比べ、ドレイン電界を緩和でき、電
流駆動能力も確保できるLDO構造を持つTFTを負荷
素子として有するSRAMメモリセルを実現できる。こ
のとき高濃度P型多結晶シリコン領域13a、13bと
低濃度P型多結晶シリコン領域22a、22bがTFT
用ゲート電極に対して自己整合的に形成されるので、チ
ャネル長の制御性がよく、ノード・コンタクト孔部分の
寄生抵抗によってTFTの電流供給能力が極度に低下す
るという問題は起こらない。また、ゲート絶縁耐圧が極
端に劣化することも起こらない。
【0093】次に、図5に基づいて本発明の第3の実施
の形態を説明する。これは、負荷用PチャネルTFTの
ソース・ドレイン領域がTFT用ゲート電極に対して自
己整合的に形成されるLDD構造を有する場合である。
ここで、図5(a)はSRAMメモリセルの平面図であ
る。図5(b)は、図5(a)に記すE−Fで切断した
断面図である。
【0094】この場合も、SRAMメモリセルの負荷用
PチャネルTFT部以外は、第1の実施の形態で説明し
たのと同一であるので、以下その説明は簡単になされ
る。
【0095】図5(b)に示すように、SRAMメモリ
セルを構成する駆動用NチャネルMOSトランジスタと
転送用NチャネルMOSトランジスタは、平坦な表面を
有する第2層間絶縁膜10により覆われている。そし
て、図5(a)および図5(b)に示すように、第2層
間絶縁膜10の表面上には、第1の多結晶シリコン膜か
らなる第1、第2の多結晶シリコン膜パターンが設けら
れている。第1の多結晶シリコン膜パターンは、一方の
負荷用PチャネルTFTのソース領域となる高濃度P型
多結晶シリコン領域11a、低濃度P型多結晶シリコン
領域23a、TFTのN型のチャネル領域であるN型多
結晶シリコン領域12a、低濃度P型多結晶シリコン領
域24a、TFTのドレイン領域となる高濃度P型多結
晶シリコン領域13aからなる。そして、図5(a)に
示すように、第2の多結晶シリコン膜パターンは、他方
の負荷用PチャネルTFTのソース領域となる高濃度P
型多結晶シリコン領域11b、低濃度P型多結晶シリコ
ン領域23b、TFTのチャネル領域であるN型多結晶
シリコン領域12b、低濃度P型多結晶シリコン領域2
4b、TFTのドレイン領域となる高濃度P型多結晶シ
リコン領域13bからなる。
【0096】ここで、高濃度P型多結晶シリコン領域1
1aおよび11bはそれぞれ電源配線の一部をなし、両
者はメモリセルの外部で接続されている。
【0097】図5(b)に示すように、上記第1、第2
の多結晶シリコン膜パターンの表面および第2層間絶縁
膜10の表面には、TFT用ゲート絶縁膜14が形成さ
れ、さらに、このTFT用ゲート絶縁膜14上には、第
2の多結晶シリコン膜からなるTFT用ゲート電極15
aおよび15bが形成されている。そして、これらのT
FT用ゲート電極15aおよび15bの側壁にサイドウ
ォール絶縁膜25aおよび25bがそれぞれ形成されて
いる。
【0098】このようにして、TFT用ゲート電極15
aと、TFT用ゲート絶縁膜14、高濃度P型多結晶シ
リコン領域11aおよび13a、低濃度P型多結晶シリ
コン領域23aおよび24aとから、一方の負荷用Pチ
ャネルTFT TL1が構成されており、TFT用ゲー
ト電極15b、TFT用ゲート絶縁膜14、高濃度P型
多結晶シリコン領域11bおよび13b、低濃度P型多
結晶シリコン領域23bおよび24bとから、他方の負
荷用PチャネルTFT TT2が構成されている。そし
て、図5(b)に示すように、TFT用ゲート電極15
a、15bの表面は、平坦な表面を有する第3層間絶縁
膜16が堆積されている。
【0099】そして、第3層間絶縁膜16、TFT用ゲ
ート電極15b、サイドウォール絶縁膜25b、高濃度
P型多結晶シリコン領域13a、第2層間絶縁膜10、
第1層間絶縁膜7およびゲート酸化膜3を貫通し、駆動
用ゲート電極4b上とN型拡散層6b上の両方に達す
る、第1のノード・コンタクト孔17aが設けられてい
る。また、同様にして、図5(a)に示すように、第2
のノード・コンタクト孔17bが設けられている。
【0100】これらのノード・コンタクト孔17aの内
部には、図5(b)に示すように埋め込み電極18aあ
るいは18b(図示されず)が形成されている。上記埋
め込み電極18aによって、N型拡散層6b、駆動用ゲ
ート電極4b、高濃度P型多結晶シリコン領域13aお
よびTFT用ゲート電極15bが接続されて接続点N1
が構成されている。同様に、他の埋め込み電極18b
(図示されず)によって、N型拡散層6’b、駆動用ゲ
