JPH09129930A - 化合物半導体を用いた青色発光素子の製造方法 - Google Patents
化合物半導体を用いた青色発光素子の製造方法Info
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Abstract
化合物半導体のドライエッチング方法を提供する。 【解決手段】 三塩化ホウ素(BCl3 )と塩素(Cl
2 )を含むエッチングガスを使用した平行平板型プラズ
マエッチングによりp−Inx Aly Ga1-x-yNおよ
びn−Inx Aly Ga1-x-y N層を選択的にエッチン
グし、青色発光ダイオードを製造する方法である。
Description
I-V族間(GaN-based III −V compound semiconduct
or)化合物半導体を用いた青色発光素子の製造方法に関
し、特に、窒化ガリウム系III-V族間化合物半導体のド
ライエッチング技術に関するものである。
x Al1-x Nといった、窒化ガリウム系化合物半導体
が、青色発光ダイオード(LED)や青色レーザーダイ
オード(LD)の材料として、注目されている。この化
合物半導体を使うことによって、これまで十分高い発光
強度を得ることが困難であった青色光を発するLEDや
LDを得ることが可能となってきた。
発光素子としては、例えば、特開平5−63266に記
載されているようなものがあった。図16に、このよう
な従来のLEDの構造を示す。すなわち、青色発光素子
2は、サファイヤ基板100の上にバッファ層201を
介して積層されたn型GaN半導体層202、p型Ga
N半導体層203からなっている。これらn型GaN半
導体層202、p型GaN半導体層203間の空乏層
に、キャリアを注入することによって発光を行うことが
できる。このような青色発光素子を製造するには、先ず
サファイヤ基板100を用意し、その上にMO−CVD
法等を用いて窒化ガリウムからなる各半導体層201,
202,203を積層していく。その後、その積層基板
をCVDの反応室から取り出して、窒化ガリウム半導体
の積層体に必要なエッチングを施す。最後に、その積層
基板を、適当な大きさに切り分けて個々のチップを分離
する。
安定で、塩酸、硫酸、フッ化水素酸等の酸やそれらの混
合液には溶解せず、現状ではウェットエッチングは不可
能である。従って、ドライエッチングを用いなければな
らない。その様なドライエッチングとしては、特開平1
−278025号又は特開平1−278026号に記載
されている方法がある。これらの公報においては、四塩
化炭素(CCl4 )又は2フッ化2塩化炭素(CCl2
F2 )ガスによるドライエッチングが提案されている。
化2塩化炭素(CCl2 F2 )は、フロンガス規制の対
象となっており、排ガスの処理等の取り扱いが難しく、
特別な配慮を行う必要がある。一方、四塩化炭素(CC
l4 )を用いた方法では、その様な問題はないが、2フ
ッ化2塩化炭素(CCl2 F2 )を用いた方法に比較し
て、エッチング速度が非常に遅く生産性があがらないと
いう他の問題がある。更に、常温では液体のため圧力や
流量を一定に維持することが困難で取扱が厄介だという
問題もある。
用範囲の広い窒化ガリウム系化合物半導体のドライエッ
チング方法を提供することである。
化合物半導体のドライエッチング方法を用いて、製造歩
留りが高く、高品質な窒化ガリウム系青色発光素子を得
ることが可能な製造方法を提供することである。
に、本発明によるドライエッチングは、三塩化ホウ素
(BCl3 )と塩素(Cl2 )を含むエッチングガスを
使用する。
は、第1の導電型を持つ第1の窒化ガリウム系半導体層
と、実質的に真性(intrinsic )な窒化ガリウム系半導
体活性層と、前記第1の導電型とは反対の第2の導電型
を持つ第2の窒化ガリウム系半導体層からなる積層体を
形成する工程と、三塩化ホウ素と塩素とからなるエッチ
ングガスによってこの積層体を所定の深さまでドライエ
ッチングを行なう工程とを少なくとも有する。“実質的
に真性”とは故意には不純物を添加(dope)していない
という意である。
ば、フロンガス規制の対象となるようなエッチングガス
を使うことなく、広い範囲の半導体に適用可能なドライ
エッチングが実現する。
色発光ダイオード等を簡単かつ高歩留りで製造できる。
て、図面を用いながら説明する。
