JPH09130099A - 実装機の駆動制御方法及び同装置 - Google Patents

実装機の駆動制御方法及び同装置

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JPH09130099A
JPH09130099A JP7283809A JP28380995A JPH09130099A JP H09130099 A JPH09130099 A JP H09130099A JP 7283809 A JP7283809 A JP 7283809A JP 28380995 A JP28380995 A JP 28380995A JP H09130099 A JPH09130099 A JP H09130099A
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axis
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Yuzo Kimiya
祐三 木宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装機におけるヘッドユニットの位置決め時
に移動距離が短い場合の残留振動を低減することによ
り、実装効率の向上を図る。 【解決手段】 支持部材をY軸方向に移動させるための
Y軸サーボモータ9と、ヘッドユニットを上記支持部材
に対してX軸方向に移動させるためのX軸サーボモータ
15と、これらのモータ9,15を制御するコントロー
ラ30とを備える。上記コントローラ30には、上記ヘ
ッドユニットの位置決めの際に目標位置までの駆動位置
及び駆動速度の制御パターンに基づいて上記サーボモー
タ9,15の駆動を制御する制御手段31,32と、目
標位置までの移動距離を演算する演算手段36と、サー
ボモータ9の制御に用いる速度ループゲインを、上記移
動距離に応じ、移動距離が短いときに増大させるように
変更する速度ループゲイン設定手段37とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品装着用のヘッ
ドユニットを平面上でX−Y方向に移動させながら部品
供給部から電子部品を部品装着部にあるプリント基板に
装着するように構成された実装機の駆動制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、部品装着用のヘッドユニット
により部品供給部から電子部品をピックアップしてプリ
ント基板の所定の位置に装着するようにした実装機は一
般に知られている。この種の多くの実装機では、ヘッド
ユニットが実装機本体に対してX−Y方向に移動可能と
なっている。すなわち、この実装機は、基台に配設され
たY軸方向のガイド部材の上に移動可能に配置された支
持部材と、この支持部材に設けられたX軸方向のガイド
部材に移動可能に保持されたヘッドユニットと、基台上
に設けられたボールねじ軸を介して上記支持部材をY軸
方向に駆動するY軸サーボモータと、支持部材に装備さ
れたボールねじ軸を介してヘッドユニットをX軸方向に
駆動するX軸サーボモータとを備えている。
【0003】そして、プリント基板への部品の装着時等
に、上記各サーボモータの駆動が制御されることによ
り、上記支持部材及びヘッドユニットがY軸方向及びX
軸方向の各目標位置まで移動し、ヘッドユニットの位置
決めがなされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の実
装機では、プリント基板の部品装着位置等によって上記
支持部材及びヘッドユニットの移動距離が種々変化する
が、とくに目標位置までの移動距離が短い場合、停止時
に残留振動が生じ易く、この残留振動が実装効率の向上
を妨げるという問題が残されていた。
【0005】すなわち、上記支持部材やヘッドユニット
を移動させるためのサーボモータの制御としては、移動
距離が比較的長い場合、先ず予め設定された最高速度ま
で加速され、この速度で目標位置近くまで定速駆動され
てから、減速されて目標位置で停止されるが、移動距離
が短くて、最高速度になる前に目標位置近くに達するよ
うな場合、加速から直ぐに減速に切替えられる。このよ
うな短距離移動時には、加減速が急激に行なわれるた
め、停止時に残留振動が生じ易くなる。とくに、Y軸方
向には、ヘッドユニット等を支持する支持部材が移動す
ることにより大きなイナーシャが作用し、かつ、比較的
剛性が低いため、上記残留振動が増大し易い。
【0006】なお、一般にサーボモータの制御において
速度ループゲインを大きくすれば残留振動が低減される
傾向がある。しかし、従来の実装機では上記サーボモー
タを制御するときの速度ループゲインが移動距離に関係