ート電極4a、高濃度P型多結晶シリコン領域13bお
よびTFT用ゲート電極15aが接続されて接続点N2
が構成されている。そして、図5(b)に示すように、
埋め込み電極18aあるいは18bの表面と第3層間絶
縁膜16の表面には、第4層間絶縁膜19が堆積されて
いる。
【0101】後は、第1および第2の実施の形態と同一
にして、ビット線コンタクト孔20aおよび20bが開
口する。そして、ビット線が形成される。
【0102】このような負荷用PチャネルTFTのソー
ス・ドレイン領域をLDD構造にする製造方法として
は、TFT用ゲート電極の側壁に形成されたサイドウォ
ール絶縁膜をマスクにしてP型不純物であるボロンイオ
ンを全面にイオン注入する方法がとられる。ここで、サ
イドウォール絶縁膜は、通常、シリコン酸化膜の全面被
膜と異方性RIEにより形成される。
【0103】このような構造、製造方法によれば、シン
グルドレイン構造に比べ、ドレイン電界を緩和でき、電
流駆動能力も確保できるLDD構造を持つTFTを負荷
素子として有するSRAMメモリセルを実現できる。こ
のとき高濃度P型多結晶シリコン領域と低濃度P型多結
晶シリコン領域が共にTFT用ゲート電極に対して自己
整合的に形成されるので、チャネル長およびLDD領域
の長さの制御性がよく、ノード・コンタクト孔部分の寄
生抵抗によってTFTの電流供給能力が極度に低下する
という問題は起こらない。また、ゲート絶縁耐圧が極端
に劣化することも起こらない。
【0104】この第3の実施の形態の場合には、サイド
ウォール絶縁膜25aおよび25bが形成されるため
に、従来の方法では不純物注入のない領域が形成され易
くなり寄生抵抗がより増大する。このために、従来の技
術では、このようなLDD構造の形成が困難になる。し
かし、本発明では、このような問題は容易に解決される
ようになり、LDD構造の形成が簡単になる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置は、基板表面上に形成された4つのNチャネルM
OSトランジスタと、上記NチャネルMOSトランジス
タを覆う層間絶縁膜の表面上に形成された、一対の上部
ゲート型のPチャネルTFTとからなるSRAMメモリ
セルにおいて、一対のCMOSインバータの交差接続が
行われるノード・コンタクト部分でノード・コンタクト
孔が、PチャネルTFTを覆う層間絶縁膜、Pチャネル
TFTのゲート電極、PチャネルTFTのゲート絶縁
膜、PチャネルTFTのP型のドレイン領域、基板表面
に設けた4つのNチャネルMOSトランジスタを覆う層
間絶縁膜、上記NチャネルMOSトランジスタのゲート
酸化膜を貫通し、上記NチャネルMOSトランジスタの
ゲート電極またはN型のドレイン領域に達しており、交
差接続は上記ノード・コンタクト孔の内部に設けられた
埋め込み電極により行われ、上記ノード・コンタクト孔
近傍において、一方のPチャネルTFTのゲート電極は
ノード・コンタクト孔と重なり、他方のTFTのゲート
電極の側にはみ出さないように配置されている構造を有
している。
【0106】このため、PチャネルTFTのP型のソー
ス・ドレイン領域、あるいはP型のLDD領域を自己整
合的に形成する工程において、上記のP型のドレイン領
域と、上記埋め込み電極との間に、不純物注入のない領
域は残置されず、熱処理を低温、短時間化しても、寄生
抵抗によってTFTの電流供給能力が極度に低下する問
題を避けられる。例えば、従来の技術において寄生抵抗
が生じると、その抵抗は、シート抵抗値にして1010Ω
/□程度まで高くなる可能性があり、負荷素子の電流供
給能力はTFTのオン電流ではなくこの寄生抵抗により
リミットされ、10-10 〜10-9A程度の低いものにな
ってしまう。しかし本発明によりこの寄生抵抗が排除さ
れれば、本来のTFTのオン電流が負荷素子の電流供給
能力となり、10-7A以上の電流を供給することができ
る。
【0107】また、ノード・コンタクト孔の開口、フォ
トレジスト剥離の後、TFTのゲート絶縁膜は表面に露
出していないので、酸素プラズマによるフォトレジスト
剥離、洗浄処理などで形成された自然酸化膜を希フッ酸
で除去しても、ゲート絶縁膜の局所的薄膜化、汚染等は
起こらず、ゲート絶縁耐圧が極端に劣化することも避け
られる。
【0108】さらに、上記埋め込み電極をタングステン
等の高融点金属で形成すれば、ノード・コンタクト孔の
部分に寄生的なPNダイオードが形成されることはな
く、TFTの電流供給能力が低下することも防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するメモリセ