ム系半導体のエッチング方法を説明する。図1は、本発
明によるドライエッチングを行なうことのできる平行平
板型プラズマエッチング装置の概略図である。このプラ
ズマエッチング装置10は、真空チャンバ11、第1の
反応ガス導入管12、第2の反応ガス導入管13、排気
管14、第1の電極15、第2の電極16、第2の電極
16上に載置された石英板17とからなっている。石英
板17は第2の電極16からエッチング用試料を絶縁す
ると共に第2の電極16からの金属のコンタミネーショ
ンを防止するための電極カバーの役割を果たしている。
図1においてエッチング用試料、すなわち窒化ガリウム
系半導体の積層体をその表面に形成したサファイヤ基板
100を、石英板17上に載置した後、真空チャンバ1
1内を1×10-2Pa程度迄、排気する。そして、第1
の反応ガス導入管12から三塩化ホウ素BCl3 を50
sccmで、第2の反応ガス導入管13から塩素Cl2
を5sccmで導入すると共に、第1の電極15と第2
の電極16間に、 13.56MHz の高周波(RF)電力が供
給される。すると、真空チャンバ11内に反応ガスのプ
ラズマが生成され、窒化ガリウム系半導体の積層体のド
ライエッチングを行なうことができる。ドライエッチン
グ中、反応圧力は1Paで、基板温度は5℃に保たれ
る。反応圧力の調整は排気管14と真空ポンプの間に接
続されたバタフライバルブ等のコンダクタンス調整バル
ブにより調整すればよい。基板温度を5℃に保つのは、
後述するように、選択エッチングに用いるマスク材のレ
ジストの耐性を保つためと、高温によるレジストの変質
を防止し、剥離が困難になるドライブを防ぐためであ
る。
されるBCl3 と、第2の反応ガス導入管13から供給
されるCl2 との流量比を色々変えて、エッチングレー
トがどのように変化するかを説明する。窒化ガリウム系
n型半導体の場合は、BCl3 のみでもある程度のエッ
チング効果は期待できる。しかし、その他の窒化ガリウ
ム系半導体、特に窒化ガリウム系p型半導体をエッチン
グするには、これら2つのエッチングガスが不可欠であ
る。エッチング圧力1Pa,RF出力120Wにおい
て、BCl3 とCl2 との流量比を色々変えた場合の窒
化ガリウム系p型半導体の、エッチングレートがどのよ
うに変化するかを調べた結果を図2に示す。図2から明
らかなように、Cl2 /(Cl2 +BCl3 )が0.02
から0.8の時にのみ、高いエッチングレートが得ら
れ、ドライエッチングの効果が現れることが分かる。よ
り詳細に説明すると、反応ガスにCl2 が1%以上含ま
れていれば、期待するドライエッチングの効果が現われ
ることが分かる。これは、窒化ガリウム系p型半導体を
エッチングするには、Cl2 の反応性とBCl3 のスパ
ッタの効果が、相乗的に現れる必要があるためと思われ
る。
5Paにおいて、Cl2 の流量を5sccm一定とした
場合の窒化ガリウム系p型半導体のエッチングレートの
BCl3 の流量依存性を示す図で、BCl3 が10sc
cm以上でほぼ一定のエッチングレートが得られること
がわかる。図4はRF出力120W、エッチング圧力5
Paにおいて、BCl3 の流量を5sccm一定とした
場合の窒化ガリウム系p型半導体のエッチングレートの
Cl2 流量依存性を示す図で、Cl2 5sccm付近で
最大値に達した後、除去にエッチングレートは低下して
いることがわかる。図5は窒化ガリウム系p型半導体の
エッチングレートの真空チャンバー11内の圧力依存
性、すなわちエッチング圧力依存性を、RF出力120
W、BCl3 流量5sccm,Cl2 流量5sccmに
おいて測定した結果で、エッチング圧力1Paでほぼ最
大のエッチングレートとなり、さらに圧力を高くすると
エッチングレートは徐々に低下することがわかる。図6
はエッチング圧力5Pa,BCl3 流量5sccm,C
l2 流量5sccmにおける窒化ガリウム系p型半導体
のエッチングレートの第1の電極15と第2の電極16
の間に印加するRF電力依存性、すなわち、RF出力依
存性を示す図である。エッチングレートはほぼRF出力
に比例して増大していることがわかる。図2〜6に示し
た条件のうち、エッチングレートの高い条件ではp型G
aN,n型GaN,p型Inx Ga1-xN,n型Inx
Ga1-x N,p型Inx Aly Ga1-x-y N,n型In
x AlyGa1-x-y NおよびSiO2 のエッチングレー