なく一定に設定されていて、長距離移動時の騒音規制の
要求を満足するように、速度ループゲインの大きさが制
限されていたため、短距離移動時の残留振動を充分に低
減できなかった。
【0007】そして、このように残留振動が生じると、
目標位置に到達した後も残留振動が減衰されるまでは部
品装着等を精度良く行なうことができないため装着作業
等を遅らせなければならず、また、残留振動が生じ易け
れば加減速度を高めることも困難になる。このため、実
装効率の向上が妨げられていた。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑み、ヘッドユニ
ットの位置決め時に移動距離が短い場合の残留振動を低
減し、実装効率を向上することができる実装機の駆動制
御方法及び同装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の実装機の駆動制
御方法は、実装機本体に対し移動可能とされてサーボモ
ータにより駆動されるヘッドユニットを備え、このヘッ
ドユニットにより、部品供給部から部品をピックアップ
して、プリント基板に装着するようにした実装機におい
て、ヘッドユニットを目標位置まで移動させるように上
記サーボモータを制御することによりヘッドユニットの
位置決めを行なうとともに、このヘッドユニットの位置
決めの際に、サーボモータの制御における速度ループゲ
インを、目標位置までのヘッドユニットの移動距離に応
じ、移動距離が短いときに増大させるように変更するも
のである。
【0010】この方法によると、ヘッドユニットを目標
位置まで移動させるためのサーボモータの制御時に、ヘ
ッドユニットの移動距離が短くて残留振動が生じ易い状
況下では、上記速度ループゲインが増大されることによ
り、効果的に残留振動が低減される。
【0011】この方法が適用される実装機は、例えば、
Y軸方向に延びるガイド部材に移動可能に支持されてサ
ーボモータによりボールねじを介して駆動される支持部
材を備え、この支持部材にヘッドユニットがX軸方向に
移動可能に装着され、上記支持部材の移動及び支持部材
に対するヘッドユニットの移動によりヘッドユニットの
位置決めが行なわれるようになっており、このような実
装機にあっては、ヘッドユニットの位置決めの際に、少
なくともY軸方向のモータ制御における速度ループゲイ
ンをY軸方向移動距離に応じて変更することが好まし
い。
【0012】このようにすれば、Y軸方向移動距離が短
いときにY軸方向のモータ制御における速度ループゲイ
ンが増大されることにより、本来的に残留振動が増大し
易いY軸方向について、その残留振動が効果的に低減さ
れることとなる。
【0013】また、本発明の実装機の駆動制御装置は、
Y軸方向に延びるガイド部材に移動可能に支持されてサ
ーボモータによりボールねじを介して駆動される支持部
材と、この支持部材に対してX軸方向に移動可能に装着
されたヘッドユニットとを備え、このヘッドユニットに
より、部品供給部から部品をピックアップして、プリン
ト基板に装着するようにした実装機において、上記ヘッ
ドユニットの位置決めの際に目標位置までの駆動位置及
び駆動速度の制御パターンに基づいて上記サーボモータ
の駆動を制御する制御手段と、目標位置までの移動距離
を演算する演算手段と、上記制御手段による上記サーボ
モータの制御に用いる速度ループゲインを、上記移動距
離に応じ、移動距離が短いときに増大させるように変更
する速度ループゲイン設定手段とを備えたものである。
【0014】この装置により、上記方法が有効に行なわ
れることとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0016】図1及び図2は実装機全体の構造を概略的
に示している。これらの図において、基台1上には、プ
リント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリント基
板3が上記コンベア2上を搬送され、所定の装着作業用
位置で停止されるようになっている。
【0017】上記コンベア2の側方には、部品供給部4
が配置されている。この部品供給部4は多数列のテープ
フィーダー4aを備えており、各テープフィーダー4a
はそれぞれ、IC、トランジスタ、コンデンサ等の電子
部品を所定間隔おきに収納、保持したテープがリールか
ら導出されるようにするとともに、テープ繰り出し端に
はラチェット式の送り機構を具備し、後述のヘッドユニ
ット5により電子部品がピックアップされるにつれてテ
ープが間欠的に繰り出されるようになっている。
【0018】また、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッドユニット5が装備され、このヘッドユニット5