ルの平面図と断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のメモリセルの製造
工程順の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のメモリセルの製造
工程順の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するメモリセ
ルの平面図と断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を説明するメモリセ
ルの平面図と断面図である。
【図6】SRAMメモリセルの等価回路図である。
【図7】従来の技術を説明するためのメモリセルの断面
図である。
【図8】従来を技術を説明するメモリセルの製造工程順
の断面図である。
【符号の説明】
1,101 シリコン基板 2,102 素子分離酸化膜 3,103 ゲート酸化膜 4a,4b,104 駆動用ゲート電極 5a,5b,105 転送用ゲート電極 6a,6b,6c,6’a,6’b,6’c N型拡
散層 7,107 第1層間絶縁膜 8a,8b 接地コンタクト孔 9,108 接地線 10,109 第2層間絶縁膜 11a,11b,13a,13b 高濃度P型多結晶
シリコン領域 11’a 第1の多結晶シリコン膜パターン 11’b 第2の多結晶シリコン膜パターン 12a,12b,117 N型多結晶シリコン領域 13’a,13’b,116’,118’ 不純物注
入のない領域 14,120 TFT用ゲート絶縁膜 15a,15b,122a,122b TFT用ゲー
ト電極 16,124 第3層間絶縁膜 17a,17b ノード・コンタクト孔 18a,18b,112,113 埋め込み電極 19 第4層間絶縁膜 20a,20b,111 ビット線コンタクト孔 21a,21b,125 ビット線 22a,22b 低濃度P型多結晶シリコン領域 23a,23b,24a,24b 低濃度P型多結晶
シリコン領域 25a,25b サイドウォール絶縁膜 106a,106b N型拡散層 110 接続コンタクト孔 114,115 チタン・シリサイド層 116,118 高濃度P型多結晶シリコン領域 121 電源配線 123 保護絶縁膜 TD1,TD2 転送用NチャネルMOSトランジス
タ TT1,TT2 転送用NチャネルMOSトランジス
タ TL1,TL2 負荷用PチャネルMOSトランジス
タ N1,N2 接続点 WL ワード線 BL1,BL2 ビット線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面に形成された1対の情
    報転送用MOSFETと、フリップフロップ回路を構成
    する1対の駆動用MOSFETおよび1対の負荷用薄膜
    トランジスタとで形成されるスタティック型メモリセル
    において、 接地線に接続された第1のN型のソース領域、第1のN
    型のドレイン領域、ゲート酸化膜、第1のゲート電極か
    らなり、シリコン基板表面に設けられた第1の駆動用N
    チャネルMOSトランジスタと、接地線に接続された第
    2のN型のソース領域、第2のN型のドレイン領域、前
    記ゲート酸化膜、第2のゲート電極からなり、前記シリ
    コン基板表面に設けられた第2の駆動用NチャネルMO
    Sトランジスタと、一対のビット線の一方に接続された
    第3のN型のソース領域、前記第1のN型のドレイン領
    域に接続された第3のN型のドレイン領域、前記ゲート
    酸化膜、及びワード線に接続された第3のゲート電極か
    らなり、前記シリコン基板表面に設けられた第1の転送
    用NチャネルMOSトランジスタと、 前記一対のビット線の他方に接続された第4のN型のソ
    ース領域、前記第2のN型のドレイン領域に接続された
    第4のN型のドレイン領域、前記ゲート酸化膜、及び前
    記ワード線に接続された第4のゲート電極からなり、前
    記シリコン基板表面に設けられた第2の転送用Nチャネ
    ルMOSトランジスタとを有し、 前記第1、第2の駆動用NチャネルMOSトランジスタ
    及び前記第1、第2の転送用NチャネルMOSトランジ
    スタの表面を覆う第1の層間絶縁膜を有し、 前記接地線を覆う第2の層間絶縁膜表面に設けられた多
    結晶シリコン膜から構成され、電源線に接続された第1
    のP型のソース領域、第1のチャネル領域および第1の