トはほぼ同程度のエッチングレートである。
を用いたプラズマエッチングによれば、フロンガス規制
の対象となるようなエッチングガスを使うことなく、広
い範囲の半導体、特にGaN系の化合物半導体に適用可
能なドライエッチングが実現する。又、エッチング速度
も、十分大きく、生産効率も高くなる。これらのことか
ら、本発明では、BCl3 流量50sccm,Cl2 流
量5sccm,エッチング圧力1Pa,RF出力120
Wを最適な窒化ガリウム系半導体のエッチング条件とし
て選定した。この条件によるプラズマエッチングはアン
ダーカットも少なく、ほぼ垂直の側壁を有したU溝を形
成することが可能で、しかもエッチング時の半導体基板
に与えるダメージも少ない。
て、上記のドライエッチングを用いた本発明による窒化
ガリウム系化合物半導体青色発光ダイオードの製造方法
を説明する。図7は本発明の製造方法による窒化ガリウ
ム系化合物半導体青色発光ダイオード1の組立工程直前
の断面図である。図7に示すようにサファイヤ基板10
0の上に、窒化ガリウム系n型半導体バッファ層10
1、窒化ガリウム系n型半導体コンタクト層102が形
成され、その上に、窒化ガリウム系n型半導体クラッド
層103、窒化ガリウム系半導体活性層104、窒化ガ
リウム系p型半導体クラッド層105、窒化ガリウム系
p型半導体コンタクト層106及び窒化ガリウム系n型
半導体コンタクト層102に接続したn側電極108と
窒化ガリウム系p型半導体クラッド層105に接続した
p側電極107が形成されている。n側電極107はp
型半導体コンタクト層106の表面からp型半導体クラ
ッド層105,活性層104,n型半導体クラッド層1
03を貫通して設けられた溝部の底部にn型半導体コン
タクト層102を露出させ、n型半導体コンタクト層1
02とオーミック接触するように形成されている。より
具体的には各層101〜106に用いる窒化ガリウム系
半導体として、Inx Aly Ga1-x-y N化合物半導体
を用いている。これは、その組成(mole fraction )
x,yを調整することで、広範囲の青色発光を実現する
ことができるからである。ここで、組成x,yは、0 ≦
x ≦ 1、0 ≦ y ≦ 1 と、x + y ≦ 1 を満たして
いる。
1は、窒化ガリウム系半導体コンタクト層102と、サ
ファイヤ基板100との格子間の不整合を緩和するもの
である。Inx Aly Ga1-x-y Nの各組成値は、例え
ば、0 ≦ x ≦ 1、0 ≦ y≦ 1 好ましくは、0 ≦ x
≦ 0.5、0 ≦ y ≦ 0.5 に選ばれる。窒化ガリウム系
n型半導体コンタクト層102は、n側電極108に対
して良好なオーミック接触を得るためのものである。I
nx Aly Ga1-x-y Nの各組成値は、窒化ガリウム系
n型半導体コンタクト層102の場合、例えば、0 ≦ x
≦ 1、0 ≦y ≦ 1 好ましくは、0 ≦ x ≦ 0.3、0
≦ y ≦ 0.3 に選ばれる。やはり、n型とするため
に、シリコン(Si)やセレン(Se)といった不純物
が添加されているが、その不純物濃度は、6 x 1018cm-3
である。窒化ガリウム系n型半導体クラッド層103
は、発光領域を形成するpin接合のn側を構成する。
n型半導体クラッド層103に用いるInx Aly Ga
1-x-y Nの各組成値は、発光させたい波長によって適宜
調整されるが、例えば、0 ≦ x ≦ 1、0 ≦ y ≦1好
ましくは、0 ≦ x ≦ 0.3、0.1 ≦ y ≦ 1 に選ばれ
る。又、やはり、n型とするために、SiやSeといっ
た不純物が添加されているが、その不純物濃度は、3 x
1018cm-3である。窒化ガリウム系半導体活性層104
は、発光領域の中心となる領域を形成する層で故意には
不純物をドープしていない層、すなわち実質的に真性半
導体の層である。活性層104に用いるInx Aly G
a1-x-yNの各組成値は、発光させたい波長によって適
宜調整されるが、例えば、0 ≦ x≦ 1、0 ≦ y ≦ 1
好ましくは、0 ≦ x ≦ 0.6、0 ≦ y ≦ 0.5 に選ば
れる。窒化ガリウム系p型半導体クラッド層105は、
発光領域を形成するpin接合のp側を構成する。p型
半導体クラッド層105に用いるInx Aly Ga
1-x-y Nの各組成値は、窒化ガリウム系n型半導体クラ