はX軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平
面上でX軸と直交する方向)に移動することができるよ
うになっている。
【0019】すなわち、上記基台1上には、Y軸方向に
延びる一対の固定レール7と、Y軸サーボモータ9によ
り回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固
定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置され
て、この支持部材11に設けられたナット部分12が上
記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材
11には、X軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サ
ーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが
配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移
動可能に保持され、このヘッドユニット5に設けられた
ナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合
している。そして、Y軸サーボモータ9の作動によりボ
ールねじ軸8が回転して上記支持部材11がY軸方向に
移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動により
ボールねじ軸14が回転して、ヘッドユニット5が支持
部材11に対してX軸方向に移動するようになってい
る。
【0020】上記Y軸サーボモータ9およびX軸サーボ
モータ15にはそれぞれエンコーダからなる位置検出手
段10,16が設けられており、これによって上記ヘッ
ドユニット5の移動位置が検出されるようになってい
る。
【0021】上記ヘッドユニット5には、部品吸着用の
ノズル部材20がX軸方向に複数並べて設けられてい
る。各ノズル部材20は、それぞれヘッドユニット5の
フレームに対して昇降及びノズル軸回りの回転が可能と
され、ヘッドユニット5に装備されたサーボモータ(図
示省略)により作動されるようになっている。また、各
ノズル部材20は図外の負圧供給手段にバルブ等を介し
て接続され、実装作業時に、ノズル部材20に負圧が供
給されることにより部品の吸着が行われるようになって
いる。
【0022】また、上記基台1上には、コンベア2と片
側の部品供給部4との間に部品認識用カメラ17が配置
されており、上記ノズル部材20により吸着された部品
をこのカメラ17で撮像し、それに基づく部品認識処理
により部品吸着状態の判別等を行なうようになってい
る。
【0023】次に、上記実装機の制御系について図3を
用いて説明する。同図は、実装機において、主にヘッド
ユニット5のX−Y平面上での移動を制御する制御系の
一例を示すものである。
【0024】同図に示すように、上記実装機のコントロ
ーラ30には、ヘッドユニット5のX−Y平面上での移
動を統括的に制御する主制御手段31と、主制御手段3
1に接続された軸制御手段32が設けられている。上記
軸制御手段32には、上記Y軸サーボモータ9及びX軸
サーボモータ15が接続されるとともに、これらのサー
ボモータ9,15に設けられた位置検出手段10,16
が接続され、さらに、位置検出手段10,16からの信
号に基づいてX軸、Y軸の各速度を検出する速度検出手
段33が接続されている。
【0025】そして、上記軸制御手段32により、主制
御手段31からの出力情報に基づいてヘッドユニット5
を目標位置へ移動させるべくY軸サーボモータ9及びX
軸サーボモータ15が駆動され、この場合に、位置検出
手段10,16からの位置検出信号や上記速度検出手段
33からの速度検出信号等に応じ、サーボ制御が行なわ
れるようになっている。このサーボ制御は、位置制御ル
ープや速度ループ等を含む閉ループ制御(フィードバッ
ク制御)であって、一般に知られたものであるため、そ
の詳細については説明を省略する。
【0026】また、コントローラ30には、部品の種
類、装着位置等の実装部品に関するデータである実装デ
ータを記憶した実装データ記憶手段34と、上記実装デ
ータに基づいてモータ駆動のためのデータを設定する駆
動データ設定手段35と、上記実装データ等に基づいて
移動距離の演算及び最適な動作条件の設定等を行なう演
算手段36と、上記移動距離等に基づいて上記サーボ制
御における速度ループゲインを設定する速度ループゲイ
ン設定手段37とが設けられており、これらの手段が上