    P型のドレイン領域からなる第1の多結晶シリコン膜パ
    ターンと、 前記多結晶シリコン膜から構成され、前記電源線に接続
    された第2のP型のソース領域、第2のチャネル領域お
    よび第2のP型のドレイン領域からなる第2の多結晶シ
    リコン膜パターンと、 前記第1、第2の多結晶シリコン膜パターンの表面を覆
    い、前記第2の層間絶縁膜表面に設けられたゲート絶縁
    膜と、 前記ゲート絶縁膜を介して前記第1のチャネル領域を覆
    い、前記第2のP型のドレイン領域の上に延在する部分
    を有する、前記ゲート絶縁膜の表面に形成された第5の
    ゲート電極と、 前記ゲート絶縁膜を介して前記第2のチャネル領域を覆
    い、前記第1のP型のドレイン領域の上に延在する部分
    を有する、前記ゲート絶縁膜の表面に形成された第6の
    ゲート電極とを有し、 前記第5のゲート電極、前記ゲート絶縁膜、前記第1の
    P型のソース領域、前記第1のチャネル領域、及び前記
    第1のP型のドレイン領域からなる第1の負荷用Pチャ
    ネル薄膜トランジスタと、 前記第6のゲート電極、前記ゲート絶縁膜、前記第2の
    P型のソース領域、前記第2のチャネル領域、及び前記
    第2のP型のドレイン領域からなる第2の負荷用Pチャ
    ネル薄膜トランジスタとを有し、 前記第1、第2の負荷用Pチャネル薄膜トランジスタを
    覆う第3の層間絶縁膜と、 前記第3の層間絶縁膜、前記第6のゲート電極、前記ゲ
    ート絶縁膜、前記第1のP型のドレイン領域、前記第2
    の層間絶縁膜、前記第1の層間絶縁膜、前記ゲート酸化
    膜を貫通して、前記第2のゲート電極または前記第1の
    N型のドレイン領域に達する、第1のノード・コンタク
    ト孔と、前記第3の層間絶縁膜、前記第5のゲート電
    極、前記ゲート絶縁膜、前記第2のP型のドレイン領
    域、前記第2の層間絶縁膜、前記第1の層間絶縁膜、前
    記ゲート酸化膜を貫通して、前記第1のゲート電極また
    は前記第2のN型のドレイン領域に達する、第2のノー
    ド・コンタクト孔と、前記第1のノード・コンタクト孔
    の内部に形成された、導電性の第1の埋め込み電極と、 前記第2のノード・コンタクト孔の内部に形成された、
    導電性の第2の埋め込み電極とを有し、 前記第1の埋め込み電極によって前記第2のゲート電極
    または第1のN型のドレイン領域、前記第1のP型のド
    レイン領域、前記第6のゲート電極が互いに接続し、 前記第2の埋め込み電極によって前記第1のゲート電極
    または第2のN型のドレイン領域、前記第2のP型のド
    レイン領域、前記第5のゲート電極が互いに接続してお
    り、 前記第1のノード・コンタクト孔の近傍におい
    て、前記第6のゲート電極は前記第1のノード・コンタ
    クト孔と重なり、かつ前記第5のゲート電極の側には突
    出する部分を持たないように配置され、 前記第2のノード・コンタクト孔の近傍において、前記
    第5のゲート電極は前記第2のノード・コンタクト孔と
    重なり、かつ前記第6のゲート電極の側には突出する部
    分を持たないように配置されていることを併せて特徴と
    する半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の埋め込み電極は高
    融点金属膜もしくは高融点金属を含む合金膜からなるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の負荷用Pチャネル
    薄膜トランジスタは、少なくともドレイン領域とチャネ
    ル領域の間に低濃度P型領域を有することを特徴とす
    る、請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 シリコン基板の表面の素子分離領域と素
    子形成領域とにそれぞれ素子分離酸化膜とゲート酸化膜
    を形成した後、前記シリコン基板の表面に第1のN型の
    ソース領域と、第1のN型のドレイン領域と、前記ゲー
    ト酸化膜と、第1のゲート電極とからなる第1の駆動用
    NチャネルMOSトランジスタ、第2のN型のソース領
    域と、第2のN型のドレイン領域と、前記ゲート酸化膜
    と、第2のゲート電極とからなる第2の駆動用Nチャネ
    ルMOSトランジスタ、第3のN型のソース領域と、第