ッド層103及び窒化ガリウム系半導体活性層104と
の関係で、発光させたい波長によって適宜調整される
が、例えば、0 ≦ x ≦ 1、0 ≦ y ≦ 1 好ましく
は、0 ≦ x ≦ 0.3、0.1 ≦ y ≦ 1.0 に選ばれる。
又、p型とするために、マグネシューム(Mg)、ベリ
リューム(Be)、亜鉛(Zn)といった不純物が添加
されている。不純物濃度は、3 x 1018cm-3である。窒化
ガリウム系p型半導体コンタクト層106は、p側電極
107へのコンタクト面を設けるためのものである。p
型半導体コンタクト層106に用いるInx Aly Ga
1-x-y Nの各組成値は、例えば、0 ≦ x ≦ 1、0 ≦ y
≦ 1 好ましくは、0 ≦ x ≦ 0.3、0 ≦ y ≦ 0.3
に選ばれる。又、p型とするために、やはりMg、B
e、Znといった不純物が添加されている。不純物密度
は、8 x 1018cm-3である。
活性層104の発光にたいして透明な電極である。具体
的には、ITO(インジューム・ティン・オキサイド)
のような金属と酸素の化合物から形成されるが、Al、
Ni、Pt、Pd等の金属を十分薄く形成してもよい。
n側電極108は、もう一方の電極であるが、特に透明
である必要はない。例えば、Ti、Al、Ni、Pt、
Pd等の金属で形成してもよい。
Nの各組成値は、窒化ガリウム系n型半導体クラッド層
103及び窒化ガリウム系p型半導体クラッド層105
のバンドギャップが、窒化ガリウム系半導体活性層10
4のバンドギャップよりも大きくなるよう決められてい
る。このようにすることによって、窒化ガリウム系半導
体活性層104へ注入されるキャリアの量を多くし、発
光強度を更に向上させることができる。
造方法を図8および図9〜13を用いて説明する。
VD等を用いて図9に示すようにn−Inx Aly Ga
1-x-y Nバッファ層101,n−Inx Aly Ga
1-x-y Nコンタクト層102,n−Inx Aly Ga
1-x-y Nクラッド層103,ノンドープInx Aly G
a1-x-y N活性層104,p−Inx Aly Ga1-x-y
Nクラッド層105,p−Inx Aly Ga1-x-y Nコ
ンタクト層106を連続的に積層する。例えば、nクラ
ッド層103の厚さは0.1μm,活性層104の厚さ
は0.2μm,pクラッド層105の厚さは0.5μ
m,pコンタクト層106の厚さは0.1μmとする。
図8に、これらの各層を連続成長するためにMO−CV
D装置の概略の一例を示す。この装置は高周波(RF)
誘導加熱方式の減圧CVD炉で、真空チャンバ20と、
その中に設けられた基板ホルダ21と、反応ガス導入管
22と、排気管23と、基板ホルダ21に置かれた基板
を加熱する高周波コイルとからなっている。ただし高周
波コイルは簡単化のため図示を省略している。図8を用
いた連続エピタキシャル成長は先ず、基板ホルダ21に
サファイヤ基板100を載置し、真空チャンバ20内を
10-2〜10-5Paまで排気する。その後、高周誘導加
熱によりサファイア基板100を昇温し、所定の温度に
維持すると共に、有機金属を含む反応ガスを導入する。
反応ガスとしては、例えば、850℃〜1050℃の基
板温度においてGa(CH3 )3 、In(CH3 )3 、Al (CH
3 )3 及びNH3 等を用いればよく、これらの原料ガスは
水素や窒素等からなるキャリアガスと共に導入される。
成長圧力は、約1Paである。このようにして、バッフ
ァ層101〜コンタクト層106までの窒化ガリウム系
半導体の連続成長が行われる。その際、反応ガスの夫々
の成分比率を切り替えて、各層の成分比を調節する。
又、不純物を添加するために、適宜モノシラン( Si
H4 )やビスシクロペンタディエニールマグネシウム(C
P2 M g)等を導入する。
コンタクト層106が連続的に堆積したサファイア基板
100をCVD炉から取り出し、p−Inx Aly Ga
1-x- y Nコンタクト層106の上部にスパッタリング法
又はCVD法等を用いてエッチング用マスクとしての酸
化膜(SiO2 膜)111を形成する。SiO2 膜を形
成するためのCVD法はプラズマCVD法、光CVD
法、熱CVD法のいずれでもよい。そして図10に示す
ように所定のフォトリソグラフィー技術により酸化膜1
11の上にフォトレジスト112のパターニングをす
る。フォトレジストは例えばAZ等のポジレジストを用