記主制御手段31に接続されている。
【0027】上記駆動データ設定手段35は、X軸及び
Y軸についてそれぞれ加減速度及び最高速度等の駆動デ
ータを、部品の種類等に応じて設定する。例えば、実装
される部品が固定抵抗器やコンデンサ等の小型のチップ
部品である場合には加減速度及び最高速度を比較的高い
値に設定し、QFPやPLCC等の大型で実装精度が要
求される部品である場合には、加減速度及び最高速度を
小型のチップ部品の場合と比べて50%程度というよう
な比較的低い値に設定する。
【0028】また、上記主制御手段31及び演算手段3
6は、移動距離及び上記駆動データ等に基づき、駆動制
御のパターンを設定する。その一例を、図5を算出しつ
つY軸について説明する。Y軸サーボモータ9を制御し
て上記支持部材11をY軸方向目標位置まで移動させる
場合に、その移動距離が充分に大きい場合は、上記駆動
データ設定手段35により設定された加減速度及び最高
速度に基づき、同図中の実線のように、先ず上記最高速
度まで加速を行なわせ、最高速度に達してから目標位置
に近づくまでその速度で定速走行させ、目標位置に近づ
くと減速を行なわせて目標位置で停止させるというよう
なパターンを設定する。ただし、移動距離が同図中に示
す所定距離Yaより短くて、最高速度に達する前に目標
位置に近づいてしまう場合は、加速から直ぐに減速に切
替わる(同図中の破線)ようにする。
【0029】なお、図では制御パターンを最も単純な形
で示したが、制御パターンはこの例に限らず、例えば加
速度及び減速度を次第に変化させるようにしてもよい。
また、X軸の駆動制御についても、Y軸に準じて制御パ
ターンを設定すればよい。
【0030】また、速度ループゲイン設定手段37は、
上記サーボ制御における速度ループの比例ゲインや積分
ゲインを設定し、この場合に、とくにY軸については、
その移動距離に応じ、移動距離が短いときにゲインを増
大させるように変更する。例えば図6に示すように、Y
軸方向の移動距離が上記所定距離Yaよりも長いときは
速度ループゲイン(比例ゲイン、積分ゲイン)を騒音低
減等に有利な第1の設定値G1とする一方、上記所定距
離Yaより短くなると速度ループゲインを大きくして第
2の設定値G2まで変化させる。速度ループゲインの変
化のさせ方としては、上記所定距離Yaを境に第1の設
定値G1と第2の設定値G2とに切替式に変更してもよ
く、あるいは、上記所定距離Yaより短くなったとき
に、距離の短縮につれて次第にゲインを大きくしていく
ようにしてもよい。
【0031】次に、以上のように構成された実装機の部
品装着動作について図4のフローチャートに従って説明
する。
【0032】上記実装機において実装動作が開始される
と、上記ヘッドユニット5が部品供給部4に移動させら
れ、各ノズル部材20により順次、あるいは可能な場合
には同時に複数の部品が吸着される(ステップS1)。
なお、部品の吸装着動作において、各ノズル部材20に
よる吸着部品の種類、吸装位置、あるいは吸着順序等
は、実装動作を最も効率良く行い得るように予め設定さ
れて上記実装データ記憶手段34に記憶されている。
【0033】部品吸着が完了すると、ヘッドユニット5
が部品認識用カメラ17の上方に移動させられて吸着部
品の画像による認識が行われ(ステップS2)、その後
プリント基板3側へと移動させられて部品の装着が行わ
れる。
【0034】このような部品の装着動作において、上記
実装機では以下のステップS3〜S14の処理が繰返し
行われることにより、部品毎にヘッドユニット5及び支
持部材11の動作条件が設定されながら部品の装着が行
われる。
【0035】すなわち、部品認識用カメラ17による部
品認識が完了すると、当該完了時のヘッドユニット5の
現在位置の検出が行われるとともに、目標位置、つまり
最初に部品を装着すべき位置を示すデータが読出され、
これらの現在位置及び目標位置を示すデータからヘッド
ユニット5のX軸方向及びY軸方向の移動距離がそれぞ
れ求められる(ステップS3〜S5)。
【0036】次いで、Y軸方向の移動距離に応じ、Y軸
速度ループゲイン、つまりY軸のサーボ制御における速
度ループの比例ゲイン及び積分ゲインが設定される(ス
テップS6)。このとき、前述のように、上記所定距離
Yaより短くなると速度ループゲインが大きくされる
(図6参照)。
【0037】さらに、メイン軸決定のための予備計算と
して、ステップS5で求められたX軸及びY軸方向の移
動距離に基づき、ヘッドユニット5及びナット部材11
を共に最高速度で移動させるとした場合のX軸及びY軸
方向の目標位置への移動時間が求められる(ステップS
7)。この移動時間の計算に基づいてX軸、Y軸等の駆
動軸のうちでメイン軸が決定され(ステップS8)、こ