    1のN型のドレイン領域に接続された第3のN型のドレ
    イン領域と、前記ゲート酸化膜と、ワード線を兼ねる第
    3のゲート電極とからなる第1の転送用NチャネルMO
    Sトランジスタ、第4のN型のソース領域と、第2のN
    型のドレイン領域に接続された第4のN型のドレイン領
    域と、前記ゲート酸化膜と、ワード線を兼ねる第4のゲ
    ート電極とからなる第1の転送用NチャネルMOSトラ
    ンジスタを形成する工程と、 全面に第1の層間絶縁膜を形成し、前記第1の層間絶縁
    膜に前記第1、第2のN型のソース領域に達する第1、
    第2の接地コンタクト孔を形成する工程と、前記第1、
    第2の接地コンタクト孔を介して前記第1、第2のN型
    のソース領域に接続する接地線を形成する工程と、 全面に第2の層間絶縁膜を形成し、全面にN型の多結晶
    シリコン膜を形成する工程と、前記多結晶シリコン膜を
    パターニングして、第1および第2の多結晶シリコン膜
    パターンを形成する工程と、 全面にゲート絶縁膜を形成する工程と、 全面に第1の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電
    膜をパターニングし、第5および第6のゲート電極を形
    成する工程と、 前記第5および第6のゲート電極をマスクとしてP型不
    純物を導入し、前記第1の多結晶シリコン膜パターン中
    に第1のP型のソース領域、第1のチャネル領域、第1
    のP型のドレイン領域を、また前記第2の多結晶シリコ
    ン膜パターン中に第2のP型のソース領域、第2のチャ
    ネル領域、第2のP型のドレイン領域を形成し、前記第
    5のゲート電極と、前記ゲート絶縁膜と、前記第1のP
    型のソース領域と、前記第1のチャネル領域と、前記第
    1のドレイン領域とからなる第1の負荷用Pチャネル薄
    膜トランジスタ、及び前記第6のゲート電極と、前記ゲ
    ート絶縁膜と、前記第2のP型のソース領域と、前記第
    2のチャネル領域と、前記第2のドレイン領域とからな
    る第2の負荷用Pチャネル薄膜トランジスタを形成する
    工程と、 全面に第3の層間絶縁膜を形成し、前記第3の層間絶縁
    膜、前記第6のゲート電極、前記ゲート絶縁膜、前記第
    1のP型のドレイン領域、前記第2および第1の層間絶
    縁膜、前記ゲート酸化膜を貫通し、前記第2のゲート電
    極または前記第1のN型のドレイン領域に達する第1の
    ノード・コンタクト孔を形成する工程と、前記第3の層
    間絶縁膜、前記第5のゲート電極、前記ゲート絶縁膜、
    前記第2のP型のドレイン領域、前記第2および第1の
    層間絶縁膜、前記ゲート酸化膜を貫通し、前記第1のゲ
    ート電極または前記第2のN型のドレイン領域に達する
    第2のノード・コンタクト孔を形成する工程と、 全面に第2の導電膜を形成し、全面的にエッチングし、
    前記第1および第2のノード・コンタクト孔の内部にの
    み、第2の導電膜が残置するようにして、第1および第
    2の埋め込み電極を形成する工程と、 全面に第4の層間絶縁膜を形成する工程と、前記第4、
    第3の層間絶縁膜、前記ゲート絶縁膜、前記第2、第1
    の層間絶縁膜、前記ゲート酸化膜を貫通し、前記第3お
    よび第4のN型のソース領域に達する、第1および第2
    のビット・コンタクト孔を形成する工程と、前記第1お
    よび第2のビット・コンタクト孔を介して、それぞれ前
    記第3および第4のN型のソース領域に接続する、第1
    および第2のビット線を形成する工程とを併せて有する
    ことを特徴とする、半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の導電膜は高融点金属もしくは
    高融点金属合金膜からなることを特徴とする、請求項4
    記載の半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2のP型のソース領域、お
    よび前記第1、第2のP型のドレイン領域を形成する工
    程は、少なくともドレイン領域とチャネル領域の間に低
    濃度のP型領域を形成する工程を含むことを特徴とす
    る、請求項4記載の半導体記憶装置の製造方法。
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