いればよい。酸化膜は例えば300nmの厚さ、フォト
レジストは例えば3μmの厚さとする。
と酸化膜111からなる2層マスクをプラズマエッチン
グ用マスクとして図11に示すようにCl2 及びBCl
3 を用いた平行平板型プラズマエッチングによりp−コ
ンタクト層106,p−クラッド層105,ノンドープ
活性層104,nクラッド層103をエッチングし、深
さ1.2μmのU溝113を形成し、nコンタクト層1
02が露出させる。nコンタクト層102の一部をさら
にエッチングしてもよい。このプラズマエッチングはB
Cl3 の流量50sccm,Cl2 の流量5sccm,
エッチング圧力1Pa,RE出力120Wで10分間行
なえばよい。
て用いたフォトレジスト112をNaOHで除去し、酸
化膜111をHFで除去後、基板を洗浄する。所定のス
ライトエッチングを行ったpコンタクト層106の上
に、CVD法あるいはスパッタリング法によりp側電極
107用のITO膜を形成する。このp側電極107の
パターンニングはいわゆるリフト・オフ法によるもの
で、ITO膜107の堆積の前に、ITO膜107がコ
ンタクトする部分以外の半導体層をフォトレジスト11
4で被膜してから、図12に示すようにITO膜107
を堆積する。この後フォトレジスト114を除去すれば
pコンタクト層106の上部のみにp側電極107のパ
ターンが形成される。
にn側電極108を形成する。n側電極108の形成も
リフト・オフ法を用いる。すなわちn側電極108形成
部分以外をフォトレジスト115でカバーし、Ti,A
l,Ni等の金属材料108をスパッタリング法又は真
空蒸着法で堆積し、その後フォトレジストを除去すれ
ば、U溝の底部のみにn側電極108が形成できる(図
7参照)。
本構造が完成した後、ダイシング工程を行う。すなわち
ダイアモンドカッターで前もってメサエッチングされた
スクライブライン上を切断し、適当な大きさに切り分け
て多数のチップを得る。そしてこれらのチップを所定の
ステム(ワイヤーフレーム)にマウントし、ワイヤボン
ディング後モールディングすれば本発明の青色LEDが
完成する。
グ用のスクライブラインのメサエッチングは、上記
(b),(c)で説明したU溝113のエッチングの前
に行う。すなわち上記(a)の連続エピタキシーの直後
にSiO2 膜を堆積し、SiO2膜とフォトレジストの
2層マスクを用いて、BCl3 とCl2 を用いたドライ
エッチングで行う。これは、窒化ガリウム系半導体の積
層体が形成された基板を、多数のチップに切り分ける
際、その切り口で半導体の特性が悪影響を受けるので、
予め窒化ガリウム系半導体の積層体に溝をつけておくの
である。これはメサ型の半導体一般で行われていること
であるがGa−N系では、従来は良好なメサエッチング
はできなかったのである。本発明においては、カットを
行うスクライブラインの位置に沿って、窒化ガリウム系
n型半導体クラッド層103、窒化ガリウム系半導体活
性層104、窒化ガリウム系p型半導体クラッド層10
5、窒化ガリウム系p型半導体コンタクト層106をプ
ラズマエッチングによって容易かつ正確に部分的に取り
除くことができる。この後、フォトレジストとSiO2
膜とを除去し、基板表面を洗浄後、上記(b)で説明し
たSiO2 膜111のCVDを行なえばよい。結局メサ
エッチングをドライエッチングで行う場合は、SiO2
膜の形成を2回行うことになる。
いたプラズマエッチングによれば、エッチング表面とな
るnコンタクト層102のコンタクト抵抗が、通常成長
されたコンタクト層のコンタクト抵抗10-3Ωcm2 よ
り、1桁から2桁低い10-4〜10-5Ωcm2 が実現で
きている。これは本発明のプラズマエッチングによるn
コンタクト層のダメージが少ないことや、エッチング時
窒素の空孔(vacancy)ができ、この窒素の空孔がn型
となるためエッチング表面のキャリア密度が増加するた
めと考えられる。したがって本発明によれば、発光素子
が実現できる。更に、エッチングダメージを少なくする
ためには、エッチング終了にかけて、ガス流量を変えれ
ば良い。例えば、BCl3 を50SCCMから5SCC
Mへ徐々に減らしていき、同時にCl2 を5SCCMか
ら10SCCMへ徐々に増やしていくことでそれが実現
される。
が、青色LDでも同様に高効率で製造歩留りの高い製品
が実現できる。