の場合、各軸のうちで移動に要する時間が長い方がメイ
ン軸とされる。
【0038】そして、まず、メイン軸方向の動作条件が
求められ、このメイン軸方向の動作条件を加味してサブ
軸方向の動作条件が求められる(ステップS9,S1
0)。この場合、X軸方向の目標位置への位置決めとY
軸方向の目標位置への位置決めが同時到着制御により行
われるように、つまり支持部材11でのヘッドユニット
5の目標位置への到達と支持部材11の目標位置への到
達が同時に完了するように、動作条件が定められる。
【0039】具体的には、例えば、メイン軸がY軸であ
る場合、まず、部品の種類等に基づいてY軸の加減速度
や最高速度等が設定され、Y軸方向の目標位置までの移
動距離に応じ、前述の図5に示すような駆動制御パター
ンが設定される。そして、このようにY軸方向の動作条
件が求められると、この条件でのY軸方向の位置決めに
要する時間が求められる。また、サブ軸であるX軸につ
いても加減速度や最高速度等が設定されて駆動制御パタ
ーンが設定されるが、この場合に、Y軸方向の位置決め
に要する時間と、X軸方向の目標位置までの移動距離と
に基づき、目標位置への到達がY軸と同時に完了するよ
うに、加減速度等が調整される。
【0040】こうして部品装着のための動作条件が決定
すると、この条件に基づき、ヘッドユニット5及び支持
部材11が目標位置に到達するまで、X軸サーボモータ
15及びY軸サーボモータ9に対するサーボ制御が実行
される(ステップS11,S12)。つまり、駆動制御
パターンに従ってサーボモータ9,15を駆動させるよ
うに位置検出信号及び速度検出信号等に応じたフィード
バック制御が行なわれ、この際、Y軸については速度ル
ープの比例ゲイン及び積分ゲインとして上記ステップS
6で設定された値が用いられる。
【0041】上記ヘッドユニット5及び支持部材11が
目標位置に到達すると、プリント基板に対する部品の装
着が行なわれる(ステップS13)。そして、当該部品
の装着が完了すると、ステップS14において、さらに
装着すべき部品が有る否かが判断され、部品が有る場合
にはステップS3にリターンされ、次回の部品装着のた
めの動作条件が求められる。一方、装着すべき部品が無
い場合には、ステップS1にリターンされ、次回装着す
べき部品を吸着すべくヘッドユニット5が部品供給部4
側に移動させられる。
【0042】このように上記実装機によれば、部品装着
のための位置決め時等に、目標位置までヘッドユニット
5及び支持部材11を移動させるべくサーボモータ9,
15に対するサーボ制御が行なわれ、この場合に、とく
にY軸サーボモータ9の制御においてはY軸移動距離に
応じて速度ループゲインが変更され、Y軸移動距離が上
記所定距離Yaよりも長い場合は騒音の増大を招かない
ように速度ループゲインが比較的小さい値とされるが、
Y軸移動距離が上記所定距離Yaよりも短い場合は速度
ループゲインが増大されることにより、効果的に残留振
動の低減が図られる。
【0043】すなわち、一般にこの種の実装機のヘッド
ユニット駆動系統において、移動距離が短くて最高速度
に達する前に加速から減速に切替わるような場合、停止
時に残留振動が発生し易く、とくにY軸方向には、ヘッ
ドユニット5等を支持した支持部材11による大きなイ
ナーシャが作用するとともに、剛性が比較的低いことか
ら、残留振動が増大し易い。これに対し、サーボ制御に
おいて速度ループゲインを大きくすると残留振動が小さ
くなる傾向があるため、とくに残留振動が増大し易いY
軸方向についての短距離移動時に速度ループゲインが増
大されることにより、効果的に残留振動が低減される。
【0044】そして、このように残留振動が低減される
と、加減速度を高めることができるとともに、停止して
から残留振動が減衰するまでの待ち時間が短くなるの
で、実装時間の短縮が可能となる。
【0045】なお、上記実施形態の実装機は、本発明の
加速度制御装置が適用される実装機の一例であって、そ
の具体的な構成、あるいは制御方法等は、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0046】例えば、上記実施形態では、Y軸方向のサ
ーボ制御についてのみ移動距離に応じて速度ループゲイ
ンを変更しているが、X軸方向のサーボ制御についても
同様に移動距離に応じて速度ループゲインを変更するよ
うにしてもよい。
【0047】また、図4に示す例では速度ループゲイン
の設定、動作条件の設定及びこれらの設定に基づくサー
ボ制御を部品装着位置への移動の際に行なうようにして
いるが、部品供給部4における部品吸着動作や、部品認
識用カメラ17による部品認識のための動作を含めた一
連の実装動作において実施するようにしても構わない。
このようにすれば、一連の実装動作における各部での停
止時の残留振動を効果的に抑え、実装効率をより一層高
めることが可能となる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、実装機のヘッドユニットを目
標位置まで移動させるように上記サーボモータを制御す
ることによりヘッドユニットの位置決めを行なう際に、
サーボモータの制御における速度ループゲインを、目標
位置までのヘッドユニットの移動距離に応じ、移動距離
が短いときに増大させるようにしているため、ヘッドユ
ニットの移動距離が短くて残留振動が生じ易い状況下に
ある場合に、上記速度ループゲインの増大により、効果
的に残留振動を低減することができる。従って、部品装
着時等にヘッドユニットが停止してから残留振動が減衰
するまでの待ち時間を短縮することができるとともに、
サーボモータの加減速度を大きくすることができ、これ
らによって実装効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動制御装置が適用される実装機を示
す概略平面図である。
【図2】上記実装機を示す概略正面図である。
【図3】上記実装機においてヘッドユニットの移動を制
御する制御系の一例を示すブロック図である。
【図4】実装制御の一例を示すフローチャートである。
【図5】駆動制御パターンを例示する説明図である。
【図6】Y軸移動距離と速度ループゲインとの関係を示
す図である。
【符号の説明】
5 ヘッドユニット 9 Y軸サーボモータ 15 X軸サーボモータ 10,16 位置検出手段 30 コントローラ 31 主制御手段 32 軸制御手段 36 演算手段 37 速度ループゲイン設定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装機本体に対し移動可能とされてサー
    ボモータにより駆動されるヘッドユニットを備え、この
    ヘッドユニットにより、部品供給部から部品をピックア
    ップして、プリント基板に装着するようにした実装機に
    おいて、ヘッドユニットを目標位置まで移動させるよう
    に上記サーボモータを制御することによりヘッドユニッ
    トの位置決めを行なうとともに、このヘッドユニットの
    位置決めの際に、サーボモータの制御における速度ルー
    プゲインを、目標位置までのヘッドユニットの移動距離
    に応じ、移動距離が短いときに増大させるように変更す
    ることを特徴とする実装機の駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 実装機はY軸方向に延びるガイド部材に
    移動可能に支持されてサーボモータによりボールねじを
    介して駆動される支持部材を備え、この支持部材にヘッ
    ドユニットがX軸方向に移動可能に装着され、上記支持
    部材の移動及び支持部材に対するヘッドユニットの移動
    によりヘッドユニットの位置決めが行なわれるようにな
    っているものであって、ヘッドユニットの位置決めの際
    に、少なくともY軸方向のモータ制御における速度ルー
    プゲインをY軸方向移動距離に応じて変更することを特
    徴とする請求項1記載の実装機の駆動制御方法。
  3. 【請求項3】 Y軸方向に延びるガイド部材に移動可能
    に支持されてサーボモータによりボールねじを介して駆
    動される支持部材と、この支持部材に対してX軸方向に
    移動可能に装着されたヘッドユニットとを備え、このヘ
    ッドユニットにより、部品供給部から部品をピックアッ
    プして、プリント基板に装着するようにした実装機にお
    いて、上記ヘッドユニットの位置決めの際に目標位置ま
    での駆動位置及び駆動速度の制御パターンに基づいて上
    記サーボモータの駆動を制御する制御手段と、目標位置
    までの移動距離を演算する演算手段と、上記制御手段に
    よる上記サーボモータの制御に用いる速度ループゲイン
    を、上記移動距離に応じ、移動距離が短いときに増大さ
    せるように変更する速度ループゲイン設定手段とを備え
    たことを特徴とする実装機の駆動制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024218833A1 (ja) * 2023-04-17 2024-10-24 株式会社Fuji 情報処理装置、実装関連装置、実装システム、情報処理方法及び実装関連装置の制御方法

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