して、本発明による化合物半導体を用いた青色発光素子
の製造方法の別の例を説明する。図14(a)は青色発
光素子の平面図、図14(b)は図14(a)のA−A
断面図である。
700の上に、窒化ガリウム系n型半導体バッファ層7
01、窒化ガリウム系真正半導体層702が形成され、
その上に、窒化ガリウム系n型半導体コンタクト層70
3、窒化ガリウム系半導体活性層704、窒化ガリウム
系p型半導体クラッド層705、窒化ガリウム系p型半
導体コンタクト層706及び窒化ガリウム系n型半導体
コンタクト層703に接続したn側電極708と窒化ガ
リウム系p型半導体コンタクト層706に接続したp側
電極707及びパッド710が形成されている。又、パ
ッド710と窒化ガリウム系p型半導体コンタクト層7
06との直接の接触は、酸化シリコン層709によって
避けられている。更に、p側電極707の上部には、酸
化シリコン層711の保護膜が設けられている。
は70μm、窒化ガリウム系n型半導体バッファ層70
1の厚みは300−400Å、窒化ガリウム系真正半導
体層702の厚みは4μm、窒化ガリウム系n型半導体
コンタクト層703の厚みは4μm、窒化ガリウム系半
導体活性層704の厚みは0.2μm、窒化ガリウム系
p型半導体クラッド層705の厚みは0.4μm、、窒
化ガリウム系p型半導体コンタクト層706の厚みは
0.1μmである。n側電極708は、金とチタンとの
2重層となっており、チタンが直接窒化ガリウム系n型
半導体コンタクト層703に接続し、金がコンタクト表
面を形成する。パッド710は、n側電極708と同様
に、金とチタンとの2重層となっている。又、p側電極
707は、ニッケル/金/ニッケルの3重層又は金/ニ
ッケルの2重層となっている。
層703の不純物濃度は2x1018cm-3乃至2x1019c
m-3、窒化ガリウム系p型半導体クラッド層705の不
純物濃度は1x1018cm-3乃至5x1018cm-3、窒化ガリウ
ム系p型半導体コンタクト層706の不純物濃度は2x
1018cm-3乃至1x1019cm-3である。
る窒化ガリウム系半導体としては、Inx Aly Ga
1-x-y N化合物半導体を用いている。その組成(mole f
raction)x,yを調整することで、広範囲の青色発光を
実現することができる。組成x,yは、0 ≦ x ≦ 1、
0 ≦ y ≦ 1 と、x + y ≦ 1 を満たしている。その
他の窒化ガリウム系半導体は、GaNを基本としてい
る。
層703迄のエッチングは、最初の例で既に述べた方法
によって行う。尚、ドライエッチングの場合、エッチン
グ形状は、任意に制御性よくできるので、図14(a)
に示したような形状も容易に形成可能となっている。
して、本発明による化合物半導体を用いた青色発光素子
の製造方法の更に別の例を説明する。ここでは半導体レ
ーザーを利用している。図15(a)は青色発光素子の
平面図、図15(b)は図15(a)のA−A断面図で
ある。
800の上に、窒化ガリウム系n型半導体バッファ層8
01、窒化ガリウム系真正半導体層802が形成され、
その上に、窒化ガリウム系n型半導体コンタクト層80
3、窒化ガリウム系半導体クラッド層804、窒化ガリ
ウム系真正半導体活性層805、窒化ガリウム系p型半
導体の第1クラッド層806、窒化ガリウム系p型半導
体層807、窒化ガリウム系p型半導体の第2クラッド
層808、窒化ガリウム系p型半導体キャップ層80
9、窒化ガリウム系p型半導体コンタクト層810、窒
化ガリウム系n型半導体コンタクト層803に接続した
n側電極811、及び窒化ガリウム系p型半導体コンタ
クト層810に接続したp側電極812が形成されてい
る。
Ga1-x-y Nの組成の窒化ガリウム系半導体からなって
おり、夫々の組成値は、例えば、0 ≦ x ≦ 1、0 ≦ y
≦1 好ましくは、0 ≦ x ≦ 0.3、0 ≦ y ≦ 0.3
に選ばれる。又、窒化ガリウム系p型半導体コンタク
ト層810を積層する前に、窒化ガリウム系p型半導体
の第2クラッド層808と窒化ガリウム系p型半導体キ
ャップ層809は、適当な幅にエッチングされ、エッチ
ング部分にInx Aly Ga1-x-y Nの組成の高抵抗窒
化ガリウム系半導体層813が形成され、その上で窒化
ガリウム系p型半導体コンタクト層810が積層され
る。
は、量子井戸として形成されており、単層の場合100
Å−500Åの厚みであり、複数層の場合には10Å−
100Åの異なるバンドギャップの層を10数層交互に
積層して形成する。
系半導体としては、Inx Aly Ga1-x-y Nの組成の
化合物半導体を用いている。ここで各組成値は、例え
ば、0≦ x ≦ 1、0 ≦ y ≦ 1 好ましくは、0 ≦ x
≦ 0.3、0.1 ≦ y ≦ 1 に選ばれるが、一般に窒化
ガリウム系真正半導体活性層805のバンドギャップ
が、それを挟むクラッド層のバンドギャップよりも小さ
くなるようにしなければならない。
層803迄のエッチングは、最初の例で既に述べた三塩
化ホウ素(BCl3 )と塩素(Cl2 )を含むエッチン
グガスを使用した方法によって行う。更に、このレーザ
ーの共振器端面、即ち図15(a)で上下端、図15
(b)で紙面に平行な面も、同様の方法で行う。
l3 +Cl2 ガスを用いたプラズマエッチングによれ
ば、エッチング表面となるnコンタクト層102のコン
タクト抵抗が、通常成長されたコンタクト層のコンタク
ト抵抗10-3Ωcm2 より、1桁から2桁低い10-4〜
10-5Ωcm2 が実現できている。これは本発明のプラ
ズマエッチングによるnコンタクト層のダメージが少な
いことや、エッチング時窒素の空孔(vacancy )がで
き、この窒素の空孔がn型となるためエッチング表面の
キャリア密度が増加するためと考えられる。
模式図である。
レートの依存性を示す図である。
レートの依存性を示す図である。
レートの依存性を示す図である。
レートの依存性を示す図である。
レートの依存性を示す図である。
発光ダイオードの半導体チップの層構造を示す断面図で
ある。
発光ダイオードの半導体チップの層構造を形成するCD
V装置を示す概略図である。
発光ダイオードの半導体チップの製造方法を説明する工
程断面図である。
色発光ダイオードの半導体チップの製造方法を説明する
工程断面図である。
色発光ダイオードの半導体チップの製造方法を説明する
工程断面図である。
色発光ダイオードの半導体チップの製造方法を説明する
工程断面図である。
色発光ダイオードの半導体チップの製造方法を説明する
工程断面図である。
光素子の平面図、(b)は(a)のA−A断面図であ
る。
(a)のA−A断面図である。
ダイオードの半導体チップの層構造の断面図である。
層 103 窒化ガリウム系n型半導体クラッド層 104、805 窒化ガリウム系半導体活性層 105、808、806 窒化ガリウム系p型半導体ク
ラッド層 106、810 窒化ガリウム系p型半導体コンタクト
層 107 p側電極 108 n側電極 111 酸化膜 809 窒化ガリウム系p型半導体キャップ層 813 高抵抗窒化ガリウム系半導体層
Claims (18)
- 【請求項1】 第1の導電型の窒化ガリウム系半導体か
ら成る第1のクラッド層と、実質的に真性(intrinsic
)な窒化ガリウム系半導体から成る活性層と、前記第
1の導電型とは反対の第2の導電型の窒化ガリウム系半
導体から成る第2のクラッド層からなる積層体を形成す
る工程と、 三塩化ホウ素と塩素を含むエッチングガスによって前記
第2のクラッド層および前記活性層をエッチングする工
程とからなる化合物半導体を用いた青色発光素子の製造
方法。 - 【請求項2】 前記エッチングガスには、三塩化ホウ素
と塩素が夫々20%以上含まれている特徴とする請求項
1記載の化合物半導体を用いた青色発光素子の製造方
法。 - 【請求項3】 前記エッチングは、高周波電力によるプ
ラズマ放電によって行われる特徴とする請求項1記載の
化合物半導体を用いた青色発光素子の製造方法。 - 【請求項4】 前記第1のクラッド層は、n型のInx
Aly Ga1-x-y N化合物半導体であり、前記活性層
は、真性のInx Aly Ga1-x-y N化合物半導体であ
り、前記第2のクラッド層は、p型のInx Aly Ga
1-x-y N化合物半導体である特徴とする請求項1記載の
化合物半導体を用いた青色発光素子の製造方法。 - 【請求項5】 前記積層体形成工程の前に第1の導電型
の窒化ガリウム系半導体から成るバッファ層を、サファ
イヤ基板上に積層する、 組成x,yの値は、前記バッファ層については、0 ≦ x
≦ 0.5、0.5 ≦ y≦ 1、前記第1のクラッド層につい
ては、0 ≦ x ≦ 0.3、0.1 ≦ y ≦ 1、前記活性層に
ついては、0 ≦ x ≦ 0.6、0 ≦ y ≦ 0.5、前記第2
のクラッド層については、0 ≦ x ≦ 0.3、0.1 ≦ y
≦ 1.0である特徴とする請求項1記載の化合物半導体を
用いた青色発光素子の製造方法。 - 【請求項6】 前記エッチングは平行平板型のプラズマ
エッチングである特徴とする請求項1記載の化合物半導
体を用いた青色発光素子の製造方法。 - 【請求項7】 前記エッチングは酸化膜とフォトレジス
トとの2層マスクをエッチング用マスクとした選択エッ
チングである特徴とする請求項1記載の化合物半導体を
用いた青色発光素子の製造方法。 - 【請求項8】 前記選択エッチングにより、ほぼ垂直の
側壁を有したU溝を形成する特徴とする請求項1記載の
化合物半導体を用いた青色発光素子の製造方法。 - 【請求項9】 前記選択エッチングの後に、前記選択エ
ッチングで形成されたU溝の底部に電極を形成する工程
を更に含むことを特徴とする請求項1記載の化合物半導
体を用いた青色発光素子の製造方法。 - 【請求項10】 第1の導電型の窒化ガリウム系半導体
から成る第1のクラッド層と、実質的に真性(intrinsi
c)な窒化ガリウム系半導体から成る活性層と、前記第1
の導電型とは反対の第2の導電型の窒化ガリウム系半導
体から成る第2のクラッド層からなる積層体を形成する
工程と、 該第2のクラッド層の上部に第1のエッチング用マスク
を形成する工程と、 該第1のエッチング用マスクを用いて該積層体の少なく
とも一部を三塩化ホウ素と塩素を含むエッチングガスを
用いてエッチングする第1のドライエッチング工程と、 該第1のエッチング用マスクを除去後、新たな第2のエ
ッチング用マスクを該第2のクラッド層の上部に形成す
る工程と、 該第2のエッチング用マスクを用いて該第2のクラッド
層および該活性層をエッチングする第2のドライエッチ
ング工程とからなる化合物半導体を用いた青色発光素子
の製造方法。 - 【請求項11】 前記第1のエッチング用マスクは酸化
膜とフォトレジストから成る2層マスクであることを特
徴とする請求項10記載の化合物半導体を用いた青色発
光素子の製造方法。 - 【請求項12】 前記第2のエッチング用マスクは酸化
膜とフォトレジストから成る2層マスクであることを特
徴とする請求項10記載の化合物半導体を用いた青色発
光素子の製造方法。 - 【請求項13】 前記第1および第2のドライエッチン
グ工程は平行平板型プラズマエッチング装置を用いたプ
ラズマエッチングであることを特徴とする請求項10記
載の化合物半導体を用いた青色発光素子の製造方法。 - 【請求項14】 前記第2のドライエッチング工程に引
き続き、前記第2のエッチング用マスクを用いて前記第
1のクラッド層の一部をエッチングする工程ことを特徴
とする請求項10記載の化合物半導体を用いた青色発光
素子の製造方法。 - 【請求項15】 前記第1のクラッド層のエッチングの
後に前記第1のクラッド層の一部に第1の電極層を形成
する工程を更に含むことを特徴とする請求項10記載の
化合物半導体を用いた青色発光素子の製造方法。 - 【請求項16】 前記第2のクラッド層の上部の一部に
第2の電極層を形成する工程を更に含むことを特徴とす
る請求項10記載の化合物半導体を用いた青色発光素子
の製造方法。 - 【請求項17】 前記第1のクラッド層は、n型のIn
x Aly Ga1-x-yN化合物半導体であり、前記活性層
は、真性のInx Aly Ga1-x-y N化合物半導体であ
り、前記第2のクラッド層は、p型のInx Aly Ga
1-x-y N化合物半導体であることを特徴とする請求項1
0記載の化合物半導体を用いた青色発光素子の製造方
法。 - 【請求項18】 前記積層体形成工程の前に第1の導電
型の窒化ガリウム系半導体から成るバッファ層を、サフ
ァイヤ基板上に積層する工程を更に含み、 組成x,yの値は、前記バッファ層については、0 ≦ x
≦ 0.5、0.5 ≦ y≦ 1、前記第1のクラッド層につい
ては、0 ≦ x ≦ 0.3、0.1 ≦ y ≦ 1、前記活性層に
ついては、0 ≦ x ≦ 0.6、0 ≦ y ≦ 0.5、前記第2
のクラッド層については、0 ≦ x ≦ 0.3、0.1 ≦ y
≦ 1.0であることを特徴とする請求項10記載の化合物
半導体を用いた青色発光素子の製造方法。
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